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JP2006105610A - 全反射減衰を利用した測定装置及び方法 - Google Patents

全反射減衰を利用した測定装置及び方法 Download PDF

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JP2006105610A JP2004288539A JP2004288539A JP2006105610A JP 2006105610 A JP2006105610 A JP 2006105610A JP 2004288539 A JP2004288539 A JP 2004288539A JP 2004288539 A JP2004288539 A JP 2004288539A JP 2006105610 A JP2006105610 A JP 2006105610A
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Katsuaki Muraishi
勝明 村石
Nobuhiko Ogura
信彦 小倉
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】 カーブフィッティングに適した反応曲線を簡単に得られるようにする。
【解決手段】 測定装置は、まず、初期の濃度でアナライト溶液を調製し、このアナライト溶液をSPRセンサに送液してリガンドとの反応状況を測定する測定処理を行う。そして、この測定処理で得られた測定データと、予め記憶した参照値とを比較して、測定データの適性を判定する。測定データが適当と判定された場合には、この測定データに基づいてカーブフィッティングを行って、反応速度定数が求められる。測定データが不適当と判定された場合には、この測定データに基づいて、次回の測定処理に使用するアナライト溶液の濃度を決定する。決定した濃度のアナライト溶液を調製し、その溶液で測定処理を行う。測定装置は、適当な測定データが得られるまでこうした手順を繰り返す。
【選択図】 図7

Description

本発明は、試料の反応状況を測定する全反射減衰を利用した測定装置及び方法に関するものである。
例えば、タンパク質やDNAなどの生化学物質の相互作用を調べたり、薬品のスクリーニングを行う場合において、試料の反応を測定する測定装置として、全反射減衰を利用した測定装置が知られている。
全反射減衰を利用した測定装置は、透明な誘電体上に形成された薄膜の一方の面であるセンサ面上において試料の反応を生じさせ、前記センサ面の裏面の光入射面に全反射条件を満たすように光を入射させ、その反射光の減衰状況を検出することにより前記反応を測定する。こうした全反射減衰を利用した測定装置の1つに、表面プラズモン共鳴(Surface Plasmon Resonance)現象を利用した測定装置(以下、SPR測定装置という)がある。表面プラズモンとは、金属中の自由電子が集団的に振動することによって生じ、その金属の表面に沿って進む自由電子の粗密波である。
SPR測定装置は、透明な誘電体上に形成された薄膜として金属膜を使用し、この金属膜の一方の面をセンサ面として、このセンサ面にSPRを発生させ、そこで生じる物質の反応状況をSPRを検出することにより測定する。
金属膜のセンサ面の裏面から、全反射条件を満足するように(臨界角以上の入射角で)光を照射すると、その光入射面において全反射が起こるが、入射光のうちわずかな光は反射せずに金属膜内を通過して、センサ面に染み出す。この染み出した光波がエバネッセント波と呼ばれる。このエバネッセント波と表面プラズモンの振動数が一致して共鳴すると(SPRが発生すると)、反射光の強度が大きく減衰する。SPR測定装置は、前記光入射面で反射する反射光の減衰を捉えることにより、その裏側のセンサ面で発生するSPRを検出する。
SPRを発生させるための光の入射角(共鳴角)は、エバネッセント波および表面プラズモンが伝播する媒質の屈折率に依存する。言い換えると、媒質の屈折率が変化すれば、SPRを発生させる共鳴角が変化する。センサ面と接する物質は、エバネッセント波および表面プラズモンを伝播させる媒質となるので、例えば、センサ面において、2種類の分子間の結合や解離などの化学反応が生じると、それが媒質の屈折率の変化として顕れて、共鳴角が変化する。SPR測定装置は、この共鳴角の変化を捉えることにより分子間の相互作用を測定する。
生化学分野の実験や研究においては、タンパク質、DNA、薬品などが、リガンドやアナライトとして使用される。例えば、薬品のスクリーニングを行う場合には、リガンドとして、タンパク質などの生体物質を使用し、このセンサ面にアナライトとなる複数種類の薬品を接触させて、それらの相互作用を調べる。
下記特許文献1に記載のSPR測定装置は、金属膜に光を入射させるための光学系として、Kretschmann配置を採用している。Kretschmann配置では、金属膜の光入射面と、この光入射面に向けて全反射条件を満足するように照射された光を集光するプリズムとが接合される。センサ面には、リガンドが固定され、センサ面と対向する位置には、アナライトを流す流路が配置される。この流路にアナライトを送液して、アナライトとリガンドとを接触させ、そのときのSPRの発生を検出することによりそれらの相互作用が測定される。
SPR測定では、センサ面上におけるリガンドとアナライトの反応状況がSPR信号としてリアルタイムに出力されるので、このSPR信号の経時変化を表す反応曲線に基づいて反応速度定数を求めることで、リガンドとアナライトの相互作用を速度論的に解析することができる。反応速度定数は、測定によって得られた反応曲線に対して、非線形最小二乗法などの計算方法を駆使してカーブフィッティングを行うことにより求められる。
カーブフィッティングに適した反応曲線の形状は経験的に知られており、こうした適当な形状の反応曲線を得るために、段階的にアナライトの濃度を変化させて、繰り返しSPR信号の測定が行われる。
例えば、薬品のスクリーニングを行う場合など、未知の化合物を測定する場合には、そもそも反応するか否かも不明であることが多いので、まず、高濃度のアナライト溶液を作製して測定を行い、反応するか否かを確認する。反応が生じる場合には、1回目の測定時よりも低濃度の溶液を作製して2回目の測定を行う。そして、例えば、得られた反応曲線の反応初期の立ち上がりが大きすぎる場合には、さらに低濃度の溶液を作製して測定を行う。こうした作業が、適当な形状の反応曲線が得られるまで繰り返される。適当な反応曲線が得られた場合には、その反応曲線に基づいてカーブフィッティングを行って反応速度定数が求められる。
カーブフィッティングの計算手法自体はよく知られており、適当な反応曲線が得ることさえできれば、既存の計算ソフトウエアなどを使用して反応速度定数を比較的容易に求めることができる。
特開平6−167443号公報
しかしながら、カーブフィッティングに適当な反応曲線を得るためのアナライト溶液の濃度決定や、その濃度の溶液を調整する作業は、実験者による手作業が多く、非常に煩わしい。また、こうした作業を手作業に任せると、判断ミスや計算ミスが生じるおそれもあるため、徒に実験が長時間化したり、判断ミスや計算ミスによって謝った分析結果が生じる懸念もある。
本発明は、カーブフィッティングに適当な反応曲線を簡単に得ることができる全反射条件を利用した測定装置を提供することを目的とする。
本発明の全反射条件を利用した測定装置は、透明な誘電体上に形成され一方の面が試料の反応を検知するためのセンサ面となる薄膜を持つセンサを用い、前記センサ面へ前記試料を溶媒に溶かした試料溶液を送液するとともに、前記センサ面の裏側の光入射面に全反射条件を満たすように光を入射させ、前記光入射面における反射光を受光して、その減衰状況を検出する測定処理を行い、前記センサ面における試料の反応状況を表す測定データを出力する測定手段を備えた全反射条件を利用した測定装置において、前記試料溶液と希釈液とを混合させて指定された濃度の試料溶液を調整する溶液調整手段と、この溶液調製手段で調製された試料溶液を用いて前記測定処理を行い、予めメモリに記憶された参照値と前記測定部から出力された測定データとを比較して前記測定データの適性を判定する判定手段と、前記判定手段が不適当と判定した場合に、不適当と判定された前記測定データに基づいて、次回の測定処理の測定条件としてその測定処理に用いられる試料溶液の濃度を決定する濃度決定手段とを備えており、この濃度決定手段によって決定された濃度の前記試料溶液を、前記溶液調整手段によって調整し、調整された前記試料溶液を用いて前記測定処理を再度実行することを特徴とする。
前記判定手段が前記測定手段から出力される測定データを適当と判定するまでの間、前記測定手段に対して、前記濃度決定手段が決定した濃度の前記試料溶液を用いた前記測定処理を繰り返すように指示する制御手段を設けることが好ましい。
さらに、前記判定手段が前記測定データを適当と判定した場合に、当該測定データに基づいてカーブフィッティングを行って前記試料の反応速度定数を求める反応速度定数算出手段を設けることが好ましい。
前記溶液調整手段は、前記試料が保管される試料保管部と、前記希釈液が保管される希釈液保管部と、前記試料保管部と前記希釈液保管部とにアクセスして各液を吸引して混合する混合手段とからなることが好ましい。
前記参照値は、前記カーブフィッティングに適した反応曲線の傾きであることが好ましい。
前記判定手段は、前記参照値と前記測定データから得られる反応曲線の傾きとを比較して、前記測定データの適性を判定することが好ましい。
前記濃度決定手段は、前記測定データから得られる反応曲線の傾きをA、前記参照値に記憶された傾きをBとしたときに、前回の濃度をB/A倍して次回の濃度を決定することが好ましい。
本発明の全反射条件を利用した測定方法は、透明な誘電体上に形成され一方の面が試料の反応を検知するためのセンサ面となる薄膜を持つセンサを用い、前記センサ面へ前記試料を溶媒に溶かした試料溶液を送液するとともに、前記センサ面の裏側の光入射面に全反射条件を満たすように光を入射させ、前記光入射面における反射光を受光して、その減衰状況を検出する測定処理を行い、前記センサ面における試料の反応状況を表す測定データを測定手段を用いて出力する測定データ出力ステップと、判定手段によって、前記測定データと、予めメモリに記憶された参照値とを比較して、前記測定データが、前記試料の特性を解析するために適しているかどうかを判定するデータ適性判定ステップと、前記判定手段が不適当と判定した場合に、不適当と判定された前記測定データに基づいて、次回の測定処理の測定条件としてその測定処理に用いられる試料溶液の濃度を決定する濃度決定ステップと、溶液調製手段を用いて、試料溶液と希釈液とを混合させて、決定した濃度の試料溶液を調整する溶液調製ステップとからなり、前記溶液調整ステップで調整された前記試料溶液を用いて前記測定処理を再度実行することを特徴とする。
前記データ適性判定ステップで測定データが適当と判定されるまでの間、前記測定処理が繰り返し実行されることが好ましい。
さらに、前記判定手段が前記測定データを適当と判定した場合に、当該測定データに基づいてカーブフィッティングを行って前記試料の反応速度定数を求める反応速度定数算出ステップを設けることが好ましい。
本発明は、溶液調製手段によって、試料溶液と希釈液とを混合させて指定された濃度の試料溶液を調整し、測定手段によって、調製された試料溶液を用いて前記測定処理を行い、判定手段によって、予めメモリに記憶された参照値と前記測定部から出力された測定データとを比較して前記測定データの適性を判定し、前記判定手段が不適当と判定した場合に、不適当と判定された前記測定データに基づいて、次回の測定処理の測定条件としてその測定処理に用いられる試料溶液の濃度決定を行って、再び前記測定処理を行うようにしたから、カーブフィッティングに適当な反応曲線を簡単に得ることができる。
図1に示すように、SPRを利用した測定方法は、大きく分けて、固定工程と、測定工程(データ読み取り工程)と、データ解析工程との3つの工程からなる。SPR測定装置は、固定工程を行う固定機10と、測定工程を行う測定機11と、測定機11によって得られたデータを解析するデータ解析機91(図4参照)からなる。
測定は、SPRセンサであるセンサユニット12を用いて行われる。センサユニット12は、一方の面が、SPRが発生するセンサ面13aとなる金属膜13と、このセンサ面13aの裏面の光入射面13bと接合されるプリズム14と、前記センサ面13aと対向して配置され、リガンドやアナライトが送液される流路16とを備えている。
金属膜13としては、例えば、金が使用され、その膜厚は、例えば、500オングストロームである。この膜厚は、金属膜の素材、照射される光の発光波長等に応じて適宜選択される。プリズム14は、光入射面13bに向けて、全反射条件を満たすように照射された光を集光する。流路16は、略U字形に屈曲された送液管であり、液体を注入する注入口16aと、それを排出する排出口16bとを持っている。流路16の管径は、例えば、約1mm程度であり、注入口16aと排出口16bの間隔は、例えば、約10mm程度である。
また、流路16の底部は、開放されており、この開放部位はセンサ面13aによって覆われて密閉される。これら流路16とセンサ面13aによってセンサセル17が構成される。後述するように、センサユニット12は、こうしたセンサセル17を複数個備えている(図2参照)。
固定工程は、センサ面13aにリガンドを固定する工程である。固定工程は、センサユニット12を固定機10にセットして行われる。固定機10には、1対のピペット19a,19bからなるピペット対19が設けられている。ピペット対19は、各ピペット19a,19bが、注入口16aと排出口16bのそれぞれに挿入される。各ピペット19a,19bは、それぞれが流路16への液体の注入と、流路16からの吸い出しを行う機能を備えており、一方が注入動作を行っているときには、他方が吸い出し動作を行うというように、互いに連動する。このピペット対19を用いて、注入口16aから、リガンドを溶媒に溶かしたリガンド溶液21が注入される。
センサ面13aのほぼ中央部には、リガンドと結合するリンカー膜22が形成されている。このリンカー膜22は、センサユニット12の製造段階において予め形成される。リンカー膜22は、リガンドを固定するための固定基となるので、固定するリガンドの種類に応じて適宜選択される。
リガンド溶液21を注入するリガンド固定化処理を行う前に、前処理として、まず、リンカー膜22に対して、固定用バッファ液を送液してリンカー膜22を湿らせた後、リンカー膜22へリガンドが結合しやすくするためにリンカー膜22の活性化処理が施される。例えば、アミンカップリング法では、リンカー膜22としてカルボキシメチルデキストランが使用され、リガンド内のアミノ基をこのデキストランに直接共有結合させる。この場合の活性化液としては、N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリド(EDC)とN−ヒドロキシコハク酸イミド(NHS)との混合液が使用される。この活性化処理の後、固定用バッファによって流路16が洗浄される。
固定用バッファや、リガンド溶液21の溶媒(希釈液)としては、例えば、各種のバッファ液(緩衝液)の他、生理的食塩水に代表される生理的塩類溶液や、純水が使用される。これらの各液の種類、pH値、混合物の種類及びその濃度等は、リガンドの種類に応じて適宜決められる。例えば、リガンドとして生体物質を使用する場合には、pH値を中性付近に調整した生理的食塩水が使用される場合が多い。しかし、上記アミンカップリング法では、リンカー膜22は、カルボキシメチルデキストランにより負(マイナス)に帯電するので、このリンカー膜22と結合しやすいようにタンパク質を陽(プラス)に帯電させるため、生理的とはいえない高濃度のリン酸塩を含む緩衝作用の強いリン酸緩衝溶液(PBS:phosphatic−buffered,saline)等が使用される場合もある。
こうした活性化処理及び洗浄が行われた後、センサセル17へリガンド溶液21が注入されてリガンド固定化処理が行われる。リガンド溶液21が流路16へ注入されると、溶液中で拡散しているリガンド21aが徐々にリンカー膜22へ近づいて、結合する。こうしてセンサ面13aにリガンド21aが固定される。固定化には、通常、約1時間程度かかり、この間、センサユニット12は、温度を含む環境条件が所定の条件に設定された状態で、保管される。なお、固定化が進行している間、流路16内のリガンド溶液21を静置しておいてもよいが、流路16内のリガンド溶液21を攪拌して流動させることが好ましい。こうすることで、リガンドとリンカー膜22との結合が促進され、リガンドの固定量を増加させることができる。
センサ面13aへのリガンド21aの固定化が完了すると、前記流路16からリガンド溶液21が排出される。リガンド溶液21は、ピペット19bによって吸い出されて排出される。固定化が完了したセンサ面13aは、流路16へ洗浄液が注入されて洗浄処理が行われる。この洗浄後、必要に応じて、ブロッキング液を流路16へ注入して、リンカー膜22のうち、リガンドが結合しなかった反応基を失活させるブロッキング処理が行われる。ブロッキング液としては、例えば、エタノールアミン−ヒドロクロライドが使用される。このブロッキング処理の後、再び流路16が洗浄される。この後、後述するように、流路16には、乾燥防止液が注入される。こうして、センサユニット12は、センサ面13aが乾燥防止液に浸された状態で、測定までの間、保管される。
測定工程は、センサユニット12を測定機11にセットして行われる。測定機11にも、固定機10のピペット対19と同様のピペット対26が設けられている。このピペット対26によって、注入口16aから、流路16へ各種の液が注入される。測定工程では、まず、流路16へ測定用バッファが注入される。この後、アナライトを溶媒に溶かしたアナライト溶液27を注入し、その後、再び測定用バッファが注入される。なお、最初に測定用バッファを注入する前に、いったん流路16の洗浄を行ってもよい。データの読み取りは、基準となる信号レベルを検出するために、最初に測定用バッファを注入した直後から開始され、アナライト溶液27の注入後、再び測定用バッファが注入されるまでの間行われる。これにより、基準レベルの検出、アナライトとリガンドの反応状況(結合状況)、測定用バッファ注入による結合したアナライトとリガンドの脱離までの信号を測定することができる。
また、図示しないが、リンカー膜22上には、リガンドが固定されアナライトとリガンドとの反応が生じる反応領域(act)と、リガンドが固定されず、前記反応領域の信号測定に際しての参照信号を得るためのリファレンス領域(ref)とが形成される。このリファレンス領域は、上述したリンカー膜22を製膜する際に形成される。形成方法としては、例えば、リンカー膜22に対して表面処理を施して、リンカー膜22の半分程度の領域について、リガンドと結合する結合基を失活させる。これにより、リンカー膜22の半分が反応領域となり、残りの半分がリファレンス領域となる。
これら各領域のact信号とref信号は、基準レベルの検出から結合反応を経て脱離に至るまで、同時に計測される。データ解析は、こうして得られたact信号とref信号の差や比を求めて行われる。データ解析機91は、例えば、act信号とref信号との差分データを求め、この差分データを測定データとし、これに基づいて解析を行う。こうすることで、センサユニットや各センサセルの個体差や、装置の機械的な変動や、液体の温度変化等、外乱に起因するノイズをキャンセルすることが可能となり、S/N比の良好な信号が得られる。
測定用バッファや、アナライト溶液27の溶媒(希釈液)としては、例えば、各種のバッファ液(緩衝液)の他、生理的食塩水に代表される生理的塩類溶液や、純水が使用される。これらの各液の種類、pH値、混合物の種類及びその濃度等は、リガンドの種類に応じて適宜決められる。例えば、アナライトを溶けやすくするために、生理的食塩水にDMSO(ジメチル−スルホ−オキシド)を含ませてもよい。このDMSOは、信号レベルに大きく影響する。上述したとおり測定用バッファは基準レベルの検出に用いられるので、アナライトの溶媒中にDMSOが含まれる場合には、そのDMSO濃度と同程度のDMSO濃度を持つ測定用バッファを使用することが好ましい。
なお、アナライト溶液27は、長期間(例えば、1年)保管されることも多く、そうした場合には、経時変化によって、初期のDMSO濃度と測定時のDMSO濃度との間に濃度差が生じてしまう場合がある。厳密な測定を行う必要がある場合には、こうした濃度差をアナライト溶液27を注入したときのref信号レベルから推定し、測定データに対して補正(DMSO濃度補正)が行われる。このDMSO濃度補正のための補正データは、アナライト溶液27を注入する前に、DMSO濃度が異なる複数種類の測定用バッファをセンサセル17に注入して、このときのDMSO濃度変化に応じた、ref信号レベルとact信号レベルのそれぞれの変化量を調べることにより求められる。
測定部31は、照明部32と検出器33からなる。上述したとおり、リガンドとアナライトの反応状況は、共鳴角(光入射面に対して照射された光の入射角)の変化として顕れるので、照明部32は、全反射条件を満足する様々な入射角の光を光入射面13bに対して照射する。照明部32は、例えば、光源34と、集光レンズ、拡散板、偏光板を含む光学系36とからなり、配置位置及び設置角度は、照明光の入射角が、上記全反射条件を満足するように調整される。
光源34としては、例えば、LED(Light Emitting Diode),LD(Laser Diode),SLD(Super Luminescent Diode)等の発光素子が使用される。こうした発光素子を1個使用し、この単一光源から1つのセンサセルに向けて光が照射される。なお、複数のセンサセルを同時に測定するような場合には、単一光源からの光を分光して複数のセンサセルに照射してもよいし、各センサセルに対して発光素子が1つずつ割り当てられるように複数の発光素子を並べて使用してもよい。拡散板は、光源34からの光を拡散して、発光面内の光量ムラを抑える。偏光板は、照射光のうち、SPRを生じさせるp偏光のみを通過させる。なお、LDを使用する場合等、光源が発する光線自体の偏光の向きが揃っている場合には、偏光板は不要である。また、偏光が揃っている光源を使用した場合でも、拡散板を通過することにより、偏光の向きが不揃いになってしまう場合には、偏光板を使用して偏光の向きが揃えられる。こうして拡散及び偏光された光は、集光レンズによって集光されてプリズム14に照射される。これにより、光強度にバラツキがなく様々な入射角を持つ光線を光入射面13bに入射させることができる。
検出器33は、光入射面13bで反射する光を受光して、その光強度を検出する。光入射面13bには、様々な角度で光線が入射するので、光入射面13bでは、それらの光線が、それぞれの入射角に応じて様々な反射角で反射する。アナライトとリガンドの反応状況に応じて共鳴角が変化すると、光強度が減衰する反射角も変化する。検出器33は、例えば、CCDエリアセンサが使用され、この反射角の変化を、受光面内における反射光の減衰位置の推移として捉える。検出器33は、こうして得た、反応状況を表す測定データをSPR信号として、データ解析機91に出力する。データ解析工程では、測定機11で得た測定データを解析して、アナライトの特性を分析する。
なお、測定部31の構成が明確になるように、便宜的に、図上、光入射面13bへの入射光線及びそこで反射する反射光線の向きが、流路16内の液体の流れ方向と平行になるように、照明部32及び検出器33を配置した形態で示しているが、本実施形態では、入射光線及び反射光線の向きが、前記流れ方向と直交する方向に照射されるように、照明部32及び検出器33が配置される(図4参照)。もちろん、測定部31をこの図1に示しているように配置して測定してもよい。
図2は、センサユニット12の分解斜視図である。センサユニット12は、流路16が形成される流路部材41と、上面に金属膜13が形成されたプリズム14と、流路部材41を、その底面をプリズム14の上面と接合させた状態で、保持する保持部材42と、保持部材42の上方に配置される蓋部材43とからなる。
流路部材41には、例えば、3つの流路16が形成されている。流路部材41は、長尺状をしており、3つの流路16は、その長手方向に沿って配列されている。この流路16は、その底面に接合される金属膜13とともにセンサセル17(図1参照)を構成する。そのため、流路部材41は、金属膜13との密着性を高めるために、弾性部材、例えば、ゴムや、PDMS(ポリジメチルシロキサン)で形成されている。これにより、流路部材41の底面をプリズム14の上面に圧接すると、流路部材41が弾性変形して金属膜13との接合面の隙間が埋められて、各流路16の開放された底部がプリズム14の上面によって水密に覆われる。なお、本例では、流路16の数が3つの例で説明したが、もちろん、流路16の数は、3つに限らず、1つまたは2つであってもよいし、4つ以上でもよい。
プリズム14には、その上面に、蒸着によって金属膜13が形成される。この金属膜13は、流路部材41に形成された複数の流路16と対向するように短冊状に形成される。さらに、この金属膜13の上面(センサ面13a)には、各流路16に対応する部位に、リンカー膜22が形成される。また、プリズム14の長手方向の両側面には、保持部材42の係合部42aと係合する係合爪14aが設けられている。これらの係合により、流路部材41が保持部材42とプリズム14とによって挟み込まれ、その底面とプリズム14の上面とが圧接した状態で保持される。こうして、流路部材41、金属膜13及びプリズム14が一体化される。
また、プリズム14の短辺方向の両端部には、突部14bが設けられている。後述するように、センサユニット12は、ホルダ52(図3参照)に収納された状態で、固定が行われる。突部14bは、ホルダ52と係合することにより、センサユニット12をホルダ内の所定の収納位置に位置決めするためのものである。
保持部材42の上部には、各流路16の注入口16a及び排出口16bに対応する位置に、ピペット(19a,19b,26a,26b)の先端が進入する受け入れ口42bが形成されている。受け入れ口42bは、ピペットから吐出される液体が各注入口16aへ導かれるように、漏斗形状をしている。保持部材42が流路部材41を挟み込んでプリズム14と係合すると、受け入れ口42bの下面は、注入口16a及び排出口16bと接合して、受け入れ口42bと流路16とが連結される。
また、これら各受け入れ口42bの両脇には、円筒形のボス42cが設けられている。これらのボス42cは、蓋部材43に形成された穴43aと嵌合して、蓋部材43を位置決めするためのものである。蓋部材43は、受け入れ口42b及びボス42cに対応する位置に穴が空けられた両面テープ44によって、保持部材42の上面に貼り付けられる。
蓋部材43は、流路16に通じる受け入れ口42bを覆うことで、流路16内の液体の蒸発を防止する。蓋部材43は、弾性部材、例えば、ゴムやプラスチックで形成されており、各受け入れ口42bに対応する位置に、十字形のスリット43bが形成されている。蓋部材43は、流路16内の液体の蒸発を防止するためのものであるから、受け入れ口42bを覆う必要があるが、完全に覆ってしまっては、ピペットを受け入れ口42bに挿入することができない。そこで、スリット43bを形成することで、ピペットの挿入を可能とするとともに、ピペットを挿入していない状態では、受け入れ口42bが塞がれるようにしている。スリット43bは、ピペットが押し込まれると、スリット43bの周辺が弾性変形(図1参照)して、スリット43bの口が大きく開いて、ピペットを受け入れる。そして、ピペットを抜くと、弾性力によってスリット43bが初期状態に復帰して、受け入れ口42bを塞ぐ。
図3に示すように、固定機10は、筐体のベースとなる筐体ベース50上に、複数のセンサユニット12を載置する載置スペース51が確保されている。センサユニット12は、この載置スペース51で載置された状態で固定工程のすべての処理が施される。したがって、この載置スペース51は、センサユニット12に対して固定工程を実行する固定ステージとなる。
センサユニット12は、ホルダ52に収納された状態で固定機10にセットされる。ホルダ52は、センサユニット12を複数個(例えば、8個)収納できるようになっている。ホルダ52には、センサユニット12の突部14bと嵌合して、センサユニット12を位置決めする嵌合部が設けられている。また、ホルダ52の底部は、センサユニット12の両端部を支持する支持部を除いて、開口になっている。後述するように、測定工程において、センサユニット12をホルダ52から取り出す場合には、この開口から押し上げ部材81a(図4参照)が挿入されてセンサユニット12が押し上げられる。
載置スペース51には、ホルダ52を、例えば、10個並べて配置することができるようになっており、その数に応じた台座53が設けられている。各台座53上には、ホルダ52を位置決めする位置決め用のボスが設けられている。
固定機10には、ヘッド本体にピペット対19を3組連装したピペットヘッド54が設けられている。このピペットヘッド54が、載置スペース51に配列されたセンサユニット12にアクセスして、液体の注入や排出を行う。ピペットヘッド54には、ピペット対19が3組設けられているので、1つのセンサユニット12に含まれる3つのセンサセル17に対して同時に液体を注入(及び排出)することができる。固定機10には、図示しないコントローラが設けられており、このコントローラによって、各ピペット対19の吸い込みや吐き出しの動作に関して、そのタイミング、吸い込み量及び吐き出し量等が、ピペットヘッド54ごとにそれぞれ制御される。
筐体ベース50には、このピペットヘッド54をX、Y、Zの3方向に移動させるヘッド移動機構56が設けられている。ヘッド移動機構56は、例えば、搬送ベルト、プーリ、キャリッジ、モータ等から構成される周知の移動機構であり、ピペットヘッド54を上下させる昇降機構と、この昇降機構ごとピペットヘッド54をY方向へ移動自在に保持するガイドレール58を含むY方向移動機構と、前記ガイドレール58を両端で保持し、ガイドレール58毎、ピペットヘッド54をX方向へ移動させるX方向移動機構とからなる。ヘッド移動機構56は、コントローラによって制御されており、コントローラは、このヘッド移動機構56を駆動して、ピペットヘッド54の上下左右の位置を制御する。
筐体ベース50上には、流路16へ注入する種々の液体(リガンド溶液、洗浄液、固定用バッファ,乾燥防止液,活性化液,ブロッキング液等)を保管する複数の液保管部61が設けられている。液保管部61の数は、使用する液体の種類に応じて決定される。各液保管部61には、挿入口が6個並べて設けられている。この挿入口の数及び配列ピッチは、ピペットヘッド54のピペットの数と配列ピッチに応じて決められる。ピペットヘッド54は、センサセル17へ液体を注入する場合には、各液保管部61へアクセスして、所望の液体を吸い込み、その後、載置スペース51へ移動して、センサユニット12へ注入する。
また、筐体ベース50上には、ピペットチップ62を保管するピペットチップ保管部63が設けられている。ピペットチップ62は、ピペット19a,19bの先端部に交換可能に取り付けられる。ピペットチップ62は、液体と直接接触するので、このピペットチップ62を介して異種の液体の混液が生じないように、使用する液体毎に交換される。各ピペット19a,19bには、ピペットチップ62のピックアップとリリースを行う機構が設けられており、ピペットチップ62の交換が自動的に行われるようになっている。ピペットチップ62を交換する際には、ピペットヘッド54は、まず、使用済みのピペットチップ62を図示しない廃却部でリリースし、この後、ピペットチップ保管部63にアクセスして未使用のピペットチップ62をピックアップする。
また、符合64は、複数のウエル状の升がマトリックスに配列されたウエルプレートであり、ピペットで吸い上げた液体を一時的に保管したり、複数種類の液体を混合して混合液を調整したりする際に用いられる。
固定を開始する際には、固定機10の筐体はカバー(図示せず)によって覆われて、載置スペース51を含む固定機10の内部は、外部から遮蔽される。固定機10内の温度は、温度調節器(図示せず)によって調節が可能になっている。センサセル17にリガンドを注入後、センサ面13aへのリガンド21aの固定化が完了するまでの間、センサユニット12は、載置スペース51上で所定時間保管される。この保管中に、必要に応じて流路16内のリガンド溶液21が攪拌される。この間の固定化の進行度合いは、センサユニット12の環境条件(温度)によって左右される。そのため、温度調節器によって固定機10の内部温度が所定の温度に保たれる。設定される温度や静置時間等は、リガンド21aの種類等に応じて適宜決められる。
固定が完了すると、センサセル17に対して、バッファ(洗浄液)が注入される。バッファは、センサセル17をリガンド溶液で満たしたままの状態で、バッファを吸い込んだピペット19aをスリット43bへ挿入して、センサセル17へ注入される。バッファが注入口16aから流路へ吐き出されると、流路16に注入済みのリガンド溶液が排出口16bに向けて押し出されて、排出される。そして、ピペット19aの注入動作に連動して吸い込み動作を行うピペット19bによって、排出されるバッファが吸い込まれる。これにより、センサセル17内の液の置換(入れ替え)が行われる。
そして、洗浄が終了した後、上記と同様の手順によって、センサセル17に対して、リガンド21aの乾燥を防止する乾燥防止液が注入されて、すでに注入済みのバッファと、新たに注入された乾燥防止液との置換が行われる。この置換が終了したセンサユニット12は、リガンド21aが固定されたセンサ面13aが乾燥防止液に浸された状態で、ホルダ52毎、測定機11へ受け渡される。これにより、測定が開始されるまでの間、リガンドが乾燥してしまうことはない。
乾燥防止液としては、例えば、各種のバッファ液(緩衝液)の他、生理的食塩水に代表される生理的塩類溶液や、純水が使用される。これらの各液の種類、pH値、混合物の種類及びその濃度等は、リガンドの種類に応じて適宜決められる。この乾燥防止液は、リガンド21aの乾燥を防止するためのものであるから、センサ面13a上のリガンド21aを浸すだけの量を注入すれば足りるが、蒸発する分を考慮して、少し多めに、例えば、流路16を満たす程度の量を注入しておくとよい。
図4に示すように、測定機11は、ホルダ搬送機構71、ピックアップ機構72、ヘッド移動機構73、測定ステージ74からなり、これらの各部が筐体75に収容されている。ホルダ搬送機構71は、搬送ベルト76と、この搬送ベルト76に取り付けられたキャリッジ77と、このキャリッジ77に取り付けられ、固定済みのセンサユニット12が収納されたホルダ52を載置するプレート78とからなる。ホルダ搬送機構71は、ホルダ52が載置されたプレート78をX方向へ移動させることにより、ホルダ52内の各センサユニット12を、ピックアップ機構72がピックアップするピックアップ位置へ運ぶ。
ピックアップ機構72は、ホルダ52からセンサユニット12をピックアップする機構であり、ホルダ52に収納されたセンサユニット12を下方から上方に向けて押し上げる押し上げ機構81と、この押し上げ機構81によってホルダ52の上方に押し上げられたセンサユニット12を両脇から挟み込んで保持するハンドリングヘッド82とからなる。
上述したとおり、ホルダ52の底部は開口になっており、また、プレート78も、その開口に対応する位置が中空になっている。押し上げ機構81は、プレート78の下方から上昇して、プレート78を通過し、ホルダ52の開口へ進入してセンサユニット12の底面と当接して、これを押し上げる押し上げ部材81aと、この押し上げ部材81aを駆動して上下に昇降させる押し上げ部材駆動機構81bとからなる。
ハンドリングヘッド82は、センサユニット12を挟み込む1対の爪が設けられており、この爪でセンサユニット12を掴んで保持する。ハンドリングヘッド82は、ヘッド本体82aがナット84を介してボールネジ86に取り付けられており、ホルダ53上方のピックアップ位置と、測定ステージ74との間で移動自在に設けられている。ハンドリングヘッド82は、ピックアップ位置でセンサユニット12を掴み、それを保持した状態でY方向へ移動して、センサユニット12を測定ステージ74へ運ぶ。また、測定が終了した後、ピックアップ位置へ復帰して、使用済みのセンサユニット12をホルダ53上でリリースしてホルダ53へ戻す。
測定ステージ74には、センサユニット12が配置される位置の下方に、照明部32と、検出器33とが配置されている。センサユニット12は、複数のセンサセル17を有しており、測定は各センサセル17毎に行われる。測定ステージ74では、センサユニット12を各センサセル17の配列ピッチでY方向に移動させることにより、各センサセル17を、照明部32の光路上の測定位置に順次進入させる。
なお、この図に示すように、センサユニット12へ照射される入射光線及びセンサ面13aで反射する反射光線の向きと、センサセル17の配列方向、すなわち、流路16の水平部分の流れ方向とが直交するように、照明部32及び検出器33が配置される。
ヘッド移動機構73は、ピペット対26を有するピペットヘッド87を、X,Y,Zの3方向に移動させることにより、ピペットヘッド87を測定位置にあるセンサユニット12と、ウエルプレート88〜90が載置されたテーブル92との間で、往復させる。ヘッド移動機構73は、固定機10のヘッド移動機構56とほぼ同様の構成である。ピペットヘッド87は、ピペット対26が取り付けられるヘッド本体に、各ピペット26a,26bに吸引と吐出を行わせるピペット駆動部が設けられている。ピペット駆動部は、各ピペット26a,26bを駆動して、吸引及び吐出を行わせる。
メカコントローラ85は、ホルダ搬送機構71、ピックアップ機構72、ヘッド移動機構73、ピペットヘッド87などの測定機11のメカ機構を制御する。測定処理の際には、メカコントローラ85は、ピペットヘッド87をテーブル92にアクセスさせて、所定量のアナライト溶液27を吸引させ、この後、測定ステージ74に移動させて、測定対象となるセンサセル17に吸引したアナライト溶液27を注入させる。ピペットヘッド87は、測定対象となる特定のセンサセル17に対して、1つずつ、液体の注入及び排出を行うものであるから、固定機10のピペットヘッド54とは異なり、ピペット対26が1組だけ設けられている。
テーブル92上には、液体を収容する複数のウエルがマトリックス状に形成されている3つのウエルプレート88,89,90が載置されている。ウエルプレート88は、アナライト溶液27を収容するアナライト溶液保管部である。各ウエルには、例えば、異なる種類のアナライト溶液27が収容される。また、ウエルプレート89は、アナライト溶液27の濃度を薄める希釈液を収容する希釈液保管部である。ウエルプレート90は、これらアナライト溶液27と希釈液とを混合させて濃度を薄める場合に使用される液混合部である。なお、図示しないが、測定機11には、ピペット対26がアクセス可能な位置に、測定用バッファや洗浄液を収容する液保管部、交換用ピペットチップを収容するピペットチップ保管部が設けられている。
上述したとおり、測定データの解析に際しては、アナライトの反応速度定数を求めるために、カーブフィッティングが行われるが、このカーブフィッティングを行うためには、それに適した形状の反応曲線が必要である。図5は、異なる濃度の複数のアナライト溶液の反応曲線を示すグラフである。例えば、反応曲線Aが最も濃度が高く、反応曲線B、反応曲線Cと順に濃度が低くなり、反応曲線Dが最も濃度が低い。曲線Aでは、反応初期の信号レベルの立ち上がり(傾き)が急で、その後、徐々に傾きが緩やかになってくる。濃度が低くなるにつれ、反応初期の立ち上がり方が緩やかになってくるとともに、信号レベルの絶対値も低くなる。また、曲線A〜Dは、すべてリガンドとの反応を生じた場合の反応曲線であるが、未知の化合物の中には、反応しないものもあり、その場合には、信号レベルに変化が生じない。このように、濃度によって反応曲線の形状が異なる。カーブフィッティングに適した反応曲線の形状は、例えば、反応初期の傾きがある範囲内に収まっていなければならないというように、経験的に知られている。
そこで、未知の化合物の測定を行う場合には、まず、高濃度のアナライト溶液で測定処理を行って、反応するか否かを調べる。そして、反応が生じる場合には、段階的に濃度を薄めて測定処理を行って、カーブフィッティングに適した反応曲線を得る。測定機11は、こうした作業、すなわち、高い濃度から薄い濃度へ段階的にアナライト溶液27の濃度を調整しながら、カーブフィッティングに適した反応曲線が得られるまで、異なる濃度のアナライト溶液27で測定処理を自動的に繰り返す機能を備えている。
ピペットヘッド87は、測定処理に際して、各ウエルプレート88〜90にアクセスして、アナライト溶液27の濃度調製を行う。アナライト溶液27の濃度を薄める場合には、まず、ピペットヘッド87がウエルプレート88にアクセスして、所定量のアナライト溶液27を吸引して、ウエルプレート90の特定のウエルに運ぶ。次に、ピペットヘッド87がウエルプレート89にアクセスして所定量の希釈液を吸引した後、これを先にアナライト溶液27を入れたウエルプレート90の特定のウエルに吐き出して混合する。こうして、指定された濃度のアナライト溶液27が調製される。
測定処理が行われると、検出器33から出力された測定データ(SPR信号)は、データ解析機91に送信される。データ解析機91は、この測定データに基づいて、アナライトとリガンドの反応状況を分析する。
図6に示すように、データ解析機91は、通信I/F101、CPU102、測定条件決定部103、メモリ104、反応速度定数算出部105、ディスプレイ106からなる。CPU102は、データ解析機91の各部を制御して、測定機11から出力された測定データを解析するとともに、測定部31に対して測定処理の実行指示をしたり、ピペットヘッド87に対して、アナライト溶液27のセンサユニット12への注入処理や、アナライト溶液27の濃度調製処理の実行指示をするなど、測定機11の各部を統括的にコントロールする。通信I/F101は、データ解析機91と測定機11との間で測定データや制御信号を通信可能に接続するインターフェースである。
CPU102は、データ解析に際して、まず、測定データがカーブフィッティングに適しているかどうかを判定する。メモリ104は、RAMやROMの他、HDDなどのデータストレージデバイスで構成されており、CPU102が実行する制御プログラムなどの各種プログラムを記憶したり、作業用のメモリとして使用される。
また、メモリ104には、CPU102が、測定データの適性(カーブフィッティングに対する)を判定する際の参照値を記憶する。参照値は、例えば、カーブフィッティングに適した反応曲線の反応初期の信号の立ち上がりの傾きである。CPU102は、まず、測定部31から送られた測定データに基づいて反応曲線を生成し、その反応初期の傾きを求める。測定処理によって実測された傾きをA、参照値として予め記憶している適性な傾きをBとすると、CPU102は、適性な傾きBと、実測した傾きAを比較して、その差が所定の範囲内に収まっている場合には、測定データがカーブフィッティングに適していると判定し、前記範囲外にある場合には、不適当と判定する。また、傾きAが0の場合には、測定に使用したアナライトがリガンドと反応しない旨を測定結果としてディスプレイ106に出力し、その時点で以後の測定処理が中止される。
測定条件決定部103は、CPU102が測定データを不適当と判定した場合に、次回の測定処理の測定条件であるアナライト溶液27の濃度を決定する。測定条件決定部103は、例えば、初回の測定処理のアナライト溶液27の濃度に対して、B/A倍した値を、次回の測定処理の濃度として決定する。例えば、初回の濃度D1が2%で、その溶液で測定処理をした結果、実測された傾きAが10であり、適性な傾きBが5であるとすると、次回の濃度D2=初回の濃度D1×B/Aで求められるので、2%×5/10=1%となる。
こうして決定された濃度情報(測定条件)は、通信I/F101を通じて、測定機11に送られる。CPU102は、測定機11に対して、前記濃度情報を送信するとともに、その濃度のアナライト溶液27を調製し、調製したアナライト溶液27を使用して測定処理を行うように指示する。測定機11は、CPU102からの指示に基づいて、濃度調製処理と測定処理とを行い、その測定データを再びデータ解析機91に出力する。こうした濃度調製処理と測定処理とが、CPU102が、カーブフィッティングに適した測定データが得られるまで繰り返される。反応速度定数算出部105は、測定データに基づいて、カーブフィッティングを行って、反応速度定数を算出する。算出された反応速度定数に基づいて、アナライトの特性が分析される。
以下、上記構成による作用について図7のフローチャートを参照しながら説明する。データ解析機91は、測定機11に対して1回目の測定処理を指示する。初回の測定処理に使用されるアナライト溶液27の濃度は、予め決められており、この初期の濃度のアナライト溶液27がピペットヘッド87によって調製される。この調製されたアナライト溶液27で1回目の測定処理が行われる。測定機11は、測定データをデータ解析機91に出力する。CPU102は、上述の手順により、測定データの適性を判定する。測定データが適当と判定された場合には、その測定データが反応速度定数算出部105に送られる。反応速度定数算出部105は、その測定データに基づいてカーブフィッティングを行って反応速度定数を求める。
他方、測定データが不適当と判定された場合には、その測定データに基づいて、測定条件決定部103が次回の測定処理の測定条件(濃度)を決定する。この濃度情報は、測定機11に送られる。測定機11は、濃度情報に基づいて指定された濃度のアナライト溶液27を調製し、調製したアナライト溶液27を使用して2回目の測定処理を実行する。この2回目の測定データは再びデータ解析機91へ送られる。データ解析91は、その測定データの適性を判定し、適当と判定した場合には、反応速度定数を求める。
不適当と判定した場合には、再度、次回の測定処理の濃度決定を行い、測定機11に対して、その濃度のアナライト溶液27の調製と、測定処理を指示する。こうした手順が、適当な測定データが得られるまで繰り返される。
このように、カーブフィッティングに適当な反応曲線を得るための、測定データの適性判断、不適当と判定された場合の次回のアナライト溶液の濃度決定処理、決定した濃度のアナライト溶液の調製処理、調製されたアナライト溶液を使用する再測定処理という一連のプロセスが自動的に行われるので、従来実験者が手作業で行わっていた煩わしい作業が解消される。また、自動化したことにより、実験者の判断ミスや計算ミスを防止することができるので、実験時間の短時間化や、謝った分析が回避される。
本実施形態においては、反応曲線の傾きを調べることにより、測定データの適性を判定しているが、判定基準としては、傾きに限られず、反応初期の信号レベルの絶対値、信号レベルが安定するまでに要する時間などを使用してもよい。
上記実施形態では、測定処理よって得られた測定データが適当と判断されるまでの間、データ適性判断を繰り返し実行するようにしているが、実際には、1回の濃度決定で適切な濃度が求められることも多い。そのような場合には、2回目の測定処理によって得られた測定データの適性判断を行うことなく、当該測定データが適性であると推定して、反応速度決定処理に進むようにしてもよい。
また、センサとして、金属膜、流路、プリズムを一体化したセンサユニットの例で説明したが、センサとしては、ガラス基板上に金属膜を形成したチップ型センサを用いてもよい。この場合には、センサ面へ送液する流路やプリズムは、装置側に組み込まれる。
なお、上記例では、測定処理、アナライト溶液調製処理を行う測定機と、測定データの適性判定処理と次回の濃度決定処理とを行うデータ解析機とを別々の筐体で構成した例で説明しているが、これらは1つの筐体で構成されていてもよい。また、データ解析機に反応速度定数算出部を設けた例で説明しているが、反応速度定数の算出を、データ解析機では行わず、他のコンピュータなどを使用して行うようにしてもよい。
なお、上記例では、試料としてアナライトとリガンドを使用し、アナライト溶液の濃度を調製して、両者の反応を測定する例で説明したが、センサ面におけるいずれか一方の試料の反応を測定する場合に適用してもよい。
なお、本実施形態では、SPRセンサを用いて、センサ面上にSPRを発生させて、そのときの反射光の減衰を検出するSPR測定装置の例で説明したが、本発明は、SPR測定装置に限らず、全反射減衰を利用した測定装置に適用することができる。SPRセンサの他に、全反射減衰を利用するセンサとしては、例えば、漏洩モードセンサが知られている。漏洩モードセンサは、誘電体と、この上に順に層設されたクラッド層と光導波層とによって構成された薄膜とからなり、この薄膜の一方の面がセンサ面となり、他方の面が光入射面となる。光入射面に全反射条件を満たすように光を入射させると、その一部が前記クラッド層を通過して前記光導波層に取り込まれる。そして、この光導波層において弾性表面波(surface acoustic wave,SAW)が生じると、前記光入射面における反射光が大きく減衰する。弾性表面波が生じる入射角は、SPRの共鳴角と同様に、センサ面上の媒質の屈折率に応じて変化する。この反射光の減衰を検出することにより、前記センサ面上の試料の反応が測定される。
SPR測定方法の説明図である。 センサユニットの構成図である。 固定機の構成図である。 測定機の構成図である。 時間とSPR信号との相関図である。 データ解析機の電気構成を示すブロック図である。 カーブフィッティングに適した測定データの取得手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 固定機
11 測定機
12 センサユニット
16 流路
85 メカコントローラ
87 ピペットヘッド
88,89,90 ウエルプレート
91 データ解析機
101 通信I/F
102 CPU
103 測定条件決定部
104 メモリ
105 反応速度定数決定部

Claims (10)

  1. 透明な誘電体上に形成され一方の面が試料の反応を検知するためのセンサ面となる薄膜を持つセンサを用い、前記センサ面へ前記試料を溶媒に溶かした試料溶液を送液するとともに、前記センサ面の裏側の光入射面に全反射条件を満たすように光を入射させ、前記光入射面における反射光を受光して、その減衰状況を検出する測定処理を行い、前記センサ面における試料の反応状況を表す測定データを出力する測定手段を備えた全反射減衰を利用した測定装置において、
    前記試料溶液と希釈液とを混合させて指定された濃度の試料溶液を調整する溶液調整手段と、
    この溶液調製手段で調製された試料溶液を用いて前記測定処理を行い、予めメモリに記憶された参照値と前記測定部から出力された測定データとを比較して前記測定データの適性を判定する判定手段と、
    前記判定手段が不適当と判定した場合に、不適当と判定された前記測定データに基づいて、次回の測定処理の測定条件としてその測定処理に用いられる試料溶液の濃度を決定する濃度決定手段とを備えており、
    この濃度決定手段によって決定した濃度の前記試料溶液を、前記溶液調整手段によって調整し、調整された前記試料溶液を用いて前記測定処理を再度実行することを特徴とする全反射減衰を利用した測定装置。
  2. 前記判定手段が前記測定手段から出力される測定データを適当と判定するまでの間、前記測定手段に対して、前記濃度決定手段が決定した濃度の前記試料溶液を用いた前記測定処理を繰り返すように指示する制御手段とを設けたことを特徴とする全反射減衰を利用した請求項1記載の測定装置。
  3. さらに、前記判定手段が前記測定データを適当と判定した場合に、当該測定データに基づいてカーブフィッティングを行って前記試料の反応速度定数を求める反応速度定数算出手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の全反射減衰を利用した測定装置。
  4. 前記溶液調整手段は、前記試料が保管される試料保管部と、前記希釈液が保管される希釈液保管部と、前記試料保管部と前記希釈液保管部とにアクセスして各液を吸引して混合する混合手段とからなることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の全反射減衰を利用した測定装置。
  5. 前記参照値は、前記カーブフィッティングに適した反応曲線の傾きであることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の全反射減衰を利用した測定装置。
  6. 前記判定手段は、前記参照値と前記測定データから得られる反応曲線の傾きとを比較して、前記測定データの適性を判定することを特徴とする請求項5記載の全反射減衰を利用した測定装置。
  7. 前記濃度決定手段は、前記測定データから得られる反応曲線の傾きをA、前記参照値に記憶された傾きをBとしたときに、前回の濃度をB/A倍して次回の濃度を決定することを特徴とする請求項5又は6記載の全反射減衰を利用した測定装置。
  8. 透明な誘電体上に形成され一方の面が試料の反応を検知するためのセンサ面となる薄膜を持つセンサを用い、前記センサ面へ前記試料を溶媒に溶かした試料溶液を送液するとともに、前記センサ面の裏側の光入射面に全反射条件を満たすように光を入射させ、前記光入射面における反射光を受光して、その減衰状況を検出する測定処理を行い、前記センサ面における試料の反応状況を表す測定データを測定手段を用いて出力する測定データ出力ステップと、
    判定手段によって、前記測定データと、予めメモリに記憶された参照値とを比較して、前記測定データが、前記試料の特性を解析するために適しているかどうかを判定するデータ適性判定ステップと、
    前記判定手段が不適当と判定した場合に、不適当と判定された前記測定データに基づいて、次回の測定処理の測定条件としてその測定処理に用いられる試料溶液の濃度を決定する濃度決定ステップと、
    溶液調製手段を用いて、試料溶液と希釈液とを混合させて、決定した濃度の試料溶液を調整する溶液調製ステップとからなり、
    前記溶液調整ステップで調整された前記試料溶液を用いて前記測定処理を再度実行することを特徴とする全反射減衰を利用した測定方法。
  9. 前記データ適性判定ステップで測定データが適当と判定されるまでの間、前記測定処理が繰り返し実行されることを特徴とする請求項8記載の全反射減衰を利用した測定方法。
  10. さらに、前記判定手段が前記測定データを適当と判定した場合に、当該測定データに基づいてカーブフィッティングを行って前記試料の反応速度定数を求める反応速度定数算出ステップを設けたことを特徴とする請求項8又は9記載の全反射減衰を利用した測定方法。
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