JP2006002874A - 転がり軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 温度変化によって生じる軸受予圧およびアキシャル・ラジアル剛性の変化を抑制することで位置決め制御の高速化と高精度化とを図ることができる転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】 本発明の転がり軸受装置10は、 一方の端部に鍔部22を有する軸11と、軸11周りに設けられた筒状のハウジング12と、内輪17、外輪18、及び、内輪17及び外輪18間に配置された複数の玉19とをそれぞれ備え、ハウジング12を軸11に対して揺動可能に支持する一対の転がり軸受13a,13bとを備え、軸11、ハウジング12、外輪18、及び、玉19はそれぞれSUS400系統の材料からなり、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17は軸受鋼からなり、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17は、その端面を軸11の鍔部22と当接させるとともに、軸11周りに遊嵌される。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の転がり軸受装置10は、 一方の端部に鍔部22を有する軸11と、軸11周りに設けられた筒状のハウジング12と、内輪17、外輪18、及び、内輪17及び外輪18間に配置された複数の玉19とをそれぞれ備え、ハウジング12を軸11に対して揺動可能に支持する一対の転がり軸受13a,13bとを備え、軸11、ハウジング12、外輪18、及び、玉19はそれぞれSUS400系統の材料からなり、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17は軸受鋼からなり、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17は、その端面を軸11の鍔部22と当接させるとともに、軸11周りに遊嵌される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、転がり軸受装置に関し、特に、磁気ディスク装置のスイングアームのような、高速で微小揺動する部位に使用される転がり軸受装置に関する。
従来のスイングアーム用転がり軸受装置では、グリースが密封された転がり軸受2個に対して予圧をかけて使用されている。例えば、図3に示すようなスイングアーム用転がり軸受装置101は、軸102と、軸102周りに設けられた筒状のハウジング103と、ハウジング103を軸102に対して揺動可能に支持する一対の転がり軸受(玉軸受)104,104とを備えている。
ハウジング103には、ボイスコイルモータが取付けられたスイングアーム105がナット106によってスペーサ107を介して固定されており、スイングアーム105はハウジング103と共に軸102に対して揺動回転する。
図3のように構成された転がり軸受装置101では、軸102、ハウジング103及び転がり軸受104、104の内輪108,108、外輪109,109、玉110,110をSUS400系統の同一材料で構成したり、軸102、ハウジング103の材料にはSUS300系統を使用し、内輪108,108、外輪109,109、玉110,110の材料を異なる材料で構成したりする場合がある。
また近年、磁気ディスク装置は、ますます高密度化が要求されている。このため、ディスクに信号を記録するトラックの幅もますます狭くなってきており、目標トラックへのアクセスの高速化と位置決め性能の高精度化が要求されている。また、これに伴って、磁気ヘッドを搭載するスイングアームを支持するスイングアーム用転がり軸受装置にも、制御の高速化と高精度化が要求されている。この要求を満たすため、転がり軸受の内輪および軸の線膨張係数を転動体、外輪およびハウジングの線膨張係数より大きくして、高温時の軸受すきまの減少を促し、共振周波数の低下を防ぐことが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−39019号公報(第2−3項、図1)
ところで、図3に示す転がり軸受装置101では、軸102及びハウジング103がSUS300系統、内輪108、外輪109及び玉110がSUS400系統で各々構成され、適正な予圧を装置内部の軸受部に負荷することにより、転がり軸受104は一対の接触角αを有している。なお、SUS300系統の線膨張係数の値は、SUS400系統の線膨張係数の値より大きい。
ここで、例えば温度が上昇した場合、内輪108の線膨張係数は軸102の線膨張係数より小さいため、玉110に対する内輪108及び軸102の径方向の伸びは小さい。一方、内輪108及び軸102の軸方向の伸びは軸の材料であるSUS300系統の線膨張係数に沿って大きくなる。一方、玉110に対する外輪109及びハウジング103の径方向の伸びはハウジング103の線膨張係数に沿って大きくなる。また、外輪109及びハウジング103の軸方向の伸びは軸102と同程度に大きくなる。
これに対して、玉110の膨張は線膨張係数が小さいために小さく、その結果、軸受ラジアルすきまが初期に設定したすきまより大きくなる。このため、転がり軸受104は予圧を維持することができず予圧を低下し、図4に示すように、接触角αは接触角γへと大きくなる。これにより初期の接触角αにより得られた軸受ばねAは軸受ばねCとなり、当初のアキシャル・ラジアル剛性も低下してしまう。
更に、例えば温度が低下した場合、玉110に対する内輪108、軸102及びハウジング103、外輪109の軸方向の収縮は上述した温度上昇時とは反対に収縮するが、内輪108及び軸102の径方向の収縮に対しハウジング103及び外輪109の径方向の収縮が大きくなる。これに対して、玉110の収縮は小さく、その結果、軸受ラジアルすきまが初期に設定したすきまより小さくなるため、転がり軸受104は予圧を維持することができず予圧を増大し、図4に示すように、接触角αは接触角βへと小さくなる。これにより初期の接触角αにより得られた軸受ばねAは軸受ばねBとなり、当初のアキシャル・ラジアル剛性が増大してしまう。
このため、上記のように構成された転がり軸受装置101では、温度変化によって転がり軸受104の予圧が変化し、これによってアキシャル・ラジアル剛性が変化してしまうという問題があった。
一方、特許文献1に記載の転がり軸受装置では、内輪および軸の材料を外輪およびハウジングの材料と異ならせて、内輪および軸の線膨張係数を外輪およびハウジングの線膨張係数より大きくすることで高温時の軸受すきまを減少させているが、軸及びハウジングに同一材料を用いるような仕様においては、適用することができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、温度変化によって生じる軸受予圧およびアキシャル・ラジアル剛性の変化を抑制することで位置決め制御の高速化と高精度化とを図ることができる転がり軸受装置を提供することにある。
本発明に係る上記課題は、下記構成によって達成される。
(1)一方の端部に鍔部を有する軸と、
該軸周りに設けられた筒状のハウジングと、
内輪、外輪、及び、該内輪及び該外輪間に配置される複数の玉とをそれぞれ備え、前記ハウジングを前記軸に対して揺動可能に支持する一対の転がり軸受と、
を備えた転がり軸受装置であって、
前記軸、前記ハウジング、前記外輪、及び、前記玉はそれぞれSUS400系統の材料からなり、前記鍔部側の転がり軸受の前記内輪は軸受鋼からなり、
前記鍔部側の転がり軸受の前記内輪は、その端面を前記軸の鍔部と当接させるとともに、前記軸周りに遊嵌されたことを特徴とする転がり軸受装置。
(1)一方の端部に鍔部を有する軸と、
該軸周りに設けられた筒状のハウジングと、
内輪、外輪、及び、該内輪及び該外輪間に配置される複数の玉とをそれぞれ備え、前記ハウジングを前記軸に対して揺動可能に支持する一対の転がり軸受と、
を備えた転がり軸受装置であって、
前記軸、前記ハウジング、前記外輪、及び、前記玉はそれぞれSUS400系統の材料からなり、前記鍔部側の転がり軸受の前記内輪は軸受鋼からなり、
前記鍔部側の転がり軸受の前記内輪は、その端面を前記軸の鍔部と当接させるとともに、前記軸周りに遊嵌されたことを特徴とする転がり軸受装置。
本発明の転がり軸受装置によれば、軸、ハウジング、外輪、及び、玉はそれぞれSUS400系統の材料からなり、鍔部側の転がり軸受の内輪は軸受鋼からなり、また、鍔部側の転がり軸受の内輪は、その端面を軸の鍔部と当接させるとともに、軸周りに遊嵌されるので、温度変化によって生じる軸受予圧およびアキシャル・ラジアル剛性の変化を抑制することができ、位置決め制御の高速化と高精度化とを図ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る転がり軸受装置について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る転がり軸受装置を説明するための断面図である。図1に示すように、転がり軸受装置10は、軸11と、軸11周りに設けられた筒状のハウジング12と、ハウジング12を軸11に対して揺動可能に支持する玉軸受である一対の転がり軸受13a,13bとを備えている。ハウジング12には、ボイスコイルモータが取付けられたスイングアーム14がナット15によってスペーサ16を介して固定されており、スイングアーム14はハウジング12と共に軸11に対して揺動回転する。
図1は本発明の第1実施形態に係る転がり軸受装置を説明するための断面図である。図1に示すように、転がり軸受装置10は、軸11と、軸11周りに設けられた筒状のハウジング12と、ハウジング12を軸11に対して揺動可能に支持する玉軸受である一対の転がり軸受13a,13bとを備えている。ハウジング12には、ボイスコイルモータが取付けられたスイングアーム14がナット15によってスペーサ16を介して固定されており、スイングアーム14はハウジング12と共に軸11に対して揺動回転する。
転がり軸受13a,13bは、外周面に内輪軌道面を有する内輪17、17と、内周面に外輪軌道面を有する外輪18、18と、内輪軌道面と外輪軌道面との間に円周方向に転動自在に配置された複数の玉19,19とをそれぞれ有する。また、転がり軸受13a,13bは、さらに、複数の玉19,19をそれぞれ収容する複数のポケットを有する保持器20,20と、外周縁部が外輪4の軸方向外方に固定されたシール部材21,21とをそれぞれ有する。
軸11の一方の端部である下端部には、鍔部22が形成されており、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17は、その端面を軸11の鍔部22と当接させるとともに、軸11周りに遊嵌されている。
転がり軸受13a,13bは、転がり軸受13bの内輪を軸11に遊嵌し、転がり軸受13bの外輪18及び転がり軸受13aの内輪17と外輪18を軸11及びハウジング12に圧入又は接着により組み込むことで予圧が付与される。転がり軸受装置10への予圧付与は、一方の転がり軸受13aの内輪17を加振しながら軸11に挿入し、外輪18側で共振周波数を測定しながら予圧を制御する、所謂共振圧入方式や、内輪17を加振しながら軸11に挿入し、外輪18側でトルクを測定しながら予圧を制御する、所謂トルク圧入方式によって行なわれればよく、これにより軸受の剛性を増加することができる。
ここで、軸11、ハウジング12、及び、転がり軸受13a,13bを構成する外輪18、玉19は、例えば線膨張係数が10.1×10−6/℃であるSUS400系統のマルテンサイト系ステンレス鋼を材料として形成されており、転がり軸受13a,13bの内輪17は、線膨張係数が12.5×10−6/℃であるSUJ2のような軸受鋼を材料として形成されている。
このように構成された転がり軸受装置10では、ハードディスクドライブの使用が長時間になると、各部材の摩擦熱により転がり軸受装置10の雰囲気温度が上昇し、これにともなって、各部材が熱膨張を生じ、従来技術の転がり軸受104と同様に、転がり軸受13a,13bの軸受ラジアルすきまが初期に設定したすきまより大きくなろうとする。 ここで、内輪17の軸方向の伸びは他の部品より相対的に大きくなるため、鍔部22に当接する内輪17は軸方向内方へ移動し、予圧を増大する方向に作用する。このため、軸受ラジアルすきまは初期に設定したすきまに維持され、転がり軸受13a,13bは常温時設定の予圧と同等とすることができ、アキシャル・ラジアル剛性の変化を抑制することができる。
また、温度が低下した場合には、従来技術の転がり軸受104と同様に、転がり軸受13a,13bの軸受ラジアル隙間が初期に設定したすきまより小さくなろうとする。しかしながら、内輪17の収縮が他の部材よりも大きいため、増大しようとする予圧を逃がす形となり、転がり軸受13a,13bは常温時設定の予圧を維持することができる。このため、アキシャル・ラジアル剛性の変化を抑制することができる。
従って、本実施形態に係る転がり軸受装置10では、軸11、ハウジング12、外輪18、及び、玉19がそれぞれSUS400系統の材料からなり、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17が軸受鋼からなり、また、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17が、その端面を軸11の鍔部22と当接させるとともに、軸11周りに遊嵌されるので、温度が上昇した場合でも、低下した場合でも予圧を常温設定時の予圧と同等とすることが可能となり、アキシャル・ラジアル剛性の変化を抑制することが可能となる。
なお、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
本発明では、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17は軸11周りに遊嵌されるが、図2に示されるように、内輪17が軸11の鍔部22近傍のみにおいて圧入されている構成も本発明に含まれる。
本発明では、鍔部側の転がり軸受13bの内輪17は軸11周りに遊嵌されるが、図2に示されるように、内輪17が軸11の鍔部22近傍のみにおいて圧入されている構成も本発明に含まれる。
10 転がり軸受装置
11 軸
12 ハウジング
13a,13b 転がり軸受
14 スイングアーム
17 内輪
18 外輪
19 玉
22 鍔部
11 軸
12 ハウジング
13a,13b 転がり軸受
14 スイングアーム
17 内輪
18 外輪
19 玉
22 鍔部
Claims (1)
- 一方の端部に鍔部を有する軸と、
該軸周りに設けられた筒状のハウジングと、
内輪、外輪、及び、該内輪及び該外輪間に配置される複数の玉とをそれぞれ備え、前記ハウジングを前記軸に対して揺動可能に支持する一対の転がり軸受と、
を備えた転がり軸受装置であって、
前記軸、前記ハウジング、前記外輪、及び、前記玉はそれぞれSUS400系統の材料からなり、前記鍔部側の転がり軸受の前記内輪は軸受鋼からなり、
前記鍔部側の転がり軸受の前記内輪は、その端面を前記軸の鍔部と当接させるとともに、前記軸周りに遊嵌されたことを特徴とする転がり軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004180691A JP2006002874A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004180691A JP2006002874A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 転がり軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006002874A true JP2006002874A (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=35771430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004180691A Pending JP2006002874A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 転がり軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006002874A (ja) |
-
2004
- 2004-06-18 JP JP2004180691A patent/JP2006002874A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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