JP2004169784A - 軸受装置、ステージ装置及び露光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】気体ベアリングを介して2つの構造体を非接触支持する際、かじりの発生を抑えて良好に非接触支持できる軸受装置を提供する。
【解決手段】軸受装置60は、所定面68に気体吹出部63を備えた第1部材61と、第1部材61の第1面64に対向する第2面65を有する第2部材62と、第1面64と第2面65との間に介在する流体軸受67とを備えている。
【選択図】 図5
【解決手段】軸受装置60は、所定面68に気体吹出部63を備えた第1部材61と、第1部材61の第1面64に対向する第2面65を有する第2部材62と、第1面64と第2面65との間に介在する流体軸受67とを備えている。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は軸受装置、この軸受装置を備えたステージ装置及び露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子や液晶表示素子等のマイクロデバイスはマスク上に形成されたパターンを基板(感光基板)上に転写するいわゆるフォトリソグラフィの手法により製造される。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、マスクを支持して2次元移動するマスクステージと基板を支持して2次元移動する基板ステージとを有し、マスク上に形成されたパターンをマスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながら投影光学系を介して基板に転写するものである。従来より、上記基板ステージ及びマスクステージでは、ベース部材に対して可動部材をエアベアリング等で非接触支持しつつリニアモータ等の駆動装置で可動部材を駆動する構成が採用されている。下記特許文献には、基準構造体に対して電磁アクチュエータの固定子をエアベアリングで非接触支持する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−8971号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術には以下に述べる問題が生じるようになった。
エアベアリングが取り付けられている第1構造体(上記従来技術では固定子)が変形すると、第1構造体に対して非接触支持されている第2構造体(上記従来技術では基準構造体)にエアベアリングのパッド部が接触する状態(いわゆる「かじり」)が生じ、非接触支持できないという問題が生じるようになった。特に、固定子のような長尺な構造体の場合、構造体に撓み等の変形が生じやすく、かじりの発生が顕著になる。パッド部と第1構造体とをボールジョイントを介して連結し、第1構造体に対してパッド部を揺動させることでかじりを防止する構成も考えられるが、ボールジョイントではスティックスリップが発生し、第1構造体に対してパッド部が円滑に揺動しない場合がある。スティックスリップの発生を低減するためにボールジョイントの径を小さくすることも考えられるが、ボールジョイントの剛性低下を招き、ボールジョイント自体が変形するという問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、気体ベアリングを介して2つの構造体を非接触支持する際、かじりの発生を抑えて良好に非接触支持できる軸受装置、及びこの軸受装置を備えたステージ装置並びに露光装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図19に対応付けした以下の構成を採用している。
本発明の軸受装置(60、80)は、第1部材(61、81)の所定面(68、88)に気体吹出部(63、83)を備えた軸受装置において、第1部材(61、81)の所定面(68、88)以外の第1面(64、84)に対向する第2面(65、85)を有する第2部材(62、82)と、第1面(64、84)と第2面(65、85)との間に介在する軸受部(67、87)とを備えたことを特徴とする。
本発明のステージ装置(2)は、第1構造体(4B)に対して第2構造体(31、35)を支持する気体軸受装置を備えたステージ装置において、気体軸受装置に、上記記載の軸受装置(60、80)が用いられていることを特徴とする。
本発明の露光装置(EX)は、マスクステージ(1、MST)に支持されたマスク(M)のパターンを基板ステージ(2、PST)に支持された基板(P)に露光する露光装置(EX)において、マスクステージ(1、MST)及び基板ステージ(2、PST)のうち少なくともいずれか一方に、上記記載のステージ装置が用いられていることを特徴とする。
本発明によれば、気体吹出部を備えた第1部材と第2部材との間に軸受部を設けたことにより、第1部材に対して第2部材が揺動可能となり、しかも第1面及び第2面の面積を大きくしても第1部材と第2部材との間で大きな摩擦力が発生するのを抑えることができる。したがって、剛性の低下を招くことなく、第1構造体に対して第2構造体を良好な状態で非接触支持できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の軸受装置、ステージ装置及び露光装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明のステージ装置を備えた露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。ここで、本実施形態における露光装置EXは、マスクMと感光基板Pとを同期移動しつつマスクMに設けられているパターンを投影光学系PLを介して感光基板P上に転写する所謂スキャニングステッパである。以下の説明において、投影光学系PLの光軸AXと一致する方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直な平面内における前記同期移動方向(走査方向)をY軸方向、Z軸方向及びY軸方向と垂直な方向(非走査方向)をX軸方向とする。更に、X軸まわり、Y軸まわり、及びZ軸まわりの回転方向をそれぞれθX方向、θY方向、及びθZ方向とする。また、ここでいう「感光基板」は半導体ウエハ上にレジストが塗布されたものを含み、「マスク」は感光基板上に縮小投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。
【0008】
図1において、露光装置EXは、マスクMを保持して移動するマスクステージMST及びこのマスクステージMSTを支持するマスク定盤3を有するステージ装置1と、光源を有し、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光で照明する照明光学系ILと、感光基板Pを保持して移動する基板ステージPST及びこの基板ステージPSTを支持する基板定盤4(4A、4B)を有するステージ装置2と、露光光ELで照明されたマスクMのパターン像を基板ステージPSTに支持されている感光基板Pに投影する投影光学系PLと、ステージ装置1及び投影光学系PLを支持するメインフレーム5と、露光装置EXの動作を統括制御する制御装置CONTとを備えている。メインフレーム5は床面に水平に載置されたベースプレート6上に設置されており、このメインフレーム5の上部側及び下部側には内側に向けて突出する段部5a及び5bがそれぞれ形成されている。
【0009】
照明光学系ILはメインフレーム5の上面に固定された支持コラム7により支持される。照明光学系ILより射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びF2 レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられる。
【0010】
ステージ装置1のうちマスク定盤3は各コーナーにおいてメインフレーム5の段部5aに防振ユニット8を介してほぼ水平に支持されており、その中央部にマスクMのパターン像が通過する開口3aを備えている。マスクステージMSTはマスク定盤3上に設けられており、その中央部にマスク定盤3の開口3aと連通しマスクMのパターン像が通過する開口Kを備えている。マスクステージMSTの底面には気体軸受装置である複数のエアベアリング9が設けられており、マスクステージMSTはエアベアリング9によりマスク定盤3に対して非接触支持されている。
【0011】
図2はマスクステージMSTを有するステージ装置1の概略斜視図である。
図2に示すように、ステージ装置1(マスクステージMST)は、マスク定盤3上に設けられたマスク粗動ステージ16と、マスク粗動ステージ16上に設けられたマスク微動ステージ18と、マスク定盤3上において粗動ステージ16をY軸方向に所定ストロークで移動可能な一対のYリニアモータ20、20と、マスク定盤3の中央部の上部突出部3bの上面に設けられ、Y軸方向に移動する粗動ステージ16を案内する一対のYガイド部24、24と、粗動ステージ16上において微動ステージ18をX軸、Y軸、及びθZ方向に微小移動可能な一対のXボイスコイルモータ17X及び一対のYボイスコイルモータ17Yとを備えている。なお、図1では、粗動ステージ16及び微動ステージ18を簡略化して1つのステージとして図示している。Yリニアモータ20のそれぞれは、マスク定盤3上においてY軸方向に延びるように設けられた一対の固定子21と、この固定子21に対応して設けられ、連結部材23を介して粗動ステージ16に固定された可動子22とを備えている。そして、これら固定子21及び可動子22によりリニアモータ20が構成されており、可動子22が固定子21に対して駆動することで粗動ステージ16(マスクステージMST)がY軸方向に移動する。固定子21のそれぞれは気体軸受装置である複数のエアベアリング19によりマスク定盤3に対して非接触支持されている。このため、運動量保存の法則により粗動ステージ16の+Y方向の移動に応じて固定子21が−Y方向に移動する。この固定子21の移動により粗動ステージ16の移動に伴う反力が相殺されるとともに重心位置の変化を防ぐことができる。すなわち、固定子21は所謂カウンタマスとしての機能を有する。Yガイド部24のそれぞれは、Y軸方向に移動する粗動ステージ16を案内するものであって、マスク定盤3の中央部に形成された上部突出部3bの上面においてY軸方向に延びるように固定されている。また、粗動ステージ16とYガイド部24、24との間には気体軸受装置であるエアベアリング14が設けられており、粗動ステージ16はYガイド部24に対して非接触支持されている。微動ステージ18は不図示のバキュームチャックを介してマスクMを吸着保持する。微動ステージ18の+Y方向の端部にはコーナーキューブからなる一対のY移動鏡25a、25bが固定され、微動ステージ18の−X方向の端部にはY軸方向に延びる平面ミラーからなるX移動鏡26が固定されている。そして、これら移動鏡25a、25b、26に対して測長ビームを照射する3つのレーザ干渉計(いずれも不図示)が各移動鏡との距離を計測することにより、マスクステージMSTのX軸、Y軸、及びθZ方向の位置が高精度で検出される。制御装置CONTはこれらレーザ干渉計の検出結果に基づいて、Yリニアモータ20、Xボイスコイルモータ17X、及びYボイスコイルモータ17Yを含む各モータを駆動し、微動ステージ18に支持されているマスクM(マスクステージMST)の位置制御を行う。
【0012】
図1に戻って、開口K及び開口3aを通過したマスクMのパターン像は投影光学系PLに入射する。投影光学系PLは複数の光学素子により構成され、これら光学素子は鏡筒で支持されている。投影光学系PLは、例えば1/4又は1/5の投影倍率を有する縮小系である。なお、投影光学系PLとしては等倍系あるいは拡大系のいずれでもよい。投影光学系PLの鏡筒の外周にはこの鏡筒に一体化されたフランジ部10が設けられている。そして、投影光学系PLはメインフレーム5の段部5bに防振ユニット11を介してほぼ水平に支持された鏡筒定盤12にフランジ部10を係合している。
【0013】
ステージ装置2は、基板ステージPSTと、基板ステージPSTをXY平面に沿った2次元方向に移動可能に支持する基板定盤4(4A、4B)と、基板ステージPSTをX軸方向に案内しつつ移動自在に支持するXガイドステージ35と、Xガイドステージ35に設けられ、基板ステージPSTをX軸方向に移動可能なXリニアモータ40と、Xガイドステージ35をY軸方向に移動可能な一対のYリニアモータ30、30とを有している。基板ステージPSTは感光基板Pを真空吸着保持する基板ホルダPHを有しており、感光基板Pは基板ホルダPHを介して基板ステージPSTに支持される。基板ステージPSTの−X側の側縁にはY軸方向に沿って延設されたX移動鏡51が設けられ、X移動鏡51に対向する位置にはレーザ干渉計50が設けられている。レーザ干渉計50はX移動鏡51の反射面と投影光学系PLの鏡筒下端に設けられた参照鏡52とのそれぞれに向けてレーザ光を照射するとともに、その反射光と入射光との干渉に基づいてX移動鏡51と参照鏡52との相対変位を計測することにより、基板ステージPST、ひいては感光基板PのX軸方向における位置を所定の分解能でリアルタイムに検出する。同様に、基板ステージPST上の+Y側の側縁にはX軸方向に沿って延設されたY移動鏡53(図1には不図示、図3参照)が設けられ、Y移動鏡53に対向する位置にはYレーザ干渉計(不図示)が設けられており、Yレーザ干渉計はY移動鏡53の反射面と投影光学系PLの鏡筒下端に設けられた参照鏡(不図示)とのそれぞれに向けてレーザ光を照射するとともに、その反射光と入射光との干渉に基づいてY移動鏡と参照鏡との相対変位を計測することにより、基板ステージPST、ひいては感光基板PのY軸方向における位置を所定の分解能でリアルタイムに検出する。レーザ干渉計の検出結果は制御装置CONTに出力され、制御装置CONTはレーザ干渉計の検出結果に基づいてリニアモータ30、40を介して基板ステージPSTの位置制御を行う。
【0014】
図3は基板ステージPSTを有するステージ装置2の概略斜視図である。また、図4(a)はステージ装置2の平面図、図4(b)はステージ装置2の側面図である。
図3及び図4に示すように、ステージ装置2は、X軸方向に沿った長尺形状を有するXガイドステージ35と、Xガイドステージ35で案内しつつ基板ステージPSTをX軸方向に所定ストロークで移動可能なXリニアモータ40と、Xガイドステージ35の長手方向両端に設けられ、このXガイドステージ35を基板ステージPSTとともにY軸方向に移動可能な一対のYリニアモータ30、30とを備えている。Xリニアモータ40は、Xガイドステージ35にX軸方向に延びるように設けられた固定子41と、この固定子41に対応して設けられ基板ステージPSTに固定された可動子42とを備えている。そして、可動子42が固定子41に対して駆動することで基板ステージPSTがX軸方向に移動する。ここで、基板ステージPSTはXガイドステージ35に対してZ軸方向に所定量のギャップを維持する磁石及びアクチュエータからなる磁気ガイドにより非接触で支持されている。基板ステージPSTはXガイドステージ35に非接触支持された状態でXリニアモータ40によりX軸方向に移動する。
【0015】
Yリニアモータ30のそれぞれは、Xガイドステージ35の長手方向両端に設けられた可動子32と、この可動子32に対応して設けられた固定子31とを備えている。そして、可動子32が固定子31に対して駆動することでXガイドステージ35が基板ステージPSTとともにY軸方向に移動する。また、Yリニアモータ30、30のそれぞれの駆動を調整することでXガイドステージ35はθZ方向にも回転移動可能となっている。したがって、このYリニアモータ30、30により基板ステージPSTがXガイドステージ35とほぼ一体的にY軸方向及びθZ方向に移動可能となっている。
【0016】
基板定盤4は、互いに独立した部材からなる第1定盤4A及び2つの第2定盤4Bにより構成されている。第2定盤4Bは第1定盤4AのX軸方向両側にそれぞれ設けられている。基板ステージPSTの底面には気体軸受装置である複数のエアベアリング37が設けられており、これらエアベアリング37により基板ステージPSTは第1定盤4Aに対して非接触支持されている。また、第1定盤4Aはベースプレート6上に防振ユニット13を介してほぼ水平に支持されている。第2定盤4Bはベースプレート6上に支持されている。第2定盤4Bの側面視形状は略L字状である。第2定盤4Bの平面部45上に、軸受装置60を介してYリニアモータ30の固定子31が支持されている。ここで、図4(a)等に示すように、本実施形態では、軸受装置60はY軸方向に4つ並んで配置されている。また、第2定盤4Bの上部はガイド部46となっており、ガイド部46はXガイドステージ35の両端下面に設けられた凹部47を有する被ガイド部材82と係合する。ガイド部46は被ガイド部材82と係合しつつY軸方向に移動するXガイドステージ35を案内する。そして、凹部47とガイド部46との間には軸受装置80が介在している。
【0017】
図5は、Yリニアモータ30の固定子(第1構造体)31の下面33と第2定盤(第2構造体)4Bの平面部45との間に介在する軸受装置60を示す図である。
図5において、軸受装置60は、気体吹出部63を備えたパッド部69を有する第1部材61と、第1部材61の下面(第1面)64に対向する上面(第2面)65を有する第2部材62と、第1面64と第2面65との間に介在する流体軸受(軸受部)67とを備えている。第2部材62は第2定盤4Bの平面部45に固定された半球状部材である。気体吹出部63は第1部材61の上面(所定面)68に設けられている。パッド面(第1部材61の上面68)は平坦面である。また、固定子31の下面33も平坦面である。パッド部69の気体吹出部63は固定子31の下面33に対してエア(空気)を吹き出し、パッド部69と下面33との間で気体軸受(エアベアリング)72が形成されている。
【0018】
第1部材1においてパッド部69が設けられている上面68の反対側にある第1面64は凹状曲面となっている。一方、第1面64に対向する第2部材62の第2面65は、第1面64の凹状曲面に沿う凸状曲面(半球状面)となっている。そして、凸状曲面である第2面65には流体吹出口70が設けられている。流体吹出口70からは第1面64に対してエア(空気)が吹き出されるようになっており、第1面64と第2面65との間で気体軸受(エアベアリング、流体軸受)67が形成されている。
【0019】
パッド部69の気体吹出部63には、流路73を介して第1気体供給部74が接続されている。一方、第2部材62の流体吹出口70には、流路75を介して第2気体供給部76が接続されている。すなわち、エアベアリング67におけるエアは、第1部材61における気体吹出部63から吹き出されるエアとは独立している。また、流路73、75には弁73A、75Aがそれぞれ設けられている。第1、第2気体供給部74、76及び弁73A、75Aの動作は制御装置CONTにより制御されるようになっている。制御装置CONTは第1、第2気体供給部74、76及び弁73A、75Aの動作を制御することにより、エアベアリング72及びエアベアリング67の浮上力(ギャップ)を個別に調整可能である。また、エアベアリング72及びエアベアリング67の浮上力(ギャップ)は一括して調整されてもよい。
【0020】
そして、固定子(第1構造体)31はエアベアリング72により第2定盤(第2構造体)4Bに対して非接触支持される。このため、運動量保存の法則によりXガイドステージ35及び基板ステージPSTの+Y方向(−Y方向)の移動に応じて固定子31が−Y方向(+Y方向)に移動する。この固定子31の移動によりXガイドステージ35及び基板ステージPSTの移動に伴う反力が相殺されるとともに重心位置の変化を防ぐことができる。すなわち、固定子31はいわゆるカウンタマスとしての機能を有している。ここで、複数並んで設けられている軸受装置60の並び方向は、固定子31が移動できる方向に沿っている。更に、エアベアリング67により第1部材61は第2部材62に対して非接触支持されている。また、第1面64及び第2面65は曲面状に形成されているため、第1部材61は第2部材62に対して揺動可能となっている。
【0021】
図6〜図8はエアベアリング67を構成する第2部材62の流体吹出口70及び溝形状の一例を示す図である。
図6(a)において、流体吹出口70は、第2部材62の第2面65において平面視ほぼ中央部に設けられており、この流体吹出口70に連続するように十文字状の溝77が形成されている。図6(b)において、第2面65の平面視ほぼ中央部に設けられた流体吹出口70には、十文字状及び円環状の溝77が連続するように形成されている。図7(a)、(b)は図6(a)、(b)の変形例であって、流体吹出口70を2つ備えた例を示す図である。図8(a)は流体吹出口70が1つ設けられ、溝77は形成されていない例を示す図である。図8(b)は、流体吹出口として多孔質体78を採用した例を示す図である。多孔質体78は例えばセラミックスあるいは金属の焼結体により形成されている。そして、エアベアリング67の形態としては、オリフィス絞り、自成絞り、表面絞り、多孔質絞り、及びオリフィス絞りと自成絞りとを組み合わせた複合絞り等を採用することができる。
【0022】
図9(a)は、第2定盤4Bのガイド部46とXガイドステージ35に取り付けられた被ガイド部材82との間に介在する軸受装置80A(80)を示す図である。ここで、軸受装置80Aは、図4(a)等に示すように、2つ設けられたガイド部46、46のうち、−X側のガイド部46に取り付けられる軸受装置80Aである。
図9(a)において、軸受装置80Aは、気体吹出部83を備えたパッド部89を有する第1部材81と、第1部材81の上面(第1面)84に対向する面(第2面)85を有する被ガイド部材(第2部材)82と、第1面84と第2面85との間に介在する流体軸受(軸受部)87とを備えている。被ガイド部材82はXガイドステージ35に取り付けられ、ガイド部46に係合する凹部47を有している。気体吹出部83は第1部材81の下面(所定面)88に設けられている。パッド面(第1部材81の下面88)は平坦面である。また、ガイド部46の上面49も平坦面である。パッド部89の気体吹出部83はガイド部46の上面49に対してエア(空気)を吹き出し、パッド部89と上面49との間で気体軸受(エアベアリング)92が形成されている。
【0023】
第1部材81は半球状部材であり、第1部材81においてパッド部89が設けられている下面88の反対側にある第1面84は凸状曲面(半球状面)となっている。一方、第1面84に対向する被ガイド部材82の第2面85は、第1面84の凸状曲面に沿う凹状曲面となっている。そして、凸状曲面である第1面84には流体吹出口90が設けられている。流体吹出口90からは第2面85に対してエア(空気)が吹き出されるようになっており、第1面84と第2面85との間で気体軸受(エアベアリング、流体軸受)87が形成されている。
【0024】
パッド部89の気体吹出部83には、流路93を介して第1気体供給部94が接続されている。一方、第1部材81の流体吹出口90には、流路95を介して第2気体供給部96が接続されている。また、流路93、95には弁93A、95Aがそれぞれ設けられている。第1、第2気体供給部94、96及び弁93A、95Aの動作は制御装置CONTにより制御されるようになっている。制御装置CONTは第1、第2気体供給部94、96及び弁93A、95Aの動作を制御することにより、エアベアリング92及びエアベアリング87の浮上力(ギャップ)を個別に調整可能である。
【0025】
Xガイドステージ35はエアベアリング92により第2定盤4Bに対して非接触支持されている。更に、エアベアリング87により被ガイド部材82は第1部材81に対して非接触支持されている。また、第1面84及び第2面85は曲面状に形成されているため、被ガイド部材82は第1部材81に対して揺動可能となっている。
【0026】
ここで、エアベアリング87を構成する第1部材81の流体吹出口90及び溝形状は、図6〜図8を用いて説明した構成を採用することができる。また、第1部材81の第1面84の下部には鍔部84Aが形成されている。一方、第2面85の下部には、鍔部84Aと係合可能なフランジ部85Aが設けられている。フランジ部85Aは、図9(b)に示すように、円環状部材であって周方向に所定間隔で設けられた貫通穴97を有している。貫通穴97を設けたことにより、流体吹出口90から吹き出された気体は、貫通穴97を介して第1面84と第2面85とで形成される空間から円滑に排気されるようになっている。
【0027】
以上、2つのガイド部46、46のうち、一方のガイド部46に取り付けられる軸受装置80Aについて説明した。他方のガイド部46に取り付けられる軸受装置80Bの第1部材81は、図10に示すように、Y軸方向に延びるシリンダ型(蒲鉾型)に形成されている。すなわち、第1部材81の第1面84は断面視円弧状(凸状曲面状)に形成されており、この第1面84に対応する被ガイド部材82の第2面85は第1面84の形状に沿う凹状曲面となっている。そして、本実施形態では、図4(a)に示すように、軸受装置80BはY軸方向に2つ並んで配置され、一方、軸受装置80Aは1つ配置された構成となっている。
【0028】
次に、図11を参照しながら、第2定盤4Bと固定子31との間に介在する軸受装置60の作用について説明する。第2定盤4Bとリニアモータ30の固定子31との間にエアベアリングを介在させ、第2定盤4B及び固定子31のいずれか一方が撓んだ場合において、図11(a)に示すように、エアベアリング67が無い構成であると、エアベアリング72のパッド部69が固定子31に接触する状態(いわゆる「かじり」)が発生し、第2定盤4Bに対して固定子31が非接触支持されない。一方、図11(b)に示すように、エアベアリング67を設けたことにより、例えば第2定盤4B(あるいは固定子31)が撓んでも、エアベアリング67の第1部材61に対して第2部材62が曲面形状に沿って揺動することにより第2定盤4Bの撓みを吸収する。これにより、エアベアリング72におけるパッド部69と固定子31の下面33とのギャップが維持され、かじりの発生を抑制できる。
【0029】
次に、図12を参照しながら、第1部材81(61)の半球状部分の曲率の設定手順について説明する。
図12(a)に示すように、固定側である第1部材81に対して可動側である第2部材82が図中、右方向にδX移動したとする。このとき、第1部材81の円弧中心Oからの任意角度θ傾きのエアベアリング剛性について考える。仰角θにある微小面積dAに作用する力について考える。エアギャップは図中、r1−r0で平衡を保っているとする。可動側(第2部材82)をδx移動した後のエアギャップはL−r0である。余弦定理より、
【数1】
【数2】
である。
L≧0より、(2)式は、
【数3】
となる。
【0030】
ここで、平衡状態からのギャップ変化δrは、
【数4】
である。δx≪r1より、(4)式は、
【数5】
となる。これは、図12(b)の近似を意味する。
【0031】
次に、図10に示したようなシリンダ型(蒲鉾型)の第1部材を有するベアリングについて考える。
ベアリング曲率半径:r0
カップ角度:α〜π・α
単位面積当たりの剛性:k〔N/m3〕
シリンダ部(第1部材81)の幅:b
とすると、δx水平移動における抗力Fh1は、
【数6】
である。ここで、単位面積当たりの剛性kは、ベアリングの負荷容量、発振の生じ易さ(一般に、剛性を高くすると発振し易くなる)に基づいて決められている値である。また、カップ角度αは、図12(c)に示す角度である。
【0032】
dA=r0dθより、(6)式は、
【数7】
となる。(7)式より、剛性Kh1は、
【数8】
となる。
【0033】
次に、図9に示したような球体型の第1部材を有するベアリングについて考える。
図12(b)に示すような座標系において、エアベアリング側の球体の中心を通り、Z軸方向に平行な面を考える。この面とYZ平面とのなす角度をφとすると、球体ベアリングの水平抗力Fh2は、
【数9】
である。dA=r0dθr0dφより、(9)式は、
【数10】
となる。(10)式より球体ベアリングの横方向剛性Kh2は、
【数11】
となる。
【0034】
図12(a)、(b)のように半球状のエアベアリングにおいて、δxのような肩変位をしたとき、球中心より右のエアベアリングには圧縮力、左には引っ張り力の復元力が発生する。上記の力により、紙面垂直となるX軸まわりにモーメントが発生し、このモーメントと平面ベアリングのX軸まわりの回転剛性とが釣り合うこととなる。以下に釣り合い点に如何なるパラメータが起因するかを考察する。
まず、球面の変位により発生するモーメントをM1とする。
【数12】
である。dA=r0dθr0dφより、
【数13】
となる。一方、平面ベアリングの端点の変位をδZ、このときのモーメントM2の釣り合いを考えると、
【数14】
となる。(13)、(14)式を比較して、設計条件としては、所望のギャップ変動(例えば2μm以下)でM1≦M2とならなければならないため、
【数15】
である。(15)式中、δZはベアリング下のZ方向における隙間に対応する。
【0035】
ベアリング設計条件としては、
・(7)式でXモータ反力を受ける条件で解くこと。
・(8)式でXモータ固定子振動を考慮すること。すなわち、ベアリング部の振動とモータの応答周波数との関係を考慮することであって、互いの帯域が重ならないように設定すること。具体的には、モータの応答周波数と干渉しないようにこの応答周波数より大きくなるように設定される。
・(10)、(11)式で加速時に球面ベアリングが脱離しないこと。
・(15)式で球面ベアリングにおいて、カジリが発生しないこと。
が挙げられる。
例えば、上記(7)式において、水平抗力Fh1はXモータから受ける反力を表す。例えば、図4(b)において、リニアモータ40によって基板ステージPSTが+X側に駆動される際の反力は、Xガイドステージ35と軸受装置80A、80Bを介して第2定盤4Bに伝達される。この反力に耐えられるように軸受装置80A、80Bの設計が行われる。
計算手順としては、まず、上記(7)、(8)式から、Fh1=δx・Kh1となるので、この式のFh1及びδxに所定値(モータ出力、ベアリングのギャップ)を代入しKh1を求める。このKh1から周波数を計算し、上述の条件を満たしている場合は、Kh1の値と(8)式とから、ベアリングのシリンダ部の幅b、カップ角度α、単位面積当たりの剛性kを設計値として固定すれば、曲率r0を求めることができる。
上記(10)、(11)は球体ベアリングを想定しているので、式にはbの代わりにr0が代入されるが、曲率r0は(7)、(8)式と同様にして求めることができる。
【0036】
以上説明したように、パッド部69を有する第1部材61と第2部材62との間に別のエアベアリング67を設けたことにより、第1部材61に対して第2部材62が揺動可能となり、しかも第1面64及び第2面65の面積を大きくしても第1部材61と第2部材62との間で大きな摩擦力が発生するのを抑えることができる。したがって、剛性の低下を招くことなく、第2定盤4Bに対して固定子31を良好な状態で非接触支持できる。特に、軸受部67を非接触ベアリングであるエアベアリング(気体軸受)67としたことにより、第1面64と第2面65との摩擦の発生を効果的に抑えることができる。そして、第1面64及び第2面65のそれぞれを曲面状にすることにより第1部材61に対して第2部材62が円滑に揺動可能となり、この揺動により固定子31の撓みを吸収してかじりの発生を効果的に抑えることができる。更に、第1面64及び第2面65を曲面状にすることにより、第2定盤4Bと固定子31との水平方向への相対的な移動の抗力を第1面64及び第2面65で受けることができる。
【0037】
本実施形態におけるエアベアリング67(87)の流体吹出口70(90)は、第1部材61の第1面64及び第2部材62の第2面65のうち凸状曲面に設けられた構成であり、凹状曲面に加工する場合に比べて溝77や流体吹出口70を円滑に加工することができる。
【0038】
本実施形態では、2つ設けられたリニアモータ30、30の固定子31、31は、第1定盤4Aの両側に設けられた第2定盤4Bのそれぞれに支持されている構成である。また、第1定盤4Aはベースプレート6に対して防振ユニット13を介して支持されている。したがって、第2定盤4Bで発生した振動は第1定盤4Aに対して伝達しない。一方、2つの第2定盤4Bは互いに独立して設けられているので、互いの相対位置変化によりXガイドステージ35がθX方向にねじれる場合が生じる。しかしながら、一方の軸受装置80Aの第1面84が球面状に形成されているので、被ガイド部材82が球面に沿って揺動することで前記ねじれを吸収できる。
【0039】
本実施形態において、エアベアリング67の流体吹出口70は第2定盤4Bの平面部45に固定された第2部材62に形成されている構成である。すなわち、第1、第2部材61、62のうちエアベアリング67の流体吹出口70を備えている部材62が、所定の基準面であるベースプレート6に対して固定されている第2定盤4Bに接続されている構成である。これにより、第1部材61に流体吹出口70を設ける構成に比べてエアベアリング67のギャップ確保を円滑に行うことができる。
【0040】
なお、上記実施形態では、軸受部67、87を有する軸受装置60、80は基板ステージPSTに設けられている構成であるが、マスクステージMSTの軸受装置(エアベアリング)に、本発明に係る軸受装置を適用することはもちろん可能である。
【0041】
なお、本実施形態においては、流体軸受としてエアベアリングを用いた場合について説明したが、軸受に使用される流体はエア又は気体に限定されるものではない。軸受装置周辺の機器が密閉されている等、周囲の環境が許す状態にあれば、流体として液体を使うことも可能である。
【0042】
以下、図13〜図16を参照しながら軸受装置80Aにおける気体供給系に関する他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する気体供給系の形態は、軸受装置80Bや軸受装置60にももちろん適用可能である。また、以下に説明する実施形態において、上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
図13において、軸受装置80Aは、気体供給部100と、一端部が気体供給部100に接続され、他端部が第1流路101と第2流路102とに分岐した主流路103とを備えている。そして、エアベアリング87の流体吹出口90に第1流路101が接続し、エアベアリング92の気体吹出部83に第2流路102が接続している。また、第1、第2流路101、102には弁101A、102Aがそれぞれ設けられており、主流路103には弁103Aが設けられている。気体供給部100及び弁101A、102A、103Aの動作は制御装置CONTに制御され、制御装置CONTは、気体供給部100及び弁101A、102A、103Aの動作を制御することにより、エアベアリング87、92のギャップ調整をする。このように、1つの気体供給部100に、途中で分岐する流路を接続し、2つのエアベアリング87、92のそれぞれに気体供給を行うようにしてもよい。
【0043】
図14に示す例では、エアベアリング87の流体吹出口90は被ガイド部材82の凹状曲面85に設けられている。そして、エアベアリング87の流体吹出口90は、弁104Aを備える流路104を介して第1気体供給部105に接続され、エアベアリング92の気体吹出部83は、弁106Aを備える流路106を介して第2気体供給部107に接続されている。このように、エアベアリング87の流体吹出口90を凹状曲面側に設けてもよい。
図15に示す例では、第1部材81には上面(第1面)84と下面(所定面)88とを貫通する貫通穴108が形成されている。また、気体供給部110は、エアベアリング87の凹状曲面(第2面)85に設けられた流体吹出口90に、弁109Aを備えた流路109を介して接続されている。流体供給口90から吹き出された気体の一部は、エアベアリング87の第1面84と第2面85とのギャップ調整に用いられ、残りの一部は貫通穴108を介して第1部材81の下面88とガイド部46の上面49とのギャップ調整に用いられる。
図16に示す例では、エアベアリング87の被ガイド部材82の第2面85が凸状曲面に形成されており、この第2面85に流体吹出口90が設けられている。このように、第1部材81の上方に位置する被ガイド部材82側に凸状曲面(第2面)85を設けるようにしてもよい。
【0044】
図17は、軸受部87の他の実施形態を示す図である。図17に示すように、第1部材81の第1面84と第2部材82の第2面85との間には2つのエアベアリング87A、87Bが設けられている。すなわち、ほぼ球状に形成されている第1部材81の上部のうち上面87Cのみが平坦面となっており、この上面87C以外の2箇所に流体吹出口90A、90Bが形成され、これら流体吹出口90A、90Bのそれぞれに絞りが連続するように形成されていることで、2つのエアベアリング87A、87Bが形成されている。一方、第1部材81のパッド部89とガイド部46の上面49との間には、上記実施形態同様、エアベアリング92が形成されている。なお、図17には、第1面84と第2面85との間に2つのエアベアリング87A、87Bが設けられている例が示されているが、エアベアリングは3つ以上の任意の複数設けられていてもよい。このように、第1面84と第2面85との間の任意の複数箇所にエアベアリングを設ける構成とすることができる。
【0045】
図18は、軸受部87にボールベアリングを用いた例を示す図である。このように、第1部材81の第1面84と第2部材82の第2面85との間に介在する軸受部87としてボールベアリングを採用することが可能である。
【0046】
なお、本実施形態におけるリニアモータにおいて、固定子がコイルユニットであり可動子が磁石ユニットである所謂ムービングマグネット型のリニアモータでもよいし、固定子側に磁石が設けられ、可動子側にコイルが設けられたムービングコイル型のリニアモータでもよい。
【0047】
なお、上記実施形態の感光基板Pとしては、半導体デバイス用の半導体ウエハのみならず、液晶ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
【0048】
露光装置EXとしては、マスクMと感光基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置の他に、マスクMと感光基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを露光し、感光基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置にも適用することができる。
【0049】
露光装置EXの種類としては、ウエハに半導体デバイスパターンを露光する半導体デバイス製造用の露光装置に限られず、角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶表示素子製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
【0050】
また、露光用照明光の光源として、超高圧水銀ランプから発生する輝線(g線(436nm)、h線(404.7nm)、i線(365nm))、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2 レーザ(157nm)のみならず、X線や電子線などの荷電粒子線を用いることができる。例えば、電子線を用いる場合には電子銃として、熱電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB6 )、タンタル(Ta)を用いることができる。さらに、電子線を用いる場合は、マスクMを用いる構成としてもよいし、マスクMを用いずに直接ウエハ上にパターンを形成する構成としてもよい。また、YAGレーザや半導体レーザ等の高周波などを用いてもよい。
【0051】
投影光学系PLとしては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、F2 レーザやX線を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系にし(マスクMも反射型タイプのものを用いる)、また電子線を用いる場合には光学系として電子レンズ及び偏向器からなる電子光学系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は、真空状態にすることはいうまでもない。また、投影光学系PLを用いることなく、マスクMと基板Pとを密接させてマスクMのパターンを露光するプロキシミティ露光装置にも適用可能である。
【0052】
上記実施形態のように基板ステージPSTやマスクステージMSTにリニアモータを用いる場合においてエアベアリングを用いたエア浮上型に限られず、ローレンツ力又はリアクタンス力を用いた磁気浮上型を用いてもよい。また、各ステージPST、MSTは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
【0053】
基板ステージPSTの移動により発生する反力は、特開平8−166475号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。また、マスクステージMSTの移動により発生する反力は、特開平8−330224号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
【0054】
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0055】
半導体デバイスは、図19に示すように、デバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に露光する基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、気体吹出部を有する第1部材と第2部材との間に別の軸受部を設けたことにより、第1部材と第2部材との間で大きな摩擦力が発生するのを抑えつつ、気体吹出部と構造体との接触を防ぐことができる。したがって、第1構造体と第2構造体とを良好な状態で非接触支持することができ、この軸受装置をステージ装置に適用することにより、円滑なステージ移動を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステージ装置を備えた露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】ステージ装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の軸受装置を備えたステージ装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図4】(a)は図3のステージ装置の平面図、(b)は側面図である。
【図5】軸受装置の一実施形態を示す側面図である。
【図6】軸受装置の流体吹出口の一実施例を示す図である。
【図7】軸受装置の流体吹出口の一実施例を示す図である。
【図8】軸受装置の流体吹出口の一実施例を示す図である。
【図9】(a)は軸受装置の一実施形態を示す側面図、(b)は(a)の軸受装置に設けられたフランジ部を示す図である。
【図10】軸受装置の第1部材の一例を示す概略斜視図である。
【図11】本発明の軸受装置の作用を説明するための図である。
【図12】第1部材の曲率の設定手順を説明するための図である。
【図13】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図14】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図15】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図16】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図17】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図18】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図19】半導体デバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1、2…ステージ装置、4B…第2定盤(第2構造体)、
30…リニアモータ、31…固定子(第1構造体)、
35…Xガイドステージ(第1構造体)、60、80…軸受装置、
61、81…第1部材、62、82…第2部材、63、83…気体吹出部、
64、84…第1面、65、85…第2面、
67、87…軸受部(流体軸受、ボールベアリング)、68、88…所定面、
70、90…流体吹出口、EX…露光装置、M…マスク、
MST…マスクステージ、P…感光基板(基板)、PST…基板ステージ
【発明の属する技術分野】
本発明は軸受装置、この軸受装置を備えたステージ装置及び露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子や液晶表示素子等のマイクロデバイスはマスク上に形成されたパターンを基板(感光基板)上に転写するいわゆるフォトリソグラフィの手法により製造される。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、マスクを支持して2次元移動するマスクステージと基板を支持して2次元移動する基板ステージとを有し、マスク上に形成されたパターンをマスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながら投影光学系を介して基板に転写するものである。従来より、上記基板ステージ及びマスクステージでは、ベース部材に対して可動部材をエアベアリング等で非接触支持しつつリニアモータ等の駆動装置で可動部材を駆動する構成が採用されている。下記特許文献には、基準構造体に対して電磁アクチュエータの固定子をエアベアリングで非接触支持する技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−8971号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術には以下に述べる問題が生じるようになった。
エアベアリングが取り付けられている第1構造体(上記従来技術では固定子)が変形すると、第1構造体に対して非接触支持されている第2構造体(上記従来技術では基準構造体)にエアベアリングのパッド部が接触する状態(いわゆる「かじり」)が生じ、非接触支持できないという問題が生じるようになった。特に、固定子のような長尺な構造体の場合、構造体に撓み等の変形が生じやすく、かじりの発生が顕著になる。パッド部と第1構造体とをボールジョイントを介して連結し、第1構造体に対してパッド部を揺動させることでかじりを防止する構成も考えられるが、ボールジョイントではスティックスリップが発生し、第1構造体に対してパッド部が円滑に揺動しない場合がある。スティックスリップの発生を低減するためにボールジョイントの径を小さくすることも考えられるが、ボールジョイントの剛性低下を招き、ボールジョイント自体が変形するという問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、気体ベアリングを介して2つの構造体を非接触支持する際、かじりの発生を抑えて良好に非接触支持できる軸受装置、及びこの軸受装置を備えたステージ装置並びに露光装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す図1〜図19に対応付けした以下の構成を採用している。
本発明の軸受装置(60、80)は、第1部材(61、81)の所定面(68、88)に気体吹出部(63、83)を備えた軸受装置において、第1部材(61、81)の所定面(68、88)以外の第1面(64、84)に対向する第2面(65、85)を有する第2部材(62、82)と、第1面(64、84)と第2面(65、85)との間に介在する軸受部(67、87)とを備えたことを特徴とする。
本発明のステージ装置(2)は、第1構造体(4B)に対して第2構造体(31、35)を支持する気体軸受装置を備えたステージ装置において、気体軸受装置に、上記記載の軸受装置(60、80)が用いられていることを特徴とする。
本発明の露光装置(EX)は、マスクステージ(1、MST)に支持されたマスク(M)のパターンを基板ステージ(2、PST)に支持された基板(P)に露光する露光装置(EX)において、マスクステージ(1、MST)及び基板ステージ(2、PST)のうち少なくともいずれか一方に、上記記載のステージ装置が用いられていることを特徴とする。
本発明によれば、気体吹出部を備えた第1部材と第2部材との間に軸受部を設けたことにより、第1部材に対して第2部材が揺動可能となり、しかも第1面及び第2面の面積を大きくしても第1部材と第2部材との間で大きな摩擦力が発生するのを抑えることができる。したがって、剛性の低下を招くことなく、第1構造体に対して第2構造体を良好な状態で非接触支持できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の軸受装置、ステージ装置及び露光装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明のステージ装置を備えた露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。ここで、本実施形態における露光装置EXは、マスクMと感光基板Pとを同期移動しつつマスクMに設けられているパターンを投影光学系PLを介して感光基板P上に転写する所謂スキャニングステッパである。以下の説明において、投影光学系PLの光軸AXと一致する方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直な平面内における前記同期移動方向(走査方向)をY軸方向、Z軸方向及びY軸方向と垂直な方向(非走査方向)をX軸方向とする。更に、X軸まわり、Y軸まわり、及びZ軸まわりの回転方向をそれぞれθX方向、θY方向、及びθZ方向とする。また、ここでいう「感光基板」は半導体ウエハ上にレジストが塗布されたものを含み、「マスク」は感光基板上に縮小投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。
【0008】
図1において、露光装置EXは、マスクMを保持して移動するマスクステージMST及びこのマスクステージMSTを支持するマスク定盤3を有するステージ装置1と、光源を有し、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光で照明する照明光学系ILと、感光基板Pを保持して移動する基板ステージPST及びこの基板ステージPSTを支持する基板定盤4(4A、4B)を有するステージ装置2と、露光光ELで照明されたマスクMのパターン像を基板ステージPSTに支持されている感光基板Pに投影する投影光学系PLと、ステージ装置1及び投影光学系PLを支持するメインフレーム5と、露光装置EXの動作を統括制御する制御装置CONTとを備えている。メインフレーム5は床面に水平に載置されたベースプレート6上に設置されており、このメインフレーム5の上部側及び下部側には内側に向けて突出する段部5a及び5bがそれぞれ形成されている。
【0009】
照明光学系ILはメインフレーム5の上面に固定された支持コラム7により支持される。照明光学系ILより射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びF2 レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられる。
【0010】
ステージ装置1のうちマスク定盤3は各コーナーにおいてメインフレーム5の段部5aに防振ユニット8を介してほぼ水平に支持されており、その中央部にマスクMのパターン像が通過する開口3aを備えている。マスクステージMSTはマスク定盤3上に設けられており、その中央部にマスク定盤3の開口3aと連通しマスクMのパターン像が通過する開口Kを備えている。マスクステージMSTの底面には気体軸受装置である複数のエアベアリング9が設けられており、マスクステージMSTはエアベアリング9によりマスク定盤3に対して非接触支持されている。
【0011】
図2はマスクステージMSTを有するステージ装置1の概略斜視図である。
図2に示すように、ステージ装置1(マスクステージMST)は、マスク定盤3上に設けられたマスク粗動ステージ16と、マスク粗動ステージ16上に設けられたマスク微動ステージ18と、マスク定盤3上において粗動ステージ16をY軸方向に所定ストロークで移動可能な一対のYリニアモータ20、20と、マスク定盤3の中央部の上部突出部3bの上面に設けられ、Y軸方向に移動する粗動ステージ16を案内する一対のYガイド部24、24と、粗動ステージ16上において微動ステージ18をX軸、Y軸、及びθZ方向に微小移動可能な一対のXボイスコイルモータ17X及び一対のYボイスコイルモータ17Yとを備えている。なお、図1では、粗動ステージ16及び微動ステージ18を簡略化して1つのステージとして図示している。Yリニアモータ20のそれぞれは、マスク定盤3上においてY軸方向に延びるように設けられた一対の固定子21と、この固定子21に対応して設けられ、連結部材23を介して粗動ステージ16に固定された可動子22とを備えている。そして、これら固定子21及び可動子22によりリニアモータ20が構成されており、可動子22が固定子21に対して駆動することで粗動ステージ16(マスクステージMST)がY軸方向に移動する。固定子21のそれぞれは気体軸受装置である複数のエアベアリング19によりマスク定盤3に対して非接触支持されている。このため、運動量保存の法則により粗動ステージ16の+Y方向の移動に応じて固定子21が−Y方向に移動する。この固定子21の移動により粗動ステージ16の移動に伴う反力が相殺されるとともに重心位置の変化を防ぐことができる。すなわち、固定子21は所謂カウンタマスとしての機能を有する。Yガイド部24のそれぞれは、Y軸方向に移動する粗動ステージ16を案内するものであって、マスク定盤3の中央部に形成された上部突出部3bの上面においてY軸方向に延びるように固定されている。また、粗動ステージ16とYガイド部24、24との間には気体軸受装置であるエアベアリング14が設けられており、粗動ステージ16はYガイド部24に対して非接触支持されている。微動ステージ18は不図示のバキュームチャックを介してマスクMを吸着保持する。微動ステージ18の+Y方向の端部にはコーナーキューブからなる一対のY移動鏡25a、25bが固定され、微動ステージ18の−X方向の端部にはY軸方向に延びる平面ミラーからなるX移動鏡26が固定されている。そして、これら移動鏡25a、25b、26に対して測長ビームを照射する3つのレーザ干渉計(いずれも不図示)が各移動鏡との距離を計測することにより、マスクステージMSTのX軸、Y軸、及びθZ方向の位置が高精度で検出される。制御装置CONTはこれらレーザ干渉計の検出結果に基づいて、Yリニアモータ20、Xボイスコイルモータ17X、及びYボイスコイルモータ17Yを含む各モータを駆動し、微動ステージ18に支持されているマスクM(マスクステージMST)の位置制御を行う。
【0012】
図1に戻って、開口K及び開口3aを通過したマスクMのパターン像は投影光学系PLに入射する。投影光学系PLは複数の光学素子により構成され、これら光学素子は鏡筒で支持されている。投影光学系PLは、例えば1/4又は1/5の投影倍率を有する縮小系である。なお、投影光学系PLとしては等倍系あるいは拡大系のいずれでもよい。投影光学系PLの鏡筒の外周にはこの鏡筒に一体化されたフランジ部10が設けられている。そして、投影光学系PLはメインフレーム5の段部5bに防振ユニット11を介してほぼ水平に支持された鏡筒定盤12にフランジ部10を係合している。
【0013】
ステージ装置2は、基板ステージPSTと、基板ステージPSTをXY平面に沿った2次元方向に移動可能に支持する基板定盤4(4A、4B)と、基板ステージPSTをX軸方向に案内しつつ移動自在に支持するXガイドステージ35と、Xガイドステージ35に設けられ、基板ステージPSTをX軸方向に移動可能なXリニアモータ40と、Xガイドステージ35をY軸方向に移動可能な一対のYリニアモータ30、30とを有している。基板ステージPSTは感光基板Pを真空吸着保持する基板ホルダPHを有しており、感光基板Pは基板ホルダPHを介して基板ステージPSTに支持される。基板ステージPSTの−X側の側縁にはY軸方向に沿って延設されたX移動鏡51が設けられ、X移動鏡51に対向する位置にはレーザ干渉計50が設けられている。レーザ干渉計50はX移動鏡51の反射面と投影光学系PLの鏡筒下端に設けられた参照鏡52とのそれぞれに向けてレーザ光を照射するとともに、その反射光と入射光との干渉に基づいてX移動鏡51と参照鏡52との相対変位を計測することにより、基板ステージPST、ひいては感光基板PのX軸方向における位置を所定の分解能でリアルタイムに検出する。同様に、基板ステージPST上の+Y側の側縁にはX軸方向に沿って延設されたY移動鏡53(図1には不図示、図3参照)が設けられ、Y移動鏡53に対向する位置にはYレーザ干渉計(不図示)が設けられており、Yレーザ干渉計はY移動鏡53の反射面と投影光学系PLの鏡筒下端に設けられた参照鏡(不図示)とのそれぞれに向けてレーザ光を照射するとともに、その反射光と入射光との干渉に基づいてY移動鏡と参照鏡との相対変位を計測することにより、基板ステージPST、ひいては感光基板PのY軸方向における位置を所定の分解能でリアルタイムに検出する。レーザ干渉計の検出結果は制御装置CONTに出力され、制御装置CONTはレーザ干渉計の検出結果に基づいてリニアモータ30、40を介して基板ステージPSTの位置制御を行う。
【0014】
図3は基板ステージPSTを有するステージ装置2の概略斜視図である。また、図4(a)はステージ装置2の平面図、図4(b)はステージ装置2の側面図である。
図3及び図4に示すように、ステージ装置2は、X軸方向に沿った長尺形状を有するXガイドステージ35と、Xガイドステージ35で案内しつつ基板ステージPSTをX軸方向に所定ストロークで移動可能なXリニアモータ40と、Xガイドステージ35の長手方向両端に設けられ、このXガイドステージ35を基板ステージPSTとともにY軸方向に移動可能な一対のYリニアモータ30、30とを備えている。Xリニアモータ40は、Xガイドステージ35にX軸方向に延びるように設けられた固定子41と、この固定子41に対応して設けられ基板ステージPSTに固定された可動子42とを備えている。そして、可動子42が固定子41に対して駆動することで基板ステージPSTがX軸方向に移動する。ここで、基板ステージPSTはXガイドステージ35に対してZ軸方向に所定量のギャップを維持する磁石及びアクチュエータからなる磁気ガイドにより非接触で支持されている。基板ステージPSTはXガイドステージ35に非接触支持された状態でXリニアモータ40によりX軸方向に移動する。
【0015】
Yリニアモータ30のそれぞれは、Xガイドステージ35の長手方向両端に設けられた可動子32と、この可動子32に対応して設けられた固定子31とを備えている。そして、可動子32が固定子31に対して駆動することでXガイドステージ35が基板ステージPSTとともにY軸方向に移動する。また、Yリニアモータ30、30のそれぞれの駆動を調整することでXガイドステージ35はθZ方向にも回転移動可能となっている。したがって、このYリニアモータ30、30により基板ステージPSTがXガイドステージ35とほぼ一体的にY軸方向及びθZ方向に移動可能となっている。
【0016】
基板定盤4は、互いに独立した部材からなる第1定盤4A及び2つの第2定盤4Bにより構成されている。第2定盤4Bは第1定盤4AのX軸方向両側にそれぞれ設けられている。基板ステージPSTの底面には気体軸受装置である複数のエアベアリング37が設けられており、これらエアベアリング37により基板ステージPSTは第1定盤4Aに対して非接触支持されている。また、第1定盤4Aはベースプレート6上に防振ユニット13を介してほぼ水平に支持されている。第2定盤4Bはベースプレート6上に支持されている。第2定盤4Bの側面視形状は略L字状である。第2定盤4Bの平面部45上に、軸受装置60を介してYリニアモータ30の固定子31が支持されている。ここで、図4(a)等に示すように、本実施形態では、軸受装置60はY軸方向に4つ並んで配置されている。また、第2定盤4Bの上部はガイド部46となっており、ガイド部46はXガイドステージ35の両端下面に設けられた凹部47を有する被ガイド部材82と係合する。ガイド部46は被ガイド部材82と係合しつつY軸方向に移動するXガイドステージ35を案内する。そして、凹部47とガイド部46との間には軸受装置80が介在している。
【0017】
図5は、Yリニアモータ30の固定子(第1構造体)31の下面33と第2定盤(第2構造体)4Bの平面部45との間に介在する軸受装置60を示す図である。
図5において、軸受装置60は、気体吹出部63を備えたパッド部69を有する第1部材61と、第1部材61の下面(第1面)64に対向する上面(第2面)65を有する第2部材62と、第1面64と第2面65との間に介在する流体軸受(軸受部)67とを備えている。第2部材62は第2定盤4Bの平面部45に固定された半球状部材である。気体吹出部63は第1部材61の上面(所定面)68に設けられている。パッド面(第1部材61の上面68)は平坦面である。また、固定子31の下面33も平坦面である。パッド部69の気体吹出部63は固定子31の下面33に対してエア(空気)を吹き出し、パッド部69と下面33との間で気体軸受(エアベアリング)72が形成されている。
【0018】
第1部材1においてパッド部69が設けられている上面68の反対側にある第1面64は凹状曲面となっている。一方、第1面64に対向する第2部材62の第2面65は、第1面64の凹状曲面に沿う凸状曲面(半球状面)となっている。そして、凸状曲面である第2面65には流体吹出口70が設けられている。流体吹出口70からは第1面64に対してエア(空気)が吹き出されるようになっており、第1面64と第2面65との間で気体軸受(エアベアリング、流体軸受)67が形成されている。
【0019】
パッド部69の気体吹出部63には、流路73を介して第1気体供給部74が接続されている。一方、第2部材62の流体吹出口70には、流路75を介して第2気体供給部76が接続されている。すなわち、エアベアリング67におけるエアは、第1部材61における気体吹出部63から吹き出されるエアとは独立している。また、流路73、75には弁73A、75Aがそれぞれ設けられている。第1、第2気体供給部74、76及び弁73A、75Aの動作は制御装置CONTにより制御されるようになっている。制御装置CONTは第1、第2気体供給部74、76及び弁73A、75Aの動作を制御することにより、エアベアリング72及びエアベアリング67の浮上力(ギャップ)を個別に調整可能である。また、エアベアリング72及びエアベアリング67の浮上力(ギャップ)は一括して調整されてもよい。
【0020】
そして、固定子(第1構造体)31はエアベアリング72により第2定盤(第2構造体)4Bに対して非接触支持される。このため、運動量保存の法則によりXガイドステージ35及び基板ステージPSTの+Y方向(−Y方向)の移動に応じて固定子31が−Y方向(+Y方向)に移動する。この固定子31の移動によりXガイドステージ35及び基板ステージPSTの移動に伴う反力が相殺されるとともに重心位置の変化を防ぐことができる。すなわち、固定子31はいわゆるカウンタマスとしての機能を有している。ここで、複数並んで設けられている軸受装置60の並び方向は、固定子31が移動できる方向に沿っている。更に、エアベアリング67により第1部材61は第2部材62に対して非接触支持されている。また、第1面64及び第2面65は曲面状に形成されているため、第1部材61は第2部材62に対して揺動可能となっている。
【0021】
図6〜図8はエアベアリング67を構成する第2部材62の流体吹出口70及び溝形状の一例を示す図である。
図6(a)において、流体吹出口70は、第2部材62の第2面65において平面視ほぼ中央部に設けられており、この流体吹出口70に連続するように十文字状の溝77が形成されている。図6(b)において、第2面65の平面視ほぼ中央部に設けられた流体吹出口70には、十文字状及び円環状の溝77が連続するように形成されている。図7(a)、(b)は図6(a)、(b)の変形例であって、流体吹出口70を2つ備えた例を示す図である。図8(a)は流体吹出口70が1つ設けられ、溝77は形成されていない例を示す図である。図8(b)は、流体吹出口として多孔質体78を採用した例を示す図である。多孔質体78は例えばセラミックスあるいは金属の焼結体により形成されている。そして、エアベアリング67の形態としては、オリフィス絞り、自成絞り、表面絞り、多孔質絞り、及びオリフィス絞りと自成絞りとを組み合わせた複合絞り等を採用することができる。
【0022】
図9(a)は、第2定盤4Bのガイド部46とXガイドステージ35に取り付けられた被ガイド部材82との間に介在する軸受装置80A(80)を示す図である。ここで、軸受装置80Aは、図4(a)等に示すように、2つ設けられたガイド部46、46のうち、−X側のガイド部46に取り付けられる軸受装置80Aである。
図9(a)において、軸受装置80Aは、気体吹出部83を備えたパッド部89を有する第1部材81と、第1部材81の上面(第1面)84に対向する面(第2面)85を有する被ガイド部材(第2部材)82と、第1面84と第2面85との間に介在する流体軸受(軸受部)87とを備えている。被ガイド部材82はXガイドステージ35に取り付けられ、ガイド部46に係合する凹部47を有している。気体吹出部83は第1部材81の下面(所定面)88に設けられている。パッド面(第1部材81の下面88)は平坦面である。また、ガイド部46の上面49も平坦面である。パッド部89の気体吹出部83はガイド部46の上面49に対してエア(空気)を吹き出し、パッド部89と上面49との間で気体軸受(エアベアリング)92が形成されている。
【0023】
第1部材81は半球状部材であり、第1部材81においてパッド部89が設けられている下面88の反対側にある第1面84は凸状曲面(半球状面)となっている。一方、第1面84に対向する被ガイド部材82の第2面85は、第1面84の凸状曲面に沿う凹状曲面となっている。そして、凸状曲面である第1面84には流体吹出口90が設けられている。流体吹出口90からは第2面85に対してエア(空気)が吹き出されるようになっており、第1面84と第2面85との間で気体軸受(エアベアリング、流体軸受)87が形成されている。
【0024】
パッド部89の気体吹出部83には、流路93を介して第1気体供給部94が接続されている。一方、第1部材81の流体吹出口90には、流路95を介して第2気体供給部96が接続されている。また、流路93、95には弁93A、95Aがそれぞれ設けられている。第1、第2気体供給部94、96及び弁93A、95Aの動作は制御装置CONTにより制御されるようになっている。制御装置CONTは第1、第2気体供給部94、96及び弁93A、95Aの動作を制御することにより、エアベアリング92及びエアベアリング87の浮上力(ギャップ)を個別に調整可能である。
【0025】
Xガイドステージ35はエアベアリング92により第2定盤4Bに対して非接触支持されている。更に、エアベアリング87により被ガイド部材82は第1部材81に対して非接触支持されている。また、第1面84及び第2面85は曲面状に形成されているため、被ガイド部材82は第1部材81に対して揺動可能となっている。
【0026】
ここで、エアベアリング87を構成する第1部材81の流体吹出口90及び溝形状は、図6〜図8を用いて説明した構成を採用することができる。また、第1部材81の第1面84の下部には鍔部84Aが形成されている。一方、第2面85の下部には、鍔部84Aと係合可能なフランジ部85Aが設けられている。フランジ部85Aは、図9(b)に示すように、円環状部材であって周方向に所定間隔で設けられた貫通穴97を有している。貫通穴97を設けたことにより、流体吹出口90から吹き出された気体は、貫通穴97を介して第1面84と第2面85とで形成される空間から円滑に排気されるようになっている。
【0027】
以上、2つのガイド部46、46のうち、一方のガイド部46に取り付けられる軸受装置80Aについて説明した。他方のガイド部46に取り付けられる軸受装置80Bの第1部材81は、図10に示すように、Y軸方向に延びるシリンダ型(蒲鉾型)に形成されている。すなわち、第1部材81の第1面84は断面視円弧状(凸状曲面状)に形成されており、この第1面84に対応する被ガイド部材82の第2面85は第1面84の形状に沿う凹状曲面となっている。そして、本実施形態では、図4(a)に示すように、軸受装置80BはY軸方向に2つ並んで配置され、一方、軸受装置80Aは1つ配置された構成となっている。
【0028】
次に、図11を参照しながら、第2定盤4Bと固定子31との間に介在する軸受装置60の作用について説明する。第2定盤4Bとリニアモータ30の固定子31との間にエアベアリングを介在させ、第2定盤4B及び固定子31のいずれか一方が撓んだ場合において、図11(a)に示すように、エアベアリング67が無い構成であると、エアベアリング72のパッド部69が固定子31に接触する状態(いわゆる「かじり」)が発生し、第2定盤4Bに対して固定子31が非接触支持されない。一方、図11(b)に示すように、エアベアリング67を設けたことにより、例えば第2定盤4B(あるいは固定子31)が撓んでも、エアベアリング67の第1部材61に対して第2部材62が曲面形状に沿って揺動することにより第2定盤4Bの撓みを吸収する。これにより、エアベアリング72におけるパッド部69と固定子31の下面33とのギャップが維持され、かじりの発生を抑制できる。
【0029】
次に、図12を参照しながら、第1部材81(61)の半球状部分の曲率の設定手順について説明する。
図12(a)に示すように、固定側である第1部材81に対して可動側である第2部材82が図中、右方向にδX移動したとする。このとき、第1部材81の円弧中心Oからの任意角度θ傾きのエアベアリング剛性について考える。仰角θにある微小面積dAに作用する力について考える。エアギャップは図中、r1−r0で平衡を保っているとする。可動側(第2部材82)をδx移動した後のエアギャップはL−r0である。余弦定理より、
【数1】
【数2】
である。
L≧0より、(2)式は、
【数3】
となる。
【0030】
ここで、平衡状態からのギャップ変化δrは、
【数4】
である。δx≪r1より、(4)式は、
【数5】
となる。これは、図12(b)の近似を意味する。
【0031】
次に、図10に示したようなシリンダ型(蒲鉾型)の第1部材を有するベアリングについて考える。
ベアリング曲率半径:r0
カップ角度:α〜π・α
単位面積当たりの剛性:k〔N/m3〕
シリンダ部(第1部材81)の幅:b
とすると、δx水平移動における抗力Fh1は、
【数6】
である。ここで、単位面積当たりの剛性kは、ベアリングの負荷容量、発振の生じ易さ(一般に、剛性を高くすると発振し易くなる)に基づいて決められている値である。また、カップ角度αは、図12(c)に示す角度である。
【0032】
dA=r0dθより、(6)式は、
【数7】
となる。(7)式より、剛性Kh1は、
【数8】
となる。
【0033】
次に、図9に示したような球体型の第1部材を有するベアリングについて考える。
図12(b)に示すような座標系において、エアベアリング側の球体の中心を通り、Z軸方向に平行な面を考える。この面とYZ平面とのなす角度をφとすると、球体ベアリングの水平抗力Fh2は、
【数9】
である。dA=r0dθr0dφより、(9)式は、
【数10】
となる。(10)式より球体ベアリングの横方向剛性Kh2は、
【数11】
となる。
【0034】
図12(a)、(b)のように半球状のエアベアリングにおいて、δxのような肩変位をしたとき、球中心より右のエアベアリングには圧縮力、左には引っ張り力の復元力が発生する。上記の力により、紙面垂直となるX軸まわりにモーメントが発生し、このモーメントと平面ベアリングのX軸まわりの回転剛性とが釣り合うこととなる。以下に釣り合い点に如何なるパラメータが起因するかを考察する。
まず、球面の変位により発生するモーメントをM1とする。
【数12】
である。dA=r0dθr0dφより、
【数13】
となる。一方、平面ベアリングの端点の変位をδZ、このときのモーメントM2の釣り合いを考えると、
【数14】
となる。(13)、(14)式を比較して、設計条件としては、所望のギャップ変動(例えば2μm以下)でM1≦M2とならなければならないため、
【数15】
である。(15)式中、δZはベアリング下のZ方向における隙間に対応する。
【0035】
ベアリング設計条件としては、
・(7)式でXモータ反力を受ける条件で解くこと。
・(8)式でXモータ固定子振動を考慮すること。すなわち、ベアリング部の振動とモータの応答周波数との関係を考慮することであって、互いの帯域が重ならないように設定すること。具体的には、モータの応答周波数と干渉しないようにこの応答周波数より大きくなるように設定される。
・(10)、(11)式で加速時に球面ベアリングが脱離しないこと。
・(15)式で球面ベアリングにおいて、カジリが発生しないこと。
が挙げられる。
例えば、上記(7)式において、水平抗力Fh1はXモータから受ける反力を表す。例えば、図4(b)において、リニアモータ40によって基板ステージPSTが+X側に駆動される際の反力は、Xガイドステージ35と軸受装置80A、80Bを介して第2定盤4Bに伝達される。この反力に耐えられるように軸受装置80A、80Bの設計が行われる。
計算手順としては、まず、上記(7)、(8)式から、Fh1=δx・Kh1となるので、この式のFh1及びδxに所定値(モータ出力、ベアリングのギャップ)を代入しKh1を求める。このKh1から周波数を計算し、上述の条件を満たしている場合は、Kh1の値と(8)式とから、ベアリングのシリンダ部の幅b、カップ角度α、単位面積当たりの剛性kを設計値として固定すれば、曲率r0を求めることができる。
上記(10)、(11)は球体ベアリングを想定しているので、式にはbの代わりにr0が代入されるが、曲率r0は(7)、(8)式と同様にして求めることができる。
【0036】
以上説明したように、パッド部69を有する第1部材61と第2部材62との間に別のエアベアリング67を設けたことにより、第1部材61に対して第2部材62が揺動可能となり、しかも第1面64及び第2面65の面積を大きくしても第1部材61と第2部材62との間で大きな摩擦力が発生するのを抑えることができる。したがって、剛性の低下を招くことなく、第2定盤4Bに対して固定子31を良好な状態で非接触支持できる。特に、軸受部67を非接触ベアリングであるエアベアリング(気体軸受)67としたことにより、第1面64と第2面65との摩擦の発生を効果的に抑えることができる。そして、第1面64及び第2面65のそれぞれを曲面状にすることにより第1部材61に対して第2部材62が円滑に揺動可能となり、この揺動により固定子31の撓みを吸収してかじりの発生を効果的に抑えることができる。更に、第1面64及び第2面65を曲面状にすることにより、第2定盤4Bと固定子31との水平方向への相対的な移動の抗力を第1面64及び第2面65で受けることができる。
【0037】
本実施形態におけるエアベアリング67(87)の流体吹出口70(90)は、第1部材61の第1面64及び第2部材62の第2面65のうち凸状曲面に設けられた構成であり、凹状曲面に加工する場合に比べて溝77や流体吹出口70を円滑に加工することができる。
【0038】
本実施形態では、2つ設けられたリニアモータ30、30の固定子31、31は、第1定盤4Aの両側に設けられた第2定盤4Bのそれぞれに支持されている構成である。また、第1定盤4Aはベースプレート6に対して防振ユニット13を介して支持されている。したがって、第2定盤4Bで発生した振動は第1定盤4Aに対して伝達しない。一方、2つの第2定盤4Bは互いに独立して設けられているので、互いの相対位置変化によりXガイドステージ35がθX方向にねじれる場合が生じる。しかしながら、一方の軸受装置80Aの第1面84が球面状に形成されているので、被ガイド部材82が球面に沿って揺動することで前記ねじれを吸収できる。
【0039】
本実施形態において、エアベアリング67の流体吹出口70は第2定盤4Bの平面部45に固定された第2部材62に形成されている構成である。すなわち、第1、第2部材61、62のうちエアベアリング67の流体吹出口70を備えている部材62が、所定の基準面であるベースプレート6に対して固定されている第2定盤4Bに接続されている構成である。これにより、第1部材61に流体吹出口70を設ける構成に比べてエアベアリング67のギャップ確保を円滑に行うことができる。
【0040】
なお、上記実施形態では、軸受部67、87を有する軸受装置60、80は基板ステージPSTに設けられている構成であるが、マスクステージMSTの軸受装置(エアベアリング)に、本発明に係る軸受装置を適用することはもちろん可能である。
【0041】
なお、本実施形態においては、流体軸受としてエアベアリングを用いた場合について説明したが、軸受に使用される流体はエア又は気体に限定されるものではない。軸受装置周辺の機器が密閉されている等、周囲の環境が許す状態にあれば、流体として液体を使うことも可能である。
【0042】
以下、図13〜図16を参照しながら軸受装置80Aにおける気体供給系に関する他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する気体供給系の形態は、軸受装置80Bや軸受装置60にももちろん適用可能である。また、以下に説明する実施形態において、上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
図13において、軸受装置80Aは、気体供給部100と、一端部が気体供給部100に接続され、他端部が第1流路101と第2流路102とに分岐した主流路103とを備えている。そして、エアベアリング87の流体吹出口90に第1流路101が接続し、エアベアリング92の気体吹出部83に第2流路102が接続している。また、第1、第2流路101、102には弁101A、102Aがそれぞれ設けられており、主流路103には弁103Aが設けられている。気体供給部100及び弁101A、102A、103Aの動作は制御装置CONTに制御され、制御装置CONTは、気体供給部100及び弁101A、102A、103Aの動作を制御することにより、エアベアリング87、92のギャップ調整をする。このように、1つの気体供給部100に、途中で分岐する流路を接続し、2つのエアベアリング87、92のそれぞれに気体供給を行うようにしてもよい。
【0043】
図14に示す例では、エアベアリング87の流体吹出口90は被ガイド部材82の凹状曲面85に設けられている。そして、エアベアリング87の流体吹出口90は、弁104Aを備える流路104を介して第1気体供給部105に接続され、エアベアリング92の気体吹出部83は、弁106Aを備える流路106を介して第2気体供給部107に接続されている。このように、エアベアリング87の流体吹出口90を凹状曲面側に設けてもよい。
図15に示す例では、第1部材81には上面(第1面)84と下面(所定面)88とを貫通する貫通穴108が形成されている。また、気体供給部110は、エアベアリング87の凹状曲面(第2面)85に設けられた流体吹出口90に、弁109Aを備えた流路109を介して接続されている。流体供給口90から吹き出された気体の一部は、エアベアリング87の第1面84と第2面85とのギャップ調整に用いられ、残りの一部は貫通穴108を介して第1部材81の下面88とガイド部46の上面49とのギャップ調整に用いられる。
図16に示す例では、エアベアリング87の被ガイド部材82の第2面85が凸状曲面に形成されており、この第2面85に流体吹出口90が設けられている。このように、第1部材81の上方に位置する被ガイド部材82側に凸状曲面(第2面)85を設けるようにしてもよい。
【0044】
図17は、軸受部87の他の実施形態を示す図である。図17に示すように、第1部材81の第1面84と第2部材82の第2面85との間には2つのエアベアリング87A、87Bが設けられている。すなわち、ほぼ球状に形成されている第1部材81の上部のうち上面87Cのみが平坦面となっており、この上面87C以外の2箇所に流体吹出口90A、90Bが形成され、これら流体吹出口90A、90Bのそれぞれに絞りが連続するように形成されていることで、2つのエアベアリング87A、87Bが形成されている。一方、第1部材81のパッド部89とガイド部46の上面49との間には、上記実施形態同様、エアベアリング92が形成されている。なお、図17には、第1面84と第2面85との間に2つのエアベアリング87A、87Bが設けられている例が示されているが、エアベアリングは3つ以上の任意の複数設けられていてもよい。このように、第1面84と第2面85との間の任意の複数箇所にエアベアリングを設ける構成とすることができる。
【0045】
図18は、軸受部87にボールベアリングを用いた例を示す図である。このように、第1部材81の第1面84と第2部材82の第2面85との間に介在する軸受部87としてボールベアリングを採用することが可能である。
【0046】
なお、本実施形態におけるリニアモータにおいて、固定子がコイルユニットであり可動子が磁石ユニットである所謂ムービングマグネット型のリニアモータでもよいし、固定子側に磁石が設けられ、可動子側にコイルが設けられたムービングコイル型のリニアモータでもよい。
【0047】
なお、上記実施形態の感光基板Pとしては、半導体デバイス用の半導体ウエハのみならず、液晶ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
【0048】
露光装置EXとしては、マスクMと感光基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置の他に、マスクMと感光基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを露光し、感光基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置にも適用することができる。
【0049】
露光装置EXの種類としては、ウエハに半導体デバイスパターンを露光する半導体デバイス製造用の露光装置に限られず、角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶表示素子製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
【0050】
また、露光用照明光の光源として、超高圧水銀ランプから発生する輝線(g線(436nm)、h線(404.7nm)、i線(365nm))、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2 レーザ(157nm)のみならず、X線や電子線などの荷電粒子線を用いることができる。例えば、電子線を用いる場合には電子銃として、熱電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB6 )、タンタル(Ta)を用いることができる。さらに、電子線を用いる場合は、マスクMを用いる構成としてもよいし、マスクMを用いずに直接ウエハ上にパターンを形成する構成としてもよい。また、YAGレーザや半導体レーザ等の高周波などを用いてもよい。
【0051】
投影光学系PLとしては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過する材料を用い、F2 レーザやX線を用いる場合は反射屈折系または屈折系の光学系にし(マスクMも反射型タイプのものを用いる)、また電子線を用いる場合には光学系として電子レンズ及び偏向器からなる電子光学系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は、真空状態にすることはいうまでもない。また、投影光学系PLを用いることなく、マスクMと基板Pとを密接させてマスクMのパターンを露光するプロキシミティ露光装置にも適用可能である。
【0052】
上記実施形態のように基板ステージPSTやマスクステージMSTにリニアモータを用いる場合においてエアベアリングを用いたエア浮上型に限られず、ローレンツ力又はリアクタンス力を用いた磁気浮上型を用いてもよい。また、各ステージPST、MSTは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
【0053】
基板ステージPSTの移動により発生する反力は、特開平8−166475号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。また、マスクステージMSTの移動により発生する反力は、特開平8−330224号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
【0054】
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0055】
半導体デバイスは、図19に示すように、デバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に露光する基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、気体吹出部を有する第1部材と第2部材との間に別の軸受部を設けたことにより、第1部材と第2部材との間で大きな摩擦力が発生するのを抑えつつ、気体吹出部と構造体との接触を防ぐことができる。したがって、第1構造体と第2構造体とを良好な状態で非接触支持することができ、この軸受装置をステージ装置に適用することにより、円滑なステージ移動を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステージ装置を備えた露光装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】ステージ装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の軸受装置を備えたステージ装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図4】(a)は図3のステージ装置の平面図、(b)は側面図である。
【図5】軸受装置の一実施形態を示す側面図である。
【図6】軸受装置の流体吹出口の一実施例を示す図である。
【図7】軸受装置の流体吹出口の一実施例を示す図である。
【図8】軸受装置の流体吹出口の一実施例を示す図である。
【図9】(a)は軸受装置の一実施形態を示す側面図、(b)は(a)の軸受装置に設けられたフランジ部を示す図である。
【図10】軸受装置の第1部材の一例を示す概略斜視図である。
【図11】本発明の軸受装置の作用を説明するための図である。
【図12】第1部材の曲率の設定手順を説明するための図である。
【図13】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図14】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図15】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図16】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図17】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図18】本発明の軸受装置の他の実施形態を示す図である。
【図19】半導体デバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1、2…ステージ装置、4B…第2定盤(第2構造体)、
30…リニアモータ、31…固定子(第1構造体)、
35…Xガイドステージ(第1構造体)、60、80…軸受装置、
61、81…第1部材、62、82…第2部材、63、83…気体吹出部、
64、84…第1面、65、85…第2面、
67、87…軸受部(流体軸受、ボールベアリング)、68、88…所定面、
70、90…流体吹出口、EX…露光装置、M…マスク、
MST…マスクステージ、P…感光基板(基板)、PST…基板ステージ
Claims (10)
- 第1部材の所定面に気体吹出部を備えた軸受装置において、前記第1部材の前記所定面以外の第1面に対向する第2面を有する第2部材と、前記第1面と前記第2面との間に介在する軸受部とを備えたことを特徴とする軸受装置。
- 前記第1面は前記第1部材において前記所定面の反対側にあることを特徴とする請求項1記載の軸受装置。
- 前記軸受部は流体軸受であることを特徴とする請求項1又は2記載の軸受装置。
- 前記流体軸受における流体は、前記第1部材における前記気体吹出部から吹き出される気体とは独立に設けられていることを特徴とする請求項3記載の軸受装置。
- 前記第1面及び前記第2面のいずれか一方は凸状曲面であるとともに他方は該凸状曲面に沿う凹状曲面であり、前記流体軸受の流体吹出口は、前記凸状曲面に設けられていることを特徴とする請求項4記載の軸受装置。
- 前記軸受部はボールベアリングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の軸受装置。
- 第1構造体に対して第2構造体を支持する気体軸受装置を備えたステージ装置において、
前記気体軸受装置に、請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の軸受装置が用いられていることを特徴とするステージ装置。 - 前記軸受装置は、前記第1構造体及び前記第2構造体のいずれか一方が移動できる方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項7記載のステージ装置。
- 前記軸受部は流体軸受により構成されており、
前記第1、第2部材のうち前記流体軸受の流体吹出口を備えている部材が、前記第1、第2構造体のうち所定の基準面に略固定されている構造体に接続されていることを特徴とする請求項7又は8記載のステージ装置。 - マスクステージに支持されたマスクのパターンを基板ステージに支持された基板に露光する露光装置において、
前記マスクステージ及び前記基板ステージのうち少なくともいずれか一方に、請求項7〜請求項9のいずれか一項記載のステージ装置が用いられていることを特徴とする露光装置。
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-
2002
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