JP2005008140A - 自動車用ガラスラン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 断面略U字状の自動車用ガラスラン10において、車外側側壁20の先端付近の内面に凹部25を設け、車外側シールリップ50の先端が車外側側壁20の内面に当接したときに、車外側側壁20の先端付近の内面と車外側シールリップ50の付根部51の内面との間に隙間を生ぜしめたこと、あるいは、該車外側側壁の内面の上記車外側シールリップ先端部が当接する部分に、車外側シールリップ先端部52を収容する側壁凹部23設け、または、車外側シールリップが当接する部分に、長手方向に連続する突条部21を設け、突条部の表面に連続するリブを設けたことを特徴とする自動車用ガラスランである。
【選択図】 図1
Description
なお、ドア1と車体との間のシールは、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップおよび/または車体の開口部のフランジに取付けられたオープニングトリムウエザストリップによりなされている。
車外側側壁120、車内側側壁130と底壁140はチャンネル3内に挿入され、各壁の外面がチャンネル3の内面に当接され、ガラスラン110を保持している。
しかしながら、ドアガラス5は自動車が高速走行する場合には車外側に吸い出されたり、車体の振動に伴って振動する場合があり、そのときドアガラス5によって車外側シールリップ150が車外側側壁120に押し付けられるように動く場合がある(例えば、特許文献2参照。)。
また、ドアガラス5の車外側への移動により車外側シールリップ150の内面が車外側側壁120の内面と密着したのちに、ドアガラス5が車室内側に移動等して車外側シールリップ150の内面が車外側側壁120の内面から離れると、低摺動材の塗布状況や剥がれるときの弾発的な剥がれによって異音等を発生し、好ましくなかった。
ドアガラスによって車外側シールリップの先端が車外側側壁の内面に当接したときに、車外側側壁の内面の車外側シールリップ先端部が当接する部分に車外側シールリップ先端部を収容する側壁凹部を設けたため、車外側シールリップ先端部の断面略半円形の車外側側壁側部分が側壁凹部に収容され、車外側シールリップ先端部がより一層車外側に位置することができる。このため、いわゆる「底着き」を遅らせることができ、車外側シールリップが車外側側壁から受ける反力を小さくすることができる。そして、その結果、車外側シールリップがドアガラスを押す力を少なくすることができるためドアガラスの摺動抵抗をより減少させることができる。
さらに、車外側側壁と車外側シールリップの接触面積を少なくすることができるために、車外側側壁の内面に設ける低摺動材を少なくしたり、あるいは省略することができる。
先端屈曲部は、車外側側壁の先端付近で外側に向けて屈曲して、先端屈曲部の先端から車外側シールリップが反転するように延設しているため、車外側シールリップの付根部を車外側側壁の本体部分の延長線上よりも車外側にまで設けることができる。このため、ドアガラス閉時に上辺部分の車外側シールリップにドアガラスが上昇して当接するときに、ドアガラスの先端が車外側に振れてもドアガラスの上昇を案内して、ガラスランの断面U字形の内部に誘導することができる。
先端屈曲部は、車外側側壁の他の部分よりも薄肉であるため、チャンネルの寸法のバラツキに対応して柔軟にチャンネルの形状に応じて変形することができ、チャンネルの先端をカバーすることができる。
また、ドアガラスに向けて凸状に湾曲しているため、ドアガラスと線接触的に当接することができるため、ドアガラスとの摺動抵抗を下げ、ドアガラスの昇降をスムースにすることができる。
ガラスランの車外側側壁に設けられた突条部は、ドアガラスのドアフレームの縦辺部のみならず上辺部にも設けられたため、ドアガラスが昇降する際に車外側シールリップがドアガラスと当接したりドアガラスから離れたりすることを繰り返しても、車外側シールリップが車外側側壁と貼着したり、急に弾発的に剥がれて異音が発生したりすることがない。
また、車外側シールリップが車外側側壁と貼着することがないため、ドアガラスに確実に車外側シールリップが当接するので、シール性が優れている。
突条部の表面にリブを複数本設けたため、突条部の表面の全体にわたり車外側シールリップを保持することができ、安定的に保持できるとともに、各リブに接触圧力を分散でき、各リブの個々の接触圧力を低下させることができるため、各リブの変形を少なくすることができ、車外側シールリップとの接触面積を減少させることができる。
さらに、突条部よりも若干先端側で外部に向けて屈曲しているため、車外側シールリップを突条部で支えることにより車外側シールリップ付根部と車外側側壁上部との間に空間がより一層設けられやすくなる。そのため、車外側側壁と車外側シールリップ付根部との貼着を防止することができる。
先端屈曲部は、車外側側壁の他の部分よりも薄肉であるため、チャンネルの寸法のバラツキに対応して柔軟にチャンネルの形状に応じて変形することができ、チャンネルの先端をカバーすることができる。
また、車外側シールリップはドアガラスに向けて凸状に湾曲しているため、湾曲部の凸部分がドアガラスに当接してドアガラスに対して弾性的に撓みやすく、ドアガラスとの摺動抵抗を下げ、ドアガラスの昇降をスムースにすることができる。
また、本発明は、ガラスランの車外側シールリップの先端に断面略半円形状に膨出した車外側シールリップ先端部を設け、車外側側壁の車外側シールリップ先端部が当接する部分に車外側シールリップ先端部を収容する側壁凹部を設け、ドアガラスによって車外側シールリップが車外側側壁に当接するときに、車外側シールリップ先端部を側壁凹部に収納させ、車外側側壁からの反力を下げて、車外側シールリップとドアガラスとの間の摺動抵抗を下げてドアガラスの昇降をスムースにすることができる。
図5は自動車ドアの側面図である。図5に示すように自動車のドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、チャンネル3が設けられ、チャンネル3にはガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
押出成形部分は、ドアフレーム2の上辺に取付けられる部分と、ドアフレーム2のリヤ側縦辺に取付けられる部分と、ドアフレーム2のフロント側縦辺に取付けられる部分とからなる。
型成形部分はこれらの押出成形部分をドアフレーム2に対応した形状となるように成形して接続しており、ドアフレーム2のコーナー部に装着される部分となる。
車外側側壁20の先端付近から車外側シールリップ50が上記断面略U字状の内側に向けて延設されている。また、車外側カバー突起24が車外側側壁11の先端で車外方向に延設されている。車内側側壁30の先端から車内側シールリップ60が上記断面略U字状の内側に向けて延設されており、また、車内側カバー突起31が車内側側壁30の先端で車内方向に延設されている。
車外側シールリップ50は、車内側シールリップ60よりもリップの断面の長さが短く、肉厚も比較的に薄い。このため、ガラスラン10の断面U字形の内部でドアガラス5をドアフレーム2の車外側に近づけることができ、ドアガラス5とドアフレーム2との車外側面の段差を少なくして、空気抵抗を減少させるとともに車体の表面が平滑になり外観上好ましい。
車外側シールリップ50は、車外側側壁20の先端付近から断面略U字状の内側に向かって延設されているが、上述のようにその断面形状は内側に向かって、即ちドアガラス5に向かって凸状に湾曲した形状で、肉厚はほぼ一定である。また、車外側側壁20との連続部分はシールリップの付根部51であり、少なくとも、縦辺に取付けられる部位においては、図2〜図4に示すように、車外側のシールリップの先端には断面略半円状に突出した車外側シールリップ先端部52が形成されている。
車外側側壁20の先端屈曲部22により、チャンネル3の側壁の先端をカバーすることができるとともに、車外側側壁20の先端付近の内面と車外側シールリップの付根部51の内面との間に空間を設けやすくすることができる。
先端屈曲部22は、車外側側壁20の他の部分よりも薄肉であるため、チャンネル3の寸法のバラツキに対応してチャンネル3の先端をカバーすることができる。
この突条部21は、その表面に、即ち車外側シールリップ50と当接する面に複数のリブ21bが設けられている。その複数のリブ21bの各先端は、突条部21に隣接する車外側側壁20の内面よりも突出しているため、突条部21に隣接する車外側側壁20は突条部21よりも低く凹部となり先端側側壁凹部25と底壁側側壁凹部23を形成している。
この先端側側壁凹部25により、ドアガラス5によって車外側シールリップ50が車外側側壁20側に押されても、車外側側壁20の内面と車外側シールリップ50の内面が密着することがない。
なお、本実施の態様においては、車外側側壁20の内面に条溝21cを設けたが、車外側側壁20と車外側シールリップ50の貼り付き力が弱い場合には、条溝21cを設けずに、先端側側壁凹部25のみを設けることも可能である。
図1に示すようにドアフレーム2の上辺に取付けられるガラスラン10には、その底壁40に底壁リップ41が設けられている。この底壁リップ41により、ドアガラス5が上昇してガラスラン10の底壁40に当接するときにクッション作用をすることができ、ドアガラス5が上昇してガラスラン10の底壁40に達したときに急激な突き当たりを防止することができる。また、底壁リップ41の表面には低摺動部材を設けることができ、ドアガラス5との摺動抵抗を減少させることができる。
低摺動部材は、ドアガラス5との摩擦抵抗の低いものであれば使用することができるが、例えば、TPOシート、フッ素樹脂の不職布、ポリエチレンシート、シリコンコート、ウレタンコート等を使用することができる。
車内側側壁30の先端内面には、車内側シールリップ60が一体的に設けられている。車内側シールリップ60は断面略板状であり、車内側側壁30との連続部分であるシールリップ付根部61は内面に溝が設けられて、車内側シールリップ60が車内側側壁30方向に折れ曲がることができるようになっている。
ガラスラン10がチャンネル3に装着され、ドアガラス5によって車内側シールリップ60が車内側側壁30方向に押される時、車内側シールリップ60は、車内側シールリップ付根部61を中心に回転する。そして、ドアガラス5が大きく振動した場合には、車内側シールリップ先端突片63の先端が車内側側壁30に当接する。
ガラスラン5は、まず押出成形部分を成形する。押出成形は軟質のソリッド材を使用して成形する。
押出成形時のガラスラン10の断面形状は、略U字状の開口部分である先端部が少し開いた形状で押出成形される。これによって、チャンネル3への装着時に、チャンネル3の側壁への押圧力が得られる。また、車外側側壁20、車内側側壁30、底壁40、車外側シールリップ50と車内側シールリップ60へ低摺動部材を塗布する場合にはその作業がしやすくなる。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
5 ドアガラス
10 ガラスラン
20 車外側側壁
21 突条部
21b リブ
21c 条溝
22 先端屈曲部
25 上部側壁凹部
30 車内側側壁
40 底壁
50 車外側シールリップ
60 車内側シールリップ
Claims (13)
- 自動車ドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内し、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略U字状の自動車用ガラスランにおいて、
上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、該車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの両側端部の車外側面及び車内側面をシールし、
上記車外側側壁の先端付近の内面と車外側シールリップの付根部内面との間に凹部を設け、上記車外側シールリップの先端がドアガラスによって押されて上記車外側側壁の内面に当接したときに、上記凹部部分に隙間を生ぜしめたことを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 自動車ドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内し、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略U字状の自動車用ガラスランにおいて、
上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、該車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの両側端部の車外側面および車内側をシールし、
上記車外側シールリップの先端には断面略半円形に膨出した車外側シールリップ先端部を設け、
上記ドアガラスによって押されて上記車外側シールリップの先端部が車外側側壁に当接したときに、該車外側側壁の内面の上記車外側シールリップ先端部が当接する部分に、該車外側シールリップ先端部を収容する側壁凹部を設けたことを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 上記側壁凹部の大きさは、断面略半円形の上記車外側シールリップ先端部の膨出部分に対応した略同一以上の大きさである請求項2記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側側壁の内面に、複数本の長手方向に伸びる条溝を設けた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側側壁は、先端付近で外側に向けて屈曲する先端屈曲部が形成され、該先端屈曲部は、上記車外側側壁の他の部分よりも薄肉であり、凹部に形成されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側シールリップは、上記車内側シールリップよりも断面のリップの長さが短かく、上記ドアガラスに向けて凸状に湾曲している請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側側壁と、車内側側壁と、底壁の内面および車外側シールリップと車内側シールリップの外面に低摺動部材が設けられている請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の自動車用ガラスラン。
- 自動車ドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内し、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略U字状の自動車用ガラスランにおいて、
上記車外側側壁と車内側側壁には、それぞれ上記断面略U字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設け、該車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの両側端部の車外側面および車内側面をシールし、
少なくとも上記ドアフレームの縦辺部に取付けられる上記ガラスランの上記車外側側壁の内面の上記車外側シールリップが当接する部分に、長手方向に連続する突条部を設け、該突条部の表面に長手方向に連続するリブを設けたことを特徴とする自動車用ガラスラン。 - 上記突条部は、上記車外側側壁の内面であって、上記車外側シールリップ先端部よりも若干上記車外側シールリップの中央方向に寄った部分に当接する上記車外側側壁の部分に設けられるとともに、上記ドアフレームの縦辺部と上辺部に取付けられる両方のガラスランの車外側側壁に設けられる請求項8記載の自動車用ガラスラン。
- 上記突条部の表面に上記リブを複数本設けた請求項8または請求項9に記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側側壁は、先端付近で外側に向けて屈曲する先端屈曲部が形成され、該先端屈曲部は、上記車外側側壁の他の部分よりも薄肉であるとともに上記先端屈曲部の先端から上記車外側シールリップが延設している請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側シールリップは、上記車内側シールリップよりも断面のリップの長さが短かいとともに該リップの肉厚が薄く、上記ドアガラスに向けて凸状に湾曲している請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の自動車用ガラスラン。
- 上記車外側側壁と、車内側側壁と、底壁の内面および車外側シールリップと車内側シールリップの外面に低摺動部材が設けられている請求項8乃至請求項12のいずれかに記載の自動車用ガラスラン。
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