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JP2004018779A - 天然鉱石入り皮革及びその製造方法 - Google Patents

天然鉱石入り皮革及びその製造方法 Download PDF

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JP2004018779A JP2002178784A JP2002178784A JP2004018779A JP 2004018779 A JP2004018779 A JP 2004018779A JP 2002178784 A JP2002178784 A JP 2002178784A JP 2002178784 A JP2002178784 A JP 2002178784A JP 2004018779 A JP2004018779 A JP 2004018779A
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Shigeru Aida
会田 茂
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HOKUYO KK
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HOKUYO KK
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Abstract

【課題】マイナスイオンを発生させる機能を皮革に付与する際に行う処理を容易にし、発生したマイナスイオンを使用者に有効に作用させるようにする。
【解決手段】革2の銀面2a上にベースコート3、カラーコート4、及びトップコート5からなる塗装膜を形成し、上記塗装膜(トップコート5)にトルマリン5aを含有させることにより、撥水加工などの特別な処理を行わなくても塗料が革2に浸透してしまうことを可及的に防止して、マイナスイオンを発生させる機能を皮革1に付与する際に行う処理を容易にすることができるようにするとともに、発生したマイナスイオンを使用者に有効に作用させるようにする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然鉱石入り皮革及びその製造方法に関し、特に、マイナスイオンを発生させるために用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
空気中に含まれるマイナスイオンが人間の体内に取り込まれると、新陳代謝の促進、血液の浄化、及びストレスの解消などを引き起こし、人間を心身ともにリフレッシュさせる効果をもたらすことが知られている。
【0003】
このようなマイナスイオンがもたらす有益な効果を利用するために、従来から、トルマリンなどの天然鉱石に熱や振動を与えることによりマイナスイオンを発生させるようにする技術が提案されている。
例えば、特開2000−17300号公報には、毛皮の裏側の皮面にトルマリンを塗布してマイナスイオンを発生させるようにする技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、毛皮の裏側の皮面、すなわち皮の床面は、繊維組織が粗く溶液が浸透しやすいため、上述した従来の技術では、皮の床面に撥水加工を施してからトルマリンを混合した溶液を塗布して皮革を形成するようにしなければならなかった。
【0005】
また、上述した従来の技術は、羊毛、ベビーラム、アストラガン、ヌートリアなど毛足が長いことが特徴である皮を利用してそのままの形態で敷物などとして使用するものであり、そのため毛皮の表面、すなわち使用者側にマイナスイオンを発生させることが困難なものであった。
【0006】
このように、上述した従来の技術では、マイナスイオンを発生させる機能を皮革に付与する際に行う処理が煩雑であり、使用時には発生したマイナスイオンを有効に利用できないという問題点があった。
【0007】
本発明は、上述の問題点を鑑みてなされたものであり、マイナスイオンを発生させる機能を皮革に付与する際に行う処理を容易にし、製造工程を変更することなく、且つ、所望の面(皮革製品としての表側面または裏側面)に前述の機能を付与させ、発生したマイナスイオンを使用者に有効に作用させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の天然鉱石入り皮革は、所定の厚さを有する革と、上記革の表面上に形成される塗装膜とを有し、上記塗装膜に天然鉱石の粉末を含有させたことを特徴としている。
【0009】
また、本発明の天然鉱石入り皮革の製造方法は、天然鉱石の粉末が含有された塗装膜を、革の表面上に形成する塗装膜形成工程を行うことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
次に、添付の図面を参照しながら、本発明の天然鉱石入り皮革及びその製造方法の第1の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の天然鉱石入り皮革の概略構成の一例を示した側断面図である。
図1において、本実施の形態の皮革1は、革2と、ベースコート3、カラーコート4、及びトップコート5からなる3層の塗装膜と、異物付着防止膜6とを有している。
【0011】
革2は、例えば牛革を用いたものであり、脱毛処理や鞣し処理などが施されている。
ベースコート3は、下地塗料として例えばアクリルとウレタンの混合液などの水性エマルション塗料を、革2の銀面2a(表皮面)上にスプレー塗布することにより形成される最下層の塗装膜である。このベースコート3は、銀面2aとカラーコート4との接着性を向上させるとともに、カラーコート4を均一に塗布させるための面作りを行うことを主目的として形成される。
【0012】
カラーコート4は、下地塗料として例えば水性エマルション塗料を、ベースコート3の表面上にスプレー塗布することにより形成される中間層の塗装膜である。このカラーコート4は、皮革1を加工して製造される皮革製品で要求される色に革2を塗装するとともに、塗装膜全体の強度を向上させることを目的として形成される。
【0013】
トップコート5は、天然鉱石としてトルマリン5a(SiO、Al、B、Fe、CaO、NaO、KOを主成分とした鉱石)が混合された2液反応型の水性エマルション塗料を、カラーコート4の表面上にスプレー塗布することにより形成される最表層の塗装膜である。このトップコート5は、皮革1に振動や熱が加えられたときにマイナスイオンを発生させることを主目的として形成される。
【0014】
なお、3層の塗装膜の場合を実施の形態として説明したが、ベースコート3若しくはカラーコート4のいずれか一方の塗装を行わず、他方の塗装を行った後にトップコート5の塗装を行う場合もある。
【0015】
ここで、上記マイナスイオンを発生させる原理について説明する。
まず、皮革1に振動や熱が加えられると、トップコート5に含まれているトルマリン5aが放電を起こし、上記放電により空気中の水分子(HO)が刺激を受けて水素イオン(H)と水酸化物イオン(OH)に分裂する。
そして、上記分裂した水酸化物イオン(OH)が空気中の他の水分子(HO)と結合することによりマイナスイオン(H )が発生する。
【0016】
このようにしてマイナスイオンを発生させるために上記水性エマルション塗料に混合されるトルマリン5aは、トップコート5の膜厚よりも小さい粒径を有する。例えば、5〜10μm程度の膜厚を有するトップコート5を形成する場合、平均粒径が3μm程度になるように粉砕されたトルマリン5aを上記水性エマルション塗料に混合する。
【0017】
また、上記水性エマルション塗料に混合するトルマリン5aの量は、例えば、上記水性エマルション塗料の樹脂成分(塗料の不揮発性分)に対して1重量%以上10重量%以下の範囲内になるようにする。
ただし、トルマリン5aの粒径と混合量は、マイナスイオンの発生量などに応じて適宜決定すればよく、上述した値に限定されない。
【0018】
なお、トルマリン5aを混合した上記水性エマルション塗料を十分に攪拌してからカラーコート4の表面上にスプレー塗布してトップコート5を形成するようにすれば、トップコート5内にトルマリン5aを均一に分布させることができ好ましい。
【0019】
また、トップコート5は、マイナスイオンを発生させる役割だけでなく、革2やカラーコート4の保護や、上記皮革製品に要求される各種性能を皮革1に付与する役割も有している。したがって、これらの役割が損なわれない範囲でトルマリン5aの粒径と混合量を決定するようにするのが好ましい。
【0020】
異物付着防止膜6は、革2の床面(肉面)側の表面2b上に、例えば所望の樹脂をスプレー塗布することに形成される膜である。この異物付着防止膜6により、革2の表面2bの毛羽立ちを防止すると共に、革2同士を重ねたときなどに塗装面(塗装膜)に異物が付着することを防止することができ、実使用に際しても毛羽の飛散を防止する。また、表面2bを皮革製品としての表の面として使用するような場合は、異物付着防止膜6にトルマリンなどの天然鉱石を混合することは勿論のことである。
【0021】
次に、図2〜図4を参照しながら、本実施の形態の天然鉱石入り皮革1の製造方法の一例について説明する。
図2は、本実施の形態の天然鉱石入り皮革1の製造方法の一例を説明するフローチャートである。また、図3及び図4は、本実施の形態の天然鉱石入り皮革1の製造方法の一例を工程順に示した概略工程断面図である。
【0022】
まず、最初のステップS1において、塩漬けされた原皮を出庫し、上記出庫した原皮に付着している塩、汚物、及び可溶性タンパク質を除去するなどして、上記原皮を生皮7の状態に戻すとともに、生皮7に付着している油脂分や肉片などを除去する前処理を行う(図3(a))。
次に、ステップS2において、消石灰及び硫化物に生皮7を浸漬させて生皮7に生えている毛8を溶解して脱毛する(図3(b))。
【0023】
次に、ステップS3において、銀面2aからの厚さが所望の値になるように、上記脱毛した生皮7を漉き加工により分割する。そして、分割した生皮のうち、銀面2aを含むものが本実施の形態の皮革1に使用される革2用の皮となる(図3(c))。そして、皮に付着している石灰分の除去をする。
次に、ステップS4において、皮のコラーゲン繊維に鞣し剤(例えばクロムCr3+、タンニンなど)を化学反応で結合させるなどして皮を鞣す(図3(d))。このように皮を鞣すことによって、皮革1の耐熱性などを向上させることができる。そして、鞣し後に革2の厚みをそろえたり、余分な部分を削ったりするなどして革2の状態を整える乾燥前処理を行う。
【0024】
次に、ステップS5において、上記乾燥前処理を施した革2を、トグルを用いて引っ張りながら、例えば、50℃の温度で1.5時間乾燥処理し、革2に含まれている水分を取り除く。そして、革2を塗装できる状態に整える塗装前処理を行う。
次に、ステップS6において、革2の床面側の表面2b(本実施の形態においては、皮革製品としての裏面)上に所望の樹脂をスプレー塗布して異物付着防止膜6を形成する(図4(a))。
【0025】
次に、ステップS7において、例えばアクリルとウレタンの混合液からなる水性エマルション塗料を、革2の銀面2a上にスプレー塗布してベースコート3を形成する(図4(b))。
次に、ステップS8において、皮革製品に要求されている各種要求シボを用いて、革2の銀面2a側をプレス処理する。このようにプレス処理を行うようにすれば、革2に対して肌作りなどを行うことができ、且つ各種要求シボ模様を皮革1に持たせることができ好ましいが、シボの要否によってはこのステップS8の処理を省略してもよい。
次に、ステップS9において、水性エマルション塗料を、革2の銀面2a上に形成されたベースコート3の表面上にスプレー塗布してカラーコート4を形成する(図4(c))。
【0026】
次に、ステップS10において、トルマリン5aを混合した2液反応型の水性エマルション塗料を、カラーコート4の表面上にスプレー塗布してトップコート5を形成する(図4(d))。なお、上記トルマリン5aを混合した水性エマルション塗料は、イソシアネートなどを用いて架橋させたものを用いる。
次に、ステップS11において、ベースコート3、カラーコート4、及びトップコート5が形成された革2の繊維をほぐすなどの後処理を行って皮革1を形成する。
【0027】
以上のように、本実施の形態では、繊維構造が緻密な銀面2aの上に、トルマリン5aが含有された塗装膜を形成するようにしたので、撥水加工などの特別な処理を行わなくても塗料が革2に浸透してしまうことを可及的に防止することができる。したがって、マイナスイオンを発生させる機能を皮革1に付与する際に行う処理を従来の技術よりも容易に行うことができる。
【0028】
また、従来の技術は、毛足の長い毛皮に対して適用されるものであるため、トルマリンの塗布が毛皮の裏側の皮面に限定され、製造工程の変更や、工程が煩雑化することになると共に、マイナスイオンを発生する面が皮革製品としての表面ではないので、マイナスイオンを充分に大気側に放出させることができなかったが、本実施の形態の皮革1を用いれば、上記のような問題は発生せず、いかなる形態の皮革製品でも、マイナスイオンを大気中に発生させる機能を付与することができる。
【0029】
したがって、例えば、乗用車などの座席部、ステアリングホイールの把持部又はシフトノブや、ランドセルの背裏部(使用者の背中に接する部分)、家具、装身具、及び靴など、数多くの皮革製品に対して、マイナスイオンを大気中に発生させる機能を付与することができる。
【0030】
さらに、革2の銀面2a上にトルマリン5aが含有された塗装膜を形成するようにしたので、革の風合いや質感を損なわずに皮革1に対してマイナスイオンを発生させる機能を付与することができる。
【0031】
このように、トップコート5をトルマリン5aが含有された塗装膜とすることで、マイナスイオンを発生する機能を有さない皮革を製造するための工程を大幅に変更することなく、発生したマイナスイオンを有効に放出できる(マイナスイオン効果が低減しない)種々の使用形態に応じた皮革製品を実現することが可能となる。
【0032】
なお、本実施の形態では、天然鉱石としてトルマリンを例示したが、天然鉱石の種類はトルマリンに限定されず、振動や熱などの刺激を受けることによりマイナスイオンを発生させる作用を起こす鉱石であればどのようなものであってもよく、例えばガーネットなどであってもよい。また、複数種類の天然鉱石をトップコート5に含有させてマイナスイオンを大気中に発生させるようにしてもよい。
【0033】
また、本実施の形態では、図2のステップS3(図3(c))において、革2を漉いて分割するようにしたが、革2を分割せずに、床面を残すようにしてもよいということは言うまでもない。
【0034】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の天然鉱石入り皮革及びその製造方法の第2の実施の形態について詳細に説明する。
【0035】
上述した第1の実施の形態では、図2のステップS3(図3(c))の処理で漉いた生皮のうちの銀面2aを含む革2に対してトルマリン5aが含有された塗装膜を形成するようにしたが、本実施の形態では、漉いて分割した生皮のうちの床面を含む皮(例えば図3(c)の破線部)に対してトルマリンが含有された塗装膜を形成するようにする。
【0036】
図5は、本実施の形態の天然鉱石入り皮革の概略構成の一例を示した側断面図である。
図5に示すように、本実施の形態の皮革21は、銀面層を漉いて分割した床革22と、ベースコート23、カラーコート24、及びトップコート25からなる3層の塗装膜と、異物付着防止膜26とを有している。
【0037】
ここで、ベースコート23、カラーコート24、及びトップコート25は、上述した第1の実施の形態におけるベースコート3、カラーコート4、及びトップコート5と同様の目的で形成されるものである。ただし、これらを形成するための塗料や、膜厚は、床革22の塗装面22bにおける繊維構造に応じて適宜選択する。
【0038】
次に、図6〜図8を用いて本実施の形態の天然鉱石入り皮革21の具体的な製造方法を説明する。
図6は、本実施の形態の天然鉱石入り皮革21の製造方法の一例を説明するフローチャートである。また、図7及び図8は、本実施の形態の天然鉱石入り皮革21の製造方法の一例を工程順に示した概略工程断面図である。
【0039】
まず、最初のステップS21において、上述した第1の実施の形態と同様の前処理を行った後(図7(a))、ステップS22において、厚さが所望の値になるように、生皮27を漉き加工により分割する。上記分割した生皮27のうち、床面側の反塗装面22aを含むものが本実施の形態の皮革21に使用される床革22用の皮になる(図7(b))。そして、床革22の塗装面22b上を平滑にする処理などを行う。なお、本実施の形態では反塗装面が床面側の態様で説明を進めるが、必要に応じて塗装面を床面側にしてもよい。
【0040】
次に、ステップS23において鞣し処理を行い(図7(c))、ステップS24において乾燥処理を行う。そして、ステップS25において、床革22の反塗装面22a上に所望の樹脂をスプレー塗布して異物付着防止膜26を形成する(図7(d))。
【0041】
次に、ステップS26において、アクリルとウレタンの混合液からなる水性エマルション塗料を、床革22の塗装面22b上にスプレー塗布して、最下層の塗装膜に相当するベースコート23を形成し(図8(a))、必要に応じてステップS27において、床革22の皮革製品としての表側即ち塗装面側をプレス処理する。
【0042】
次に、ステップS28において、水性エマルション塗料をベースコート23の表面上にスプレー塗布して、中間層の塗装膜に相当するカラーコート24を形成する(図8(b))。
【0043】
次に、ステップS29において、トルマリン25aを混合した2液反応型の水性エマルション塗料を、カラーコート24の表面上にスプレー塗布して、最表層の塗装膜に相当するトップコート25を形成し(図8(c))、最後に、ステップS30において、床革22の繊維をほぐすなどの後処理を行って皮革21を形成する。
【0044】
一般に、床革22の銀面側(本実施の形態では塗装面22b)における繊維構造は、床面側(本実施の形態では反塗装面22a)における繊維構造よりも緻密である場合が多いので、本実施の形態のように、反塗装面22aを含む床革22の銀面側にトルマリン25aを付与するようにすれば、床面にトルマリンを塗布する従来の技術よりも容易にトルマリンを付与することが可能になる。
【0045】
このように、マイナスイオンを発生させる機能を皮革21に付与する際に行う処理を、マイナスイオンを発生する機能を有さない皮革を製造するための工程を大幅に変更することなく容易に行うことができ、さらに、銀面を有しない革22を利用する皮革製品に対してもマイナスイオンを発生させるという高付加価値を容易に付与することができ、床革22の所望の面に前述の付加価値を付与でき、且つ、マイナスイオンを充分に放出することができる。
【0046】
なお、本実施の形態では、漉き加工された生皮27のうちの反塗装面22aを含む床革22の銀面側にトルマリン25aを付与するようにしたが、残りの革、すなわち銀面を含む革(図7(b)の破線部)に対しても上述した第1の実施の形態で説明したようにしてトルマリンを付与するようにしてもよい。この場合、第1の実施の形態と同様に、生皮27に生えている毛28を脱毛する処理を行ってから生皮27を漉き加工する。
【0047】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の天然鉱石入り皮革及びその製造方法の第3の実施の形態について詳細に説明する。図9は、本実施の形態の天然鉱石入り皮革及びその製造方法の概念の一例を示した図である。
【0048】
上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、生皮を、銀面を含む皮と床面を含む皮の2枚に漉き加工し、分割した生皮のうち少なくとも何れか一方の皮の一面側にトルマリンを付与するようにした。
【0049】
これに対し本実施の形態では、図9に示すように、生皮37を漉き加工し、所望の厚さを有する3枚の皮に分割し、床面37b側の分割した皮を更に漉き加工して得られた、銀面37a及び床面37bの何れをも含まない革32の塗装面32a上に、ベースコート33、カラーコート34、及びトップコート35を順次塗布して塗装膜を形成して、上記塗装膜(トップコート35)にトルマリン35aを含有させるようにするとともに、反塗装面32b上に、異物付着防止膜36を形成する。
【0050】
上記において、ベースコート33、カラーコート34、トップコート35、及び異物付着防止膜36は、上述した第1及び第2の実施の形態で説明したものと同様の目的で形成されるものである。
【0051】
以上のように本実施の形態では、銀面37a及び床面37bの何れをも含まない革32の一面側にトルマリン35aを付与するようにしたので、銀面37a及び床面37bの何れをも含まない革32に対してもマイナスイオンを発生させるという高付加価値を容易に付与することができる。なお、トルマリン35aを付与する面は、前述の第2の実施の形態で説明したものと同様に何れの面でもよい。
【0052】
なお、本実施の形態では、生皮37を3枚に漉き加工で分割するようにしたが、4枚以上に分割し、分割した生皮のうち、銀面及び床面の何れをも含まない革の少なくとも1枚以上に対して、トルマリンを付与するようにしてもよい。
【0053】
また、分割した生皮のうち、銀面37aを含む革(図9の破線部)に対して上述した第1の実施の形態と同様にしてトルマリンを付与するようにしてもよいし、床面37bを含む革(図9の破線部)に対して上述した第2の実施の形態と同様にしてトルマリンを付与するようにしてもよい。このようにすれば生皮37の全てを皮革製品に利用することができるようになり好ましい。
なお、上記において、銀面37aを含む革(図9の破線部)に対してトルマリンを付与する場合には、上述した第1の実施の形態と同様に、生皮37に生えている毛38を脱毛する処理を行ってから生皮37を漉き加工するようにする。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、天然鉱石の粉末が含有された塗装膜を、革の表面上に形成するようにしたので、特別な処理を行わなくても天然鉱石の粉末が含有された塗装膜を革の表面に形成することができ、マイナスイオンを発生させる機能を皮革に付与する際に行う処理を容易にすることができる。
【0055】
また、本発明の他の特徴によれば、上記塗装膜を、脱毛処理された革の銀面上に形成するようにしたので、革の風合いや質感を活かしながら皮革に対してマイナスイオンを発生させる機能を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、天然鉱石入り皮革の概略構成の一例を示した側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、天然鉱石入り皮革の製造方法の一例を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示し、天然鉱石入り皮革の製造方法の一例を工程順に示した概略工程断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示し、図3に続く天然鉱石入り皮革の製造方法の一例を工程順に示した概略工程断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示し、天然鉱石入り皮革の概略構成の一例を示した側断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示し、天然鉱石入り皮革の製造方法の一例を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示し、天然鉱石入り皮革の製造方法の一例を工程順に示した概略工程断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示し、図7に続く天然鉱石入り皮革の製造方法の一例を工程順に示した概略工程断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示し、天然鉱石入り皮革及びその製造方法の概念の一例を示した図である。
【符号の説明】
1、21、31 皮革
2、22、32 革
3、23、33 ベースコート
4、24、34 カラーコート
5、25、35 トップコート
5a、25a、35a トルマリン

Claims (8)

  1. 所定の厚さを有する革と、上記革の表面上に形成される塗装膜とを有し、
    上記塗装膜に天然鉱石の粉末を含有させたことを特徴とする天然鉱石入り皮革。
  2. 上記塗装膜は、複数の層からなる膜であり、
    上記複数の層の最表層に、上記天然鉱石の粉末を含有させたことを特徴とする請求項1に記載の天然鉱石入り皮革。
  3. 上記塗装膜を、脱毛処理された革の銀面上に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の天然鉱石入り皮革。
  4. 上記天然鉱石は、トルマリンであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の天然鉱石入り皮革。
  5. 天然鉱石の粉末が含有された塗装膜を、革の表面上に形成する塗装膜形成工程を行うことを特徴とする天然鉱石入り皮革の製造方法。
  6. 皮に生えている毛を脱毛する脱毛工程と、
    上記脱毛工程により脱毛された皮を所定の厚さで漉き加工して分割する分割工程と、
    上記分割工程により分割された複数枚の皮のうち、少なくとも1枚の皮を鞣して革を形成する革形成工程とを行い、
    上記塗装膜形成工程は、上記革形成工程により形成された革の銀面側の表面上に、上記天然鉱石の粉末が含有された塗装膜を形成することを特徴とする請求項5に記載の天然鉱石入り皮革の製造方法。
  7. 上記塗装膜形成工程は、上記天然鉱石が含有された塗料を塗布して上記塗装膜を形成することを特徴とする請求項5または6に記載の天然鉱石入り皮革の製造方法。
  8. 上記塗装膜形成工程は、上記天然鉱石が含有された塗料を、下地塗料を塗布してから塗布することを特徴とする請求項7に記載の天然鉱石入り皮革の製造方法。
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