JP2004171870A - 照明装置及び液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源側の導光板辺端面近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、被照明領域を均一に、かつ明るく照明することができる低消費電力の照明装置の提供。
【解決手段】導光板12と、導光板12の一側端面12aに沿って配設された中間導光体13と、中間導光体13の長さ方向の端面13gに配設された発光素子15とを備え、導光板12の入光面12aと対向する中間導光体13の側面が導光板12に光を出射するための出射面13kとされ、出射面13kと反対側の外側面13jに発光素子15から出射されて中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部40が形成され、該微小凹凸部40は発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されているフロントライト(照明装置)10。
【選択図】 図4
【解決手段】導光板12と、導光板12の一側端面12aに沿って配設された中間導光体13と、中間導光体13の長さ方向の端面13gに配設された発光素子15とを備え、導光板12の入光面12aと対向する中間導光体13の側面が導光板12に光を出射するための出射面13kとされ、出射面13kと反対側の外側面13jに発光素子15から出射されて中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部40が形成され、該微小凹凸部40は発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されているフロントライト(照明装置)10。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明装置及び液晶表示装置に係り、特に、1灯の光源でも導光板の輝度分布の均一性を向上できる照明装置、及びそれを用いた液晶表示装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、反射型液晶表示装置のフロントライトには、光源、中間導光体、導光板及びこれらを一体保持する内面を反射性にしたケース体などから構成されたユニットが用いられている。
図16Aは、従来の液晶表示装置を示す斜視構成図であり、図16Bは、図16Aに示す液晶表示装置に備えられたフロントライトを観察側から見たときの平面図である。これらの図に示す液晶表示装置は、液晶表示ユニット120と、この液晶表示ユニット120の前面側に配設されたフロントライト110とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。液晶表示ユニット120は、詳細は図示を省略したが、その前面側から入射した光を反射させて表示を行う反射型の液晶表示ユニットとされ、互いに対向して配置された上基板121、下基板122との間に液晶層を挟持しており、この液晶層の配向状態を制御することで、光の透過状態を変化させて表示を行うようになっている。
【0003】
フロントライト110は、平板状の導光板112と、この導光板112の側端面(入光面)112aに配設された棒状の中間導光体113と、この中間導光体113の一端面(図示左側端面)113gに配設された白色LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)などの点光源からなる発光素子115とを備えて構成されている。導光板112の上面側に、断面視くさび状の複数のプリズム溝114が互いに平行に平面視ストライプ状に形成された反射面112cとされており、下面は、液晶表示ユニット120を照明するための照明光が出射される出射面112bとされている。各プリズム溝114は、緩斜面部114aと、該緩斜面部114aよりも急な傾斜角度に形成された急斜面部114bとからなる。
これらのプリズム溝114は、モアレ防止を目的として導光板側端面112aに対して若干傾斜して形成されている。
中間導光体113は、発光素子115からの光を導光板112の入光面に沿って均一に効率良く導光板112側に出射させるために設けられたもので、その外側面(導光板112側と反対側の側面)113aには、外側面113aの長さ方向に沿って(発光素子115側の端面113g側からこれの反対側の端面113h側にかけて)、プリズム面113fが形成されている。
プリズム面113fは、複数の平面視(横断面)くさび状の溝113bが互いに平行に形成されてなるものであり、これらくさび状の溝113bはピッチ及び深さが均一になるように設けられている。
【0004】
このような構成のフロントライト110では、発光素子115から出射された光は、中間導光体113内部に導入され、プリズム面113fによりその伝搬方向を変化され、導光板112の入光面112aから導光板112内へ導入され、この光をプリズム溝が形成された導光板112上面の反射面(内面)側で反射させることにより光の伝搬方向を変え、導光板112の出射面(下面)から液晶表示ユニット120へ向けて照射するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特願平10−19213号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯情報端末や携帯用ゲーム機などの携帯電子機器では、バッテリ駆動時間がその使い勝手に大きく影響するために、これらの表示部として用いられる液晶表示装置ではフロントライトの低消費電力化を目的として、図16に示すフロントライト110のように、1灯の発光素子115のみを備えた1灯型のフロントライトが用いられるようになってきている。すなわち、発光素子の省略により低消費電力化を実現しようとするものである。また、携帯電子機器の小型化に伴い、フロントライト110の板厚を1mm程度にまで薄型化することも求められている。
【0007】
しかしながら、このような1灯型のフロントライトでは、対角数インチ以上の広い面積を有する表示領域(被照射領域)を、薄型の導光板と1灯の発光素子との組み合わせにより均一かつ明るく照明することはほとんど不可能であった。つまり、図16に示すフロントライト110において、発光素子115が片側に設けられた構成とした場合には、この発光素子115からの光を導光板112に均一に導くために、まず、中間導光体113により導光板112の入光面長さ方向で入射光を均一化する必要があるが、この中間導光体113により導光板112への入射光を均一化させること自体が困難であるため、出射面112bの全面に渡って均一な出射光を得ることが困難で、液晶表示ユニット120の表示領域を輝度ムラなく均一に照射することが困難で、表示の視認性を低下させることがあった。そのために、特に顕著な場合には、図16Bに示すような平面視三角形状の暗部128が、導光板112の発光素子115側の辺端面112g(図示左側辺端部)付近に生じてしまうため出射光のバラツキの問題が生じ、液晶表示装置の視認性を低下させることがあった。
また、上記のように複数のくさび状の溝113bを規則的に形成したプリズム面113fを有する中間導光体113が備えられたフロントライト110においては、出射面112bの全面に渡って均一な出射光を得ることが困難で、くさび状の溝113bを構成する二つの斜面やその頂角で光分散によりプリズム効果が発現し、輝線や虹状のモアレがでてしまうことがあった。
【0008】
なお、中間導光体113の他方の端面113h側(図示右側)にも発光素子を設けた2灯式のフロントライトでは、端面113h側の発光素子から出射された光により導光板112の左側辺端面112g付近の光量が補われて明るくなるが、1灯式に比べて消費電力がかかってしまう。
このように、1灯の発光素子を光源として使用するフロントライトへの要求は高まっているものの、薄型でありながら、大きな面積を均一に、かつ明るく照明することができるフロントライトは実現されていなかった。
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、光源から出射された光の利用効率が良好で、光源側の導光板辺端面近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、被照明領域を均一に、かつ明るく照明することができる低消費電力の照明装置を提供することを目的の一つとする。
また本発明は、上記照明装置を備え、高輝度で表示品質に優れた液晶表示装置を提供することを目的の一つとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明に係わる照明装置は、導光板と、該導光板の一側端面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源とを備え、
上記導光板は光が導入される側端面が入光面とされ、上記光源から出射された光を上記中間導光体を介して上記導光板の入光面から導光板内部に導入し、該導光板内部を伝搬する光を上記導光板の一面側から出射させる照明装置であって、
上記導光板の一側端面と対向する上記中間導光体の側面が導光板に光を出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の外側面に上記光源から出射されて上記中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部が形成され、該微小凹凸部は上記光源からの距離に応じて上記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が制御されていることを特徴とする。
【0011】
かかる構成の照明装置によれば、上記中間導光体の外側面に形成する微小凹凸部の形成条件を上記光源からの距離に応じて変更することにより上記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が上記光源からの距離に応じて制御されていることとなり、平面視したときの導光板の輝度分布を均一化することができ、導光板の一面側(出射面)から均一に出射光を出射することができる。
また、複数のくさび状の溝を規則的に形成したプリズム面が設けられた中間導光体が備えられた従来の照明装置では、各くさび状の溝を構成する二つの斜面の界面の不連続面が規則的に存在することとなり、これら不連続面に起因して輝線や虹状のモアレが生じてしまうが、本発明では中間導光体の外側面に形成する微小凹凸部の形成条件が上記光源からの距離に応じて変更されているので、微小凹凸部の凸部と凸部との間又は凹部と凹部との間の不連続面は不規則に存在することとなり、しかも中間導光体の外側面に形成される凹凸部は微小であるので連続拡散面として機能するので、輝線や虹状のモアレが生じるのを防止できる。
従って、本発明によれば、中間導光体の一方の端面に光源を設けた1灯型であっても、光源から出射された光の利用効率が良好であり、光源側の導光板辺端面近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止できるので、導光板の輝度分布の均一性を向上でき、これによって導光板の一面(出射面)から出射される出射光の均一性を向上でき、被照明領域を均一に、かつ明るく照明することができる低消費電力の照明装置の提供が可能である。
【0012】
また、本発明に係わる照明装置は、導光板と、該導光板の一側端面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源とを備え、
上記導光板は光が導入される側端面が入光面とされ、上記光源から出射された光を上記中間導光体を介して上記導光板の入光面から導光板内部に導入し、該導光板内部を伝搬する光を上記導光板の一面側から出射させる照明装置であって、上記導光板の一側端面と対向する上記中間導光体の側面が導光板に光を出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の外側面に複数の断面くさび状の溝からなるプリズム面が形成され、該プリズム面の表面に上記光源から出射されて上記中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部が形成され、該微小凹凸部は上記光源からの距離に応じて上記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が制御されていることを特徴とするものであってもよい。
【0013】
かかる構成の照明装置によれば、特に、中間導光体の外側面に形成されたプリズム面の表面に上記のような微小凹凸部が形成されたことにより、このプリズム面による光の分散作用によって中間導光体から出射される光の輝度分布を概ね均一化でき、さらに上記微小凹凸部の拡散反射作用によってこの微小凹凸部で光が反射する際、拡散させることができる。
【0014】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、中間導光体の長さ方向の端面のうち光源が設けられる端面と反対側の端面にも上記のような微小凹凸部が形成されていることが、光源から出射された光のロス防止効果がある。
【0015】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凹部を有し、上記複数の凹部は各々が凹部の最深点を通過する特定縦断面を有し、上記各凹部は光源からの距離に応じて上記特定縦断面の断面曲線の傾斜角が制御されているものであってもよい。
【0016】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凸部を有し、上記複数の凸部は各々が凸部の最頂部を通過する特定縦断面を有し、上記各凸部は光源からの距離に応じて上記特定縦断面の断面曲線の傾斜角が制御されているものであってもよい。
【0017】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凸部又は凹部を有し、上記凸部又は凹部のピッチは、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも小さくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、また中間導光体から出射される光の均一性を高めることができ、これによって導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0018】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凸部又は凹部を有し、上記凸部の高さ又は凹部の深さは、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも大きくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、また中間導光体から出射される光の均一性を高めることができ、これによって導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0019】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の出射面から上記導光板の入光面に向けて出射される光の出光角度は、上記照明装置を平面視した場合、上記入光面と直交する方向に対し±10度以内とされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の出射面から上記導光板の入光面に向けて出射される光の出光角度は、上記照明装置を断面視した場合、上記入光面と直交する方向に対し±20度以内とされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0020】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の出射面から上記導光板の入光面に向けて出射される光の出射方向は、上記照明装置を平面視した場合、上記光源の近傍側では上記入光面と直交する方向よりも光源側の方向、上記光源から遠い側では上記入光面と直交する方向に対して上記光源と反対側の方向、好ましくは後述する導光板のプリズム溝の延在方向と略直交する方向、上記光源の近傍側と遠い側の中間部分は上記入光面と略直交する方向とされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0021】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の上記出射面と該出射面と反対側の面(外側面)との間の厚みは、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも小さくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の微小凹凸部と上記導光板の入光面の距離は、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも小さくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0022】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の微小凹凸部の表面に金属反射膜が形成されていることが、微小凹凸面における反射率を高め、中間導光体の出射面方向へ反射する光量を増加させることができる点で好ましい。
【0023】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源は、発光素子等の略点状光源であってもよい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記導光板の他の一面側には、緩斜面部と、該緩斜面部より急な傾斜角度を有する急斜面部とで形成される複数のプリズム溝が平面視ストライプ状に形成されていることが、導光板面内で出射光量が均一であり、かつ光源の利用効率が高く高輝度の照明装置が得られる点で好ましい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記導光板のプリズム溝の延在方向が、上記入光面と交差する向きとされていてもよい。なお、当該照明装置により照明される被照明物が所定の間隔の周期的な形状又は模様(規則的パターン)を有している場合に、導光板のプリズム溝と上記被照明物の形状又は模様とが光学的に干渉してモアレ模様が生じるのを防止するために、被照明物における所定の間隔の周期的な形状又は模様(規則的パターン)のピッチに依存してプリズム溝の延在方向と入光面との交差角を設定し、プリズム溝の延在方向と被照明物の規則パターンの繰り返し方向とが平行にならないようにすることが好ましい。
【0024】
次に、本発明の液晶表示装置は、上記のいずれの構成の本発明の照明装置と、該照明装置により照明される液晶表示ユニットとを備えたことを特徴とする。
本発明の液晶表示装置は、本発明の照明装置を備えたことで、照明装置の発光素子を1灯とした場合にも、表示領域(被照明領域)を均一に、かつ明るく照明できるので、表示の視認性が良好であり、従って高輝度で表示品質に優れ、低消費電力の液晶表示装置が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
[液晶表示装置の全体構成]
図1は、本発明の第1の実施形態である液晶表示装置の斜視構成図であり、図2は、図1に示す液晶表示装置の平面構成図、図3は、図2に示す液晶表示装置のIII−III線断面図である。また、図4は、図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライト(照明装置)を拡大して示す平面構成図、図5は図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライトのIII−III線断面図である。
本実施形態の液晶表示装置は、図1から図3に示すように、フロントライト(照明装置)10と、その背面側(図示下面側)に配置された反射型の液晶表示ユニット20とを備えて構成されている。
【0026】
フロントライト10は、図1に示すように、略平板状の透明の導光板12と、その側端面(一側端面)12aに沿って配設された中間導光体13と、この中間導光体13の長さ方向の一方の端面13gに配設された発光素子(光源)15と、中間導光体13、発光素子15及び導光板12の一側端部を覆うように中間導光体13側から被着されたケース体(遮光及び反射体)19とを備えて構成されている。
すなわち、本実施形態に係るフロントライト10では、導光板12の側端面12aが導光板の入光面とされている。また、図2に示すように、導光板12の上面側(他の一面側)には、中間導光体13が配設された入光面12aに対して傾斜角αだけ傾斜して複数のプリズム溝14が配列形成されている。なお、図1と図2において符号12dは、導光板12の入光面12aと反対側の側端面(他の側端面)である。
【0027】
液晶表示ユニット20は、対向して配置された上基板21と下基板22とを備えて構成され、図1に点線で示す矩形状の領域20Dが液晶表示ユニット20の表示領域とされ、また図2に示すように、表示領域20D内に画素20cがマトリクス状に形成されている。
上記構成の液晶表示装置は、液晶表示ユニット20の表示領域20D上に導光板12が配置され、この導光板12を透過して液晶表示ユニット20の表示を視認できるようになっている。また、外光が得られない暗所では、発光素子15を点灯させ、この発光素子15から出射された光を中間導光体13を介して導光板12の入光面12aから導光板内部へ導入し、この光を該導光板内部を伝搬させ導光板12の図示下面(一面)12b側から液晶表示ユニット20へ向けて出射させ、表示領域(被照明領域)20Dを照明するようになっている。
【0028】
次に、本実施形態の液晶表示装置の各部の構成について図面を参照して詳細に説明する。
[フロントライト]
フロントライト10の導光板12は、液晶表示ユニット20の表示領域20D上に配置されて発光素子15から出射された光を下面12b側から液晶表示ユニット20に出射する平板状の部材であり、透明なアクリル樹脂などから構成されている。図3の部分断面図に示すように、導光板12の図示上面(他の一面、言い換えれば液晶表示ユニット20側と反対側の面)は、複数のプリズム溝14が互いに平行に平面視ストライプ状に形成された反射面12cとされており、図示下面(液晶表示ユニット20側の面)12bは、液晶表示ユニット20を照明するための照明光が出射される出射面とされている。
【0029】
プリズム溝14は、反射面12cの基準面Saに対して傾斜して形成された一対の斜面部により構成された縦断面くさび状のもので、これらの斜面部の一方が緩斜面部14aとされ、他方がこの緩斜面部14aよりも急な傾斜角度に形成された急斜面部14bとされている。また、プリズム溝14は、図1及び図2に示すように、その延在方向と、導光板12の入光面12aとが交差する向きとなるように、傾斜して形成されている。そして、導光板12内部を図3では右側から左側へ伝搬する光(入光面12a側から他の側端面12d側へ伝搬する光)を、反射面12cの急斜面部14bにより出射面12b側へ反射して導光板12の下面側に配置された液晶表示ユニット20に向けて出射させるようになっている。
【0030】
また、このフロントライト10では、図3に示す緩斜面部14aの傾斜角度θ1は、反射面12cの基準面Saに対して1°以上5°以下の範囲とされ、急斜面部14bの傾斜角度θ2が41°以上45°以下の範囲とされている。このような範囲とされていることで、導光板12面内を伝搬する光を効率よく液晶表示ユニット20へ出射させることができ、明るい表示が可能な液晶表示装置を構成することができる。
反射面12cの基準面Saとは、導光板12の隣接するプリズム溝14、14間の頂部14dを含む面である。
【0031】
また、本実施形態のフロントライト10ではプリズム溝14のピッチP(プリズム溝14の頂部14dの間隔あるいは底頂部の間隔)は、導光板の反射面12c面内で一定とされている。さらに、本実施形態のフロントライト10の場合はプリズム溝14の深さd(基準面Saと、プリズム溝14の底頂部との距離)も一定とされている。
尚、プリズム溝14のピッチP及び深さdは、必ずしも一定とする必要はなく、これらを変化させてプリズム溝14を形成しても本発明の技術範囲を超えるものではない。また、それぞれのプリズム溝14の傾斜角度θ1及びθ2を変化させてプリズム溝14を形成しても本発明の技術範囲を超えるものではない。
【0032】
また、プリズム溝14は、図2に示すように、プリズム溝14と入光面12aとが成す角度により与えられるプリズム溝14の傾斜角αが、0°を越えて15°以下の範囲となるように形成されることが好ましい。また上記傾斜角αは、6.5°以上8.5°以下とされることがより好ましく、このような範囲とすることで、モアレ模様が生じにくく、かつ出射光の均一性に優れるフロントライトとすることができる。
【0033】
導光板12を構成する材料としてはアクリル系樹脂のほか、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ樹脂などの透明な樹脂材料や、ガラスなどを用いることができる。
また、導光板12は、その板厚を大きくするほど導光板全体として出射光量を均一化することができるので、0.8mm以上の板厚とすることが好ましく、1.0mm以上とすることがより好ましい。また、板厚1.2mm以上では、1.0mm〜1.5mmの板厚のものと輝度が大きく変わらないため、フロントライト10の薄型化の点からも、板厚の上限は1.5mmとするのがよい。
【0034】
中間導光体13は、導光板12の入光面12aに沿う四角柱状とされた透明部材である。中間導光体13の一方の端面13gに発光素子15が配設されている。
この中間導光体13は、図1及び図4に示すように、導光板12の入光面12と対向する中間導光体13の側端面が、発光素子15から出射された光を導光板12に出射するための出射面13kとされている。
また、図4に示すように中間導光体13の出射面13kと反対側の外側面13jには、発光素子15から出射されてこの中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部40が形成されている。微小凹凸部40は複数の凸部41を有している。これら複数の凸部41は、中間導光体13の内側に凸になるに設けられている。複数の凸部41は各々が凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面を有している。本実施形態の微小凹凸部40に採用可能な凸部の形状について後で詳しく述べる。また、この中間導光体13の発光素子15が設けられる端面13gと反対側の端面13hにも先に述べた理由により微小凹凸部40が形成されている。
中間導光体13の外側面13j及び端面13hに形成された微小凹凸部40の外側の表面には、先に述べた理由により、AlやAg等の高反射率の金属薄膜からなる金属反射膜47が形成されていても良い。
【0035】
外側面13jに形成された微小凹凸部40を構成する凸部41のピッチP2(隣接する凸部41と凸部41の頂部の間隔、あるいは隣接する凸部41と凸部の中心の間隔)は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって小さくされており、すなわち、凸部41のピッチP2は発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされている。また、凸部41の高さd2は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって高くなっており、すなわち、凸部41の高さd2は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされている。また、中間導光体13の微小凹凸部40と導光板12の入光面12aの距離(本実施形態では凸部41の頂部と入光面12aの距離)は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくなっていてもよい。
【0036】
外側面13jに形成された微小凹凸部40は発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されており、具体例については以下に述べる。
図4の点線aで囲まれた領域は中間導光体13の発光素子近傍側の領域、点線cで囲まれた領域は中間導光体13の発光素子から遠い側の領域、点線bで囲まれた領域は中間導光体13の発光素子近傍側の領域と遠い側の領域の中間領域である。また、図6は、中間導光体13の外側面13jの位置と、各位置に到達する発光素子からの光の角度の例を示す説明図である。なお、図6では微小凹凸部40の図示は略した。
【0037】
図6Aに示すように外側面13jの発光素子近傍側部分(図4の領域a内の外側面13j)に到達する光Lは、発光素子15から出射された光が初期の段階で出射面13kで反射したものが多い。これらの光Lは外側面13jに90度に近い角度θ5で入射するため、図4の領域a内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、出射面13kに向けて反射する光R(導光板12の入光面12aに向けて反射する光)の反射角度を制御し、出射面13kから入光面12aに出射される光Rの出光角度θ6は、図4に示すようにフロントライト10を平面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±10度以内とされており、しかも光Rの出光角度θ6は、図5に示すようにフロントライト10を断面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±20度以内とされている。
【0038】
また、図6Cに示すように外側面13jの発光素子から遠い側部分(図4の領域c内の外側面13j)に到達する光Lは、発光素子15から出射された光のうち水平方向のものが多い。これらの光Lは外側面13jに小さな角度θ5で入射するため、図4の領域c内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、出射面13kに向けて反射する光R(導光板12の入光面12aに向けて反射する光)の反射角度を制御し、出射面13kから入光面12aに出射される光Rの出光角度θ6は、図4に示すようにフロントライト10を平面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±10度以内とされており、しかも光Rの出光角度θ6は、図5に示すようにフロントライト10を断面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±20度以内とされている。
【0039】
また、図6Bに示すように外側面13jの発光素子近傍側と遠い側の中間部分(図4の領域b内の外側面13j)に到達する光Lは、発光素子15から出射された光がこの中間導光体13内で繰り返し反射してくるものが多い。これらの光Lは外側面13jに様々な角度(広い角度範囲)θ5で入射するため、図4の領域b内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、出射面13kに向けて反射する光R(導光板12の入光面12aに向けて反射する光)の反射角度を制御し、出射面13kから入光面12aに出射される光Rの出光角度θ6は、図4に示すようにフロントライト10を平面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±10度以内とされており、しかも光Rの出光角度θ6は、図5に示すようにフロントライト10を断面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±20度以内とされている。
【0040】
次に、発光素子15からの距離に応じて微小凹凸部40から出射から入光面に向けて反射する光の反射角度が制御された他の例について説明する。
図4の領域a内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光Rの反射角度を制御し、図7Aに示すように光Rの出光角度θ7を上記方向Mよりも発光素子15側の方向とされていてもよい。
また、図4の領域c内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光Rの反射角度を制御し、図7Cに示すように光Rの出光角度θ7を上記方向Mよりも発光素子15側と反対側の方向、好ましくは導光板12のプリズム溝14の延在方向と略直交する方向とされていてもよい。
また、図4の領域b内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光Rの反射角度を制御し、図7Bに示すように光Rの出光角度θ7を略方向M(入光面12aと略直交する方向)とされている。
【0041】
中間導光体13は、 アクリル系樹脂のほか、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ樹脂などの透明な樹脂材料や、ガラスなどを用いることができる。また発光素子(点光源)15は、中間導光体13の端面部に配設可能であれば、特に限定されず、白色LED(Light Emitting Diode)や有機EL素子等を用いることができる。
なお、中間導光体13の端面13hに形成された微小凹凸部40は、中間導光体内を反射せず、断面視水平方向に伝搬する光成分が端面13hから漏れるのを防止するようにされている。
【0042】
本実施形態のフロントライト10では、発光素子15から出射された光は、中間導光体13内部を、中間導光体13の長さ方向に伝搬され、微小凹凸部40の表面で拡散、反射するが、このとき微小凹凸部40の表面で反射する光は、発光素子15からの距離に応じて反射角度が制御されて導光板12の入光面12aに向けて出射されるようになっている。
【0043】
また、図1に示すように、フロントライト10の中間導光体13側には、ケース体19が被着されている。このケース体19の内面側には、AlやAg等の高反射率の金属薄膜からなる反射膜(図示略)が形成されており、中間導光体13及び導光板12から外側に漏洩する光があった場合、この光をこの反射膜で反射させることで、再度中間導光体13に入射させ、照明光として利用することができるようになっている。
【0044】
本実施形態のフロントライト10では、中間導光体13の外側面13jに形成する微小凹凸部40の形成条件を発光素子15からの距離に応じて変更することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が発光素子15からの距離に応じて制御されていることとなり、平面視したときの導光板12の輝度分布を均一化することができ、導光板12の出射面12bから均一に出射光を出射することができる。また、微小凹凸部40の凸部41と凸部41との間の不連続面は不規則に存在しており、しかも中間導光体13の外側面13jに形成される凹凸部は微小であるので連続拡散面として機能するので、輝線や虹状のモアレが生じるのを防止できる。
従って、本実施形態のフロントライト10によれば、発光素子15から出射された光の利用効率が良好で、発光素子15側の導光板辺端面12gの近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、液晶表示ユニット20の表示領域20Dを均一に、かつ明るく照明することができ、しかも低消費電力とすることができる。
【0045】
尚、この本実施形態では、中間導光体13の長さ方向の一方の端面に発光素子15を設けた1灯型のフロントライトについて説明したが、中間導光体13の両端部に発光素子15が設けられていても良いのは勿論である。
また、中間導光体13の外側面13j(微小凹凸部が形成されていない面、即ち、外側面13jの基準面S)と出射面13kとの間の厚みが均一である場合について説明したが、外側面13jと出射面13kとの間の厚み(距離)は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされていてもよく、その場合、微小凹凸部40の凸部41のピッチP2 や高さd2は一定であってもよい。
【0046】
[液晶表示ユニット]
液晶表示ユニット20は、カラー表示が可能な反射型のパッシブマトリクス型液晶表示ユニットであり、図3に示すように、対向して配置された上基板21と下基板22との間に、液晶層23を挟持して構成され、上基板21の内面側(液晶層23側)に、図示左右方向に延在する平面視短冊状の複数の透明電極26a、配向膜26bが順次形成され、下基板22の内面側(液晶層23側)には、反射層25、カラーフィルタ層29、複数の平面視短冊状の透明電極28a、及び配向膜28bが順次形成されている。
上基板21の透明電極26aと、下基板22の透明電極28aは、いずれも短冊状の平面形状に形成されており、平面視ストライプ状に配列されている。そして、透明電極26aの延在方向と、透明電極28aの延在方向とは平面視において互いに直交するように配置されている。従って、一つの透明電極26aと一つの透明電極28aとが交差する位置に液晶表示ユニット20の1ドットが形成され、それぞれのドットに対応して後述する3色(赤、緑、青)のカラーフィルタのうち1色のカラーフィルタが配置されるようになっている。そして、R(赤)、G(緑)、B(青)に発色する3ドットが、図3に示すように、液晶表示ユニット20の1画素20cを構成している。また図2に示すように、その平面視においては、表示領域20D内に多数の画素20cがマトリクス状に配置された構成とされている。
【0047】
カラーフィルタ層29は、赤、緑、青のそれぞれのカラーフィルタ29R,29G,29Bが、周期的に配列された構成とされており、各カラーフィルタは、それぞれ対応する透明電極28aの下側に形成され、各画素20c毎にカラーフィルタ29R,29G,29Bの組が配置されている。そして、それぞれのカラーフィルタ29R,29G,29Bと対応する電極を駆動制御することで、画素20cの表示色が制御されるようになっている。
【0048】
本実施形態の液晶表示装置においては、フロントライト10の導光板12に形成されたプリズム溝14の延在方向と、液晶表示ユニット20の画素の配列方向とが交差する向きとされている。つまり、液晶表示ユニット20に周期的な模様を与えるカラーフィルタ層29のRGBの繰り返し方向と、プリズム溝14の延在方向とが平行とならないようにすることで、両者の光学的干渉によるモアレ模様の発生を防ぐようになっている。
【0049】
図8は、図2に示す液晶表示ユニット20の隣接する画素群を拡大して示す平面構成図である。この図に示すように、液晶表示ユニット20には、平面視においてマトリクス状に複数の画素20cが形成されており、それぞれの画素20cは、一組の赤、緑、青のカラーフィルタ29R,29G,29Bを備えている。
そして、図8に示すように、本実施形態の液晶表示装置では、図8に二点鎖線で示されるフロントライト10のプリズム溝14の延在方向が、液晶表示ユニット20の画素20cの配列方向(図示左右方向)に対して傾斜角βだけ傾斜して配置されている。
このプリズム溝14の画素20cの配列方向(図示左右方向)に対する傾斜角βは、0°を越えて15°以下の範囲とされることが好ましく、より好ましくは6.5°以上8.5°以下の範囲である。このような範囲とすることで、液晶表示ユニット20の画素の周期構造と光学的に干渉してモアレ模様が生じるのを防ぐことができる。上記範囲外ではモアレ模様を低減する効果が小さくなる傾向にある。また、上記傾斜角βは、6.5°以上8.5°以下の範囲とすることがより好ましい。このような範囲とすることで、よりモアレ模様を防止する効果が高くなる。なお、モアレ模様が生じる恐れがない場合、上記傾斜角βは0°であってもよい。
【0050】
本実施形態の液晶表示装置では、図2に示すように、フロントライト10の導光板側端面12aと、液晶表示ユニット20の画素配列方向とが平行となるように配置されているため、上述のプリズム溝14の延在方向と導光板側端面12aとの成す角度αと、プリズム溝14の延在方向と画素20cの配列方向との成す角度βとは一致しているが、導光板側端面12cと画素20cの配列方向とが平行とならない場合には、傾斜角αとβは異なる角度となる。この場合、モアレ模様を低減するために傾斜角βを傾斜角αよりも優先して上記範囲とするのがよい。傾斜角βを決定すると、プリズム溝14の延在方向が決定されるので、導光板12の出射光量分布を均一化するためにはプリズム溝14の角度に対して導光板側端面12cの角度を、傾斜角αの範囲となるように調整すればよい。
【0051】
反射層25は、アクリル樹脂材料などからなる有機膜と、この有機膜上に形成されたAlやAg等の高反射率の金属反射膜とからなり、この反射層25の表面には、光反射性を有する複数の凹部が複数設けられている。上記有機膜は、上記金属反射膜に所定の表面形状を与えるためのものである。
【0052】
本実施形態の液晶表示装置は、大面積を均一に、かつ明るく照明することができるフロントライト10を備えたことで、表示領域20Dの全面にわたって高輝度で均一な明るさで照射されるので、優れた表示品質を得ることができる。また、フロントライト10の発光素子15を1灯とした場合にも、明るさの均一性が低下することがないため、表示の視認性が良好であり、従って優れた表示品質でかつ低消費電力の液晶表示装置が得られる。
【0053】
[アクティブマトリクス型液晶表示ユニット]
上述の実施形態では、液晶表示ユニット20をパッシブマトリクス型としたが、本発明に係る液晶表示装置には、アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットも適用することができる。この場合にも、液晶表示ユニットの平面構成は、図2に示す先の実施形態の液晶表示ユニット20と同様であるので、以下の説明には図2も併用することとする。つまり、本構成の液晶表示ユニットは平面視マトリクス状に配列形成された複数の画素20cを備えている。
【0054】
本構成の液晶表示ユニットに形成された画素20cの平面構成図を図9に示し、図9のIX−IX線に沿う断面構成図を図10に示す。図9、10に示す液晶表示ユニットは、対向して配置された上基板31と、下基板32との間に液晶層33を挟持して構成されており、上基板31の内面側(液晶層33側)に、平面視マトリクス状に配列形成された複数の略長方形状の透明電極36と、これら透明電極36毎に形成された画素スイッチング用のトランジスタ素子Tとを備えており、下基板32の内面側(液晶層33側)に、反射層35と、この反射層35上に形成されたカラーフィルタ層39と、このカラーフィルタ層39上の全面に形成された透明電極38とを備えている。そして、R,G,Bに対応する3つの透明電極36が形成された領域が、1画素20cに対応している。尚、図9では、図面を見易くするためにトランジスタ素子Tを等価回路図とした。
【0055】
上記透明電極36をスイッチングするためのトランジスタ素子Tの一端側は、透明電極36に接続され、トランジスタ素子Tの他の二端は、透明電極36の間の図示左右方向に延在する走査線G1〜G3及び、図示上下方向に延在する信号線S1〜S2に接続されている。また、下基板32の透明電極36と対応する位置のカラーフィルタ層39には、それぞれカラーフィルタ39R,39G,39Bが配置され、隣接するカラーフィルタ39R,39G,39B間には、ブラックマトリクス39Mが平面視格子状に形成されている。また、図示は省略したが、上基板31の内面側にも、透明電極36の周囲を取り囲むように平面視格子状のブラックマトリクスが形成されており、上面側から入射する光がトランジスタ素子Tや、これに接続された走査線や信号線に入射しないようになっている。
また、本例の液晶表示ユニットの反射層35としては、先の実施形態で説明した構成と同様の反射層25を適用することができる。
【0056】
上記構成の液晶表示ユニットは、トランジスタ素子Tにより透明電極36の電位を制御し、透明電極36と下基板32の透明電極38との間の液晶層33の光透過状態を制御することで、表示を行うようになっている。
【0057】
アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットでは、透明電極36を取り囲むように遮光性のブラックマトリクスが平面視格子状に形成され、また表示のコントラストを高くすることができるため、パッシブマトリクス型の液晶表示ユニットよりも、画素20cの周期的な模様が明瞭になる傾向がある。すなわち、画素20cの周期的配列と、フロントライト10のプリズム溝14との光学的干渉が生じやすくなる傾向となるが、本実施形態の液晶表示装置では、プリズム溝14が画素20cの配列方向と交差する向きに延在するように形成されていることで、上記干渉を抑制し、モアレ模様により視認性が低下するのを効果的に防止することができる。このように、アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットを用いて本発明に係る液晶表示装置を構成した場合にも、その表示領域においてモアレ模様が生じることが無く、また均一で明るい表示が可能な表示品質に優れた液晶表示装置とすることができる。
【0058】
尚、図10には、反射層35側にカラーフィルタ層39を形成した場合を示したが、下基板32側に画素スイッチング用の電極を形成するとともに、この電極が反射層を兼ねる構成とし、上基板31側にカラーフィルタ層を形成して構成することもできる。
【0059】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の液晶表示装置について図11を参照して説明する。図11は、第2の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライト(照明装置)を拡大して示す平面構成図である。
第2の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライト50が、第1の実施形態で用いられたフロントライト10と異なるところは、中間導光体13の外側面13jに形成される微小凹凸部の形状が異なる点であり、即ち、本実施形態で中間導光体13の外側面13jに形成される微小凹凸部80は複数の凹部81を有する点であるので、上記以外の構成については、図1乃至図3に示すフロントライト10と同様の構成であるため、以下ではその詳細な説明は省略することとする。また、液晶表示ユニットの基本構造は、図1及び図3に示す液晶表示ユニットと同等のものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0060】
上記微小凹凸部80を構成する複数の凹部81は、凹部が中間導光体13の内側を向くように設けられている。上記微小凹凸部80は、複数の凹部81は各々が凹部81の最深点81aを通過する特定縦断面を有している。本実施形態の微小凹凸部80に採用可能な凹部の形状について後で詳しく述べる。また、この中間導光体13の発光素子15が設けられる端面13gと反対側の端面13hにも先に述べた理由により微小凹凸部80が形成されている。
中間導光体13の外側面13j及び端面13hに形成された微小凹凸部80の外側の表面には、先に述べた理由により、金属反射膜47が形成されている。
【0061】
外側面13jに形成された微小凹凸部80を構成する凹部81のピッチP3(隣接する凹部81と凹部81の頂部の間隔)は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって小さくされており、すなわち、凹部81のピッチP3は発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされている。 また、凹部81の深さd3は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって高くなっており、すなわち、凹部81の深さd3は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされている。
また、中間導光体13の微小凹凸部80と導光板12の入光面12aの距離(本実施形態では凹部81の底部と入光面12aの距離)は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくなっていてもよい。
【0062】
外側面13jに形成された微小凹凸部80は発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されている。
本実施形態のフロントライト50では、発光素子15から出射された光は、中間導光体13内部を、中間導光体13の長さ方向に伝搬され、微小凹凸部80の表面で拡散、反射するが、このとき微小凹凸部80の表面で反射する光は、発光素子15からの距離に応じて反射角度が制御されて導光板12の入光面12aに向けて出射されるようになっている。
本実施形態のフロントライト50においても、第1の実施形態のフロントライト10と同様の効果が得られる。
【0063】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の液晶表示装置について説明する。
図12は、第3の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライトの要部を拡大して示す平面構成図である。
第3の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライト60が、第1の実施形態で用いられたフロントライト10と異なるところは、中間導光体13の外側面13jにプリズム面13aが形成され、このプリズム面13aの表面に微小凹凸部40が形成され、さらにこの微小凹凸部40の外側の表面に、AlやAg等の高反射率の金属薄膜からなる金属反射膜(図示略)が形成されている点であるので、上記以外の構成については、図1乃至図3に示すフロントライト10と同様の構成であるため、以下ではその詳細な説明は省略することとする。また、液晶表示ユニットは、図1及び図3に示す液晶表示ユニットと同等のものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0064】
プリズム面13aは、複数の平面視(横断面)くさび状の溝13bが互いに平行に形成されてなるものである。くさび状の溝13bは光を反射させるための対になる斜面13b1、13b2を有している。
くさび状の溝13bの深さd4は、発光素子側と反対側に向かって指数関数的又は三次関数的に増加するように形成されており、本実施形態では、発光素子15から離れて形成されたものほど深い溝(発光素子から離れた溝13bほど中間導光体13の内側に突出)に形成されており、導光板12の側端面12aに均一に光を照射できるようになっている。
また、このくさび状の溝13bのピッチP4(あるいは溝13の底頂部間の間隔)は、発光素子側と反対側に向かって指数関数的又は二次関数的に減少するように形成されているのが、導光板12の出射面13kから出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましく、例えば、発光素子15から離れるほどピッチP4が小さく形成されていてもよい。
【0065】
また、くさび状の溝13bを構成する2つの斜面13b1、13b2のなす角度θaは105度以上115度以下とされていることが好ましい。斜面13b1の角度θb、斜面13b2の角度θcは、それぞれ37.5度以上32.5度以下とされていることが好ましい。また、これら斜面13b1の角度θbと斜面13b2の角度θcとは同じ大きさであっても異なる大きさであってもよい。
【0066】
本実施形態の微小凹凸部40は、プリズム面13aの表面に設けられている以外は、第1の実施形態の微小凹凸部40と同様であり、発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されている。
【0067】
本実施形態のフロントライト60では、プリズム面13aによる光の分散作用によって中間導光体13から出射される光の輝度分布を概ね均一化でき、さらに上記微小凹凸部40の拡散反射作用によってこの微小凹凸部40で光が反射する際、拡散させることができ、このとき微小凹凸部40の表面で反射する光は、発光素子15からの距離に応じて反射角度が制御されて導光板12の入光面12aに向けて出射されるようになっている。
本実施形態のフロントライト60においても、発光素子15から出射された光の利用効率が良好で、発光素子側の導光板辺端面12gの近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、液晶表示ユニットの表示領域を均一に、かつ明るく照明することができ、低消費電力のフロントライトとすることができる。
【0068】
(微細凹凸部の凸部の実施形態)
第1又は第3の実施形態に係わる微細凹凸部に採用される多数の凸部41の例について説明する。
図13Aは、上記多数の凸部41として採用される第1の例の凸部119の一つを拡大して示す斜視図であり、凸部119の表面は、曲率の小さい第1曲面と曲率の大きい第2曲面とから構成されている。これらの第1曲面,第2曲面は、それぞれ図13Bに示す特定縦断面Xにおいて、凸部119の一方の周辺部S1から頂部119aに至る第1曲線Aと、第1曲線Aになだらかに連続して頂部119aから他方の周辺部S2に至る第2曲線Bとで示される形状を有している。
【0069】
この頂部119aは平面視で凸部119の中心Oからx方向側にずれた位置にあり、第1曲線(第1断面曲線)Aの基準面S(第1実施形態では中間導光体13の外側面13jで、微小凹凸部が形成されていない面、即ち中間導光体の基準面Sであり、第3実施形態ではプリズム面13aの表面で、微小凹凸部が形成されていない面)に対する傾斜角θh及び第2曲線(第2断面曲線)Bの傾斜角θhの絶対値の平均値は例えばそれぞれ1°〜89°,0.5°〜88°の角範囲でばらついて設定され、第1曲線Aの傾斜角θhの平均値は第2曲線Bのものに比べて大きくなっている。また、最大傾斜角を示す第1曲線Aの周辺部S1における傾斜角δaは、各凸部119において例えば概ね4°〜35°の範囲内でにばらついている。これにより、各凸部119の高さd2(第1実施形態の中間導光体13の基準面Sから凸部41の頂部41aまでの高さ、第3実施形態のプリズム面13aの表面で微小凹凸部が形成されていない面から凸部41の頂部41aまでの高さ)は例えば0.25μm〜3μmの範囲内でばらついて構成されている。
【0070】
また、第1曲面,第2曲面は、図13Cに示すY断面において共に略左右対称な形状を有しており、外周面の傾斜角θgは例えば−18°〜+18°の範囲でばらついて設定されている。
なお、曲線や曲面の「傾斜角」とは、この曲線や曲面上の任意の箇所において例えば0.5μm幅の微小な範囲をとったときに、その微小範囲内における曲線又は曲面の基準面Sに対する角度のことをいう。
図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として上記のような凸部119が複数形成されるが、その際、これらの凸部119は発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線A及びBの傾斜角が制御されている。
【0071】
さらに、凸部119のピッチ(隣接する凸部119の中心Oの間隔)は図4に示すように発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされていてもよく、また、凸部119の高さd2は、図4に示すようにフロントライト10に発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされていてもよい。
【0072】
図14Aは、上記多数の凸部41として採用される第2の例の凸部219の一つを拡大して示す斜視図であり、本例は、図13に示した凸部119の表面形状を変形し、指向性を変化させたものである。
この凸部219は先に述べた凸部119と同様に、曲率の小さい第1曲面と曲率の大きい第2曲面とから構成され、第1曲面及び第2曲面はそれぞれ図14Bに示す特定縦断面Xにおいて、凸部219の一方の周辺部S1から頂部219aに至る第1曲線(第1断面曲線)A′と、第1曲線A′になだらかに連続して凸部219の頂部219aから他方の周辺部S2に至る第2曲線(第2断面曲線)B′とで示される形状を有している。
【0073】
この頂部219aは凸部219の中心Oからx方向側にずれた位置にあり、基準面Sに対する第1曲線A′の傾斜角θh及び第2曲線B′の傾斜角θhの絶対値の平均値は例えばそれぞれ2°〜90°,1°〜89°の各範囲でばらついて設定され、第1曲線A′の傾斜角θhの平均値は第2曲線B′のものに比べて大きくなっている。また、最大傾斜角を示す第1曲線A′の周辺部S1における傾斜角δaは、各凸部219において例えば概ね4°〜35°の範囲内でばらついている。これにより、各凸部219の高さd2は例えば0.25μm〜3μmの範囲内でばらついて構成されている。
【0074】
一方、第1曲面及び第2曲面はいずれも図14Cに示すY断面において中心Oに対して略左右対称な形状をなしている。このY断面の形状は、頂部219aの周辺において曲率の大きい(即ち、直線に近いなだらかな)曲線Eとなっており、その基準面Sに対する傾斜角θgの絶対値は例えば概ね10°以下に構成されている。また、深型の曲線F,Gの基準面Sに対する傾斜角θgの絶対値は、例えば2°〜9°の範囲内でばらついて構成されている。さらに、頂部219aの高さd2は例えば0.1μm〜3μmの範囲内でばらついて構成されている。
図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として上記のような凸部219が複数形成されるが、その際、これらの凸部219は発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線A’及びB’の傾斜角が制御されている。
さらに、凸部219のピッチ(隣接する凸部219の中心Oの間隔)は図4に示すように発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされていてもよく、また、凸部219の高さd2は、図4に示すようにフロントライト10に発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされていてもよい。
【0075】
図15は、上記多数の凸部41として採用される第3の例の凸部319の一つを特定縦断面Xで断面したときの拡大断面図である。
この凸部319の表面は、一つの曲面から構成されており、この曲面は特定縦断面Xにおいて、凸部319の一方の周辺部S1から頂部319aを通って他方の周辺部S2に至るなだらかな曲線Aで示される形状を有している。凸部は、その深さを0.1μm〜3μmの範囲でばらついて設定され、隣接する凹部319のピッチ(隣接する凸部319の中心Oの間隔)を5μm〜100μmの範囲でばらついて設定され、上記凹部319内面の傾斜角θhの分布を−18°〜+18°の範囲に設定されている。
図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として上記のような凸部319が複数形成されるが、その際、これらの凸部319は発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線Aの傾斜角が制御されている。
【0076】
なお、図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として採用される凸部としては、上記第1〜第3の例の凸部のうちの1種類に限らず、第1〜第3の凸部のうちの2種以上を採用してもよく、その際、これらの凸部は発光素子15からの距離に応じて異なる種類のものを配置し、さらに発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線の傾斜角を制御するようにしてもよい。
また、上記の実施形態においては第1又は第3の実施形態に係わる微細凹凸部を構成する多数の凸部41として第1〜第3の例の凸部119、219、319の1種以上を採用する場合について説明したが、第1〜第3の例の凸部119、219、319の1種以上をその凹部側が中間導光体13の内側になるように外側面13jに形成すれば、第2の実施形態に係わる微細凹凸部80を構成する多数の凹部81として採用することが可能である。その場合、第1〜第3の例の凸部の各最頂部は、最深点になる。
【0077】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、光源から出射された光の利用効率が良好で、光源側の導光板辺端面近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、被照明領域を均一に、かつ明るく照明することができる低消費電力の照明装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態である液晶表示装置の斜視構成図。
【図2】図2は、図1に示す液晶表示装置の平面構成図。
【図3】図2に示す液晶表示装置をIII−III線で断面したときの部分断面図。
【図4】図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライト(照明装置)を拡大して示す平面構成図。
【図5】図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライトのIII−III線断面図。
【図6】図2に示す中間導光体の外側面の位置と、各位置に到達する発光素子からの光の角度の例を示す説明図。
【図7】図2に示す中間導光体の微小凹凸部の位置と、各位置の微小凹凸部で反射した光の入光面への出光方向の例を示す説明図。
【図8】図8は、図2に示す液晶表示ユニットの画素群を拡大して示す平面構成図。
【図9】図9は、アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットの画素を拡大して示す平面構成図。
【図10】図10は、図9のIX−IX線に沿う断面図。
【図11】第2の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライトを拡大して示す平面構成図。
【図12】第3の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライトを拡大して示す平面構成図。
【図13】第1の実施形態に係わるフロントライトに備えられる中間導光体の微細凹凸部の凸部の第1の例を示す模式図であり、Aはその斜視図、BはそのX断面図であり、CはそのY断面図。
【図14】第1の実施形態に係わるフロントライトに備えられる中間導光体の微細凹凸部の凸部の第2の例を示す模式図であり、Aはその斜視図、BはそのX断面図であり、CはそのY断面図。
【図15】第1の実施形態に係わるフロントライトに備えられる中間導光体の微細凹凸部の第3の例の凸部を特定縦断面Xで断面したときの拡大断面図。
【図16】Aは、従来の構成の液晶表示装置の斜視図であり、Bは、Aに示すフロントライトの平面図である。
【符号の説明】
10,50,60…フロントライト(照明装置)、20…液晶表示ユニット、12…導光板、12a…側端面(入光面、一側端面)、 12b…下面(出射面、一面)、12c…上面(反射面、他の一面)、12d…側端面(他の側端面)、 12g…辺端面、12h…辺端面、13…中間導光体、13a…プリズム面、 13b…さび状の溝、13b1、13b2…斜面、13g…端面、13h…端面、13k…出射面、13j…外側面、14…プリズム溝、14a…緩斜面部、14b…急斜面部、15…発光素子(光源)、20D…表示領域(被照明領域)、40、80…微小凹凸部、41、119、219、319…凸部、41a、119a、219a、319a…最頂部、47…金属反射膜、81…凹部、81a…最深点、d2…高さ、d3…深さ、L…光、M…入光面と直交する方向、R…反射光、P2、P3…ピッチ、θh…傾斜角
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明装置及び液晶表示装置に係り、特に、1灯の光源でも導光板の輝度分布の均一性を向上できる照明装置、及びそれを用いた液晶表示装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、反射型液晶表示装置のフロントライトには、光源、中間導光体、導光板及びこれらを一体保持する内面を反射性にしたケース体などから構成されたユニットが用いられている。
図16Aは、従来の液晶表示装置を示す斜視構成図であり、図16Bは、図16Aに示す液晶表示装置に備えられたフロントライトを観察側から見たときの平面図である。これらの図に示す液晶表示装置は、液晶表示ユニット120と、この液晶表示ユニット120の前面側に配設されたフロントライト110とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。液晶表示ユニット120は、詳細は図示を省略したが、その前面側から入射した光を反射させて表示を行う反射型の液晶表示ユニットとされ、互いに対向して配置された上基板121、下基板122との間に液晶層を挟持しており、この液晶層の配向状態を制御することで、光の透過状態を変化させて表示を行うようになっている。
【0003】
フロントライト110は、平板状の導光板112と、この導光板112の側端面(入光面)112aに配設された棒状の中間導光体113と、この中間導光体113の一端面(図示左側端面)113gに配設された白色LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)などの点光源からなる発光素子115とを備えて構成されている。導光板112の上面側に、断面視くさび状の複数のプリズム溝114が互いに平行に平面視ストライプ状に形成された反射面112cとされており、下面は、液晶表示ユニット120を照明するための照明光が出射される出射面112bとされている。各プリズム溝114は、緩斜面部114aと、該緩斜面部114aよりも急な傾斜角度に形成された急斜面部114bとからなる。
これらのプリズム溝114は、モアレ防止を目的として導光板側端面112aに対して若干傾斜して形成されている。
中間導光体113は、発光素子115からの光を導光板112の入光面に沿って均一に効率良く導光板112側に出射させるために設けられたもので、その外側面(導光板112側と反対側の側面)113aには、外側面113aの長さ方向に沿って(発光素子115側の端面113g側からこれの反対側の端面113h側にかけて)、プリズム面113fが形成されている。
プリズム面113fは、複数の平面視(横断面)くさび状の溝113bが互いに平行に形成されてなるものであり、これらくさび状の溝113bはピッチ及び深さが均一になるように設けられている。
【0004】
このような構成のフロントライト110では、発光素子115から出射された光は、中間導光体113内部に導入され、プリズム面113fによりその伝搬方向を変化され、導光板112の入光面112aから導光板112内へ導入され、この光をプリズム溝が形成された導光板112上面の反射面(内面)側で反射させることにより光の伝搬方向を変え、導光板112の出射面(下面)から液晶表示ユニット120へ向けて照射するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特願平10−19213号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯情報端末や携帯用ゲーム機などの携帯電子機器では、バッテリ駆動時間がその使い勝手に大きく影響するために、これらの表示部として用いられる液晶表示装置ではフロントライトの低消費電力化を目的として、図16に示すフロントライト110のように、1灯の発光素子115のみを備えた1灯型のフロントライトが用いられるようになってきている。すなわち、発光素子の省略により低消費電力化を実現しようとするものである。また、携帯電子機器の小型化に伴い、フロントライト110の板厚を1mm程度にまで薄型化することも求められている。
【0007】
しかしながら、このような1灯型のフロントライトでは、対角数インチ以上の広い面積を有する表示領域(被照射領域)を、薄型の導光板と1灯の発光素子との組み合わせにより均一かつ明るく照明することはほとんど不可能であった。つまり、図16に示すフロントライト110において、発光素子115が片側に設けられた構成とした場合には、この発光素子115からの光を導光板112に均一に導くために、まず、中間導光体113により導光板112の入光面長さ方向で入射光を均一化する必要があるが、この中間導光体113により導光板112への入射光を均一化させること自体が困難であるため、出射面112bの全面に渡って均一な出射光を得ることが困難で、液晶表示ユニット120の表示領域を輝度ムラなく均一に照射することが困難で、表示の視認性を低下させることがあった。そのために、特に顕著な場合には、図16Bに示すような平面視三角形状の暗部128が、導光板112の発光素子115側の辺端面112g(図示左側辺端部)付近に生じてしまうため出射光のバラツキの問題が生じ、液晶表示装置の視認性を低下させることがあった。
また、上記のように複数のくさび状の溝113bを規則的に形成したプリズム面113fを有する中間導光体113が備えられたフロントライト110においては、出射面112bの全面に渡って均一な出射光を得ることが困難で、くさび状の溝113bを構成する二つの斜面やその頂角で光分散によりプリズム効果が発現し、輝線や虹状のモアレがでてしまうことがあった。
【0008】
なお、中間導光体113の他方の端面113h側(図示右側)にも発光素子を設けた2灯式のフロントライトでは、端面113h側の発光素子から出射された光により導光板112の左側辺端面112g付近の光量が補われて明るくなるが、1灯式に比べて消費電力がかかってしまう。
このように、1灯の発光素子を光源として使用するフロントライトへの要求は高まっているものの、薄型でありながら、大きな面積を均一に、かつ明るく照明することができるフロントライトは実現されていなかった。
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、光源から出射された光の利用効率が良好で、光源側の導光板辺端面近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、被照明領域を均一に、かつ明るく照明することができる低消費電力の照明装置を提供することを目的の一つとする。
また本発明は、上記照明装置を備え、高輝度で表示品質に優れた液晶表示装置を提供することを目的の一つとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明に係わる照明装置は、導光板と、該導光板の一側端面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源とを備え、
上記導光板は光が導入される側端面が入光面とされ、上記光源から出射された光を上記中間導光体を介して上記導光板の入光面から導光板内部に導入し、該導光板内部を伝搬する光を上記導光板の一面側から出射させる照明装置であって、
上記導光板の一側端面と対向する上記中間導光体の側面が導光板に光を出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の外側面に上記光源から出射されて上記中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部が形成され、該微小凹凸部は上記光源からの距離に応じて上記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が制御されていることを特徴とする。
【0011】
かかる構成の照明装置によれば、上記中間導光体の外側面に形成する微小凹凸部の形成条件を上記光源からの距離に応じて変更することにより上記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が上記光源からの距離に応じて制御されていることとなり、平面視したときの導光板の輝度分布を均一化することができ、導光板の一面側(出射面)から均一に出射光を出射することができる。
また、複数のくさび状の溝を規則的に形成したプリズム面が設けられた中間導光体が備えられた従来の照明装置では、各くさび状の溝を構成する二つの斜面の界面の不連続面が規則的に存在することとなり、これら不連続面に起因して輝線や虹状のモアレが生じてしまうが、本発明では中間導光体の外側面に形成する微小凹凸部の形成条件が上記光源からの距離に応じて変更されているので、微小凹凸部の凸部と凸部との間又は凹部と凹部との間の不連続面は不規則に存在することとなり、しかも中間導光体の外側面に形成される凹凸部は微小であるので連続拡散面として機能するので、輝線や虹状のモアレが生じるのを防止できる。
従って、本発明によれば、中間導光体の一方の端面に光源を設けた1灯型であっても、光源から出射された光の利用効率が良好であり、光源側の導光板辺端面近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止できるので、導光板の輝度分布の均一性を向上でき、これによって導光板の一面(出射面)から出射される出射光の均一性を向上でき、被照明領域を均一に、かつ明るく照明することができる低消費電力の照明装置の提供が可能である。
【0012】
また、本発明に係わる照明装置は、導光板と、該導光板の一側端面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源とを備え、
上記導光板は光が導入される側端面が入光面とされ、上記光源から出射された光を上記中間導光体を介して上記導光板の入光面から導光板内部に導入し、該導光板内部を伝搬する光を上記導光板の一面側から出射させる照明装置であって、上記導光板の一側端面と対向する上記中間導光体の側面が導光板に光を出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の外側面に複数の断面くさび状の溝からなるプリズム面が形成され、該プリズム面の表面に上記光源から出射されて上記中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部が形成され、該微小凹凸部は上記光源からの距離に応じて上記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が制御されていることを特徴とするものであってもよい。
【0013】
かかる構成の照明装置によれば、特に、中間導光体の外側面に形成されたプリズム面の表面に上記のような微小凹凸部が形成されたことにより、このプリズム面による光の分散作用によって中間導光体から出射される光の輝度分布を概ね均一化でき、さらに上記微小凹凸部の拡散反射作用によってこの微小凹凸部で光が反射する際、拡散させることができる。
【0014】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、中間導光体の長さ方向の端面のうち光源が設けられる端面と反対側の端面にも上記のような微小凹凸部が形成されていることが、光源から出射された光のロス防止効果がある。
【0015】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凹部を有し、上記複数の凹部は各々が凹部の最深点を通過する特定縦断面を有し、上記各凹部は光源からの距離に応じて上記特定縦断面の断面曲線の傾斜角が制御されているものであってもよい。
【0016】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凸部を有し、上記複数の凸部は各々が凸部の最頂部を通過する特定縦断面を有し、上記各凸部は光源からの距離に応じて上記特定縦断面の断面曲線の傾斜角が制御されているものであってもよい。
【0017】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凸部又は凹部を有し、上記凸部又は凹部のピッチは、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも小さくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、また中間導光体から出射される光の均一性を高めることができ、これによって導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0018】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記微小凹凸部は複数の凸部又は凹部を有し、上記凸部の高さ又は凹部の深さは、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも大きくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、また中間導光体から出射される光の均一性を高めることができ、これによって導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0019】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の出射面から上記導光板の入光面に向けて出射される光の出光角度は、上記照明装置を平面視した場合、上記入光面と直交する方向に対し±10度以内とされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の出射面から上記導光板の入光面に向けて出射される光の出光角度は、上記照明装置を断面視した場合、上記入光面と直交する方向に対し±20度以内とされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0020】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の出射面から上記導光板の入光面に向けて出射される光の出射方向は、上記照明装置を平面視した場合、上記光源の近傍側では上記入光面と直交する方向よりも光源側の方向、上記光源から遠い側では上記入光面と直交する方向に対して上記光源と反対側の方向、好ましくは後述する導光板のプリズム溝の延在方向と略直交する方向、上記光源の近傍側と遠い側の中間部分は上記入光面と略直交する方向とされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0021】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の上記出射面と該出射面と反対側の面(外側面)との間の厚みは、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも小さくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の微小凹凸部と上記導光板の入光面の距離は、上記光源に遠い側の方が上記光源に近い側よりも小さくされていることが、中間導光体から出射される光を効率よく導光板に供給でき、導光板の出射面から出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましい。
【0022】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の微小凹凸部の表面に金属反射膜が形成されていることが、微小凹凸面における反射率を高め、中間導光体の出射面方向へ反射する光量を増加させることができる点で好ましい。
【0023】
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源は、発光素子等の略点状光源であってもよい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記導光板の他の一面側には、緩斜面部と、該緩斜面部より急な傾斜角度を有する急斜面部とで形成される複数のプリズム溝が平面視ストライプ状に形成されていることが、導光板面内で出射光量が均一であり、かつ光源の利用効率が高く高輝度の照明装置が得られる点で好ましい。
また、上記のいずれかの構成の本発明の照明装置において、上記導光板のプリズム溝の延在方向が、上記入光面と交差する向きとされていてもよい。なお、当該照明装置により照明される被照明物が所定の間隔の周期的な形状又は模様(規則的パターン)を有している場合に、導光板のプリズム溝と上記被照明物の形状又は模様とが光学的に干渉してモアレ模様が生じるのを防止するために、被照明物における所定の間隔の周期的な形状又は模様(規則的パターン)のピッチに依存してプリズム溝の延在方向と入光面との交差角を設定し、プリズム溝の延在方向と被照明物の規則パターンの繰り返し方向とが平行にならないようにすることが好ましい。
【0024】
次に、本発明の液晶表示装置は、上記のいずれの構成の本発明の照明装置と、該照明装置により照明される液晶表示ユニットとを備えたことを特徴とする。
本発明の液晶表示装置は、本発明の照明装置を備えたことで、照明装置の発光素子を1灯とした場合にも、表示領域(被照明領域)を均一に、かつ明るく照明できるので、表示の視認性が良好であり、従って高輝度で表示品質に優れ、低消費電力の液晶表示装置が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
[液晶表示装置の全体構成]
図1は、本発明の第1の実施形態である液晶表示装置の斜視構成図であり、図2は、図1に示す液晶表示装置の平面構成図、図3は、図2に示す液晶表示装置のIII−III線断面図である。また、図4は、図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライト(照明装置)を拡大して示す平面構成図、図5は図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライトのIII−III線断面図である。
本実施形態の液晶表示装置は、図1から図3に示すように、フロントライト(照明装置)10と、その背面側(図示下面側)に配置された反射型の液晶表示ユニット20とを備えて構成されている。
【0026】
フロントライト10は、図1に示すように、略平板状の透明の導光板12と、その側端面(一側端面)12aに沿って配設された中間導光体13と、この中間導光体13の長さ方向の一方の端面13gに配設された発光素子(光源)15と、中間導光体13、発光素子15及び導光板12の一側端部を覆うように中間導光体13側から被着されたケース体(遮光及び反射体)19とを備えて構成されている。
すなわち、本実施形態に係るフロントライト10では、導光板12の側端面12aが導光板の入光面とされている。また、図2に示すように、導光板12の上面側(他の一面側)には、中間導光体13が配設された入光面12aに対して傾斜角αだけ傾斜して複数のプリズム溝14が配列形成されている。なお、図1と図2において符号12dは、導光板12の入光面12aと反対側の側端面(他の側端面)である。
【0027】
液晶表示ユニット20は、対向して配置された上基板21と下基板22とを備えて構成され、図1に点線で示す矩形状の領域20Dが液晶表示ユニット20の表示領域とされ、また図2に示すように、表示領域20D内に画素20cがマトリクス状に形成されている。
上記構成の液晶表示装置は、液晶表示ユニット20の表示領域20D上に導光板12が配置され、この導光板12を透過して液晶表示ユニット20の表示を視認できるようになっている。また、外光が得られない暗所では、発光素子15を点灯させ、この発光素子15から出射された光を中間導光体13を介して導光板12の入光面12aから導光板内部へ導入し、この光を該導光板内部を伝搬させ導光板12の図示下面(一面)12b側から液晶表示ユニット20へ向けて出射させ、表示領域(被照明領域)20Dを照明するようになっている。
【0028】
次に、本実施形態の液晶表示装置の各部の構成について図面を参照して詳細に説明する。
[フロントライト]
フロントライト10の導光板12は、液晶表示ユニット20の表示領域20D上に配置されて発光素子15から出射された光を下面12b側から液晶表示ユニット20に出射する平板状の部材であり、透明なアクリル樹脂などから構成されている。図3の部分断面図に示すように、導光板12の図示上面(他の一面、言い換えれば液晶表示ユニット20側と反対側の面)は、複数のプリズム溝14が互いに平行に平面視ストライプ状に形成された反射面12cとされており、図示下面(液晶表示ユニット20側の面)12bは、液晶表示ユニット20を照明するための照明光が出射される出射面とされている。
【0029】
プリズム溝14は、反射面12cの基準面Saに対して傾斜して形成された一対の斜面部により構成された縦断面くさび状のもので、これらの斜面部の一方が緩斜面部14aとされ、他方がこの緩斜面部14aよりも急な傾斜角度に形成された急斜面部14bとされている。また、プリズム溝14は、図1及び図2に示すように、その延在方向と、導光板12の入光面12aとが交差する向きとなるように、傾斜して形成されている。そして、導光板12内部を図3では右側から左側へ伝搬する光(入光面12a側から他の側端面12d側へ伝搬する光)を、反射面12cの急斜面部14bにより出射面12b側へ反射して導光板12の下面側に配置された液晶表示ユニット20に向けて出射させるようになっている。
【0030】
また、このフロントライト10では、図3に示す緩斜面部14aの傾斜角度θ1は、反射面12cの基準面Saに対して1°以上5°以下の範囲とされ、急斜面部14bの傾斜角度θ2が41°以上45°以下の範囲とされている。このような範囲とされていることで、導光板12面内を伝搬する光を効率よく液晶表示ユニット20へ出射させることができ、明るい表示が可能な液晶表示装置を構成することができる。
反射面12cの基準面Saとは、導光板12の隣接するプリズム溝14、14間の頂部14dを含む面である。
【0031】
また、本実施形態のフロントライト10ではプリズム溝14のピッチP(プリズム溝14の頂部14dの間隔あるいは底頂部の間隔)は、導光板の反射面12c面内で一定とされている。さらに、本実施形態のフロントライト10の場合はプリズム溝14の深さd(基準面Saと、プリズム溝14の底頂部との距離)も一定とされている。
尚、プリズム溝14のピッチP及び深さdは、必ずしも一定とする必要はなく、これらを変化させてプリズム溝14を形成しても本発明の技術範囲を超えるものではない。また、それぞれのプリズム溝14の傾斜角度θ1及びθ2を変化させてプリズム溝14を形成しても本発明の技術範囲を超えるものではない。
【0032】
また、プリズム溝14は、図2に示すように、プリズム溝14と入光面12aとが成す角度により与えられるプリズム溝14の傾斜角αが、0°を越えて15°以下の範囲となるように形成されることが好ましい。また上記傾斜角αは、6.5°以上8.5°以下とされることがより好ましく、このような範囲とすることで、モアレ模様が生じにくく、かつ出射光の均一性に優れるフロントライトとすることができる。
【0033】
導光板12を構成する材料としてはアクリル系樹脂のほか、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ樹脂などの透明な樹脂材料や、ガラスなどを用いることができる。
また、導光板12は、その板厚を大きくするほど導光板全体として出射光量を均一化することができるので、0.8mm以上の板厚とすることが好ましく、1.0mm以上とすることがより好ましい。また、板厚1.2mm以上では、1.0mm〜1.5mmの板厚のものと輝度が大きく変わらないため、フロントライト10の薄型化の点からも、板厚の上限は1.5mmとするのがよい。
【0034】
中間導光体13は、導光板12の入光面12aに沿う四角柱状とされた透明部材である。中間導光体13の一方の端面13gに発光素子15が配設されている。
この中間導光体13は、図1及び図4に示すように、導光板12の入光面12と対向する中間導光体13の側端面が、発光素子15から出射された光を導光板12に出射するための出射面13kとされている。
また、図4に示すように中間導光体13の出射面13kと反対側の外側面13jには、発光素子15から出射されてこの中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部40が形成されている。微小凹凸部40は複数の凸部41を有している。これら複数の凸部41は、中間導光体13の内側に凸になるに設けられている。複数の凸部41は各々が凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面を有している。本実施形態の微小凹凸部40に採用可能な凸部の形状について後で詳しく述べる。また、この中間導光体13の発光素子15が設けられる端面13gと反対側の端面13hにも先に述べた理由により微小凹凸部40が形成されている。
中間導光体13の外側面13j及び端面13hに形成された微小凹凸部40の外側の表面には、先に述べた理由により、AlやAg等の高反射率の金属薄膜からなる金属反射膜47が形成されていても良い。
【0035】
外側面13jに形成された微小凹凸部40を構成する凸部41のピッチP2(隣接する凸部41と凸部41の頂部の間隔、あるいは隣接する凸部41と凸部の中心の間隔)は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって小さくされており、すなわち、凸部41のピッチP2は発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされている。また、凸部41の高さd2は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって高くなっており、すなわち、凸部41の高さd2は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされている。また、中間導光体13の微小凹凸部40と導光板12の入光面12aの距離(本実施形態では凸部41の頂部と入光面12aの距離)は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくなっていてもよい。
【0036】
外側面13jに形成された微小凹凸部40は発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されており、具体例については以下に述べる。
図4の点線aで囲まれた領域は中間導光体13の発光素子近傍側の領域、点線cで囲まれた領域は中間導光体13の発光素子から遠い側の領域、点線bで囲まれた領域は中間導光体13の発光素子近傍側の領域と遠い側の領域の中間領域である。また、図6は、中間導光体13の外側面13jの位置と、各位置に到達する発光素子からの光の角度の例を示す説明図である。なお、図6では微小凹凸部40の図示は略した。
【0037】
図6Aに示すように外側面13jの発光素子近傍側部分(図4の領域a内の外側面13j)に到達する光Lは、発光素子15から出射された光が初期の段階で出射面13kで反射したものが多い。これらの光Lは外側面13jに90度に近い角度θ5で入射するため、図4の領域a内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、出射面13kに向けて反射する光R(導光板12の入光面12aに向けて反射する光)の反射角度を制御し、出射面13kから入光面12aに出射される光Rの出光角度θ6は、図4に示すようにフロントライト10を平面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±10度以内とされており、しかも光Rの出光角度θ6は、図5に示すようにフロントライト10を断面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±20度以内とされている。
【0038】
また、図6Cに示すように外側面13jの発光素子から遠い側部分(図4の領域c内の外側面13j)に到達する光Lは、発光素子15から出射された光のうち水平方向のものが多い。これらの光Lは外側面13jに小さな角度θ5で入射するため、図4の領域c内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、出射面13kに向けて反射する光R(導光板12の入光面12aに向けて反射する光)の反射角度を制御し、出射面13kから入光面12aに出射される光Rの出光角度θ6は、図4に示すようにフロントライト10を平面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±10度以内とされており、しかも光Rの出光角度θ6は、図5に示すようにフロントライト10を断面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±20度以内とされている。
【0039】
また、図6Bに示すように外側面13jの発光素子近傍側と遠い側の中間部分(図4の領域b内の外側面13j)に到達する光Lは、発光素子15から出射された光がこの中間導光体13内で繰り返し反射してくるものが多い。これらの光Lは外側面13jに様々な角度(広い角度範囲)θ5で入射するため、図4の領域b内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、出射面13kに向けて反射する光R(導光板12の入光面12aに向けて反射する光)の反射角度を制御し、出射面13kから入光面12aに出射される光Rの出光角度θ6は、図4に示すようにフロントライト10を平面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±10度以内とされており、しかも光Rの出光角度θ6は、図5に示すようにフロントライト10を断面視した場合、入光面12aと直交する方向Mに対し±20度以内とされている。
【0040】
次に、発光素子15からの距離に応じて微小凹凸部40から出射から入光面に向けて反射する光の反射角度が制御された他の例について説明する。
図4の領域a内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光Rの反射角度を制御し、図7Aに示すように光Rの出光角度θ7を上記方向Mよりも発光素子15側の方向とされていてもよい。
また、図4の領域c内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光Rの反射角度を制御し、図7Cに示すように光Rの出光角度θ7を上記方向Mよりも発光素子15側と反対側の方向、好ましくは導光板12のプリズム溝14の延在方向と略直交する方向とされていてもよい。
また、図4の領域b内の凸部41の最頂部41aを通過する特定縦断面の断面曲線の傾斜角を制御することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光Rの反射角度を制御し、図7Bに示すように光Rの出光角度θ7を略方向M(入光面12aと略直交する方向)とされている。
【0041】
中間導光体13は、 アクリル系樹脂のほか、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ樹脂などの透明な樹脂材料や、ガラスなどを用いることができる。また発光素子(点光源)15は、中間導光体13の端面部に配設可能であれば、特に限定されず、白色LED(Light Emitting Diode)や有機EL素子等を用いることができる。
なお、中間導光体13の端面13hに形成された微小凹凸部40は、中間導光体内を反射せず、断面視水平方向に伝搬する光成分が端面13hから漏れるのを防止するようにされている。
【0042】
本実施形態のフロントライト10では、発光素子15から出射された光は、中間導光体13内部を、中間導光体13の長さ方向に伝搬され、微小凹凸部40の表面で拡散、反射するが、このとき微小凹凸部40の表面で反射する光は、発光素子15からの距離に応じて反射角度が制御されて導光板12の入光面12aに向けて出射されるようになっている。
【0043】
また、図1に示すように、フロントライト10の中間導光体13側には、ケース体19が被着されている。このケース体19の内面側には、AlやAg等の高反射率の金属薄膜からなる反射膜(図示略)が形成されており、中間導光体13及び導光板12から外側に漏洩する光があった場合、この光をこの反射膜で反射させることで、再度中間導光体13に入射させ、照明光として利用することができるようになっている。
【0044】
本実施形態のフロントライト10では、中間導光体13の外側面13jに形成する微小凹凸部40の形成条件を発光素子15からの距離に応じて変更することにより、導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が発光素子15からの距離に応じて制御されていることとなり、平面視したときの導光板12の輝度分布を均一化することができ、導光板12の出射面12bから均一に出射光を出射することができる。また、微小凹凸部40の凸部41と凸部41との間の不連続面は不規則に存在しており、しかも中間導光体13の外側面13jに形成される凹凸部は微小であるので連続拡散面として機能するので、輝線や虹状のモアレが生じるのを防止できる。
従って、本実施形態のフロントライト10によれば、発光素子15から出射された光の利用効率が良好で、発光素子15側の導光板辺端面12gの近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、液晶表示ユニット20の表示領域20Dを均一に、かつ明るく照明することができ、しかも低消費電力とすることができる。
【0045】
尚、この本実施形態では、中間導光体13の長さ方向の一方の端面に発光素子15を設けた1灯型のフロントライトについて説明したが、中間導光体13の両端部に発光素子15が設けられていても良いのは勿論である。
また、中間導光体13の外側面13j(微小凹凸部が形成されていない面、即ち、外側面13jの基準面S)と出射面13kとの間の厚みが均一である場合について説明したが、外側面13jと出射面13kとの間の厚み(距離)は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされていてもよく、その場合、微小凹凸部40の凸部41のピッチP2 や高さd2は一定であってもよい。
【0046】
[液晶表示ユニット]
液晶表示ユニット20は、カラー表示が可能な反射型のパッシブマトリクス型液晶表示ユニットであり、図3に示すように、対向して配置された上基板21と下基板22との間に、液晶層23を挟持して構成され、上基板21の内面側(液晶層23側)に、図示左右方向に延在する平面視短冊状の複数の透明電極26a、配向膜26bが順次形成され、下基板22の内面側(液晶層23側)には、反射層25、カラーフィルタ層29、複数の平面視短冊状の透明電極28a、及び配向膜28bが順次形成されている。
上基板21の透明電極26aと、下基板22の透明電極28aは、いずれも短冊状の平面形状に形成されており、平面視ストライプ状に配列されている。そして、透明電極26aの延在方向と、透明電極28aの延在方向とは平面視において互いに直交するように配置されている。従って、一つの透明電極26aと一つの透明電極28aとが交差する位置に液晶表示ユニット20の1ドットが形成され、それぞれのドットに対応して後述する3色(赤、緑、青)のカラーフィルタのうち1色のカラーフィルタが配置されるようになっている。そして、R(赤)、G(緑)、B(青)に発色する3ドットが、図3に示すように、液晶表示ユニット20の1画素20cを構成している。また図2に示すように、その平面視においては、表示領域20D内に多数の画素20cがマトリクス状に配置された構成とされている。
【0047】
カラーフィルタ層29は、赤、緑、青のそれぞれのカラーフィルタ29R,29G,29Bが、周期的に配列された構成とされており、各カラーフィルタは、それぞれ対応する透明電極28aの下側に形成され、各画素20c毎にカラーフィルタ29R,29G,29Bの組が配置されている。そして、それぞれのカラーフィルタ29R,29G,29Bと対応する電極を駆動制御することで、画素20cの表示色が制御されるようになっている。
【0048】
本実施形態の液晶表示装置においては、フロントライト10の導光板12に形成されたプリズム溝14の延在方向と、液晶表示ユニット20の画素の配列方向とが交差する向きとされている。つまり、液晶表示ユニット20に周期的な模様を与えるカラーフィルタ層29のRGBの繰り返し方向と、プリズム溝14の延在方向とが平行とならないようにすることで、両者の光学的干渉によるモアレ模様の発生を防ぐようになっている。
【0049】
図8は、図2に示す液晶表示ユニット20の隣接する画素群を拡大して示す平面構成図である。この図に示すように、液晶表示ユニット20には、平面視においてマトリクス状に複数の画素20cが形成されており、それぞれの画素20cは、一組の赤、緑、青のカラーフィルタ29R,29G,29Bを備えている。
そして、図8に示すように、本実施形態の液晶表示装置では、図8に二点鎖線で示されるフロントライト10のプリズム溝14の延在方向が、液晶表示ユニット20の画素20cの配列方向(図示左右方向)に対して傾斜角βだけ傾斜して配置されている。
このプリズム溝14の画素20cの配列方向(図示左右方向)に対する傾斜角βは、0°を越えて15°以下の範囲とされることが好ましく、より好ましくは6.5°以上8.5°以下の範囲である。このような範囲とすることで、液晶表示ユニット20の画素の周期構造と光学的に干渉してモアレ模様が生じるのを防ぐことができる。上記範囲外ではモアレ模様を低減する効果が小さくなる傾向にある。また、上記傾斜角βは、6.5°以上8.5°以下の範囲とすることがより好ましい。このような範囲とすることで、よりモアレ模様を防止する効果が高くなる。なお、モアレ模様が生じる恐れがない場合、上記傾斜角βは0°であってもよい。
【0050】
本実施形態の液晶表示装置では、図2に示すように、フロントライト10の導光板側端面12aと、液晶表示ユニット20の画素配列方向とが平行となるように配置されているため、上述のプリズム溝14の延在方向と導光板側端面12aとの成す角度αと、プリズム溝14の延在方向と画素20cの配列方向との成す角度βとは一致しているが、導光板側端面12cと画素20cの配列方向とが平行とならない場合には、傾斜角αとβは異なる角度となる。この場合、モアレ模様を低減するために傾斜角βを傾斜角αよりも優先して上記範囲とするのがよい。傾斜角βを決定すると、プリズム溝14の延在方向が決定されるので、導光板12の出射光量分布を均一化するためにはプリズム溝14の角度に対して導光板側端面12cの角度を、傾斜角αの範囲となるように調整すればよい。
【0051】
反射層25は、アクリル樹脂材料などからなる有機膜と、この有機膜上に形成されたAlやAg等の高反射率の金属反射膜とからなり、この反射層25の表面には、光反射性を有する複数の凹部が複数設けられている。上記有機膜は、上記金属反射膜に所定の表面形状を与えるためのものである。
【0052】
本実施形態の液晶表示装置は、大面積を均一に、かつ明るく照明することができるフロントライト10を備えたことで、表示領域20Dの全面にわたって高輝度で均一な明るさで照射されるので、優れた表示品質を得ることができる。また、フロントライト10の発光素子15を1灯とした場合にも、明るさの均一性が低下することがないため、表示の視認性が良好であり、従って優れた表示品質でかつ低消費電力の液晶表示装置が得られる。
【0053】
[アクティブマトリクス型液晶表示ユニット]
上述の実施形態では、液晶表示ユニット20をパッシブマトリクス型としたが、本発明に係る液晶表示装置には、アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットも適用することができる。この場合にも、液晶表示ユニットの平面構成は、図2に示す先の実施形態の液晶表示ユニット20と同様であるので、以下の説明には図2も併用することとする。つまり、本構成の液晶表示ユニットは平面視マトリクス状に配列形成された複数の画素20cを備えている。
【0054】
本構成の液晶表示ユニットに形成された画素20cの平面構成図を図9に示し、図9のIX−IX線に沿う断面構成図を図10に示す。図9、10に示す液晶表示ユニットは、対向して配置された上基板31と、下基板32との間に液晶層33を挟持して構成されており、上基板31の内面側(液晶層33側)に、平面視マトリクス状に配列形成された複数の略長方形状の透明電極36と、これら透明電極36毎に形成された画素スイッチング用のトランジスタ素子Tとを備えており、下基板32の内面側(液晶層33側)に、反射層35と、この反射層35上に形成されたカラーフィルタ層39と、このカラーフィルタ層39上の全面に形成された透明電極38とを備えている。そして、R,G,Bに対応する3つの透明電極36が形成された領域が、1画素20cに対応している。尚、図9では、図面を見易くするためにトランジスタ素子Tを等価回路図とした。
【0055】
上記透明電極36をスイッチングするためのトランジスタ素子Tの一端側は、透明電極36に接続され、トランジスタ素子Tの他の二端は、透明電極36の間の図示左右方向に延在する走査線G1〜G3及び、図示上下方向に延在する信号線S1〜S2に接続されている。また、下基板32の透明電極36と対応する位置のカラーフィルタ層39には、それぞれカラーフィルタ39R,39G,39Bが配置され、隣接するカラーフィルタ39R,39G,39B間には、ブラックマトリクス39Mが平面視格子状に形成されている。また、図示は省略したが、上基板31の内面側にも、透明電極36の周囲を取り囲むように平面視格子状のブラックマトリクスが形成されており、上面側から入射する光がトランジスタ素子Tや、これに接続された走査線や信号線に入射しないようになっている。
また、本例の液晶表示ユニットの反射層35としては、先の実施形態で説明した構成と同様の反射層25を適用することができる。
【0056】
上記構成の液晶表示ユニットは、トランジスタ素子Tにより透明電極36の電位を制御し、透明電極36と下基板32の透明電極38との間の液晶層33の光透過状態を制御することで、表示を行うようになっている。
【0057】
アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットでは、透明電極36を取り囲むように遮光性のブラックマトリクスが平面視格子状に形成され、また表示のコントラストを高くすることができるため、パッシブマトリクス型の液晶表示ユニットよりも、画素20cの周期的な模様が明瞭になる傾向がある。すなわち、画素20cの周期的配列と、フロントライト10のプリズム溝14との光学的干渉が生じやすくなる傾向となるが、本実施形態の液晶表示装置では、プリズム溝14が画素20cの配列方向と交差する向きに延在するように形成されていることで、上記干渉を抑制し、モアレ模様により視認性が低下するのを効果的に防止することができる。このように、アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットを用いて本発明に係る液晶表示装置を構成した場合にも、その表示領域においてモアレ模様が生じることが無く、また均一で明るい表示が可能な表示品質に優れた液晶表示装置とすることができる。
【0058】
尚、図10には、反射層35側にカラーフィルタ層39を形成した場合を示したが、下基板32側に画素スイッチング用の電極を形成するとともに、この電極が反射層を兼ねる構成とし、上基板31側にカラーフィルタ層を形成して構成することもできる。
【0059】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の液晶表示装置について図11を参照して説明する。図11は、第2の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライト(照明装置)を拡大して示す平面構成図である。
第2の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライト50が、第1の実施形態で用いられたフロントライト10と異なるところは、中間導光体13の外側面13jに形成される微小凹凸部の形状が異なる点であり、即ち、本実施形態で中間導光体13の外側面13jに形成される微小凹凸部80は複数の凹部81を有する点であるので、上記以外の構成については、図1乃至図3に示すフロントライト10と同様の構成であるため、以下ではその詳細な説明は省略することとする。また、液晶表示ユニットの基本構造は、図1及び図3に示す液晶表示ユニットと同等のものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0060】
上記微小凹凸部80を構成する複数の凹部81は、凹部が中間導光体13の内側を向くように設けられている。上記微小凹凸部80は、複数の凹部81は各々が凹部81の最深点81aを通過する特定縦断面を有している。本実施形態の微小凹凸部80に採用可能な凹部の形状について後で詳しく述べる。また、この中間導光体13の発光素子15が設けられる端面13gと反対側の端面13hにも先に述べた理由により微小凹凸部80が形成されている。
中間導光体13の外側面13j及び端面13hに形成された微小凹凸部80の外側の表面には、先に述べた理由により、金属反射膜47が形成されている。
【0061】
外側面13jに形成された微小凹凸部80を構成する凹部81のピッチP3(隣接する凹部81と凹部81の頂部の間隔)は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって小さくされており、すなわち、凹部81のピッチP3は発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされている。 また、凹部81の深さd3は、先に述べた理由により、発光素子15から離れるにしたがって高くなっており、すなわち、凹部81の深さd3は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされている。
また、中間導光体13の微小凹凸部80と導光板12の入光面12aの距離(本実施形態では凹部81の底部と入光面12aの距離)は、発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくなっていてもよい。
【0062】
外側面13jに形成された微小凹凸部80は発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されている。
本実施形態のフロントライト50では、発光素子15から出射された光は、中間導光体13内部を、中間導光体13の長さ方向に伝搬され、微小凹凸部80の表面で拡散、反射するが、このとき微小凹凸部80の表面で反射する光は、発光素子15からの距離に応じて反射角度が制御されて導光板12の入光面12aに向けて出射されるようになっている。
本実施形態のフロントライト50においても、第1の実施形態のフロントライト10と同様の効果が得られる。
【0063】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の液晶表示装置について説明する。
図12は、第3の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライトの要部を拡大して示す平面構成図である。
第3の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライト60が、第1の実施形態で用いられたフロントライト10と異なるところは、中間導光体13の外側面13jにプリズム面13aが形成され、このプリズム面13aの表面に微小凹凸部40が形成され、さらにこの微小凹凸部40の外側の表面に、AlやAg等の高反射率の金属薄膜からなる金属反射膜(図示略)が形成されている点であるので、上記以外の構成については、図1乃至図3に示すフロントライト10と同様の構成であるため、以下ではその詳細な説明は省略することとする。また、液晶表示ユニットは、図1及び図3に示す液晶表示ユニットと同等のものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0064】
プリズム面13aは、複数の平面視(横断面)くさび状の溝13bが互いに平行に形成されてなるものである。くさび状の溝13bは光を反射させるための対になる斜面13b1、13b2を有している。
くさび状の溝13bの深さd4は、発光素子側と反対側に向かって指数関数的又は三次関数的に増加するように形成されており、本実施形態では、発光素子15から離れて形成されたものほど深い溝(発光素子から離れた溝13bほど中間導光体13の内側に突出)に形成されており、導光板12の側端面12aに均一に光を照射できるようになっている。
また、このくさび状の溝13bのピッチP4(あるいは溝13の底頂部間の間隔)は、発光素子側と反対側に向かって指数関数的又は二次関数的に減少するように形成されているのが、導光板12の出射面13kから出射される光量と、その均一性を高めることができる点で好ましく、例えば、発光素子15から離れるほどピッチP4が小さく形成されていてもよい。
【0065】
また、くさび状の溝13bを構成する2つの斜面13b1、13b2のなす角度θaは105度以上115度以下とされていることが好ましい。斜面13b1の角度θb、斜面13b2の角度θcは、それぞれ37.5度以上32.5度以下とされていることが好ましい。また、これら斜面13b1の角度θbと斜面13b2の角度θcとは同じ大きさであっても異なる大きさであってもよい。
【0066】
本実施形態の微小凹凸部40は、プリズム面13aの表面に設けられている以外は、第1の実施形態の微小凹凸部40と同様であり、発光素子15からの距離に応じて導光板12の入光面12aに向けて反射する光の反射角度が制御されている。
【0067】
本実施形態のフロントライト60では、プリズム面13aによる光の分散作用によって中間導光体13から出射される光の輝度分布を概ね均一化でき、さらに上記微小凹凸部40の拡散反射作用によってこの微小凹凸部40で光が反射する際、拡散させることができ、このとき微小凹凸部40の表面で反射する光は、発光素子15からの距離に応じて反射角度が制御されて導光板12の入光面12aに向けて出射されるようになっている。
本実施形態のフロントライト60においても、発光素子15から出射された光の利用効率が良好で、発光素子側の導光板辺端面12gの近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、液晶表示ユニットの表示領域を均一に、かつ明るく照明することができ、低消費電力のフロントライトとすることができる。
【0068】
(微細凹凸部の凸部の実施形態)
第1又は第3の実施形態に係わる微細凹凸部に採用される多数の凸部41の例について説明する。
図13Aは、上記多数の凸部41として採用される第1の例の凸部119の一つを拡大して示す斜視図であり、凸部119の表面は、曲率の小さい第1曲面と曲率の大きい第2曲面とから構成されている。これらの第1曲面,第2曲面は、それぞれ図13Bに示す特定縦断面Xにおいて、凸部119の一方の周辺部S1から頂部119aに至る第1曲線Aと、第1曲線Aになだらかに連続して頂部119aから他方の周辺部S2に至る第2曲線Bとで示される形状を有している。
【0069】
この頂部119aは平面視で凸部119の中心Oからx方向側にずれた位置にあり、第1曲線(第1断面曲線)Aの基準面S(第1実施形態では中間導光体13の外側面13jで、微小凹凸部が形成されていない面、即ち中間導光体の基準面Sであり、第3実施形態ではプリズム面13aの表面で、微小凹凸部が形成されていない面)に対する傾斜角θh及び第2曲線(第2断面曲線)Bの傾斜角θhの絶対値の平均値は例えばそれぞれ1°〜89°,0.5°〜88°の角範囲でばらついて設定され、第1曲線Aの傾斜角θhの平均値は第2曲線Bのものに比べて大きくなっている。また、最大傾斜角を示す第1曲線Aの周辺部S1における傾斜角δaは、各凸部119において例えば概ね4°〜35°の範囲内でにばらついている。これにより、各凸部119の高さd2(第1実施形態の中間導光体13の基準面Sから凸部41の頂部41aまでの高さ、第3実施形態のプリズム面13aの表面で微小凹凸部が形成されていない面から凸部41の頂部41aまでの高さ)は例えば0.25μm〜3μmの範囲内でばらついて構成されている。
【0070】
また、第1曲面,第2曲面は、図13Cに示すY断面において共に略左右対称な形状を有しており、外周面の傾斜角θgは例えば−18°〜+18°の範囲でばらついて設定されている。
なお、曲線や曲面の「傾斜角」とは、この曲線や曲面上の任意の箇所において例えば0.5μm幅の微小な範囲をとったときに、その微小範囲内における曲線又は曲面の基準面Sに対する角度のことをいう。
図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として上記のような凸部119が複数形成されるが、その際、これらの凸部119は発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線A及びBの傾斜角が制御されている。
【0071】
さらに、凸部119のピッチ(隣接する凸部119の中心Oの間隔)は図4に示すように発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされていてもよく、また、凸部119の高さd2は、図4に示すようにフロントライト10に発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされていてもよい。
【0072】
図14Aは、上記多数の凸部41として採用される第2の例の凸部219の一つを拡大して示す斜視図であり、本例は、図13に示した凸部119の表面形状を変形し、指向性を変化させたものである。
この凸部219は先に述べた凸部119と同様に、曲率の小さい第1曲面と曲率の大きい第2曲面とから構成され、第1曲面及び第2曲面はそれぞれ図14Bに示す特定縦断面Xにおいて、凸部219の一方の周辺部S1から頂部219aに至る第1曲線(第1断面曲線)A′と、第1曲線A′になだらかに連続して凸部219の頂部219aから他方の周辺部S2に至る第2曲線(第2断面曲線)B′とで示される形状を有している。
【0073】
この頂部219aは凸部219の中心Oからx方向側にずれた位置にあり、基準面Sに対する第1曲線A′の傾斜角θh及び第2曲線B′の傾斜角θhの絶対値の平均値は例えばそれぞれ2°〜90°,1°〜89°の各範囲でばらついて設定され、第1曲線A′の傾斜角θhの平均値は第2曲線B′のものに比べて大きくなっている。また、最大傾斜角を示す第1曲線A′の周辺部S1における傾斜角δaは、各凸部219において例えば概ね4°〜35°の範囲内でばらついている。これにより、各凸部219の高さd2は例えば0.25μm〜3μmの範囲内でばらついて構成されている。
【0074】
一方、第1曲面及び第2曲面はいずれも図14Cに示すY断面において中心Oに対して略左右対称な形状をなしている。このY断面の形状は、頂部219aの周辺において曲率の大きい(即ち、直線に近いなだらかな)曲線Eとなっており、その基準面Sに対する傾斜角θgの絶対値は例えば概ね10°以下に構成されている。また、深型の曲線F,Gの基準面Sに対する傾斜角θgの絶対値は、例えば2°〜9°の範囲内でばらついて構成されている。さらに、頂部219aの高さd2は例えば0.1μm〜3μmの範囲内でばらついて構成されている。
図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として上記のような凸部219が複数形成されるが、その際、これらの凸部219は発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線A’及びB’の傾斜角が制御されている。
さらに、凸部219のピッチ(隣接する凸部219の中心Oの間隔)は図4に示すように発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも小さくされていてもよく、また、凸部219の高さd2は、図4に示すようにフロントライト10に発光素子15に遠い側の方が発光素子15に近い側よりも大きくされていてもよい。
【0075】
図15は、上記多数の凸部41として採用される第3の例の凸部319の一つを特定縦断面Xで断面したときの拡大断面図である。
この凸部319の表面は、一つの曲面から構成されており、この曲面は特定縦断面Xにおいて、凸部319の一方の周辺部S1から頂部319aを通って他方の周辺部S2に至るなだらかな曲線Aで示される形状を有している。凸部は、その深さを0.1μm〜3μmの範囲でばらついて設定され、隣接する凹部319のピッチ(隣接する凸部319の中心Oの間隔)を5μm〜100μmの範囲でばらついて設定され、上記凹部319内面の傾斜角θhの分布を−18°〜+18°の範囲に設定されている。
図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として上記のような凸部319が複数形成されるが、その際、これらの凸部319は発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線Aの傾斜角が制御されている。
【0076】
なお、図4及び図5に示すように中間導光体13の外側面13jに複数の凸部41として採用される凸部としては、上記第1〜第3の例の凸部のうちの1種類に限らず、第1〜第3の凸部のうちの2種以上を採用してもよく、その際、これらの凸部は発光素子15からの距離に応じて異なる種類のものを配置し、さらに発光素子15からの距離に応じて上記特定縦断面Xで断面したときの断面曲線の傾斜角を制御するようにしてもよい。
また、上記の実施形態においては第1又は第3の実施形態に係わる微細凹凸部を構成する多数の凸部41として第1〜第3の例の凸部119、219、319の1種以上を採用する場合について説明したが、第1〜第3の例の凸部119、219、319の1種以上をその凹部側が中間導光体13の内側になるように外側面13jに形成すれば、第2の実施形態に係わる微細凹凸部80を構成する多数の凹部81として採用することが可能である。その場合、第1〜第3の例の凸部の各最頂部は、最深点になる。
【0077】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、光源から出射された光の利用効率が良好で、光源側の導光板辺端面近傍に暗部が発生するのを防止でき、しかも輝線や虹状のモアレの発生を防止でき、被照明領域を均一に、かつ明るく照明することができる低消費電力の照明装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態である液晶表示装置の斜視構成図。
【図2】図2は、図1に示す液晶表示装置の平面構成図。
【図3】図2に示す液晶表示装置をIII−III線で断面したときの部分断面図。
【図4】図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライト(照明装置)を拡大して示す平面構成図。
【図5】図2に示す液晶表示装置に備えられたフロントライトのIII−III線断面図。
【図6】図2に示す中間導光体の外側面の位置と、各位置に到達する発光素子からの光の角度の例を示す説明図。
【図7】図2に示す中間導光体の微小凹凸部の位置と、各位置の微小凹凸部で反射した光の入光面への出光方向の例を示す説明図。
【図8】図8は、図2に示す液晶表示ユニットの画素群を拡大して示す平面構成図。
【図9】図9は、アクティブマトリクス型の液晶表示ユニットの画素を拡大して示す平面構成図。
【図10】図10は、図9のIX−IX線に沿う断面図。
【図11】第2の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライトを拡大して示す平面構成図。
【図12】第3の実施形態の液晶表示装置に備えられたフロントライトを拡大して示す平面構成図。
【図13】第1の実施形態に係わるフロントライトに備えられる中間導光体の微細凹凸部の凸部の第1の例を示す模式図であり、Aはその斜視図、BはそのX断面図であり、CはそのY断面図。
【図14】第1の実施形態に係わるフロントライトに備えられる中間導光体の微細凹凸部の凸部の第2の例を示す模式図であり、Aはその斜視図、BはそのX断面図であり、CはそのY断面図。
【図15】第1の実施形態に係わるフロントライトに備えられる中間導光体の微細凹凸部の第3の例の凸部を特定縦断面Xで断面したときの拡大断面図。
【図16】Aは、従来の構成の液晶表示装置の斜視図であり、Bは、Aに示すフロントライトの平面図である。
【符号の説明】
10,50,60…フロントライト(照明装置)、20…液晶表示ユニット、12…導光板、12a…側端面(入光面、一側端面)、 12b…下面(出射面、一面)、12c…上面(反射面、他の一面)、12d…側端面(他の側端面)、 12g…辺端面、12h…辺端面、13…中間導光体、13a…プリズム面、 13b…さび状の溝、13b1、13b2…斜面、13g…端面、13h…端面、13k…出射面、13j…外側面、14…プリズム溝、14a…緩斜面部、14b…急斜面部、15…発光素子(光源)、20D…表示領域(被照明領域)、40、80…微小凹凸部、41、119、219、319…凸部、41a、119a、219a、319a…最頂部、47…金属反射膜、81…凹部、81a…最深点、d2…高さ、d3…深さ、L…光、M…入光面と直交する方向、R…反射光、P2、P3…ピッチ、θh…傾斜角
Claims (15)
- 導光板と、該導光板の一側端面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源とを備え、
前記導光板は光が導入される側端面が入光面とされ、前記光源から出射された光を前記中間導光体を介して前記導光板の入光面から導光板内部に導入し、該導光板内部を伝搬する光を前記導光板の一面側から出射させる照明装置であって、前記導光板の一側端面と対向する前記中間導光体の側面が導光板に光を出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の外側面に前記光源から出射されて前記中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部が形成され、該微小凹凸部は前記光源からの距離に応じて前記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が制御されていることを特徴とする照明装置。 - 導光板と、該導光板の一側端面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源とを備え、
前記導光板は光が導入される側端面が入光面とされ、前記光源から出射された光を前記中間導光体を介して前記導光板の入光面から導光板内部に導入し、該導光板内部を伝搬する光を前記導光板の一面側から出射させる照明装置であって、前記導光板の一側端面と対向する前記中間導光体の側面が導光板に光を出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の外側面に複数の断面くさび状の溝からなるプリズム面が形成され、該プリズム面の表面に前記光源から出射されて前記中間導光体内部を伝搬する光を拡散反射させるための微小凹凸部が形成され、該微小凹凸部は前記光源からの距離に応じて前記導光板の入光面に向けて反射する光の反射角度が制御されていることを特徴とする照明装置。 - 前記微小凹凸部は複数の凹部を有し、前記複数の凹部は各々が凹部の最深点を通過する特定縦断面を有し、前記各凹部は光源からの距離に応じて前記特定縦断面の断面曲線の傾斜角が制御されていることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
- 前記微小凹凸部は複数の凸部を有し、前記複数の凸部は各々が凸部の最頂部を通過する特定縦断面を有し、前記各凸部は光源からの距離に応じて前記特定縦断面の断面曲線の傾斜角が制御されていることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
- 前記微小凹凸部は複数の凸部又は凹部を有し、前記凸部又は凹部のピッチは、前記光源に遠い側の方が前記光源に近い側よりも小さくされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記微小凹凸部は複数の凸部又は凹部を有し、前記凸部の高さ又は凹部の深さは、前記光源に遠い側の方が前記光源に近い側よりも大きくされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記中間導光体の出射面から前記導光板の入光面に向けて出射される光の出光角度は、前記照明装置を平面視した場合、前記入光面と直交する方向に対し±10度以内であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記中間導光体の出射面から前記導光板の入光面に向けて出射される光の出光角度は、前記照明装置を断面視した場合、前記入光面と直交する方向に対し±20度以内であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記中間導光体の出射面から前記導光板の入光面に向けて出射される光の出射方向は、前記照明装置を平面視した場合、前記光源の近傍側では前記入光面と直交する方向よりも光源側の方向、前記光源から遠い側では前記入光面と直交する方向に対して前記光源と反対側の方向、前記光源の近傍側と遠い側の中間部分は前記入光面と略直交する方向であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記中間導光体の微小凹凸部と前記導光板の入光面の距離は、前記光源に遠い側の方が前記光源に近い側よりも小さくされていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記中間導光体の微小凹凸部の表面に金属反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記中間導光体の長さ方向の端面に配設された光源は、略点状光源であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記導光板の他の一面側には、緩斜面部と、該緩斜面部より急な傾斜角度を有する急斜面部とで形成される複数のプリズム溝が平面視ストライプ状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記導光板のプリズム溝の延在方向が、前記入光面と交差する向きとされたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の照明装置。
- 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の照明装置と、該照明装置により照明される液晶表示ユニットとを備えたことを特徴とする液晶表示装置。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20071129 |