JP2009088037A - 露光方法及びデバイス製造方法、並びに露光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体の外部への漏れ出しを抑制する。
【解決手段】 露光装置は、ウエハWを保持してXY平面内で移動可能なウエハテーブルWTBと、投影光学系PLとウエハWとの間に液体Lqを供給して液浸領域を形成するノズルユニット16と、液浸領域に少なくとも一部が接触した状態で、ウエハテーブルWTBのXY平面内での移動と並行して、ウエハテーブルWTBと同一方向に移動可能な緩衝部材30とを備えている。この場合、ウエハW表面との境界近傍の液体Lqの緩衝板30との境界近傍の液体Lqに対する相対移動量は、緩衝部材が無い場合の、ウエハW表面との境界近傍の液体Lqのノズルユニット16(又はレンズ26)との境界近傍の液体Lqの相対移動量に比べて小さくなる。
【選択図】図2
【解決手段】 露光装置は、ウエハWを保持してXY平面内で移動可能なウエハテーブルWTBと、投影光学系PLとウエハWとの間に液体Lqを供給して液浸領域を形成するノズルユニット16と、液浸領域に少なくとも一部が接触した状態で、ウエハテーブルWTBのXY平面内での移動と並行して、ウエハテーブルWTBと同一方向に移動可能な緩衝部材30とを備えている。この場合、ウエハW表面との境界近傍の液体Lqの緩衝板30との境界近傍の液体Lqに対する相対移動量は、緩衝部材が無い場合の、ウエハW表面との境界近傍の液体Lqのノズルユニット16(又はレンズ26)との境界近傍の液体Lqの相対移動量に比べて小さくなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、露光方法及びデバイス製造方法、並びに露光装置に係り、更に詳しくは、光学系と液体とを介してエネルギビームにより物体を露光する露光方法及び該方法を用いるデバイス製造方法、並びに前記露光方法を実施するのに好適な露光装置に関する。
従来、半導体素子(集積回路等)、液晶表示素子等の電子デバイス(マイクロデバイス)を製造するリソグラフィ工程では、マスク(レチクル、フォトマスク等)に形成されたパターンを、投影光学系を介して、レジスト等の感応剤が塗布された基板(ウエハ、ガラスプレート等)上に転写する、例えばステッパ又はスキャナなどの投影露光装置が用いられている。
半導体素子は、年々高集積化するとともにデバイスルール(実用最小線幅)が微細化し、これに伴って、投影露光装置には、より高い解像力(解像度)が年々要求されるようになってきた。かかる要請に応えるべく、露光装置メーカでは、露光波長の短波長化とともに、投影光学系の開口数(NA)の増大化(いわゆる高NA化)が推し進められてきた。そして、最近では、実質的に露光波長を短くして、かつ空気中に比べて焦点深度を大きく(広く)する、特許文献1などに開示される液浸法を利用した液浸露光装置が実用化されるに至っている。特許文献1に開示される液浸露光装置は、投影光学系の下面と基板表面との間を水又は有機溶媒等の液体で局所的に満たした状態で露光を行う、局所液浸露光装置である。
しかるに、上記の局所液浸露光装置では、基板を保持するステージが、所定速度以上で所定距離以上移動すると、液浸領域を形成している液体が、外部に漏れ出すことがあることが最近になって判明した。
発明者は、上記の液体の漏れ出しを防止すべく、鋭意研究を行った結果、液浸領域に一部が接触した状態で、板等の部材を、基板を保持するステージの移動方向と同一方向に移動させることで、液体の漏れ出しを抑制できることを見出した。
本発明は、上記の発明者の新規知見に基づいてなされたもので、第1の観点からすると、光学系と液体とを介してエネルギビームにより物体を露光する露光方法であって、前記物体を移動させるのと並行して、前記物体の移動方向と同一方向に、前記光学系と物体との間に保持された前記液体に少なくとも一部が接触している緩衝部材を移動させる工程を含む露光方法である。
これによれば、物体表面との境界近傍の液体が物体と共に所定方向に移動するとき、これと並行して緩衝部材との境界近傍の液体も所定方向(物体と同一方向)に移動する。この場合、物体表面との境界近傍の液体の緩衝部材との境界近傍の液体に対する相対移動量は、緩衝部材が無い場合の、物体表面との境界近傍の液体の光学系との境界近傍の液体の相対移動量に比べて小さくなり、この結果、液体の外部への漏れ出しを抑制することが可能になる。
本発明は、第2の観点からすると、上記露光方法を用いて物体を露光し、前記物体上にパターンを形成する工程と;前記パターンが形成された物体に処理を施す工程と;を含むデバイス製造方法である。
これによれば、液体の漏れ出し及びその液体の残存などの影響をうけることなく、物体を露光して、該物体上にパターンを精度良く形成することができ、このパターンが精度良く形成された物体に処理を施すことで、デバイスの生産性(歩留まりを含む)の向上を図ることが可能になる。
本発明は、第3の観点からすると、光学系と液体とを介してエネルギビームにより物体を露光する露光装置であって、前記物体を保持して所定の平面内で移動可能な移動体と;前記光学系と前記物体との間に前記液体を供給して液浸領域を形成する液浸ユニットと;前記液浸領域に少なくとも一部が接触した状態で、前記移動体の前記平面内での移動と並行して、前記移動体の移動方向と同一方向に移動可能な緩衝部材と;を備える露光装置である。
これによれば、その上面に液浸領域が形成された物体を保持する移動体が所定方向に移動するとき、緩衝部材が液浸領域に少なくとも一部が接触した状態で、移動体の移動と並行して移動する。これにより、物体表面との境界近傍の液体が物体と共に所定方向に移動するとき、これと並行して緩衝部材との境界近傍の液体も所定方向(物体と同一方向)に移動する。この場合、物体表面との境界近傍の液体の緩衝部材との境界近傍の液体に対する相対移動量は、緩衝部材が無い場合の、物体表面との境界近傍の液体の光学系との境界近傍の液体の相対移動量に比べて小さくなり、この結果、液体の外部への漏れ出しを抑制することが可能になる。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図3(B)に基づいて説明する。
図1には、一実施形態に係る露光装置100の構成が概略的に示されている。この露光装置100は、ステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影露光装置、すなわちいわゆるスキャナである。また、露光装置100は、後述するように投影光学系PLの下面とウエハW表面との間を液体Lqで局所的に満たした状態で露光を行う、局所液浸露光装置である。以下においては、投影光学系PLの光軸AXと平行な方向をZ軸方向、これに直交する面内でレチクルRとウエハWとが相対走査される方向をY軸方向、Z軸及びY軸に直交する方向をX軸方向とし、X軸、Y軸、及びZ軸回りの回転(傾斜)方向をそれぞれθx、θy、及びθz方向として説明を行う。
この露光装置100は、照明系IOP、該照明系IOPからの露光用照明光(以下、「照明光」又は「露光光」と呼ぶ)ILにより照明されるレチクルRを保持するレチクルステージRST、レチクルRから射出された照明光ILをウエハW上に投射する投影光学系PLを含む投影ユニットPU、ウエハステージWST、及びこれらの制御系等を含んでいる。ウエハステージWST上には、ウエハWが載置されている。
投影ユニットPUは、鏡筒12と、該鏡筒12内に所定の位置関係で保持された複数の光学素子から成る投影光学系PLとを含んでいる。投影光学系PLとしては、例えばZ軸に平行な光軸AX方向に沿って配列された複数のレンズ(レンズエレメント)から成る屈折光学系が用いられている。この投影光学系PLは、例えば両側テレセントリックで所定の投影倍率(例えば1/4倍、1/5倍又は1/8倍など)を有する。
なお、本実施形態の露光装置100では、液浸法を適用した露光が行われるため、ペッツヴァルの条件を満足させ易くし、かつ投影光学系の大型化を避けるために、ミラーとレンズとを含んで構成される反射屈折系(カタディ・オプトリック系)を用いても良い。
また、露光装置100では、液浸法を適用した露光を行うため、投影ユニットPUの下端部近傍に局所液浸装置14が設けられている。この局所液浸装置14は、図2に示されるように、ノズルユニット(局所液浸ユニット)16、液体供給装置18、複数の液体供給管20、液体回収装置22、及び液体回収管24等を含んでいる。
ノズルユニット16は、投影光学系PLを構成する最も像面側(ウエハW側)の光学素子、ここではレンズ(以下、「先端レンズ」ともいう)26を保持する鏡筒12の下端部周囲を取り囲むように、設けられている。
ノズルユニット16は、その中央部にZ軸方向に沿って貫通形成された貫通孔16aを有する略円環状の部材から成る。このノズルユニット16の貫通孔16a近傍には、複数の液体供給路16bが形成されている(ただし、図2では、貫通孔16aの+Y側及び−Y側近傍に形成された2つの液体供給路16bのみが図示されている)。複数の液体供給路16bは、その上側(+Z側)の開口端が貫通孔16aの外周縁に沿って所定間隔となるように形成されている。また、ノズルユニット16の下面(−Z側の面)には、円環状の凹部から成る液体回収口16cが形成されている。液体回収口16cの下端部には、液体回収口16cの下端部と同一形状の多孔部材28が設けられている。本実施形態では、多孔部材28の下面のZ位置と、ノズルユニット16の下面中央部16dのZ位置とが一致した状態となっている。
複数の液体供給路16bの上側(+Z側)の開口端それぞれには、その一端が、液体供給装置18に接続された液体供給管20の他端が接続されている。また、液体回収口16cには、その一端が、液体回収装置22に接続された液体回収管24の他端が接続されている。
本実施形態においては、図2に示されるように、投影ユニットPU下方にウエハWが存在する場合に、主制御装置50(図1参照)の指示の下、液体供給装置18から、複数の液体供給管20及び複数の液体供給路16bを介して、先端レンズ26とウエハWとの間に液体が供給されるとともに、供給される液体の量と同一量の液体が、先端レンズ26とウエハWとの間から液体回収口16c及び液体回収管24を介して、液体回収装置22によって回収される。これにより、先端レンズ26とウエハWとの間に、一定量の液体Lqが保持される。この液体Lqにより形成される液浸領域は、平面視(+Z方向から見て)円形となっている。この場合、先端レンズ26とウエハWとの間に保持された液体Lqは、常に入れ替わっている。
なお、本実施形態では、液体Lqとして、照明光ILとして用いられる後述のArFエキシマレーザ光(波長193nmの光)が透過する純水を用いるものとする。ArFエキシマレーザ光に対する純水の屈折率nは、ほぼ1.44であり、この純水の中では、照明光ILの波長は、193nm×1/n=約134nmに短波長化される。
本実施形態では、先端レンズ26の下面(液体接触面)が液体Lqとの親液性(親水性)を有するように、例えば、先端レンズ26を純水との親和性が高い蛍石で形成するとともに、ノズルユニット16の下面(液体接触面)が液体Lqとの親液性(親水性)を有するように、例えば、ノズルユニット16の下面に所定の親液化処理を施すこととしている。ノズルユニット16の親液化処理としては、例えば、MgF2、Al2O3、SiO2などの親液性材料をノズルユニット16の下面(液体接触面)にコーティングする処理を採用することができる。また、本実施形態のように液体Lqとして純水を用いる場合には、純水の極性が大きいことを利用して、極性の大きい分子構造を有する物質(例えばアルコールなど)から成る薄膜を、ノズルユニット16の下面に設ける処理を親液化処理として採用することも可能である。
なお、先端レンズ26は、水との親和性が高い石英で形成することとしても良い。また、先端レンズ26の下面に、上述したノズルユニット16と同様の親液化処理を施すこととしても良い。
このように、先端レンズ26の下面及びノズルユニット16の下面が親液性を有することにより、液体Lqの表面張力を利用して、液体Lqの液浸領域を、先端レンズ26の下面及びノズルユニット16の下面と、ウエハWの上面、及び後述する撥液プレートの上面との間で良好に形成することができる。
また、ノズルユニット16の下方には、中央に矩形の開口(又は円形の開口)が形成されたX軸方向及びY軸方向の各一対の対向辺を有する矩形の板部材から成る緩衝板30が、XY平面に平行に配置されている。緩衝板30は、ここでは、ウエハWの表面と、ノズルユニット16の下面との間の高さ方向のほぼ中央の位置に配置されている。緩衝板30は、絶縁体材料により形成されている。
この緩衝板30の上方には、複数、例えば4つのエアベアリング静電ドライブユニット(以下、静電ドライブユニットと略述する)32が配置されている。この場合、静電ドライブユニット32は、ノズルユニット16の+X側、−X側、+Y側、−Y側に各1つ配置されている(図2では、このうち+Y側及び−Y側の静電ドライブユニット32のみ図示)。各静電ドライブユニット32は、緩衝板30を数μmのクリアランスを介して非接触で上方から保持する真空予圧型のエアベアリングと、緩衝板30を静電気を利用して駆動する静電モータ(いずれも不図示)とを含む。静電モータとして、例えば特開平10−248270号公報などに開示される静電モータを用いることができる。本実施形態では、4つの静電ドライブユニット32のうち、ノズルユニット16の+Y側、−Y側にそれぞれ位置する、図2に示される2つの静電ドライブユニット32が、緩衝板30をXY平面に平行な面内でY軸方向に往復駆動する。また、ノズルユニット16の+X側、−X側にそれぞれ位置する、2つの静電ドライブユニット32が、緩衝板30をXY平面に平行な面内でX軸方向に往復駆動する。すなわち、4つの静電ドライブユニット32によって、緩衝板30はXY平面に平行な面内で自在に駆動可能である。
なお、本実施形態では、4つの静電ドライブユニット32を用いて、緩衝板30をXY2次元方向に駆動するものとしているが、静電ドライブユニット32として、2次元駆動が可能な静電ドライブユニットを用いる場合には、2つ又は3つの静電ドライブユニットを用いて、緩衝板30をXY2次元方向に駆動することとしても良い。
本実施形態では、ウエハテーブルWTBが投影ユニットPUの下方で停止している状態では、図2に示されるように、緩衝板30の内周縁部の上下両面が液浸領域の液体Lqに接するように、緩衝板30の中央の開口の大きさが設定されている。また、緩衝板30の素材として、液体との親和性が良い素材を用いない場合には、その緩衝板30の表面には、前述と同様の親液化処理が施される。
また、図2では図示は省略されているが、各静電ドライブユニット32は、ノズルユニット16と共に、投影ユニットPUとは別の保持部材によって保持されている。このため、静電モータの駆動時に該モータに生じる振動や、液体の供給、回収動作時にノズルユニットによって生じる振動が、投影光学系PLに伝達されるおそれがないようになっている。
図1に戻り、ウエハステージWSTの底面には、例えば真空予圧型空気静圧軸受(以下、エアベアリングと呼ぶ)が複数ヶ所に設けられている。これらのエアベアリングにより、ウエハステージWSTは、不図示のベース盤の上方に数μm程度のクリアランスを介して非接触で支持されている。
ウエハステージWSTは、例えば複数のリニアモータによりXY平面内、すなわちX軸方向、Y軸方向及びθz方向に移動可能なステージ本体91と、該ステージ本体91上に不図示のZ・レベリング機構(例えばボイスコイルモータなど)を介して搭載され、ステージ本体91に対してZ軸方向、θx方向及びθy方向に相対的に微小駆動されるウエハテーブルWTBとを含んでいる。
ウエハテーブルWTB上には、ウエハWを真空吸着等によって保持するウエハホルダ(不図示)が設けられている。また、ウエハテーブルWTBの上面には、ウエハホルダ上に載置されるウエハWとほぼ面一であって、外形(輪郭)が矩形でその中央部にウエハホルダよりも一回り大きな円形の開口が形成された撥液プレート128が設けられている。
ウエハテーブルWTBの+Y端面,−X端面には、それぞれ鏡面加工が施されて反射面が形成されている。これらの反射面には、干渉計システムを構成するウエハステージ位置計測用のX軸干渉計及びY軸干渉計(図1では、Y軸干渉計116のみを図示)からの干渉計ビーム(測定ビーム)が投射され、その反射光を各干渉計で受光することにより、各反射面の基準位置(一般には投影ユニットPU側面に設けられた固定鏡の鏡面を基準面とする)からの変位が計測され、この計測値が主制御装置50に供給される。これにより、主制御装置50は、ウエハステージWSTの2次元位置を計測することができる。
照明系IOPは、例えば特開2001−313250号公報(対応する米国特許出願公開第2003/0025890号明細書)などに開示されるように、光源、オプティカルインテグレータ等を含む照度均一化光学系、レチクルブラインド等(いずれも不図示)を含んでいる。この照明系IOPでは、レチクルブラインドで規定されたレチクルR上のスリット状の照明領域を照明光(露光光)ILによりほぼ均一な照度で照明する。ここで、照明光ILとしては、一例としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)が用いられている。また、オプティカルインテグレータとしては、フライアイレンズ、ロッドインテグレータ(内面反射型インテグレータ)あるいは回折光学素子などを用いることができる。
レチクルステージRST上には、回路パターンなどがそのパターン面(図1における下面)に形成されたレチクルRが、例えば真空吸着により固定されている。レチクルステージRSTは、例えばリニアモータ等を含むレチクルステージ駆動系55によって、XY平面内で微少駆動可能であるとともに、所定の走査方向(ここでは図1における紙面内左右方向であるY軸方向)に指定された走査速度で駆動可能となっている。
レチクルステージRSTのステージ移動面内の位置(Z軸回りの回転を含む)は、レチクルレーザ干渉計(以下、「レチクル干渉計」という)53によって、移動鏡65(実際には、Y軸方向に直交する反射面を有するY移動鏡とX軸方向に直交する反射面を有するX移動鏡とが設けられている)を介して、例えば0.5〜1nm程度の分解能で常時検出される。このレチクル干渉計53の計測値は、主制御装置50に送られ、主制御装置50では、このレチクル干渉計53の計測値に基づいてレチクルステージ駆動系55を介してレチクルステージRSTのX軸方向、Y軸方向及びθz方向の位置(及び速度)を制御する。
本実施形態の露光装置100では、図示が省略されているが、例えば特開平6−283403号公報(対応する米国特許第5,448,332号明細書)等に開示されるものと同様の照射系と受光系とから成る斜入射方式の多点焦点位置検出系が設けられている。
本実施形態の露光装置における制御系は、装置全体を統括的に制御するマイクロコンピュータ(又はワークステーション)から成る主制御装置50を中心として構成されている。
露光装置100では、照明系IOPからの照明光ILによって照明領域IARが照明されると、投影光学系PLの第1面(物体面)とパターン面がほぼ一致して配置されるレチクルRを通過した照明光ILにより、投影光学系PLを介してその照明領域IAR内のレチクルの回路パターンの縮小像(回路パターンの一部の縮小像)が、その第2面(像面)側に配置される、表面にレジスト(感応剤)が塗布されたウエハW上の照明領域IARに共役な領域(以下、露光領域とも呼ぶ)IAに形成される。そして、レチクルステージRSTとウエハステージWSTとの同期駆動によって、照明領域IAR(照明光IL)に対してレチクルを走査方向(Y軸方向)に相対移動するとともに、露光領域IA(照明光IL)に対してウエハWを走査方向(Y軸方向)に相対移動することで、ウエハW上の1つのショット領域(区画領域)の走査露光が行われ、そのショット領域にレチクルのパターンが転写される。すなわち、本実施形態では照明系IOP、レチクルR及び投影光学系PLによってウエハW上にパターンが生成され、照明光ILによるウエハW上の感応層(レジスト層)の露光によってウエハW上にそのパターンが形成される。
また、上記の走査露光中、主制御装置50により、前述の多点焦点位置検出系の出力に基づいて、露光領域IAに対応するウエハW表面を、投影光学系PLの焦点深度の範囲内に極力一致させるべく、ウエハテーブルWTBを、Z軸方向、θx方向及びθz方向に微小駆動する、ウエハWのフォーカス・レベリング制御が行われている。
次に、主制御装置50による4つの静電ドライブユニット32を介した緩衝板30の制御動作の一例及びその緩衝板30の役割等について説明する。ここでは、一例として、図2に示されるように、ウエハテーブルWTB(ウエハステージWST)を+Y方向に速度2Vで駆動し、これとほぼ同期して緩衝板30を+Y方向に速度Vで駆動する場合について説明する。
この場合、ウエハテーブルWTBとノズルユニット16との相対速度は、2Vであり、ウエハテーブルWTBと緩衝板30、緩衝板30とノズルユニット16との相対速度は、ともにVである。従って、ウエハテーブルWTBが、静止状態から距離2Lだけ+Y方向に駆動されるものとすると、緩衝板30は同一方向にその半分の距離Lだけ駆動される。
この結果、図3(A)に簡略化して示される状態から、図3(B)に簡略化して示されるような状態となる。この図3(B)には、緩衝板30が存在しないときの液浸領域(液体Lq)の+Y側の先端部分の形状が、点線DLにて示され、緩衝板30が速度Vで駆動された場合の液浸領域(液体Lq)の+Y側の先端部分の形状が、実線FL1、FL2で示されている。
図3(A)及び図3(B)からもわかるように、緩衝板30が存在しないときには、液体Lqの、ノズルユニット16の下面との境界面の+Y側端部の点Aと、ウエハWの上面との境界面の+Y側の端部の点BとのY軸方向の距離は約2Lとなり、ノズルユニット16の下面とウエハWの上面との間隔をh、点線の傾きをαとすると、αは次式を満足する。
tanα≒h/(2L)
これに対し、実線の傾きをβとすると、上記の速度の関係から、β≒2αであり、βは、次式を満足する。
これに対し、実線の傾きをβとすると、上記の速度の関係から、β≒2αであり、βは、次式を満足する。
tanβ≒h/L
従って、液体Lqの緩衝板30上面との境界面の+Y側の端部の点Cと、点AとのY軸方向の距離はL/2となり、液体Lqの緩衝板30下面との境界の+Y側の端部の点Dと、点BとのY軸方向の距離はL/2となる。
従って、液体Lqの緩衝板30上面との境界面の+Y側の端部の点Cと、点AとのY軸方向の距離はL/2となり、液体Lqの緩衝板30下面との境界の+Y側の端部の点Dと、点BとのY軸方向の距離はL/2となる。
従って、本実施形態によると、ウエハテーブルWTBのY軸方向の駆動にほぼ同期して緩衝板30をウエハテーブルWTBのY軸方向の移動速度の1/2で同一方向に駆動することにより、液体Lqの上下の境界面間のY軸方向の距離の差、すなわち液体Lqが引き出される量が、緩衝板30が存在しない場合の1/4に抑制されることがわかる。従って、ウエハテーブルの減速時に、引き出された液体Lqが慣性力により漏れ出すことが抑制される。また、図3(B)に示されるように、ウエハテーブルWTBの移動に伴って液浸領域の外部に引き出された液体Lqが緩衝板30とウエハWとによって挟まれる。これによっても、液体Lqの漏れ出しを効果的に抑制することができる。この場合、ウエハテーブルWTBが反対方向へ移動し、これと並行して緩衝板30がウエハテーブルWTBの移動速度の1/2でウエハテーブルWTBと同一方向へ移動することで、図3(A)とほぼ同様の状態に戻る。
ウエハテーブルWTBを−Y方向に駆動する場合は勿論、+X方向、−Y方向に駆動する場合にも、主制御装置50が、ウエハテーブルWTBの駆動にほぼ同期して、緩衝板30をウエハテーブルWTBの移動速度の1/2で同一方向に駆動することにより、液体Lqが引き出される量を、緩衝板30が無い場合の1/4に抑制でき、同様に、液体Lqの漏れ出しを効果的に抑制することができる。
露光装置100では、主制御装置50により、事前に行われた例えばエンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)などのウエハアライメントの結果等に基づいて、ウエハステージWST上のウエハWに対するステップ・アンド・スキャン方式の露光が行われる。このステップ・アンド・スキャン方式の露光は、ウエハW上の各ショット領域の露光のための走査開始位置(加速開始位置)へウエハステージWSTを移動するショット間移動動作と、各ショット領域に対しレチクルRのパターンを走査露光方式で転写する走査露光動作とを繰り返すことにより、行われる。なお、上記の露光動作は、先端レンズ26とウエハWとの間に液体Lqを保持した状態で行われる。
図1には、ウエハステージWST上のウエハW(ここでは、一例として、あるロット(1ロットは25枚又は50枚)の最後のウエハとする)に対するステップ・アンド・スキャン方式の露光動作が行われている状態が示されている。
本実実施形態では、上記のEGA及びステップ・アンド・スキャン方式の露光動作中に、主制御装置50により、ウエハステージWSTの移動に同期して静電ドライブユニットを介して緩衝板30がウエハステージWSTの移動速度の1/2の速度で同一方向に駆動される。これにより、液体Lqの漏れ出しをほぼ確実に防止できるようになっている。
そして、ウエハWに対する露光が終了した段階で、主制御装置50は、干渉計システムの計測値に基づいて、ウエハステージWSTを所定のウエハ交換位置に向けて駆動する動作を開始する。このようにして、主制御装置50により、ウエハステージWSTが駆動されると、そのウエハステージWSTの移動に伴って、投影ユニットPUの先端レンズ26とウエハWとの間に保持されていた液体Lqが、ウエハW上から撥液プレート128上に移動し、撥液プレート128の一部に設けられている所定領域と先端レンズ26との間に液体Lqが保持された状態となる。
主制御装置50は、ウエハ交換位置で、ウエハステージWST上のウエハWから次のロットの最初のウエハへの交換を行う。その後、主制御装置50は、新たなウエハに対してウエハアライメント、ステップ・アンド・スキャン方式の露光動作を実行し、ウエハ上の複数のショット領域にレチクルパターンを順次転写する。以降、同様の動作を繰り返し行う。
以上説明したように、本実施形態に係る露光装置100によると、前述のEGA及びステップ・アンド・スキャン方式の露光動作中に、主制御装置50により、ウエハステージWSTの移動と並行して静電ドライブユニットを介して緩衝板30がウエハステージWSTと同一方向に駆動される。
すなわち、その上面に液浸領域が形成されたウエハWを保持するウエハステージWSTがXY平面内の所定方向に移動するとき、緩衝板30が液浸領域に開口周辺部が接触した状態で、ウエハステージWST(ウエハW)の移動と並行して移動する。これにより、ウエハW表面との境界近傍の液体(水)LqがウエハWと共に所定方向に移動するのと並行して緩衝板30との境界近傍の水Lqも所定方向(ウエハWと同一方向)に移動する。この場合、図3(A)及び図3(B)を用いて先に説明した如く、ウエハW表面との境界近傍の液体Lqの緩衝板30下面との境界近傍の液体Lqに対する相対移動量、及び緩衝板30上面との境界近傍の液体Lqのノズルユニット16下面との境界近傍の液体Lqに対する相対移動量は、緩衝板30が無い場合の、ウエハW表面との境界近傍の液体Lqのノズルユニット16下面(又は先端レンズ26下面(ノズルユニット16下面と面先端レンズ26下面とが面一の場合))との境界近傍の液体Lqの相対移動量に比べて小さくなり、この結果、液体Lqの液浸領域外部への漏れ出しを抑制することが可能になる。
なお、上記実施形態では、緩衝部材として中央に開口を有する矩形の板部材から成る緩衝板30を用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。すなわち、緩衝部材は、板状に限らず、断面三角形状、断面多角形状などは勿論、その他の形状、例えば一部が板状に突出した断面形状など、種々の形状の部材を用いることができる。ただし、ウエハWに対向する面が、XY平面にほぼ平行である部材を緩衝部材として用いることが望ましい。かかる場合には、液体Lqの液浸領域外への漏れ出しを抑制できるとともに、前述と同様に、液体Lqを緩衝部材とウエハWとで挟み込むことができる。
また、上記実施形態では、ウエハW(ウエハテーブルWTB)にほぼ同期して該ウエハWと同一方向に緩衝板30を移動させる場合について説明したが、これに限らず、緩衝板30(緩衝部材)は、僅かに遅れてウエハWに追従して移動させることとしても良い。また、緩衝板30を、ウエハW上に液浸領域が形成されている場合に、ウエハテーブルWTBの移動時には常にこれと並行して同一方向へ移動させても良いが、これに限らず、例えばウエハテーブルWTBがX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方に関して所定距離以上移動する場合にのみ、並行して緩衝板30(緩衝部材)を移動させることとしても良い。
また、上記実施形態では、緩衝板30を、ウエハWの1/2の速度でウエハWを保持するウエハステージWSTと同一方向へ移動させるものとしたが、これは、緩衝板30の配置面が、ノズルユニット16とウエハWとの間隔のほぼ半分の高さ位置にあることを考慮してこのようにしたものに過ぎず、緩衝板30の配置面が異なる場合には、配置面のウエハW表面からの高さを考慮して、移動速度を適宜設定することとしても良い。液体Lqの液浸領域中心からの相対移動量を抑制する観点からは、緩衝板30の移動速度は、ウエハWの移動速度より遅い速度であることが望ましい。
なお、上記実施形態と同様に板状の緩衝部材を用いる場合であっても、該緩衝部材を必ずしもXY平面に平行な面内で駆動する必要は無く、例えば、その緩衝部材を、XY平面に対して斜めに交差する面内で駆動しても良い。要は、アライメント時及び露光時などに、ウエハW(ウエハステージWST)を移動させるのと並行して、ウエハWの移動方向と同一方向の速度成分を有する方向に緩衝部材を移動させれば良い。この場合も、ウエハWの移動方向と同一方向の速度成分の大きさがウエハWの移動速度よりも小さい方が望ましい。
また、上記実施形態では、中央に開口を有する矩形の緩衝板30を用いる場合について説明したが、これに限らず、露光領域IAのY軸方向両側及びX軸方向両側に各1つの緩衝部材を配置しても良いし、Y軸方向両側にのみ、あるいはX軸方向両側にのみ緩衝部材を配置しても良い。
また、上記実施形態では、ウエハWの上方に緩衝板30が一段のみ配置される場合について説明したが、これに限らず、ウエハW(ウエハテーブルWTBの上面)の上方に、2段以上の緩衝板を配置しても良い。この場合、各緩衝板の駆動速度を、少なくとも一部異ならせても良いし、全て同じにしても良い。
また、上記実施形態では、複数のエアベアリング静電ドライブユニット32を用いて、緩衝板30を駆動する場合について例示したが、これ限らず、その他の駆動装置を用いて緩衝板30を駆動しても良い。例えば、リニアモータ又はボイスコイルモータなどを用いて緩衝板30を駆動しても良い。この場合には、これらのモータの可動子と一体的に緩衝板30が、固定子に対して駆動されることとなる。
なお、上記実施形態では、ウエハが対向して配置される下面を有するノズルユニットを用いるものとしたが、これに限らず、例えば、国際公開第99/49504号パンフレットに開示されるように、ノズルを多数有する構成を採用することとしても良い。要は、投影光学系PLを構成する最下端の光学部材(先端レンズ)26とウエハWとの間に液体を供給することができ、かつその液体によって形成される液浸領域に少なくとも一部が接した状態でウエハWの移動方向に緩衝部材を配置できるのであれば、その構成はいかなるものであっても良い。例えば、国際公開第2004/053955号パンフレットに開示されている液浸機構、欧州特許公開第1420298号公報に開示されている液浸機構も本実施形態の露光装置に適用することができる。いずれの構成を適用しても、上記実施形態と同様に、緩衝板30をウエハステージWSTの駆動に追従(完全追従又は少し遅れた追従)して同一方向にウエハステージWSTの速度より遅い速度で駆動することで、同等の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、ウエハステージWSTが、ステージ本体91とウエハテーブルWTBとを含むものとしたが、これに限らず、6自由度で移動可能な単一のステージをウエハステージWSTとして採用しても良い。また、反射面に代えて、ウエハテーブルWTBに平面ミラーから成る移動鏡を設けても良い。
なお、上記実施形態では、液体として純水(水)を用いるものとしたが、本発明がこれに限定されないことは勿論である。液体としては、化学的に安定で、照明光ILの透過率が高く安全な液体、例えばフッ素系不活性液体を使用しても良い。このフッ素系不活性液体としては、例えばフロリナート(米国スリーエム社の商品名)が使用できる。このフッ素系不活性液体は冷却効果の点でも優れている。また、液体として、照明光ILに対する屈折率が、純水(屈折率は1.44程度)よりも高い、例えば1.5以上の液体を用いてもよい。この液体としては、例えば、屈折率が約1.50のイソプロパノール、屈折率が約1.61のグリセロール(グリセリン)といったC−H結合あるいはO−H結合を持つ所定液体、ヘキサン、ヘプタン、デカン等の所定液体(有機溶剤)が挙げられる。あるいは、これら所定液体のうち任意の2種類以上の液体が混合されたものであってもよいし、純水に上記所定液体が添加(混合)されたものであってもよい。あるいは、液体としては、純水に、H+、Cs+、K+、Cl−、SO4 2−、PO4 2−等の塩基又は酸を添加(混合)したものであってもよい。更には、純水にAl酸化物等の微粒子を添加(混合)したものであってもよい。これら液体は、ArFエキシマレーザ光を透過可能である。また、液体としては、光の吸収係数が小さく、温度依存性が少なく、投影光学系(先端レンズ)、及び/又はウエハの表面に塗布されている感光剤(又は保護膜(トップコート膜)あるいは反射防止膜など)に対して安定なものであることが好ましい。また、F2レーザを光源とする場合は、フォンブリンオイルを選択すれば良い。
また、上記実施形態で、回収された液体を再利用するようにしても良く、この場合は回収された液体から不純物を除去するフィルタを液体回収装置、又は回収管等に設けておくことが望ましい。さらに、上記実施形態では露光装置が前述した局所液浸装置14の全てを備えるものとしたが、局所液浸装置14の一部(例えば、液体供給装置及び/又は液体回収装置など)は、露光装置が備えている必要はなく、例えば露光装置が設置される工場等の設備を代用してもよい。
また、上記実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式等の走査型露光装置に本発明が適用された場合について説明したが、これに限らず、ステッパなどの静止型露光装置に本発明を適用しても良い。さらに、例えば特開平10−163099号公報及び特開平10−214783号公報(対応米国特許第6,590,634号)、特表2000−505958号公報(対応米国特許第5,969,441号)、米国特許第6,208,407号などに開示されているように、複数のウエハステージを備えたマルチステージ型の露光装置にも本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、例えば国際公開第2005/074014号パンフレット、国際公開第1999/23692号パンフレット、米国特許第6,897,963号明細書などに開示されているように、ウエハステージとは別に計測ステージを設け、ウエハの交換動作時などにウエハステージとの交換で計測ステージを投影光学系PLの直下に配置して計測ステージと液浸ユニットとの間に液体を保持することとしても良い。
また、上記実施形態の露光装置における投影光学系は縮小系のみならず等倍及び拡大系のいずれでも良いし、投影光学系は屈折系、屈折系のみならず、反射系であっても良いし、その投影像は倒立像及び正立像のいずれでも良い。
また、上記実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスク(レチクル)を用いたが、このレチクルに代えて、例えば米国特許第6,778,257号明細書に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて、透過パターンまたは反射パターン、あるいは発光パターンを形成する電子マスク(可変成形マスクとも呼ばれ、例えば非発光型画像表示素子(空間光変調器)の一種であるDMD(Digital Micro-mirror Device)などを含む)を用いても良い。
さらに、例えば特表2004−519850号公報(対応米国特許第6,611,316号)に開示されているように、2つのレチクルパターンを投影光学系を介してウエハ上で合成し、1回のスキャン露光によってウエハ上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置にも本発明を適用することができる。
なお、上記実施形態でパターンを形成すべき物体(エネルギビームが照射される露光対象の物体)はウエハに限られるものではなく、ガラスプレート、セラミック基板、フィルム部材、あるいはマスクブランクスなど、他の物体でも良い。
露光装置の用途としては半導体製造用の露光装置に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを転写形成する液晶用の露光装置や、有機EL、薄型磁気ヘッド、撮像素子(CCD等)、マイクロマシン及びDNAチップなどを製造するための露光装置にも広く適用できる。また、半導体素子などのマイクロデバイスだけでなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置などで使用されるレチクル又はマスクを製造するために、ガラス基板又はシリコンウエハなどに回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。
また、上記実施形態の露光装置は、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
なお、半導体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行うステップ、この設計ステップに基づいたレチクルを製作するステップ、シリコン材料からウエハを製作するステップ、上記各実施形態の露光装置を用いて、レチクルに形成されたパターンをウエハ等の物体上に転写するリソグラフィステップ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て製造される。この場合、リソグラフィステップで、上記各実施形態の露光装置を用いて、物体上にデバイスパターンが形成されるので、高集積度のデバイスの生産性を向上することが可能である。
以上説明したように、本発明の露光方法及び露光装置は、ウエハ等の物体の露光に適している。また、本発明のデバイス製造方法は、マイクロデバイスの製造に適している。
16…ノズルユニット、30…緩衝板、32…静電ドライブユニット、100…露光装置、PL…投影光学系、Lq…液体、IL…照明光、W…ウエハ、WTB…ウエハテーブル。
Claims (24)
- 光学系と液体とを介してエネルギビームにより物体を露光する露光方法であって、
前記物体を移動させるのと並行して、前記物体の移動方向と同一方向に、前記光学系と物体との間に保持された前記液体に少なくとも一部が接触している緩衝部材を移動させる工程を含む露光方法。 - 前記緩衝部材は、前記物体に同期して該物体と同一方向に移動する請求項1に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材は、僅かに遅れて前記物体に追従して移動する請求項1に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材の前記物体の移動方向の速度成分は、前記物体の移動速度よりも小さい請求項1〜3のいずれか一項に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材として、前記物体に対向する、前記物体の移動面にほぼ平行な面を有する部材が用いられる請求項1〜4のいずれか一項に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材として、板状部材が用いられ、該板状部材は、前記物体の移動方向と同一方向の変位成分を有する方向に移動する請求項1〜5のいずれか一項に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材は、前記光学系と物体との間の中央の位置で、前記物体の移動面に平行な面に沿って移動する請求項6に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材は、前記物体の移動速度の1/2の速度で移動する請求項7に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材として、前記光学系と物体との間に保持された前記液体に周囲で接触する環状の緩衝部材が用いられる請求項7又は8に記載の露光方法。
- 前記緩衝部材の表面は、親液性である請求項1〜9のいずれか一項に記載の露光方法。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の露光方法を用いて物体を露光し、前記物体上にパターンを形成する工程と;
前記パターンが形成された物体に処理を施す工程と;を含むデバイス製造方法。 - 光学系と液体とを介してエネルギビームにより物体を露光する露光装置であって、
前記物体を保持して所定の平面内で移動可能な移動体と;
前記光学系と前記物体との間に前記液体を供給して液浸領域を形成する液浸ユニットと;
前記液浸領域に少なくとも一部が接触した状態で、前記移動体の前記平面内での移動と並行して、前記移動体の移動方向と同一方向に移動可能な緩衝部材と;を備える露光装置。 - 前記緩衝部材は、前記移動体の移動と同期して該移動体と同一方向に移動可能である請求項12に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材は、僅かに遅れて前記移動体に追従して移動可能である請求項12に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材は、前記移動体の移動方向の速度成分が、前記移動体の移動速度よりも小さい速度で移動可能である請求項12〜14のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材は、前記物体に対向する、前記移動体の移動面にほぼ平行な面を有する部材である請求項12〜15のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材は、板状部材であり、該板状部材は、前記移動体の移動方向と同一方向の変位成分を有する方向に移動可能である請求項12〜16のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材は、前記液浸ユニットと前記物体との間の中央の位置で、前記平面に平行な面に沿って移動可能である請求項17に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材は、前記移動体の移動速度の1/2の速度で移動可能である請求項18に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材は、前記液浸領域にその内周部が接触する環状の緩衝部材である請求項18又は19に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材の表面は、親液性である請求項12〜20のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記緩衝部材を非接触で駆動する駆動系をさらに備える請求項12〜21のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記駆動系は、静電モータを含む請求項22に記載の露光装置。
- 前記駆動系及び前記液浸ユニットは、前記光学系を保持する保持部材とは別の保持部材に取付けられている請求項12〜23のいずれか一項に記載の露光装置。
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