JP2004276978A - キャップおよびこのキャップが装着されたボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒部12とこの筒部12の一端を塞ぐ天面11とを有し、ねじ溝102を有するボトル100の口金部101に被せられた状態で筒部12上を円盤状のねじ形成ローラ113が転動することにより筒部12が変形されてキャップとしてボトル100に固定されるキャップ10において、ねじ形成ローラ113をねじ溝102へ導く導入溝15が周方向に並んで複数形成されている構成とする。これにより、ねじ形成ローラ113がキャップ10の筒部12上を転動するときに、導入溝15によって案内されてねじ溝102内に導入されやすくなる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミボトル等のボトル口金部を密栓するためのキャップおよびこのキャップが装着されたボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、飲料用等に用いられるボトルを密栓するキャップとして、アルミあるいはアルミ合金板材をカップ状に成形され所定の形状を付与されたキャップを、ねじ溝等の形状を有するボトル口金部に被せて、このねじ溝に沿うように塑性変形させることにより、ボトル口金部に装着させたものが用いられている。キャップは、円板状の天面と、この天面に連なる筒部とを有し、天面の内側に取り付けられた樹脂等からなり弾力性を有するライナーをボトル開口端に押し付けた状態でボトルに装着されることにより、内容物の漏えいを防ぐことができる。
【0003】
このようなキャップは、一般にキャッピング装置と呼ばれる装置によってボトルに装着される。キャッピング装置は、ボトル口金部に被せられたキャップの天面を軸線下方向に押圧し、ライナーをボトルの開口端に押し付けてキャップとともに変形させボトルに密着固定するプレッシャブロックと、筒部上を転動して筒部にねじ形状を形成する円盤状のねじ形成ローラとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
一般にキャッピング装置では、一つのプレッシャブロックに対して2以上のねじ形成ローラが備えられており、各ねじ形成ローラが同時にキャップの筒部に対して押圧される構成となっている。
このねじ形成ローラは、ボトル口金部のねじ溝に沿うように傾斜する回転軸線中心に回転自在に保持され、軸線方向および径方向に所定の範囲で移動可能に配置されており、上方および軸線方向内方へ向かって付勢されている。
【0005】
一方、キャップには、ボトル口金部のねじ溝上端近傍に相当する部分に筒部を一周する溝状のグルーブが予め設けられている。このグルーブがねじ形成ローラが最初に当接され転動されるべき位置に設けられることにより、上下移動自在に保持されたねじ形成ローラは安定して筒部上を略水平に転動することができる。
キャッピング時には、ねじ形成ローラは、キャップを変形させながらグルーブ上を転動するうちに、ボトル口金部のねじ溝上端のねじ山形状に当接することをきっかけとしてねじ溝内へ案内され、ねじ溝上を転動することによりキャップの筒部にねじ溝を形成することができる。
【0006】
このようなキャッピング装置において、ボトル口金部のねじ溝が一般に1.7周程度形成されているのに対して、ねじ形成ローラがキャップの筒部上を例えば2周程度転動するように設定されている。したがって、ねじ形成ローラがキャップに当接した後、ボトル口金部のねじ溝に最初に当接したときにねじ溝内へと導入されることができれば、ねじ溝の上端からほぼ下端に至るまで少なくともいずれかのねじ形成ローラによって転動され、ねじ溝上をねじ形成ローラが1.7〜2回、周回することになる。さらに、ねじ形成ローラがねじ溝上を2回以上転動することにより、スプリングバックを抑え確実にねじ形成が行われることが期待できる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−270596号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ボトル口金部のねじ溝に当接してもすぐにねじ溝内へと導入されないまま、ねじ形成ローラがグルーブ上を例えば半周以上転動してしまうと、キャップに対してねじ形状が十分に形成されないうちにねじ形成ローラがキャップから離されてキャッピングが終了してしまい、キャップのねじ溝が浅く容器内圧に対する耐圧強度が低い不良品となってしまう。
【0009】
この問題に対応するには、ねじ形成ローラをキャップに対して押し付ける押圧力を高くして1回の転動による塑性変形を大きくすることや、ねじ形成ローラを転動させる周回数を多くしたり、上述の天面押圧およびねじ形成ローラを約2周転動させるという巻き締めのアクションを2回、3回と繰り返すことが考えられる。
【0010】
しかしながら、軸方向に押圧された状態のボトル口金部に対して横方向から大きな力を加えると口金部が座屈してしまう虞があるため、ねじ形成ローラの押圧力を高くすることは望ましくない。また、押圧力を高くすることによりボトル口金部までが変形してしまうと、キャップの開栓トルクが大きくなり、開栓時や再栓時に大きな力を要し扱いにくくなるという問題が生じる。
また、ねじ形成ローラを転動させる周回数を多くしたりアクション回数を増やすことは、キャッピング装置の変更が必要となるため、設備のレイアウト上の制約から実現できない場合があるという問題もあった。
【0011】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたもので、設備の変更を必要とせず、ボトルの変形・座屈を生じさせずに、確実にキャップにねじを形成してボトルにキャップを装着することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のキャップは、筒部とこの筒部の一端を塞ぐ天面とを有し、ねじ溝を有するボトル口金部に被せられた状態で筒部上を円盤状のねじ形成ローラが転動することにより、筒部が変形されてボトルに装着されるキャップであって、ねじ形成ローラをねじ溝へ導く導入溝が形成されていることにより、ねじ形成ローラがキャップの筒部上を転動するときに導入溝によって案内されてねじ溝内に導入されやすくなっている。
【0013】
また、この導入溝が周方向に複数形成されることにより、いずれかの導入溝からねじ溝内に入り損なった場合も、すぐに次の導入溝によって再度案内されるので、ねじ形成ローラがキャップ外周を転動する所定の周回数の間にねじ溝内に導入されるチャンスが多く、より確実にねじ形成を行うことができる。
【0014】
また、周方向に沿う溝状のグルーブが筒部に設けられ、このグルーブに対して傾斜し、かつその端部がグルーブに連続するように導入溝が設けられることにより、ねじ形成ローラがグルーブ上を安定して転動しながら、このグルーブに連続する導入溝によってボトル口金部のねじ溝内に案内される。これによりねじ形成ローラがボトル口金部のねじ山に乗り上げにくくなるとともにねじ溝内に導入されやすく、より確実にねじ形成を行うことが可能となる。
【0015】
なお、グルーブは、キャップの全周にわたり連続していてもよいが、不連続な溝状に複数形成されるとともに複数の導入溝がこれらグルーブにそれぞれ連続している構成としてもよい。
また、導入溝がグルーブよりも深く形成されている構成とすることにより、ねじ形成ローラがグルーブから導入溝へとより確実に案内されやすくなる。
【0016】
そして、このようなキャップを装着されたボトルは、ねじ形成ローラがボトルのねじ溝上を確実に転動しているのでキャップの容器内圧に対する耐圧強度が高い。またねじ形成ローラの押圧力を大きくせずにキャップの装着が行われているので、ボトル口金部の変形が生じにくく、開栓トルクが過大となりにくい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるキャップ10およびボトル100を示す半断面図であって、ボトル100の口金部101に被せたキャッピング前の状態を示している。このボトル100は、アルミニウムまたはアルミニウム合金板材の絞り加工により形成されており、円筒状の口金部101に、リード角2°、約1.7周のねじ溝102およびねじ山103からなるねじ部が設けられている。
【0018】
キャップ10は、ボトル100よりも肉薄のアルミニウムまたはアルミニウム合金板材の絞り加工により、円板状の天面11と、この天面11によって一端が塞がれた筒部12とを有するカップ状に形成されている。天面11の内面には樹脂製のライナー13が貼り付けられており、このライナー13とボトル100の口金部101の開口端とを密着させてキャップ10がボトル100に固定されることにより、ボトル100の密閉がなされる。
【0019】
キャップ10は、キャッピング装置に備えられたキャッピングヘッド110で塑性変形加工されることにより、ボトル100の口金部101に装着される。
図2に示すようにキャッピングヘッド110は、下方に付勢保持されたプレッシャブロック111と,バネ等の付勢部材によってボトル100の内方に向かって付勢され回転自在に保持された3個の裾巻きローラ112および2個のねじ形成ローラ113を備え、プレッシャブロック111を下降させて天面11を下方に押圧すると同時に、キャップ10(ボトル100)の径方向内方に各ローラ112,113を移動させ、各ローラ112,113を前記付勢部材の付勢力に応じた押圧力でキャップ10の筒部12に押し付ける構成となっていて、各ローラ112,113はキャップ10の筒部12を変形させながらボトル100の口金部101上を約2周、転動する。なお、ねじ形成ローラ113は、ボトル100のねじ溝102(ねじ山103)のリード角(本実施形態では2°)に外周が沿うように、その回転軸線をキャップ10の接線方向に傾斜させるとともに、前記内方への付勢力よりも弱い力で上方に付勢された状態で、上下方向に移動自在に保持されている。
【0020】
キャップ10は、図2に示すように、円盤状の裾巻きローラ112が筒部12の下部を周方向に水平に転動することにより口金部101の下部に形成された膨出部104に係止するよう変形されるとともに、円盤状のねじ形成ローラ113が内側にあるボトル100のねじ溝102に沿って転動することにより口金部101のねじ部に螺合するように変形される。ねじ形成ローラ113は、ボトル100のねじ溝102に対してその上端部から導入され、上方へ付勢される反面ねじ山103によって上方への移動を規制されながら、下方へ向かってねじ溝102に倣って転動する。
なお、本実施形態のキャップ10は、上部と下部とが複数のブリッジで連結されている、換言すると上部と下部との間に複数のスコア(切り込み)が形成されており、開栓に前記ブリッジの切断を伴うことから開栓を目視確認できるピルファープルーフキャップとしてボトル100に装着される。
【0021】
本実施形態のキャップ10は、筒部12上部に設けられた凹凸形状からなる開栓時滑り止め用のナール14の下側に、周方向に並ぶ凹状の導入溝15が形成されている。この導入溝15は、ボトル100のねじ溝102(ねじ山103)およびねじ形成ローラ113の外周と略平行に傾斜する深さ約0.7〜1mmの凹部形状で、45°間隔で8個設けられている。
【0022】
この導入溝15(15a〜15h)およびボトル100のねじ溝102およびねじ山103の一部を展開した模式図を図3に示す。この図において、ねじ溝102の底およびねじ山103の稜線を、模式的に一点鎖線で示している。なお、ねじ溝102およびねじ山103の図の右方側をねじ溝102およびねじ山103の上側とし、ねじ形成ローラ113は図の右方から左方へ向かって転動するものとする。
【0023】
ねじ溝102,ねじ山103および各導入溝15a,15b,…,15hは、それぞれ水平線に対して2°傾斜していて、各導入溝15a,15b,…,15hの高さ方向(図の上下方向)の位置は等しくなっている。ねじ形成ローラ113は、無負荷状態でこれら導入溝15a,15b,…,15hと同じ高さになるよう設定されている。
【0024】
キャッピング時、ねじ形成ローラ113はまず、各導入溝15a,15b,…,15hのいずれか、あるいは各導入溝15a,15b,…,15hの間に押圧される。このとき、ねじ形成ローラ113が押圧された位置が導入溝15aから導入溝15dの間であれば、ねじ形成ローラ113は上側のねじ山103の斜面に沿ってねじ溝102へと案内され、それ以降はこのねじ溝102に沿って下方へと転動する。
【0025】
これに対し、ねじ形成ローラ113が最初に押圧された位置が上側のねじ山103よりも上方となっている導入溝15fから導入溝15hの間であると、ねじ形成ローラ113はねじ溝102に入ることができず、そのまま転動して導入溝15aの辺りからねじ溝102内に導入される。この場合、ねじ形成ローラ113には上方への付勢力が加えられているが、その回転軸線および外周がねじ溝102に沿って傾斜していることから、ねじ形成ローラ113はやや下方へ向かって斜めに転動しやすいのでねじ溝102内に入りやすくなっている。
【0026】
例えば、ねじ形成ローラ113が導入溝15f近傍に押圧されてねじ溝102内に導入されなかった場合、筒部12を変形させながら転動するねじ形成ローラ113は、その回転軸線が傾斜していることから上側のねじ山103の上方に沿って転動して、ねじ溝102内に円滑に導入される。あるいは、ねじ形成ローラ113が上方への付勢力によって導入溝15fから次の導入溝15g上に移動した場合も、同様に上側のねじ山103の上方に沿って転動して、ねじ溝102内に円滑に導入される。
【0027】
また、ねじ形成ローラ113が最初に押圧された位置が、ねじ山103の稜線とほぼ一致する導入溝15e近傍である場合、上述したようにねじ形成ローラ113が傾斜していることから、ねじ形成ローラ113がすぐにねじ溝102内へと導入されることも期待できる。
【0028】
すなわち、ねじ形成ローラ113が傾斜しているだけでなく、各導入溝15a〜15hが傾斜していることから、ねじ形成ローラ113が押圧されることによって筒部12に形成される凹形状が、ボトル100のねじ部に沿わなくても、傾斜しやすくなる。そして、ねじ形成ローラ113は、傾斜した凹形状が形成されたことによりこの傾斜に沿って下方へ転動しやすくなるので、押圧後に水平には転動し続けにくく、ねじ溝102内へと導入されやすくなる。
【0029】
以上説明したように、本実施形態の導入溝15によって、ねじ形成ローラ113は、筒部12上を転動し始めてから最大でも約0.5周程度でねじ溝102内に導入され、残りの周回全てにおいてねじ形成を行うことができる。そして、このねじ形成ローラ113が2個備えられていることによって、ボトル100のねじ溝102の上端から下端に至るまで、ねじ形成ローラ113のいずれかが少なくとも1回以上転動することになるので、キャップ10の筒部12上に確実にねじ形状を形成することができる。そして、このキャップ10が装着されたボトル100は、キャップ10のねじ溝が深く形成されているのでボトル100のねじ山103を乗り越えにくいことから、キャップ10の耐圧強度が高く、容器内圧によってキャップ10が外れる虞がない。
【0030】
次に、本発明の第2の実施形態に係るキャップ20について、図4および図5を参照して説明する。なお、ボトル100およびキャッピングヘッド110については、その構成が第1の実施形態で説明したものと同様であるのでその説明を省略する。
【0031】
本実施形態のキャップ20は、第1の実施形態と同様、円板状の天面21と、この天面21によって一端が塞がれた筒部22とを有するカップ状に形成されていて、天面21の内面に貼り付けられた樹脂製のライナー23とボトル100の口金部101の開口端とを密着させてボトル100に固定されることにより、ボトル100を密閉するものである。
【0032】
このキャップ20は、筒部22上部に設けられた凹凸形状からなる開栓時滑り止め用のナール24の下側に、溝状のグルーブ25が水平方向に一周にわたり形成されている。さらに、このグルーブ25に連続するように、周方向に並ぶ凹状の導入溝26が形成されている。この導入溝26は、ボトル100のねじ溝102(ねじ山103)およびねじ形成ローラ113の外周と略平行に傾斜する深さ約0.7〜1mmの凹部形状で、45°間隔で8個設けられている。一方グルーブ25は、この導入溝26よりも浅く、例えば0.6mmの深さで形成されている。なお、これらグルーブ25および導入溝26は、深すぎるとボトルへの冠着が阻害されるので、いずれも1mm以下の深さで設けられる。
【0033】
これらグルーブ25、導入溝26(26a〜26h)およびボトル100のねじ溝102およびねじ山103の一部を展開した模式図を図5に示す。この図において、ねじ溝102の底およびねじ山103の稜線を、模式的に一点鎖線で示している。なお、ねじ溝102およびねじ山103の図の右方側をねじ溝102およびねじ山103の上側とし、ねじ形成ローラ113は図の右方から左方へ向かって転動するものとする。
【0034】
このキャップ20では、グルーブ25が水平に設けられている一方、各導入溝26a,26b,…,26hは、ねじ溝102,ねじ山103と同様にそれぞれ水平線に対して2°傾斜していて、各導入溝26a,26b,…,26hの高さ方向(図の上下方向)の位置は等しく、いずれもグルーブ25に連なっている。
ねじ形成ローラ113は、無負荷状態でグルーブ25と同じ高さになるよう設定されている。
【0035】
キャッピング時、ねじ形成ローラ113はまず、グルーブ25に押圧される。
そしてねじ形成ローラ113は、グルーブ25よりも深い凹状の導入溝26a〜26hのいずれかによって下方へ案内され、ねじ溝102内へと導入される。
例えばねじ形成ローラ113が最初に押圧された位置が導入溝26aから導入溝26dの間であれば、ねじ形成ローラ113は上側のねじ山103の斜面に沿ってねじ溝102へと案内され、それ以降はこのねじ溝102に沿って下方へと転動する。
【0036】
これに対し、ねじ形成ローラ113が最初に押圧された位置が上側のねじ山103よりも上方となっている導入溝26fから導入溝26hの間であると、ねじ形成ローラ113はねじ溝102に入ることができず、そのままグルーブ25上を転動して導入溝26aの辺りからねじ溝102内に導入される。この場合、ねじ形成ローラ113には上方への付勢力が加えられているが、その回転軸線および外周がねじ溝102に沿って傾斜していることから、ねじ形成ローラ113はやや下方へ向かって転動するのでねじ溝102内に入りやすくなっている。
【0037】
さらに、ねじ形成ローラ113が導入溝26f近傍に押圧されてねじ溝102内に導入されなかった場合、筒部22を変形させながら転動するねじ形成ローラ113は、グルーブ25上を転動し続け、次の導入溝26gによって再度下方へ向けて案内される。そして、少なくとも導入溝26aに到達すれば、そこからねじ溝102内へと導入され、以降はねじ溝102上を下方へ転動することになる。
【0038】
すなわち、ねじ形成ローラ113が傾斜しているだけでなく、各導入溝26a〜26hがそれぞれ傾斜していることから、ねじ形成ローラ113が押圧されることによって筒部12に形成される凹形状が、ボトル100のねじ部に沿わなくても、傾斜しやすくなる。そして、ねじ形成ローラ113は、傾斜した凹形状が形成されたことによりこの傾斜に沿って下方へ転動しやすくなるので、グルーブ25から下方へと転動しやすくなり、何周も水平に転動し続けず、すぐにねじ溝102内へと導入されやすくなる。
【0039】
以上説明したように、本実施形態の導入溝26によって、ねじ形成ローラ113は、筒部12上を転動し始めてから最大でも約0.5周程度でねじ溝102内に導入され、残りの周回全てにおいてねじ形成を行うことができる。そして、このねじ形成ローラ113が2個備えられていることによって、ボトル100のねじ溝102の上端から下端に至るまで、ねじ形成ローラ113のいずれかが少なくとも1回以上転動することになるので、キャップ20の筒部22上に確実にねじ形状を形成することができる。
【0040】
なお、以上の実施形態において示した各構成部材、その諸形状や組み合わせ等は一例であって、ねじ形成ローラをねじ形成時の転動方向である下方へ導くことができれば、例えば導入溝の周方向長、個数、深さ、形状等を変更するなど、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求に基づき種々変更可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のキャップにより、ねじ形成ローラがキャップの筒部上を転動するときに導入溝によって下方へ案内されてねじ溝内に導入されやすくなるので、ねじ形成ローラがねじを形成せずにキャップ上を水平に転動し続けることを防止でき、設備の変更や押圧力の変更を行うことなく、効率よくかつ確実にキャップ上にねじ形状を形成し、耐圧強度の高いキャップを装着することができる。
【0042】
また、この導入溝が周方向に複数形成されることにより、いずれかの導入溝からねじ溝内に入り損なった場合も、すぐに次の導入溝によって再度案内されるので、ねじ形成ローラがキャップ外周を転動する所定の周回数の間にねじ溝内に導入されるチャンスが多く、より確実にねじ形成を行い、巻き締め不良の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるキャップを示す半断面図である。
【図2】キャップを変形させボトルに装着させるキャッピングヘッドによるキャッピング加工を説明する図である。
【図3】図1に示すキャップとボトルのねじ溝との関係を展開して示す模式図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるキャップを示す半断面図である。
【図5】図4に示すキャップとボトルのねじ溝との関係を展開して示す模式図である。
【符号の説明】
10,20 キャップ
11,21 天面
12,22 筒部
15,26 導入溝
25 グルーブ
100 ボトル
101 口金部
102 ねじ溝
113 ねじ形成ローラ
Claims (5)
- 筒部と該筒部の一端を塞ぐ天面とを有し、ねじ溝を有するボトル口金部に被せられた状態で前記筒部上を円盤状のねじ形成ローラが転動することにより、前記筒部が変形されて前記ボトルに固定されるキャップであって、前記ねじ形成ローラを前記ねじ溝へ導く導入溝が、周方向に並んで複数形成されていることを特徴とするキャップ。
- 周方向に沿う溝状のグルーブが前記筒部に設けられ、前記導入溝は、前記グルーブに対して傾斜し、かつその端部が該グルーブに連続するように前記導入溝が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
- 前記グルーブが不連続な溝状に複数形成され、前記複数の導入溝が、これらグルーブにそれぞれ連続していることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
- 前記導入溝が前記グルーブよりも深く形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のキャップ。
- 請求項1から4に記載の前記キャップが装着されたことを特徴とするボトル。
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