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JP2004007010A - 回路基板およびその製造方法 - Google Patents

回路基板およびその製造方法 Download PDF

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JP2004007010A
JP2004007010A JP2003327737A JP2003327737A JP2004007010A JP 2004007010 A JP2004007010 A JP 2004007010A JP 2003327737 A JP2003327737 A JP 2003327737A JP 2003327737 A JP2003327737 A JP 2003327737A JP 2004007010 A JP2004007010 A JP 2004007010A
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Einosuke Adachi
足立 栄之資
Masatoshi Sunamoto
砂本 昌利
Yasuhiko Matsunaga
松永 泰彦
Toshifumi Kimura
木村 敏文
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【目的】 プリプレグシートに回路導体を持った絶縁基板を加熱、加圧する際のクリヤー樹脂の浸み出しを防止でき、回路導体に対する汚染物の接触を回避可能にする。
【構成】 絶縁基板1Aに所定のパターン形状に打ち抜き溝が形成され、回路導体3は上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝9に挿入される。回路導体3が挿入された状態の絶縁基板1Aの両面側にプリプレグシート7が設けられ、該絶縁基板1Aとともに加熱、加圧されて絶縁基板1Aの一部となって該回路導体3が上記絶縁基板1A内に埋め込まれている。
【選択図】    図1

Description

 この発明は、大電流容量の電源を有する装置類で使用する回路基板およびその製造方法に関するものである。
 従来から絶縁基板の片面に信号用回路パターンを形成し、他面に大電流用の回路導体を形成した大電流回路基板が提案されている。この種の大電流回路基板は一般に、大電流回路用の厚銅箔を貼り付けて、パターンエッチングすることにより形成されている。
 しかしこのような大電流回路基板では、銅箔の厚さがエッチング可能な厚さに制限されるため、大電流回路の場合、電流容量を大きくするためには導体幅を大きくしなければならず、回路をコンパクトに構成することが困難である。
 また大電流用の回路導体にスルーホールを形成する場合には、通常の信号用回路パターンの場合と同様、絶縁基板に形成した穴の内面に無電解メッキによって導体層を形成することになるが、このようなスルーホールでは導体層の厚さを大きくすることが困難であるため、大電流を通電することはできなかった。
 そこで、上記のような不都合を解決すべく多くの提案がなされている。例えば、大電流用回路と信号用回路を備えた配線基板としては、図11の平面図、その断面図である図12に記載されているものがある(例えば特許文献1)。
 1はガラスエポキシ等からなる絶縁基板で、2A,2Bは絶縁基板1の表面とその裏面にそれぞれ設けられた信号用の回路導体、3は絶縁基板1の片面に設けられた大電流用の回路導体である。
 信号用の回路導体2A,2Bは従来同様、絶縁基板1の両面に貼り付けた通常信号用回路に使用される銅箔をそれぞれ所要のパターンにエッチングすることにより形成されており、また両面の各回路導体2A,2Bを導通させるスルーホール部4も穴の内面にメッキにより形成されている。
 一方、大電流用の回路導体3は、例えば厚さ1mm程度の銅板に所要のパターンの打ち抜き加工を行い、必要に応じて全面にはんだメッキまたはスズメッキを施したものを絶縁基板1にはんだ付けすることにより形成されている。
 また、この大電流用の回路導体3のスルーホール部5は、あらかじめその回路導体3の所定の箇所をバーリング加工により筒状に絞り出し、筒状突起6に成形した後に、その筒状突起6を絶縁基板1の穴に挿通することによって形成されている。
 また、従来の大電流回路基板としては、図13の断面図に示すものがあり、図において、7はプリプレグシート、8はクリヤー樹脂であり、この例では銅板等に打ち抜き加工を施すことによって大電流用の回路導体を形成し、特に、隣り合う回路導体が細いブリッジで連結された打ち抜き回路パターンを形成している(例えば特許文献2)。
 ここで、上記プリプレグシート7はガラス繊維にエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を含浸させ、半硬化させたものであり、打ち抜き回路パターンを複数枚積層させたプリプレグシート7に載せて、加熱、加圧することにより、プリプレグシート7を硬化させて絶縁基板となし、この絶縁基板上に打ち抜き回路パターンが埋め込まれた基板を形成する。さらに、上記のように隣接した回路導体をつないだブリッジ部分を切断することにより、大電流用の回路基板を得ている。
特開昭63−237495号公報 特開平3−21095号公報
 従来の大電流回路基板は以上のように構成されているので、従来の問題点の一つである電流容量を大きくするためには導体幅を大きくしなければならないという点に対しては、上記のように銅板を用いることで対処できるが、絶縁基板にこれをはんだ付けで固定するため、例えば全面にはんだ付けした場合、冷却時に導体と基板の膨張係数の違いにより反りが発生するおそれがあるなどの問題点があった。
 また、スルーホールの形成については導体にバーリング加工を施す必要があるという難点があり、さらに大電流用の回路導体3は絶縁基板1上にはんだ付けするため基板表面からはんだが飛び出した形となり、他の信号用回路との平面度がとれず、従ってロボットによる部品装着が複雑になるなどの問題点があった。
 一方、特許文献2の大電流回路基板は、回路基板が打ち抜き回路導体とプリプレグシート7とをホットプレスで加熱、加圧することにより形成されるので、絶縁基板表面を平坦にすることが可能であり、上記のはんだが飛び出すなどの問題点は解決されるものの、このような方法では大電流用の回路導体3に層間絶縁用のプリプレグシート7を押し付けるという形態をとるので、プレス時に大電流用の回路導体3周辺から図に示すクリヤー樹脂8が浸み出し、通電中の温度上昇により、回路導体3とクリヤー樹脂8層との界面、あるいはクリヤー樹脂8層とこれの表面に設けられる信号用の回路導体(図示しない)との界面にクラックを誘発するおそれがあるなどの問題点があった。
 従って、このような方法では、絶縁基板の表面を平坦にすることは可能であるが、上記のクラック発生により同一面に信号用回路と大電流用回路を混在させることが不可能となるという欠点がある。
 さらに、図示していないが、大電流用のスルーホールはこの例では導通孔の内壁にメッキした後に、孔にはんだを溶かして埋め込む方法をとっているが、作業が複雑でしかもスルーホールに充填したはんだが冷却時に収縮するため、スルーホールの内壁にあらかじめ無電解めっきしためっき層が剥離する恐れがある。
 また、回路導体を位置決めするために隣り合う回路導体を細いブリッジで連結して打ち抜き回路パターンを形成しているので、積層成形後ブリッジを切断する作業が生じ、切断部の酸化による悪影響が懸念されるなどの問題点があった。
 この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、回路導体を絶縁基板に対して面倒なはんだ付けを行なわずに、しかも、プリプレグシートに打ち抜き回路パターンを加熱、加圧する際のクリヤー樹脂の浸み出しがなく、回路導体に対する塵埃、水分、塩分、ガスなどの汚損物の接触を回避して、電気的欠陥の発生をなくすることができる回路基板を得ることを目的とする。
 本発明に係る第1の回路基板は、大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された上記回路導体と、上記絶縁基板の両面側に設けられ、上記絶縁基板と共に加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって該回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとを備えたものである。
 本発明の第1の回路基板は、大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された上記回路導体と、上記絶縁基板の両面側に設けられ、上記絶縁基板と共に加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって該回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとを備えたので、回路導体を絶縁基板に対して面倒なはんだ付けを行なわずに、しかも、プリプレグシートと打ち抜き回路パターンを加熱、加圧する際にクリヤー樹脂を浸み出させずに、しかも回路導体に対する塵埃、水分、塩分、ガスなどの汚損物の接触を回避して、電気的欠陥の発生をなくすることができるものが得られる効果がある。
実施の形態1.
 以下、本発明の実施の形態1を図について説明する。
 図1において、1Aはガラスエポキシ樹脂などからなる絶縁基板、3はこの絶縁基板1Aに埋め込まれた大電流用の回路導体で、0.5〜3.0ミリ程度の厚さを持つ銅板からなる。
 なお、本実施の形態では例えば500〜1500Aの電流を流すことができる2.3ミリの厚さを持つ銅板に、半径が0.5ミリの面取りを行ったものを使用している。
 また、回路導体3として用いる銅板としては電解銅や圧延銅からなる厚銅箔、JIS−C3102、C3101等に規格された平角電線、またはJIS−C1100、C1220等に規格された銅板等がある。
 7は絶縁基板1Aの両面に加熱、加圧されたプリプレグシートであり、これらが一体となって大電流回路基板を構成している。
 図2はその大電流回路基板を構成する上記絶縁基板1Aの平面図であり、この絶縁基板1Aには大電流用の回路パターン形状の打ち抜き溝9が予め打ち抜きによって形成されている。
 また、図3は図2に示す打ち抜き溝9に大電流用の回路導体3を挿入する状況を示す平面図である。
 次に、本実施の形態の大電流用の回路基板の製造方法について説明する。図2は大電流回路の打ち抜き溝9が形成された絶縁基板1Aを示し、図3のように、この打ち抜き溝9に、あらかじめ形成された同一形状の回路導体3が挿入される。
 このように構成された絶縁基板1Aの上下面に加熱硬化後絶縁層となるプリプレグシート7を積層する。プリプレグシート7は所望の表面絶縁層の厚さに応じて複数枚を積層する。
 また、表面絶縁層を厚くしたい場合には、あらかじめ別の絶縁基板を用意して回路導体と別の絶縁基板の間にプリプレグシートを挟んで積層してもよい。
 パターンの位置決めは治具のピンで行うピンラミネーション方式によって行う。このため、すべての積層材料には位置決めのための孔が設けてあり、絶縁基板1A、プリプレグシート7の位置決め孔に治具であるピンを通しながら積層してセットする(図示せず)。
 さらにこの状態で、ホットプレスによる加熱、加圧を行う。例えば公知のFR−4用プレス条件により加熱、加圧する。
 その結果、プリプレグシート7が硬化して絶縁基板の一部となり、回路導体3が絶縁基板1Aに隠蔽された状態で積層成形工程を終え大電流回路基板を得る。
 プリプレグシート7を使って回路導体を搭載した回路では、上記のように形成することにより、従来のように、回路導体周辺に形成されたクリヤー樹脂層は発生せずに、機械的発熱または通電時の発熱により、回路導体3とクリヤー樹脂との界面にクラックや剥離等が発生するのを抑止できる。
 また、回路導体3を隠蔽することによって、回路導体にホコリや水分、塩分やガスなどの汚染物が直接接触しないので、回路導体の酸化等による電気的欠陥を防止することができる。さらに、回路導体を絶縁基板で覆っているので他の部品等との絶縁性にも優れている。
 また、回路導体3のパターン形状を打ち抜いた絶縁基板1Aに同じ厚みを持つ回路導体を挿入することによって、大電流用回路の位置決めを行なうので、従来例のように積層成形後ブリッジを切断する作業もなく、従って切断部の酸化による悪影響もない。また、回路導体を基板にはんだ付けする必要がなくなったので、冷却時の反りの発生を回避できる。
実施の形態2.
 上記実施の形態1においては、絶縁基板1Aを1枚使用した場合を示したが、図4に示すように、複数枚の例えば4枚の絶縁基板1A,1B,1C,1Dを使用した回路基板とすることができ、この場合には絶縁基板1A〜1Dはいずれも、所定箇所に回路導体のパターン形状に打ち抜き溝9が打ち抜かれている。
 まず、絶縁基板1A〜1Dに形成された各打ち抜き溝9に、上記実施の形態と同じ回路導体3を挿入し、これらの絶縁基板1A〜1Dの間に、プリプレグシート7(本実施の形態では0.2mm×5枚を入れることによって絶縁耐圧4.5Kvを得る)を挟んだ状態で積層する。
 続いて、この状態でホットプレスにより加熱、加圧を行うことで、プリプレグシート7を硬化させ、積層成形を終える。このように形成された大電流用の回路基板は、通常の多層のプリント配線板と同様に大電流用多層基板として利用することができる。
実施の形態3.
 図5は本発明の実施の形態3による回路基板の製造方法を示す工程図であり、図において、10は離型性のよいプラスチックからなるダミー板である。なお、図3と同一部分には同一符号を付して、その重複する説明を省略する。
 まず、絶縁基板1Aに形成された大電流用の回路パターン形状の打ち抜き溝9に、その打ち抜き溝9の深さより薄い回路導体3と打ち抜き溝9の深さから回路導体3の厚さを減じた厚さの離型性のよい材料からなるダミー板10を挿入して、絶縁基板の厚さと同じにする。
 次に、上記絶縁基板1Aをプリプレグシート7上に積層し、上記絶縁基板1Aとプリプレグシート7とを加熱、加圧して、回路導体3を絶縁基板1A内に埋め込んだ後、ダミー板10を除去し、絶縁基板1A内の下部に回路導体3の上面が臨んだ状態にする。
 このように絶縁基板1A内の下部に回路導体3の上面が臨む形で成形されるこによって、同一の絶縁基板1A上の他の回路導体との沿面絶縁距離がより長くとれる結果、他の回路導体との距離を最小限に抑えることができる。
 また、本実施の形態による大電流用の回路基板を、回路導体3側を対向させて、2枚重ねて使用する場合にも、互いに導体部分が接触しないので、電気的信頼性が向上する。
実施の形態4.
 図6は本発明の実施の形態4による回路基板の他の製造方法を示す工程図である。本実施の形態では回路導体3が絶縁基板1Aの上面より、上方に突出した形状とされる。
 まず、回路導体3を絶縁基板1Aに形成された大電流用の回路パターン形状の打ち抜き溝9に、その打ち抜き溝9の深さより厚い形状を持つ回路導体3Aを挿入する。
 次に、上記回路導体3Aが上記絶縁基板1Aからはみ出た分の厚さに相当する、離型性のよいプラスチックからなるダミー板10Aに、回路導体3Aのパターン形状に合わせて打ち抜き溝10aを形成し、この形成した打ち抜き溝10aをその回路導体3Aに挿入するようにして、絶縁基板1A上面に積層し、さらにこれらをプリプレグシート7上に積層する。
 続いて、上記絶縁基板1Aとプリプレグシート7とを加熱、加圧して回路導体3Aを絶縁基板1A内に埋め込んだ後ダミー板10Aを除去する。こうすることで、回路導体3Aが絶縁基板1A上に露出した状態になるので放熱性の良好な回路基板を得ることができる。
参考例1.
 図7は本発明の参考例の回路基板の製造方法を示す工程図である。つまり、離型性のよいプラスチックからなるダミー板10Aに形成された、回路導体3のパターン形状の打ち抜き溝10aを絶縁基板1Aにプリプレグシート7を介して重ねた状態にして、ダミー板10Aに形成された回路導体3のパターン形状の打ち抜き溝10aに、その打ち抜き溝10aの深さと同程度の厚さと形状を持つ回路導体3を挿入する。続いて、上記ダミー板10Aとプリプレグシート7と絶縁基板1Aとを加熱、加圧して回路導体3を絶縁基板上に成形した後、ダミー板10Aを除去する。こうすることで、回路導体3が基板上に露出した状態になり、放熱性の良好な回路基板を得ることができる。
実施の形態5.
 図8は本発明の実施の形態5による回路基板を示す断面図である。本実施の形態では、まず、絶縁基板1A,1Bに形成された回路導体31,32のパターン形状の打ち抜き溝9に、その打ち抜き溝9の深さと同程度の厚さと形状を持つ回路導体31,32を挿入して2枚の片面回路基板Pを形成する。
 次に、回路導体31,32を挿入した上記絶縁基板1A,1Bをプリプレグシート7を挟むようにして積層し、上記絶縁基板1A,1Bとプリプレグシート7とを加熱、加圧して回路導体31,32を絶縁基板1A,1B内に埋め込む。
 すなわち、回路導体32が外方に臨む側を下にした絶縁基板1Aの上にプリプレグシート7を重ね、この上に回路導体31が外方に臨む側を上にして別の絶縁基板1Bを積層することで、両面回路基板を形成することができる。
 本実施の形態によれば、上記絶縁基板1A,1B間にプリプレグシート7を重ねて一体化することで、前記絶縁基板1A,1Bおよび回路導体31,32を両面基板にすることができ、これにより層間距離を短くでき、上記回路導体31,32をスルーホールやファスナで連結してこれらを電気回路の一部とした場合にこの電気回路のインダクタンスを低減でき、かつ回路基板の小型化を達成できる。
実施の形態6.
 図9は本発明の実施の形態6による回路基板を示す断面図である。図において、3B,3Cは回路導体、12は絶縁基板1A,1Bの各回路導体3B部に貫通する孔13に装着した、通常のプリント配線板のスルーホールにあたる大電流用(100A〜500A)のカシメ用のファスナである。なお、絶縁基板1Bを貫通する2つのカシメ用のファスナ同志が上記回路導体3Cにより接続されている。
 また、ここでも絶縁基板1A,1Bに形成された回路導体3Bのパターン形状の打ち抜き溝9に、その打ち抜き溝9の深さと同程度の厚さと形状を持つ回路導体3Bを挿入して、その回路導体3Bを挿入した上記絶縁基板1A,1Bをプリプレグシート7上に積層し、さらに続いてこれらの絶縁基板1A,1Bとプリプレグシート7とを加熱、加圧して回路導体3Bを絶縁基板1A,1B内に埋め込んでそれぞれ片面回路基板Qが形成される。
 そして、この回路基板1A,1Bに上記ファスナ12をカシメて、それぞれのファスナ12を接続することによって、大電流を絶縁基板1A側から絶縁基板1B側、あるいはその逆に通電することができる。
 ここで、絶縁基板1Aと絶縁基板1Bとはファスナ12を介してねじ止め等の方法で固定される。
 本実施の形態の回路基板の製造方法によれば、絶縁基板1A,1Bを複数枚同じ方向に一定間隔で並べて固定し、必要な回路導体間をファスナ12で連結するため、放熱性に優れ、片面回路基板Qがそれぞれ独立して分解しやすく、また組み立てやすい。
実施の形態7.
 図10は本発明の実施の形態7による回路基板を示す断面図である。図において、11は絶縁フィルム、15,15はこの絶縁フィルム11と上下各1枚の絶縁基板の間の間隙である。なお、絶縁基板1A,1Bからなる両面回路基板Rは、実施の形態5で得たものと同じものを使用した。本実施の形態では、複数の両面回路基板Rの間に絶縁性の高い絶縁フィルム11を位置させてこれらを一定の間隙15をおいて組み合わせてある。
 まず、絶縁基板1A,1Bに形成された回路導体31,32のパターン形状の打ち抜き溝1c,1dに、その打ち抜き溝1c,1dの深さと同程度の厚さと形状を持つ回路導体31,32をそれぞれ挿入する。
 また、この回路導体31,32を挿入した上記絶縁基板1A,1Bをプリプレグシート7を挟むように積層し、さらに上記各絶縁基板1A,1Bとプリプレグシート7とを加熱、加圧して回路導体31,32を絶縁基板1A,1B内に埋め込む。
 すなわち、回路導体32が外方に臨む側を下にした絶縁基板1Aの上にプリプレグシート7を重ね、この上に回路導体31が外方に臨む側を上にして別の絶縁基板1Bを積層することで、両面回路基板を形成することができる。
 そして、このようにして形成した両面回路基板Rを形成し、これらの複数枚をそれぞれ絶縁フィルム11を介して一定間隙をおいて並べ、必要とする回路導体31,32間を上記実施の形態6と同様のファスナ(図示しない)で連結することで、回路がそれぞれ独立して分解しやすく、また組み立てやすい放熱性の良好な回路基板を形成できる。また、絶縁フィルム11を絶縁基板1A,1B間に配置しているので層間の絶縁特性が優れたものとなる。
本発明の実施の形態1による回路基板を示す断面図である。 図1における大電流回路の打ち抜き溝が形成された絶縁基板を示す平面図である。 図2における打ち抜き溝に大電流用の回路導体が挿入される状況を示す平面図である。 本発明の実施の形態2による回路基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態3による回路基板の製造方法を示す工程図である。 本発明の実施の形態4による回路基板の製造方法を示す工程図である。 本発明の参考例による回路基板の製造方法を示す工程図である。 本発明の実施の形態5による回路基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態6による回路基板を示す断面図である。 本発明の実施の形態7による回路基板を示す断面図である。 従来の回路基板を一部破断して示す平面図である。 図11における回路基板を示す断面図である 従来の他の回路基板を示す断面図である。
符号の説明
 1A〜1D 絶縁基板、3,3A,3B,3C,31,32 回路導体、7 プリプレグシート、9,10a 打ち抜き溝、10,10A ダミー板、11 絶縁フィルム、12 ファスナ、15 間隙、P,Q 片面回路基板、R 両面回路基板。

Claims (12)

  1. 大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された上記回路導体と、上記絶縁基板の両面側に設けられ、上記絶縁基板と共に加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとを備えた回路基板。
  2. 大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された上記回路導体と、該回路導体を上記打ち抜き溝に挿入した複数の上記絶縁基板の両側に設けられ、上記絶縁基板間に挟まれて、該絶縁基板とともに加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとを備えた回路基板。
  3. 大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された該打ち抜き溝の深さより薄い上記回路導体と、上記絶縁基板に設けられ、上記絶縁基板と共に加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとを備えた回路基板。
  4. 大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された該打ち抜き溝の深さより厚い上記回路導体と、上記絶縁基板に設けられ、上記絶縁基板と共に加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって上記回路導体の一部を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとを備えた回路基板。
  5. 大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された上記回路導体と、該回路導体を挿入した2枚の絶縁基板間に介装されこれらとともに加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとを備えた回路基板。
  6. 大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された上記回路導体と、加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートが上記絶縁基板の片面に形成された片面回路基板と、該片面回路基板を同じ方向に一定間隔をおいて複数枚保持し、必要とする上記回路導体を電気的、機械的に連結するファスナとを備えた回路基板。
  7. 大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状に打ち抜き溝が形成された絶縁基板と、上記パターン形状に合致する形状を持ち、上記打ち抜き溝に挿入された上記回路導体と、該回路導体が挿入された2枚の上記絶縁基板間に介在され加熱、加圧されて上記絶縁基板の一部となって上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込むプリプレグシートとにより形成された両面回路基板と、複数枚の該両面回路基板間に所定間隙をおいて介装された絶縁フィルムと、必要とする上記回路導体同志を電気的、機械的に連結するファスナとを備えた回路基板。
  8. 絶縁基板に対して、大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状の打ち抜き溝を形成し、該打ち抜き溝にこれの深さと同程度の厚みおよび形状を持つ上記回路導体を挿入した後、この回路導体を挿入した状態の上記絶縁基板の上下面にプリプレグシートを積層して上記絶縁基板と共に加熱、加圧することにより上記絶縁基板の一部となして、上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込む回路基板の製造方法。
  9. 絶縁基板に対して、大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状の打ち抜き溝を形成し、該打ち抜き溝にこれの深さと同程度の厚みおよび形状を持つ上記回路導体を挿入した後、この回路導体を挿入した状態の上記絶縁基板を複数枚用意して、これらの間に上記絶縁基板の上下面にプリプレグシートが介装するようにして、上記プリプレグシートを上記絶縁基板と共に加熱、加圧することにより上記絶縁基板の一部となして、上記回路導体を各絶縁基板内に埋め込む回路基板の製造方法。
  10. 絶縁基板に対して、大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状の打ち抜き溝を形成し、該打ち抜き溝にこれの深さと同程度の厚みおよび形状を持つ上記回路導体を挿入した後、該回路導体を挿入した2枚の上記絶縁基板間にプリプレグシートを介装して互いに加熱、加圧することにより上記絶縁基板の一部となして、上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込んだ両面回路基板を作製する回路基板の製造方法。
  11. 絶縁基板に対して、大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状の打ち抜き溝を形成し、該打ち抜き溝にこれの深さと同程度の厚みおよび形状を持つ上記回路導体を挿入した後、この回路導体を挿入した状態の上記絶縁基板をプリプレグシート上に積層して、これらを共に加熱、加圧することにより上記絶縁基板の一部となして上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込んで片面回路基板を作成し、続いて該回路基板を同じ方向に一定間隔をおいて複数枚を並べた後、上記回路導体同志をファスナを用いて電気的、機械的に連結する回路基板の製造方法。
  12. 絶縁基板に対して、大電流用回路において大電流を流すための回路導体のパターン形状の打ち抜き溝を形成し、該打ち抜き溝にこれの深さと同程度の厚みおよび形状を持つ上記回路導体を挿入した後、該回路導体を挿入した2枚の上記絶縁基板をプリプレグシートを挟むように積層し、互いに加熱、加圧することにより上記絶縁基板の一部となして上記回路導体を上記絶縁基板内に埋め込んだ両面回路基板を作成し、続いて該両面回路基板間に所定間隙をおいて絶縁フィルムを介装した後、必要とする上記回路導体同志をファスナを用いて電気的、機械的に連結する回路基板の製造方法。
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