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JP2006032464A - 磁気ランダムアクセスメモリ - Google Patents

磁気ランダムアクセスメモリ Download PDF

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JP2006032464A JP2004205845A JP2004205845A JP2006032464A JP 2006032464 A JP2006032464 A JP 2006032464A JP 2004205845 A JP2004205845 A JP 2004205845A JP 2004205845 A JP2004205845 A JP 2004205845A JP 2006032464 A JP2006032464 A JP 2006032464A
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nonmagnetic
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Yoshiaki Fukuzumi
嘉晃 福住
Toshihiko Nagase
俊彦 永瀬
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】Mnの拡散を防止して、MR特性の劣化を抑制する。
【解決手段】磁気ランダムアクセスメモリは、記録層30と固定層10と記録層及び固定層間に設けられたトンネル障壁層20とを有する磁気抵抗素子1を備えた磁気ランダムアクセスメモリであって、固定層は、反強磁性層12と、反強磁性層上に形成された第1の強磁性層13と、第1の強磁性層上に形成された第1の非磁性層14と、第1の非磁性層上に形成され、第1の非磁性層を介して第1の強磁性層と第1の磁気結合により磁気的に結合する第2の強磁性層15と、第2の強磁性層上に形成され、第1の非磁性層の膜厚と異なる膜厚を有する第2の非磁性層16と、第2の非磁性層上に形成され、第2の非磁性層を介して第2の強磁性層と第2の磁気結合により磁気的に結合する第3の強磁性層17とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気抵抗素子を備えた磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)に関する。
近年、半導体メモリの一種として、トンネル磁気抵抗(TMR:Tunnel Magneto-resistance)効果を利用した磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)が提案されている。
このMRAMのメモリセルでは、ビット線とワード線との交点に、情報記憶素子であるMTJ(Magnetic Tunneling Junction)素子が設けられている。そして、データを書き込む場合は、選択ビット線及び選択ワード線にそれぞれ電流を流し、これらの電流による合成磁界で選択ビット線及び選択ワード線の交点に位置する選択セルのMTJ素子にデータが書き込まれる。一方、データを読み出す場合は、選択セルのMTJ素子に読み出し電流を流し、このMTJ素子の磁化状態の抵抗変化によって“1”、“0”データが読み出される。
ここで、MRAMに用いるMTJ素子101は、図9に示すように、固定層110と、記録層130と、固定層110及び記録層130に挟まれたトンネルバリア層120とで構成されている。そして、固定層110は、下地層111と、反強磁性層112と、非磁性層114を介して反強磁性結合している第1及び第2の強磁性層113,115とで構成されている。
このようなMRAMは、高速性・不揮発性といった特徴から、本来ロジック混載に向いたメモリであるが、現状はロジックプロセスで用いる後工程の熱処理により、実用化が困難となっている。
すなわち、ロジックプロセスによる熱処理によってPtMn等で形成された反強磁性層112中のMnが非磁性層114まで拡散し、この非磁性層114を介した反強磁性結合が劣化してしまう。また、Mnの一部が、トンネルバリア層120の界面付近まで拡散する。これにより、固定層110のピン特性が劣化し、MR(Magneto Resistive)比(“1”、“0”データの抵抗比)が低下するという問題が生じていた。
尚、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のようなものがある。
特開2004-103125号公報 Masashige Sato and Kazuo Kobayashi "Spin-Valve-Like Properties of Ferromagnetic Tunnel Junctions" Jpn.J.Appl.Phys. Vol.36 (1997) pp.L200-L201
本発明は、Mnの拡散を防止して、MR特性の劣化を抑制することが可能な磁気ランダムアクセスメモリを提供する。
本発明は、前記課題を解決するために以下に示す手段を用いている。
本発明の一視点による磁気ランダムアクセスメモリは、記録層と固定層と前記記録層及び前記固定層間に設けられたトンネル障壁層とを有する磁気抵抗素子を備えた磁気ランダムアクセスメモリであって、前記固定層は、反強磁性層と、前記反強磁性層上に形成された第1の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に形成された第1の非磁性層と、前記第1の非磁性層上に形成され、前記第1の非磁性層を介して前記第1の強磁性層と第1の磁気結合により磁気的に結合する第2の強磁性層と、前記第2の強磁性層上に形成され、前記第1の非磁性層の膜厚と異なる膜厚を有する第2の非磁性層と、前記第2の非磁性層上に形成され、前記第2の非磁性層を介して前記第2の強磁性層と第2の磁気結合により磁気的に結合する第3の強磁性層とを具備する。
本発明によれば、Mnの拡散を防止して、MR特性の劣化を抑制することが可能な磁気ランダムアクセスメモリを提供できる。
本発明の一実施形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[1]MTJ素子の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのMTJ素子の断面図を示す。以下に、本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリにおいて記憶素子として機能するMTJ素子(磁気抵抗素子)の構成について説明する。
図1に示すように、MTJ素子1は、磁化が固定された固定層(ピン層)10と、磁化が回転する記録層(フリー層)30と、固定層10及び記録層30に挟まれたトンネルバリア層20とで構成されている。
このようなMTJ素子1の固定層10は、次のような積層構造になっている。下地層11上に反強磁性層12が形成され、この反強磁性層12上に3層の第1乃至第3の強磁性層13,15,17が形成されている。そして、第1及び第2の強磁性層13,15間には第1の非磁性層14が設けられ、第2及び第3の強磁性層15,17間には第2の非磁性層16が設けられている。
ここで、第1の非磁性層14の膜厚は、第2の非磁性層16の膜厚と異なり、第2の非磁性層16の膜厚よりも厚いのが望ましい。
[2]MTJ素子の材料
図2(a)は、本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリにおける熱処理前のMTJ素子の断面図を示す。図2(b)は、本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリにおける熱処理後のMTJ素子の断面図を示す。以下に、本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのMTJ素子の材料について説明する。
図2(a)に示すように、下地層11は、例えばNiFeで形成されている。反強磁性層12は、例えばPtMnで形成されている。第1乃至第3の強磁性層13,15,17は、例えばCoFeで形成されている。トンネルバリア層20は、例えばAlOxで形成されている。記録層30は、例えばNiFeで形成されている。
そして、第1及び第2の非磁性層14,16は、例えばRuで形成されるが(図2(a)参照)、熱処理により反強磁性層12から拡散したMnをストップさせるため、第1の非磁性層14にはMnが含まれて例えばRuMnxとなる(図2(b)参照)。
従って、熱処理後は、第1の非磁性層14には、例えば2〜10%程度のMnが含まれている。また、第2の非磁性層16にも、反強磁性層12から拡散したMnが例えば1%以下程度含まれていてもよい。
尚、第1乃至第3の強磁性層13,15,17及び記録層30は、例えば、Fe,Co,Ni又はそれらの合金、スピン分極率の大きいマグネタイト、CrO2,RXMnO3-y(R;希土類、X;Ca,Ba,Sr)等の酸化物の他、NiMnSb,PtMnSb等のホイスラー合金等で形成してもよい。さらに、これら磁性体には、強磁性を失わないかぎり、Ag,Cu,Au,Al,Mg,Si,Bi,Ta,B,C,O,N,Pd,Pt,Zr,Ir,W,Mo,Nb等の非磁性元素が多少含まれていてもよい。
また、第1及び第2の非磁性層14,16は、例えば、Cu,Ir,Pt,Pd,Rh,Re,Os,V,Cr,Nb,Mo,Ta,W,Al23,SiO2,MgO,AlN,Bi23,MgF2,CaF2,SrTiO2,AlLaO3等の様々な誘電体等で形成することも可能である。ここで、第1及び第2の非磁性層14,16は、反強磁性結合させる場合にはRuが望ましく、強磁性結合させる場合はCuが望ましい。
また、反強磁性層12は、例えば、FeMn、PtCrMn、NiMn、IrMn等で形成することも可能である。
また、トンネルバリア層20は、例えば、SiO2,MgO,AlN,Bi23,MgF2,CaF2,SrTiO2,AlLaO3等の様々な誘電体で形成することも可能である。
上記のような材料を用いた場合において、第1及び第2の非磁性層14,16は、同じ材料で形成してもよいし、互いに異なる材料で形成してもよい。また、第1乃至第3の強磁性層13,15,17も、全て同じ材料で形成してもよいし、それぞれ異なる材料で形成してもよい。
[3]固定層の磁気結合状態
図3乃至図5は、本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリにおけるMTJ素子を構成する固定層の磁気結合状態の模式図を示す。以下に、本発明の一実施形態に係る固定層の磁気結合状態について説明する。
図3乃至図5に示すように、第1の強磁性層13と第2の強磁性層15とは、第1の非磁性層14を介して、磁気的に結合(層間の交換結合:interlayer coupling )している(以下、第1の磁気結合と称す)。さらに、第2の強磁性層15と第3の強磁性層17とは、第2の非磁性層16を介して、磁気的に結合している(以下、第2の磁気結合と称す)。
これら第1及び第2の磁気結合は、(1)第1の磁気結合が強磁性結合であり、第2の磁気結合が反強磁性結合である場合(図3参照)、(2)第1の磁気結合が反強磁性結合であり、第2の磁気結合が強磁性結合である場合(図4参照)、(3)第1及び第2の磁気結合の双方が反強磁性結合である場合(図5参照)の3つの状態が考えられる。ここで、強磁性結合は、互いの磁化が平行な場合が安定であるとし、反強磁性結合は、互いの磁化が反平行な場合が安定であるとする。
上記において、第1及び第2の磁気結合の双方が強磁性結合である場合を含めていないのは、以下の理由からである。この場合、固定層10の磁化方向が全て同じ方向であるため、記録層30への漏れ磁場を固定層10で相殺することができない。つまり、記録層30の磁化反転が一方向にシフトするため、書き込み選択性が悪くなり、動作上、問題となるからである。
尚、ロジックプロセスの後工程における熱工程を経る際に、PtMnからなる反強磁性層12中のMn原子の拡散は、第1の非磁性層14のRuによってブロックされ、第1の非磁性層14はMn原子を含有する。
上記(1)の場合、拡散するMnが少ないとき、第1の非磁性層14がMn原子を含有することにより、第1の非磁性層14を介した第1及び第2の強磁性層13,15の強磁性結合は劣化するが、強磁性結合は維持される。一方、拡散するMnが多いとき、層間の強磁性結合は部分的に失われるが、第1及び第2の強磁性層13,15は他部分で層間の強磁性結合を維持しているため、層全体として強磁性結合を維持できる。また、層間の交換結合が失われた部分では、ピンホールを介した結合、あるいはMn拡散と同時に、第1及び第2の強磁性層13,15及び第1の非磁性層14との拡散により直接、磁気的に結合する等の別機構により、強磁性結合自体は維持することが可能であるため、固定層10が機能しなくなる程の劣化は回避することができる。
同様に、上記(2)の場合、拡散するMnが少ないとき、第1の非磁性層14がMn原子を含有することにより、第1の非磁性層14を介した第1及び第2の強磁性層13,15の反強磁性結合は劣化するが、反強磁性結合は維持される。一方、拡散するMnが多いとき、層間の反強磁性結合は部分的に失われるが、第1及び第2の反強磁性層13,15は他部分で層間の反強磁性結合を維持しているため、層全体として反強磁性結合を維持できる。また、反強磁性結合の場合、漏れ磁界が互いの磁化を維持する向きに働くため、反強磁性結合を維持することができる。漏れ磁界は、素子サイズ、強磁性材料の飽和磁化及び膜厚によりその大きさが変わるため、漏れ磁界によって反強磁性的に結合するように素子サイズ、強磁性材料の飽和磁化及び膜厚を選択しておくことができる。
ここで、上記(1)の場合において、第1の非磁性層14にMnが多く含まれている場合には、第1の非磁性層14は反強磁性層として機能することになる。例えば、第1の非磁性層14がIrの場合、第1の非磁性層14は、IrMnxとなり、反強磁性層として機能できる。
[4]固定層における強磁性層の膜厚
固定層10における第1乃至第3の強磁性層13,15,17の膜厚X1,X2,X3は、固定層10からの漏洩磁界を低減するように規定することが望ましい。従って、第1乃至第3の強磁性層13,15,17の膜厚X1,X2,X3は、上記第1及び第2の磁気結合における3つの磁気結合状態により、次のようにそれぞれ規定される。
(1)第1の磁気結合が強磁性結合であり、第2の磁気結合が反強磁性結合である場合は、図3に示すように、第1及び第2の強磁性層13,15の合計膜厚(X1+X2)は、第3の強磁性層17の膜厚X3とほぼ等しくすることが望ましい。これにより、第1及び第2の強磁性層13,15の磁化によって紙面の左向きに発生する漏れ磁界と、第3の強磁性層17の磁化によって紙面の右向きに発生する漏れ磁界とを、打ち消し合うことができる。
(2)第1の磁気結合が反強磁性結合であり、第2の磁気結合が強磁性結合である場合は、図4に示すように、第1の強磁性層13の膜厚X1は、第2及び第3の強磁性層15,17の合計膜厚(X2+X3)とほぼ等しくすることが望ましい。これにより、第1の強磁性層13の磁化によって紙面の左向きに発生する漏れ磁界と、第2及び第3の強磁性層15,17の磁化によって紙面の右向きに発生する漏れ磁界とを、打ち消し合うことができる。
(3)第1及び第2の磁気結合の双方が反強磁性結合である場合は、図5に示すように、第1及び第3の強磁性層13,17の合計膜厚(X1+X3)は、第2の強磁性層15の膜厚X2とほぼ等しくすることが望ましい。これにより、第1及び第3の強磁性層13,17の磁化によって紙面の左向きに発生する漏れ磁界と、第2の強磁性層15の磁化によって紙面の右向きに発生する漏れ磁界とを、打ち消し合うことができる。
尚、上記(1)の場合における第1及び第2の強磁性層13,15の各膜厚X1,X2、上記(2)の場合における第2及び第3の強磁性層15,17の各膜厚X2,X3、上記(3)の場合における第1及び第3の強磁性層13,17の各膜厚X1,X3は、互いにほぼ等しくなるように設定してもよいし、互いに異なるように設定してもよい。
[5]固定層における非磁性層の膜厚
図6は、本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのMTJ素子において、固定層をNiFe/Ru/NiFe構造にした場合のRuの膜厚と交換結合エネルギーとの関係を示す。以下に、本発明の一実施形態に係る固定層における非磁性層の膜厚について説明する。
固定層10における第1及び第2の非磁性層14,16の膜厚Y1,Y2は、上下の強磁性層がそれぞれ反強磁性結合又は強磁性結合となるように規定することが望ましい。そこで、ここでは、第1乃至第3の強磁性層13,15,17を例えばNiFeで形成し、第1及び第2の非磁性層14,16をRuで形成した場合の第1及び第2の非磁性層14,16の膜厚Y1,Y2について規定する。
図6に示すように、Ruの膜厚の変化によって、交換結合エネルギーは反強磁性結合から強磁性結合に振動しながら変化する。この図6において、交換結合エネルギーのプラス側は反強磁性結合となり、マイナス側は強磁性結合となることを示す。
従って、2つの強磁性層を反強磁性結合させたい場合は、その強磁性層に挟まれたRuからなる非磁性層の膜厚は、例えば、0.6〜1.0nm程度、1.9〜2.3nm程度にするとよく、特に交換結合エネルギーが大きくなる0.8nm又は2.0nmにするとよい。
一方、2つの強磁性層を強磁性結合させたい場合は、その強磁性層に挟まれたRuからなる非磁性層の膜厚は、例えば、1.2〜1.7nm程度にするとよく、特に交換結合エネルギーが大きくなる1.3nmにするとよい。
具体的には、図3乃至図5に示す上記(1)乃至(3)の磁気結合状態において、第1及び第2の非磁性層14,16をRuで形成した場合、第1及び第2の非磁性層14,16の膜厚Y1,Y2は次のように規定するとよい。
図3に示す(1)の場合、第1の非磁性層14の膜厚Y1は、第1及び第2の強磁性層13,15が強磁性結合するように例えば1.3nmに設定し、一方、第2の非磁性層15の膜厚Y2は、第2及び第3の強磁性層15,17が反強磁性結合するように例えば0.8nmに設定するとよい。
図4に示す(2)の場合、第1の非磁性層14の膜厚Y1は、第1及び第2の強磁性層13,15が反強磁性結合するように例えば2.0nmに設定し、一方、第2の非磁性層15の膜厚Y2は、第2及び第3の強磁性層15,17が強磁性結合するように例えば1.3nmに設定するとよい。
図5に示す(3)の場合、第1の非磁性層14の膜厚Y1は、第1及び第2の強磁性層13,15が反強磁性結合するように例えば2.0nmに設定し、一方、第2の非磁性層15の膜厚Y2は、第2及び第3の強磁性層15,17が反強磁性結合するように例えば0.8nmに設定するとよい。
上記(1)乃至(3)のいずれの磁気結合状態においても、第1及び第2の非磁性層14,16のうち、反強磁性層12の近くに位置する第1の非磁性層14の膜厚Y1は、反強磁性層12から遠くに位置する第2の非磁性層16の膜厚Y2よりも厚くなっている。換言すると、第2の磁気結合の交換結合エネルギーは、第1の磁気結合の交換結合エネルギーよりも大きくなっている。
上述した例は、固定層における非磁性層の膜厚について説明した本発明の一実施形態であり、交換結合エネルギーの大きさや、反強磁性結合から強磁性結合に振動しながら変化する周期は、固定層及び非磁性層の材料により異なる。これは、例えば、S. S. P. Parkin et.al., Phys. Rev. Lett. 64 (1990) pp.2304-2307、S. S. P. Parkin, Phys. Rev. Lett. 67 (1991) pp.3598-3601に開示されている。このため、非磁性層の膜厚は、各材料に適した膜厚にする必要がある。
[6]メモリセルの構造
本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリにおいて、メモリセルの構造は種々のタイプに適用できる。
例えば、図7に示すように、MTJ素子1がビット線41及びワード線42の交点に配置され、MTJ素子1の一端はビット線41に電気的に接続され、MTJ素子1の他端は下部金属層43及びコンタクト44を介して読み出し用スイッチング素子(例えばMOSトランジスタ)45に電気的に接続されている。このように、1セルに1つのトランジスタと1つのMTJ素子とからなる、いわゆる1Tr+1MTJ構造のメモリセルに、本発明を適用することも可能である。
また、図8に示すように、MTJ素子1がビット線41及びワード線42の交点に配置され、MTJ素子1の一端はビット線41に電気的に接続され、MTJ素子1の他端はワード線42に電気的に接続されている。このように、読み出し用のスイッチング素子をセル毎に備えない、いわゆるクロスポイント構造のメモリセルに、本発明を適用することも可能である。 上記本発明の一実施形態によれば、ロジックプロセスによる熱処理によってPtMn等で形成された反強磁性層12中のMnが第1の非磁性層14まで拡散した場合であっても、Ru等からなる第1の非磁性層14がMnの拡散防止層として機能する。これにより、MTJ素子1内でのMnの拡散を防止することができるため、第1及び第2の磁気結合が破壊されることを抑制できる。従って、固定層10のピン特性が劣化する問題を回避できるため、MR特性の劣化を抑制できる。このように、本発明の一実施形態によれば、ロジックプロセスに混載可能な耐熱性を持つMRAMを実現できる。
また、第1の非磁性層14には、新規材料を導入せず、かつ化合物等に比べてプロセス制御しやすい材料を用いることで、MRAMの実用化に貢献できる。
尚、固定層10の積層構造は、第1乃至第3の強磁性層13,15,17からなる3層に限定されず、さらに複層化することも可能であり、多層の非磁性層により耐熱性をさらに向上することも可能である。また、固定層10の積層構造を記録層30に適用することも可能である。
その他、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおけるMTJ素子を示す断面図。 図2(a)は本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおける熱処理前のMTJ素子を示す断面図、図2(b)は本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおける熱処理後のMTJ素子を示す断面図。 本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおけるMTJ素子の固定層を示す模式図であって、第1の磁気結合が強磁性結合であり、第2の磁気結合が反強磁性結合である場合を示す図。 本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおけるMTJ素子の固定層を示す模式図であって、第1の磁気結合が反強磁性結合であり、第2の磁気結合が強磁性結合である場合を示す図。 本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおけるMTJ素子の固定層を示す模式図であって、第1及び第2の磁気結合の双方が反強磁性結合である場合を示す図。 本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリのMTJ素子において、固定層をNiFe/Ru/NiFe構造にした場合のRuの膜厚と交換結合エネルギーとの関係を示す図。 本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおける1Tr+1MTJ構造のメモリセルを示す断面図。 本発明の一実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリにおけるクロスポイント構造のメモリセルを示す断面図。 従来技術に係る磁気ランダムアクセスメモリにおけるMTJ素子を示す断面図。
符号の説明
1…MTJ素子、10…固定層、11…下地層、12…反強磁性層、13…第1の強磁性層、14…第1の非磁性層、15…第2の強磁性層、16…第2の非磁性層、17…第3の強磁性層、20…トンネルバリア層、30…記録層、41…ビット線、42…ワード線、43…下部金属層、44…コンタクト、45…読み出し用スイッチング素子、X1…第1の強磁性層の膜厚、X2…第2の強磁性層の膜厚、X3…第3の強磁性層の膜厚、Y1…第1の非磁性層の膜厚、Y2…第2の非磁性層の膜厚。

Claims (5)

  1. 記録層と固定層と前記記録層及び前記固定層間に設けられたトンネル障壁層とを有する磁気抵抗素子を備えた磁気ランダムアクセスメモリであって、
    前記固定層は、
    反強磁性層と、
    前記反強磁性層上に形成された第1の強磁性層と、
    前記第1の強磁性層上に形成された第1の非磁性層と、
    前記第1の非磁性層上に形成され、前記第1の非磁性層を介して前記第1の強磁性層と第1の磁気結合により磁気的に結合する第2の強磁性層と、
    前記第2の強磁性層上に形成され、前記第1の非磁性層の膜厚と異なる膜厚を有する第2の非磁性層と、
    前記第2の非磁性層上に形成され、前記第2の非磁性層を介して前記第2の強磁性層と第2の磁気結合により磁気的に結合する第3の強磁性層と
    を具備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 前記第1の非磁性層は、Mnを含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 前記第1の磁気結合は強磁性結合であり、前記第2の磁気結合は反強磁性結合であることを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 前記第1の磁気結合は反強磁性結合であり、前記第2の磁気結合は強磁性結合であることを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  5. 前記第1の磁気結合は反強磁性結合であり、前記第2の磁気結合は反強磁性結合であることを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
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