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JP2005139119A - 新規な尿素誘導体の製造法およびその中間体 - Google Patents

新規な尿素誘導体の製造法およびその中間体 Download PDF

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JP2005139119A
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JP2003377765A
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Setsuko Niitsuma
節子 新妻
Akira Masuda
亮 増田
Keiichiro Yamamoto
啓一朗 山本
Yuichiro Ichikawa
裕一郎 市川
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

【課題】非対称型尿素誘導体の製造において,中間体カーバメート誘導体のN−Hの酸性が高く塩基性物質の共存により反応が複雑になる場合に,副生物を生じることなく,且つ過剰のアミン化合物を必要とせずに,高収率で,再現性よい製造法の開発が望まれている。
【解決手段】アミン化合物とクロロフォルメート誘導体との反応において,添加アミンとして低塩基性アミンを用いることによる,高収率・高純度のカーバメート誘導体の製造法,および,本法により製造したカーバメート誘導体とアミン化合物との反応による尿素誘導体の高効率製造法を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は新規な尿素誘導体の製造法およびその中間体に関し,特に免疫抑制剤等の医薬品として期待される[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体等の製造法,その製造中間体およびその中間体の製造法に関する。
非対称型尿素誘導体の製造法としては,下記反応式(i)に示すようにピリジン,トリエチルアミン等の有機アミン(反応式中amineと記載)の存在下,アミン化合物(A)とクロロフォルメート誘導体の反応によりカーバメート誘導体を製造し,続いて異なるアミン化合物(B)と反応させる方法がある。該反応においてクロロフォルメート誘導体としては,例えば,4−ニトロフェニル クロロフォルメートを用いる。(例えば,特許文献1,非特許文献1および非特許文献2参照)。
反応式(i)
Figure 2005139119
しかしながらこの製造方法では,原料のアミン化合物(A)の構造によっては目的とする尿素誘導体が収率良く得られないことがある。特に,アミン化合物(A)の求核性が低く,中間体カーバメート誘導体(4−1)のN−Hの酸性度が高い場合には,ピリジン等の比較的pKaの大きい塩基性物質の共存により副反応が起き,生成物が複雑となり,場合によっては目的とするカーバメート誘導体が殆ど得られない。
例えば,アミン化合物(A)が[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン誘導体である場合,反応式(i)の第一工程をピリジン存在下で実施すると,後記の図1に示すように副生物が多い。この場合の中間体カーバメート誘導体([1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルカルバミン酸エステル誘導体)は,ピリジン等の比較的pKaの大きい塩基性物質の共存下分解し易く,そのため再現性よく製造されず,その反応の制御も難しい。又,この場合,中間体カーバメート誘導体を単離せずにワンポットで尿素誘導体生成反応を行うと,未反応のクロロフォルメート誘導体等のためにアミン化合物(B)が過剰に必要となり,特に第二工程で使用するアミン化合物(B)が高価な場合等には,工業的な規模の製造が実際上できないという問題を生じる。
米国特許第5030738号明細書 S.M.Hutchins and K.T.Chapman,Tetrahedron Lett.,35(24),4055−4058(1994) S.M.Hutchins and K.T.Chapman,Tetrahedron Lett.,36(15),2583−2586(1995)
副生物を生じることなく,且つ原料のアミン化合物を過剰に使用しないで,高収率で再現性の良い尿素誘導体の製造方法が望まれている。
本発明者らは、上記課題を解決するために種々反応条件を検討し本発明を完成するに至った。
即ち,本発明は,
1)下記一般式(1)
[化1]
Ar−NH (1)
[式中,Arは置換基を有していてもよい芳香族基を示す]
で表される化合物と,ピリジンよりpKaの小さい有機アミンの存在下,下記一般式(2)
Figure 2005139119
[式中,Mは置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示す]で表されるクロロフォルメート誘導体とを,有機溶媒中反応させることを特徴とする一般式(3)
Figure 2005139119
[式中,ArおよびMは上記と同じ意味を示す]
で表されるカーバメート誘導体の製造法;
2)ピリジンよりpKaの小さい有機アミンが,電子吸引性置換基を有するN,N−ジアルキルアニリン誘導体,電子吸引性置換基を有するピリジン誘導体,ピリミジン誘導体,ピラジン誘導体又はピリダジン誘導体である上記1)記載のカーバメート誘導体の製造法;
3)電子吸引性置換基を有するN,N−ジアルキルアニリン誘導体がp−シアノ−N,N−ジメチルアニリンである上記2)記載のカーバメート誘導体の製造法;
4)ピリジンよりpKaの小さい有機アミンが,2,6位にtert−ブチル基又はtert−ブチル基と同等若しくはtert−ブチル基以上に嵩高いアルキル基を有するピリジン誘導体である上記1)記載のカーバメート誘導体の製造法;
5)ピリジンよりpKaの小さい有機アミンが,2,6−ジ−tert−ブチルピリジン又は2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジンである上記4)に記載のカーバメート誘導体の製造法;
6)Arが置換基を有していてもよい含窒素複素環芳香族基であり,Mが置換基を有していてもよいフェニル基である上記1)〜5)のいずれか1項に記載のカーバメート誘導体の製造法;
7)置換基を有していてもよい含窒素複素環芳香族基が置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基であり,置換基を有していてもよいフェニル基が4−ニトロフェニル基である上記6)記載のカーバメート誘導体の製造法;
8)置換基を有していてもよい含窒素複素環芳香族置換基が,7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基,7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基又は7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基である上記6)又は7)に記載のカーバメート誘導体の製造法;
9)下記一般式(4)
Figure 2005139119
[式中,Zは置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基を示す]
で表されるカーバメート誘導体;
10)置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基が7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基,7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基又は7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基である上記9)記載のカーバメート誘導体;
11)下記一般式(5)
[化5]
Ar'−NH(5)
[式中,Ar'は置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基を示す]
で表される化合物と,ピリジンよりpKaの小さい有機アミンの存在下,下記一般式(2)
Figure 2005139119
[式中,Mは置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示す]で表されるクロロフォルメート誘導体とを,有機溶媒中反応させ得られるカーバメート誘導体に,下記一般式(6)
[化7]
X−NH−Y (6)
[式中,X,Yは,各々独立して水素原子,置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族基を示す]
で表されるアミン類を求核置換反応させることを特徴とする下記一般式(7)
Figure 2005139119
[式中,Ar',X,Yは上記と同じ意味を示す]
で表される[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法;
12)Xが水素原子で,Yが置換基を有していてもよい炭素数1〜20の鎖状若しくは環状アルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数7〜20のアラルキル基である上記11)記載の[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法;
13)Ar'が7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基,7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基又は7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基であり,Mが4−ニトロフェニル基であり,Xが水素原子で,Yが4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル基,5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル基又は1−(3−メトキシフェニル)エチル基である上記11)又は12)に記載の[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法;
に関する。
アミン化合物とクロロフォルメート誘導体からカーバメート誘導体を製造する際に,添加アミンとして,p−シアノ−N,N−ジメチルアニリン,2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン等の塩基性の低いアミン,即ち,ピリジンのpKaより低いpKaを有するアミンを用いたことにより,中間体となるカーバメート誘導体を容易に,高収率,高純度で,副反応を伴うことなく,生成するカーバメート誘導体が分解することもなく合成,単離することができる。
単離したカーバメート誘導体を用いることにより,非対称型尿素誘導体を製造するための異なるアミン化合物を反応させる工程における該アミン化合物を過剰に使用する必要が無くなり,且つ目的とする尿素誘導体を高収率で得ることができる。即ち,従来法では困難であった尿素誘導体について,工業的製造を可能にした。
本製造法は,クロロフォルメート誘導体と反応させるアミン化合物の求核性が低く,中間体カーバメート誘導体のN−Hの酸性が高く,ピリジン等の比較的pKaの大きい塩基性物質の共存により反応が複雑になる場合に特に有用である。
本発明の一般式(3)[式中,Arは置換基を有していてもよい芳香族基を示し,Mは置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示す]で表されるカーバメート誘導体の製造法は,上記一般式(1)[式中,Arは置換基を有していてもよい芳香族基を示す]で表される化合物と,ピリジンよりpKaの小さい有機アミンの存在下,上記一般式(2)[式中,Mは置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示す]で表されるクロロフォルメート誘導体とを有機溶媒中反応させることを特徴とする。
本発明の製造法においてピリジンよりpKaの小さい有機アミンとしては,クロロフォルメート誘導体と反応しないアミンでピリジンよりpKaの小さい有機アミンであれば特に限定されない。pKaとは通常知られている酸解離指数の意味であり,例えば,水溶液におけるピリジンのpKaは5.42である。ピリジンよりpKaの小さい有機アミンとは,例えば,電子吸引性置換基を有するN,N−ジアルキルアニリン誘導体,電子吸引性置換基を有するピリジン誘導体,ピリミジン誘導体,ピラジン誘導体,ピリダジン誘導体,および,2,6位の嵩高いアルキル基の立体障害のために共役酸の安定性が低下しているピリジン誘導体等が挙げられる。
該N,N−ジアルキルアニリン誘導体のアルキル基としては,炭素数1〜10個の鎖状又は環状アルキル基が挙げられ,好ましくは炭素数1〜3個の鎖状アルキル基であり,中でもメチル基が特に好ましい。
電子吸引性置換基とは,具体的にはシアノ基,ニトロ基,ハロゲン原子,トリハロゲン置換メチル基,スルフォニル基等が挙げられ,好ましくはシアノ基である。
本発明においてハロゲン原子としては,フッ素原子,塩素原子,臭素原子,沃素原子等が挙げられる。
ピリジンの2,6−位に置換する嵩高い置換基とは,分子構造上立体的に大きな置換基を意味し,tert−ブチル基又はtert−ブチル基と同等以上の嵩高い置換基が挙げられ,中でもtert−ブチル基が好ましい。
ピリジンよりpKaの小さい有機アミンとして好ましくは,2,6−ジ−tert−ブチルピリジン誘導体,電子吸引性置換基を有するピリジン誘導体又は電子吸引性置換基を有するN,N−ジアルキルアニリン誘導体であり,具体的には例えば,2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン,2,6−ジ−tert−ブチルピリジン,p−シアノ−N,N−ジメチルアニリン等である。
本発明における置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基において脂肪族炭化水素基としては,直鎖又は分岐状の炭素数1〜20個のアルキル基が挙げられる。又,本発明における置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基において芳香族炭化水素基としては,例えば,フェニル基,ナフチル基等が挙げられる。
該脂肪族炭化水素基又は芳香族置換基の置換基としては,ニトロ基,アルキル基,アルコキシル基,ハロゲン原子,スルホニル基,シアノ基等が挙げられる。
本発明において,特に断らない限りアルキル基としては,炭素数1〜20個の鎖状又は環状アルキル基が挙げられ,好ましくは炭素数1〜10個の鎖状又は環状アルキル基であり,具体的には例えば,メチル基,エチル基,n−プロピル基,iso−プロピル基,n−ブチル基,sec−ブチル基,tert−ブチル基,iso−ブチル基,n−ペンチル基等が挙げられる。
本発明において,特に断らない限りアルコキシル基としては,上記のアルキル基が酸素原子と結合した基が挙げられ,具体的には例えば,メトキシ基,エトキシ基,n−プロポキシ基,iso−プロポキシ基,n−ブトキシ基,sec−ブチルオキシ基,tert−ブチルオキシ基,iso−ブチルオキシ基,n−ペンチルオキシ基等が挙げられる。
本発明において一般式中Mで表される「置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基」として好ましくは,置換基を有しても良いフェニル基であり,特に4−ニトロフェニル基が好ましい。
本発明において一般式中Arで表される「置換基を有していてもよい芳香族基」において芳香族基としては,フェニル基,ナフチル基等の芳香族炭化水素基,ピリジル基,ピリミジニル基,キノリル基,イソキノリル基,キナゾリル基,ナフチリジニル基,オキサゾリル基,トリアゾロピリミジニル基等の芳香族複素環基が挙げられ,中でも含窒素複素環芳香族基が好ましく,特にピリミジニル基,キナゾリル基,トリアゾロピリミジニル基等の電子欠如系含窒素複素環芳香族基が好ましく,[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基が殊更好ましい。
該芳香族基における置換基を−W1−L1で表すと,W1およびL1は,クロロフォルメート誘導体と反応せず且つ塩基性の高いアミン構造を有していなければ特に限定されない。W1としては,例えば,水素原子,ハロゲン原子,アルキル基,アルコキシル基又は芳香族基が挙げられる。
W1におけるアルキル基としては,炭素数1〜20個の直鎖状,分岐状又は環状アルキル基が挙げられる。
W1における芳香族基としては,フェニル基,ナフチル基等の炭素環芳香族基,又は,チエニル基,フリル基,ピリミジニル基,インドリル基,オキサゾリル基等の複素環芳香族基が挙げられる。
W1としては,中でも芳香族基が好ましく,フェニル基,チエニル基が特に好ましい。
L1とはW1の置換基を示し,例えば,水素原子,アルコキシル基,アルキル基,ハロゲン原子等が挙げられ,中でも水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1〜10個の直鎖状,分岐状若しくは環状アルコキシル基(鎖上若しくは環上の一部の炭素原子が酸素原子に置換されていてもよい)が好ましく,又,アルキレンジオキシ基も好ましい。
特に好ましい−W1−L1としては,4−メトキシフェニル基,3,4−メチレンジオキシフェニル基又はチオフェン−2−イル基が挙げられる。
本発明において一般式中Arで表される「置換基を有していてもよい芳香族基」として特に好ましくは,7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基,7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基又は7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基である。
次ぎに,本発明のカーバメート誘導体の製造法について記述する。
クロロフォルメート誘導体は,上記一般式(1)で表される化合物に対し1〜5当量,好ましくは1〜2当量使用し,ピリジンよりpKaの小さい有機アミンは,上記一般式(1)で表される化合物に対し1〜10当量,好ましくは1〜3当量使用する。化合物(1):クロロフォルメート誘導体:ピリジンよりpKaの小さい有機アミンのモル比は1:1:1〜1:2:3程度が好ましい。これらの各成分を有機溶媒である非プロトン性高極性溶媒,特に好ましくは1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン中,−20〜50℃,好ましくは0〜30℃で撹拌し反応する。反応時間は30分〜7日間,好ましくは10〜50時間である。
生成したカーバメート誘導体の単離は,反応液を有機溶媒で希釈後,析出しているカーバメート誘導体を濾取し,有機溶媒で洗浄し,乾燥すればよい。希釈・洗浄に用いる有機溶媒としては,酢酸エチル等のエステル系溶媒,ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒,ジクロロメタン等のハロゲン系溶媒等が使用できる。中でも,酢酸エチル,ジエチルエーテルが好ましい。
本発明に使用する上記一般式(1)の化合物は,市販の化合物を用いても,文献に従って調製しても,文献の方法に順ずる方法で製造してもよい。
本発明には,上記一般式(4)[式中,Zは置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基を示す]で表されるカーバメート誘導体も含まれる。置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基の置換基としては,上記置換基を有していてもよい芳香族基における置換基と同様な基が挙げられ,好ましい基も同様である。
本発明の一般式(4)で表される置換基を有していてもよいカーバメート誘導体としては,具体的には例えば,[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル,[7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル,[7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル,[7−(3−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル等が挙げられ,好ましくは[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル,[7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル等が挙げられる。
さらに本発明には,上記一般式(5)[式中,Ar'は置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基を示す]で表される化合物と,ピリジンよりpKaの小さい有機アミンの存在下,上記一般式(2)[式中,Mは置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示す]で表されるクロロフォルメート誘導体とを,有機溶媒中反応させ得られるカーバメート誘導体に,上記一般式(6)[式中,X,Yは,各々独立して水素原子,置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族基を示す]で表されるアミン類を求核置換反応させることを特徴とする上記一般式(7)[式中,Ar',X,Yは上記と同じ意味を示す]で表される[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法も含まれる。
該製造法に使用する一般式(5)で表される化合物における置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基において置換基とは,上記カーバメート誘導体の製造法において置換基を有していてもよい芳香族基における置換基として記述の基と同様な基が挙げられ,好ましい基も同様である。又,該製造法における「ピリジンよりpKaの小さい有機アミン」,「置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基」,「置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基」,「有機溶媒」としては,上記カーバメート誘導体の製造法における「ピリジンよりpKaの小さい有機アミン」,「置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基」,「置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基」,「有機溶媒」と同様である。
該製造法に使用する一般式(6)で表されるアミン類におけるX,Yは,好ましくはXが水素原子で,Yが置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族基である。該置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族基としては特に限定されないが,鎖上又は環内に酸素原子若しくは硫黄原子を有していてもよく,置換基を有していても良い,炭素数1〜20個の鎖状又は環状アルキル基,あるいは置換基を有していてもよい炭素数7〜20個のアラルキル基が好ましい。
該アルキル基の置換基としては,水酸基,アルコキシル基,アルキル基,ハロゲン原子等が挙げられ,中でも,メチル基,水酸基,アルコキシル基が特に好ましい。
Yが鎖上又は環内に酸素原子若しくは硫黄原子を有していてもよく,置換基を有していてもよい,炭素数1〜20個の鎖状又は環状アルキル基であり,Xが水素原子であるアミン類としては,具体的に以下の式の化合物が挙げられる。
Figure 2005139119
中でも,5−アミノ−2−メチル−2−ヘキサノール又は6−アミノ−2−メチル−2−ヘプタノールが特に好ましい。
Yにおける置換基を有していてもよい炭素数7〜20個のアラルキル基においてアラルキル基としては,例えば,ベンジル基,フェニルエチル基,フェニルブチル基,ナフチルメチル基等が挙げられ,中でも,1−フェニルエチル基が好ましい。該置換基としては,アルコキシル基,アルキル基,ハロゲン原子等が挙げられ,中でも,炭素数1〜5個の鎖状又は環状アルコキシル基が好ましく,メトキシ基が特に好ましい。
Yが置換基を有していてもよい炭素数4〜20個のアラルキル基であり,Xが水素原子であるアミン類としては,具体的に以下の式の化合物が挙げられる。
Figure 2005139119
中でも,1−(3−メトキシフェニル)エチルアミンが特に好ましい。
一般式(6)で表されるアミン類には,光学異性体又はそれらのラセミ体あるいは立体異性体全てを含んでいる。
次ぎに,本発明の[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法について記述する。上記の[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン誘導体を用いたカーバメート製造法により得られるカーバメート誘導体に対し,一般式(6)で表されるアミン類を1〜10当量,好ましくは1〜1.5当量使用し,テトラヒドロフラン,エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒,1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン,ジメチルスルホキシド等の非プロトン性高極性溶媒,ジクロロメタン,クロロホルム等のハロゲン系溶媒,ベンゼン,トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒等中,−20〜50℃,好ましくは0〜30℃で撹拌し反応する。反応溶媒としてテトラヒドロフラン,ジクロロメタン,1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンが特に好ましい。反応時間は5分〜50時間,好ましくは20分〜24時間である。
得られた尿素誘導体は,通常の有機合成反応に用いられる精製法により単離・精製することができる。
本発明の製造法により得られる上記一般式(7)で表される尿素誘導体としては,例えば,(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−[7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−3−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]ウレア,(S)−1−イソプロピル−3−[7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(3−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−(4−メトキシ−1−メチルブチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−[1−メチル−2−(テトラヒドロピラン−4−イルメトキシ)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−[1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−3−(3−フェニルプロピル)ウレア,(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−{7−[4−(テトラヒドロピラン−4−イルメトキシ)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}ウレア,(±)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−[7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−3−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]ウレア,(±)−1−イソプロピル−3−[7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(3−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−(4−メトキシ−1−メチルブチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−[1−メチル−2−(テトラヒドロピラン−4−イルメトキシ)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−[1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−3−(3−フェニルプロピル)ウレア,(±)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア,(±)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−{7−[4−(テトラヒドロピラン−4−イルメトキシ)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル}ウレア等が挙げられる。
以下に本発明について実施例に基づいて詳細に説明するが,本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例中に記載のHPLC測定条件は,次のとおりである。
HPLC測定条件
(a)島津(pump:LC−6A,D2L:SPD−M6A)
Column:Inertsil ODS−2(4.6x150mm)
Eluent:MeCN−1%HPO;0−20min,MeCN30%→80%;20−25min,MeCN80%;25−35min,MeCN30%
流速:1ml/min
(b)島津(pump:LC−6A,D2L:SPD−6AV)
Column:Inertsil ODS−3(4.6x150mm)
Eluent:MeCN-1%HPO;0−40min,MeCN20%→80%;40−60min,MeCN80%
流速:1ml/min
(c)島津(pump:LC−6A,D2L:SPD−6AV)
Column:Inertsil ODS−3(4.6x150mm)
Eluent:MeCN-1%HPO;0−20min,MeCN30%→70%;20−40min,MeCN70%
流速:1ml/min
(d)島津(pump:LC−9A,D2L:SPD−10A)
Column:CHIRALCEL OD(4.6x250mm)
Eluent:Hexane:Ethanol=85:15
流速:0.5ml/min
(e)島津(pump:LC−6A,D2L:SPD−6AV)
Column:Inertsil ODS−3(4.6x150mm)
Eluent:MeCN-1%HPO;0−20min,MeCN40%→80%;20−40min,MeCN80%
流速:1ml/min
(f)島津(pump:LC−9A,D2L:SPD−10A)
Column:CHIRALCEL OD(4.6x250mm)
Eluent:Hexane:Ethanol=60:40
流速:0.5ml/min
実施例1 [7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステルの合成
アルゴン雰囲気中,氷水で冷却(浴温8℃)撹拌下,7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(100mg,0.415mmol),2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン(170mg,0.830mmol)および1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(2ml)の混合物(淡黄色懸濁液)中に,4−ニトロフェニル クロロフォルメート(125mg,0.623mmol)を加え,浴温7〜10℃で5時間撹拌する。反応混合物(黄色懸濁液)にジエチルエーテル(2ml)を加え,析出している固体を濾取し,ジエチルエーテルで洗浄して,[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(145mg,86%)の黄色固体を得る。
MS(ESI,POS)m/z:407[M+H],429[M+Na]
実施例2 [(±)−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレアの合成
アルゴン雰囲気中,氷水で冷却(浴温8℃)撹拌下,実施例1で得られた[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(102mg,0.25mmol)の1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(0.5ml)懸濁液中に,(±)−6−アミノ−2−メチル−2−ヘプタノール(40mg,0.275mmol)の1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(0.8ml)溶液を加え,8〜10℃で2時間撹拌する。反応液に酢酸エチルを加えて希釈し,水洗(13mlx3回)する。水層を酢酸エチルで抽出(15mlx2回)する。合わせた酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥する。硫酸ナトリウム濾去し,減圧下溶媒を留去し,淡黄色シロップ(98mg)を得る。次にカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,50ml)により精製する。n−ヘキサン:アセトン1:1でp−ニトロフェノールを溶出後,n−ヘキサン:アセトン1:3で[(±)−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア(63mg,61%)を溶出する。この化合物は,薄層クロマトグラフィー(シリカゲル,酢酸エチル:メタノール=29:1,又はアセトン)のRf値およびHPLC(測定条件a)の保持時間(12.8min)が実施例4の化合物のデータと一致した。
実施例3 [7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステルの合成
アルゴン雰囲気中,氷水で冷却(浴温7℃)撹拌下,4−ニトロフェニル クロロフォルメート(125mg,0.623mmol)の1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(2ml)溶液中に,7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(100mg,0.415mmol)を加え,7〜9℃で30分撹拌する。得られた黄色均一溶液に,p−シアノ−N,N−ジメチルアニリン(121mg,0.830mmol)を加え,浴温7〜10℃で3時間,次いで室温で3日間撹拌する。
HPLC(測定条件a):7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(原料アミン):[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(生成物)=14.3:85.7[副生物は認められない。]
実施例4 [(S)−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレアの合成
7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(16.00g,66.3mmol)を1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(320mL)に懸濁し,氷冷(内温8℃)撹拌下,4−ニトロフェニルエステル クロロフォルメート(20.05g,99.4mmol)を加え,30分間撹拌した(内温8℃から3℃)。p−シアノ−N,N−ジメチルアニリン(19.39g,132.6mmol)を加えて,徐々に室温まで昇温しながら一昼夜撹拌した。反応懸濁液に酢酸エチル(320mL)を加え,10分間撹拌後,析出している生成物をろ取した。酢酸エチルにて洗浄後,減圧下30℃にて2時間乾燥して,[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(23.76g,収率88%)を得た。
上記カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(23.50g,57.8mmol)をテトラヒドロフラン(400mL)に懸濁し,(S)−6−アミノ−2−メチル−2−ヘプタノール(>95%ee,9.26g,63.8mmol)のテトラヒドロフラン溶液(100mL)を加えて,室温にて40分間撹拌した。蒸留水(20mL)を加えて,さらに10分間撹拌した。反応液を酢酸エチル(800mL)にて希釈し,1M塩酸水溶液(400mL),蒸留水(400mL),5%炭酸カリウム水溶液(400mL×3)および飽和食塩水(400mL)にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後,減圧下溶媒留去して,粗生成物(淡黄色粉末,21.14g,96.5%ee)を得た。得られた粗生成物をエタノールで2度再結晶を行い、[(S)−1−(5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア(12.58g,30.5mmol,収率52.8%)を得た。
白色粉末
MS(FAB,POS)m/z:413[M+H],435[M+Na]
HPLC(測定条件b):保持時間 16.7min
光学純度:HPLC(測定条件d):保持時間 R体 32.9min,S体 36.5min,(254nm);S体 98.9%ee
比施光度:[α] 25 +46.0°(c=1.01,CHCl
融点:153〜154℃
H−NMR(200MHzFT,TMS,CDCl):
1.19(6H,s),1.28(3H,d,J=6.6Hz),1.40−1.70(6H,overlapped),3.93(3H,s),4.02(1H,m),7.10(2H,d,J=9.0Hz),7.17(1H,d,J=4.9Hz),7.66(1H,brs),8.12(2H,d,J=9.0Hz),8.24(1H,d,J=8.0Hz),8.68(1H,d,J=4.9Hz)
13C−NMR(50MHzFT,TMS,CDCl):
20.51,21.19,28.84,29.26,37.47,43.41,45.98,55.50,70.70,108.04,114.26,121.63,131.24,147.11,153.38,153.44,155.42,161.17,162.84
実施例5 [(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレアの合成
7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(13.37g,55.4mmol)を1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(280mL)に懸濁し,氷冷(内温8℃)撹拌下,4−ニトロフェニルエステル クロロフォルメート(16.76g,83.2mmol)を加え,30分間撹拌した(内温8℃から2℃)。p−シアノ−N,N−ジメチルアニリン(16.20g,110.81mmol)を加えて,徐々に室温まで昇温しながら17時間撹拌した。反応懸濁液に酢酸エチル(280mL)を加え,10分間撹拌後,析出した生成物をろ取した。酢酸エチルにて洗浄後,減圧下30℃にて3時間乾燥して,[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(19.36g,収率86%)を得た。
上記カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(16.33g,40.2mmol)をテトラヒドロフラン(240mL)に懸濁し,(S)−5−アミノ−2−メチル−2−ヘキサノール(>95%ee,5.71g,43.6mmol)のテトラヒドロフラン溶液(40mL)を加えて,室温にて30分間撹拌した。反応液を減圧下溶媒留去後,得られた残渣を塩化メチレン(800mL)にて希釈し,5%炭酸カリウム水溶液(300mL×2),蒸留水(300mL),5%クエン酸水溶液(300mL)および飽和食塩水(300mL)にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後,減圧下溶媒留去して,粗生成物(淡黄色あめ状,16.53g,96.4%ee)を得た。得られた粗生成物をエタノール(95mL)で再結晶を行い、[(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア(11.72g,29.4mmol,収率73.1%)を得た。
白色粉末
MS(FAB,POS)m/z:399[M+H],421[M+Na]
HPLC(測定条件c):保持時間 8.08min
光学純度:HPLC(測定条件d):保持時間 R体 32.2min,S体 35.1min,(254nm);S体 97.0%ee
比施光度:[α] 25 +44.7°(c=1.03,CHCl
融点:152〜154℃
H−NMR(200MHzFT,TMS,CDCl):
1.22(6H,s),1.28(3H,d,J=6.6Hz),1.50−1.74(4H,overlapped),3.93(3H,s),4.02(1H,m),7.11(2H,d,J=9.0Hz),7.18(1H,d,J=4.9Hz),7.70(1H,brs),8.12(2H,d,J=9.0Hz),8.25(1H,d,J=8.1Hz),8.69(1H,d,J=4.9Hz)
13C−NMR(50MHzFT,TMS,CDCl):
21.22,29.00,29.31,31.86,39.72,46.60,55.50,70.60,108.04,114.48,121.60,131.24,147.12,153.42,153.46,155.44,161.16,162.86
実施例6 [(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレアの合成
7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(1.620g,6.72mmol)を1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(42mL)に懸濁し,氷冷撹拌下,4−ニトロフェニルエステル クロロフォルメート(2.032g,10.08mmol)を加え,20分間撹拌した。p−シアノ−N,N−ジメチルアニリン(2.068g,13.44mmol)を加えて,氷冷下4.5時間撹拌し,さらに室温にて17.5時間撹拌した。反応懸濁液に酢酸エチル(42mL)を加え,10分間撹拌後,析出した生成物をろ取した。酢酸エチルにて洗浄後,減圧下30℃以下にて乾燥して,[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(2.348g,収率86%)を得た。
上記カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(1.601g,3.94mmol)を塩化メチレン(60mL)に懸濁し,(S)−5−アミノ−2−メチル−2−ヘキサノール(82.6%ee,0.450g,3.43mmol)を加えて,室温にて一晩撹拌した。反応液を塩化メチレン(110mL)にて希釈し,5%炭酸カリウム水溶液(100mL)および飽和食塩水(100mL)にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後,減圧下溶媒留去し,得られた残渣をゲルろ過カラムクロマトグラフィー(Sephadex LH−20,2.1φ×110cm,メタノールにて溶出)にて精製し,粗生成物(淡黄色粉末,1.089g,83%ee)を得た。得られた粗生成物(400mg)をアセトン(10mL)で再結晶し、得られたろ液を減圧下留去した(得られた粉末の光学純度は27.2%ee(S体))。得られた残渣を、酢酸エチルで懸濁精製し、[(S)−1−(4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル)−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア(白色粉末,217.1mg,収率37.6%,98.7%ee)を得た。
実施例7 (S)−1−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレアの合成
実施例6に記載の方法と同様にして製造した[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(17.02g,41.9mmol)をテトラヒドロフラン(250mL)に懸濁し,(S)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン(>99%ee,7.80g,51.6mmol)のテトラヒドロフラン溶液(40mL)を加えて,室温にて2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後,塩化メチレン(800mL)にて希釈し,1M塩酸水溶液(400mL),蒸留水(400mL),5%炭酸カリウム水溶液(400mL×3)および飽和食塩水(400mL)にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後,減圧下溶媒留去し,粗生成物(17.18g)を得た。得られた粗生成物をエタノールで2度再結晶を行い、(S)−1−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]−3−[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]ウレア(14.21g,34.0mmol,収率81.1%)を得た。
白色粉末
MS(FAB,POS)m/z:419[M+H],441[M+Na],838[2M+H]
HPLC(測定条件e):保持時間 8.97min
光学純度:HPLC(測定条件f):保持時間 R体 17.9min,S体 28.5min,(254nm);S体 >99.0%ee
比施光度:[α] 25 +136.7°(c=1.01,CHCl
融点:120〜124℃
H−NMR(200MHzFT,TMS,CDCl):
1.59(3H,d,J=6.9Hz),3.78(3H,s),3.90(3H,s),5.16(1H,m),6.79(1H,m),6.86−7.30(6H,overlapped),8.00(1H,brs),8.08(2H,d,J=9.0Hz),8.67(1H,d,J=4.8Hz),8.70(1H,brs)
13C−NMR(50MHzFT,TMS,CDCl):
22.72,49.72,55.08,55.47,108.05,111.99,112.47,114.45,118.46,121.54,129.71,131.18,145.78,147.17,153.02,153.55,155.45,159.98,161.09,162.83
実施例8 (S)−1−[7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−3−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]ウレアの合成
7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(9.57g,37.5mmol)を1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(375mL)に懸濁し,氷冷撹拌下,4−ニトロフェニルエステル クロロフォルメート(11.34g,56.3mmol)を加え,20分間撹拌した。p−シアノ−N,N−ジメチルアニリン(11.0g,75.2mmol)を加えて,2℃から13℃まで徐々に昇温しながら22時間撹拌した。反応懸濁液に酢酸エチル(375mL)を加え,10分間撹拌後,析出した生成物をろ取した。酢酸エチルにて洗浄後,減圧下30℃にて2時間乾燥して,[7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(17.01g)を得た。
上記カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステル(17.01g)をテトラヒドロフラン(300mL)に懸濁し,(S)−1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン(>99%ee,6.95g,46.0mmol)のテトラヒドロフラン溶液(30mL)を加えて,室温にて20時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後,塩化メチレン(600mL)にて希釈し,1M塩酸水溶液(300mL×2),蒸留水(300mL),5%炭酸カリウム水溶液(300mL×3)および飽和食塩水(300mL)にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後,減圧下溶媒留去し,粗生成物(17.30g)を得た。得られた粗生成物をエタノールで2度再結晶を行い、(S)−1−[7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]−3−[1−(3−メトキシフェニル)エチル]ウレア(10.08g,23.3mmol,収率62.1%)を得た。
白色粉末
MS(FAB,POS)m/z:433[M+H],455[M+Na],865[2M+H]
HPLC(測定条件e):保持時間 8.33min
光学純度:HPLC(測定条件f):保持時間 R体 21.4min,S体 35.9min,(254nm);S体 >99.0%ee
比施光度:[α] 25 +150.3°(c=1.00,CHCl
融点:169〜173℃
H−NMR(200MHzFT,TMS,CDCl):
1.59(3H,d,J=7.0Hz),3.78(3H,s),5.15(1H,m),6.10(2H,s),6.78(1H,m),6.92−7.29(5H,overlapped),7.58−7.66(2H,overlapped),7.91(1H,brs),8.68(1H,d,J=4.9Hz),8.71(1H,brs)
13C−NMR(50MHzFT,TMS,CDCl):
22.82,49.81,55.09,102.19,108.36,108.85,109.22,111.99,112.44,118.44,123.03,124.81,129.71,145.82,146.98,148.38,151.12,152.97,153.64,155.44,159.99,161.12
比較例 ピリジンを用いた[7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル]カルバミン酸 4−ニトロフェニルエステルの合成
7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イルアミン(1当量),4−ニトロフェニル クロロフォルメート(1.5当量),実施例3のp−シアノ−N,N−ジメチルアニリンに替えてピリジン(3当量)を用い,同様に反応を行った。ピリジン添加後,10℃で4時間反応時の反応液のHPLC(測定条件a)チャートを図1に示す。
図1中,(1a)は原料アミン,(3a)は生成物,(2x)はパラニトロフェノールおよび/又は4−ニトロフェニル クロロフォルメートであり,(ア)〜(カ)は副生成物である。生成物および原料のほかに多種類でかなりの量の副生成物が生じている。
参考例
上記の実施例の[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体について,T1細胞(ヒトリンパ腫細胞株174xCEM.)のMHCクラスI発現に対する作用を示す。
96穴平底マイクロプレートを用い,400μMから公比ルート10で希釈した各濃度の被験化合物存在下,10%牛血清(以下FBSと記す;Iruvine Scientific社)を含むRPMI 1640培地(岩城硝子社)中で5.7x10個/200μL/ウェルのT1細胞を,5%炭酸ガス含有の培養器中37℃で3日間培養した。培養後,細胞をフルオロイソチオシアネート標識マウス抗ヒトMHCクラスIモノクローナル抗体(細胞株W6/32(ATCC No.CRL1991)の産生抗体)で染色した。フローサイトメトリーFACScan(BD社)を用いて,染色細胞の平均蛍光強度(以下MFIと記す)を測定し,これをMHCクラスI分子発現量とした。下記の式よりMHCクラスI分子の発現抑制率を求め,濃度を変えて得られる発現抑制率からMHCクラスI分子の発現量を20%抑制する被験化合物濃度(EC20値)を算出し,表1に示した。

MHCクラスI発現抑制率(%)=(1−Eexp/Cexp)X100
Eexp:被験化合物添加培養細胞の抗体染色後のMFI
Cexp:被験化合物非添加培養細胞の抗体染色後のMFI
[表1]
化合物の実施例番号 EC20値(μM)
2 0.05
4 0.02
7 0.039
8 0.019
これより,[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体はT1細胞のMHCクラスI発現を抑制し,免疫抑制作用を有することが示された。
ピリジンを用いたカーバメート誘導体の製造時における反応液のHPLCチャート

Claims (13)

  1. 下記一般式(1)
    [化1]
    Ar−NH (1)
    [式中,Arは置換基を有していてもよい芳香族基を示す]
    で表される化合物と,ピリジンよりpKaの小さい有機アミンの存在下,下記一般式(2)
    Figure 2005139119
    [式中,Mは置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示す]で表されるクロロフォルメート誘導体とを,有機溶媒中反応させることを特徴とする一般式(3)
    Figure 2005139119
    [式中,ArおよびMは上記と同じ意味を示す]
    で表されるカーバメート誘導体の製造法。
  2. ピリジンよりpKaの小さい有機アミンが,電子吸引性置換基を有するN,N−ジアルキルアニリン誘導体,電子吸引性置換基を有するピリジン誘導体,ピリミジン誘導体,ピラジン誘導体又はピリダジン誘導体である請求項1記載のカーバメート誘導体の製造法。
  3. 電子吸引性置換基を有するN,N−ジアルキルアニリン誘導体がp−シアノ−N,N−ジメチルアニリンである請求項2記載のカーバメート誘導体の製造法。
  4. ピリジンよりpKaの小さい有機アミンが,2,6位にtert−ブチル基又はtert−ブチル基と同等若しくはtert−ブチル基以上に嵩高いアルキル基を有するピリジン誘導体である請求項1記載のカーバメート誘導体の製造法。
  5. ピリジンよりpKaの小さい有機アミンが,2,6−ジ−tert−ブチルピリジン又は2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジンである請求項4に記載のカーバメート誘導体の製造法。
  6. Arが置換基を有していてもよい含窒素複素環芳香族基であり,Mが置換基を有していてもよいフェニル基である請求項1〜5のいずれか1項に記載のカーバメート誘導体の製造法。
  7. 置換基を有していてもよい含窒素複素環芳香族基が置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基であり,置換基を有していてもよいフェニル基が4−ニトロフェニル基である請求項6記載のカーバメート誘導体の製造法。
  8. 置換基を有していてもよい含窒素複素環芳香族置換基が,7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基,7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基又は7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基である請求項6又は7に記載のカーバメート誘導体の製造法。
  9. 下記一般式(4)
    Figure 2005139119
    [式中,Zは置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基を示す]
    で表されるカーバメート誘導体。
  10. 置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基が7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基,7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基又は7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基である請求項9記載のカーバメート誘導体。
  11. 下記一般式(5)
    [化5]
    Ar'−NH(5)
    [式中,Ar'は置換基を有していてもよい[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基を示す]
    で表される化合物と,ピリジンよりpKaの小さい有機アミンの存在下,下記一般式(2)
    Figure 2005139119
    [式中,Mは置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基を示す]で表されるクロロフォルメート誘導体とを,有機溶媒中反応させ得られるカーバメート誘導体に,下記一般式(6)
    [化7]
    X−NH−Y(6)
    [式中,X,Yは,各々独立して水素原子,置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基又は置換基を有していてもよい芳香族基を示す]
    で表されるアミン類を求核置換反応させることを特徴とする下記一般式(7)
    Figure 2005139119
    [式中,Ar',X,Yは上記と同じ意味を示す]
    で表される[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法。
  12. Xが水素原子で,Yが置換基を有していてもよい炭素数1〜20の鎖状若しくは環状アルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数7〜20のアラルキル基である請求項11記載の[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法。
  13. Ar'が7−(4−メトキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基,7−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基又は7−(チオフェン−2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル基であり,Mが4−ニトロフェニル基であり,Xが水素原子で,Yが4−ヒドロキシ−1,4−ジメチルペンチル基,5−ヒドロキシ−1,5−ジメチルヘキシル基又は1−(3−メトキシフェニル)エチル基である請求項11又は12に記載の[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル尿素誘導体の製造法。
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