JP2004220864A - フラットケーブルの端末構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フラットケーブルの屈曲に伴う端子金具との取付部の損傷を防止する。
【解決手段】フラットケーブル11の切込部14の手前から先端方に向けて延びる領域には、この領域を上下から挟持する一対の保持板31a、31bを取り付け、この保持板31a、31bにはスリット34aを形成することで各導体12a、12b、12cの経路毎に分離した腕部34を設け、分離されたフラットケーブル11の端部と共に腕部34をキャビティ41a内へ挿入可能としている。これにより、フラットケーブル11が上下方向に屈曲したとき、屈曲支点を保持板31a、31bで保持された部分とすることで取付部15への影響を緩和する。
【選択図】 図1
【解決手段】フラットケーブル11の切込部14の手前から先端方に向けて延びる領域には、この領域を上下から挟持する一対の保持板31a、31bを取り付け、この保持板31a、31bにはスリット34aを形成することで各導体12a、12b、12cの経路毎に分離した腕部34を設け、分離されたフラットケーブル11の端部と共に腕部34をキャビティ41a内へ挿入可能としている。これにより、フラットケーブル11が上下方向に屈曲したとき、屈曲支点を保持板31a、31bで保持された部分とすることで取付部15への影響を緩和する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフラットケーブルの端末構造に関し、詳しくは、端末に取り付けられてコネクタハウジングのキャビティ内に挿入される端子金具の取付部分の損傷防止を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車用ワイヤハーネスの配索スペースの狭小化、軽量化に伴い、所要間隔をあけて平行配線される導体を、可撓性を有する絶縁樹脂層で被覆してなるフラットケーブルが用いられる傾向にある。そして、このようなフラットケーブルの端末に接続されるコネクタとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
【0003】
このコネクタ1は、図7(A)(B)に示すように、フラットケーブル2の端末部を各導体2aの領域毎に分離する切込部2cを形成し、個別に分離された取付部2bに端子金具Tを圧着することで各導体2aと電気的に接続するようにしている。そして、各端子金具Tをハウジング3の各キャビティ3a内に挿入すると共に通常の係止手段により各端子金具Tを抜け止め固定している。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−135378号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のコネクタ1においては、図7(B)に示すように、ハウジング3の各キャビティ3aに挿入されたフラットケーブル2の各端末部は、端子金具Tを圧着するために分離された取付部2bがハウジング3の外部にまで至る状態となっている。更に、フラットケーブル2は端子金具Tに比較して厚みが極めて薄く、キャビティ3aの高さ寸法の範囲内に大きな隙間が存在する状態となっている。
このため、図8に示すように、フラットケーブル2が上下方向に屈曲した場合、キャビティ3aの後部でフラットケーブル2は自由に屈曲できる状態にあるため、その屈曲は端子金具Tとの各取付部2bの後端を支点とする動きとなる。よって、屈曲支点が取付部2bの後端部の一点に集中することとなる。更に端子金具Tとの取付部2bにおいては、導体2aとの接続のために接続片Taが突き刺さって弱くなっていると共に、切込部2cにて個別に分離した幅狭状態となっているので、フラットケーブル2の屈曲が長期間にわたり作用すると、取付部2bにおける屈曲支点が損傷する可能性があった。
【0006】
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、ハウジング内に挿入されたフラットケーブルが外部で屈曲しても端子金具との取付部に無理な力が集中しないようにしたフラットケーブルの端末構造を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、複数の導体を絶縁樹脂層で被覆してなる可撓性の帯状フラットケーブルの端末に上記導体の経路と接続するようにして複数の端子金具を取り付け、該端子金具を取り付けた上記フラットケーブルの端部は隣接する各導体間に設けた切込部によって個別に分離すると共に、上記各端子金具をコネクタハウジングの各キャビティ内に個別に挿入可能としたものにおいて、
上記フラットケーブルの切込部の手前から先端方に向けて延びる領域には、該領域を上下から挟持する一対の保持板を取り付け、該保持板には上記切込部に沿ってスリットを形成することで上記各導体の経路毎に分離した腕部を設け、上記端子金具および分離されたフラットケーブルの端部と共に上記腕部を上記コネクタハウジングの各キャビティ内へ挿入可能としていることを特徴とするフラットケーブルの端末構造を提供している。
【0008】
上記構成によれば、フラットケーブルの端末部が保持板によって上下から挟持されているので、各端子金具をコネクタハウジングのキャビティ内に挿入した状態において、フラットケーブルが外力によって上下方向に屈曲した場合、その屈曲支点は保持板の後端部となる。よって、フラットケーブルの屈曲による引張り力が端子金具の取付部に直接作用することがなく、従来の構造に比し屈曲ポイントの耐久性を向上することができる。また、保持板の先端方はフラットケーブルに取り付けられた各端子金具に対応して分離した腕部を備えているので、端子金具をキャビティへ挿入する際、この腕部が支えとなってフラットケーブルが腰折れすることなく円滑なる端子金具の挿入を行うことができる。更に、キャビティ内への端子金具の挿入操作に際しては、保持板を持って各端子金具を一括して挿入操作することができるので、その作業性を向上することができる。
【0009】
上記一対の保持板は合成樹脂製よりなると共に、幅方向の一端部をヒンジ部を介して連結することで開閉可能とし、他端部には一対の保持板が閉じた状態で係止固定するロック部を設けるようにしてもよい。このような構成としているので、フラットケーブルの端部への保持板の取り付け操作をワンタッチにて行うことができる。
【0010】
また、上記一対の保持板のうちいずれか一方には、上記フラットケーブルに設けた位置決め孔に挿通することで位置決め可能な突起を設け、他方には該突起を受け入れ可能な受け部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、フラットケーブルの端部所要位置に保持板を取り付けるに際し、その位置決めを容易に行うことができる。なお、受け部は貫通孔または凹部のいずれであってもよい。
【0011】
上記保持板の腕部は、端子金具を挿入すべきコネクタハウジングの各キャビティの内周形状に略合致する外周形状に設定するのが好ましい。このようにすれば、キャビティ内に保持板の腕部が合致する状態で挿入されているので、コネクタハウジングの外側におけるフラットケーブルが揺動しても、キャビティ内の端子金具が揺動するのを防止できる。よって、端子金具の揺動に伴う相手側端子金具との接点部の摺動磨耗を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明のフラットケーブルの端末構造の実施形態を示し、この端末構造10はフラットケーブル11と、その端末に取り付けられた端子金具21と、フラットケーブル11に取り付けられる上下一対の保持板31a、31bとからなっている。各端子金具21はコネクタハウジング41の各キャビティ41a内に挿入されて所要位置で固定されるようになっている(図5)。
【0013】
フラットケーブル11は、図2(A)(B)に示すように、平行に配列された複数の導体12a、12b、12cを上下から絶縁樹脂層13で被覆することにより可撓性を有する帯状の配線材として構成されている。フラットケーブル11の端部において、隣接する導体12a、12b、12cの間には、コネクタハウジング41(図5)の各キャビティ41aを区割りする隔壁41bを受け入れ可能な幅を有する切込部14を形成している。この切込部14によって、フラットケーブル11の端部は各導体12a、12b、12cの経路毎に個別に分離可能とされている。切込部14によって分離されたフラットケーブル11の各端部は端子金具21を取り付けるための取付部15とされ、切込部14の切込深さは、端子金具21の固定部22の領域よりも深く切り込むようにしている。
【0014】
端子金具21は、本実施形態では雌型で先端方には、相手側端子金具(図示せず)と電気的に接続するための角筒状の接続部23を備えると共に、後端方をフラットケーブル11との接続のための固定部22としている。固定部22には細長板状の基部22aの両側から上方へ千鳥状に立ち上げた先端が先鋭な圧着片22bが突設されている。この対向する圧着片22bはフラットケーブル11における取付部15の幅より狭い間隔で突設され、図2(B)に示すように、取付部15に対し下方から絶縁樹脂層13を通して突き刺さした後、内方へ折り返し状に圧着し、先端部を導体12a、12b、12cの経路に突き刺すことで電気的接続を得るようにしている。また、切込部14の基部の隣接位置には保持板31a、31bの位置決め用の位置決め孔12dを形成している。
【0015】
保持板31a、31bは、図3(A)(B)に示すように、上下一対の合成樹脂製の板状部材よりなり、フラットケーブル11における切込部14の手前位置から端子金具21の取付部15の手前位置までの領域に対応する大きさとされている。保持板31a、31bは一側端を薄肉のヒンジ31cを介して開閉可能に連結され、他側端には一方の保持板31aから突設された枠体32aと保持板31a、31bが閉塞した状態でこの枠体32aに係合するように他方の保持板31bに突設した係止爪32bとからなるロック部32を設けている。
【0016】
保持板31a、31bは、フラットケーブル11の幅方向全域を挟持する胴部33と、分離された取付部15に対応する部分を挟持すると共に、コネクタハウジング41のキャビティ41a内に挿入される腕部34とから構成している。各腕部34はフラットケーブル11の切込部14に対応するスリット34aによって各導体12a、12b、12cの経路毎に分離した状態となっている。この保持板31a、31b間にフラットケーブル11を挟持した状態において、腕部34の外周形状は端子金具21を挿通すべきキャビティ41aの内周形状に略合致する寸法に設定している。また、一方の保持板31bには、フラットケーブル11の各取付部15の基端部に設けた位置決め孔12dに挿通可能な形状の突起35を対向面側に向けて突設する一方、他方の保持板31aには突起35の先端を受け入れ可能な貫通孔からなる受け部36を形成している。
【0017】
コネクタハウジング41は図5に示すように、合成樹脂製からなり、フラットケーブル11の取付部15に圧着された端子金具21に対応するキャビティ41aを備え、上面部には相手側ハウジング(図示せず)と嵌合固定するためのロックアーム42を備えている。キャビティ41aの内部上面には、片持ち梁状のランス43を端子金具21の挿入方向へ向けて突設し、キャビティ41a内に挿入される端子金具21に設けた係止孔24と係合することにより、端子金具21を所要位置で係止固定可能としている(図6)。
【0018】
次に、上記構成からなるフラットケーブルの端末構造の作用について説明する。先ず、図3(A)(B)に示すように、開いた状態の保持板31a、31bのうち、突起35を有する一方の保持板31bの上に端末部に端子金具21が取り付けられたフラットケーブル11を載置する。このとき、フラットケーブル11に設けた位置決め孔12dに突起35が嵌入されるようにすることで、保持板31bに対しフラットケーブル11を所要位置に位置決めすることができる。次いで、図1、図4に示すように、他方の保持板31aをフラットケーブル11が載置された一方の保持板31bに重ね合わせると共に、係止爪32bと枠体32aを係合させることにより、フラットケーブル11を挟持した状態でロックする。また、同時に位置決め孔12dに嵌入された突起35は、他方の保持板31aの受け部36に嵌入する。
【0019】
このように保持板31a、31bはフラットケーブル11の切込部14の手前から先端方に向けて延びる領域を上下から挟持し、各端子金具21の取付部15に向けて各腕部34が対応した状態となる。次いで、図5に示すように、保持板31a、31bを把持して各端子金具21をコネクタハウジング41の対応するキャビティ41a内に挿入する。このとき、保持板31a、31bの腕部34もキャビティ41a内に挿入され、胴部33が外方へ突出した状態となる。キャビティ41aに挿入された各端子金具21は、図6に示すように、ランス43が係止孔24内に係合して抜け止め状態とされる。
【0020】
フラットケーブル11の配索の都合または外力の作用により、フラットケーブル11が図6の鎖線で示すように、上下に屈曲した場合、フラットケーブル11は保持板31a、31bにより挟持された挟持端部を屈曲支点として屈曲することになる。従って、フラットケーブル11に作用する屈曲力が引っ張りに対して弱い部分である個々の取付部15に作用することがなく、フラットケーブル11の損傷を防止することができる。
【0021】
また、キャビティ41aには保持板31a、31bの腕部34も挿入され、腕部34の外周形状はキャビティ41aの内周形状に略合致する形状とされているので、フラットケーブル11の揺動に伴う振動を腕部34で吸収でき、端子金具21へ振動が作用するのを防止できる。よって、相手側端子金具との間の接触点における摺動磨耗を防止できる。
【0022】
なお、上記実施形態においては、フラットケーブル11として、真っ直ぐな帯状のFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)にて構成した例を示したが、湾曲形状で導体12a、12b、12cの経路も任意に設定したFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)の端部接続部にも同様に適用できる。また、フラットケーブル11と接続する端子金具21の接続構造として、圧着片22bによるピアッシングの例を示したが、導体12a、12b、12cとの間で抵抗溶接、超音波溶接によって接続してもよい。更に、取付部15の絶縁樹脂層13を剥離して導体12a、12b、12cと圧着片22bとを直接圧着するようにしてもよく、その電気的接続構造を限定するものではない。また、端子金具21として雌型端子金具を示したが、雄型端子金具にも同様に適用することができる。更に、保持板31a、31bをヒンジ31cにて連結した例を示したが、個々に分離したものを結合するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明では、端末に端子金具が取り付けられたフラットケーブル端部を保持板にて上下から挟持するようにしているので、フラットケーブルが上下方向に屈曲しても、その影響が端子金具の取付部に集中することがない。よって、フラットケーブルの屈曲に伴う取付部の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラットケーブルの端末構造の解斜視図である。
【図2】(A)はフラットケーブルの端末部の端子金具を取り付けた状態の斜視図、(B)は端子金具の取付部の断面図である。
【図3】(A)は保持板を開いた状態の斜視図、(B)は保持板上にフラットケーブルを載置した状態の斜視図である。
【図4】保持板を閉じた状態のロック部の部分拡大斜視図である。
【図5】コネクタハウジングに保持板を介してフラットケーブルを挿入した状態の斜視図である。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】(A)(B)は従来例を示す図である。
【図8】従来例においてフラットケーブルが上下に屈曲した状態を示す図である。
【符号の説明】
11 フラットケーブル
12a、12b、12c 導体
12d 位置決め孔
13 絶縁樹脂層
14 切込部
15 取付部
21 端子金具
31a、31b 保持板
31c ヒンジ
32 ロック部
34 腕部
35 突起
36 受け部
34a スリット
41 コネクタハウジング
41a キャビティ
【発明の属する技術分野】
本発明はフラットケーブルの端末構造に関し、詳しくは、端末に取り付けられてコネクタハウジングのキャビティ内に挿入される端子金具の取付部分の損傷防止を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車用ワイヤハーネスの配索スペースの狭小化、軽量化に伴い、所要間隔をあけて平行配線される導体を、可撓性を有する絶縁樹脂層で被覆してなるフラットケーブルが用いられる傾向にある。そして、このようなフラットケーブルの端末に接続されるコネクタとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
【0003】
このコネクタ1は、図7(A)(B)に示すように、フラットケーブル2の端末部を各導体2aの領域毎に分離する切込部2cを形成し、個別に分離された取付部2bに端子金具Tを圧着することで各導体2aと電気的に接続するようにしている。そして、各端子金具Tをハウジング3の各キャビティ3a内に挿入すると共に通常の係止手段により各端子金具Tを抜け止め固定している。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−135378号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のコネクタ1においては、図7(B)に示すように、ハウジング3の各キャビティ3aに挿入されたフラットケーブル2の各端末部は、端子金具Tを圧着するために分離された取付部2bがハウジング3の外部にまで至る状態となっている。更に、フラットケーブル2は端子金具Tに比較して厚みが極めて薄く、キャビティ3aの高さ寸法の範囲内に大きな隙間が存在する状態となっている。
このため、図8に示すように、フラットケーブル2が上下方向に屈曲した場合、キャビティ3aの後部でフラットケーブル2は自由に屈曲できる状態にあるため、その屈曲は端子金具Tとの各取付部2bの後端を支点とする動きとなる。よって、屈曲支点が取付部2bの後端部の一点に集中することとなる。更に端子金具Tとの取付部2bにおいては、導体2aとの接続のために接続片Taが突き刺さって弱くなっていると共に、切込部2cにて個別に分離した幅狭状態となっているので、フラットケーブル2の屈曲が長期間にわたり作用すると、取付部2bにおける屈曲支点が損傷する可能性があった。
【0006】
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、ハウジング内に挿入されたフラットケーブルが外部で屈曲しても端子金具との取付部に無理な力が集中しないようにしたフラットケーブルの端末構造を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、複数の導体を絶縁樹脂層で被覆してなる可撓性の帯状フラットケーブルの端末に上記導体の経路と接続するようにして複数の端子金具を取り付け、該端子金具を取り付けた上記フラットケーブルの端部は隣接する各導体間に設けた切込部によって個別に分離すると共に、上記各端子金具をコネクタハウジングの各キャビティ内に個別に挿入可能としたものにおいて、
上記フラットケーブルの切込部の手前から先端方に向けて延びる領域には、該領域を上下から挟持する一対の保持板を取り付け、該保持板には上記切込部に沿ってスリットを形成することで上記各導体の経路毎に分離した腕部を設け、上記端子金具および分離されたフラットケーブルの端部と共に上記腕部を上記コネクタハウジングの各キャビティ内へ挿入可能としていることを特徴とするフラットケーブルの端末構造を提供している。
【0008】
上記構成によれば、フラットケーブルの端末部が保持板によって上下から挟持されているので、各端子金具をコネクタハウジングのキャビティ内に挿入した状態において、フラットケーブルが外力によって上下方向に屈曲した場合、その屈曲支点は保持板の後端部となる。よって、フラットケーブルの屈曲による引張り力が端子金具の取付部に直接作用することがなく、従来の構造に比し屈曲ポイントの耐久性を向上することができる。また、保持板の先端方はフラットケーブルに取り付けられた各端子金具に対応して分離した腕部を備えているので、端子金具をキャビティへ挿入する際、この腕部が支えとなってフラットケーブルが腰折れすることなく円滑なる端子金具の挿入を行うことができる。更に、キャビティ内への端子金具の挿入操作に際しては、保持板を持って各端子金具を一括して挿入操作することができるので、その作業性を向上することができる。
【0009】
上記一対の保持板は合成樹脂製よりなると共に、幅方向の一端部をヒンジ部を介して連結することで開閉可能とし、他端部には一対の保持板が閉じた状態で係止固定するロック部を設けるようにしてもよい。このような構成としているので、フラットケーブルの端部への保持板の取り付け操作をワンタッチにて行うことができる。
【0010】
また、上記一対の保持板のうちいずれか一方には、上記フラットケーブルに設けた位置決め孔に挿通することで位置決め可能な突起を設け、他方には該突起を受け入れ可能な受け部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、フラットケーブルの端部所要位置に保持板を取り付けるに際し、その位置決めを容易に行うことができる。なお、受け部は貫通孔または凹部のいずれであってもよい。
【0011】
上記保持板の腕部は、端子金具を挿入すべきコネクタハウジングの各キャビティの内周形状に略合致する外周形状に設定するのが好ましい。このようにすれば、キャビティ内に保持板の腕部が合致する状態で挿入されているので、コネクタハウジングの外側におけるフラットケーブルが揺動しても、キャビティ内の端子金具が揺動するのを防止できる。よって、端子金具の揺動に伴う相手側端子金具との接点部の摺動磨耗を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明のフラットケーブルの端末構造の実施形態を示し、この端末構造10はフラットケーブル11と、その端末に取り付けられた端子金具21と、フラットケーブル11に取り付けられる上下一対の保持板31a、31bとからなっている。各端子金具21はコネクタハウジング41の各キャビティ41a内に挿入されて所要位置で固定されるようになっている(図5)。
【0013】
フラットケーブル11は、図2(A)(B)に示すように、平行に配列された複数の導体12a、12b、12cを上下から絶縁樹脂層13で被覆することにより可撓性を有する帯状の配線材として構成されている。フラットケーブル11の端部において、隣接する導体12a、12b、12cの間には、コネクタハウジング41(図5)の各キャビティ41aを区割りする隔壁41bを受け入れ可能な幅を有する切込部14を形成している。この切込部14によって、フラットケーブル11の端部は各導体12a、12b、12cの経路毎に個別に分離可能とされている。切込部14によって分離されたフラットケーブル11の各端部は端子金具21を取り付けるための取付部15とされ、切込部14の切込深さは、端子金具21の固定部22の領域よりも深く切り込むようにしている。
【0014】
端子金具21は、本実施形態では雌型で先端方には、相手側端子金具(図示せず)と電気的に接続するための角筒状の接続部23を備えると共に、後端方をフラットケーブル11との接続のための固定部22としている。固定部22には細長板状の基部22aの両側から上方へ千鳥状に立ち上げた先端が先鋭な圧着片22bが突設されている。この対向する圧着片22bはフラットケーブル11における取付部15の幅より狭い間隔で突設され、図2(B)に示すように、取付部15に対し下方から絶縁樹脂層13を通して突き刺さした後、内方へ折り返し状に圧着し、先端部を導体12a、12b、12cの経路に突き刺すことで電気的接続を得るようにしている。また、切込部14の基部の隣接位置には保持板31a、31bの位置決め用の位置決め孔12dを形成している。
【0015】
保持板31a、31bは、図3(A)(B)に示すように、上下一対の合成樹脂製の板状部材よりなり、フラットケーブル11における切込部14の手前位置から端子金具21の取付部15の手前位置までの領域に対応する大きさとされている。保持板31a、31bは一側端を薄肉のヒンジ31cを介して開閉可能に連結され、他側端には一方の保持板31aから突設された枠体32aと保持板31a、31bが閉塞した状態でこの枠体32aに係合するように他方の保持板31bに突設した係止爪32bとからなるロック部32を設けている。
【0016】
保持板31a、31bは、フラットケーブル11の幅方向全域を挟持する胴部33と、分離された取付部15に対応する部分を挟持すると共に、コネクタハウジング41のキャビティ41a内に挿入される腕部34とから構成している。各腕部34はフラットケーブル11の切込部14に対応するスリット34aによって各導体12a、12b、12cの経路毎に分離した状態となっている。この保持板31a、31b間にフラットケーブル11を挟持した状態において、腕部34の外周形状は端子金具21を挿通すべきキャビティ41aの内周形状に略合致する寸法に設定している。また、一方の保持板31bには、フラットケーブル11の各取付部15の基端部に設けた位置決め孔12dに挿通可能な形状の突起35を対向面側に向けて突設する一方、他方の保持板31aには突起35の先端を受け入れ可能な貫通孔からなる受け部36を形成している。
【0017】
コネクタハウジング41は図5に示すように、合成樹脂製からなり、フラットケーブル11の取付部15に圧着された端子金具21に対応するキャビティ41aを備え、上面部には相手側ハウジング(図示せず)と嵌合固定するためのロックアーム42を備えている。キャビティ41aの内部上面には、片持ち梁状のランス43を端子金具21の挿入方向へ向けて突設し、キャビティ41a内に挿入される端子金具21に設けた係止孔24と係合することにより、端子金具21を所要位置で係止固定可能としている(図6)。
【0018】
次に、上記構成からなるフラットケーブルの端末構造の作用について説明する。先ず、図3(A)(B)に示すように、開いた状態の保持板31a、31bのうち、突起35を有する一方の保持板31bの上に端末部に端子金具21が取り付けられたフラットケーブル11を載置する。このとき、フラットケーブル11に設けた位置決め孔12dに突起35が嵌入されるようにすることで、保持板31bに対しフラットケーブル11を所要位置に位置決めすることができる。次いで、図1、図4に示すように、他方の保持板31aをフラットケーブル11が載置された一方の保持板31bに重ね合わせると共に、係止爪32bと枠体32aを係合させることにより、フラットケーブル11を挟持した状態でロックする。また、同時に位置決め孔12dに嵌入された突起35は、他方の保持板31aの受け部36に嵌入する。
【0019】
このように保持板31a、31bはフラットケーブル11の切込部14の手前から先端方に向けて延びる領域を上下から挟持し、各端子金具21の取付部15に向けて各腕部34が対応した状態となる。次いで、図5に示すように、保持板31a、31bを把持して各端子金具21をコネクタハウジング41の対応するキャビティ41a内に挿入する。このとき、保持板31a、31bの腕部34もキャビティ41a内に挿入され、胴部33が外方へ突出した状態となる。キャビティ41aに挿入された各端子金具21は、図6に示すように、ランス43が係止孔24内に係合して抜け止め状態とされる。
【0020】
フラットケーブル11の配索の都合または外力の作用により、フラットケーブル11が図6の鎖線で示すように、上下に屈曲した場合、フラットケーブル11は保持板31a、31bにより挟持された挟持端部を屈曲支点として屈曲することになる。従って、フラットケーブル11に作用する屈曲力が引っ張りに対して弱い部分である個々の取付部15に作用することがなく、フラットケーブル11の損傷を防止することができる。
【0021】
また、キャビティ41aには保持板31a、31bの腕部34も挿入され、腕部34の外周形状はキャビティ41aの内周形状に略合致する形状とされているので、フラットケーブル11の揺動に伴う振動を腕部34で吸収でき、端子金具21へ振動が作用するのを防止できる。よって、相手側端子金具との間の接触点における摺動磨耗を防止できる。
【0022】
なお、上記実施形態においては、フラットケーブル11として、真っ直ぐな帯状のFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)にて構成した例を示したが、湾曲形状で導体12a、12b、12cの経路も任意に設定したFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキット)の端部接続部にも同様に適用できる。また、フラットケーブル11と接続する端子金具21の接続構造として、圧着片22bによるピアッシングの例を示したが、導体12a、12b、12cとの間で抵抗溶接、超音波溶接によって接続してもよい。更に、取付部15の絶縁樹脂層13を剥離して導体12a、12b、12cと圧着片22bとを直接圧着するようにしてもよく、その電気的接続構造を限定するものではない。また、端子金具21として雌型端子金具を示したが、雄型端子金具にも同様に適用することができる。更に、保持板31a、31bをヒンジ31cにて連結した例を示したが、個々に分離したものを結合するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明では、端末に端子金具が取り付けられたフラットケーブル端部を保持板にて上下から挟持するようにしているので、フラットケーブルが上下方向に屈曲しても、その影響が端子金具の取付部に集中することがない。よって、フラットケーブルの屈曲に伴う取付部の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラットケーブルの端末構造の解斜視図である。
【図2】(A)はフラットケーブルの端末部の端子金具を取り付けた状態の斜視図、(B)は端子金具の取付部の断面図である。
【図3】(A)は保持板を開いた状態の斜視図、(B)は保持板上にフラットケーブルを載置した状態の斜視図である。
【図4】保持板を閉じた状態のロック部の部分拡大斜視図である。
【図5】コネクタハウジングに保持板を介してフラットケーブルを挿入した状態の斜視図である。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】(A)(B)は従来例を示す図である。
【図8】従来例においてフラットケーブルが上下に屈曲した状態を示す図である。
【符号の説明】
11 フラットケーブル
12a、12b、12c 導体
12d 位置決め孔
13 絶縁樹脂層
14 切込部
15 取付部
21 端子金具
31a、31b 保持板
31c ヒンジ
32 ロック部
34 腕部
35 突起
36 受け部
34a スリット
41 コネクタハウジング
41a キャビティ
Claims (4)
- 複数の導体を絶縁樹脂層で被覆してなる可撓性の帯状フラットケーブルの端末に上記導体の経路と接続するようにして複数の端子金具を取り付け、該端子金具を取り付けた上記フラットケーブルの端部は隣接する各導体間に設けた切込部によって個別に分離すると共に、上記各端子金具をコネクタハウジングの各キャビティ内に個別に挿入可能としたものにおいて、
上記フラットケーブルの切込部の手前から先端方に向けて延びる領域には、該領域を上下から挟持する一対の保持板を取り付け、該保持板には上記切込部に沿ってスリットを形成することで上記各導体の経路毎に分離した腕部を設け、上記端子金具および分離されたフラットケーブルの端部と共に上記腕部を上記コネクタハウジングの各キャビティ内へ挿入可能としていることを特徴とするフラットケーブルの端末構造。 - 上記一対の保持板は合成樹脂製よりなると共に、幅方向の一端部をヒンジ部を介して連結することで開閉可能とし、他端部には一対の保持板が閉じた状態で係止固定するロック部を設けている請求項1に記載のフラットケーブルの端末構造。
- 上記一対の保持板のうちいずれか一方には、上記フラットケーブルに設けた位置決め孔に挿通することで位置決め可能な突起を設け、他方には該突起を受け入れ可能な受け部を設けている請求項1または請求項2に記載のフラットケーブルの端末構造。
- 上記保持板の腕部は、端子金具を挿入すべきコネクタハウジングの各キャビティの内周形状に略合致する外周形状に設定している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のフラットケーブルの端末構造。
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-
2003
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