JP2004022001A - 磁気テープのサーボライタ - Google Patents
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Abstract
【課題】サーボライタにおいてサーボ信号の読取可否を検査する。
【解決手段】磁気テープMTに対し、幅方向の基準位置を示すサーボ信号を書き込むとともにサーボ信号の検査を行うサーボライタであって、サーボ信号を磁気テープMTのエッジから所定距離に正確に書き込むように、磁気テープの幅方向の位置を正確に規制するサーボライト用テープガイド部と、前記サーボライト用テープガイド部でサーボ信号を書き込む固定された書込ヘッドH1と、サーボライト用テープガイド部のテープ走行方向における下流で、サーボライト用テープガイド部に比較して磁気テープの幅方向の位置を緩く規制する検査用テープガイド部と、検査用テープガイド部において、前記磁気磁気テープに記録されたサーボ信号の検査を行う光センサSとを備える。
【選択図】 図4
【解決手段】磁気テープMTに対し、幅方向の基準位置を示すサーボ信号を書き込むとともにサーボ信号の検査を行うサーボライタであって、サーボ信号を磁気テープMTのエッジから所定距離に正確に書き込むように、磁気テープの幅方向の位置を正確に規制するサーボライト用テープガイド部と、前記サーボライト用テープガイド部でサーボ信号を書き込む固定された書込ヘッドH1と、サーボライト用テープガイド部のテープ走行方向における下流で、サーボライト用テープガイド部に比較して磁気テープの幅方向の位置を緩く規制する検査用テープガイド部と、検査用テープガイド部において、前記磁気磁気テープに記録されたサーボ信号の検査を行う光センサSとを備える。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープの製造工程において磁気テープにサーボ信号を書き込むサーボライタに関し、詳しくは、検査工程の効率化を図ることができるサーボライタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ用データストレージとして利用されている磁気テープは、記録容量を増大させるために記録密度を向上させている。そのため、データが記録されるデータトラックは極めて狭くなっており、例えば、トラック幅が10μ〜20μm程度の磁気テープも存在する。このようにデータトラックの幅が狭くなると、磁気テープ上のデータトラックと、磁気ヘッドの信号読取素子の位置を合わせるのは極めて困難であることから、予め磁気テープに幅方向の基準位置となるサーボ信号を書き込んでおき、このサーボ信号を読み取りつつ、磁気ヘッドの位置を調整する機構が利用されている。
【0003】
磁気テープに記録されるサーボ信号は、磁気テープへのデータ信号の記録、再生の基準となる位置であることから、生産工程において磁気テープに正確に書き込まれる必要がある。そのため、磁気テープの生産工場では、幅方向の振れがほとんど無い精度の高い磁気テープ走行系と、固定されたサーボ信号を記録する磁気ヘッドを有する専用のサーボライタでサーボ信号を記録している。例えば、磁気テープを幅方向に規制するテープガイドと磁気テープのクリアランスをほとんど0になるように位置規制しつつ、磁気テープにサーボ信号を書き込んでいる。そして、このようなサーボライタでサーボ信号が記録された磁気テープをカートリッジケース内に収納して磁気テープカートリッジを製造している。
【0004】
ところが、一般に使用される磁気テープドライブは、コスト上及び磁気テープの繰返し使用耐久性の観点から、サーボライタのように正確な磁気テープの走行系を有していない。すなわち、磁気テープを幅方向に規制するテープガイドも、専用のサーボライタに比較すると緩いクリアランス設定となっている。そのため、ドライブにおける磁気テープの走行挙動はサーボ信号の書込時と若干異なり、サーボ信号の読み取りエラーが生じるおそれもある。例えば、磁気テープ自体が幅方向にうねり、曲がりを有している場合には、サーボライタで磁気テープのエッジから一定位置に正確にサーボ信号を書き込んでいたとしても、磁気テープドライブで走行させたときには、固定された位置から見ると、相対的にサーボ信号がうねったり、曲がったりすることがある。
【0005】
したがって、従来は、サーボ信号の書込みがなされ、カートリッジケースに収納した後の磁気テープを、実際にデータを記録、再生する磁気テープドライブでサーボ信号を読み取ってみる検査を行う工程を設けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した全数の磁気テープカートリッジの検査は、検査工程自体に非常に工数がかかるだけでなく、検査の結果、不良と判断された磁気テープカートリッジは、磁気テープだけでなく、カートリッジケースその他の部品をも廃棄しなければならないという無駄が生じていた。もちろん、部品によっては分解すれば再利用できるものもあるが、その工数を考慮すると現実的ではなかった。
このような問題から本発明がなされたもので、本発明は、磁気テープの検査工程を効率化することができる磁気テープのサーボライタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するため、第1の発明は、磁気テープに対し、幅方向の基準位置を示すサーボ信号を書き込むとともに前記サーボ信号の検査を行うサーボライタであって、前記サーボ信号を前記磁気テープのエッジから所定距離に正確に書き込むように、磁気テープの幅方向の位置を正確に規制するサーボライト用テープガイド部と、前記サーボライト用テープガイド部でサーボ信号を書き込む固定された書込ヘッドと、前記サーボライト用テープガイド部のテープ走行方向における下流で、前記サーボライト用テープガイド部に比較して磁気テープの幅方向の位置を緩く規制する検査用テープガイド部と、前記検査用テープガイド部において、前記磁気磁気テープに記録されたサーボ信号の検査を行う検査装置とを備えることを特徴とする。
【0008】
このようなサーボライタによれば、走行する磁気テープは、サーボライト用テープガイド部で幅方向が正確に位置規制されると共に、固定された書込ヘッドによりサーボ信号が書き込まれる。すなわち、磁気テープには、磁気テープのエッジから所定距離の正確な位置にサーボ信号が書き込まれる。
そして、サーボ信号が書き込まれた後の磁気テープは、サーボライト用テープガイド部の下流に位置する検査用テープガイド部で、前記サーボライト用テープガイド部に比較すると、幅方向の位置を緩く規制される。つまり、一般の磁気テープドライブと同様に、比較的幅方向の振れを許容した状態で磁気テープを案内する。この状態で、検査装置により、磁気テープの走行状態等を測定して、一般の磁気テープドライブでサーボ信号が読み取れるかどうかを検査する。
【0009】
検査装置による検査の結果、磁気テープの蛇行等が少なく、直線性良く磁気テープが走行しているようであれば、一般の磁気テープドライブでもサーボ信号が読み取れると判定でき、逆に、磁気テープの蛇行等が大きく、幅方向に急に移動したりするようであれば、一般の磁気テープドライブでサーボ信号を読み取るのは困難であると判定できる。
【0010】
なお、サーボライト用テープガイド部及び検査用テープガイド部は、例えば回転するガイドローラや、回転しないフランジ付のテープガイドなどを適宜組み合わせて構成されるが、本明細書においては、特定のガイドローラ等を意味しない。つまり、サーボ信号を書き込むのに十分な程度の正確さで磁気テープを幅方向に位置規制している範囲がサーボライト用テープガイド部であり、サーボライト用テープガイド部よりは緩く磁気テープを幅方向に位置決めし、かつ、各メーカー等で検査の合否基準とする磁気テープドライブの走行系と同等の幅方向の振れを生ずる範囲が検査用テープガイド部に相当する。
【0011】
また、第2の発明は、第1の発明のサーボライタにおいて、前記検査装置が、前記磁気テープの幅方向の振れを検出する光センサを備えてなることを特徴とする。
【0012】
第2の発明は、第1の発明における検査装置を具体化したものである。このように、検査装置として光センサを用い、磁気テープの幅方向の振れを測定することにより、テープの蛇行等を原因とするサーボ信号の読取可能性を評価することができる。このように光センサを用いると、非常に狭いトラック幅に記録されたサーボ信号を磁気ヘッドで読み取る必要が無いので、磁気テープが高速であっても検査が可能である。したがって、磁気テープの生産コストを低くすることが可能である。
【0013】
さらに、第3の発明は、第2の発明のサーボライタにおいて、前記光センサが、前記磁気テープのエッジ部分に対し発光する発光部と、前記発光部の向かい側で、前記磁気テープにより部分的に遮られた光を検出する受光部とを備えてなることを特徴とする。
【0014】
また、第4の発明は、第1の発明のサーボライタにおいて、前記検査装置が、前記サーボ信号を読み取る磁気ヘッドを備えてなることを特徴とする。
第4の発明のサーボライタのように、磁気ヘッドでサーボ信号を読み取って検査を行えば、一般の磁気テープドライブでサーボ信号を読み取る状態に極めて近い条件で検査を行うことができるので、磁気テープの信頼性を向上させることができる。
【0015】
なお、第1から第4の発明のサーボライタにおいて、前記サーボライト用テープガイド部におけるテープガイドの、磁気テープとの幅方向のクリアランスは、0〜1μmとするのが好ましく、前記検査用テープガイド部におけるテープガイドの、磁気テープとの幅方向のクリアランスは、5〜10μmとするのが好ましい。
【0016】
また、検査用テープガイド部におけるテープガイドの、磁気テープとの幅方向のクリアランスは調整できるように構成するのが好ましい。このように、検査用テープガイド部における、磁気テープの幅方向の位置規制の程度を調製できるようにすることにより、複数種類の磁気テープドライブを想定した検査を一台のサーボライタで行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態に係るサーボライタの構成図である。図1に示すように、サーボライタ10には、磁気テープMTを送り出すための送出リール11と、送出リール11から磁気テープMTを巻き取るための巻取リール12とが備えられる。送出リール11の下流側で且つ、巻取リール12の上流側には、例えば、ハの字形のサーボ信号を書き込むための書込ヘッドH1が配置され、書込ヘッドH1の上流側と下流側とに、磁気テープMTを書込ヘッドH1に沿わせて走行させるためのガイド13,13が設けられている。このガイド13,13により、磁気テープMTが正確に幅方向に位置規制されている範囲が、サーボライト用テープガイドに相当する。また、下流側に配置されたガイド13と巻取リール12との間には、書込ヘッドH1によって書き込まれたサーボ信号を検査するための磁気ヘッドである検査ヘッドH2が設けられる。そして、検査ヘッドH2の近傍には、磁気テープMTを検査ヘッドH2に沿わせて走行させるためのガイド14,・・・が設けられている。このガイド14,・・・により、磁気テープMTが幅方向に位置規制されている範囲が、検査用テープガイド部に相当する。また、検査ヘッドH2は、サーボ信号が正確に読み込まれたかを判定するサーボ信号判定部15に接続されている。なお、サーボライタ10には、磁気テープMTの張力を所定張力に調整するための張力調節装置(図示せず)、張力検出装置Tの他、磁気テープMTをガイドするためのガイドローラR…等の各種装置が備えられている。
【0018】
図2は、第1実施形態に係るサーボライト用テープガイド部の拡大斜視図である。図2に示すように、ガイド13,13はサーボライタ10のリファレンスサイド(以下、「パネルサイド」という)10a(図1参照)に取り付けられる。ガイド13,13の磁気テープMTに対する接触面13aは磁気テープMTの記録面に滑らかに摺動させるため円弧状となっており、ガイド13,13のパネルサイド10a側の端部には、磁気テープMTの走行方向に沿わせてフランジ13dが形成される。フランジ13dのヒューマンサイド(パネルサイド側エッジと反対側)の端面には、樹脂製の接触子13cが取り付けられていて、磁気テープMTのパネルサイド側エッジ(基準エッジ)MT1を案内させるエッジ案内面13bを構成している。
そして、各ガイド13のヒューマンサイド側には、磁気テープMTの損傷を防止すべく、例えば、弾性体(図示せず)が取り付けられる。
弾性体は薄い金属板(ステンレス薄板等)で形成されており、弾性体の取り付け基部は、各ガイド13の上面とこれに着座する取付ブロック(図示せず)とに挟持される。弾性体の先端側部は、複数の腕となっており、各腕の先端部には樹脂製の接触子が取り付けられる。前記弾性体の各腕とエッジ案内面13bとの間隔は、蛇行、幅変動に起因する磁気テープMTのダメージを防止するため、磁気テープMTの蛇行、幅変動の最大幅に基づいて決定される。もちろん、この間隔に適宜余裕を見込んでもよい。磁気テープと、エッジ案内面13b及び弾性体とのクリアランスは、例えば0〜1μmに設定するのが望ましい。
このようなガイド13,13によれば、磁気テープMTの幅方向の位置が極めて正確に規制され、書込ヘッドH1により、パネルサイド側エッジMT1から一定距離の位置にサーボ信号が記録される。
【0019】
図3は、第1実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。検査用テープガイド部においては、磁気テープMTはガイド14により、サーボライト用テープガイド部に比較して幅方向を緩く規制されつつ、検査ヘッドH2でサーボ信号を読み取る。ガイド14は、円柱状の案内部14aの両端に、案内部14aより径が大きい鍔状のフランジ14b,14bを有しており、サーボライタ10のパネルサイド10a(図1参照)に固定されている。案内部14aの長さは、磁気テープMTの幅より幾分長く、磁気テープMTのヒューマンサイド側エッジMT2が一方のフランジ14bに寄った状態で、他方のフランジ14bとパネルサイド側エッジMT1との間には、Dのクリアランスが残るようになっている。
このようなクリアランスDの設定や、ガイド14の配置は、一般の磁気テープドライブと同様の設定及び配置にするとよい。このクリアランスDは、例えば、5〜10μmに設定するのが望ましい。
また、クリアランスDの量を調整できるようにするため、フランジ14b,14bをねじで移動できるように構成したり、ガイド14全体を交換可能に構成するのが望ましい。このようにすることで、複数種類の磁気テープドライブを想定した検査を行うことができる。
検査ヘッドH2は、パネル10aに固定しても良いし、磁気テープドライブのヘッドと同様に、磁気テープMTが幅方向に振れたら、サーボ信号の位置に合わせてヘッドを移動させるように、すなわちサーボ信号を追いかけるように磁気ヘッド制御装置により制御してもよい。
【0020】
サーボ信号判定部15は、検査ヘッドH2で読み取ったサーボ信号が正しいかどうかを判定する手段である。例えば、サーボ信号判定部15は、比較、演算、記憶等をすることができる一般的なコンピュータや、専用の回路により構成され、予め記憶しておいたサーボ信号のパターンと、実際に検査ヘッドH2で読み取ったサーボ信号のパターンを比較して、一致していれば良と判定し、一致していなければ、不良と判定する。
なお、検査ヘッドH2とサーボ信号判定部15とが、特許請求の範囲にいう検査装置に相当する。
【0021】
以上のようなサーボライタによれば、次のような作用効果を奏する。
まず、送出リール11から送り出された磁気テープMTは、ガイドローラR,・・・に案内され、張力検査装置Tを通り、サーボライト用テープガイド部へ入る。サーボライト用テープガイド部では、ガイド13,13により、幅方向を正確に位置決めされた状態で、書込ヘッドH1によりサーボ信号がパネルサイド側エッジMT1から一定位置に書き込まれる。
そして、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMTは、さらに下流へ走行し、検査用テープガイド部へ入る。検査用テープガイド部では、ガイド14,・・・により幅方向を一般的な磁気テープドライブと同様の正確さで規制されつつ、検査ヘッドH2により信号を読み取る。磁気ヘッド制御装置が設けられている場合には、磁気テープMTの幅方向の変動に応じてサーボ信号の位置に検査ヘッドH2の読み取り部分を合わせるように検査ヘッドH2が位置制御されつつ、サーボ信号が読み取られる。
【0022】
検査ヘッドH2により読み取られたサーボ信号は、サーボ信号判定部15に入力され、予めサーボ信号判定部15に記憶されたサーボ信号のパターンと合致するかどうかを照合されて、良、不良が判定される。サーボ信号判定部15により、良と判定された場合は、磁気テープMTは巻取リール12に巻き取られて製品となり、不良と判定された場合には、例えばサーボライタ10を停止して、人手により不良部分を切除して廃棄する。
【0023】
以上のように、第1実施形態のサーボライタ10によれば、一般の磁気テープドライブと同程度に幅方向の位置制御をされる検査用テープガイド部において検査用ヘッドH2によりサーボ信号が読み取られ、検査される。そのため、後工程で別途磁気テープドライブにより検査をする必要がなく、工程を削減することができる。また、カートリッジケースに磁気テープMTを収納する前に不良部分を排除できるので、サーボ信号の記録エラーがあってもカートリッジケースを廃棄する必要がない。さらに、検査用ヘッドH2により実際にサーボ信号を読み取っているので、極めて信頼性が高い磁気テープとすることができる。
【0024】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るサーボライタの構成図である。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4に示すように、サーボライタ10には、磁気テープMTを送り出すための送出リール11と、送出リール11から磁気テープMTを巻き取るための巻取リール12とが備えられる。送出リール11の下流側で且つ、巻取リール12の上流側には、例えば、ハの字形のサーボ信号を書き込むための書込ヘッドH1が配置され、書込ヘッドH1の上流側と下流側とに、磁気テープMTを書込ヘッドH1に沿わせて走行させるためのガイド13,13が設けられている。このガイド13,13により、磁気テープMTが正確に幅方向に位置規制されている範囲が、サーボライト用テープガイドに相当する。また、下流側に配置されたガイド13と巻取リール12との間には、書込ヘッドH1によって書き込まれたサーボ信号が磁気テープドライブにより読み取り可能かを検査するため、光センサSが配置されている。そして、光センサSの近傍には、磁気テープMTを案内するためのガイド14,・・・が設けられている。このガイド14,・・・により、磁気テープMTが幅方向に位置規制されている範囲が、検査用テープガイド部に相当する。また、光センサSは、サーボ信号が一般の磁気テープドライブで正確に読み取れるかを判定するサーボ信号判定部25に接続されている。なお、サーボライタ10には、磁気テープMTの張力を所定張力に調整するための張力調節装置(図示せず)、張力検出装置Tの他、磁気テープMTをガイドするためのガイドローラR…等の各種装置が備えられている。
【0025】
図5は、第2実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。検査用テープガイド部において、磁気テープMTは、ガイド14によりサーボライト用テープガイド部に比較して幅方向を緩く規制されつつ、光センサSにより磁気テープMTのパネルサイド側エッジMT1の位置を測定する。ガイド14は、円柱状の案内部14aの両端に、案内部14aより径が大きい鍔状のフランジ14b,14bを有しており、サーボライタ10のパネルサイド10aに固定されている。案内部14aの長さは、磁気テープMTの幅より幾分長く、磁気テープMTのヒューマンサイド側エッジMT2が一方のフランジ14bに寄った状態で、他方のフランジ14bとパネルサイド側エッジMT1との間には、Dのクリアランスが残るようになっている。
このようなクリアランスDの設定や、ガイド14の配置は、一般の磁気テープドライブと同様の設定及び配置にするとよい。例えば、クリアランスDを、
5〜10μmに設定するとよい。
【0026】
光センサSは、幕状のレーザを発生する発光部S1と、発光部S1から出てきたレーザを受光する受光部S2とを有し、発光部S1から発光される光の幕がパネルサイド側エッジMT1を通るような位置に設置されている。そして、磁気テープMTに遮られずに受光部S2で受光した光の量又は位置をもとにして、パネル側エッジMT1の位置が測定される。光センサSは、このように幕状のレーザを使用する場合に限られず、例えば断面円形の光を発光する発光部と、この光を受光する受光部とからなるフォトインタラプタを用いて構成してもよい。この場合も、光が磁気テープMTの一方のエッジ、例えばパネルサイド側エッジMT1を跨るように発光部を設置し、受光部において、光電管などにより光の強さを検出することでパネルサイド側エッジMT1の位置を測定する。
【0027】
サーボ信号判定部25は、光センサSで測定したエッジ位置に基づき、サーボ信号が正しく読みうるかどうかを判定する手段である。例えば、サーボ信号判定部25は、比較、演算、記憶等をすることができる一般的なコンピュータや、専用の回路により構成される。そして、光センサSから入力されるパネルサイド側エッジMT1の位置を逐次記憶していき、例えば一定時間内におけるパネルサイド側エッジMT1の振れ量が所定の値未満の場合には、良と判定し、所定値以上の場合には不良と判定する。これは、一定時間内におけるパネルサイド側エッジMT1の振れ量が過大な場合には、一般の磁気テープドライブにおいて、ヘッド位置の制御が追いつかず、サーボ信号を読み取れない可能性があるからである。
なお、光センサSとサーボ信号判定部25とが、特許請求の範囲にいう検査装置に相当する。
【0028】
以上のようなサーボライタによれば、次のような作用効果を奏する。
まず、送出リール11から送り出された磁気テープMTは、ガイドローラR,・・・に案内され、張力検査装置Tを通り、サーボライト用テープガイド部へ入る。サーボライト用テープガイド部では、ガイド13,13により、幅方向を正確に位置決めされた状態で、書込ヘッドH1によりサーボ信号がパネルサイド側エッジMT1から一定位置に書き込まれる。
そして、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMTは、さらに下流へ走行し、検査用テープガイド部へ入る。検査用テープガイド部では、ガイド14,・・・により幅方向を一般的な磁気テープドライブと同様の正確さで規制されつつ、光センサSによりパネルサイド側エッジMT1の位置が測定される。
【0029】
光センサSにより読み取られたパネルサイド側エッジMT1の位置は、サーボ信号判定部25に入力され、逐次記憶される。そして、一定時間内のパネルサイド側エッジMT1の振れ量が所定値未満であれば良と判定され、所定値以上であれば不良と判定される。サーボ信号判定部25により、良と判定された場合は、磁気テープMTは巻取リール12に巻き取られて製品となり、不良と判定された場合には、例えばサーボライタ10を停止して、人手により不良部分を切除して廃棄する。
【0030】
以上のように、第2実施形態のサーボライタ10によれば、一般の磁気テープドライブと同程度に幅方向の位置制御をされる検査用テープガイド部にて光センサSによりエッジ位置が測定され、サーボ信号の読取可能性が検査される。そのため、後工程で磁気テープドライブにより別途検査をする必要がなく、工程を削減することができる。また、カートリッジケースに磁気テープMTを収納する前に不良部分を排除できるので、サーボ信号の記録エラーがあってもカートリッジケースを廃棄する必要がない。さらに、光センサSにより磁気テープMTのエッジの位置を測定することでサーボ信号の読取の可否を検査しているので、磁気ヘッドで検査する場合に比べて高速で検査が可能であり、製品コストを低くすることができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されず、適宜変形して実施することが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明によれば、サーボライタにおいてサーボ信号の読取可否を判定して、磁気テープの検査工程を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るサーボライタの構成図である。
【図2】第1実施形態に係るサーボライト用テープガイド部の拡大斜視図である。
【図3】第1実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。
【図4】第2実施形態に係るサーボライタの構成図である。
【図5】第2実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 サーボライタ
13,14 ガイド
15,25 サーボ信号判定部
H1 書込ヘッド
H2 検査ヘッド
MT 磁気テープ
S 光センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープの製造工程において磁気テープにサーボ信号を書き込むサーボライタに関し、詳しくは、検査工程の効率化を図ることができるサーボライタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ用データストレージとして利用されている磁気テープは、記録容量を増大させるために記録密度を向上させている。そのため、データが記録されるデータトラックは極めて狭くなっており、例えば、トラック幅が10μ〜20μm程度の磁気テープも存在する。このようにデータトラックの幅が狭くなると、磁気テープ上のデータトラックと、磁気ヘッドの信号読取素子の位置を合わせるのは極めて困難であることから、予め磁気テープに幅方向の基準位置となるサーボ信号を書き込んでおき、このサーボ信号を読み取りつつ、磁気ヘッドの位置を調整する機構が利用されている。
【0003】
磁気テープに記録されるサーボ信号は、磁気テープへのデータ信号の記録、再生の基準となる位置であることから、生産工程において磁気テープに正確に書き込まれる必要がある。そのため、磁気テープの生産工場では、幅方向の振れがほとんど無い精度の高い磁気テープ走行系と、固定されたサーボ信号を記録する磁気ヘッドを有する専用のサーボライタでサーボ信号を記録している。例えば、磁気テープを幅方向に規制するテープガイドと磁気テープのクリアランスをほとんど0になるように位置規制しつつ、磁気テープにサーボ信号を書き込んでいる。そして、このようなサーボライタでサーボ信号が記録された磁気テープをカートリッジケース内に収納して磁気テープカートリッジを製造している。
【0004】
ところが、一般に使用される磁気テープドライブは、コスト上及び磁気テープの繰返し使用耐久性の観点から、サーボライタのように正確な磁気テープの走行系を有していない。すなわち、磁気テープを幅方向に規制するテープガイドも、専用のサーボライタに比較すると緩いクリアランス設定となっている。そのため、ドライブにおける磁気テープの走行挙動はサーボ信号の書込時と若干異なり、サーボ信号の読み取りエラーが生じるおそれもある。例えば、磁気テープ自体が幅方向にうねり、曲がりを有している場合には、サーボライタで磁気テープのエッジから一定位置に正確にサーボ信号を書き込んでいたとしても、磁気テープドライブで走行させたときには、固定された位置から見ると、相対的にサーボ信号がうねったり、曲がったりすることがある。
【0005】
したがって、従来は、サーボ信号の書込みがなされ、カートリッジケースに収納した後の磁気テープを、実際にデータを記録、再生する磁気テープドライブでサーボ信号を読み取ってみる検査を行う工程を設けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した全数の磁気テープカートリッジの検査は、検査工程自体に非常に工数がかかるだけでなく、検査の結果、不良と判断された磁気テープカートリッジは、磁気テープだけでなく、カートリッジケースその他の部品をも廃棄しなければならないという無駄が生じていた。もちろん、部品によっては分解すれば再利用できるものもあるが、その工数を考慮すると現実的ではなかった。
このような問題から本発明がなされたもので、本発明は、磁気テープの検査工程を効率化することができる磁気テープのサーボライタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するため、第1の発明は、磁気テープに対し、幅方向の基準位置を示すサーボ信号を書き込むとともに前記サーボ信号の検査を行うサーボライタであって、前記サーボ信号を前記磁気テープのエッジから所定距離に正確に書き込むように、磁気テープの幅方向の位置を正確に規制するサーボライト用テープガイド部と、前記サーボライト用テープガイド部でサーボ信号を書き込む固定された書込ヘッドと、前記サーボライト用テープガイド部のテープ走行方向における下流で、前記サーボライト用テープガイド部に比較して磁気テープの幅方向の位置を緩く規制する検査用テープガイド部と、前記検査用テープガイド部において、前記磁気磁気テープに記録されたサーボ信号の検査を行う検査装置とを備えることを特徴とする。
【0008】
このようなサーボライタによれば、走行する磁気テープは、サーボライト用テープガイド部で幅方向が正確に位置規制されると共に、固定された書込ヘッドによりサーボ信号が書き込まれる。すなわち、磁気テープには、磁気テープのエッジから所定距離の正確な位置にサーボ信号が書き込まれる。
そして、サーボ信号が書き込まれた後の磁気テープは、サーボライト用テープガイド部の下流に位置する検査用テープガイド部で、前記サーボライト用テープガイド部に比較すると、幅方向の位置を緩く規制される。つまり、一般の磁気テープドライブと同様に、比較的幅方向の振れを許容した状態で磁気テープを案内する。この状態で、検査装置により、磁気テープの走行状態等を測定して、一般の磁気テープドライブでサーボ信号が読み取れるかどうかを検査する。
【0009】
検査装置による検査の結果、磁気テープの蛇行等が少なく、直線性良く磁気テープが走行しているようであれば、一般の磁気テープドライブでもサーボ信号が読み取れると判定でき、逆に、磁気テープの蛇行等が大きく、幅方向に急に移動したりするようであれば、一般の磁気テープドライブでサーボ信号を読み取るのは困難であると判定できる。
【0010】
なお、サーボライト用テープガイド部及び検査用テープガイド部は、例えば回転するガイドローラや、回転しないフランジ付のテープガイドなどを適宜組み合わせて構成されるが、本明細書においては、特定のガイドローラ等を意味しない。つまり、サーボ信号を書き込むのに十分な程度の正確さで磁気テープを幅方向に位置規制している範囲がサーボライト用テープガイド部であり、サーボライト用テープガイド部よりは緩く磁気テープを幅方向に位置決めし、かつ、各メーカー等で検査の合否基準とする磁気テープドライブの走行系と同等の幅方向の振れを生ずる範囲が検査用テープガイド部に相当する。
【0011】
また、第2の発明は、第1の発明のサーボライタにおいて、前記検査装置が、前記磁気テープの幅方向の振れを検出する光センサを備えてなることを特徴とする。
【0012】
第2の発明は、第1の発明における検査装置を具体化したものである。このように、検査装置として光センサを用い、磁気テープの幅方向の振れを測定することにより、テープの蛇行等を原因とするサーボ信号の読取可能性を評価することができる。このように光センサを用いると、非常に狭いトラック幅に記録されたサーボ信号を磁気ヘッドで読み取る必要が無いので、磁気テープが高速であっても検査が可能である。したがって、磁気テープの生産コストを低くすることが可能である。
【0013】
さらに、第3の発明は、第2の発明のサーボライタにおいて、前記光センサが、前記磁気テープのエッジ部分に対し発光する発光部と、前記発光部の向かい側で、前記磁気テープにより部分的に遮られた光を検出する受光部とを備えてなることを特徴とする。
【0014】
また、第4の発明は、第1の発明のサーボライタにおいて、前記検査装置が、前記サーボ信号を読み取る磁気ヘッドを備えてなることを特徴とする。
第4の発明のサーボライタのように、磁気ヘッドでサーボ信号を読み取って検査を行えば、一般の磁気テープドライブでサーボ信号を読み取る状態に極めて近い条件で検査を行うことができるので、磁気テープの信頼性を向上させることができる。
【0015】
なお、第1から第4の発明のサーボライタにおいて、前記サーボライト用テープガイド部におけるテープガイドの、磁気テープとの幅方向のクリアランスは、0〜1μmとするのが好ましく、前記検査用テープガイド部におけるテープガイドの、磁気テープとの幅方向のクリアランスは、5〜10μmとするのが好ましい。
【0016】
また、検査用テープガイド部におけるテープガイドの、磁気テープとの幅方向のクリアランスは調整できるように構成するのが好ましい。このように、検査用テープガイド部における、磁気テープの幅方向の位置規制の程度を調製できるようにすることにより、複数種類の磁気テープドライブを想定した検査を一台のサーボライタで行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態に係るサーボライタの構成図である。図1に示すように、サーボライタ10には、磁気テープMTを送り出すための送出リール11と、送出リール11から磁気テープMTを巻き取るための巻取リール12とが備えられる。送出リール11の下流側で且つ、巻取リール12の上流側には、例えば、ハの字形のサーボ信号を書き込むための書込ヘッドH1が配置され、書込ヘッドH1の上流側と下流側とに、磁気テープMTを書込ヘッドH1に沿わせて走行させるためのガイド13,13が設けられている。このガイド13,13により、磁気テープMTが正確に幅方向に位置規制されている範囲が、サーボライト用テープガイドに相当する。また、下流側に配置されたガイド13と巻取リール12との間には、書込ヘッドH1によって書き込まれたサーボ信号を検査するための磁気ヘッドである検査ヘッドH2が設けられる。そして、検査ヘッドH2の近傍には、磁気テープMTを検査ヘッドH2に沿わせて走行させるためのガイド14,・・・が設けられている。このガイド14,・・・により、磁気テープMTが幅方向に位置規制されている範囲が、検査用テープガイド部に相当する。また、検査ヘッドH2は、サーボ信号が正確に読み込まれたかを判定するサーボ信号判定部15に接続されている。なお、サーボライタ10には、磁気テープMTの張力を所定張力に調整するための張力調節装置(図示せず)、張力検出装置Tの他、磁気テープMTをガイドするためのガイドローラR…等の各種装置が備えられている。
【0018】
図2は、第1実施形態に係るサーボライト用テープガイド部の拡大斜視図である。図2に示すように、ガイド13,13はサーボライタ10のリファレンスサイド(以下、「パネルサイド」という)10a(図1参照)に取り付けられる。ガイド13,13の磁気テープMTに対する接触面13aは磁気テープMTの記録面に滑らかに摺動させるため円弧状となっており、ガイド13,13のパネルサイド10a側の端部には、磁気テープMTの走行方向に沿わせてフランジ13dが形成される。フランジ13dのヒューマンサイド(パネルサイド側エッジと反対側)の端面には、樹脂製の接触子13cが取り付けられていて、磁気テープMTのパネルサイド側エッジ(基準エッジ)MT1を案内させるエッジ案内面13bを構成している。
そして、各ガイド13のヒューマンサイド側には、磁気テープMTの損傷を防止すべく、例えば、弾性体(図示せず)が取り付けられる。
弾性体は薄い金属板(ステンレス薄板等)で形成されており、弾性体の取り付け基部は、各ガイド13の上面とこれに着座する取付ブロック(図示せず)とに挟持される。弾性体の先端側部は、複数の腕となっており、各腕の先端部には樹脂製の接触子が取り付けられる。前記弾性体の各腕とエッジ案内面13bとの間隔は、蛇行、幅変動に起因する磁気テープMTのダメージを防止するため、磁気テープMTの蛇行、幅変動の最大幅に基づいて決定される。もちろん、この間隔に適宜余裕を見込んでもよい。磁気テープと、エッジ案内面13b及び弾性体とのクリアランスは、例えば0〜1μmに設定するのが望ましい。
このようなガイド13,13によれば、磁気テープMTの幅方向の位置が極めて正確に規制され、書込ヘッドH1により、パネルサイド側エッジMT1から一定距離の位置にサーボ信号が記録される。
【0019】
図3は、第1実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。検査用テープガイド部においては、磁気テープMTはガイド14により、サーボライト用テープガイド部に比較して幅方向を緩く規制されつつ、検査ヘッドH2でサーボ信号を読み取る。ガイド14は、円柱状の案内部14aの両端に、案内部14aより径が大きい鍔状のフランジ14b,14bを有しており、サーボライタ10のパネルサイド10a(図1参照)に固定されている。案内部14aの長さは、磁気テープMTの幅より幾分長く、磁気テープMTのヒューマンサイド側エッジMT2が一方のフランジ14bに寄った状態で、他方のフランジ14bとパネルサイド側エッジMT1との間には、Dのクリアランスが残るようになっている。
このようなクリアランスDの設定や、ガイド14の配置は、一般の磁気テープドライブと同様の設定及び配置にするとよい。このクリアランスDは、例えば、5〜10μmに設定するのが望ましい。
また、クリアランスDの量を調整できるようにするため、フランジ14b,14bをねじで移動できるように構成したり、ガイド14全体を交換可能に構成するのが望ましい。このようにすることで、複数種類の磁気テープドライブを想定した検査を行うことができる。
検査ヘッドH2は、パネル10aに固定しても良いし、磁気テープドライブのヘッドと同様に、磁気テープMTが幅方向に振れたら、サーボ信号の位置に合わせてヘッドを移動させるように、すなわちサーボ信号を追いかけるように磁気ヘッド制御装置により制御してもよい。
【0020】
サーボ信号判定部15は、検査ヘッドH2で読み取ったサーボ信号が正しいかどうかを判定する手段である。例えば、サーボ信号判定部15は、比較、演算、記憶等をすることができる一般的なコンピュータや、専用の回路により構成され、予め記憶しておいたサーボ信号のパターンと、実際に検査ヘッドH2で読み取ったサーボ信号のパターンを比較して、一致していれば良と判定し、一致していなければ、不良と判定する。
なお、検査ヘッドH2とサーボ信号判定部15とが、特許請求の範囲にいう検査装置に相当する。
【0021】
以上のようなサーボライタによれば、次のような作用効果を奏する。
まず、送出リール11から送り出された磁気テープMTは、ガイドローラR,・・・に案内され、張力検査装置Tを通り、サーボライト用テープガイド部へ入る。サーボライト用テープガイド部では、ガイド13,13により、幅方向を正確に位置決めされた状態で、書込ヘッドH1によりサーボ信号がパネルサイド側エッジMT1から一定位置に書き込まれる。
そして、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMTは、さらに下流へ走行し、検査用テープガイド部へ入る。検査用テープガイド部では、ガイド14,・・・により幅方向を一般的な磁気テープドライブと同様の正確さで規制されつつ、検査ヘッドH2により信号を読み取る。磁気ヘッド制御装置が設けられている場合には、磁気テープMTの幅方向の変動に応じてサーボ信号の位置に検査ヘッドH2の読み取り部分を合わせるように検査ヘッドH2が位置制御されつつ、サーボ信号が読み取られる。
【0022】
検査ヘッドH2により読み取られたサーボ信号は、サーボ信号判定部15に入力され、予めサーボ信号判定部15に記憶されたサーボ信号のパターンと合致するかどうかを照合されて、良、不良が判定される。サーボ信号判定部15により、良と判定された場合は、磁気テープMTは巻取リール12に巻き取られて製品となり、不良と判定された場合には、例えばサーボライタ10を停止して、人手により不良部分を切除して廃棄する。
【0023】
以上のように、第1実施形態のサーボライタ10によれば、一般の磁気テープドライブと同程度に幅方向の位置制御をされる検査用テープガイド部において検査用ヘッドH2によりサーボ信号が読み取られ、検査される。そのため、後工程で別途磁気テープドライブにより検査をする必要がなく、工程を削減することができる。また、カートリッジケースに磁気テープMTを収納する前に不良部分を排除できるので、サーボ信号の記録エラーがあってもカートリッジケースを廃棄する必要がない。さらに、検査用ヘッドH2により実際にサーボ信号を読み取っているので、極めて信頼性が高い磁気テープとすることができる。
【0024】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るサーボライタの構成図である。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4に示すように、サーボライタ10には、磁気テープMTを送り出すための送出リール11と、送出リール11から磁気テープMTを巻き取るための巻取リール12とが備えられる。送出リール11の下流側で且つ、巻取リール12の上流側には、例えば、ハの字形のサーボ信号を書き込むための書込ヘッドH1が配置され、書込ヘッドH1の上流側と下流側とに、磁気テープMTを書込ヘッドH1に沿わせて走行させるためのガイド13,13が設けられている。このガイド13,13により、磁気テープMTが正確に幅方向に位置規制されている範囲が、サーボライト用テープガイドに相当する。また、下流側に配置されたガイド13と巻取リール12との間には、書込ヘッドH1によって書き込まれたサーボ信号が磁気テープドライブにより読み取り可能かを検査するため、光センサSが配置されている。そして、光センサSの近傍には、磁気テープMTを案内するためのガイド14,・・・が設けられている。このガイド14,・・・により、磁気テープMTが幅方向に位置規制されている範囲が、検査用テープガイド部に相当する。また、光センサSは、サーボ信号が一般の磁気テープドライブで正確に読み取れるかを判定するサーボ信号判定部25に接続されている。なお、サーボライタ10には、磁気テープMTの張力を所定張力に調整するための張力調節装置(図示せず)、張力検出装置Tの他、磁気テープMTをガイドするためのガイドローラR…等の各種装置が備えられている。
【0025】
図5は、第2実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。検査用テープガイド部において、磁気テープMTは、ガイド14によりサーボライト用テープガイド部に比較して幅方向を緩く規制されつつ、光センサSにより磁気テープMTのパネルサイド側エッジMT1の位置を測定する。ガイド14は、円柱状の案内部14aの両端に、案内部14aより径が大きい鍔状のフランジ14b,14bを有しており、サーボライタ10のパネルサイド10aに固定されている。案内部14aの長さは、磁気テープMTの幅より幾分長く、磁気テープMTのヒューマンサイド側エッジMT2が一方のフランジ14bに寄った状態で、他方のフランジ14bとパネルサイド側エッジMT1との間には、Dのクリアランスが残るようになっている。
このようなクリアランスDの設定や、ガイド14の配置は、一般の磁気テープドライブと同様の設定及び配置にするとよい。例えば、クリアランスDを、
5〜10μmに設定するとよい。
【0026】
光センサSは、幕状のレーザを発生する発光部S1と、発光部S1から出てきたレーザを受光する受光部S2とを有し、発光部S1から発光される光の幕がパネルサイド側エッジMT1を通るような位置に設置されている。そして、磁気テープMTに遮られずに受光部S2で受光した光の量又は位置をもとにして、パネル側エッジMT1の位置が測定される。光センサSは、このように幕状のレーザを使用する場合に限られず、例えば断面円形の光を発光する発光部と、この光を受光する受光部とからなるフォトインタラプタを用いて構成してもよい。この場合も、光が磁気テープMTの一方のエッジ、例えばパネルサイド側エッジMT1を跨るように発光部を設置し、受光部において、光電管などにより光の強さを検出することでパネルサイド側エッジMT1の位置を測定する。
【0027】
サーボ信号判定部25は、光センサSで測定したエッジ位置に基づき、サーボ信号が正しく読みうるかどうかを判定する手段である。例えば、サーボ信号判定部25は、比較、演算、記憶等をすることができる一般的なコンピュータや、専用の回路により構成される。そして、光センサSから入力されるパネルサイド側エッジMT1の位置を逐次記憶していき、例えば一定時間内におけるパネルサイド側エッジMT1の振れ量が所定の値未満の場合には、良と判定し、所定値以上の場合には不良と判定する。これは、一定時間内におけるパネルサイド側エッジMT1の振れ量が過大な場合には、一般の磁気テープドライブにおいて、ヘッド位置の制御が追いつかず、サーボ信号を読み取れない可能性があるからである。
なお、光センサSとサーボ信号判定部25とが、特許請求の範囲にいう検査装置に相当する。
【0028】
以上のようなサーボライタによれば、次のような作用効果を奏する。
まず、送出リール11から送り出された磁気テープMTは、ガイドローラR,・・・に案内され、張力検査装置Tを通り、サーボライト用テープガイド部へ入る。サーボライト用テープガイド部では、ガイド13,13により、幅方向を正確に位置決めされた状態で、書込ヘッドH1によりサーボ信号がパネルサイド側エッジMT1から一定位置に書き込まれる。
そして、サーボ信号が書き込まれた磁気テープMTは、さらに下流へ走行し、検査用テープガイド部へ入る。検査用テープガイド部では、ガイド14,・・・により幅方向を一般的な磁気テープドライブと同様の正確さで規制されつつ、光センサSによりパネルサイド側エッジMT1の位置が測定される。
【0029】
光センサSにより読み取られたパネルサイド側エッジMT1の位置は、サーボ信号判定部25に入力され、逐次記憶される。そして、一定時間内のパネルサイド側エッジMT1の振れ量が所定値未満であれば良と判定され、所定値以上であれば不良と判定される。サーボ信号判定部25により、良と判定された場合は、磁気テープMTは巻取リール12に巻き取られて製品となり、不良と判定された場合には、例えばサーボライタ10を停止して、人手により不良部分を切除して廃棄する。
【0030】
以上のように、第2実施形態のサーボライタ10によれば、一般の磁気テープドライブと同程度に幅方向の位置制御をされる検査用テープガイド部にて光センサSによりエッジ位置が測定され、サーボ信号の読取可能性が検査される。そのため、後工程で磁気テープドライブにより別途検査をする必要がなく、工程を削減することができる。また、カートリッジケースに磁気テープMTを収納する前に不良部分を排除できるので、サーボ信号の記録エラーがあってもカートリッジケースを廃棄する必要がない。さらに、光センサSにより磁気テープMTのエッジの位置を測定することでサーボ信号の読取の可否を検査しているので、磁気ヘッドで検査する場合に比べて高速で検査が可能であり、製品コストを低くすることができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されず、適宜変形して実施することが可能である。
【0032】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明によれば、サーボライタにおいてサーボ信号の読取可否を判定して、磁気テープの検査工程を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るサーボライタの構成図である。
【図2】第1実施形態に係るサーボライト用テープガイド部の拡大斜視図である。
【図3】第1実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。
【図4】第2実施形態に係るサーボライタの構成図である。
【図5】第2実施形態に係る検査用テープガイド部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 サーボライタ
13,14 ガイド
15,25 サーボ信号判定部
H1 書込ヘッド
H2 検査ヘッド
MT 磁気テープ
S 光センサ
Claims (1)
- 磁気テープに対し、幅方向の基準位置を示すサーボ信号を書き込むとともに前記サーボ信号の検査を行うサーボライタであって、
前記サーボ信号を前記磁気テープのエッジから所定距離に正確に書き込むように、磁気テープの幅方向の位置を正確に規制するサーボライト用テープガイド部と、
前記サーボライト用テープガイド部でサーボ信号を書き込む固定された書込ヘッドと、
前記サーボライト用テープガイド部のテープ走行方向における下流で、前記サーボライト用テープガイド部に比較して磁気テープの幅方向の位置を緩く規制する検査用テープガイド部と、
前記検査用テープガイド部において、前記磁気テープに記録されたサーボ信号の検査を行う検査装置とを備えることを特徴とする磁気テープのサーボライタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002171299A JP2004022001A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 磁気テープのサーボライタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002171299A JP2004022001A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 磁気テープのサーボライタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004022001A true JP2004022001A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31171199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002171299A Pending JP2004022001A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 磁気テープのサーボライタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004022001A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7369338B2 (en) | 2004-09-10 | 2008-05-06 | Fujifilm Corporation | Servo writer, and write and inspection method of servo signal |
| CN112425279A (zh) * | 2018-08-29 | 2021-02-26 | 雅马哈发动机株式会社 | 元件供应装置以及具备该装置的元件安装机 |
-
2002
- 2002-06-12 JP JP2002171299A patent/JP2004022001A/ja active Pending
Cited By (3)
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| US7369338B2 (en) | 2004-09-10 | 2008-05-06 | Fujifilm Corporation | Servo writer, and write and inspection method of servo signal |
| CN112425279A (zh) * | 2018-08-29 | 2021-02-26 | 雅马哈发动机株式会社 | 元件供应装置以及具备该装置的元件安装机 |
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