JP2004037694A - 柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】柱状スペーサーの高さ精度を表す変動係数(CV値、CV=標準偏差/平均柱状スペーサー高さ)が2.0%以下の、優れた高さ精度を有する柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタを提供すること。
【解決手段】柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、y=−0.79x2 +8.70x+19.27、y=−0.70x2 +9.84x+1.11の数式で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて形成したこと。
【選択図】図3
【解決手段】柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、y=−0.79x2 +8.70x+19.27、y=−0.70x2 +9.84x+1.11の数式で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて形成したこと。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に用いるカラーフィルタに関するものであり、特に、高さ精度の良い柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示装置に於いては、基板間にギャップを形成するために、スペーサーと呼ばれるガラス又は合成樹脂の透明球状体粒子(ビーズ)を散布している。このスペーサーは透明な粒子であることから、画素内に液晶と一諸にスペーサーが入っていると、黒色表示時にスペーサーを介して光が漏れてしまい、また液晶材料が封入されている基板間にスペーサーが存在することによって、スペーサー近傍の液晶分子の配列が乱され、この部分で光漏れを生じ、コントラストが低下し表示品質に悪影響を及ぼす、などの問題を有している。
【0003】
このような問題を解決する技術として、例えば、画素間上にスペーサー機能を有する突起部を形成する方法が提案されている。
図1は、このような例を示す液晶表示装置用カラーフィルタの部分断面図である。図1において、液晶表示装置用カラーフィルタ(10)は、透明基板(11)上に、遮光層(12)、画素状カラーフィルタ層(13)、透明導電膜(14)が形成され、この画素状カラーフィルタ層(13)間の透明導電膜(14)上にスペーサー機能を有する突起部としての柱状スペーサー(15)が形成されている。この柱状スペーサー(15)は透明導電膜(14)との接着性が良好な感光性樹脂を用い、フォトリソグラフィ法によって形成されたものである。
【0004】
図2は、このような液晶表示装置用カラーフィルタ(10)を液晶表示装置に使用した例を示す液晶表示装置の部分断面図である。
図2において、液晶表示装置(30)は、液晶表示装置用カラーフィルタ(10)と、例えば、透明基板(21)上に透明導電膜(24)が形成された対向基板(20)が貼り合わされて構成されている。
このような液晶表示装置(30)においては、上記コントラストの改善がみられることに加え、液晶表示装置としての耐衝撃性が向上したものとなる。
【0005】
この液晶表示装置(30)においては、柱状スペーサー(15)の高さのバラツキが、そのまま基板間のギャップに影響を及ぼし、ギャップ不良による色ムラとなって液晶表示装置の表示品質を低下させることになる。
このギャップ不良による色ムラを更に減少させるために、柱状スペーサー(15)の高さの精度を一層向上させることが要望されている。
【0006】
例えば、TNモードの場合、柱状スペーサー(15)の高さ5μmに対し、±0.2μm以下のバラツキ、すなわち、柱状スペーサーの高さ精度を表す変動係数(CV値、CV=標準偏差/平均柱状スペーサー高さ)にて、略1.3%以下の精度が要望されている。
また、例えば、IPSモードの場合、柱状スペーサーの高さ3μmに対し、±0.15μm以下のバラツキ、すなわち、変動係数(CV値)にて、略1.7%以下の精度が要望されている。
【0007】
従来、柱状スペーサーを形成するに際しては、柱状スペーサーの高さのバラツキを抑えた、すなわち、変動係数(CV値)を小さくした均一な膜厚の感光性樹脂の塗膜を得るために、例えば、予め固形分比を調節した数種類の感光性樹脂塗布液を準備し、柱状スペーサーの高さに応じた固形分比の感光性樹脂塗布液を選択し、用いていた。
すなわち、所望する柱状スペーサーの高さの2μm〜5μmに対応して、例えば、固形分比15%〜25%の感光性樹脂塗布液を選択して用い、塗膜の均一性を向上させるようにしてきた。
【0008】
しかし、固形分比を調節した感光性樹脂塗布液を適宜に選択して塗膜を形成しても、柱状スペーサーは、柱状スペーサーの高さ5μmに対し、高さのバラツキは±0.25μm(変動係数(CV値)1.7%)程度、また、高さ3μmに対し、高さのバラツキは±0.15μm(変動係数(CV値)2.2%)程度が限度であり、その均一性が十分に向上した塗膜は得られず、上記要望に適えることは困難なことであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記要望に鑑みてなされたものであり、柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタであって、柱状スペーサーの高さ精度を表す変動係数(CV値、CV=標準偏差/平均柱状スペーサー高さ)が2.0%以下の、優れた高さの均一性(精度)を有する柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタを提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタであって、柱状スペーサーの高さの変動係数が2.0%以下であることを特徴とする柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタである。
【0011】
また、本発明は、柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタであって、柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、下記の数式(1)及び数式(2)で表す二次関数で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成したことを特徴とする柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタである。
【0012】
【数2】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明による柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタを、その実施の形態に基づいて説明する。
柱状スペーサーの高さの均一性(精度)は、塗膜の均一性、プレベーク温度、露光、現像、ポストベーク温度などの均一性に影響される。本発明者は、柱状スペーサーの高さの均一性と塗膜の均一性が高く相関していることに着目し、柱状スペーサーの高さの均一性と、塗膜形成時の諸条件との関係を検討した結果、柱状スペーサーの所望の高さ(x)の均一性(精度)と、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比を重量%(y)の間に、以下に示す関係があることを見出した。
【0014】
すなわち、柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、下記の数式(1)及び数式(2)で表す二次関数で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成することによって、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができることを見出した。
【0015】
【数3】
【0016】
図3は、柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係を示す説明図である。
図3に示すように、柱状スペーサーの所望の高さ(x)が1.0≦x≦6.0の範囲で、固形分比(重量%(y))が数式(1)を上限とし、数式(2)を下限とする範囲において、すなわち、図中斜線で示す範囲において、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができる。
例えば、柱状スペーサーの所望の高さ(x)が2.0μmの場合には、数式(1)、数式(2)より得た34重量%〜18重量%を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成することによって、変動係数(CV値)2.0%以下の柱状スペーサーを得ることができる。
【0017】
また、例えば、柱状スペーサーの所望の高さ(x)が5.0μmの場合には、数式(1)、数式(2)より得た43重量%〜33重量%を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成することによって、変動係数(CV値)2.0%以下の柱状スペーサーを得ることができる。
すなわち、柱状スペーサーの所望の高さ(x)に対応して固形分比(重量%(y))の範囲を設定し、設定した固形分比の感光性樹脂塗布液を用いることによって2.0%以下の変動係数(CV値)を有する柱状スペーサーを形成するものである。
【0018】
図4は、1.0%以下の変動係数(CV値)を有する柱状スペーサーを形成する際の、柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係の目安を示す説明図である。
図4中、鎖線を上下限とする二重斜線で示す範囲内において、柱状スペーサーの所望の高さ(x)に対する固形分比(重量%(y))を設定することによって、変動係数(CV値)1.0%以下の柱状スペーサーを得ることができる。
【0019】
【実施例】
<実施例1>
感光性樹脂塗布液として、下記に示す組成の塗布液(固形分比38重量%)を用い、透明基板として、大きさ620mm×750mm及び680mm×880mmの2種類を用いた。
【0020】
[柱状スペーサーの作製]
塗布装置として、透明基板の全面にスリットノズルから塗布液を塗布した後に、透明基板を回転させて膜厚の均一性を高める、スリット&スピンコータを用いた。4.7μmを柱状スペーサーの所望の高さとし、透明基板上に上記固形分比38重量%の感光性樹脂塗布液を塗布し、フォトマスクを介した露光、現像処理を行って柱状スペーサーを形成した。
【0021】
得られた柱状スペーサーは、大きさ620mm×750mmの透明基板において、透明基板の周縁部から10mm以内で、平均高さ4.72μm(変動係数(CV値)0.55%)であり、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができた。
また、大きさ680mm×880mmの透明基板において、透明基板の周縁部から10mm以内で、平均高さ4.76μm(変動係数(CV値)1.00%)であり、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができた。
【0022】
<実施例2>
感光性樹脂塗布液として、下記に示す組成の塗布液(固形分比31重量%)を用い、透明基板として、大きさ680mm×880mmを用いた。
【0023】
[柱状スペーサーの作製]
塗布装置として、透明基板の全面にスリットノズルから塗布液を塗布した後に、透明基板を回転させて膜厚の均一性を高める、スリット&スピンコータを用いた。3.7μmを柱状スペーサーの所望の高さとし、透明基板上に上記固形分比31重量%の感光性樹脂塗布液を塗布し、フォトマスクを介した露光、現像処理を行って柱状スペーサーを形成した。
【0024】
得られた柱状スペーサーは、大きさ680mm×880mmの透明基板において、透明基板の周縁部から10mm以内で、平均高さ3.69μm(変動係数(CV値)1.07%)であり、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができた。
【0025】
実施例1、及び実施例2において、柱状スペーサーの高さの均一性(精度)は、いずれも要望される変動係数(CV値)を十分に満たすものであった。
尚、従来の液晶表示装置に於いて、基板間にギャップを形成するために用いられていたビーズスペーサー粒子の直径精度(変動係数(CV値))は、2.5%程度のものである。
【0026】
【発明の効果】
本発明の柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタは、柱状スペーサーの高さの変動係数が2.0%以下であるので、ギャップ不良による色ムラを更に減少させることのできる柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタとなる。
【0027】
また、本発明の柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタは、柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、前記数式で表す二次関数で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成したカラーフィルタであるので、ギャップ不良による色ムラを更に減少させることのできる柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置用カラーフィルタの部分断面図である。
【図2】液晶表示装置用カラーフィルタを液晶表示装置に使用した例を示す液晶表示装置の部分断面図である。
【図3】柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係を示す説明図である。
【図4】変動係数(CV値)1.0%以下の柱状スペーサーを形成する際の、柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係の目安を示す説明図である。
【符号の説明】
10…液晶表示装置用カラーフィルタ
11、21…透明基板
12…遮光層
13…画素状カラーフィルタ層
14、24…透明導電膜
15…柱状スペーサー
20…対向基板
30…液晶表示装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に用いるカラーフィルタに関するものであり、特に、高さ精度の良い柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示装置に於いては、基板間にギャップを形成するために、スペーサーと呼ばれるガラス又は合成樹脂の透明球状体粒子(ビーズ)を散布している。このスペーサーは透明な粒子であることから、画素内に液晶と一諸にスペーサーが入っていると、黒色表示時にスペーサーを介して光が漏れてしまい、また液晶材料が封入されている基板間にスペーサーが存在することによって、スペーサー近傍の液晶分子の配列が乱され、この部分で光漏れを生じ、コントラストが低下し表示品質に悪影響を及ぼす、などの問題を有している。
【0003】
このような問題を解決する技術として、例えば、画素間上にスペーサー機能を有する突起部を形成する方法が提案されている。
図1は、このような例を示す液晶表示装置用カラーフィルタの部分断面図である。図1において、液晶表示装置用カラーフィルタ(10)は、透明基板(11)上に、遮光層(12)、画素状カラーフィルタ層(13)、透明導電膜(14)が形成され、この画素状カラーフィルタ層(13)間の透明導電膜(14)上にスペーサー機能を有する突起部としての柱状スペーサー(15)が形成されている。この柱状スペーサー(15)は透明導電膜(14)との接着性が良好な感光性樹脂を用い、フォトリソグラフィ法によって形成されたものである。
【0004】
図2は、このような液晶表示装置用カラーフィルタ(10)を液晶表示装置に使用した例を示す液晶表示装置の部分断面図である。
図2において、液晶表示装置(30)は、液晶表示装置用カラーフィルタ(10)と、例えば、透明基板(21)上に透明導電膜(24)が形成された対向基板(20)が貼り合わされて構成されている。
このような液晶表示装置(30)においては、上記コントラストの改善がみられることに加え、液晶表示装置としての耐衝撃性が向上したものとなる。
【0005】
この液晶表示装置(30)においては、柱状スペーサー(15)の高さのバラツキが、そのまま基板間のギャップに影響を及ぼし、ギャップ不良による色ムラとなって液晶表示装置の表示品質を低下させることになる。
このギャップ不良による色ムラを更に減少させるために、柱状スペーサー(15)の高さの精度を一層向上させることが要望されている。
【0006】
例えば、TNモードの場合、柱状スペーサー(15)の高さ5μmに対し、±0.2μm以下のバラツキ、すなわち、柱状スペーサーの高さ精度を表す変動係数(CV値、CV=標準偏差/平均柱状スペーサー高さ)にて、略1.3%以下の精度が要望されている。
また、例えば、IPSモードの場合、柱状スペーサーの高さ3μmに対し、±0.15μm以下のバラツキ、すなわち、変動係数(CV値)にて、略1.7%以下の精度が要望されている。
【0007】
従来、柱状スペーサーを形成するに際しては、柱状スペーサーの高さのバラツキを抑えた、すなわち、変動係数(CV値)を小さくした均一な膜厚の感光性樹脂の塗膜を得るために、例えば、予め固形分比を調節した数種類の感光性樹脂塗布液を準備し、柱状スペーサーの高さに応じた固形分比の感光性樹脂塗布液を選択し、用いていた。
すなわち、所望する柱状スペーサーの高さの2μm〜5μmに対応して、例えば、固形分比15%〜25%の感光性樹脂塗布液を選択して用い、塗膜の均一性を向上させるようにしてきた。
【0008】
しかし、固形分比を調節した感光性樹脂塗布液を適宜に選択して塗膜を形成しても、柱状スペーサーは、柱状スペーサーの高さ5μmに対し、高さのバラツキは±0.25μm(変動係数(CV値)1.7%)程度、また、高さ3μmに対し、高さのバラツキは±0.15μm(変動係数(CV値)2.2%)程度が限度であり、その均一性が十分に向上した塗膜は得られず、上記要望に適えることは困難なことであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記要望に鑑みてなされたものであり、柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタであって、柱状スペーサーの高さ精度を表す変動係数(CV値、CV=標準偏差/平均柱状スペーサー高さ)が2.0%以下の、優れた高さの均一性(精度)を有する柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタを提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタであって、柱状スペーサーの高さの変動係数が2.0%以下であることを特徴とする柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタである。
【0011】
また、本発明は、柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタであって、柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、下記の数式(1)及び数式(2)で表す二次関数で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成したことを特徴とする柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタである。
【0012】
【数2】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明による柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタを、その実施の形態に基づいて説明する。
柱状スペーサーの高さの均一性(精度)は、塗膜の均一性、プレベーク温度、露光、現像、ポストベーク温度などの均一性に影響される。本発明者は、柱状スペーサーの高さの均一性と塗膜の均一性が高く相関していることに着目し、柱状スペーサーの高さの均一性と、塗膜形成時の諸条件との関係を検討した結果、柱状スペーサーの所望の高さ(x)の均一性(精度)と、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比を重量%(y)の間に、以下に示す関係があることを見出した。
【0014】
すなわち、柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、下記の数式(1)及び数式(2)で表す二次関数で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成することによって、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができることを見出した。
【0015】
【数3】
【0016】
図3は、柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係を示す説明図である。
図3に示すように、柱状スペーサーの所望の高さ(x)が1.0≦x≦6.0の範囲で、固形分比(重量%(y))が数式(1)を上限とし、数式(2)を下限とする範囲において、すなわち、図中斜線で示す範囲において、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができる。
例えば、柱状スペーサーの所望の高さ(x)が2.0μmの場合には、数式(1)、数式(2)より得た34重量%〜18重量%を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成することによって、変動係数(CV値)2.0%以下の柱状スペーサーを得ることができる。
【0017】
また、例えば、柱状スペーサーの所望の高さ(x)が5.0μmの場合には、数式(1)、数式(2)より得た43重量%〜33重量%を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成することによって、変動係数(CV値)2.0%以下の柱状スペーサーを得ることができる。
すなわち、柱状スペーサーの所望の高さ(x)に対応して固形分比(重量%(y))の範囲を設定し、設定した固形分比の感光性樹脂塗布液を用いることによって2.0%以下の変動係数(CV値)を有する柱状スペーサーを形成するものである。
【0018】
図4は、1.0%以下の変動係数(CV値)を有する柱状スペーサーを形成する際の、柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係の目安を示す説明図である。
図4中、鎖線を上下限とする二重斜線で示す範囲内において、柱状スペーサーの所望の高さ(x)に対する固形分比(重量%(y))を設定することによって、変動係数(CV値)1.0%以下の柱状スペーサーを得ることができる。
【0019】
【実施例】
<実施例1>
感光性樹脂塗布液として、下記に示す組成の塗布液(固形分比38重量%)を用い、透明基板として、大きさ620mm×750mm及び680mm×880mmの2種類を用いた。
【0020】
[柱状スペーサーの作製]
塗布装置として、透明基板の全面にスリットノズルから塗布液を塗布した後に、透明基板を回転させて膜厚の均一性を高める、スリット&スピンコータを用いた。4.7μmを柱状スペーサーの所望の高さとし、透明基板上に上記固形分比38重量%の感光性樹脂塗布液を塗布し、フォトマスクを介した露光、現像処理を行って柱状スペーサーを形成した。
【0021】
得られた柱状スペーサーは、大きさ620mm×750mmの透明基板において、透明基板の周縁部から10mm以内で、平均高さ4.72μm(変動係数(CV値)0.55%)であり、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができた。
また、大きさ680mm×880mmの透明基板において、透明基板の周縁部から10mm以内で、平均高さ4.76μm(変動係数(CV値)1.00%)であり、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができた。
【0022】
<実施例2>
感光性樹脂塗布液として、下記に示す組成の塗布液(固形分比31重量%)を用い、透明基板として、大きさ680mm×880mmを用いた。
【0023】
[柱状スペーサーの作製]
塗布装置として、透明基板の全面にスリットノズルから塗布液を塗布した後に、透明基板を回転させて膜厚の均一性を高める、スリット&スピンコータを用いた。3.7μmを柱状スペーサーの所望の高さとし、透明基板上に上記固形分比31重量%の感光性樹脂塗布液を塗布し、フォトマスクを介した露光、現像処理を行って柱状スペーサーを形成した。
【0024】
得られた柱状スペーサーは、大きさ680mm×880mmの透明基板において、透明基板の周縁部から10mm以内で、平均高さ3.69μm(変動係数(CV値)1.07%)であり、優れた均一性(精度)を有する柱状スペーサーを得ることができた。
【0025】
実施例1、及び実施例2において、柱状スペーサーの高さの均一性(精度)は、いずれも要望される変動係数(CV値)を十分に満たすものであった。
尚、従来の液晶表示装置に於いて、基板間にギャップを形成するために用いられていたビーズスペーサー粒子の直径精度(変動係数(CV値))は、2.5%程度のものである。
【0026】
【発明の効果】
本発明の柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタは、柱状スペーサーの高さの変動係数が2.0%以下であるので、ギャップ不良による色ムラを更に減少させることのできる柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタとなる。
【0027】
また、本発明の柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタは、柱状スペーサーの所望の高さをxμm、柱状スペーサーの形成に用いる感光性樹脂塗布液の固形分比をy重量%とするとき、1.0≦x≦6.0の範囲で、前記数式で表す二次関数で上下限を囲まれる範囲のy重量%の固形分比を有する感光性樹脂塗布液を用いて柱状スペーサーを形成したカラーフィルタであるので、ギャップ不良による色ムラを更に減少させることのできる柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示装置用カラーフィルタの部分断面図である。
【図2】液晶表示装置用カラーフィルタを液晶表示装置に使用した例を示す液晶表示装置の部分断面図である。
【図3】柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係を示す説明図である。
【図4】変動係数(CV値)1.0%以下の柱状スペーサーを形成する際の、柱状スペーサーの所望の高さ(x)と固形分比(重量%(y))の関係の目安を示す説明図である。
【符号の説明】
10…液晶表示装置用カラーフィルタ
11、21…透明基板
12…遮光層
13…画素状カラーフィルタ層
14、24…透明導電膜
15…柱状スペーサー
20…対向基板
30…液晶表示装置
Claims (2)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002192966A JP2004037694A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002192966A JP2004037694A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004037694A true JP2004037694A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31702046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002192966A Pending JP2004037694A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 柱状スペーサーを設けた液晶表示装置用カラーフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004037694A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007148160A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Fujifilm Corp | カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置 |
-
2002
- 2002-07-02 JP JP2002192966A patent/JP2004037694A/ja active Pending
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