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JP2006032864A - 多層配線構造と多層配線構造を有する半導体装置とこれらの製造方法 - Google Patents

多層配線構造と多層配線構造を有する半導体装置とこれらの製造方法 Download PDF

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JP2006032864A JP2004213589A JP2004213589A JP2006032864A JP 2006032864 A JP2006032864 A JP 2006032864A JP 2004213589 A JP2004213589 A JP 2004213589A JP 2004213589 A JP2004213589 A JP 2004213589A JP 2006032864 A JP2006032864 A JP 2006032864A
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尚紀 駒井
Toshihiko Hayashi
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Abstract

【課題】 多層配線構造における上層配線の下層配線に対する接続部の形成にあたり、その接続導体の接続部の清浄化処理において問題となる特性劣化を確実に回避する。
【解決手段】 下層配線溝(第1配線溝)11g内の埋込み配線(第1埋込み配線)11bに上層配線(第2埋込み配線)12bが接続導体12cを介して接続される構成において、接続導体12cの形成時の第1埋込み配線11b表面の水素ラジカルないしは水素ブラズマによる清浄化に耐性を有する保護膜7を、この清浄化の雰囲気にさらされ侵食される第2埋込み配線12bが埋め込まれる配線溝12g、接続導体12cが充填される配線接続孔12hの内表面に形成することによって、上述した清浄化に際して絶縁層が侵食されることを回避し、充分な洗浄を行うことができるようにして特性劣化の改善を図る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多層配線構造と多層配線構造を有する半導体装置とこれらの製造方法に関する。
例えば半導体集積回路装置において、益々高速性、低消費電力化、小型密実化、高集積密度化が求められ、これに応じて、より高精度、より多層化が求められ、配線の低抵抗化、配線相互の寄生容量の低減化が求められる。
配線の低抵抗化を図るために、通常の配線におけるAlに代えて、低比抵抗のCu配線とすることがなされる。しかし、Cuは、Alにおけるように、パターンエッチング等の加工性に劣ることから、層間絶縁層に配線溝を形成し、この配線溝内にメッキ、スパッタリング等によってCuを埋め込んで埋込み配線によるCu配線の形成がなされる。
そして、配線層における隣接配線間の寄生容量の低減化は、層間絶縁層を、無機絶縁層による第1絶縁層と、有機絶縁層による低誘電率の第2絶縁層との積層によるハイブリッド絶縁層構造とし、低誘電率の第2絶縁層に、上述したCu配線を形成し、このCu配線と下層の他の配線との電気的接続を、第1絶縁層に形成した透孔による配線接続孔、いわゆるヴィアホール内に、上述したCu配線と同時にCuの接続導電層を充填するデュアルダマシン構造によってなされる。
図14は、ハイブリッドデュアルダマシン構造による多層配線構造の要部の概略断面図を示す。図14においては、第1層絶縁層101に形成された第1配線溝102内に、Cuの絶縁層中への拡散を阻止する例えばTa膜より成るバリアメタル層103を介して、Cuを埋め込んでCu配線による第1埋込み配線104が形成される。
そして、この上に、多層配線構造のエッチングのストッパとしての機能と上述したバリアメタル層としての機能を有するキャップ層105が形成され、この上に無機絶縁層による下層絶縁層106と、その上に、低誘電率(いわゆるLow-k)の有機絶縁層による上層絶縁層107の積層によるいわゆるハイブリッド構造による第2絶縁層108が形成される。上層絶縁層107には、上層配線層のパターンに応じたパターンを有する第2配線溝109が貫通形成され、下層絶縁層106に、配線接続孔110が貫通形成される。
そして、これら第2配線溝109と配線接続孔110の内壁面に、例えばTa膜より成るバリアメタル層111の形成、Cuメッキの下地導電層として例えばCuのシード膜(図示せず)の形成、その後のCuの電気メッキを行って第2配線溝109と配線接続孔110とにCuの埋込みが同時になされて、第2埋込み配線112と接続導体113との形成が同時になされる。
このようにして、Cu配線による第2埋め込み配線112の所要部が、接続導体113を介して同様にCu配線による第1埋込み配線104に電気的に接続された多層配線構造(図14においては第1及び第2の1対の配線104及び112との2層のみが示されている)が形成される。
そして、デュアルダマシン構造の多層配線構造の製造方法は、多く提案されているところである(例えば特許文献1参照)。
しかし、いずれの方法による場合も、信頼性に問題が生じている。
すなわち、図14の構成において、その第2配線溝109及び配線接続孔110の形成は、例えば図15Aに示すように、第1埋込み配線104が形成された第1絶縁層101上に、上述したキャップ層105と、下層絶縁層106と、上層絶縁層107を成膜して後、上層絶縁層107上に、例えばSiOによるエッチングマスク層114を形成し、これにフォトリソグラフィ技術を適用したエッチングによって、図14で説明した第2配線溝109のパターンに対応するパターンの開口114Wを形成し、この上にフォトレジスト層115を塗布して、フォトリソグラフィにより、図13で説明した配線接続孔110のパターンに対応するパターンの開口115Wを形成する。
そして、まず、開口115Wを通じて第2絶縁層108を構成する上層絶縁層107、下層絶縁層106、キャップ層105をエッチングして、下層絶縁層106に配線接続孔110を形成する。この場合、キャップ層105が、いわばエッチングストッパとなって、このエッチングの深さを規定することができる。
その後、図15Bに示すように、図15Aのフォトレジスト層115を除去し、エッチングマスク層114の開口114Wを通じて上層絶縁層107をドライエッチングによる異方性エッチングを行うことによって第2配線溝109を形成する。
その後、Cuの埋込み作業がなされる。この埋込み作業は、配線接続孔110及び第1配線溝109の内周面に対し、図14で示したバリアメタル層111と、Cuのメッキを行うための下地導電層となるCuのシード膜(図示せず)とを形成し、その後電気メッキによって配線接続孔110及び第2配線溝109を充分埋め込むことのできる厚さにCuメッキ層を一旦厚く形成し(図示せず)、このメッキ層をその表面からCMP(Chemical Mechanical Polishing)によって研磨し、第2配線溝103の形成部以外の第2絶縁膜107上に形成されたCu層を除去して図14で示したように、配線接続孔110及び配線溝109内に限定的にCuの埋込みを行う。
ところで、上述した配線接続孔110及び配線溝109に対するCuの埋込み作業に先立ってこのCuが、良好に第1埋込み配線104に、機械的及び電気的に良好にコンタクトすることができるように、配線接続孔110の底面すなわち第1埋込み配線の表面に対する清浄化処理、すなわちクリーニングがなされる。
このクリーニングの良否、例えば上述したドライエッチングにおける残渣の排除等の良否が、多層配線構造の電気的及び機械的特性、すなわち信頼性に大きく影響する。
このクリーニング方法は、第1の方法として、フッ酸や有機酸水溶液によるクリーニング法があり、第2の方法として、アルゴンイオンによる物理的スパッタクリーニング、いわゆる逆スパッタによるクリーニング法があり、第3の方法として、高温の水素による酸化物の還元による方法があり、さらには、これらの組み合わせによる方法がある。
しかし、第1の方法におけるフッ酸によるときは、このクリーニングにおいて、ドライエッチングに際して生じたダメージ層を除去することにより、配線幅の変化すなわち設計幅からのずれ、いわゆるCD(Change Dimension)が生じる。また、有機系水溶液を用いるときはエッチング残渣の除去能力に問題がある。
また、第2の逆スパッタによる方法では、いわば物理的に叩くという方法であるために、図16に示すように、開口側に向かって、配線溝108が幅広になる、前述したと同様のCDが発生する。
そして、このように配線溝108が幅広化されると、隣接する配線間が近接し、寄生容量が高まるとか、ショートの原因となり、信頼性の低下を来たす。
更に、上述した第3の方法の水素による還元法によるときは、レジスト残渣が存在している場合、Cuの還元が不十分となる。
これに対し、水素Hラジカルによるクリーニングを行う場合、Cuの還元が良好に行われる。しかしながら、この場合、上述したハイブリッド構造による場合、その有機絶縁層例えばPAE(ポリアリ−ルエーテル)による上層絶縁層107の侵食が生じ、図17に模式的に示すように、第2配線溝109に広がりが生じ、前述したと同様に配線間が近接し、寄生容量が高まるとか、ショートを発生しやすくなるなど信頼性の低下を来たす。
また、上述した例えばPAEによる有機絶縁層が用いられたハイブリッド構造によらないデュアルダマシン構造の積層配線構造においても、例えばその第2絶縁層としてSiCOHなどのアルキル含有のSiOが用いられる場合、水素ラジカルによるクリーニングにおいて、そのアルキルが引き出され、この絶縁層の電気的、機械的特性の劣化を来たす。
特開2001−44189号公報
本発明は、多層配線構造、また、この多層配線構造を有する半導体装置において、上述した、クリーニングすなわち清浄化処理に伴う特性劣化を確実に回避するようにした多層配線構造と多層配線構造を有する半導体装置とこれらの製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明による多層配線構造は、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、少なくとも上記第2絶縁層には、該第2絶縁層に形成された上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の上記第2埋込み配線と上記第1絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡って接続導体が充填された配線接続孔が形成され、上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が、上記第2絶縁層の上記第2配線溝と上記配線接続孔の内側面を覆って形成されて成り、上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
本発明による多層配線構造は、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、少なくとも上記第2絶縁層は、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層との積層構造を有し、上記第2絶縁層において、上記上層絶縁層に上記第2埋込み配線が形成された第2配線溝が形成され、上記下層絶縁層の上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の第2埋込み配線と上記下層絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡る接続導体が充填された配線接続孔が形成され、上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が少なくとも上記有機絶縁層による上層絶縁層の上記第2配線溝の内側面を覆って形成されて成り、上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
本発明は、半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置であって、上記多層配線構造が、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、少なくとも上記第2絶縁層には、該第2絶縁層に形成された上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の上記第2埋込み配線と上記第1絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡って接続導体が充填された配線接続孔が形成され、上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が、上記第2絶縁層の上記第2配線溝と上記配線接続孔の内側面を覆って形成されて成り、上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
本発明は、半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置であって、上記多層配線構造が、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、少なくとも上記第2絶縁層は、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層との積層構造を有し、上記第2絶縁層において、上記上層絶縁層に上記第2埋込み配線が形成された第2配線溝が形成され、上記下層絶縁層の上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の第2埋込み配線と上記下層絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡る接続導体が充填された配線接続孔が形成され、上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が少なくとも上記有機絶縁層による上層絶縁層の上記第2配線溝の内側面を覆って形成されて成り、上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
本発明による多層配線構造の製造方法は、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に第2絶縁層を形成する工程と、該第2絶縁層に、上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、該配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、上記第2絶縁層の上記配線接続孔と上記第2配線溝との内側面に保護膜を形成する工程と、その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
本発明による多層配線構造の製造方法は、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層とを順次成膜して第2絶縁層を形成する工程と、該第2絶縁層の少なくとも下層絶縁層の上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、上記第2絶縁層の上記上層絶縁層に限定的に上記配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、少なくとも上記第2絶縁層の上記第2配線溝に臨む上記上層絶縁層の内側面に保護膜を形成する工程と、その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
上述した本発明による多層配線構造の各製造方法にあって、上記絶縁膜による保護膜の形成工程が、上記配線接続孔及び上記第2配線溝の内面に、上記絶縁膜を形成する工程と、反応性イオンエッチングによる異方性エッチングによって上記配線接続孔及び上記第2配線溝の深さ方向と交叉する上記配線接続孔の底面の上記絶縁膜を除去して上記第1埋込み配線を露呈する工程とを有することを特徴とする。
上述した本発明による多層配線構造の各製造方法にあって、上記バリアメタル層による保護膜の形成工程が、上記配線接続孔及び上記第2配線溝の内面に、スパッタリング及び逆スパッタリングによって上記配線接続孔及び上記第2配線溝の深さ方向と交叉する上記配線接続孔の底面の上記バリアメタル層を除去して上記第1埋込み配線を露呈する工程を有することを特徴とする。
本発明は、半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置の製造方法であって、上記多層配線構造が、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に第2絶縁層を形成する工程と、該第2絶縁層に、上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、該配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、上記第2絶縁層の上記配線接続孔と上記第2配線溝との内側面に保護膜を形成する工程と、その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
本発明は、半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置の製造方法であって、上記多層配線構造が、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層とを順次成膜して第2絶縁層を形成する工程と、該第2絶縁層の少なくとも下層絶縁層の上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、上記第2絶縁層の上記上層絶縁層に限定的に上記配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、少なくとも上記第2絶縁層の上記第2配線溝に臨む上記上層絶縁層の内側面に保護膜を形成する工程と、その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする。
尚、本発明において、第1及び第2絶縁層、第1及び第2配線溝、第1及び第2埋込み配線の呼称は、多層配線構造において、各層において、積層方向に隣り合う下層側を第1、上層側を第2と呼称するものであって、3層以上の配線において積層方向に隣り合う下層側を第1、上層側を第2と呼称するものである。
上述したように、本発明による多層配線構造においては、保護膜の存在により、第2絶縁層が、例えばSiCOHなどのアルキル含有のSiOによって構成される場合であっても、配線接続孔に接続導体を充填するに先立って配線接続孔の底面に臨む下層の第1の埋込み配線表面を清浄化するための水素ラジカルあるいは水素ブラズマによる清浄化処理に際して第2絶縁層が侵食されたりする不都合が回避される。
したがって、充分に清浄化された第1埋込み配線上に配線接続孔を通じて接続導体を形成することができることから、低抵抗コンタクトを図ることができる。
また、第2絶縁層の内側面が侵食されることが回避されるので、上述したCDの発生、すなわち配線幅の変動を回避でき、安定した信頼性にすぐれ目的とする高密度の埋込み配線による高速性にすぐれた多層配線構造を構成することができるものである。
また、本発明による多層配線構造において、少なくとも第2の絶縁層が、埋込み配線が形成される上層絶縁層が、接続導体が充填される配線接続孔が形成される下層絶縁層に比して誘電率が低い有機絶縁層が形成されるハイブリッド構成とされ、例えば前述のPAEによる有機絶縁層を用いた場合においても、上述したように配線溝内に臨む有機絶縁層に保護膜を形成したことから、同様に、内側面が侵食されることが回避されるので、上述したCDの発生、すなわち配線幅の変動を回避でき、安定した信頼性にすぐれ目的とする高密度の埋込み配線による高速性にすぐれた多層配線構造を構成することができるものである。
そして、本発明による半導体装置によれば、その多層配線構造部を、上述した本発明構成による多層配線構造としたことから、高速性にすぐれ、信頼性の高い半導体装置を構成することができるものである。
また、本発明による多層配線構造の製造方法、及び多層配線構造を有する半導体装置の製造方法によれば、上述した保護膜の形成によって、接続導体の形成に先立って充分にこの接続導体がコンタクトされるべき第1埋込み配線の表面を水素ラジカル、水素ブラズマによって清浄化することができることから、高い歩留まりをもってすぐれた特性を有する多層配線構造、多層配線構造を有する半導体装置を構成することができるものである。
図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、本発明は、この形態例に限定されるものではない。
[多層配線構造とこの多層配線構造を有する半導体装置の実施の形態例]
図1は、本発明によるハイブリッドデュアルダマシン構造の多層配線構造による半導体装置1の一実施形態例の要部の概略断面図で、図2は、その多層配線構造1の更に要部を模式的に示した断面図ある。
多層配線構造1は、ダマシン構造によるものであるが、この実施の形態例においては、図1において、第1埋込み配線11bを、最下層のシングルダマシン構造の配線とし、この上の配線を第2の埋込み配線12bとし、この第2の配線12bを含めてこれより上層の全配線がハイブリッド構造のデュアルダマシン構造とされた場合である。
本発明による半導体装置1は、半導体素子例えば絶縁ゲート形電界効果トランジスタMOSが配列形成された少なくとも半導体層を有す構成の半導体基体2上に、本発明構成による多層配線構造3を有して成る。
図1の例では、半導体基体2上には、半導体素子と接続された所要のパターンを有する通常の金属層より成る配線4が形成され、例えばボロンりんシリケートガラスによる平坦化絶縁層5によって埋め込まれる。そして、配線4の所定部が例えばタングステンプラグによる接続導体6によって、多層配線構造3の後述する下層の第1埋込み配線11bに電気的に接続される。
多層配線構造3は、下層の例えばSiOCの無機絶縁層よりなる第1絶縁層11iに、配線パターンに応じたパターンを有する第1配線溝11gが彫りこまれ、この第1配線溝11g内に、電気伝導性が高い例えばCuによる第1埋込み配線11bが形成されて成る。
また、その上層の第2絶縁層12iは、比較的誘電率が高い例えばSiOCによる下層絶縁層12i1と、低誘電率の有機物絶縁層例えばPAE(ポリアリ−ルエーテル)による上層絶縁層12i2との積層構造とされ、上層絶縁層12i2に、配線パターンに対応するパターンの第2配線溝12gがその全厚さに渡って掘り込まれ、これに同様に例えばCuによる第2埋込み配線12bが形成される。
第2絶縁層12iの下層絶縁層12i1には、第1埋込み配線11bと第2埋込み配線11bとの互いの接続部間に配線接続孔12hが穿設され、これに同様のCuによる接続導体12cが充填される。
上述した例えばWプラグによる接続導体6と第2埋込み配線12bとは、上述した例えばCuを同時に埋め込んで一体的に形成することができる。
そして、本発明においては、少なくともこのハイブリッド構造の第2の絶縁層12iの上層絶縁層12i2を構成する有機絶縁層の内側面を覆って保護膜7を被着形成する。
この保護膜7は、図2に示すように、例えば配線接続孔11cと配線溝12bの内側面に渡って形成することができる。
この保護膜7は、配線接続孔12hへの接続導体6の形成に先立って、配線接続孔12hの底面に臨む下層の埋込み配線11bの清浄化処理における水素ラジカル、水素ブラズマに耐性を有する例えば厚さ2nm〜3nmのSiO,SiN,SiC,SiCOHによって構成することができる。
次に、上述した本発明による多層配線構造の製造方法の実施の形態例を、図3〜図10を参照して説明する。各図は、各製造過程における目的とする多層配線構造3の要部の断面図を示す。
[多層配線構造の製造方法の第1の実施の形態例]
先ず、図3に示すように、前述したように、半導体基体2上の平坦化絶縁層5(何れも図示せず)上に、例えばSiOCによる第1絶縁層11iをPE−CVD(Plasma Enhance ―Chemical Vapor Deposition)法によって形成する。この第1絶縁層11iに、上述した第1配線溝11gを、RIE(Reactive Ion Etching)等によって形成する。
この第1配線溝11gの内面にSiN,SiC等によるバリアメタル層8を例えばスパッタリングによって成膜し、このバリアメタル層8を介して、低抵抗金属の例えばCuによる第1埋込み配線11bを形成する。この埋込み配線11bの形成は、配線溝11gの深さより充分厚く例えばCuをスパッタリングあるいはメッキ等によって形成し、CMP(Chemical Mechanical Polish)によって表面から研磨して配線溝11g内に、埋込み配線11bの表面と絶縁層11iの表面と一平面に平坦化する。
この平坦化面上に第2埋込み配線12bの拡散を抑制するバリアメタル層及び後述するエッチング等のストッパとなるキャップ層9を例えばSiN,SiC等をPE−CVD法によって全面的に被着形成する。
続いて、このキャップ層9上に全面的に第2絶縁層12iを形成する。この第2絶縁層12iは、例えば下層絶縁層12i1としてSiOCをPE−CVD等によって成膜し、続いて、この上に低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層12i2として例えばPEAを成膜する。
これら上層絶縁層12i2及び12i1に、上述した第2配線溝12gと、これに連通する配線接続孔12hを形成する。
これら第2配線溝12g及び配線接続孔12hの形成は、例えば周知のトリプルハードマスク法によって形成することによって高い精度に形成することができる。
この場合は、図3に示すように、上層絶縁層12i2上に、例えばSiOによる後述するエッチングのマスク層となる絶縁層21と、例えばSiNによる中間マスク層22と、例えばSiOによる上層マスク層23を順次スパッタリング等によって成膜する。
そして、図示しないがフォトレジスト層を用いたフォトリソグラフィによって最終的に形成する第2配線溝12gのパターンに対応する開口を有する、エッチングマスクを形成し、このフォトレジストの開口を通じて例えばSiOによる上層マスク層23開口23Wを形成する。
次に、開口23Wを一旦閉塞するようにフォトレジスト24を塗布し、フォトリソグラフィによって開口23W内の一部の最終的に形成する前述した配線接続孔12hの開口に対応する開口24W形成する。そして、この開口24Wを通じて、順次、SiN中間マスク層22及びSiO絶縁層21に対するエッチング行なって開口を形成する。
そして、図4に示すように、この開口を通じて選択性が高いRIEによって例えばPAEによる第2絶縁層12iの上層絶縁層12i2をエッチングし、凹部25を形成する。
図5に示すように、SiOによる上層マスク層23をマスクとして、その開口23Wを通じて、エッチング選択比を有するRIEによってエッチングし、中間マスク層22に開口22Wを形成する。このとき下層絶縁層12i1が一部エッチングされる。
次に、図6に示すように、中間マスク層22をマスクとしてその開口22Wを通じて例えばSiOによる絶縁層21を、これに対しエッチング選択性を有するRIEによってエッチングして開口21Wを形成する。このとき、第2絶縁層12iの下層のSiOによる上層マスク層23がエッチング除去される。
次に、図7に示すように、第2絶縁層12iの例えばPAEによる上層絶縁層12i2を、キャップ層9をエッチングストッパとする深さまでRIEエッチングする。
このようにして、第2配線溝12gとこれに連通する配線接続孔12hが形成される。
次に、図8に示すように、これら配線接続孔12hと第2配線溝12gの内面にSiO,SiN,SiC,SiCOH等の絶縁膜を例えばPE−CVDによって2nm〜3nm程度の厚さに被着形成して保護膜7を形成する。
例えばSiOのPE−CVDは、例えばシランとヘリウムガスの混合ガスを用いて、酸化作用を有するラジカル、イオン、原子、分子等の反応種が支配的に存在するプラズマ環境下で成膜する。
その後、図9に示すように、RIEによって配線接続孔12hの底面の絶縁膜による保護膜7及びキャップ層9を除去し、第1埋込み配線11bの表面を露呈させる。このとき、第2配線溝12gの底面の保護膜7も同時に除去される。
次に、RIEにおけるエッチング残渣や、第1埋込み配線11b表面酸化物や異物等の排除を例えば有機系洗浄剤によって洗浄する。
その後、水素ラジカル処理ないしは水素プラズマ処理による清浄化処理を行って、配線接続孔12hの底面の第1埋込み配線11b、例えばCuの表面の酸化物の還元、レジスト残渣等の分解除去を行う。
この清浄化処理の水素ラジカル処理ないしは水素プラズマ処理は、例えば300℃に過熱したタングステンワイヤに水素を吹き付けることによって水素ラジカルを発生させ、これによる清浄化処理方法によることができる。
この清浄化処理に際して、保護膜7すなわち絶縁膜ライナーの存在によって低誘電率の例えばPAEによる第2絶縁層12の上層絶縁層12i2のダメージ層の保護がなされる。そして、接続孔の貫通後におけるDHF(バッファ−ド フッ酸)処理が可能になるものである。
次に、図10に示すように、例えばTa,TaN,Ti,WN等によるバリアメタル層18をスパッタリング等によって形成する。
次に、電気メッキの通電層となり、良好なメッキ成膜を行うことができる下地層となる例えばCuのシード層19を、スパッタリング等によって形成する。
そして、このシード層19上に、例えばCuを全面的に例えば1μm程度に厚く電気メッキし、その表面からCMPによって平坦に研磨して、図11に示すように、配線接続孔12h及び第2配線溝12g内にCuによる接続胴体12cを充填すると同時に第2埋込み配線12bを形成し、この第2埋込み配線12bの表面と、SiO21の表面を平坦化する。
このようにして、第1埋込み配線11bと第2埋込み配線12bとが、接続導体12cによって電気的にコンタクトされた2層配線が構成される。
尚、上述した製造方法において、水素ラジカルないしは水素プラズマによる清浄処理は、その次工程の上述しバリアメタル18及びシード層19の成膜装置、例えばスパッタリング装置内で行い、その清浄処理の後に、この真空装置内で、外部に取り出すことなく、半導体基体を上述したバリアメタル層18及びシード層19の成膜作業行うことができる。
また、上述した保護膜7の形成は、例えば単原子層吸着による成膜のALD(Atomic Layer Deposition)よって形成することができ、この場合、極薄の保護膜7を形成することができ、よりCDすなわち埋込み配線12bの幅変動を良好に回避することができる。
上述したように、第2埋込み配線12bの形成と、この第2埋込み配線12bの第1埋込み配線11bとの接続導体12cの形成の後、これを第1埋込み配線とみたてて、順次繰り返すことによって、図1に示した3層以上の多層配線構造1を構成することができるものである。
[多層配線構造の製造方法の第2の実施の形態例]
この実施の形態例においては、その保護膜7をバイメタル層18によって構成した場合である。この場合、図3〜図8までの工程は、前述したと同様の方法を採ることができる。
そして、この場合、上述した絶縁層による保護膜7の形成に代えて、バリアメタルのスパッタ装置内において例えばTa,TaN,Ti,WN等をスパッタリングし、図12に示すように、バリアメタル層18を成膜する。
とする。
その後、このスパッタ装置のチャンバー内で、アルゴンの導入と、基体2に対する印加電圧の制御によって第2配線溝12g及び配線接続孔12hの内側面のバリアメタル層18を残し、この深さ方向と交叉する面に対する逆スパッタを強め、此処におけるバリアメタル層18除去することができ、配線接続孔12hの底面の第1埋込み配線11bの表面を露呈させることができる。
その後は、上述した方法におけると同様に、上述した水素ラジカルないしは水素プラズマによる清浄、シード膜19の形成、第2埋込み配線12b及び接続導体12cの形成処理等を行う。
上述した各製造方法の実施の形態において、バリアメタル層18あるいは保護膜7としてのバリアメタル層18の形成、例えばTaN膜の成膜条件は、例えば
DC(直流)パワー:6kW
流量:12sccm→0sccm(成膜中停止)。
プロセスガス:Arを8sccm→0sccm(成膜中一時停止)→12sccm。
圧力」:0.4Pa
成膜温度:100℃
基体バイアス:0Wから350Wへ。
また、例えばTaの成膜条件は、例えば
DC(直流)パワー:6kW
プロセスガス:Arを8sccm→0sccm(成膜中一時停止)→12sccm。
圧力」:0.4Pa
成膜温度:100℃
基体バイアス:0W
とする。
上述した本発明製造方法によれば、配線幅の変動CDの改善を図って安定した機械的、化学的特性にすぐれた多層配線構造及び多層配線構造を有する半導体装置を製造することができるものである。
尚上述した実施の形態例においては、ハイブリッド構造の多層配線構造について説明したが、第2絶縁層12iが、単層の絶縁層、特に、冒頭に述べた例えばSiCOHなどのアルキル含有のSiOが用いられる場合において、水素ラジカルないしは水素プラズマによるクリーニングに先立って、その第2配線溝12gの内側面に前述した本発明製造方法の各実施の形態例に於けると同様の方法によって、保護膜7を形成することにより、そのアルキルが引き出されることによる絶縁層の電気的、機械的特性の劣化を回避することができる。
また、図示した例では、最下層の第1絶縁層11iを単層とし、シングルダマシン構造とした場合であるが、これをデュアルダマシン構造とするとか、ハイブリッド構造とすることもできる。また、第2絶縁層12iとこれより上層の各絶縁層をハイブリッド構造とした場合であるが、これらを単層絶縁層による構成とすることもできるなど、上述した例に限定されることなく、種々の構成をとることができる。
本発明による多層配線構造と、この多層配線構造を有する半導体装置の一例の概略断面図である。 図1の要部の断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の他の一例の一工程における要部の概略断面図である。 本発明製造方法の他の一例の一工程における要部の概略断面図である。 従来の多層配線構造の一部を示す断面図である。 A及びBは、それぞれ従来の多層配線構造の一例の一部製造工程における断面図である。 従来の多層配線構造の製造方法における配線接続孔のクリーニング後の断面図である。 従来の多層配線構造の製造方法における配線接続孔のクリーニング後の断面図である。
符号の説明
1・・・半導体装置、2・・・基体、3・・・多層配線構造、4・・・配線、5・・・平坦化絶縁層、6・・・接続導体、7・・・保護膜、8,18・・・バリアメタル層、9・・・キャップ層、11i・・・第1絶縁層、11g・・・第1配線溝、11b・・・第1埋込み配線、12h・・・配線接続孔、12c・・・接続導体、12i・・・第2絶縁層、12i1下層絶縁層、12i1上層絶縁層、12g・・・第2配線溝、12b・・・第2埋込み配線、19・・・シード膜、21・・・絶縁層、22・・・SiN層、23・・・SiO層、24・・・フォトレジスト、101・・・・・・第1絶縁層、102・・・第1配線溝、103・・・バリアメタル層、104・・・第1埋込み配線、105・・・キャップ層、106・・・下層絶縁層、107・・・上層絶縁層、108・・・第2絶縁層、109・・・第2配線溝、110・・・配線接続孔、111・・・バリアメタル層、112・・・第2埋込み配線、113・・・接続導体、114・・・エッチングマスク層、115・・・フォトレジスト層、114W,115W・・・開口

Claims (10)

  1. 第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、
    該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、
    少なくとも上記第2絶縁層には、該第2絶縁層に形成された上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の上記第2埋込み配線と上記第1絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡って接続導体が充填された配線接続孔が形成され、
    上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が、上記第2絶縁層の上記第2配線溝と上記配線接続孔の内側面を覆って形成されて成り、
    上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造。
  2. 第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、
    該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、
    少なくとも上記第2絶縁層は、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層との積層構造を有し、
    上記第2絶縁層において、上記上層絶縁層に上記第2埋込み配線が形成された第2配線溝が形成され、上記下層絶縁層の上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の第2埋込み配線と上記下層絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡る接続導体が充填された配線接続孔が形成され、
    上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が少なくとも上記有機絶縁層による上層絶縁層の上記第2配線溝の内側面を覆って形成されて成り、
    上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造。
  3. 半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置であって、
    上記多層配線構造が、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、
    該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、
    少なくとも上記第2絶縁層には、該第2絶縁層に形成された上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の上記第2埋込み配線と上記第1絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡って接続導体が充填された配線接続孔が形成され、
    上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が、上記第2絶縁層の上記第2配線溝と上記配線接続孔の内側面を覆って形成されて成り、
    上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造を有する半導体装置。
  4. 半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置であって、
    上記多層配線構造が、第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層と、
    該第1絶縁層上に第2配線溝内に第2埋込み配線が形成された第2絶縁層とを少なくとも有し、
    少なくとも上記第2絶縁層は、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層との積層構造を有し、
    上記第2絶縁層において、上記上層絶縁層に上記第2埋込み配線が形成された第2配線溝が形成され、上記下層絶縁層の上記第2配線溝下に、該第2配線溝内の第2埋込み配線と上記下層絶縁層の上記第1埋込み配線とに差し渡る接続導体が充填された配線接続孔が形成され、
    上記配線接続孔への上記接続導体の形成に先立ってなされる水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理による清浄処理に耐性を有する保護膜が少なくとも上記有機絶縁層による上層絶縁層の上記第2配線溝の内側面を覆って形成されて成り、
    上記保護膜が、絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造を有する半導体装置。
  5. 第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に第2絶縁層を形成する工程と、
    該第2絶縁層に、上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、
    該配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、
    上記第2絶縁層の上記配線接続孔と上記第2配線溝との内側面に保護膜を形成する工程と、
    その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、
    その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、
    上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造の製造方法。
  6. 第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層とを順次成膜して第2絶縁層を形成する工程と、
    該第2絶縁層の少なくとも下層絶縁層の上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、
    上記第2絶縁層の上記上層絶縁層に限定的に上記配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、
    少なくとも上記第2絶縁層の上記第2配線溝に臨む上記上層絶縁層の内側面に保護膜を形成する工程と、
    その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、
    その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、
    上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造の製造方法。
  7. 上記絶縁膜による保護膜の形成工程が、上記配線接続孔及び上記第2配線溝の内面に、上記絶縁膜を形成する工程と、
    反応性イオンエッチングによる異方性エッチングによって上記配線接続孔及び上記第2配線溝の深さ方向と交叉する上記配線接続孔の底面の上記絶縁膜を除去して上記第1埋込み配線を露呈する工程とを有することを特徴とする請求項5または6に記載の多層配線構造の製造方法。
  8. 上記バリアメタル層による保護膜の形成工程が、上記配線接続孔及び上記第2配線溝の内面に、スパッタリング及び逆スパッタリングによって上記配線接続孔及び上記第2配線溝の深さ方向と交叉する上記配線接続孔の底面の上記バリアメタル層を除去して上記第1埋込み配線を露呈する工程を有することを特徴とする請求項5または6に記載の多層配線構造の製造方法。
  9. 半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置の製造方法であって、
    上記多層配線構造が、
    第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に第2絶縁層を形成する工程と、
    該第2絶縁層に、上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、
    該配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、
    上記第2絶縁層の上記配線接続孔と上記第2配線溝との内側面に保護膜を形成する工程と、
    その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、
    その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、
    上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造を有する半導体装置の製造方法。
  10. 半導体素子が形成された少なくとも半導体層を有する半導体基体上に多層配線構造を有する半導体装置の製造方法であって、
    上記多層配線構造が、
    第1配線溝内に第1埋込み配線が形成された第1絶縁層上に、無機絶縁層による下層絶縁層と、低誘電率の有機絶縁層による上層絶縁層とを順次成膜して第2絶縁層を形成する工程と、
    該第2絶縁層の少なくとも下層絶縁層の上記第1埋込み配線の所定部上において配線接続孔を形成する工程と、
    上記第2絶縁層の上記上層絶縁層に限定的に上記配線接続孔に連通する第2配線溝を形成する工程と、
    少なくとも上記第2絶縁層の上記第2配線溝に臨む上記上層絶縁層の内側面に保護膜を形成する工程と、
    その後、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理によって上記配線接続孔の底面における上記第1配線上を清浄化する清浄化工程と、
    その後、上記配線接続孔内と上記第2配線溝内に、上記第1埋込み配線に連接する接続導体と第2埋込み配線を形成する金属埋込み工程とを有し、
    上記保護膜が、水素プラズマ処理ないしは水素ラジカル処理に耐性を有する絶縁膜あるいは上記接続導体及び第2埋込み配線に対するバリアメタル層によることを特徴とする多層配線構造を有する半導体装置の製造方法。
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