JP2005209394A - 非水電解質二次電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】初充電時の膨れによる電池厚さの増加が抑制された非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】正極と、負極と、非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、前記負極4は少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足することを特徴とする。3.5≦(I100/I004)≦10・・・(1)但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
【選択図】 図3
【解決手段】正極と、負極と、非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、前記負極4は少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足することを特徴とする。3.5≦(I100/I004)≦10・・・(1)但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
【選択図】 図3
Description
本発明は、非水電解質二次電池に関するものである。
近年、移動体通信機、ノートブック型パソコン、パームトップ型パソコン、一体型ビデオカメラ、ポータブルCD(MD)プレーヤー、コードレス電話等の電子機器の小形化、軽量化を図る上で、これらの電子機器の電源として、特に小型で大容量の電池が求められている。
これら電子機器の電源として普及している電池としては、アルカリマンガン電池のような一次電池や、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池等の二次電池が挙げられる。その中でも、正極にリチウム複合酸化物を用い、かつ負極にリチウムイオンを吸蔵・放出できる炭素質材料を用いた非水電解質二次電池が、小型軽量で単電池電圧が高く、高エネルギー密度を得られることから注目されている。
近年は、上述したような正極と負極を含む電極群を収納するための容器として、アルミ等の金属箔と樹脂を貼り合わせたラミネートフィルムを袋状あるいはカップ状等に成型したものが用いられ、これにより、非水電解質二次電池の更なる軽量化と小型化が可能となった。
しかしながら、このラミネートフィルムからなる容器を用いた非水電解質二次電池では容器の柔軟性が高いため、初充電時に電池内部で分解反応等により発生したガスや電極群の形状変化によって電池の厚さが増加したり容器が変形したりする恐れがある。電池厚さの増加や容器の変形は、外観不良になるばかりでなく、電池性能にも大きな影響を及ぼす。
電池内部でのガス発生の問題に関しては、初充電時に分解によるガス発生反応を起こしにくく、また過充電等の状況においても発熱反応も起こしにくいγ−ブチロラクトン(GBL)に、高い伝導性を有し沸点も高いエチレンカーボネート(EC)等の環状カーボネートを混合したものを非水溶媒として用い、かつ電解質としては発熱反応を起こしにくい四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)を用いることが検討されている。例えば、特許文献1では、正極にリチウム遷移金属酸化物、負極に黒鉛系材料を用い、電解液がリチウム塩を溶解した有機電解液であるリチウム二次電池において、有機電解液の溶媒としてγ−ブチロラクトンを主成分とし、かつ副成分として少なくともエチレンカーボネートを含む組成を有するものを使用することが検討されている。
一方、初充電時に電極群の形状が変化することによる電池厚さの増加や容器の変形に関しては、セパレータの適正化や電極群の作製条件などを適正化することによって改善が進められているが、電極自身の膨張に起因する電極群の形状変化を抑えるまでには至っていない。
ところで、特許文献2には、負極の広角X線回折測定により得られる黒鉛材料の格子面(110)と(004)に対応するピークの強度R(=I(110)/I(004))を0.05以上0.5以下にすることにより、電解液との界面である電極表面において、黒鉛結晶の基底面とエッジ面を適度に混在させ、リチウムのインターカレーションをスムーズに進行させ、高率放電特性や充放電サイクル特性に優れる非水電解質二次電池を実現させることが記載されている。
この特許文献2では、実施例において高率放電特性とサイクル寿命のみ評価している通り、初充電時の膨れに対する着目がなく、また、特許文献2に記載された二次電池によると、初充電時の膨れ抑制が十分でないという問題点もある。
特開平11-31525号公開公報
特開平11−154513号公報
本発明は、初充電時の膨れによる電池厚さの増加が抑制された非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
本発明に係る非水電解質二次電池は、正極と、負極と、非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
前記負極は少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足することを特徴とするものである。
前記負極は少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足することを特徴とするものである。
3.5≦(I100/I004)≦10 (1)
但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
本発明によれば、初充電時の電池厚みの増加が抑制された非水電解質二次電池を提供することができる。
以下、本発明に係る非水電解質二次電池の一実施形態を説明する。
この非水電解質二次電池は、容器と、前記容器内に収納され、正極及び負極を含む電極群と、前記容器内に収容され、非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
前記負極は少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足することを特徴とする。
前記負極は少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足することを特徴とする。
3.5≦(I100/I004)≦10 (1)
但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
以下、前記正極、負極、電極群、非水電解質及び容器について説明する。
1)正極
この正極は、集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持され、活物質を含む正極層とを含む。
この正極は、集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持され、活物質を含む正極層とを含む。
前記正極層は、正極活物質、結着剤及び導電剤を含む。
前記正極活物質としては、種々の酸化物、例えば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウムを含むバナジウム酸化物や、二硫化チタン、二硫化モリブデンなどのカルコゲン化合物などを挙げることができる。中でも、リチウム含有コバルト酸化物(例えば、LiCoO2)、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物(例えば、LiNi0.8Co0.2O2)、リチウムマンガン複合酸化物(例えば、LiMn2O4、LiMnO2)を用いると、高電圧が得られるために好ましい。なお、正極活物質としては、1種類の酸化物を単独で使用しても、あるいは2種類以上の酸化物を混合して使用しても良い。
前記導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエーテルサルフォン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いることができる。
前記正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20重量%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好ましい。
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、アルミニウム、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
前記正極は、例えば、正極活物質に導電剤および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥して薄板状にすることにより作製される。
2)負極
前記負極は、少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足する。
前記負極は、少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足する。
3.5≦(I100/I004)≦10 (1)
但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。
負極に含まれる炭素質物の形状を2種類以上にするのは、形状の種類が1種類であると、初充電時の膨れが大きくなるからである。
炭素質物の形状としては、例えば、球状、繊維状、鱗片状、薄片状等を挙げることができる。炭素質物の形状が互いに異なっていれば、どのような形状のものを使用しても良く、また、どの形状の組み合わせでも良いが、初充電時の負極の膨張を十分に抑制する観点から、繊維状炭素質物と鱗片状炭素質物とを含むことが望ましく、さらに好ましいのは、繊維状炭素質物と鱗片状炭素質物と球状炭素質物とを含むものである。
ここで、繊維状炭素質物とは、アスペクト比(繊維直径に対する繊維長さの比、つまり(繊維長さ/繊維直径)で表わされる)が1.5〜200(好ましくは1.5〜50)であるものを意味する。繊維状炭素質物の平均繊維長さは5〜200μmの範囲にすることができる。また、繊維状炭素質物の平均繊維直径は0.1〜20μmの範囲にすることができる。
球状炭素質物とは、短径に対する長径の比(短径/長径)が1/10以上(より好ましくは1/2以上)であるものを意味する。また、球状炭素質物の平均粒径は、1〜100μmの範囲にすることができる。
鱗片状炭素質物とは、最大寸法に対する最小寸法の比(最小寸法/最大寸法)が1/100〜1(より好ましくは1/10〜1)の範囲であるものを意味する。鱗片状炭素質物の平均粒径は、1〜100μmの範囲にすることができる。
炭素質物は、黒鉛質材料か、炭素質材料か、あるいは黒鉛質材料と炭素質材料の混合物であることが望ましい。具体的には、炭素質物としては、例えば、黒鉛、コークス、炭素繊維、球状炭素、熱分解気相炭素質物、樹脂焼成体などの黒鉛質材料もしくは炭素質材料; 熱硬化性樹脂、等方性ピッチ、メソフェーズピッチ系炭素、メソフェーズピッチ系炭素繊維、メソフェーズ小球体など(特に、メソフェーズピッチ系炭素繊維が容量や充放電サイクル特性が高くなり好ましい)に500〜3000℃で熱処理を施すことにより得られる黒鉛質材料または炭素質材料;等から、形状の異なる2種類以上の材料を使用することが好ましい。また、炭素質物は、形状と併せて種類や寸法も異ならせることができる。
ピーク強度比(I100/I004)を前記範囲に限定するのは、以下に説明する理由によるものである。ピーク強度比(I100/I004)を3.5未満にすると、初充電時の負極の膨張が抑えられない。その結果、単純に電極厚さが増加する他に不均一充電やリチウム析出などが起こる。非水電解質の種類によっては非水電解質の分解反応をも引き起こし、電極群のさらなる膨張や電極が捲回された状態では電極群の形状の変化を生じさせる。特に、ラミネートフィルムからなる容器を用いた非水電解質二次電池では電池厚さの増加や容器の変形の直接の原因となる。一方、ピーク強度比(I100/I004)が10を超えると、二次電池の内部抵抗が大きくなる。ピーク強度比(I100/I004)のより好ましい範囲は、3.5〜9である。
負極の広角X線回折における(110)面の回折ピークの強度をI110とした際、ピーク強度比(I110/I004)を0.05未満(0を含む、すなわち(110)面の回折ピークが検出されない場合を含む)にすることが望ましい。ピーク強度比(I110/I004)を0.05未満にすることによって、初充電時の膨れを十分に抑えることが可能になる。
負極は、例えば、少なくとも形状の異なる2種類の炭素質物と結着剤とを溶媒の存在下で混練し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾燥した後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多段階プレスすることにより作製される。
前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等を用いることができる。
前記炭素質物及び前記結着剤の配合割合は、炭素質物80〜98重量%、結着剤2〜20重量%の範囲であることが好ましい。
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
3)電極群
電極群は、例えば、正極と負極の間にセパレータを介在させることにより形成される。この電極群は、例えば、(i)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて偏平形状または渦巻き状に捲回するか、(ii)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回した後、径方向に圧縮するか、(iii)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて1回以上折り曲げるか、あるいは(iv)正極と負極とをその間にセパレータを介在させながら積層する方法により作製される。
電極群は、例えば、正極と負極の間にセパレータを介在させることにより形成される。この電極群は、例えば、(i)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて偏平形状または渦巻き状に捲回するか、(ii)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて渦巻き状に捲回した後、径方向に圧縮するか、(iii)正極及び負極をその間にセパレータを介在させて1回以上折り曲げるか、あるいは(iv)正極と負極とをその間にセパレータを介在させながら積層する方法により作製される。
電極群には、プレスを施さなくても良いが、正極、負極及びセパレータの一体化強度を高めるためにプレスを施しても良い。また、プレス時に加熱を施すことも可能である。
セパレータとしては、微多孔性の膜、織布、不織布、これらのうち同一材または異種材の積層物等を用いることができる。中でも、微多孔性の膜は、過充電等による発熱で電極群の温度が異常に上昇すると、セパレータを構成する樹脂が塑性変形し微細な孔が塞がる、いわゆるシャットダウン現象を生じ、リチウムイオンの流れが遮断され、それ以上の発熱を防止し、過充電状態を安全に終了させることができるので好ましい。セパレータを形成する材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合ポリマー、エチレン−ブテン共重合ポリマー等を挙げることができる。セパレータの形成材料としては、前述した種類の中から選ばれる1種類または2種類以上を用いることができる。
4)非水電解質
非水電解質は、非水溶媒と、この非水溶媒に溶解される電解質(例えば、リチウム塩)とを含むものである。非水電解質の形態としては、液状、ゲル状などを挙げることができる。
非水電解質は、非水溶媒と、この非水溶媒に溶解される電解質(例えば、リチウム塩)とを含むものである。非水電解質の形態としては、液状、ゲル状などを挙げることができる。
まず、非水溶媒について説明する。
非水溶媒は、γ−ブチロラクトン(GBL)及び環状カーボネートを含むことが望ましい。
a.γ−ブチロラクトン(GBL)
GBLは、充電状態、すなわち、正極の電位が高い状態での正極との反応性が低いため、充電状態における非水溶媒の分解反応と発熱反応を抑えることができる。GBLの比率は、40〜80重量%の範囲内にすることが望ましい。
GBLは、充電状態、すなわち、正極の電位が高い状態での正極との反応性が低いため、充電状態における非水溶媒の分解反応と発熱反応を抑えることができる。GBLの比率は、40〜80重量%の範囲内にすることが望ましい。
b.環状カーボネート
環状カーボネートは、GBLの利点、すなわち、凝固点が低くてリチウムイオン伝導性が高く、かつ安全性に優れるという利点を損なうことなく、炭素質物中に吸蔵されたリチウムイオンとGBLとの反応を抑えることができる。環状カーボネートとしては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)等を挙げることができる。特にECは、リチウムイオンとGBLとの反応を抑える効果が大きいので好ましい。なお、環状カーボネートの種類は、1種類でも良いし、2種類以上にすることも可能である。
環状カーボネートは、GBLの利点、すなわち、凝固点が低くてリチウムイオン伝導性が高く、かつ安全性に優れるという利点を損なうことなく、炭素質物中に吸蔵されたリチウムイオンとGBLとの反応を抑えることができる。環状カーボネートとしては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)等を挙げることができる。特にECは、リチウムイオンとGBLとの反応を抑える効果が大きいので好ましい。なお、環状カーボネートの種類は、1種類でも良いし、2種類以上にすることも可能である。
環状カーボネートの非水溶媒全重量に対する比率は、20〜50重量%の範囲内にすることが好ましい。
c.副成分
非水溶媒中には、GBL、環状カーボネート以外の他の溶媒を含有させることができる。
非水溶媒中には、GBL、環状カーボネート以外の他の溶媒を含有させることができる。
副成分としては、例えば、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、フェニルエチレンカーボネート(phEC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ−バレロラクトン(VL)、プロピオン酸メチル(MP)、プロピオン酸エチル(EP)、2―メチルフラン(2Me−F)、フラン(F)、チオフェン(TIOP)、カテコールカーボネート(CATC)、エチレンサルファイト(ES)、12−クラウン−4(Crown)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(Ether)、トリオクチルフォスフェート(TOP)等を挙げることができる。副成分の種類は、1種類もしくは2種類以上にすることができる。
中でも、ビニレンカーボネートを含む副成分は、負極表面の保護皮膜の緻密性を高めることができるため、充電状態での長期高温保存特性を改善することが可能になる。
非水溶媒中の副成分の重量比率は、10重量%以下の範囲内にすることが望ましい。
d.電解質
前記非水溶媒に溶解される電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4 )、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6 )、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム(LiN(CF3 SO2 )2 )、ビスペンタフルオロエチルスルホニルイミドリチウム(LiN(C2F5SO2)2)などのリチウム塩を挙げることができる。使用する電解質の種類は、1種類または2種類以上にすることができる。
前記非水溶媒に溶解される電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4 )、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6 )、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム(LiN(CF3 SO2 )2 )、ビスペンタフルオロエチルスルホニルイミドリチウム(LiN(C2F5SO2)2)などのリチウム塩を挙げることができる。使用する電解質の種類は、1種類または2種類以上にすることができる。
中でも、LiBF4は、二次電池の温度が上昇したときの正極との反応性が低いことから、電流遮断後、非水電解質の分解反応を速やかに終結させることができるため、好ましい。また、(LiN(CF3SO2)2およびLiN(C2F5SO2)2のうち少なくとも一方からなるリチウム塩と、LiBF4からなるリチウム塩とを含有する混合塩か、あるいはLiBF4及びLiPF6を含有する混合塩を用いると、高温でのサイクル寿命をより向上することができる。
前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量は、0.5〜2.5モル/Lとすることが望ましい。
非水電解質の量は、電池単位容量100mAh当たり0.2〜0.6gにすることが好ましい。
5)容器
容器の形状は、例えば、袋状、カップ状等にすることができる。
容器の形状は、例えば、袋状、カップ状等にすることができる。
この容器は、例えば、樹脂層を含むシート(例えばラミネートフィルム)、金属フィルム等から形成することができる。
前記シートに含まれる樹脂層は、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリアミド等から形成することができる。前記シートとしては、金属層と、前記金属層の両面に配置された保護層とが一体化されたシートを用いることが望ましい。前記金属層は、水分を遮断する役割と容器の形状保持を担う。前記金属層は、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄、銅、ニッケル等を挙げることができる。中でも、軽量で、水分を遮断する機能が高いアルミニウムが好ましい。前記金属層は、1種類の金属から形成しても良いが、2種類以上の金属層を一体化させたものから形成しても良い。前記2つの保護層のうち、外部と接する保護層は前記金属層の損傷を防止する役割をなす。この外部保護層は、1種類の樹脂層、もしくは2種類以上の樹脂層から形成される。一方、内部保護層は、前記金属層が非水電解質により腐食されるのを防止する役割を担う。この内部保護層は、1種類の樹脂層、もしくは2種類以上の樹脂層から形成される。また、かかる内部保護層の表面に、容器をヒートシールにより封止するための熱可塑性樹脂を配することができる。
容器の厚さ(容器の壁の厚さ)は、0.3mm以下にすることが望ましい。これは、厚さが0.3mmより厚いと、高い重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度を得られ難くなるからである。容器の厚さの好ましい範囲は、0.25mm以下で、更に好ましい範囲は0.15mm以下で、最も好ましい範囲は0.12mm以下である。また、厚さが0.05mmより薄いと、変形や破損し易くなることから、容器の厚さの下限値は0.05mmにすることが好ましい。
本発明に係る非水電解質二次電池は、例えば、薄型の形態にすることができる。この一例を図1〜図2を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる非水電解質二次電池の一例である薄型リチウムイオン二次電池を示す斜視図、図2は図1の薄型リチウムイオン二次電池を短辺方向に沿って切断した部分断面図である。
図1に示すように、矩形のカップ状をなす容器本体1内には、電極群2が収納されている。電極群2は、正極3と、負極4と、正極3と負極4の間に配置されるセパレータ5を含む積層物が偏平形状に捲回された構造を有する。非水電解質は、電極群2に保持されている。容器本体1の縁の一部は幅広になっており、蓋板6として機能する。容器本体1と蓋板6は、それぞれ、ラミネートフィルムから構成される。このラミネートフィルムは、外部保護層7と、熱可塑性樹脂を含有する内部保護層8と、外部保護層7と内部保護層8の間に配置される金属層9とを含む。容器本体1には蓋体6が内部保護層8の熱可塑性樹脂を用いてヒートシールによって固定され、それにより容器内に電極群2が密封される。正極3には正極タブ10が接続され、負極4には負極タブ11が接続され、それぞれ容器の外部に引き出されて、正極端子及び負極端子の役割を果たす。
以上説明した本発明に係る非水電解質二次電池によれば、少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ前記(1)式を満足する負極を用いているため、初充電時の負極の膨張を抑えることが可能となると同時に、初充電時の負極と非水電解質との反応を抑制することができる。その結果として電極群の膨張、電極が捲回された状態では電極群の形状の変化が抑えられ、特にラミネートフィルムからなる容器を用いた非水電解質二次電池(中でも、GBLを含む非水電解質を用いる二次電池)ではその効果が明確になる。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
<正極の作製>
まず、リチウムコバルト酸化物(LixCoO2;但し、Xは0<X≦1である)粉末90重量%に、アセチレンブラック5重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを加えて混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが15μmのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布した後、乾燥し、プレスすることにより、正極層が集電体の両面に担持された構造の正極を作製した。
<正極の作製>
まず、リチウムコバルト酸化物(LixCoO2;但し、Xは0<X≦1である)粉末90重量%に、アセチレンブラック5重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを加えて混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが15μmのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布した後、乾燥し、プレスすることにより、正極層が集電体の両面に担持された構造の正極を作製した。
<負極の作製>
形状の異なる2種類の炭素質物として繊維状黒鉛(アスペクト比が4で、平均繊維直径が5μmで、平均繊維長さが20μmである)と鱗片状黒鉛((最小寸法/最大寸法)が1/3で、平均粒径が15μmである)の混合物を用意した。繊維状黒鉛を80重量%と、鱗片状黒鉛を15重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが12μmの銅箔からなる集電体の両面に塗布し、乾燥し、プレスすることにより、負極層が集電体に担持された構造の負極を作製した。
形状の異なる2種類の炭素質物として繊維状黒鉛(アスペクト比が4で、平均繊維直径が5μmで、平均繊維長さが20μmである)と鱗片状黒鉛((最小寸法/最大寸法)が1/3で、平均粒径が15μmである)の混合物を用意した。繊維状黒鉛を80重量%と、鱗片状黒鉛を15重量%と、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)5重量%のジメチルフォルムアミド(DMF)溶液とを混合し、スラリーを調製した。前記スラリーを厚さが12μmの銅箔からなる集電体の両面に塗布し、乾燥し、プレスすることにより、負極層が集電体に担持された構造の負極を作製した。
<セパレータ>
厚さが25μm、多孔度45%の微多孔性ポリエチレン膜からなるセパレータを用意した。
厚さが25μm、多孔度45%の微多孔性ポリエチレン膜からなるセパレータを用意した。
<電極群の作製>
前記正極の集電体に帯状アルミニウム箔(厚さ100μm)からなる正極リードを超音波溶接し、前記負極の集電体に帯状ニッケル箔(厚さ100μm)からなる負極リードを超音波溶接した後、前記正極及び前記負極をその間に前記セパレータを介して渦巻き状に捲回し、電極群を作製した。この電極群を加熱しながらプレス機で加圧することにより、偏平状に成形した。
前記正極の集電体に帯状アルミニウム箔(厚さ100μm)からなる正極リードを超音波溶接し、前記負極の集電体に帯状ニッケル箔(厚さ100μm)からなる負極リードを超音波溶接した後、前記正極及び前記負極をその間に前記セパレータを介して渦巻き状に捲回し、電極群を作製した。この電極群を加熱しながらプレス機で加圧することにより、偏平状に成形した。
アルミニウム箔の両面をポリエチレンで覆った厚さ100μmのラミネートフィルムを、プレス機により矩形のカップ状に成形し、得られた容器内に前記電極群を収納した。
次いで、容器内の電極群に80℃で真空乾燥を12時間施すことにより電極群及びラミネートフィルムに含まれる水分を除去した。
<非水電解液の調製>
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチロラクトン(GBL)とを重量比率(EC:GBL)が35:65になるように混合して非水溶媒を調製した。得られた非水溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )をその濃度が1.5モル/Lになるように溶解させて、非水電解液を調製した。
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチロラクトン(GBL)とを重量比率(EC:GBL)が35:65になるように混合して非水溶媒を調製した。得られた非水溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4 )をその濃度が1.5モル/Lになるように溶解させて、非水電解液を調製した。
容器内の電極群に前記非水電解液を電池容量1Ah当たりの量が4.8gとなるように注入し、ヒートシールにより封止した後、前述した図1、2に示す構造を有し、厚さが3.6mm、幅が35mm、高さが62mmで、公称容量が0.65Ahの薄型非水電解質二次電池を組み立てた。
この非水電解質二次電池に対し、初充放電工程として以下の処置を施した。まず、注液後に室温で6時間放置した後、室温で0.2Cで4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行った。その後、室温で0.2Cで3.0Vまで放電し、非水電解質二次電池を製造した。
ここで、1Cとは公称容量(Ah)を1時間で放電するために必要な電流値である。よって、0.2Cは、公称容量(Ah)を5時間で放電するために必要な電流値である。
(実施例2〜3)
繊維状黒鉛と鱗片状黒鉛の混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
繊維状黒鉛と鱗片状黒鉛の混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
(実施例4〜6)
繊維状黒鉛(アスペクト比が10で、平均繊維直径が3μmで、平均繊維長さが30μmである)と鱗片状黒鉛((最小寸法/最大寸法)が1/2で、平均粒径が20μmである)と球状黒鉛((短径/長径)が1/2で、平均粒径が30μmである)との混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
繊維状黒鉛(アスペクト比が10で、平均繊維直径が3μmで、平均繊維長さが30μmである)と鱗片状黒鉛((最小寸法/最大寸法)が1/2で、平均粒径が20μmである)と球状黒鉛((短径/長径)が1/2で、平均粒径が30μmである)との混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
(比較例1)
鱗片状黒鉛を単独で使用すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
鱗片状黒鉛を単独で使用すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
(比較例2〜4)
繊維状黒鉛と鱗片状黒鉛の混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
繊維状黒鉛と鱗片状黒鉛の混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
(比較例5〜7)
繊維状黒鉛と鱗片状黒鉛と球状黒鉛との混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
繊維状黒鉛と鱗片状黒鉛と球状黒鉛との混合比率を下記表1に示すように設定すること以外は、前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
(比較例8)
負極作製時にプレスを行なわないこと以外は、前述した前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
負極作製時にプレスを行なわないこと以外は、前述した前述した実施例1と同様にして非水電解質二次電池を製造した。
得られた実施例1〜6および比較例1〜8の二次電池について、広角X線回折測定と、初充電時の厚み増加率と、内部抵抗とを下記に説明する条件で評価し、その結果を下記表1に示す。
(広角X線回折測定)
各二次電池の負極から測定用サンプルを2枚切り出し、それぞれのサンプルについて広角X線回折を行なった。測定機器には、理化学電機(株)製のX線回折装置RINT-2000を用いた。各サンプルを試料ホルダーに貼り付け、CuKαをX線源として、以下の条件で回折を行なった。なお、広角X線回折測定で使用する機器は、理化学電機(株)製のX線回折装置RINT-2000に限定されず、この測定機器と等価の機器を使用することができる。
各二次電池の負極から測定用サンプルを2枚切り出し、それぞれのサンプルについて広角X線回折を行なった。測定機器には、理化学電機(株)製のX線回折装置RINT-2000を用いた。各サンプルを試料ホルダーに貼り付け、CuKαをX線源として、以下の条件で回折を行なった。なお、広角X線回折測定で使用する機器は、理化学電機(株)製のX線回折装置RINT-2000に限定されず、この測定機器と等価の機器を使用することができる。
発散スリット 1 deg
散乱スリット 1 deg
受光スリット 0.6mm
スキャンスピード 2°/min
走査範囲 10〜90°
(100)面の回折を表すピークの強度と(004)面の回折を表すピークの強度とを測定し、強度比(I100/I004)の平均を求めたところ、下記表1に示す結果が得られた。実施例1の二次電池の負極についての広角X線回折パターンを図3に示す。図3に示すように、実施例1で用いられる負極では、(100)面の回折ピークと(004)面の回折ピークと併せて(002)面の回折ピークと(102)面の回折ピークが検出されたが、(110)面の回折ピークは検出されなかった。
散乱スリット 1 deg
受光スリット 0.6mm
スキャンスピード 2°/min
走査範囲 10〜90°
(100)面の回折を表すピークの強度と(004)面の回折を表すピークの強度とを測定し、強度比(I100/I004)の平均を求めたところ、下記表1に示す結果が得られた。実施例1の二次電池の負極についての広角X線回折パターンを図3に示す。図3に示すように、実施例1で用いられる負極では、(100)面の回折ピークと(004)面の回折ピークと併せて(002)面の回折ピークと(102)面の回折ピークが検出されたが、(110)面の回折ピークは検出されなかった。
(初充電時の厚み増加率)
各二次電池において、室温で0.2Cの電流値で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行った。充電後1時間後の電池容器の厚みを測定し、下記(3)式より初充電時の厚み増加率X(%)を求めた。
各二次電池において、室温で0.2Cの電流値で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行った。充電後1時間後の電池容器の厚みを測定し、下記(3)式より初充電時の厚み増加率X(%)を求めた。
X={(T1−T0)/T0}×100 (3)
但し、(3)式において、T1は充電後1時間後の電池容器厚みで、T0は充電直前の電池容器厚みである。
但し、(3)式において、T1は充電後1時間後の電池容器厚みで、T0は充電直前の電池容器厚みである。
(内部抵抗測定)
各二次電池において、室温で0.2Cの電流値で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行った。充電後1時間後に交流内部抵抗を測定し、下記(4)式より実施例1との相対値Yを求めた。
各二次電池において、室温で0.2Cの電流値で4.2Vまで定電流・定電圧充電を15時間行った。充電後1時間後に交流内部抵抗を測定し、下記(4)式より実施例1との相対値Yを求めた。
表1から明らかなように、ピーク強度比(I100/I004)が前述した(1)式を満足する実施例1〜6の二次電池は、ピーク強度比(I100/I004)が3.5より小さい比較例1〜7の二次電池に比較して初充電時の電池容器の厚さ増加率が小さく、かつピーク強度比(I100/I004)が10より大きい比較例8の二次電池に比較して内部抵抗が低いことが理解できる。
実施例に記載した以外でも、アスペクト比や粒径の異なる2種類の鱗片状黒鉛の混合、アスペクト比や繊維長の異なる2種類の繊維状黒鉛の混合など、負極の広角X線回折におけるピークの強度の比(I100/I004)が前記(1)式を満足するような組み合わせであれば、初充電時の電池容器の厚さ増加を抑えることが可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…容器本体、2…電極群、3…正極、4…負極、5…セパレータ、6…蓋板、7…外部保護層、8…内部保護層、9…金属層、10…正極端子、11…負極端子。
Claims (2)
- 正極と、負極と、非水電解質とを具備する非水電解質二次電池であって、
前記負極は少なくとも形状の異なる2種類以上の炭素質物を含み、かつ下記(1)式を満足することを特徴とする非水電解質二次電池。
3.5≦(I100/I004)≦10 (1)
但し、I100は前記負極の広角X線回折における(100)面の回折ピークの強度で、I004は前記広角X線回折における(004)面の回折ピークの強度である。 - 前記非水電解質は、γ−ブチロラクトン(GBL)と、環状カーボネートとを含むことを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
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