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JP2005351164A - 燃料噴射ポンプの取付構造 - Google Patents

燃料噴射ポンプの取付構造 Download PDF

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JP2005351164A
JP2005351164A JP2004172558A JP2004172558A JP2005351164A JP 2005351164 A JP2005351164 A JP 2005351164A JP 2004172558 A JP2004172558 A JP 2004172558A JP 2004172558 A JP2004172558 A JP 2004172558A JP 2005351164 A JP2005351164 A JP 2005351164A
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Daisuke Kajita
大輔 梶田
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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Abstract

【課題】シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付けることにより、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、簡単な構成であり、組立性を維持または向上するとともに、燃料噴射ポンプの振動・騒音を低減することができる燃料噴射ポンプの取付構造を提供することを目的とする。
【解決手段】シリンダブロック2及びギヤケース11にそれぞれステー(シリンダブロック側ステー31・ギヤケース側ステー32)を形成し、ギヤケース11をシリンダブロック2に取り付けた状態で前記両ステー31・32同士を固定する構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディーゼルエンジンのシリンダブロックに付設される燃料噴射ポンプの取付構造の技術に関する。
ディーゼルエンジンにおいては、燃焼室内に噴射される燃料を適当なタイミングで適当な量をシリンダ内に送り込むための燃料噴射ポンプが備えられている。この燃料噴射ポンプにおいては、エンジンのクランク軸の動力がギヤ等を介して伝達されて燃料噴射ポンプ軸(カム軸)が駆動することにより、燃焼室に噴射される燃料が送り出される。また、燃料噴射ポンプには、負荷の変動などに対応して燃料の噴射量を調整することによりエンジン回転数を一定に保つためのガバナが備えられる。このガバナには、機械的な構造により燃料の噴射量を調整する機械式ガバナ(メカニカルガバナ)や、燃料の噴射量を電子制御される電子式ガバナがある(例えば、特許文献1参照。)。
このような燃料噴射ポンプは、特許文献1にも示されているように、一般的にエンジンのシリンダブロックの一側側面に付設される。すなわち、シリンダブロックの前部に取り付けられるギヤケースの横一端部をシリンダブロックの横側面よりも横に張り出し、このギヤケースの張り出した部分に燃料噴射ポンプを取り付ける。つまり、図15に示すように、シリンダブロック102には、前述したようにクランク軸の動力を燃料噴射ポンプに伝達するためのギヤ等が収納されるギヤケース111が取り付けられる。そして、このギヤケース111のシリンダブロック2の横側面よりも横に張り出した部分(ポンプ取付部111a)において、燃料噴射ポンプ108が、ギヤケース111内に収納されるギヤ等を介してクランク軸の動力が得られるように締結支持される。なお、図15は従来の燃料噴射ポンプの取付構造を示す図である。
特許3182638号公報
しかし、前述したように、燃料噴射ポンプがギヤケースに締結固定される取付構造においては、燃料噴射ポンプの振動が大きくなり、この燃料噴射ポンプを加振源とした騒音が大きくなる。こうした現象は、特にギヤケースがアルミ製の場合など、シリンダブロックを構成する材質よりも剛性の低い材質でギヤケースが構成される場合に顕著となる。また、このような燃料噴射ポンプの振動は、前述したガバナの耐久寿命を短くする要因となる。そして、特に機械式ガバナについては、振動により燃料の噴射量制御が不安定となり、エンジンにおける回転変動やトルク変動(トルクカーブの異常)が発生する場合がある。
そこで、本発明は、シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付けることにより、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、簡単な構成であり、組立性を維持または向上するとともに、燃料噴射ポンプの振動・騒音を低減することができる燃料噴射ポンプの取付構造を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、前記シリンダブロック及び前記ギヤケースにそれぞれステーを形成し、前記ギヤケースを前記シリンダブロックに取り付けた状態で前記両ステー同士を固定する構成としたものである。
請求項2においては、シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、前記シリンダブロックまたは前記ギヤケースのいずれか一方にステーを形成するとともに、他方に前記ステーを固定するためのボスを形成し、前記ギヤケースを前記シリンダブロックに取り付けた状態で前記ステーを前記ボスに固定する構成としたものである。
請求項3においては、請求項1または請求項2記載の燃料噴射ポンプの取付構造において、前記ステーを燃料噴射ポンプの駆動部の近傍に配置したものである。
請求項4においては、請求項1または請求項2記載の燃料噴射ポンプの取付構造において、前記シリンダブロックに形成するステーの前記燃料噴射ポンプ側方向の長さを、前記シリンダブロックと前記燃料噴射ポンプとの間の距離よりも短く構成したものである。
請求項5においては、シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、前記ギヤケースの燃料噴射ポンプ取付フランジの内側に、前記ギヤケースの材質よりも剛性の高い材質で構成される環状の鋼板を締結固定したものである。
請求項6においては、シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、前記ギヤケースの燃料噴射ポンプ取付フランジの内部に、発泡金属を共鋳込みにより埋設したものである。
請求項7においては、シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、前記ギヤケースを覆うギヤケースカバーのカバー表面におけるクランク軸孔の周囲に、内周に嵌合溝を有する円環状突部を形成し、前記嵌合溝にリング状部材を嵌合したものである。
請求項8においては、請求項7記載の燃料噴射ポンプの取付構造において、前記嵌合溝の前記円環状突部の基部側の側面が、前記カバー表面と同一面となるように前記嵌合溝を形成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ギヤケースのシリンダブロックへの固定が強固なものとなり、シリンダブロックに取り付けた状態でのギヤケースの剛性が高まるので、簡単な構成で燃料噴射ポンプの振動を低減することができる。つまり、燃料噴射ポンプを加振源とする振動の節(振動発生の基点となる位置)となるギヤケースの張り出した部分が、各ステーを介してシリンダブロックに支持されることとなるので、燃料噴射ポンプの振動及びこれにともなう騒音を効果的に低減することができる。また、予めギヤケースに燃料噴射ポンプを組み付けたものをシリンダブロックに取り付ける構成とすることにより、組立性を向上することができる。
請求項2においては、ギヤケースがステーとボスを介してボルト等を用いて締結されることとなるので、ギヤケースのシリンダブロックに対する固定がより強固なものとなる。また、ステーにおける接合面は、少なくともボスの位置に対応した面積を有すればよいことから、シリンダブロックまたはギヤケースに形成されるステーの突出部分を小さくすることができる。
請求項3においては、燃料噴射ポンプにおいて振動を発生させる駆動部の近傍の剛性が高められるので、より高い振動・騒音の低減効果を得ることができる。
請求項4においては、シリンダブロック側のステーの先端と燃料噴射ポンプとの間に隙間が形成されるので、燃料噴射ポンプを組み付けたギヤケースをシリンダブロックに取り付ける際、シリンダブロック側のステーがその取付け方向(シリンダブロックの前後方向)の移動に対して燃料噴射ポンプと干渉することなく真っ直ぐに組み付けることができるので、良好な組立性を得ることができる。
請求項5においては、燃料噴射ポンプが取り付けられるギヤケースの燃料噴射ポンプ取付フランジ部分が補強され、この部分に高い剛性が与えられることとなるので、加振源となる燃料噴射ポンプの駆動によるギヤケースの局部的な膜振動が抑制でき、エンジン全体の騒音を低減することができる。
請求項6においては、部品点数を増加させることなく、組立性への影響がない単純な構造で、加振源となる燃料噴射ポンプの駆動による振動が減衰され、エンジン全体の騒音を低減することができる。
請求項7においては、燃料噴射ポンプの駆動などによってギヤケースが振動する際、ギヤケースを覆うギヤケースカバーとリング状部材とは一体となって振動せずに、両者の間には滑りが発生する。すなわち、振動によりリング状部材が嵌合溝内で溝面との間に滑り摩擦をともなって移動することとなり、この滑り摩擦が減衰力となって、騒音を伝播させる物体の微小な振動が低減されるので、騒音を低減することができる。
請求項8においては、リング状部材の嵌合溝との接触面積が増加するため前述した滑り摩擦が大きくなり、その分さらに振動が低減され、より高い騒音低減効果を得ることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るエンジンの前方斜視図、図2は同じく後方斜視図、図3は燃料噴射ポンプの取付構造を示す前方斜視図、図4は同じく分解図、図5は同じく一部拡大図、図6は燃料噴射ポンプの取付構造の説明図、図7はギヤケースの防振構造の一実施形態を示す図、図8は図7におけるA−A断面図、図9はギヤケースの防振構造の別実施形態を示す図、図10は図9におけるB−B断面図、図11はギヤケースカバーの防振構造を示す正面図、図12はリング状部材を示す図、図13は図11におけるC−C一部断面図、図14は別実施形態の場合の図11におけるC−C一部断面図である。なお、以下においては、図1に示す矢印Aの方向を「前」、その反対側を「後」として説明する。
まず、本発明を適用するエンジンの一例としての、作業機などに搭載されるディーゼルエンジン(以下「エンジン1」とする)の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。
エンジン1のシリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が取り付けられ、このシリンダヘッド3の上面はボンネット4で被装されている。また、シリンダブロック2の下部にはオイルパン5が取り付けられており、このオイルパン5内にはエンジンオイル(潤滑油)が貯溜されている。
シリンダヘッド3の一側面には吸気マニホールド6が設けられており、その反対側面には排気マニホールド7が設けられている。また、吸気マニホールド6の下方におけるシリンダブロック2の一側には、シリンダブロック2内に形成される燃焼室内へ噴射される燃料を送り込むための燃料噴射ポンプ8が付設されている。この燃料噴射ポンプ8には、その燃料噴射量を調整するためのガバナが付設されており、このガバナにおける調整はガバナレバー9が回動されることにより行われる。また、燃料噴射ポンプ8の下部には、エンジン1内へと燃料を供給する燃料フィードポンプ10が設けられている。この燃料フィードポンプ10により、図示せぬ燃料タンク内の燃料が吸入されるとともに送出され、エンジン1の燃料供給路に設けられる燃料フィルタ19を介して燃料噴射ポンプ8へと導入される。
シリンダブロック2内にはクランク軸が回転自在に支持されており、シリンダブロック2の前面には、このクランク軸の動力を前記燃料噴射ポンプ8等へ伝達するためのギヤ類が収納されるギヤケース11が取り付けられており、ギヤケースカバー12により覆われている。このギヤケース11の前側には冷却ファン13が取り付けられており、この冷却ファン13は、前記クランク軸の動力がギヤケース11の前面に設けられ前記クランク軸によって駆動されるVプーリ14及びVベルト15を介して伝達されて回転する。このクランク軸の動力は、シリンダブロック2の前側に設けられるオルタネータ16にも同じくVプーリ14及びVベルト15を介して伝達される。一方、シリンダブロック2の後面には、前記クランク軸の後端部に取り付けられるフライホイール17を覆うフライホイールハウジング18が固設されている。
このような構成のエンジン1においては、前述したようにシリンダブロック2の一側に付設される燃料噴射ポンプ8は、シリンダブロック2の前面に取り付けられるギヤケース11の、シリンダブロック2の側面よりも張り出した部分に取り付けられる。以下、本発明の燃料噴射ポンプ8の取付構造について図3から図6を用いて説明する。
本発明の燃料噴射ポンプ8の取付構造は、シリンダブロック2及びギヤケース11にそれぞれステーを形成し、ギヤケース11をシリンダブロック2に取り付けた状態で前記両ステー同士を固定する構成としている。
すなわち、図3等に示すように、シリンダブロック2には、その前面(ギヤケース取付面)側においてシリンダブロック側ステー31を設け、ギヤケース11には、そのシリンダブロック2の側面よりも張り出した部分(以下「ポンプ取付部11a」とする)においてギヤケース側ステー32を設ける。
具体的には、シリンダブロック側ステー31は、燃料噴射ポンプ8が付設される側の側面の前端部において、燃料噴射ポンプ8が付設される側の側方に向けて突出するようにシリンダブロック2と一体的に形成される。また、このシリンダブロック側ステー31を設ける高さ位置は、シリンダブロック2の一側側面に付設される燃料噴射ポンプ8に干渉しない位置となる。すなわち本実施形態においてはシリンダブロック2の上端部となる。
ギヤケース側ステー32は、ギヤケース11のポンプ取付部11aにおいて、ギヤケース11をシリンダブロック2の前面に取り付けた状態で、ギヤケース側ステー32がシリンダブロック側ステー31と固定できる位置にギヤケース11と一体的に形成される。
そして、これらシリンダブロック側ステー31及びギヤケース側ステー32が、ギヤケース11をシリンダブロック2に取り付けた状態で固定される。つまり、この状態では、ギヤケース11のシリンダブロック2の側面よりも張り出すポンプ取付部11aが、前記各ステー31・32を介してシリンダブロック2に支持されることとなる。このため、各ステー31・32は、ポンプ取付部11aを支持した状態で、ギヤケース11におけるポンプ取付部11aの剛性を高めるのに十分な剛性を有する形状に形成される。
このような構成の燃料噴射ポンプ8の取付構造における組立順序は次のようになる。すなわち、図4に示すように、まず、ギヤケース11のポンプ取付部11aに燃料噴射ポンプ8を組み付ける(以下、このギヤケース11に燃料噴射ポンプ8が組み付けられたものを「組付ユニット30」とする)。そして、組付ユニット30をシリンダブロック2のギヤケース取付面に締結して取り付けるとともに、シリンダブロック側ステー31とギヤケース側ステー32とを固定する。
このように、シリンダブロック2及びギヤケース11それぞれにステーを形成し、これらを固定することにより、ギヤケース11のシリンダブロック2への固定が強固なものとなり、シリンダブロック2に取り付けた状態でのギヤケース11の剛性が高まるので、簡単な構成で燃料噴射ポンプ8の振動を低減することができる。つまり、燃料噴射ポンプ8を加振源とする振動の節(振動発生の基点となる位置)となるギヤケース11の張り出した部分(ポンプ取付部11a)が、各ステー31・32を介してシリンダブロック2に支持されることとなるので、燃料噴射ポンプ8の振動及びこれにともなう騒音を効果的に低減することができる。この振動低減効果は、例えば、ギヤケース11がアルミ製でシリンダブロック2が鋳鉄製の場合などのように、シリンダブロック2を構成する材質がギヤケース11を構成する材質よりも剛性が高い場合に高くなる。
また、予めギヤケース11に燃料噴射ポンプ8を組み付けた組付ユニット30をシリンダブロック2に取り付ける構成なので、組立性を向上することができる。
そして、このような効果を得るためにシリンダブロック2及びギヤケース11に形成されるシリンダブロック側ステー31及びギヤケース側ステー32は、燃料噴射ポンプ8の駆動部の近傍に配置することが好ましい。つまり、組付ユニット30をシリンダブロック2に取り付けて燃料噴射ポンプ8をシリンダブロック2に付設した状態で固定される各ステー31・32の位置が、燃料噴射ポンプ8の駆動部の近傍、即ち燃料噴射ポンプ8において振動を発生させる燃料噴射ポンプ軸8a(図7参照)が支持される位置またはその近傍に配置されることが好ましい。これにより、燃料噴射ポンプ8において振動を発生させる駆動部の近傍の剛性が高められるので、より高い振動・騒音の低減効果を得ることができる。
また、燃料噴射ポンプ8は、前述したように組付ユニット30をシリンダブロック2に取り付けることによりシリンダブロック2に付設されることとなるが、この組付ユニット30をシリンダブロック2に組み付ける際の組立性を阻害することのないようにシリンダブロック側ステー31及びギヤケース側ステー32は構成される。すなわち、図5に示すように、シリンダブロック側ステー31の燃料噴射ポンプ8側方向の長さを、シリンダブロック2と燃料噴射ポンプ8との間の距離よりも短く構成している。
具体的には、図6に示すように、シリンダブロック側ステー31の燃料噴射ポンプ8側方向の長さ(シリンダブロック2の燃料噴射ポンプ8側の側面からシリンダブロック側ステー31の先端までの長さ)L1を、このシリンダブロック側ステー31が形成される位置におけるシリンダブロック2と燃料噴射ポンプ8との間の距離L2よりも短くしている。これにより、シリンダブロック側ステー31の先端と燃料噴射ポンプ8との間に隙間dが形成されることとなる。
このように、シリンダブロック側ステー31の先端と燃料噴射ポンプ8との間に隙間dを設けることにより、組付ユニット30をシリンダブロック2に取り付ける際、シリンダブロック側ステー31が組付ユニット30の取付け方向(シリンダブロック2の前後方向)の移動に対して燃料噴射ポンプ8と干渉することなく真っ直ぐに組み付けることができるので、良好な組立性を得ることができる。
ところで、前述したシリンダブロック側ステー31及びギヤケース側ステー32について、シリンダブロック2またはギヤケース11のいずれか一方にボスを形成してもよい。すなわち、ギヤケース11またはシリンダブロック2のいずれか一方にステーを形成するとともに、他方に前記ステーを固定するためのボスを形成し、ギヤケース11をシリンダブロック2に取り付けた状態で前記ステーをボルト等を用いて前記ボスに締結して固定する。
このような構成とすることにより、ギヤケース11がステーとボスを介してボルト等を用いて締結されることとなるので、ギヤケース11のシリンダブロック2に対する固定がより強固なものとなる。また、ステーにおける接合面は、少なくともボスの位置に対応した面積を有すればよいことから、シリンダブロック2またはギヤケース11に形成されるステーの突出部分を小さくすることができる。
以上説明した燃料噴射ポンプ8の取付構造により、燃料噴射ポンプ8の振動を低減することができるのであるが、本発明においては、さらに、燃料噴射ポンプ8の振動を低減させてエンジン1全体の騒音の低減を図るための防振構造をギヤケース11及びこのギヤケース11を覆うギヤケースカバー12に施している。以下、この防振構造について説明する。
まず、ギヤケース11における防振構造について図7及び図8を用いて説明する。
図7には、ギヤケース11のポンプ取付部11aの内面、即ちエンジン1のクランク軸からの動力が伝達されて燃料噴射ポンプ8を駆動させるためのギヤが収納される部分の内面が示されている。つまり、図7において、燃料噴射ポンプ8は、その燃料噴射ポンプ軸8aが紙面に対して垂直方向となるように紙面奥側(図8においては上側)から、ギヤケース11のポンプ取付部11aに形成される燃料噴射ポンプ取付フランジ(以下、単に「取付フランジ」とする)11bに取り付けられる。
そして、本構造においては、ギヤケース11の取付フランジ11bの内側に、防振部材40を締結固定している。
防振部材40は、ギヤケース11の材質よりも剛性の高い材質で構成される環状の鋼板であり、取付フランジ11bの内側にボルト等の締結部材41により締結固定される。ここで、ギヤケース11の材質よりも剛性の高い材質とは、例えば、アルミ製のギヤケース11に対しては、防振部材40をアルミよりも硬質である鉄で構成する。また、環状の防振部材40は、その内径がギヤケース11に形成されるポンプ取付孔11cよりも大きく形成され、その外径はギヤケース11のポンプ取付部11aにおいて略円筒状となる内壁面11d内に収まる大きさに形成される。つまり、防振部材40が取付フランジ11bの内側に固定された状態で、燃料噴射ポンプ8の取付けの妨げにならないように形成される。
このように、ギヤケース11の取付フランジ11bの内側に、前述したような防振部材40を締結固定することにより、燃料噴射ポンプ8が取り付けられるギヤケース11の取付フランジ11b部分が補強され、この部分に高い剛性が与えられることとなるので、加振源となる燃料噴射ポンプ8の駆動によるギヤケース11の局部的な膜振動が抑制でき、エンジン1全体の騒音を低減することができる。
また、ギヤケース11における防振構造は、次のような構造とすることもできる。ギヤケース11における防振構造の別実施形態について図9及び図10を用いて説明する。
本構造においては、ギヤケース11の取付フランジ11bの内部に、発泡金属45を共鋳込みにより埋設している。
発泡金属45は、多くの気孔を持つ構造の金属であり、通常の金属とは異なる材料特性を備えており、そのうちの音響特性として振動を減衰させる性質を備えている。発泡金属45としては、例えば、発泡アルミや発泡チタン等が考えられる。そして、この発泡金属45を環状に形成し、鋳込により製造されるギヤケース11の取付フランジ11bの内部に共鋳込みにより埋設する。なお、取付フランジ11bの内部に埋設する発泡金属45は、図9に示すような環状の形状に限定されるものではなく、取付フランジ11b内部において局所的に設けたり点在させて設けたりしてもよい。
このように、振動を減衰させる性質を有する発泡金属45をギヤケース11の取付フランジ11bの内部に共鋳込みにより埋設することにより、部品点数を増加させることなく、組立性への影響がない単純な構造で、加振源となる燃料噴射ポンプ8の駆動による振動が減衰され、エンジン1全体の騒音を低減することができる。
次に、ギヤケースカバー12における防振構造について図11から図13を用いて説明する。
図11に示すように、ギヤケース11を覆うギヤケースカバー12には、クランク軸が挿通されるクランク軸孔12aが形成されている。そして、本構造においては、このクランク軸孔12aの周囲に円環状突部51を土手状に形成し、この円環状突部51の内側にリング状部材を嵌合する。
具体的には、円環状突部51は、ギヤケースカバー12の前側のカバー表面12bにおいてクランク軸孔12aの周囲に形成される。この円環状突部51は、その内周に略全周に渡って形成される嵌合溝52を有しており、この嵌合溝52にリング状部材を嵌合する。本実施形態においてはリング状部材として、図12に示すような、切欠部53aを有し一端が切れたリング部材であるサークリップ53を用いる。そして、円環状突部51に形成される嵌合溝52は、その深さや幅などの溝面の形状をサークリップ53が嵌合された状態で摺接可能となるように形成される。なお、リング状部材としてはサークリップ53に限定されるものではなく、嵌合溝52に摺接した状態で嵌合可能なものであればよい。
このような構造においては、燃料噴射ポンプ8の駆動などによってギヤケース11が振動する際、ギヤケース11を覆うギヤケースカバー12と前記サークリップ53とは一体となって振動せずに、両者の間には滑りが発生する。すなわち、振動によりサークリップ53が嵌合溝52内で溝面との間に滑り摩擦をともなって移動することとなり、この滑り摩擦が減衰力となって、騒音を伝播させる物体の微小な振動が低減されるので、騒音を低減することができる。
また、前記嵌合溝52を次のように形成することにより、より高い騒音低減効果を得ることができる。すなわち、図14に示すように、嵌合溝52の円環状突部51の基部側(図14における下側)の側面が、ギヤケースカバー12のカバー表面12bと同一面となるように嵌合溝52を形成する。つまり、嵌合溝52を形成する一側の側面がカバー表面12bの一部となるように、嵌合溝52を円環状突部51の内周の基部に設ける。これにより、サークリップ53が嵌合溝52に嵌合された状態で、サークリップ53の底面53bがカバー表面12bに接触することとなる。つまり、ギヤケースカバー12の振動にともないサークリップ53が嵌合溝52内を移動する際、サークリップ53は、カバー表面12bその他の嵌合溝52の溝面に摺接することとなる。
このような構造にすることにより、サークリップ53の嵌合溝52との接触面積が増加するため前述した滑り摩擦が大きくなり、その分さらに振動が低減され、より高い騒音低減効果を得ることができる。
本発明に係るエンジンの前方斜視図。 同じく後方斜視図。 燃料噴射ポンプの取付構造を示す前方斜視図。 同じく分解図。 同じく一部拡大図。 燃料噴射ポンプの取付構造の説明図。 ギヤケースの防振構造の一実施形態を示す図。 図7におけるA−A断面図。 ギヤケースの防振構造の別実施形態を示す図。 図9におけるB−B断面図。 ギヤケースカバーの防振構造を示す正面図。 リング状部材を示す図。 図11におけるC−C一部断面図。 別実施形態の場合の図11におけるC−C一部断面図。 従来の燃料噴射ポンプの取付構造を示す図。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック
8 燃料噴射ポンプ
11 ギヤケース
11b 取付フランジ
12 ギヤケースカバー
12a クランク軸孔
12b カバー表面
31 シリンダブロック側ステー
32 ギヤケース側ステー
40 防振部材
45 発泡金属
51 円環状突部
52 嵌合溝
53 サークリップ

Claims (8)

  1. シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、
    前記シリンダブロック及び前記ギヤケースにそれぞれステーを形成し、前記ギヤケースを前記シリンダブロックに取り付けた状態で前記両ステー同士を固定する構成としたことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
  2. シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、
    前記シリンダブロックまたは前記ギヤケースのいずれか一方にステーを形成するとともに、他方に前記ステーを固定するためのボスを形成し、前記ギヤケースを前記シリンダブロックに取り付けた状態で前記ステーを前記ボスに固定する構成としたことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
  3. 請求項1または請求項2記載の燃料噴射ポンプの取付構造において、
    前記ステーを燃料噴射ポンプの駆動部の近傍に配置したことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
  4. 請求項1または請求項2記載の燃料噴射ポンプの取付構造において、
    前記シリンダブロックに形成するステーの前記燃料噴射ポンプ側方向の長さを、前記シリンダブロックと前記燃料噴射ポンプとの間の距離よりも短く構成したことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
  5. シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、
    前記ギヤケースの燃料噴射ポンプ取付フランジの内側に、前記ギヤケースの材質よりも剛性の高い材質で構成される環状の鋼板を締結固定したことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
  6. シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、
    前記ギヤケースの燃料噴射ポンプ取付フランジの内部に、発泡金属を共鋳込みにより埋設したことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
  7. シリンダブロックに取り付けられるギヤケースに燃料噴射ポンプを取り付け、前記シリンダブロックの一側に前記燃料噴射ポンプを付設する構成において、
    前記ギヤケースを覆うギヤケースカバーのカバー表面におけるクランク軸孔の周囲に、内周に嵌合溝を有する円環状突部を形成し、前記嵌合溝にリング状部材を嵌合したことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
  8. 請求項7記載の燃料噴射ポンプの取付構造において、
    前記嵌合溝の前記円環状突部の基部側の側面が、前記カバー表面と同一面となるように前記嵌合溝を形成したことを特徴とする燃料噴射ポンプの取付構造。
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