JP2004036468A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】往復動シールの抜止板に、ストッパを固定する機能を持たせることで、部品点数を削減し、組立工数を低減させた高圧燃料ポンプを提供すること。
【解決手段】昇圧された燃料が存在する吐出室と、昇圧前の燃料が存在する吸入室を有し、前記吐出室の圧力が設定値に対して上回ると、吐出室から吸入室へ燃料がリリーフする安全弁を有し、安全弁は、シート面と、弁体と、弁体を弁体おさえを介してシート面に押付けるスプリングと、スプリングを設定荷重まで圧縮し保持するストッパと、ストッパをシリンダに固定する部材より構成されることを特徴とする高圧燃料ポンプにおいてシリンダの端面に止めねじで固定された板によりストッパを固定する。
【選択図】 図3
【解決手段】昇圧された燃料が存在する吐出室と、昇圧前の燃料が存在する吸入室を有し、前記吐出室の圧力が設定値に対して上回ると、吐出室から吸入室へ燃料がリリーフする安全弁を有し、安全弁は、シート面と、弁体と、弁体を弁体おさえを介してシート面に押付けるスプリングと、スプリングを設定荷重まで圧縮し保持するストッパと、ストッパをシリンダに固定する部材より構成されることを特徴とする高圧燃料ポンプにおいてシリンダの端面に止めねじで固定された板によりストッパを固定する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、安全弁の部品点数を削減し、組立工数を低減するもので、例えば自動車ガソリンエンジン用筒内直接噴射装置に用いられる高圧燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ガソリンエンジン用の高圧燃料ポンプには、吐出室から圧力をリリーフする機構として、特開平10−339231号が知られている。このタイプの安全弁は、アジャスターを用いて、安全弁の開弁圧の調整とシリンダ内へ固定を行っている。
【0003】
安全弁を固定する方法としては、特願2001−205538号が知られている。ここでは安全弁の開弁圧を調整するためにストッパが設けられている。そして、前記ストッパには、シリンダ内へ固定するための固定用の部材を必要とする。さらに固定用の部材を取付けるため、前記シリンダ内に溝を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、ストッパを固定する部材が必要なため、部品点数と組立工数が増加していた。さらに、固定用の部材をシリンダ内に取付ける溝が必要なため、溝の加工工数がかかるという問題あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の高圧燃料ポンプは、昇圧された燃料が存在する吐出室と、昇圧前の燃料が存在する吸入室を有し、前記吐出室の圧力が設定値に対して上回ると、前記吐出室から前記吸入室へ燃料がリリーフする安全弁を有し、前記安全弁は、シート面と、弁体と、前記弁体を弁体おさえを介してシート面に押付けるスプリングと、前記スプリングを設定荷重まで圧縮し保持するストッパと、燃料がオイル室に漏れることを防ぐためのOリングと、シリンダの端面に往復動シールを押さえることと前記ストッパを固定する機能を持たせた抜止板と、前記抜止板を固定する止めねじから構成された安全弁を備えている。
【0006】
さらに、前記ストッパには、シリンダと前記ストッパの隙間を小さくし、前記ストッパの傾きを小さくするために、前記ストッパ外周に突起部を設けている。
【0007】
本発明では、往復動シールを押さえる抜止板に、ストッパを固定する機能を持たせることで、部品点数を削減し組立工数を低減した。
【0008】
さらに、前記ストッパ外周に突起部を設けることで、前記シリンダと前記ストッパの隙間を小さくし、前記ストッパの傾きを小さくすることで、安全弁の開弁圧ばらつきを抑えた高圧燃料ポンプを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1,図2より本発明による実施例の構成・動作を説明する。
【0010】
エンジンのカム軸から伝達される駆動力を伝えるカップリング1は、カップリング1に勘合したピン3を介して、シャフト5に連結されている。シャフト5は、ラジアル軸受4及びスラスト軸受6を介して、回転自在にボディ51に支持されている。シャフト5にはシャフト5の軸線に対し傾斜した平面を有する斜板面5aが設けられ、シャフト5の回転に伴い斜板面5aが回転揺動運動を行う。
【0011】
ボディ51内にはシリンダ9が固定されている。シリンダ9の半径方向に複数配置されたシリンダボア9aにより往復動自在に支持されたプランジャ11は、斜板面5aが回転揺動運動を行うことで、ガイド部材としての球継手機構を有するスリッパ7を介して、プランジャ11とシリンダ9間に設けられたプランジャスプリング30の伸縮作用と合間って往復動を行う。
【0012】
前記プランジャ11とシリンダ9により囲まれた容積は、ポンプ室13を形成する。プランジャ11が往復運動を行うとプランジャ11に設けられた吸入弁とシリンダ9に設けられた吐出弁を介して、燃料は吸入,圧縮,吐出される。すなわち、図面にない低圧ポンプから0.2〜0.7MPaの圧力で供給される燃料は、高圧燃料ポンプより3〜20MPaまで昇圧し吐出される。前記ポンプ室13から昇圧された燃料が吐出される。吐出室39の圧力と、規定の吐出流量を確保するために、プランジャ11とシリンダボア9aの径隙間は7μm以下としている。また、プランジャ11とシリンダボア9aのシール長は10mm以上確保している。前記吸入弁は、ボール25とスプリング27及びスプリング27を支持するスプリングストッパ28で形成される。前記スプリングストッパ28は、プランジャ11の内面にプランジャスプリング30の一端を圧入することで固定される。また、前記ポンプ室13へ燃料を供給可能なように、前記シリンダ9の中央部には、プランジャ11へ連通する吸入室15及び横穴31を設けている。
【0013】
吸入室15へ燃料を導くために、軽量化を考慮し、加工と生産性の良いアルミダイカストでできたリアボディ17を設けている。リアボディ17には、吸入ポート61から吸入室15へ燃料を導く吸入通路19と、前記吐出弁から吐出室
39を介して吐出ポート62へ燃料を導く吐出通路63と、吐出される燃料の圧力を制御するために設けられた圧力調整弁65へ燃料を導く通路64と、圧力調整弁65から吸入通路19へ燃料を戻すためのリターン通路66が設けられている。前記リアボディ17内の吸入通路19には、外部から流入する燃料の特定サイズ以上の異物進入を防止するフィルタ21を設けている。
【0014】
荷重を支持する駆動部(前記スリッパと前記斜板面及び軸受部を総称して以下駆動部と略す)は、回転自在に荷重を支持する部分であり、オイル潤滑することで、軸受寿命は向上する。前記駆動部へ供給する潤滑油には、エンジンの潤滑オイルを利用し、ボディ51には潤滑オイルを導入するためのオイル供給路52が形成され、ボディ51とシリンダ9との間で形成されたオイル室50へ前記エンジンの潤滑オイルが流入する構造となっている。また、オイル供給路52には、エンジンからの供給油量を調整する絞り部52aを設けている。前記絞り部52aの内径はエンジンからの異物などによる閉鎖が発生しないように、内径φ1mm以上を確保している。前記オイル室50内のオイルと、前記シリンダ9内の燃料を隔絶するために、前記プランジャ11とシリンダ9の間には、往復動シール56を設けている。
【0015】
以下、本発明の安全弁の具体的実施例を図3,図4より説明する。図3は安全弁取付け部、図4はストッパ取付け部を拡大した図面である。
【0016】
安全弁は、リアボディ17内部に昇圧された燃料が存在する吐出室39と、シリンダ9内部に昇圧前の燃料が存在する吸入室15を有し、前記吐出室39の圧力が設定圧に対し、上回ると、前記吐出室39から前記吸入室15へ燃料がリリーフする安全弁を有し、前記安全弁は、前記吐出室39と前記吸入室15を連通する通路40と、シート面と、前記連通する通路40に設けられた弁体41と、前記弁体41を支持する弁体おさえ42と、前記弁体を前記弁体おさえ42を介して前記シート面に押付けるスプリング43と、前記スプリング43を設定するためのストッパ44と、燃料がオイル室50に漏れることを防ぐためのOリング45と、前記ストッパを固定するための部材46(以下、止め輪と称す)、シリンダの端面に設けられた抜止板47と、前記抜止板47を固定する止めねじ48から構成される。
【0017】
本発明では、図3,図4に示すように、前記往復動シール56を押さえることと、前記ストッパ44を固定する機能を前記抜止板47に持たせることで、固定用の部材である前記止め輪46を廃止するができる。これにより部品点数を削減し、組立工数を低減することができる。さらに、前記止め輪を廃止することで、シリンダの前記止め輪の取付け溝が不要となり、加工工数の低減を図ることができる。
【0018】
前記吸入室15から前記オイル室50へ燃料が漏れるのをシールするOリング45が設けてあり、挿入時に前記Oリング45が切れることを防止する逃げ溝
49がある。前記シリンダと前記ストッパ及び、前記逃げ溝49と前記ストッパの隙間のため、スプリング43からの反発力により前記ストッパが傾く。前記ストッパの傾きを抑えるため、前記逃げ溝と前記ストッパの隙間部を小さくするために、ストッパ外周に突起部44aを設けている。すなわち、前記ストッパ外周に前記突起部44aを設けることで、前記ストッパと前記シリンダの隙間が小さくなり、前記ストッパの傾きを小さくすることができる。
【0019】
なお、上述した実施例では、前記ストッパの傾きを小さくする手段として、ストッパの外周に突起部を設けた形状としたが、図5〜図9にその他の実施例を示す。
【0020】
図5に示すように、ストッパ44のOリング45の取付け溝を変更しOリングの挿入性を確保することで、シリンダ9にOリングの逃げ溝の加工を施すことが不要となり、それにより前記ストッパの傾きを小さくすることができる。
【0021】
図6に示すように、抜止板47に突起部47aを設け、前記突起部とストッパ44を勘合させることで、前記ストッパとシリンダ9の隙間による傾きを小さくすることができる。
【0022】
図7に示すように、抜止板47をストッパ44の一部分を押さえる形状から、前記ストッパの上部全体を押さえる形状に変更することで、前記ストッパとシリンダ9の隙間による前記ストッパの傾きを小さくすることができる。
【0023】
図8に示すように、シリンダ9に吸入室15からオイル室50へのガソリン漏れをシールするためにOリング45の取付け溝を設け、さらに抜止板47とストッパを一体構造にすることで、部品点数と組立工数を削減し、かつ開弁圧ばらつきを抑えた安全弁を可能とする。
【0024】
また、各実施例において、図9に示すように前記弁体と前記弁体おさえを別体構造から一体構造にした場合、さらに、抜止板を固定する手段として、止めねじ以外にかしめ,接着剤,圧入などで固定した場合も、同様の効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】
往復動シールを押さえる抜止板に、ストッパを固定する機能を持たせることで、部品点数を削減し組立工数の低減をはかることができ、さらにストッパ外周に突起部を設けることでストッパの傾きを小さくし、安全弁の開弁圧ばらつきを抑えた安全弁を有する高圧燃料ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高圧燃料ポンプ断面。
【図2】リアボディ通路断面図。
【図3】安全弁取付け部拡大図。
【図4】ストッパ取付け部拡大図。
【図5】その他の実施例A。
【図6】その他の実施例B。
【図7】その他の実施例C。
【図8】その他の実施例D。
【図9】その他の実施例E。
【符号の説明】
1…カップリング、3…ピン、4…ラジアル軸受、5…シャフト、5a…斜板面、6…スラスト軸受、7…スリッパ、9…シリンダ、9a…シリンダボア、11…プランジャ、13…ポンプ室、15…吸入室、17…リアボディ、19…吸入通路、21…フィルタ、25…ボール、27,43…スプリング、28…スプリングストッパ、30…プランジャスプリング、31…横穴、35…ボールバルブ、36…チェックバルブスプリング、37…バルブストッパ、38,45…Oリング、39…吐出室、40…連通する通路、41…弁体、42…弁体おさえ、44…ストッパ、44a…突起部、45a…Oリング溝、46…止め輪、47…抜止板、47a…抜止板突起部、48…止めねじ、49…逃げ溝、50…オイル室、51…ボディ、52…オイル供給路、52a…絞り部、56…往復動シール、61…吸入ポート、62…吐出ポート、63…吐出通路、64…通路、65…圧力調整弁、66…リターン通路。
【発明の属する技術分野】
本発明は、安全弁の部品点数を削減し、組立工数を低減するもので、例えば自動車ガソリンエンジン用筒内直接噴射装置に用いられる高圧燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ガソリンエンジン用の高圧燃料ポンプには、吐出室から圧力をリリーフする機構として、特開平10−339231号が知られている。このタイプの安全弁は、アジャスターを用いて、安全弁の開弁圧の調整とシリンダ内へ固定を行っている。
【0003】
安全弁を固定する方法としては、特願2001−205538号が知られている。ここでは安全弁の開弁圧を調整するためにストッパが設けられている。そして、前記ストッパには、シリンダ内へ固定するための固定用の部材を必要とする。さらに固定用の部材を取付けるため、前記シリンダ内に溝を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、ストッパを固定する部材が必要なため、部品点数と組立工数が増加していた。さらに、固定用の部材をシリンダ内に取付ける溝が必要なため、溝の加工工数がかかるという問題あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の高圧燃料ポンプは、昇圧された燃料が存在する吐出室と、昇圧前の燃料が存在する吸入室を有し、前記吐出室の圧力が設定値に対して上回ると、前記吐出室から前記吸入室へ燃料がリリーフする安全弁を有し、前記安全弁は、シート面と、弁体と、前記弁体を弁体おさえを介してシート面に押付けるスプリングと、前記スプリングを設定荷重まで圧縮し保持するストッパと、燃料がオイル室に漏れることを防ぐためのOリングと、シリンダの端面に往復動シールを押さえることと前記ストッパを固定する機能を持たせた抜止板と、前記抜止板を固定する止めねじから構成された安全弁を備えている。
【0006】
さらに、前記ストッパには、シリンダと前記ストッパの隙間を小さくし、前記ストッパの傾きを小さくするために、前記ストッパ外周に突起部を設けている。
【0007】
本発明では、往復動シールを押さえる抜止板に、ストッパを固定する機能を持たせることで、部品点数を削減し組立工数を低減した。
【0008】
さらに、前記ストッパ外周に突起部を設けることで、前記シリンダと前記ストッパの隙間を小さくし、前記ストッパの傾きを小さくすることで、安全弁の開弁圧ばらつきを抑えた高圧燃料ポンプを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1,図2より本発明による実施例の構成・動作を説明する。
【0010】
エンジンのカム軸から伝達される駆動力を伝えるカップリング1は、カップリング1に勘合したピン3を介して、シャフト5に連結されている。シャフト5は、ラジアル軸受4及びスラスト軸受6を介して、回転自在にボディ51に支持されている。シャフト5にはシャフト5の軸線に対し傾斜した平面を有する斜板面5aが設けられ、シャフト5の回転に伴い斜板面5aが回転揺動運動を行う。
【0011】
ボディ51内にはシリンダ9が固定されている。シリンダ9の半径方向に複数配置されたシリンダボア9aにより往復動自在に支持されたプランジャ11は、斜板面5aが回転揺動運動を行うことで、ガイド部材としての球継手機構を有するスリッパ7を介して、プランジャ11とシリンダ9間に設けられたプランジャスプリング30の伸縮作用と合間って往復動を行う。
【0012】
前記プランジャ11とシリンダ9により囲まれた容積は、ポンプ室13を形成する。プランジャ11が往復運動を行うとプランジャ11に設けられた吸入弁とシリンダ9に設けられた吐出弁を介して、燃料は吸入,圧縮,吐出される。すなわち、図面にない低圧ポンプから0.2〜0.7MPaの圧力で供給される燃料は、高圧燃料ポンプより3〜20MPaまで昇圧し吐出される。前記ポンプ室13から昇圧された燃料が吐出される。吐出室39の圧力と、規定の吐出流量を確保するために、プランジャ11とシリンダボア9aの径隙間は7μm以下としている。また、プランジャ11とシリンダボア9aのシール長は10mm以上確保している。前記吸入弁は、ボール25とスプリング27及びスプリング27を支持するスプリングストッパ28で形成される。前記スプリングストッパ28は、プランジャ11の内面にプランジャスプリング30の一端を圧入することで固定される。また、前記ポンプ室13へ燃料を供給可能なように、前記シリンダ9の中央部には、プランジャ11へ連通する吸入室15及び横穴31を設けている。
【0013】
吸入室15へ燃料を導くために、軽量化を考慮し、加工と生産性の良いアルミダイカストでできたリアボディ17を設けている。リアボディ17には、吸入ポート61から吸入室15へ燃料を導く吸入通路19と、前記吐出弁から吐出室
39を介して吐出ポート62へ燃料を導く吐出通路63と、吐出される燃料の圧力を制御するために設けられた圧力調整弁65へ燃料を導く通路64と、圧力調整弁65から吸入通路19へ燃料を戻すためのリターン通路66が設けられている。前記リアボディ17内の吸入通路19には、外部から流入する燃料の特定サイズ以上の異物進入を防止するフィルタ21を設けている。
【0014】
荷重を支持する駆動部(前記スリッパと前記斜板面及び軸受部を総称して以下駆動部と略す)は、回転自在に荷重を支持する部分であり、オイル潤滑することで、軸受寿命は向上する。前記駆動部へ供給する潤滑油には、エンジンの潤滑オイルを利用し、ボディ51には潤滑オイルを導入するためのオイル供給路52が形成され、ボディ51とシリンダ9との間で形成されたオイル室50へ前記エンジンの潤滑オイルが流入する構造となっている。また、オイル供給路52には、エンジンからの供給油量を調整する絞り部52aを設けている。前記絞り部52aの内径はエンジンからの異物などによる閉鎖が発生しないように、内径φ1mm以上を確保している。前記オイル室50内のオイルと、前記シリンダ9内の燃料を隔絶するために、前記プランジャ11とシリンダ9の間には、往復動シール56を設けている。
【0015】
以下、本発明の安全弁の具体的実施例を図3,図4より説明する。図3は安全弁取付け部、図4はストッパ取付け部を拡大した図面である。
【0016】
安全弁は、リアボディ17内部に昇圧された燃料が存在する吐出室39と、シリンダ9内部に昇圧前の燃料が存在する吸入室15を有し、前記吐出室39の圧力が設定圧に対し、上回ると、前記吐出室39から前記吸入室15へ燃料がリリーフする安全弁を有し、前記安全弁は、前記吐出室39と前記吸入室15を連通する通路40と、シート面と、前記連通する通路40に設けられた弁体41と、前記弁体41を支持する弁体おさえ42と、前記弁体を前記弁体おさえ42を介して前記シート面に押付けるスプリング43と、前記スプリング43を設定するためのストッパ44と、燃料がオイル室50に漏れることを防ぐためのOリング45と、前記ストッパを固定するための部材46(以下、止め輪と称す)、シリンダの端面に設けられた抜止板47と、前記抜止板47を固定する止めねじ48から構成される。
【0017】
本発明では、図3,図4に示すように、前記往復動シール56を押さえることと、前記ストッパ44を固定する機能を前記抜止板47に持たせることで、固定用の部材である前記止め輪46を廃止するができる。これにより部品点数を削減し、組立工数を低減することができる。さらに、前記止め輪を廃止することで、シリンダの前記止め輪の取付け溝が不要となり、加工工数の低減を図ることができる。
【0018】
前記吸入室15から前記オイル室50へ燃料が漏れるのをシールするOリング45が設けてあり、挿入時に前記Oリング45が切れることを防止する逃げ溝
49がある。前記シリンダと前記ストッパ及び、前記逃げ溝49と前記ストッパの隙間のため、スプリング43からの反発力により前記ストッパが傾く。前記ストッパの傾きを抑えるため、前記逃げ溝と前記ストッパの隙間部を小さくするために、ストッパ外周に突起部44aを設けている。すなわち、前記ストッパ外周に前記突起部44aを設けることで、前記ストッパと前記シリンダの隙間が小さくなり、前記ストッパの傾きを小さくすることができる。
【0019】
なお、上述した実施例では、前記ストッパの傾きを小さくする手段として、ストッパの外周に突起部を設けた形状としたが、図5〜図9にその他の実施例を示す。
【0020】
図5に示すように、ストッパ44のOリング45の取付け溝を変更しOリングの挿入性を確保することで、シリンダ9にOリングの逃げ溝の加工を施すことが不要となり、それにより前記ストッパの傾きを小さくすることができる。
【0021】
図6に示すように、抜止板47に突起部47aを設け、前記突起部とストッパ44を勘合させることで、前記ストッパとシリンダ9の隙間による傾きを小さくすることができる。
【0022】
図7に示すように、抜止板47をストッパ44の一部分を押さえる形状から、前記ストッパの上部全体を押さえる形状に変更することで、前記ストッパとシリンダ9の隙間による前記ストッパの傾きを小さくすることができる。
【0023】
図8に示すように、シリンダ9に吸入室15からオイル室50へのガソリン漏れをシールするためにOリング45の取付け溝を設け、さらに抜止板47とストッパを一体構造にすることで、部品点数と組立工数を削減し、かつ開弁圧ばらつきを抑えた安全弁を可能とする。
【0024】
また、各実施例において、図9に示すように前記弁体と前記弁体おさえを別体構造から一体構造にした場合、さらに、抜止板を固定する手段として、止めねじ以外にかしめ,接着剤,圧入などで固定した場合も、同様の効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】
往復動シールを押さえる抜止板に、ストッパを固定する機能を持たせることで、部品点数を削減し組立工数の低減をはかることができ、さらにストッパ外周に突起部を設けることでストッパの傾きを小さくし、安全弁の開弁圧ばらつきを抑えた安全弁を有する高圧燃料ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高圧燃料ポンプ断面。
【図2】リアボディ通路断面図。
【図3】安全弁取付け部拡大図。
【図4】ストッパ取付け部拡大図。
【図5】その他の実施例A。
【図6】その他の実施例B。
【図7】その他の実施例C。
【図8】その他の実施例D。
【図9】その他の実施例E。
【符号の説明】
1…カップリング、3…ピン、4…ラジアル軸受、5…シャフト、5a…斜板面、6…スラスト軸受、7…スリッパ、9…シリンダ、9a…シリンダボア、11…プランジャ、13…ポンプ室、15…吸入室、17…リアボディ、19…吸入通路、21…フィルタ、25…ボール、27,43…スプリング、28…スプリングストッパ、30…プランジャスプリング、31…横穴、35…ボールバルブ、36…チェックバルブスプリング、37…バルブストッパ、38,45…Oリング、39…吐出室、40…連通する通路、41…弁体、42…弁体おさえ、44…ストッパ、44a…突起部、45a…Oリング溝、46…止め輪、47…抜止板、47a…抜止板突起部、48…止めねじ、49…逃げ溝、50…オイル室、51…ボディ、52…オイル供給路、52a…絞り部、56…往復動シール、61…吸入ポート、62…吐出ポート、63…吐出通路、64…通路、65…圧力調整弁、66…リターン通路。
Claims (2)
- 昇圧された燃料が存在する吐出室と、昇圧前の燃料が存在する吸入室を有し、前記吐出室の圧力が設定値に対して上回ると、前記吐出室から前記吸入室へ燃料がリリーフする安全弁を有し、前記安全弁は、シート面と、弁体と、前記弁体を弁体おさえを介してシート面に押付けるスプリングと、前記スプリングを設定荷重まで圧縮し保持するストッパと、前記ストッパをシリンダに固定する部材より構成されることを特徴とする高圧燃料ポンプにおいて、
前記シリンダの端面に止めねじで固定された板により前記ストッパを固定することを特徴する高圧燃料ポンプ。 - 前記ストッパの外周に突起部を設け、前記シリンダとの間の隙間を部分的に小さくしたことを特徴とする請求項1記載の高圧燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002194073A JP2004036468A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 高圧燃料ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002194073A JP2004036468A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 高圧燃料ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004036468A true JP2004036468A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31702855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002194073A Pending JP2004036468A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 高圧燃料ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004036468A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103717874A (zh) * | 2011-08-01 | 2014-04-09 | 丰田自动车株式会社 | 燃料喷射泵 |
| JP2015218678A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | リリーフ弁を備えた高圧燃料供給ポンプ |
-
2002
- 2002-07-03 JP JP2002194073A patent/JP2004036468A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103717874A (zh) * | 2011-08-01 | 2014-04-09 | 丰田自动车株式会社 | 燃料喷射泵 |
| US9989050B2 (en) | 2011-08-01 | 2018-06-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel injection pump |
| JP2015218678A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | リリーフ弁を備えた高圧燃料供給ポンプ |
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