JP2004521840A - エレベーターシステムにおけるエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置 - Google Patents
エレベーターシステムにおけるエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】停電のような非常事態によりエレベーター制御器に保存されている上記エレベーターかごの位置情報が消失された場合にも、運転に復帰する時、上記エレベーターかごを、停止した位置から隣接階へ移動させて、現在上記エレベーターかごが位置している階を検出することにより上記エレベーターかごの絶対位置を検出する。
【解決手段】本発明は多様な大きさのスリットを備える遮蔽板を用いるエレベーターシステムにおけるエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置を提供する。
【選択図】図4
【解決手段】本発明は多様な大きさのスリットを備える遮蔽板を用いるエレベーターシステムにおけるエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置を提供する。
【選択図】図4
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターシステムの遮蔽板、及びこれを用いるエレベーターかごの位置検出装置に関する。特に、停電のような非常事態によってエレベーター制御器に保存されているエレベーターかごの位置情報が消失された場合にも、運転に復帰する時エレベーターかごの位置を容易に検出することができるエレベーターシステムの遮蔽板、及びこれを用いるエレベーターかごの位置検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般にエレベーターシステムにおいては、 各階の昇降口に対して昇降路上の所定位置を「停止位置」として設定し、上記各階の停止位置においてエレベーターかごができる限り正確に停止できるように制御する。したがって、エレベーターかごの安全な運行を保障し、乗客に対する便宜を与えるためには、各階の昇降口において上記エレベーターかごが上記停止位置に正確に停止できるように上記エレベーターかごの現在位置を精密に検出できなければならない。従来のエレベーターシステムは、上記エレベーターかごの現在位置を検出することができるエレベーターかごの位置検出装置(以下、簡単に「位置検出装置」ともいう。)を備える。
【0003】
図1は、従来の技術によるエレベーターかごの位置検出装置を備えたエレベーターシステムを概念的に示すブロック図である。図示されたように、上記従来のエレベーターシステムは、シーブ200に巻き掛けられているロープ210の一側に固定されて運行されるエレベーターかご220と、上記ロープ210の他側に固定された釣り合い重り230と、上記エレベーターかご220の運行のために上記シーブ200を駆動する電動器240と、上記電動器240の速度を検出する速度検出器270と、上記電動器240への電力供給と共にその速度を制御する速度制御器250と、上記速度制御器250に所定の命令を印加してエレベーターシステムの全般的な運転を制御するエレベーター制御器260とを備える。
【0004】
上記のような構成の従来のエレベーターシステムに備えられている従来の位置検出装置100は、昇降路上の所定領域に設けられる遮蔽板120と、上記エレベーターかご220が上記停止位置において停止した時、上記遮蔽板120に対応されて位置するように上記エレベーターかご220に設けられる位置感知器110とを含む。上記位置感知器110は、上側及び下側の発光素子11及び113と上側及び下側の受光素子112及び114とから構成される。また、上記従来の位置検出装置100は、上記位置感知器110からの出力を感知して上記エレベーターかご220の位置を検出する機能が加えられているエレベーター制御器260を更に含む。
【0005】
ここで、図2及び図3を参照して上記従来の位置検出装置100の位置検出動作に関して説明する。上記従来の位置検出装置100は、上記位置感知器110として光素子を採用することが一般的であり、上記光素子以外にも磁場を用いる磁気式素子や近接センサー等を採用する場合もあったが、これらの種類に関わらず、全体的な構造及び動作は互いに非常に類似しているので、 光素子を採用した場合のみを詳細に説明する。
【0006】
先ず、図2a及び図2bを参照すると、図2a及び図2bは、それぞれ上記エレベーターかごが上記停止位置に停止した時の上記位置感知器110と遮蔽板120の平面図及び側面図である。上記従来の位置感知器110は、その上側及び下側にコ字状の支持部を備え、上記支持部の一側及び他側に発光素子111及び113と受光素子112及び114とが装着される。また、上記従来の遮蔽板120は、上記エレベーターかご220が移動することにより、上記発光素子111及び113と受光素子112及び114との間の空間を通過して上記発光素子111及び113から上記受光素子112及び114への光を遮断する。上記エレベーターかご220が上記停止位置において正確に停止するように制御するためには、上記遮蔽板120と上記位置感知器110との昇降路方向の長さを等しくして上記エレベーターかご220の停止位置を精密に検出するようにすることが望ましい。
【0007】
次に、図3を参照して、上記従来の遮蔽板120を用いる従来の位置検出装置100の動作を説明する。図3は、エレベーターが上昇運転している場合、上記停止位置の付近において上記位置感知器110の上側の受光素子112及び下側の受光素子114からの出力波形を示す波形図である。
【0008】
上記上側及び下側の受光素子112及び114は、それぞれ上記遮蔽板120によって上記上側及び下側の発光素子111及び113からの光が遮られることにより、受信されない場合はハイ信号を出力し、正常的に光が受信される場合にはロー信号を出力するように構成される。したがって、上記エレベーターかご220が上記遮蔽板120の設けられていない階間に位置する場合は、上記上側又は下側の発光素子111又は113からの光が遮られないので、上記上側又は下側の受光素子112又は114の出力が全てローとなる。この後、上記エレベーターかご220が上昇して上記位置感知器110が上記遮蔽板120が設けられている領域に進入すると、先ず上記上側の発光素子111からの光が上記遮蔽板120により遮られて上記上側の受光素子112の出力がローからハイに変化する。この後、上記エレベーターかご220が更に上昇して上記停止位置に到逹すると、上記下側の発光素子113からの光も上記遮蔽板120により遮られて上記下側の受光素子114の出力もハイに変化する。
【0009】
次に、上記エレベーターかご220が上記停止位置から再上昇する場合には、先ず上側の受光素子112の出力がローに変化し、この後上記位置感知器110が上記遮蔽板120が設けられている領域から脱すると、上記下側の受光素子114の出力もローに変化し、二つの受光素子112及び114の出力が全てローとなる。
【0010】
したがって、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力が全てハイとなる区間は、図3において「停止区間」と表示されている区間のみであるので、これを検出することによって上記エレベーターかご220の停止位置を認識することができる。このような方式は、上記エレベーターかご220が下降する場合にも等しく適用される。
【0011】
しかし、上記従来の位置検出装置100によると、上記従来の遮蔽板120の形状と大きさが、全ての階において同一であったので、上記位置感知器110の出力のみによっては現在エレベーターかご220が何階に停止しているかを判別することができなかった。その結果、停電のような非常事態により上記エレベーター制御器260に保存されているエレベーターかご220の位置情報が消失された場合には、運転に復帰する時、上記エレベーターかご220が隣接階に移動して停止しても、上記エレベーターかご220の停止した階を判別することができないため、上記エレベーターかご220の絶対位置を検出することができなかった。
【0012】
そして、従来のエレベーターシステムにおいては、このような場合、一応上記エレベーターかご220を所定の基準位置(例えば、最下階)に移動させてから、正常運行を再開するしかない問題があった。
【0013】
一方、上記の問題を解決するために提案された従来の他の位置検出装置(図示せず)は、バーコードを判読することができる位置感知器を備えて、上記遮蔽板の代りに各階ごとに違うコードを有するバーコードを設け、上記バーコードを判読することができる位置感知器によりこれを判読することを通じて、上記エレベーターかご220の運行方向、停止位置、停止階等に関する情報を検出するようにした。上記のようなバーコードを用いる位置検出装置によると、 停電により上記エレベーターかご220の位置情報が消失された場合にも、復電時は上記バーコードの設けられていた距離まで移動することだけで上記エレベーターかごの絶対位置を検出することが可能となって、迅速に正常運行を再開することはできる。
【0014】
しかし、各階ごとに固有のコード値を有するバーコードを設けなければならず、これを読み出すことができるバーコード判読部等の複雑な装置を更に備えなければならないので、費用が増加する問題があった。また、時間の経過によって上記バーコードに汚染物質等が添着する場合には、バーコードを誤読するか、あるいは判読することができなくなって運行が不可能となる問題もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、上記の問題を解決するために案出されたものであって、本発明の目的は、エレベーターかごが停止位置に正確に停止できるように制御するために、上記エレベーターかごの移動中に上記停止位置に到達したかを精密に検出するばかりでなく、停電のような非常事態によりエレベーター制御器に保存されている上記エレベーターかごの位置情報が消失された場合にも、運転に復帰する時、上記エレベーターかごを、停止した位置から隣接階へ移動させて、現在上記エレベーターかごが位置している階を検出することにより、上記エレベーターかごの絶対位置を容易に検出することができるエレベーターかごの位置検出のための遮蔽板、及びこれを用いるエレベーターかごの位置検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記課題を解決するために、本発明は、昇降路を上昇又は下降したり、停止するエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置であって、上記昇降路中の各階の所定位置に設けられ、各階ごとに違う長さになるように形成された一つ又は一つ以上の溝を備える少なくとも一つ以上の遮蔽板と、上記エレベーターかごに設けられ、上記エレベーターかごが各階の停止位置に停止した場合、その階に設けられた上記遮蔽板に対応されて位置するように設けられ、上記エレベーターかごが上昇又は下降することによって上記遮蔽板との相対的位置に応じてハイ又はローの出力を選択的に生成する位置感知器と、上記位置感知器からの出力に応じて上記遮蔽板に備えられる一つ又は一つ以上の溝の長さを算出し、算出された溝の長さに基づいて上記エレベーターかごの現在位置を検出する制御器とを含むエレベーターかごの位置検出装置を提供する。
【0017】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図4は、本発明の一実施例による遮蔽板と位置感知器の側面図を示す。図4に示すように、本発明の一実施例による遮蔽板420は、切断して取り外しできるように形成された複数のセグメント(点線で示す部分)を備える。上記セグメントは互いに同一の大きさを有するように形成されることが望ましい。
【0020】
本実施例によると、上記遮蔽板420に備えられているセグメントを、上記遮蔽板120が備えられる階によってその個数と位置を違うようにして取り外す。したがって、上記位置感知器110が上昇又は下降することにより、上記発光素子111又は113の光が遮られるか、遮られないパターンが各階ごとに全て違うようになる。その結果、上記位置感知器110は、階ごとに互いに違う固有の出力を生成するようになり、上記制御器260は階ごとに固有の出力を感知することによって、現在上記エレベーターかご220が何階に位置しているかを検出することができる。
【0021】
上記本実施例による遮蔽板420の各セグメントの大きさは、上記位置感知器110の出力を容易に判別できるように決定されるべきであり、全てのセグメントが同一の大きさを有することが望ましいが、実施例によっては各セグメントの大きさが変化する可能性もある。
【0022】
次に図5乃至図7を参照して、上記位置感知器110に光素子を採用する場合を例として本実施例によるエレベーターかごの位置検出方法に関して詳細に説明する。
【0023】
先ず、図5aを参照すると、図4の遮蔽板420に備えられたセグメントの中、取り外したセグメントの個数を検出して上記エレベーターかごの位置を判別する第1使用例を示す。本使用例においては、上記遮蔽板420のセグメントの中から下側の二つのセグメントを取り外した遮蔽板420を示す。また、図5bは上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記図5aの遮蔽板420が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110の出力波形を示す波形図である。
【0024】
上記位置感知器110は、従来の位置検出装置に備えられたように、上側及び下側に形成されているコ字状の支持部の一側及び他側にそれぞれ上側及び下側の発光素子111及び113と上側及び下側の受光素子112及び114とを備え、上記エレベーターかご220が移動することにより、上記遮蔽板420が上記発光素子111及び113と上記受光素子112及び114との間の空間に進入して上記発光素子111又は113からの光が遮られると、上記受光素子112又は114においてはハイ信号が出力され、上記遮蔽板420によって上記発光素子111又は113からの光が遮られない場合には、ロー信号が出力される。
【0025】
図5bに示すように、上記エレベーターかご220が各階に設けられている遮蔽板420の間に位置して上記発光素子111及び113からの光が遮られない場合には、上記受光素子112及び114の出力は全てロー状態を維持する。この後、上記エレベーターかご220が上昇して上記位置感知器110が上記遮蔽板420が設けられている領域に進入すると、先ず上記上側の発光素子111からの光が遮られて上記上側の受光素子112の出力がハイに変化する。
【0026】
この後、上記エレベーターかご220が更に上昇して上記位置感知器110の上側の発光素子111及び上側の受光素子112が上記遮蔽板420のセグメントが切断された部分に到逹すると、上記上側の発光素子111からの光が遮られずに上記上側の受光素子112に到逹するので、上記上側の受光素子112の出力が再度ローに変化する。この後、上記エレベーターかご220が更に上昇することにより、 上記遮蔽板420によって上記上側の発光素子111からの光が再度遮られ、上記上側の受光素子112の出力は再度ハイに変化する。
【0027】
そして、上記エレベーターかご220が上記遮蔽板420の設けられている階の停止位置に到逹すると、上記遮蔽板420が上記上側及び下側の発光素子111及び113からの光を全て遮るので、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力が全てハイに変化する。
【0028】
その後、上記エレベーターかご220が再度上昇し始める場合には、先ず上記上側の受光素子112の出力がローに変化する。一方、上記下側の受光素子114は、上記位置感知器110の上側の発光素子111及び上側の受光素子112が上記遮蔽板120が設けられている領域を通過する時、上記上側の受光素子112が生成した出力波形と同一の出力を生成し、上記位置感知器110が上記遮蔽板120が設けられている領域を脱すると、ロー出力を再生成する。
【0029】
図示されたように、上記エレベーターかご220が本使用例による遮蔽板が設けられている階を通過する間、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力が全てハイとなる区間は、図5bに「停止区間」と表示された期間のみであるので、これを検出することにより上記エレベーターかご220の停止位置を検出することができる。
【0030】
また、下降運転の場合にも、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力波形は、そのプロファイルが上昇時と対称した波形となるだけであり、上記二つの受光素子112及び114の出力が同時にハイとなる区間は上昇運転の場合と同一であるので、同一原理によって上記エレベーターかご220の停止位置を検出することができる。
【0031】
また、図5bの出力波形によると、上記エレベーターかご220が上記本使用例による遮蔽板420の設けられている階を上昇しながら移動する間、上記上側の受光素子112はハイの出力を二回生成することが分かる。また、上記上側の受光素子112からの一回目のハイ出力の後のロー出力と、二回目のハイ出力との持続時間は、いずれか一方が増加することによって他方が減少する関係にあり、それぞれ切断されたセグメントの個数と切断されなかったセグメントの個数とに比例する。即ち、一回目のハイ出力の後のロー出力と、二回目のハイ出力との持続時間は、相互従属的な関係にあるので、いずれか一方(例えば、ロー出力の幅)を独立変数として使用することにより、現在上記エレベーターかご220が停止している階が何階であるかを検出することができる。以下、説明する。
【0032】
先ず、上記エレベーターかご220の移動距離を算出して、現在上記エレベーターかご220が停止している階を検出する方法に関して説明する。上記エレベーターかご220の移動距離は、例えば、ロータリーエンコーダのような速度検出器270の出力パルスの数を計数することにより容易に算出することができる。また、上記遮蔽板120のセグメントの切断された部分の長さも同一の方法を通じて、上記速度検出器270の出力から算出される。この方法を通じて得られた切断されたセグメントの長さを、上記エレベーター制御器260に予め保存しておいた各階の遮蔽板420に関する情報(即ち、取り外したセグメントの長さ及び/又は位置に関する情報)と比べることにより、上記エレベーターかご220が進入して停止している階が何階であるかを検出することができる。
【0033】
本使用例による遮蔽板420を用いて、上記エレベーターかご220が停止している階を検出することができる他の方法を説明する。即ち、図5bに示すように、上記エレベーターかご220の位置感知器110が上記遮蔽板420の所定位置(例えば、各セグメントの中間位置)を通過する度に所定のサンプリング信号を発生させて上記位置感知器110からのロー出力の個数を計数する方法である。 例えば、上記速度検出器270からの出力を用いて上記位置感知器110からの一回目のハイ出力が生成された時点から上記エレベーターかご220の移動距離を計算し、上記位置感知器110の上側の発光素子111が上記遮蔽板420の各セグメントの中央部分を通過する瞬間ごとに所定のサンプリング信号を生成して上記位置感知器110の出力を検出し、検出された出力からロー出力の数を計数すると、ロー出力の個数は上記遮蔽板120の切断されたセグメントの個数と同一の数となる。これにより、上記エレベーター制御器260に保存されている上記遮蔽板120のセグメントに関する情報と比べて、エレベーターかご220が進入して停止している階が何階であるかを検出することができる。
【0034】
したがって、停電のような非常事態により、上記エレベーター制御器260に保存されていた上記エレベーターかご220の位置情報が消失された場合には、運転に復帰する時、現在停止している位置から上方又は下方に移動しながら上記位置感知器110の出力波形から切断されたセグメントの長さを検出することにより、現在上記エレベーターかご220が位置している階が何階であるか、即ち上記エレベーターかご220の絶対位置を検出することができる。従って本発明によると、非常事態の後で運転に復帰する時、上記エレベーターかご220の絶対位置を検出するための最長移動距離は、上方又は下方の一階分の距離となる。これは運転に復帰する時、基準位置(例えば、最下階)まで移動しなければならない従来の技術と比べて、画期的に正常運転への復帰時間、及び不要な電力消耗を減少させることができることを意味する。
【0035】
次に、図6a及び図6bを参照して、本実施例の第2使用例に関して詳細に説明する。図6aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板420の側面図であり、図6bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記図6aの遮蔽板420が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例においては、上記遮蔽板420に形成される複数のセグメント中の特定の一つのみを切断し、切断されるセグメントの位置を階ごとに違うようにする。図示されたように、上記遮蔽板420の下位の二番目のセグメントが切断された場合に関して説明する。本使用例の場合にも、上記エレベーターかご220の停止すべきの停止位置を検出する方法は、上記した第1使用例の場合と同一であり、上側及び下側の受光素子112及び114からの出力が全てハイである区間を検出するものであるので、その詳細は省略する。
【0036】
一方、図6bに示すように、上記位置感知器110が本使用例の遮蔽板420を通過する場合には、上記位置感知器110からのロー出力は全ての階に対してその幅は同一であるが、階ごとにその発生位置が相違になり、上記位置感知器110からの一回目及び二回目のハイ出力の幅も階ごとに変化する。したがって、上記位置感知器110の一回目又は二回目のハイ出力の幅を検出したり、上記遮蔽板120の所定の位置(例えば、各セグメントの中間地点)においてサンプリング信号を発生して上記位置感知器110のロー出力の発生する位置を検出することを通じて、上記エレベーターかご220が進入する階が何階であるかを検出することができる。その他の動作は、図5a及び図5bを参照して上記した第1使用例の場合と類似するので、その詳細を省略する。
【0037】
次に、図7a及び図7bを参照して本実施例の第3使用例に関して詳細に説明する。図7aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板420の側面図であり、図7bは上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記図7aの遮蔽板420が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例においては、上記遮蔽板420に形成される複数のセグメント中の特定のセグメントを組合わせて切断し、切断されたセグメントの組合が2進コードを構成するようにする。図示されたように、上記遮蔽板420に4個のセグメントを形成して4ビットの二進コードを構成することができるようにして、下位の二番目のビットに該当するセグメントだけを残し、それ以外のセグメントを切断した場合(即ち、二進数の0010に該当する場合)に関して説明する。本使用例の場合にも、上記エレベーターかご220の停止すべきの停止位置を検出する方法は、上記した第1使用例の場合と同様に、上側及び下側の受光素子112及び114からの出力が全てハイである区間を検出するものであるので、その詳細は省略する。
【0038】
一方、図7bに示すように、上記位置感知器110が本使用例の遮蔽板420を通過する場合には、上記位置感知器110からの出力は二つのハイ出力の間にハイ又はロー出力が二進コード化されて生成される。したがって、上記位置感知器110の出力を検出して、上記エレベーターかご220の通過している階に設けられている遮蔽板420に形成されたセグメントの組合による二進コードを判読することを通じて、上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを検出することができる。特に、本使用例によると、上記遮蔽板420にn個のセグメントが形成された場合、最大2n階を識別するようにすることができるので、少数のセグメントを形成することによって高層の建物に適用することができる長所がある。
【0039】
その他の動作は、図5a及び図5bを参照して上記した第1使用例の場合と類似するので、その詳細は省略する。
【0040】
次に、図8乃至図11を参照して本発明の他の実施例に関して詳細に説明する。図8は、本発明の他の実施例による遮蔽板820と上記位置感知器110の側面図である。 図示されたように、本実施例による遮蔽板820は、取り外しできるように形成され、所定の幅を有する複数のスリットを備える。上記スリットは、その大きさが同一であることが望ましく、スリット間の距離も一定することが望ましい。以下、本実施例による遮蔽板820、及びこれを用いる位置検出装置100の使用例を詳細に説明する。
【0041】
先ず、図9a及び図9bを参照して本実施例の第1使用例に関して説明する。図9aは、上記位置感知器と本使用例による遮蔽板820の側面図であり、図9bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記遮蔽板820が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例によると、上記遮蔽板820に形成されたスリットの個数を検出して、現在上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを判別する。図示されたように、上記遮蔽板820の下側に二つのスリットが形成された場合に関して説明する。
【0042】
図9bに示すように、上記位置感知器110は、上記遮蔽板820を通過することによって、上記遮蔽板820に形成されたスリットの個数と同数のロー出力と、上記スリットの個数より一つ多い数のハイ出力を生成する。しかし、本使用例の場合にも、上記エレベーターかご220の停止すべきの停止位置を検出する方法は、図5a及び図5bを参照して上記した実施例の第1使用例の場合と同様に、上側及び下側の受光素子112及び114からの出力が全てハイである区間を検出するものであるので、その詳細を省略する。
【0043】
一方、上記位置感知器110の上側又は下側の発光素子111又は113が上記遮蔽板820の所定位置(例えば、スリットの中間位置)を通過する度に、所定のサンプリング信号を発生させて上記位置感知器110からのロー出力の個数を計数することにより、上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを検出することができる。上記ロー出力の個数を計数する方法も上記した実施例の場合と類似するので、その詳細を省略する。
【0044】
一方、上記遮蔽板820に形成されるスリットの個数によって上記位置感知器110のロー又はハイ出力の個数が決定される特徴を用いると、上記速度検出器270からの出力を用いなくても上記エレベーターかご220の位置を検出することができる。即ち、上記位置感知器110の出力がローからハイ、又はハイからローに遷移される場合のように、上記位置感知器110の出力の遷移を計数する出力遷移計数器(output transition counter)(図示せず)を使用してスリットの個数を計数し、この情報を上記エレベーター制御器260に予め保存させた各階の情報と比べることにより、現在上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを検出することができる。上記遷移計数器は、上記エレベーター制御器260をプログラミングしてソフトウェア的に具現することもでき、別途のハードウェアを追加して具現することもできる。
【0045】
次に、図10a及び図10bを参照して、本実施例の第2使用例に関して説明する。
【0046】
図10aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板820の側面図であり、図10bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、図10aの遮蔽板820が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例によると、上記遮蔽板820にスリットを一つのみ形成し、階によってスリットの位置を違うようにすることを通じて上記エレベーターかご220の位置を判別する。本使用例は、図6aを参照して上記した遮蔽板420と概念的に類似するものであり、その差は上記遮蔽板にスリットが形成されるか、又はセグメントが形成されるかにある。したがって、その動作に関する説明も等しく適用されるので、その詳細を省略する。
【0047】
次に、図11a及び図11bを参照して、本実施例の第3使用例に関して説明する。
【0048】
図11aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板820の側面図であり、図11bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、図11aの遮蔽板820が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例によると、上記遮蔽板820に形成された複数のスリット中の特定のスリットを組み合わせて、その組合が二進コードを構成するようにする。図11aは、上記遮蔽板820に4個のスリットを形成して4ビットの二進コードで構成するようにした遮蔽板の中、下位の二番目のビットを除いた残りのビットにスリットを形成する場合(即ち、二進数の0010に該当する場合)を示す。本使用例は、図7aを参照して上記した遮蔽板420と概念的に類似するもので、その差は上記遮蔽板にスリットが形成されるか、又はセグメントが形成されるかにある。したがって、その動作に対する説明も等しく適用されるので、その詳細を省略する。
【0049】
上記の実施例によると、上記エレベーターかご220の停止位置を検出するための素子として光素子を採用する場合を説明したが、上記光素子の他にも磁気式素子、近接センサー等を上記位置感知器110に使用することができる。いずれの素子を使用する場合でも、本発明によるエレベーターかごの位置検出装置の構造と動作原理は類似するので、他の種類の素子を採用する場合の詳細を省略する。
【0050】
なお、上記した実施例においては、上記遮蔽板420又は820に切断可能なセグメント又はスリットを形成し、それを設ける時、一部を除去する方式を例示したが、これは量産のための最も簡便な実施例を例示しただけである。本発明の技術思想を具現する他の実施例としては、上記した各階に設けられた遮蔽板の間の関係を維持しながら上記セグメント又はスリットに対応される一つ又は一つ以上の溝を形成した複数の遮蔽板を使用することを挙げることができる。即ち、各階ごとに相互違う長さ、又は相互違う位置となるように形成された溝を備えた複数の遮蔽板を各階ごとに設ける場合にも上記した本発明の技術思想を具現することができる。
【0051】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0052】
以上の説明から明らかなように、本発明によるエレベーターかごの位置検出装置を使用すると、エレベーターかごの停止位置を検出できるばかりでなく、停電のような非常事態によってエレベーター制御器に保存されているレベーターかごの位置情報が消失された場合にも、運転に復帰する時、エレベーターかごを基準階(例えば、最下階)ではない隣接階に移動させて、現在上記エレベーターかごが位置している階を判別することができ、エレベーターかごの絶対位置を容易に補正して運行を再開することにより、迅速かつ效率的に運行を再開することができ、乗客に対する便利なサービスを提供することができる效果がある。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】従来のエレベーターかごの停止位置検出装置を備えたエレベーターシステムを概念的に示すブロック図である。
【図2a】エレベーターかごの停止位置における従来の位置感知器と遮蔽板の平面図である。
【図2b】エレベーターかごの停止位置における従来の位置感知器と遮蔽板の側面図である。
【図3】エレベーターかごが上昇運転している間、特定階の最終減速区間における図2の位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図4】本発明の一実施例による遮蔽板と位置感知器の側面図である。
【図5a】図4の遮蔽板の第1使用例と位置感知器の側面図である。
【図5b】図5aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図6a】図4の遮蔽板の第2使用例と位置感知器の側面図である。
【図6b】図6aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図7a】図4の遮蔽板の第3使用例と位置感知器の側面図である。
【図7b】図7aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図8】本発明の他の実施例による遮蔽板と位置感知器の側面図である。
【図9a】図8の遮蔽板の第1使用例と位置感知器の側面図である。
【図9b】図9aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図10a】図8の遮蔽板の第2使用例と位置感知器の側面図である。
【図10b】図10aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図11a】図8の遮蔽板の第3使用例と位置感知器の側面図である。
【図11b】図11aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【符号の説明】
【0054】
100 停止位置検出装置
110 位置感知器
111、113 発光素子
112、114 受光素子
120 遮蔽板
200 シーブ
210 ロープ
220 エレベーターかご
230 釣り合い重り
240 電動器
250 速度制御器
260 エレベーター制御器
270 速度検出器
【0001】
本発明は、エレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターシステムの遮蔽板、及びこれを用いるエレベーターかごの位置検出装置に関する。特に、停電のような非常事態によってエレベーター制御器に保存されているエレベーターかごの位置情報が消失された場合にも、運転に復帰する時エレベーターかごの位置を容易に検出することができるエレベーターシステムの遮蔽板、及びこれを用いるエレベーターかごの位置検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般にエレベーターシステムにおいては、 各階の昇降口に対して昇降路上の所定位置を「停止位置」として設定し、上記各階の停止位置においてエレベーターかごができる限り正確に停止できるように制御する。したがって、エレベーターかごの安全な運行を保障し、乗客に対する便宜を与えるためには、各階の昇降口において上記エレベーターかごが上記停止位置に正確に停止できるように上記エレベーターかごの現在位置を精密に検出できなければならない。従来のエレベーターシステムは、上記エレベーターかごの現在位置を検出することができるエレベーターかごの位置検出装置(以下、簡単に「位置検出装置」ともいう。)を備える。
【0003】
図1は、従来の技術によるエレベーターかごの位置検出装置を備えたエレベーターシステムを概念的に示すブロック図である。図示されたように、上記従来のエレベーターシステムは、シーブ200に巻き掛けられているロープ210の一側に固定されて運行されるエレベーターかご220と、上記ロープ210の他側に固定された釣り合い重り230と、上記エレベーターかご220の運行のために上記シーブ200を駆動する電動器240と、上記電動器240の速度を検出する速度検出器270と、上記電動器240への電力供給と共にその速度を制御する速度制御器250と、上記速度制御器250に所定の命令を印加してエレベーターシステムの全般的な運転を制御するエレベーター制御器260とを備える。
【0004】
上記のような構成の従来のエレベーターシステムに備えられている従来の位置検出装置100は、昇降路上の所定領域に設けられる遮蔽板120と、上記エレベーターかご220が上記停止位置において停止した時、上記遮蔽板120に対応されて位置するように上記エレベーターかご220に設けられる位置感知器110とを含む。上記位置感知器110は、上側及び下側の発光素子11及び113と上側及び下側の受光素子112及び114とから構成される。また、上記従来の位置検出装置100は、上記位置感知器110からの出力を感知して上記エレベーターかご220の位置を検出する機能が加えられているエレベーター制御器260を更に含む。
【0005】
ここで、図2及び図3を参照して上記従来の位置検出装置100の位置検出動作に関して説明する。上記従来の位置検出装置100は、上記位置感知器110として光素子を採用することが一般的であり、上記光素子以外にも磁場を用いる磁気式素子や近接センサー等を採用する場合もあったが、これらの種類に関わらず、全体的な構造及び動作は互いに非常に類似しているので、 光素子を採用した場合のみを詳細に説明する。
【0006】
先ず、図2a及び図2bを参照すると、図2a及び図2bは、それぞれ上記エレベーターかごが上記停止位置に停止した時の上記位置感知器110と遮蔽板120の平面図及び側面図である。上記従来の位置感知器110は、その上側及び下側にコ字状の支持部を備え、上記支持部の一側及び他側に発光素子111及び113と受光素子112及び114とが装着される。また、上記従来の遮蔽板120は、上記エレベーターかご220が移動することにより、上記発光素子111及び113と受光素子112及び114との間の空間を通過して上記発光素子111及び113から上記受光素子112及び114への光を遮断する。上記エレベーターかご220が上記停止位置において正確に停止するように制御するためには、上記遮蔽板120と上記位置感知器110との昇降路方向の長さを等しくして上記エレベーターかご220の停止位置を精密に検出するようにすることが望ましい。
【0007】
次に、図3を参照して、上記従来の遮蔽板120を用いる従来の位置検出装置100の動作を説明する。図3は、エレベーターが上昇運転している場合、上記停止位置の付近において上記位置感知器110の上側の受光素子112及び下側の受光素子114からの出力波形を示す波形図である。
【0008】
上記上側及び下側の受光素子112及び114は、それぞれ上記遮蔽板120によって上記上側及び下側の発光素子111及び113からの光が遮られることにより、受信されない場合はハイ信号を出力し、正常的に光が受信される場合にはロー信号を出力するように構成される。したがって、上記エレベーターかご220が上記遮蔽板120の設けられていない階間に位置する場合は、上記上側又は下側の発光素子111又は113からの光が遮られないので、上記上側又は下側の受光素子112又は114の出力が全てローとなる。この後、上記エレベーターかご220が上昇して上記位置感知器110が上記遮蔽板120が設けられている領域に進入すると、先ず上記上側の発光素子111からの光が上記遮蔽板120により遮られて上記上側の受光素子112の出力がローからハイに変化する。この後、上記エレベーターかご220が更に上昇して上記停止位置に到逹すると、上記下側の発光素子113からの光も上記遮蔽板120により遮られて上記下側の受光素子114の出力もハイに変化する。
【0009】
次に、上記エレベーターかご220が上記停止位置から再上昇する場合には、先ず上側の受光素子112の出力がローに変化し、この後上記位置感知器110が上記遮蔽板120が設けられている領域から脱すると、上記下側の受光素子114の出力もローに変化し、二つの受光素子112及び114の出力が全てローとなる。
【0010】
したがって、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力が全てハイとなる区間は、図3において「停止区間」と表示されている区間のみであるので、これを検出することによって上記エレベーターかご220の停止位置を認識することができる。このような方式は、上記エレベーターかご220が下降する場合にも等しく適用される。
【0011】
しかし、上記従来の位置検出装置100によると、上記従来の遮蔽板120の形状と大きさが、全ての階において同一であったので、上記位置感知器110の出力のみによっては現在エレベーターかご220が何階に停止しているかを判別することができなかった。その結果、停電のような非常事態により上記エレベーター制御器260に保存されているエレベーターかご220の位置情報が消失された場合には、運転に復帰する時、上記エレベーターかご220が隣接階に移動して停止しても、上記エレベーターかご220の停止した階を判別することができないため、上記エレベーターかご220の絶対位置を検出することができなかった。
【0012】
そして、従来のエレベーターシステムにおいては、このような場合、一応上記エレベーターかご220を所定の基準位置(例えば、最下階)に移動させてから、正常運行を再開するしかない問題があった。
【0013】
一方、上記の問題を解決するために提案された従来の他の位置検出装置(図示せず)は、バーコードを判読することができる位置感知器を備えて、上記遮蔽板の代りに各階ごとに違うコードを有するバーコードを設け、上記バーコードを判読することができる位置感知器によりこれを判読することを通じて、上記エレベーターかご220の運行方向、停止位置、停止階等に関する情報を検出するようにした。上記のようなバーコードを用いる位置検出装置によると、 停電により上記エレベーターかご220の位置情報が消失された場合にも、復電時は上記バーコードの設けられていた距離まで移動することだけで上記エレベーターかごの絶対位置を検出することが可能となって、迅速に正常運行を再開することはできる。
【0014】
しかし、各階ごとに固有のコード値を有するバーコードを設けなければならず、これを読み出すことができるバーコード判読部等の複雑な装置を更に備えなければならないので、費用が増加する問題があった。また、時間の経過によって上記バーコードに汚染物質等が添着する場合には、バーコードを誤読するか、あるいは判読することができなくなって運行が不可能となる問題もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、上記の問題を解決するために案出されたものであって、本発明の目的は、エレベーターかごが停止位置に正確に停止できるように制御するために、上記エレベーターかごの移動中に上記停止位置に到達したかを精密に検出するばかりでなく、停電のような非常事態によりエレベーター制御器に保存されている上記エレベーターかごの位置情報が消失された場合にも、運転に復帰する時、上記エレベーターかごを、停止した位置から隣接階へ移動させて、現在上記エレベーターかごが位置している階を検出することにより、上記エレベーターかごの絶対位置を容易に検出することができるエレベーターかごの位置検出のための遮蔽板、及びこれを用いるエレベーターかごの位置検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記課題を解決するために、本発明は、昇降路を上昇又は下降したり、停止するエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置であって、上記昇降路中の各階の所定位置に設けられ、各階ごとに違う長さになるように形成された一つ又は一つ以上の溝を備える少なくとも一つ以上の遮蔽板と、上記エレベーターかごに設けられ、上記エレベーターかごが各階の停止位置に停止した場合、その階に設けられた上記遮蔽板に対応されて位置するように設けられ、上記エレベーターかごが上昇又は下降することによって上記遮蔽板との相対的位置に応じてハイ又はローの出力を選択的に生成する位置感知器と、上記位置感知器からの出力に応じて上記遮蔽板に備えられる一つ又は一つ以上の溝の長さを算出し、算出された溝の長さに基づいて上記エレベーターかごの現在位置を検出する制御器とを含むエレベーターかごの位置検出装置を提供する。
【0017】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図4は、本発明の一実施例による遮蔽板と位置感知器の側面図を示す。図4に示すように、本発明の一実施例による遮蔽板420は、切断して取り外しできるように形成された複数のセグメント(点線で示す部分)を備える。上記セグメントは互いに同一の大きさを有するように形成されることが望ましい。
【0020】
本実施例によると、上記遮蔽板420に備えられているセグメントを、上記遮蔽板120が備えられる階によってその個数と位置を違うようにして取り外す。したがって、上記位置感知器110が上昇又は下降することにより、上記発光素子111又は113の光が遮られるか、遮られないパターンが各階ごとに全て違うようになる。その結果、上記位置感知器110は、階ごとに互いに違う固有の出力を生成するようになり、上記制御器260は階ごとに固有の出力を感知することによって、現在上記エレベーターかご220が何階に位置しているかを検出することができる。
【0021】
上記本実施例による遮蔽板420の各セグメントの大きさは、上記位置感知器110の出力を容易に判別できるように決定されるべきであり、全てのセグメントが同一の大きさを有することが望ましいが、実施例によっては各セグメントの大きさが変化する可能性もある。
【0022】
次に図5乃至図7を参照して、上記位置感知器110に光素子を採用する場合を例として本実施例によるエレベーターかごの位置検出方法に関して詳細に説明する。
【0023】
先ず、図5aを参照すると、図4の遮蔽板420に備えられたセグメントの中、取り外したセグメントの個数を検出して上記エレベーターかごの位置を判別する第1使用例を示す。本使用例においては、上記遮蔽板420のセグメントの中から下側の二つのセグメントを取り外した遮蔽板420を示す。また、図5bは上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記図5aの遮蔽板420が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110の出力波形を示す波形図である。
【0024】
上記位置感知器110は、従来の位置検出装置に備えられたように、上側及び下側に形成されているコ字状の支持部の一側及び他側にそれぞれ上側及び下側の発光素子111及び113と上側及び下側の受光素子112及び114とを備え、上記エレベーターかご220が移動することにより、上記遮蔽板420が上記発光素子111及び113と上記受光素子112及び114との間の空間に進入して上記発光素子111又は113からの光が遮られると、上記受光素子112又は114においてはハイ信号が出力され、上記遮蔽板420によって上記発光素子111又は113からの光が遮られない場合には、ロー信号が出力される。
【0025】
図5bに示すように、上記エレベーターかご220が各階に設けられている遮蔽板420の間に位置して上記発光素子111及び113からの光が遮られない場合には、上記受光素子112及び114の出力は全てロー状態を維持する。この後、上記エレベーターかご220が上昇して上記位置感知器110が上記遮蔽板420が設けられている領域に進入すると、先ず上記上側の発光素子111からの光が遮られて上記上側の受光素子112の出力がハイに変化する。
【0026】
この後、上記エレベーターかご220が更に上昇して上記位置感知器110の上側の発光素子111及び上側の受光素子112が上記遮蔽板420のセグメントが切断された部分に到逹すると、上記上側の発光素子111からの光が遮られずに上記上側の受光素子112に到逹するので、上記上側の受光素子112の出力が再度ローに変化する。この後、上記エレベーターかご220が更に上昇することにより、 上記遮蔽板420によって上記上側の発光素子111からの光が再度遮られ、上記上側の受光素子112の出力は再度ハイに変化する。
【0027】
そして、上記エレベーターかご220が上記遮蔽板420の設けられている階の停止位置に到逹すると、上記遮蔽板420が上記上側及び下側の発光素子111及び113からの光を全て遮るので、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力が全てハイに変化する。
【0028】
その後、上記エレベーターかご220が再度上昇し始める場合には、先ず上記上側の受光素子112の出力がローに変化する。一方、上記下側の受光素子114は、上記位置感知器110の上側の発光素子111及び上側の受光素子112が上記遮蔽板120が設けられている領域を通過する時、上記上側の受光素子112が生成した出力波形と同一の出力を生成し、上記位置感知器110が上記遮蔽板120が設けられている領域を脱すると、ロー出力を再生成する。
【0029】
図示されたように、上記エレベーターかご220が本使用例による遮蔽板が設けられている階を通過する間、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力が全てハイとなる区間は、図5bに「停止区間」と表示された期間のみであるので、これを検出することにより上記エレベーターかご220の停止位置を検出することができる。
【0030】
また、下降運転の場合にも、上記上側及び下側の受光素子112及び114の出力波形は、そのプロファイルが上昇時と対称した波形となるだけであり、上記二つの受光素子112及び114の出力が同時にハイとなる区間は上昇運転の場合と同一であるので、同一原理によって上記エレベーターかご220の停止位置を検出することができる。
【0031】
また、図5bの出力波形によると、上記エレベーターかご220が上記本使用例による遮蔽板420の設けられている階を上昇しながら移動する間、上記上側の受光素子112はハイの出力を二回生成することが分かる。また、上記上側の受光素子112からの一回目のハイ出力の後のロー出力と、二回目のハイ出力との持続時間は、いずれか一方が増加することによって他方が減少する関係にあり、それぞれ切断されたセグメントの個数と切断されなかったセグメントの個数とに比例する。即ち、一回目のハイ出力の後のロー出力と、二回目のハイ出力との持続時間は、相互従属的な関係にあるので、いずれか一方(例えば、ロー出力の幅)を独立変数として使用することにより、現在上記エレベーターかご220が停止している階が何階であるかを検出することができる。以下、説明する。
【0032】
先ず、上記エレベーターかご220の移動距離を算出して、現在上記エレベーターかご220が停止している階を検出する方法に関して説明する。上記エレベーターかご220の移動距離は、例えば、ロータリーエンコーダのような速度検出器270の出力パルスの数を計数することにより容易に算出することができる。また、上記遮蔽板120のセグメントの切断された部分の長さも同一の方法を通じて、上記速度検出器270の出力から算出される。この方法を通じて得られた切断されたセグメントの長さを、上記エレベーター制御器260に予め保存しておいた各階の遮蔽板420に関する情報(即ち、取り外したセグメントの長さ及び/又は位置に関する情報)と比べることにより、上記エレベーターかご220が進入して停止している階が何階であるかを検出することができる。
【0033】
本使用例による遮蔽板420を用いて、上記エレベーターかご220が停止している階を検出することができる他の方法を説明する。即ち、図5bに示すように、上記エレベーターかご220の位置感知器110が上記遮蔽板420の所定位置(例えば、各セグメントの中間位置)を通過する度に所定のサンプリング信号を発生させて上記位置感知器110からのロー出力の個数を計数する方法である。 例えば、上記速度検出器270からの出力を用いて上記位置感知器110からの一回目のハイ出力が生成された時点から上記エレベーターかご220の移動距離を計算し、上記位置感知器110の上側の発光素子111が上記遮蔽板420の各セグメントの中央部分を通過する瞬間ごとに所定のサンプリング信号を生成して上記位置感知器110の出力を検出し、検出された出力からロー出力の数を計数すると、ロー出力の個数は上記遮蔽板120の切断されたセグメントの個数と同一の数となる。これにより、上記エレベーター制御器260に保存されている上記遮蔽板120のセグメントに関する情報と比べて、エレベーターかご220が進入して停止している階が何階であるかを検出することができる。
【0034】
したがって、停電のような非常事態により、上記エレベーター制御器260に保存されていた上記エレベーターかご220の位置情報が消失された場合には、運転に復帰する時、現在停止している位置から上方又は下方に移動しながら上記位置感知器110の出力波形から切断されたセグメントの長さを検出することにより、現在上記エレベーターかご220が位置している階が何階であるか、即ち上記エレベーターかご220の絶対位置を検出することができる。従って本発明によると、非常事態の後で運転に復帰する時、上記エレベーターかご220の絶対位置を検出するための最長移動距離は、上方又は下方の一階分の距離となる。これは運転に復帰する時、基準位置(例えば、最下階)まで移動しなければならない従来の技術と比べて、画期的に正常運転への復帰時間、及び不要な電力消耗を減少させることができることを意味する。
【0035】
次に、図6a及び図6bを参照して、本実施例の第2使用例に関して詳細に説明する。図6aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板420の側面図であり、図6bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記図6aの遮蔽板420が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例においては、上記遮蔽板420に形成される複数のセグメント中の特定の一つのみを切断し、切断されるセグメントの位置を階ごとに違うようにする。図示されたように、上記遮蔽板420の下位の二番目のセグメントが切断された場合に関して説明する。本使用例の場合にも、上記エレベーターかご220の停止すべきの停止位置を検出する方法は、上記した第1使用例の場合と同一であり、上側及び下側の受光素子112及び114からの出力が全てハイである区間を検出するものであるので、その詳細は省略する。
【0036】
一方、図6bに示すように、上記位置感知器110が本使用例の遮蔽板420を通過する場合には、上記位置感知器110からのロー出力は全ての階に対してその幅は同一であるが、階ごとにその発生位置が相違になり、上記位置感知器110からの一回目及び二回目のハイ出力の幅も階ごとに変化する。したがって、上記位置感知器110の一回目又は二回目のハイ出力の幅を検出したり、上記遮蔽板120の所定の位置(例えば、各セグメントの中間地点)においてサンプリング信号を発生して上記位置感知器110のロー出力の発生する位置を検出することを通じて、上記エレベーターかご220が進入する階が何階であるかを検出することができる。その他の動作は、図5a及び図5bを参照して上記した第1使用例の場合と類似するので、その詳細を省略する。
【0037】
次に、図7a及び図7bを参照して本実施例の第3使用例に関して詳細に説明する。図7aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板420の側面図であり、図7bは上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記図7aの遮蔽板420が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例においては、上記遮蔽板420に形成される複数のセグメント中の特定のセグメントを組合わせて切断し、切断されたセグメントの組合が2進コードを構成するようにする。図示されたように、上記遮蔽板420に4個のセグメントを形成して4ビットの二進コードを構成することができるようにして、下位の二番目のビットに該当するセグメントだけを残し、それ以外のセグメントを切断した場合(即ち、二進数の0010に該当する場合)に関して説明する。本使用例の場合にも、上記エレベーターかご220の停止すべきの停止位置を検出する方法は、上記した第1使用例の場合と同様に、上側及び下側の受光素子112及び114からの出力が全てハイである区間を検出するものであるので、その詳細は省略する。
【0038】
一方、図7bに示すように、上記位置感知器110が本使用例の遮蔽板420を通過する場合には、上記位置感知器110からの出力は二つのハイ出力の間にハイ又はロー出力が二進コード化されて生成される。したがって、上記位置感知器110の出力を検出して、上記エレベーターかご220の通過している階に設けられている遮蔽板420に形成されたセグメントの組合による二進コードを判読することを通じて、上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを検出することができる。特に、本使用例によると、上記遮蔽板420にn個のセグメントが形成された場合、最大2n階を識別するようにすることができるので、少数のセグメントを形成することによって高層の建物に適用することができる長所がある。
【0039】
その他の動作は、図5a及び図5bを参照して上記した第1使用例の場合と類似するので、その詳細は省略する。
【0040】
次に、図8乃至図11を参照して本発明の他の実施例に関して詳細に説明する。図8は、本発明の他の実施例による遮蔽板820と上記位置感知器110の側面図である。 図示されたように、本実施例による遮蔽板820は、取り外しできるように形成され、所定の幅を有する複数のスリットを備える。上記スリットは、その大きさが同一であることが望ましく、スリット間の距離も一定することが望ましい。以下、本実施例による遮蔽板820、及びこれを用いる位置検出装置100の使用例を詳細に説明する。
【0041】
先ず、図9a及び図9bを参照して本実施例の第1使用例に関して説明する。図9aは、上記位置感知器と本使用例による遮蔽板820の側面図であり、図9bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、上記遮蔽板820が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例によると、上記遮蔽板820に形成されたスリットの個数を検出して、現在上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを判別する。図示されたように、上記遮蔽板820の下側に二つのスリットが形成された場合に関して説明する。
【0042】
図9bに示すように、上記位置感知器110は、上記遮蔽板820を通過することによって、上記遮蔽板820に形成されたスリットの個数と同数のロー出力と、上記スリットの個数より一つ多い数のハイ出力を生成する。しかし、本使用例の場合にも、上記エレベーターかご220の停止すべきの停止位置を検出する方法は、図5a及び図5bを参照して上記した実施例の第1使用例の場合と同様に、上側及び下側の受光素子112及び114からの出力が全てハイである区間を検出するものであるので、その詳細を省略する。
【0043】
一方、上記位置感知器110の上側又は下側の発光素子111又は113が上記遮蔽板820の所定位置(例えば、スリットの中間位置)を通過する度に、所定のサンプリング信号を発生させて上記位置感知器110からのロー出力の個数を計数することにより、上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを検出することができる。上記ロー出力の個数を計数する方法も上記した実施例の場合と類似するので、その詳細を省略する。
【0044】
一方、上記遮蔽板820に形成されるスリットの個数によって上記位置感知器110のロー又はハイ出力の個数が決定される特徴を用いると、上記速度検出器270からの出力を用いなくても上記エレベーターかご220の位置を検出することができる。即ち、上記位置感知器110の出力がローからハイ、又はハイからローに遷移される場合のように、上記位置感知器110の出力の遷移を計数する出力遷移計数器(output transition counter)(図示せず)を使用してスリットの個数を計数し、この情報を上記エレベーター制御器260に予め保存させた各階の情報と比べることにより、現在上記エレベーターかご220が進入している階が何階であるかを検出することができる。上記遷移計数器は、上記エレベーター制御器260をプログラミングしてソフトウェア的に具現することもでき、別途のハードウェアを追加して具現することもできる。
【0045】
次に、図10a及び図10bを参照して、本実施例の第2使用例に関して説明する。
【0046】
図10aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板820の側面図であり、図10bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、図10aの遮蔽板820が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例によると、上記遮蔽板820にスリットを一つのみ形成し、階によってスリットの位置を違うようにすることを通じて上記エレベーターかご220の位置を判別する。本使用例は、図6aを参照して上記した遮蔽板420と概念的に類似するものであり、その差は上記遮蔽板にスリットが形成されるか、又はセグメントが形成されるかにある。したがって、その動作に関する説明も等しく適用されるので、その詳細を省略する。
【0047】
次に、図11a及び図11bを参照して、本実施例の第3使用例に関して説明する。
【0048】
図11aは、上記位置感知器110と本使用例による遮蔽板820の側面図であり、図11bは、上記エレベーターかご220が上昇運転している間、図11aの遮蔽板820が設けられている階の停止位置の付近における上記位置感知器110からの出力波形を示す。本使用例によると、上記遮蔽板820に形成された複数のスリット中の特定のスリットを組み合わせて、その組合が二進コードを構成するようにする。図11aは、上記遮蔽板820に4個のスリットを形成して4ビットの二進コードで構成するようにした遮蔽板の中、下位の二番目のビットを除いた残りのビットにスリットを形成する場合(即ち、二進数の0010に該当する場合)を示す。本使用例は、図7aを参照して上記した遮蔽板420と概念的に類似するもので、その差は上記遮蔽板にスリットが形成されるか、又はセグメントが形成されるかにある。したがって、その動作に対する説明も等しく適用されるので、その詳細を省略する。
【0049】
上記の実施例によると、上記エレベーターかご220の停止位置を検出するための素子として光素子を採用する場合を説明したが、上記光素子の他にも磁気式素子、近接センサー等を上記位置感知器110に使用することができる。いずれの素子を使用する場合でも、本発明によるエレベーターかごの位置検出装置の構造と動作原理は類似するので、他の種類の素子を採用する場合の詳細を省略する。
【0050】
なお、上記した実施例においては、上記遮蔽板420又は820に切断可能なセグメント又はスリットを形成し、それを設ける時、一部を除去する方式を例示したが、これは量産のための最も簡便な実施例を例示しただけである。本発明の技術思想を具現する他の実施例としては、上記した各階に設けられた遮蔽板の間の関係を維持しながら上記セグメント又はスリットに対応される一つ又は一つ以上の溝を形成した複数の遮蔽板を使用することを挙げることができる。即ち、各階ごとに相互違う長さ、又は相互違う位置となるように形成された溝を備えた複数の遮蔽板を各階ごとに設ける場合にも上記した本発明の技術思想を具現することができる。
【0051】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0052】
以上の説明から明らかなように、本発明によるエレベーターかごの位置検出装置を使用すると、エレベーターかごの停止位置を検出できるばかりでなく、停電のような非常事態によってエレベーター制御器に保存されているレベーターかごの位置情報が消失された場合にも、運転に復帰する時、エレベーターかごを基準階(例えば、最下階)ではない隣接階に移動させて、現在上記エレベーターかごが位置している階を判別することができ、エレベーターかごの絶対位置を容易に補正して運行を再開することにより、迅速かつ效率的に運行を再開することができ、乗客に対する便利なサービスを提供することができる效果がある。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】従来のエレベーターかごの停止位置検出装置を備えたエレベーターシステムを概念的に示すブロック図である。
【図2a】エレベーターかごの停止位置における従来の位置感知器と遮蔽板の平面図である。
【図2b】エレベーターかごの停止位置における従来の位置感知器と遮蔽板の側面図である。
【図3】エレベーターかごが上昇運転している間、特定階の最終減速区間における図2の位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図4】本発明の一実施例による遮蔽板と位置感知器の側面図である。
【図5a】図4の遮蔽板の第1使用例と位置感知器の側面図である。
【図5b】図5aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図6a】図4の遮蔽板の第2使用例と位置感知器の側面図である。
【図6b】図6aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図7a】図4の遮蔽板の第3使用例と位置感知器の側面図である。
【図7b】図7aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図8】本発明の他の実施例による遮蔽板と位置感知器の側面図である。
【図9a】図8の遮蔽板の第1使用例と位置感知器の側面図である。
【図9b】図9aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図10a】図8の遮蔽板の第2使用例と位置感知器の側面図である。
【図10b】図10aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【図11a】図8の遮蔽板の第3使用例と位置感知器の側面図である。
【図11b】図11aの使用例による位置感知器の出力波形を示す波形図である。
【符号の説明】
【0054】
100 停止位置検出装置
110 位置感知器
111、113 発光素子
112、114 受光素子
120 遮蔽板
200 シーブ
210 ロープ
220 エレベーターかご
230 釣り合い重り
240 電動器
250 速度制御器
260 エレベーター制御器
270 速度検出器
Claims (6)
- 昇降路を上昇又は下降したり、停止するエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置であって、
前記昇降路中の各階の所定位置に設けられ、各階ごとに互いに違う長さになるように形成された一つ又は一つ以上の溝を備える少なくとも一つ以上の遮蔽板と、
前記エレベーターかごに設けられ、前記エレベーターかごが各階の停止位置に停止した場合、その階に設けられた前記遮蔽板と対応されて位置するように設けられ、 前記エレベーターかごが上昇又は下降することによって前記遮蔽板との相対的位置に応じてハイ又はローの出力を選択的に生成する位置感知器と、
前記位置感知器からの出力に応じて前記遮蔽板に備えられた一つ又は一つ以上の溝の長さを算出し、算出された溝の長さに基づいて前記エレベーターかごの現在位置を検出する制御器とを含むことを特徴とするエレベーターかごの位置検出装置。 - 前記溝は、切断できるように形成された複数のセグメント中のいずれか一つ又は一つ以上のセグメントを取り外すことにより形成されたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーターかごの位置検出装置。
- 昇降路を上昇又は下降したり、停止するエレベーターかごの位置を検出するためのエレベーターかごの位置検出装置であって、
前記昇降路中の各階の所定位置に設けられ、各階ごとに互いに違う位置になるように形成された一つ又は一つ以上の溝を備える少なくとも一つ以上の遮蔽板と、
前記エレベーターかごに設けられ、前記エレベーターかごが各階の停止位置に停止した場合、その階に設けられた前記遮蔽板と対応されて位置するように設けられ、前記エレベーターかごが上昇又は下降することによって前記遮蔽板との相対的位置に応じてハイ又はローの出力を選択的に生成する位置感知器と、
前記位置感知器からの出力に応じて前記遮蔽板に備えられた一つ又は一つ以上の溝の位置を検出し、検出された溝の位置に基づいて前記エレベーターかごの現在位置を検出する制御器とを含むことを特徴とするエレベーターかごの位置検出装置。 - 前記溝の位置はその組合によって二進コードで判読されることができるように形成されたことを特徴とする請求項3に記載のエレベーターかごの位置検出装置。
- 前記溝は、切断できるように形成された複数のセグメント中のいずれか一つ又は一つ以上のセグメントを取り外すことによって形成されたことを特徴とする請求項3に記載のエレベーターかごの位置検出のための遮蔽板。
- 前記溝は、切断できるように形成された複数のスリット中のいずれか一つ又は一つ以上のスリットを取り外すことによって形成されたことを特徴とする請求項3に記載のエレベーターかごの位置検出のための遮蔽板。
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