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JP2006104390A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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JP2006104390A
JP2006104390A JP2004295398A JP2004295398A JP2006104390A JP 2006104390 A JP2006104390 A JP 2006104390A JP 2004295398 A JP2004295398 A JP 2004295398A JP 2004295398 A JP2004295398 A JP 2004295398A JP 2006104390 A JP2006104390 A JP 2006104390A
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carbon atoms
component
hydrocarbon group
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liquid detergent
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JP2004295398A
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Yoshiyuki Hashimoto
賀之 橋本
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DKS Co Ltd
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Abstract

【課題】洗浄力と柔軟性付与の双方において実用上満足しかつ黄ばみの問題を解消し、皮膚刺激性が低く、易生分解性と低水生生物毒性をも達成した液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】分岐型の含有量が50%以上である飽和1級アルコールから誘導された下記化学式(1)で表される非イオン界面活性剤(A)と、アニオン界面活性剤(B)と、カチオン界面活性剤(C)とを含有し、これら各成分の固形分重量比が(A)/[(B)+(C)]=1/1〜20/1であり、かつ(B)/(C)=2/1〜1/2であるものとする。
Figure 2006104390

(Rは炭素数8〜10の炭化水素基の含有量が80%以上である炭化水素基を示し、−(AO)−は炭素数が3および/または4のオキシアルキレン基を示し、−(EO)−は炭素数が2のオキシエチレン基を示す。また、n、mはそれぞれアルキレンオキシドの平均付加モル数を示し、nは0〜5、mは1〜50である。)
【選択図】なし

Description

本発明は液体洗浄剤組成物に関し、特に繊維製品に用いられる液体洗浄剤組成物に関する。
液体洗浄剤は、液体の特性から種々の機能を有する成分を配合し易い上、衣類に対してソフトなイメージがある為に、従来から複数の機能を二次的に付与した製品が開発されている。なかでも衣類に対する洗浄作用と柔軟化作用は、元来相反する作用により発現する機能である為、柔軟化作用を付与した液体洗浄剤の開発が以前から行われてきた。
例えば特開昭57−105496号公報には特定の非イオン界面活性剤と、アニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤とアミンオキシドからなる酸性液体洗浄剤組成物が開示されているが、洗浄力については弱アルカリ性重質液体洗剤に比べ満足のいくものではない。また、特開昭62−48796号公報には、アニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤と非イオン界面活性剤から成る液体洗浄剤組成物が開示されているが、固体粒子汚れの分散性については満足のいくものではない。また、特開平9−255988号公報等には、柔軟化作用を有する液体洗浄剤組成物が開示されているが、いずれも軽質洗剤を目的としたものであり、洗浄力については充分なものではない。このように、衣類柔軟化基剤を含む液体洗浄剤組成物は、洗浄力や固体粒子汚れの分散力に課題があり、重質洗剤レベルの洗浄力と充分な柔軟化効果を併せ持つ液体洗剤が望まれている。
これに対し、ノニオン界面活性剤に繊維柔軟化効果を有する第4級アンモニウム塩を配合した液体洗浄剤が、特開昭53−43708号公報、特開昭54−39413号公報、特開平11−315299号公報等に開示されているが、第4級アンモニウム塩を含む洗浄剤で洗濯した場合、繊維、特に綿衣料に柔軟性を付与するものの、洗浄水中の鉄分の吸着により布類の黄ばみを生じるといった問題があった。
また、ウール、絹、アクリル等のセーターやブラウス等のデリケートな繊維素材を対象とした洗浄剤、いわゆるライト系洗剤においては、製品自体が中性で、且つ、洗浄と同時に柔軟性を付与する事が好ましく、ノニオン性界面活性剤を主成分としてアニオン界面活性剤およびカチオン界面活性剤を適宜組み合わせた組成物が特開昭56−152898号公報、特開昭56−152899号公報、特開昭61−97396号公報、特開昭62−70498号公報等に例示されている。しかしながら、アクリル等の合成繊維から綿等の親水性繊維まで繊維の種類を問わずに十分な柔軟性付与効果を示し、かつ布類の黄ばみを生じない洗浄剤は得られていない。
特開平11−315299号公報 特開平9−255988号公報
本発明は、前述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、実用上満足し得る洗浄力を示しながら、柔軟性付与効果においても満足し得る液体洗浄剤組成物であって、布類の黄ばみを生じず、かつ皮膚刺激性が低く、易生分解性と低水生生物毒性をも達成した液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、実用上満足し得る洗浄力と柔軟性付与の双方を実現するのに必要な諸条件について探索した結果、特定の化学構造を有し、好ましくは特定の臨界ミセル濃度(cmc)の範囲内にある非イオン界面活性剤を必須成分として使用することで、相反する洗浄性と柔軟性付与効果を両立し得、黄ばみの問題も解決でき、かつ皮膚刺激性を低減し、易生分解性と低水生生物毒性をも達成できる、実用上極めて有用な液体洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物は、炭素数8〜10の飽和アルコールの含有量が80%(重量%、以下同様)以上であり、かつ分岐型アルコールの含有量が50%以上である飽和1級アルコールから誘導された下記化学式(1)で表される非イオン界面活性剤である成分(A)と、アニオン界面活性剤である成分(B)と、カチオン界面活性剤である成分(C)とを含有し、これら各成分の固形分重量比が(A)/[(B)+(C)]=1/1〜20/1であり、かつ(B)/(C)=2/1〜1/2であるものとする(請求項1)。
Figure 2006104390
(Rは炭素数8〜10の炭化水素基の含有量が80%以上である炭化水素基を示し、−(AO)−は炭素数が3および/または4のオキシアルキレン基を示し、−(EO)−は炭素数が2のオキシエチレン基を示す。また、n、mはそれぞれアルキレンオキシドの平均付加モル数を示し、nは0〜5、mは1〜50である。)
上記において、成分(A)は2−アルキル−1−アルカノール型の分岐型飽和1級アルコールから誘導された、下記化学式(2)で表される非イオン界面活性剤であることが好ましい(請求項2)。
Figure 2006104390
(R、Rは炭化水素基を示し、Rを構成する炭化水素基の炭素数は4〜6、Rを構成する炭化水素基の炭素数は2〜4であり、RとRの炭化水素基の炭素数の合計が6〜10である。−(AO)−、−(EO)−、n及びmは、化学式(1)と同じである。)
また、前記成分(A)の臨界ミセル濃度(cmc)が0.01重量%以上1.0重量%未満の範囲にあり、前記成分(B)の臨界ミセル濃度(cmc)が0.01重量%以上1.0重量%未満の範囲にあり、前記成分(C)の臨界ミセル濃度(cmc)が0.0001重量%以上0.1重量%未満の範囲にあることが好ましい(請求項3)。
本発明の液体洗浄剤組成物は、従来技術と比較して以下の効果が認められる。
すなわち、広範な繊維種、衣類に対して実用上満足し得る水準の洗浄性と実用上満足し得る水準の柔軟性付与効果を併せ持つものとなる。また、水中の鉄分の衣類への吸着を抑制し、仕上がり時または経時的に引き起こされる黄ばみ問題を解消する。
また、取り扱い条件や配合条件によっては皮膚刺激性や引火性問題を発現する粘度低下剤、即ち、溶剤類の配合量を大幅に削減することができる。そして、粘度低下剤配合によるコスト高問題を解消できる。
また、本発明で特定した成分で液体洗浄剤組成物を調製した場合、製品の均一透明化、広範な処方の調製、低粘度化等も可能になる。
さらに、皮膚刺激性の大幅低下、易生分解性、低水生生物毒性を達成するものとなる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記の通り、特定組成の非イオン界面活性剤である成分(A)とアニオン界面活性剤である成分(B)、更にはカチオン界面活性剤である成分(C)とからなる。
本発明で必須成分として使用される成分(A)は、特定組成の非イオン界面活性剤であり、皮膚刺激性や環境影響性(水生生物毒性)が問題とならない程度まで改善され、実用上満足し得る水準の洗浄力と実用上満足し得る水準の柔軟性付与効果を確保し、従来技術における種々の問題を解決する。
本発明の目的を達成するために、非イオン界面活性剤である成分(A)は、炭素数8〜10の含有量が80%以上で且つ分岐型アルコールの含有量が50%以上である飽和1級アルコールから誘導される下記化学式(1)の組成を有するものとする。
Figure 2006104390
化学式(1)において、Rは、炭素数8〜10の含有量が80%以上である炭化水素基、−(AO)−は炭素数が3および/または4のオキシアルキレン基を示し、−(EO)−は炭素数が2のオキシエチレン基を示す。また、n、mはそれぞれのアルキレンオキシドの平均付加モル数を示し、nは0〜5、mは1〜50であることが好ましい。
上記成分(A)は、2−アルキル−1−アルカノール型の分岐型飽和1級アルコールから誘導された、下記化学式(2)で表される非イオン界面活性剤であることが好ましい。
Figure 2006104390
化学式(2)において、R、Rは炭化水素基を示し、Rを構成する炭化水素基の炭素数が4〜6、Rを構成する炭化水素基の炭素数が2〜4であり、RとRの炭化水素基の合計が6〜10であることが好ましく、6〜8であることがより好ましい。−(AO)−、−(EO)−、n及びmは、化学式(1)と同じである。
上記の要件を満たす成分(A)は、分岐型アルコールに由来する特徴である良好な湿潤・浸透性、水への易溶解性、他成分との相溶性、可溶化性、多種多様な汚れに対する良好で且つ広範な洗浄性を示し、本発明の目的を達成する上で必要不可欠な成分である。
上記成分(A)は、炭素数8〜10の含有量が80%以上であり、かつ分岐型アルコールの含有量が50%以上である飽和1級アルコールから誘導され、その飽和1級アルコールは、炭素数が単一であっても、異なる炭素数の高級アルコールの混合物であってもよく、また、高級アルコールの化学構造は単一組成であっても、複数の異性体からなる混合物であってもよい。好適な例としては、プロピレン或いはブテン、又はその混合物から誘導される高級オレフィンを経て、オキソ法によって製造される分岐型の飽和1級アルコールが挙げられ、この製法にて製造されるイソノナノール、イソデカノールなどが市販されている。また、この製法にて製造される分岐型飽和1級アルコールの混合物、例えばEXXAL9、EXXAL10(エクソン・ケミカル社製)なども好適に使用できる分岐型高級アルコールの一例である。また、n−パラフィンやエチレンオリゴマーから誘導されるオレフィンを経て、オキソ法によって製造される直鎖型と分岐型の混合アルコールなども好適に使用できる。また、2−プロピル−1−ヘキサノール、2−ブチル−1−ヘキサノール、2−エチル−1−ヘプタノール、2−プロピル−1−ヘプタノール、2−エチル−1−オクタノール等の2−アルキル−1−アルカノール型の化学構造をもつゲルベアルコール(Guerbet Alcohol)類の単一組成、或いはその混合物なども好適に使用できる分岐型高級アルコールの一例である。また、上記各種アルコールを2種以上配合して使用することも可能である。
本発明で使用する非イオン界面活性剤は、上記飽和1級アルコールにエチレンオキシドと炭素数3及び/又は4のアルキレンオキシドをブロック付加して得られ、この付加重合の際に特定のモル比等の条件を選択したものである。炭素数3のアルキレンオキシドはプロピレンオキシドである。炭素数4のアルキレンオキシドは、テトラヒドフランも含むが、好ましくは、1,2−ブチレンオキシドまたは2,3−ブチレンオキシドである。
一般式(1)及び(2)で示される化合物中のn、即ち、炭素数3及び/又は炭素数4のアルキレンオキシドの平均付加モル数は好ましくは0〜10、より好ましくは0〜5である。この平均付加モル数(n)が10を超える場合、表面張力低下能、湿潤・浸透力などの実用上の性能が低下したり、性状が悪化したりする可能性がある。
一般式(1)及び(2)で示される化合物中のm、即ち、エチレンオキシド平均付加モル数は1〜100であり、表面張力低下能、湿潤・浸透力、また、物性のバランスに優れているという点で、1〜50が好ましく、1〜20がさらに好ましい。
本発明で使用する非イオン界面活性剤は、アルカリ触媒、酸触媒の他、金属酸化物、金属塩類、金属錯体類などの種々公知の触媒を用いて上記飽和1級アルコールから誘導することが可能である。中でも、アルカリ触媒は、副生物の生成量が相対的に低く、また反応速度、製造コスト等の点から商業生産上有利である。使用できるアルカリ触媒の一例としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属の水酸化物及びトリエチルアミンをはじめとする各種アミン化合物などが挙げられる。好適な触媒量は反応粗製物(全仕込量)当たり0.005〜1.0%(固形分換算)、より好ましくは0.03〜0.4%(固形分換算)の範囲である。
更に、本発明者は、界面活性剤の性能を特徴付ける上で極めて重要な物理化学的特性値である臨界ミセル濃度(cmc)が、実用上有用な本発明の効果を規定する上で極めて合理的であることを見出し、本発明に好適に使用できる界面活性剤の範囲を25℃における臨界ミセル濃度(cmc)により特定した。
界面活性剤の臨界ミセル濃度(cmc)とは、界面活性剤の性能と実使用濃度を決定する重要な特性値である。本発明において、臨界ミセル濃度(cmc)は、25℃における任意の濃度の界面活性剤水溶液に対するウィルヘルミー法による表面張力データ(表面張力−濃度曲線の屈曲点)から求めた特性値であり、単位は重量%である。
成分(A)に関しては、好適に使用できる非イオン界面活性剤は、臨界ミセル濃度(cmc)が、0.01重量%以上1.0重量%未満の範囲にあるものである。成分(A)の臨界ミセル濃度が0.01重量%未満であると、柔軟性が低下し、風合いが悪化する場合がある。また、皮膚刺激性や環境影響性(水生生物毒性)が悪化する場合がある。一方、臨界ミセル濃度が1.0重量%以上であると、実用上所望される洗浄力が発現しない、風合いが悪化するといった問題を引き起こす場合がある。
次に、本発明の液体洗浄剤組成物に使用するアニオン界面活性剤である成分(B)の具体例としては、炭素数8〜16のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数8〜20のアルキル硫酸塩、炭素数8〜20のオレフィンスルホン酸塩、炭素数8〜20のアルカンスルホン酸塩、炭素数8〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したアルキルエーテル硫酸塩またはアルケニルエーテル硫酸塩、炭素数8〜20のアルキル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル硫酸塩、炭素数8〜20のアルキル基を有するα−スルホ脂肪酸エステル塩などが挙げられる。中でも、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の他、疎水基が炭素数8〜15の直鎖型及び/又は分岐型炭化水素基である前述のスルホン酸型、硫酸エステル型のアニオン界面活性剤が好ましい。特に、疎水基が炭素数8〜15の分岐型炭化水素基であることが望ましい。
成分(B)であるアニオン界面活性剤の臨界ミセル濃度(cmc)は、0.01重量%以上1重量%未満の範囲にあることが好ましい。成分(B)の臨界ミセル濃度が0.01重量%未満であると、柔軟性が低下し、風合いが悪化する場合がある。一方、臨界ミセル濃度が1.0重量%以上であると、実用上所望される洗浄力が発現しない、風合いが悪化するといった問題を引き起こす場合がある。
次に、本発明の液体洗浄剤組成物に使用するカチオン界面活性剤である成分(C)の好適な例としては、次の化学式(I−1)又は(I−2)で表されるモノ長鎖炭化水素基型4級アンモニウム塩、ジ長鎖炭化水素基型4級アンモニウム塩、モノ長鎖炭化水素基型3級アミン、ジ長鎖炭化水素基型3級アミンが挙げられる。これら化学式(I−1)又は(I−2)で表される化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上の混合物を用いてもよい。
Figure 2006104390
化学式(I−1)及び(I−2)において、R11は、炭素数8〜24のアルキル基またはアルケニル基またはβ−ヒドロキシアルキル基、あるいは分断基としてエステル基またはアミド基またはエーテル基を有し、これら分断基も含めて炭素数が8〜27の炭化水素基である。R12は、炭素数8〜24のアルキル基またはアルケニル基またはβ−ヒドロキシアルキル基、あるいは分断基としてエステル基またはアミド基またはエーテル基を有し、これら分断基も含めて炭素数が8〜27の炭化水素基である。R12は、あるいは炭素数1〜3のアルキル基またはβ−ヒドロキシアルキル基であってもよい。R13は、炭素数1〜3のアルキル基またはβ−ヒドロキシアルキル基であり、化学式(I−1)における2個のR13は同じでも異なっていてもよい。Xはハロゲンイオン又は炭素数1〜3のアルキル基を有するモノアルキル硫酸塩基である。また、Xは系中の平衡作用により、系中に存在する他のアニオン性化合物に置き換わっていてもよい。また、系中に酸が共存するとき、3級アミンである化学式(I−2)の化合物は、酸と中和塩を形成していてもよい。
上記カチオン界面活性剤のより具体的な例として、次の化学式(II)又は(III)で示される化合物を例示することができる。
Figure 2006104390
成分(C)であるカチオン界面活性剤の臨界ミセル濃度(cmc)は、0.0001重量%以上0.1重量%未満の範囲にあることが好ましい。成分(C)の臨界ミセル濃度が0.0001重量%未満であると、成分(C)を洗浄剤組成物中に配合し難くなり、また、実用上所望される柔軟性を発現しない、衣類の黄ばみを生じるといった問題を引き起こす場合がある。また、皮膚刺激性や環境影響性(水生生物毒性)が悪化する傾向にある。一方、臨界ミセル濃度が0.1重量%以上であると、実用上所望される柔軟性を発現しない、風合いが悪化するといった問題を引き起こす場合がある。
上記各成分は固形分重量比が(A)/[(B)+(C)]=1/1〜20/1となるように配合する。(A)成分の配合量がこれより少ないと、実用上所望される洗浄力が発現しない。また、洗浄剤組成物の相溶性が悪化する。これより多いと、実用上所望される柔軟性が発現しない。配合量のより好ましい範囲は(A)/[(B)+(C)]=2/1〜10/1である。また、成分(B)と成分(C)の割合は固形分重量比で(B)/(C)=2/1〜1/2の範囲にあることが好ましい。
上記した要件を満たす成分(A)、(B)、(C)で構成される洗浄剤組成物は、従来技術で問題となっていた水中の鉄分が衣類に吸着し、黄ばみを生じるといった問題をも解決する。
また、上記した要件を満たす成分(A)、(B)、(C)で構成される洗浄剤組成物は、取り扱い条件や配合条件によっては皮膚刺激性や引火性の問題を発現する粘度低下剤、即ち、溶剤類の配合量を大幅に削減することができる。また、粘度低下剤配合によるコスト高問題を解消することができる。さらに、本発明の範囲内で、成分(A)、(B)、(C)の選択、配合条件をさらに特定の範囲内に限定した場合には、外観が均一透明状の液体洗浄剤組成物が得られ、これは当該製品の商品価値を大幅に向上させる。
本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分の他に、本発明の効果を阻害しない範囲内で、高級脂肪酸、公知のキレート剤、再汚染防止剤として、例えばポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース等、粘度低下剤として、例えばエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、尿素、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩類、キシレンスルホン酸塩、安息香酸塩など、更には乳濁剤として、例えばポリ酢酸ビニル、酢酸ビニルスチレン重合体、ポリスチレンなどを配合することができる。また、蛍光染料、香料、色素、酵素なども必要に応じ配合することができる。本組成物の製造方法は特に限定されるものではないが、pHを調整するために水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン、硫酸、塩酸等を使用できる。また、公知の増粘剤、防腐剤などを配合することもできる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
1.非イオン界面活性剤の合成
8Lのオートクレーブに表1に示した出発原料としての所定量のアルコールと水酸化カリウム(対粗製物あたり0.10%)を仕込み、オートクレーブ内をチッ素置換した後、攪拌しながら70℃で減圧して、反応器内の内圧が2.7KPaに到達後、引き続き30分間減圧脱水を継続した。ついで、120℃まで昇温した後、125±5℃、反応圧0.20MPaで、同表に示した付加モル数に応じた量のアルキレンオキシド(PO:プロピレンオキシド、BO:ブチレンオキシド)を導入した。導入後、反応温度を維持して、内圧が低下して一定になるまで熟成させた。次に、135±5℃、反応圧0.25MPaで同表に示した付加モル数に応じた量のエチレンオキシドを導入した後、反応温度を維持しつつ、内圧が低下して一定になるまで熟成させた。反応液を70℃まで冷却した後、乳酸で中和し、非イオン界面活性剤を得た。
上記により得られた非イオン界面活性剤の組成、曇点、臨界ミセル濃度(cmc)、環境特性値を表1に示した。
なお、曇点は、非イオン界面活性剤の1%水溶液による値を示した。
臨界ミセル濃度(cmc)は、25℃にて任意の濃度の非イオン界面活性剤水溶液の表面張力をウィルヘルミー法にて測定し、得られた[表面張力(mN/m)−水溶液濃度(重量%)]曲線から求めた値(単位:重量%)を示した(表面張力法)。
また、環境特性値としての魚毒性は、ヒメダカ(Oryzias Latipes)について、JIS K 0102:1998 「工場排水試験方法」の魚類に対する急性毒性試験の項を参考に、水温24±1℃、止水式、10尾供試にて96時間LC50値(半数致死濃度)で評価した結果を示した。
○ … LC50値 ≧ 10mg/L
× … LC50値 < 10mg/L
また、環境特性値としての生分解性は、OECDテストガイドライン(易生分解性試験)301Bに則り、水温22±2℃で28日間供試し、理論二酸化炭素量に対する発生二酸化炭素量から、生分解率(%)を求めて生分解性を評価した結果を示した。
○ … 分解率(28日) ≧ 60%
× … 分解率(28日) < 60%
Figure 2006104390
2.液体洗浄剤組成物の調製及び評価
上記により得られた非イオン界面活性剤、その他表2に示した各成分を用い、表2に示した配合に従って液体洗浄剤組成物を調製し、以下の要領で洗浄試験及び評価を行った。なお、表2に示した組成は重量部(固形分換算)であり、組成物全体で100重量部となるようにした。
(1)綿繊維に対する洗浄試験(柔軟性付与効果と黄ばみ性の評価)
10リットル容の小型反転式洗濯機にて、鉄分0.3ppmを含む25℃の水道水5リットルに洗浄剤組成物10グラムを溶かし、浴比が50倍となるように白色綿タオルを入れ、10分間洗浄したのち、含水率100%となるように脱水し、次いで鉄分0.3ppmを含む25℃の水道水5リットルで2回すすいだのち、陰干しして12時間乾燥させた。同一の綿タオルにこの洗浄操作を3回繰り返した後、25℃、65%RH恒温恒湿室に2日放置して、これを試験布として、柔軟性及び黄ばみ性を評価した。
対照布としては、炭素鎖長がC12とC14でC12/C14の比が75/25で、且つ直鎖率100%の飽和1級アルコールの7EO付加物の20%水溶液を洗浄剤組成物として上述の洗浄処理を3回行ったものを用いた。
[柔軟性評価]
対照布を対照にして一対比較を行い、下記基準による官能評価を行った。評価は5人の女性(既婚者)パネラーの評価点を加算した合計点数(0点〜15点)で評価した。
3点: 対照布より非常に柔らかい
2点: 対照布より十分柔らかい
1点: 対照布より少し柔らかい
0点: 柔らかくない(対照布と同等)
[黄ばみ性評価]
対照布を対照にして一対比較を行い、下記基準により目視にて評価した。評価は5人の女性(既婚者)パネラーの評価点を加算した合計点数(−10点〜0点)で評価した。
0点: 対照布と同等の白さである
−1点: 対照布よりもわずかに黄ばみがある
−2点: 対照布よりもかなり黄ばみがある
(2)合成繊維に対する洗浄試験(柔軟性付与効果と黄ばみ性の評価)
白色綿タオルの代わりにアクリルジャージ布を用いた以外、上記綿繊維の洗浄試験と同様の条件下で洗浄試験及び評価を行った。なお、対照布としてはアクリルジャージ布を用い、上記綿繊維用の洗浄試験と同様の処理条件下で準備したものを用いた。
(3)襟汚れに対する洗浄試験(洗浄力評価)
3日間着用した綿/ポリエステル混紡ワイシャツの襟部分を裁断し、襟汚れ試験布を作成後、汚れの程度で襟布を3つのグループに分け、汚れの程度が中程度のグループの襟汚れ試験布を用い、洗浄評価に供した。なお、本試験は平成16年6月下旬から7月下旬にかけて実施した。また、本試験は襟汚れを付着させる目的で着用したワイシャツを回収後、48時間以内に試験に供試された。洗浄試験は白色綿タオルの代わりに襟汚れ試験布3枚に加えチャージ布を用いた以外、上記綿繊維用の洗浄試験と同様の条件下(但し、洗浄操作は1回)で行った。なお、チャージ布は襟汚れを作成したワイシャツと同一の未着用のワイシャツを裁断して、上記綿繊維用の洗浄試験と同様の処理条件下で洗浄処理して準備した。また、対照布はチャージ布作成の目的で供試、洗浄処理したワイシャツから襟部分を裁断して得た。
[洗浄性評価]
対照布を対照にして一対比較を行い、下記基準により目視して評価を行った。評価は5人の女性(既婚者)パネラーの評価点を加算した合計点数(0点〜15点)で評価した。
3点: 対照布に比較して襟汚れが完全に除去され、非常に洗浄性がよい
2点: 対照布に比較して襟汚れがほぼ完全に除去され、洗浄性が良好である
1点: 対照布に比較して襟汚れがうっすら確認される程度に汚れが残存している
0点: 対照布に比較して襟汚れがほとんど除去されていない
Figure 2006104390
本発明の液体洗浄剤組成物は、実用上所望される洗浄性、柔軟性付与効果を両立し、黄ばみの問題も生じず、合わせて皮膚刺激性や環境適合性をも改善し得る極めて有用な洗浄剤組成物であり、仕上がり後の風合い改良、柔軟性付与を目的とする各種工程、すなわち業務用衣類洗浄、リネン洗浄、家庭用衣類洗浄等の各種分野で液体洗浄剤として利用可能である。

Claims (3)

  1. 炭素数8〜10の飽和アルコールの含有量が80%以上であり、かつ分岐型アルコールの含有量が50%以上である飽和1級アルコールから誘導された下記化学式(1)で表される非イオン界面活性剤である成分(A)と、アニオン界面活性剤である成分(B)と、カチオン界面活性剤である成分(C)とを含有し、
    前記各成分の固形分重量比が(A)/[(B)+(C)]=1/1〜20/1であり、かつ(B)/(C)=2/1〜1/2である
    ことを特徴とする液体洗浄剤組成物。
    Figure 2006104390
    (Rは炭素数8〜10の炭化水素基の含有量が80%以上である炭化水素基を示し、−(AO)−は炭素数が3および/または4のオキシアルキレン基を示し、−(EO)−は炭素数が2のオキシエチレン基を示す。また、n、mはそれぞれアルキレンオキシドの平均付加モル数を示し、nは0〜5、mは1〜50である。)
  2. 前記成分(A)が2−アルキル−1−アルカノール型の分岐型飽和1級アルコールから誘導された、下記化学式(2)で表される非イオン界面活性剤であることを特徴とする、請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
    Figure 2006104390
    (R、Rは炭化水素基を示し、Rを構成する炭化水素基の炭素数は4〜6、Rを構成する炭化水素基の炭素数は2〜4であり、RとRの炭化水素基の炭素数の合計が6〜10である。−(AO)−、−(EO)−、n及びmは、化学式(1)と同じである。)
  3. 前記成分(A)の臨界ミセル濃度(cmc)が0.01重量%以上1.0重量%未満の範囲にあり、前記成分(B)の臨界ミセル濃度(cmc)が0.01重量%以上1.0重量%未満の範囲にあり、前記成分(C)の臨界ミセル濃度(cmc)が0.0001重量%以上0.1重量%未満の範囲にあることを特徴とする、請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091624A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nof Corp 非イオン性界面活性剤
JP2010523773A (ja) * 2007-04-13 2010-07-15 イーコラブ インコーポレイティド 発泡性が低減された床クリーニング用組成物
JP2019526533A (ja) * 2016-07-11 2019-09-19 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 硬質表面を洗浄および消毒するための、ストリークを付けない耐久性組成物

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