JP2004328171A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】待機時の消費電力を低減する省電力モード制御手段と、原稿台に載置された原稿を押圧する開閉自在な圧板を備えた画像読取装置を有し、前記圧板の開閉状態を検出する圧板開閉検出手段と、前記原稿台上の原稿の有無を検出する原稿検出手段を備え、前記省電力モード制御手段は、省電力モードの実行中に、前記圧板開閉検出手段による前記圧板の開状態から閉状態への状態遷移検出後に前記原稿検出手段により原稿が検出されたときに、前記省電力モードから復帰するように構成されている。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、待機時の消費電力を低減する省電力モード制御手段と、原稿台に載置された原稿を押圧する開閉自在な圧板を備えた画像読取装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の省電力モード制御手段を備えた画像形成装置としては、例えばFAXに適用されたものとして、省電力モード制御手段による省電力モードの実行中に、圧板開閉検出手段により圧板が開放されたことを検出して省電力モードから復帰するように構成されたものや、その際に原稿が検出されたときに省電力モードから復帰するように構成されたものが提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10‐164292号公報(第2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の画像形成装置では、原稿台に原稿がセットされていない場合でも、圧板の開放が検出された時点で省電力モードから通常の動作可能なモードに復帰するため、省電力モード中に、例えば、使用者が原稿台に置き忘れた原稿を取り除くために圧板を開いたときなど、画像を読み込む必要がない場合であっても省電力モードから復帰することとなり、無駄な電力を消費してしまうという問題があった。また、圧板が閉じられたことを検出して省電力モードから復帰するように構成する場合であっても、圧板が開放された状態で省電力モードに移行すると、単に圧板を閉じ操作しただけで省電力モードから復帰することとなり、同様に無駄な電力を消費してしまうという問題もあった。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、真に省電力モードから復帰する必要のある場合を正確に判別して無駄な電力消費を抑制可能な省電力モード制御手段を備えた画像形成装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した通り、待機時の消費電力を低減する省電力モード制御手段と、原稿台に載置された原稿を押圧する開閉自在な圧板を備えた画像読取装置を有する画像形成装置であって、前記圧板の開閉状態を検出する圧板開閉検出手段と、前記原稿台上の原稿の有無を検出する原稿検出手段を備え、前記省電力モード制御手段は、省電力モードの実行中に、前記圧板開閉検出手段による前記圧板の開状態から閉状態への状態遷移検出後に前記原稿検出手段により原稿が検出されたときに、前記省電力モードから復帰するように構成されている点にある。
【0007】
つまり、使用者が画像形成装置に対して何らかのジョブを期待して圧板を操作するときには必ず原稿台に原稿を載置操作するのが常である。従って、圧板開閉検出手段による圧板の開状態から閉状態への状態遷移が検出されたことを条件として、原稿検出手段により原稿が検出されたときに、その使用者の意思が明確に判断される。省電力モード制御手段は、そのような判断がなされたときに省電力モードから通常の動作可能なモードに復帰するように制御するのである。
【0008】
同第二の特徴構成は、同欄請求項2に記載した通り、上述した第一の特徴構成に加えて、少なくとも画像データに対する入出力変換処理を実行するメインCPUを有する第一制御部と、キー入力及び画像形成プロセス処理を実行するシステムCPUを有する第二制御部を備え、前記省電力モード制御手段は、前記省電力モードからの復帰時に、前記第二制御部を立ち上げた後であって、前記キー入力の操作がなされたときに前記第一制御部を立ち上げるように構成されている点にある。
【0009】
キー入力及び画像形成プロセス処理を実行するシステムCPUを有する第二制御部は、給紙プロセス、感光体プロセス、定着プロセスなどという複雑な画像形成プロセスを制御するものであり、省電力モードからの復帰に多少の時間を必要とするが、画像データに対する入出力変換処理を実行するメインCPUを有する第一制御部は、さほどの立ち上がり時間を要するものではない。しかし、第一制御部の構成要素である画像処理用のメモリなどは少なからず電力を消費するものである。また、使用者によって原稿が載置され、圧板が閉じ操作されても直ちに何らかのジョブの実行の開始が要求されるものではなく、使用者により例えば操作部の何らかの操作用の入力キーが操作されたときにジョブの実行の開始が要求されることとなる。そこで、省電力モード制御手段は、省電力モードからの復帰時に、先ず第二制御部を立ち上げた後であって、何らかのキー入力の操作がなされたときに第一制御部を立ち上げることで、使用者に不要な不快感を与えない状態で、可能な限り無駄な電力消費を押さえることが可能となるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1に示すように、画像形成装置は、筐体の天面に透明ガラスでなる原稿台1及び原稿スケール2が設置された原稿カバー部3の下部に原稿画像を読取る照明光学系及び撮像素子が配置されてなる画像読取装置4と、筐体内部であって前記画像読取装置4の下部に、給紙カセット5と、感光体に対して帯電、露光、現像などの画像形成プロセスを実行する画像形成プロセス処理部と、給紙カセット5から搬送され、画像形成プロセス処理部で形成されたトナー画像が転写されたシートを定着する定着処理部などを備えた画像形成部を備え、プリンタ、複写機、FAX機能を実現する多機能プリンタとして構成されている。
【0011】
前記原稿カバー部3には、原稿台1に載置された原稿を押圧する圧板6がヒンジ機構6aにより開閉自在に取付けられ、且つ、圧板6の開状態または閉状態を検出する圧板開閉検出スイッチ7と、原稿台1に載置された原稿のサイズを検出するとともに原稿の有無を検出する光電式の原稿検出センサ8とが設けられている。
【0012】
前記画像読取装置4の正面には、プリント、複写、FAXなどのジョブの種類を選択するモード選択キーや、用紙サイズ、露光レベル、枚数など画像形成プロセス条件を選択するプロセス条件選択キーや、ジョブの開始を指令するプリントキー、さらには後述の省電力モード制御手段による制御を許容するか否かを設定する省電力モード許容設定キーなどの各種のキーが配置されたキー入力部9と、キー入力部9の入力状態などを表示する液晶パネルでなる表示部10などを備えた操作パネル11が設置されている。
【0013】
図2に示すように、前記画像形成装置の制御部20は、画像読取装置4により読取られた画像データや図示していない通信ラインから入力された画像データに対する入出力変換処理を実行するメインCPU21を有する第一制御部20aと、キー入力及び画像形成プロセス処理を実行するシステムCPU25を有する第二制御部20bとを備えて構成される。
【0014】
第一制御部20aは、メインCPU21の実行プログラムが格納されたROM22と、画像処理のための画像データを格納するRAM23と、画像読取装置4により読取られた原稿画像データなどを入力するとともに、メインCPU21で処理された出力画像データを画像形成プロセス処理部に出力する画像入出力バッファ24などが内部バス21aで接続されて構成されている。
【0015】
第二制御部20bは、システムCPU25の実行プログラムが格納されたROM26と、各種のプロセス制御データが格納されるRAM27と、第一入出力バッファ28と第二入出力バッファ29などが内部バス25aで接続されて構成されている。第一入出力バッファ28は、上述の操作パネル11に設けられたキー入力部9からの操作キーデータ、圧板開閉検出スイッチ7、原稿検出スイッチ8などが入力される入力ポートと、表示部10に対する表示用データが出力される出力ポートが設けられている。第二入出力バッファ29には、上述の画像形成部の給・排紙系駆動エレメント、露光用レーザー・帯電・ポリゴンモータなどの画像形成プロセス処理部のエレメント、ヒータなどの定着処理のエレメント、駆動系のエレメントなどといった各エレメントに対する駆動信号が出力される出力ポートと、各エレメントからのプロセスデータなどが入力される入力ポートが設けられている。
【0016】
上述の画像形成装置には、待機時の消費電力を低減する省電力モード制御手段が設けられている。詳述すると、省電力制御手段は、前記システムCPU25と、その実行プログラムが格納されたROM26の一部とで構成され、上述した省電力モード許容設定キーにより省電力許容モードに設定されたときに作動するように構成されている。
【0017】
省電力制御手段は、省電力許容モード下でプリント処理や複写処理などの任意のジョブの終了後に画像形成装置が予め設定された所定時間何らの操作もなされないときに、上述の第一制御部20aに接続されたRAM23や画像入出力バッファ24などの負荷に対する給電を停止するとともに、第二制御部20bの第二入出力バッファ29に接続された負荷に対する給電を停止する。この状態で、メインCPU21は画像入出力バッファ24のデータ入力ポートとシステムCPU25との通信ポートを除いて機能が停止された省電力モードとなり、システムCPU25は第一入出力バッファ28を介したデータの入出力のみ受け付け可能な状態となり、以って、必要以上の無駄な電力消費を抑制する。
【0018】
以下、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて、省電力制御手段による省電力モードからの復帰動作を説明する。圧板開閉検出スイッチ7から第一入出力バッファ28に入力される信号は、圧板6が開かれているときは高レベル、閉じられているときは低レベルになるように回路構成されている。システムCPU25は、省電力モードの実行中に(S101)、第一入出力バッファ28を介して入力される圧板開閉検出スイッチ7の信号レベルに基づいて、圧板6が開かれた開放状態にあるのか、閉じられた状態から開かれた状態に移行したか否かを判断する (S102)。
【0019】
ステップS102において、圧板6が開放状態にあり、または閉じられた状態から開かれた状態に移行したと判断したとき、その後に圧板6が閉じられたか否か判断する(S103)。システムCPU25は、圧板開閉検出スイッチ7からの信号が高レベルから低レベルに変化するエッジを検知すると、圧板6が閉じられたものと判断して、原稿検出センサ8をオンし、原稿が原稿台3に載置されているか否かを検出する(S104)。
【0020】
ステップS104において原稿が検出されなかった場合はそのまま省電力モードを継続し、原稿が検出された場合は省電力モードから復帰すべく第二入出力バッファ29に接続されている負荷に対する給電制御を開始する(S105)。その後、操作パネル11からのキー入力を検出すると(S105)、システムCPU25はメインCPU21に対して省電力モード解除信号を送り、メインCPU21を復帰させる(S107)。
【0021】
以上説明したように、圧板6の開状態から閉状態への移行時に原稿が載置されていることが検出されると省電力モードから通常の待機モードに復帰し、そのときに原稿が検出されない場合には引き続き省電力モードを継続するのであるが、図4に示すように、さらに省電力モードからの復帰の条件も設定されている。つまり、省電力モードであっても(S201)、原稿の有無にかかわらず操作パネル11へのキー入力がある場合には(S202)、システムCPU25がそれを検出して第二入出力バッファ29に接続されている負荷に対する制御を開始するとともに(S203)、メインCPU21に省電力モード解除信号を送り、メインCPU21を復帰させるのである(S204)。
【0022】
即ち、圧板開閉検出スイッチ7及びその状態を検出するシステムCPU25により圧板7の開閉状態を検出する圧板開閉検出手段が構成され、原稿検出センサ8及びその状態を検出するシステムCPU25により原稿台1上の原稿の有無を検出する原稿検出手段が構成され、省電力モード制御手段は、省電力モードの実行中に圧板開閉検出手段による圧板の開状態から閉状態への状態遷移検出後に原稿検出手段により原稿が検出されたときに、省電力モードから復帰するように構成されている。
【0023】
以下に別実施の形態を説明する。上述した実施形態では原稿台1上の原稿の有無を検出する原稿検出センサ8として原稿サイズを判別する機能を備えたものを説明したが、原稿サイズを検出するセンサと原稿の有無を検出するセンサを各別に構成してもよい。
【0024】
上述した実施形態では、画像データに対する入出力変換処理を実行するメインCPUを有する第一制御部と、キー入力及び画像形成プロセス処理を実行するシステムCPUを有する第二制御部を備え、前記省電力モード制御手段は、前記省電力モードからの復帰時に、前記第二制御部を立ち上げた後であって、前記キー入力の操作がなされたときに前記第一制御部を立ち上げるように構成されているものを説明したが、CPUの構成としては、上述の実施形態で説明したものに限定するものではなく、例えば、前記システムCPUのスレーブとして動作し、操作パネルの制御を専用に行なう第三のCPUを設けるものであってもよく、前記メインCPUに従属して画像処理を実行するCPUを設けるものであってもよい。
【0025】
上述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタ、複写機、FAX機能を実現する多機能プリンタとして構成されているものを説明したが、これに限定するものではなく、複写機やFAXとして単一機能を備えた画像形成装置であっても同様である。
【0026】
尚、上述の実施の形態に記載される構成部品の形状、種類、その相対配置などは、特に特定の記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定するものではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、真に省電力モードから復帰する必要のある場合を正確に判別して無駄な電力消費を抑制可能な省電力モード制御手段を備えた画像形成装置を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明する画像形成装置の斜視図
【図2】本発明の実施形態を説明する制御ブロックの構成図
【図3】本発明の実施形態を説明するフローチャート
【図4】本発明の実施形態を説明するフローチャート
【符号の説明】
1:原稿台
2:原稿スケール
3:原稿カバー部
4:画像読取装置
5:給紙カセット
6:圧板
6a:ヒンジ機構
7:圧板開閉検出スイッチ
8:原稿検出センサ
9:キー入力部
10:表示部
20:制御部
20a:第一制御部
20b:第二制御部
21:メインCPU
25:システムCPU
Claims (2)
- 待機時の消費電力を低減する省電力モード制御手段と、原稿台に載置された原稿を押圧する開閉自在な圧板を備えた画像読取装置を有する画像形成装置であって、
前記圧板の開閉状態を検出する圧板開閉検出手段と、前記原稿台上の原稿の有無を検出する原稿検出手段を備え、前記省電力モード制御手段は、省電力モードの実行中に、前記圧板開閉検出手段による前記圧板の開状態から閉状態への状態遷移検出後に前記原稿検出手段により原稿が検出されたときに、前記省電力モードから復帰するように構成されている画像形成装置。 - 少なくとも画像データに対する入出力変換処理を実行するメインCPUを有する第一制御部と、キー入力及び画像形成プロセス処理を実行するシステムCPUを有する第二制御部を備え、前記省電力モード制御手段は、前記省電力モードからの復帰時に、前記第二制御部を立ち上げた後であって、前記キー入力の操作がなされたときに前記第一制御部を立ち上げるように構成されている請求項1記載の画像形成装置。
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