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JP2005194388A - シリコーン及びその製造方法 - Google Patents

シリコーン及びその製造方法 Download PDF

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JP2005194388A
JP2005194388A JP2004002227A JP2004002227A JP2005194388A JP 2005194388 A JP2005194388 A JP 2005194388A JP 2004002227 A JP2004002227 A JP 2004002227A JP 2004002227 A JP2004002227 A JP 2004002227A JP 2005194388 A JP2005194388 A JP 2005194388A
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toner
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Seiji Ichinohe
省二 一戸
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】トナー用に好適な、新規なシリコーン及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
下記一般式(1)で表されるシリコーン。
Figure 2005194388

[式(1)において、R1は互いに独立にC1〜10の脂肪族基、脂環式基、アリール基、アラルキル基、及びフッ素置換アルキル基からなる群より選択される基であり、
2は下記式(2)で表されるヒドロキシ残基であり、
Figure 2005194388

(ここで、a及びbは、夫々、0≦a≦26及び 1≦b≦26の整数であり、 15≦a+b≦27を満たし、R3はC24〜C34の直鎖脂肪族基である)
Xは下記式(3)で表される基であり、
Figure 2005194388

(ここで、R4は式(1)のR2と結合され、C3〜C12の脂肪族基もしくは脂環式基であり、R5はC1〜C4の脂肪族基、もしくはR5はR4と結合されてC7〜C12の架橋環式基を形成している)
m及びnは、夫々、0≦m≦150及び0≦n≦30の整数であり、fは0≦f≦3の整数である]
【選択図】 なし

Description

本発明は、シリコーン及びその製造方法に関する。該シリコーンは、トナーに添加するのに好適である。
PPC複写機、プリンター等で使用されるトナーに添加するためのワックスとして、長鎖脂肪族基を有するシリコーンワックスが使用されている。シリコーンに長鎖脂肪族基を導入するためには、種々の天然もしくは合成脂肪酸又はこれらのエステルとシリコーンとを反応させる方法がある。その1つとして、本発明者はカルナウバワックスとシリコーンとを反応させてワックスを得た(特許文献1)。
特開2003−155449号
しかし、該シリコーンワックスを含むトナーは貯蔵の間に凝集を起こすという問題があった。また、トナーを紙に定着する工程の際に、トナーが加熱用ローラに転写されてしまうという問題があった。そこで、本発明は上記問題の無いシリコーンワックス及びその製造方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明は下記一般式(1)で表されるシリコーンである。
Figure 2005194388

[式(1)において、R1は互いに独立にC1〜10の脂肪族基、脂環式基、アリール基、アラルキル基、及びフッ素置換アルキル基からなる群より選択される基であり、
2は下記式(2)で表されるヒドロキシ残基であり、
Figure 2005194388

(ここで、a及びbは、夫々、0≦a≦26及び 1≦b≦26の整数であり、 15≦a+b≦27を満たし、R3はC24〜C34の直鎖脂肪族基である)
Xは下記式(3)で表される基であり、及び、
Figure 2005194388
(ここで、R4は式(1)のR2と結合され、C3〜C12の脂肪族基もしくは脂環式基であり、R5はC1〜C4の脂肪族基、もしくはR5はR4と結合されてC7〜C12の架橋環式基を形成している)
m及びnは、夫々、0≦m≦150及び0≦n≦30の整数であり、fは0≦f≦3の整数である]
上記本発明の好ましい態様は、以下のとおりである。
R1がメチル基であり、R4がプロピレン基であり、及び、R5がメチレン基であることを特徴とする上記シリコーン。
示差熱分析計を用いて10℃/分で昇温して得られる吸熱ピークの先端の温度が78〜88℃の範囲内であることを特徴とする上記シリコーン。
また、本発明は、シリコーンとカルナウバワックスを反応させてシリコーンワックスを製造する方法において、環状酸無水物基を含有するシリコーンとカルナウバワックスを反応させることを特徴とする方法である。好ましくは、カルナウバワックスが、JISK8004に従い測定されるアセチル価51〜60を有する。
さらに、本発明は、上記シリコーン又は上記方法により得られるシリコーンワックスを含むトナー用ワックスである。
上記本発明のシリコーンを含むトナーは貯蔵中に凝集することが無く、耐オフセット性にも優れる。また、本発明の製造方法によれば、未反応シリコーンが少ない高純度なシリコーンワックスを得ることができる。さらに、本発明のシリコーンは、カーワックス、離型剤、滑性付与剤としても使用することができる。
本発明のシリコーンは、下記一般式(1)で表される。
Figure 2005194388
式(1)において、R1は互いに独立にC1〜10の脂肪族基、脂環式基、アリール基、アラルキル基、及びフッ素置換アルキル基からなる群より選択される基であり、好ましくは脂肪族基、より好ましくはメチル基である。また、m及びnは、夫々、0≦m≦150、好ましくは5≦m≦20、0≦n≦30、好ましくは0≦n≦5、の整数であり、及びfは0≦f≦3の整数であり、好ましくはn=0のときにf=2、n=1〜5のときにf=2又は3である。
式(1)において、R2は下記式(2)で表されるヒドロキシ残基である。
Figure 2005194388
ここで、a及びbは、夫々、0≦a≦26及び1≦b≦26の整数であり、及び15≦a+b≦27を満たし、R3はC24〜C34の直鎖脂肪族基である。
式(1)において、Xは下記式(3)で表される基である。
Figure 2005194388
式(3)において、R4が式(1)のR2と結合され、カルボニル基が式(1)のSi原子と結合される。R4はC3〜C12の脂肪族基もしくは脂環式基であり及びR5はC1〜C4の脂肪族基もしくは、R5はR4と結合されていて、R4と一緒にC7〜C12の架橋環式基を形成している。好ましいXとしては、R4がプロピレン基であり且つR5がメチレン基であるもの、及び、下記式(4)で示される種々のものが例示される。
Figure 2005194388
Figure 2005194388
上記本発明のシリコーンは、融点は約78〜88℃、好ましくは80〜85℃である。該融点は、示差熱分析計を用いて10℃/分で昇温して得られる吸熱ピークの先端の温度である。また、本発明のシリコーンは、後述の実施例で示すように、特許文献1記載のワックスに比べ、耐オフセット性、耐ブロッキング性において顕著に優れたトナーを与える。耐オフセット性は、トナーの紙への接着強度を表す。耐オフセット性が高いものは、広い温度範囲で、定着工程においてトナーが加熱ローラに転写される事が無い。また、耐ブロッキング性は、トナーの凝集し難さを表す。これらの測定法の詳細については実施例の項で述べる。
上記本発明のシリコーンは、環状酸無水物基を含有するシリコーンとカルナウバワックスを反応させることによって調製することができる。環状酸無水物基の反応性が高いので、カルナウバワックスと高い効率で反応し、未反応シリコーンが少ない。先に述べた特許文献1では、酸無水物をカルナウバワックスと反応させた後に、シリコーンと反応させる。同文献には酸無水物基を有するシリコーンオイルを使用することが好ましいとされているが、詳細な記載は何もない
本発明の方法において使用される環状酸無水物基を含有するシリコーンの例は下記(5)式のものである。
Figure 2005194388
ここで、YはC6〜C16の、末端に環状酸無水物基を含有する脂肪族基、脂環式基、もしくは芳香族基である。また、環状酸無水物基は、典型的には5員環であるが、それ以上の大きさの環であってもよい。R1は互いに独立にC1〜C10の脂肪族基、脂環式基、アリール基、アラルキル基、及びフッ素置換アルキル基からなる群より選択される基であり、好ましくは脂肪族基、より好ましくはメチル基である。また、m及びnは、シリコーン(5)の25℃における粘度が5〜5000 mPa・s、好ましくは10〜3000mPa・sになるような整数であり、典型的には、夫々、0≦m≦150及び0≦n≦30の整数である。fは0≦f≦3の整数であり、好ましくはn=0のときにf=2、n=1〜5のときにf=2又は3である。
上記環状酸無水物基を含有するシリコーンは、ハイドロジェンシリコーンと、末端に二重結合を含む環状酸無水物化合物を、塩化白金酸等の白金系触媒の存在下で付加反応させることによって得ることができる。好ましくは、SiH基(ヒドロシリル基)1モルに対し、二重結合が過剰モル(1.05〜1.4モル)となる量で、該環状酸無水物が使用される。
ハイドロジェンシリコーンは、(5)式においてYがHであるものを使用することができる。R1、m、n、fについては(5)式について述べたのと同様である。
末端に二重結合を含む環状酸無水物としては、アルケニル基、例えばビニル基、アリル基、ブテニル基、又はペンテニル基を有する無水マレイン酸誘導体、及び、下記式(6)に示すようなジシクロペンタジエン誘導体が好ましい。より好ましくは、沸点が低く、反応終了後に反応生成物から減圧下で容易に加熱除去できることから、アリルコハク酸無水物が使用される。
Figure 2005194388
本発明で使用されるカルナウバワックスは、カルナウバヤシの葉から採取される。カルナウバワックスは2つの種類の高分子エステルを主成分とする。第1の型は下記で示される炭素数18〜30のヒドロキシ−n−アルカン酸と、炭素数24〜34のn−脂肪族アルコールとのエステルである。
Figure 2005194388
(a、bは、夫々、0≦a≦26の整数、1≦b≦26の整数、及び15≦a+b≦27を満たす)
第2の型は、下記で示される炭素数18〜30のn−アルカン酸と、炭素数24〜34のn−脂肪族アルコールとのエステルである。
CH3(CH2cCOOH
(16≦c≦28の整数)
本発明で使用されるカルナウバワックスは、全質量の70〜80質量%が第1の型のワックスであり、水酸基を多く有している。その典型的な物性値は下記のとおりであり、これらの物性を有するカルナウバワックスは加藤洋行(株)、野田ワックス(株)などから入手出来る。
融点(℃) 80〜86、酸価 2〜10、けん化価 78〜88、ヨウ素価 7〜14、及びアセチル価 51〜60。
上記シリコーン(5)と反応させるカルナウバワックスの量は、上記アセチル価に応じて設定することができる。該アセチル価は、JIS K8004−1961に従い測定される。
カルナウバワックスとシリコーン(5)との反応は、50℃〜200℃、好適には100℃〜160℃の温度で行われる。溶剤は使用しても使用しなくても良い。溶媒を使用する場合にはキシレン、トルエンのような芳香族系の溶剤が好ましい。また、反応時に、トリエチルアミン、トリブチルアミンのような3級アミン類、酢酸カリ、酢酸ソーダのような脂肪酸アルカリ金属塩などを触媒として使用しても良い。本発明の方法では、95%以上のシリコーン(5)がカルナウバワックスと反応するので、反応生成物を、溶媒のストリッピングを行う以外の処理を行うことなく、トナーに添加しても経時でトナーが凝集することが無い。又、本発明のシリコーンワックスは、トナーの他、カーワックス等の表面改質剤、種々の離型剤、滑性付与剤としても使用可能である。
以下、本発明を実施例により説明する。特に断りの無い限り、%は質量%である。
環状酸無水物基含有シリコーン合成例1
下記の平均構造式のハイドロジェンシリコーンを726g(1モル)と、キシレン1000gをフラスコに量り取り、145℃で30分、脱水を行った。
HMe2SiO(Me2SiO)8SiMe2H
(Meはメチル基である)
次に100℃で、0.5%塩化白金酸トルエン溶液を4g加え、アリルコハク酸無水物364g(2.6モル)を滴下した。滴下終了後、キシレン還流下で5時間反応させたところ、アルカリ水を入れて発生する水素量の測定から、SiH基の98%が反応したことが確認された。キシレンと過剰のアリルコハク酸無水物を減圧蒸留によってストリップしたところ986gの生成物を得た。該生成物は、図1に示すIRスペクトルにより、下記の環状酸無水物基含有シリコーン(1) であることを確認した。図1において、約1780cm‐1及び約1860cm‐1のピークが酸無水物基を表す。

Figure 2005194388
環状酸無水物基含有シリコーン合成例2
下記の平均構造式のハイドロジェンシリコーンを、726g(0.5モル)と、キシレン1000gをフラスコに量り取り、145℃で30分、脱水を行った。
Me3SiO(Me2SiO)15(MeHSiO)3SiMe3
Figure 2005194388
次に100℃で、0.5%塩化白金酸トルエン溶液を4g加え、アリルコハク酸無水物273g(1.95モル)を滴下した。滴下終了後、キシレン還流下で5時間反応させたところ、SiHの97%が反応したことが確認された。キシレンと過剰のアリルコハク酸無水物をストリップすることにより、環状酸無水物基含有シリコーン(2)889gを得た。
アセチル価51であるカルナウバワックスを、1100g(OH基の量で1モル相当)と、キシレン1500gをフラスコに量り取り、145℃で1時間、脱水を行った。次に前述した、環状酸無水物基含有シリコーン(1)を453g(約0.45モル)と、トリブチルアミン18.5g(0.1モル)を140℃で投入し、引き続きキシレン還流下で5時間反応させた。反応生成物のIRスペクトルを測定したところ、酸無水物基が消失していた。引き続き、キシレンを減圧でストリップすることにより、カルナウバシリコーン (A)が、1522g得られた。そのIRスペクトルを図2に、及びH-NMRスペクトルを図3に示す。図2において、図1で確認された酸無水物基のピークは無く、エステル基もしくはカルボン酸基になっていることが分かる。又、図3において、3.5ppm付近にカルナウバワックスの‐CH-OH構造のHのピークが認められないことから、カルナウバワックスのOH基がほぼ総て反応したことが分かる。カルナウバシリコーン (A)は溶融状態で透明であった。また、DSCによる融点は79〜85℃、ピーク温度は83℃であった。
アセチル価51であるカルナウバワックスを、1100g(OHで1モル相当)と、キシレン1500gをフラスコに量り取り、145℃で1時間、脱水を行った。次に前述した、環状酸無水物基含有シリコーン(2)を562g(0.3モル)と、酢酸カリ0.1gを、140℃でフラスコに投入し、引き続きキシレン還流下で5時間反応させた。反応生成物のIRスペクトルを測定したところ、酸無水物基が消失していた。引き続き、キシレンを減圧ストリップすることにより、カルナウバシリコーン (B)が、1612g得られた。カルナウバシリコーン(B)は、溶融状態で透明であった。また、DSCにより測定された融点は78〜85℃であった。
比較例1
アセチル価51であるカルナウバワックスを、1100g(OHで1モル相当)と、キシレン1500gをフラスコに量り取り、145℃で1時間、脱水を行った。次に下記平均構造式の、イソシアネート官能性シリコーン2388g(0.9モル)を、100℃で滴下し、そのままの温度で5時間反応させた。反応生成物のIRスペクトルを測定したところ、イソシアネート基は消失していた。引き続き、キシレンを減圧ストリップすることにより、カルナウバシリコーン(C)が3420g得られた。DSCにより測定された融点は79〜85℃であった。

Figure 2005194388
比較例2
アセチル価51であるカルナウバワックスを、1100g(OHで1モル相当)と、キシレン1500gをフラスコに量り取り、145℃で1時間、脱水を行った。次に無水コハク酸を95g(1モル)とトリブチルアミン18.5g(0.1モル)を140℃で投入し、そのまま4時間反応を行い、カルナウバの水酸基をカルボキシ基に変換した。次に下記平均構造式の、アミン官能性シリコーン378g(0.45モル)を140℃で投入し、キシレン還流下、エステルアダプターで水を分離しながら反応を行った。3時間後に理論量の水が分離したので反応停止した。引き続きキシレンを減圧ストリップすることにより、カルナウバシリコーン(D)が、1520g得られた。DSCにより測定された融点は82〜90℃であった。

Figure 2005194388
比較例3
アセチル価51であるカルナウバワックスを、1100g(OHで1モル相当)と、キシレン1500gをフラスコに量り取り、145℃で1時間、脱水を行った。次に無水コハク酸を95g(1モル)とトリブチルアミン18.5g(0.1モル)を140℃で投入し、そのまま4時間反応を行った。次に下記平均構造式の、エポキシ官能性シリコーン438g(0.45モル)を140℃で投入し、キシレン還流下、4時間反応を行った。4時間後にエポキシ基が消失したことが、IR分析で確認された。次いで、キシレンを減圧ストリップすることにより、カルナウバシリコーン(E)が1600g得られた。DSCによる融点は79〜87℃であった。
Figure 2005194388
(ここで、Ωはシクロヘキセンエポキシドを表す)
比較例4
アセチル価51であるカルナウバワックスを、1100g(OHで1モル相当)と、キシレン1500gをフラスコに量り取り、145℃で1時間、脱水を行った。次に無水コハク酸を95g(1モル)とトリブチルアミン18.5g(0.1モル)を140℃で投入し、そのまま4時間反応を行った。次にビニルシクロヘキセンエポキサイドを140℃で248g(2モル)投入し、そのままの温度で3時間、カルボキシ基とエポキシ基を反応させた後、一旦、過剰のビニルシクロヘキセンエポキサイドと触媒のトリブチルアミンと溶剤のキシレンをストリップした。キシレン1500gを新たに加え、塩化白金酸の0.5%トルエン溶液を4g、以下の構造のハイドロジェンシリコーンを660g(0.45モル)加えて、120℃で5時間反応後に、SiH基がすべて反応したことが確認された。キシレンをストリップすることによりカルナウバシリコーン(F)が1960g得られた。DSCにより測定された融点は80〜87℃であった。

Figure 2005194388
粉砕法によるトナーの調製
ガラス転移点68℃のスチレンーアクリル樹脂(ハイマーTB−9000;三洋化成社製)100重量部、カーボンブラック(MA−600;三菱化学社製)5重量部、メチルトリフェニルホスホニウムトシレート(荷電制御剤)1重量部、及び5重量部の上記各カルナウバシリコーンを夫々分散混合した後、二軸押出機を用いて溶融混練した。混練物を冷却後ハンマーミルで粉砕し、さらに、超音速ジェットミル粉砕機にて微粉砕した。得られた粉体を分級機で分級し、平均粒径10μm前後の微粒粉黒色トナーを得た。
耐オフセット性及び耐ブロッキング性の評価方法
(1)耐オフセット性
未定着トナー像を担持した記録紙を用意した。該記録紙を、100℃から210℃までの範囲の所定の各表面温度に設定された加熱ローラを経由して、定着ニップローラを通過させた後、定着状態を目視観察した。加熱ローラへのトナーの転写が生じない加熱ローラの温度領域を定着温度領域とした。
(2)耐ブロッキング性
現像用トナー10gを内径約5cmの円筒形の容器に入れ、該内径を直径とする円板を介して20gの加重をかけて、50℃の環境下に1日放置した後、トナーを容器から取り出し下記基準により判断した。
A:凝集なし B:凝集して塊が形成されており、該塊は加重をかけても崩れない。
各トナーの耐オフセット性と耐ブロッキング性を評価した結果を下表1に示す。
Figure 2005194388
カルナウバシリコーン(A)及び(B)は本発明のシリコーンであり、(C)〜(F)は特許文献1記載のシリコーンである。シリコーン(C)は、イソシアネート変性シリコーンとカルナウバワックスとを反応させて得られたものであり、(D)は酸無水物変性カルナウバワックスとアミノシリコーンを反応させて得られたものであり、(E)はエポキシ変性シリコーンとカルナウバワックスとを反応させて得られたものであり、(F)は二重結合を持たせたカルナウバワックスとハイドロジェンシリコーンとを反応させて得られたものである。表1から分かるように、本発明のシリコーン(A)及び(B)は、定着温度領域が広く、紙との接着性に優れる。また、荷重による凝集も無く、耐ブロッキング性に優れる。シリコーン(E)及び(F)の耐ブロッキング性が悪いのは、シリコーン(E)の調製において、エポキシ基が反応系内の水分と反応してしまうために、また、シリコーン(F)の調製において、カルナウバワックスの水酸基とヒドロシリル基との脱水素反応も起こるために、カルナウバワックスと結合していないシリコーンが多いためであると考えられる。
本発明のシリコーンは、広い温度範囲で紙への接着力に優れ、貯蔵期間中にブロッキングを起こさない、トナーを調製するのに有用である。また、カーワックス等の表面改質剤、種々の用途の離型剤、滑性付与剤としても使用可能である。
環状酸無水物基含有シリコーン(1)のIRスペクトルである。 実施例1のシリコーン(A)のIRスペクトルである。 実施例1のシリコーン(A)のH-NMRスペクトルである。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)で表されるシリコーン。
    Figure 2005194388

    [式(1)において、R1は互いに独立にC1〜10の脂肪族基、脂環式基、アリール基、アラルキル基、及びフッ素置換アルキル基からなる群より選択される基であり、
    2は下記式(2)で表されるヒドロキシ残基であり、
    Figure 2005194388
    (ここで、a及びbは、夫々、0≦a≦26及び 1≦b≦26の整数であり、 15≦a+b≦27を満たし、R3はC24〜C34の直鎖脂肪族基である)
    Xは下記式(3)で表される基であり、及び、
    Figure 2005194388
    (ここで、R4は式(1)のR2と結合され、C3〜C12の脂肪族基もしくは脂環式基であり、R5はC1〜C4の脂肪族基、もしくはR5はR4と結合されてC7〜C12の架橋環式基を形成している)
    m及びnは、夫々、0≦m≦150及び0≦n≦30の整数であり、fは0≦f≦3の整数である]
  2. 1がメチル基であり、R4がプロピレン基であり、及び、R5がメチレン基であることを特徴とする請求項1記載のシリコーン。
  3. 示差熱分析計を用いて10℃/分で昇温して得られる吸熱ピークの先端の温度が78〜88℃の範囲内であることを特徴とする請求項1または2記載のシリコーン。
  4. シリコーンとカルナウバワックスを反応させてシリコーンワックスを製造する方法において、環状酸無水物基を含有するシリコーンとカルナウバワックスを反応させることを特徴とする方法。
  5. カルナウバワックスが、JISK8004に従い測定されるアセチル価51〜60を有することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項記載のシリコーンを含むトナー用ワックス。
  7. 請求項4または5記載の方法により得られるシリコーンワックスを含むトナー用ワックス。
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