JP2006011292A - 液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度の変動による悪影響を受けずに液体現像剤の薄層の膜厚を適正に制御でき、常に良好な画像品質を維持できる液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置を提供する。
【解決手段】液体現像装置54では液体現像剤70の温度が検出され、その検出結果に応じて、液体現像装置54に設けられた複数の塗布ローラ73、汲み上げローラ74間のギャップを調整する。この結果、汲み上げローラ74から塗布ローラ73に移送される液体現像剤70の粘性が変化しても、適正な量の液体現像剤70を塗布ローラ73を介して現像ローラ72へ移送できる。
【選択図】 図2
【解決手段】液体現像装置54では液体現像剤70の温度が検出され、その検出結果に応じて、液体現像装置54に設けられた複数の塗布ローラ73、汲み上げローラ74間のギャップを調整する。この結果、汲み上げローラ74から塗布ローラ73に移送される液体現像剤70の粘性が変化しても、適正な量の液体現像剤70を塗布ローラ73を介して現像ローラ72へ移送できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に使用される液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置に関する。
液体現像装置を図10を参照して説明する。図10は、一般的な液体現像装置を図示した概略斜視図である。液体現像装置100は、感光体(例えば、感光ドラム)などの潜像担持体140上に形成された静電潜像を、絶縁性液体中にトナーを分散した液体現像剤により、現像するようにしている。
液体現像装置100は、現像ローラ110と、前記現像ローラ110に液体現像剤を薄層化して塗布する塗布ローラ(アニロックスローラ)120と、塗布ローラ120上の液体現像剤の量を規制する塗布量制御部材としてのドクタブレード130と、液体現像剤を貯めておくための図示しない現像剤貯留タンクを備えている。又、潜像担持体140上のトナーをクリーニングするためのクリーニングブレード150を備えている。そして、液体現像装置100では、現像剤貯留タンク(図示しない)の液体現像剤は、塗布ローラ120や、或いは、図示しない汲み上げローラにより汲み上げられ、ドクタブレード130により塗布ローラ120上の液体現像剤の量を規制されたのち、現像ローラ110に薄層化して塗布される。現像ローラ110は、潜像担持体140と対向する現像領域まで薄層化された液体現像剤を搬送する。
前記現像領域では、潜像に基づく現像がおこなわれ、現像ローラ110上の液体現像剤は潜像担持体140へと供給される。一方、ドクタブレード130により規制された塗布ローラ120上の余剰の液体現像剤は、現像剤貯留タンク内へ回収される。回収された液体現像剤は現像剤貯留タンク内で貯留されている液体現像剤と混合され、トナーを液体現像剤中に均一に分散した状態で再度塗布ローラ120に供給される。
ところで、現像時、前記液体現像剤は帯電したトナーが絶縁性液体中を静電気の力によって、移動され、潜像担持体140上の静電潜像を現像する。このとき、トナーの移動距離が短いほど、トナーに帯電した電荷の喪失が少なく、現像効率が向上する。従って、現像効率を挙げるために、前述のように現像ローラ110上に液体現像剤をミクロン単位の薄層を形成し、この薄層化された液体現像剤を潜像担持体140に接触させている。
このような液体現像剤の薄層を形成する手段として、前記塗布ローラ120の周面には、凹凸パターンが形成されており、該周面にドクタブレードを当接することにより、液体現像剤の量を計量し、計量された液体現像剤を現像ローラ110て転写塗布することで、均一な薄層を形成するようにしている。
しかしながら、従来、装置内の温度の変動により、前記薄層の適正な膜厚の形成が困難であり、画像品質の低下が問題となっている。例えば、装置内の温度が高くなると、液体現像剤の温度も高くなり、その結果、液体現像剤の粘性が低下するため、ドクタブレード130で計量されていても、現像ローラへ搬送される液体現像剤の膜厚が薄くなり、転写不良による画像濃度の低下が生ずる。
又、逆に装置内温度が低くなると、液体現像剤の温度も低くなり、その結果、液体現像剤の粘性の粘性が上がるため、ドクタブレード130で計量されていても、現像ローラへ搬送された液体現像剤の薄層の膜厚が厚くなり、画像流れの原因となり、画像濃度の低下が生ずる。
又、装置内の温度によって汲み上げローラから塗布ローラへの液体現像剤の量が変わるとドクターブレードで計量していても計量後の量が計量前の現像剤量の影響を受けて変化する。例えば、装置内の温度が高くなり、粘性が低いと汲み上げローラ上に形成される膜厚が薄くなるので塗布ローラへの量が少なくなり計量された量も少なくなる。
この問題を解消するために、温度ヒータ等の制御で、液体現像剤の温度を一定に保つ方法も考えられているが、昨今の環境問題により、省エネの観点から望ましくない。
本発明の目的は、温度の変動による悪影響を受けずに液体現像剤の薄層の膜厚を適正に制御でき、常に良好な画像品質を維持できる液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置を提供することにある。
本発明の目的は、温度の変動による悪影響を受けずに液体現像剤の薄層の膜厚を適正に制御でき、常に良好な画像品質を維持できる液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体現像剤の粘性又は粘性影響因子の度合いを検出し、その検出結果に応じて、液体現像装置に設けられた複数のローラ間のギャップを調整することを特徴とする液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法を要旨とするものである。
請求項2の発明は、液体現像剤を移送する複数のローラを備えた液体現像装置において、前記ローラ間のギャップを調整する調整手段を備えたことを特徴とする液体現像装置を要旨とするものである。
請求項3の発明は、液体現像剤を移送する複数のローラを備えた液体現像装置において、前記ローラ間のギャップを調整する調整手段と、液体現像剤の粘性又は粘性影響因子の度合いを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、前記調整手段を調整制御する制御手段を備えたことを特徴とする液体現像装置を要旨とするものである。
請求項1の発明によれば、温度の変動による悪影響を受けずに液体現像剤の薄層の膜厚を適正に制御でき、常に良好な画像品質を維持できる効果を奏する。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明を直接実現するための装置として、適用でき、請求項1の発明を容易に行うことができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明を直接実現するための装置として、適用でき、請求項1の発明を容易に行うことができる。
請求項3の発明は、温度の変動による悪影響を受けずに液体現像剤の薄層の膜厚を適正に制御でき、常に良好な画像品質を維持できる効果を奏する。
(第1実施形態)
以下、本発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置という)の液体現像装置に具体化した一実施形態を図1〜図8を参照して説明する。
以下、本発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置という)の液体現像装置に具体化した一実施形態を図1〜図8を参照して説明する。
図1は、画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置は、給紙手段1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、ベルト搬送手段4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、定着手段10、排出搬送路11、排出トレイ14などから構成されている。給紙手段1は、給紙カセット1aと、ピックアップローラ1bとを備え、給紙カセット1a内の紙Pをピックアップローラ1bにて、垂直搬送路2へ搬送する。垂直搬送路2は、搬送されてきた紙Pをレジストローラ対3を介して2次転写手段9へ搬送する。
ベルト搬送手段4は、駆動ローラ41と、従動ローラ42と、この2つのローラに亘って掛け渡された無端状の中間転写ベルト43とからなる。中間転写ベルト43は、テンションローラ44にて適度なテンションを保っている。そして、この状態で、駆動ローラ41は図示しない駆動モータからその駆動力を伝達され、各画像形成手段における感光体ドラム51の外周速度とベルト搬送手段4の中間転写ベルト43の外周速度が等速になるように駆動されている。
図1に示す第1〜第4の画像形成手段5〜8は、図中左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用のものであり、全てほぼ同じ構成のユニットである。ここでは、説明の便宜上、画像形成に関して代表して第1の画像形成手段5の構成を、図2を参照して説明する。なお、他の画像形成手段において、第1の画像形成手段5の構成と同一構成については同一符号を付す。第1の画像形成手段5は、感光体ドラム51、主帯電装置52、LPH(LED PRINT HEAD)53、液体現像装置54、1次転写手段55、クリーニング装置56、除電ランプ57から構成され、樹脂でできた筐体に組み付けることにより1つのユニットとなり、図示しない装置本体に取り付けられている。
感光体ドラム51はアモルファス・シリコンドラムを用いており、現像位置での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置52により帯電される。この帯電した感光体ドラム51の表面にLPH53が画像情報に応じた光を照射することにより感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム51は潜像担持体に相当する。なお、LPH53はユニットの小型化のために採用しているがLSU(レーザスキャニングユニット)を用いても良い。
液体現像装置54は、トナーとキャリアからなる現像剤を所定の濃度になるように撹拌混合して用い、現像ローラでこの現像剤を感光体ドラム51の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム51にトナー像を形成するものである。感光体ドラム51の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。即ち、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位である。上記のように形成された静電潜像が現像されたトナー像は、前記1次転写手段55とのニップに前記ベルト搬送手段4の中間転写ベルト43に転写される。前記1次転写手段55は本実施形態では転写ローラを用いており、前記感光体ドラム51の表面電位とは逆極性の電圧が−1000〜−1300Vの範囲に設定され、印加されている。
感光体ドラム51上の転写されなかったトナーは次のプロセスのクリーニング装置56のゴムブレード56aにより掻き落とされる。感光体ドラム51は、表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ57により除電されてその後は次の一連のプロセスに備える。このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム51の特性、トナーの性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。画像形成装置は、上記第1の画像形成手段5と同様の方法で、第2〜第4の画像形成手段6〜8でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を感光体ドラム上に現像し、中間転写ベルト43上に順次繰り返し、ずれなく転写することでフルカラー画像の形成を行う。
再び図1に戻り転写後の画像形成について説明する。2次転写手段9は、本実施形態では、2次転写ローラからなる。2次転写手段9は、垂直搬送路2上の2次転写位置に配置されている。2次転写位置は2次転写手段9が駆動ローラ41と対向するとともに、中間転写ベルト43に対して圧接する位置である。この2次転写手段9には、2次転写バイアスが印加されており、2次転写手段9により、中間転写ベルト43から、垂直搬送路2及びレジストローラ対3を介して搬送されてきた紙Pにフルカラー画像が2次転写される。この後、フルカラー画像が2次転写された紙Pは、中間転写ベルト43から分離され、定着手段10に搬送される。定着手段10は、第1定着ローラ10a、第2定着ローラ10bを備えている。各定着ローラには、図示しない定着ヒータが内蔵され、同定着ヒータは定着に必要な所定の温度に制御されている。この温度により、両ローラにて圧接されて通過する紙P上にフルカラー画像の定着処理がされる。そして、紙Pは、定着手段10で定着処理がなされた後に排出搬送路11を介して排出トレイ14に排出される。
中間転写クリーニングユニット12は、中間転写クリーニングローラ12aと、中間転写クリーニングブレード12bとを備えている。中間転写クリーニングローラ12aは、中間転写ベルト43に対して圧接されていて、中間転写ベルト43の回転方向と同方向に回転されている。中間転写クリーニングブレード12bは、中間転写ベルト43の移動方向における中間転写クリーニングローラ12aの位置から下流側にて、中間転写ベルト43に対しカウンタ当接することにより、中間転写ベルト43上の転写残トナーを回収除去し、中間転写ベルト43を次の画像形成工程に備えさせる。
(液体現像装置54)
次に、図2〜図7を参照して、液体現像装置54の具体的構成について説明する。
本実施形態の液体現像装置54は、液体現像剤70を収容する収容タンク71を備えている。収容タンク71の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ72と、塗布ローラ73と、汲み上げローラ74と、ドクタブレード75と、クリーニングブレード76と、一対の撹拌スクリュー77a、77bとが設けられている。
次に、図2〜図7を参照して、液体現像装置54の具体的構成について説明する。
本実施形態の液体現像装置54は、液体現像剤70を収容する収容タンク71を備えている。収容タンク71の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ72と、塗布ローラ73と、汲み上げローラ74と、ドクタブレード75と、クリーニングブレード76と、一対の撹拌スクリュー77a、77bとが設けられている。
現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74、及び撹拌スクリュー77a、77bは、歯車列等からなる駆動伝達機構Kを介して駆動モータ(図示しない)により回転駆動される。前記駆動伝達機構Kについては後述する。
液体現像剤70は、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液と、同キャリア液の中にトナーを高濃度で分散するように調整されている。撹拌スクリュー77a,77bは、前記液体現像剤70を循環・攪拌する。汲み上げローラ74は液体現像剤70にその一部が浸かっており、汲み上げた液体現像剤70を塗布ローラ73に塗布する。
塗布ローラ73の両端部を除く周面は、現像ローラ72に対する塗布領域となる。塗布領域は、凹凸パターンが形成されている。そして、汲み上げローラ74により汲み上げられた液体現像剤70は、塗布ローラ73に対してその回転方向とカウンタ当接されたドクタブレード75により、余分な液体現像剤70が除去(規制)されて計量される。
そして、塗布ローラ73は、液体現像剤70を現像ローラ72上に塗布することにより、現像ローラ72上に液体現像剤70の薄層を形成する。感光体ドラム51上の現像領域においては、この液体現像剤70によって潜像が現像される。又、現像後、現像ローラ72上に残留した液体現像剤70はクリーニングブレード76によって現像ローラ72上から除去される。
(駆動伝達機構)
駆動伝達機構Kについて説明する。図4及び図5に示すように、収容タンク71の長手方向の両端部には端壁80が設けられている(図4、図5では、一方の端壁80のみ図示)。両端壁80には、現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74の回転軸が回動自在に支持されている。現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74の回転軸72a,73a,74aは、一方の端壁80から突出されており、各軸には、平歯車81,82,83が固定されている。又、端壁80外面には、図6に示すようにアイドルギヤの筒状の軸受部80a、80bが形成されており、各軸受部80a,80bには、平歯車82,83にそれぞれ噛合するアイドルギヤ84,85が回動自在に軸支されている。又、両アイドルギヤ84,85は、互いに噛合されている。
駆動伝達機構Kについて説明する。図4及び図5に示すように、収容タンク71の長手方向の両端部には端壁80が設けられている(図4、図5では、一方の端壁80のみ図示)。両端壁80には、現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74の回転軸が回動自在に支持されている。現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74の回転軸72a,73a,74aは、一方の端壁80から突出されており、各軸には、平歯車81,82,83が固定されている。又、端壁80外面には、図6に示すようにアイドルギヤの筒状の軸受部80a、80bが形成されており、各軸受部80a,80bには、平歯車82,83にそれぞれ噛合するアイドルギヤ84,85が回動自在に軸支されている。又、両アイドルギヤ84,85は、互いに噛合されている。
これらの、平歯車81,82,83及びアイドルギヤ84,85により、駆動伝達機構Kが構成されている。平歯車81及びアイドルギヤ84には、図示しない駆動モータに連係作動する伝達駆動系の平歯車86に噛合されており、前記駆動モータの回転トルクが伝達される。
(調整機構T)
次に、ローラ間のギャップを調整する調整手段としての調整機構Tを図4〜図7を参照して説明する。なお、調整機構Tは、汲み上げローラ74の回転軸74aの両端側にそれぞれ一組設けられているが、構成は同じであるため、一方の調整機構Tについて説明し、他方の調整機構Tについては、説明を省略する。
次に、ローラ間のギャップを調整する調整手段としての調整機構Tを図4〜図7を参照して説明する。なお、調整機構Tは、汲み上げローラ74の回転軸74aの両端側にそれぞれ一組設けられているが、構成は同じであるため、一方の調整機構Tについて説明し、他方の調整機構Tについては、説明を省略する。
図6に示すように汲み上げローラ74の回転軸74aを支持する端壁80には、軸受支持体収納孔87が透設されている。軸受支持体収納孔87は、汲み上げローラ74側が、小径部87aを有し、平歯車83側が大径部87bを有している。小径部87a及び大径部87bは、同軸とされている。軸受支持体収納孔87内には軸受支持体88が収納されている。軸受支持体88は、略円筒状に形成されている。軸受支持体88は、外径が小径の第1挿入部88aと、外径が大径の第2挿入部88bを備えており、各挿入部が、軸受支持体収納孔87の小径部87a及び大径部87bにそれぞれ嵌合されている。軸受支持体88の第2挿入部88bの周部には、一対の取付片88cが互いに180度反対方向に張り出し形成されている。軸受支持体88は、取付片88cを介して、端壁80に螺合したボルト89により、端壁80に対して締め付け固定されている(図5参照)。
軸受支持体88の軸受支持孔88dは、長孔状に形成されている。長孔状の軸受支持孔88dは、平歯車83と噛合するアイドルギヤ85の軸受部80bの軸心Oに近位の円弧面Aと、遠位の円弧面Bを備えている(図7(a)参照)。
円弧面A,Bは、該軸心Oを中心とした半径を有する同心円に沿ってそれぞれ形成されている。シール材90は、軸受支持孔88d内に内嵌されている。軸受支持孔88d内には、シール材90を介して、第1軸受91が挿入されている。シール材90は、硬度が低い、すなわち、弾性変形可能な発泡材(例えば、発泡スポンジ等)からなり、可動範囲で、第1軸受91の移動に対して追従可能である。シール材90は、図6に示すように、軸受挿入孔90aが透設され、該軸受挿入孔90a内に第1軸受91が配置されている。
第1軸受91は、図6に示すように、筒状の挿入部91aと、該挿入部91aの一端に形成された外向きフランジ91bとを備え、挿入部91aがシール材90の軸受挿入孔90a内に嵌入されている。第1軸受91の軸受孔91cには、回転軸74aが回動自在に支持されている。
又、回転軸74aにおいて、平歯車83よりも先端側には、第2軸受92が軸受孔92cにて相対回動自在に嵌合されている。第2軸受92は、装置フレーム110に設けられたガイド溝100(図7(b)参照)内に移動自在に係入されている。
ガイド溝100は、平歯車83と噛合するアイドルギヤ85の軸受部80bの軸心Oに近位の円弧ガイド面Cと、遠位の円弧ガイド面Dを備えている。
第2軸受92の周部には、ガイド溝100の円弧ガイド面C及び円弧ガイド面Dに沿うように形成された側面92a,92bを備えている。第2軸受92がガイド溝100に沿って移動すると、第2軸受92は円弧ガイド面C及び円弧ガイド面Dにガイドされ、この結果、第2軸受92に相対回動された回転軸74aは、軸心Oから半径Rの円上の軌跡を移動するようにされている。
第2軸受92の周部には、ガイド溝100の円弧ガイド面C及び円弧ガイド面Dに沿うように形成された側面92a,92bを備えている。第2軸受92がガイド溝100に沿って移動すると、第2軸受92は円弧ガイド面C及び円弧ガイド面Dにガイドされ、この結果、第2軸受92に相対回動された回転軸74aは、軸心Oから半径Rの円上の軌跡を移動するようにされている。
図4、5に示すように、収容タンク71の端部下部には、ステップモータ99が取付固定されている。ステップモータ99のハウジング99a上面には、ネジ部31が突出されて、ステップモータ99の出力軸(図示しない)の正逆回転に応じて、上下に進退するようにされている。ネジ部31の先端(上端)には、当接子32が固定されている。当接子32は、第2軸受92の下面に常時当接されている。又、収容タンク71の端部下部には、ガイド部材30が固定されており、ガイド部材30に透設されたガイド孔30aに当接子32が摺動自在に挿入され、当接子32の上下移動をガイドする。
軸受支持体88、ステップモータ99、ネジ部31、第1軸受91、第2軸受92、ガイド溝100等により、調整機構Tが構成されている。
次に、前記調整機構Tの制御装置93を図8を参照して説明する。
次に、前記調整機構Tの制御装置93を図8を参照して説明する。
制御手段としての制御装置93は2組の調整機構Tを調整制御するようにしている。制御装置93は、CPU(中央処理装置)94、ROM95、及びRAM96を備えている。ROM95には、調整機構の駆動制御プログラムが格納されている。収容タンク71内には、液体現像剤70の温度を検出する温度センサ97が設けられている。温度センサ97は、液体現像剤の温度検出信号をCPU94に入力する。本実施形態では、温度は、粘性影響因子に相当するとともに、温度の値は粘性影響因子のその度合いを示す。温度検出手段としての温度センサ97は粘性影響因子の度合いを検出する検出手段に相当する。又、CPU94は、駆動制御プログラムに基づいて、温度検出信号に応じた駆動制御信号をモータ駆動回路98に出力する。モータ駆動回路98は、その駆動制御信号に基づいて、ステップモータ99を正逆回転する。
(実施形態の作用)
さて、以上のように構成された液体現像装置54の作用を説明する。
なお、制御装置93の制御は、2組の調整機構Tに対して行うが、説明の便宜上、1組の調整機構Tについて説明し、他方の調整機構Tに対する制御は同様であるため、説明を省略する。
さて、以上のように構成された液体現像装置54の作用を説明する。
なお、制御装置93の制御は、2組の調整機構Tに対して行うが、説明の便宜上、1組の調整機構Tについて説明し、他方の調整機構Tに対する制御は同様であるため、説明を省略する。
温度センサ97が、液体現像剤70の温度検出信号を制御装置93に入力すると、制御装置93のCPU94は、検出した液体現像剤70の温度に応じた塗布ローラ73と汲み上げローラ74間のギャップをマップを参照して割り出す。なお、マップは、ROM95に格納されている。前記マップは、液体現像剤70の温度と、塗布ローラ73と汲み上げローラ74間のギャップとの関係を示す2次元マップであり、液体現像剤70の温度に応じて、前記ギャップの程度が設定されている。
言い換えれば、液体現像剤70の粘性は、液体現像剤70の温度に従って一義的に変化するため、前記マップでは、液体現像剤70の粘性の程度に応じて、前記ギャップの程度が設定されているのと同じ意味を有する。
液体現像剤70の温度が高い場合、液体現像剤70の粘性が低くなるため、前記マップでは、汲み上げローラ74と塗布ローラ73との間のギャップを温度が低い場合より狭くすることにより、汲み上げローラ74から塗布ローラ73への液体現像剤70の移送を良好にする、すなわち、適正な量の移送ができるように設定されている。又、液体現像剤70の温度が低い場合、液体現像剤70の粘性が高くなるため、前記マップでは、汲み上げローラ74と塗布ローラ73との間のギャップを温度が高い場合より広くすることにより、汲み上げローラ74から塗布ローラ73への液体現像剤70の移送を良好にするすなわち、適正な量の移送ができるように設定されている。
例えば、マップの例として、液体現像剤70が15℃以下の場合、0.11mmとし、15℃維持用、20℃未満の場合は、0.09mmとし、20℃以上25℃未満の場合は、0.07mmとし、25℃以上30℃未満の場合は0.05mmとし、30℃以上の場合は、0.03mmとする。
なお、液体現像剤70の温度と、その温度において、塗布ローラ73への液体現像剤70の適正な移送量により、薄層の膜厚が画像形成に好適となるようにする前記ギャップの値は、予め試験等により得られた値である。
CPU94は、前記マップを参照して、現在の液体現像剤70の温度に応じたギャップの値(以下、ギャップ値という)を得ると、そのギャップ値を目標値とする。一方、CPU94は、現在のローラ間のギャップの程度(以下、現在値という)を、液体現像装置54が電源オンされた時から、現在までステップモータ99を駆動したステップモータ99の合計した回転駆動量に基づいて算出する。ここで合計した回転駆動量は、正回転方向(本実施形態では、ネジ部31を上方へ移動させるための回転方向)をプラスの値とし、逆回転方向(ネジ部31を下方へ移動させるための回転方向)をマイナスの値として、合計した量である。なお、現在値を得るのに、汲み上げローラ74の位置を検出する位置センサを使用してもよい。
そして、CPU94は、目標値と現在値との偏差を算出し、その偏差を解消するようにモータ駆動回路98に駆動制御信号を出力する。モータ駆動回路98は、駆動制御信号に基づいて、ステップモータ99を駆動して、ローラ間のギャップが、目標値と一致するようにする。
すなわち、ステップモータ99が正回転すると、ネジ部31を上方へ進出させて第2軸受92を上方に、押し出す。第2軸受92は、ガイド溝100にガイドされて、図7(b)に示すように軸心Oを中心とした半径Rの円弧に沿って移動する。これに伴い、回転軸74aも同方向に移動する。このとき、回転軸74aに取着された軸受91(図7(a)参照)は、軸心Oを中心とした半径Rの円弧に沿ってシール材90及び軸受支持孔88dが許容する範囲で軸受支持孔88d内を移動する。そして、回転軸74aの移動により、汲み上げローラ74が上方に移動されて、塗布ローラ73との間のギャップが狭くなる。
この場合は、液体現像剤70の温度が高く、液体現像剤70の温度が低い場合よりも、液体現像剤70の粘性は小さい。しかし、調整機構Tにより、ローラ間のギャップが狭くなるため、汲み上げローラ74から塗布ローラ73には液体現像剤70の移送量が適正に確保されることにより、液体現像剤70の移送量が多くなる。この場合、ドクタブレード75によって規制されても、塗布ローラ73から現像ローラ72に移送される量が確保できる。この結果、現像ローラ72上に形成される液体現像剤70の薄層の膜厚が画像形成に好適となる。
従来は、液体現像剤70の温度が高くなっても、ローラ間のギャップは変化しないため、粘性が小さくなった液体現像剤70は、汲み上げローラ74から塗布ローラ73へ、適正な量の移動ができないが、このようなことは本実施形態ではなくなる。
又、ステップモータ99が逆回転すると、ネジ部31を下方へ退出させる。第2軸受92は、自重及び汲み上げローラ74等の自重によって下方に移動する。このとき、第2軸受92は、ガイド溝100にガイドされて、図7(b)に示すように軸心Oを中心とした半径Rの円弧に沿って移動する。これに伴い、回転軸74aも同方向に移動する。このとき、回転軸74aに取着された軸受91(図7(a)参照)は、軸心Oを中心とした半径Rの円弧に沿ってシール材90が許容する範囲で軸受支持孔88d内を移動する。そして、回転軸74aの移動により、汲み上げローラ74が下方に移動されて、塗布ローラ73との間のギャップが広くなる。
この場合は、液体現像剤70の温度が低く、液体現像剤70の温度が高い場合よりも、液体現像剤70の粘性は大きい。しかし、調整機構Tにより、ローラ間のギャップが広くなるため、汲み上げローラ74から塗布ローラ73には液体現像剤70の移送量が適正に確保されることにより、液体現像剤70の移送量が少なくなる。この場合、ドクタブレード75によって規制されても、塗布ローラ73から現像ローラ72に移送される量が確保できる。この結果、現像ローラ72上に形成される液体現像剤70の薄層の膜厚が画像形成に好適となる。
従来は、液体現像剤70の温度が低くなっても、ローラ間のギャップは変化しないため、粘性が大きくなった液体現像剤70は、汲み上げローラ74から塗布ローラ73には、適正な量の移動ができないが、このようなことは本実施形態ではなくなる。
なお、第2軸受92の上下方向の移動は、アイドルギヤ85の軸心Oを中心とした半径Rに沿った円弧上を移動する。このとき、回転軸74aに取着された平歯車83も、アイドルギヤ85の軸心Oを中心とした半径Rに沿った円弧上を移動するため、平歯車83と、アイドルギヤ85の軸心間に変化はなく、平歯車83とアイドルギヤ85の噛み合いに支障を来すことがない。
上記のようにして、本実施形態の液体現像装置54では、液体現像剤70の温度(粘性影響因子の度合い)を検出し、その検出結果に応じて、液体現像装置54に設けられた複数の塗布ローラ73、汲み上げローラ74間のギャップを調整するようにしている。そして、液体現像剤70の温度に応じて、塗布ローラ73と汲み上げローラ74間のギャップを自動調整するようにしたため、汲み上げローラ74から塗布ローラ73に移送される液体現像剤70の粘性が変化しても、適正な量の液体現像剤70を塗布ローラ73を介して現像ローラ72へ移送できる。この結果、温度の変動による悪影響を受けずに液体現像剤70の薄層の膜厚を適正に制御でき、常に良好な画像品質を維持できる。
又、本実施形態では、調整機構Tにおいて、第2軸受92の上下方向の移動は、アイドルギヤ85の軸心Oを中心とした半径Rに沿った円弧上を移動するように、回転軸74aに取着された平歯車83も、アイドルギヤ85の軸心Oを中心とした半径Rに沿った円弧上を移動するようにした。この結果、平歯車83と、アイドルギヤ85の軸心間に変化はなく、平歯車83とアイドルギヤ85の噛み合いに支障を来すことがない。
なお、本発明の実施形態は、下記のように変更してもよい。
○ 前記実施形態では、調整機構Tのステップモータ99を回転することにより、ネジ部31を上下に進退するようにしたが、図9に示すようにカム200を用いてもよい。図9のカム200は、偏心円板カムであり、偏心して配置した回転軸210を図示しないステップモータにて正逆回転して第2軸受92を上下動することにより、ローラ間のギャップの調整ができるようにされている。
○ 前記実施形態では、調整機構Tのステップモータ99を回転することにより、ネジ部31を上下に進退するようにしたが、図9に示すようにカム200を用いてもよい。図9のカム200は、偏心円板カムであり、偏心して配置した回転軸210を図示しないステップモータにて正逆回転して第2軸受92を上下動することにより、ローラ間のギャップの調整ができるようにされている。
○ 前記実施形態の温度センサ97の代わりに、液体現像剤70の粘性度合いを検出するために、液体現像剤70を混合する撹拌スクリュー77aの駆動トルクを検出する検出手段として、撹拌スクリュー77aを駆動する図示しないモータのトルク検出を行うトルクセンサを設けてもよい。このトルク検出により、液体現像剤70の粘度の度合いを検出することができ、トルク検出に応じて、ローラ間のギャップを調整するようしてもよい。ここで、トルクセンサは、液体現像剤の粘性の度合いを検出する検出手段に相当する。
○ 液体現像剤の粘性に影響を及ぼす粘性影響因子としては、トナー濃度もある。すなわち、トナー濃度が高いと粘性が大きくなり、トナー濃度が低いと粘性が小さくなる。このため、粘性影響因子の度合いを検出する検出手段として、トナー濃度を検出する濃度検出センサを設けてもよい。
54…液体現像装置
70…液体現像剤
72…現像ローラ(現像剤担持体)
73…塗布ローラ
74…汲み上げローラ
93…制御装置(制御手段)
97…温度センサ(検出手段)
T…調整機構(調整手段)
70…液体現像剤
72…現像ローラ(現像剤担持体)
73…塗布ローラ
74…汲み上げローラ
93…制御装置(制御手段)
97…温度センサ(検出手段)
T…調整機構(調整手段)
Claims (3)
- 液体現像剤の粘性又は粘性影響因子の度合いを検出し、その検出結果に応じて、液体現像装置に設けられた複数のローラ間のギャップを調整することを特徴とする液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法。
- 液体現像剤を移送する複数のローラを備えた液体現像装置において、
前記ローラ間のギャップを調整する調整手段を備えたことを特徴とする液体現像装置。 - 液体現像剤を移送する複数のローラを備えた液体現像装置において、
前記ローラ間のギャップを調整する調整手段と、
液体現像剤の粘性又は粘性影響因子の度合いを検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に応じて、前記調整手段を調整制御する制御手段を備えたことを特徴とする液体現像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004191895A JP2006011292A (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004191895A JP2006011292A (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006011292A true JP2006011292A (ja) | 2006-01-12 |
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| JP2004191895A Pending JP2006011292A (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 液体現像装置におけるローラ間のギャップ調整方法及び液体現像装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2006011292A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009042396A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Kyocera Mita Corp | 現像装置及び画像形成装置 |
| JP2009047975A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Kyocera Mita Corp | 現像装置及び画像形成装置 |
| JP2009053486A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Kyocera Mita Corp | 現像装置及び画像形成装置 |
| JP2011118394A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Oce Printing Systems Gmbh | 電気泳動方式の印刷装置を用いてエンドレスな被印刷物を印刷する方法 |
-
2004
- 2004-06-29 JP JP2004191895A patent/JP2006011292A/ja active Pending
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