[go: up one dir, main page]

JP2005139270A - ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体 - Google Patents

ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005139270A
JP2005139270A JP2003376039A JP2003376039A JP2005139270A JP 2005139270 A JP2005139270 A JP 2005139270A JP 2003376039 A JP2003376039 A JP 2003376039A JP 2003376039 A JP2003376039 A JP 2003376039A JP 2005139270 A JP2005139270 A JP 2005139270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clay mineral
lactic acid
layered clay
poly
polylactic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003376039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4358603B2 (ja
Inventor
Makoto Ouchi
誠 大内
Hirotaka Okamoto
浩孝 岡本
Mitsuru Nakano
充 中野
Arimitsu Usuki
有光 臼杵
Kenji Kanamori
健志 金森
Hisatsugu Okuyama
久嗣 奥山
Seiji Yamashita
征士 山下
Yasushi Kageyama
裕史 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003376039A priority Critical patent/JP4358603B2/ja
Priority to US10/577,952 priority patent/US20070032631A1/en
Priority to PCT/JP2004/016510 priority patent/WO2005044918A1/ja
Priority to DE602004025268T priority patent/DE602004025268D1/de
Priority to CNB2004800284262A priority patent/CN100447200C/zh
Priority to EP04799533A priority patent/EP1681316B1/en
Publication of JP2005139270A publication Critical patent/JP2005139270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4358603B2 publication Critical patent/JP4358603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/06Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from hydroxycarboxylic acids
    • C08G63/08Lactones or lactides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/04Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids, e.g. lactones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/08Ingredients agglomerated by treatment with a binding agent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

【課題】 ポリL乳酸とポリD乳酸とのステレオ結晶を選択的に結晶化せしめ、ステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸を得ることを可能とするポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法、並びにそれから得られるステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸成形体を提供すること。
【解決手段】 層状粘土鉱物と、前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体、及び
層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方、
を含有することを特徴とするポリ乳酸樹脂組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法、並びにそれを溶融成形して結晶化せしめた成形体に関する。
ポリ乳酸は、微生物や酵素の働きにより分解する性質、いわゆる生分解性を示し、人体に無害な乳酸や二酸化炭素と水になることから、医療用材料や汎用樹脂の代替物として注目されている。このようなポリ乳酸は結晶性樹脂であるが、その結晶化速度は小さく、実際には非晶性樹脂に近い挙動を示す。すなわち、ガラス転移温度付近で急激に且つ極度に軟化するため(通常、弾性率1/100未満)、耐熱性、成形性、離型性等の点で十分な特性を得ることが困難であった。
このような問題点を改善するために、特開2003−128900号公報(特許文献1)には、ポリL乳酸(PLLA)とポリD乳酸(PDLA)とを溶融状態で混合することにより得られるポリ乳酸ステレオコンプレックスを用いることが開示されており、かかるポリ乳酸ステレオコンプレックスは高融点及び高結晶性を示し、耐熱性に優れた成形品が得られることが記載されている。
また、特開2003−96285号公報(特許文献2)には、ポリL乳酸とポリD乳酸とを溶融混合してなるポリ乳酸樹脂組成物であって、前記ポリL乳酸の重量平均分子量Mw(A)と前記ポリD乳酸の重量平均分子量Mw(B)との関係が|Mw(A)−Mw(B)|≧5万の条件を満たすことを特徴とするポリ乳酸樹脂組成物が記載されている。
しかしながら、特開2003−128900号公報及び特開2003−96285号公報のいずれに記載の方法であっても、得られるポリL乳酸とポリD乳酸とのステレオ結晶(ステレオコンプレックス結晶)の比率は十分に高いものではなく、耐熱性の向上にも限界があった。
特開2003−128900号公報 特開2003−96285号公報
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、ポリL乳酸とポリD乳酸とのステレオ結晶を選択的に結晶化せしめ、ステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸を得ることを可能とするポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法、並びにそれから得られるステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸成形体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方と、層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方とからなるポリ乳酸樹脂組成物によればステレオ結晶選択性が飛躍的に向上し、ステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のポリ乳酸樹脂組成物は、
層状粘土鉱物と、前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体、及び
層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方、
を含有することを特徴とするものである。
また、本発明の成形体は、
層状粘土鉱物と、前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体、及び
層状粘土鉱物と結合していない、ポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方、
を含有するポリ乳酸樹脂組成物を溶融成形して結晶化せしめたものであることを特徴とするものである。
上記本発明にかかる前記ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る方法としては幾つか考えられるが、以下に述べる水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物を用いる方法が好ましい。
すなわち、本発明にかかる前記ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体としては、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、前記有機オニウム塩の水酸基を介して前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体が好ましい。
また、本発明にかかる前記ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体としては、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体又はD−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させて得られるポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体又はポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体がより好ましい。
また、上記本発明のポリ乳酸樹脂組成物により得られる上記本発明の成形体としては、DSC測定(示差走査熱量測定)により求めたホモ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,homo)とステレオ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,stereo)とから求めたステレオ結晶比率{(ΔHm,stereo/(ΔHm,homo+ΔHm,stereo))×100(%)}が0.9X%以上{Xは、ポリL乳酸の含有割合(A%)及びポリD乳酸の含有割合(B%)のうち小さい方の値の2倍の数値(%)である。但し、A+B=100%。}であるものが好ましい。
また、本発明のポリ乳酸樹脂組成物の製造方法は、
(i)水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させてポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る重合工程と、
前記ポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体と、層状粘土鉱物と結合していないポリD乳酸とを混合する混合工程と、
を含むことを特徴とする方法、並びに
(ii)水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、D−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させてポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る重合工程と、
前記ポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体と、層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸とを混合する混合工程と、
を含むことを特徴とする方法である。
なお、ポリL乳酸とポリD乳酸とのステレオ結晶とは、ポリL乳酸分子とポリD乳酸分子とがラセミ結晶構造となっている共晶体であり、ステレオコンプレックス結晶とも言われるものである。そして、ポリL乳酸のホモ結晶やポリD乳酸のホモ結晶の融点(DSC測定による融解ピーク)が一般に160〜180℃であるのに対して、それらのステレオ結晶の融点(DSC測定による融解ピーク)は一般に190〜240℃である。
また、本発明のポリ乳酸樹脂組成物によればステレオ結晶選択性が飛躍的に向上する理由は必ずしも定かではないが、本発明者らは以下のように推察する。すなわち、本発明においては立体構造の異なる二種類のポリ乳酸(PLLA、PDLA)のうちの一方を層状粘土鉱物と結合させたためにその運動性が拘束され、層状粘土鉱物に結合したポリ乳酸同士の結晶化(ホモ結晶化)が起こりにくくなった。その結果、結晶化は層状粘土鉱物と結合していないフリーのポリ乳酸と層状粘土鉱物に結合した立体構造の異なるポリ乳酸との間で起こり易くなり、ステレオ結晶選択性が飛躍的に向上したと本発明者らは推察する。
本発明によれば、ポリL乳酸とポリD乳酸とのステレオ結晶を選択的に結晶化せしめ、ステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸を得ることが可能なポリ乳酸樹脂組成物が提供され、そのポリ乳酸樹脂組成物を溶融成形して結晶化せしめることによりステレオ結晶比率が十分に高い成形体を得ることが可能となる。また、本発明の製造方法によれば、前記本発明のポリ乳酸樹脂組成物を効率良くかつ確実に得ることが可能となる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
本発明のポリ乳酸樹脂組成物は、
層状粘土鉱物と、前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体、及び
層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方、
を含有することを特徴とするものである。
先ず、本発明にかかる層状粘土鉱物について説明する。本発明にかかる層状粘土鉱物としては特に制限されないが、具体的には、モンモリロナイト、バイデライト、サポナイト、ヘクトライト等のスメクタイト族;カオリナイト、ハロサイト等のカオリナイト族;ジオクタヘドラルバーミキュライト、トリオクタヘドラルバーミキュライト等のバーミキュライト族;テニオライト、テトラシリシックマイカ、マスコバイト、イライト、セリサイト、フロゴバイト、バイオタイト等のマイカ等が挙げられる。これらの層状粘土鉱物は、天然鉱物であってもよく、水熱合成、溶融法、固相法等による合成鉱物であってもよい。また、本発明では、上記の層状粘土鉱物のうちの1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、層状粘土鉱物の陽イオン交換容量は30〜300meq/100gであることが好ましい。
また、本発明にかかる層状粘土鉱物としては、以下に述べる水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物が好ましい。本発明にかかる水酸基を有する有機オニウム塩とは、有機アンモニウム塩、有機ホスホニウム塩、有機ピリジニウム塩、有機スルホニウム塩等のオニウム塩において有機基に水酸基が結合した化合物をいい、層状粘土鉱物を有機化してその層間距離を広げると共に、水酸基を介してポリ乳酸と層状粘土鉱物とを結合せしめるものである。なお、本発明において有機化とは、有機物を層状粘土鉱物の層間及び/又は表面に物理的、化学的方法(好ましくは化学的方法)により吸着及び/又は結合させることを意味する。
本発明にかかる水酸基を有する有機オニウム塩としては、水酸基を有するものであればよく、特に制限されないが、有機オニウム塩の置換基のうちの少なくとも1つはその炭素数が6以上のものであることが好ましい。有機オニウム塩の置換基のうち最も炭素数が大きい置換基の炭素数が6未満であると、層状粘土鉱物の層間距離が十分に広げられず、層状粘土鉱物をポリ乳酸中に均一に分散することが困難となる傾向にある。
水酸基を有する有機オニウム塩の含有量は、層状粘土鉱物100重量部に対して10〜150重量部であることが好ましく、20〜100重量部であることがより好ましい。有機オニウム塩の含有量が前記下限値未満であると、層状粘土鉱物の層間距離が十分に広げられず、層状粘土鉱物をポリ乳酸中に均一に分散させることが困難となる傾向にあり、他方、前記上限値を超える場合には物理吸着によって導入される有機オニウム塩の量が増加して樹脂組成物の物性が損なわれる(例えば可塑化)傾向にある。
本発明で好ましく用いられる水酸基を有する有機オニウム塩として、下記一般式(1)又は(2)で表される有機アンモニウム塩が例示される。これらの有機アンモニウム塩は、1種を単独で用いてもよく、両者を併用してもよい。
Figure 2005139270
[式中、R1、R2及びR3は同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基及びアリール基からなる群から選択される基を表し、lは1〜20の整数を表し、R1、R2、R3及び−(CH−OHのうちの少なくとも1つの基はその炭素数が6以上のものである。]
Figure 2005139270
[式中、R4及びR5は同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基及びアリール基からなる群から選択される基を表し、m及びnは同一でも異なっていてもよく、それぞれ1〜20の整数を表し、R4、R5、−(CH−CH−O)−H及び−(CH−CH−O)−Hのうちの少なくとも1つの基はその炭素数が6以上のものである。]
上記一般式(1)中のR1、R2又はR3は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基及びアリール基からなる群から選択される基を表す。かかるアルキル基としては、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基)、直鎖又は分岐鎖状のペンチル基、直鎖又は分岐鎖状のヘキシル基、直鎖又は分岐鎖状のヘプチル基、直鎖又は分岐鎖状のオクチル基、直鎖又は分岐鎖状のノニル基、直鎖又は分岐鎖状のデシル基、直鎖又は分岐鎖状のウンデシル基、直鎖又は分岐鎖状のドデシル基、直鎖又は分岐鎖状のトリデシル基、直鎖又は分岐鎖状のテトラデシル基、直鎖又は分岐鎖状のペンタデシル基、直鎖又は分岐鎖状のオクタデシル基、ベンジル基等が挙げられるが、これらのアルキル基の炭素数は1〜20であることが好ましい。アルキル基の炭素数が前記上限値を超えると有機オニウム塩の合成が困難となる傾向にある。また、かかるアリール基としては、具体的には、フェニル基、トリル基、キシリル基等が挙げられる。
また、上記一般式(1)中、lはメチレン基(−CH2−)の重合度を表し、1〜20の整数であり、6〜20の整数であることが好ましく、8〜18の整数であることがより好ましい。lが20を越えると、有機オニウム塩の合成が困難となる傾向にある。
さらに、上記一般式(1)中のR1、R2、R3及び−(CH−OHのうちの少なくとも1つの基はその炭素数が6以上(好ましくは8以上)のものである。これらの基が全て炭素数6未満のものである場合、層状粘土鉱物の層間距離が十分に広がらず、層状粘土鉱物がポリ乳酸中に均一に分散されにくくなる傾向にある。
上記一般式(2)中のR4及びR5は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基及びアリール基からなる群から選択される基を表す。かかるアルキル基及びアリール基としては、一般式(1)中のR1、R2及びR3の説明において例示されたアルキル基及びアリール基が挙げられる。
また、上記一般式(2)中、m及びnはオキシエチレン基(−CH2CH2O−)の重合度を表し、それぞれ1〜20の整数であり、1〜10の整数であることが好ましく、1〜5の整数であることがより好ましく、1であることが特に好ましい。m又はnが20を超えると、層状粘土鉱物の親水性が過剰に高くなり、調製が困難となる傾向にある。なお、m及びnは同一でも異なっていてもよい。
さらに、上記一般式(2)中のR4、R5、−(CH−CH−O)−H及び−(CH−CH−O)−Hのうちの少なくとも1つの基はその炭素数が6以上(好ましくは8以上)のものである。これらの基が全て炭素数6未満のものである場合、層状粘土鉱物の層間距離が十分に広がらず、層状粘土鉱物がポリ乳酸中に均一に分散されにくくなる傾向にある。例えばR4が水素原子でR5がドデシル基である化合物、R4がメチル基でR5がオクタデシル基である化合物、R4及びR5がオクタデシル基である化合物は、上記の条件を満たす化合物として好ましく用いられる。
本発明においては、水酸基を有する有機オニウム塩と、水酸基を有さない有機オニウム塩との混合物で有機化された層状粘土鉱物を用いてもよい。このように水酸基を有する有機オニウム塩と、水酸基を有さない有機オニウム塩とを併用することによって、層状粘土鉱物の分散均一性を高水準に維持しつつその添加量を増加することができ、このように有機オニウム塩を併用する手法は後述する本発明のポリ乳酸樹脂組成物の製造方法において特に効果的である。また、有機オニウム塩の水酸基を反応点として重合性単量体を重合させる場合には、これら2つの有機オニウム塩の含有比率を適宜選択することによって、生成するポリ乳酸の分子量を調整することができるので、ポリ乳酸の分子量を低下させずに層状粘土鉱物の添加量を増加することができる。
本発明において好ましく用いられる水酸基を有さない有機オニウム塩としては、下記一般式(3)で表される有機アンモニウム塩を例示することができる。
Figure 2005139270
[式中、R6、R7、R8及びR9は同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基及びアリール基からなる群から選択される基を表し、R6、R7、R8及びR9のうちの少なくとも1つの基はその炭素数が6以上のものである。]
上記一般式(3)中、R6、R7、R8及びR9は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基及びアリール基からなる群から選択される基を表す。かかるアルキル基及びアリール基としては、一般式(1)中のR1、R2及びR3の説明において例示されたアルキル基及びアリール基が挙げられる。
上記一般式(3)中、R6、R7、R8及びR9のうちの少なくとも1つの基はその炭素数が6以上(好ましくは8以上)のものである。これらの基が全て炭素数6未満のものである場合、その有機オニウム塩での有機化により層状粘土鉱物の層間距離を更に広げることが困難となり、層状粘土鉱物のポリ乳酸への分散効果が得られにくくなる。また、本発明では、上記一般式(3)中のN(窒素原子)がP(リン原子)で置換された有機ホスホニウム塩を用いることもできる。
水酸基を有する有機オニウム塩と水酸基を有さない有機オニウム塩とを併用する場合、水酸基を有する有機オニウム塩の配合割合は、有機オニウム塩全量を基準として5mol%以上であることが好ましく、10mol%以上であることがより好ましく、15mol%以上であることが更に好ましい。水酸基を有する有機オニウム塩の配合割合が5mol%未満であると、ポリ乳酸又はその重合性単量体(乳酸、ラクチド)との親和性が不十分となり、これらが層状化合物の層間に安定的に保持されにくくなる傾向にある。
また、本発明のポリ乳酸樹脂組成物に含まれる層状粘土鉱物の層間距離は、各層の重心間の平均距離を基準として5nm以上であることが好ましく、10nm以上であることがより好ましい。層状化合物の層間距離が5nm未満であると、ポリ乳酸の分散性が不十分となる傾向にある。
次に、本発明にかかるポリL乳酸及びポリD乳酸について説明する。このようなポリL乳酸は下記一般式(4):
Figure 2005139270
[式中、nは整数を示す。]
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、他方、ポリD乳酸は下記一般式(5):
Figure 2005139270
[式中、nは整数を示す。]
で表される繰り返し単位を有するポリマーであり、両者は鏡像関係(対嘗体)にある。
そして、本発明のポリ乳酸樹脂組成物においては、このように立体構造の異なる光学活性なポリL乳酸及びポリD乳酸の双方が含有されており、ポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方が前記層状粘土鉱物と結合(好ましくは前記層状粘土鉱物の有機オニウム塩の水酸基を介して結合)しており、ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体として含有されている。そして、ポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方が、前記層状粘土鉱物と結合していない状態で含有されている。すなわち、前記層状粘土鉱物と結合した状態で含有されるポリ乳酸はポリL乳酸、ポリD乳酸のいずれであってもよく、(i)ポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体とポリD乳酸との組み合わせ、或いは(ii)ポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体とポリL乳酸との組み合わせのいずれであってもよい。
なお、本発明においては、ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体として含有される方のポリ乳酸の全てが層状粘土鉱物と結合している必要はないが、10重量%以上が層状粘土鉱物と結合していることが好ましい。また、ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体を構成するポリ乳酸と有機化された層状粘土鉱物との含有比率は、前者100重量部に対して後者が0.01〜30重量部であることが好ましく、0.1〜20重量部であることがより好ましい。層状粘土鉱物の含有量が前記下限値未満ではステレオ結晶の選択性の向上の程度が不十分となる傾向にあり、他方、前記上限値を超えるとポリ乳酸が連続相を形成できなくなり剛性が低下する傾向にある。
また、ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体を構成するポリ乳酸の一端には、層状粘土鉱物との間に結合(好ましくは有機オニウム塩の水酸基を介した結合)が形成されるが、他端には、グリコリド、カプロラクトン等の他の重合性単量体を更に重合させて共重合体としてもよい。これらの他の重合性単量体による重合鎖は、共重合体全体を基準として50mol%以下であることが好ましい。
さらに、ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体を構成するポリ乳酸の重量平均分子量は特に制限されないが、好ましくは5000以上であり、より好ましくは10000以上であり、さらに好ましくは20000以上である。また、このようなポリ乳酸の重量平均分子量は400000以下であることが好ましい。この重量平均分子量が前記下限未満では強度、弾性率等の機械物性が不十分となる傾向にあり、他方、前記上限を超えると成形加工性が不十分となったり、ステレオ結晶比率が小さくなる傾向にある。
本発明にかかるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体の調製方法は特に制限されないが、後述する本発明のポリ乳酸樹脂組成物の製造方法が好ましい。すなわち、本発明にかかるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体としては、(i)水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させて得られるポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体、或いは(ii)水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、D−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させて得られるポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体が好ましい。
また、前記層状粘土鉱物と結合していない状態で含有されるポリ乳酸の重量平均分子量も特に制限されないが、好ましくは10000以上であり、より好ましくは30000以上であり、さらに好ましくは50000以上である。また、このようなポリ乳酸の重量平均分子量は400000以下であることが好ましい。この重量平均分子量が前記下限未満では、強度、弾性率等の機械物性が不十分となる傾向にあり、他方、前記上限を超えると、成形加工性が不十分となる傾向にある。
前記層状粘土鉱物と結合していない状態で含有されるポリ乳酸の調製方法も特に制限されず、L−乳酸又はD−乳酸の直接重合でもよく、乳酸の環状2量体であるL−ラクチド又はD−ラクチドの開環重合であってもよい。
本発明のポリ乳酸樹脂組成物は、上記のポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体(ポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体又はポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体)と、その対嘗体であるポリ乳酸(ポリD乳酸又はポリL乳酸)とを含有するものであり、ポリL乳酸とポリD乳酸とのブレンド比率は、1〜99重量%:99〜1重量%が好ましく、30〜70重量%:70〜30重量%がより好ましく、40〜60重量%:60〜40重量%が特に好ましい。ポリL乳酸とポリD乳酸との含有割合の差が大きいほど得られる成形体におけるステレオ結晶の含有割合が減少し、結晶化速度の向上の程度が減少する傾向にある。
また、本発明にかかるポリL乳酸及びポリD乳酸の光学純度はそれぞれ85mol%以上であることが好ましく、90mol%以上であることがより好ましく、95mol%以上であることがさらに好ましく、98mol%以上であることが特に好ましい。ポリL乳酸及びポリD乳酸の光学純度が上記下限未満であると、立体規則性の低下により結晶化が阻害され、本発明により得られる効果が十分に発現しない傾向にある。
さらに、本発明のポリ乳酸樹脂組成物においては、その特性を損なわない限りにおいて、アミド化合物等の結晶促進剤、タルク等の充填剤、可塑剤、顔料、安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、難燃剤、離型剤、滑剤、染料、抗菌剤、末端封止剤等の添加剤を更に添加してもよい。このような添加剤の含有量は、本発明のポリ乳酸樹脂組成物中において、20重量%以下であることが好ましい。
次に、本発明のポリ乳酸樹脂組成物の製造方法について説明する。
先ず、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物の製造方法は特に制限されず、例えば本出願人により特許第2627194号公報に開示されている方法により行うことができる。すなわち、層状粘土鉱物中の無機イオンを、水酸基を有する有機オニウム塩から生じる有機オニウムイオン(例えば有機アンモニウム塩においては有機アンモニウムイオン)によりイオン交換することによって、層状粘土鉱物の有機化を行うことができる。
より具体的には、例えば水酸基を有する有機アンモニウム塩を用いる場合には、次のような方法により有機化を行うことができる。すなわち、塊状の層状粘土鉱物を用いる場合は、先ずこれをボールミル等により粉砕し粉体化する。次いで、ミキサー等を用いてこの粉体を水中に分散させ層状粘土鉱物の水分散物を得る。これとは別に、水酸基を有する有機アミン及び塩酸等の酸を水に加えて、水酸基を有する有機アンモニウム塩の水溶液を調製する。この水溶液を上記層状粘土鉱物の水分散物に加え混合することにより、層状粘土鉱物中の無機イオンが有機アンモニウム塩から生じた水酸基を有する有機アンモニウムイオンによりイオン交換される。この混合物から水を除去することにより有機化された層状粘土鉱物を得ることができる。
有機アンモニウム塩や層状粘土鉱物の分散媒体としては、水以外にもメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール及びこれらの混合物、並びにこれらと水との混合物を使用することができる。
本発明のポリ乳酸樹脂組成物の製造方法においては、このようにして得られた水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、(i)L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体、又は、(ii)D−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させて(i)ポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体、又は、(ii)ポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る(重合工程)。
ここで、L−乳酸又はD−乳酸を用いる場合にはこれらの直接重縮合によりポリ乳酸が生成し、他方、L−ラクチド又はD−ラクチドを用いる場合にはこれらの開環重合によりポリ乳酸が生成する。そして、本発明の方法においては、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物の存在下でこのような重合反応が進行するため、例えばラクチドの開環重合を行う方法では有機化剤の水酸基を開始点としてラクチドの開環重合が進行し、層状粘土鉱物に結合したポリ乳酸が得られる。
これらの重合は、所定の触媒を用いて行ってもよく、無触媒下で行ってもよい。触媒としては、具体的には、オクチル酸スズ、塩化スズ、塩化亜鉛、酸化鉛、炭酸鉛、塩化チタン、アルコキシチタン、酸化ゲルマニウム、酸化ジルコニウム等が挙げられ、その使用量は重合性単量体100重量部に対して0.001〜1重量部であることが好ましい。また、重合工程における反応温度は100〜200℃程度であることが好ましい。
次に、本発明のポリ乳酸樹脂組成物の製造方法においては、このようにして得られた(i)ポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体と前記層状粘土鉱物と結合していないポリD乳酸、又は、(ii)ポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体と前記層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸とを混合することにより(混合工程)、前述の本発明のポリ乳酸樹脂組成物が効率よく且つ確実に得られる。
このようにポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体とその対嘗体であるポリ乳酸とを混合(ブレンド)する方法は特に制限されず、例えば、クロロホルム等の溶媒を用いて両者を混合した後に溶媒を除去する方法や、両者を160〜250℃程度の温度に加熱して溶融混合する方法であってもよい。
次に、本発明の成形体について説明する。すなわち、本発明の成形体は、前述の本発明のポリ乳酸樹脂組成物を溶融成形して結晶化せしめたものである。
本発明の成形体を製造するに際し、ポリ乳酸樹脂組成物を溶融する際の温度は160〜250℃であることが好ましい。この温度が上記下限未満であると、ポリ乳酸樹脂組成物の溶融が不十分となり、諸成分が均一に分散しにくくなる傾向がある。他方、この温度が上記上限を超えると、ポリ乳酸の分子量が低下して得られる成形体の物性が損なわれる傾向がある。
また、上記溶融温度における保持時間は、0.1〜30分であることが好ましい。この保持時間が上記下限未満であると、ポリ乳酸樹脂組成物の溶融が不十分となる傾向があり、他方、この保持時間が上記上限を超えると、ポリ乳酸の分子量が低下して得られる成形体の物性が損なわれる傾向がある。
さらに、溶融したポリ乳酸樹脂組成物を結晶化せしめる方法としては、溶融状態から60〜160℃の温度まで冷却し、10秒から30分間、その温度で保持する方法が好ましい。保持時間が上記下限未満であると、得られる成形体における結晶化が不十分となる傾向があり、他方、保持時間が上記上限を超えると、成形体を得るのに長時間が必要となり、実用上好ましくない傾向がある。
また、本発明の成形体を製造するに際し、その成形方法は特に制限されず、射出成形、押出成形、ブロー成形、インフレーション成形、異形押出成形、射出ブロー成形、真空圧空成形、紡糸等のいずれにも好適に使用することができる。そして、本発明のポリ乳酸樹脂組成物によれば比較的高い結晶化速度が達成されるため、例えば射出成形に供した場合であっても十分に結晶性を有しかつステレオ結晶比率の高いポリ乳酸を得ること可能となる。本発明の成形体の形状、厚み等も特に制限されず、射出成形品、押出成形品、圧縮成形品、ブロー成形品、シート、フィルム、糸、ファブリック等のいずれでもよい。
このように本発明のポリ乳酸樹脂組成物により得られる上記本発明の成形体としては、DSC測定(示差走査熱量測定)により求めたホモ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,homo)とステレオ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,stereo)とから求めたステレオ結晶比率{(ΔHm,stereo/(ΔHm,homo+ΔHm,stereo))×100(%)}が0.9X%以上のものであることが好ましい。なお、ここでいうXは、ポリ乳酸樹脂組成物中のポリL乳酸の含有割合(A%)とポリD乳酸の含有割合(B%)との合計量を100%(A+B=100%)とした場合に、ポリL乳酸の含有割合(A%)及びポリD乳酸の含有割合(B%)のうち小さい方の値の2倍の数値(%)である。例えば、(i)ポリL乳酸の含有割合(A%)が50%、ポリD乳酸の含有割合(B%)が50%の場合、ステレオ結晶比率は90%以上であることが好ましく、(ii)ポリL乳酸の含有割合(A%)が30%、ポリD乳酸の含有割合(B%)が70%の場合、ステレオ結晶比率は54%以上であることが好ましい。得られる成形体における結晶部分のうち、ステレオ結晶の割合が高いほど成形品の耐熱性が向上する傾向にある。
なお、上記DSCによる結晶融解熱の測定は、具体的には以下の方法によるものである。すなわち、先ず、試料(ポリ乳酸樹脂組成物)の一部(5〜10mg)をアルミパンに入れ、DSC(示差走査熱量計、例えばパーキンエルマー社製、DSC7)を用いて窒素雰囲気下で以下のように温度を変化させながら以下の諸熱量を測定する。すなわち、先ず、試料を30℃から250℃まで50℃/minの昇温速度で昇温し、250℃で5分間保持して溶融させた後、500℃/minの冷却速度で所定の保持温度{(A)℃=60〜160℃の間の所定温度}まで冷却し、(A)℃で20分間保持して結晶化せしめる。次いで、試料を10℃/minの昇温速度で(A)℃から250℃まで再昇温し、途中で現れる結晶融解によるピークのピークトップ温度及び吸熱量を測定する。すなわち、ピークトップが160℃〜180℃に現れるホモ結晶融解ピークの融解温度(Tm,homo)とその融解吸熱量(ΔHm,homo)、並びにピークトップが190℃〜230℃に現れるステレオコンプレックス結晶融解ピークの融解温度(Tm,stereo)とその融解吸熱量(ΔHm,stereo)を求める。そして、このようにしてDSC測定により求めたホモ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,homo)とステレオ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,stereo)とから、ステレオ結晶比率{(ΔHm,stereo/(ΔHm,homo+ΔHm,stereo))×100(%)}}を算出する。なお、融解温度はピークトップの温度とする。
なお、ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る方法は、前記実施形態に記載した方法に限定されるものではなく、他の方法として例えば以下の方法が挙げられる。
(i)水酸基を有する有機オニウム塩と、L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体又はD−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させてポリL乳酸−有機オニウム塩結合体又はポリD乳酸−有機オニウム塩結合体を得る。その後、前記ポリL乳酸−有機オニウム塩結合体又はポリD乳酸−有機オニウム塩結合体と層状粘土鉱物とを混合することによってポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体又はポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る方法。
(ii)エステル基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、ポリL乳酸又はポリD乳酸とをエステル交換反応せしめることによってポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体又はポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る方法。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(層状粘土鉱物の有機化)
ナトリウム型モンモリロナイト(クニミネ工業社製クニピアF、陽イオン交換容量:115meq/100g)100gを80℃の水5000mlに分散させ、一方、ジヒドロキシエチルメチルステアリルアンモニウムブロミド59.2gを80℃の水2000mlに溶解させた後、両者を混合してモンモリロナイトの有機化を行った。得られた有機化モンモリロナイト(以下、18(OH)2−Montという)を80℃の水で3回洗浄し、凍結乾燥した後、これを粉砕した。灼残法により求めた18(OH)2−Montの無機分の残量は63%であった。
(ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体の調製)
L−ラクチド100g、18(OH)2−Mont3.5g、オクチル酸スズ200mgを反応容器に入れ、10−2mmHgまで減圧した。続いて十分撹拌しながら徐々に温度を上昇させ、160℃で1時間保持した。反応生成物をクロロホルムに溶解し、メタノール中に滴下してポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体(PLLA−Clay#1)を単離精製した。このようにして得られたポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体の重量平均分子量は約6万であり、層状粘土鉱物の含有量は2.0重量%(無機分換算値)であった。
(層状粘土鉱物が結合していないポリ乳酸の調製)
D−ラクチド100g、ドデシルアルコール0.1g、オクチル酸スズ100mgを反応容器に入れ、10−2mmHgまで減圧した。続いて、十分攪拌しながら徐々に温度を上昇させ、160℃で1時間保持した。得られた反応生成物をクロロホルムに溶解し、メタノールに滴下してポリD乳酸(PDLA#1)を単離精製した。このようにして得られたポリD乳酸の重量平均分子量は約12万であった。
(ポリ乳酸樹脂組成物の調製及びその結晶化におけるDSC測定)
前記のようにして得られたポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体(PLLA−Clay#1)0.5gと、ポリD乳酸(PDLA#1)0.5gとを10mlのクロロホルム中で攪拌しながら混合し、溶解せしめた。得られた混合物をシャーレに垂らし、常圧乾燥及び減圧乾燥によりクロロホルムを除去し、ポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製した。得られたフィルムを試料として前述のDSC測定を行った。なお、溶融後の保持温度{(A)℃}は140℃とした。得られた結果を表1に示す。
[実施例2〜4]
溶融後の保持温度{(A)℃}を120℃(実施例2)、100℃(実施例3)、80℃(実施例4)とした以外は実施例1と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[実施例5]
ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体の調製工程において、18(OH)2−Montの添加量を0.5gとして重量平均分子量が約12万でかつ層状粘土鉱物の含有量が0.3重量%(無機分換算値)であるポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体(PLLA−Clay#2)を得るようにし、PLLA−Clay#1に代えてPLLA−Clay#2を用いた以外は実施例1と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製し、そのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[実施例6]
ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体の調製工程において、L−ラクチドに代えてD−ラクチドを用いて重量平均分子量が約6万でかつ層状粘土鉱物の含有量が2.0重量%(無機分換算値)であるポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体(PDLA−Clay#1)を得るようにし、層状粘土鉱物が結合していないポリ乳酸の調製工程において、D−ラクチドに代えてL−ラクチドを用いて重量平均分子量が約12万であるポリL乳酸(PLLA#1)を得るようにし、PLLA−Clay#1に代えてPDLA−Clay#1、PDLA#1に代えてPLLA#1を用いた以外は実施例1と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製し、そのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[実施例7]
ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体の調製工程において、18(OH)2−Montの添加量を0.5gとして重量平均分子量が約12万でかつ層状粘土鉱物の含有量が0.3重量%(無機分換算値)であるポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体(PDLA−Clay#2)を得るようにし、PDLA−Clay#1に代えてPDLA−Clay#2を用いた以外は実施例6と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製し、そのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[比較例1]
L−ラクチド100g、ドデシルアルコール0.3g、オクチル酸スズ100mgを反応容器に入れ、10−2mmHgまで減圧した。続いて、十分攪拌しながら徐々に温度を上昇させ、160℃で1時間保持した。得られた反応生成物をクロロホルムに溶解し、メタノールに滴下してポリL乳酸(PLLA#2)を単離精製した。このようにして得られたポリL乳酸の重量平均分子量は約6万であった。
前記のようにして得られたポリL乳酸(PLLA#2)0.5gと、ポリD乳酸(PDLA#1)0.5gとを10mlのクロロホルム中で攪拌しながら混合し、溶解せしめた。得られた混合物をシャーレに垂らし、常圧乾燥及び減圧乾燥によりクロロホルムを除去し、ポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製した。得られたフィルムを試料として前述のDSC測定を行った。なお、溶融後の保持温度{(A)℃}は140℃とした。得られた結果を表1に示す。
[比較例2〜4]
溶融後の保持温度{(A)℃}を120℃(比較例2)、100℃(比較例3)、80℃(比較例4)とした以外は比較例1と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[比較例5]
PLLA#2に代えて実施例6において用いたPLLA#1を用いた以外は比較例1と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製し、そのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[比較例6]
D−ラクチド100g、ドデシルアルコール0.3g、オクチル酸スズ100mgを反応容器に入れ、10−2mmHgまで減圧した。続いて、十分攪拌しながら徐々に温度を上昇させ、160℃で1時間保持した。得られた反応生成物をクロロホルムに溶解し、メタノールに滴下してポリD乳酸(PDLA#2)を単離精製した。このようにして得られたポリD乳酸の重量平均分子量は約6万であった。
そして、PDLA#1に代えて前記のようにして得られたPDLA#2、PLLA#2に代えて実施例6において用いたPLLA#1を用いた以外は比較例1と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製し、そのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[比較例7]
(層状粘土鉱物とポリL乳酸との混練)
スクリューを備える二軸押出機(日本製鋼所社製、TEX30α)を用い、ポリL乳酸樹脂(トヨタ自動車社製、#5400、重量平均分子量約14万)に18(OH)2−Montを無機換算値で2重量%添加した混合物を、スクリュー回転数300rpm、樹脂温度200℃、樹脂供給速度5kg/hで溶融混練し、PLLA−クレイ複合材料を得た。
そして、PLLA−Clay#1に代えて前記のようにして得られたPLLA−クレイ複合材料を用いた以外は実施例1と同様にしてポリ乳酸樹脂組成物のフィルムを作製し、そのDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[比較例8]
(層状粘土鉱物とポリL乳酸とポリD乳酸との混練)
スクリューを備える二軸押出機(日本製鋼所社製、TEX30α)を用い、ポリL乳酸樹脂(トヨタ自動車社製、#5400、重量平均分子量約14万)及びポリD乳酸(PURAC社製、“PURASORB”を160℃で13日間熱分解させたもの、重量平均分子量約11万)に18(OH)2−Montを無機換算値で1重量%添加した混合物を、スクリュー回転数300rpm、樹脂温度200℃、樹脂供給速度5kg/hで溶融混練し、PLLA−PDLA−クレイ複合材料(混練物)を得た。
そして、前記のようにして得られたPLLA−PDLA−クレイ複合材料について実施例1と同様にしてDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
[比較例9]
(層状粘土鉱物存在下におけるL−ラクチド/D−ラクチドの開環重合)
L−ラクチド50g、D−ラクチド50g、18(OH)2−Mont3.5g、オクチル酸スズ200mgを反応容器に入れ、10−2mmHgまで減圧した。続いて十分撹拌しながら徐々に温度を上昇させ、160℃で1時間保持した。反応生成物をクロロホルムに溶解し、メタノール中に滴下してポリ乳酸−クレイ複合材料(L−ラクチド/D−ラクチド重合体)を得た。このようにして得られたポリ乳酸−クレイ複合材料の重量平均分子量は約6万であり、層状粘土鉱物の含有量は2.0重量%(無機分換算値)であった。
そして、前記のようにして得られたポリ乳酸−クレイ複合材料について実施例1と同様にしてDSC測定を行った。得られた結果を表1に示す。
Figure 2005139270
表1に示した結果から明らかなように、本発明のポリ乳酸樹脂組成物を用いた場合は、得られた成形体においてステレオ結晶のみが選択的に結晶化しており、DSC測定により求めたステレオ結晶比率がいずれも100%のものであった。一方、ポリ乳酸(ポリL乳酸又はポリD乳酸)を層状粘土鉱物との結合体とせずにその対嘗体であるポリ乳酸(ポリD乳酸又はポリL乳酸)と混合した比較例1〜6のポリ乳酸樹脂組成物、層状粘土鉱物とポリL乳酸との混練物(PLLA−クレイ複合材料)をポリD乳酸と混合した比較例7のポリ乳酸樹脂組成物、比較例8の層状粘土鉱物とポリL乳酸とポリD乳酸との混練物(PLLA−PDLA−クレイ複合材料)はいずれもステレオ結晶比率が低く、結晶化速度及び結晶化度向上効果も劣ったものであった。また、層状粘土鉱物存在下においてL−ラクチド/D−ラクチドの開環重合により得た比較例9のポリ乳酸−クレイ複合材料においては、ステレオ結晶、ホモ結晶のいずれも形成が確認されなかった。
以上説明したように、本発明によれば、ポリL乳酸とポリD乳酸とのステレオ結晶を選択的に結晶化せしめ、ステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸を得ることが可能なポリ乳酸樹脂組成物が提供され、そのポリ乳酸樹脂組成物を溶融成形して結晶化せしめることによりステレオ結晶比率が十分に高いポリ乳酸成形体を得ることが可能となる。
したがって、本発明のポリ乳酸樹脂組成物により得られる成形体は、ステレオ結晶比率が高く耐熱性に優れるため、バンパー、ラジエーターグリル、サイドモール、ガーニッシュ、ホイールカバー、エアロパーツ、インストルメントパネル、ドアトリム、シートファブリック、ドアハンドル、フロアマット等の自動車部品、家電製品のハウジング、製品包装用フィルム、防水シート、各種容器、ボトル等として有用である。また、本発明の成形体をシートとして使用する場合には、紙又は他のポリマーシートと積層し、多層構造の積層体として使用してもよい。

Claims (9)

  1. 層状粘土鉱物と、前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体、及び
    層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方、
    を含有することを特徴とするポリ乳酸樹脂組成物。
  2. 前記ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体が、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、前記有機オニウム塩の水酸基を介して前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体であることを特徴とする請求項1記載のポリ乳酸樹脂組成物。
  3. 前記ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体が、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体又はD−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させて得られるポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体又はポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体であることを特徴とする請求項1又は2記載のポリ乳酸樹脂組成物。
  4. 水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させてポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る重合工程と、
    前記ポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体と、層状粘土鉱物と結合していないポリD乳酸とを混合する混合工程と、
    を含むことを特徴とするポリ乳酸樹脂組成物の製造方法。
  5. 水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、D−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させてポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体を得る重合工程と、
    前記ポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体と、層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸とを混合する混合工程と、
    を含むことを特徴とするポリ乳酸樹脂組成物の製造方法。
  6. 層状粘土鉱物と、前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体、及び
    層状粘土鉱物と結合していないポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの他方、
    を含有するポリ乳酸樹脂組成物を溶融成形して結晶化せしめたものであることを特徴とする成形体。
  7. 前記ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体が、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、前記有機オニウム塩の水酸基を介して前記層状粘土鉱物と結合しているポリL乳酸及びポリD乳酸のうちの一方とからなるポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体であることを特徴とする請求項6記載の成形体。
  8. 前記ポリ乳酸−層状粘土鉱物結合体が、水酸基を有する有機オニウム塩で有機化された層状粘土鉱物と、L−乳酸及びL−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体又はD−乳酸及びD−ラクチドからなる群より選ばれる少なくとも1種の重合性単量体とを混合し、前記有機オニウム塩の水酸基を反応点として前記重合性単量体を重合させて得られるポリL乳酸−層状粘土鉱物結合体又はポリD乳酸−層状粘土鉱物結合体であることを特徴とする請求項6又は7記載の成形体。
  9. DSC測定により求めたホモ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,homo)とステレオ結晶融解ピークの融解吸熱量(ΔHm,stereo)とから求めたステレオ結晶比率{(ΔHm,stereo/(ΔHm,homo+ΔHm,stereo))×100(%)}が0.9X%以上{Xは、ポリL乳酸の含有割合(A%)及びポリD乳酸の含有割合(B%)のうち小さい方の値の2倍の数値(%)である。但し、A+B=100%。}であることを特徴とする請求項6〜8のうちのいずれか一項に記載の成形体。
JP2003376039A 2003-11-05 2003-11-05 ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体 Expired - Fee Related JP4358603B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003376039A JP4358603B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体
US10/577,952 US20070032631A1 (en) 2003-11-05 2004-11-01 Polylactic acid resin composition, process for producing the same and molding thereof
PCT/JP2004/016510 WO2005044918A1 (ja) 2003-11-05 2004-11-01 ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体
DE602004025268T DE602004025268D1 (de) 2003-11-05 2004-11-01 Polymilchsäureharzzusammensetzung, herstellungsverfahren dafür und formkörper daraus
CNB2004800284262A CN100447200C (zh) 2003-11-05 2004-11-01 聚乳酸树脂组合物、其制备方法及其模制品
EP04799533A EP1681316B1 (en) 2003-11-05 2004-11-01 Polylactic acid resin composition, process for producing the same and molding thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003376039A JP4358603B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005139270A true JP2005139270A (ja) 2005-06-02
JP4358603B2 JP4358603B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=34567094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003376039A Expired - Fee Related JP4358603B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20070032631A1 (ja)
EP (1) EP1681316B1 (ja)
JP (1) JP4358603B2 (ja)
CN (1) CN100447200C (ja)
DE (1) DE602004025268D1 (ja)
WO (1) WO2005044918A1 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007040187A1 (ja) * 2005-10-03 2007-04-12 Kri, Inc. 機能性フィラーおよびそれを含有する樹脂組成物
JP2007191547A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd 電気・電子部品
JP2007191546A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd 自動車部品
JP2007191549A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd Oa機器外装部品
JP2007191548A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd 電子機器外装部品
JP2008030306A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 耐熱性ポリl−乳酸プリフォーム
JP2009007039A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd ガスバリア性を有するポリ乳酸樹脂製容器
WO2010056089A3 (ko) * 2008-11-17 2010-08-19 제일모직 주식회사 클레이 강화 폴리유산 수지 조성물, 이의 제조 방법 및 이를 이용한 성형품
JP2011518241A (ja) * 2008-04-21 2011-06-23 ピュラック バイオケム ビー.ブイ. ポリラクチドを含むポリマー組成物
JP2012504671A (ja) * 2008-10-01 2012-02-23 ナノバイオマターズ,エス.エル. 電磁放射線に対する障壁特性を有するナノコンポジット材料およびその製造プロセス
KR101233370B1 (ko) * 2008-11-17 2013-02-15 제일모직주식회사 클레이 강화 폴리유산 스테레오컴플렉스 수지 조성물
JP2015086350A (ja) * 2013-11-03 2015-05-07 環境テクノス株式会社 成形用組成物
JP2015514819A (ja) * 2012-03-07 2015-05-21 フータマキ・オサケユキテュア・ユルキネン 基本的に生物由来の熱成形性組成物及びそれから形成される容器
WO2017014565A1 (ko) * 2015-07-20 2017-01-26 서울대학교 산학협력단 물성이 제어된 친환경 폴리유산 복합재료 조성물 및 이의 제조방법

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1787918B1 (en) * 2004-06-10 2012-06-13 Unitika, Ltd. Biodegradable gas barrier vessel and process for producing the same
TW200742757A (en) * 2006-05-08 2007-11-16 Far Eastern Textile Ltd Polylactic acid composition, transparent heat resistant biodegradable molded article made of the same, and method for making the article
GB2445747B (en) 2007-01-22 2012-08-08 Tate & Lyle Plc New lactic acid polymers
GB0703761D0 (en) * 2007-02-27 2007-04-04 Tate & Lyle Plc Polylactic acid stereocomplex
US8173752B2 (en) * 2008-04-21 2012-05-08 Purac Biochem B.V. Polymer composition comprising polylactide
US20110288223A1 (en) 2010-01-22 2011-11-24 Kannan Rangaramanujam M Supercritical Carbon-Dioxide Processed Biodegradable Polymer Nanocomposites
US20120220697A2 (en) * 2010-03-16 2012-08-30 Andersen Corporation Sustainable compositions, related methods, and members formed therefrom

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4982934B2 (ja) * 2001-09-05 2012-07-25 株式会社豊田中央研究所 生分解性樹脂複合材料
JP3918489B2 (ja) * 2001-10-10 2007-05-23 株式会社豊田中央研究所 樹脂複合材料及びその製造方法
JP3980446B2 (ja) * 2002-08-13 2007-09-26 富士通株式会社 生分解性樹脂組成物、並びに、生分解性樹脂組成物用充填材及び成形体

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101093355B1 (ko) * 2005-10-03 2011-12-14 다이이치 고교 세이야쿠 가부시키가이샤 기능성 충전제 및 그것을 함유하는 수지 조성물
WO2007040187A1 (ja) * 2005-10-03 2007-04-12 Kri, Inc. 機能性フィラーおよびそれを含有する樹脂組成物
JP5192815B2 (ja) * 2005-10-03 2013-05-08 第一工業製薬株式会社 機能性フィラーおよびそれを含有する樹脂組成物
US8354479B2 (en) 2005-10-03 2013-01-15 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Functional filler and resin composition containing same
US7902304B2 (en) 2005-10-03 2011-03-08 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Functional filler and resin composition containing same
JP2007191547A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd 電気・電子部品
JP2007191546A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd 自動車部品
JP2007191549A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd Oa機器外装部品
JP2007191548A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Teijin Chem Ltd 電子機器外装部品
JP2008030306A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 耐熱性ポリl−乳酸プリフォーム
US8574693B2 (en) 2006-07-28 2013-11-05 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Heat-resistant poly-L-lactic acid preform
JP2009007039A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd ガスバリア性を有するポリ乳酸樹脂製容器
JP2011518241A (ja) * 2008-04-21 2011-06-23 ピュラック バイオケム ビー.ブイ. ポリラクチドを含むポリマー組成物
KR101625424B1 (ko) * 2008-04-21 2016-05-30 푸락 바이오켐 비.브이. 폴리락티드를 포함하는 중합체 조성물
JP2012504671A (ja) * 2008-10-01 2012-02-23 ナノバイオマターズ,エス.エル. 電磁放射線に対する障壁特性を有するナノコンポジット材料およびその製造プロセス
WO2010056089A3 (ko) * 2008-11-17 2010-08-19 제일모직 주식회사 클레이 강화 폴리유산 수지 조성물, 이의 제조 방법 및 이를 이용한 성형품
KR101233370B1 (ko) * 2008-11-17 2013-02-15 제일모직주식회사 클레이 강화 폴리유산 스테레오컴플렉스 수지 조성물
JP2015514819A (ja) * 2012-03-07 2015-05-21 フータマキ・オサケユキテュア・ユルキネン 基本的に生物由来の熱成形性組成物及びそれから形成される容器
US10626271B2 (en) 2012-03-07 2020-04-21 Huhtamäki Oyj Essentially biobased, thermoformable composition and containers formed thereof
JP2015086350A (ja) * 2013-11-03 2015-05-07 環境テクノス株式会社 成形用組成物
WO2017014565A1 (ko) * 2015-07-20 2017-01-26 서울대학교 산학협력단 물성이 제어된 친환경 폴리유산 복합재료 조성물 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP1681316A4 (en) 2006-11-22
CN1860178A (zh) 2006-11-08
US20070032631A1 (en) 2007-02-08
JP4358603B2 (ja) 2009-11-04
WO2005044918A1 (ja) 2005-05-19
DE602004025268D1 (de) 2010-03-11
CN100447200C (zh) 2008-12-31
EP1681316A1 (en) 2006-07-19
EP1681316B1 (en) 2010-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4358603B2 (ja) ポリ乳酸樹脂組成物、その製造方法及び成形体
CN100532452C (zh) 聚乳酸树脂组合物及其模制物
JP4647917B2 (ja) ポリ乳酸樹脂組成物及びその成形体
US7084192B2 (en) Polylactic acid composite material and molded body
Arias et al. Homocomposites of polylactide (PLA) with induced interfacial stereocomplex crystallites
JP5233105B2 (ja) ポリ乳酸系樹脂成形品
JP5008015B2 (ja) 脂肪族ポリエステル組成物及びその成形体
JP4487305B2 (ja) ポリ乳酸樹脂組成物及びその成形体
JP2005060474A (ja) 脂肪族ポリエステル組成物及びその成形体
JP2005330318A (ja) 高耐衝撃性ポリ乳酸組成物
CN101023132A (zh) 耐热性优异的脂肪族聚酯树脂组合物
JP4470550B2 (ja) ポリ乳酸樹脂組成物並びにこれから得られる成形体及びその製造方法
JP3945264B2 (ja) ポリ乳酸複合材料及び成形体
JPWO2005120978A1 (ja) 生分解性ガスバリア容器およびその製造方法
JP5429959B2 (ja) ポリ乳酸樹脂組成物の調製方法、ポリ乳酸樹脂成形体の製造方法及びポリ乳酸樹脂成形体
JP4241242B2 (ja) 脂肪族ポリエステル組成物及びその成形体
JP4982934B2 (ja) 生分解性樹脂複合材料
JP2004285121A (ja) ポリ乳酸系化合物及びその製造方法、ポリ乳酸系化合物複合材料並びに成形体
JP2009256412A (ja) ポリ乳酸樹脂組成物及びポリ乳酸樹脂成形体
JP2011021067A (ja) 樹脂組成物および成形体
JP4241243B2 (ja) 脂肪族ポリエステル組成物及びその成形体
CN107810228A (zh) 适用于成核聚乳酸聚合物的酰肼化合物
JP2006036818A (ja) ポリ乳酸樹脂組成物、並びにこれから得られる成形体及びその製造方法
JP2011116954A (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物および成形体
JP4010287B2 (ja) 脂肪族ポリエステル組成物及びその成形体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313118

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees