JP2004081992A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】マイクロコンピュータ64において、コースキー65の入力により選択される処理コースをメモリ65に記憶された複数の処理コースの中から1つ割り当てるコース登録メニューを実行可能にした。また、各処理コースにおける各設定値を変更する設定値変更メニューを実行可能とした。
【選択図】 図8
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、マイクロ波と送風を生ゴミに作用させて生ゴミの減量化を図るタイプの生ゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでに、処理槽内に収容した生ゴミを撹拌・切断しながらマイクロ波と送風を作用させて生ゴミの減量化を図るタイプの生ゴミ処理装置が知られており、この種の装置として、本出願人は先に特願2002−109711号に示す生ゴミ処理装置を提案している。この出願には、生ゴミにマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置と、生ゴミに送風する送風ファンと、生ゴミからの排気を外気に排出する排気ファンと、生ゴミを撹拌・粉砕する回転羽根と、この回転羽根を駆動するモータとを備え、予めプログラムされた処理コースに沿って各処理機器を制御し生ゴミの減量化を図る生ゴミ処理装置を開示している。
【0003】
この装置では、処理するゴミの種類別に専用の処理コースが設けられており、一般的な厨芥が混在した生ゴミを処理する「標準」コースと、ご飯を中心とした生ゴミを処理する「残飯」コースと、生野菜を中心とした生ゴミを処理する「生野菜」コースと、使用者が任意に設定した「オリジナル」コースとが選択できるようになっている。処理コースの選択は、各処理コースに対応した専用コースキーを入力することで行われる。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このように処理コース毎に専用の選択キーを備えることは、非常に使いやすいものであるが、反面、処理コースの数が増えると、操作パネルが煩雑となり、コスト的にも問題がある。また、発生する生ゴミの種類が決まっている店舗等では、使用する処理コースはほぼ択一的なものとなり、その他の処理コースはほとんど使用されていないのが現状であるが、一方どんなタイプの生ゴミにも対応できる装置が求められているのも事実であり、処理コースを限定して備えることは製品価値の点で劣ってしまう。
そこで本発明は、ゴミの処理コースを減少させることなく、コース選択の操作性を向上させ、処理するゴミの種類に合わせた処理動作を実現することができる生ゴミ処理装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、実行するゴミ処理コースを選択するコースキーと、このコースキーで選択される複数の処理コースを記憶したメモリと、コースキーで選択された処理コースに沿って各機器を制御する制御部とを備え、この制御部は、コースキーの入力により選択される処理コースをメモリに記憶された複数の処理コースの中から1つ割り当てるコース登録メニューを実行可能にした。
【0006】
この制御部は、メモリに記憶された処理コースにおける制御温度、動作時間等の各設定値を任意に設定する設定値登録メニューを実行可能にした。
【0007】
【作用】
本発明によれば、コースキーを入力することで、メモリ内に記憶される複数の処理コースの中から1つが選択される。この処理コースは、登録モードにより割り当てられるもので、使用者の最も使用頻度の高いコースを登録しておくと良い。予めプログラムされた各処理コースの設定値は、設定モードで使用者にあった設定に変更することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の生ゴミ処理装置の一実施例について説明する。図1は本発明一実施例の生ゴミ処理装置を示す外観斜視図、図2は同装置の正面断面図、図3は側面断面図である。
本発明の生ゴミ処理装置は、箱形の本体ケーシング1の内部に、上面を開口した処理槽2と、処理槽2内に着脱されるゴミ容器3と、ゴミ容器3から排出される水分を受ける排水容器4と、ゴミ容器3に収容される生ゴミに対してマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置5と、ゴミ容器3内に送風する送風ファン6と、ゴミ容器3内から排気する排気ファン7と、ゴミ容器3を回転する容器駆動モータ8と、ゴミ容器3内の回転羽根9を回転する羽根駆動モータ10とを備え、ケーシング1の上面に、処理槽2の上面開口を開閉する蓋体11と、操作パネル12を露出した操作ボックス13を備え、ケーシング1の前面下部に、開閉自在の前面扉14を備え、ケーシング1の底面に移動用キャスター15を備えている。
【0009】
処理槽2は、マイクロ波照射口16・送風口17・排気口18・排水口19を開口しており、それぞれの開口にはマイクロ波が漏洩しない大きさの通孔が有するカバーが取り付けられる。そして、マイクロ波照射口16には、導波管20を介してマイクロ波照射装置5が接続され、送風口17には、送風管21を介して送風ファン6が接続され、排気口18には、排気洞22及び排気ダクト23を介して排気ファン7が接続され、排水口19は、ドレンホース24を介して排水容器4と連通している。このうち、送風管21には、送風ファン6によって吸い込む外気の温度を検出する外気温センサ25が備えられ、排気洞22には、処理槽2からの排気温度を検出するための排気温度センサ26と排気湿度を検出する排気湿度センサ27が備えられている。
【0010】
また、処理槽2は、内底面の中心部にゴミ容器3を着脱する係合部材28を備えている。この係合部材28は、上面を開放した円筒の内面にゴミ容器3を係合する係合部を形成するとともに、裏底面中央部に中空の外回転軸29を取り付けており、外回転軸29が処理槽2底面に設けた軸受30に軸支され、処理槽内で回転自在とされる。
【0011】
外回転軸29は、下端周囲にプーリ31が取り付けられ、容器駆動モータ8の駆動軸32に取り付けたプーリ33とVベルト34を介して連係されている。また、中空内に羽根駆動モータ10に駆動される内回転軸35が貫通され、この内回転軸35を軸支する軸受36が内装されている。内回転軸35は、上端を係合部材28の中心部に突出し、ゴミ容器3の受動軸と合致する下カップリング37が取り付けられ、下端には大プーリ38が取り付けられ、羽根駆動モータ10の駆動軸39に取り付けた小プーリ40とVベルト41を介して連係されている。また、内回転軸35は、その下端部に回転数を検出するためのエンコーダ42が取り付けられている。尚、外回転軸29と内回転軸35とは、それぞれ逆方向に回転するように構成されており、ゴミ容器3と回転羽根9が相対的に回転する。
【0012】
更に、処理槽2は、背面部に駆動回路基板43を備え、内底面に係合部材29を囲むように水受トレイ44を着脱自在に備え、内側4面の上部にゴミ容器3の上部を固定するための凸片45を備えている。
【0013】
ゴミ容器3は、マイクロ波を透過する材料により上面を開口した有底円筒状に形成され、前記処理槽2の係合部材28にバヨネット結合によって着脱される。ゴミ容器3の外底面には、係合部材28に結合する取付部材46が設けられ、この取付部材46の中心部には、前記処理槽2の内回転軸35と連結して回転駆動する受動軸47が貫通されており、この受動軸47の上端はゴミ容器3内に突出して回転羽根9が固着され、下端には内回転軸35の下カップリング37と合致する上カップリング48が取り付けられている。
【0014】
排水容器4は、本体ケーシング1における処理槽2下部に形成される排水室49に着脱自在に取り付けられる。この排水室49は、本体1の前面扉14を開いた状態で排水容器4が出し入れできる位置に形成され、処理槽2の排水口19に連結されるドレンホース24が上面に露出している。また、この排水室49内には、排水容器4の有無を確認するためのマイクロスイッチ50が設けられており、排水容器4が無い状態で、装置を駆動させないようになっている。
【0015】
蓋体11は、内面にゴミ容器3内に臨む送風案内筒51が設けられており、この送風案内筒51の周囲にマイクロ波を外部に漏洩させないためのチョーク溝52が設けられている。送風案内筒51は、処理槽2の送風口17と対面する部分に送風洞53を形成し、処理槽2の排気口と対面する円周面に排気孔54を穿設している。この送風案内筒51の内面は、仕切板55によって仕切られており、送風ファン6からの送風をゴミ容器3内の生ゴミに指向させ、送風が排気孔54へ抜けてしまうことを防止する役割を果たしている。また、送風案内筒51は、ゴミ容器3の上面開口に内嵌される大きさであり、ゴミ容器3内で回転羽根9が回転する粉砕時に、ゴミがゴミ容器3から外へ飛び散ることを防止する機能を併用する。
【0016】
また、蓋体11は、前部に蓋体を開閉するための取手56が取り付けられ、基板ケース13と隣接する側面には、蓋体11が閉じられているか否かを検出するスイッチマグネット57が設けられる。また、蓋体11の内面側前方には、蓋体11を閉塞状態に保持する固定マグネット58,58と、本体ケーシング1の上面に設けたスイッチ板59を押し込む押込棒60が凸設されている。尚、本体ケーシング1のスイッチ板59は、内蔵される3対のマイクロスイッチ61に連係されており、蓋体11を閉じると押込棒60がこのスイッチ板59を押し込んでマイクロスイッチ61が入る構造をなし、蓋体11を閉じていない状態で装置を動作させない安全スイッチの役割を果たす。
【0017】
操作ボックス13は、上面に操作パネル12を備え、内部に操作パネル12のスイッチ基板62と、前記蓋体11のスイッチマグネット57に反応して蓋体11が閉塞されていることを検出する磁気センサ63を備えている。
【0018】
次に、本実施例の制御系について図4のブロック図を用いて説明する。
駆動回路基板43には、各処理コースの動作プログラムや制御する設定温度・設定湿度が記憶されたメモリ65を内蔵したマイクロコンピュータ64が備えられ、各駆動機器であるマイクロ波照射装置5、送風ファン6、排気ファン7、容器駆動モータ8、羽根駆動モータ10と、各検出機器である外気温センサ25、排気温度センサ26、排気湿度センサ27、エンコーダ42、排水容器スイッチ50、蓋スイッチ61、磁気センサ63と、入力装置である操作パネル12が接続されている。また、駆動回路基板43上には、装置の管理者が操作できる管理用の設定ボタン77と点検ボタン78が備えられている。
【0019】
操作パネル12には、駆動時間を表示する時間表示部66、動作の進行状況を表示する工程表示部67、排水容器がセットされていない時に点滅する容器ランプ68、点検が必要な時に点灯する点検ランプ69の各表示部と、スタートキー70、ストップキー71、時間設定キー72、「標準」コースキー73、「オリジナル」コースキー74、追加乾燥キー75、手動粉砕キー76の各操作キーを備えている。
【0020】
メモリ65には、ゴミ処理コースとして、「厨芥」コース・「ご飯」コース・「生野菜」コース・「オリジナル」コースの4つのプログラムが記憶されている。「厨芥」コースは、一般的な厨芥の処理を行うためのコース、「ご飯」コースは、ご飯が多く含まれる生ゴミの処理を行うコース、「生野菜」コースは、野菜が多く含まれる生ゴミの処理を行うコース、「オリジナル」コースは、使用者が任意に設定変更が可能なコースである。
【0021】
マイクロコンピュータ64は、メモリ65に記憶された上記処理コースのプログラムに沿って各駆動機器の制御を行う。処理コースの選択は、「標準」コースキー73、もしくは「オリジナル」コースキー74を入力することで行われる。これら「標準」コースキー73及び「オリジナル」コースキー74には、それぞれ上記した4つの処理コース(「厨芥」コース・「ご飯」コース・「生野菜」コース・「オリジナル」コース)の中から1つの処理コースが割り当てられており、コースキーを入力すると、割り当てられた1つの処理コースが選択されるようになっている。
【0022】
続いて、本実施例の動作について説明する。
「標準」コースキー73を入力すると、「標準」コースに割り当てられた、いずれかの処理コースが選択され、「オリジナル」コースキー74を入力すると、「オリジナル」コースに割り当てられた、いずれかの処理コースが選択される。スタートキー70が入力されると、処理コースのプログラムに沿って処理動作が実行されることになる。
【0023】
以下、本実施例のゴミ処理コース別の動作を図5〜7を用いて説明する。
(厨芥コース)
「厨芥」コースは、図5のフローチャートに沿って実行される。
スタートすると、マイクロ波照射装置5・送風ファン6・排気ファン7・容器駆動モータ8を駆動させ(1)、初期加熱が行われる。マイクロ波により生ゴミに含まれる水分が蒸発することで排気の温度と湿度が上昇する。この排気温度と排気湿度を排気温センサ26と排気湿度センサ27で監視し、以後これら排気温度と排気湿度に基づいて制御が行われる。
【0024】
まず、初期加熱は、排気温度が設定温度T1℃以上に上昇し、排気湿度が設定湿度H1%以下に低下するまで実行される。生ゴミをかき混ぜる前に、ある程度生ゴミの水分を取り除いておくと、回転羽根9を回転させたときに生ゴミの結合がなく、スムーズな水分除去が行われるのである。尚、初期設定は、設定温度T1を50℃、設定湿度H1を50%としており、一般的な生ゴミの場合、表面の水分が排除された状態が得られる。
【0025】
排気温度が設定温度T1℃以上に上昇し、排気湿度が設定湿度H1%以下に低下すると、羽根駆動モータ10を駆動させて回転羽根9を回転させる。これにより、生ゴミはかき混ぜられ、内部に閉じこめられた水分が排出される。このとき回転羽根9がエンコーダ42によりn1回転したことを検出するまで羽根駆動モータ10を駆動させる(3)。尚、初期設定は、回転数n1を35回転としており、適度なかき混ぜが得られる。
【0026】
その後、排気湿度がH2%に低下したことを検出すると(4)、回転羽根9をn2回転させ(5)、排気湿度がH3%に低下したことを検出すると(6)、回転羽根9をn3回転させる(7)。これにより、生ゴミの湿度が下がる毎に一定のかき混ぜが行われ、生ゴミの水分が全体的にムラ無く排出される。尚、初期設定は、設定湿度H2を45%、H3を40%、回転数n2,n3をn1と同じ35回転としている。
【0027】
次に、排気湿度がH4%以下に低下したことを検出すると(8)、排気湿度がH5%以下に低下するまで、羽根駆動モータ10をn4回転−t1秒停止で間欠駆動させて(9)、回転羽根9を間欠的に回転させる。これは、生ゴミの大まかな水分が取り除かれた後、更に生ゴミの水分を完全に除去する撹拌動作である。尚、初期設定は、設定温度H4を35%、H5を25%、回転数n4を7回転、停止時間t1を30秒としている。
【0028】
排気湿度がH5%以下になったことを検出すると(10)、生ゴミはほぼ乾燥した状態となる。ここから羽根駆動モータ10を連続駆動(11)させて乾燥した生ゴミの粉砕が行われる。この粉砕工程は、排気温度が設定温度T2℃以上になるまで実行される(12)。水分の排出が少なくなると、ゴミの温度は上昇するが、ゴミが炭化する前に処理を終了とするため、設定温度T2の初期設定を65℃としている。
【0029】
また、粉砕工程中に、設定温度T2℃に達していない場合は、上記処理(10)まで戻り、排気湿度がH5%以下に低下しているかがチェックされる。ここで、排気湿度がH5%以下に低下していないと判断されると、処理(9)に戻って羽根駆動モータ10をn4回転−t1秒停止で間欠駆動させる動作が行われる。すなわち、最終的な粉砕段階で乾燥不足が検出された場合は、水分の残留の程度に応じてかき混ぜ動作が追加されることになる。
【0030】
処理(12)において、排気温度が設定温度T2℃以上に達したことを検出すると、その時点でマイクロ波照射装置5の駆動のみを停止し(13)し、過加熱による発火を防止する。次に、羽根駆動モータ10が時間t3以上駆動したかを確認し(14)、駆動時間が時間t3に満たない場合は、引き続き羽根駆動モータ10を回転させて粉砕動作を継続する。駆動時間t3は、ゴミの粉砕に最低限必要な時間であり、ここでは3分が初期設定として与えられている。
【0031】
処理(14)において、駆動時間t3の経過を検出すると、羽根駆動モータ10を停止させる(15)する。但し、送風ファン6・排気ファン7・容器駆動モータ8は引き続き動作させて、処理後のゴミ及びマイクロ波照射装置5の冷却が図られる。その後、排気温度がT3℃以下になったことを検出すると(16)、送風ファン6・排気ファン7・容器駆動モータ8を停止(17)させて動作を終了する。設定温度T3は、ゴミを取り出しても熱くない35〜40℃に設定されている。
【0032】
(ご飯コース)
「ご飯」コースは、図6のフローチャートに沿って実行される。
ご飯は、水分が多い状態でかき混ぜすぎると結合して団子状になりやすいため、このコースでは、回転羽根9の回転数n1,n2を上記「厨芥」コースに比べて少なく設定されている。尚、初期設定として、回転数n1,n2に7回転が与えられている。
【0033】
また、このコースでは、ある程度水分が少なくなった段階から間欠撹拌動作が与えられる。すなわち、上記した「厨芥」コースにおける処理(7),(8)のかわりに処理(18),(19)を実行する。この処理(18),(19)は、排気湿度がH3%以下に低下したことを検出した後、排気湿度がH4%以下に低下するまで、羽根駆動モータ10をn3回転−t1秒停止で間欠駆動させて回転羽根9を間欠的に回転させる動作である。尚、初期設定として、回転数n3はご飯の結合を防ぐため、7回転程度に設定されている。
【0034】
(野菜コース)
「野菜」コースは、図7のフローチャートに沿って実行される。
野菜は、水分が多いため、このコースでは、初期加熱の設定湿度H1を「厨芥」コースよりも高く設定している。尚、初期設定として設定湿度H1を60%に設定している。
【0035】
また、このコースは、上記した「厨芥」コースと比べて処理(2)〜(10)の変わりに処理(20)〜(25)を実行する。この処理は、野菜の水分を素早く排除するものであり、まず、処理(1)の初期加熱により生ゴミから発生する排気が、設定温度T1℃以上に上昇したことを排気温度センサ26で検出し、且つ排気湿度センサ27で排気湿度がH1%以下に低下したことを検出すると(20)、排気湿度がH2%以下に低下するまで、羽根駆動モータ10をn1回転−t1秒停止で間欠駆動させて(21)、回転羽根9を間欠的に回転させる間欠撹拌動作が行われる。尚、設定温度H2の初期設定は50%、間欠撹拌の初期設定は7回転−10秒停止である。
【0036】
排気湿度がH2%以下に低下したことを検出すると(22)、羽根駆動モータ10をn2回転させて(23)、かき混ぜを図る。野菜の場合、結合して団子になることがなく、ある程度水分が取り除かれるとバラバラになりやすいため、この段階でゴミ内部の水分が積極的に排出される。回転数n2の初期設定は420回転が与えられている。処理(22)で排気湿度がH2%以下に低下していない場合は、上記処理(20)まで戻り、排気湿度がH1%以下に低下しているかがチェックされる。ここで、排気湿度がH1%以下に低下していないと判断されると、処理(1)に戻って初期加熱が行われる。
【0037】
次に、排気湿度がH3%以下に低下するまで、羽根駆動モータ10をn3回転−t2秒停止で間欠駆動させて(24)、回転羽根9を間欠的に回転させる。排気湿度がH3%以下に低下したことを検出すると(25)、上記「厨芥」コースの処理(11)以降の処理が順次行われ、粉砕される。尚、設定湿度H3の初期設定は25%が与えられている。
【0038】
(オリジナルコース)
「オリジナル」コースは、処理するゴミが本装置に設定されたご飯や野菜以外の場合、ユーザが任意に設定条件をセットできるコースであり、例えば魚や肉を中心とした生ゴミを処理することが多いユーザは、この「オリジナル」コースを魚・肉用の設定にする等の使い方をする。初期状態のプログラムは、上記「ご飯」コースと同じであり、設定条件を魚・肉の処理に適したものに変更することで、専用のメニューを構成することができる。尚、設定方法については、後述する。
【0039】
さて、マイクロコンピュータ64では、駆動回路基板43上に備えた設定ボタン77及び点検ボタン78からの入力により、「標準」コースキー73を入力した時に選択される処理コースの登録と、各処理コースにおける各設定値の変更等を行う登録モードが実行可能である。以下、登録モードについて、図8〜12を用いて説明する。
【0040】
登録モードは、図8に示すように、設定ボタン77を入力することで移行する。登録モードに移行すると、時間表示部66に”a”が表示され、メニュー選択状態となる。この登録モードには、「標準」コース及び「オリジナル」コースに割り当てられる処理コースの登録を行うコース登録メニュー、各処理コースの各設定値を変更する設定値登録メニュー、全設定を初期化する初期化メニュー、登録モードを終了する終了メニュー、の4つのメニューが設けられており、各メニューには順番にa〜dのメニュー記号が与えられている。そして、設定ボタン77を押すごとに時間表示部66の表示が”a”→”b”→”c”→”d”→”a”…と切り替わるので、希望するメニューに合わせた後、点検ボタン78を入力するとメニューを実行することができる。以下、コース登録メニュー及び設定値登録メニューについて説明する。
【0041】
(コース登録メニュー)
時間表示部66の表示を”a”に合わせて点検ボタン78を入力すると、コース登録メニューが選択される。このメニューが選択されると、図9に示すように、時間表示部66には登録を行うコースキーの選択画面となり、まず「標準」コースを示す”1”が表示され、スタートキー70の入力により「オリジナル」コースを示す”2”と切り替え表示される。
【0042】
ここで、”1”が表示されている状態で、点検キー78を入力すると、「標準」コースが選ばれて、時間表示部66には「標準」コースとして初期登録されている「厨芥」コースを示す”01”が表示される。この表示は、スタートキー70を押すごとに「ご飯」コースを示す”02”、「野菜」コースを示す”03”、「オリジナル」コースを示す”04”に切り替わるので、「標準」コースに設定したい処理コースの番号を選んで、点検ボタン78を入力すると、「標準」コースとして登録されるのである。登録終了後は、設定ボタン77を入力することで登録モードのメニュー選択状態に戻る。
【0043】
これにより、「標準」コースに「厨芥」コースを登録し、「オリジナル」コースに「野菜」コースを登録するという使い方ができ、発生するゴミの種類が2種類ある場合等では便利となる。
【0044】
(設定値登録メニュー)
時間表示部66の表示を”b”に合わせて点検ボタン78を入力すると、各処理コースの設定値を変更する設定値登録メニューが選択される。このメニューが選択されると、時間表示部66には変更する処理コースの選択画面となり、まず「厨芥」コースを示す”01”が表示され、スタートキー70の入力により「ご飯」コースを示す”02”、「野菜」コースを示す”03”、「オリジナル」コースを示す”04”と切り替え表示される。
【0045】
ここで、「オリジナル」コースの各設定値を変更する場合を例に設定方法を説明すると、図10に示すように、時間表示部66に”04”が表示されている状態で点検ボタン78を入力することで、「オリジナル」コースが選ばれる。図11は「オリジナル」コースにおける設定変更可能な設定項目の一覧と、その項目に対応した時間表示部66での表示を示している。ここで、設定温度T1を変更する場合は、時間表示部66が「1:50」となっている状態で時間設定キーを用いて、初期設定50%を示す”50”の数値を希望する数値、例えば”40”に合わせ、点検ボタン78を押せば設定温度T1の設定値が50%から40%に変更されるのである。ここから、再びスタートキー70を押すと、時間表示部66が「2:50」の表示になって、次の設定項目である設定湿度H1の変更が同様な手順で行える。ちなみに、設定温度T1の”50”は、最大値70・最小値40の範囲で変更可能である。
【0046】
これにより、各処理コースの調整が容易になり、特に装置管理が設定値の微調整を図る場合には、ロム交換やプログラムの書き換え等の面倒な作業が省かれる。また、装置使用者においてもオリジナルのゴミ処理コースがカスタマイズできるので、店舗毎に発生する割合の高いゴミに合わせた処理が可能となり、業務用として有効となる。
【0047】
全ての設定が終了したら、設定ボタン77を押すとメニュー選択状態に戻るので、ここで設定ボタン77で時間表示部66の表示を”d”に合わせて点検ボタン78を押すことにより登録モードを終了することができる。また、時間表示部66の表示を”c”に合わせて点検ボタン78を押すことで、全ての設定を初期設定の状態に戻すことができる。
【0048】
尚、上記実施例では、登録モードに移行する設定ボタンを外観上露出しない本体ケーシング内の駆動基板回路上に設けているが、操作パネル上のキー操作で移行できるようにしても良い。この場合、例えば、時間設定キーの上下キーを同時に5秒間長押しする等の方法でよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成され、コースキーの入力により選択される処理コースをメモリに記憶された複数の処理コースの中から1つ割り当てるコース登録メニューを実行可能にしたので、コースキーを処理コースと同じ数だけ設ける必要が無く、操作パネルが煩雑化が避けられ、操作性と経済性がアップする。しかも内部的には複数の処理プログラムを備えており、所定の操作に基づいてコースキーで選択される処理コースを登録することができるので、製品価値を損なうことがない。
【0050】
また、メモリに記憶された処理コースにおける制御温度、動作時間等の各設定値を任意に設定できるので、処理コースに設定されていないゴミに対処することができ、家庭や店舗に応じたゴミ処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の生ゴミ処理装置を示す外観斜視図である。
【図2】同装置の正面断面図である。
【図3】同装置の側面断面図である。
【図4】同装置の制御系を示すブロック図である。
【図5】同装置における「厨芥」コースの動作を示すフローチャート図である。
【図6】同装置における「ご飯」コースの動作を示すフローチャート図である。
【図7】同装置における「野菜」コースの動作を示すフローチャート図である。
【図8】同装置における登録モードの動作を示す説明図である。
【図9】同装置の登録モードにおけるコース登録メニューの動作を示す説明図である。
【図10】同装置の登録モードにおける設定値登録メニューの動作を示す説明図である。
【図11】設定値登録メニューで設定可能な設定項目を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体ケーシング
2 処理槽
3 ゴミ容器
5 マイクロ波照射装置
6 送風ファン
7 排気ファン
8 容器駆動モータ
9 回転羽根
10 羽根駆動モータ
11 蓋体
25 外気温センサ
26 排気温センサ
27 排気湿センサ
43 駆動回路基板
64 マイクロコンピュータ(制御部)
65 メモリ(記憶手段)
73 「標準」コースキー
74 「オリジナル」コースキー
77 設定ボタン
78 点検ボタン
Claims (2)
- 生ゴミにマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置と、生ゴミに送風する送風ファンと、生ゴミからの排気を外気に排出する排気ファンと、生ゴミを撹拌・粉砕する回転羽根と、該回転羽根を駆動する駆動手段とを備え、生ゴミを回転させながらマイクロ波と送風を作用させて生ゴミの減量化を図り、乾燥後の生ゴミを粉砕して細分化を図る生ゴミ処理装置であって、
実行するゴミ処理コースを入力するコース入力手段と、該コース入力手段で選択可能な複数の処理コースを記憶した記憶手段と、前記コース入力手段で選択された処理コースに沿って各機器を制御する制御手段とを備え、
該制御手段は、前記コース入力手段で実行されるゴミ処理コースを前記記憶手段に記憶された複数の処理コースの中から1つ割り当てるコース登録メニューを実行可能にしたことを特徴とする生ゴミ処理装置。 - 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された処理コースの各設定値を変更する設定値登録メニューを実行可能にしたことを特徴とする上記請求項1記載の生ゴミ処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002247138A JP2004081992A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 生ゴミ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002247138A JP2004081992A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 生ゴミ処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004081992A true JP2004081992A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32054861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002247138A Pending JP2004081992A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 生ゴミ処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004081992A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007209929A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Max Co Ltd | 厨芥物処理装置 |
-
2002
- 2002-08-27 JP JP2002247138A patent/JP2004081992A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007209929A (ja) * | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Max Co Ltd | 厨芥物処理装置 |
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Legal Events
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