JP2005024023A - チャンネル材へのボルト支持金具 - Google Patents
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Abstract
【効果】チャンネル材に連結しようとするボルトに特別な加工をする必要がなくなる。該ボルトをチャンネル材のリップ部内側に容易に係止することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばチャンネル材に器具等を装着する際や、チャンネル材をH形鋼やI形鋼に装着する場合に用いるチャンネル材へのボルト支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
チャンネル材に照明器具等の器具類を装着する場合、チャンネル材にボルトを装着し、このボルトで照明器具を固定する。一方、H形鋼やI形鋼にチャンネル材を装着する場合には、形鋼に装着したクランプとチャンネル材とをボルトで連結する。このように、チャンネル材を利用する場合のボルトは、チャンネル材の開口部に係止する係止ナットを用いたり、あるいは、該開口部に係止する係止部をボルトの頭部に設けた特殊なボルトが使用されている。
【0003】
特許文献1に記載されている取付金具は、チャンネル材に照明器具等を装着する際に用いるもので、ボルトの頭部に特殊な係止部を固定し、この係止部をチャンネル材開口部のリップ部内側に係止せしめる取付金具である。この係止部は、チャンネル材の開口部からチャンネル材の内部に挿入後、係止部を90°回転させることでリップ部内側に係止せしめるものである。
【0004】
一方、特許文献2に記載されている支持金具は、吊ボルトにチャンネル材を懸吊する際に使用する金具であり、チャンネル材のリップ部内側に、係止ナットを固定するように設けた支持金具である。この支持金具では、係止ナットを下方から抱持する抱持片を設け、この抱持片に設けた段発係止片をチャンネル材のリップ部に固定することで、係止ナットをリップ部に固定できるようにしている。
【0005】
いずれの支持金具も、当出願人が先に提案した支持金具であり、チャンネル材の開口部にボルトを連結する作業において、作業性の向上を図るように工夫されたものである。
【0006】
【特許文献1】
実開昭50−12171号公報
【特許文献2】
実開昭50−14708号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述の特許文献1及び特許文献2により、チャンネル材の開口部にボルトを連結する際の作業性を向上することに成功しているが、特許文献1では、ボルトの頭部に係止片を固定する加工が必要になるので、通常のボルトに比べて製造コストが高くなる不都合があった。
【0008】
また、特許文献2に記載の支持金具では、吊ボルト側への加工は特に必要ないが、係止ナットを予めチャンネル材Cのリップ部C1に装着する作業が必要になるので、特許文献1の支持金具と比較すると、抱持片の段発係止片をリップ部に固定する作業に多くの手間を要する不都合があった。
【0009】
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、チャンネル材に連結しようとするボルトに、特別な加工をする必要がなく、しかも、該ボルトをチャンネル材のリップ部内側に容易に係止することができるチャンル材へのボルト支持金具の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく本発明の第1の手段は、ボルトBの頭部B1に装着され、チャンネル材Cの開口部から内部に挿入し、該チャンネル材の内部で回転せしめてチャンネル材のリップ部C1内側に係止するボルト支持金具であって、ボルトBを挿通してボルトBの頭部B1に係止する挿通孔1Aと、ボルトBの頭部B1を強制的に挟着して頭部B1を固定する挟着部2Aとを有する。
【0011】
第2の手段におけるボルト支持金具は、前記挿通孔1Aを開穿した略帯状の係止片1と、該係止片1の幅員両端から屈曲延長され、ボルトBの頭部B1に嵌合せしめる一対の嵌合片2とで断面略コ字形状を成し、該嵌合片2に前記挟着部2Aを設ける。
【0012】
第3の手段の挟着部2Aは、前記嵌合片2の対向する内側面に夫々突設した点状の係止突起2Aaから成り、該係止突起2Aaの位置から前記係止片1方向にボルト頭部B1を強制的に圧し込むことで該係止突起2Aaがボルト頭部B1の抜け止めとなるように設けられている。
【0013】
第4の手段の挟着部2Aは、前記嵌合片2の対向する内側面に夫々突設した線状の係止突起2Abから成り、該係止突起2Abの位置から前記係止片1方向にボルト頭部B1を強制的に圧し込むことで該係止突起2Abがボルト頭部B1の抜け止めとなるように設けられたことを課題解消のための手段とする。
【0014】
本発明によると、本発明支持金具をボルトBの頭部B1に装着するだけで、チャンネル材Cの開口部にボルトBを係止することが可能になり、チャンネル材CへのボルトBの取付け作業を簡略化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明支持金具の主用構成は、係止片1と一対の嵌合片2とで構成された断面略コ字形状を成すものである(図1参照)。
【0016】
係止片1は、略帯状を成し、長手中央部に挿通孔1Aを開穿している。この挿通孔1Aは、チャンネル材Cに連結するボルトBを挿通するもので、ボルトBの頭部B1に係止する直径で形成されている(図3参照)。図示のボルトBは通常使用されている六角ボルトを示しているが、四角ボルトなどを使用することも可能である。
【0017】
嵌合片2は、係止片1の幅員両端から屈曲延長されており、係止片1の間にボルトBの頭部B1が嵌合するように設けている。これら係止片1と嵌合片2とで構成された本発明支持金具の全長は、チャンネル材Cの開口部からチャンネル材C内部に挿入し、該チャンネル材の内部で回転せしめてチャンネル材のリップ部C1内側に係止する長さに設定されている。図示例では、係止片1の長手両端部の対向する角部に回転用切欠部1Bを設けてある(図2参照)。これは、係止片1を回転用切欠部1B方向に90°回転させたときに、係止片1の両端部がチャンネル材Cの内側面に突き当たり、それ以上回転できなくなるように設けたものである(図3参照)。このように設けることで、チャンネル材C内部に挿入した本発明支持金具の位置を最適な状態で係止せしめることが可能になり、また本発明支持金具を介してのボルトBの装着作業を極めて容易ならしめるものである。
【0018】
嵌合片2には、ボルトBの頭部B1を強制的に挟着して頭部B1を固定する挟着部2Aを設けてある。この挟着部2Aは、嵌合片2の間に嵌合したボルトBの頭部B1に本発明支持金具を固定するもので、係止片1の挿通孔1AにボルトBの頭部B1の下面が係止したときに、頭部B1の上面に係止する位置に設けている(図4、図6参照)。
【0019】
図4に示す挟着部2Aは、前記嵌合片2の対向する内側面に夫々突設した点状の係止突起2Aaを示している。この係止突起2Aaの位置から前記係止片1方向にボルト頭部B1を強制的に圧し込むことで、該係止突起2Aaがボルト頭部B1の抜け止めになっている。したがって、挟着部2Aは、頭部B1を手指で押し込める程度の挟着力に設定する必要がある。この係止突起2Aaの成形加工はプレス金型によるエンボス加工で容易に形成することができる。
【0020】
図5、図6に示す挟着部2Aは、前記嵌合片2の対向する内側面に夫々突設した線状の係止突起2Abを示している。この係止突起2Abの位置から前記係止片1方向にボルト頭部B1を強制的に圧し込むことで、該係止突起2Abがボルト頭部B1の抜け止めとなる。この係止突起2Abは、嵌合片2の長手側面に沿ったプレス加工で形成することができる。また、嵌合片2を屈曲することで形成することも可能である。
【0021】
尚、図示例では、チャンネル材Cの開口部が下向きの状態でボルトBを係止しているが、チャンネル材Cの向きは図示例に限られない。また、本発明支持金具を用いたボルトBにより、チャンネル材Cに照明器具等を取付け、あるいは、チャンネル材Cを形鋼に装着するなど、その用途は多岐に亘るものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【0023】
すなわち、ボルトBを挿通してボルトBの頭部B1に係止する挿通孔1AとボルトBの頭部B1を強制的に挟着して頭部B1を固定する挟着部2Aとを有するので、チャンネル材に連結しようとするボルトに特別な加工をする必要がなく、しかも、ボルトをチャンネル材のリップ部内側に容易に係止することができる。
【0024】
また、ボルト支持金具は、前記挿通孔1Aを開穿した略帯状の係止片1と、該係止片1の幅員両端から屈曲延長され、ボルトBの頭部B1に嵌合せしめる一対の嵌合片2とで断面略コ字形状を成し、該嵌合片2に前記挟着部2Aを設けた単純な構成であるから、ボルトの頭部に係止片を固定加工した従来の支持金具に比べて製造コストを安くすることができる。しかも、断面略コ字形状を成した構成により、極めて高い係止強度が得られる。また、この挟着部2Aにより必要なときにボルトBに装着することが可能になる。
【0025】
更に、挟着部2Aとして、前記嵌合片2の対向する内側面に夫々突設した状の係止突起2Aaを設けることで、ボルト頭部B1を強制的に圧し込む作業が容易になり、また、係止突起2Aaの加工もプレス金型で容易に製作することができる。
【0026】
一方、挟着部2Aとして、前記嵌合片2の対向する内側面に夫々突設した線状の係止突起2Abを設けることで、該係止突起2Abが確実な抜け止めとして機能する。
【0027】
このように本発明によると、チャンネル材に連結しようとするボルトに、特別な加工をする必要がなく、しかも、該ボルトをチャンネル材のリップ部内側に容易に係止することができるなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す使用状態の分解斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す平面図。
【図3】本発明の使用状態を示す要部側断面図。
【図4】本発明の装着状態を示す要部側断面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す使用状態の分解斜視図。
【図6】本発明の他の実施例の装着状態を示す要部側断面図。
【符号の説明】
B ボルト B1 頭部
C チャンネル材 C1 リップ部
1 係止片 1A 挿通孔
1B 回転用切欠部
2 嵌合片 2A 挟着部
2Aa 係止突起
2Ab 係止突起
Claims (4)
- ボルトの頭部に装着され、チャンネル材の開口部から内部に挿入し、該チャンネル材の内部で回転せしめてチャンネル材のリップ部内側に係止するボルト支持金具であって、ボルトを挿通してボルトの頭部に係止する挿通孔と、ボルトの頭部を強制的に挟着して頭部を固定する挟着部とを有することを特徴とするチャンネル材へのボルト支持金具。
- 前記ボルト支持金具は、前記挿通孔を開穿した略帯状の係止片と、該係止片の幅員両端から屈曲延長され、ボルトの頭部に嵌合せしめる一対の嵌合片とで断面略コ字形状を成し、該嵌合片に前記挟着部を設けた請求項1記載のチャンネル材へのボルト支持金具。
- 前記挟着部は、前記嵌合片の対向する内側面に夫々突設した点状の係止突起から成り、該係止突起の位置から前記係止片方向にボルト頭部を強制的に圧し込むことで該係止突起がボルト頭部の抜け止めとなるように設けられた請求項1又は2記載のチャンネル材へのボルト支持金具。
- 前記挟着部は、前記嵌合片の対向する内側面に夫々突設した線状の係止突起から成り、該係止突起の位置から前記係止片方向にボルト頭部を強制的に圧し込むことで該係止突起がボルト頭部の抜け止めとなるように設けられた請求項1又は2記載のチャンネル材へのボルト支持金具。
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| JP2021085447A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-03 | ポップリベット・ファスナー株式会社 | フレーム構造体用のボルト |
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2003
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