JP2006044395A - 有人無人運転切替走行車両 - Google Patents
有人無人運転切替走行車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006044395A JP2006044395A JP2004226161A JP2004226161A JP2006044395A JP 2006044395 A JP2006044395 A JP 2006044395A JP 2004226161 A JP2004226161 A JP 2004226161A JP 2004226161 A JP2004226161 A JP 2004226161A JP 2006044395 A JP2006044395 A JP 2006044395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- center
- cover
- vehicle
- driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 19
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000004091 panning Methods 0.000 description 3
- 210000001364 upper extremity Anatomy 0.000 description 3
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 2
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Abstract
【課題】有人運転時に用いる操向ハンドルと運転席を無人運転時に覆うようにし、有人運転と無人運転との切り替えが可能な走行車両を提供する。
【解決手段】運転者が乗車して運転者の操作により走行する有人運転と、運転者が乗車しないで自動走行する無人運転と、を切り替える切替手段を有する車両であり、車体前側を覆う車体前側カバー21と、車体後側を覆う車体後側カバー22と、車体中央部の操向ハンドル8と運転席7を覆う車体中央カバー23とを有し、車体中央カバー23は着脱可能である。
【選択図】図1
【解決手段】運転者が乗車して運転者の操作により走行する有人運転と、運転者が乗車しないで自動走行する無人運転と、を切り替える切替手段を有する車両であり、車体前側を覆う車体前側カバー21と、車体後側を覆う車体後側カバー22と、車体中央部の操向ハンドル8と運転席7を覆う車体中央カバー23とを有し、車体中央カバー23は着脱可能である。
【選択図】図1
Description
この発明は、有人運転と無人運転との切替が可能な有人無人運転切替走行車両に関する。
例えば、運転者が乗車して運転者の操作により走行する有人運転システムを備え、不整地を走行する車両がある(例えば、特許文献1)。また、無人で動く車両としては、搬送車や無人誘導で動くゴルフカートなどが工場内やゴルフ場内などで用いられている(例えば、特許文献2)。また、特定の区間のコースを障害物を避けながら走行し、タイムを競う競技に用いる車両がある。このような車両等は、それぞれの用途に応じた構成になっている。
特開2001−10580号公報(第1頁〜第6頁、図1〜図5)
特開2001−202132号公報(第1頁〜第8頁、図1〜図6)
ところで、無人運転システムを備える車両は、例えば所定地域を偵察し、危険情報を収集したり、あるいは建物や走行路等が破壊されている状態の情報を得るために用い、さらには不審者がいると警告を発生したりするために用いる等の需要が拡大している。この無人運転システムを備える車両を無人専用とすると、使用目的地まで運搬するのに無人運転によるか、別の車両に搭載して運搬する必要があり不便である。
このためには、車両に無人運転システムと有人運転システムとを備え、これらを切り替えて運転できるようにすればよい。ところが、有人運転時には運転者が運転席に座って操向ハンドルによって走行するが、無人運転時には運転席や操向ハンドルを使用しないが外部に開放されていると、雨天時のパトロール等に用いる場合には操向ハンドルや運転席が雨に濡れ、あるいは操向ハンドルが障害物に接触したり、さらには外部から悪戯されるおそれがある等の問題がある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、有人運転時に用いる操向ハンドルと運転席を無人運転時に覆うようにし、有人運転と無人運転との切り替えが可能な有人無人運転切替走行車両を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、運転者が乗車して運転者の操作により走行する有人運転と、運転者が乗車しないで自動走行する無人運転と、を切り替える切替手段を有する車両であり、
車体前側を覆う車体前側カバーと、
車体後側を覆う車体後側カバーと、
車体中央部の操向ハンドルと運転席を覆う車体中央カバーとを有し、
前記車体中央カバーは着脱可能であることを特徴とする有人無人運転切替走行車両である。
車体前側を覆う車体前側カバーと、
車体後側を覆う車体後側カバーと、
車体中央部の操向ハンドルと運転席を覆う車体中央カバーとを有し、
前記車体中央カバーは着脱可能であることを特徴とする有人無人運転切替走行車両である。
請求項2に記載の発明は、前記車体中央カバーは、少なくとも車体前側カバーまたは車体後側カバーのいずれかとほぼ連続面を構成することを特徴とする有人無人運転切替走行車両である。
請求項3に記載の発明は、前記車体中央カバーは、
前記操向ハンドルと前記運転席の上方を覆うセンタトップフードと、
前記操向ハンドルと前記運転席の左右の側方を覆う一対のセンタサイドフードとに分割可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有人無人運転切替走行車両である。
前記操向ハンドルと前記運転席の上方を覆うセンタトップフードと、
前記操向ハンドルと前記運転席の左右の側方を覆う一対のセンタサイドフードとに分割可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有人無人運転切替走行車両である。
請求項4に記載の発明は、少なくとも前記センタトップフードと、前記一対のセンタサイドフードのうち一方のセンタサイドフードとを着脱可能であることを特徴とする請求項3に記載の有人無人運転切替走行車両である。
請求項5に記載の発明は、前記センタトップフードは、前後方向に延びるセンタルーフレールを有し、このセンタルーフレールの前側と後側に着脱機構を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の有人無人運転切替走行車両である。
請求項6に記載の発明は、前記運転席は、鞍乗り型またはベンチ型であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の有人無人運転切替走行車両である。
請求項7に記載の発明は、前記車体後側に、前記車体中央カバーを載置可能なキャリアを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の有人無人運転切替走行車両である。
請求項8に記載の発明は、前記操向ハンドルがチルト可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の有人無人運転切替走行車両である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明によれば、有人運転時には、車体中央カバーを外して運転者が運転席に座って操向ハンドルを操作して走行するが、無人運転時には車体中央カバーを取り付けて操向ハンドルと運転席を覆い、操向ハンドルや運転席が雨に濡れないようにし、あるいは操向ハンドルが障害物に接触したり、さらには外部から悪戯されないようにする。
請求項2に記載の発明によれば、車体中央カバーは、少なくとも車体前側カバーまたは車体後側カバーのいずれかとほぼ連続面を構成し、一体感のある外観となるとともに、段差がなくて清掃等を容易に行なうことができる。
請求項3に記載の発明によれば、車体中央カバーがセンタトップフードと一対のセンタサイドフードとに分割可能であり、車体中央カバーを分割することで小さく、かつ軽量になり、着脱時の取扱が容易である。
請求項4に記載の発明によれば、センタトップフードと運転者が乗り降りする側のみセンタサイドフードを着脱すればよく取扱が容易である。
請求項5に記載の発明によれば、センタトップフードのセンタルーフレールを利用して、センタルーフレールの前側と後側に着脱機構を設けることができ、特別に取付部材を設ける必要がなく、構造が簡単である。
請求項6に記載の発明によれば、運転席は、鞍乗り型またはベンチ型であり、種々の車両に用いることができる。
請求項7に記載の発明によれば、有人運転時には、車体中央カバーを外してキャリアに載置して走行し、走行先で無人運転する時に車体中央カバーを取り付けることができ便利である。
請求項8に記載の発明によれば、無人運転する時には操向ハンドルをチルトダウンして車体中央カバーを取り付けることで、車高を低くできる。
以下、この発明の有人無人運転切替走行車両の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
図1乃至図32はこの発明の有人無人運転切替走行車両を四輪バギー車に実施する形態の一例であって、図1は車体中央カバーを取り付けた状態の有人無人運転切替走行車両の側面図、図2は車体中央カバーを取り付けた状態の有人無人運転切替走行車両の斜視図、図3は車体中央カバーを外した状態の有人無人運転切替走行車両の側面図、図4は車体カバーを外した状態の有人無人運転切替走行車両の斜視図、図5は車体カバーを外した状態の有人無人運転切替走行車両のエンジン及び動力伝達機構を示す平面図、図6は車体カバーを外した状態の有人無人運転切替走行車両の右側面図、図7は車体カバーを外した状態の有人無人運転切替走行車両の前面図、図8は車体カバーを外した状態の有人無人運転切替走行車両の後面図、図9は後輪への動力伝達機構を示す図、図10はセンタトップフードの前側着脱部を示す図、図11は図10のXI−XI線に沿う断面図、図12はセンタトップフード着脱ピンを示す斜視図、図13はセンタトップフードの後側着脱部を示す図、図14は図13のXIV−XIV線に沿う断面図、図15は左側のセンタサイドフードの下側着脱部を示す断面図、図16は左側のセンタサイドフードの下側着脱部を示す斜視図、図17は図13のXVII−XVII線に沿う断面図、図18は左側のセンタサイドフードの後側着脱部を示す斜視図、図19はステアリング機構を示す側面図、図20は上側分割ステアリング軸の要部を示す側面図、図21は図20のXXI−XXI線に沿う断面図、図22は図20のXXII−XXII線に沿う断面図、図23は反力機構の構成を示す図、図24は図20のXXIV−XXIV線に沿う断面図、図25は反力機構の反力を示す図、図26は下側分割ステアリング軸の要部を示す断面図、図27はステアリングシステムの正面図、図28はステアリング軸駆動部の横断面図、図29はステアリング軸駆動部の縦断面図、図30は操向ハンドルの平面図、図31は操向ハンドルのチルト動作を示す側面図、図32は有人無人運転切替走行車両の制御の概略構成図である。
この有人無人運転切替走行車両1は、車体2の前後に車体幅方向の左右両側端に各々車輪を配置した前輪3及び後輪4を備え、この前輪3と後輪4との間の略中央に前輪3と後輪4を駆動するエンジン5を配置した、荒地走行用のいわゆる四輪バギー車である。
エンジン5の上方には、燃料タンク6が配置され、この燃料タンク6の後方には鞍乗り型のシート7が配置されている。シート7が運転席を構成し、運転席は鞍乗り型に限定されず、ベンチ型であってもよい。運転席がベンチ型の場合には、車幅方向に長くし、この運転席の下に燃料タンクを配置する構成等にする。燃料タンク6の前側には、前輪3を操舵可能な操向ハンドル8が備えられている。
また、エンジン5の上方には、吸気系のエアクリーナ9が配置され、エンジン5の後方には、排気系の排気管10が配置されている。さらに、エンジン5の前側には、エンジン5を冷却する空気を導入する空気導入ダクト11が配置され、エンジン5の後側には、エンジン5を冷却した空気を排出する空気排出ダクト12が配置されている。
この有人無人運転切替走行車両1は、車体2、前輪3及び後輪4を車体カバー20で覆っている。車体カバー20は、車体前側を覆う車体前側カバー21と、車体後側を覆う車体後側カバー22と、車体中央部の操向ハンドル8とシート7を覆う車体中央カバー23とを有する。車体前側カバー21は、上方を覆うフロントトップフード21aと、左右の側方を覆う一対のフロントサイドフード21bとを有する。車体後側カバー22は、上方を覆うリアトップフード22aと、左右の側方を覆う一対のリアサイドフード22bとを有する。車体中央カバー23は、上方を覆うセンタトップフード23aと、左右の側方を覆う一対のセンタサイドフード23bとを有する。
また、車体カバー20は、一対の前輪3を各々上方から後方に亘り覆う前輪泥除け部、いわゆるフロントフェンダ26を備えるとともに、一対の後輪4を各々前方から上方に亘り覆う後輪泥除け部、いわゆるリアフェンダ27を備えている。フロントフェンダ26の後端部からリアフェンダ27の前端部に亘り、運転者の足を載せるためのフロア部28が略水平に延設されている。
リアトップフード22aの上面には、塔状のリアキャリア22cが取り付けられている。このリアキャリア22cは、左右一対の前側脚部22c1と、左右一対の後側脚部22c2と、取付プレート22c3とを有する。左右一対の後側脚部22c2の取付部22c21は、車体2に取り付けられている。左右一対の前側脚部22c1の取付部22c11は、リアトップフード22aの上面に当てがい取付ボルト22eによって内部の車体フレーム2bに締付固定して取り付けられている。
このリアキャリア22cの上部には、サーチライト100、リアレーザスキャナC2、カメラC3が取り付けられている。また、リアキャリア22cの取付プレート22c3の下方には、スピーカライトユニット103が取り付けられている。スピーカライトユニット103は、中央部のスピーカ103aと、左右一対のパイロットライト103bとを有する。
この車体中央カバー23は、図10乃至図18に示すように、車体前側カバー21と、車体後側カバー22と、フロア部28とに対して着脱可能になっており、以下着脱構造について説明する。
フロントトップフード21aの上面には、左右一対の前後方向に延びるフロントルーフレール21cの前後に形成された凸部21c1を当てがい取付ボルト21dによって内部の車体フレーム2aに締付固定して取り付けられている。フロントルーフレール21cの凸部21c1によってフロントトップフード21aの表面とフロントルーフレール21cとの間には指が入る隙間D1が形成され、車体内部の保守点検時等にフロントルーフレール21cを持ってフロントトップフード21aを容易に着脱できるようになっている。
センタトップフード23aの表面には、左右一対の前後方向に延びるセンタルーフレール23cの前後に形成された凸部23c1を当てがい取付ボルト23dによってセンタトップフード23a裏側に固定された補強プレート(不図示)に締付固定して取り付けられている。センタルーフレール23cの凸部23c1によってセンタトップフード23aの表面とセンタルーフレール23cとの間には指が入る隙間D2が形成され、センタルーフレール23cを持ってセンタトップフード23aを容易に着脱できるようになっている。
センタルーフレール23cの前側及び後側には、ピン穴23c2が形成され、このピン穴23c2に取付ピン23eが摺動可能に設けられている。この取付ピン23eには、係止ノブ23e1が形成され、この係止ノブ23e1はセンタルーフレール23cに形成された軸方向に長い係止溝23c3に軸方向に摺動可能に係合されている。係止溝23c3の長さは、取付ピン23eの先端部23e2がセンタルーフレール23cの先端から所定長さ突出し、この突出する先端部23e2がピン穴23c2に入り込む長さになっている。この係止溝23c3には、取付ピン23eの先端部23e2がピン穴23c2に入り込んだ位置で係止ノブ23e1が係止する係合凹部23c31が形成されている。ピン穴23c2には、コイルスプリング23fが配置され、このコイルスプリング23fは取付ピン23eがピン穴23c2から突出するように付勢している。
このように、センタルーフレール23cの前側及び後側には、同様な構成で取付ピン23eが摺動可能に設けられる。この前側の取付ピン23eは、図10に示すように、フロントルーフレール21cに形成されたピン穴21c2に係合して取り付けられる。係止ノブ23e1を持って矢印aの軸方向に移動し、係止溝23c3の端部に当接すると、矢印aの軸方向に対して直交する矢印bの方向に移動し、係止ノブ23e1を係合凹部23c31に係合すると、前側の取付ピン23eがピン穴21c2から抜け取付ピン23eは、コイルスプリング23fの付勢力により係合凹部23c31との係合状態を維持する。
この後側の取付ピン23eは、図13に示すように、リアキャリア22cの左右一対の前側脚部22c1に形成されたピン穴22c12に係合して取り付けられる。
前側の取付ピン23eと同様に、係止ノブ23e1を持って矢印cの軸方向に移動し、係止溝23c3の端部に当接すると、矢印cの軸方向に対して直交する矢印dの方向に移動し、係止ノブ23e1を係合凹部23c31に係合すると、後側の取付ピン23eがピン穴21c12から抜けるとともに、その状態を維持する。このように、センタトップフード23aのセンタルーフレール23cを利用して、センタルーフレール23cの前側と後側に、ピン穴23c2にコイルスプリング23f、取付ピン23eを設け、コイルスプリング23fが取付ピン23eをピン穴23c2から突出するように付勢する着脱機構を設けることができ、特別に取付部材を設ける必要がなく、構造が簡単である。
次に、左右の側方を覆う一対のセンタサイドフード23bの着脱構造について説明する。一対のセンタサイドフード23bの下部には、図15及び図16に示すように、一対の係止突起23b1が形成されている。フロア部28には、一対の係止突起23b1に対して対向する位置に係合孔28aが形成されている。一対のセンタサイドフード23bの下部は、一対の係止突起23b1を上方からフロア部28の係合孔28aに差し込むことで取り付けられる。
一対のセンタサイドフード23bの上部には、図10、図13、図17及び図18に示すように、前側及び後側の回転ノブ23gのねじ軸部23g1が回動可能に挿着されている。この回転ノブ23gのねじ軸部23g1には、係止レバー23hが螺着されている。
フロントサイドフード21bの上部には、前側の回転ノブ23gに対して対向する位置に係止孔21b1が形成されている。フロントサイドフード21bにセンタサイドフード23bを位置決めした状態で前側の回転ノブ23gを矢印eの方向へ回転すると、係止レバー23hが矢印fの方向へ回転してフロントサイドフード21bの係止孔21b1に入り込む。
リアサイドフード22bの上部には、後側の回転ノブ23gに対して対向する位置に係止孔22b1が形成されている。同様に、リアサイドフード22bにセンタサイドフード23bを位置決めした状態で後側の回転ノブ23gを矢印gの方向へ回転すると、係止レバー23hが矢印hの方向へ回転してリアサイドフード22bの係止孔22b1に入り込む。
さらに、前側の回転ノブ23gを矢印eの方向へ回転し、後側の回転ノブ23gを矢印gの方向へ回転すると、それぞれの係止レバー23hが矢印iの方向へ移動して、センタサイドフード23bはしっかりと前後のサイドフード21b,22bに固定される。
リアサイドフード22bを取り外す時には、前側の回転ノブ23gを矢印eと反対の方向へ回転し、後側の回転ノブ23gを矢印gと反対の方向へ回転すると、それぞれの係止レバー23hが矢印iと反対の方向へ移動する。このようにして、前側の回転ノブ23gの係止レバー23hが緩み、前側の回転ノブ23gと係止レバー23hが連れ回り、フロントサイドフード21bの係止孔21b1との係合が外れる。同様に、後側の回転ノブ23gの係止レバー23hが緩み、後側の回転ノブ23gと係止レバー23hが連れ回り、リアサイドフード22bの係止孔22b1との係合が外れる。
このように、有人運転時には、車体中央カバー23を外して運転者がシート7に座って操向ハンドル8を操作して走行するが、無人運転時には車体中央カバー23を取り付けて操向ハンドル8とシート7を覆い、操向ハンドル8やシート7が雨に濡れないようにし、あるいは操向ハンドル8が障害物に接触したり、さらには外部から悪戯されないようにする。
この実施の形態の車体中央カバー23は、センタトップフード23aと一対のセンタサイドフード23bとに分割可能であり、車体中央カバー23を分割することで小さく、かつ軽量になり、着脱時の取扱が容易である。また、センタトップフード23aと運転者が乗り降りする側のみセンタサイドフード23bを着脱してもよく取扱が容易である。
車体中央カバー23は、少なくとも車体前側カバー21または車体後側カバー22とほぼ連続面を構成しているが、少なくともいずれかとほぼ連続面を構成すればよく、これにより一体感のある外観となるとともに、段差がなくて清掃等を容易に行なうことができる。
また、無人運転する時には、図31に示すように、チルトスイッチSW10を操作し、操向ハンドル8をチルトダウンして車体中央カバー23を構成するセンタトップフード23aを取り付けることで、車高を低くできる。
この有人無人運転切替走行車両1は、車体後側にキャリア24を備えている。有人運転時には、図3に示すように、車体中央カバー23を外して3つに分割しキャリア24に載置して走行し、バンド25によって止めて落下しないようにする。このようにして有人無人運転切替走行車両1を有人運転し、走行先で無人運転する時には車体中央カバー23をキャリア24から取り外して車体2に取り付けることができ便利である。
車体2の前部には、前輪懸架装置30を介して前輪3が懸架されている。この前輪3は、旋回力伝達機構31を介してステアリング軸32によって駆動される。ステアリング軸32の上端には操向ハンドル8が一体的に装着されており、この操向ハンドル8を左右に旋回することにより前輪3を左右に操舵可能としている。車体2の後部には、後輪懸架装置35を介して後輪4が懸架されている。
次に、前輪3を旋回する機構を、図19乃至図3031に基づいて説明する。ステアリング軸32は、図19に示すように、上下に分割して上側分割ステアリング軸32aと下側分割ステアリング軸32bとから構成されている。
上側分割ステアリング軸32aには、図19乃至図25に示すように、ハンドル切り角検出手段200と、反力機構300,400とが備えられている。上側分割ステアリング軸32aの中央部は、ナイロンブッシュで構成される軸受451を介して取付ブラケット452に支持され、この取付ブラケット452は車体2を構成する前側車体フレーム2aに固定されている。上側分割ステアリング軸32aの下部は、ナイロンブッシュで構成される軸受453を介して取付ブラケット454に支持され、この取付ブラケット454の両端は前側車体フレーム2aに固定されている。
上側分割ステアリング軸32aの下部先端部32a1には、四角軸部32a2が取り付けられている。この四角軸部32a2の先端部には、ハンドル切り角検出手段200を構成するポテンショメータが取り付けられている。このハンドル切り角検出手段200は、ビス455によって支持プレート456に取り付けられている。この支持プレート456は、ボルト457によって取付ブラケット454に取り付けられている。ハンドル切り角検出手段200のポテンショメータは、上側分割ステアリング軸32aの旋回に基づき車両直進位置から右方向または左方向へのハンドル切り角(ハンドル切り量)を検出し、このハンドル切り角情報を車体制御装置700に送る。
反力機構300は、公知の摩擦ダンパであり、ダンパ301、ケース302、取付ベース303を有する。このダンパ301は、中央部の金属ボス301aと、その外周面に焼き付けられた弾性体ディスク301bからなり、互いに固定されたケース302と取付ベース303との間に弾性体ディスク301bが圧接された状態で収容され、金属ボス301aには、四角孔部301a1が形成されている。
取付ベース303は、取付ブラケット454に固定してボス部305に締付ボルト306によって取り付けられている。
上側分割ステアリング軸32aの四角軸部32a2は、前記金属ボス301aの四角孔部301a1に嵌挿され、またケース302の開口部302aと取付ベース303の開口部303aに隙間を設けて挿通され、四角軸部32a2が旋回可能になっている。
弾性体ディスク301bは、上側分割ステアリング軸32aの四角軸部32a2が旋回することによって回転させられ、この際摩擦抵抗が発生する。このように、上側分割ステアリング軸32aの旋回力に対して抵抗を与える。上側分割ステアリング軸32aは、下側分割ステアリング軸32bと分割されているが、有人運転時の操向ハンドル8による操作が軽過ぎることがなく、実際の操向ハンドル8による操作によって前輪3を左右に旋回する場合と同じような感覚で操作することができる。
反力機構400は、上側分割ステアリング軸32aに固定した支持レバー401と、この支持レバー401に回転可能に軸支された回転ローラ402と、この回転ローラ402にカム面403aを当接して回転ローラ402によって押されて揺動可能に軸支された左右一対のカムレバー403と、左右一対のカムレバー403を初期位置方向に付勢する付勢手段404とを有する。
支持レバー401は、上側分割ステアリング軸32aの軸方向に対して直交するように固定され、この支持レバー401にローラホルダ405が固定されている。ローラホルダ405には、ローラ軸406がナット407によって締付固定され、このローラ軸406に回転ローラ402が回転可能に支持されている。
左右一対のカムレバー403は、図23に示すように、車両直進位置を基準L1とする対称位置を初期位置とし、互いに上下に重ねられてそれぞれの基部403bが支持軸410によってカムホルダ411の左右の上下位置のずれた支持部411aに揺動可能に軸支されている。このカムホルダ411の左右には、取付部411bが形成され、この取付部411bは、締付ボルト412によって取付ブラケット454に取り付けられている。左右一対のカムレバー403は、カム面403aを有し、このカム面403aが回転ローラ402によって押され、これによって左右一対のカムレバー403が支持軸410を支点に揺動する。
例えば、図23に示すように、上側分割ステアリング軸32aが矢印jの方向へ旋回すると、上側に位置するカムレバー403のカム面403aが回転ローラ402によって押されて揺動する。一方、上側分割ステアリング軸32aが矢印kの方向へ旋回すると、下側に位置するカムレバー403のカム面403aが回転ローラ402によって押されて揺動する。
カムホルダ411には、アジャスタ420と、付勢手段404と、スライダ421とが設けられている。付勢手段404は、コイルスプリングにより構成され、アジャスタ420とスライダ421の間に配置され、スライダ421が常に左右一対のカムレバー403の凸部403cに当接するように付勢している。
アジャスタ420を回転してカムホルダ411への取付位置を変えることで、図21に示すように、付勢手段404の設定付勢力を変えることができる。また、付勢手段404と左右一対のカムレバー403のカム面403aのカム形状との組み合わせによって、例えば図25に示すような反力特性a,b,cを得ることができる。この左右一対のカムレバー403のカム面403aのカム形状を変えることで、反力特性a,b,cを変えることができる。
上側分割ステアリング軸32aが旋回すると、支持レバー401に軸支された回転ローラ402によって、カム面403aを有する左右一対のカムレバー403を車両直進位置を基準L1として揺動し、この左右一対のカムレバー403は初期位置方向に付勢されていることで、上側分割ステアリング軸32aは、下側分割ステアリング軸32bと分割されているが、有人運転時の操向ハンドル8による操作が軽過ぎることがなく、実際の操向ハンドル8による操作によって前輪3を左右に旋回する場合と同じような感覚で操作することができる。
例えば図25に示すような反力特性aでは、運転者は最初からハンドル切り角が大きくなるに従って比例した重さを感じることができる。反力特性b,cでは、運転者は最初は重い感じがしてハンドル切り角が大きくなるに従って徐々に軽くなるような重さを感じることができる。このようにして、最初が重い感じに設定することで、例えば操向ハンドル8が一気に切れないようにして不用意なハンドル操作を防止し、また傾斜地では操向ハンドル8に寄りかかることができる。 この有人無人運転切替走行車両1は、有人運転時に検出したハンドル切り角情報に基づき分割した下側分割ステアリング軸32bを旋回するステアリング軸駆動手段500を備えている。下側分割ステアリング軸32bは、図19、図26乃至図28に示すように、第1下側分割軸部32b1と第2下側分割軸部32b2とを一体に組み付けてなる。
第1下側分割軸部32b1の下部は、軸受600を介して前側車体フレーム2aに支持されている。この第1下側分割軸部32b1の下部には、アーム601の軸部601aがスプライン係合され、ナット602によって締付固定され、第1下側分割軸部32b1とアーム601とが一体回転可能になっている。アーム601には、左右のタイロッド603の一端がボール継ぎ手604を介して連結されている。この左右のタイロッド603の他端は、ボール継ぎ手605を介して前輪3のナックル606に連結され、これらで旋回力伝達機構31を構成している。
この第1下側分割軸部32b1と第2下側分割軸部32b2は、駆動ケース本体610と蓋体611とに軸受612,613を介して旋回可能に支持されている。この駆動ケース本体610には、ステアリング軸駆動手段500が備えられている。このステアリング軸駆動手段500は、ステアリングモータM1、駆動軸500bを有し、ステアリングモータM1のモータ軸500a1が駆動軸500bに連結されている。この駆動軸500bの両端は、それぞれ軸受500cを介して駆動ケース本体610に支持されている。
第1下側分割軸部32b1の上面には、フェースギヤ32b11が形成され、駆動軸500bのギヤ500b1と噛み合っている。ステアリングモータM1によって駆動軸500bが正転または逆転することで、第1下側分割軸部32b1と第2下側分割軸部32b2からなる下側分割ステアリング軸32bを旋回する。
また、ステアリング軸駆動手段500は、無人運転時に少なくとも車両の位置情報と目的地までの走行経路情報とによるハンドル切り角情報に基づき下側分割ステアリング軸32bを旋回する。
次に、エンジン5からの駆動力を伝達する動力伝達系について図5に基づいて説明する。エンジン5からの駆動力は、トランスミッション5aから出力され、前輪プロペラ軸40を介してデファレンシャル装置41に伝達される。このデファレンシャル装置41の左右の出力軸41aには、それぞれ等速ジョイント42を介して左右のドライブ軸43が連結され、このドライブ軸43はそれぞれ等速ジョイント44を介して左右の前輪3の車軸3aに連結され、エンジン5からの駆動力によって前輪3が駆動される。左右の前輪3の車軸3aには、それぞれディスクブレーキ装置45が設けられている。
また、エンジン5からの駆動力は、トランスミッション5aから出力され、後輪プロペラ軸50を介して減速装置59に伝達される。この減速装置59の左右の出力軸59aには、それぞれ等速ジョイント58を介して左右のドライブ軸53が連結され、このドライブ軸53はそれぞれ等速ジョイント54を介して左右の後輪4の車軸4aに連結され、エンジン5からの駆動力によって後輪4が駆動される。後輪プロペラ軸50には、電磁ブレーキ装置51とディスクブレーキ装置52が順に設けられている。
次に、有人無人運転切替走行車両1の制御を図32に基づいて説明する。図32において、細線は通常の制御信号線を示し、太線は異常信号の通信線を示す。 この有人無人運転切替走行車両1は、操作機器類SW、車体制御アクチュエータ群M、車体センサ群SE、ハンドル切り角検出手段200、エンジン点火システム563、スピーカライトユニット103、非常停止システムA、測位システムB、走行路障害物検出システムC、電源システムG、自律制御装置CM、車体制御装置700等を備える。自律制御装置CM及び車体制御装置700は、電源システムGにより電源が与えられ、操作機器類SW、車体センサ群SE、ハンドル切り角検出手段200、非常停止システムA、測位システムB、走行路障害物検出システムC等の情報に基づき、エンジン点火システム563、スピーカライトユニット103、車体制御アクチュエータ群M等を駆動して走行する。
操作機器類SWとしては、メインスイッチSW1、キルスイッチSW20、有人無人運転切替スイッチSW2、セルスイッチSW3、スロットルレバー560、シフトレバー561、ブレーキペダル562等がある。
メインスイッチSW1、キルスイッチSW20及び有人無人運転切替スイッチSW2は、図5に示すように、操作パネル550に配置されている。メインスイッチSW1の操作で、電源システムGのバッテリG3から電装品、自律制御装置CM、車体制御装置700に電源が入る。また、有人無人運転切替スイッチSW2により運転者が乗車して運転者の操作により走行する有人運転と運転者が乗車しないで自動走行する無人運転との切り替えが行なわれる。
セルスイッチSW3及びスロットルレバー560は、図30に示すように、操向ハンドル8の右側に配置され、シフトレバー561は、左側に配置されている。メインスイッチSW1が入力された状態で、セルスイッチSW3の操作でセルモータM2を駆動してエンジン5を起動する。また、エンジン5が駆動している状態で、キルスイッチSW20を操作すると電源が遮断されてエンジン5が停止する。
また、セルスイッチSW3、キルスイッチSW20は、リモコンHに設けられる。メインスイッチSW1が入力された状態で、リモコンHのセルスイッチSW3を操作し、遠隔操作によりエンジン5を起動できる。同様に、リモコンHのキルスイッチSW20を操作し、遠隔操作によりエンジン5を停止することができる。
スロットルレバー560の操作によりスロットルモータM3を駆動してキャブレタの制御を行なう。また、シフトレバー561の操作によりシフトモータM4の駆動によりシフトの切り替えを行なう。
ブレーキペダル562は、図5に示すように、車体2のフロア部28に配置され、このブレーキペダル562の操作でロッド562bを介してブレーキ信号を送る。このブレーキ信号に基づき車体制御装置700はブレーキモータM5を駆動し、ブレーキ液をマスタシリンダ562aにより前後に配置されたディスクブレーキ装置45,52に供給して制動する。
車体制御アクチュエータ群Mとしては、ステアリングモータM1、セルモータM2、スロットルモータM3、ブレーキモータM5等がある。
ステアリングモータM1は、図19等に示すように、ハンドル切り角情報に基づき下側分割ステアリング軸32bを旋回するように配置されている。セルモータM2、スロットルモータM3及びシフトモータM4は、図5に示すように、それぞれエンジン5の周りに配置される。シフトモータM4は、シフトレバー561の操作情報に基づき通信制御を行ない、シフトを前進、中立、後進に切り替える。ブレーキモータM5は、車体2の後側に配置されている。
車体センサ群SEとしては、車速センサSE1、エンジン水温センサSE2、アクチュエータ温度センサSE3、エンジン回転数検出センサSE4等がある。車速センサSE1は、図5に示すように、前輪3のドライブ軸43の周りに配置され、エンジン水温センサSE2は、エンジン5の周りに配置される。アクチュエータ温度センサSE3は、それぞれの車体制御アクチュエータ群Mに配置される。エンジン回転数検出センサSE4は、図6に示すように、エンジン5のクランク軸5bに対応して配置される。
ハンドル切り角検出手段200は、図19等に示すように、下側分割ステアリング軸32bの下部に配置され、有人運転時のハンドル切り角を検出する。
エンジン点火システム563は、点火回路563a、点火コイル563c、点火プラグ563b等からなる。点火回路563aによって点火コイル563cに高電圧を与え、点火プラグ563bでスパークして点火する。点火プラグ563bは、図5に示すように、エンジン5の気筒に設けられる。
スピーカライトユニット103は、中央部のスピーカ103aと、左右一対のパイロットライト103bとを有し、図1乃至図3に示すように、リアキャリア22cに配置される。
非常停止システムAとしては、非常停止レシーバ570、非常停止スイッチSW4、車体制御装置700に備えられる非常停止制御部700a等を有する。非常停止レシーバ570は、図4に示すように、車体制御装置700の脇に配置され、基地局あるいはリモコンに備えた非常停止送信機580からの非常停止信号を受信する。車体2の前後左右には、図5に示すように、非常停止スイッチSW4が設けられ、非常時に非常停止スイッチSW4を押す。
非常停止制御部700aは、非常停止レシーバ570、非常停止スイッチSW4からの非常停止信号、さらには車体制御アクチュエータ群Mからの信号によるアクチュエータ診断部700b、車体センサ群SEからの信号によるセンサ診断部700cからの診断信号、さらには測位システムB、走行路障害物検出システムC、自律制御装置CMからの非常停止信号のいずれかの信号に基づき電磁ブレーキ装置51を駆動して車両を停止し、またエンジン点火システム563の失火制御によりエンジン5を停止する。
測位システムBは、GPS受信機B1、ジャイロコンパスB2、エンコーダB3等を有する。GPS受信機B1は、塔状のリアキャリア22cに配置し、GPS受信機B1により車両の位置情報を得る。ジャイロコンパスB2は、図4に示すように、シート7の下方のエアクリーナ9の直後で、ピッチ、ロール、ヨーの影響を受けにくい重心近くに配置され、ジャイロコンパスB2により車両の方位情報を得る。エンコーダB3は、図5に示すように、ドライブ軸53と歯付ベルトB3aにより連結され、このエンコーダB3により走行距離情報を得る。この測位システムBから得られる情報は、自律制御装置CMへ送る。
走行路障害物検出システムCは、フロントレーザスキャナC1、リアレーザスキャナC2、カメラC3等を有し、これらで走行路を検出し、また障害物を検出する。フロントレーザスキャナC1は、図1乃至図3に示すように、車体2の前側に配置され、リアレーザスキャナC2は、リアキャリア22cの上部に配置されている。また、カメラC3も同様にリアキャリア22cの上部に配置されている。フロントレーザスキャナC1は、低い位置にあって左右上下に走査する。リアレーザスキャナC2は、高い位置にあって下を見下ろすよう上下に走査する。2台のレーザスキャナを用い上下の異なる位置で検出することで、高速走行でも走行路や障害物やその高さを瞬時に検出することができる。カメラC3は、CCDカメラであり、パーン、あるいは上下に揺動して画像を得ることができる。また、例えば、360度パーンして画像を得ることができるが、パーン角度は特に限定しない。
電源システムGは、走行用エンジン内発電機G1、エンジン発電機G2、バッテリG3、無停電電源G4、電源切替手段G5を有する。走行用エンジン内発電機G1は、図6に示すように、エンジン5のクランク軸5b上に配置され、エンジン5の駆動によって走行用エンジン内発電機G1が発電する。また、エンジン発電機G2は、図4に示すように、後輪4の上方位置において、後側車体フレーム2bに配置され、このエンジン発電機G2によって発電する。バッテリG3は、図4に示すように、ジャイロコンパスB2の後方に配置され、重心に近い位置にある。無停電電源G4は、背もたれの後方の後側車体フレーム2bに配置されている。
エンジン発電機G2は、メインスイッチSW1が入力されていない状態でもリコイルスタータで始動することができる。このエンジン発電機G2は、基地局あるいはリモコンHのジェネレータ停止スイッチSW30及びキルスイッチSW20で停止することができる。
走行用エンジン内発電機G1の発電でバッテリG3に充電すると共に、エンジン5が停止するとエンジン発電機G2で発電して電源切替手段G5を介してバッテリG3に充電する。バッテリG3にはメインスイッチSW1を介して車体制御装置700や電装品が接続される。
エンジン発電機G2の発電は無停電電源G4に給電され、無停電電源G4は自律制御装置CMの電源となる。
エンジン5を停止中に、車体制御装置700や電装品を使用しても、エンジン発電機G2の発電によってバッテリG3の充電状態を適正に維持することができる。また、無停電電源G4は、エンジン発電機が止まってしまった時、あるいは止めた時で電源が供給されなくなった場合、バッテリG3の給電によりインバータにより交流の電気を発生して、接続された自律制御装置CMに電気を供給する。
自律制御装置CMは、CPU、RAM、ROM等から構成され、無線システムCM1を備える。自律制御装置CMは、図4に示すように、背もたれの後方の後側車体フレーム2bにおいて、車体制御装置700の下方位置に配置される。自律制御装置CMは、基地局Eから無線システムE1によって送信される例えば目的地までの走行情報を無線システムCM1によって受信し、自律制御装置CMは、測位システムBからの情報とにより無人運転を行なう。
車体制御装置700は、CPU、RAM、ROM等から構成され、切替手段を構成する有人無人運転切替スイッチSW2によって有人無人運転切替走行車両1を有人運転または無人運転に切り替える。この車両制御装置700は、図4に示すように、自律制御装置CMの上方位置に配置される。
有人運転時は、操作機器類SWの操作によって、車両制御装置700が車体制御アクチュエータ群M、エンジン点火システム563を制御して走行する。また、無人運転時は、基地局から送信される目的地までの走行情報と、測位システムBからの情報とにより車体制御アクチュエータ群M、エンジン点火システム563を駆動して走行する。
有人運転時には、車体中央カバーを外して運転者が運転席に座って操向ハンドルを操作して走行するが、無人運転時には車体中央カバーを取り付けて操向ハンドルと運転席を覆い、操向ハンドルや運転席が雨に濡れないようにし、あるいは操向ハンドルが障害物に接触したり、さらには外部から悪戯されないようにする。
1 有人無人運転切替走行車両
2 車体
3 前輪
4 後輪
7 シート
8 操向ハンドル
20 車体カバー
21 車体前側カバー
21a フロントトップフード
21b フロントサイドフード
22 車体後側カバー
22a リアトップフード
22b リアサイドフード
23 車体中央カバー
23a センタトップフード
23b センタサイドフード
2 車体
3 前輪
4 後輪
7 シート
8 操向ハンドル
20 車体カバー
21 車体前側カバー
21a フロントトップフード
21b フロントサイドフード
22 車体後側カバー
22a リアトップフード
22b リアサイドフード
23 車体中央カバー
23a センタトップフード
23b センタサイドフード
Claims (8)
- 運転者が乗車して運転者の操作により走行する有人運転と、運転者が乗車しないで自動走行する無人運転と、を切り替える切替手段を有する車両であり、
車体前側を覆う車体前側カバーと、
車体後側を覆う車体後側カバーと、
車体中央部の操向ハンドルと運転席を覆う車体中央カバーとを有し、
前記車体中央カバーは着脱可能であることを特徴とする有人無人運転切替走行車両。 - 前記車体中央カバーは、少なくとも車体前側カバーまたは車体後側カバーのいずれかとほぼ連続面を構成することを特徴とする有人無人運転切替走行車両。
- 前記車体中央カバーは、
前記操向ハンドルと前記運転席の上方を覆うセンタトップフードと、
前記操向ハンドルと前記運転席の左右の側方を覆う一対のセンタサイドフードとに分割可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有人無人運転切替走行車両。 - 少なくとも前記センタトップフードと、前記一対のセンタサイドフードのうち一方のセンタサイドフードとを着脱可能であることを特徴とする請求項3に記載の有人無人運転切替走行車両。
- 前記センタトップフードは、前後方向に延びるセンタルーフレールを有し、このセンタルーフレールの前側と後側に着脱機構を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の有人無人運転切替走行車両。
- 前記運転席は、鞍乗り型またはベンチ型であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の有人無人運転切替走行車両。
- 前記車体後側に、前記車体中央カバーを載置可能なキャリアを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の有人無人運転切替走行車両。
- 前記操向ハンドルがチルト可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の有人無人運転切替走行車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004226161A JP2006044395A (ja) | 2004-08-02 | 2004-08-02 | 有人無人運転切替走行車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004226161A JP2006044395A (ja) | 2004-08-02 | 2004-08-02 | 有人無人運転切替走行車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006044395A true JP2006044395A (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=36023465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004226161A Withdrawn JP2006044395A (ja) | 2004-08-02 | 2004-08-02 | 有人無人運転切替走行車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006044395A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008100398A3 (en) * | 2007-02-09 | 2008-10-30 | Polaris Inc | Adjustable ergonomic vehicles |
| WO2019047650A1 (zh) * | 2017-09-05 | 2019-03-14 | 百度在线网络技术(北京)有限公司 | 无人驾驶车辆的数据采集方法和装置 |
| CN112356945A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-02-12 | 盐城中科高通量计算研究院有限公司 | 一种结构紧凑稳定性好的无人驾驶巡逻车 |
| CN113062967A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-07-02 | 武汉光庭科技有限公司 | 一种无人驾驶工程机械的推杆驱动装置 |
| CN113900432A (zh) * | 2020-06-22 | 2022-01-07 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 移动机器人、共享移动机器人的控制方法、装置及设备 |
-
2004
- 2004-08-02 JP JP2004226161A patent/JP2006044395A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008100398A3 (en) * | 2007-02-09 | 2008-10-30 | Polaris Inc | Adjustable ergonomic vehicles |
| US8226120B2 (en) | 2007-02-09 | 2012-07-24 | Polaris Industries Inc. | Adjustable ergonomic vehicles |
| WO2019047650A1 (zh) * | 2017-09-05 | 2019-03-14 | 百度在线网络技术(北京)有限公司 | 无人驾驶车辆的数据采集方法和装置 |
| CN113900432A (zh) * | 2020-06-22 | 2022-01-07 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 移动机器人、共享移动机器人的控制方法、装置及设备 |
| CN112356945A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-02-12 | 盐城中科高通量计算研究院有限公司 | 一种结构紧凑稳定性好的无人驾驶巡逻车 |
| CN113062967A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-07-02 | 武汉光庭科技有限公司 | 一种无人驾驶工程机械的推杆驱动装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11130542B2 (en) | Vehicle having interactive lean control | |
| US20220226175A1 (en) | Drifting kart | |
| US20070144799A1 (en) | Apparatus and system for efficient and maneuverable vehicle | |
| CN103261014B (zh) | 可通过重量转移控制的具有两件式行驶踏板的交通工具 | |
| JP2017065311A (ja) | 乗用車両 | |
| KR20210096620A (ko) | 전동 틸팅 부재를 구비한 자체-균형 조정 틸팅 차량 | |
| JP2006044620A (ja) | 有人無人運転切替走行車両 | |
| JP2010215043A (ja) | 電動アシストカート | |
| KR20170124455A (ko) | 주행 장치, 주행 장치의 제어 방법, 및 주행 장치의 제어 프로그램 | |
| JP2006048614A (ja) | 無人運転走行車両 | |
| JP2006044621A (ja) | ステアリング装置を備える車両 | |
| JP2006044395A (ja) | 有人無人運転切替走行車両 | |
| JP2014108747A (ja) | 乗用二輪車 | |
| US8132634B1 (en) | Electronic steering assembly for dual motor vehicle | |
| JP2006050881A (ja) | バッテリ搭載車両の電源システム | |
| JP2011084104A (ja) | 動力付移動装置 | |
| RU99438U1 (ru) | Моторизованное транспортное средство | |
| JP7549023B2 (ja) | 車両 | |
| CN205469469U (zh) | 一种电动平衡车的车轮连接机构 | |
| KR101640431B1 (ko) | 앞뒤 바퀴 구동 안전 자전거 | |
| JP6646693B2 (ja) | 電動二輪車 | |
| JP2000153793A (ja) | 歩行補助車両 | |
| RU2657710C1 (ru) | Движитель Н.Т. Краснова с узлом поворота коленвала, транспортное средство с этим движителем и способ его движения (варианты) | |
| JP7296420B2 (ja) | 鞍乗り型車両及び鞍乗り型車両の連結システム | |
| JP7177869B2 (ja) | 乗物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070515 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090319 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090409 |