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JP2005519860A - Hiv抑制剤としての過硫酸化多糖の使用 - Google Patents

Hiv抑制剤としての過硫酸化多糖の使用 Download PDF

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JP2005519860A JP2003516537A JP2003516537A JP2005519860A JP 2005519860 A JP2005519860 A JP 2005519860A JP 2003516537 A JP2003516537 A JP 2003516537A JP 2003516537 A JP2003516537 A JP 2003516537A JP 2005519860 A JP2005519860 A JP 2005519860A
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Abstract

本発明は、感染症及びHIV/AIDS疾患を治療するための医薬組成物の調製における硫酸化度3.2以上を有するN,O-過硫酸化K5誘導体又はその薬学上許容される塩の使用に関する。

Description

ウイルスの酵素であるトランスクリプターゼ(RT)及びプロテアーゼの特殊な抑制剤カクテルが臨床段階に入っているような安定した市場経済をもつ国では、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)を原因とする死亡がかなり減少しつつあるが、後天性免疫不全症候群(AIDS)は、なお世界的に流行している病気である。現在、市場では、約1ダースの薬物が利用可能である。しかし、このような薬物による治療は重い副作用を伴う。さらに、使用中の薬物に対して耐性であるHIV変異形が出現及び拡散しつつある。現時点では、レトロウイルス療法が一時的にウイルスの複製をストップさせているが、慢性的に感染した細胞から、従って、血清反応陽性のヒトからHIVを根絶させることができないため、現在使用されている薬物を補完及びできる限り置換(薬理学的耐性の場合)できる新規な種類の抗ウイルス剤を同定することが必須である。
HIVの複製サイクルの各種のステップは、特殊な抑制剤によって潜在的に攻撃されやすい。これらは、慣習的に下記のように分けられる:
−ウイルス粒子(ビリオン)の細胞表面への非特異的結合、続く、ビリオンの表面で露出するウイルスエンベロープ(gp120 Env)の糖タンパク質の相互作用によるCD4+細胞への特異的結合。gp120 EnvとCD4との間の結合は、構造変化を介して、続くgp120 EnvのコリセプターCCR5及びCXCR4との結合及びターゲット細胞の膜におけるウイルスエンベロープ(gp41 Env)の融合誘導成分の挿入を可能にする。
−ウイルスのエントリーに続く初期事象:概略的に、ウイルスゲノムのRNAからDNAへのレトロ転写プロセス及び最終的にウイルスDNAの感染細胞(プロウイルス)の染色体への組込と同時的に生ずる細胞質から核へのプレ組込と称される複合体の移動に細く分けられる。
−HIVのライフサイクルの末期事象(ウイルス性遺伝子の新規ウイルス性タンパク質合成への転写、これらウイルス性タンパク質の細胞の内表面への集合、新規なビリオン(新たな感染サイクルを開始するために感染細胞から離脱する)の出芽を含む)。
感染プロセスの最も初期のフェーズは、宿主細胞における特定リセプターとgp120 Envとの相互作用に無関係に生ずるビリオンの細胞膜への付着である。各種の提案された機構の中で、最も信頼できる機構は、正に荷電したgp120 Env領域と負に荷電した膜ヘパラン硫酸との会合を包含するものである。事実、ポリアニオンは、多くのウイルス分離体のgp120 Envを効果的に結合し、このようにして、インビトロでの潜在的な抗ウイルス作用を有し、潜在的な治療剤を代表する。
W.F. VannらによってEur. J. Biochem., 116, 359-364, (1981)に開示された大腸菌(E. coli)の菌株から単離され莢膜多糖(以下、単に「K5」と表示する)は、ヘパリン及びヘパラン硫酸の生合成前駆体(N-アセチルヘパロザン)と同じ配列を示し、化学的には、α1-4結合したD-グルクロン酸及びN-アセチルグルコサミンによって形成される繰り返し多糖ユニットによって構成され、一方、二糖ユニットD-グルクロニル-N-アセチルグルコサミンはβ結合されたものであることが知られている。ヘパリン前駆体N-アセチルヘパロザン及びK5多糖との間のわずかな差異(この差異は、K5及びその誘導体の生物学的活性に関して、あまり重要ではない)は、例えば、後述するヨーロッパ特許第489,647号及びヨーロッパ特許第544,592号に記載されているように、K5ポリマーのいくつかの鎖の非還元末端における4(5)位の二重結合の存在である。
この初期の文献の以降、他の学術論文及び特許出願では、数千〜数十万ダルトンの分子量を有する大腸菌K5多糖の調製、及び、例えば、N-及び/又はO-硫酸化生成物を調製するために、K5多糖を化学的又は酵素的に変性すること、又は、可能であれば、ヘパリン様生成物を得るために、グルクロン酸の5位においてN,O-硫酸化及びエピマー化することが記載されている。例えば、ヨーロッパ特許第333,243号、イタリー国特許第1,230,785号、ヨーロッパ特許第489,647号、ヨーロッパ特許第544,592号、国際特許公開第92/17507号、国際特許公開第96/14425、国際特許公開第97/43317、国際特許公開第98/34958、国際特許公開第98/42754号、国際特許公開第01/02597号及びM. Manzoniら, Journal Bioactive Compatible Polymers, 11, 301-311, (1996)を参照する。
特に、これらのドキュメントの中でも、ヨーロッパ特許第333,243号は、単純ヘルペスウイルス、水疱性口内炎ウイルス、タイプ1HIV(HIV-1)及びタイプ2HIV(HIV-2)のようなエンベロープをもつウイルスによる病変の治療に適したO-硫酸化K5化合物を開示している。このドキュメントは、多糖単位当たり硫酸基最大1.25個(多糖当たり硫酸基2.5個に相当)を有するO-硫酸化K5多糖、それぞれ、二糖単位当たり硫酸基3.4、3.2及び1.5個を含有する四糖、六糖及び八糖を開示している。
さらに、国際特許公開第98/34958号は、ガン転移予防活性及び抗ウイルス活性をもつ硫酸基/カルボキシル比0.5〜4を有するK5多糖のO-硫酸化誘導体、特に、硫酸化度2.5〜4を有するO-硫酸化K5を開示している。このドキュメントによれば、最も硫酸化された化合物(硫酸基/二糖>2.5)は興味深い抗HIV活性を示す。
これら参考文献、特に、ヨーロッパ特許第489,647号、ヨーロッパ特許第544,592号及び国際特許公開第98/09636号に開示されたK5のN,O-硫酸化誘導体は、硫酸化度1.6〜3.1を有し、一方、O-硫酸化K5の硫酸化度は4に達する。また、公知のN,O-硫酸化誘導体の活性については開示されていない。
Causeら, Carbohydrate Research, 263, 271-284, (1994)は、K5のN-脱アセチル化、N-硫酸化及び3つの方法(B、C及びACとして表示される)によるO-硫酸化を開示している。方法C(N-硫酸化K5の硫酸化が、遊離ヒドロキシル基当たり硫酸化剤10モル当量を使用して、温度25〜55℃において、1〜24時間で行われる)によれば、さらにN-硫酸化の後、最大硫酸基/カルボキシル比3.1を有する多硫酸化化合物が得られる。
以下の記載では、K5誘導体を次のように表示する:「N-脱アセチル化K5」=N-脱アセチル化K5多糖;「N-硫酸化K5」=N-脱アセチル化-N-硫酸化K5多糖;「N,O-硫酸化K5」=N-脱アセチル化-N,O-硫酸化K5多糖;「N,O-過硫酸化K5」=上記Casuらの学術論文の方法Cに従って得られる高硫酸化度をもつN-脱アセチル化-N,O-硫酸化K5多糖。
表示「O-過硫酸化条件」とは、上記方法Cのものと同様の徹底的なO-硫酸化の条件をいう。「硫酸化度」とは、硫酸基/カルボキシル比(SO3 -/COO-)で表示される多糖単位当たりの硫酸基の数をいう。
本発明は、K5からのN,O-硫酸化多糖のアニオン度(anionicity)を増大させることによって、高い抗HIV活性を有し、これにより、AIDSの治療に適したN,O-過硫酸化K5誘導体が得られるとの仮説に基づくものである。しかし、このような仮説は、既に脱アセチル化したK5のN,O-硫酸化の実施には困難が伴うとの問題に直面しており、事実、文献には、K5からのN,O-硫酸化多糖の硫酸化度は3.2に達しないことが記載されている。
新たに、発酵によって得られたK5を、高濃度の塩溶液中、イソプロパノールでの処理によって精製することによって、実質的に親油性物質を含まない(親油性物質フリーの)純粋なK5多糖が得られること、この親油性物質フリーのK5を、N-脱アセチル化、N-硫酸化、O-過硫酸化条件下でのO-硫酸化、及び、任意に、さらなるN-硫酸化に供することによって、3.2以上の硫酸化度を有する新規なN,O-過硫酸化K5誘導体が得られることが見出された。これらのN,O-過硫酸化K5誘導体は、全般的な抗凝結活性に関して良好な比率でHIVのエントリー及び複製を阻害する興味深い活性が付与されており、このため、これらは、HIV感染症の治療用、特に、出血性の副作用の危険性が極端に低減されるような用量でAIDSを治療するために有効な医薬組成物の調製に使用される。
さらに詳述すれば、発明者らは、3.2以上の硫酸化度を有するN,O-過硫酸化K5誘導体が、HIV感染症の末期フェーズの間に生成されるCCR5及びCXCR4コリセプター(R5X4菌株)の両方を使用するデュアルトロピックウイルス株に対する高い阻害作用を有することを証明した。
このウイルス株は、感染症の末期フェーズにおいて、血清反応陽性のヒトの50%において出現し、これらは、病状の進行をより促進する原因となることが証明される。
本発明は、感染症及びその結果としての病気HIV/AIDSを治療するための医薬組成物の調製における3.2以上の硫酸化度を有するN,O-過硫酸化K5誘導体又はその薬学的に許容される塩の使用に関する。
本発明のN,O-過硫酸化K5誘導体は、Ficollグラディエントによって単離された健康な血清反応陰性の大人の末梢静脈血に由来のCD4+リンパ球(そのリングから、単核球(PBMC)のフラクションを得た後、これをフィトアグルチニン(PHA)にて3日間刺激し、続いて、インターロイキン-2(IL-2)を富有化させた媒体中に維持する(PHA芽球)。PBMCの第2のフラクションを、Percollの第2グラディエントに供して、単核球を単離し、これをアドヒアランスにて5〜7日間播種して、HIV感染症に感受性の誘導マクロファージ(MDM)をインビトロで得た。)における各種のHIV-1株の複製を抑制することに関して顕著な活性を発揮する。
特に、3.2以上の硫酸化度を有するN,O-硫酸化K5誘導体は、HIVの病状の末期フェーズの間に発生されるデュアルトロピック菌株R5X4に対する大きい阻害作用を有する。この阻害作用は、同じ硫酸化度を有するO-硫酸化K5誘導体(例えば、国際公開第98/34958号に記載のもの)によって発揮されるものよりも大きい。
有利なことには、このような用途に使用されるN,O-過硫酸化K5は、硫酸化度3.2〜4、さらに有利には3.5〜4、好ましくは3.7〜4を有する。
このようなN,O-過硫酸化K5の塩の中でも、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム及び亜鉛の塩が好ましい。
本発明のN,O-過硫酸化K5誘導体は、約2,000〜約65,000、有利には2,500〜20,000ダルトン(D)の範囲に平均分子量を示す。以下に示す分子量は全てダルトンで表示され、Harenbergら, Journal Chromatography, 261, 287-292, (1983)に従った算定したものである。
本発明のN,O-過硫酸化K5誘導体は、(a)発酵からのK5を、高濃度塩溶液中においてイソプロパノールにて処理し、(b)このようにして精製したK5を、アルカリ加水分解によるN-脱アセチル化、ついで、N-硫酸化剤での処理によるN-硫酸化に供し、(c)このようにして得られたN-硫酸化K5のアンモニウム塩を、O-過硫酸化条件下、O-硫酸化剤にて処理し、(d)必要であれば、このようにして得られた生成物をN-硫酸化に供して、N,O-過硫酸化K5をナトリウム塩として単離し、必要であれば、これを他の塩に変換することからなる方法によって調製される。
工程(a)において、K5原料物質は、K5を生産する野生又はクローン化大腸菌の菌株の発酵によって得られる生産物の1つである。特に、上記の文献に記載されたK5、好適には、M. Manzoniら(Journal Bioactive and Compatible Polymers, 11, 301-311, (1996))によって記載されたもの及び後述の調製法Iに記載のものを使用できる。
さらに好適には、K5原料物質は、低分子量を有し、特に、分子量分布約1,500〜約15,000、好ましくは約2,000〜約9,000及び平均分子量約5,000をもつもの、又はより大きい分子量を有し、特に、分布約10,000〜約50,000、好ましくは約20,000〜約40,000及び平均分子量約30,000をもつものである。好ましくは、K5原料物質は、分子量分布約1,500〜約50,000を有し、平均分子量20,000〜25,000をもつ。
K5及びここに記載のその誘導体の分子量は、標準として、既知の分子量をもつヘパリンのフラクションを使用して算定したものである。
原料物質は、例えば、内毒素、発熱物質又は他の不純物を公知の方法で除去した予め精製したK5である。
同様に、工程(a)の終了時に得られたK5が、製薬の目的、又は医薬の用途のためのN,O-硫酸化K5の調製に使用されるものである場合には、K5は、発熱物質及び内毒素を除去するよう精製される。
実際には、K5原料物質を、好ましくは塩化ナトリウムの2〜5M塩溶液に、濃度0.5〜10%で溶解し、このようにして得られた溶液を、さらに、塩、好ましくは塩化ナトリウムを添加することによって2〜4Mとした後、温度0〜8℃においてイソプロパノール1〜3容にて処理する。
同じ温度に1〜18時間維持した後では、工程(a)の生成物は完全に沈殿しており、濾過又は遠心分離によって単離する。生成物の純度が満足できるものではない場合には、工程(a)の操作を繰り返し行う。このようにして得られた固体生成物を、水に再度溶解し、限外濾過によって膜にて回収する。
工程(a)の終了時、原料物質のものと同じ特性を有しているが、実質的に親油性物質フリーであるK5が得られる。
実際には、親油性物質フリーのK5は、(a1)4℃の4M塩化ナトリウム溶液に溶解した発酵からのK5をイソプロパノール1容にて処理し;(a2)算定した量の飽和塩化ナトリウム溶液を添加することによって、塩溶液を3Mとし;(a3)溶液を4℃に一夜放置し;及び(a4)遠心分離によって生成物を単離し及び限外濾過によって塩を除去することを包含してなる方法によって得られる。
イソプロパノールでの精製によって、99%より大の純度を有する親油性物質フリーのK5を得ることができる。このK5は、次の工程(c)において高O-硫酸化度を得ることを可能にする。
工程(b)では、N−脱アセチル化は、例えば、ヒドラジン中の硫酸ヒドラジンによる又は水中のアルカリ水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム又はカリウム)によるアルカリ加水分解の公知の方法に従って行われる。好ましくは、反応は、水酸化ナトリウム水溶液中、温度40〜80℃において、反応の進行を制御することによって行われる。一般に、最高30時間後(実際には、12〜24時間後)、N−脱アセチル化は完了し、媒質のアルカリ性を、酸、好ましくは塩酸での処理によって中和する。
K5及び塩を含有する溶液を、続いて、アルカリ炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム)の存在下、N−硫酸化剤[例えば、ピリジン・三酸化イオウ(C5H5N・SO3)又はトリアルキルアミン・三酸化イオウ(例えば、トリメチルアミン・三酸化イオウ)の如き第3級有機塩基の無水硫酸(三酸化イオウ)付加物]にて処理する。反応は室温(20〜30℃)で行われるが、反応時間を短縮するため、より高い温度(約65℃まで)で操作することも可能である。アルカリ炭酸塩及び硫酸化剤の添加は同時的に実施されるか、又は、アルカリ炭酸塩を一度に導入し、続いて、硫酸化剤を、5分〜12時間の時間で徐々に添加してもよい。反応の終了時、混合物を、室温にて、酸、好ましくは塩酸によってpH7.5〜8とし、例えば、ダイアフィルトレーションによって塩を除去する。N-硫酸化K5をアルカリ塩として含有する得られた溶液を、続く工程(c)に送るか、又はこれを濃縮し、常法に従って、N-硫酸化K5をナトリウム塩として単離することができる。このようにして得られたN-硫酸化K5は、90〜100%硫酸化されている。
工程(c)では、工程(b)において得られたアルカリN-硫酸化K5を含有する溶液を、例えば、IR 120 H+のようなカチオン交換樹脂上を通過させることによって、酸性pHとなるまで中和させる。このようにして得られた酸性溶液を、第3級又は第4級有機塩基にて、例えば、トリアルキルアミン(例えば、トリブチルアミン)にて、又はテトラアルキルアンモニウム水酸化物、好ましくはテトラブチルアンモニウム水酸化物にて処理して、最少容積に減少させ、凍結乾燥する。このようにして単離したN-硫酸化K5のアンモニウム塩を、極性の非プロトン性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシド)中に懸濁化させ、O-硫酸化剤にて、例えば、付加物C5H5N・SO3にて処理する。付加物C5H5N・SO3は、固体状態で又は同じ極性の非プロトン性溶媒溶液として使用される。硫酸化は、室温(20〜30℃)〜70℃、好ましくは40〜60℃で変動する温度において、2〜24時間の時間で行われる。
反応の終了時、室温の溶液を、沈澱が完了するまで、塩化ナトリウム飽和アセトンにて処理する。濾過によって、沈殿物を溶媒から分離し、最少量(例えば、100ml)の脱イオン水に溶解し、0.2Mの濃度となるまで、溶液に塩化ナトリウムを添加する。溶液を、2N水酸化ナトリウムにてpH7.5〜8とし、沈澱が完了するまで、アセトンにて処理する。濾過後、固体を脱イオン水100mlに溶解し、工程(b)において記載したように、限外濾過によって残留塩から精製する。
このようにして得られた生成物の凍結乾燥サンプルの13C-NMRによる分析から、過硫酸化の間に部分的なN-脱硫酸化が生じていることが判明した場合には、生成物を工程(d)に供する。
工程(d)では、N-硫酸化が完了するまで、工程(c)の終了時に得られた生成物を、工程(b)の条件下で操作することによってN-硫酸化剤にて処理し、N-硫酸化が完全でない場合には、操作を繰り返し行う。
このようにして得られたN,O-過硫酸化K5をナトリウム塩として単離する。この塩は、公知の方法によって、例えば、好適な樹脂によるイオン交換によって、溶媒による沈澱によって、又は膜による限外濾過によって、他の塩、例えば、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛の塩又は複合塩に変換される。
新規な発酵からの精製K5の純度は、1H-NMRスペクトル、UVスペクトル、カルバゾール反応又はタンパク質測定用キットによって検定される。これらの検定によって、工程(a)の終了時に得られたK5は、本質的な特性として、1.5ppm以下の領域においてシグナルが不在である1H-NMRスペクトルを有することが示された。さらに、核酸は検知不能であり(標準UV分光光度計にて測定して、260nmにおける吸収0)、タンパク質は、BioRadキットに従って、0.5%以下、有利には0.25%以下、さらに有利には0.1%以下、好ましくは0.03%以下である。
事実、工程(a)の終了時に得られた純粋なK5は、親油性物質及び核酸を含有していない。親油性物質の不在に関連する用語「実質的」の使用及び核酸に関連する用語「検知不能」の使用は、使用した機器(前記不純物の存在を示さなかった)の感度を考慮するものである。
このように、得られた純粋なK5多糖の1H-NMRスペクトルでは、親油性物質のメチル基の特性である<1.5ppmにおけるシグナルが欠けていることが証明された。
このように精製した新規なK5化合物(高硫酸化度をもつN,O-過硫酸化K5の調製を可能にする)は、好ましくは低分子量を有し、特に、約1,500〜約15,000、好ましくは約2,000〜約9,000の分布、約5,000の平均分子量をもつか、又はより大きい分子量を有し、特に、約10,000〜約50,000、好ましくは約20,000〜約40,000の分布、約30,000の平均分子量をもつ。好ましくは、K5原料物質は、約1,500から約50,000の分子量分布、20,000〜25,000の平均分子量を有する。
上記の方法に従って得られたN,O-過硫酸化K5誘導体(特に、その薬学的に許容される形のもの)は、HIV感染症及びその結果であるAIDSの治療に好適な抗ウイルス活性をもつ医薬組成物の調製に有用な高度のアニオン性生成物である。
上記のN,O-過硫酸化K5誘導体は、3.2以上、有利には3.2〜4、さらに有利には3.5〜4、好ましくは3.7〜4の硫酸化度を有する。
有利には、上記N,O-過硫酸化K5は、低分子量を有し、特に、約2,000〜約16,000、好ましくは約2,500〜約10,000の分布、約6,500の平均分子量をもつか、又は多少大きい分子量を有し、約13,000〜約65,000、好ましくは約25,000〜約50,000の分布、約40,000の平均分子量をもつ。好ましくは、本発明のN,O-過硫酸化K5は、約2,000〜約65,000の分子量分布、25,000〜30,000の平均分子量を有する。また、解重合によって得られる非常に低い平均分子量、例えば、約2,000〜5,000を有するN,O-過硫酸化K5化合物も、非常に興味深い生成物を構成する。
2,000〜5,000の平均分子量をもつN,O-過硫酸化K5の調製を可能にする解重合は、上述の方法の工程(b)〜(d)の1つの終了時、好ましくは工程(b)の終了時、又は最終のN,O-過硫酸化K5について実施される。
解重合は、ヘパリンの解重合に関する公知の方法の1つに従って、例えば、亜硝酸によって及び続いてナトリウムボロヒドリッドでの還元を行って(ヨーロッパ特許第37,319号)、過ヨウ素酸塩によって(ヨーロッパ特許第287,477号)、フリーラジカルによって(ヨーロッパ特許第121,067号)、又はβ−除去によって(ヨーロッパ特許第40,144号)行われる。好適な具体例によれば、N,O-過硫酸化K5の場合、解重合は、工程(b)の終了時に得られたN-硫酸化K5について、ヨーロッパ特許第544,592号に詳述されているように、亜硝酸によって及び続いてナトリウムボロヒドリッドでの還元を行うことによって実施される。解重合及び還元の終了時、このようにして得られた低分子量生成物を、工程(c)及び任意に工程(d)に供し、N,O-過硫酸化K5を単離する。
別法として、同じ解重合及び還元方法を、高分子量をもつN,O-過硫酸化K5にも適用することができ、対応する低分子量生成物が得られる。
上記N,O-過硫酸化K5誘導体の塩の中でも、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム及び亜鉛の塩が好適である。
HIV感染症の治療のために現在使用されている薬剤は、ウイルスのライフサイクルの基礎的な2つのフェーズ、すなわち、レトロ転写及びウイルスのプロテアーゼによる成熟形ポリプロテインGagの分解に干渉する。リンパ球及びマクロファージCD4+の感染に関するHIVのオブリッジドコリセプターとしてケモカインリセプターCCR5及びCXCR4が発見されたため、可能性のある新規な種類の抗ウイルス剤は、CD4分子及び/又はケモカインリセプターへのウイルスの結合を阻害し得る及び/又はエンベロープ糖タンパク質gp41によって仲介されるウイルスと細胞膜との融合プロセス(Moore JP及びStevenson M, Nat. Rev. Mol. Cell. Biol., 1:40-49, (2000))を阻害しうる分子を含むものである。これに関連して、CCR5又はCXCR4と相互作用するCD4+細胞を感染しうるデュアルトロピックウイルスR5X4のエントリーの阻害剤の開発は、アメリカ、カナダ、オーストラリア及びヨーロッパにおいて優勢であるBグループHIVの発生(発生は、病変の加速された進行に結びつく:Koot M.ら, Ann. Intern. Med., 118:681-688, (1993))を防止することに関して多大の関連性を有する。
HIV-1ウイルスについて、PHA芽球(blast)及び末梢血の単核球の付着から誘導されたマクロファージ(MDM)の両方に関する抗HIV活性をテストした。コリセプターCCR5のみを使用するウイルス株HIV-1Balを、芽球及びMDMの感染の両方に関して使用し、一方において、CCR5以外にコリセプターCXCR4を使用するデュアルトロピック株(R5X4ウイルス)及びコリセプターCXCR4のみを使用する株(X4株)を、芽球の感染に関して使用した。これらの株(R5X4及びX4)は感染症の末期のフェーズの間に発生されたものであり、ウイルスは、CCR5以外に、リセプターCXCR4を発現する細胞まで、その感染の能力を拡大できる。
ウイルスを、感染の多重度(m.o.i.:感染性ウイルスユニットの数/ターゲット細胞の数)0.1に添加した。培養物の上澄み液のアリコートを48〜72時間毎に集め、培養物の上澄み液におけるRTウイルス活性を、Vicenziらによって記載された(J. Virol., 73:7515-7523, (1999))ようにしてテストする。RT酵素の99%がビリオンと結合するため、その活性の測定は、前記液体中におけるウイルス粒子の測定に等しい。ウイルスのターゲット細胞に対する細胞変性作用のため、RT活性はピークに達し、ついで減少する。ついで、RT活性のピークを、可能性のある抗ウイルス剤の濃度を評価するための指標として使用する。
本発明を代表する調製法IIIによって得られる、硫酸化度3.84を有するN,O-過硫酸化K5(K5-N,OS(H)と表示する)を、他の2つのK5多糖、特に、調製法Vに記載のようにして得られる硫酸化度1.77を有するN,O-硫酸化K5(K5-N,OS(L)と表示する)及び調製法VIに記載のようにして得られる硫酸化度3.77を有するO-硫酸化K5(K5-OS(H)と表示する)と比較した。
PHA芽球及びMDMの両方におけるHIV-1の複製は、1〜100μg/mlの濃度においてインビトロでテストした化合物によって阻害される。しかし、本発明の代表的な化合物、K5-N,OS(H)は、濃度1μg/mlにおいて、感染の進行ステップの間に発生するデュアルトロピック株R5X4を99%阻害し、一方、2つの参照生成物、K5-OS(H)及びK5-N,OS(L)は、それぞれ、濃度10及び100μg/mlにおいて、同じ株を98%阻害する。さらに、K5-N,OS(H)は、K5-OS(H)と同程度、濃度1〜10μg/mlにおいて他の全ての株に対して活性であり、K5-N,OS(L)よりも常に活性であることを示す。
予測される治療用途に関して、上記のN,O-過硫酸化K5誘導体及びその塩を、従来技術に従って、好適な投与形態、例えば、無菌溶液、局所適用剤形、及び一般に、今日まで多糖又はグリコサミノグリカン誘導体に関して提案されている全ての剤形で処方できる。また、治療のための用量は、公知の天然化合物に関して既に研究されているものと同様にして選択される。
N,O-過硫酸化K5の投与は、経口、経皮又は、好ましくは非経口ルート、特に、皮下、筋肉内又は静脈内又は局所ルートで行われる。
ヒトでは、非経口投与に関する日用量は、0.5〜500mg/Kg/die、有利には5〜250mg/Kg/die、好ましくは10〜150mg/Kg/dieと予測され、一方、局所ルートによって予測されるる用量は、1〜1000mg/Kg/die、有利には10〜500mg/Kg/die、好ましくは20〜100mg/Kg/dieである。
その投与に関して、3.2以上、有利には3.2〜4、より有利には3.5〜4、好ましくは3.7〜4の硫酸化度を有するN,O-過硫酸化K5誘導体又はその塩は、このように、活性成分を構成し、HIV感染症、特にAIDSの治療に適する医薬組成物に処方される。
このように、その他の態様によれば、本発明は、活性成分として、治療上有効な量の硫酸化度3.2以上を有するN,O-過硫酸化K5又はその薬学的に許容される塩を、薬学上許容されるビヒクル又は賦形剤との混合物の形で含有するHIV感染症の治療のための医薬組成物を提供する。
上記N,O-過硫酸化K5は、硫酸化度についての上記特性の1つを有することができる。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム及び亜鉛の塩でなる群から選ばれる塩は、本発明の組成物の好適な活性成分を構成する。
経口、皮下、静脈内、経皮又は局所投与用の本発明の医薬組成物において、活性成分は、古典的な賦形剤又はビヒクルとの混合物において、好ましくは用量ユニット形で投与される。
用量は、感染症の重篤性又は投与ルートと共に、患者の年齢、体重及び健康状態に応じて変更される。この用量は、活性成分1〜1,000mg、有利には10〜750mg、好ましくは250〜500mgの用量ユニットを1日1〜3回で静脈内、皮下、経口、経皮又は局所ルートによって投与することからなる。
最後に、さらに他の態様の1つによれば、本発明は、治療を必要とする患者に、硫酸化度3.2以上、有利には3.2〜4、さらに有利には3.5〜4、好ましくは3.7〜4を有するN,O-過硫酸化K5又はその薬学上許容される塩の有効量を投与することからなるHIV感染症の治療法を提供する。
特に有利なN,O-過硫酸化K5誘導体は、上述の分子量分布及び平均分子量を有するものである。HIV感染症の治療方法も、上述の医薬組成物、有利には請求項14〜24に記載のものを投与することからなる。
本発明は、また、HIV感染症を治療する方法であって、この治療を、非経口投与又は局所適用のための稀釈剤又は薬学上許容されるキャリヤーと共に処方された医薬組成物を、患者に投与することによって行うことを特徴とするHIV感染症の治療法を提供する。有利には、非経口投与に関しては、用量は0.5〜500mg/Kg/dieであり、局所投与では、用量は1〜1,000mg/Kg/dieである。
以下の例は本発明を説明するものである。
調製例I
大腸菌からのK5多糖の調製
初めに、下記の培地を使用して、フラスコ内での発酵を行う。
脱脂大豆 2 g/l
K2HPO4 9.7 g/l
KH2PO4 2 g/l
MgCl2 0.11 g/l
クエン酸ナトリウム 0.5 g/l
硫酸アンモニウム 1 g/l
グルコース 2 g/l
水 1,000 ml
pH 7.3
培地を120℃において20分間殺菌処理する。別に、グルコースを溶液として調製し、これを120℃において30分間殺菌処理し、殺菌条件下で培地に添加する。フラスコに、Tryptic soy agarの斜面培地から得た大腸菌細胞Bi 8337/41(O10:K5:H4)の懸濁物を接種し、制御した撹拌下(160rpm、ラン6cm)、37℃において24時間培養する。細菌の生育を、顕微鏡にて細胞を計数することによって観察した。その後の工程では、上記と同じ培地を収容するChemap-Braun発酵装置(容積14L)に、上記フラスコ培養物0.1%を接種し、発酵を、通気1vvm(vvm=分当たり、液体の容積当たりの空気の容積)、撹拌速度400rpm及び温度37℃において18時間行った。発酵の間に、pH、酸素、残留グルコース、生成したK5多糖及び細菌の成長を測定する。発酵の終了時、温度を80℃に10分間上昇させる。10,000rpmでの遠心分離によって細胞を培地から分離し、上澄み液を、公称カットオフ800〜10,000DをもつPES膜を具備するSS316(MST)モジュールを介して限外濾過して、容積を1/5に減ずる。ついで、K5多糖を、4℃のアセトン4容を添加することによって沈殿させ、4℃において一夜静置し、最後に、10,000rpmにおいて20分間遠心分離するか、又は濾過する。ついで、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus orizae)からのタイプIIのプロテアーゼを使用する除タンパク質処理を、0.5%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)(10mg/濾液L)を含有するpH8の0.1M NaCl及び0.15Mエチレンジアミン四酢酸(EDTA)中、37℃において、90分間で行う。10,000Dの公称カットオフ膜を具備するSS316モジュールにおいて、溶液を限外濾過し、1M NaClで2回抽出処理し、限外濾液において吸収が消失するまで水で洗浄する。ついで、K5多糖をアセトンにて沈殿させ、850mg/発酵装置1Lの収率が達成される。多糖の純度を、ウロン酸測定(カルバゾール法)、プロトン及び炭素NMR、UV及びタンパク質含量によって測定する。純度は80%以上である。
このようにして得られる多糖は、異なる分子量、それぞれ、30,000及び5,000D(75 HR Pharmaciaカラムを使用するHPLCから得られる)をもつ2つのフラクション及び直列の2個のBio-sil SEC 250(BioRad)カラム及び移動相としてNa2SO4を使用し、室温において、流速0.5ml/分で測定して保持時間約9分をもつ1つのシングルフラクションでなる。測定を、既知の分子量をもつヘパリンを使用して得られた曲線に対して実施する。
このようにして得られた精製K5の1H-NMRは、1.5ppm以下の領域に、親油性物質のメチル基に帰属する多数のシグナルが存在することを示す。。
調製法II
親油性物質フリーのK5の調製
4℃に維持した4M塩化ナトリウム水溶液100 mlに、上記調製法Iの終了時に得られたK5 5gを溶解し、このようにして得られた溶液に、冷たいイソプロパノール1容を添加する。溶液の塩濃度を、算定量の塩化ナトリウム飽和溶液を添加することによって3Mとし、冷却した溶液を、冷たい温度(約4℃)に一夜維持する。生成した沈澱を、10,000rpmにおける20分間の遠心分離によって分離し、生成物の純度を、一夜の透析、及び続く1H-NMR分析(分析結果として、1.5ppm以下の領域におけるシグナルは不在である)によって制御する。必要であれば、4M NaClを含有する水中への溶解及びイソプロパノールでの沈澱の操作を繰り返し行う。沈殿物を水に溶解し、10,000DカットオフをもつMiniplate膜 Millipore上において、塩が消失するまで限外濾過を行う。K5は、少なくとも99%の純度を有し、その1H-NMRスペクトルでは、1.5ppm以下の領域に、痕跡量の親油性不純物も存在しない。
BioRadキットを使用することによって算定したタンパク質含量は0.02%であり、核酸は検知不能であった(260nmにおける吸収0)。
調製法III
N,O-過硫酸化K5の調製
(i)N−脱アセチル化
調製法Iに記載のようにして調製し、調製法IIに記載のようにして精製した純粋なK5 10gを、2N水酸化ナトリウム溶液1,000 mlに溶解し、このようにして調製した溶液を、60℃に24時間維持する。溶液を室温とし、ついで、6N塩酸にて中性pHとする。
(ii)N-硫酸化
脱アセチル化したK5を含有する溶液を40℃に維持し、この溶液に、炭酸ナトリウム16g、ついで、ピリジン・三酸化イオウ16gを4時間で添加する。反応終了時(24時間後)、溶液を室温とし、ついで、5%塩酸溶液にてpH7.5〜8とする。1,000Dのスパイラル膜(Prepscal Cartridge Millipore)を使用するダイアフィルトレーションによって、生成物を塩から精製する。透過物の伝導度が1,000μS以下、好ましくは100μS以下となった時点で、操作を終了する。濃縮において同じ透析システムを使用して、多糖の濃度が10%となるまで内方透析(intradialysis)を低減する。濃縮した溶液を凍結乾燥する。13C-NMRの分析では、N−アセチル又はNH2残基を示さない。
(iii)O-過硫酸化
工程(ii)の終了時に得られた凍結乾燥生成物を、脱イオン水100 mlに溶解し、冷却浴にて溶液を10℃とし、ついで、カチオン交換樹脂IR 120 H+(100 ml)上を通過させる。カラム及びリザーバーの両方を10℃に維持する。サンプルを含有する溶液を通過させた後、樹脂を、透過液のpHが6以上となるまで脱イオン水にて洗浄する(脱イオン水約3容)。酸性溶液を、水酸化テトラブチルアンモニウム(15%水溶液)にて中性(pH7)とし、ついで、最少容積に減少させ、凍結乾燥する。テトラブチルアンモニウム塩をジメチルホルムアミド400 mlに溶解し、これに、固状のC5H5N・SO335gを添加する。溶液を50℃に24時間維持する。反応終了時、溶液を室温に冷却し、これに塩化ナトリウム飽和アセトン3容を添加し、沈澱が完了するまで(12時間)4℃に冷却する。濾過によって、沈殿物を溶媒から分離し、最少量の脱イオン水(約100 ml)にて溶解し、濃度が0.2Mとなるまで、溶液に塩化ナトリウムを添加する。
2N水酸化ナトリウム溶液にて、溶液をpH7.5〜8とし、沈澱が完了するまで、アセトン2容にて処理する。濾過によって、沈殿物を溶媒から分離する。得られた固体を、脱イオン水100 mlにて溶解し、工程(ii)において記載したように、1,000Dのスパイラル膜(Prepscale Cartridge Millipore)を使用する限外濾過によって残留塩から精製する。
(iv)N-硫酸化
このようにして得られたO-硫酸化生成物を含有する溶液を、N-硫酸化に関する工程(ii)において既に記載したように処理する。生成物は、平均分子量15,000D及び硫酸基/カルボキシル比3.84を示す。硫酸基の分布は、13C-NMRによって測定して、次のとおりである:構成二糖のグルコサミン単位は100%N-硫酸化及び6-O-硫酸化され、一方、グルクロン酸単位については、30%がモノO-硫酸化され、70%がO-二硫酸化されている。
調製法IV
N,O-過硫酸化K5の調製
原料物質として、M. Manzoniら(1996)によって開示されたようにして得られかつ特性表示され、調製法IIに記載のようにして精製したK5を使用し、調製法IIIに記載のように操作することによって、平均分子量13,000及び硫酸基/カルボキシル比3.54を有するN,O-過硫酸化K5(K5-N,OS(H1)と表示する)が得られる。
調製法V
N,O-硫酸化K5の調製
調製法IIIに記載のように操作し、ただし、工程(iii)において付加物C5H5N・SO3 7gを使用することによって、平均分子量14,000及び硫酸基/カルボキシル比1.7を有するN,O-硫酸化K5(K5-N,OS(L)と表示する)が得られる。
調製法VI
O-過硫酸化K5の調製
調製法Iに記載のようにして調製し、調製法IIに記載のようにして精製したK5について、調製法IIIの工程(iii)に記載のように操作して、平均分子量18,000及び硫酸基/カルボキシル比3.77を有するO-過硫酸化K5(K5-OS(H)と表示する)が得られる。
抗HIV活性を、コリセプターCCR5のみを使用しうるウイルス株HIV-1Bla(モノトロピックウイルスR5)を使用して、PHA芽球についてテストした。
調製法IIIに従って得られ、硫酸化度3.84を有する本発明を代表するN,O-過硫酸化K5(K5-N,OS(H))を、他の2つのK多糖5、特に、調製法Vに記載のようにして得られる硫酸化度1.77を有するN,O-硫酸化K5(K5-N,OS(L)と表示する)及び調製法VIに記載のようにして得られる硫酸化度3.77を有するO-硫酸化K5(K5-OS(H)と表示する)と比較した。
3人の異なるドナーから単離した細胞において得られたものを代表して1人のドナーから得られた細胞の感染に対する3つのK5誘導体の作用の結果(各誘導体の濃度について三重でテストする)を表1に示す。テストした3つのサンプルの全てにおいて、濃度10μg/mlでRTの最大阻害に達する。
表1
濃度(μg/ml) K5-OS(H) K5-N,OS(H) K5-N,OS(L)
0.1 62.5 30.7 4.8
1 81.2 40.8 31.3
10 98.5 96 98.7
100 98.9 99 99
検討中の生成物を、コリセプターCXCR4のみを使用するウイルス株HIV-1LAV/IIIB(モノトロピックウイルスX4)を使用して、PHA芽球についてテストした。
株X4は、希ではあるが、病変が明白なAIDSへ進行する前の感染症の末期フェーズの間に発生する。
表2に示した結果は、濃度10μg/mlにおいて、K5-OS(H)及びK5-N,OS(H)の両方が、ほぼ完全にRT活性を阻害することを示している。濃度1μg/mlでは、K5-OS(H)はほぼ完全にRT活性を阻害するが、K5-N,OS(H)は55%を阻害する。
表2
濃度(μg/ml) K5-OS(H) K5-N,OS(H) K5-N,OS(L)
0.1 44.8 28.5 30
1 99.2 55 31.8
10 99.1 98.9 85.1
100 99.2 98.7 98.7
検討中の生成物を、コリセプターCCR5及びCXCR4の両方を使用するウイルス株HIV-189.6(デュアルトロピックウイルスR5X4)を使用して、芽球についてテストした。
デュアルトロピック株XR5X4は、BグループのHIV-1によって感染したヒトの約50%において感染症の末期フェーズの間に発生し、モノトロピック株R5及びX4の混合物及び同時にリセプターの両方を使用しうるウイルス(S. Ghezziら, Virology, 280:253-261, (2001))の両方から派生する。
結果を表3に示す。この結果は、濃度1μg/mlにおいて、K5-N,OS(H)が、ほぼ完全にRT活性を阻害するが、K5-OS(H)は、この濃度では非常に低い活性を有し、少なくともK5-N,OS(L)よりも低いことを示す。
表3
濃度(μg/ml) K5-OS(H) K5-N,OS(H) K5-N,OS(L)
0.1 15.77 14.4 40.3
1 25 96.1 56
10 97.1 96.7 68.8
100 99 98.7 77.9
HIV-1ウイルスに対する抗HIV活性を、コリセプターCCR5のみを使用しうるウイルス株HIV-1Bla(モノトロピックウイルスR5)に感染した末梢血の単核球に由来するマクロファージ(MDM)についてテストした。
RT阻害の結果を表4に示す。この結果によれば、K5-OS(H)及びK5-N,OS(H)は実質的に同等の効力を有しており、K5-N,OS(L)は非常に低い活性を有する。
表4
濃度(μg/ml) K5-OS(H) K5-N,OS(H) K5-N,OS(L)
0.1 41 30.7 39.5
1 61.9 40.8 44.3
10 94.1 96 40.1
100 95.8 99 46.4

Claims (33)

  1. HIV感染症を治療するための医薬組成物の調製における硫酸化度3.2以上を有するN,O-過硫酸化K5誘導体の使用。
  2. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.2〜4を有するものである請求項1記載の使用。
  3. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.5〜4を有するものである請求項2記載の使用。
  4. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.7〜4を有するものである請求項3記載の使用。
  5. HIV感染症が後天性免疫不全症候群(AIDS)の唯一の原因である請求項1〜4のいずれかに記載の使用。
  6. N,O-過硫酸化K5誘導体が、その薬学上許容される塩の形である請求項1〜5のいずれかに記載の使用。
  7. 薬学上許容される塩が、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム及び亜鉛の塩でなる群から選ばれるものである請求項6記載の使用。
  8. N,O-過硫酸化K5誘導体が、分布約2,000〜約16,000をもつ分子量を有するものである請求項1〜7のいずれかに記載の使用。
  9. 分布が約2,500〜約10,000であり、平均分子量が約6,500である請求項8記載の使用。
  10. N,O-過硫酸化K5誘導体が、分布約13,000〜約65,000をもつ分子量を有するものである請求項1〜7のいずれかに記載の使用。
  11. 分布が約25,000〜約50,000であり、平均分子量が約40,000である請求項10記載の使用。
  12. N,O-過硫酸化K5誘導体が、分布約2,000〜約65,000をもつ分子量を有するものであり、平均分子量が25,000〜30,000である請求項1〜7いずれかに記載の使用。
  13. N,O-過硫酸化K5誘導体が解重合によって得られたものであり、平均分子量2,000〜5,000を有するものである請求項1〜7いずれかに記載の使用。
  14. HIV感染症を治療するための医薬組成物であって、製剤用の賦形剤又はビヒクルとの混合物中に、活性成分として、硫酸化度3.2以上を有するN,O-過硫酸化K5誘導体を治療上有効な量で含有することを特徴とするHIV感染症治療用の医薬組成物。
  15. 用量ユニット形である請求項14記載の医薬組成物。
  16. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.2〜4を有するものである請求項14又は15記載の医薬組成物。
  17. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.5〜4を有するものである請求項14又は15記載の医薬組成物。
  18. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.7〜4を有するものである請求項14又は15記載の医薬組成物。
  19. N,O-過硫酸化K5誘導体が、分布約2,000〜約16,000をもつ分子量を有するものである請求項14〜18のいずれかに記載の医薬組成物。
  20. 分布が約2,500〜約10,000であり、平均分子量が約6,500である請求項19記載の医薬組成物。
  21. N,O-過硫酸化K5誘導体が、分布約13,000〜約65,000をもつ分子量を有するものである請求項14〜18のいずれかに記載の医薬組成物。
  22. 分布が約25,000〜約50,000であり、平均分子量が約40,000である請求項21記載の医薬組成物。
  23. N,O-過硫酸化K5誘導体が、分布約2,000〜約65,000をもつ分子量を有するものであり、平均分子量が25,000〜30,000である請求項14〜18のいずれかに記載の医薬組成物。
  24. N,O-過硫酸化K5誘導体が解重合によって得られたものであり、平均分子量2,000〜5,000を有するものである請求項23記載の医薬組成物。
  25. HIV感染症の治療法であって、治療を必要とする患者に、硫酸化度3.2以上を有するN,O-過硫酸化K5誘導体又はその薬学上許容される塩を有効な量で投与することを特徴とするHIV感染症の治療法。
  26. 薬学上許容される塩が、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム及び亜鉛の塩でなる群から選ばれるものである請求項25記載の方法。
  27. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.2〜4を有するものである請求項25記載の方法。
  28. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.5〜4を有するものである請求項26記載の方法。
  29. N,O-過硫酸化K5誘導体が、酸化度3.7〜4を有するものである請求項27記載の方法。
  30. 治療を、請求項14〜24のいずれかに記載の医薬組成物を患者に投与することによって行う請求項25記載の方法。
  31. 医薬組成物が、非経口投与又は局所適用のために、薬学上許容されるキャリヤー又は稀釈剤と共に処方されたものである請求項30記載の方法。
  32. 非経口投与について、日用量が0.5〜500mg/Kgである請求項31記載の方法。
  33. 局所適用について、日用量が1〜1,000mg/Kgである請求項31記載の方法。
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