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JP2004181674A - インク濃度検出機構、及びそれを有するインクジェット式画像記録装置 - Google Patents

インク濃度検出機構、及びそれを有するインクジェット式画像記録装置 Download PDF

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JP2004181674A
JP2004181674A JP2002348617A JP2002348617A JP2004181674A JP 2004181674 A JP2004181674 A JP 2004181674A JP 2002348617 A JP2002348617 A JP 2002348617A JP 2002348617 A JP2002348617 A JP 2002348617A JP 2004181674 A JP2004181674 A JP 2004181674A
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Chiaki Kawamoto
千秋 河本
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】インク濃度が高くてもインク濃度を直接的に検出できるインク濃度検出機構、及び、それを有するインクジェット式画像記録装置を提供することを課題とする。
【解決手段】インクジェット式画像記録装置22は、赤外光を発する発光部54と、赤外光が透過可能な材質からなりインクを流す流路50を有するセル52と、発光部54から発せられてセル52と流路50内のインクとを透過した透過光を受光する受光部56と、発光部54で発せられた光量と受光部56で受光した光量との比をとり、この比と赤外光のインク中での透過距離とに基づいてインク濃度を算出する演算部58と、を有する。これにより、インク濃度が高くてもインク濃度を光学的計測手段により直接的に検出できる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インク濃度を直接的に検出するインク濃度検出機構、及びそれを有するインクジェット式画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像記録装置等の種々の装置でカラーインクや黒インクが広く用いられている。このような装置では、インク濃度を一定範囲内に維持するために、通常、インク濃度を検出して検出値に基づいてインクを補充している。インク濃度を検出する機構としては、インクの光透過率を測定することによりインク濃度を検出する光学的な検出機構であることが多い。
【0003】
しかし、インク濃度が高い場合ではインクの光吸収率が極めて高いため、インクを流す光透過用のセルを極薄にする必要があり、インク流量が著しく低減してしまって現実的でない。このため、インク濃度が高い場合には直接的に濃度を検出できないという問題があった。
【0004】
この対策として、インクを希釈して光学的に濃度検出し、検出された濃度を演算処理することによりインク濃度を算出している(例えば、特許文献1参照)。しかし、インク濃度を直接的に検出したいという要望には応えられていない。
【0005】
また、別の対策として、インク粘度を検出し、検出値に応じてインクを補充してインクの物性安定化を図る装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、インク濃度を検出することはできない。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−198398号公報(第3頁、図1、図3)
【特許文献2】
特開2002−46287公報(第3頁、第4頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮して、インク濃度が高くてもインク濃度を直接的に検出できるインク濃度検出機構、及び、それを有するインクジェット式画像記録装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、インクに向けて赤外光を出射する発光部と、インクを透過した赤外光の光量を検出する受光部と、前記受光部で検出された光量に基づいてインク濃度を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
仮に、発光部が可視光或いは紫外光を発する場合には、可視光或いは紫外光がインクにほとんど吸収されてしまい、光の吸収率を計測することが困難になる。
【0010】
一方、インクに対する赤外光の吸収率(吸光率)は小さいので、インク濃度が濃い場合であっても、赤外光がほどんど吸収されてしまうことを回避でき、受光部で透過光の光量を計測し易い。従って、請求項1に記載の発明により、インク濃度が高くてもインク濃度を光学的計測手段により直接的に検出できる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記発光部が波長700nm以上の赤外光を発する。
【0012】
これにより、汎用の発光装置を上記の発光部として用いることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、赤外光が透過可能な材質で構成されインクを流す流路を有するセルを設け、前記流路を側方から挟むように前記セルの外側に前記発光部及び前記受光部を配置したことを特徴とする。
【0014】
セルの材質としては、アクリル樹脂等、赤外光を透過させると共にインクがセル内で流動することに差し支えない限り、特に限定しない。
【0015】
請求項3に記載の発明により、発光部及び受光部によって挟まれる方向の流路幅を比較的広くしても、インクを透過してきた赤外光(透過光)の光量(パワー)を計測することができる。従って、簡易な構成でインク濃度を直接的に検出することができる。また、インクを透過してきた赤外光の光量はさほど微弱ではないので、受光部の感度をさほど高くする必要がない。
【0016】
請求項4に記載の発明は、前記発光部及び前記受光部によって挟まれる方向に沿った前記流路の幅が0.5mm〜3.0mmの範囲内であることを特徴とする。
【0017】
このように流路の幅が長くても、すなわち赤外光の透過距離が長くても、透過した赤外光の光量を計測することができるので、インクの流れがセルによって阻害されることなく充分な流量を通過させることができ、インクの吐出周波数などに制限を与えることがない。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちの何れか1項に記載のインク濃度検出機構を有することを特徴とする。
【0019】
これにより、インクジェット式画像記録装置に用いるインク濃度が高いにもかかわらず、この画像記録装置ではインク濃度を直接的に検出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態では、インク濃度を検出する濃度検出装置18がインクジェット式画像記録装置22(以下、単に画像記録装置22という)に設けられている例について説明する。
【0021】
図2に示すように、画像記録装置22には、インクを収容しているインクタンク24と、インク濃度が高いインク液(濃縮液)を収容している濃縮液収容部26と、濃度が低いインク液(希釈液)を収容している希釈液収容部28と、を備えている。濃縮液収容部26とインクタンク24とを接続する供給路には第1開閉バルブ30が設けられ、希釈液収容部28とインクタンク24とを接続する供給路には第2開閉バルブ32が設けられている。
【0022】
また、画像記録装置22には、インクタンク24から供給されたインクを吐出するヘッド20と、ヘッド20へ供給されるインク液の濃度を検出する上述の濃度検出装置18と、インクタンク24内のインクの液レベル(液高さ)を検出する液レベル検出器34と、が設けられている。ヘッド20は同じ構成でインク種類毎に設けられており、画像記録装置22はカラー印刷可能な装置である。
【0023】
濃度検出装置18は、インクタンク24とヘッド20とを接続するインク供給ライン36に取付けられている。インク供給ライン36には、フィルタ38と、フィルタ38を経由したインクに供給圧を加える循環ポンプ40と、が設けられており、濃度検出装置18は循環ポンプ40の下流側に設けられている。また、ヘッド20には、ヘッド20から吐出されなかったインクをインクタンク24へ戻すインク回収ライン42が接続されている。
【0024】
更に、画像記録装置22は、濃度検出装置18で検出されたインク濃度、及び、液レベル検出器34で検出された液高さを受信し、インクタンク24内のインクの液量及び濃度が設定範囲内になるように第1開閉バルブ30及び第2開閉バルブ32の開閉を制御するコントローラ44を備えている。
【0025】
[濃度検出装置]
図3に示すように、濃度検出装置18には、循環ポンプ40(図2参照)から送り出されたインクが通過する流路50を有する透明なセル52と、セル52の流路50に向けて赤外光を発する発光部54と、流路50を透過した赤外光(透過光)を受光する受光部(受光素子)56と、受光部56と発光部54との光量比に基づいてインク濃度を算出する演算器58と、が設けられている。
【0026】
セル52は赤外光を透過可能な材質(例えばアクリル樹脂)で構成されており、流路幅(赤外光がインク中を通過する距離)tは2mmである。
【0027】
発光部54と受光部56とは流路50を挟むように配置されている。受光部56は特に高感度である必要はない。また、発光部54が発する赤外光は700nmよりも長波長の光である。
【0028】
また、演算器58としては市販のファイバー式光電センサ装置を設けることで充分である。
【0029】
[コントローラによる制御]
画像記録装置22の使用中に濃度検出装置18で検出されてコントローラ44に伝達されたインク濃度値が、コントローラ44に設定された設定範囲よりも低い場合、コントローラ44は第1開閉バルブ30を開にして所定量の濃縮液をインクタンク24に供給する。インク濃度値が、コントローラ44に設定された設定範囲よりも高い場合、コントローラ44は第2開閉バルブ32を開にして所定量の希釈液をインクタンク24に供給する。また、インクタンク24のインク量が設定範囲よりも少なくなった場合、コントローラ44は第1開閉バルブ30及び第2開閉バルブ32を開にして、所定量の濃縮液及び希釈液をインクタンク24に供給する。
【0030】
[ヘッド]
画像記録装置22では、記録媒体SがP方向に移動可能なように保持されており、ヘッド20は、記録媒体Sが略水平となる位置の下方に所定間隔離されて設けられている。図1に示すように、記録媒体Sは、スコロトロンチャージャ64によってに負帯電され(例えば −1.5kV)、ベルト状の搬送部材66の下面側に静電吸着されるようになっている。搬送部材66には、記録媒体Sと接触する外面側(図5では下面側)に電気絶縁膜(図示せず)が配されている。
【0031】
ヘッド20は、図4、図5に示すように、一方向のインク流Qが形成されるインク流路72と、インク流路72の上壁を構成する基板74と、インクを記録媒体Sへ向けて吐出する複数の吐出部76と、を有する。吐出部76には、何れも、インク流路72から飛翔するインク滴Gを記録媒体Sへ向けて案内するインクガイド部78が設けられ、基板74には、インクガイド部78がそれぞれ挿通する開口75が形成されており、インクガイド部78と開口75の内壁面との間にはインクメニスカス82が形成されている(図4、図5、図10、図11、図12を参照)。インクガイド部78と記録媒体Sとのギャップdは200μm〜1000μm程度であることが多い。また、インクガイド部78は、下端側で支持棒部80に固定されている。
【0032】
基板74は、2つの吐出電極を所定間隔で離して電気的に絶縁している絶縁層84と、絶縁層84の上側に形成された第1吐出電極86と、第1吐出電極86を覆う絶縁層88と、絶縁層88の上側に形成されたガード電極90と、ガード電極90を覆う絶縁層92と、を有する。また、基板74は、絶縁層84の下側に形成された第2吐出電極96と、第2吐出電極96を覆う絶縁層98と、を有する。ガード電極90は、第1吐出電極86や第2吐出電極96に印加された電圧によって隣接する吐出部に電界上の影響が生じることを防止するために設けられている。
【0033】
更に、ヘッド20には、インク流路72の底面を構成すると共に、第1吐出電極86及び第2吐出電極96に印加されたパルス状の吐出電圧によって定常的に生じる誘導電圧により、インク流路72内の正に帯電ししたインク粒子(荷電粒子)Rを上方へ向けて(すなわち記録媒体側に向けて)泳動させる浮遊導電板102が設けられている。また、浮遊導電板102の表面には、電気絶縁性である被覆膜(図示せず)が形成されており、インクヘの電荷注入等によりインクの物性や成分が不安定化することを防止する。絶縁性被覆膜の電気抵抗は、1012Ω・cm以上が望ましく、より望ましくは1013Ω・cm以上である。また、絶縁性被覆膜はインクに対して耐腐食性であることが望ましく、これにより浮遊導電板62がインクに腐食されることが防止される。また、浮遊導電板102は下方から絶縁部材106で覆われており、このような構成により、浮遊導電板102は完全に電気的浮遊状態にされている。
【0034】
浮遊導電板102は、ヘッド1ユニットにつき1個以上である(例えば、C、M、Y、Kの4つのヘッドがあった場合、浮遊導電板数は最低各1個づつ有し、CとMのヘッドユニット間で共通の浮遊導電板とすることはない)。
【0035】
インク流路72に入れるインクは、粒径0.1〜5μm程度の着色荷電粒子をキャリア液中に分散したものを用いる。キャリア液は、高い電気抵抗率(1010Ωcm以上)を有する誘電性の液体であることが要求される。仮に電気抵抗率の低いキャリア液を使用すると、吐出電極によって印加される電圧によりキャリア液自身が電荷注入を受けて帯電してしまうため、荷電粒子(帯電したインク粒子)Rの濃度が高められず、濃縮がおこらない。また、電気抵抗率の低いキャリア液は、隣接する記録電極間で電気的導通を生じさせる懸念もあるため、本形態には不向きである。
【0036】
誘電性液体の比誘電率は5以下が好ましく、より好ましくは4以下、更に好ましくは3.5以下である。このような比誘電率の範囲とすることによって、誘電性液体中の荷電粒子に有効に電界が作用され、泳動が起こりやすくなる。
【0037】
本発明に用いる誘電性液体として好ましくは直鎖状もしくは分岐状の脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、または芳香族炭化水素、およびこれらの炭化水素のハロゲン置換体がある。例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン.イソオクタン、デカン、イソデカン、デカリン、ノナン、ドデカン、イソドデカン、シクロヘキサン、シクロオクタン、シクロデカン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、アイソパーC、アイソパーE、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL(アイソパー:エクソン社の商品名)、シェルゾール70、シェルゾール71(シェルゾール:シェルオイル社の商品名)、アムスコOMS、アムスコ460溶剤(アムスコ:スピリッツ社の商品名)、シリコーンオイル(例えは信越シリコーン社製KF−96L)等を単独あるいは混合して用いる。
【0038】
上記の非水溶媒中に、分散される着色粒子は、色材自身を分散粒子として誘電性液体中に分散させてもよいし、定着性を向上させるための分散樹脂粒子中に含有させてもよい。含有させる場合、顔料などは分散樹脂粒子の樹脂材料で被覆して樹脂被覆粒子とする方法などが一般的であり、染料などは分散樹脂粒子を着色して着色粒子とする方法などが―般的である。色材としては、従来からインクジェットインク組成物、印刷用インキ組成物、あるいは電子写真用液体現像剤に用いられている顔料および染料であれはどれでも使用可能である。これらの着色粒子は、インク全体に対して0.5〜30重量%の範囲で含有されることが好ましく、より好ましくは1.5〜25重量%、更に好ましくは3〜20重量%の範囲で含有されることが望ましい。
【0039】
本発明の誘電性溶媒中に、分散された着色粒子の粒子の平均粒径は0.1μm〜5μmが好ましい。より好ましくは0.2μm〜1.5μmであり、更に好ましくは0.4μm〜1.0μmの範囲である。この粒径はCAPA−500(堀場製作所(株)製商品名)により求めたものである。
【0040】
またインク組成物として、粘度は0.5〜5mPa・secの範囲が好ましく、より好ましくは0.6〜3.0mPa・sec、更に好ましくは0.7〜2.0mPa・secの範囲である。着色粒子は荷電を有し、必要に応じて電子写真用液体現像剤に用いられている種々の荷電制御剤が使用でき、その荷電量は5〜200μC/gの範囲が望ましく、より好ましくは10〜150μC/g、更に好ましくは15〜100μC/gの範囲である。また荷電制御剤の添加によって誘電性溶媒の電気抵抗が変化する事もあり、下記に定義する分配率Pが、50%以上、より好ましくは60%以上、さらに好ましくは70%以上である。
【0041】
P=100×(σ1−σ2)/σ1
ここでσ1はインク組成物の電気伝導度、σ2はインク組成物を遠心分離器にかけた上澄みの電気伝導度である。電気伝導度はLCRメーター(安藤電気(株)社製AG−4311)及び液体用電極(川口電機製作所(株)社製LP−05型)を使用し、印加電圧5V、周波数lkHzの条件で測定を行った値である。また遠心分離は、小型高速冷却遠心機(トミー精工(株)社製SRX−201)を使用し、回転速度14500rpm、温度23°Cの条件で30分間行った。
【0042】
以上のようなインク組成物とすることによって、荷電粒子の泳動が起こりやすくなり、濃縮しやすくなる。
【0043】
一方、インク組成物の電気伝導度σ1は、100〜3000pS/cmの範囲が好ましく、より好ましくは150〜2500pS/cm、更に好ましくは200〜2000pS/cmの範囲である。以上の様な電気伝導度の範囲とすることによって、吐出電極に印加する電圧が極端に高くならず、隣接する記録電極間での電気的導通を生じさせる懸念もない。またインク組成物の表面張力は、15〜50mN/mの範囲が好ましく、より好ましくは15.5〜45mN/m、さらに好ましくは16〜40mN/mの範囲である。表面張力をこの範囲とすることによって、吐出電極に印加する電圧が極端に高くならず、ヘッド周りにインクが濡れ広がり汚染することがない。
【0044】
図5、図6に示すように、ヘッド20からインクを飛翔させて記録媒体Sに記録するには、インク流路72内のインクを循環させることによりインク流Qを発生させた状態にし、ガード電極90に所定の電圧(例えば +100V)を印加する。
【0045】
更に、インクガイド部78に案内されて開口75から飛翔したインク滴G中の正の荷電粒子Rが記録媒体Sにまで引き付けられるような飛翔電界が、第1吐出電極86及び第2吐出電極96と、記録媒体Sと、の間に形成されるように、第1吐出電極86及び第2吐出電極96に電圧を印加する(ギャップdが500μmである場合に、1kV〜3kV程度の電位差を形成することを目安とする)。
【0046】
この状態で、画像信号に応じて第1吐出電極86及び第2吐出電極96にパルス電圧を印加すると、荷電粒子濃度が高められたインク滴Gが開口75から吐出する(例えば、初期の荷電粒子濃度が3〜15%である場合、インク滴Gの荷電粒子濃度が30%以上になる)。
【0047】
その際、第1吐出電極86及び第2吐出電極96の両者にパルス電圧が印加された場合にのみインク滴Gが吐出するように、第1吐出電極86と第2吐出電極96とに印加する電圧値を調整しておく。これにより、マトリックス駆動が可能となり、ドライバの数を低減させることができる。すなわちインク滴吐出が起こらない状態では、記録媒体に向かう吸引電界が、1.5×10V/m以下、より好ましくは1.0×10V/m以下の範囲に収まるようにし、吐出が起こる状態では記録媒体に向かう電界が、2.0×10V/m以上、より好ましくは2.5×10V/m以上の範囲になるように設定する。例えば、第1吐出電極86と第2吐出電極96との間隔が50μmである場合、第1吐出電極86及び第2吐出電極96に何れも +600Vのパルス電圧を印加する。パルス幅は数十μsから数百μs程度であることが多い。記録媒体Sに記録されるドット径は、パルス電圧の大きさや電圧の印加時間に依存しており、調整可能である。
【0048】
このようにパルス状の正電圧を印加すると、開口75からインク滴Gがインクガイド部78に案内されて飛翔し、記録媒体Sに付着すると共に、浮遊導電板102には、第1吐出電極86及び第2吐出電極96に印加された正電圧により正の誘導電圧が発生する。第1吐出電極86及び第2吐出電極96に印加される電圧がパルス状であっても、この誘導電圧はほぼ定常的な電圧である(例えば吐出電極に600Vと0Vとが交互に繰り返されるパルス状の電圧が印加された場合、浮遊導電板102には定常的に約300Vの正電圧が生じる)。従って、浮遊導電板102及びガード電極90と、記録媒体Sと、の間に形成される電界によって、インク流路72内で正に帯電している荷電粒子Rは上方へ移動する力を受け、基板74の近傍での荷電粒子Rの濃度が高くなる。なお、このとき、開口75内のインクであっても、インクの表面張力によって荷電粒子Rがインク上部(インクガイド先端部)に押しとどめられ、荷電粒子Rの濃度が高くなり、電圧印加条件、インク物性を選ぶことによって更に濃縮が進むことがある。
【0049】
図5、図8に示すように、使用する吐出部(すなわちインク滴を吐出するチャンネル)の個数が多い場合、吐出に必要な荷電粒子数が多くなるが、使用する第1吐出電極86及び第2吐出電極96の枚数が多くなるため、浮遊導電板102に誘起される誘導電圧は高くなり、記録媒体側へ移動する荷電粒子Rの個数も増大する。
【0050】
図6に示すように、使用する吐出部の個数が少ない場合、使用する第1吐出電極86及び第2吐出電極96の枚数が少ないため、浮遊導電板102に誘起される誘導電圧は小さい。従って、記録媒体側へ移動する荷電粒子Rの数が相対的に少なくなるが、吐出に必要な荷電粒子数も少なくなるため、インク上部でのインク濃度が適度な濃度となる。これにより、吐出部を使用する個数が少なくても、使用していない吐出部(インク滴を吐出していないチャンネル)76Bの開口75Bが詰まることを回避できると共に、使用している吐出部(インク滴の吐出を行っているチャンネル)76Aの開口75A近くから飛翔するインク滴Gの濃度を良好に高めることができる。
【0051】
また、画像記録装置22(図1参照)の運転停止時には、スコロトロンチャージャ64による記録媒体Sへの負帯電が行われないので、図7に示すように、この状態で第1吐出電極86及び第2吐出電極96の少なくとも一方に一定の正電圧を印加しておく。これにより、吐出電極と浮遊導電板102との間に生じる電界によって荷電粒子Rが浮遊導電板102へ向けて移動し、インク流路中の基板74の近傍での荷電粒子Rの濃度が低くなるため、開口75がセルフクリーニングされる。なお、絶縁状態と、セルフクリーニング用の負電圧の印加状態と、を切換可能にするスイッチ(図示せず)を浮遊導電板102に接続し、画像記録装置22の運転中には浮遊導電板102を電気絶縁状態にし、画像記録装置22の運転停止時には浮遊導電板102に負電圧を印加してもよい。
【0052】
このように、本形態では、浮遊導電板102を電気的に浮遊状態(floating状態)、すなわち電気的に絶縁状態にしている。これにより、基板74近傍での荷電粒子Rの濃度は、吐出部の使用数(すなわち吐出電極の使用数)が多いときには高く、少ないときには低くなり、濃度が自動的に調整される。従って、吐出部の使用数が少なくても、使用していない吐出部の開口が目詰まりすることを回避できる。また、インク粒子が正荷電の例について説明したが、インク粒子は逆極性でもよく、その場合には電極、記録媒体の極性は逆になる。
【0053】
また、インク全体に静電力を及ぼしているのではなく、キャリア液中に分散させた固形成分である荷電粒子(帯電したインク粒子)Rに静電力を及ぼしているので、普通紙をはじめとして非吸収性のPETフィルム等の種々の記録媒体に画像を記録することが可能であると共に、記録媒体上で滲みや流動が生じることがなく、種々の記録媒体に高画質で記録画像を形成することができる。
【0054】
なお、図13に示すように、絶縁層98内にシールド電極108を設けると共に、荷電粒子Rを記録媒体側へ移動させる電位を浮遊導電板102とシールド電極108とに印加できる構成にしてもよい。これにより、第1吐出電極86や第2吐出電極96による電位によって荷電粒子Rが吐出部76から反発力を受けることを防止できる。
【0055】
以上説明したように、本実施形態では、セル52の流路幅tを2mmにまで広げ、インクジェット式の画像記録装置22に用いる高濃度のインクを流しても、赤外光の透過量が充分大きいので、特に高感度の受光部を用いなくても透過光量を計測することができる。また、演算器58としては市販のファイバー式光電センサ装置で充分である。従って、インク濃度が高くても、簡易な装置でインク濃度を直接的に検出し、インクタンク24内のインク濃度を自動的に調整することができる。また、全てのカラーインクについて、濃度検出装置18を適用することができる。
【0056】
なお、濃度検出装置18を粘度検出装置と併用することで、温度変化によるインクの粘度変化と濃度変化とを分離して検出することが可能である。
【0057】
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、インク濃度が高くてもインク濃度を直接的に検出できるインク濃度検出機構、及び、それを有するインクジェット式画像記録装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のインクジェット式画像記録装置の構成を示す側面断面図である。
【図2】本発明の一実施形態のインクジェット式画像記録装置にインク濃度を検出する濃度検出装置が設けられていることを示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態の濃度検出装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態のインクジェット式画像記録装置に設けられたヘッドを示す斜視図である(判りやすくするために、各吐出部でのガード電極のエッジは描いていない)。
【図5】本発明の一実施形態で、ヘッドの吐出部の使用数が多いときの荷電粒子の分布状態を示す側面断面図である(図4の矢視X−Xに相当)。
【図6】本発明の一実施形態で、ヘッドの吐出部の使用数が少ないときの荷電粒子の分布状態を示す側面断面図である(図4の矢視X−Xに相当)。
【図7】本発明の一実施形態で、画像記録装置の使用を停止したときの荷電粒子の分布状態を示す側面断面図である(図4の矢視X−Xに相当)。
【図8】本発明の一実施形態で、ヘッドの吐出部の使用数が多いときの荷電粒子の分布状態を示す側面断面図である(図4の矢視Y−Yに相当)。
【図9】図8の矢視9−9の部分拡大側面断面図である。
【図10】図5の矢視10−10の平面断面図である(インクガイド部は切断せずに描画)。
【図11】図5の矢視11−11の平面断面図である(インクガイド部は切断せずに描画)。
【図12】図5の矢視12−12の平面断面図である(インクガイド部は切断せずに描画)。
【図13】本発明の一実施形態のインクジェット式画像記録装置のヘッドの変形例を示す斜視図である(判りやすくするために、各吐出部でのガード電極のエッジは描いていない)。
【符号の説明】
18 濃度検出装置(インク濃度検出機構)
22 インクジェット式画像記録装置
50 流路
52 セル
54 発光部
56 受光部

Claims (5)

  1. インクに向けて赤外光を出射する発光部と、
    インクを透過した赤外光の光量を検出する受光部と、
    前記受光部で検出された光量に基づいてインク濃度を算出する算出手段と、
    を有することを特徴とするインク濃度検出機構。
  2. 前記発光部は、波長700nm以上の赤外光を発することを特徴とする請求項1に記載のインク濃度検出機構。
  3. 赤外光が透過可能な材質で構成されインクを流す流路を有するセルを設け、前記流路を側方から挟むように前記セルの外側に前記発光部及び前記受光部を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のインク濃度検出機構。
  4. 前記発光部及び前記受光部によって挟まれる方向に沿った前記流路の幅が0.5mm〜3.0mmの範囲内であることを特徴とする請求項3に記載のインク濃度検出機構。
  5. 請求項1〜請求項4のうちの何れか1項に記載のインク濃度検出機構を有することを特徴とするインクジェット式画像記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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