JP2006041689A - 折畳式携帯無線機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通話時に単に開いて展開するだけで高いアンテナ性能が得られるようにすること。
【解決手段】 上部筐体100及び下部筐体101の長手方向一端をヒンジ部102を介して回動自在に連結し、通話時では開いて展開した状態で使用できるようにした折畳式携帯無線機において、展開したときに下部筐体101の長手方向のヒンジ部側の端部に設けられるアンテナ素子109と電磁結合が可能となる略半波長の電気長を有する線状の無給電素子111を上部筐体100の長手方向のヒンジ部側の端部に設け、無給電素子111に電流が集中して流れるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 上部筐体100及び下部筐体101の長手方向一端をヒンジ部102を介して回動自在に連結し、通話時では開いて展開した状態で使用できるようにした折畳式携帯無線機において、展開したときに下部筐体101の長手方向のヒンジ部側の端部に設けられるアンテナ素子109と電磁結合が可能となる略半波長の電気長を有する線状の無給電素子111を上部筐体100の長手方向のヒンジ部側の端部に設け、無給電素子111に電流が集中して流れるようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、上部筐体と下部筐体との片端をヒンジ部を介して回動自在に連結した折畳式携帯無線機に関する。
折畳式携帯無線機は、上部筐体と下部筐体との片端をヒンジ部を介して回動自在に連結し、待ち受け時では折り畳んだ状態で使用し、通話時では展開した状態で使用できるように構成されている(例えば特許文献1)。以下、この発明の理解を容易にするため図8及び図9を参照してその概要を説明する。図8及び図9は、従来の折畳式携帯無線機の展開状態での外観構成等を説明する背面図及び側面図である。
図8及び図9に示すように、上部筐体800の下端と下部筐体801の上端とはヒンジ部802を介して回動自在に連結され、両筐体の正面側を閉じて折り畳み、また開いて展開できるようになっている。上部筐体800の正面側には、中央付近に主表示部803が配置され、上端側に受話部804が配置されている。また上部筐体800の背面側には、中央付近に副表示部805が配置されている。これらは図示しない回路基板に接続されている。
下部筐体801では、正面上部側にヒンジ部802が突出して設けられ、上部筐体800の正面側と下部筐体801の正面側とを閉じて折り畳んだときに上部筐体800が下部筐体801の正面側を塞いで蓋をするようになっている。また、内蔵される回路基板806の下端側表面には、送話部807が配置され、上端側背面には無線部808と給電部809とが配置されている。この給電部809には、下部筐体801の上部端面に突出して設けられるヘリカルアンテナ素子810の一端が接続されている。ヘリカルアンテナ素子810は、略4分の1波長の電気長を有している。
図10は、ヘリカルアンテナ素子810の放射パターンを示す図である。図10では、直交座標XYZにおけるXZ面でのEφ成分1001とEθ成分1002とが示されている。図10に示すように、Eφ成分1001とEθ成分1002とは、X軸方向でもZ軸方向でもほぼ同等の大きさになっている。
さて、以上のように構成される折畳式携帯無線機による通話は、例えば図11に示す態様で行われる。図11は通話状態での折畳式携帯無線機の使用態様を説明する図である。図11では、使用者1100が開いて展開した状態の折畳式携帯無線機の下部筐体801を右手1101に持ち、上部筐体800の上端側に在る受話部804を右耳に当てている状態が示されている。
このように開いて展開した状態の折畳式携帯無線機では、上部筐体800の背面が下部筐体801の上端面に突出して設けられるヘリカルアンテナ素子810の近傍に位置することになるので、ヘリカルアンテナ素子810は、上部筐体800内の金属製材料や、上部筐体800内の電子部品と下部筐体801内の電子部品とを接続するフレキシブルプリント基板などと電磁結合するが、通話使用時では、これらに人体側頭部1102や手1101が近接することによってアンテナ性能が劣化する。
そこで、従来からこのアンテナ性能が劣化する問題に対する解決策が種々提案されている(例えば特許文献1〜4)。即ち、特許文献1では、折畳式携帯無線機の開閉動作に連動してアンテナ素子の角度を変更できる機構が開示されている。また、特許文献2では、着信時に着信ボタンの押下を検出してアンテナ素子の角度を本体に対して傾斜させる構成が開示されている。また、特許文献3では、筐体内に収容された棒状アンテナ素子を引き出して棒状アンテナの先端を人体から遠ざける構成が開示されている。また、特許文献4では、筐体背面に収容された略半波長の電気長の無給電素子を有する板状アンテナ部を引き出す構成が開示されている。
特開2003−87375号公報
特開2001−308995号公報
特開2001−57585号公報
特開2001−326513号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示されている技術では、通話状態において高いアンテナ性能を確保するために、アンテナ素子の角度調整機構が新たに必要になるという問題がある。
また、特許文献3および特許文献4に開示されている技術では、通話状態において高いアンテナ性能を確保するために、使用者自身による棒状アンテナや板状アンテナ部の引き出し操作が必要であるという問題がある。
要するに、折畳式携帯無線機では、特別な機構を追加することなく、また使用者に余計な操作を依頼することなく、通話する場合に使用者が単に上部筐体を開いて展開し受話部を耳に当てる通常の操作を行うだけで済むようにするには、使用者の側頭部や手等の影響を受けずに所望の性能を有するアンテナの開発が望まれている。この点について検討する。
図11に示す使用態様では、一般に、折畳式携帯無線機の長手方向、即ち、Z軸方向と地面との角度αは30°程度であるが、陸上移動通信の多重波環境における一般的な交差偏波電力比は4〜9dBであり、到来波の垂直偏波の電力が水平偏波の電力より4〜9dB高いことが知られている。これは、上述した通話状態における折畳式携帯無線機のアンテナの主偏波が地面に対して垂直である方が、高い通信品質の確保ができることを示している。
即ち、図10に示したように、従来のアンテナでは、Eφ成分1001とEθ成分1002とは、X軸方向でもZ軸方向でもほぼ同等の大きさになっているが、通話状態において地面に対する垂直偏波成分を向上させるためには、Z軸方向のEφ成分がEθ成分よりも大きい放射パターンを持つアンテナの開発が必要である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、特別な機構を追加することなく、また使用者に余計な操作を依頼することなく、通話状態において使用者の側頭部等の影響を受けずに高い性能を有するアンテナを備えた折畳式携帯無線機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明は、上部筐体及び下部筐体の長手方向一端をヒンジ部を介して回動自在に連結し、通話時では開いて展開した状態で使用できるようにした折畳式携帯無線機において、展開したときに前記下部筐体の長手方向の前記ヒンジ部側の端部に設けられるアンテナ素子と電磁結合が可能となる略半波長の電気長を有する線状の無給電素子を前記上部筐体の長手方向の前記ヒンジ部側の端部に設けるという構成を採る。
この構成によれば、通話のために折畳式携帯無線機を開いて展開すると、人体側頭部や手から離れた位置に在る無給電素子がアンテナ素子と電磁結合し、無給電素子に電流が集中する。そのため、アンテナ素子と折畳式携帯無線機内の回路基板などとの電磁結合が抑制されるので通話状態において高いアンテナ性能を確保することができる。したがって、通話する場合に使用者は単に上部筐体を開いて展開し受話部を耳に当てる通常の操作を行うだけで済む。
本発明に係る折畳式携帯無線機は、上記の発明において、下部筐体に設けられる前記アンテナ素子は、ヘリカルアンテナ素子またはミアンダアンテナ素子であり、展開したときに、前記無給電素子は、その主要部の配置方向が前記ヘリカルアンテナ素子またはミアンダアンテナ素子の軸方向と略平行となるように配置されているという構成を採る。
この構成によれば、開いて展開したときに無給電素子とアンテナ素子との電磁結合がより強くなるので、通話状態においてより高いアンテナ性能を確保することができる。
本発明に係る折畳式携帯無線機は、上記の発明において、前記無給電素子は、上部筐体の短手方向に沿って配置される主素子片と、この主素子片の両端側において電気的に接続されて上部筐体の長手方向一端側に向かって配置される略等長の副素子片とで構成され、展開したときに前記副素子片の一方が下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と電磁結合し、前記副素子片の他方が開放端となるという構成を採る。
この構成によれば、通話状態においてアンテナ素子の主偏波が地面に対して垂直となるので、高いアンテナ性能が得られる。
本発明に係る折畳式携帯無線機は、上記の発明において、前記無給電素子において、前記主素子片の両端側に配置される前記副主素子片は、それぞれミアンダ状に形成されているという構成を採る。
この構成によれば、通話状態においてアンテナ素子の主偏波が地面に対して垂直となるので、高いアンテナ性能が得られる。
本発明に係る折畳式携帯無線機は、上記の発明において、前記無給電素子は、下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と対応する前記上部筐体の短手方向一端側において上部筐体の長手方向に沿って直線状に配置されているという構成を採る。
この構成によれば、開いて展開したときに無給電素子とアンテナ素子とを電磁結合させることができるので、高いアンテナ性能が得られる。
本発明に係る折畳式携帯無線機は、上記の発明において、前記無給電素子は、上部筐体の短手方向に沿って配置される主素子片と、この主素子片の一端側であって下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と対応する片端側において上部筐体の長手方向一端側に向かって配置される副素子片とで構成されるという構成を採る。
この構成によれば、通話状態においてアンテナ素子の主偏波が地面に対して垂直となるので、高いアンテナ性能が得られる。
本発明に係る折畳式携帯無線機は、上記の発明において、前記無給電素子は、導電性の薄膜や線材で形成され上部筐体を構成する樹脂製ケースの内面または外面に貼付する方法で、上部筐体の背面側であって展開したときに下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と近接する位置に配置されているという構成を採る。
この構成によれば、開いて展開したときに無給電素子とアンテナ素子とを電磁結合させることができるので、高いアンテナ性能が得られる。
本発明に係る折畳式携帯無線機は、上記の発明において、前記無給電素子の主素子片は、その中央位置を前記上部筐体の短手方向中央位置に合わせて配置されているという構成を採る。
この構成によれば、通話状態において主偏波となる垂直偏波成分がより向上するので、より高いアンテナ性能を確保することができる。
本発明によれば、特別な機構を追加することなく、また使用者に余計な操作を依頼することなく、単に開いて展開するだけで高いアンテナ性能が得られる。したがって、通話する場合に使用者は単に上部筐体を開いて展開し受話部を耳に当てる通常の操作を行うだけで済むようにする。
本発明の骨子は、特別な機構を追加することなく、また使用者に余計な操作を依頼することなく、通話する場合に使用者が単に上部筐体を開いて展開し受話部を耳に当てる通常の操作をした場合に、使用者の側頭部等の影響を受けずに所望の性能を発揮する折畳式携帯無線機用アンテナを得ることである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1に係る折畳式携帯無線機の展開状態での外観構成等を説明する背面図及び側面図である。図1及び図2に示すように、上部筐体100の下端と下部筐体101の上端とはヒンジ部102を介して回動自在に連結され、両筐体の正面側を閉じて折り畳み、また開いて展開できるようになっている。
図1及び図2は、本発明の実施の形態1に係る折畳式携帯無線機の展開状態での外観構成等を説明する背面図及び側面図である。図1及び図2に示すように、上部筐体100の下端と下部筐体101の上端とはヒンジ部102を介して回動自在に連結され、両筐体の正面側を閉じて折り畳み、また開いて展開できるようになっている。
上部筐体100の正面側には、中央付近に主表示部103が配置され、上端側に受話部104が配置されている。また、上部筐体100の背面側には、中央付近に副表示部105が配置されている。これらは図示しない回路基板に接続されている。
下部筐体101では、正面上部側にヒンジ部102が突出して設けられ、上部筐体100の正面側と下部筐体101の正面側とを閉じて折り畳んだときに上部筐体100が下部筐体101の正面側を塞いで蓋をするようになっている。また、内蔵される回路基板106の下端側表面には、送話部107が配置され、上端側背面には無線部108と給電部109とが配置されている。この給電部109には、下部筐体101の上部端面に突出して設けられるヘリカルアンテナ素子110の一端が接続されている。ヘリカルアンテナ素子110は、略4分の1波長の電気長を有している。
以上の構成において、導電性の薄膜や線材などで構成され略半波長の電気長を有する線状の無給電素子111が上部筐体100を構成する樹脂製ケースの内面または外面に貼付する方法で、上部筐体100の背面側下端のヒンジ部近傍に、即ち、開いて展開したときに上部筐体100の背面側におけるヘリカルアンテナ素子110に近接する面上に配置されている。
この無給電素子111は、使用無線周波数が例えば2GHzであるとすると、全長が略半波長(自由空間において75mm)、幅が例えば2mmの線状導体素子となるが、ケースの誘電率や近接物によって物理的な長さは75mmよりも短くなる。そして、上部筐体100は幅が一般に40mmから50mm程度であることから、図1に示すように、2GHz用の無給電素子111は、屈曲部を設けてコ字状に形成して配置する構成となっている。
図3は、図1に示す折畳式携帯無線機が備える無給電素子111の構成及び配置を説明する斜視図である。図1及び図2を参照しつつ図3に沿って無給電素子111の構成及び配置を具体的に説明する。
図3では、上部筐体100の明示に代えて、上部筐体100の内部に存在する導体板301がアンテナ動作を説明するために抜き出して示されている。この導体板301の幅は上部筐体100の幅とほぼ等しいが、導体板301と無給電素子111とは電気的に絶縁されている。すなわち、無給電素子111は上部筐体100の内部に存在する導電性材料からは電気的に絶縁されている。
無給電素子111は、上記のように使用する無線周波数と上部筐体100の幅方向サイズとの関係でコ字形状に形成される場合、上部筐体100の幅方向に対応する長尺の主素子片111bとこの主素子片111bの両端において同方向に折れ曲がって形成されるほぼ等長の副素子片111a,111cとで構成される。主素子片111bの長さは、上部筐体100の幅とほぼ等しい長さ、副素子片111aおよび111cの長さは、それぞれ10mmないし20mm程度である。
折畳式携帯無線機の幅方向をY軸方向とし、厚み方向をX軸方向とし、長手方向をZ軸方向とすると、無給電素子111は、主素子片111bをその中央位置を折畳式携帯無線機(上部筐体100)の幅方向中央位置に一致させてY軸方向にほぼ平行にし、副素子片111a,111cをZ軸方向とほぼ平行にして配置される。図示例では、Y軸方向の一端側に副素子片111aが配置され、Y軸方向の他端側に副素子片111cが配置されている。
このとき、下部筐体101の幅方向一端側に配置されるヘリカルアンテナ素子110は導線を螺旋状に巻いたものであり、この螺旋の軸方向がZ軸方向であるので、副素子片111aは、ヘリカルアンテナ素子110の軸方向とほぼ並行して配置されることになる。
したがって、上部筐体100を開いて展開したとき、副素子片111aはヘリカルアンテナ素子110に近接した位置に配置されるので、そのときの間隔を例えば2mm程度に設定し、両者間での電磁結合を実現するようにしている。なお、Y軸方向の他端側に配置される副素子片111cは、開放端である。
次に、図1〜図3を参照して、以上のように構成及び配置された無給電素子111を備える折畳式携帯無線機の動作について説明する。
上部筐体100を開いて展開した状態において、ヘリカルアンテナ110が給電部109から励振されると、ヘリカルアンテナ素子110と副素子片111aとが電磁結合し、人体側頭部や手から離れた位置に在る無給電素子111にアンテナ電流が励起され集中して流れるので、ヘリカルアンテナ110と、上部筐体100内の導体板301と上部筐体100内の電子部品と下部筐体101内の電子部品とを接続するフレキシブルプリント基板などとの電磁結合が抑制される。
このとき、副素子片111aとヘリカルアンテナ素子110との距離が近いほど無給電素子111とヘリカルアンテナ素子110との電磁結合は大きくなる。また、ヘリカルアンテナ素子110に流れる電流の方向は、遠方界放射特性を考慮すると、その方向がヘリカルアンテナ素子110の軸方向、即ちZ軸方向であることから、副素子片111aがZ軸方向に平行となるほど電磁結合は大きくなる。そして、無給電素子111の電気長は、半波長であるので、無給電素子111における電流のピーク位置は、無給電素子111の中央位置、即ち、主素子片111bの中央位置に存在する。よって、主素子片111bが最も放射に寄与する。なお、折畳式携帯無線機を閉じた状態においては、無給電素子111はヘリカルアンテナ素子110から離隔しているので放射に寄与しない。
ここで、以上のように作用する無給電素子を備えることで図1に示す折畳式携帯無線機にて得られるアンテナ特性について説明する。図4は、図1に示す折畳式携帯無線機が備えるアンテナ素子の放射パターンを示す図である。
図4では、図10と同様に、直交座標XYZにおけるXZ面でのEφ成分401とEθ成分402とが示されている。図10と比較して、図4では、Eθ成分402が全般に小さく、Eφ成分401が全般に大きく、特にZ方向のEφ成分401が4dB程度高い。Z方向のEφ成分401の向上は、図11に示す使用態様での通話状態において、地面に対する垂直偏波成分の向上を意味するので、高いアンテナ性能が得られる。
即ち、ヘリカルアンテナ素子110と電磁結合する無給電素子111を設けることによってアンテナ性能が改善できたのである。このとき、上部筐体100の幅方向に略平行な主素子片111bがZ軸方向のEφ成分を向上するので、通話状態においてより高いアンテナ性能を確保することができる。
なお、無給電素子111の形態は、図1〜図3に示す以外に、例えば図5に示すように種々の形態が採用可能である。図5は、図1に示す折畳式携帯無線機が備えることが可能な無給電素子の変形例を示す図である。
即ち、図5(a)に示すようにコ字状の両角部を曲線状に滑らかにした形態とすることでもよい。図5(b)に示すように長尺の主素子片の両端側に配置される副素子片をミアンダ状にした形態とすることでもよい。図5(c)に示すようにヘリカルアンテナ素子と電磁結合する副素子片の長さを長くしてその途中をY軸方向に折り曲げて形成した形態とすることでもよい。また、無給電素子の幅は一定である必要がないので、図5(d)に示すように、リング状の金属性装飾部を長尺の主素子片の中央位置としてその両側から細い幅の素子片を引き出し、両端に副素子片を配置するようにした形態とすることでもよい。
また、アンテナ素子としてはヘリカルアンテナ素子110に限るものではなく、例えばミアンダアンテナ素子でもよく、また伸縮式の棒状アンテナ素子でもよい。
このように、実施の形態1によれば、上部筐体を開いて展開したときに下部筐体に設けられるアンテナ素子と電磁結合が可能となる線状の無給電素子を上部筐体に設けたので、通話状態においてアンテナ性能を改善することができる。このとき、無給電素子は、上部筐体の短手方向(幅方向)に沿って配置される主素子片を備え、かつその中央位置を上部筐体の短手方向中央位置に一致させてあるので、通話状態において地面に対する垂直偏波成分を向上することができ、より高いアンテナ性能を確保することができる。
したがって、通話する場合に、使用者は、単に上部筐体を開いて展開し受話部を耳に当てる通常の操作をするだけで、側頭部や手の影響による感度劣化を抑制することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子の構成を説明する斜視図である。なお、図6では、図3に示した構成と同一ないしは同等である構成には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子の構成を説明する斜視図である。なお、図6では、図3に示した構成と同一ないしは同等である構成には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図6において、実施の形態2に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子600は、導電性の薄膜や線材などで構成され略半波長の電気長を有し、上部筐体100を構成する樹脂製ケースの内面または外面に貼付する方法で、上部筐体100の背面側下端のヒンジ部近傍に、即ち、上部筐体100の背面側におけるヘリカルアンテナ素子110に近接する面上に配置されている点は、図3に示した無給電素子111と同様であるが、形態が図3に示した無給電素子111とは異なっている。
即ち、実施の形態2に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子600は、上部筐体100の長手方向(Z軸方向)に沿って直線状に配置されている。使用無線周波数が例えば2GHzであるとすると、全長が略半波長(自由空間において75mm)、幅が例えば2mmの直線状導体素子となる。
そして、上部筐体100を開いて展開したとき、無給電素子600のヒンジ部側端は、ヘリカルアンテナ素子110に近接した位置に配置されるので、そのときの間隔を例えば2mm程度に設定し、両者間での電磁結合を実現するようにしている点も実施の形態1と同様である。
したがって、上部筐体100を開いて展開した状態において、ヘリカルアンテナ素子110が給電部109から励振されると、ヘリカルアンテナ素子110と無給電素子600の下端部とが電磁結合し、人体側頭部や手から離れた位置に在る無給電素子600にアンテナ電流が励起され集中するので、実施の形態1と同様に、ヘリカルアンテナ110と、上部筐体100内の導体板301と上部筐体100内の電子部品と下部筐体101内の電子部品とを接続するフレキシブルプリント基板などとの電磁結合が抑制される。即ち、通話状態において高いアンテナ性能を確保することができる。
このように、実施の形態2によれば、上部筐体を開いて展開したときに下部筐体に設けられるアンテナ素子と電磁結合が可能となる直線状の無給電素子を上部筐体に設けたので、高いアンテナ性能を確保することができる。
したがって、通話する場合に、使用者は、単に上部筐体を開いて展開し受話部を耳に当てる通常の操作をするだけで、側頭部や手の影響による感度劣化を抑制することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子の構成を説明する斜視図である。なお、図7では、図3に示した構成と同一ないしは同等である構成には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図7は、本発明の実施の形態3に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子の構成を説明する斜視図である。なお、図7では、図3に示した構成と同一ないしは同等である構成には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図7において、実施の形態3に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子700は、導電性の薄膜や線材などで構成され略半波長の電気長を有し、上部筐体100に内蔵される樹脂製ケースの内面または外面に貼付する方法で、上部筐体100の背面側下端のヒンジ部近傍に、即ち、上部筐体100の背面側におけるヘリカルアンテナ素子110に近接する面上に配置されている点は、図3に示した無給電素子111と同様であるが、形態が図3に示した無給電素子111とは異なっている。
即ち、実施の形態3に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子700は、略L字状に形成されている。具体的には、上部筐体100の幅方向(Y軸方向)におけるヘリカルアンテナ素子110が配置される一端側において上部筐体100の長手方向(Z軸方向)に沿う副素子片700aと、この副素子片700aの長手方向先端から折れ曲がって上部筐体100の幅方向(Y軸方向)に沿う主素子片700bとで構成されている。主素子片700bの中央位置は、上部筐体100の幅方向(Y軸方向)の中央位置と一致している。
この実施の形態2に係る折畳式携帯無線機が備える無給電素子700においても、使用無線周波数が例えば2GHzであるとすると、全長が略半波長(自由空間において75mm)、幅が例えば2mmの線状導体素子となる。
そして、上部筐体100を開いて展開したとき、無給電素子700の副素子片700aはヘリカルアンテナ素子110に近接した位置に配置されるので、そのときの間隔を例えば2mm程度に設定し、両者間での電磁結合を実現するようにしている点も実施の形態1と同様である。
したがって、上部筐体100を開いて展開した状態において、ヘリカルアンテナ素子110が給電部109から励振されると、ヘリカルアンテナ素子110と無給電素子700の副素子片700aとが電磁結合し、人体側頭部や手から離れた位置に在る無給電素子700にアンテナ電流が励起され集中するので、実施の形態1と同様に、ヘリカルアンテナ素子110と、上部筐体100内の導体板301と上部筐体100内の電子部品と下部筐体101内の電子部品とを接続するフレキシブルプリント基板などとの電磁結合が抑制される。即ち通話状態において高いアンテナ性能を確保することができる。
このように、実施の形態3によれば、上部筐体を開いて展開したときに下部筐体に設けられるアンテナ素子と電磁結合が可能となる線状の無給電素子を上部筐体に設けたので、通話状態においてアンテナ性能を改善することができる。このとき、無給電素子は、上部筐体の短手方向(幅方向)に沿って配置される主素子片を備え、かつその中央位置を上部筐体の短手方向中央位置に一致させてあるので、通話状態において地面に対する垂直偏波成分を向上することができ、より高いアンテナ性能を確保することができる。
したがって、通話する場合に、使用者は、単に上部筐体を開いて展開し受話部を耳に当てる通常の操作をするだけで、側頭部や手の影響による感度劣化を抑制することができる。
本発明は、使用者の側頭部等の影響を受けずに所望の性能を発揮する折畳式携帯無線機用アンテナとして好適である。
100 上部筐体
101 下部筐体
102 ヒンジ部
103 主表示部
104 受話部
105 副表示部
106 回路基板
107 送話部
108 無線部
109 給電部
110 ヘリカルアンテナ素子
111、600、700 無給電素子
111a、111c、700a 副素子片
111b、700b 主素子片
301 導体板
101 下部筐体
102 ヒンジ部
103 主表示部
104 受話部
105 副表示部
106 回路基板
107 送話部
108 無線部
109 給電部
110 ヘリカルアンテナ素子
111、600、700 無給電素子
111a、111c、700a 副素子片
111b、700b 主素子片
301 導体板
Claims (8)
- 上部筐体及び下部筐体の長手方向一端をヒンジ部を介して回動自在に連結し、通話時では開いて展開した状態で使用できるようにした折畳式携帯無線機において、展開したときに前記下部筐体の長手方向の前記ヒンジ部側の端部に設けられるアンテナ素子と電磁結合が可能となる略半波長の電気長を有する線状の無給電素子を前記上部筐体の長手方向の前記ヒンジ部側の端部に設けたことを特徴とする折畳式携帯無線機。
- 下部筐体に設けられる前記アンテナ素子は、ヘリカルアンテナ素子またはミアンダアンテナ素子であり、展開したときに、前記無給電素子は、その主要部の配置方向が前記ヘリカルアンテナ素子またはミアンダアンテナ素子の軸方向と略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の折畳式携帯無線機。
- 前記無給電素子は、上部筐体の短手方向に沿って配置される主素子片と、この主素子片の両端側において電気的に接続されて上部筐体の長手方向一端側に向かって配置される略等長の副素子片とで構成され、展開したときに前記副素子片の一方が下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と電磁結合し、前記副素子片の他方が開放端となることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の折畳式携帯無線機。
- 前記無給電素子において、前記主素子片の両端側に配置される前記副主素子片は、それぞれミアンダ状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の折畳式携帯無線機。
- 前記無給電素子は、下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と対応する前記上部筐体の短手方向一端側において上部筐体の長手方向に沿って直線状に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の折畳式携帯無線機。
- 前記無給電素子は、上部筐体の短手方向に沿って配置される主素子片と、この主素子片の一端側であって下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と対応する片端側において上部筐体の長手方向一端側に向かって配置される副素子片とで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の折畳式携帯無線機。
- 前記無給電素子は、導電性の薄膜や線材で形成され上部筐体を構成する樹脂製ケースの内面または外面に貼付する方法で、上部筐体の背面側であって展開したときに下部筐体に設けられる前記アンテナ素子と近接する位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の折畳式携帯無線機。
- 前記無給電素子の主素子片は、その中央位置を前記上部筐体の短手方向中央位置に合わせて配置されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の折畳式携帯無線機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004215582A JP2006041689A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 折畳式携帯無線機 |
| PCT/JP2005/001115 WO2006011254A1 (ja) | 2004-07-23 | 2005-01-27 | 折畳式携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004215582A JP2006041689A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 折畳式携帯無線機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006041689A true JP2006041689A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35906240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004215582A Pending JP2006041689A (ja) | 2004-07-23 | 2004-07-23 | 折畳式携帯無線機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006041689A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007221288A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Fujitsu Ltd | アンテナ装置及び無線通信装置 |
| JP2009276912A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Denso Wave Inc | 情報読取装置 |
| JP2010226605A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Nippon Soken Inc | リーダ |
| WO2012144197A1 (ja) * | 2011-04-22 | 2012-10-26 | パナソニック株式会社 | 携帯無線端末 |
| WO2018038079A1 (ja) * | 2016-08-25 | 2018-03-01 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置 |
-
2004
- 2004-07-23 JP JP2004215582A patent/JP2006041689A/ja active Pending
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