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JP2005109368A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタ Download PDF

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JP2005109368A
JP2005109368A JP2003343937A JP2003343937A JP2005109368A JP 2005109368 A JP2005109368 A JP 2005109368A JP 2003343937 A JP2003343937 A JP 2003343937A JP 2003343937 A JP2003343937 A JP 2003343937A JP 2005109368 A JP2005109368 A JP 2005109368A
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collector
collector layer
bipolar transistor
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JP2003343937A
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Natsuki Mochida
夏樹 持田
Takashi Takeuchi
隆 竹内
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

【課題】ヘテロ接合バイポーラトランジスタのコレクタ層の耐圧を高め、高出力のHBTとする。
【解決手段】コレクタ層16の全体もしくは一部に、GaAsよりもバンドギャップの広い酸素ドープAlGaAsを使用し、又は、第一コレクタ層16bと第二コレクタ層16aの一方又は双方を、GaAsよりもバンドギャップの広い酸素ドープしたAlGaAs層で構成する。このAlGaAs層の酸素ドープ濃度は好ましくは2×1017cm-3以上とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、III−V族化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)に係り、特にそのコレクタ層を高耐圧化する構造に関するものである。
III−V族化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)は、低損失性、低歪性、単一電源可能といった特性を有し、CDMA(code−divisionmultiple access:符号分割多重アクセス)等のデジタル携帯電話機の出力アンプとして注目されている。
HBTはエミッタ/ベース接合がAlGaAs/GaAsヘテロ接合により構成されるのが一般的である。しかし最近は、デバイス特性向上或いは信頼性向上の観点から、エミッタ層をAlGaAsエミッタ層からInGaPエミッタ層に置き換えることが検討され、一部においては作製されている。 これは、活性な原子であるAlを含むAlGaAs層をエミッタ層として用いた場合には、AlGaAs層に深い準位に起因する多くの非発光性再結合中心が形成され、この非発光性再結合中心を介してHBTの劣化が進行するためであり、Alを含まないInGaP層をエミッタ層として用いることによって劣化の問題を解決しようとするものである。
従来のGaAs系HBTを図3を参照して説明する。同図に示すHBTは大きく分けて、エミッタ層3、コレクタ層5及びベース層4という3層から構成される。すなわち、半絶縁性GaAs基板6上に、n+型GaAsサブコレクタ層5bとn-型GaAsコレクタ層5aから成るコレクタ層5を形成すると共に、その上に、p型GaAsベース層4、AlGaAs又はInGaPより成るn型のエミッタ層3、n+型GaAsエミッタコンタクト層2、n+型InGaAsノンアロイ層1を順に積層形成している。換言すれば、ベース層4と不純物濃度の高い第一の導電型のサブコレクタ層(第一コレクタ層)5bとの間に、不純物濃度の低い第一の導電型のコレクタ層(第二コレクタ層)5aを挟んだ構造となっている。エミッタ層3は電子を注入する層で、n型のAlGaAsもしくはInGaPから成る。コレクタ層5はエミッタから注入された電子を集める層で、主としてn型のGaAsから成る。ベース層4はエミッタ−コレクタ間の電流を調節するための層で、p型のGaAsから成る。尚、コレクタ層5は、キャリア濃度が高い第一コレクタ層(サブコレクタ層)5bと、キャリア濃度が低い第二コレクタ層(コレクタ層)5aから構成される。
HBTおいては、InGaAsノンアロイ層1の上にエミッタ電極7が、GaAsベース層4の上にベース電極8が、そしてサブコレクタ層5bの上にコレクタ電極9が形成される。エミッタ接地の場合は、コレクタ電極9に電源10の正の電圧VCを印加し、電源11の電圧VBを付与して、ベース電極8よりベース電流Aを信号入力として流し、出力となるコレクタ電流Bを制御する(図3)。
前述したHBTの動作を同図を参照して説明する。ベース電流Aを流さない時には、ベース−コレクタ間に電源10による逆方向電圧VCが掛かるため、空乏層が生じ、エミッタ−コレクタ間に電流は流れない。よって、トランジスタはオフ状態になる。
ベース電流Aを流す時には、エミッタ−ベース間に順方向電圧が掛かるので、エミッタ−ベース間に電流が流れる。ところがエミッタ領域の電子がベースに流れ込むとき、ベースが薄いために結合相手の正孔が少なく、電子の大部分はベースを通り抜けてコレクタ領域に入り込む。その結果、エミッタ−コレクタ間に電流(コレクタ電流B)が流れることになり、よって、トランジスタはオン状態になる。
トランジスタがオフの時には、前述した通り、電源10の電圧VCがエミッタ−ベース−コレクタ間に掛かる。ベース−エミッタ間の電圧降下分は小さいため、電源電圧VCの殆どがベース層とコレクタ層に掛かる。従って、電源電圧の設定はトランジスタのベースとコレクタ間の逆バイアス時の降伏電圧(=耐圧)で制限される。トランジスタの性能としては耐圧が高いことが望まれている。
HBTの高耐圧化に関しては、従来、ベース層と第一コレクタ層との間に不純物濃度の低い第二コレクタ層を挟んだ構造を有するHBTにおいて、第二のコレクタ層に、不純物(Si等のドナーイオン)を、意図的に予め決められた濃度分にしたがって添加することにより、第二のコレクタ層での空間電荷を電気的に補償し、衝突電離を助長させるバンド曲がりによる電解集中効果を解消させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、HBTの高耐圧化とは関係がないが、電流増幅率βがサブコレクタ濃度の上昇と共に低下するという問題に鑑み、サブコレクタ層に酸素を添加して電子トラップとして作用させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平05−041388号公報 特開2001−319937号公報
しかしながら、特許文献1の耐圧化技術は、高コレクタ電流注入時での衝突電離による雪崩降伏現象を抑制するコレクタ構造を目的として、第二コレクタ層に不純物を意図的に予め決められた濃度分にしたがって添加するものであり、特許文献1にはHBTの各層の具体的な構造(構成材料)についての説明はない。
また、特許文献2は、サブコレクタ層に酸素を添加しているが、コレクタ層を直接に高耐圧化するものでも、本発明が扱う材料であるAlGaAsの適用について論じたものでもない。
上述したように、トランジスタがオフの時には、電源10の電圧VCがエミッタ−ベース−コレクタ間に掛かる。ベース−エミッタ間の電圧降下分は小さいため、電源電圧の殆どがベース層とコレクタ層に掛かる。従って、電源電圧の設定はトランジスタのベースとコレクタ間の逆バイアス時の降伏電圧(=耐圧)で制限される。トランジスタの性能としては耐圧が高いことが望まれている。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、耐圧が高く、高出力での使用が可能なコレクタ層構造を持つヘテロ接合バイポーラトランジスタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタは、半絶縁性基板上に、コレクタ層、ベース層、エミッタ層が順に積層形成されたIII−V族化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、前記コレクタ層の全部もしくは一部を、酸素ドープしたAlGaAs層で構成したことを特徴とする。
請求項2の発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタは、半絶縁性基板上に、ベース層と第一の導電型の第一コレクタ層との間に、第一コレクタ層よりも不純物濃度の低い第一の導電型の第二コレクタ層を挟んだ構造を有する、III−V族化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、前記第一コレクタ層と第二コレクタ層の一方又は双方を、酸素ドープしたAlGaAs層で構成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、前記AlGaAs層の酸素ドープ濃度が2×1017cm-3以上であることを特徴とする。
<発明の要点>
本発明のヘテロ接合バイポーラトランジスタは、コレクタ層の全体もしくは一部に、酸素ドープAlGaAsを使用したものである。具体的には、III−V族化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、酸素ドープ(2×1017cm-3以上)AlGaAs領域を有するコレクタ層とするものである。
AlGaAs層を通常より低いV/III比(V族とIII族のモル流量比)において有機金属化学気相成長法で成長すると、AlGaAs層中に酸素が取り込まれやすくなる。また成長温度を通常より低くして成長しても同様に、AlGaAs層中に酸素が取り込まれやすくなる。
酸素ドープをすることによりAlGaAsのバンドギャップは、GaAsのバンドギャップより広くなり、より深いn型が実現する。コレクタ層全体もしくは一部に、AlGaAsを使用することにより、耐圧が高くなる。
本発明のバイポーラトランジスタは、コレクタ層の全体もしくは一部に、GaAsよりもバンドギャップの広い酸素ドープAlGaAsを使用し、又は、第一コレクタ層と第二コレクタ層の一方又は双方を、GaAsよりもバンドギャップの広い酸素ドープしたAlGaAs層で構成したので、コレクタの耐圧を高め、高出力での使用が可能なヘテロ接合バイポーラトランジスタを得ることができる。
またこの耐圧を向上させる効果は、上記AlGaAs層の酸素ドープ濃度を2×1017cm-3以上とすることにより、顕著に高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1と図2を用いて説明する。
図1に本実施形態に係るInGaP/GaAs系HBTの構造を示す。これは、半絶縁性GaAs基板17上に、有機金属気相成長法(MOVPE)により、コレクタ層16、ベース層15、エミッタ層14、エミッタコンタクト層13、ノンアロイ層12を順次成長した構造を有する。
コレクタ層16は、図1に示すように、半絶縁性GaAs基板17上に、不純物濃度の高い第一の導電型の第一コレクタ層(サブコレクタ層)16bとして厚さ600nmのn+型AlGaAs(キャリア濃度5×1018cm-3)、また不純物濃度の低い第一の導電型の第二コレクタ層16aとして500nmのn-型AlGaAs(キャリア濃度1×1016cm-3)が成長されている。このAlGaAsコレクタ層16a、16bは、低いV/III比で成長することにより、V族原料費を低減することが出来る。また、AlGaAsコレクタ層16a、16bの成長温度を通常より低くすることにより、コレクタ層の結晶性が向上する。
上記第二コレクタ層16a上には、ベース層15として70nmのp+型GaAs(キャリア濃度4×1019cm-3)が成長されている。したがって、ベース層15と第一の導電型の第一コレクタ層16bとの間に不純物濃度の低い第一の導電型の第二コレクタ層16aを挟んだ構造となっている。
さらに、このベース層15上には、エミッタ層14として100nmのn型InGaP(In混晶比0.49、キャリア濃度5×1017cm-3)、エミッタコンタクト層13として100nmのn+型GaAs(キャリア濃度5×1018cm-3)、ノンアロイ層12として50nmのn+型InGaAs(In混晶比0.5、キャリア濃度1×1019cm-3)が成長されている。
上記のノンアロイ層12、ベース層15及びサブコレクタ層16bの上に、それぞれエミッタ電極18、ベース電極19及びコレクタ電極20が形成されて、ヘテロ接合バイポーラトランジスタが構成される。そして、エミッタ接地の場合は、コレクタ電極20に電源21の正の電圧VCを印加し、ベース電極19に電源22の電圧VBを付与して、ベース電極19よりベース電流Aを信号入力として流し、出力となるコレクタ電流Bを制御する。
かかる構成のHBTとすることにより、HBTのコレクタ層の耐圧を高くすることができ、これにより高い出力での使用が可能なバイポーラトランジスタを実現することが出来る。
次に、本発明の効果を確認するため、従来構造のHBTと本実施構造のHBTのI−VB特性(入力特性)を測定し比較した。図2にこの測定結果を示す。横軸のVBはベース電圧、縦軸のIはベース電流である。なお、縦軸の単位は、例えば「8.0E−02」で8.0×10-2を表す。
図2中、曲線aは従来構造のHBTにおけるI−VB特性(入力特性)であり、曲線bは本実施構造のHBTでAlGaAsコレクタ層16中の酸素濃度を2×1017cm-3とした場合のI−VB特性(入力特性)、そして曲線cは1×1018cm-3とした場合のI−VB特性(入力特性)である。
曲線aと曲線b、cの比較から分かるように、AlGaAsコレクタ層16中の酸素濃度が高い構造の方が、ベース−コレクタ間の降伏電圧が高くなっている。これは本発明を適用したことにより、HBTのコレクタ耐圧が向上したことを意味している。
<他の実施例、変形例>
上記実施の形態では、コレクタ層16を構成する2層(第二コレクタ層16a、第一コレクタ層16b)の両方に酸素ドープAlGaAsに使用しているが、2層のうちの片方だけに酸素ドープAlGaAsを使うことや、各層の一部に酸素ドープAlGaAsを使うことも可能である。
また上記実施形態では、エミッタ層をInGaPとしたがAlGaAsで構成することもできる。
<使用方法、応用システムなど>
本発明で用いた酸素ドープAlGaAsはGaAsと比べて耐圧が高い。本発明は、HBTのコレクタ層だけに限らず、電界効果トランジスタFET、高電子移動度トランジスタHEMTの各層の高耐圧に応用することが出来る。
本発明の実施形態に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタの構造を示す概略断面図である。 本発明のヘテロ接合バイポーラトランジスタのI−VB特性(入力特性)を、従来例と比較して示した図である。 従来のヘテロ接合バイポーラトランジスタの構造を示す概略断面図である。
符号の説明
12 ノンアロイ層
13 エミッタコンタクト層
14 エミッタ層
15 ベース層
16 コレクタ層
16a 第二コレクタ層(コレクタ層)
16b 第一コレクタ層(サブコレクタ層)
17 半絶縁性GaAs基板
18 エミッタ電極
19 ベース電極
20 コレクタ電極
A ベース電流
B コレクタ電流

Claims (3)

  1. 半絶縁性基板上に、コレクタ層、ベース層、エミッタ層が順に積層形成されたIII−V族化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
    前記コレクタ層の全部もしくは一部を、酸素ドープしたAlGaAs層で構成したことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  2. 半絶縁性基板上に、ベース層と第一の導電型の第一コレクタ層との間に、第一コレクタ層よりも不純物濃度の低い第一の導電型の第二コレクタ層を挟んだ構造を有する、III−V族化合物半導体を用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
    前記第一コレクタ層と第二コレクタ層の一方又は双方を、酸素ドープしたAlGaAs層で構成したことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  3. 請求項1又は2記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、
    前記AlGaAs層の酸素ドープ濃度が2×1017cm-3以上であることを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
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