JP2006178308A - オートフォーカスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】オートフォーカス(AF)の対象範囲とするAFエリアの形状(縦横比)を変更を可能にすることによってピントを合わせたい被写体の形状等に合わせてAFエリアの範囲を的確に設定することができるオートフォーカスシステムを提供する。
【解決手段】カメラの撮像範囲50におけるAFエリア52(AF枠54)の形状(縦横比)を変更することができ、AFエリア54の縦横比を小さくすると、AFエリアの縦方向の長さが長くなる一方でAFエリアの面積が一定となるように横方向の長さが短くなり(AFエリア54A、54B)、AFエリア54の縦横比を大きくすると、AFエリアの横方向の長さが長くなる一方でAFエリアの面積が一定となるように縦方向の長さが短くなる(AFエリア54C)。
【選択図】 図6
【解決手段】カメラの撮像範囲50におけるAFエリア52(AF枠54)の形状(縦横比)を変更することができ、AFエリア54の縦横比を小さくすると、AFエリアの縦方向の長さが長くなる一方でAFエリアの面積が一定となるように横方向の長さが短くなり(AFエリア54A、54B)、AFエリア54の縦横比を大きくすると、AFエリアの横方向の長さが長くなる一方でAFエリアの面積が一定となるように縦方向の長さが短くなる(AFエリア54C)。
【選択図】 図6
Description
本発明はオートフォーカスシステムに係り、特にカメラの撮像範囲のうちオートフォーカス(AF)の対象範囲とするAFエリアの位置、大きさ、形状等を変更することができるオートフォーカスシステムに関する。
テレビカメラのように撮影素子(CCD等)により被写体の画像を電気信号(画像信号)に変換する撮像システムでは、オートフォーカス(以下、AFという)の方式のとして一般的にコントラスト方式が採用されている。コントラスト方式は、撮像素子により取り込まれた被写体画像の画像信号(映像信号)から被写体画像のコントラストを検出し、そのコントラストが最も高くなるように撮影レンズのフォーカス(フォーカスレンズ)を制御することによって最良ピント状態(合焦状態)に自動でピント合わせを行う方式である。
コントラスト方式のAFでは、カメラの撮像範囲の全体をAFの対象範囲とするのではなく、撮像範囲のうちの一部の範囲にある被写体のみを対象とすることが多い。例えば、撮像素子によって有効に撮像された被写体画像の画像信号のうち、AFの対象とする所定範囲の画像信号を抽出し、その抽出した範囲の画像信号に基づいてその画像のコントラストが最も高くなるようにフォーカスが制御される。これによってAFの対象が一部の範囲にある被写体に限定される。尚、本明細書ではAFの対象範囲をAFエリアといい、そのAFエリアの範囲を示す枠(AFエリアの輪郭)をAF枠というものとする。
また、単一のAFエリアが撮像範囲内の所定位置に固定されている場合、一般的には矩形状のAFエリアがその撮像範囲内の中央部に設定されるが、操作者の指示操作によってAFエリアを所望の位置に変更可能にしたものも知られている(例えば特許文献1参照)。AFエリアの位置を指定する方法として従来は、例えば、所定の方向指示部材を操作して、AFエリアを撮像範囲に対して上下左右に動かし、AFエリアを目的の位置に移動させる方法が用いられている。
特開2003−224759号公報
ところで従来のAFにおいて、AFエリアの位置を変更できるようにしても、カメラマン等がピントを合わせたい被写体の撮像範囲内での大きさや形状によっては、また、その被写体の周辺の状況によっては、AFエリアの大きさや形状(縦横比)が的確ではなく、ピントを合わせたい被写体にピントを合わせることができない場合があるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、意図した被写体にAFによってピントが合うようにAFエリアの範囲を的確に設定できるオートフォーカスシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のオートフォーカスシステムは、カメラの撮像範囲のうちAFエリアの範囲の被写体をオートフォーカスの対象として撮影レンズのフォーカスを制御し、前記AFエリアの範囲の被写体に自動でピント合わせを行うオートフォーカス手段と、前記AFエリアの縦横比を指示入力する縦横比入力手段と、前記縦横比操作手段によって入力された縦横比となるように前記AFエリアの縦横比を変更する縦横比変更処理手段と、を備えたことを特徴としている。本発明によれば、AFエリアを所望の縦横比に変更することができるため、ピントを合わせたい被写体の形状等に応じて的確な範囲をAFエリアとして設定することができ、所望の被写体にピントを合わせることの確実性が向上する。
請求項2に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1に記載の発明において、前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの縦方向と横方向の長さを変更することによって前記AFエリアの面積を一定に保持して前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴としている。本発明によれば、AFエリアの面積を一定に保持するようにAFエリアの縦方向と横方向の長さが変更されるため、AFエリアの面積によって定義することができるAFエリアの大きさが適切な場合に、AFエリアの縦横比を変更してもAFエリアの大きさが不適切になる不具合がない。また、AFエリアの縦方向と縦方向の長さをそのまま逆転するなどの変更も容易に行える。
請求項3に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1に記載の発明において、前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの縦方向又は横方向のいずれか一方のみの長さを変更することによって前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴としている。請求項2の発明とは異なり、本請求項3の発明のようにAFエリアの面積を一定とせずに縦方向又は横方向のいずれかの長さを変更することでもAFエリアの縦横比を変更することができる。
請求項4に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1に記載の発明において、前記縦横比入力手段は、前記AFエリアの横方向の長さを一定に保持して縦方向の長さのみを変更する場合における前記AFエリアの縦横比を指示入力する第1の入力手段と、前記AFエリアの縦方向の長さを一定に保持して横方向の長さのみを変更する場合における前記AFエリアの縦横比を指示入力する第2の入力手段とを備え、前記縦横比変更処理手段は、前記第1の入力手段によって指示入力された縦横比となるように前記AFエリアの縦方向の長さを変更すると共に、前記第2の入力手段によって指示入力された縦横比となるように前記AFエリアの横方向の長さを変更することを特徴としている。本発明では、AFエリアの縦方向と横方向のいずれの方向の長さの変更でも縦横比を変更できると共に、両方向の長さを調整することによってAFエリアの大きさ(面積)も調整できる。
請求項5に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1乃至4のうちいずれか1に記載の発明において、前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの中心位置を変えずに前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴としている。本発明によれば、AFエリアの縦横比を変更した場合であってもAFエリアの中心位置が変わらないため、AFエリアの位置が適切な場合にAFエリアの縦横比を変更してもAFエリアの位置が不適切になる不具合がない。
請求項6に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1乃至4のうちいずれか1に記載の発明において、前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの範囲全体が前記カメラの撮像範囲内に収まる場合には前記AFエリアの中心位置を変えずに前記AFエリアの縦横比を変更し、前記AFエリアの範囲全体が前記カメラの撮像範囲内に収まらなくなる場合には前記AFエリアの範囲全体が前記カメラの撮像範囲内に収まるように前記AFエリアの中心位置を変えて前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴としている。本発明によれば、AFエリアの中心位置を変えずにAFエリアの縦横比を変更する場合に、AFエリアの一部が撮像範囲よりも外側にはみ出すことがある。その場合の処置の一態様として、AFエリアの全体が撮像範囲内となるようにAFエリアの中心位置を変えるようにしたものである。
請求項7に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1乃至6のうちいずれか1に記載の発明において、前記AFエリアの大きさを指示入力する大きさ入力手段と、前記大きさ入力手段により入力された大きさとなるように前記AFエリアの縦横比を一定に保持して前記AFエリアの大きさを変更する大きさ変更処理手段とを備えたことを特徴としている。本発明は、AFエリアの縦横比の変更と、AFエリアの大きさ、即ち、面積の変更をカメラマン等が行えるようにしたものである。
請求項8に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1乃至7のうちいずれか1に記載の発明において、前記AFエリアの位置を指示入力する位置入力手段と、前記位置入力手段により入力された位置となるように前記AFエリアの位置を変更する位置変更処理手段とを備えたことを特徴としている。本発明は、AFエリアの縦横比の変更と、AFエリアの位置の変更をカメラマン等が行えるようにしたものである。
本発明に係るオートフォーカスシステムによれば、カメラマン等がピントを合わせたい被写体にAFによってピントが合うようにAFエリアの範囲を的確に設定でき、カメラマン等が意図した被写体に確実にピントを合わせることができる。これによってAFの応用範囲が広がる。
以下、添付図面に従って本発明に係るオートフォーカスシステムの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、テレビ放送用のテレビカメラシステム等に適用されるオートフォーカスシステムの構成を示したブロック図である。同図に示すオートフォーカスシステムは、レンズ装置10、カメラ本体(カメラヘッド)12、ビューファインダー14、AFエリア操作部16等から構成されている。
レンズ装置10にはCPU20やAF処理部22が内蔵されている。また、レンズ装置10は、被写体光をカメラ本体12の撮像素子の撮像面に結像する図示しない光学系(撮影レンズ)を備えており、その光学系にはフォーカス調整のためのフォーカスレンズやズーム調整のためのズームレンズ等のように光軸方向に前後移動可能にレンズ鏡胴内に保持された可動のレンズ群や、レンズ鏡胴内に固定されたレンズ群等が配置されている。各可動のレンズ群はCPU20からの制御信号に従って図示しないモータによって駆動されるようになっており、フォーカスレンズやズームレンズ等の位置や速度の制御がCPU20によって行われるようになっている。
フォーカスレンズの制御(フォーカス制御)には、マニュアルフォーカス(MF)とオートフォーカス(AF)とがあり、MF時には、例えばレンズ装置10にケーブル等によって接続される図示しないフォーカスデマンド(コントローラ)が使用される。フォーカスデマンドにはカメラマンがフォーカス操作するためのマニュアル操作部材(フォーカスノブ)が設けられており、その操作に従ってフォーカスデマンドから出力されるフォーカス制御信号がレンズ装置10のCPU20に与えられる。そして、そのフォーカス制御信号によって指令された目標位置となるようにフォーカスレンズが制御される。
一方、AF時には、AF処理部22によって検出されるピント情報(焦点評価値)がCPU20に与えられ、そのピント情報に基づいてフォーカスレンズが制御される。カメラ本体12では、撮像素子によって撮像した映像の映像信号が生成されており、その映像信号(輝度信号)がカメラ本体12からAF処理部22に与えられるようになっている。AF処理部22は、その映像信号に基づいて、被写体画像のコントラストを検出する処理を行っている。
ここで、カメラ本体12の撮像素子によって有効に撮像される被写体又は被写体画像の範囲を撮像範囲というものとすると、図2に示すように、その撮像範囲50に対してAFの対象範囲とするAFエリア52が例えば矩形状のAF枠54の範囲内として設定される。尚、撮像範囲50内におけるAFエリア52(AF枠54)の位置、大きさ(面積)、形状(縦横比)は、後述のようにAFエリア操作部16から与えられるAFエリア情報に従って変更される。また、図2の撮像範囲50は、テレビカメラの撮影範囲に相当すると共にカメラ本体12の撮像素子によって撮像された被写体画像(映像)をビューファインダー14等の画面上に再生表示した場合のその映像の画面範囲に相当する。
図1においてカメラ本体12からAF処理部22に与えられる映像信号は上記撮像範囲全体の映像情報を含んでおり、AF処理部22はその映像信号からAFエリアの範囲内の映像信号のみを抽出し、その映像信号の高域周波数成分を1フィールド分(1画面分)ずつ積算する。これによってAFエリア内における被写体画像のコントラストの高低を示す値が逐次得られる。尚、その値(積算値)を本明細書では焦点評価値と称する。
CPU20は、AF処理部22からその焦点評価値をピント情報として逐次取得し、焦点評価値が最大(極大)となる位置にフォーカスレンズを移動させる。これによって、AFエリア内の被写体に自動でピントが合わせられる。
カメラ本体12からビューファインダー14にはカメラ本体12の撮像素子によって得られた映像信号が与えられ、ビューファインダー14の画面には現在撮影されている映像が表示されるようになっている。また、レンズ装置10のCPU20からカメラ本体12にはAFの対象範囲として現在設定されている上記AFエリアの範囲を示すAFエリア情報(AFエリアの位置、大きさ、形状の情報)が与えられるようになっている。カメラ本体12では、そのAFエリア情報に基づいて現在のAFエリアの範囲を示すAF枠(AFエリアの輪郭)の信号が、ビューファインダー14に出力する上記映像信号に合成され、図2に示したようにビューファインダー14の画面上に撮像範囲50全体の映像と共に現在のAFエリア52の範囲を示すAF枠54の画像が表示されるようになっている。これによってカメラマンは現在のAFエリアの範囲を認識することができる。
AFエリア操作部16は、AFエリアの位置、大きさ、形状を設定、変更するための操作部であり、レンズ装置10にケーブル等によって接続される。尚、フォーカスデマンド等の他の用途の装置に一体的に構成することも可能である。図3は、AFエリア操作部の外観を示した平面図である。同図に示すようにAFエリア操作部16にはジョイスティック32、AF枠サイズ調整ツマミ34、AF枠形状調整ツマミ36が配置されている。
ジョイスティック32は、AFエリア(AF枠)の位置を調整するための方向指示部材であり、上下左右に傾斜操作すると、後述のようにAFエリアの大きさと形状が変わらずに(一定に保持されながら)AFエリアの位置(中心位置)が画面上(撮像範囲上)で上下左右に移動するようになっている。
AF枠サイズ調整ツマミ34は、AFエリア(AF枠)の大きさ、即ち、面積を調整するための操作部材であり、AF枠サイズ調整ツマミを回動操作すると、後述のようにAFエリアの中心位置と形状が変わらずにAFエリアの大きさ(面積)が変更されるようになっている。
AF枠形状調整ツマミ36は、AFエリア(AF枠)の形状、即ち、矩形状のAFエリアの縦方向の長さ(縦幅)と横方向の長さ(横幅)の比(縦横比)を調整するための操作部材であり、AF枠形状調整ツマミ36を回動操作すると、後述のようにAFエリアの中心位置と面積とが変わらずにAFエリアの縦横比が変更されるようになっている。
図1に示すようにAFエリア操作部16にはCPU30が搭載されており、そのCPU30は、レンズ装置10のCPU20にAFエリアの位置、大きさ(面積)、形状(縦横比)を指示するAFエリア情報を送信しており、そのAFエリア情報に従って、レンズ装置10のAF処理部22やビューファインダー14におけるAFエリアの位置、大きさ、形状が設定されるようになっている。CPU30は、そのAFエリア情報によって指示するAFエリアの位置、大きさ、形状を、上記ジョイスティック32、AF枠サイズ調整ツマミ34、AF枠形状調整ツマミ36の操作に基づいて変更することによって以下のようにAF処理部22やビューファインダー14におけるAFエリアの位置、大きさ、形状を変更している。
上記ジョイスティック32には、位置センサ38が取り付けられており、その位置センサ38によってジョイスティック32の操作が検出されるようになっている。例えば、ジョイスティック32が無操作状態で復帰する中立位置を基準として上下左右への傾斜操作によってジョイスティック32が上下方向に傾斜した角度と左右方向に傾斜した角度を示す信号(電圧値)が位置センサ38から出力され、その信号がCPU30に与えられている。
CPU30はその位置センサ38からの信号に基づいてジョイスティック32の操作方向を読み取る。そして、その操作方向に基づいて、図4のようにレンズ装置10のAF処理部22やビューファインダー14におけるAFエリア52(AF枠54)の位置を撮像範囲50において上下(Y方向)左右(X方向)に移動させる。尚、このAFエリアの位置を変更では、AFエリアの大きさ(面積)と形状(縦横比)が一定に保持される。
例えば、ジョイスティック32に対向した位置から見てジョイスティック32が左方向に操作された場合、図4に示す撮像範囲50においてAFエリア52(AF枠54)の位置を矢印Aで示す左方向に所定量移動させる。同様にジョイスティック32が右方向、上方向、下方向の各方向に操作された場合にはAFエリア52の位置を操作方向と同じく矢印Bで示す右方向、矢印Cで示す上方向、矢印Dで示す下方向の各方向に所定量移動させる。
また、CPU30は、例えば、ジョイスティック32がある方向に操作されている時間が一定時間経過するごとに、AFエリア52の位置をその操作方向と同じ方向に所定量ずつ移動させることによってAFエリア52の位置を連続的に変移させる。尚、ジョイスティック32の操作量(傾斜角度)の大きさに応じてAFエリア52の移動速度が大きくなるようにしてもよい。
図1に示すように上記AF枠サイズ調整ツマミ34には、位置センサ40が取り付けられており、その位置センサ40によってAF枠サイズ調整ツマミ34の操作が検出されるようになっている。例えば、所定の回転位置を基準として回動操作によってAF枠サイズ調整ツマミ34が設定された回転位置に対応した値の信号が位置センサ40から出力され、CPU30に与えられている。
CPU30は、その位置センサ40からの信号に基づいてAF枠サイズ調整ツマミ34の回転位置を読み取る。そして、CPU30は、AF枠サイズ調整ツマミ34の回転位置に基づいてレンズ装置10のAF処理部22やビューファインダー14におけるAFエリアの大きさ、即ち、面積を拡大、又は、縮小させる。尚、このAFエリアの大きさの変更では、AFエリアの位置(中心位置)と形状(縦横比)が一定に保持される。
例えば、AF枠サイズ調整ツマミ34の回転位置を示す値が現在値よりも大きくなる方向に操作された場合、AFエリアの中心位置と縦横比を変えずにAFエリアの面積を大きくする。これによって、図5に示す撮像範囲50において現在値に対応した実線で示すAF枠54が点線で示すAF枠54Aのように拡大される。
一方、AF枠サイズ調整ツマミ34の回転位置を示す値が現在値よりも小さくなる方向に操作された場合には、AFエリアの中心位置と縦横比を変えずにAFエリアの面積を小さくする。これによって、図5に示す撮像範囲50において現在値に対応した実線で示すAF枠54が点線で示すAF枠54Bのように縮小される。
尚、AF枠サイズ調整ツマミ34の回転位置は連続的な値によって示され、その値の増加又は減少によってAFエリアの大きさ(面積)も連続的に変移するようになっている。ただし、AFエリアの大きさ(面積)は連続的な変移ではなく幾つかの決まった大きさから所望の大きさを選択できるようにしてもよい。
図1に示すように上記AF枠形状調整ツマミ36には、位置センサ42が取り付けられており、その位置センサ42によってAF枠形状調整ツマミ36の操作が検出されるようになっている。例えば、所定の回転位置を基準として回動操作によってAF枠形状調整ツマミ36が設定された回転位置に対応した値の信号が位置センサ42から出力され、CPU30に与えられている。
CPU30は、その位置センサ42からの信号に基づいてAF枠形状調整ツマミ36の回転位置を読み取る。そして、CPU30は、AF枠形状調整ツマミ36の回転位置に基づいてレンズ装置10のAF処理部22やビューファインダー14におけるAFエリアの形状、即ち、AFエリアの縦方向の長さと横方向の長さの比を示す縦横比を変更する。尚、このAFエリアの縦横比の変更では、AFエリアの中心位置と面積(大きさ)が一定に保持される。また、AFエリアの縦横比は矩形状のAFエリアの縦方向(Y方向)の長さ(V)と横方向(X)の長さ(H)の比を意味し、本明細書では(H/V)の値によって縦横比の大きさを表すものとする。
例えば、AF枠形状調整ツマミ36の回転位置を示す値が現在値よりも小さくなる方向に操作された場合、AFエリアの縦方向の長さを長くする一方で面積が一定となるように横方向の長さを短くし、AFエリアの縦横比を小さくする。これによって図6に示す撮像範囲50において現在値に対応した実線で示すAF枠54が点線で示すAF枠54Aのように変更される。更に、AF枠形状調整ツマミ36の回転位置を示す値が小さくなる方向に操作されると、縦横比が更に小さくなり、同図の点線で示すAF枠54Bのように変更される。
一方、AF枠形状調整ツマミ36の回転位置を示す値が現在値よりも大きくなる方向に操作された場合には、AFエリアの縦方向の長さを短くする一方で面積が一定となるように横方向の長さを長くし、AFエリアの縦横比を大きくする。これによって図6に示す撮像範囲50において現在値に対応した実線で示すAF枠54が点線で示すAF枠54Cのように変更される。
図7には図6に示したAFエリア52(AF枠54)の縦横比の変移の様子が展開して示されており、AF枠形状調整ツマミ36の現在値に対応した実線で示すAF枠54は、AF枠形状調整ツマミ36の値が小さくなる方向に操作されると、点線で示すAF枠54A、54Bのように縦横比が小さくなり、AF枠形状調整ツマミ36の値が大きくなる方向に操作されると、点線で示すAF枠54Cのように縦横比が大きくなる。
尚、AF枠形状調整ツマミ36の連続的な値の増加又は減少によってAFエリアの縦横比も連続的に変移するようになっている。ただし、AFエリアの縦横比は連続的な変移ではなく幾つかの決まった縦横比から所望の縦横比を選択できるようにしてもよい。
ここで、AF枠形状調整ツマミ36の操作によって上述のようにAFエリアの中心位置を変えずにAFエリアの縦横比を変更した場合に、AFエリアの一部の範囲が撮像範囲からはみ出す場合がある。その場合に、AFエリアのうち撮像範囲からはみ出した範囲をAFエリアとしては無効とする(AFの対象範囲としない)ようにしてもよいし、AFエリア全体が撮像範囲内に収まるようにAFエリアの位置を変化させるようにしてもよい。
後者の場合について説明すると、AFエリア(AF枠)のいずれかの一辺が撮像範囲の枠のいずれかの一辺に重なった場合に、そのAF枠の辺が更に撮像範囲の外側に広がるような縦横比の変更操作が行われたとすると、そのAF枠の辺の位置が固定されるようにAFエリアの位置を移動させて縦横比を変更する。これによって、AFエリア全体を撮像範囲内に収めることができる。これによれば、例えば図8に示すように実線で示す現在のAF枠54の右側の辺が撮像範囲50の枠の右側の辺に重なっているとする。このときAF枠形状調整ツマミ36によってAFエリアの縦横比を大きくし、同図の点線で示すAF枠54Aのような縦横比のAFエリアに変更するものとすると、AF枠54Aの右側の辺の位置が撮像範囲50の右側の辺の位置に重なるようにAFエリアの中心位置がAF枠54の中心位置60からAF枠54Aの中心位置60Aに移動する。更に、AFエリアの縦横比を大きくし、同図の点線で示すAF枠54Bのような縦横比のAFエリアに変更するものとすると、AF枠54Bの右側の辺の位置が撮像範囲50の右側の辺の位置に重なるようにAFエリアの中心位置がAF枠54Aの中心位置60AからAF枠54Bの中心位置60Bに移動する。このようにAFエリアの全体が常に撮像範囲内に収まるようにAFエリアの位置が変更される。
以上、上記実施の形態では、AF枠形状調整ツマミ36の操作によってAFエリアの面積を一定に保持してAFエリアの形状(縦横比)を変更するようにしたが、必ずしも面積を一定に保持する必要はない。例えば、AF枠形状調整ツマミ36の操作によってAFエリアの縦方向の長さ、又は、横方向の長さのいずれか一方のみを変更することによってAFエリアの縦横比を変更するようにしてもよい。また、AFエリアの縦方向の長さと横方向の長さの両方を変更操作するための2つの調整ツマミを設けて、AFエリアの所望の方向の長さを変更することによってAFエリアの縦横比を変更できるようにしてもよい。さらに、このようにAFエリアの縦方向の長さと横方向の長さを別々に変更できるようにした場合には、両方の長さを調整することによってAFエリアの大きさ(面積)も調整することができるため、AF枠サイズ調整ツマミ34のようにAFエリアの大きさ(面積)を変更するための特別な手段は必ずしも設けなくても良い。
また、上記実施の形態では、AFエリアは矩形状としたが、必ずしも矩形状でなくても本発明を適用できる。例えば、矩形以外の形状(円形等)であってもその形状におけるAFエリアの縦横比は、その形状の縦方向の最大幅と横方向の最大幅の比を示すものとして本発明を適用できる。
また、上記実施の形態では、AFエリアの位置を指示する方向指示部材としてジョイスティック32を使用した場合について説明したが、方向指示部材はこれに限らずトラックボールや十字キー、又は、上下左右に配置された4つのスイッチ部材など方向を指示することができる操作部材であれば適用可能である。また、AFエリアの大きさ(面積)や形状(縦横比)等を指示する操作部材もツマミでなくても他の形態の操作部材であってもよい。
また、本発明は上記実施の形態のようなコントラスト方式以外のAFに対しても適用できる。
10…レンズ装置、12…カメラ本体、14…ビューファインダー、16…AFエリア操作部、20、30…CPU、22…AF処理部、32…ジョイスティック、34…AF枠サイズ調整ツマミ、36…AF枠形状調整ツマミ、50…撮像範囲、52…AFエリア、54…AF枠
Claims (8)
- カメラの撮像範囲のうちAFエリアの範囲の被写体をオートフォーカスの対象として撮影レンズのフォーカスを制御し、前記AFエリアの範囲の被写体に自動でピント合わせを行うオートフォーカス手段と、
前記AFエリアの縦横比を指示入力する縦横比入力手段と、
前記縦横比操作手段によって入力された縦横比となるように前記AFエリアの縦横比を変更する縦横比変更処理手段と、
を備えたことを特徴とするオートフォーカスシステム。 - 前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの縦方向と横方向の長さを変更することによって前記AFエリアの面積を一定に保持して前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴とする請求項1のオートフォーカスシステム。
- 前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの縦方向又は横方向のいずれか一方のみの長さを変更することによって前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴とする請求項1のオートフォーカスシステム。
- 前記縦横比入力手段は、前記AFエリアの横方向の長さを一定に保持して縦方向の長さのみを変更する場合における前記AFエリアの縦横比を指示入力する第1の入力手段と、前記AFエリアの縦方向の長さを一定に保持して横方向の長さのみを変更する場合における前記AFエリアの縦横比を指示入力する第2の入力手段とを備え、
前記縦横比変更処理手段は、前記第1の入力手段によって指示入力された縦横比となるように前記AFエリアの縦方向の長さを変更すると共に、前記第2の入力手段によって指示入力された縦横比となるように前記AFエリアの横方向の長さを変更することを特徴とする請求項1のオートフォーカスシステム。 - 前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの中心位置を変えずに前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載のオートフォーカスシステム。
- 前記縦横比変更処理手段は、前記AFエリアの範囲全体が前記カメラの撮像範囲内に収まる場合には前記AFエリアの中心位置を変えずに前記AFエリアの縦横比を変更し、前記AFエリアの範囲全体が前記カメラの撮像範囲内に収まらなくなる場合には前記AFエリアの範囲全体が前記カメラの撮像範囲内に収まるように前記AFエリアの中心位置を変えて前記AFエリアの縦横比を変更することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1に記載のオートフォーカスシステム。
- 前記AFエリアの大きさを指示入力する大きさ入力手段と、前記大きさ入力手段により入力された大きさとなるように前記AFエリアの縦横比を一定に保持して前記AFエリアの大きさを変更する大きさ変更処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1に記載のオートフォーカスシステム。
- 前記AFエリアの位置を指示入力する位置入力手段と、前記位置入力手段により入力された位置となるように前記AFエリアの位置を変更する位置変更処理手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1に記載のオートフォーカスシステム。
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009037152A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Canon Inc | 合焦制御装置及び方法 |
| JP2011112741A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Olympus Imaging Corp | カメラ |
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-
2004
- 2004-12-24 JP JP2004373458A patent/JP2006178308A/ja active Pending
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| JP2009037152A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Canon Inc | 合焦制御装置及び方法 |
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