JP2005021944A - 鋳造方法および鋳造ライン - Google Patents
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Abstract
【課題】閉ループ状の鋳造ラインにおいて、1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離した鋳物砂に必要量の補充成分を低コストで適切に配合する。
【解決手段】鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置に搬入されて枠ばらしされ、空にされた鋳枠が鋳枠循環装置に戻される。枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離されて鋳物砂が回収される。この回収鋳物砂に必要量の補充成分が配合される。補充成分が配合された鋳物砂は混練機で水分調整しながら混練され、該混練鋳物砂は造型装置に搬送され鋳枠内に投入されて鋳型造型される。
【選択図】 図5
【解決手段】鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置に搬入されて枠ばらしされ、空にされた鋳枠が鋳枠循環装置に戻される。枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離されて鋳物砂が回収される。この回収鋳物砂に必要量の補充成分が配合される。補充成分が配合された鋳物砂は混練機で水分調整しながら混練され、該混練鋳物砂は造型装置に搬送され鋳枠内に投入されて鋳型造型される。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋳物製品を鋳造する方法およびその方法を実施する鋳造ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、造型装置において上型および下型からなる1個の鋳型を造型するのに必要な分量の鋳物砂および補充成分を混練機に投入し、混練機で混練して混練鋳物砂を製造し、該1鋳型分の混練砂を搬送装置によって造型装置の砂貯蔵ホッパに搬送する造型装置への混練砂の供給装置が特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−66688号公報(第2頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された造型装置への混練砂の供給装置では、混練機に投入される鋳物砂の成分割合を一定にするために、混練機に投入される鋳物砂を大量に用意し、鋳物砂に補充する成分および分量を特定しておく必要があった。このために、常に大量の鋳物砂を貯溜する必要があり、手間とスペースが必要でコスト高になる。
【0005】
本発明は、係る従来の不具合を解消するためになされたもので、閉ループ状の鋳造ラインにおいて、1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離した鋳物砂に必要量の補充成分を低コストで適切に配合することである。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用および発明の効果】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、複数の鋳枠を閉ループ状の鋳枠循環装置により複数の停止位置に搬送し、造型停止位置に搬送された空の鋳枠を造型装置に搬入し鋳物砂を投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に戻し、前記鋳型に注湯停止位置で注湯し、注湯後冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に搬送された鋳型を枠ばらしすることを繰り返す鋳造方法において、前記枠ばらしされた鋳型から鋳物製品を分離された鋳物砂を鋳枠毎に分離回収し、他の鋳枠から枠ばらしされた鋳型から分離回収された鋳物砂と混合することなく必要量の補充成分を配合して混練することである。
【0007】
本発明では、鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置により枠ばらしされる。枠ばらしされた鋳型から鋳物製品を分離された鋳物砂が鋳枠毎に分離回収される。この鋳枠毎に分離回収された鋳物砂が、他の鋳枠から枠ばらしされた鋳型から分離回収された鋳物砂と混合することなく、必要量の補充成分が配合されて混練される。これにより、大量の鋳物砂を貯溜する貯蔵槽が不要となり、設置面積、コストを低減することができる。そして、鋳枠毎に分離回収された鋳物砂に必要量の補充成分を配合して混練し鋳型造型工程で使用するので、混練した直後の最適な組成状態の鋳物砂で鋳型造型することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明の構成上の特徴は、複数の鋳枠を閉ループ状の鋳枠循環装置により複数の停止位置に搬送し、造型停止位置に搬送された空の鋳枠を造型装置に搬入し鋳物砂を投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に戻し、前記鋳型に注湯停止位置で注湯し、注湯後冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に搬送された鋳型を枠ばらしすることを繰り返す鋳造方法において、前記枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合工程と、該補充成分を配合された鋳物砂を混練機で水分調整しながら混練する工程と、該混練された混練鋳物砂を前記造型装置において前記空の鋳枠内に投入する工程と、を備えたことである。
【0009】
本発明では、鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置に搬入されて枠ばらしされる。枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離されて鋳物砂が回収される。この回収鋳物砂に必要量の補充成分が配合される。補充成分が配合された鋳物砂は混練機で水分調整しながら混練され、該混練鋳物砂は造型装置に搬送され鋳枠内に投入されて鋳型造型される。
【0010】
本発明によれば、枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合するので、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を枠ばらしされた鋳型の種類に応じて設定し適正に配合することができ、従来のように大量の鋳物砂を保留する必要がなくなり、ストックスペースおよび費用を削減することができる。そして鋳型造型工程で使用される鋳物砂を少量ずつ混練するので、混練鋳物砂を混練してすぐに最適な組成状態で鋳型造型工程に供給して鋳型造型することができる。
【0011】
また、混練、鋳型造型、枠ばらしの各工程の作動と関連付けて運転される長い搬送装置が不要となり、混練、鋳型造型、注湯、枠ばらしの各工程を独立して行うことが可能となり、各工程に係る装置を夫々の製造工場において単独で試運転して調整することができ、設備の設置場所での据付作業、費用および設置スペースを削減することができる。また、各工程が独立しているので、生産形態に合わせた設備の追加省略、生産工場の変更による移転が容易となり、日常のメンテナンスにおいても、各行程に係る装置の回りにスペースを確保することができ作業が容易になる。このように、回収した鋳物砂を順次成分補充して混練し鋳型造型に直ちに使用できるので、混練鋳物砂が時間経過によって組成劣化をきたすことがなく、また設備の製作、据付、変更、メンテナンスにおいて、時間と費用を大幅に削減することができる。
【0012】
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記配合工程は、前記回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶手段に記憶する工程と、前記配合工程に搬送された回収鋳物砂に配合すべき前記補充成分および配合量を前記記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求める工程と、を備えたことである。
【0013】
本発明では、回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶手段に記憶しておく。枠ばらしされた鋳型から鋳物製品が分離されて回収された回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量が、記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求められるので、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を簡単な方法で迅速かつ正確に決定することができる。さらに、記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を実績をフィードバックしてより適切なものにすることができる。
【0014】
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2または3において、前記配合工程は、1個の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合し、前記混練機によって混練された一鋳型分の混練砂であって前記造型装置において該一鋳型用の鋳枠内に投入されなかった余剰混練鋳物砂の全量を注湯後に該一鋳型用の鋳物砂と混合することである。
【0015】
本発明によれば、一鋳型用の混練鋳物砂は、鋳型形成分および造型時の余剰分が混合されて次回の混練鋳物砂に再生されて循環されるので、一鋳型用に使用されている鋳物砂の分量および組成を把握することが可能となり、配合工程で必要量の補充成分を容易に適切に配合することができるとともに、鋳造ラインの各所に鋳物砂をストックすることなく、必要最小量の鋳物砂を個々に管理した状態で循環して高品質の鋳型延いては鋳物製品を低コストで製造することができる。
【0016】
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、複数の鋳枠を複数の停止位置に搬送する閉ループ状の鋳枠循環装置と、造型停止位置に停止された空の鋳枠が搬入され該空の鋳枠に鋳物砂を鋳物砂投入装置によって投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に搬出する造型装置と、鋳型に注湯停止位置で注湯する注湯装置と、注湯後に冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に停止された鋳型が搬入されて枠ばらしを行った後に空の鋳枠を前記鋳枠循環装置に搬出する枠ばらし装置とを備えた鋳造装置において、前記枠ばらし装置によって枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合装置と、該補充成分を配合された鋳物砂が投入され水分調整しながら混練する混練機と、該混練機により混練された混練鋳物砂を前記造型装置の鋳物砂投入装置に供給する供給手段と、を備えたことである。
【0017】
本発明では、鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で注湯装置により鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置に搬入されて枠ばらしされ、空にされた鋳枠が鋳枠循環装置に戻される。枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に配合装置によって必要量の補充成分が配合される。補充成分が配合された鋳物砂は混練機で水分調整しながら混練され、該混練鋳物砂は鋳物砂投入装置により造型装置において鋳枠内に投入されて鋳型造型される。
【0018】
本発明によれば、枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合するので、使用されている鋳物砂の量および組成を把握することが可能となり、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を枠ばらしされた鋳型の種類に応じて設定し適正に配合することができ、従来のように大量の鋳物砂を保留する必要がなくなり、ストックスペースおよび費用を削減することができる。そして鋳型造型装置で使用される鋳物砂を少量ずつ混練するので、混練鋳物砂を混練して直ちに最適な組成状態で造型装置において鋳枠内に投入して鋳型造型することができる。
【0019】
また、各装置の作動と関連付けて運転される長い搬送装置が不要となり、混練機、造型装置、注湯装置、枠ばらし装置を独立して運転することが可能となり、各装置を個々の製造工場において単独で試運転して調整することができ、鋳造ラインの設置場所での据付作業、費用および設置スペースを削減することができる。また、各装置が独立しているので、生産形態に合わせた設備の追加省略、生産工場の変更による移転が容易となり、日常のメンテナンスにおいても、各装置の回りにスペースを確保することができ作業が容易になる。このように、回収した鋳物砂を順次成分補充して混練し鋳型造型に直ちに使用できるので、混練鋳物砂が時間経過によって組成劣化をきたすことがなく、また鋳造ラインの製作、据付、変更、メンテナンスにおいて、時間と費用を大幅に削減することができる。
【0020】
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項5において、前記配合装置は、前記回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶する記憶手段と、前記配合装置により回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を前記記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求める手段と、を備えたことである。
【0021】
本発明によれば、配合装置は、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を、鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて、簡単かつ適切に求めることができる。さらに、鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を実績をフィードバックして適切なものに向上することができて、より高品質な鋳型延いては鋳物製品を製造することができる。
【0022】
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項6において、前記配合装置は前記回収鋳物砂の重量を計測する計量手段を備えたことである。これにより、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を、鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて正確に算出することができる。
【0023】
請求項8に係る発明の構成上の特徴は、請求項5乃至7のいずれか1項において、前記配合装置は、1個の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合し、前記混練機は前記造型装置の近傍に配設され、前記供給手段は一鋳型分の混練砂を前記混練機から前記造型装置の鋳物砂投入装置に直接供給することである。これにより、混練機で混練された混練鋳物砂は直ちに造型装置に投入され、組成劣化を最小限に抑えることができるとともに、従来造型装置上に設けていた鋳物砂貯溜用のバッファタンクが不要になる。
【0024】
請求項9に係る発明の構成上の特徴は、請求項5乃至8のいずれか1項において、前記造型装置を前記閉ループ状の鋳枠循環装置の内側に配置したことである。これにより、鋳造ラインの設置スペースを極めて小さくすることができる。
【0025】
【実施の形態】
以下本発明の第1の実施形態に係る鋳造方法およびこの方法を実施するための鋳造ラインを図面に基づいて説明する。図1,2において、1は複数の上下鋳枠2,3を閉ループ状の搬送路4に沿って設けられた複数の停止位置に順次間欠的に搬送する鋳枠循環装置である。5は鋳枠循環装置1の円形環状の回転台で、回転台5の下面に円周上複数箇所で水平軸線回りに回転可能に支承された転動輪6により環状のレール7上に回転可能に装架されている。レール7はベース8に固定されている。回転台5の内周面は、回転台5が回転中心回りに搬送路4に沿って回転するように複数のローラ9により案内されている。ローラ9は、レール7と同心にベース8に固定されたローラ支持体10の上面に複数箇所で垂直軸線回りに回転可能に支承され、回転台5の内周面に当接している。回転台5の上面には、複数の上下鋳枠2,3が所定間隔で連続してピンで位置決めされ着脱自在に載置されている。複数の上下鋳枠2,3を各停止位置20に順次間欠的に移動させるように回転台5を割出し回転させる駆動装置15として、回転台5の外周下面にベルト溝11が回転台5と同心に設けられ、ベルト溝11とモータ12の出力軸に固定されたプーリ13との間にベルト14が掛け渡されている。モータ12はベース8に固定された取付台16に垂直に取付けられている。
【0026】
造型装置17が搬送路4のループ内側に配置され、造型装置17と対向する搬送路4の造型停止位置18と造型装置17との間に、鋳枠搬送装置19が配置されている。鋳枠搬送装置19は、造型停止位置18に搬送された空の上下鋳枠2,3を造型停止位置18から取出し、下鋳枠3を造型装置17に搬入し、造型された下鋳型23を造型装置17から搬出し、下鋳型23を反転して造型停止位置18に戻し、上鋳枠2を造型装置17に搬入し、造型された上鋳型22を造型装置17から搬出し下鋳型23上に鋳枠合せして鋳型21を形成する。即ち、鋳枠搬送装置19は、造型停止位置18と搬入出位置24との間で鋳枠2,3を移送する移送装置25と、搬入出位置24と造型装置17のキャリアプレート交換位置26との間で鋳枠2,3を搬入出する搬入出装置27と、搬入出位置24に搬出された下鋳型23が造型停止位置18に戻される途中で移送装置25から受け渡された下鋳型23を反転して移送装置25に返却する反転装置28とを備えている。
【0027】
移送装置25は、移送レール29が造型停止位置18と般入出位置24との間に搬送路4を跨いで架台39により上方に架設され、移送レール29上にシリンダ装置により水平方向に移動される移送台30が装架されている。移送台30には、シリンダ装置により昇降される昇降台31が装架され、昇降台31にシリンダ装置により開閉されて鋳枠2,3を把持する把持爪32が枢支されている。
【0028】
搬入出装置27は、シリンダ装置により180度割出し回転される旋回台33が支柱43に支承され、旋回台33の両端には、上下鋳型用の模型35,36が夫々上面に取付けられたキャリアプレート37,38が支承されている。旋回台33の旋回により搬入出位置24に割出されたキャリアプレート37,38上には移送装置25により上下鋳枠2,3が着脱され、キャリアプレート37または38上に載置された上鋳枠2または下鋳枠3が旋回台33の旋回により搬入出位置24と造型装置17のキャリアプレート交換位置26との間で搬入出される。
【0029】
反転装置28は、搬入出位置24と造型停止位置18との間で架台39に装架され、移送装置25の把持爪32で把持された下鋳型23は両側面を対向する挟持体34により挟持され、把持爪32が開放すると挟持体34が180度回転して下鋳型23を反転する。反転された下鋳型23は把持爪32により把持され、挟持体34が開放して移送装置25に返却される。
【0030】
造型装置17は、ベース8上に固定された装置本体40にテーブル41が昇降可能に装架され、テーブル41がシリンダ装置によって僅かに上昇されると、旋回台33の旋回によりキャリアプレート交換位置26に搬入されているキャリアプレート37又は38がテーブル41上に載置される。テーブル41を跨いでアッパベース42が支柱43,44によりベース8に固定され、アッパベース42にシリンダ装置45が垂直に取付けられ、シリンダ装置45の下方に突出したピストンロッド先端にスクイズヘッド46が固定されテーブル41に向かって進退移動されるようになっている。
【0031】
支柱上43,44には適宜厚さを有する水平面状の上盛枠47がテーブル41の上方で固定され、造型装置17の近傍に並設された混練機49の下方まで水平方向に延在している。上盛枠47と下降端に位置するテーブル41との間に、上鋳枠2または下鋳枠3が載置されたキャリアプレート37または38が旋回台33の旋回により搬入され、その後にテーブル41が上昇端に上昇されると上鋳枠2または下鋳枠3の上面が上盛枠47の下面に当接する。上盛枠47には、下面に当接する上鋳枠2または下鋳枠3の側壁内周面と整列する貫通穴が穿設されている。
【0032】
造型装置17にはテーブル41に載置されたキャリアプレート37または38上の上鋳枠2または下鋳枠3内に混練鋳物砂を投入する鋳物砂投入装置50が付設され、鋳物砂投入装置50の投入ホッパー51は、ベース8上に立設された枠体52に水平方向に摺動可能に装架され、混練機49から1個の鋳型分の混練鋳物砂が供給される供給位置と上下鋳枠2,3内に混練鋳物砂を投入する投入位置との間で上盛枠47上面を摺接しながら駆動装置により移動される。上盛枠47の供給位置と対向する部分には、一個の鋳型を造型するために下鋳枠3および上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に残った余剰鋳物砂を戻しコンベア53上に落下させるためにシャッタで開閉される開口が穿設されている。
【0033】
注湯装置54および枠ばらし装置55が搬送路4に沿って造型停止位置18の両側に夫々配置されている。造型停止位置18において回転台5上で移送装置25により鋳枠合せして形成された鋳型21が、回転台5の回転により注湯装置54と対向する搬送路4の注湯停止位置56に位置決め停止されると、注湯装置54は鋳型21に注湯する。注湯停止位置56から枠ばらし装置55と対向する枠ばらし停止位置57までの間には、複数の冷却停止位置58が設けられ、注湯された鋳型21は複数の冷却停止位置58を通過する間に冷却される。枠ばらし停止位置57において枠ばらし装置55は、冷却された鋳型21を下鋳枠3の下面を支持して回転台5からコンベア60上面より高く持ち上げ、鋳型21がコンベア60上のトレイ59上方に位置するように横移動する。横移動後に、枠ばらし装置55が下鋳枠3の下面を更に上方に持ち上げると、鋳型21の鋳物砂部分が押えロッド86により上方への移動を阻止され、鋳型21が上下鋳枠2,3から押し出されてトレイ59内に入れられる(図3)。空の上下鋳枠2,3は枠ばらし停止位置57で回転台5上に戻される。トレイ59がコンベア60により製品取出し位置61に移送されると、鋳物製品が枠ばらしされた注湯済みの鋳型からマニプレータ62によって鋳物砂と分離されて取出され、砂落とし回転ブラシにより表面に付着した鋳物砂を除去される。このように回収された鋳物砂はトレイ59に収容されてコンベア60によって搬送され、ダマ砕き位置63で回転解砕ロータにより解砕され、異物除去位置64で振動機により振動されて篩にかけられ異物が除去される。異物が除去された回収鋳物砂は配合位置65に搬送され、マグネットにより微細な鉄粉を除去する磁選が行われる。
【0034】
図5に示すように、配合位置65には、枠ばらし装置55によって枠ばらしされた既知種類の鋳型21から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合装置66が配置されている。配合位置65には搬入されたトレイ59に収容されている回収鋳物砂の重量をトレイ59の重量とともに計測する重量計67が設けられ、配合位置65の上方には補充成分、例えば新砂と、ベントナイト等の粘土分と、石炭粉や澱粉等の微粉分とを夫々収容する補充成分タンク68〜70が設けられている。各補充成分タンク68〜70の下端には例えばソレノイドで駆動されるシャッタ71〜73により開閉される投入口が開口されている。補充成分タンク68〜70と配合位置65との間には重量計74により重量計測される計量ホッパー75が配設され、各補充成分タンク68〜70の投入口からシャッタ71〜73の開放により投下された補充成分は計量ホッパー75に収容されて重量計74によって重量計測されシャッタ71〜73の閉鎖により必要量だけ切出される。必要重量の補充成分を供給された計量ホッパー75は、下端に開口する投入口を開閉するシャッタ76がシリンダ装置によって開放され、収容する必要重量の補充成分をトレイ59内に投下する。
【0035】
コンピュータ77は各種演算処理を行うCPU、CPUが実行する各種プログラム等を予め格納したROM、CPUが演算処理中に必要なデータを読み書きするRAM、および重量計67,74からの計測信号を入力し、開閉信号をシャッタ71〜73,76に出力する入出力回路等から構成されている。更に、ROMには、図6に示すように回収鋳物砂の単位重量、例えば1kg当たりに配合すべき補充成分および配合量が各回収鋳物砂で形成されていた鋳型の種類別に表78にして記憶されている。
【0036】
配合位置65に搬送された回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を求める配合プログラム79は、図7に示すように現在鋳造に使用されている鋳型の種類を記憶するメモリに記憶されている鋳型種類を読み出して現在配合位置65に搬送された回収鋳物砂で形成されていた鋳型の種類を特定する(ステップS1)。重量計67から入力された重量からトレイ59自身の重量を減算して配合位置65に搬送された回収鋳物砂の重量を算出する(ステップS2)。この回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分の配合量が表78から読み出され、これに回収鋳物砂の重量が乗算されて回収鋳物砂に配合すべき各補充成分および配合量が算出される(ステップ3)。配合すべき各補充成分が収容された各補充成分タンク68〜70の各シャッタ71〜73が開かれて配合すべき各補充成分が計量ホッパー75に投下され、重量計74により計測された計量ホッパー75の重量が各補充成分の各配合量だけ増加すると各シャッタ71〜73が閉じられ、配合すべき補充成分が配合量だけ取出されて計量ホッパー75に収容される(ステップ4)。計量ホッパー75のシャッタ76が開かれ、必要量の補充成分がトレイ59に投下されて回収鋳物砂に配合される(ステップ5)。
【0037】
配合位置65と混練機49の投入口との間には搬送レール80が敷設され、搬送レール80に搬送ホッパー81が自走可能に装架されている。搬送ホッパー81は必要量の補充成分が配合された回収鋳物砂を配合位置65でトレイ59から移し替えられ、搬送レール80を混練機49の投入口の上方まで自走し、下端に開口する投入口を開閉するシャッタ82が開かれて補充成分を配合された回収鋳物砂を混練機49に投入する。混練機49は補充成分を配合された回収鋳物砂が投入されると比誘電率を計測することにより砂の水分を計測し、同時に温度を計測し、必要な水を投入する。次に投入口を気密的に閉鎖し、真空ポンプ83により減圧された状態で鋳物砂を水の蒸発により効果的に冷却し水分調整を行いながら混練する。このようにして混練された1個の鋳型分の混練鋳物砂は、鋳物砂投入装置50の投入ホッパー51が供給位置に位置するとき、混練機49の投下口から垂下された供給管84にガイドされて投入ホッパー51に直接供給される。
【0038】
供給位置に対応して上盛枠47に穿設された開口を開閉するシャッタが開かれると、一個の鋳型用の下鋳枠3および上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に残った余剰鋳物砂が投入ホッパー51から戻しコンベア53に投下される。戻しコンベア53は、余剰鋳物砂が投下される受取位置と、戻し停止位置85との間に設けられ、戻し停止位置85には注湯停止位置56より数ステップ後段の冷却停止位置20が割付けられている。戻しコンベア53は、1個の鋳型21に対応する余剰鋳物砂毎に分離して搬送するように複数区画に分割され、受取位置と戻し停止位置85との間には、造型停止位置18と戻し停止位置85との間に存在する停止位置20の数と同数の区画が設けられ、鋳枠循環装置1の各停止位置20間の間欠移動に連動して1区画ずつ移動される。従って、一鋳型を造型した後に残った余剰鋳物砂は、この一鋳型が注湯された後に戻し停止位置85に搬送されたときに、この一鋳型上に全量投下されて一鋳型用の鋳物砂と混合される。
【0039】
上記のように構成した第1の実施形態に係る鋳造方法および鋳造ラインの作動を説明する。回転台5は、モータ12により所定時間間隔で1ピッチずつ間欠的に割出し回転され、回転台5上に連続して載置された複数の上下鋳枠2,3は閉ループ状の搬送路4に沿って設けられた複数の停止位置20に順次間欠的に割出し停止される。枠ばらし装置55により枠ばらしされ、枠ばらし停止位置57で回転台5上に戻された空の上下鋳枠2,3が造型停止位置18に停止されると、移送装置25の昇降台31が下降して把持爪32が下側に位置する下鋳枠3を把持し、昇降台31が上昇して上下鋳枠2,3を造型停止位置18から取出し、移送台30が搬入出位置24の上方まで水平方向に移動される。搬入出位置24には、下型用の模型36が取付けられたキャリアプレート38が旋回台33の一端に支承されて割出されており、昇降台31が搬入出位置24に下降して下鋳枠3をキャリアプレート38上に載置する。把持爪32は下鋳枠3を解放して上昇し、上昇途中で上鋳枠2を把持して上昇端に後退する。
【0040】
旋回台33が180度旋回されて下鋳枠3を載置したキャリアプレート38が造型装置17のキャリアプレート交換位置26に搬入され、上型用の模型35が取付けられたキャリアプレート37が旋回台33の他端に支承されて搬入出位置24に割出される。昇降台31が搬入出位置24に下降して上鋳枠2をキャリアプレート37上に載置する。テーブル41がシリンダ装置によって上昇端に移動され、キャリアプレート交換位置26に搬入されたキャリアプレート38がテーブル41上に載置され、キャリアプレート38上の下鋳枠3の上端が上盛枠47の下面に当接する。1個の鋳型分の混練鋳物砂が供給位置で混練機49から供給された投入ホッパー51は上盛枠47上面を摺接して投入位置に移動され、上盛枠47に穿設された開口から混練鋳物砂を下鋳枠3内に投入し、投入後に供給位置に後退される。鋳物砂の投入後に、スクイズヘッド46がシリンダ装置45により下降され、下鋳枠3に投入された混練鋳物砂がスクイズされて下鋳型23が造型される。スクイズの完了後、スクイズヘッド46が上昇端まで後退され、テーブル41が下降端まで下降され、下鋳型23を造型したキャリアプレート38が旋回台33の一端に支承される。
【0041】
旋回台33が180度旋回されると、下鋳型23を造型したキャリアプレート38が旋回台33の一端に支承されて搬入出位置24に搬出され、上鋳枠2を載置され上型用の模型35が取付けられたキャリアプレート37が、旋回台33の他端に支承されて造型装置17のキャリアプレート交換位置26に搬入される。昇降台31が搬入出位置24に下降し、把持爪32が下鋳枠3を把持して上昇し、下鋳型23が下型用の模型36から離型される。移送台30が反転装置28と対向する位置に移動され、把持爪32に把持された下鋳型23が両側面を反転装置28の挟持体34により挟持され、把持爪32が開放すると挟持体34が180度回転されて下鋳型23を反転する。反転された下鋳型23は把持爪32により把持され、挟持体34が開放されて移送装置25に返却される。移送台30が造型停止位置18の上方に移動され、昇降台31が下降されて下鋳型23が回転台5上に、下鋳枠3の底面に穿設された穴をピンに嵌合して位置決めしながら載置され、載置後、把持爪32が開放され、昇降台31は上昇される。造型停止位置18で回転台5上に載置された下鋳型23に中子が組込まれて中子納めされる。
【0042】
上型用の模型35が取付けられたキャリアプレート37は、旋回台33の旋回によりキャリアプレート交換位置26に搬入され、上昇するテーブル41上に載置され、上述の下鋳型23の造型と同様に上鋳型22が造型される。造型後、旋回台33の旋回により、上鋳型22を造型したキャリアプレート37が旋回台33の他端に支承されて搬入出位置24に搬出される。昇降台31が搬入出位置24に下降し、把持爪32が上鋳枠2を把持して上昇し、上鋳型22が上型用の模型35から離型される。移送台30が造型停止位置18の上方に移動され、昇降台31が下降されて上鋳型22が下鋳型23上に鋳枠合せされて鋳型21が形成される。
【0043】
所定時間が経過する毎に、回転台5がモータ12により1ピッチずつ間欠的に割出し回転され、鋳型21が造型停止位置18で回転台5上に順次形成され、注湯停止位置56に順次搬送され、注湯装置54により注湯される。注湯された鋳型21は、枠ばらし停止位置57までの間に設けられた複数の冷却停止位置58を通過する間に冷却される。冷却された鋳型21は枠ばらし停止位置57で枠ばらし装置55により枠ばらしされ、上下鋳枠2,3が取り外されてトレイ59内に入れられ、空の上下鋳枠2,3は枠ばらし停止位置57で回転台5上に戻される。枠ばらしされた鋳型21から鋳物製品が製品取出し位置61で取出され、砂落とし回転ブラシにより鋳物砂を除去されて鋳物砂と分離される。回収された鋳物砂はトレイ59に収容されて搬送され、ダマ砕き位置63で解砕され、異物除去位置64で篩にかけられて異物が除去され、配合位置65で磁選される。
【0044】
配合位置65では、現在使用されている鋳型の種類がメモリから読み出され、重量計67から入力された重量から回収鋳物砂の重量が算出される。この回収鋳物砂1kg当たりに配合すべき各補充成分の配合量が表78から読み出され、これに回収鋳物砂の重量が乗算されて回収鋳物砂に配合すべき各補充成分および配合量が算出される。配合すべき各補充成分が収容された各補充成分タンク68〜70の各シャッタ71〜73が開かれ、配合すべき各補充成分の重量が重量計74で計測されて計量ホッパー75に投下され、計量ホッパー75からトレイ59に投入されて回収鋳物砂に配合される。
【0045】
搬送ホッパー81は補充成分が配合された回収鋳物砂をトレイ59から移し替えられ、搬送レール80を混練機49の投入口の上方まで自走し、補充成分を配合された回収鋳物砂を混練機49に投入する。混練機49は補充成分が配合された回収鋳物砂を水分補給して水分調整および冷却しながら混練する。混練された一鋳型分の混練鋳物砂は、混練機49から鋳物砂投入装置50の供給位置に位置する投入ホッパー51に直接供給される。下鋳枠3に続いて上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に、投入ホッパー51が供給位置に後退されると、上盛枠47のシャッタが開かれて一鋳型を造型した後に残った余剰鋳物砂が戻しコンベア53上に投下される。余剰鋳物砂は戻しコンベア53により戻し停止位置85に搬送されて一鋳型用の鋳物砂と混合される。
【0046】
上記実施の形態では、1枚の回転台5を環状のレール7上に回転可能に装架して、鋳枠循環装置1を構成しているが、円形、楕円形、角部をR形状にした多角形などのループ状に敷設した一対のレール上に複数台の搬送台車を車輪により転動可能に装架し、各搬送台車を枢着ピンにより連結し、押動位置に割出された搬送台車を割出し装置により1ピッチずつ押動し、搬送台車に夫々載置された複数の上下鋳枠2,3を閉ループ状の搬送路に沿って設けられた複数の停止位置に順次間欠的に搬送するようにしてもよい。また、複数台の搬送台車を枢着ピンで連結することなく、押動位置で割出し装置により1ピッチ押動された搬送台車を起点にして前方の搬送台車を順次押動するようにしてもよい。
【0047】
次に、本発明の第2の実施形態について、図8に基づいて説明する。上記第1の実施形態では、鋳枠循環装置が1個の搬送装置によって構成され、複数の上下鋳枠2,3が閉ループ状の搬送路に沿って1ピッチずつ一斉に搬送されているが、第2の実施形態では、鋳枠循環装置が複数個の搬送装置によって構成され、複数の上下鋳枠2,3が閉ループ状の搬送路の各区間を各搬送装置によって搬送される点のみが第1の実施形態と異なり、他の構成は同様であるので、第1の実施形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略し、主として相違点について説明する。
【0048】
図8に示すように、閉ループ状の鋳枠循環装置87は、造型装置17が配置された第1搬送装置88、注湯装置54が配置された第2搬送装置89、冷却停止位置を提供する第3搬送装置90、および枠ばらし装置55が配置された第4搬送装置91によって構成されている。第1搬送装置88のローラコンベア92上に載置され鋳枠送り装置93とクッション装置94とに挟持されて各停止位置20を1ピッチずつ移送された空の上下鋳枠2,3が造型停止位置18で造型装置17に搬入されて下鋳型23、上鋳型22が交互に造型されてローラコンベア92上に戻される。95は下鋳型23を上下反転させる鋳枠反転装置で、これによりローラコンベア92から鋳枠反転装置95に搬入された下鋳型23はドラムの180度回転により反転されてローラコンベア92上に搬出され、1ピッチ移送されて台車セット装置96に搬送される。台車セット装置96には、シリンダ装置によって昇降される昇降台が配置されている。昇降台は下鋳型23が台車セット装置96に搬入されたときのみ上昇され、台車セット装置96に投入された搬送台車97を載置して上昇し、ローラコンベア92に支持された下鋳型23を搬送台車97上に支持してローラコンベア92から僅かに離脱させる。上昇された昇降台上のレールと連続するレールがローラコンベア92と平行に設けられ、台車セット装置96以降は、下鋳型23はレール上を走行する搬送台車97上に載置された状態で移送され、上鋳型22はローラコンベア92上を移送される。下鋳型23は鋳枠反転装置95で反転されて台車セット装置96に投入された搬送台車97上に載置され、中子入れ等必要な作業が行なわれる。台車セット装置96に隣接して鋳枠合せ装置98が配置され、鋳枠合せ装置98により上鋳型22が下鋳型23に鋳枠合せされて鋳型21が形成される。
【0049】
鋳型21を載置した搬送台車97は、第1鋳枠方向転換装置99により90度方向転換され、第2搬送装置89を構成する鋳枠送り装置100とクッション装置101とに挟持されてレール上を各停止位置20に1ピッチずつ移送され、注湯停止位置56で注湯装置54により注湯される。注湯された鋳型21を載置した搬送台車97は、第2鋳枠方向転換装置102により90度方向転換され、第3搬送装置90を構成する鋳枠送り装置103とクッション装置104とに挟持されてレール上をローラコンベア92の搬送方向と平行に逆方向に各冷却停止位置58を1ピッチずつ移送され、その間に鋳物が冷却される。注湯された鋳型21を載置した搬送台車97が、台車分離装置105上に搬入されると、鋳型21をローラコンベア上に残して搬送台車97が下降され、鋳型21が第4搬送装置91を構成する鋳枠送り装置106とクッション装置107とに挟持されてローラコンベア上を各停止位置20に1ピッチずつ移送されて枠ばらし装置55に搬入され、鋳型21が上下鋳枠2,3から分離され、コンベア60上のトレイ59内に入れられる。重合された上下鋳枠2,3は、鋳枠分離装置108により上鋳枠2、下鋳枠3に分離されてローラコンベア92に搬入される。
【0050】
台車分離装置105により下降された搬送台車97は、下方レール上に載置されて台車戻し箇所109に移送される。台車戻し箇所109には、シリンダ装置によって昇降される昇降台が配置され、昇降台は搬送台車97が搬入されると下降し、搬送台車97をローラコンベア上に支持させる。ローラコンベア上に支持された搬送台車97は台車送り装置110により台車セット装置96に投入される。
【0051】
このように構成された閉ループ状の鋳枠循環装置87において、混練機49が造型装置17の近傍に並設され、配合位置65と混練機49の投入口との間には搬送レール80が敷設され、搬送レール80に搬送ホッパー81が自走可能に装架されている。搬送ホッパー81は必要量の補充成分が配合された回収鋳物砂を配合位置65でトレイ59から移し替えられ、搬送レール80を混練機49の投入口の上方まで自走し、補充成分を配合された回収鋳物砂を混練機49に投入する。混練機49は補充成分を配合された回収鋳物砂を水分調整しながら混練する。混練された1個の鋳型分の混練鋳物砂は、造型装置17の鋳物砂投入装置の投入ホッパーに直接供給される。
【0052】
一個の鋳型用の下鋳枠3および上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に残った余剰鋳物砂は投入ホッパーから戻しコンベア53に投下される。戻しコンベア53は、余剰鋳物砂が投下される受取位置と、注湯停止位置56より後段の戻し停止位置85との間に設けられ、戻しコンベア53は、1個の鋳型21に対応する余剰鋳物砂毎に分離して搬送するように複数区画に分割され、受取位置と戻し停止位置85との間には、造型停止位置18と戻し停止位置85との間に存在する停止位置20の数と同数の区画が設けられ、鋳枠循環装置87の第3搬送装置90の1ピッチずつの移動に連動して1区画ずつ移動される。従って、一鋳型を造型した後に残った余剰鋳物砂は、この一鋳型が注湯された後に戻し停止位置85に搬送されたときに、この一鋳型上に全量投下されて一鋳型用の鋳物砂と混合される。
【0053】
上記実施の形態では、1個の鋳型分の回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合しているが、配合位置65で少数一定個数(例えば、2,3個)の鋳型分の回収鋳物砂を集めて必要量の補充成分を配合し、混練機49に投入して混練するようにしても良い。この場合、少数一定個数の鋳型21を造型した後に投入ホッパー51に残った余剰鋳物砂を、該少数一定個数の鋳型21を形成していた回収鋳物砂と配合位置65で混合するように戻しコンベアを受取位置と配合位置65との間に設けても良い。
【0054】
上記実施の形態では、回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき各補充成分の配合量は、回収鋳物砂の単位重量当たり、例えば1kg当たりに配合すべき各補充成分の配合重量として記憶しているが、回収鋳物砂により形成されていた鋳型1個当たりに配合すべき各補充成分の配合重量または配合容積を鋳型の種類別に記憶するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1の実施形態に係る鋳造ラインを示す図。
【図2】図1のA‐A矢視図。
【図3】図1のB−B矢視図。
【図4】図1のC−C矢視図。
【図5】回収鋳物砂に補充成分を配合して混練機に投入する説明図。
【図6】回収鋳物砂に配合する補充成分および配合量を鋳型別に記憶したテーブルを示す図。
【図7】回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合するプログラムを示す図。
【図8】第2の実施形態に係る鋳造ラインを示す図。
【符号の説明】
1,87…鋳枠循環装置、2…上鋳枠、3…下鋳枠、4…搬送路、5…回転台、7…環状のレール、15…駆動装置、17…造型装置、18…造型停止位置、19…鋳枠搬送装置、20…停止位置、21…鋳型、22…上鋳型、23…下鋳型、24…搬入出位置、25…移送装置、26…キャリアプレート交換位置、27…搬入出装置、28…反転装置、33…旋回台、35,36…上下鋳型用の模型、37,38…キャリアプレート、40…装置本体、41…テーブル、46…スクイズヘッド、47…上盛枠、49…混練機、51…投入ホッパー、53…戻しコンベア、54…注湯装置、55…枠ばらし装置、56…注湯停止位置、57…枠ばらし停止位置、58…冷却停止位置、59…トレイ、60…コンベア、61…製品取出し位置、62…マニプレータ、63…ダマ砕き位置、64…異物除去位置、65…配合位置、66…配合装置、67,74…重量計、68〜70…補充成分タンク、71〜73,82…シャッタ、75…計量ホッパー、77…コンピュータ、78…表、79…配合プログラム、80…搬送レール、81…搬送ホッパー、供給管、85…戻し停止位置、88〜91…第1乃至第4搬送装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋳物製品を鋳造する方法およびその方法を実施する鋳造ラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、造型装置において上型および下型からなる1個の鋳型を造型するのに必要な分量の鋳物砂および補充成分を混練機に投入し、混練機で混練して混練鋳物砂を製造し、該1鋳型分の混練砂を搬送装置によって造型装置の砂貯蔵ホッパに搬送する造型装置への混練砂の供給装置が特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−66688号公報(第2頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された造型装置への混練砂の供給装置では、混練機に投入される鋳物砂の成分割合を一定にするために、混練機に投入される鋳物砂を大量に用意し、鋳物砂に補充する成分および分量を特定しておく必要があった。このために、常に大量の鋳物砂を貯溜する必要があり、手間とスペースが必要でコスト高になる。
【0005】
本発明は、係る従来の不具合を解消するためになされたもので、閉ループ状の鋳造ラインにおいて、1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離した鋳物砂に必要量の補充成分を低コストで適切に配合することである。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用および発明の効果】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、複数の鋳枠を閉ループ状の鋳枠循環装置により複数の停止位置に搬送し、造型停止位置に搬送された空の鋳枠を造型装置に搬入し鋳物砂を投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に戻し、前記鋳型に注湯停止位置で注湯し、注湯後冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に搬送された鋳型を枠ばらしすることを繰り返す鋳造方法において、前記枠ばらしされた鋳型から鋳物製品を分離された鋳物砂を鋳枠毎に分離回収し、他の鋳枠から枠ばらしされた鋳型から分離回収された鋳物砂と混合することなく必要量の補充成分を配合して混練することである。
【0007】
本発明では、鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置により枠ばらしされる。枠ばらしされた鋳型から鋳物製品を分離された鋳物砂が鋳枠毎に分離回収される。この鋳枠毎に分離回収された鋳物砂が、他の鋳枠から枠ばらしされた鋳型から分離回収された鋳物砂と混合することなく、必要量の補充成分が配合されて混練される。これにより、大量の鋳物砂を貯溜する貯蔵槽が不要となり、設置面積、コストを低減することができる。そして、鋳枠毎に分離回収された鋳物砂に必要量の補充成分を配合して混練し鋳型造型工程で使用するので、混練した直後の最適な組成状態の鋳物砂で鋳型造型することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明の構成上の特徴は、複数の鋳枠を閉ループ状の鋳枠循環装置により複数の停止位置に搬送し、造型停止位置に搬送された空の鋳枠を造型装置に搬入し鋳物砂を投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に戻し、前記鋳型に注湯停止位置で注湯し、注湯後冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に搬送された鋳型を枠ばらしすることを繰り返す鋳造方法において、前記枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合工程と、該補充成分を配合された鋳物砂を混練機で水分調整しながら混練する工程と、該混練された混練鋳物砂を前記造型装置において前記空の鋳枠内に投入する工程と、を備えたことである。
【0009】
本発明では、鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置に搬入されて枠ばらしされる。枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離されて鋳物砂が回収される。この回収鋳物砂に必要量の補充成分が配合される。補充成分が配合された鋳物砂は混練機で水分調整しながら混練され、該混練鋳物砂は造型装置に搬送され鋳枠内に投入されて鋳型造型される。
【0010】
本発明によれば、枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合するので、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を枠ばらしされた鋳型の種類に応じて設定し適正に配合することができ、従来のように大量の鋳物砂を保留する必要がなくなり、ストックスペースおよび費用を削減することができる。そして鋳型造型工程で使用される鋳物砂を少量ずつ混練するので、混練鋳物砂を混練してすぐに最適な組成状態で鋳型造型工程に供給して鋳型造型することができる。
【0011】
また、混練、鋳型造型、枠ばらしの各工程の作動と関連付けて運転される長い搬送装置が不要となり、混練、鋳型造型、注湯、枠ばらしの各工程を独立して行うことが可能となり、各工程に係る装置を夫々の製造工場において単独で試運転して調整することができ、設備の設置場所での据付作業、費用および設置スペースを削減することができる。また、各工程が独立しているので、生産形態に合わせた設備の追加省略、生産工場の変更による移転が容易となり、日常のメンテナンスにおいても、各行程に係る装置の回りにスペースを確保することができ作業が容易になる。このように、回収した鋳物砂を順次成分補充して混練し鋳型造型に直ちに使用できるので、混練鋳物砂が時間経過によって組成劣化をきたすことがなく、また設備の製作、据付、変更、メンテナンスにおいて、時間と費用を大幅に削減することができる。
【0012】
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記配合工程は、前記回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶手段に記憶する工程と、前記配合工程に搬送された回収鋳物砂に配合すべき前記補充成分および配合量を前記記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求める工程と、を備えたことである。
【0013】
本発明では、回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶手段に記憶しておく。枠ばらしされた鋳型から鋳物製品が分離されて回収された回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量が、記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求められるので、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を簡単な方法で迅速かつ正確に決定することができる。さらに、記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を実績をフィードバックしてより適切なものにすることができる。
【0014】
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項2または3において、前記配合工程は、1個の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合し、前記混練機によって混練された一鋳型分の混練砂であって前記造型装置において該一鋳型用の鋳枠内に投入されなかった余剰混練鋳物砂の全量を注湯後に該一鋳型用の鋳物砂と混合することである。
【0015】
本発明によれば、一鋳型用の混練鋳物砂は、鋳型形成分および造型時の余剰分が混合されて次回の混練鋳物砂に再生されて循環されるので、一鋳型用に使用されている鋳物砂の分量および組成を把握することが可能となり、配合工程で必要量の補充成分を容易に適切に配合することができるとともに、鋳造ラインの各所に鋳物砂をストックすることなく、必要最小量の鋳物砂を個々に管理した状態で循環して高品質の鋳型延いては鋳物製品を低コストで製造することができる。
【0016】
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、複数の鋳枠を複数の停止位置に搬送する閉ループ状の鋳枠循環装置と、造型停止位置に停止された空の鋳枠が搬入され該空の鋳枠に鋳物砂を鋳物砂投入装置によって投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に搬出する造型装置と、鋳型に注湯停止位置で注湯する注湯装置と、注湯後に冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に停止された鋳型が搬入されて枠ばらしを行った後に空の鋳枠を前記鋳枠循環装置に搬出する枠ばらし装置とを備えた鋳造装置において、前記枠ばらし装置によって枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合装置と、該補充成分を配合された鋳物砂が投入され水分調整しながら混練する混練機と、該混練機により混練された混練鋳物砂を前記造型装置の鋳物砂投入装置に供給する供給手段と、を備えたことである。
【0017】
本発明では、鋳枠は閉ループ状の鋳枠循環装置によって循環され、空の鋳枠が造型停止位置で造型装置に搬入されて鋳型造型され、注湯停止位置で注湯装置により鋳型に注湯され、注湯済み鋳型は冷却停止位置を搬送される間に冷却される。鋳型は枠ばらし停止位置で枠ばらし装置に搬入されて枠ばらしされ、空にされた鋳枠が鋳枠循環装置に戻される。枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に配合装置によって必要量の補充成分が配合される。補充成分が配合された鋳物砂は混練機で水分調整しながら混練され、該混練鋳物砂は鋳物砂投入装置により造型装置において鋳枠内に投入されて鋳型造型される。
【0018】
本発明によれば、枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合するので、使用されている鋳物砂の量および組成を把握することが可能となり、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を枠ばらしされた鋳型の種類に応じて設定し適正に配合することができ、従来のように大量の鋳物砂を保留する必要がなくなり、ストックスペースおよび費用を削減することができる。そして鋳型造型装置で使用される鋳物砂を少量ずつ混練するので、混練鋳物砂を混練して直ちに最適な組成状態で造型装置において鋳枠内に投入して鋳型造型することができる。
【0019】
また、各装置の作動と関連付けて運転される長い搬送装置が不要となり、混練機、造型装置、注湯装置、枠ばらし装置を独立して運転することが可能となり、各装置を個々の製造工場において単独で試運転して調整することができ、鋳造ラインの設置場所での据付作業、費用および設置スペースを削減することができる。また、各装置が独立しているので、生産形態に合わせた設備の追加省略、生産工場の変更による移転が容易となり、日常のメンテナンスにおいても、各装置の回りにスペースを確保することができ作業が容易になる。このように、回収した鋳物砂を順次成分補充して混練し鋳型造型に直ちに使用できるので、混練鋳物砂が時間経過によって組成劣化をきたすことがなく、また鋳造ラインの製作、据付、変更、メンテナンスにおいて、時間と費用を大幅に削減することができる。
【0020】
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項5において、前記配合装置は、前記回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶する記憶手段と、前記配合装置により回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を前記記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求める手段と、を備えたことである。
【0021】
本発明によれば、配合装置は、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を、鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて、簡単かつ適切に求めることができる。さらに、鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を実績をフィードバックして適切なものに向上することができて、より高品質な鋳型延いては鋳物製品を製造することができる。
【0022】
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項6において、前記配合装置は前記回収鋳物砂の重量を計測する計量手段を備えたことである。これにより、回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を、鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて正確に算出することができる。
【0023】
請求項8に係る発明の構成上の特徴は、請求項5乃至7のいずれか1項において、前記配合装置は、1個の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合し、前記混練機は前記造型装置の近傍に配設され、前記供給手段は一鋳型分の混練砂を前記混練機から前記造型装置の鋳物砂投入装置に直接供給することである。これにより、混練機で混練された混練鋳物砂は直ちに造型装置に投入され、組成劣化を最小限に抑えることができるとともに、従来造型装置上に設けていた鋳物砂貯溜用のバッファタンクが不要になる。
【0024】
請求項9に係る発明の構成上の特徴は、請求項5乃至8のいずれか1項において、前記造型装置を前記閉ループ状の鋳枠循環装置の内側に配置したことである。これにより、鋳造ラインの設置スペースを極めて小さくすることができる。
【0025】
【実施の形態】
以下本発明の第1の実施形態に係る鋳造方法およびこの方法を実施するための鋳造ラインを図面に基づいて説明する。図1,2において、1は複数の上下鋳枠2,3を閉ループ状の搬送路4に沿って設けられた複数の停止位置に順次間欠的に搬送する鋳枠循環装置である。5は鋳枠循環装置1の円形環状の回転台で、回転台5の下面に円周上複数箇所で水平軸線回りに回転可能に支承された転動輪6により環状のレール7上に回転可能に装架されている。レール7はベース8に固定されている。回転台5の内周面は、回転台5が回転中心回りに搬送路4に沿って回転するように複数のローラ9により案内されている。ローラ9は、レール7と同心にベース8に固定されたローラ支持体10の上面に複数箇所で垂直軸線回りに回転可能に支承され、回転台5の内周面に当接している。回転台5の上面には、複数の上下鋳枠2,3が所定間隔で連続してピンで位置決めされ着脱自在に載置されている。複数の上下鋳枠2,3を各停止位置20に順次間欠的に移動させるように回転台5を割出し回転させる駆動装置15として、回転台5の外周下面にベルト溝11が回転台5と同心に設けられ、ベルト溝11とモータ12の出力軸に固定されたプーリ13との間にベルト14が掛け渡されている。モータ12はベース8に固定された取付台16に垂直に取付けられている。
【0026】
造型装置17が搬送路4のループ内側に配置され、造型装置17と対向する搬送路4の造型停止位置18と造型装置17との間に、鋳枠搬送装置19が配置されている。鋳枠搬送装置19は、造型停止位置18に搬送された空の上下鋳枠2,3を造型停止位置18から取出し、下鋳枠3を造型装置17に搬入し、造型された下鋳型23を造型装置17から搬出し、下鋳型23を反転して造型停止位置18に戻し、上鋳枠2を造型装置17に搬入し、造型された上鋳型22を造型装置17から搬出し下鋳型23上に鋳枠合せして鋳型21を形成する。即ち、鋳枠搬送装置19は、造型停止位置18と搬入出位置24との間で鋳枠2,3を移送する移送装置25と、搬入出位置24と造型装置17のキャリアプレート交換位置26との間で鋳枠2,3を搬入出する搬入出装置27と、搬入出位置24に搬出された下鋳型23が造型停止位置18に戻される途中で移送装置25から受け渡された下鋳型23を反転して移送装置25に返却する反転装置28とを備えている。
【0027】
移送装置25は、移送レール29が造型停止位置18と般入出位置24との間に搬送路4を跨いで架台39により上方に架設され、移送レール29上にシリンダ装置により水平方向に移動される移送台30が装架されている。移送台30には、シリンダ装置により昇降される昇降台31が装架され、昇降台31にシリンダ装置により開閉されて鋳枠2,3を把持する把持爪32が枢支されている。
【0028】
搬入出装置27は、シリンダ装置により180度割出し回転される旋回台33が支柱43に支承され、旋回台33の両端には、上下鋳型用の模型35,36が夫々上面に取付けられたキャリアプレート37,38が支承されている。旋回台33の旋回により搬入出位置24に割出されたキャリアプレート37,38上には移送装置25により上下鋳枠2,3が着脱され、キャリアプレート37または38上に載置された上鋳枠2または下鋳枠3が旋回台33の旋回により搬入出位置24と造型装置17のキャリアプレート交換位置26との間で搬入出される。
【0029】
反転装置28は、搬入出位置24と造型停止位置18との間で架台39に装架され、移送装置25の把持爪32で把持された下鋳型23は両側面を対向する挟持体34により挟持され、把持爪32が開放すると挟持体34が180度回転して下鋳型23を反転する。反転された下鋳型23は把持爪32により把持され、挟持体34が開放して移送装置25に返却される。
【0030】
造型装置17は、ベース8上に固定された装置本体40にテーブル41が昇降可能に装架され、テーブル41がシリンダ装置によって僅かに上昇されると、旋回台33の旋回によりキャリアプレート交換位置26に搬入されているキャリアプレート37又は38がテーブル41上に載置される。テーブル41を跨いでアッパベース42が支柱43,44によりベース8に固定され、アッパベース42にシリンダ装置45が垂直に取付けられ、シリンダ装置45の下方に突出したピストンロッド先端にスクイズヘッド46が固定されテーブル41に向かって進退移動されるようになっている。
【0031】
支柱上43,44には適宜厚さを有する水平面状の上盛枠47がテーブル41の上方で固定され、造型装置17の近傍に並設された混練機49の下方まで水平方向に延在している。上盛枠47と下降端に位置するテーブル41との間に、上鋳枠2または下鋳枠3が載置されたキャリアプレート37または38が旋回台33の旋回により搬入され、その後にテーブル41が上昇端に上昇されると上鋳枠2または下鋳枠3の上面が上盛枠47の下面に当接する。上盛枠47には、下面に当接する上鋳枠2または下鋳枠3の側壁内周面と整列する貫通穴が穿設されている。
【0032】
造型装置17にはテーブル41に載置されたキャリアプレート37または38上の上鋳枠2または下鋳枠3内に混練鋳物砂を投入する鋳物砂投入装置50が付設され、鋳物砂投入装置50の投入ホッパー51は、ベース8上に立設された枠体52に水平方向に摺動可能に装架され、混練機49から1個の鋳型分の混練鋳物砂が供給される供給位置と上下鋳枠2,3内に混練鋳物砂を投入する投入位置との間で上盛枠47上面を摺接しながら駆動装置により移動される。上盛枠47の供給位置と対向する部分には、一個の鋳型を造型するために下鋳枠3および上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に残った余剰鋳物砂を戻しコンベア53上に落下させるためにシャッタで開閉される開口が穿設されている。
【0033】
注湯装置54および枠ばらし装置55が搬送路4に沿って造型停止位置18の両側に夫々配置されている。造型停止位置18において回転台5上で移送装置25により鋳枠合せして形成された鋳型21が、回転台5の回転により注湯装置54と対向する搬送路4の注湯停止位置56に位置決め停止されると、注湯装置54は鋳型21に注湯する。注湯停止位置56から枠ばらし装置55と対向する枠ばらし停止位置57までの間には、複数の冷却停止位置58が設けられ、注湯された鋳型21は複数の冷却停止位置58を通過する間に冷却される。枠ばらし停止位置57において枠ばらし装置55は、冷却された鋳型21を下鋳枠3の下面を支持して回転台5からコンベア60上面より高く持ち上げ、鋳型21がコンベア60上のトレイ59上方に位置するように横移動する。横移動後に、枠ばらし装置55が下鋳枠3の下面を更に上方に持ち上げると、鋳型21の鋳物砂部分が押えロッド86により上方への移動を阻止され、鋳型21が上下鋳枠2,3から押し出されてトレイ59内に入れられる(図3)。空の上下鋳枠2,3は枠ばらし停止位置57で回転台5上に戻される。トレイ59がコンベア60により製品取出し位置61に移送されると、鋳物製品が枠ばらしされた注湯済みの鋳型からマニプレータ62によって鋳物砂と分離されて取出され、砂落とし回転ブラシにより表面に付着した鋳物砂を除去される。このように回収された鋳物砂はトレイ59に収容されてコンベア60によって搬送され、ダマ砕き位置63で回転解砕ロータにより解砕され、異物除去位置64で振動機により振動されて篩にかけられ異物が除去される。異物が除去された回収鋳物砂は配合位置65に搬送され、マグネットにより微細な鉄粉を除去する磁選が行われる。
【0034】
図5に示すように、配合位置65には、枠ばらし装置55によって枠ばらしされた既知種類の鋳型21から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合装置66が配置されている。配合位置65には搬入されたトレイ59に収容されている回収鋳物砂の重量をトレイ59の重量とともに計測する重量計67が設けられ、配合位置65の上方には補充成分、例えば新砂と、ベントナイト等の粘土分と、石炭粉や澱粉等の微粉分とを夫々収容する補充成分タンク68〜70が設けられている。各補充成分タンク68〜70の下端には例えばソレノイドで駆動されるシャッタ71〜73により開閉される投入口が開口されている。補充成分タンク68〜70と配合位置65との間には重量計74により重量計測される計量ホッパー75が配設され、各補充成分タンク68〜70の投入口からシャッタ71〜73の開放により投下された補充成分は計量ホッパー75に収容されて重量計74によって重量計測されシャッタ71〜73の閉鎖により必要量だけ切出される。必要重量の補充成分を供給された計量ホッパー75は、下端に開口する投入口を開閉するシャッタ76がシリンダ装置によって開放され、収容する必要重量の補充成分をトレイ59内に投下する。
【0035】
コンピュータ77は各種演算処理を行うCPU、CPUが実行する各種プログラム等を予め格納したROM、CPUが演算処理中に必要なデータを読み書きするRAM、および重量計67,74からの計測信号を入力し、開閉信号をシャッタ71〜73,76に出力する入出力回路等から構成されている。更に、ROMには、図6に示すように回収鋳物砂の単位重量、例えば1kg当たりに配合すべき補充成分および配合量が各回収鋳物砂で形成されていた鋳型の種類別に表78にして記憶されている。
【0036】
配合位置65に搬送された回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を求める配合プログラム79は、図7に示すように現在鋳造に使用されている鋳型の種類を記憶するメモリに記憶されている鋳型種類を読み出して現在配合位置65に搬送された回収鋳物砂で形成されていた鋳型の種類を特定する(ステップS1)。重量計67から入力された重量からトレイ59自身の重量を減算して配合位置65に搬送された回収鋳物砂の重量を算出する(ステップS2)。この回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分の配合量が表78から読み出され、これに回収鋳物砂の重量が乗算されて回収鋳物砂に配合すべき各補充成分および配合量が算出される(ステップ3)。配合すべき各補充成分が収容された各補充成分タンク68〜70の各シャッタ71〜73が開かれて配合すべき各補充成分が計量ホッパー75に投下され、重量計74により計測された計量ホッパー75の重量が各補充成分の各配合量だけ増加すると各シャッタ71〜73が閉じられ、配合すべき補充成分が配合量だけ取出されて計量ホッパー75に収容される(ステップ4)。計量ホッパー75のシャッタ76が開かれ、必要量の補充成分がトレイ59に投下されて回収鋳物砂に配合される(ステップ5)。
【0037】
配合位置65と混練機49の投入口との間には搬送レール80が敷設され、搬送レール80に搬送ホッパー81が自走可能に装架されている。搬送ホッパー81は必要量の補充成分が配合された回収鋳物砂を配合位置65でトレイ59から移し替えられ、搬送レール80を混練機49の投入口の上方まで自走し、下端に開口する投入口を開閉するシャッタ82が開かれて補充成分を配合された回収鋳物砂を混練機49に投入する。混練機49は補充成分を配合された回収鋳物砂が投入されると比誘電率を計測することにより砂の水分を計測し、同時に温度を計測し、必要な水を投入する。次に投入口を気密的に閉鎖し、真空ポンプ83により減圧された状態で鋳物砂を水の蒸発により効果的に冷却し水分調整を行いながら混練する。このようにして混練された1個の鋳型分の混練鋳物砂は、鋳物砂投入装置50の投入ホッパー51が供給位置に位置するとき、混練機49の投下口から垂下された供給管84にガイドされて投入ホッパー51に直接供給される。
【0038】
供給位置に対応して上盛枠47に穿設された開口を開閉するシャッタが開かれると、一個の鋳型用の下鋳枠3および上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に残った余剰鋳物砂が投入ホッパー51から戻しコンベア53に投下される。戻しコンベア53は、余剰鋳物砂が投下される受取位置と、戻し停止位置85との間に設けられ、戻し停止位置85には注湯停止位置56より数ステップ後段の冷却停止位置20が割付けられている。戻しコンベア53は、1個の鋳型21に対応する余剰鋳物砂毎に分離して搬送するように複数区画に分割され、受取位置と戻し停止位置85との間には、造型停止位置18と戻し停止位置85との間に存在する停止位置20の数と同数の区画が設けられ、鋳枠循環装置1の各停止位置20間の間欠移動に連動して1区画ずつ移動される。従って、一鋳型を造型した後に残った余剰鋳物砂は、この一鋳型が注湯された後に戻し停止位置85に搬送されたときに、この一鋳型上に全量投下されて一鋳型用の鋳物砂と混合される。
【0039】
上記のように構成した第1の実施形態に係る鋳造方法および鋳造ラインの作動を説明する。回転台5は、モータ12により所定時間間隔で1ピッチずつ間欠的に割出し回転され、回転台5上に連続して載置された複数の上下鋳枠2,3は閉ループ状の搬送路4に沿って設けられた複数の停止位置20に順次間欠的に割出し停止される。枠ばらし装置55により枠ばらしされ、枠ばらし停止位置57で回転台5上に戻された空の上下鋳枠2,3が造型停止位置18に停止されると、移送装置25の昇降台31が下降して把持爪32が下側に位置する下鋳枠3を把持し、昇降台31が上昇して上下鋳枠2,3を造型停止位置18から取出し、移送台30が搬入出位置24の上方まで水平方向に移動される。搬入出位置24には、下型用の模型36が取付けられたキャリアプレート38が旋回台33の一端に支承されて割出されており、昇降台31が搬入出位置24に下降して下鋳枠3をキャリアプレート38上に載置する。把持爪32は下鋳枠3を解放して上昇し、上昇途中で上鋳枠2を把持して上昇端に後退する。
【0040】
旋回台33が180度旋回されて下鋳枠3を載置したキャリアプレート38が造型装置17のキャリアプレート交換位置26に搬入され、上型用の模型35が取付けられたキャリアプレート37が旋回台33の他端に支承されて搬入出位置24に割出される。昇降台31が搬入出位置24に下降して上鋳枠2をキャリアプレート37上に載置する。テーブル41がシリンダ装置によって上昇端に移動され、キャリアプレート交換位置26に搬入されたキャリアプレート38がテーブル41上に載置され、キャリアプレート38上の下鋳枠3の上端が上盛枠47の下面に当接する。1個の鋳型分の混練鋳物砂が供給位置で混練機49から供給された投入ホッパー51は上盛枠47上面を摺接して投入位置に移動され、上盛枠47に穿設された開口から混練鋳物砂を下鋳枠3内に投入し、投入後に供給位置に後退される。鋳物砂の投入後に、スクイズヘッド46がシリンダ装置45により下降され、下鋳枠3に投入された混練鋳物砂がスクイズされて下鋳型23が造型される。スクイズの完了後、スクイズヘッド46が上昇端まで後退され、テーブル41が下降端まで下降され、下鋳型23を造型したキャリアプレート38が旋回台33の一端に支承される。
【0041】
旋回台33が180度旋回されると、下鋳型23を造型したキャリアプレート38が旋回台33の一端に支承されて搬入出位置24に搬出され、上鋳枠2を載置され上型用の模型35が取付けられたキャリアプレート37が、旋回台33の他端に支承されて造型装置17のキャリアプレート交換位置26に搬入される。昇降台31が搬入出位置24に下降し、把持爪32が下鋳枠3を把持して上昇し、下鋳型23が下型用の模型36から離型される。移送台30が反転装置28と対向する位置に移動され、把持爪32に把持された下鋳型23が両側面を反転装置28の挟持体34により挟持され、把持爪32が開放すると挟持体34が180度回転されて下鋳型23を反転する。反転された下鋳型23は把持爪32により把持され、挟持体34が開放されて移送装置25に返却される。移送台30が造型停止位置18の上方に移動され、昇降台31が下降されて下鋳型23が回転台5上に、下鋳枠3の底面に穿設された穴をピンに嵌合して位置決めしながら載置され、載置後、把持爪32が開放され、昇降台31は上昇される。造型停止位置18で回転台5上に載置された下鋳型23に中子が組込まれて中子納めされる。
【0042】
上型用の模型35が取付けられたキャリアプレート37は、旋回台33の旋回によりキャリアプレート交換位置26に搬入され、上昇するテーブル41上に載置され、上述の下鋳型23の造型と同様に上鋳型22が造型される。造型後、旋回台33の旋回により、上鋳型22を造型したキャリアプレート37が旋回台33の他端に支承されて搬入出位置24に搬出される。昇降台31が搬入出位置24に下降し、把持爪32が上鋳枠2を把持して上昇し、上鋳型22が上型用の模型35から離型される。移送台30が造型停止位置18の上方に移動され、昇降台31が下降されて上鋳型22が下鋳型23上に鋳枠合せされて鋳型21が形成される。
【0043】
所定時間が経過する毎に、回転台5がモータ12により1ピッチずつ間欠的に割出し回転され、鋳型21が造型停止位置18で回転台5上に順次形成され、注湯停止位置56に順次搬送され、注湯装置54により注湯される。注湯された鋳型21は、枠ばらし停止位置57までの間に設けられた複数の冷却停止位置58を通過する間に冷却される。冷却された鋳型21は枠ばらし停止位置57で枠ばらし装置55により枠ばらしされ、上下鋳枠2,3が取り外されてトレイ59内に入れられ、空の上下鋳枠2,3は枠ばらし停止位置57で回転台5上に戻される。枠ばらしされた鋳型21から鋳物製品が製品取出し位置61で取出され、砂落とし回転ブラシにより鋳物砂を除去されて鋳物砂と分離される。回収された鋳物砂はトレイ59に収容されて搬送され、ダマ砕き位置63で解砕され、異物除去位置64で篩にかけられて異物が除去され、配合位置65で磁選される。
【0044】
配合位置65では、現在使用されている鋳型の種類がメモリから読み出され、重量計67から入力された重量から回収鋳物砂の重量が算出される。この回収鋳物砂1kg当たりに配合すべき各補充成分の配合量が表78から読み出され、これに回収鋳物砂の重量が乗算されて回収鋳物砂に配合すべき各補充成分および配合量が算出される。配合すべき各補充成分が収容された各補充成分タンク68〜70の各シャッタ71〜73が開かれ、配合すべき各補充成分の重量が重量計74で計測されて計量ホッパー75に投下され、計量ホッパー75からトレイ59に投入されて回収鋳物砂に配合される。
【0045】
搬送ホッパー81は補充成分が配合された回収鋳物砂をトレイ59から移し替えられ、搬送レール80を混練機49の投入口の上方まで自走し、補充成分を配合された回収鋳物砂を混練機49に投入する。混練機49は補充成分が配合された回収鋳物砂を水分補給して水分調整および冷却しながら混練する。混練された一鋳型分の混練鋳物砂は、混練機49から鋳物砂投入装置50の供給位置に位置する投入ホッパー51に直接供給される。下鋳枠3に続いて上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に、投入ホッパー51が供給位置に後退されると、上盛枠47のシャッタが開かれて一鋳型を造型した後に残った余剰鋳物砂が戻しコンベア53上に投下される。余剰鋳物砂は戻しコンベア53により戻し停止位置85に搬送されて一鋳型用の鋳物砂と混合される。
【0046】
上記実施の形態では、1枚の回転台5を環状のレール7上に回転可能に装架して、鋳枠循環装置1を構成しているが、円形、楕円形、角部をR形状にした多角形などのループ状に敷設した一対のレール上に複数台の搬送台車を車輪により転動可能に装架し、各搬送台車を枢着ピンにより連結し、押動位置に割出された搬送台車を割出し装置により1ピッチずつ押動し、搬送台車に夫々載置された複数の上下鋳枠2,3を閉ループ状の搬送路に沿って設けられた複数の停止位置に順次間欠的に搬送するようにしてもよい。また、複数台の搬送台車を枢着ピンで連結することなく、押動位置で割出し装置により1ピッチ押動された搬送台車を起点にして前方の搬送台車を順次押動するようにしてもよい。
【0047】
次に、本発明の第2の実施形態について、図8に基づいて説明する。上記第1の実施形態では、鋳枠循環装置が1個の搬送装置によって構成され、複数の上下鋳枠2,3が閉ループ状の搬送路に沿って1ピッチずつ一斉に搬送されているが、第2の実施形態では、鋳枠循環装置が複数個の搬送装置によって構成され、複数の上下鋳枠2,3が閉ループ状の搬送路の各区間を各搬送装置によって搬送される点のみが第1の実施形態と異なり、他の構成は同様であるので、第1の実施形態と同じ構成要素には同一の参照番号を付して説明を省略し、主として相違点について説明する。
【0048】
図8に示すように、閉ループ状の鋳枠循環装置87は、造型装置17が配置された第1搬送装置88、注湯装置54が配置された第2搬送装置89、冷却停止位置を提供する第3搬送装置90、および枠ばらし装置55が配置された第4搬送装置91によって構成されている。第1搬送装置88のローラコンベア92上に載置され鋳枠送り装置93とクッション装置94とに挟持されて各停止位置20を1ピッチずつ移送された空の上下鋳枠2,3が造型停止位置18で造型装置17に搬入されて下鋳型23、上鋳型22が交互に造型されてローラコンベア92上に戻される。95は下鋳型23を上下反転させる鋳枠反転装置で、これによりローラコンベア92から鋳枠反転装置95に搬入された下鋳型23はドラムの180度回転により反転されてローラコンベア92上に搬出され、1ピッチ移送されて台車セット装置96に搬送される。台車セット装置96には、シリンダ装置によって昇降される昇降台が配置されている。昇降台は下鋳型23が台車セット装置96に搬入されたときのみ上昇され、台車セット装置96に投入された搬送台車97を載置して上昇し、ローラコンベア92に支持された下鋳型23を搬送台車97上に支持してローラコンベア92から僅かに離脱させる。上昇された昇降台上のレールと連続するレールがローラコンベア92と平行に設けられ、台車セット装置96以降は、下鋳型23はレール上を走行する搬送台車97上に載置された状態で移送され、上鋳型22はローラコンベア92上を移送される。下鋳型23は鋳枠反転装置95で反転されて台車セット装置96に投入された搬送台車97上に載置され、中子入れ等必要な作業が行なわれる。台車セット装置96に隣接して鋳枠合せ装置98が配置され、鋳枠合せ装置98により上鋳型22が下鋳型23に鋳枠合せされて鋳型21が形成される。
【0049】
鋳型21を載置した搬送台車97は、第1鋳枠方向転換装置99により90度方向転換され、第2搬送装置89を構成する鋳枠送り装置100とクッション装置101とに挟持されてレール上を各停止位置20に1ピッチずつ移送され、注湯停止位置56で注湯装置54により注湯される。注湯された鋳型21を載置した搬送台車97は、第2鋳枠方向転換装置102により90度方向転換され、第3搬送装置90を構成する鋳枠送り装置103とクッション装置104とに挟持されてレール上をローラコンベア92の搬送方向と平行に逆方向に各冷却停止位置58を1ピッチずつ移送され、その間に鋳物が冷却される。注湯された鋳型21を載置した搬送台車97が、台車分離装置105上に搬入されると、鋳型21をローラコンベア上に残して搬送台車97が下降され、鋳型21が第4搬送装置91を構成する鋳枠送り装置106とクッション装置107とに挟持されてローラコンベア上を各停止位置20に1ピッチずつ移送されて枠ばらし装置55に搬入され、鋳型21が上下鋳枠2,3から分離され、コンベア60上のトレイ59内に入れられる。重合された上下鋳枠2,3は、鋳枠分離装置108により上鋳枠2、下鋳枠3に分離されてローラコンベア92に搬入される。
【0050】
台車分離装置105により下降された搬送台車97は、下方レール上に載置されて台車戻し箇所109に移送される。台車戻し箇所109には、シリンダ装置によって昇降される昇降台が配置され、昇降台は搬送台車97が搬入されると下降し、搬送台車97をローラコンベア上に支持させる。ローラコンベア上に支持された搬送台車97は台車送り装置110により台車セット装置96に投入される。
【0051】
このように構成された閉ループ状の鋳枠循環装置87において、混練機49が造型装置17の近傍に並設され、配合位置65と混練機49の投入口との間には搬送レール80が敷設され、搬送レール80に搬送ホッパー81が自走可能に装架されている。搬送ホッパー81は必要量の補充成分が配合された回収鋳物砂を配合位置65でトレイ59から移し替えられ、搬送レール80を混練機49の投入口の上方まで自走し、補充成分を配合された回収鋳物砂を混練機49に投入する。混練機49は補充成分を配合された回収鋳物砂を水分調整しながら混練する。混練された1個の鋳型分の混練鋳物砂は、造型装置17の鋳物砂投入装置の投入ホッパーに直接供給される。
【0052】
一個の鋳型用の下鋳枠3および上鋳枠2に混練鋳物砂を投入した後に残った余剰鋳物砂は投入ホッパーから戻しコンベア53に投下される。戻しコンベア53は、余剰鋳物砂が投下される受取位置と、注湯停止位置56より後段の戻し停止位置85との間に設けられ、戻しコンベア53は、1個の鋳型21に対応する余剰鋳物砂毎に分離して搬送するように複数区画に分割され、受取位置と戻し停止位置85との間には、造型停止位置18と戻し停止位置85との間に存在する停止位置20の数と同数の区画が設けられ、鋳枠循環装置87の第3搬送装置90の1ピッチずつの移動に連動して1区画ずつ移動される。従って、一鋳型を造型した後に残った余剰鋳物砂は、この一鋳型が注湯された後に戻し停止位置85に搬送されたときに、この一鋳型上に全量投下されて一鋳型用の鋳物砂と混合される。
【0053】
上記実施の形態では、1個の鋳型分の回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合しているが、配合位置65で少数一定個数(例えば、2,3個)の鋳型分の回収鋳物砂を集めて必要量の補充成分を配合し、混練機49に投入して混練するようにしても良い。この場合、少数一定個数の鋳型21を造型した後に投入ホッパー51に残った余剰鋳物砂を、該少数一定個数の鋳型21を形成していた回収鋳物砂と配合位置65で混合するように戻しコンベアを受取位置と配合位置65との間に設けても良い。
【0054】
上記実施の形態では、回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき各補充成分の配合量は、回収鋳物砂の単位重量当たり、例えば1kg当たりに配合すべき各補充成分の配合重量として記憶しているが、回収鋳物砂により形成されていた鋳型1個当たりに配合すべき各補充成分の配合重量または配合容積を鋳型の種類別に記憶するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1の実施形態に係る鋳造ラインを示す図。
【図2】図1のA‐A矢視図。
【図3】図1のB−B矢視図。
【図4】図1のC−C矢視図。
【図5】回収鋳物砂に補充成分を配合して混練機に投入する説明図。
【図6】回収鋳物砂に配合する補充成分および配合量を鋳型別に記憶したテーブルを示す図。
【図7】回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合するプログラムを示す図。
【図8】第2の実施形態に係る鋳造ラインを示す図。
【符号の説明】
1,87…鋳枠循環装置、2…上鋳枠、3…下鋳枠、4…搬送路、5…回転台、7…環状のレール、15…駆動装置、17…造型装置、18…造型停止位置、19…鋳枠搬送装置、20…停止位置、21…鋳型、22…上鋳型、23…下鋳型、24…搬入出位置、25…移送装置、26…キャリアプレート交換位置、27…搬入出装置、28…反転装置、33…旋回台、35,36…上下鋳型用の模型、37,38…キャリアプレート、40…装置本体、41…テーブル、46…スクイズヘッド、47…上盛枠、49…混練機、51…投入ホッパー、53…戻しコンベア、54…注湯装置、55…枠ばらし装置、56…注湯停止位置、57…枠ばらし停止位置、58…冷却停止位置、59…トレイ、60…コンベア、61…製品取出し位置、62…マニプレータ、63…ダマ砕き位置、64…異物除去位置、65…配合位置、66…配合装置、67,74…重量計、68〜70…補充成分タンク、71〜73,82…シャッタ、75…計量ホッパー、77…コンピュータ、78…表、79…配合プログラム、80…搬送レール、81…搬送ホッパー、供給管、85…戻し停止位置、88〜91…第1乃至第4搬送装置。
Claims (9)
- 複数の鋳枠を閉ループ状の鋳枠循環装置により複数の停止位置に搬送し、造型停止位置に搬送された空の鋳枠を造型装置に搬入し鋳物砂を投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に戻し、前記鋳型に注湯停止位置で注湯し、注湯後冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に搬送された鋳型を枠ばらしすることを繰り返す鋳造方法において、前記枠ばらしされた鋳型から鋳物製品を分離された鋳物砂を鋳枠毎に分離回収し、他の鋳枠から枠ばらしされた鋳型から分離回収された鋳物砂と混合することなく必要量の補充成分を配合して混練することを特徴とする鋳造方法。
- 複数の鋳枠を閉ループ状の鋳枠循環装置により複数の停止位置に搬送し、造型停止位置に搬送された空の鋳枠を造型装置に搬入し鋳物砂を投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に戻し、前記鋳型に注湯停止位置で注湯し、注湯後冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に搬送された鋳型を枠ばらしすることを繰り返す鋳造方法において、前記枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合工程と、該補充成分を配合された鋳物砂を混練機で水分調整しながら混練する工程と、該混練された混練鋳物砂を前記造型装置において前記空の鋳枠内に投入する工程と、を備えたことを特徴とする鋳造方法。
- 請求項2において、前記配合工程は、前記回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶手段に記憶する工程と、前記配合工程に搬送された回収鋳物砂に配合すべき前記補充成分および配合量を前記記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求める工程と、を備えたことを特徴とする鋳造方法。
- 請求項2または3において、前記配合工程は、1個の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合し、前記混練機によって混練された一鋳型分の混練砂であって前記造型装置において該一鋳型用の鋳枠内に投入されなかった余剰混練鋳物砂の全量を注湯後に該一鋳型用の鋳物砂と混合することを特徴とする鋳造方法。
- 複数の鋳枠を複数の停止位置に搬送する閉ループ状の鋳枠循環装置と、造型停止位置に停止された空の鋳枠が搬入され該空の鋳枠に鋳物砂を鋳物砂投入装置によって投入して鋳型を造型し該鋳型を前記鋳枠循環装置に搬出する造型装置と、鋳型に注湯停止位置で注湯する注湯装置と、注湯後に冷却停止位置を経由して枠ばらし停止位置に停止された鋳型が搬入されて枠ばらしを行った後に空の鋳枠を前記鋳枠循環装置に搬出する枠ばらし装置とを備えた鋳造装置において、前記枠ばらし装置によって枠ばらしされた1個または少数一定個数の既知種類の鋳型から鋳物製品が分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合する配合装置と、該補充成分を配合された鋳物砂が投入され水分調整しながら混練する混練機と、該混練機により混練された混練鋳物砂を前記造型装置の鋳物砂投入装置に供給する供給手段と、を備えたことを特徴とする鋳造ライン。
- 請求項5において、前記配合装置は、前記回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量を鋳型の種類別に記憶する記憶手段と、前記配合装置により回収鋳物砂に配合すべき補充成分および配合量を前記記憶手段に鋳型の種類別に記憶された回収鋳物砂の単位量当たりに配合すべき補充成分および配合量に基づいて求める手段と、を備えたことを特徴とする鋳造ライン。
- 請求項6において、前記配合装置は前記回収鋳物砂の重量を計測する計量手段を備えたことを特徴とする鋳造ライン。
- 請求項5乃至7のいずれか1項において、前記配合装置は、1個の既知種類の鋳型から鋳物製品を分離された回収鋳物砂に必要量の補充成分を配合し、前記混練機は前記造型装置の近傍に配設され、前記供給手段は一鋳型分の混練砂を前記混練機から前記造型装置の鋳物砂投入装置に直接供給することを特徴とする鋳造ライン。
- 請求項5乃至8のいずれか1項において、前記造型装置を前記閉ループ状の鋳枠循環装置の内側に配置したことを特徴とする鋳造ライン。
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| JP2003190384A JP2005021944A (ja) | 2003-07-02 | 2003-07-02 | 鋳造方法および鋳造ライン |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-07-02 JP JP2003190384A patent/JP2005021944A/ja active Pending
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