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JP2004300093A - 口紅オーバーコート - Google Patents

口紅オーバーコート Download PDF

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JP2004300093A
JP2004300093A JP2003096609A JP2003096609A JP2004300093A JP 2004300093 A JP2004300093 A JP 2004300093A JP 2003096609 A JP2003096609 A JP 2003096609A JP 2003096609 A JP2003096609 A JP 2003096609A JP 2004300093 A JP2004300093 A JP 2004300093A
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JP
Japan
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lipstick
fatty acid
acid ester
component
overcoat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2003096609A
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English (en)
Inventor
Kimitoku Hirai
公徳 平井
Mizuho Nishimura
瑞穂 西村
Takeshi Takahashi
高橋  健
Shigesada Momose
重禎 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
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Abstract

【課題】滑らかな伸びのある使用性が得られ、口紅を塗布した上に塗布することにより、口紅の化粧効果を持続するとともに、ツヤの向上を図る口紅オーバーコートを提供する。
【解決手段】次の成分(a)及び(b);
(a)デキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル1〜20質量%
(b)グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも5質量%以上含み、かつ30℃における粘度が10〜1000mPa・sである油性成分80〜99質量%
を含有することを特徴とする口紅オーバーコート。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は口紅オーバーコートに関し、更に詳細には、使用性が良好で、口紅を塗布した上に塗布することにより、口紅の化粧効果を持続させるとともに、ツヤの向上を図る口紅オーバーコートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、口紅オーバーコートは口紅の化粧効果の持続、ツヤの改善を目的として商品化されている。これらの口紅オーバーコートは、水系もしくはアルコール系に高分子化合物を配合し、その高分子化合物の特性を利用するもの、又は、油分を混合した粉体を主成分とした粉末状もしくはプレス状のものであった。(例えば特許文献1、2参照)
また、最近では、フッ素系油剤あるいはシリコーン油とシリカ、アルミナや酸化チタンといった粉体を組み合わせたものも提案され、口紅の色移りを防止するという機能が具現化されている。(例えば特許文献3、4、5、6参照)
【0003】
【特許文献1】
特公昭61−12833号公報
【特許文献2】
特開昭61−24512号公報
【特許文献3】
特開平5−221829号公報
【特許文献4】
特開平7−118124号公報
【特許文献5】
特開平7−316016号公報
【特許文献6】
特開平8−92033号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの口紅オーバーコートは、化粧効果の持続といった点では満足できるものの、使用性やツヤにおいて必ずしも満足できるものではなかった。
高分子化合物を配合したものでは使用感にベタツキが生じ、粉末状のものでは塗布の仕方によって効果にムラが生じ、また、フッ素系油剤を用いたものでは時間の経過とともにツヤが減少するといった問題点を生じる場合があった。特に、最近では、化粧効果の持続とともに、ツヤを重視した化粧膜の仕上がりに対して、消費者の要望が高まってきている。
従って、使用性が良好で、口紅の化粧効果を維持しながら、ツヤに優れた口紅オーバーコートの開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、斯かる実情に鑑み鋭意研究を行った結果、デキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖脂肪酸エステルと、グリセリン脂肪酸エステルを含み30℃の粘度を10〜1000mPa・sに調整した油性成分とを特定量組み合わせて用いることにより、使用性が良好で、口紅の化粧効果を維持しながら、ツヤに優れた口紅オーバーコートが得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(a)及び(b);
(a)デキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル1〜20質量%、
(b)グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも5質量%以上含み、30℃における粘度が10〜1000mPa・sである油性成分80〜99質量%、
を含有する口紅オーバーコートを提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の口紅オーバーコートに用いられる成分(a)のデキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖エステルは、成分(b)の油性成分にチキソトロピック性を付与するために配合される。すなわち、保管時等の静止状態においては成分(a)により粘度を上げて、分離や廃液等を生じることなく、良好な経時安定性を保つことができ、塗布時の動的粘度は、成分(b)の油性成分の粘度に依存し、使用性を良好にすることができる。更に、塗布後は、上述した成分(a)の特性によって静止状態の粘度が回復し、化粧効果を持続できるものである。
【0007】
成分(a)のデキストリン脂肪酸エステルは、油溶性のもので炭素数8〜24(好ましくは14〜18)の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和脂肪酸と平均重合度10〜50(好ましくは20〜30)のデキストリンとのエステル化合物である。
具体例としては、パルミチン酸デキストリン、パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
市販品としてはパルミチン酸デキストリン(レオパールKL、レオパールTL)やパルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン(レオパールTT)(いずれも千葉製粉社製)等が挙げられる。
【0008】
また、成分(a)のフラクトオリゴ糖脂肪酸エステルとしては、具体的に、特開平3−197409号公報や特開2002−193732号公報に記載されているものが挙げられる。
炭素数8〜32の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和脂肪酸とフラクトオリゴ糖とのエステル化合物で、フラクトオリゴ糖の平均分子量は300〜10,000の範囲が好ましく、これらの1種又は2種以上を用いることができる。市販品としては、レオパールISK(千葉製粉社製)等が挙げられる。
【0009】
成分(a)のデキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖エステルは、本発明の口紅オーバーコートに、それぞれ単独で配合しても良く、併用しても良い。
成分(a)の配合量は、口紅オーバーコート中に1〜20質量%(以下、単に「%」で示す)であり、好ましくは3〜15%の範囲で配合される。
1%未満であると本発明品の静止状態の粘度が低すぎて、口紅オーバーコート自身の化粧持ちが悪く、その結果、口紅の化粧効果が持続しなくなり、20%を超えて配合すると、充分なツヤが得られないため好ましくない。
【0010】
本発明の口紅オーバーコートに用いられる成分(b)は、グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも5質量%以上含み、かつ30℃における粘度が10〜1000mPa・sである油性成分(以下、単に「特定粘度の油性成分」と略す。)であり、口紅オーバーコートとしての化粧膜を形成させるとともに、ツヤを付与するために配合される。
【0011】
グリセリン脂肪酸エステルとしては、特に限定されないが、30℃において液体状のものが好ましい。例えば、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、テトライソステアリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル等が挙げられる。固形状であると、十分なツヤが得られにくい場合があるためである。
グリセリン脂肪酸エステルは、成分(b)の特定粘度の油性成分中に5%〜100%配合され、好ましくは10%〜95%配合される。この範囲で配合されるとよりツヤが向上する。
【0012】
また、成分(b)の特定粘度の油性成分は、グリセリン脂肪酸エステルの他に通常化粧料で用いられている油性成分を含有することができるが、前記グリセリン脂肪酸エステルを含有する油性成分全体の粘度が、30℃において、10〜1000mPa・sに調整する必要がある。粘度が10mPa・s未満であるとツヤ感が劣り、1000mPa・sより大きいと、本発明品を口紅の上に塗布するときに、口紅と混ざってしまい好ましくない。
ここで、本発明において、粘度は、B型粘度計、例えば、単一円筒型回転粘度計ビストロンVS−A1(芝浦システム社製)で測定した値である。
【0013】
成分(b)に用いられるグリセリン脂肪酸エステル以外の油分としては、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等を使用することができ、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、モクロウ、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体等が挙げられる。
【0014】
成分(b)の配合量は80〜99%であり、配合量が80%未満であると、ツヤや口紅の化粧効果の持続が劣り、99%を超えて配合すると、併用する成分(a)の効果が充分発揮できず好ましくない。
【0015】
本発明の口紅オーバーコートは、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、前記必須成分以外の各種成分、例えば、粉体、界面活性剤、紫外線吸収剤、水性成分、保湿剤、皮膜形成剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。
【0016】
粉体は、調色の目的で添加され、球状、板状、針状等の形状や煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、あるいは多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等を使用することができる。
具体的な粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、無水ケイ酸、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層末、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。
これら粉体は、目的に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。なお、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
【0017】
界面活性剤は、粉体の分散性向上の目的で用いられ、化粧品一般に用いられている界面活性剤であれば特に制約はなく、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が使用される。
更に、紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等の紫外線吸収剤や、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
水性成分は、モイスチャー効果を付与する目的で用いられ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等がそれぞれ挙げられる。
【0018】
本発明の口紅オーバーコートは、唇に塗布した口紅の上に使用するものであり、いずれのタイプの口紅に対してもその機能を発揮し、効果を発現することができる。それらの中でも、シリコーン化合物やフッ素化合物を配合した口紅に適しており、特に、揮発性油分を配合した口紅に適している。
シリコーン化合物やフッ素化合物は、口紅の化粧効果の持続を期待して配合される場合があり、これらを配合した口紅は、ツヤが充分に得られず、化粧膜の仕上がりが不十分な場合がある。また、揮発性油分を配合した口紅においては、この傾向が顕著に現われ、口紅塗布時のツヤも低いが、時間の経過とともに、さらにツヤが低下してしまうことがある。したがって、これらの口紅のツヤを向上させるために、本発明品はより適している。
【0019】
ここで言うシリコーン化合物とは、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の直鎖状ポリシロキサンやオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン、フッ素変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン等である。
フッ素化合物とは、パーフルオロポリエーテル等のパーフルオロアルキル基を有する液状油剤、また、揮発性油分とは、オクタメチルシクロテトラシロキサンやデカメチルシクロペンタシロキサン等の揮発性シリコーンや低沸点イソパラフィン等の揮発性炭化水素を示す。
【0020】
【実施例】
次に実施例をもって本発明をより詳細に説明する。本発明はこれらにより、何ら限定されるものではない。
【0021】
実施例1〜8及び比較例1〜5:口紅オーバーコート(無着色タイプ)
表1に記載の成分を加熱溶解して均一に混合した後に脱泡し、冷却固化することにより、口紅オーバーコートを調製した。得られた口紅オーバーコートを、下記処方(1)に示す揮発性油分が配合された口紅を塗布した上に使用し、(イ)塗布ツヤの程度、(ロ)使用性(均一な伸び広がり)、(ハ)口紅の化粧効果の持続について官能評価を行った。結果は表1に併せて示した。
【0022】
(1)揮発性油分配合口紅の処方
(成分) (%)
ポリエチレンワックス 10
セレシンワックス 10
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/
ロジン酸)ジペンタエリスリチル 5
ジカプリン酸プロピレングリコール 10
トリメチルシロキシケイ酸 20
メタクリル変性メチルポリシロキサン 3
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10
デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
赤色202号 1
黄色4号アルミニウムレーキ 2
酸化チタン 1
黒色酸化鉄 0.5
雲母チタン 5
ベンガラ被覆雲母 5
美容成分 0.1
酸化防止剤 0.1
紫外線吸収剤 1
香料 0.1
【0023】
(官能評価)
(イ)の塗布ツヤの程度、(ロ)の使用性、(ハ)の口紅の化粧効果の持続について、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。ただし、(ハ)の化粧効果の持続については、塗布後4時間、通常の生活をしてもらい、その後の評価を行った。
(絶対評価)
[評点]:[評価]
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(4段階評価)
[評点平均値] [判定]
5点を超える :非常に良好:◎
3点を超えて5点以下:良好 :○
1点を超えて3点以下:やや不良 :△
1点以下 :不良 :×
【0024】
【表1】
Figure 2004300093
【0025】
*1:レオパールKL(千葉製粉社製)
*2:レオパールISK(千葉製粉社製)
*3:アエロジルR976S(日本アエロジル社製)
*4:ベントン27(NLインダストリー社製)
*5:シュガーワックスS−10E(第一工業製薬社製)
【0026】
表1の結果から明らかなごとく、本発明の口紅オーバーコートは、ツヤが良好で、使用性に優れるとともに、口紅オーバーコートの下に塗布された口紅の化粧効果を維持したものであった。
これに対して成分(a)の替わりに他のゲル化剤を配合した比較例1では、特にツヤ、使用性の点で、成分(a)の配合量が本発明における上限値よりも多い比較例2では、ツヤ、使用性の点で満足できなかった。また、成分(b)のグリセリン脂肪酸エステルを配合しない比較例3では、特にツヤの点で、成分(b)の粘度が本発明における特定値から外れている比較例4では、特に使用性、化粧効果の点で、満足できなかった。更に、成分(b)中のグリセリン脂肪酸エステルの配合量が少ない比較例5や、成分(a)の配合量及び成分(b)の粘度が本発明の範囲から外れ、グリセリン脂肪酸エステルが配合されていない比較例6では全ての点で満足できなかった。また、成分(b)の替わりに、ジメチルポリシロキサンを用いた比較例7及びパーフルオロポリエーテルを用いた比較例8においては、処方成分が均一に混合せず、口紅オーバーコートとして調製することができなかった。
【0027】
下記に示す(2)従来口紅、(3)シリコーン化合物配合口紅を塗布した上から、実施例1に示す口紅オーバーコートを右半分に塗布し、左半分はそのままで評価したところ、本発明の口紅オーバーコートを塗布した方は、ツヤが良好で、使用時の伸びが滑らかで、なおかつ、従来口紅およびシリコーン化合物配合口紅の双方とも化粧効果が持続したものであった。
さらに、それぞれの口紅に対する該口紅オーバーコートの効果を比較すると、特にツヤと使用性において、(1)揮発性油分配合口紅>(3)シリコーン化合物配合口紅>(2)従来口紅の順に未塗布部との差が明瞭であった。
よって、本発明に係る口紅オーバーコートは、いずれのタイプの口紅に対しても優れた効果を有し、さらには、揮発性油分を配合した口紅、並びにシリコーン化合物を配合した口紅に対して、より顕著な効果を有するものであった。
【0028】
(2)従来口紅の処方
(成分) (%)
エチレンプロピレンコポリマー 5
キャンデリラワックス 10
マイクロクリスタリンワックス 5
ワセリン 5
イソオクタン酸セチル 10
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン 残量
炭酸ジアルキル 10
無水ケイ酸 2
赤色201号 2
青色1号アルミニウムレーキ 2
赤色酸化鉄 1
合成金雲母 5
カルミン処理雲母チタン 5
美容成分 0.1
酸化防止剤 0.1
紫外線吸収剤 1
香料 0.1
【0029】
(3)シリコーン化合物配合口紅の処方
(成分) (%)
ポリエチレンワックス 5
マイクロクリスタリンワックス 5
キャンデリラワックス 5
セレシンワックス 5
イソノナン酸イソトリデシル 20
ジカプリン酸プロピレングリコール 残量
グリセリルウンデシルジメチコン 5
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 5
メチル・トリフルオロプロピルシクロポリシロキサン 10
赤色104号アルミニウムレーキ 2
黄色5号アルミニウムレーキ 3
黄色酸化鉄 2
ホウケイ酸(Ca/Al) 1
ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層末 1
美容成分 0.1
酸化防止剤 0.1
紫外線吸収剤 1
香料 0.1
【0030】
実施例8:口紅オーバーコート(有色タイプ)
(成分) (%)
1.デキストリン脂肪酸エステル *1 3
2.フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル *2 2
3.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 30
4.トリイソステアリン酸グリセリル 20
5.イソオクタン酸セチル 20
6.流動パラフィン 残量
7.ワセリン 3
8.シリコーン処理赤色酸化鉄 *6 0.05
9.赤色202号 0.05
10.有機変性ベントナイト *4 0.5
11.美容成分(カミツレエキス) 0.1
12.酸化防止剤(dl−α−トコフェロール) 0.1
13.香料 0.1
*6:シメチルポリシロキサン3%処理
【0031】
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に加熱溶解する。
B.Aに成分(8)〜(13)を加えて均一混合する。
C.Bを充填成型して製品とする。
本実施例で得られた口紅オーバーコートを、シリコーン化合物(アルキルグリセリル変性シリコーン)が配合された口紅の上から使用したところ、塗布時に滑らかで、ツヤもあり、口紅の化粧効果の持続にも優れていた。
【0032】
実施例9:口紅オーバーコート(パールタイプ)
(成分) (%)
1.デキストリン脂肪酸エステル *1 2
2.フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル *2 8
3.テトライソステアリン酸ポリグリセリル 3
4.ジイソステアリン酸グリセリル 3
5.(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)
ジペンタエリスリチル 3
6.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(フィトステリル・2−オクチルドデシル)エステル 3
7.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 残量
8.メチルフェニルポリシロキサン 10
9.無水ケイ酸 *3 0.5
10.酸化鉄処理雲母チタン 2
11.フッ素化合物処理雲母チタン *7 3
12.美容成分(ローズマリーエキス) 0.1
13.酸化防止剤(ビタミンE) 0.1
14.香料 0.1
*7:パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩7%処理
【0033】
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に加熱溶解する。
B.Aに成分(8)〜(12)を加えて均一混合する。
C.Bを充填成型して製品とする。
本実施例で得られた口紅オーバーコートを、通常の口紅の上から使用したところ、塗布時に滑らかで、ツヤもあり、口紅の化粧効果の持続にも優れていた。
【0034】
【発明の効果】
本発明の口紅オーバーコートは、滑らかな伸びのある使用性が得られるとともに、ツヤに優れ、口紅オーバーコートの下に塗布された口紅の化粧効果を持続することができるものである。

Claims (3)

  1. 次の成分(a)及び(b);
    (a)デキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル1〜20質量%、
    (b)グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも5質量%以上含み、かつ30℃における粘度が10〜1000mPa・sである油性成分80〜99質量%、
    を含有することを特徴とする口紅オーバーコート。
  2. シリコーン化合物及び/又はフッ素化合物を含有する口紅を塗布した上に使用することを特徴とする請求項1記載の口紅オーバーコート。
  3. 揮発性油分を含有する口紅を塗布した上に使用することを特徴とする請求項1記載の口紅オーバーコート。
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