JP2004021019A - 導電性ロール、帯電ロール、転写ロール、及びクリーニングロール - Google Patents
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Abstract
【課題】表面への異物の付着による汚染に起因する画像欠陥の発生を防止するとともに、異物が付着した際の画像欠陥を最小限とし、さらに感光体表面への異物のフィルミングを防止できる導電性ロール、帯電ロール、及び転写ロールの提供である。
【解決手段】表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上であることを特徴とする導電性ロールである。
【選択図】 なし
【解決手段】表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上であることを特徴とする導電性ロールである。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】
本発明は、電子写真用複写機、プリンタ等の画像形成装置における静電記録プロセスに用いられる帯電ロール等の導電性ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式の画像形成装置では、被帯電体としての感光体表面を均一に帯電させる部材として、帯電ロールが多用されている。帯電ロールは、電圧は印加された状態で感光体に接触し、感光体との間の微少な間隙にて放電し感光体表面を帯電させる。上記帯電ロールは、感光体を均一に帯電させるために、抵抗、形状が厳密に制御されている。
【0003】
帯電ロールを用いた電子写真用画像形成装置においては、感光体表面に付着した転写残トナー、キャリア、紙粉等の異物が、帯電ロールと感光体とのニップ部分に進入することにより、該異物が帯電ロール表面に付着し帯電ロールを汚染する。帯電ロール表面に異物が付着すると、異物付着部分は抵抗が高くなり、感光体の帯電不良を生じたり、異物付着部分で異常放電を引き起こしたりして、現像、転写後の画像において、白点や色点といった画像欠陥を引き起こす。
【0004】
上記異物の付着による汚染が長期的に継続された帯電ロールは、ロール全体としても抵抗にムラができるため、感光体の帯電ムラを生じやすく、形成された画像に、さらに濃度ムラや、画像全面に及ぶ白点や色点といった画質欠陥を引き起こす。
【0005】
特に近年、電子写真用画像形成装置においては、高画質化、長寿命化が一層要求されており、従来では検出できなかった帯電ムラが画質欠陥の原因となる。また、画像形成装置のコスト低減のために、直流の電圧印加のみで帯電する方式とした場合には、従来の直流に交流を重畳して電圧印加し、帯電の均一化を図っている装置と比較して、より一層異物の付着による画像欠陥が顕著となる。
【0006】
上記異物の付着による画質欠陥防止のために、従来、帯電ロールへの異物の付着を低減する方法や、付着した異物を除去する部材を装着する方法が試みられてきた。
【0007】
帯電ロールへの異物の付着を低減する方法としては、例えば、いわゆる樹脂に代表されるような、分子構造が緻密で離型性に優れた高分子材料により表面層を形成し、一般に粘着性の高い弾性ロール(帯電ロール)表面へ異物の付着を低減させる試みがなされてきた(特開平1−204081号公報等)。
【0008】
また、前記付着した異物を除去する部材を装着する方法としては、帯電ロールにロールやパッド(特開平2−301777号公報)、あるいはウェブ(特開平2−301779号公報)等部材を当接し、帯電ロール表面に付着した異物を強制的に除去する試みがなされてきた。
【0009】
しかし、前記緻密な高分子材料を表面層に用いる方法では、一般にそのような高分子材料は硬いものであるため、わずかな異物の付着により帯電不良を起こしてしまったり、感光体の消耗を早めてしまったりする場合があった。
【0010】
また、前記付着した異物を除去する部材を装着する方法でも、帯電部材表面の残留トナーが十分にとりきれず、次第に異物が蓄積することが判明した。
【0011】
さらに、前記異物の付着は、帯電ロールだけでなく感光体周りに配置され、感光体に接触する部材(転写ロール、クリーニングロール等)にとっても耐久性を低下させるなど大きな問題であり、異物付着を根本的に回避・低減できるロール、または異物が付着しても性能が低下しないロールはいまだ開発されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを目的とする。
すなわち、本発明は、表面への異物の付着による汚染に起因する画像欠陥の発生を防止するとともに、異物が付着した際の画像欠陥を最小限とし、さらに感光体表面への異物のフィルミングを防止できる導電性ロール、帯電ロール、転写ロール、及びクリーニングロールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の本発明により達成される。すなわち本発明は、
<1> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上であることを特徴とする導電性ロールである。
【0014】
<2> 前記導電性ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<1>に記載の導電性ロールである。
【0015】
<3> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<1>に記載の導電性ロールである。
【0016】
<4> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<2>に記載の導電性ロールである。
【0017】
<5> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とする帯電ロールである。
【0018】
<6> 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<5>に記載の帯電ロールである。
【0019】
<7> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項5に記載の帯電ロールである。
【0020】
<8> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<6>に記載の帯電ロールである。
【0021】
<9> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とする転写ロールである。
【0022】
<10> 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<9>に記載の転写ロールである。
【0023】
<11> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<9>に記載の転写ロールである。
【0024】
<12> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<10>に記載の転写ロールである。
【0025】
<13> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とするクリーニングロールである。
【0026】
<14> 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<13>に記載のクリーニングロールである。
【0027】
<15> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<13>に記載のクリーニングロールである。
【0028】
<16> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<14>に記載のクリーニングロールである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の導電性ロールは、表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上であることを特徴とする。
【0030】
本発明の導電性ロールとしては、上記構成の導電性を有するロールであれば特に制限されるものではなく、例えば、金属の基材表面に導電性の弾性層及び表面層が形成された、帯電ロール、転写ロール、クリーニングロール等を挙げることができる。
【0031】
また、前記被帯電体としては、感光体に限定されるものではなく、記録用紙、トナーなど、本発明の導電性ロールに接触して帯電(極性の変更を含む)するものをすべて含むものである。
【0032】
まず、本発明の導電性ロールの例として、帯電ロールについて説明する。
前記のように、接触式帯電ロールを長期間使用すると、帯電ロールは感光体と接触しているために、感光体表面の転写残トナー、キャリア、紙粉等の異物が帯電ロールに付着し、帯電ロールを汚染する。汚染した帯電ロールは、感光体の帯電ムラを引き起こし、濃度ムラや画像全面に及ぶ白点や色点といった画質欠陥の原因となる。さらに、帯電ロールと感光体とのニップ部において、該ニップ部に進入した異物は、帯電ロールにより感光体に押し付けられるために、感光体表面のキズの発生や、感光体への異物の埋没によるフィルミング発生の原因となる。
【0033】
帯電ロールと感光体とのニップ部分に進入する異物の中には、粒径が数μmの転写残トナー、キャリア、及び紙粉等が集まって、数十〜数百μmの範囲の大きさの凝集物となった粗大な異物もある。
【0034】
図1に上記粗大な異物が付着した帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図を示す。図1に示すように、上記粗大な異物13が帯電ロール11の表面に付着すると、帯電ロール11の感光体12との接触不良部分は、感光体12の帯電不良は付着部分だけでなくその周囲の部分14でも生ずる。このため、感光体の帯電不良領域は異物13の周辺に大きく広がり、粗大白点や粗大色点といった画像欠陥を引き起こす。
【0035】
粗大な異物13は、微細な異物に比べ数量は少ないものの、高画質化が要求される近年においては、粗大な異物13に起因する帯電ロール11と感光体12との接触不良による帯電不良は大きな問題となる。
【0036】
本発明者らは、上記問題について鋭意検討したところ、帯電ロール11が表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、前記帯電ロール11のダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成するの高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上とすることにより、異物の付着による画像欠陥、感光体12表面への異物のフィルミングが防止できることを見出した。
【0037】
前記ダイナミック超微小硬度(以下、単に「DH」称する場合がある)は、圧子を試料に一定の押込み速度(mN/s)で進入させたときの試験荷重P(mN)と押込み深さD(μm)より、式(1)より算出された硬度である。
DH=α×P/D2 ・・・ (1)
上記式(1)において、αは圧子形状による定数を表す。
【0038】
なお、上記ダイナミック超微小硬度の測定は、ダイナミック超微小硬度計DUH−W201S((株)島津製作所社製)により行った。ダイナミック超微小硬度は、軟質材料測定により、三角錐圧子(頂角:115°、α:3.8584)を、帯電ロールに押込み速度0.14mN/s、試験荷重0.5mNで進入させた時の押込み深さDを測定することにより求めた。
【0039】
本発明の帯電ロールによる異物の付着、粗大異物による画像欠陥、及び感光体表面への異物のフィルミングを防止できる原理は以下のように考えられる。
図2に図1と同様に、粗大な異物が付着した本発明の帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図を示す。また、図3にこのときの帯電ロールと粗大な異物との接触部分の拡大断面図を示す。
【0040】
図2に示すように、本発明の帯電ロール11と感光体12とのニップ部分においては、マクロ的には、帯電ロール11が粗大な異物13を包み込むように感光体12と接触しており、前記図1における接触不良領域14がかなり減少している。また、この場合の帯電ロール11と粗大な異物13との接触は、図3に示すようにミクロ的には接触面積が低減されている。このため、表面に粗大な異物13が付着したとしても、感光体12の帯電不良領域を最小限とすることができ、また、粗大な異物13が帯電ロール11の表面に密着することがないため、粗大な異物13が継続して帯電ロール11の表面に維持されにくい構造となっている。
【0041】
前記原理を満足する帯電ロール11の提供は、ダイナミック超微小硬度の制御により可能となった。
前記ダイナミック超微小硬度は、圧子を押込んで行く過程での硬度であり、試料の塑性変形分と弾性変形分の特性を含んでいる。また、ダイナミック超微小硬度は、面積、深さともに微小領域の硬度を測定でき、測定値は複数の層構成からなる材料特性を反映している。そのために、ダイナミック超微小硬度の制御により、異物の付着、粗大異物による画像欠陥、及び感光体表面への異物のフィルミングを防止できる帯電ロールが提供可能となった。
【0042】
上記帯電ロール11のダイナミック超微小硬度は、小さい方が感光体12と接触したときに、図2に示すように帯電ロール11の表面がマクロ的に異物に柔軟に追従するため、帯電ロール11の表面層の破壊による異物の埋没による付着や局所的なニップ不良を生じにくい。このため、本発明においては、帯電ロール11への異物の埋没による付着を防止したり、粗大な異物13が帯電ロール11と感光体12とのニップ部に侵入した際の局所的な帯電不良による粗大白点や色点等の画像欠陥を最小限とするために、帯電ロール11のダイナミック超微小硬度は0.3以下である必要がある。
【0043】
帯電ロール11のダイナミック超微小硬度が0.3より大きいと、異物により帯電ロールの表面層が破壊され、該異物の付着が増大したり、粗大な異物の付着による局所的なニップ不良を生じ粗大白点や色点といった画像欠陥が発生しやすくなったり、感光体表面への異物のフィルミングが多発したりする。
なお、上記帯電ロール11のダイナミック超微小硬度は、0.2以下であることが好ましい。
【0044】
一方、帯電ロール11の表面層を構成している高分子材料のダイナミック超微小硬度は、大きい方が図3に示すようにミクロ的に異物との接触部分が小さくなるため、帯電ロール11の表面への異物の付着を低減できる。また、前記表面層のダイナミック超微小硬度を大きくすることにより、異物に対して変形した帯電ロール11の表面の、微小領域での形状の回復を早くすることができ、前記異物を即座に放出することが可能となる。
【0045】
本発明において、帯電ロール11の表面への異物の付着を防止するには、表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度を1.0以上にする必要がある。該ダイナミック超微小硬度が1.0に満たないと、ミクロ的に異物との接触面積が大きくなったり、異物による変形の回復が十分でなかったりして、異物を効率的に放出することができない。
なお、上記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度は、2.0以上であることが好ましい。
【0046】
なお、前記帯電ロール11(導電性ロール)のダイナミック超微小硬度は、作製されたロールそのものとして、また表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度は、該高分子材料を厚さ100μm以上のシートとして、前記ダイナミック超微小硬度計により測定した。
【0047】
また、本発明の帯電ロール11の表面の算術平均粗さRaは、1.0μm以下であることが好ましく、0.5μm以下であることがより好ましい。上記Raが1.0μmを超えると、異物がロール表面の凹み部分へ埋まり込みやすくなり、異物の付着を低減することができない場合がある。
【0048】
上記Raは、表面粗さ計surfcom1400A(東京精密社製)を用い、JIS B 0601−1994に従って、ロールの軸方向について、測定長5.0mm、カットオフ値0.8mm、測定速度0.30mm/secの条件で測定した。
【0049】
さらに、前記表面層の体積抵抗率は1×1012Ω・cm以下であることが好ましく、1×1010Ω・cm以下であることがより好ましい。表面層の体積抵抗率が1×1012Ω・cmを超えると、帯電ロール11の表面と異物との静電的な付着が強くなるため、異物の付着を低減することができない場合がある。
【0050】
上記体積抵抗値は、表面層組成物をシート状とし、測定治具(R12702A/Bレジスティビティ・チェンバ:アドバンテスト社製)と高抵抗測定器(R8340Aデジタル高抵抗/微小電流計:アドバンテスト社製)とを用い、電場(印加電圧/組成物シート厚)が1000V/cmになるよう調節した電圧を10秒印加後の電流値より、下記式(2)を用いて算出した。
体積抵抗率(Ω・cm)=(19.63×印加電圧(V))/(電流値(A)
×組成物シート厚(cm)) ・・・ 式(2)
なお、体積抵抗率の測定は、22℃、55%RH環境下で行った。
【0051】
本発明の帯電ロールの層構成は、導電性支持体の表面に、表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有していれば特に限定されず、3層あるいは4層で構成されていてもよい。上記導電層は、帯電ロールが適切な圧力で被帯電体表面に押圧され、被帯電体との間にニップを形成し、被帯電体表面を均一に帯電できるよう、少なくとも1層は導電性弾性層であることが好ましい。
【0052】
前記導電性支持体は、帯電ロールの電極及び支持部材として機能するもので、例えば、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼等の金属または合金;クロム、ニッケル等で鍍金処理を施した鉄;導電性の樹脂;などの導電性の材質で構成される。
【0053】
前記導電性弾性層は、例えばゴム材中に導電剤を分散させることによって形成される。ゴム材としては、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合ゴム(EPDM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、天然ゴム等、及びこれらのブレンドゴムが挙げられる。中でも、シリコーンゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムが好ましく用いられる。これらのゴム材は発泡したものであっても無発泡のものであってもよい。
【0054】
導電剤としては、電子導電剤やイオン導電剤が用いられる。電子導電剤の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック;熱分解カーボン、グラファイト;アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種導電性金属または合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ−酸化アンチモン固溶体、酸化スズ−酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの微粉末を挙げることができる。また、イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウム等の過塩素酸塩、塩素酸塩等;リチウム、マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩等;を挙げることができる。
【0055】
これらの導電剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、その添加量は特に制限はないが、上記電子導電剤の場合は、ゴム材100質量部に対して、1〜30質量部の範囲であることが好ましく、10〜20質量部の範囲であることがより好ましい。一方、上記イオン導電剤の場合は、ゴム材100質量部に対して、0.1〜5.0質量部の範囲であることが好ましく、0.5〜3.0質量部の範囲であることがより好ましい。
これにより、導電性弾性層の体積抵抗値を1×106〜1×1010Ω・cmの範囲に調整することが好ましい。
また、上記導電性弾性層の硬度は、前記帯電ロールのダイナミック超微小硬度を適正な範囲とするため、シートのダイナミック超微小硬度で0.1以下であることが好ましく、0.05以下であることがより好ましい。
【0056】
前記表面層を構成する高分子材料としては、既述の如く、ダイナミック超微小硬度が1.0以上であれば特に制限されないが、ポリアミド、ポリウレタン、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレン共重合体、ポリエステル、ポリイミド、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、メラミン樹脂、フッ素ゴム、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等を挙げることができる。
これらの中では、トナーとの離型性等の観点から、4フッ化エチレン共重合体、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリイミド等が好ましく用いられる。
【0057】
上記高分子材料は単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、当該高分子材料の数平均分子量は、1,000〜100,000の範囲であることが好ましく、5,000〜20,000の範囲であることがより好ましい。
【0058】
表面層は、上記高分子材料に前記導電性弾性層に用いた導電剤や各種微粒子を混合して組成物とし形成される。上記微粒子としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、チタン酸バリウム等の金属酸化物及び複合金属酸化物、テトラフルオロエチレン、フッ化ビニリデン等の高分子微粉体を単独または混合して用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0059】
既述の帯電ロールのダイナミック超微小硬度には、上記表面層の特性も影響する。したがって、帯電ロールのダイナミック硬度を0.3以下とするためには、前記表面層組成物として配合される導電材及び微粒子の配合量は、表面層組成物全体中の20〜120質量%の範囲であることが好ましく、40〜100質量%の範囲であることがより好ましい。
また、前記表面層の膜厚は、20μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましい。
【0060】
前記導電性弾性層及び表面層以外にも、これらの層の間に例えば抵抗調整層などを設けることができる。該抵抗調整層は、ウレタンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、熱可塑性エラストマー等の樹脂、エラストマー、ゴムといった高分子材料を単独または混合して用い、これらに前記導電性弾性層に用いた導電剤等を配合することによって形成される。
【0061】
また、前記表面層としては、例えば導電性弾性層表面にUV照射処理、熱処理、カップリング剤の塗布等による化学処理などを行い、内層と物性を変えた層を形成して表面層とすることもできる。
【0062】
以上、本発明の導電性ロールとしての帯電ロールについて説明したが、本発明の導電性ロールは、電子写真用画像形成装置における転写ロールとしても好ましく用いられる。
上記転写ロールは、感光体表面に形成されたトナー画像を、紙等に転写する転写部材として用いられるものであるが、転写ロールも前記帯電ロール同様、残留トナーが付着した感光体や紙などに接触するため、異物が付着しやすい。したがって、転写ロールとして本発明の導電性ロールを用いることによって、表面への異物付着による転写不良や感光体へのトナーフィルミングを防止することができる。
【0063】
また、本発明の導電性ロールは、電子写真用画像形成装置におけるクリーニングロールとしても好ましく用いられる。
上記クリーニングロールは、転写後の感光体表面に付着した残留トナーをクリーニングするクリーニング部材として用いられるものであるが、クリーニングロールにトナーが付着しやすいと、クリーニングされたトナーがロール表面に溜まり続け、結局クリーニング不良や感光体へのトナーフィルミングの原因となる。したがって、クリーニングロールとして本発明の導電性ロールを用いれば、上記問題に対処することができる。
【0064】
さらに本発明の導電性ロールは、前記帯電ロール、転写ロール、クリーニングロールに限定されることなく、電圧が印加された状態で使用され、ロール表面への異物の付着を回避することが必要とされる用途に、好ましく採用され得るものである。
【0065】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
(導電性ロールの作製)
−導電性弾性層の成型−
下記混合物をオープンロールで混練りし、SUS304からなる直径8mmの導電性支持体表面に厚さ1mmとなるように円筒状に被覆した。
【0066】
・ゴム材(EPDM):EP65(JSR社製)100質量部
・導電剤(カーボンブラック):アサヒサーマル(旭カーボン社製)40質量部及びケッチェンブラックEC(ライオン社製)10質量部
・発泡剤:ビニホールAC#3(永和化成社製)8質量部
・加硫剤:硫黄(鶴見化学工業社製200メッシュ)1質量部
・加硫促進剤:ノクセラーDM(大内新興化学工業社製)2.0質量部及びノクセラーTT(大内新興化学工業社製)0.5質量部
【0067】
次いでその表面に、オープンロールで混練りした下記混合物を、厚さ0.5mmとなるように円筒状に被覆し、内径14.0mmの円筒型の金型に入れ、170℃で30分間加硫発泡させ、発泡体(EPDM)の弾性体層表面にゴムの無発泡層が形成された円筒状の導電性弾性層Aを得た。
なお、上記導電性弾性層のダイナミック超微小硬度は0.02であった。
【0068】
・ゴム材(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム):Gechron3106(日本ゼオン社製)100質量部
・導電剤(カーボンブラック):アサヒサーマル(旭カーボン社製)20質量部及びケッチェンブラックEC(ライオン社製)8質量部
・加硫剤:硫黄(鶴見化学工業社製200メッシュ)1質量部
・加硫促進剤:ノクセラーDM(大内新興化学工業社製)2.0質量部及びノクセラーTT(大内新興化学工業社製)1.0質量部
【0069】
−表面層の形成−
下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Aを、前記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布した後、140℃で15分間の加熱乾燥し、厚さ3μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、2×1010Ω・cmであった。
【0070】
・高分子材料(共重合ナイロン):アラミンCM8000(東レ社製、ダイナミック超微小硬度:1.4)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・溶剤:メタノール500質量部及びブタノール240質量部
【0071】
図4は作製された導電性ロール1の断面図であるが、図4に示すように、導電性ロール1は導電性支持体1の周囲に約2.5mm厚の発泡弾性層2、その周囲に約0.5mm厚の無発泡弾性層3、さらにその周囲に表面層4が形成された構造となっている。
【0072】
(導電性ロールの評価)
−ダイナミック超微小硬度の測定−
導電性ロール1について、前記の方法によりダイナミック超微小硬度を測定した。
【0073】
−算術平均粗さRaの測定−
導電性ロール1について、前記の方法により算術平均粗さRaを測定した。
【0074】
−実機評価−
導電性ロール1を帯電ロールとしてカラー複写機DocuColor2220(富士ゼロックス社製)に装着し、A4用紙50,000枚印字テスト(10℃、15%RH環境下で25,000枚印刷後、28℃、85%RH環境下で25,000枚印字)を行った。なお、途中で大きな問題が発生した場合には、その時点で印字を中止した。
【0075】
画質評価は、50,000枚走行後の画像について、ハーフトーン画像中での白点、濃度ムラなどの有無により以下の基準で判定した。
○:黒点、白点、濃度ムラ等のディフェクトなし
△:10個以内の黒点、白点発生
×:全面に黒点、白点、濃度ムラ発生
【0076】
ロール汚れ評価は、50,000枚走行後のロールについて、以下の基準で目視評価した。
○:ほとんど異物付着なし、または軽微な異物付着
△:全面異物付着(薄く白くなる程度)
×:異物の固着(真っ白になる)
結果を表1にまとめて示した。
【0077】
<実施例2>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。次いで、下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Bを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、160℃で30分間加熱乾燥し、厚さ1μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、1×108Ω・cmであった。
【0078】
・高分子材料(フッ素ワニス):ゼッフルGK−500(ダイキン工業社製、ダイナミック超微小硬度:3.6)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・硬化剤:コロネート2507(日本ポリウレタン工業社製)40質量部
・溶剤:2−ブタノン200質量部及び酢酸ブチル350質量部
【0079】
作製した導電性ロール2について、実施例1同様に評価をを行った。結果を表1にまとめて示した。
【0080】
<実施例3>
下記混合物をオープンロールで混練りし、SUS304からなる直径8mmの導電性支持体表面に、厚さ3mmとなるように円筒状に被覆し、内径14.0mmの円筒型の金型に入れ、170℃で30分間加硫させ、円筒状の導電性弾性層Bを得た。
なお、上記導電性弾性層のダイナミック超微小硬度は0.02であった。
【0081】
・ゴム材(エピクロルヒドリン−エチレンオキシシド共重合ゴム):Gechron3106(日本ゼオン社製)100質量部
・導電剤(カーボンブラック):アサヒサーマル(旭カーボン社製)25質量部及びケッチェンブラックEC(ライオン社製)8質量部
・加硫剤:硫黄(鶴見化学工業社製200メッシュ)1質量部
・加硫促進剤:ノクセラーDM(大内新興化学工業社製)2.0質量部、ノクセラーTT(大内新興化学工業社製)0.5質量部
【0082】
上記導電性弾性層Bの表面に、実施例1と同様にして作製した分散液Aを浸漬塗布し、140℃で15分間加熱乾燥することにより、厚さ3μmの表面層を形成した。
【0083】
図5は作製された導電性ロール3の断面図であるが、図5に示すように、導電性ロール3は導電性支持体1の周囲に約3mm厚の無発泡弾性層5、その周囲に表面層6が形成された構造となっている。
導電性ロール3について、実施例1同様にして評価行った。結果を表1にまとめて示した。
【0084】
<実施例4>
実施例3と同様にして導電性弾性層Bを成型した。この導電性弾性層Bの表面に、実施例2と同様にして作製した分散液Bを浸漬塗布し、厚さ1μmの表面層を形成した。
【0085】
作製した導電性ロール4について、実施例1同様にして評価を行った。結果を表1にまとめて示した。
【0086】
<実施例5>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。次いで、下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Cを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、150℃で30分間加熱乾燥し、厚さ1μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、5×1011Ω・cmであった。
【0087】
・高分子材料(ポリフッ化ビニリデン):KFポリマー#2300(呉羽化学工業社製、ダイナミック超微小硬度:4.1)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・溶剤:N’N−ジメチルアセトアミド2000質量部
【0088】
作製した導電性ロール5について、実施例1と同様にして評価を行った。結果をまとめて表1に示した。
【0089】
<比較例1>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。次いで、下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Dを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、160℃で30分間加熱乾燥し、厚さ5μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、2×108Ω・cmであった。
【0090】
・高分子材料(フッ素ワニス):ゼッフルGK−500(ダイキン工業社製、ダイナミック超微小硬度:3.6)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・硬化剤:コロネート2507(日本ポリウレタン工業社製)40質量部
・溶剤:2−ブタノン50質量部及び酢酸ブチル200質量部
【0091】
作製した導電性ロール6について、実施例1と同様にして評価を行った。結果をまとめて表1に示した。
【0092】
<比較例2>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Eを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、160℃で30分間加熱乾燥し、厚さ3μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、1×1010Ω・cmであった。
【0093】
・高分子材料(軟質フッ素樹脂):セフラルソフト(セントラル硝子社製、ダイナミック超微小硬度:0.6)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・溶剤:N−メチル−2−ピロリジノン900質量部
【0094】
作製した導電性ロール7について、実施例1と同様にして評価を行った。結果をまとめて表1に示した。
【0095】
【表1】
【0096】
表1の実施例に示すように、本発明の導電性ロールは、帯電ロールとして実機連続印字に用いた場合でも、印字後にロール表面にトナー等の異物付着による汚れが見られず、画質不良も発生させることがなかった。一方、比較例の帯電ロールはRa、表面層体積抵抗値を同等としても、異物付着、画質欠陥を防止することができないことがわかった。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば異物が帯電ロールと感光体とのニップ部に進入することにより発生する帯電ロールの汚染、局所的なニップ不良、感光体のフィルミングに起因する画像欠陥を防止した帯電ロールなど、表面への異物付着を効率的に回避できる導電性ロールを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粗大な異物が付着した帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図である。
【図2】粗大な異物が付着した本発明の帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図である。
【図3】異物と本発明の帯電ロールとの接触部分の拡大断面図である。
【図4】本発明の導電性ロールの一例を示す模式断面図である。
【図5】本発明の導電性ロールの他の一例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体
2 発泡弾性層
3、5 無発泡弾性層
4、6 表面層
11 帯電ロール
12 感光体
13 粗大な異物
14 ニップ不良領域
【発明に属する技術分野】
本発明は、電子写真用複写機、プリンタ等の画像形成装置における静電記録プロセスに用いられる帯電ロール等の導電性ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式の画像形成装置では、被帯電体としての感光体表面を均一に帯電させる部材として、帯電ロールが多用されている。帯電ロールは、電圧は印加された状態で感光体に接触し、感光体との間の微少な間隙にて放電し感光体表面を帯電させる。上記帯電ロールは、感光体を均一に帯電させるために、抵抗、形状が厳密に制御されている。
【0003】
帯電ロールを用いた電子写真用画像形成装置においては、感光体表面に付着した転写残トナー、キャリア、紙粉等の異物が、帯電ロールと感光体とのニップ部分に進入することにより、該異物が帯電ロール表面に付着し帯電ロールを汚染する。帯電ロール表面に異物が付着すると、異物付着部分は抵抗が高くなり、感光体の帯電不良を生じたり、異物付着部分で異常放電を引き起こしたりして、現像、転写後の画像において、白点や色点といった画像欠陥を引き起こす。
【0004】
上記異物の付着による汚染が長期的に継続された帯電ロールは、ロール全体としても抵抗にムラができるため、感光体の帯電ムラを生じやすく、形成された画像に、さらに濃度ムラや、画像全面に及ぶ白点や色点といった画質欠陥を引き起こす。
【0005】
特に近年、電子写真用画像形成装置においては、高画質化、長寿命化が一層要求されており、従来では検出できなかった帯電ムラが画質欠陥の原因となる。また、画像形成装置のコスト低減のために、直流の電圧印加のみで帯電する方式とした場合には、従来の直流に交流を重畳して電圧印加し、帯電の均一化を図っている装置と比較して、より一層異物の付着による画像欠陥が顕著となる。
【0006】
上記異物の付着による画質欠陥防止のために、従来、帯電ロールへの異物の付着を低減する方法や、付着した異物を除去する部材を装着する方法が試みられてきた。
【0007】
帯電ロールへの異物の付着を低減する方法としては、例えば、いわゆる樹脂に代表されるような、分子構造が緻密で離型性に優れた高分子材料により表面層を形成し、一般に粘着性の高い弾性ロール(帯電ロール)表面へ異物の付着を低減させる試みがなされてきた(特開平1−204081号公報等)。
【0008】
また、前記付着した異物を除去する部材を装着する方法としては、帯電ロールにロールやパッド(特開平2−301777号公報)、あるいはウェブ(特開平2−301779号公報)等部材を当接し、帯電ロール表面に付着した異物を強制的に除去する試みがなされてきた。
【0009】
しかし、前記緻密な高分子材料を表面層に用いる方法では、一般にそのような高分子材料は硬いものであるため、わずかな異物の付着により帯電不良を起こしてしまったり、感光体の消耗を早めてしまったりする場合があった。
【0010】
また、前記付着した異物を除去する部材を装着する方法でも、帯電部材表面の残留トナーが十分にとりきれず、次第に異物が蓄積することが判明した。
【0011】
さらに、前記異物の付着は、帯電ロールだけでなく感光体周りに配置され、感光体に接触する部材(転写ロール、クリーニングロール等)にとっても耐久性を低下させるなど大きな問題であり、異物付着を根本的に回避・低減できるロール、または異物が付着しても性能が低下しないロールはいまだ開発されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを目的とする。
すなわち、本発明は、表面への異物の付着による汚染に起因する画像欠陥の発生を防止するとともに、異物が付着した際の画像欠陥を最小限とし、さらに感光体表面への異物のフィルミングを防止できる導電性ロール、帯電ロール、転写ロール、及びクリーニングロールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、以下の本発明により達成される。すなわち本発明は、
<1> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上であることを特徴とする導電性ロールである。
【0014】
<2> 前記導電性ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<1>に記載の導電性ロールである。
【0015】
<3> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<1>に記載の導電性ロールである。
【0016】
<4> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<2>に記載の導電性ロールである。
【0017】
<5> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とする帯電ロールである。
【0018】
<6> 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<5>に記載の帯電ロールである。
【0019】
<7> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項5に記載の帯電ロールである。
【0020】
<8> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<6>に記載の帯電ロールである。
【0021】
<9> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とする転写ロールである。
【0022】
<10> 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<9>に記載の転写ロールである。
【0023】
<11> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<9>に記載の転写ロールである。
【0024】
<12> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<10>に記載の転写ロールである。
【0025】
<13> 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とするクリーニングロールである。
【0026】
<14> 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする<13>に記載のクリーニングロールである。
【0027】
<15> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<13>に記載のクリーニングロールである。
【0028】
<16> 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする<14>に記載のクリーニングロールである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の導電性ロールは、表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上であることを特徴とする。
【0030】
本発明の導電性ロールとしては、上記構成の導電性を有するロールであれば特に制限されるものではなく、例えば、金属の基材表面に導電性の弾性層及び表面層が形成された、帯電ロール、転写ロール、クリーニングロール等を挙げることができる。
【0031】
また、前記被帯電体としては、感光体に限定されるものではなく、記録用紙、トナーなど、本発明の導電性ロールに接触して帯電(極性の変更を含む)するものをすべて含むものである。
【0032】
まず、本発明の導電性ロールの例として、帯電ロールについて説明する。
前記のように、接触式帯電ロールを長期間使用すると、帯電ロールは感光体と接触しているために、感光体表面の転写残トナー、キャリア、紙粉等の異物が帯電ロールに付着し、帯電ロールを汚染する。汚染した帯電ロールは、感光体の帯電ムラを引き起こし、濃度ムラや画像全面に及ぶ白点や色点といった画質欠陥の原因となる。さらに、帯電ロールと感光体とのニップ部において、該ニップ部に進入した異物は、帯電ロールにより感光体に押し付けられるために、感光体表面のキズの発生や、感光体への異物の埋没によるフィルミング発生の原因となる。
【0033】
帯電ロールと感光体とのニップ部分に進入する異物の中には、粒径が数μmの転写残トナー、キャリア、及び紙粉等が集まって、数十〜数百μmの範囲の大きさの凝集物となった粗大な異物もある。
【0034】
図1に上記粗大な異物が付着した帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図を示す。図1に示すように、上記粗大な異物13が帯電ロール11の表面に付着すると、帯電ロール11の感光体12との接触不良部分は、感光体12の帯電不良は付着部分だけでなくその周囲の部分14でも生ずる。このため、感光体の帯電不良領域は異物13の周辺に大きく広がり、粗大白点や粗大色点といった画像欠陥を引き起こす。
【0035】
粗大な異物13は、微細な異物に比べ数量は少ないものの、高画質化が要求される近年においては、粗大な異物13に起因する帯電ロール11と感光体12との接触不良による帯電不良は大きな問題となる。
【0036】
本発明者らは、上記問題について鋭意検討したところ、帯電ロール11が表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、前記帯電ロール11のダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成するの高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上とすることにより、異物の付着による画像欠陥、感光体12表面への異物のフィルミングが防止できることを見出した。
【0037】
前記ダイナミック超微小硬度(以下、単に「DH」称する場合がある)は、圧子を試料に一定の押込み速度(mN/s)で進入させたときの試験荷重P(mN)と押込み深さD(μm)より、式(1)より算出された硬度である。
DH=α×P/D2 ・・・ (1)
上記式(1)において、αは圧子形状による定数を表す。
【0038】
なお、上記ダイナミック超微小硬度の測定は、ダイナミック超微小硬度計DUH−W201S((株)島津製作所社製)により行った。ダイナミック超微小硬度は、軟質材料測定により、三角錐圧子(頂角:115°、α:3.8584)を、帯電ロールに押込み速度0.14mN/s、試験荷重0.5mNで進入させた時の押込み深さDを測定することにより求めた。
【0039】
本発明の帯電ロールによる異物の付着、粗大異物による画像欠陥、及び感光体表面への異物のフィルミングを防止できる原理は以下のように考えられる。
図2に図1と同様に、粗大な異物が付着した本発明の帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図を示す。また、図3にこのときの帯電ロールと粗大な異物との接触部分の拡大断面図を示す。
【0040】
図2に示すように、本発明の帯電ロール11と感光体12とのニップ部分においては、マクロ的には、帯電ロール11が粗大な異物13を包み込むように感光体12と接触しており、前記図1における接触不良領域14がかなり減少している。また、この場合の帯電ロール11と粗大な異物13との接触は、図3に示すようにミクロ的には接触面積が低減されている。このため、表面に粗大な異物13が付着したとしても、感光体12の帯電不良領域を最小限とすることができ、また、粗大な異物13が帯電ロール11の表面に密着することがないため、粗大な異物13が継続して帯電ロール11の表面に維持されにくい構造となっている。
【0041】
前記原理を満足する帯電ロール11の提供は、ダイナミック超微小硬度の制御により可能となった。
前記ダイナミック超微小硬度は、圧子を押込んで行く過程での硬度であり、試料の塑性変形分と弾性変形分の特性を含んでいる。また、ダイナミック超微小硬度は、面積、深さともに微小領域の硬度を測定でき、測定値は複数の層構成からなる材料特性を反映している。そのために、ダイナミック超微小硬度の制御により、異物の付着、粗大異物による画像欠陥、及び感光体表面への異物のフィルミングを防止できる帯電ロールが提供可能となった。
【0042】
上記帯電ロール11のダイナミック超微小硬度は、小さい方が感光体12と接触したときに、図2に示すように帯電ロール11の表面がマクロ的に異物に柔軟に追従するため、帯電ロール11の表面層の破壊による異物の埋没による付着や局所的なニップ不良を生じにくい。このため、本発明においては、帯電ロール11への異物の埋没による付着を防止したり、粗大な異物13が帯電ロール11と感光体12とのニップ部に侵入した際の局所的な帯電不良による粗大白点や色点等の画像欠陥を最小限とするために、帯電ロール11のダイナミック超微小硬度は0.3以下である必要がある。
【0043】
帯電ロール11のダイナミック超微小硬度が0.3より大きいと、異物により帯電ロールの表面層が破壊され、該異物の付着が増大したり、粗大な異物の付着による局所的なニップ不良を生じ粗大白点や色点といった画像欠陥が発生しやすくなったり、感光体表面への異物のフィルミングが多発したりする。
なお、上記帯電ロール11のダイナミック超微小硬度は、0.2以下であることが好ましい。
【0044】
一方、帯電ロール11の表面層を構成している高分子材料のダイナミック超微小硬度は、大きい方が図3に示すようにミクロ的に異物との接触部分が小さくなるため、帯電ロール11の表面への異物の付着を低減できる。また、前記表面層のダイナミック超微小硬度を大きくすることにより、異物に対して変形した帯電ロール11の表面の、微小領域での形状の回復を早くすることができ、前記異物を即座に放出することが可能となる。
【0045】
本発明において、帯電ロール11の表面への異物の付着を防止するには、表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度を1.0以上にする必要がある。該ダイナミック超微小硬度が1.0に満たないと、ミクロ的に異物との接触面積が大きくなったり、異物による変形の回復が十分でなかったりして、異物を効率的に放出することができない。
なお、上記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度は、2.0以上であることが好ましい。
【0046】
なお、前記帯電ロール11(導電性ロール)のダイナミック超微小硬度は、作製されたロールそのものとして、また表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度は、該高分子材料を厚さ100μm以上のシートとして、前記ダイナミック超微小硬度計により測定した。
【0047】
また、本発明の帯電ロール11の表面の算術平均粗さRaは、1.0μm以下であることが好ましく、0.5μm以下であることがより好ましい。上記Raが1.0μmを超えると、異物がロール表面の凹み部分へ埋まり込みやすくなり、異物の付着を低減することができない場合がある。
【0048】
上記Raは、表面粗さ計surfcom1400A(東京精密社製)を用い、JIS B 0601−1994に従って、ロールの軸方向について、測定長5.0mm、カットオフ値0.8mm、測定速度0.30mm/secの条件で測定した。
【0049】
さらに、前記表面層の体積抵抗率は1×1012Ω・cm以下であることが好ましく、1×1010Ω・cm以下であることがより好ましい。表面層の体積抵抗率が1×1012Ω・cmを超えると、帯電ロール11の表面と異物との静電的な付着が強くなるため、異物の付着を低減することができない場合がある。
【0050】
上記体積抵抗値は、表面層組成物をシート状とし、測定治具(R12702A/Bレジスティビティ・チェンバ:アドバンテスト社製)と高抵抗測定器(R8340Aデジタル高抵抗/微小電流計:アドバンテスト社製)とを用い、電場(印加電圧/組成物シート厚)が1000V/cmになるよう調節した電圧を10秒印加後の電流値より、下記式(2)を用いて算出した。
体積抵抗率(Ω・cm)=(19.63×印加電圧(V))/(電流値(A)
×組成物シート厚(cm)) ・・・ 式(2)
なお、体積抵抗率の測定は、22℃、55%RH環境下で行った。
【0051】
本発明の帯電ロールの層構成は、導電性支持体の表面に、表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有していれば特に限定されず、3層あるいは4層で構成されていてもよい。上記導電層は、帯電ロールが適切な圧力で被帯電体表面に押圧され、被帯電体との間にニップを形成し、被帯電体表面を均一に帯電できるよう、少なくとも1層は導電性弾性層であることが好ましい。
【0052】
前記導電性支持体は、帯電ロールの電極及び支持部材として機能するもので、例えば、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼等の金属または合金;クロム、ニッケル等で鍍金処理を施した鉄;導電性の樹脂;などの導電性の材質で構成される。
【0053】
前記導電性弾性層は、例えばゴム材中に導電剤を分散させることによって形成される。ゴム材としては、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン3元共重合ゴム(EPDM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、天然ゴム等、及びこれらのブレンドゴムが挙げられる。中でも、シリコーンゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムが好ましく用いられる。これらのゴム材は発泡したものであっても無発泡のものであってもよい。
【0054】
導電剤としては、電子導電剤やイオン導電剤が用いられる。電子導電剤の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック;熱分解カーボン、グラファイト;アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種導電性金属または合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ−酸化アンチモン固溶体、酸化スズ−酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの微粉末を挙げることができる。また、イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウム等の過塩素酸塩、塩素酸塩等;リチウム、マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩等;を挙げることができる。
【0055】
これらの導電剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、その添加量は特に制限はないが、上記電子導電剤の場合は、ゴム材100質量部に対して、1〜30質量部の範囲であることが好ましく、10〜20質量部の範囲であることがより好ましい。一方、上記イオン導電剤の場合は、ゴム材100質量部に対して、0.1〜5.0質量部の範囲であることが好ましく、0.5〜3.0質量部の範囲であることがより好ましい。
これにより、導電性弾性層の体積抵抗値を1×106〜1×1010Ω・cmの範囲に調整することが好ましい。
また、上記導電性弾性層の硬度は、前記帯電ロールのダイナミック超微小硬度を適正な範囲とするため、シートのダイナミック超微小硬度で0.1以下であることが好ましく、0.05以下であることがより好ましい。
【0056】
前記表面層を構成する高分子材料としては、既述の如く、ダイナミック超微小硬度が1.0以上であれば特に制限されないが、ポリアミド、ポリウレタン、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレン共重合体、ポリエステル、ポリイミド、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、メラミン樹脂、フッ素ゴム、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、セルロース、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等を挙げることができる。
これらの中では、トナーとの離型性等の観点から、4フッ化エチレン共重合体、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリイミド等が好ましく用いられる。
【0057】
上記高分子材料は単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、当該高分子材料の数平均分子量は、1,000〜100,000の範囲であることが好ましく、5,000〜20,000の範囲であることがより好ましい。
【0058】
表面層は、上記高分子材料に前記導電性弾性層に用いた導電剤や各種微粒子を混合して組成物とし形成される。上記微粒子としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、チタン酸バリウム等の金属酸化物及び複合金属酸化物、テトラフルオロエチレン、フッ化ビニリデン等の高分子微粉体を単独または混合して用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0059】
既述の帯電ロールのダイナミック超微小硬度には、上記表面層の特性も影響する。したがって、帯電ロールのダイナミック硬度を0.3以下とするためには、前記表面層組成物として配合される導電材及び微粒子の配合量は、表面層組成物全体中の20〜120質量%の範囲であることが好ましく、40〜100質量%の範囲であることがより好ましい。
また、前記表面層の膜厚は、20μm以下であることが好ましく、5μm以下であることがより好ましい。
【0060】
前記導電性弾性層及び表面層以外にも、これらの層の間に例えば抵抗調整層などを設けることができる。該抵抗調整層は、ウレタンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、熱可塑性エラストマー等の樹脂、エラストマー、ゴムといった高分子材料を単独または混合して用い、これらに前記導電性弾性層に用いた導電剤等を配合することによって形成される。
【0061】
また、前記表面層としては、例えば導電性弾性層表面にUV照射処理、熱処理、カップリング剤の塗布等による化学処理などを行い、内層と物性を変えた層を形成して表面層とすることもできる。
【0062】
以上、本発明の導電性ロールとしての帯電ロールについて説明したが、本発明の導電性ロールは、電子写真用画像形成装置における転写ロールとしても好ましく用いられる。
上記転写ロールは、感光体表面に形成されたトナー画像を、紙等に転写する転写部材として用いられるものであるが、転写ロールも前記帯電ロール同様、残留トナーが付着した感光体や紙などに接触するため、異物が付着しやすい。したがって、転写ロールとして本発明の導電性ロールを用いることによって、表面への異物付着による転写不良や感光体へのトナーフィルミングを防止することができる。
【0063】
また、本発明の導電性ロールは、電子写真用画像形成装置におけるクリーニングロールとしても好ましく用いられる。
上記クリーニングロールは、転写後の感光体表面に付着した残留トナーをクリーニングするクリーニング部材として用いられるものであるが、クリーニングロールにトナーが付着しやすいと、クリーニングされたトナーがロール表面に溜まり続け、結局クリーニング不良や感光体へのトナーフィルミングの原因となる。したがって、クリーニングロールとして本発明の導電性ロールを用いれば、上記問題に対処することができる。
【0064】
さらに本発明の導電性ロールは、前記帯電ロール、転写ロール、クリーニングロールに限定されることなく、電圧が印加された状態で使用され、ロール表面への異物の付着を回避することが必要とされる用途に、好ましく採用され得るものである。
【0065】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
(導電性ロールの作製)
−導電性弾性層の成型−
下記混合物をオープンロールで混練りし、SUS304からなる直径8mmの導電性支持体表面に厚さ1mmとなるように円筒状に被覆した。
【0066】
・ゴム材(EPDM):EP65(JSR社製)100質量部
・導電剤(カーボンブラック):アサヒサーマル(旭カーボン社製)40質量部及びケッチェンブラックEC(ライオン社製)10質量部
・発泡剤:ビニホールAC#3(永和化成社製)8質量部
・加硫剤:硫黄(鶴見化学工業社製200メッシュ)1質量部
・加硫促進剤:ノクセラーDM(大内新興化学工業社製)2.0質量部及びノクセラーTT(大内新興化学工業社製)0.5質量部
【0067】
次いでその表面に、オープンロールで混練りした下記混合物を、厚さ0.5mmとなるように円筒状に被覆し、内径14.0mmの円筒型の金型に入れ、170℃で30分間加硫発泡させ、発泡体(EPDM)の弾性体層表面にゴムの無発泡層が形成された円筒状の導電性弾性層Aを得た。
なお、上記導電性弾性層のダイナミック超微小硬度は0.02であった。
【0068】
・ゴム材(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム):Gechron3106(日本ゼオン社製)100質量部
・導電剤(カーボンブラック):アサヒサーマル(旭カーボン社製)20質量部及びケッチェンブラックEC(ライオン社製)8質量部
・加硫剤:硫黄(鶴見化学工業社製200メッシュ)1質量部
・加硫促進剤:ノクセラーDM(大内新興化学工業社製)2.0質量部及びノクセラーTT(大内新興化学工業社製)1.0質量部
【0069】
−表面層の形成−
下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Aを、前記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布した後、140℃で15分間の加熱乾燥し、厚さ3μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、2×1010Ω・cmであった。
【0070】
・高分子材料(共重合ナイロン):アラミンCM8000(東レ社製、ダイナミック超微小硬度:1.4)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・溶剤:メタノール500質量部及びブタノール240質量部
【0071】
図4は作製された導電性ロール1の断面図であるが、図4に示すように、導電性ロール1は導電性支持体1の周囲に約2.5mm厚の発泡弾性層2、その周囲に約0.5mm厚の無発泡弾性層3、さらにその周囲に表面層4が形成された構造となっている。
【0072】
(導電性ロールの評価)
−ダイナミック超微小硬度の測定−
導電性ロール1について、前記の方法によりダイナミック超微小硬度を測定した。
【0073】
−算術平均粗さRaの測定−
導電性ロール1について、前記の方法により算術平均粗さRaを測定した。
【0074】
−実機評価−
導電性ロール1を帯電ロールとしてカラー複写機DocuColor2220(富士ゼロックス社製)に装着し、A4用紙50,000枚印字テスト(10℃、15%RH環境下で25,000枚印刷後、28℃、85%RH環境下で25,000枚印字)を行った。なお、途中で大きな問題が発生した場合には、その時点で印字を中止した。
【0075】
画質評価は、50,000枚走行後の画像について、ハーフトーン画像中での白点、濃度ムラなどの有無により以下の基準で判定した。
○:黒点、白点、濃度ムラ等のディフェクトなし
△:10個以内の黒点、白点発生
×:全面に黒点、白点、濃度ムラ発生
【0076】
ロール汚れ評価は、50,000枚走行後のロールについて、以下の基準で目視評価した。
○:ほとんど異物付着なし、または軽微な異物付着
△:全面異物付着(薄く白くなる程度)
×:異物の固着(真っ白になる)
結果を表1にまとめて示した。
【0077】
<実施例2>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。次いで、下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Bを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、160℃で30分間加熱乾燥し、厚さ1μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、1×108Ω・cmであった。
【0078】
・高分子材料(フッ素ワニス):ゼッフルGK−500(ダイキン工業社製、ダイナミック超微小硬度:3.6)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・硬化剤:コロネート2507(日本ポリウレタン工業社製)40質量部
・溶剤:2−ブタノン200質量部及び酢酸ブチル350質量部
【0079】
作製した導電性ロール2について、実施例1同様に評価をを行った。結果を表1にまとめて示した。
【0080】
<実施例3>
下記混合物をオープンロールで混練りし、SUS304からなる直径8mmの導電性支持体表面に、厚さ3mmとなるように円筒状に被覆し、内径14.0mmの円筒型の金型に入れ、170℃で30分間加硫させ、円筒状の導電性弾性層Bを得た。
なお、上記導電性弾性層のダイナミック超微小硬度は0.02であった。
【0081】
・ゴム材(エピクロルヒドリン−エチレンオキシシド共重合ゴム):Gechron3106(日本ゼオン社製)100質量部
・導電剤(カーボンブラック):アサヒサーマル(旭カーボン社製)25質量部及びケッチェンブラックEC(ライオン社製)8質量部
・加硫剤:硫黄(鶴見化学工業社製200メッシュ)1質量部
・加硫促進剤:ノクセラーDM(大内新興化学工業社製)2.0質量部、ノクセラーTT(大内新興化学工業社製)0.5質量部
【0082】
上記導電性弾性層Bの表面に、実施例1と同様にして作製した分散液Aを浸漬塗布し、140℃で15分間加熱乾燥することにより、厚さ3μmの表面層を形成した。
【0083】
図5は作製された導電性ロール3の断面図であるが、図5に示すように、導電性ロール3は導電性支持体1の周囲に約3mm厚の無発泡弾性層5、その周囲に表面層6が形成された構造となっている。
導電性ロール3について、実施例1同様にして評価行った。結果を表1にまとめて示した。
【0084】
<実施例4>
実施例3と同様にして導電性弾性層Bを成型した。この導電性弾性層Bの表面に、実施例2と同様にして作製した分散液Bを浸漬塗布し、厚さ1μmの表面層を形成した。
【0085】
作製した導電性ロール4について、実施例1同様にして評価を行った。結果を表1にまとめて示した。
【0086】
<実施例5>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。次いで、下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Cを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、150℃で30分間加熱乾燥し、厚さ1μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、5×1011Ω・cmであった。
【0087】
・高分子材料(ポリフッ化ビニリデン):KFポリマー#2300(呉羽化学工業社製、ダイナミック超微小硬度:4.1)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・溶剤:N’N−ジメチルアセトアミド2000質量部
【0088】
作製した導電性ロール5について、実施例1と同様にして評価を行った。結果をまとめて表1に示した。
【0089】
<比較例1>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。次いで、下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Dを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、160℃で30分間加熱乾燥し、厚さ5μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、2×108Ω・cmであった。
【0090】
・高分子材料(フッ素ワニス):ゼッフルGK−500(ダイキン工業社製、ダイナミック超微小硬度:3.6)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・硬化剤:コロネート2507(日本ポリウレタン工業社製)40質量部
・溶剤:2−ブタノン50質量部及び酢酸ブチル200質量部
【0091】
作製した導電性ロール6について、実施例1と同様にして評価を行った。結果をまとめて表1に示した。
【0092】
<比較例2>
実施例1と同様にして導電性弾性層Aを成型した。下記混合物をビーズミルにて分散し、得られた分散液Eを、上記導電性弾性層Aの表面に浸漬塗布後、160℃で30分間加熱乾燥し、厚さ3μmの表面層を形成した。
なお、上記表面層を別途シートとして作製し、体積抵抗値を測定したところ、1×1010Ω・cmであった。
【0093】
・高分子材料(軟質フッ素樹脂):セフラルソフト(セントラル硝子社製、ダイナミック超微小硬度:0.6)100質量部
・導電剤(アンチモンドープ酸化スズ):SN−100P(石原産業社製)40質量部
・溶剤:N−メチル−2−ピロリジノン900質量部
【0094】
作製した導電性ロール7について、実施例1と同様にして評価を行った。結果をまとめて表1に示した。
【0095】
【表1】
【0096】
表1の実施例に示すように、本発明の導電性ロールは、帯電ロールとして実機連続印字に用いた場合でも、印字後にロール表面にトナー等の異物付着による汚れが見られず、画質不良も発生させることがなかった。一方、比較例の帯電ロールはRa、表面層体積抵抗値を同等としても、異物付着、画質欠陥を防止することができないことがわかった。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば異物が帯電ロールと感光体とのニップ部に進入することにより発生する帯電ロールの汚染、局所的なニップ不良、感光体のフィルミングに起因する画像欠陥を防止した帯電ロールなど、表面への異物付着を効率的に回避できる導電性ロールを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粗大な異物が付着した帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図である。
【図2】粗大な異物が付着した本発明の帯電ロールが感光体に接触したときの模式断面図である。
【図3】異物と本発明の帯電ロールとの接触部分の拡大断面図である。
【図4】本発明の導電性ロールの一例を示す模式断面図である。
【図5】本発明の導電性ロールの他の一例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体
2 発泡弾性層
3、5 無発泡弾性層
4、6 表面層
11 帯電ロール
12 感光体
13 粗大な異物
14 ニップ不良領域
Claims (16)
- 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、
前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上であることを特徴とする導電性ロール。 - 前記導電性ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の導電性ロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1に記載の導電性ロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項2に記載の導電性ロール。
- 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とする帯電ロール。
- 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする請求項5に記載の帯電ロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項5に記載の帯電ロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項6に記載の帯電ロール。
- 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とする転写ロール。
- 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする請求項9に記載の転写ロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項9に記載の転写ロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項10に記載の転写ロール。
- 表面層を含む少なくとも2層以上の導電層を有し、電圧が印加された状態で被帯電体に接触し、被帯電体を帯電させる導電性ロールであって、前記導電性ロールのダイナミック超微小硬度が0.3以下であり、かつ、前記表面層を構成する高分子材料のダイナミック超微小硬度が1.0以上である導電性ロールからなることを特徴とするクリーニングロール。
- 前記帯電ロール表面の算術平均粗さ(Ra)が、1.0μm以下であることを特徴とする請求項13に記載のクリーニングロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項13に記載のクリーニングロール。
- 前記表面層の体積抵抗率が、1×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項14に記載のクリーニングロール。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006091559A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 表面層の膜厚測定方法 |
| JP2007316200A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Bando Chem Ind Ltd | 導電性ローラ |
| JP2016110061A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | カートリッジおよび画像形成装置 |
-
2002
- 2002-06-18 JP JP2002177104A patent/JP2004021019A/ja active Pending
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