JP2004242174A - 端末装置、通信制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車の運転席と同乗者の座席に信号発生手段を設置しておく。また、電車のデッキ部と座席部にも信号発生源を設置しておく。携帯電話機には、これら信号発生源からの信号を受信して、携帯電話の使用場所を判別する手段が配されている。また、移動速度を検出する手段が配されている。携帯電話機は、高速移動中であると判別すると(S300)、通信機能を制限する(S301)。次に、使用場所を判別し、電車のデッキ部であれば(S302、303)、通話機能の制限を解除する(S308)。電車の座席部であれば(S303)、機能制限を維持する(S309)。また、自動車の運転席であれば(S304、305)、ハンズフリーキットが装着状態にあるときのみ(S306)、通話機能の制限を解除する。
【選択図】図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速移動中の機能制限機能を有すると共に、特定の機器を端末装置に装着することにより機能制限を解除する機能を有する端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速移動中に携帯電話機を使用することが原因で起こる事故が多く報告されている。その対策として乗用車の運転中に携帯電話機を使用することに罰則を設ける処置がとられたが、歴然とした効果を発揮していない。そこで、例えば特許文献1では、携帯電話機内に設けられた移動速度検出部により移動速度を求め、この移動速度によりこの携帯電話機が走行中の車両内で使用されているか否かを判定し、この判定結果により、携帯電話機の発呼と着呼とを規制する発明が開示されている。
【0003】
しかし乗用車の運転中において、緊急の用件等の理由で携帯電話機の使用が止むを得ない場合もある。そこで、携帯電話機を把持せずに通信できるハンズフリー機器等の周辺機器が市販されている。また特許文献2では、高速移動中において携帯電話機にハンズフリー機器が装着されていない場合は携帯電話機の使用を制限し、ハンズフリー機器が装着されている場合は携帯電話機の使用を可能とする発明が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平10−257555公報
【0005】
【特許文献2】特開2000−341752公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
平成11年11月より道路交通法により、乗用車の運転中における携帯電話機の使用に関する罰則が設けられた。しかし全ての使用を取り締まることは不可能であり、現状では運転者のモラルに負う部分が大きい。そこで特許文献1および2で開示されているように、高速移動時には携帯電話機の使用を強制的に制限する機能を携帯電話機自体に持たせることが望ましい。
【0007】
このような機能を持たせた場合、高速移動時においてハンズフリー機器が非装着のときに一律に携帯電話機の使用が制限されてしまう。しかしながら、例えば使用者が自動車の同乗者であるときは、ハンズフリー機器を装着せずに携帯電話機を使用できるようにするのが好ましい。
【0008】
そこで本発明は、特に高速移動時における携帯電話機の使用制限を適切かつ円滑に行いえるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の端末装置は、使用環境検出手段と、制限手段とを有する。使用環境検出手段は、移動体から発せられる信号に基づいて使用環境を検出する。
制限手段は、前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する。
【0010】
請求項1の端末装置によれば、現在の使用環境に基づいて、所定の通信機能等を制限する。したがって、例えば乗用車の運転席部での携帯端末の利用を制限できるので、運転中の携帯端末の利用による交通事故の発生を防止できる。また、電車の座席部等での携帯端末の利用を制限できるので、通話等の他の乗客への迷惑行為を防止できる。
【0011】
請求項2に記載の端末装置は、移動速度検出手段と、使用環境検出手段と、制限手段とを有する。移動速度検出手段は、移動速度を検出する。使用環境検出手段は、移動体から発せられる信号に基づいて使用環境を検出する。制限手段は、前記移動速度検出手段からの検出信号と前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する。
【0012】
請求項2の端末装置によれば、現在の移動速度と使用環境とに基づいて、所定の通信機能等を制限する。したがって、運転時における乗用車の運転席部での携帯端末の利用を制限することにより、運転中の携帯端末の利用による交通事故の発生を防止できるだけでなく、停車時における乗用車の運転席部での携帯端末の利用を許可するので、携帯端末の利用者に利便性を提供する。
【0013】
請求項3に記載の通信制御システムは、端末装置と移動体によって構成される。前記移動体は、信号発生手段と、送信手段とを有する。信号発生手段は、使用環境を表示するための信号を発する。送信手段は、前記信号源からの信号を端末装置に送信する。前記端末装置は、受信手段と、使用環境検出手段と、制限手段とを有する。前記受信手段は、前記送信手段から送信される信号を受信する。前記使用環境検出手段は、前記受信手段によって発せられた信号に基づいて使用環境を検出する。前記制御手段は、前記移動速度検出手段からの検出信号と前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する。
【0014】
請求項3の通信制御システムによれば、現在の使用環境に基づいて、所定の通信機能等を制限する。したがって、例えば乗用車の運転席部での携帯端末の利用を制限できるので、運転中の携帯端末の利用による交通事故の発生を防止できる。また、電車の座席部等での携帯端末の利用を制限できるので、通話等の他の乗客への迷惑行為を防止できる。
【0015】
請求項4に記載の通信制御システムは、端末装置と移動体によって構成される。前記移動体は、信号発生手段と、送信手段とを有する。信号発生手段は、使用環境を表示するための信号を発する。送信手段は、前記信号源からの信号を端末装置に送信する。前記端末装置は、移動速度検出手段と、受信手段と、使用環境検出手段と、制限手段とを有する。前記移動速度検出手段は、移動速度を検出する。前記受信手段は、前記送信手段から送信される信号を受信する。前記使用環境検出手段は、前記受信手段によって発せられた信号に基づいて使用環境を検出する。前記制御手段は、前記移動速度検出手段からの検出信号と前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する。
【0016】
請求項4の通信制御システムによれば、現在の移動速度と使用環境とに基づいて、所定の通信機能等を制限する。したがって、運転時における乗用車の運転席部での携帯端末の利用を制限することにより、運転中の携帯端末の利用による交通事故の発生を防止できるだけでなく、停車時における乗用車の運転席部での携帯端末の利用を許可するので、携帯端末の利用者に利便性を提供する。
【0017】
請求項5に記載の端末装置は、移動検出手段と、制限手段と、判別手段と、抑制手段と、ハンズフリー機器検出手段とを備える。前記移動検出手段は、端末装置は所定の閾値以上の速度で移動しているかを検出する。前記制限手段は、前記移動検出手段により移動が検出されたら、所定の通信機能を制限する。前記判別手段は、前記制限手段による制限後に当該端末装置の使用環境を判別する。前記抑制手段は、前記判別手段による判別結果に応じて、前記制限手段による制限を抑制する。前記ハンズフリー機器検出手段は、ハンズフリー機器が装着されているかを検出する。更に、前記判別手段は、当該端末装置の使用環境が、移動中の端末装置の使用を禁止する第1の環境であるか、移動中の端末装置の使用を許可する第2の環境であるか、ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可する第3の環境であるかを判別する。また、前記抑制手段は、前記判別手段が当該端末装置の使用環境が前記第2の環境であると判断した場合は、前記制限手段による制限を抑制し、当該端末装置の使用環境が前記第3の環境であると判断した場合は、前記ハンズフリー機器検出手段により前記ハンズフリー機器の装着が検出されたときのみ前記制限手段による制限を抑制する。
【0018】
請求項5の端末装置によれば、高速移動時においてハンズフリー機器が非装着であっても、一律に端末装置の使用が制限されてしまうことがない。
【0019】
請求項6に記載の端末装置は、移動検出手段と、制限手段と、解除信号検出手段と、制限信号検出手段と、ハンズフリー機器検出手段と、抑制手段とを備える。前記移動検出手段、前記制限手段、および前記ハンズフリー機器検出手段は、請求項5に記載のものと同じである。前記解除信号検出手段は、移動中の端末装置の使用を許可するための解除信号を検出する。前記制限信号検出手段は、ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可する。
前記抑制手段は、前記解除信号検出手段が前記解除信号を検出したときは前記制限手段による制限を抑制すると共に、当該解除信号の検出に加えて前記制限信号検出手段が前記制限信号を検出したときは、前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したとき、前記制限手段による制限を抑制する。
【0020】
請求項6の端末装置によれば、機能制限種別信号と機能制限の内容とが一対一に対応しているため、動作環境信号の認識結果に応じて如何なる機能制限を行うかの処理が不要となる。よって、端末装置の処理を簡素化できる。
【0021】
請求項7に記載の端末装置は、移動検出手段と、制限手段と、第1の解除信号検出手段と、第2の解除信号検出手段と、制限信号検出手段と、抑制手段と、ハンズフリー機器検出手段とを備える。前記移動検出手段、前記制限手段、および前記ハンズフリー機器検出手段は、請求項5に記載のものと同じである。前記第1の解除信号検出手段は、移動中の端末装置の使用を許可するための第1の解除信号を検出する。前記第2の解除信号検出手段は、ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可するための第2の解除信号を検出する。前記抑制手段は、前記第1の解除信号検出手段が前記第1の解除信号を検出したときは、前記制限手段による制限を抑制すると共に、前記第2の解除信号検出手段が前記第2の解除信号を検出したときは、前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したとき、前記制限手段による制限を抑制する。
【0022】
請求項7の端末装置によれば、機能制限種別信号と機能制限の内容とが一対一に対応しているため、動作環境信号の認識結果に応じて如何なる機能制限を行うかの処理が不要となる。
【0023】
請求項8に記載の端末装置は、請求項7に記載の端末装置であって、前記第2の解除信号は、乗用車のハンドルに設置された電極からの電流であることを特徴とする。
請求項8の端末装置によれば、使用者が運転者である場合、端末装置はより確実に使用者を特定することが可能となり、適切な機能制限を施すことが可能となる。したがって、乗用車の運転者が運転中にハンズフリー機器の装着なしに端末装置を利用することをより確実に防ぐことが可能となる。
【0024】
請求項9に記載の端末装置は、請求項7に記載の端末装置であって、前記第2の解除信号は、当該第2の解除信号を発する機器に予め登録された情報であって、前記第2の解除信号検出手段は、当該端末装置に固有の情報を検出した場合に前記第2の解除信号を検出したと認識することを特徴とする。
【0025】
請求項9の端末装置によれば、運転者であるかをより正確に判別することが可能となる。
【0026】
請求項10に記載の端末装置は、移動検出手段と、制限手段と、信号検出手段と、ハンズフリー機器検出手段と、抑制手段とを備える。前記移動検出手段、前記制限手段および前記ハンズフリー機器検出手段は、請求項5に記載のものと同じである。前記信号検出手段は、ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可するための信号を検出する。前記抑制手段は、前記信号検出手段が前記信号を検出しなかったときは、前記制限手段による制限を抑制すると共に、前記信号検出手段が解除信号を検出したときは、前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したときに、前記制限手段による制限を抑制する。
【0027】
請求項10の端末装置によれば、移動中の端末装置の利用を許可する環境をより限定することにより、電車内における信号源の設置を不要とするとともに、端末装置の制御部の処理を簡便にすることが可能となる。したがって、機能制限を行う端末装置の普及がより容易になる。
【0028】
請求項11に記載の端末装置は、信号検出手段と、ハンズフリー機器検出手段と、抑制手段と、制限手段とを備える。前記ハンズフリー機器検出手段は、請求項5に記載のものと同じである。前記信号検出手段は、ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可するための信号を検出する。前記抑制手段は、前記信号検出手段が前記信号を検出しなかったとき、及び前記信号検出手段が前記信号を検出しかつ前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したとき、移動中の当該端末装置の使用を許可する。前記制限手段は、前記信号検出手段が前記信号を検出し、かつ前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出しなかったとき、所定の通信機能を制限する。
【0029】
なお、上記請求項に記載の前記ハンズフリー機器は、運転中においても安全に携帯端末を利用できるよう補助するための機器を広く含むものである。
【0030】
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。
【0031】
ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る携帯電話機1の構成図である。
【0033】
データポート2は外部機器を装着するポートである。I/F部3は、データポート2からの入力インタフェースである。復号化部4はデータポート2等から入力された信号を復号する。例えばデータポート2から入力される暗号化された機能制限解除信号を秘密鍵で解読する等の処理を行う。
【0034】
速度感知部5は携帯電話機1の速度を感知する部分である。例えばGPS衛星から受信した電波を用いて現在位置を検出する。現在位置の履歴より、速度感知部5は、携帯電話機1の移動速度を求める。速度感知部5によって求められた速度の履歴は、制御部8の図示しない一時記憶部に一時記憶される。記憶部6にはユーザによって登録された電話番号、氏名、数字、文字、図形、画像等が記憶される。
【0035】
送受信部7はアンテナ16から受信された信号の処理や、アンテナ16から送信する信号の信号処理を行う。送信される情報は、音声、文字および画像情報、制御信号などである。受信される情報は、音声や文字情報、制御信号などであり、これらは制御部8に出力される。
【0036】
制御部8は操作部11からの指示により、送受信部7、表示部10及び音声処理部13を制御する。また復号化部4および速度感知部5からの信号を基に、後述の如く携帯電話機1の機能の制限や解除の制御を行う。また、記憶部6からの移動速度信号と復号化部4からの機能制限解除信号に基づき、機能制限を解除するか継続するかを判断する。
【0037】
TRM(Tamper Resistant Module)部9には、記憶部6と同様、各種情報が記憶されるが、特に機密情報が記憶される。例えば交通機関から発信される動作環境識別信号(後述する)や、暗号化された動作環境識別信号、機能制限解除信号などを復号するための秘密鍵など、盗用されてはならない情報が記憶される。
【0038】
TRM部9は、タンパ・レジスタント技術を用いて、形成・構成されるシリコン領域、またはカードの領域である。タンパ・レジスタント技術は、半導体チップなどの内部解析や改ざんを物理的および理論的に防衛する技術である。例えば、チップ内部に強固で粘着力の高いコーティングを施し、表面を剥がすと、内部の回路が完全に破壊されるようにしたり、ダミーの配線を施したりしたものである。
【0039】
表示部10は制御部8からの信号に対応する数字や文字、図形などを記憶部6から呼び出し表示する。例えば、液晶素子や有機エレクトロルミネッセンス素子などが用いられる。
【0040】
操作部11は各種操作並びに制御指令を入力するためのユーザインタフェース部である。例えばボタンやダイヤル、表示部10に表示された擬似的なボタン等によって構成されている。またデータポート2や、ジャック12等に装着した外部機器が操作部11の機能を有しても良い。
【0041】
ジャック12はイヤホンあるいはハンズフリー機器を装着するポートである。
音声処理部13は制御部8からの音声信号を増幅して、ジャック12またはスピーカー14から出力させたり、ジャック12またはマイク15から入力された音声信号を増幅して制御部8へ出力したりする。GPSアンテナ17は、GPS(Global Positioning Systems)衛星からの現在位置情報の信号を受信する。
【0042】
図2は、携帯電話機1の動作環境による機能制限の種別の一例を示したものである。図2では、歩行時、乗用車の同乗時、電車のデッキ部乗車時には携帯電話機の機能を制限しない。しかし電車の座席部乗車時や、乗用車及び電車以外の交通機関、例えば飛行機や船舶の利用時は携帯電話機の機能を制限する。また、乗用車の運転時においては原則的に携帯電話機の機能を制限するが、ハンズフリー機器等の使用により機能制限が解除される。以下の実施例においては、携帯電話機1の動作環境の種別によって、図2に示すような機能制限あるいは機能非制限を行う。但し、図2はあくまでも本発明の実施例の説明に用いるための一例に過ぎず、動作環境による機能制限は図2の例のみに限定されるものではない。
【0043】
【第1実施例】
図3に携帯電話機1の動作に関する第1実施例を示す。本実施例では、まず携帯電話機1の動作環境を検知し、次に携帯電話機1の動作環境の種別によって、図2に示すような機能制限あるいは機能非制限を行う。
【0044】
図4、図5を用いて、本実施例における携帯電話機1の動作環境を、図6を用いて本実施例における動作環境識別信号の仕様を、図7を用いて動作環境識別信号を暗号化して送信する場合の動作を以下に示す。また、図3における各動作手順の詳細は図4〜図7に関して述べた後に詳述する。
【0045】
図4は本実施例における電車40の環境を示したものである。図4を参照して、電車40は座席部401とデッキ部402とに分かれる。本実施例においては、座席部401では携帯電話機1は利用不可であるが、デッキ部402では携帯電話機1の利用が可能である。信号源403は、座席部401に設置された解除機器であり、動作環境が座席部401であることを携帯電話機1に知らせるための信号を発信する。信号源404は、デッキ部402に設置された解除機器であり、動作環境がデッキ部402であることを携帯電話機1に知らせるための動作環境識別信号を発信する。
【0046】
図5は本実施例における乗用車50の環境を示したものである。図5を参照して、乗用車50には1個の信号源501と複数個の信号源502が配置されている。信号源501は運転者503が着席する運転席部505に設置され、携帯電話機1の使用者が運転者503であることを携帯電話機1に知らせるための信号を発信する。信号源502は同乗者504が着席する同乗者席部506に設置され、携帯電話機1の使用者が同乗者504であることを携帯電話機1に知らせるための動作環境識別信号を発信する。
【0047】
また、本実施例では乗用車50に設置された信号源501、502からの動作環境識別信号は無線により携帯電話機1へ送信されているが、動作環境識別信号は有線により、携帯電話機1へ送信されても良い。
【0048】
信号源403、404、501、502からの信号が無線の場合、信号は携帯電話機1のアンテナ16から入力され、送受信部7において信号処理され、制御部8内の一時記憶部(図示しない)において一時記憶される。
【0049】
信号源403、404、501、502からの信号が有線の場合、信号は携帯電話機1のデータポート2から入力され、I/F部3で信号処理された後、制御部8内の図示しない一時記憶部において一時記憶される。
【0050】
また、上記例の信号源403、404、501、502の設置は図4、図5に示されるような位置に限定されるものではない。例えば、図4では信号源403、404は電車40の天井面にあるとしたが、側壁面にあっても良い。また、図5では信号源501、502は乗用車50の図示しないドア部にあるものとしたが、フロントガラスあるいは座席部分にあっても良い。
【0051】
ハンズフリー機器507は、携帯電話機を手で保持しなくても、携帯電話機の使用を可能とするための機器である。ハンズフリー機器507から入力された音声は、携帯電話機1のジャック12から携帯電話機1へ入力される。また、携帯電話機1からの音声もジャック12からハンズフリー機器507へ出力される。
【0052】
ハンズフリー機器507内には、信号源が設けられており、前記ハンズフリー機器507内の信号源からの信号をジャック12を介して制御部8が感知したとき、携帯電話機1は、ハンズフリー機器507が装着されていることを認識する。
【0053】
本実施例における携帯電話機1の動作環境識別信号仕様を、図6に示す。図6では2つの例を示した。図6(a)を参照して、動作環境識別信号仕様の第1の例においては、電車40の座席部401に設置された信号源403からは、周波数f1なる第1ビット列”11”に続いて第2ビット列”11”の信号が発信され、電車40のデッキ部402に設置された信号源404からは、周波数f1なる第1ビット列”11”に続いて第2ビット列”00”の信号が発信される。また、乗用車50の運転者501が着席する運転席部505に設置された信号源501からは、周波数f2なる第1ビット列”11”に続いて第2ビット列”11”の信号が発信され、乗用車50のその他の信号源502からは、周波数f2なる第1ビット列”11”に続いて第2ビット列”00”の信号が発信される。
【0054】
図6(a)では説明の簡単化のため、動作環境識別信号の形式は2ビットの第1ビット列と、2ビットの第2ビット列からなる単純な例で説明したが、より複雑なビット列を用いるようにしても良い。
【0055】
また、図6で示した動作環境識別信号の内容は、予め携帯電話機1および信号源403、404、501、502にも記憶されている。動作環境識別信号は、携帯電話機1の製造時等に記憶部6、またはTRM部9内に記憶されている。
【0056】
信号源403、404、501、502から送信され、送受信部7またはI/F部3を介して制御部8の図示しない一時記憶部に一時記憶された動作環境識別信号と、携帯電話機1の製造時等に記憶部6、またはTRM部9内に記憶されていた動作環境識別信号とが比較され、その比較結果に基づき、携帯電話機1の動作環境の判定が可能になる。
【0057】
信号源403、404、501、502からの信号が無線である場合、信号は携帯電話機1のアンテナ16から入力され、送受信部7において信号処理される。そして制御部8内の一時記憶部(図示しない)において一時記憶される。
【0058】
また、携帯電話機1が複数の無線信号を同時に受信した場合は、強度の最も大きな信号を正規の信号と認識する。例えば、乗用車50内において、信号源501からの無線の動作環境識別信号と、信号源502からの無線の動作環境識別信号の両方を携帯電話機1が受信した場合、送受信部7は、前記受信した各信号の強度を測定し、強度が最も大きかった信号を正規の動作環境識別信号と認識する。このことにより、携帯電話機1は、動作環境が乗用車50内の運転席部505であるか、乗用車50内の同乗者席部506であるかを正しく識別することができる。
【0059】
信号源403、404、501、502からの信号が有線の場合、信号は携帯電話機1のデータポート2から入力され、I/F部3で信号処理される。そして復号化部4において、復号化されてから、制御部8内の図示しない一時記憶部において一時記憶される。
【0060】
携帯電話機1および信号源403等に記憶される前記動作環境識別信号仕様は、携帯電話機1の通信事業者、携帯電話機1の製造者、信号源403の製造者、あるいは電車40を運営する鉄道事業者によって決定される。
【0061】
なお、前記の携帯電話機1の動作環境識別信号は、暗号化されて送信されても良い。動作環境識別信号を暗号化して送信する場合の動作を、図7を用いて説明する。
【0062】
例えば、電車40の座席部401に設置された信号源403には所定の動作環境識別信号が記憶されている。携帯電話機1と同様、信号源403にもTRM部が設けられており、上記動作環境識別信号は、信号源403のTRM部にも記憶されている。動作環境識別信号が図6(a)で示すようなものである場合、信号源403には第1ビット列“11”と、第2ビット列“11”が記憶されている。
上記第1ビット列、第2ビット列はそれぞれ公開鍵で暗号化される(ステップS701)。そして、周波数がf1なる搬送波により携帯電話機1へ送信される。
携帯電話機1は信号源403から送信された信号を受信し、これを秘密鍵で復号化する(ステップS702)。復号化された信号の第1ビット列が“11”であり、復号化された信号の第2ビット列が“11”であれば、携帯電話機1は、動作環境識別信号は電車40の座席部401から送信されたものであると判断する。
【0063】
上記の例では説明の簡単化のため、動作環境識別信号の形式は2ビットの第1ビット列と、2ビットの第2ビット列からなる単純な例で説明したが、より複雑なビット列を用いるようにしても良い。
【0064】
上記の公開鍵の内容はあらかじめ、信号源403の内部に記憶されており、上記秘密鍵の内容は予め携帯電話機1内に記憶されている。前記秘密鍵の情報は、携帯電話機1の製造時等にTRM部9、または記憶部6に記憶される。
【0065】
信号源403に記憶される前記公開鍵や、携帯電話機1に記憶される秘密鍵の仕様は、携帯電話機1の通信事業者、携帯電話機1の製造者、信号源403の製造者、あるいは電車40を運営する鉄道事業者によって決定される。
【0066】
上記の例では、電車40の座席部401に設置される信号源403を例に説明したが、電車40のデッキ部402に設置される信号源404、乗用車50の運転席部505に設置される信号源501、同乗者席部506に設置される信号源502を用いた場合でも、搬送波の周波数やビット列の内容の点で異なるが、それ以外は上記と同様の動作が行われる。信号源404に記憶される前記公開鍵や、携帯電話機1に記憶される秘密鍵の仕様は、携帯電話機1の通信事業者、携帯電話機1の製造者、信号源403の製造者、あるいは電車40を運営する鉄道事業者によって決定される。信号源501または信号源502に記憶される前記公開鍵や、携帯電話機1に記憶される秘密鍵の仕様は、携帯電話機1の通信事業者、携帯電話機1の製造者、信号源501または信号源502の製造者、あるいは乗用車50の製造者によって決定される。
上記例では信号源403、404、501、502は単一の暗号化部を有するものとしたが、直列に接続された複数の暗号化部を有しても良い。
【0067】
また上記例では、信号源403、404、501、502は、各種解除信号を暗号化した信号を携帯電話機1へ送信し、前記信号を携帯電話機1が復号化、認証を行うものであったが、前記信号源との間に介在する解除機器によって、更に暗号化を施すようにしても良い。このとき、携帯電話機1では、前記解除機器での暗号化に対応した復号化処理と、前記信号源での暗号化に対応した復号化処理の両方が行われる。
【0068】
上記のような動作環境における携帯電話機1の動作処理について図3のフローチャートを用いて説明する。
【0069】
操作部11からの入力により、携帯電話機1の電源がオンになると、現在の移動速度を測定するステップS310へ進む。移動速度の測定においては、GPSアンテナ17から受信されたGPS衛星からの信号が速度感知部5に入力される。速度感知部5においては、GPS衛星からの信号が受信されてから、移動速度が算出される。移動速度を検出するステップS310は連続的に行っても良いし、定期的に行っても良い。例えば5秒ごと、10秒ごと、あるいは20秒ごとにステップS310を行っても良い。
【0070】
ステップS310で測定された移動速度に基づいて、現在の移動速度が高速であるかが、ステップS300で判断される。ステップS300において高速移動中かどうかを判断する閾値となる速度は適宜に設定してもよいが、例えば時速20キロメートル程度が適当である。
【0071】
ステップS300において、現在の移動速度が高速であると判断された場合、携帯電話機1の機能を制限する処理を行うステップS301へ進む。ステップS301では、送受信部7による信号の送受信を制限する処理が行われる。例えば、送受信部7による信号の送受信を、GPS衛星からの現在位置情報の信号や、信号源403、404、501、502等からの動作環境識別信号のみに制限する。このことにより、音声による通話や、メールなどの文字情報や映像情報等のデータ通信などが禁止される。
【0072】
あるいは、ステップS301は音声処理部13による信号の送受信を制限する処理を行うものであっても良い。このことにより、音声による通話が禁止される。
【0073】
ステップS301の次は、動作環境が電車40内かどうかを判断するステップS302へ進む。例えば信号源403、404、501、502が、図6(a)に示すような動作環境識別信号を発信している場合、まず周波数f1なる第1ビット列”11”が検出されたかどうかを、ステップS302で調べる。
【0074】
なお上記動作環境識別信号は、図7に示したように、暗号化して送信されたものを用いても良い。
【0075】
ステップS302において、携帯電話機1の動作環境が電車40内であると判断された場合、すなわちステップS302において、周波数f1なる第1ビット列”11”が検出されれば、ステップS303へ進む。
【0076】
ステップS303においては、携帯電話機1の動作環境が座席部401であるかデッキ部402であるかが判断される。すなわち、ステップS303において、周波数f1なる第2ビット列”11”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は電車40内の座席部401であると判断される。周波数f1なる第2ビット列”00”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は電車40内のデッキ部402であると判断される。
【0077】
ステップS303において、携帯電話機1の動作環境がデッキ部402であると判断されれば、ステップS308へ進み、携帯電話機1の機能制限が解除される。すなわち、送受信部7による信号の送受信に対する制限が解除される。
【0078】
ステップS303において、携帯電話機1の動作環境がデッキ部402ではないと判断されれば、図3のA(ポイントP31)へ進み、ステップS309において機能の制限を継続する処理が行われる。そして再び、現在の移動速度を検出するステップS310へ進む。ステップS302において、携帯電話機1の動作環境が電車40内ではないと判断された場合、すなわちS302において、周波数f1なる第1ビット列”11”が検出されなかった場合、ステップS304へ進む。
【0079】
ステップS304においては、携帯電話機1の動作環境が図5に示すような乗用車50内であるかどうかが判断される。
【0080】
ステップS304において、携帯電話機1の動作環境が乗用車50内であると判断された場合、すなわちステップS304において、周波数f2なる第1ビット列”11”が検出された場合、ステップS305へ進む。
【0081】
ステップS305では、携帯電話機1の利用者が運転者かどうかが判断される。ステップS305において、周波数f2なる第2ビット列”11”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は乗用車50内の運転席部505であると判断される。周波数f2なる第2ビット列”00”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は乗用車50内の同乗者席部506であると判断される。
【0082】
携帯電話機1の利用者が運転者であれば、ステップS306において、携帯電話機1のジャック12にハンズフリー機器507が装着されているかどうかが判断される。ハンズフリー機器507が装着されていると判断されればステップS308へ進み、携帯電話機1の機能を非制限にする。ハンズフリー機器507が装着されていないと判断されればステップS309へ進み、携帯電話機1の機能を制限する。そして、再び現在の移動速度を検出するステップS310へ進む。
【0083】
また、ステップS304において、携帯電話機1の動作環境が乗用車50内ではないと判断されたとき、すなわち周波数f2なる第1ビット列”11”が検出されなかった場合、すでにステップS302において、携帯電話機1の動作環境が電車40内ではないと判断されているので、携帯電話機1の動作環境は電車、乗用車以外の交通機関内であると判断される。図2を参照して、電車、乗用車以外の交通機関では携帯電話機1の機能は制限されているので、携帯電話機1の機能を制限するステップS309へ進む。
【0084】
ステップS300において現在の移動速度が高速ではないと判断された場合、単なる高速移動中における一時停止中なのか、あるいは高速移動中ではないのかがステップS307で判断される。例えば、電車での移動時において駅に停車している場合や、乗用車での移動時において信号待ちしている場合は、高速移動中における一時停止中であると認識し、S307での判断結果はyesとなる。電車や乗用車およびその他の交通手段を利用していない場合は単なる一時停止中ではないと認識され、S307での判断結果はnoとなる。
【0085】
ステップS307においては、携帯電話機1の制御部8の図示しない一時記憶部に一時記憶された速度履歴情報を用いることで、単なる信号待ち等の一時停止中なのか、乗用車等による移動中ではないかが判断される。例えば、現在の移動速度はゼロであるが、30秒前の移動速度は時速50キロメートルであり、ステップS301において高速移動であると判断されていた場合は、現在は一時停止中であると判断される。また、現在の移動速度はゼロであり、かつ過去5分間にわたり移動速度がゼロであれば、単なる一時停止中ではないと判断される。
【0086】
ステップS307において一時停止中であると判断されれば、機能を制限する処理ステップS301へ進む。ステップS307において、一時停止中ではないと判断された場合、機能制限を非制限とする処理を行うステップS308へ進む。ステップS308では、機能制限中であれば制限を解除する処理が行われ、制限中でなければ引き続いて機能を非制限とする。
【0087】
また、図3に示した携帯電話機1の動作手順の実施例においては、動作環境識別信号の仕様は図6(a)のものを仮定したが、これのみに限定されるものではない。動作環境識別信号仕様は図6(b)に示すようなものであっても良い。この場合の動作例を以下に説明する。
【0088】
信号源403、404、501、502が、図6(b)に示すような動作環境識別信号を発信している場合、まず周波数f1なる第1ビット列”11”が検出されたかどうかを、ステップS302で調べる。ステップS302において、周波数f1なる第1ビット列”11”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は電車40内であると判断される。そして、動作環境が電車40内の座席部401であるか、デッキ部402であるかを調べるステップS303へ進む。ステップS303において、周波数f1なる第2ビット列”11”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は電車40内の座席部401であると判断される。周波数f1なる第2ビット列”00”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は電車40内のデッキ部402であると判断される。
【0089】
また、上記のステップS302において、周波数f1なる第1ビット列”11”が検出されなかった場合、ステップS304へ進む。ステップS304では、周波数f1なる第1ビット列”00”が検出されたかどうかを調べる。周波数f1なる第1ビット列”00”が検出された場合、携帯電話機1の動作環境は乗用車50の中であると判断され、ステップS305へ進む。周波数f1なる第1ビット列”00”が検出されなかった場合、携帯電話機1の動作環境は乗用車50の中ではないと判断され、ステップS309へ進む。
【0090】
ステップS305において、周波数f1なる第2ビット列”11”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は乗用車50内の運転席部505であると判断される。周波数f1なる第2ビット列”00”が検出されれば、携帯電話機1の動作環境は乗用車50内の同乗者席部506であると判断される。
【0091】
また、動作環境識別信号の信号強度が弱かったり、妨害電波の存在などにより、電車や乗用車等の乗物内であるのにもかかわらず信号の検出に失敗する場合も想定される。かかる信号検出の失敗を防ぐため、信号検出は複数回以上試みても良い。
【0092】
例えば、携帯電話機1の動作環境が電車40内であるかを判断するステップS302、携帯電話機1の動作環境が電車40のデッキ内402であるかを判断するステップS303、携帯電話機1の動作環境が乗用車50内であるかを判断するステップS304、携帯電話機1の動作環境が乗用車50の運転席部505であるかを判断するステップS305においては、正確を期すため、前記信号源からの動作環境識別信号の受信を複数回以上行った上で、判断を行っても良い。
【0093】
また、上記例における、携帯電話機1の使用者が運転者503であるかどうかを判断するステップS305においては、乗用車50内に設置された信号源501からの動作環境識別信号に基づいて行われたが、動作環境識別信号は、信号源501と携帯電話機1との間に介在するハンズフリー機器507を介して、携帯電話機1に供給されるようにしても良い。この場合、ハンズフリー機器507は、信号源501からの動作環境識別信号を受信する受信手段を備え、受信された動作環境識別信号は携帯電話機1のジャック12から携帯電話機1へ入力される。
【0094】
また、上記例においては、ステップS300で高速移動が検出されたら、ステップS301で携帯電話機1の機能を制限するものであった。例えば電車40内のデッキ部402のような携帯電話機1の機能を非制限とする使用環境において携帯電話機1を使用する場合、断続的に携帯電話機1の機能が制限されることとなり、携帯電話機1の使用者にとっては不便である。したがって、ステップS308において機能を非制限とする処理を施された直後であった場合、携帯電話機1の機能を制限するステップS301は回避するものであってもよい。即ち、ステップS300、ステップS301を経てステップS302へ進むのではなく、ステップS300に続いてステップS302へ進むものであっても良い。
【0095】
【第2実施例】
図8に携帯電話機1の動作に関する第2実施例を示す。本実施例においても前記第1実施例と同様、携帯電話機1の動作環境の種別によって、図2に示すような機能制限あるいは機能非制限が行われる。しかし携帯電話機1の動作手順は前記第1実施例とは異なる。本実施例では、まず携帯電話機1は、高速移動を検出したら機能制限を開始する。次に解除信号が検出されれば、機能制限が解除される。しかし、その後に制限信号が検出されれば、再び機能制限が開始される。図8における動作手順の詳細は後に詳述する。
【0096】
図9、図10を用いて、本実施例における携帯電話機1の動作環境を、図11を用いて本実施例における携帯電話機1の機能制限信号および機能制限解除信号の仕様を示す。
【0097】
また、機能制限信号あるいは機能制限解除信号を暗号化して送信する場合の動作は、前記第1実施例の場合と同様である。すなわち図7を用いて示した通りである。
【0098】
図9は本実施例における電車90の環境を示したものである。図9を参照して、電車90は座席部901とデッキ部902とに分かれる。本実施例においては、座席部901では携帯電話機1は利用不可であるが、デッキ部902では携帯電話機1の利用が可能である。信号源903は、デッキ部902に設置された解除機器であり、携帯電話機1へ向けて、携帯電話機1の機能制限を解除する信号を発信する。
【0099】
図10は本実施例における乗用車100の環境を示したものである。図10を参照して、乗用車100には1個の信号源1001と複数個の信号源1002が配置されている。信号源1001は運転者1003が着席する運転席部1005に設置され、携帯電話機1へ向けて、携帯電話機1の機能を制限する信号と、携帯電話機1の機能制限を解除する信号の両方を発信する。信号源1002は同乗者1004が着席する同乗者席部1006に設置され、携帯電話機1へ向けて、携帯電話機1の機能制限を解除する信号のみを発信する。
【0100】
また、本実施例では乗用車100に設置された信号源1001、1002からの機能制限解除信号および機能制限信号は無線により携帯電話機1へ送信されているが、有線により携帯電話機1へ送信されても良い。
【0101】
信号源903、1001、1002からの信号が無線の場合、信号は携帯電話機1のアンテナ16から入力され、送受信部7において信号処理され、制御部8内の一時記憶部(図示しない)において一時記憶される。
【0102】
信号源903、1001、1002からの信号が有線の場合、信号は携帯電話機1のデータポート2から入力され、I/F部3で信号処理された後、制御部8内の図示しない一時記憶部において一時記憶される。
【0103】
本実施例における携帯電話機1の機能制限信号および機能制限解除信号の仕様を、図11に示す。図11では2つの例を示した。図11(a)で示すような、携帯電話機1の機能制限信号および機能制限解除信号が用いられる場合、信号源903、1001、1002からは、搬送波周波数f1のビット列”10101010”からなる機能制限解除信号が発信される。また、乗用車100の運転席部1005に設置された信号源1001からは、搬送波周波数f2のビット列”10101010”からなる機能制限信号が発信される。
【0104】
機能制限信号および機能制限解除信号の形式は図11(b)に示すようなものを用いても良い。すなわち機能制限信号と機能制限解除信号とで異なるビット列を用いる代わりに、同じ周波数を用いるものであっても良い。図11では説明の簡単化のため、機能制限信号および機能制限解除信号としては8ビットのビット列を用いたが、より複雑なビット列を用いても良い。
【0105】
また、図11で示した機能制限信号および機能制限解除信号の内容は、信号源903、1001、1002内の図示しない記憶部に記憶されている。また、機能制限信号および機能制限解除信号の内容は、携帯電話機1の製造時等に記憶部6、またはTRM部9内に記憶されている。
【0106】
信号源903、1001、1002からの信号が無線である場合、信号は携帯電話機1のアンテナ16から入力され、送受信部7において信号処理される。そして、制御部8内の一時記憶部(図示しない)において一時記憶される。
【0107】
信号源903、1001、1002からの信号が無線であり、かつ暗号化された信号である場合、信号は携帯電話機1のアンテナ16から入力され、送受信部7において信号処理される。そして復号化部4において、TRM部9から呼び出された秘密鍵により復号化されてから、制御部8内の一時記憶部(図示しない)において一時記憶される。
【0108】
信号源903、1001、1002からの信号が有線であり、かつ暗号化された信号である場合、信号は携帯電話機1のデータポート2から入力され、I/F部3で信号処理される。そして復号化部4において、TRM部9から呼び出された秘密鍵により復号化されてから、制御部8内の図示しない一時記憶部において一時記憶される。
前記制御部8の図示しない一時記憶部に一時記憶された機能制限信号および機能制限解除信号は、携帯電話機1の製造時等に記憶部6、またはTRM部9内に記憶されていた機能制限信号および機能制限解除信号と比較され、その比較結果に基づき、携帯電話機1は所定の処理を行う。
【0109】
携帯電話機1および信号源903、1001、1002に記憶される前記機能制限信号および機能制限解除信号の仕様は、携帯電話機1の通信事業者、あるいは携帯電話機1の製造者、信号源903、1001、1002の製造者、電車90を運営する鉄道事業者、乗用車100を製造する自動車メーカーによって決定される。
【0110】
上記のような動作環境における携帯電話機1の動作処理について図8のフローチャートを用いて説明する。図3の実施例と同一符号及び記号は図3に示す実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すものである。したがって、ここでは重複する説明は省略する。
【0111】
操作部11からの入力により、携帯電話機1の電源がオンになると、現在の移動速度を測定するステップS310へ進む。次に、ステップS310で測定された移動速度に基づいて、現在の移動速度が高速であるかが、ステップS300で判断される。
【0112】
ステップS300において、現在の移動速度が高速であると判断された場合、携帯電話機1の機能を制限する処理を行うステップS301へ進む。
【0113】
次に、解除信号を検出するステップS801へ進む。例えば信号源903、1001、1002が、図11(a)に示すような解除信号を発信している場合、周波数f1なるビット列”10101010”が検出されたかどうかが、ステップS801で調べられる。なお上記解除信号および制限信号は、図7に示したように、暗号化して送信されたものを用いても良い。
【0114】
ステップS801において、解除信号が検出されたと判断された場合、制限信号を検出するステップS802へ進む。例えば信号源1001が、図11(a)に示すような制限信号を発信している場合、周波数f2なるビット列”10101010”が検出されたかどうかが、ステップS802で調べられる。
【0115】
ステップS802において、周波数f2なるビット列”10101010”が検出された場合、携帯電話機1の使用者は乗用車100内の運転者1003であると認識され、ステップS306においてハンズフリー機器507装着の有無が調べられる。
ステップS802において、周波数f2なるビット列”10101010”が検出されなかった場合、携帯電話機1の使用者は、電車90内のデッキ部902にいる者か、乗用車100内の同乗者1004であると認識され、機能を非制限にするステップS308へ進む。
【0116】
ステップS801において、周波数f1なるビット列”10101010”が検出されなかった場合、携帯電話機1の使用者は電車90内の客室901内にいる者、あるいは他の交通機関を利用している者であると認識され、ステップS309において機能制限を継続する処理が行われる。
【0117】
ステップS300において現在の移動速度が高速ではないと判断された場合、単なる高速移動中における一時停止中なのか、あるいは高速移動中ではないのかがステップS307で判断される。
【0118】
ステップS307において一時停止中であると判断されれば、携帯電話機1の機能を制限する処理を行うステップS301へ進む。ステップS307において、一時停止中ではないと判断されれば、機能制限を非制限とする処理を行うステップS308へ進む。また、かかる信号検出の失敗を防ぐため、信号検出は複数回以上試みても良い。
【0119】
上記実施例は、ステップS801で解除信号を検出した後に、ステップS802で制限信号を検出した場合にのみ、乗用車100内の運転者1003であると見なし、ハンズフリー機器の装着の検出処理を行うものであった。しかし、携帯電話機1の利用者が運転者1003であると認識するための手順は、上記例のみに限定されるべきものではない。
【0120】
例えば、ステップS801は解除信号の検出を行うのではなく、制限信号の検出を行うものであっても良い(ステップS801αとする)。更に、ステップS802は制限信号の検出を行うのではなく、解除信号の検出を行うものであっても良い(ステップS802αとする)。この場合、ステップS801αで制限信号が不検出であった後、ステップS802αでも解除信号が不検出であれば、携帯電話機1の利用者が運転者1003であると認識する。この場合、図9の電車90とは異なり、客室部901にも信号源を設置する必要がある。そして、該信号源からは図11(a)の制限信号が発信される。更に、電車90、乗用車100以外の交通機関内においても、制限信号を発信する上記信号源を設置する必要がある。また、図7の例では運転席部1005に設置された信号源1001からは、制御信号と解除信号の両方が発信される。しかし、上記ステップS801α及びステップS802αを経るような場合、制御信号と解除信号を発信する必要がないので、運転席部1005には信号源1001を設置する必要がない。また、上記ステップS801α、ステップS802αの処理の結果、適切な機能制限の制御が施されるよう、信号源903、1002から発信される信号の種別も適切に決定される必要がある。
【0121】
また、ステップS801は解除信号の検出を行うのではなく、第1の解除信号の検出を行うものであっても良く(ステップS801βとする)、更にステップS802は制限信号の検出を行うのではなく、第2の解除信号の検出を行うものであっても良い(ステップS802βとする)。但し、上記ステップS801β、ステップS802βの処理の結果、適切な機能制限の制御が施されるよう、各交通手段における信号源の設置の有無、及び各信号源が発信する信号の種別は、適切に決定される必要がある。
【0122】
上記第1の実施例では、動作環境信号の認識結果に応じて如何なる機能制限を行うかの処理ステップが携帯電話機側に必要であったが、本実施例では機能制限種別信号と機能制限の内容とが一対一に対応しているため、係る処理ステップが不要となる。よって、携帯電話機の処理ステップを簡素化できる。
【0123】
【第3実施例】
図12に携帯電話機1の動作に関する第3実施例を示す。本実施例においても前記第1実施例、第2実施例と同様、携帯電話機1の動作環境の種別によって、図2に示すような機能制限あるいは機能非制限が行われる。
【0124】
しかし携帯電話機1の動作手順は前記第1及び第2実施例とは異なる。本実施例では、まず携帯電話機1は、高速移動を検出したら前記第1及び第2実施例の場合と同様、機能制限を開始する。しかし本実施例では、その後、2種類あるうちのいずれの解除信号を受信するかで、携帯電話機1の動作が異なる。
【0125】
本実施例における携帯電話機1の動作環境は、前記第2実施例と同様、図9、図10で示される。ただし、図中にある各解除機器の動作は第2実施例の場合とは異なる。また、本実施例における携帯電話機1の機能制限解除信号の仕様は図13で示される。また、機能制限信号あるいは機能制限解除信号を暗号化して送信する場合の動作は、前記第1実施例の場合と同様である。すなわち図7を用いて示した通りである。
【0126】
図9は本実施例における電車90の環境を示したものである。図9を参照して、電車90は座席部901とデッキ部902とに分かれる。本実施例においては、座席部901では携帯電話機1は利用不可であるが、デッキ部902では携帯電話機1の利用が可能である。信号源903は、デッキ部902に設置された解除機器であり、携帯電話機1へ向けて、携帯電話機1の機能制限を解除する、第1の解除信号を発信する。
【0127】
図10は本実施例における乗用車100の環境を示したものである。図10を参照して、乗用車100には1個の信号源1001と複数個の信号源1002が配置されている。信号源1001は運転者1003が着席する運転席部1005に設置され、携帯電話機1へ向けて、携帯電話機1の機能制限を解除する第2の解除信号を発信する。信号源1002は同乗者1004が着席する同乗者席部1006に設置され、携帯電話機1へ向けて、携帯電話機1の機能制限を解除する第1の解除信号を発信する。
【0128】
また本実施例では、前記第1、第2実施例と同様、乗用車100に設置された信号源1001、1002からの機能制限解除信号および機能制限信号は無線により携帯電話機1へ送信されているが、有線により携帯電話機1へ送信されても良い。
【0129】
本実施例における携帯電話機1の機能制限解除信号の仕様を、図13に示す。
図13(a)で示すような、携帯電話機1の機能制限解除信号が用いられる場合、解除機器903、1002からは、搬送波周波数f1のビット列”10101010”からなる第1の解除信号が発信される。また、乗用車100の運転席部1005に設置された信号源1001からは、搬送波周波数f2のビット列”10101010”からなる第2の解除信号が発信される。
【0130】
機能制限解除信号の形式は、図13(b)に示すようなものでも良い。すなわち、第1の解除信号と第2の解除信号とで異なるビット列を用いる代わりに、同じ周波数を用いるものであっても良い。図13では説明の簡単化のため、機能制限解除信号は8ビットのビット列を用いたが、より複雑なビット列を用いても良い。
【0131】
また、図13で示した機能制限解除信号の内容は、信号源903、1001、1002内の図示しない記憶部に記憶されている。また、前記機能制限解除信号の内容は、携帯電話機1の製造時等に記憶部6、またはTRM部9内に記憶されている。
【0132】
携帯電話機1および信号源903、1001、1002に記憶される前記機能制限解除信号の仕様は、携帯電話機1の通信事業者、あるいは携帯電話機1の製造者、信号源903、1001、1002の製造者、電車90を運営する鉄道事業者、乗用車100を製造する自動車メーカー、によって決定される。
【0133】
上記のような動作環境における携帯電話機1の動作処理について図12のフローチャートを用いて説明する。図3の実施例と同一符号及び記号は図3に示す実施例の構成部分と同一、または相当する構成部分を示すものである。したがって、ここでは重複する説明は省略する。
【0134】
操作部11からの入力により、携帯電話機1の電源がオンになると、現在の移動速度を測定するステップS310へ進む。次に、ステップS310で測定された移動速度に基づいて、現在の移動速度が高速であるかが、ステップS300で判断される。
【0135】
ステップS300において、現在の移動速度が高速であると判断された場合、携帯電話機1の機能を制限する処理を行うステップS301へ進む。
【0136】
次に、第1の解除信号を検出するステップS1201へ進む。例えば上記の如く解除機器903、1002が、図13(a)に示すような第1の解除信号を発信している場合、周波数f1なるビット列”10101010”が検出されたかどうかが、ステップS1201で調べられる。
【0137】
ステップS1201において、第1の解除信号が検出されたと判断された場合、携帯電話機1の動作環境は電車90のデッキ902内か、乗用車100の同乗者席部1006であると認識され、携帯電話機1の機能制限を解除するステップS308へ進む。
【0138】
ステップS1201において、第1の解除信号が検出されなかったと判断された場合、第2の解除信号を検出するステップS1202へ進む。例えば上記の如く信号源1001が、図11(a)に示すような第2の解除信号を発信している場合、周波数f2なるビット列”10101010”が検出されたかどうかが、ステップS1202で調べられる。
【0139】
ステップS1202において、周波数f2なるビット列”10101010”が検出された場合、携帯電話機1の動作環境は乗用車100内の運転席部1005であると認識され、ステップS306においてハンズフリー機器507装着の有無が調べられる。ステップS1202において、周波数f2なるビット列”10101010”が検出されなかった場合、携帯電話機1の動作環境は電車90内の客室901内か、電車90、乗用車100以外の交通機関内であると認識され、機能制限を継続する処理を行うステップS309へ進む。
【0140】
ステップS301において現在の移動速度が高速ではないと判断された場合、単なる高速移動中における一時停止中なのか、あるいは高速移動中ではないのかがステップS307で判断される。ステップS307において一時停止中であると判断されれば、携帯電話機1の機能を制限する処理を行うステップS301へ進む。ステップS307において、一時停止中ではないと判断されれば、機能制限を非制限とする処理を行うステップS308へ進む。またステップS1201、ステップS1202では、信号検出の失敗を防ぐため、信号検出は複数回以上試みても良い。
【0141】
上記実施例は、ステップS1201で第1の解除信号を検出した後に、ステップS1202で第2の解除信号を検出した場合にのみ、乗用車100内の運転者1003であると見なし、ハンズフリー機器の装着の検出処理を行うものであった。しかし、実施例2の場合と同様、携帯電話機1の利用者が運転者1003であると認識するための信号の検出手順は、上記例のみに限定されるべきものではない。使用環境に応じて適切な機能制限の制御が施されるよう、各交通手段における信号源が発信する信号の種別が適切に決定されているのであれば、信号の検出手順は図12の例に限定される必要はない。
【0142】
上記第1の実施例では、動作環境信号の認識結果に応じて如何なる機能制限を行うかの処理ステップが携帯電話機側に必要であったが、本実施例では機能制限種別信号と機能制限の内容とが一対一に対応しているため、係る処理ステップが不要となる。よって、携帯電話機の処理ステップを簡素化できる。また、本実施例では、使用者が乗用車の運転者である場合、上記第2の実施例のように、一旦機能制限を解除した後に、再度機能制限を掛け直すものではないから、処理ステップを更に簡素化できる。
【0143】
【第4実施例】
図14、図15に本実施例で用いられる携帯電話機140を、図16、図17、図18に本実施例における携帯電話機140の動作環境を、図19に本実施例における携帯電話機140の動作を示す。前記第1〜第3実施例と同様、携帯電話機140の動作環境の種別によって、図2に示すような機能制限あるいは機能非制限が行われる。
【0144】
本実施例では、まず携帯電話機140は高速移動を検出したら、前記第1〜第3実施例と同様、機能制限を開始する。しかし、次に図17のように携帯電話機1が運転者1603の人体を介して、乗用車160のハンドル170からの電流を検知したら、携帯電話機140は、動作環境が乗用車160の運転席部1605であると判断する。
【0145】
携帯電話機1の機能制限解除信号は、特定のビット列からなり、特定の周波数により電車90および乗用車160内の解除機器から発信される。機能制限解除信号を暗号化して送信する場合、前記第1実施例の場合と同様、図7で示した通りの動作が行われる。
【0146】
図14に本実施例で用いられる携帯電話機140の概観図を示す。図14(a)は、携帯電話機140の表面を示した図であり、図14(b)は、携帯電話機140の裏面を示した図である。図1で示した実施例の携帯電話機1と同一符号及び記号は、図1に示す実施例の構成部と同一、または相当する構成部分を示すものである。携帯電話機140の筐体には、図14で示すように、電圧を測定するための電極1401、1402が取り付けられている。
【0147】
図9は本実施例における電車90の環境を示したものである。信号源903は、デッキ部902に設置された解除機器であり、携帯電話機140へ向けて解除信号を発信する。
【0148】
図16は、本実施例における乗用車160の環境を示したものである。図16を参照して、乗用車160の信号源1602は、同乗者席部1606にある携帯電話機140へ向けて、解除信号を発信する。解除信号は、無線により携帯電話機140へ送信されても良いし、有線により送信されても良い。
【0149】
図17は本実施例における乗用車160のハンドル170を示したものである。ハンドル170には、電流を印加するための電極1701が取付けられている。
【0150】
図18を参照して、運転者1603が左手でハンドル170を保持した場合、ハンドル170の電極1701からの電流が運転者1603の体内を流れる。このとき、運転者1603が右手で携帯電話機140の電極1401を保持するとともに、耳を受話器部1403の周辺に設けられた電極1402に接触させると、電極1401と電極1402間に電位差が発生する。このことにより、携帯電話機140はハンドル170からの電流を感知し、携帯電話機140は、運転者1603が使用者であると認識する。
【0151】
本実施例における、携帯電話機140の機能制限解除信号としては、搬送波周波数f1のビット列”10101010”が用いられる。この機能制限解除信号は、電車90内の信号源903、乗用車160内の信号源1602から発信される。この機能制限解除信号の内容は、携帯電話機1の製造者、信号源903、1602の製造者、電車90を運営する鉄道事業者、乗用車160を製造する自動車メーカーによって決定され、信号源903、1602内の図示しない記憶部、および携帯電話機1の製造時等に記憶部6、またはTRM部9内に記憶される。
【0152】
上記のような動作環境における携帯電話機140の動作処理について図19のフローチャートを用いて説明する。図3の実施例と同一符号及び記号は、図3に示す実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明は省略する。
【0153】
乗用車160のハンドル170からの電流を検出するステップS1901において、ハンドル170からの電流が検出された場合、携帯電話機140の動作環境は乗用車160の運転席部1605であると認識され、ハンズフリー機器507装着の有無を確認するステップS306へ進む。
【0154】
ステップS1901において、ハンドル170からの電流が検出されなかった場合、解除信号を検出するステップS1902へ進む。すなわち、周波数f1なるビット列”10101010”が検出されたかどうかが調べられる。
【0155】
ステップS1902において解除信号が検出された場合、携帯電話機140は、動作環境が電車90のデッキ部903、または乗用車160の同乗者席部1606であると見なす。ステップS1902において解除信号が検出されなかった場合、携帯電話機140は、動作環境が電車90内の客室901内か、電車90、乗用車160以外の交通機関内であると認識し、機能制限を継続する処理を行うステップS309へ進む。
【0156】
ステップS300において現在の移動速度が高速ではないと判断された場合、単なる高速移動中における一時停止中なのか、あるいは高速移動中ではないのかがステップS307で判断される。ステップS307において一時停止中であると判断されれば、携帯電話機140の機能を制限する処理を行うステップS301へ進む。ステップS307において、一時停止中ではないと判断されれば、機能制限を非制限とする処理を行うステップS308へ進む。
【0157】
また、前記ステップS1901、ステップS1902においては、判断の誤りを防ぐため、信号検出は複数回以上試みても良い。
【0158】
前記第1〜第3実施例においては、携帯電話機は動作環境信号または機能制限信号を認識し、機能制限を行うものであった。携帯電話機が受信する前記信号は、携帯電話機の設置場所によって決定されるので、誤動作を伴う可能性がある。
【0159】
これに対し本実施例は、乗用車の運転者が携帯電話機を利用しようとすると、乗用車のハンドル部を流れる微弱な電流が運転者の人体を介して、携帯電話機に伝播されるものである。
【0160】
したがって、携帯電話機の使用者が運転者である場合、携帯電話機はより確実に使用者を特定することが可能となり、適切な機能制限を施すことが可能となる。すなわち、乗用車の運転者が運転中にハンズフリー機器507等の装着なしに携帯電話機を利用することをより確実に防ぐことが可能となる。
【0161】
【第5実施例】
図20に本実施例で用いられる携帯電話機1の動作環境を、図21に本実施例における携帯電話機1の動作を示す。前記第1〜第4実施例と同様、携帯電話機1は、動作環境の種別によって、図2に示すような機能制限あるいは機能非制限が行われる。
【0162】
本実施例では、乗用車200の解除機器2007に事前に登録した携帯電話機の電話番号と、現在使用する携帯電話機1の電話番号が一致するかどうかを携帯電話機1が判断する。
【0163】
図9は本実施例における電車90の環境を示したものである。信号源903は、デッキ部902に設置された解除機器であり、携帯電話機1へ向けて解除信号を発信する。
【0164】
図20は、本実施例における乗用車200の環境を示したものである。図20を参照して、乗用車200の信号源2002は、同乗者席部2006にある携帯電話機1へ向けて、解除信号を発信する。解除信号は、無線により携帯電話機1へ送信されても良いし、有線により送信されても良い。
【0165】
乗用車200に備え付けられる解除機器2007には、事前に登録された乗用車の運転者2003の携帯電話番号Aが記憶される、図示しない記憶部を含む。解除機器2007は固有の電話番号を有し、解除機器2007と携帯電話機1間の通信は、通常の電話と同様の方法で行われる。
【0166】
また、解除機器2007と携帯電話機1間の通信は有線によるものでも良い。この場合、通信は携帯電話機1のデータポート2を介して行われる。解除機器2007にはデータポート2と接続するための図示しないコネクタが設けられている。
【0167】
本実施例における、携帯電話機1の機能制限解除信号としては、第4実施例の場合と同様、搬送波周波数f1のビット列”10101010”が用いられる。
この機能制限解除信号は、電車90内の信号源903、乗用車200内の信号源2002から発信される。この機能制限解除信号の内容は、携帯電話機1の製造者、信号源903、2002の製造者、電車90を運営する鉄道事業者、乗用車200を製造する自動車メーカーによって決定され、信号源903、2002内の図示しない記憶部、および携帯電話機1の製造時等に記憶部6、またはTRM部9内に記憶される。
【0168】
上記のような動作環境における携帯電話機1の動作処理について図21のフローチャートを用いて説明する。図3の実施例と同一符号及び記号は、図3に示す実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明は省略する。
【0169】
ステップS2101において、電車90のデッキ部902の信号源903からの解除信号を検出したら、携帯電話機1の動作環境は電車90のデッキ部902であると認識し、機能を非制限とするステップS308へ進む。或いは、乗用車200の同乗者席部2006の信号源2002からの解除信号を検出したとき、携帯電話機1の動作環境は乗用車200の同乗者席部2006であると認識し、この場合も機能を非制限とするステップS308へ進む。
【0170】
ステップS2101において、解除信号が検出されなかった場合は、携帯電話機1の使用者が乗用車200の運転者2003であるかどうかを調べるためのステップS2102、S2103、S2104が行われる。
【0171】
ステップS2102では、まず携帯電話機1と解除機器2007とを接続する。次に携帯電話機1は、事前に解除機器2007に登録された、運転者2003の電話番号Aを、解除機器2007へ問い合わせる。この問い合わせに応じて解除機器2007から返信された前記電話番号Aは、携帯電話機1の制御部8内の図示しない一時記憶部に記憶される。
【0172】
前記ステップS2102の携帯電話機1と解除機器2007との接続においては、携帯電話機1のデータポート2、または携帯電話機1のジャック12と解除機器2007とが有線で接続される。あるいは、乗用車200の解除機器2007が固有の電話番号を有する場合は携帯電話機1から解除機器2007へ電話をかけることにより接続するものであっても良い。
【0173】
ステップS2103では、携帯電話機1の制御部8内の一時記憶部に上記電話番号Aが記憶されているかどうかを確認する。例えば携帯電話機1の動作環境が電車90内であれば、解除機器2007への上記問い合わせは不可能であるから、制御部8内の一時記憶部に上記電話番号Aは記憶されない。携帯電話機1の動作環境が乗用車50内であれば、解除機器2007への上記問い合わせが可能であり、問い合わせに成功すれば携帯電話機1の制御部8内の一時記憶部に上記電話番号Aが記憶される。
【0174】
ステップS2104では、携帯電話機1は、携帯電話機1の記憶部6に記憶されている、現在使用中の携帯電話機1の電話番号Bが、制御部8の図示しない一時記憶部に呼び出される。
【0175】
ステップS2105では、前記電話番号Aと前記電話番号Bが比較される。電話番号Aと電話番号Bが一致した場合は、携帯電話機1の使用者は乗用車200の運転者2003であると認識される。そして、ハンズフリー機器507装着の有無を調べるステップS306へ進む。
【0176】
ステップS2105において、電話番号Aと電話番号Bが一致しなかった場合、携帯電話機1の動作環境は電車90の客室部901か、電車90及び乗用車200以外の交通機関内であると認識され、機能制限を継続する処理を行うステップS309へ進む。
【0177】
前記ステップS2101においては、判断の誤りを防ぐため、信号検出は複数回以上試みても良い。
【0178】
上記実施例では、乗用車200の解除機器2007に事前に登録した運転者2003の携帯電話機の電話番号と、現在使用する運転者2003の携帯電話機1の電話番号が一致するかどうかを携帯電話機1が判断する。したがって、運転者であることをより正確に判別することが可能となる。
【0179】
また、上記実施例に代えて、図22で示すように運転者2003の携帯電話機の電話番号Aと、現在使用する運転者2003の携帯電話機1の電話番号Bとが一致したときのみ、同乗者2004が携帯電話機1を利用することを許可するものであっても良い。
【0180】
ステップS2201において、電車90のデッキ部902の信号源903からの解除信号を検出したら、携帯電話機1の動作環境は電車90のデッキ部902であると認識し、機能を非制限とするステップS308へ進む。
ステップS2201において、解除信号が検出されなかった場合は、携帯電話機1の使用者が乗用車200の運転者2003であるかどうかを調べるためのステップS2102からステップS2105までの処理が行われる。
【0181】
ステップS2105において、携帯電話機1の使用者は乗用車200の運転者2003であると認識されたとき、運転者2003の携帯電話機1から、同乗者席部2006に設けられた信号源2002に向けて、同乗者2004の携帯電話機1の利用を許可する第2の解除信号を送信する処理を行うステップS2206へ進む。
そしてステップS2207では、前記第2の解除信号の検出が行われる。前記ステップS2206において、携帯電話機1から信号源2002に向けて前記第2の解除信号が送信されると、これを受信した信号原2002は同乗者席部2006に向けて前記第2の解除信号を送信する。そして携帯電話機1が前記第2の解除信号を検出すると、同乗者2004の携帯電話機1の機能制限が非制限となる(ステップS308)。運転者2003は、信号源2002からの解除信号は受信することができない領域2005にいる。したがって、携帯電話機1の利用者が運転者2003である場合は、ハンズフリー機器507装着の有無を調べるステップS306へ進む。
【0182】
上記実施例では、乗用車200の解除機器2007に事前に登録した運転者2003の携帯電話機の電話番号と、現在使用する運転者2003の携帯電話機1の電話番号が一致するかどうかを携帯電話機1が判断する。したがって、運転者であるかをより正確に判別することが可能となる。更に、運転者2003の携帯電話機の電話番号Aと、現在使用する運転者2003の携帯電話機1の電話番号Bとが一致したときのみ、同乗者2004が携帯電話機1を利用することを許可するものである。したがって、同乗者2006の携帯電話機の利用により、運転者2003の注意力が低下することがなく、乗用車200の安全性がより以上に確保できることとなる。
【0183】
【第6実施例】
図23は本実施例における携帯電話機1の動作環境による機能制限の種別を、図24は携帯電話機1の動作環境である乗用車240を、図25は携帯電話機1の動作手順を示したものである。
【0184】
図24は、本実施例の乗用車240の環境を示した図である。乗用車240には、送信機2409が設置されている。本実施例では、乗用車240に関する情報が、送信機2409を介して、携帯電話機1に送信される。乗用車240に関する情報とは、速度計からの情報やエンジン固有の信号等である。これらの情報により、携帯電話機1は、動作環境が乗用車240内であることを認識する。
【0185】
また、送信機2409の送信アンテナは、空間指向性を有する。本実施例では、運転席部2405の領域にのみ、送信機2409からの信号が送信される。同乗者席部2406には、送信機2409からの信号は送信されない。
【0186】
上記動作環境における携帯電話機1の動作処理について図25のフローチャートを用いて説明する。図3の実施例と同一符号及び記号は、図3に示す実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明は省略する。
【0187】
ステップS2501において、送信機2409からの信号が検出されたら、携帯電話機1は動作環境が乗用車240の運転席部2405であると認識して、ハンズフリー機器507の装着の有無を調べるステップS306へ進む。ステップS2501において、送信機2409からの信号が検出されなかった場合は、携帯電話機1の使用者は乗用車240の運転者2403ではないと認識し、機能制限を解除するステップS308へ進む。前記ステップS2501においては、判断の誤りを防ぐため、信号検出は複数回以上試みても良い。
【0188】
前記第1〜第5実施例では、高速移動中であっても、電車のデッキ部、乗用車の同乗者席部では携帯電話機の利用を許可し、乗用車の運転者席部ではハンズフリー機器507等の装着を条件に利用を許可し、電車、乗用車以外の交通機関及び電車の客席部では携帯電話機の利用を禁止するものであった。
【0189】
これに対し本実施例は、高速移動中であっても、乗用車の同乗者席部のみで利用を許可し、乗用車の運転者席部ではハンズフリー機器507等の装着を条件に利用を許可するものであり、電車等の乗用車以外の交通機関での利用は許可するものである。このように移動中の携帯電話機の利用を許可する場所をより限定することにより、電車内における信号源の設置を不要とするとともに、携帯電話機の制御部の処理を簡便にすることが可能となる。したがって、機能制限を行う携帯電話機の普及がより容易になる。
【0190】
【第7実施例】
図26は携帯電話機1の動作手順を示したものである。携帯電話機1の動作環境は前記第6実施例と同様である。すなわち、携帯電話機1の動作環境による機能制限の種別は図23で、本実施例で用いられる携帯電話機1の動作環境である乗用車240は図24で示したとおりである。
【0191】
上記動作環境における携帯電話機1の動作処理について図26のフローチャートを用いて説明する。図3の実施例と同一符号及び記号は、図3に示す実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明は省略する。
【0192】
操作部11からの入力により、携帯電話機1の電源がオンになると、送信機2409からの信号の有無を調べるステップS2501へ進む。ステップS2501において、送信機2409からの信号が検出されたら、携帯電話機1は動作環境が乗用車240の運転席部2405であると認識して、ハンズフリー機器507の装着有無を調べるステップS306へ進む。
【0193】
ステップS306において、ハンズフリー機器507の装着が検出された場合、携帯電話機1の機能制限を解除するステップS308へ進む。ステップS306において、ハンズフリー機器507の装着が検出されなかった場合、携帯電話機1の機能を制限するステップS309へ進む。
【0194】
ステップS2501において、送信機2409からの信号が検出されなかった場合は、携帯電話機1の使用者は乗用車240の運転者2403ではないと認識し、機能制限を解除するステップS308へ進む。
【0195】
前記第1〜第6実施例では、まず高速移動を検出したら携帯電話機の機能が制限されるが、その後に受信される使用環境識別信号や、機能制限種別信号に基づいて、前記機能制限が適宜解除される。したがって、前記第1〜第6実施例では、GPSアンテナ17等、移動を検出するための手段が必要であった。
【0196】
これに対し、本実施例では高速移動を検出することにより、携帯電話機の機能を制限する処理を有さず、機能制限種別信号のみに基づいて、機能制限が行われる。したがって、GPSアンテナ17等、移動を検出するための手段を有さない携帯電話機においても、移動中の携帯電話機の使用を防止することが可能となる。反面、単に運転席にいるだけで、ハンズフリー機器の装着が義務付けられることになり、利用者の利便性が低下する等の不都合が生ずる。
【0197】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
【0198】
本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0199】
【発明の効果】
本発明の携帯電話機によれば、高速移動時においてハンズフリー機器が非装着であっても、一律に携帯電話機の使用が制限されてしまうことがない。したがって、本発明の携帯電話機によれば、特に高速移動時における携帯電話機の使用制限が適切かつ円滑に行いえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における携帯電話機1の構成ブロック図。
【図2】第1〜第7実施例における、携帯電話機1の利用者と機能制限の種別を示す表。
【図3】第1実施例における携帯電話機1の動作手順を示すフローチャート。
【図4】第1実施例における電車40の環境を示す図。
【図5】第1実施例における乗用車50の環境を示す図。
【図6】第1実施例における動作環境識別信号の仕様例を示す図。
【図7】第1実施例において動作環境識別に暗号化された信号を用いた場合の動作を示す図。
【図8】第2実施例における携帯電話機1の動作手順を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2〜第5実施例における電車90の環境を示す図。
【図10】本発明の第2、第3実施例における乗用車100の環境を示す図。
【図11】第2実施例における機能制限信号および機能制限解除信号の仕様例を示す図。
【図12】第3実施例における携帯電話機1の動作手順を示すフローチャート。
【図13】本発明の第3実施例における機能制限解除信号の仕様例を示す図。
【図14】本発明の第4実施例における携帯電話機140を示す図。
【図15】第4実施例における携帯電話機1の構成ブロック図。
【図16】第4実施例における乗用車160の環境を示す図。
【図17】第4実施例における乗用車160のハンドル170を示す図。
【図18】第4実施例において携帯電話機140がハンドル170からの電流を感知する際の説明図。
【図19】第4実施例における携帯電話機140の動作を示すフローチャート。
【図20】第5実施例における乗用車200の環境を示す図。
【図21】第5実施例における携帯電話機1の動作を示すフローチャート。
【図22】第5実施例における携帯電話機1の動作を示すフローチャート。
【図23】第6、第7実施例における、携帯電話機1の利用者と機能制限の種別を示す表。
【図24】第6、第7実施例における、乗用車240の環境を示す図。
【図25】第6実施例における携帯電話機1の動作手順を示すフローチャート。
【図26】第7実施例における携帯電話機1の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 データポート
5 速度感知部
8 制御部
9 TRM部
12 ジャック
Claims (11)
- 移動体から発せられる信号に基づいて使用環境を検出する使用環境検出手段と、
前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する制限手段と、を有することを特徴とする端末装置。 - 移動速度を検出する移動速度検出手段と、
移動体から発せられる信号に基づいて使用環境を検出する使用環境検出手段と、
前記移動速度検出手段からの検出信号と前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する制限手段と、を有することを特徴とする端末装置。 - 端末装置と移動体によって構成される通信制御システムであって、
前記移動体は、
使用環境を表示するための信号を発する信号発生手段と、
この信号源からの信号を端末装置に送信するための送信手段と、を有し、
前記端末装置は、
前記送信手段から送信される信号を受信する受信手段と、
この受信手段によって発せられた信号に基づいて使用環境を検出する使用環境検出手段と、
前記移動速度検出手段からの検出信号と前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する制限手段と、を有することを特徴とする通信制御システム。 - 端末装置と移動体によって構成される通信制御システムであって、
前記移動体は、
使用環境を表示するための信号を発する信号発生手段と、
この信号源からの信号を端末装置に送信するための送信手段と、を有し、
前記端末装置は、
移動速度を検出する移動速度検出手段と、
前記送信手段から送信される信号を受信する受信手段と、
この受信手段によって発せられた信号に基づいて使用環境を検出する使用環境検出手段と、
前記移動速度検出手段からの検出信号と前記使用環境検出手段からの検出信号に基づいて所定の通信機能を制限する制限手段と、を有することを特徴とする通信制御システム。 - 所定の閾値以上の速度で移動しているかを検出する移動検出手段と、
前記移動検出手段により移動が検出されたら、所定の通信機能を制限する制限手段と、
前記制限手段による制限後に当該端末装置の使用環境を判別する判別手段と、前記判別手段による判別結果に応じて、前記制限手段による制限を抑制する抑制手段と、
ハンズフリー機器が装着されているかを検出するハンズフリー機器検出手段とを備え、
前記判別手段は、
当該端末装置の使用環境が、移動中の端末装置の使用を禁止する第1の環境であるか、移動中の端末装置の使用を許可する第2の環境であるか、ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可する第3の環境であるかを判別し、
前記抑制手段は、
前記判別手段が当該端末装置の使用環境が前記第2の環境であると判断した場合は、前記制限手段による制限を抑制し、当該端末装置の使用環境が前記第3の環境であると判断した場合は、前記ハンズフリー機器検出手段により前記ハンズフリー機器の装着が検出されたときのみ前記制限手段による制限を抑制する
ことを特徴とした端末装置。 - 所定の閾値以上の速度で移動しているかを検出する移動検出手段と、
前記移動検出手段により移動が検出されたら、所定の通信機能を制限する制限手段と、
移動中の端末装置の使用を許可するための解除信号を検出する解除信号検出手段と、
ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可するための制限信号を検出する制限信号検出手段と、
ハンズフリー機器が装着されているかを検出するハンズフリー機器検出手段と、
前記解除信号検出手段が前記解除信号を検出したときは前記制限手段による制限を抑制すると共に、当該解除信号の検出に加えて前記制限信号検出手段が前記制限信号を検出したときは、前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したとき、前記制限手段による制限を抑制する抑制手段とを含む端末装置。 - 所定の閾値以上の速度で移動しているかを検出する移動検出手段と、
前記移動検出手段により移動が検出されたら、所定の通信機能を制限する制限手段と、
移動中の端末装置の使用を許可するための第1の解除信号を検出する第1の解除信号検出手段と、
ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可するための第2の解除信号を検出する第2の解除信号検出手段と、
ハンズフリー機器が装着されているかを検出するハンズフリー機器検出手段と、前記第1の解除信号検出手段が前記第1の解除信号を検出したときは、前記制限手段による制限を抑制すると共に、前記第2の解除信号検出手段が前記第2の解除信号を検出したときは、前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したとき、前記制限手段による制限を抑制する抑制手段とを含む端末装置。 - 前記第2の解除信号は、乗用車のハンドルに設置された電流供給手段からの電流であることを特徴とした請求項7の端末装置。
- 前記第2の解除信号は、当該第2の解除信号を発する機器に予め登録された情報であって、前記第2の解除信号検出手段は、当該端末装置に固有の情報を検出した場合に前記第2の解除信号を検出したと認識することを特徴とした請求項7の端末装置。
- 所定の閾値以上の速度で移動しているかを検出する移動検出手段と、
前記移動検出手段により移動が検出されたら、所定の通信機能を制限する制限手段と、
ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可するための信号を検出する信号検出手段と、
ハンズフリー機器が装着されているかを検出するハンズフリー機器検出手段と、
前記信号検出手段が前記信号を検出しなかったときは、前記制限手段による制限を抑制すると共に、前記信号検出手段が解除信号を検出したときは、前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したときに、前記制限手段による制限を抑制する抑制手段とを備えた端末装置。 - ハンズフリー機器が装着されている場合のみ、移動中の端末装置の使用を許可するための信号を検出する信号検出手段と、
ハンズフリー機器が装着されているかを検出するハンズフリー機器検出手段と、
前記信号検出手段が前記信号を検出しなかったとき、及び前記信号検出手段が前記信号を検出しかつ前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出したとき、移動中の当該端末装置の使用を許可する抑制手段と、
前記信号検出手段が前記信号を検出し、かつ前記ハンズフリー機器検出手段がハンズフリー機器の装着を検出しなかったとき、所定の通信機能を制限する制限手段とを備えた端末装置。
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| JP2003031048A JP2004242174A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 端末装置、通信制御システム |
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|---|---|---|---|
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