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JP2005298038A - 容器および包装容器 - Google Patents

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JP2005298038A JP2004120009A JP2004120009A JP2005298038A JP 2005298038 A JP2005298038 A JP 2005298038A JP 2004120009 A JP2004120009 A JP 2004120009A JP 2004120009 A JP2004120009 A JP 2004120009A JP 2005298038 A JP2005298038 A JP 2005298038A
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Makoto Kitamori
真 北森
Motonari Katsumata
基成 勝又
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Zacros Corp
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 内容物を吸引注出する際、注出経路の閉塞を防いで、内容物を効率よく吸引注出できるようにする。
【解決手段】 フィルムからなり可撓性を有する容器本体11と、該容器本体11内から内容物を注出するための注出口12と、平面視したとき注出口12の開口部12cの少なくとも一部と重なるように両端が容器本体11に対して固定された帯状、チューブ状または線状の可撓性を有する流路確保部材13とを備える容器を用いる。流路確保部材13としては網状体が好ましい。吸引注出の際に、吸引力や容器の自重によって容器1がたわんだり折り畳まれたりしても、容器本体11を構成するフィルムと注出口12との間に流路確保部材13が介在することになるので、注出経路が閉塞することがない。また、未解凍の内容物や固形物が存在するような場合でも、注出経路の閉塞を防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、凍結された液体等を収納するための容器およびこれを用いた包装容器に関する。
近年、ドラム缶やコンテナ、バッグインボックスなどに代表される液体容器において、衛生性、液密性、洗浄性などの観点から、液体が充填されるプラスチック製内袋を外装容器に収納する形態の容器が広く使用されている(例えば、特許文献1参照)。
飲料品の原料となる果汁等を海外などから輸送する場合、輸送や保管中の変質を防止するため、内容物を内袋ごと冷凍することがある。冷凍された内容物を内袋から取り出すには、内袋の注出口に吸引注出用のチューブを連結し、解凍後若しくは解凍しながら、液化した部分を吸引して注出するようにしている。この際、チューブの先端(開口部)は、注出口のところに配置される場合もあり、注出口から内袋の内部に挿入される場合もある。
特許文献2には、プラスチック製の袋(体液バック)において、袋の上端から袋の内部に貫通させたチューブを袋の底部まで延長せしめ、チューブの先端部を閉塞して扁平形状とし、この扁平部を袋の底部のシール部の前記樹脂シート間に挟持して、シール部の形成と同時に融着または接着した構成(特許文献2の図6等参照)が記載されている。
特許文献3には、印刷インキ等の高粘度な液体を収納したパウチに取り付けられる注出口において、吸引により注出する際にパウチの密着による閉塞を防止するため、注出口にその筒部と連通し、側面に孔部が設けられた筒状体(閉塞防止リブ)を設けた注出口組合体が記載されている。
特表平8−504706号公報 特許第3221701号公報 特開2002−2736号公報
しかしながら、例えば、プラスチック製容器に充填した内容物(液体)を冷凍して輸送した場合、内容物の解凍には、かなりの長時間がかかってしまう。この場合、ドラム缶1本分(約200リットル)の場合、季節(気温)にもよるが、自然解凍すると約1週間程度を要している。気温が高い場合には、解凍時間は比較的短くなるものの、やはり長時間を要するので、内容物が部分的に解凍しても、生じた液体を直ちに吸引、注出することができず、注出するまでの間に液温が上昇して内容物の一部に変質を招くおそれもある。
また、解凍を促進しながら吸引注出した場合、吸引注出の際に、吸引力や容器の自重により内袋がたわんだり、折り畳まれたりして注出口やチューブの先端に内側から吸い付いてしまうと、チューブの開口部(注出経路の口)や注出口が閉塞して連続吸引ができない状態になってしまう。
特許文献2に記載の体液バックは、中に体液を入れて成分を遠心分離するためのものであり、底部に固定されたチューブは、遠心分離により袋の底部に層をなした重質の成分を排出する目的には有効であろう。しかし、チューブの開口部が袋の底部に到達しているため、例えば内容物を解凍しながら吸引するなど、底部以外の中層部や表層部からも内容液を取り出す場合には、効率よく吸引注出することができない。
特許文献3に記載の注出口組合体を用いた場合、内容物は筒状体の孔部から筒状体の内部を通って注出されることになるので、上記の問題は解決される。しかし、高粘度の液体を少量ずつ注出する用途などではともかく、内容物の解凍と吸引注出とを並行して行う場合や、内容物が固形物を含有する場合などでは未解凍の内容物や固形物によって筒状体の孔部が塞がり、内容物の吸引注出に支障を来たすおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、内容物を吸引注出する際、注出経路の閉塞を防いで、内容物を効率よく吸引注出することが可能な容器及びこれを用いた包装容器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、フィルムからなり可撓性を有する容器本体と、該容器本体内から内容物を注出するための注出口と、平面視したとき前記注出口の開口部の少なくとも一部と重なるように両端が前記容器本体に対して固定された帯状、チューブ状または線状の可撓性を有する流路確保部材とを備えることを特徴とする容器を提供する。
この容器においては、流路確保部材は網状体であることが好ましい。
前記流路確保部材は、前記注出口付近から該注出口と反対側の端部までの間を前記容器本体の内部をわたって連絡されていることが好ましい。
本発明では、前記流路確保部材の両端に溶着用延長片が固定されており、前記流路確保部材は、前記溶着用延長片を前記容器本体を構成するフィルムおよび/または注出口が接合される溶着部に挟み込まれて一緒に溶着されることにより、前記容器本体に対して固定されている構成を採用することもできる。
前記流路確保部材は、チューブ状になっていることが好ましい。
また、本発明は、上記容器と、該容器を収納する外装容器とを具備することを特徴とする包装容器を提供する。
本発明によれば、吸引注出の際に、吸引力や容器の自重によって容器がたわんだり、折り畳まれたりしても、容器のフィルムと注出口との間に帯状、チューブ状または線状の可撓性を有する流路確保部材が介在することになるので、注出経路が閉塞することがない。従って、注出経路を常時確保して、内容物を連続吸引することができる。また、流路確保部材の両端は、平面視したとき注出口の開口部の少なくとも一部と流路確保部材とが重なるように容器本体に固定されているので、内容物が通過しうる空間を注出口の周囲に確保することができ、未解凍の内容物や固形物が存在するような場合であっても、それらによって内容物の注出経路が閉塞されるおそれがない。
流路確保部材が可撓性を有するので、流路確保部材が容器本体のたわみや収縮に追従して変形することができる。従って、吸引注出の際に容器本体がいかに変形しようとも注出経路を確保できる。
流路確保部材が網状体である場合には、該網状体の網の目を通して内容物を吸引注出することが可能になり、内容物の注出経路をより広く確保することができる。
流路確保部材が、容器の注出口付近から該注出口と反対側の端部までの間を前記容器本体の内部を渡って連絡されている場合、注出用チューブの先端を注出口付近に配置した場合でも、注出口から容器の内部に差し入れた場合でも、注出経路を常時確保して、内容物を連続吸引することができる。
流路確保部材が、該流路確保部材の両端に固定された溶着用延長片を介して前記容器本体に固定されている場合、流路確保部材が容器のフィルムと比較して剛性が高いものであったり、樹脂の種類の違いから直接の溶着では充分な強度が得られない場合でも、流路確保部材を所望の位置に配置して確実に固定することができる。
流路確保部材がチューブ状になっている場合、円筒状チューブの場合はもちろん、チューブ断面が角形である場合や板状に潰されている場合であっても該流路確保部材の側縁で線の切端が生じず、容器本体を傷つけるおそれがない上、チューブが板状に潰されている場合であっても2枚重ねに相当する厚みを有するので、流路確保部材により確保される隙間が大きくなり、吸引注出の効率を向上させることができる。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の容器の一形態例を示す縦断面図である。図2は、図1の容器の平面図である。図3は、容器を外装容器に収納した包装容器の分解斜視図である。図4は、図1の容器を外装容器に収納した状態を示す斜視図である。図5は、容器に収納された内容物を吸引注出する様子を説明する縦断面図である。
図3,図4に示すように、容器1は、外装容器2に収納される内袋である。容器1を外装容器2に収納することにより、輸送や保管等に適する包装容器3を構成することができる。
外装容器2は、ここではドラム缶であり、缶胴23および地板22を有する缶本体20から天蓋21を取り外すことにより、ドラム缶2の内部空間を開放できるようになっている。容器1は、図3に示すように、天蓋21を取り外して缶本体20に収納した後、再び天蓋21を缶本体20に取り付けることにより、ドラム缶2に収納される。
図1,図2に示すように、容器1は、フィルムからなり可撓性を有する円筒状の容器本体11と、該容器本体11内から内容物を注出するための注出口12と、両端13a,13bが容器本体11に対して固定された流路確保部材13とを備えている。流路確保部材13はここでは網状体が用いられており、以下の説明では流路確保部材13を網状体13と記載する場合がある。
容器1の容量は特に限定されるものではないが、例えばドラム缶用の容器では呼び容量200リットルとすることができる。
容器本体11は、円筒状(チューブ状)に成形された側面フィルム11cと、側面フィルム11cの天面側を塞ぐ円形状の天面フィルム11aと、側面フィルム11cの底面側を塞ぐ円形状の底面フィルム11bとからなり、天面フィルム11aおよび底面フィルム11bを外縁全周にわたって側面フィルム11cと溶着(熱溶着、超音波溶着等)することにより製袋された袋体である。
容器本体11を構成するフィルムの材料としては、単層のプラスチックフィルム;共押出により多層のプラスチックを積層させた積層フィルム;アルミ箔などの金属箔や紙等をプラスチックとラミネートしたラミネートフィルム;アルミニウム等の金属を蒸着、メッキもしくはスパッタリングなどによりプラスチックに金属薄膜を形成したシート;などが例示される。前記フィルムは、少なくとも一方の表面に、ポリエチレンなどの溶着可能なプラスチックからなるシーラント層を有することが好ましい。ポリエチレンは、耐薬品性、安全性(毒性を示さない)などの点で好ましい。金属箔や金属薄膜を有するフィルムは、ガス遮断性に優れるなどの点で好ましい。
天面フィルム11aと側面フィルム11cとの溶着部16aは、容器本体11の上部に周壁状に延出される耳部11dを残すように、側面フィルム11cの上縁よりも内側(下側)に設けられている。この耳部11dは、折り返してドラム缶2の缶胴23の上縁に掛けることができ、さらにバンド(図示略)等にて耳部11dを缶胴23に巻き締めることにより容器1をドラム缶2に安定して収納することができる。なお、耳部11dは側面フィルム11cからではなく、天面フィルム11aから延出させたものであってもよいし、天面フィルム11aや側面フィルム11cとは別のフィルムを溶着したものであってもよい。
注出口12は、例えばポリエチレン等のプラスチックにより、開口部12cを有する筒状部12aとこの筒状部12aの一端縁に周設されたフランジ部12bとを備えるように成形されている。注出口12は、天面フィルム11aに形成された穴18の周縁部にフランジ部12bを重ね合わせて天面フィルム11aと溶着される(溶着部17)ことにより、容器本体11に固着されている。ここでは、注出口12は、天面フィルム11aのほぼ中央部に位置しているが、これは特に限定されるものではなく、天面フィルム11aの中央部からずれた位置(周縁部付近など)に設けられていても差し支えない。注出口12の筒状部12aには、ネジ等により着脱自在にしたキャップ15を取り付けることができる。溶着により注出口12をフィルムと接合するためには、少なくとも注出口12がフィルムと溶着する箇所の表面に溶着可能なプラスチックの層を有すればよく、内部や表面の一部に金属など樹脂以外の基材を含んでも良い。
流路確保部材13は、帯状、チューブ状または線状であって、可撓性を有し、前記注出口12付近から該注出口12と反対側の端部(ここでは底面フィルム11b)までの間を容器本体11の内部を渡って連絡されている。本形態例においては、流路確保部材13として、通液性の面から網状体を採用しているが、注出口12または注出用チューブの先端に吸着したとき内容物が通過できる隙間ができれば、流路確保部材13には通液性はなくてもよい。
網状体としては、プラスチックからなる糸状体(モノフィラメントなど)を交差させて溶着や接着等により網状に形成したもの、あるいは、帯状またはチューブ状のプラスチックシートに多数の貫通穴を設けたものなどを用いることができる。さらには、流路確保部材13は線状であってもよい。例えば、複数の糸状体が適宜間隔で束ねられて、あるいは束ねられることなく用いられてもよく、複数のリングが繋がった鎖状のものでもよい。これにより、内容物が流路確保部材13の隙間、網の目や貫通穴を通過することができるようになるので、流路確保部材13が内容物の注出経路を閉塞するおそれがない。
本実施形態で例示する流路確保部材13は、容器本体11の変形に追従できるような可撓性を有するものが用いられるが、内容物の吸引注出時に、注出用チューブに吸引されて引き込まれない程度に、多少の剛性を持つことが好ましい。
本形態例では、流路確保部材13として、その両端13a,13bに開口部を有するチューブ状の網状体(ネットチューブ)が用いられている。ネットチューブの材料としては、例えばポリエチレンなどのプラスチックを採用することができる。流路確保部材13はチューブ状であると容器内面を傷つけることがなく好ましいが、空袋時の体積が大きくなることがある。この点からはチューブは潰されて板状になっていることが好ましい。
網状体13の両端13a,13bには、フィルムからなる短冊状の溶着用延長片14a,14bが溶着や接着により固定されている。これら溶着用延長片14a,14bは、容器本体11を構成するフィルムおよび/または注出口12が接合される溶着部に挟み込まれて一緒に溶着されることにより、容器本体11に対して固定されている。具体的には、一方の溶着用延長片14aは、天面フィルム11aと注出口12のフランジ部12bとの溶着部17において、天面フィルム11aとフランジ部12bに挟み込まれて一緒に溶着されている。また、他方の溶着用延長片14aは、底面フィルム11bと側面フィルム11cとの溶着部16bにおいて、底面フィルム11bと側面フィルム11cとに挟み込まれて一緒に溶着されている。つまり、流路確保部材13は、両端が注出口12の開口部12cに嵌合して固定される必要はなく、上からフィルムを透してみたとき(平面視したとき)、注出口12の開口部12cの少なくとも一部と網状体13とが重なるようにして、容器本体11に固定されている。
溶着用延長片14a,14bを構成するフィルムの材料としては、単層のプラスチックフィルム;共押出により多層のプラスチックを積層させた積層フィルム;アルミ箔などの金属箔や紙等をプラスチックとラミネートしたラミネートフィルム;プラスチックにアルミニウム等の金属を蒸着、メッキもしくはスパッタリングして金属薄膜を形成したシート;などが例示される。前記フィルムは、少なくとも一方の表面に、ポリエチレンなどの溶着可能なプラスチックからなるシーラント層を有することが好ましい。ポリエチレンは、耐薬品性、安全性(毒性を示さない)などの点で好ましい。網状体13および容器本体11と溶着用延長片14aとの接合を溶着によって行った場合、接合を接着剤などを用いることなく行えるので、耐薬品性、安全性(毒性を示さない)などの点で好ましい。
図2に示すように、網状体13は、両端が注出口12の中心軸線(図2の紙面に垂直な方向)に対して互いに反対側となるように配置されている。この結果、網状体13が注出口12の中心軸線と交差するような位置に配置され、注出口12からの吸引注出の際に、容器本体11のフィルムの吸い付きを防ぐ効果が高い。
次に、本形態例の容器1の内容物を吸引注出する方法の一例について説明する。
図5に示すように、キャップ15を取り外して、容器1の注出口12に注出用チューブ4を装着する。内容物が単なる液体である場合には、注出用チューブ4は、単に注出口12の開口部12cを通して容器本体11内に挿入するものであってもよい。内容物が液体を冷凍した固体である場合には、解凍中の内容物の漏出を防ぐため、注出用チューブ4と注出口12の隙間を塞いでおくことが好ましい。このため、図5では、容器1の注出口12と嵌まり合う取付部材5(例えばキャップ15の頂面に穴を開けたものを使用できる)を注出用チューブ4の外周面に固着し、取付部材5を注出口12に取り付けることにより、注出口12の隙間を取付部材5で塞いだ上で、注出用チューブ4先端の開口部4aを容器1内に配置できるようにしている。
内容物を解凍する場合、その解凍方法は特に限定されないが、エネルギー線の照射や加熱などによって内容物にエネルギーを与え、解凍を促進することが好ましい。これにより、吸引注出に要する時間を短縮することができ、低コスト化が図れる上、内容物が変質するおそれがない。
本形態例の容器によれば、吸引注出の際に、吸引力や内容物の荷重によって容器がたわんでも、容器1のフィルムと注出口12との間に網状体からなる流路確保部材13が介在するので、網状体の網の目を通して内容物を吸引注出することが可能になり、注出口12が閉塞することがない。また、網状体13が容器1の天面と底面との間にわたって延びているので、内容物の吸引注出により容器1が収縮して、フィルムが折り重なったり皺が生じたりしたとしても、容器本体11のフィルム内面同士の密着による閉塞を防止できる。さらに、網状体13の両端は、平面視して注出口12の開口部12cの少なくとも一部が網状体13と重なるようにして容器本体11に固定されているので、解凍された内容物が通過しうる空間を注出口12の周囲に確保することができる。従って、注出経路を常時確保して、内容物を連続吸引することができる。
網状体13が可撓性を有するので、容器本体11のたわみや収縮に追従して変形することができる。従って、吸引注出に際して容器本体11がいかに変形しようとも、網状体13の全長に沿って注出経路を確保できる。また、容器本体11が吸引注出の最終段階まで小さく収縮できるようになり、残液を少なくすることができる。また、柔軟な容器本体11に網状体13が当たっても、容器本体11を内側から破ってしまうおそれがない。
網状体13が、容器1の注出口12付近の溶着部17から底面フィルム11b側の溶着部16bまでの間を、容器本体11の内部を渡って連絡されているので、注出用チューブ4の開口部4aを注出口12付近に配置した場合(図5に実線にて示す)でも、注出口12から容器1の内部に差し入れた場合(図5に二点鎖線にて示す)でも、注出経路を常時確保して、内容物を連続吸引することができる。網状体13の両端が、平面視して注出口12の開口部12cの少なくとも一部が網状体13と重なるように容器本体11に固定されているので、内容物が注出用チューブ4の開口部4aに向かう注出経路を網状体13が狭めてしまうおそれがなく、解凍された内容物が通過しうる空間を注出口12の周囲に確保することができる。このため、例えば網状体13に付着した未解凍の内容物によって内容物の注出経路が閉塞されるおそれがない。
網状体13が、その両端13a,13bに固定された溶着用延長片14a,14bを介して容器本体11に固定されているので、網状体13を所望の位置に容易、確実に固定することができる。
網状体13が、両端13a,13bに開口したチューブ状になっているので、側縁で線の切端が生じず、容器本体11を内側から傷つけてしまうおそれがない。また、これを板状に潰したときはネットを2枚重ねにした分の厚みを有するので、網状体13により確保される隙間が大きくなり、吸引注出の効率を向上させることができる。
容器1を外装容器2に収納して包装容器3を構成すれば、容器1が柔軟な袋体の場合でも、輸送時や保管時などの機械的強度、耐衝撃性を確保することができる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
網状体13の配置は、上記形態例に示したものに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、網状体13の両端13a,13bに設けられた溶着用延長片14a,14bを、両方とも天面フィルム11aと側面フィルム11cの間に挟み込んで溶着部16aに一緒に溶着した構成などとすることもできる。図6に示す容器1の場合、網状体13は天面フィルム11aに沿って注出口12を挟んだ両側に吊り下げられ、網状体13の中央部が注出口12の下方に位置するように配置される。この場合、注出用チューブ(図示略)先端の開口部を注出口12付近に配置して、注出経路を常時確保して、内容物を連続吸引することができる。
注出口の形状や構造、配置などは何ら限定されるものではない。
容器本体の形状は、円筒状に限定されるものではなく、包装容器の用途や容量などに応じて、適宜の形状を採用することができる。容器本体の形状としては、円筒状、直方体状、角筒状などが挙げられる。
本発明の容器は、ドラム缶やコンテナ、バッグインボックスなどに代表される液体容器の内袋として好適である。特に、凍結された内容物を解凍しながら吸引注出する場合、液体と固形物が混在している場合や、内容物が液状であっても、高速吸引する場合などに、特に有効である。
本発明の容器の一形態例を示す縦断面図である。 図1の容器の平面図である。 図1の容器を外装容器に収納した包装容器の分解斜視図である。 図1の容器を外装容器に収納した状態を示す斜視図である。 容器に収納された内容物を吸引注出する様子を説明する縦断面図である。 本発明の容器の他の例を示す縦断面図である。
符号の説明
1…容器、2…外装容器(ドラム缶)、3…包装容器、11…容器本体、12…注出口、12c…注出口の開口部、13…流路確保部材(網状体)、13a,13b…流路確保部材(網状体)の両端、14a,14b…溶着用延長片。

Claims (6)

  1. フィルムからなり可撓性を有する容器本体と、該容器本体内から内容物を注出するための注出口と、平面視したとき前記注出口の開口部の少なくとも一部と重なるように両端が前記容器本体に固定された帯状、チューブ状または線状の可撓性を有する流路確保部材とを備えることを特徴とする容器。
  2. 前記流路確保部材が網状体であることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 前記流路確保部材は、前記注出口付近から該注出口と反対側の端部までの間を前記容器本体の内部を渡って連絡されていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記流路確保部材の両端に溶着用延長片が固定されており、前記流路確保部材は、前記溶着用延長片を前記容器本体を構成するフィルムおよび/または注出口が接合される溶着部に挟み込まれて一緒に溶着されることにより、前記容器本体に対して固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の容器。
  5. 前記流路確保部材は、チューブ状になっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の容器。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の容器と、該容器を収納する外装容器とを具備することを特徴とする包装容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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