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JP2004077305A - 検出装置 - Google Patents

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JP2004077305A
JP2004077305A JP2002238577A JP2002238577A JP2004077305A JP 2004077305 A JP2004077305 A JP 2004077305A JP 2002238577 A JP2002238577 A JP 2002238577A JP 2002238577 A JP2002238577 A JP 2002238577A JP 2004077305 A JP2004077305 A JP 2004077305A
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JP
Japan
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sample
light
substrate
flow path
detection device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002238577A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Iida
飯田 一浩
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

【課題】微細な構造の検出装置においても、流路中の試料中の成分を精度よく検出する技術を提供する。
【解決手段】マイクロチップ10は、基板12に形成された分離用流路14a、検出用流路14b、回収用流路14c、および接続部21aおよび接続部21bを有する。接続部21aおよび接続部21bは、それぞれ光ファイバと接続され、接続部21aに接続された光ファイバから検出用流路14b中の試料に光が入光され、検出用流路14bの長軸方向に沿って試料を通過した光が接続部21bに接続された光ファイバから取り出される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は検出装置に関し、特に、試料流路中に存在する試料中の成分を光学的に検出する検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
核酸やタンパク質等の生体分子を分離し、分離した試料中の成分を検出するために用いられるマイクロチップは、臨床検査やプロテオミクス解析において強いニーズがある。このような試料の検出では、分離された微量の成分を光学的に検出する手法が用いられる。
【0003】
図21は、特開平9−288090号公報に記載された毛細管電気泳動装置を示す図である。この毛細管電気泳動装置は、流路120が形成された基板114と、基板114に埋設された光ファイバ108と、光ファイバ108に接続された光源103と、基板114に接続された受光器135から構成される。この装置では、受光器135は流路120の上方に設けられており、試料溶液は蛍光試薬により誘導体化された状態で流路に導入される。光ファイバ108の他端には光源103から試料励起光が導入され、光ファイバ108から出射した光は流路120の検出部に照射される。試料は、検出部で光照射を受けて蛍光を発生し、発生した蛍光は受光器135に入射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平9−288090号公報に記載された装置を、流路の幅や深さが数マイクロメートル程度の微細な構造のマイクロチップ等の検出装置に適用した場合、流路中で充分な光路長をとることができないため、試料中の成分を精度よく検出するのは困難である。
【0005】
流路中の試料を光学的に検出するために、充分な光路長をとるための手法としては、試料の流れる流路自体を光路として用い、試料が流れる方向に光路長をとることが考えられる。このような手法としては、以下のような例がある。
【0006】
特開平5−196565号公報には、水の屈折率よりも小さい屈折率を有するアモルファスフルオロポリマーから構成された内壁を有するチューブ状導管を含むフローセルが開示されている。このフローセルは、導管に水が充填された場合には、可視光および紫外線が全反射により導管の軸方向に沿って実質的に損失なく伝達されうる構成となっている。
【0007】
実開平2−77658号公報には、セル部の内面を鏡面に形成したフローセルが開示されている。
【0008】
特開平1−97841号公報には、エッチング等を用いることにより半導体基板に溝を形成し、この溝を光路として用いる例が記載されている。また、光路にたとえばアルミニウムを真空蒸着等することにより、光反射層を形成する例も記載されている。
【0009】
特開昭63−212845号公報には、分離カラムで分離された比測定溶液が外部光から遮断された状態で気体中に噴射されて形成される比測定溶液柱を光路として、その光路に光を導入して光路を経由した光を受光する光学検出器用フローセルが開示されている。
【0010】
以上のように、試料の流れる流路を光路として用いる試みはいくつかなされている。しかし、これらの技術を、たとえば、
(i)流路の深さが数マイクロメートル程度の微細加工が施された検出装置
(ii)取り運びが容易で使い捨ても可能なマイクロチップ等の検出装置
等に適用するのは困難である。
【0011】
たとえば特開平5−196565号公報においては、上記したフローセルを分離コラムに接続する構成となっている。分離コラムで分離された試料中の成分を分離した状態で移動させるためには、光路として用いられるフローセルも分離コラム部分と同程度に微細に形成する必要がある。しかし、たとえば流路の深さが数マイクロメートル程度の微細な分離領域を含むマイクロチップにおいては、フローセルと分離コラムをそれぞれ形成した後に接続するのは困難である。
【0012】
同様に、実開平2−77658号公報および特開昭63−212845号公報に記載されたフローセルに関しても、流路中の試料に光を導入した場合に、光が流路中で全反射して伝達される構成を示しているだけであり、上述したような微細な分離領域を含むマイクロチップにこのような構成をそのまま適用するのは困難である。
【0013】
特開平1−97841号公報では、半導体基板に形成された溝を光路として用いているが、当該公報には、半導体基板の材料や溝のサイズに関する記載はない。また、特開平1−97841号公報においても、光路として用いられる溝を含む吸光高度計を分離カラムと直結させる例が記載されているが、上述したように、流路の深さが数マイクロメートル程度の微細な分離領域を含むマイクロチップにおいては、光路として用いられる溝と分離カラムを、それぞれ形成した後で接続するのは困難である。
【0014】
上記事情に鑑み、本発明は、微細な構造の試料流路中に存在する試料中の成分を精度よく検出する検出装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、微細な構造のマイクロチップにも適用でき、光路として利用できる流路を形成する技術を開発した。
【0016】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、結晶性の基板と、基板に形成され、基板の表面に対して実質的に垂直な方向に露出する結晶面からなる側壁および基板表面に対して実質的に平行な底面を有する試料流路と、試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、試料流路の長軸方向に沿って試料を通過した光を取り出す受光部と、を含むことを特徴とする検出装置が提供される。ここで、試料流路の長軸方向とは試料流路において、試料が流れる方向である。
【0017】
本発明の検出装置は、たとえば、
(i)試料流路の深さが数マイクロメートル程度の微細加工が施された検出装置
(ii)取り運びが容易で使い捨ても可能なマイクロチップ等の検出装置、である。
【0018】
本発明の検出装置によれば、試料流路が、結晶性の基板の基板表面に対して実質的に垂直な方向に露出する結晶面からなる側壁および基板表面に対して実質的に平行な底面を有するので、微細な構造に形成することができる。また、試料流路が基板に形成されるので、たとえばエッチングなど、微細な加工を行うことができる既存の技術を用いて、所望のサイズの流路を形成することができる。本発明の検出装置において、試料流路には、微細加工が施された分離領域を設けることができる。このような分離領域としては、たとえばナノ加工技術により多数の柱状体を一定の間隔で配設した構造を用いることができる。この場合、試料流路の深さはたとえば5μm以下とすることができる。また、微細加工が施された分離領域で分離された試料を分離された状態のまま検出領域で検出するためには、検出領域も分離領域と同様のサイズに形成する必要がある。本発明の検出装置によれば、検出領域および分離領域を含む試料流路を微細な構造に形成することができる。
【0019】
本発明の検出装置において、基板は、表面における面方位が(110)のシリコン基板とすることができ、試料流路の側壁は、シリコン基板の(1−11)面または(−111)面により構成することができる。
【0020】
このようなシリコン基板を用いることにより、基板の表面に対して実質的に垂直な方向に露出する結晶面からなる側壁および基板表面に対して実質的に平行な底面を有する流路を形成することができる。また、シリコンは反射率が高く、シリコン基板は金属光沢を示す。そのため、このようなシリコン基板を用いることにより、基板自体が光を反射するため、試料流路内に光を閉じこめて入光部から受光部に光を伝達することができる。
【0021】
半導体LSIにおいては、表面の面方位が(100)のシリコン基板が一般的に用いられている。しかし、面方位が(100)のシリコン基板を用いた場合、ウェットエッチングを行うと、基板表面に対して斜めの側壁を有し、断面が略V字型の溝が形成されてしまう。しかし、上述したように、微細加工が施された分離領域を試料流路に形成するためには、試料流路は基板の表面に対して実質的に垂直な方向に露出する結晶面からなる側壁および基板表面に対して実質的に平行な底面を有する必要がある。このような試料流路を形成するために、ドライエッチングを用いることもできるが、ウェットエッチングにより試料流路を形成すれば、製造時間が短縮され、製造コストを低減することができる。
【0022】
ここで、シリコン基板において、少なくとも試料流路の表面をSiOまたはSiNで被覆することができる。これにより、試料流路に試料の水溶液を流すことができる。
【0023】
なお、本発明の検出装置において、試料流路は、側壁および底面を有する第一の流路と、側壁および底面を有し、第一の流路に対して所定の角度で交差して設けられた第二の流路と、を含むことができ、検出領域は第二の流路に設けることができる。
【0024】
基板として、表面の面方位が(110)のシリコン基板を用いた場合、所定の角度とは、70.53度または109.47度である。このシリコン基板において、(1−11)面と(−111)面とは70.53度または109.47度の角度をなすので、第一の流路および第二の流路をこのように形成すれば、第一の流路および第二の流路の両方ともがシリコン基板の劈開面に沿って形成されることになり、断面が矩形状の溝を形成することができる。また、基板として、表面の面方位が(110)のシリコン基板で、オリエンテーションフラットの面方位が(001)のシリコン基板を用いることができる。この場合、試料流路は、そのオリエンテーションフラットに対して54.73度の角度をなす面に沿って形成することができる。また、第一の流路および第二の流路をこのように形成し、第二の流路に対して光を導入するとともに第二の流路を通過した光を取り出す構成とすれば、たとえば第一の流路において分離された試料中の成分を、第二の流路において検出することができる。
【0025】
本発明の検出装置において、前記基板としては、金属光沢を有するものを用いることができる。金属光沢を有するとは、たとえば可視光波長での反射率が30%以上とすることができる。このような場合に、基板自体が光を反射するため、試料流路内に光を閉じこめて入光部から受光部に光を伝達することができる。
【0026】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、水の屈折率よりも屈折率の低い材料により構成された基板と、基板に形成された試料流路と、試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含むことを特徴とする検出装置が提供される。
【0027】
水溶液の試料を試料流路に流した場合、試料の屈折率は水の屈折率(約1.33)より大きくなる。そのため、基板を水の屈折率よりも屈折率の低い材料により構成すれば、試料流路中の試料の周囲を試料の屈折率よりも屈折率の低い材料で囲むことができる。これにより、試料をコア材とし、基板をクラッド材として、試料中に光を閉じこめたまま入光部から受光部に光を伝達することができる。なお、試料流路の表面は、親水性処理を行うことができる。
【0028】
本発明の検出装置において、少なくとも検出領域において、試料流路の表面は鏡面処理することができる。試料流路の表面を鏡面処理をすることにより、試料流路内の光を確実に全反射させることができ、入光部から受光部に効率よく光を伝達することができる。
【0029】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、基板と、基板に形成された試料流路と、試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含み、少なくとも検出領域において、試料流路の表面が鏡面処理されたことを特徴とする検出装置が提供される。
【0030】
鏡面処理としては、液体流路の表面に、クロムまたはチタン等を蒸着し、その上に金、銀、またはアルミニウム等を蒸着することができる。
【0031】
本発明の検出装置において、基板はプラスチック材料により構成することができる。プラスチック材料は、たとえばPMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂等である。このような材料は成形加工が容易なため、検出装置の製造コストを抑えることができる。
【0032】
本発明の検出装置において、試料流路は試料中の成分を分離する分離領域を有することができ、検出領域は、分離領域と連続して形成することができる。
【0033】
分離領域は、たとえばナノ加工技術により多数の柱状体を一定の間隔で配設した構造とすることができる。この場合、試料流路の深さはたとえば5μm以下とすることができる。また、微細加工が施された分離領域で分離された試料を分離された状態のまま検出領域で検出するためには、検出領域も分離領域と同様のサイズに形成する必要があるが、検出領域を分離領域と連続して形成することにより、分離領域および検出領域をともに微細に形成することができる。
【0034】
本発明の検出装置において、試料流路は、基板に形成された溝とすることができる。このようにすれば、基板に作り込まれた溝により試料流路が実現されるので、試料流路のサイズ(幅、深さ、長さ)を所望の値に制御性よく作製することができる。このように、試料流路のサイズを自在に制御することができるので、試料流路を、試料を精度よく分離するのに要求される深さに形成することができる。たとえば、溝の深さを5μm以下とすることができる。また、基板に作り込まれた溝により試料流路が実現されるので、試料流路を種々の形状に設計することができる。
【0035】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、空洞が形成された基板と、空洞内に設けられた光学的に透明な管により構成された試料流路と、試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含み、空洞において、少なくとも試料流路の検出領域と接する部分が鏡面処理されたことを特徴とする検出装置が提供される。
【0036】
水溶液の試料を試料流路に流した場合、試料の屈折率は水の屈折率(約1.33)より大きくなり、空気の屈折率(1.0)より高くなる。また、空洞において、試料流路の検出領域と接する部分は鏡面処理されている。そのため、試料をコア材とし、その周囲の空気をクラッド材として、試料中に光を閉じこめたまま入光部から受光部に光を伝達することができる。
【0037】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、凹部が形成された基板と、凹部の内部を覆う光学的に透明なフィルムにより構成された試料流路と、試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含み、試料流路は、少なくとも検出領域において、当該検出領域中の試料が直接またはフィルムを介して空気に囲まれるように形成されたことを特徴とする検出装置が提供される。
【0038】
水溶液の試料を試料流路に流した場合、試料の屈折率は水の屈折率(約1.33)より大きくなり、空気の屈折率(1.0)より高くなる。そのため、検出領域において、試料が空気に囲まれるようにすれば、試料をコア材として、その周囲の空気をクラッド材として、試料中に光を閉じこめたまま入光部から受光部に光を伝達することができる。
【0039】
本発明の検出装置において、試料流路に光学的に接続して基板に形成された接続溝をさらに含むことができ、入光部または受光部は、接続溝に設けることができる。
【0040】
入光部または受光部を、基板に形成された接続溝に形成することにより、たとえば光ファイバ等の光導波路を接続溝に配置することができ、光導波路からの光を試料流路に導入することができる。
【0041】
本発明の検出装置において、接続溝は、基板の側面から内方向にわたって、側面に対して実質的に垂直に形成することができる。
【0042】
接続溝が基板の側面に対して実質的に垂直に形成されているので、たとえば光ファイバ等の光導波路を接続溝に配置する構成を簡略化することができる。
【0043】
本発明の検出装置において、接続溝は、試料流路の検出領域と同軸に形成することができる。
【0044】
このようにすれば、たとえば光ファイバ等の光導波路を接続溝に配置することにより、検出領域に光を導入することができる。
【0045】
本発明の検出装置において、接続溝は、試料流路に連続して形成することができる。
【0046】
このようにすれば、たとえば光ファイバ等の光導波路を接続溝に配置することにより、検出領域に光を導入することができる。
【0047】
本発明の検出装置において、少なくとも接続溝の上面を覆う疎水性カバー部材を含むことができる。
【0048】
このようにすれば、検出流路に水溶液の試料を流した場合に、接続溝に試料が漏れ出すのを防ぐことができる。また、接続溝が基板に形成された溝である場合、溝には光を反射する反射層を形成することができる。また、カバー部材の接続溝と接する部分にも反射層を形成することができる。これにより、検出領域に入出力する光が接続溝において漏れ出すのを防ぐことができる。
【0049】
本発明の検出装置において、試料流路の表面には、親水性処理を施すことができる。
【0050】
親水性処理としては、親水基をもつカップリング剤や、リピジュア(登録商標、日本油脂社製)を試料流路に塗布することができる。また、フッ素樹脂により構成された基板を用いる場合、試料流路表面をエキシマレーザで処理することにより、親水性処理を行うことができる。このように、試料流路の表面に親水性処理を施すことにより、試料として水溶液を導入した場合に、毛細管現象等により試料を試料流路に沿って移動させることができる。
【0051】
本発明の検出装置において、光導波路を保持し、当該光導波路を入光部または受光部に接続するコネクタをさらに含むことができ、基板は、コネクタと係合して光導波路を入光部または受光部に位置合わせする係合部を有することができる。
【0052】
基板の係合部とコネクタとは、互いに嵌合する凹凸部をそれぞれ有するように形成することができる。たとえば、基板に係合部として凹部を形成した場合は、当該凹部に嵌合する凸部をコネクタに形成することができる。逆に、たとえば基板に係合部として凸部を形成した場合は、当該凸部に嵌合する凹部をコネクタに形成することができる。
【0053】
本発明の検出装置において、コネクタは、入光部または受光部と接続される光導波路の先端を取り囲むように形成されるとともに基板の係合部と係合する保護部材を含むことができる。
【0054】
このようにすれば、保護部材は基板の係合部と係合する機能を果たすとともに、光導波路の先端を保護することができる。これにより、光導波路が微細な構造に形成されていても、光導波路の先端が損傷するのを防ぐことができる。
【0055】
本発明の検出装置において、基板表面を覆うカバー部材をさらに含むことができ、カバー部材は、入光部または受光部が設けられた領域を露出するように形成することができ、コネクタは光導波路を入光部または受光部に接続したときに、入光部または受光部が設けられた領域を覆うように形成することができる。
【0056】
このようにすれば、コネクタがカバー部材に嵌め込まれる構成となるので、光導波路を入光部または受光部に位置あわせすることができる。
【0057】
本発明の検出装置において、コネクタは、コア材と、コア材を取り囲むクラッド材とを含み、コア材を入光部または受光部に接続したときに、入光部または受光部が設けられた領域がクラッド材により覆われるように形成することができる。
【0058】
このようにすれば、入光部または受光部において、光導波路から伝達された光または光導波路に伝達する光が外部に漏れ出すことなく、効率のよい伝達が行える。
【0059】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、基板と、基板表面に溝状に形成された試料流路と、基板表面に溝状に形成され、試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、基板表面に溝状に形成され、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含むことを特徴とする検出装置が提供される。
【0060】
このようにすれば、試料流路、入光部、および受光部が基板表面に溝状に形成されるので、検出装置を容易に形成することができる。さらに、試料流路が基板表面に形成されているので、取り運びが容易で使い捨ても可能なマイクロチップ等の検出装置を形成することができる。
【0061】
本発明の検出装置において、流路の検出領域、入光部、および受光部は、同軸に形成することができる。
【0062】
本発明の検出装置において、入光部および受光部は、光導波路を収容可能に形成することができる。
【0063】
入光部および受光部は、それぞれ基板の一方の側面および他方の側面から当該基板の内方向に形成することができ、一方の側面または他方の側面において、入光部または受光部が形成された領域の周囲に遮光性材料からなる被覆層を形成することができる。
【0064】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、基板と、基板表面に溝状に形成された試料流路と、基板表面に溝状に形成され、試料流路中の試料に光を入光する入光部と、基板表面に溝状に形成され、試料を通過した光を取り出す受光部と、を含み、入光部および受光部に水が導入され、当該水を介して試料流路の試料に光を入光するとともに光を取り出すように構成されたことを特徴とする検出装置が提供される。
【0065】
本発明の検出装置において、入光部および受光部は同軸に形成することができる。
【0066】
本発明によれば、試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、基板と、基板表面に溝状に形成された試料流路と、基板表面に溝状に形成され、試料流路中の試料に光を入光する入光部と、基板表面に溝状に形成され、試料を通過した光を取り出す受光部と、を含み、入光部および受光部の表面が鏡面処理されたことを特徴とする検出装置が提供される。
【0067】
【発明の実施の形態】
本実施の形態において、検出装置は、核酸やタンパク質等の生体分子を分離し、分離された試料の分析に用いられるマイクロチップである。ここで、試料は主に水溶液としてマイクロチップに導入される。
【0068】
図1は、本発明の実施の形態に係るマイクロチップを示す上面図である。図1(a)に示すように、マイクロチップ10は、基板12と、基板12に形成された分離用流路14aと、検出用流路14bと、回収用流路14cと、液溜め22aと、液溜め22bと、接続部21aと、および接続部21bとを有する。マイクロチップ10において、液溜め22aから試料が導入されると、毛細管現象、ポンプによる圧入、または電気浸透流などにより、試料は分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cを流れ、液溜め22bで回収される。後述するように、マイクロチップ10は、接続部21aおよび接続部21bにおいて、それぞれ投光用光ファイバおよび受光用光ファイバと接続可能に構成されている。図示していないが、接続部21aには投光用光ファイバを介して光源からの光が入光され、接続部21bからは受光用光ファイバを介して外部の検出器に光が取り出される。これにより、検出用流路14b中の試料を光学的に分析・検出することができる。
【0069】
ここで、分離用流路14a、検出用流路14b、回収用流路14c、接続部21a、および接続部21bは、基板12に一連に形成された溝15により実現される。ここで、分離用流路14aおよび検出用流路14bを構成するためには、溝15は基板12表面に対して実質的に垂直な方向に露出する側壁および基板12表面に実質的に平行な底面を有するのが好ましい。分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cをこのような溝15で構成することにより、分離用流路14a内部に、たとえばナノ加工技術により多数の柱状体を一定の間隔で配設した分離構造を形成することができる。この分離構造については後述する。
【0070】
マイクロチップ10の外形寸法は用途に応じて適宜値が選択されるが、ここでは、図中横方向が5mm〜5cm、縦方向が3mm〜3cmである。分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cの寸法は特に限定されないが、たとえば、幅50〜200μm、深さ50nm〜5μmとすることができる。図示していないが、マイクロチップ10は、分離用流路14a、検出用流路14b、回収用流路14c、接続部21a、接続部21bを覆うカバー部材を含むことができ、カバー部材は基板12上に設置される。
【0071】
また、たとえば図1(b)に示したように、接続部21aと検出用流路14bとの間、および接続部21bと検出用流路14bとの間にそれぞれ隔壁24を設けた構成とすることもできる。これにより、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14c中の試料が接続部21aおよび接続部21bに流出するのを確実に防ぐことができる。
【0072】
なお、基板12が疎水性の材料により構成された場合、溝15の分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cを構成する領域を親水性処理することができる。これにより、図1(a)に示した構成においても、液溜め22aに導入された試料は、毛細管現象等により分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cに沿って液溜め22bに移動し、接続部21aおよび接続部21bに流出するのを防ぐことができる。分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cの親水性処理については後述する。また、基板12が親水性の材料により構成された場合、接続部21aおよび接続部21bの領域上部に疎水性のカバー部材を配置することにより、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14c中の試料が接続部21aおよび接続部21bに流出するのを防ぐことができる。カバー部材としては、親水性の材料により構成され、接続部21aおよび接続部21b上部に配置される領域のみにシリコーン等の疎水性材料を塗布して疎水性処理を行ったものを用いることもできる。
【0073】
基板12は、種々の材料により構成することができる。一例としては、基板12は、金属光沢のある材料により構成することができる。このような材料としては、たとえばシリコン基板が例示される。シリコンの可視光波長での屈折率は3.5〜6程度と高い値である。そのため、シリコンの反射率も約30%以上となり、シリコン基板は金属光沢を示す。シリコン基板において、少なくとも分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cの表面をSiOまたはSiNで被覆することができる。これにより、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cに試料の水溶液を流すことができる。
【0074】
なお、基板12としてシリコン基板を用いる場合は、表面の面方位が(110)のものを用いて、シリコン基板の(1−11)面または(−111)面が側壁として露出するように、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cを形成することができる。表面の面方位が(110)で、オリエンテーションフラットの面方位が(001)のシリコン基板を用いた場合、そのオリエンテーションフラットに対して54.73度の角度をなす方向が(1−11)面または(−111)面である。この場合、(1−11)面または(−111)面が劈開面であるので、この面に沿って溝15を形成することにより、基板12表面に対して実質的に垂直な方向に露出する結晶面からなる側壁および基板表面に対して実質的に平行な底面を有する分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cを形成することができる。
【0075】
図2は、基板12として、表面の面方位が(110)のシリコン基板を用いた場合の分離用流路14a、検出用流路14bおよび回収用流路14cの配置例を示す図である。基板12として表面の面方位が(110)のシリコン基板を用いる場合、基板12は、(1−11)面または(−111)面に沿って切り出される。接続部21a、検出用流路14b、および接続部21bは、(1−11)面または(−111)面に沿って切り出された側面に対して略平行に形成されるのが好ましい。
【0076】
図2(a)から図2(c)は、シリコン基板の(−111)面に沿って切り出された基板12を有するマイクロチップ10を示す上面図である。ここで、検出用流路14bも、(−111)面に沿って形成される。このとき、分離用流路14aおよび回収用流路14cは、検出用流路14bに対してθまたはθの角度となるように形成される。ここで、θ=約70.53度、θ=約109.47度である。分離用流路14aおよび回収用流路14cは種々の配置構造に形成することができる。また、シリコン基板の(1−11)面が側面となるように切り出された基板12を用いた場合も同様に、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cを種々の配置構造とすることができる。
【0077】
以上の構成によれば、検出用流路14bは、金属光沢のある材料により構成された基板12に形成されるので、接続部21aから試料に導入された光を試料中に閉じこめたまま検出用流路14bに沿って伝達させ、接続部21bから取り出すことができる。本実施の形態におけるマイクロチップ10に適用される試料は、主に水溶液である。水の屈折率(約1.33)は空気の屈折率(1.0)よりも大きいので、検出用流路14b上面が空気に露出した構造であっても光を試料中に閉じこめておくことができる。また、検出用流路14bは、基板12を構成する材料と同じ材料により構成されたカバー部材により覆われた構造とすることもできる。これにより、検出用流路14bの周囲が屈折率の等しい材料により覆われることになるので、検出用流路14b中の試料中の光の伝達率を高く保つことができる。
【0078】
図1に戻り、他の例として、基板12は、検出用流路14b中の試料の屈折率より屈折率の低い材料により構成することができる。このようにすれば、試料をコア材とし、基板12をクラッド材として、接続部21aから試料に導入された光を試料中に閉じこめたまま検出用流路14bに沿って伝達させ、接続部21bから取り出すことができる。上述したように、マイクロチップ10に適用される試料は、主に水溶液である。したがって、基板12は、水の屈折率(約1.33)よりも屈折率の低い材料により構成することができる。基板12は、成形後の屈折率が水の屈折率(約1.33)より低くなる材料であれば、どのような材料により構成することもできるが、たとえば屈折率が1.292〜1.312であるテフロンAF1600あるいはテフロンAF2400等のようなテフロンAF(登録商標)シリーズ(デュポン社製)等の非晶質フッ素樹脂を挙げることができる。フッ素樹脂で構成した基板の表面にレーザ加工やシンクロトン放射光(SR光)等により溝15を形成することにより、分離用流路14a、検出用流路14b、回収用流路14c、接続部21a、および接続部21bを形成することができる。
【0079】
図3は、図1および図2に示したマイクロチップ10の製造工程の一部を示す工程図である。まず、上述した材料により構成された基板12を準備する(図3(a))。次に、基板12に溝15を形成する(図3(b))。溝15は、材料に応じて種々の方法で形成されるが、基板12がシリコン基板により構成された場合、エッチングにより形成することができる。また、基板12がフッ素樹脂により構成された場合、上述したように、レーザ加工やSR光等により形成することができる。
【0080】
上述したように、基板12として表面の面方位が(110)のシリコン基板を用いた場合、たとえばTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)水溶液、または水酸化カリウム水溶液等を用いたウェットエッチングにより溝15を形成することができる。溝15を劈開面である(1−11)面または(−111)面に沿って形成することにより、基板12に実質的に垂直な側壁および基板12に実質的に平行な底面を有する溝15を形成することができる。ウェットエッチングを用いることにより、迅速に溝15を形成することができ、マイクロチップ10の製造を効率よく行うことができる。
【0081】
ナノ加工技術により分離用流路14aに微細な分離構造を形成するためには、分離用流路14aの底面は、基板12の表面に対して実質的に平行に形成する必要がある。しかし、半導体LSIの分野で一般的に用いられている面方位が(100)のシリコン基板にウェットエッチングで溝を形成すると、断面が略V字型となってしまう。ドライエッチングを用いることにより、面方位が(100)のシリコン基板にも底面が基板12の表面に対して実質的に平行な溝を形成することもできるが、ウェットエッチングにより分離用流路14aを形成すれば、製造時間が短縮され、製造コストを低減することができる。
【0082】
また、基板12上には、カバー部材20を設置することができる(図2(c))。カバー部材20は、接着剤等で基板12に固定される。なお、カバー部材20は、基板12全面を覆うように形成されてもよいが、少なくとも接続部21aおよび接続部21b上部を覆うように形成される。また、基板12およびカバー部材20において、接続部21aおよび接続部21bが形成される領域の表面は鏡面処理が施されるのが好ましい。これにより、接続部21aおよび接続部21b内に投光用光ファイバおよび受光用光ファイバを挿入したときに、光が漏れ出すのを防ぐことができる。
【0083】
図4は、図1に示したマイクロチップ10の製造方法の他の例を示す工程図である。基板12は、屈折率に関係なく、成形加工が容易な材料により構成し、少なくとも検出用流路14bの表面を鏡面処理した構成とすることができる。このような材料としては、たとえばPMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂等のプラスチック材料が例示される。基板12をこのようなプラスチック材料により構成した場合、機械加工あるいはエッチング法によりマスタを製作し、このマスタを電気鋳造反転して製作した金型を用いて、射出成形または射出圧縮成形により溝15が形成された基板12を形成することができる(図4(a))。また、溝15は、金型を用いたプレス加工により形成することもできる。さらに、光硬化性樹脂を用いた光造形法により、溝15が形成された基板12を形成することもできる。
【0084】
次に、このようにして形成した基板12表面に反射層26を形成して鏡面処理を行う(図4(b))。反射層26は、金、銀、アルミニウム、チタン等の金属を蒸着することにより形成することができる。
【0085】
続いて、上述したようなプラスチック材料により構成された被覆基板28表面に反射層30を設けたカバー部材20を準備し、反射層30が基板12表面の反射層26と対向するように、カバー部材20を基板12上に配置する。カバー部材20は、接着剤等で基板12に固定することができる。なお、反射層26および反射層30は、それぞれ基板12および被覆基板28の全面に形成される必要はなく、少なくとも検出用流路14bが反射層26および反射層30で覆われた構成となっていればよい。このようにすれば、接続部21aから試料に導入された光が検出用流路14b内で全反射して伝達されるので、検出用流路14bにおいて試料を通過した光を接続部21bから効率よく取り出すことができる。
【0086】
また、上述したように、基板12を金属光沢のある材料や試料の屈折率よりも低い材料で構成した場合であっても、このような鏡面処理を行ってもよい。
【0087】
図1に戻り、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cに親水性処理を行う方法を説明する。親水性処理としては、たとえば、親水基をもつカップリング剤を用いることができる。親水基をもつカップリング剤としては、たとえばアミノ基を有するシランカップリング剤が挙げられ、具体的にはN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等が例示される。カップリング剤液等の塗布方法としては、スピンコート法、スプレー法、ディップ法、加熱気流法等が用いられる。スピンコート法とは、カップリング剤等、結合層の構成材料を溶解または分散させた液をスピンコーターにより塗布する方法である。この方法によれば膜厚制御性が良好となる。また、スプレー法とはカップリング剤液等を基板に向けてスプレー噴霧する方法であり、ディップ法とは基板をカップリング剤液等に浸漬する方法である。これらの方法によれば、特殊な装置を必要とせず、簡便な工程で膜を形成することができる。また加熱気流法とは、基板を加熱雰囲気下に設置し、ここにカップリング剤液等の蒸気を流動させる方法である。この方法によっても膜厚の薄い膜を膜厚制御性良く形成することができる。このうち、シランカップリング剤溶液をスピンコートする方法が好ましく用いられる。優れた密着性が安定的に得られるからである。この際、溶液中のシランカップリング剤濃度は、好ましくは0.01〜5 v/v%、より好ましくは0.05〜1 v/v%とする。シランカップリング剤溶液の溶媒としては、純水;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール;酢酸エチル等のエステル類等を単独または2種以上を混合して使用できる。このうち、純水で希釈したエタノール、メタノール、および酢酸エチルが好ましい。密着性の向上効果が特に顕著となるからである。カップリング剤液等を塗布した後は、乾燥を行う。乾燥温度は特に制限がないが、通常、室温(25℃)〜170℃の範囲で行う。乾燥時間は、温度にもよるが、通常は0.5〜24時間とする。乾燥は空気中で行っても良いが、窒素等の不活性ガス中で乾燥させてもよい。たとえば、窒素を基板に吹き付けながら乾燥させる窒素ブロー法を用いることもできる。
【0088】
さらに、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cに、試料の分子が粘着するのを防ぐために、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cの表面に付着防止処理を行うことができる。付着防止処理としては、たとえば、細胞壁を構成するリン脂質に類似した構造を有する物質を分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cの側壁に塗布することができる。このような処理により、試料がタンパク質等の生体成分である場合、成分の変性を防ぐことができると共に、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cにおける特定の成分の非特異吸着を抑制することができ、回収率を向上することができる。
【0089】
親水性処理および付着防止処理としては、たとえば、リピジュア(登録商標、日本油脂社製)を用いることができる。この場合、リピジュア(登録商標)を0.5wt%となるようにTBE(Tris−Borate−EDTA)バッファ等の緩衝液に溶解させ、この溶液で分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cを満たし、数分間放置することによって分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cの内壁を処理することができる。この後、溶液をエアガン等で吹き飛ばして分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cを乾燥させる。この際、接続部21aおよび接続部21b上に疎水性のカバー部材を設けておけば、接続部21aおよび接続部21bには溶液が漏れ出さないので、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cにのみ表面処理を行うことができる。
【0090】
また、基板12をフッ素樹脂で構成した場合、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14c表面をエキシマレーザで処理することにより、親水性処理を行うことができる。ArF、Xe 、F、Ar、KrClレーザ等の、光子エネルギーが128kJ/mol以上のエキシマレーザを用いることで、フッ素樹脂のC−F結合を切断して親水基と置換することができる。
【0091】
本実施の形態におけるマイクロチップ10は、検出用流路14b内における試料の発色に基づき、様々な物質の存在や濃度を検出・定量することに応用できる。グルコース、アラニンアミノトランスフェラーゼ、アルブミン、アルカリ性フォスファターゼ、アミラーゼ、カルシウムイオン、総コレステロール、過酸化脂質、クレアチニン、カリウムイオン、ビリルビン、総蛋白などの血液生化学検査;Hbs抗原・抗体、HCV抗体、HIV抗体などの免疫血清学的検査;CEA、CA19−9、PSA、CA−125などの腫瘍マーカーの分析への応用が例示される。
【0092】
グルコースの検出の場合、検出用流路14bにグルコースオキシターゼ、ペルオキシダーゼ、ならびに4−アミノアンチピリンおよびN−エチル−N‐(2−ヒドロキシ‐3−スルホプロピル)−m−トルイジン・ナトリウム等の発色性の混合微粒子またはこれらを含有する乾燥試薬ビーズ等を導入しておくことにより、発色性の混合微粒子の発色に基づきグルコースの存在を確認することができる。この原理は以下のとおりである。検出用流路14bにおいて、水分を吸収してゲル化した上記試薬ビーズ内にグルコースが移行すると、グルコースはグルコースオキシダーゼの作用により過酸化水素とグルコン酸に分解される。分解された過酸化水素は、ペルオキシターゼの作用により、4−アミノアンチピリンおよびN‐エチル−N−(2‐ヒドロキシ‐3‐スルホプロピル)‐m−トルイジン・ナトリウムと反応し、キノン系色素が生成し、赤紫色に発色する。このキノン系色素の呈色を測定し、参照データとの差分を算出することにより、グルコースの検出・定量が行える。参照データは、グルコースの呈色の測定に先立ち、検出用流路14bにバッファを流し、その状態で接続部21aから光を導入し、検出用流路14bを通過した光を接続部21bから取り出すことにより得ることができる。また、図22に示したように、マイクロチップ10に2つの検出用流路14bおよび14d、ならびに液溜め22bおよび22cを設け、一方を参照用として用いることができる。ここで、参照用の検出用流路14dには発色性の試薬を含まない乾燥ビーズを充填しておく。検出用流路14bおよび14dにグルコースを含む試料を流した状態で、接続部21aおよび23aからそれぞれ光を導入し、検出用流路14bおよび14dを通過した光を接続部21bおよび23bからそれぞれ取り出すことにより、測定値および参照データを得ることができる。本実施の形態におけるマイクロチップ10は、微細な構造に形成することができるので、微量の試料でも精度のよい測定をすることができる。
【0093】
なお、上記の乾燥試薬ビーズは次のようにして作製することができる。まず賦形剤として、アガロースやポリアクリルアミド、メチルセルロースなどの吸水性ポリマーを含むゾルを調製する。こうしたゾルは時間とともに自然にゲル化する。このゾルと、所定量のグルコースオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、4−アミノアンチピリンおよびN−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン・ナトリウムを混合する。こうして得られたゾルを乾燥空気中に噴霧することにより液滴とする。当該液滴は落下中にゲル化し、乾燥するため、目的の乾燥試薬ビーズを得ることができる。
【0094】
また、上記の乾燥試薬ビーズの作製方法として、次の方法を採用することもできる。フラスコなどの表面において、上記の試薬を含有するゾルをゲル化させた後、真空凍結乾燥させる。その結果、多数の空胞を有する固形物が得られる。この固形物は容易に粉砕でき、ビーズないしパウダーとすることが可能である。
【0095】
以上のようにして作成した乾燥試薬ビーズは、たとえば以下のようにして検出用流路14bに充填することができる。カバー部材20を設置していない状態で、乾燥試薬ビーズ、バインダおよび水の混合体を検出用流路14bに流し込む。このとき、検出用流路14bに堰き止め部材を設けておくことにより、当該混合体を所望の領域にのみ流し込むことができる。この状態で、当該混合体を乾燥、固化させることにより検出用流路14bに乾燥試薬ビーズを充填することが可能である。上記バインダとしては、たとえばアガロースゲルやポリアクリルアミドゲルなどの吸水性ポリマーを含むゾルが例示される。これらの吸水性ポリマーを含むゾルを用いれば、自然にゲル化することから乾燥させる必要がない。
【0096】
また、バインダを用いることなく、上記乾燥試薬ビーズを水のみに懸濁させたものを用い、乾燥試薬ビーズを流路に充填することも可能である。検出用流路14bに堰き止め部材を設けておき、水に懸濁させた乾燥試薬ビーズを毛細管現象を利用して検出用流路14bへ流し込む。こうすることにより、水は堰き止め部材を通過する一方、乾燥試薬ビーズは堰き止め部材により堰き止められるため、検出用流路14bに充填されることとなる。こうして乾燥試薬ビーズを充填したのち、乾燥窒素ガスや乾燥アルゴンガス雰囲気下で乾燥させることにより検出用流路14b内に乾燥試薬ビーズを充填することができる。
【0097】
以上のように検出用流路14bに試薬を充填させた後に基板12上にカバー部材20を設置することにより、マイクロチップ10を得ることができる。
【0098】
ここで、三層構造を有する乾燥試薬ビーズ、すなわちグルコースオキシダーゼを含有する芯部と、この芯部の表面を覆うように形成されるペルオキシダーゼを含有する層と、さらにその層を覆うように形成される4−アミノアンチピリンおよびN−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン・ナトリウムを含有する層とからなる乾燥試薬ビーズを採用することもできる。このような乾燥試薬ビーズにおいては、過酸化水素はグルコースオキシダーゼが存在する芯部において生成し、芯部を覆うペルオキシダーゼを含有する層に移行すると瞬時に消費される。このため、過酸化水素は当該ビーズ外へ流出しにくいため、他の試薬ビーズの発色に影響を与えることが少なくなる。したがって正確な検出・測定を実施することが可能となる利点を有する。
【0099】
こうした三層構造を有する乾燥試薬ビーズは、グルコースオキシダーゼを上記ゾルに混合したものを原料として流動層造粒法により芯部を作製する。その後、この芯部の表面を、ペルオキシダーゼを上記ゾルに混合したもので、同じく流動層造粒法によりコーティングを施す。次いで、4−アミノアンチピリンおよびN−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン・ナトリウムを上記ゾルに混合したもので、さらにコーティングを施し、目的の乾燥試薬ビーズを得ることができる。なお、たとえばホソカワミクロン社製の流動層造粒装置であるアグロマスタ(登録商標)AGM−SDにより上記試薬ビーズを作製することができる。
【0100】
また、試料中のHCV抗体を検出することを目的として、たとえば固層免疫定量法やELISA法(Enzyme−Linked immuno−sorbent Assay)を利用することができる。この場合、たとえばHCVの構造蛋白であるコア蛋白を検出用流路14b底面に付着させる。具体的には、バッファに当該コア蛋白を分散させたものを検出用流路14bに導入することにより、検出用流路14bの底面に当該コア蛋白を付着させることができる。その後、当該コア蛋白を認識するHCV抗体が試料中に含まれるときは、当該抗体が上記コア蛋白と結合し、抗体−抗原複合体を形成する。ついで、液溜め22aからバッファを導入し、当該バッファを検出用流路14b内に流通させることにより検出用流路14b内を洗浄する。そして上記HCV抗体を認識するポリクローナル抗体(二次抗体)を検出用流路14bへ導入し、二次抗体を上記抗体−抗原複合体にさらに結合させ、再度検出用流路14b内を上記と同様にして洗浄する。このとき、二次抗体に蛍光標識またはアルカリホスファターゼなどの酵素を結合させておくことにより、HCV抗原の高感度な検出が実現する。蛍光標識を二次抗体に結合させた場合は、ブラックライトなどで検出用流路14b内を照射することにより、HCV抗体の存在を確認することができる。一方、アルカリホスファターゼを二次抗体に結合させた場合、p−ニトロフェニルフォスフェートなどの発色基質を検出用流路14bへ導入すると、アルカリホスファターゼによる酵素反応が生じ、発色するため、これによりHCV抗体を検出することができる。
【0101】
上記では、試料中に含まれる抗体の検出について、HCV抗体の例を用いて述べたが、試料中の特定の蛋白、たとえばHCVの構造蛋白であるコア蛋白を検出することを目的として、次のような手法を採用することもできる。HCVの構造蛋白であるコア蛋白のN末端の領域を認識するモノクローナル抗体(一次抗体)を検出用流路14bの底面に結合させておく。液溜め22aから試料を導入し、毛細管現象により検出用流路14bへ移動させる。当該試料に上記コア蛋白が含まれているときは、一次抗体とコア蛋白とが抗体−抗原複合体を形成する。次いで、上記と同様にして検出用流路14b内を洗浄する。そして上記コア蛋白のN末端以外の領域を認識するモノクローナル抗体(二次抗体)を検出用流路14bへ導入し、二次抗体を上記抗体−抗原複合体にさらに結合させ、再度検出用流路14b内を上記と同様にして洗浄する。このとき、二次抗体に蛍光標識またはアルカリホスファターゼなどの酵素を結合させておくことにより、上記HCV抗体の場合と同様の手法でHCV抗原についても高感度な検出が可能である。
【0102】
さらに、CEA、PSAなどの腫瘍マーカーに関しても、上記で説明した固層免疫定量法やELISA法、あるいはラテックスビーズを用いる方法により検出・定量することが可能である。さらには、尿中のhCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)に上記の方法を適用することにより、妊娠の成立を判定することができる分析チップを得ることができる。また、異常プリオン(PrPSc)に対する抗体、βアミロイドまたはp97タンパク質に対する抗体に上記の方法を適用することにより、それぞれ狂牛病、アルツハイマー症の迅速な診断に資する分析チップが実現する。
【0103】
次に、図17から図19を参照して、マイクロチップ10の分離用流路14aの構造の例を説明する。図17は、図1の分離用流路14aの構造を詳細に示したものである。図17中、基板12に幅W、深さDの溝部が形成され、この中に、直径φ、高さdの円柱形状のピラー225が等間隔で規則正しく形成されている。ピラー225間の間隙を試料が透過する。隣接ピラー225間の平均間隔はpである。各寸法は、たとえば図17に示された範囲とすることができる。
【0104】
上記のように多数のピラー225が密集して形成された構造を試料分離手段として用いる場合、主として2つの分離方式が考えられる。一つは、図18に示す分離方式である。この方式では、分子サイズが大きい程、ピラー225が障害となり、図中の分離領域の通過時間が長くなる。分子サイズの小さいものは、ピラー225間の間隙を比較的スムーズに通過し、分子サイズが大きいものに比べて短時間で分離領域を通過する。
【0105】
もう一つは、図19に示す分離方式である。図19中、試料分離領域には、複数の柱状体配設部(ピラーパッチ221)が離間して形成されている。各柱状体配設部には、それぞれ、同一サイズのピラー225が等間隔に配置されている。この試料分離領域では、大きな分子が小さな分子よりも先に通過していく。分子サイズが小さいほど、分離領域中でトラップされて長い経路を通ることになる一方、大きいサイズの物質は、隣接ピラーパッチ221間のパスを円滑に通過するからである。この結果、小さいサイズの物質は、大きいサイズの物質よりも後から排出される形で分離がなされる。
【0106】
なお、図19の例では、各柱状体配設部に同じサイズ、間隔のピラー225を形成しているが、それぞれの柱状体配設部で、異なるそれぞれサイズ、間隔のピラー225を形成してもよい。また、図19においては、ピラー225が密集してなるピラーパッチ221は、上面からみて円形の領域として形成されているが、円形に限らず他の形状であってもよい。
【0107】
図19に示した分離方式を実現する試料分離領域の構造について、図20を参照して説明する。図20に示したように、この試料分離領域は、流路の壁229によって囲まれた空間内にピラーパッチ221が等間隔で配置された構造となっている。ピラーパッチ221は、それぞれ多数のピラー225により構成されている。ここでは、ピラーパッチ221の幅Rは、10μm以下とする。一方ピラーパッチ221間の間隔Qは20μm以下とする。
【0108】
このような分離領域を有するマイクロチップ10は、たとえば血液の分析に応用することができる。この場合、血球成分が大きな分子に相当し、血球以外の成分が小さな分子に相当することになる。そして、血中の特定物質を検出できる試薬を検出用流路14b中に含有させておくことにより、遠心分離操作等の前処理をすることなく、血液から直接当該特定物質を分析することが可能となる。
【0109】
以上のような分離方式を用いる場合、図17に示したように、分離用流路14aは50nmから3μmの深さに形成される。分離用流路14aにおいて分離された試料を検出用流路14bで検出するためには、検出用流路14bも同様の深さに形成する必要がある。これにより、分離用流路14aで分離された試料を分離された状態のまま、検出用流路14bで光学的に検出することができる。
【0110】
図6は、以上で説明したマイクロチップ10を外部の光源や検出器と接続するためのコネクタを示す図である。検出器としては、たとえば吸光光度計等、受光用光ファイバ44bを介して伝達される光の特性を検出可能な種々の装置を用いることができる。
【0111】
コネクタ40は、マイクロチップ10を収容して支持する支持体42と、それぞれ投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44bを保持するスライド部46aおよびスライド部46bを含む。
【0112】
図6(b)に示すように、スライド部46aおよびスライド部46bは、支持体42にマイクロチップ10が収容され、それぞれ矢印の方向にスライドされたときに、マイクロチップ10の接続部21aおよび接続部21bに投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44bがそれぞれ接続されるように、投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44bを保持する。これにより、図6(c)に示すように、マイクロチップ10の接続部21aおよび接続部21b内に投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44bをそれぞれ挿入した構成とすることができる。このようにすれば、マイクロチップ10において、検出用流路14bの長軸方向に沿って光路Lを取ることができ、検出用流路14b中に存在する試料中の成分を精度よく検出することができる。
【0113】
図7は、図6に示したコネクタ40とマイクロチップ10との接続部分を示す拡大図である。
図7(a)に示すように、受光用光ファイバ44bおよび投光用光ファイバ44aは、コア材58およびその周囲を取り囲むクラッド材57により構成される。接続部21bおよび接続部21aは、それぞれ、受光用光ファイバ44bおよび投光用光ファイバ44aを挿入可能に形成される。以下、マイクロチップ10の接続部21bと、コネクタ40のスライド部46bおよび受光用光ファイバ44bとの接続部分についてのみ説明するが、マイクロチップ10の接続部21aと、コネクタ40のスライド部46aおよび投光用光ファイバ44aとの接続も同様に行われる。図7(b)に示すように、コネクタ40のスライド部46bをマイクロチップ10の方向にスライドさせ、スライド部46bをマイクロチップ10の側面に接触させると、受光用光ファイバ44bが接続部21bに挿入され、検出用流路14bにおいて試料中を伝達する光を受光用光ファイバ44bから取り出すことができる。
【0114】
さらに、マイクロチップ10は、図16に示すように、接続部21b(または21a)部分に被覆層68が設けられた構成とすることができる。被覆層68は、図4に示した反射層26や反射層30により構成することができる。また、被覆層68は緩衝材により構成することもできる。被覆層68として緩衝材を設けると、受光用光ファイバ44b(または投光用光ファイバ44a)が接続部21b(または21a)に挿入されたときに、受光用光ファイバ44b(または投光用光ファイバ44a)を保護することができる。緩衝材の材料としては、受光用光ファイバ44b(または投光用光ファイバ44a)を構成するクラッド材57やコア材58よりもヤング率の小さい材料を用いることができる。これにより、受光用光ファイバ44b(または投光用光ファイバ44a)を接続部21b(または接続部21a)に挿入したときに、受光用光ファイバ44b(または投光用光ファイバ44a)の先端の損傷を低減することができる。また、被覆層68は、受光用光ファイバ44b(または投光用光ファイバ44a)のコア材58と同等程度の屈折率を有する材料により構成されるのが好ましい。これにより、検出用流路14bから取り出された光を受光用光ファイバ44b(または投光用光ファイバ44a)に効率よく伝達することができる。
【0115】
図8は、図6に示したコネクタ40とマイクロチップ10との接続部分の他の例を示す拡大図である。図8(a)に示すように、マイクロチップ10およびコネクタ40は、位置あわせ部51、位置あわせ部52、位置あわせ部53、および位置あわせ部54を含む構成とすることができる。ここで、位置あわせ部51および位置あわせ部52は、凹形状に、位置あわせ部53および位置あわせ部54は、凸形状に形成されているが、これらは逆であってもよい。このようにすれば、図8(b)に示すように、マイクロチップ10とコネクタ40とを接続するときに、位置あわせ部51が位置あわせ部53と、位置あわせ部52が位置あわせ部54とそれぞれかみ合わされるので、マイクロチップ10をコネクタ40と確実に位置合わせして固定することができ、検出性能もよくなる。
【0116】
図9は、図6に示したコネクタ40とマイクロチップ10との接続部分の他の例を示す拡大図である。図9(a)に示すように、マイクロチップ10は、基板12の側面方向に突出した凸状の位置あわせ部55を含むことができ、接続部21bはその位置あわせ部55に形成することができる。また、コネクタ40において、スライド部46bは、マイクロチップ10の位置あわせ部55と嵌合する凹状の位置あわせ部56を含むことができる。受光用光ファイバ44bは、スライド部46bの位置あわせ部56内に設けられ、先端部分がスライド部46bにより囲まれて形成される。このようにすれば、コネクタ40をマイクロチップ10に接続していないときでも受光用光ファイバ44bの周囲がスライド部46bにより保護されているので、コネクタ40の取扱時や保管時の受光用光ファイバ44bの損傷を低減することができる。このように構成されたコネクタ40をマイクロチップ10に接続させると、図9(b)に示したように、位置あわせ部55と位置あわせ部56が嵌合するので、マイクロチップ10をコネクタ40と確実に位置合わせして固定することができ、検出性能もよくなる。
【0117】
図14および図15は、図6に示したコネクタ40とマイクロチップ10との接続部分の他の例を示す拡大図である。図14に示すように、マイクロチップ10は、基板12の側面に凹状に形成された位置あわせ部62を含むことができ、接続部21bは、位置あわせ部62部分に形成される。コネクタ40には凹部63が形成される。また、コネクタ40は、凹部63に収容され、マイクロチップ10の位置あわせ部62と嵌合する可動部64と、可動部64をスライド部46b本体から遠ざかる方向に付勢する付勢部66とを含む。可動部64は、たとえば受光用光ファイバ44bを構成する材料よりもヤング率の低い材料により構成することができる。付勢部66は、たとえばバネ等の弾性体により構成される。コネクタ40がマイクロチップ10に接続されていないとき、可動部64はスライド部46b本体から遠ざかる方向に付勢され、受光用光ファイバ44bの先端部分は可動部64に覆われている。
【0118】
次に、図15(a)に示すように、コネクタ40をマイクロチップ10に接続すると、コネクタ40の可動部64がマイクロチップ10の位置あわせ部62に嵌合する。続いて、コネクタ40をマイクロチップ10の方向にさらに押圧すると、図15(b)に示すように、可動部64は付勢部66の付勢力にさからってスライド部46bの方向に移動し、受光用光ファイバ44bの先端が可動部64から突出し、接続部21bに挿入される。これにより、検出用流路14bにおいて、試料中を伝達する光を受光用光ファイバ44bから取り出すことができる。
【0119】
図14および図15に示したような構成にすれば、コネクタ40をマイクロチップ10に接続していないときでも、受光用光ファイバ44bの周囲が可動部64により保護されているので、コネクタ40の取扱時や保管時の受光用光ファイバ44bの損傷を低減することができる。また、コネクタ40をマイクロチップ10に接続する際に、まずコネクタ40の可動部64がマイクロチップ10の位置あわせ部62に嵌合して確実に位置あわせが行われた後に、受光用光ファイバ44bを接続部21bに挿入することができるので、コネクタ40のマイクロチップ10への接続時における受光用光ファイバ44bの損傷を低減することもできる。さらに、位置あわせ部62と可動部64とが嵌合するので、マイクロチップ10をコネクタ40と確実に位置合わせして固定することができ、検出性能もよくなる。
【0120】
図10は、図1に示した基板12上に、カバー部材20を配置したマイクロチップ10の構成を示す上面図である。図10(a)に示すように、カバー部材20は、接続部21a上部および接続部21b上部にそれぞれ切欠部60aおよび切欠部60bが形成された構造とすることができる。このとき、コネクタ40は、マイクロチップ10のカバー部材20に形成された切欠部60aまたは切欠部60bに嵌合する形状に形成される。図10(b)は、図10(a)に示したコネクタ40がマイクロチップ10に嵌合された状態を示す図である。
【0121】
図11は、図10(b)におけるC−C’断面図である。図11(a)は、コネクタ40がマイクロチップ10に嵌合される前の状態を示す。ここで、コネクタ40は、クラッド材57およびコア材58により構成される。図11(b)は、コネクタ40をマイクロチップ10のカバー部材20の切欠部60b(図10参照)に嵌合させた状態を示す。このように形成すれば、コネクタ40をカバー部材20の切欠部60bに嵌合させたときに、コネクタ40のコア材58が検出用流路14bと接続されるとともに、コア材58と検出用流路14bとの接続部分がコネクタ40のクラッド材57および基板12で覆われる。これにより、検出用流路14bを通過してきた光を損失なくコア材58に伝達することができる。
【0122】
図12(a)および図12(b)は、それぞれ、図10に示したマイクロチップ10のA−A’断面図である。図12(c)および図12(d)は、それぞれ、図10に示したコネクタ40のB−B’断面図である。この図に示すように、コネクタ40は、コア材58と、コア材58を取り囲むクラッド材57とを含む。コネクタ40は、コア材58を接続部21bに接続したときに、接続部21bおよびコア材58が基板12およびクラッド材57により覆われるように形成される。
【0123】
図23は、図6に示したマイクロチップ10およびコネクタ40の他の例を示す図である。図23(a)に示すように、マイクロチップ10の側壁には被覆層70が形成されている。図23(b)は、図23(a)に示したマイクロチップ10の側面図である。被覆層70は、金、銀、アルミニウム、チタン等の金属、黒色エナメル、または黒色エポキシ樹脂等の遮光材料により構成することができる。このようにすれば、投光用光ファイバ44aをマイクロチップ10の接続部21a内に挿入しなくても、接続部21a内に効率よく光を導入することができる。また、検出用流路14bを通過した光をマイクロチップ10の接続部21bから受光用光ファイバ44bに伝達することができる。なお、受光用光ファイバ44bの先端には拡散用レンズ72を設けることもできる。このように、マイクロチップ10に被覆層70を設けておくことにより、投光用光ファイバ44aとマイクロチップ10の接続部21a、および受光用光ファイバ44bとマイクロチップ10の接続部21bとの間にそれぞれ多少の位置ずれがあっても、投光用光ファイバ44aからの光を接続部21aに確実に導入することができ、また接続部21bからの光を受光用光ファイバ44bに確実に取り出すことができる。このようにすれば、投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44bの先端を突起状に形成する必要がないため、投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44の機械的強度を高めることができる。
【0124】
被覆層70は、たとえば以下のようにして形成することができる。基板12を切り出した後に、基板12の側壁に金、銀、アルミニウム、チタン等の金属、黒色エナメル、または黒色エポキシ樹脂等を蒸着する。その後、接続部21a、検出用流路14b、および接続部21b等の溝15を形成する。これにより、基板12の側壁において、接続部21aおよび接続部21b以外の領域に被覆層70を形成することができる。
【0125】
被覆層70の形成方法の他の例としては、溝15を形成した後に、たとえば酢酸ビニル、ポリビニルアルコール等の粘稠な親水性の液体を溝15内に導入して接続部21aおよび接続部21bの外部に突出させる。その状態で、上述した金、銀、アルミニウム、チタン等の金属、黒色エナメル、または黒色エポキシ樹脂等の疎水性の遮光材料を基板12の側壁にスプレーする。このようにすれば、基板12の側壁において、接続部21aおよび接続部21bの開口部分には遮光材料が付着せず、それ以外の領域にのみ被覆層70を形成することができる。遮光材料が硬化した後に、粘稠な親水性の液体を水等で洗い流すことにより、基板12の側壁において、接続部21aおよび接続部21b以外の領域に被覆層70を形成することができる。
【0126】
なお、被覆層70は、図23(b)に示したように、基板12の側壁全面に形成してもよいが、接続部21aおよび接続部21bが形成された領域の周囲にのみ形成するようにしてもよい。また、ここで、投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44bとして説明したが、図示したように、これらはコア材58およびコア材58よりも屈折率の低いクラッド材57から構成することができる。また、たとえば、コア材58を光伝達性のプラスチック材料から構成し、クラッド材58を遮光性のプラスチック材料により構成することもできる。また、図16に示したように、接続部21aおよび接続部21b部分に被覆層68を形成することもできる。
【0127】
図5は、図1に示したマイクロチップ10の流路14(分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14c)の他の例を示す図である。図5(a)において、流路14は、基板12に形成された溝32内部を覆う透明なフィルム33により実現される。フィルム33は、たとえば軟質ポリ塩化ビニル等の光学的に透明な材料により構成することができる。なお、少なくとも検出用流路14bにおいて、フィルム33は、溝32の壁面と間隔を隔てるように配置される。これにより、検出用流路14b中の試料が、直接またはフィルム33を介して空気に囲まれる。空気の屈折率(1.0)は、試料の屈折率(水溶液の場合約1.33)よりも低いため、試料をコア材とし、空気をクラッド材として光を試料中に閉じこめたまま検出用流路14bに沿って伝達することができる。これにより、接続部21aから試料に導入された光を接続部21bから損失なく取り出すことができる。
【0128】
また、図5(b)において、流路14は、基板12に形成された溝32内に導入されたチューブ35により実現される。チューブ35も図5(a)に示したフィルム33と同様、たとえば軟質ポリ塩化ビニル等の光学的に透明な材料により構成することができる。チューブ35の内径はたとえば0.1mm程度とすることができる。なお、少なくとも検出用流路14bにおいて、チューブ35が溝32の壁面と接する領域には、反射層34を形成することができる。これにより、検出用流路14b中の試料はチューブ35を介して空気または反射層34で覆われる。そのため、光を試料中に閉じこめたまま検出用流路14bに沿って伝達することができる。これにより、接続部21aから試料に導入された光を接続部21bから損失なく取り出すことができる。また、必要に応じて、マイクロチップ10は、基板12上にカバー部材20を配置した構造とすることができる。また、チューブ35は、基板12中に形成された空洞に導入することもできる。
【0129】
さらに、マイクロチップ10において、分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14cは様々な配置構造をとることができ、接続部21aおよび接続部21bも様々な位置に設けることができる。図13(a)は図1に示したマイクロチップ10における分離用流路14a、検出用流路14bおよび回収用流路14cを模式的に示した図である。ここでは、分離用流路14aおよび回収用流路14cは、検出用流路14bに対して略垂直に設けられているが、分離用流路14aおよび回収用流路14cは、検出用流路14bに対して種々の角度で形成することができる。
【0130】
また、図13(b)および図13(c)に示すように、流路は一直線状に形成することもでき、投光用光ファイバ44aと接続される位置と受光用光ファイバ44bと接続される位置との間を検出用流路14bとすることができる。なお、投光用光ファイバ44aと受光用光ファイバ44bを流路の同じ方向から接続する構成とすることもでき(図13(b))、異なる方向から接続する構成とすることもできる(図13(c))。また、図13(d)および図13(e)に示した配置構造とすることもできる。本実施の形態においては、検出用流路14b内に光を閉じこめて伝達することができるので、検出用流路14bの任意のある位置から光を導入して、他の位置から検出用流路14bを通過した光を取り出すことにより、流路中の試料の成分を検出することができる。
【0131】
さらに、図1では、マイクロチップ10には、光源からの光を基板12の側方から導入し、検出用流路14bを通過した光を基板12の側方から取り出すとして説明したが、図24に示すように、基板12の上方から光を導入し、検出用流路14bを通過した光を基板12の上方から取り出す構成とすることもできる。この場合、接続部21aおよび接続部21bの端部は斜面状に形成し、斜面に鏡面処理を施すことができる。このようにして形成した斜面上方に投光用光ファイバ44aおよび受光用光ファイバ44bをそれぞれ光コネクタ48aおよび光コネクタ48bを介して接続する。これにより、マイクロチップ10の基板12の上方から光を導入するとともに検出用流路14bを通過した光を基板12の上方から取り出すことができる。なお、この場合も、図23に示した例と同様に、基板12の上面に遮光材料から構成された被覆層を設けることができる。基板12上面の投光用光ファイバ44aと受光用光ファイバ44bとの接続領域以外の領域に被覆層を設けることにより、光コネクタ48aおよび光コネクタ48bを用いなくても、マイクロチップ10の基板12の上方から光を導入するとともに検出用流路14bを通過した光を基板12の上方から取り出すことができる。
【0132】
以上の実施の形態においては、検出用流路14bの長軸方向を光路として試料中の成分を光学的に検出するとして説明したが、マイクロチップ10は、図25に示したような構成とすることもできる。ここでは、接続部21aおよび接続部21bは、流路14(分離用流路14a、検出用流路14b、および回収用流路14c)と交差するように形成される。このように形成した接続部21aおよび接続部21b内に水を導入し、接続部21a、流路14の幅方向、および接続部21bを光路として試料中の成分を光学的に検出することもできる。ここでも、基板12は、金属光沢のある材料や水の屈折率よりも屈折率の低い材料により構成することができる。また、接続部21aおよび接続部21bの表面を鏡面処理した構成とすることもできる。このようにすれば、接続部21aおよび接続部21b内に導入された水内に光を閉じ込めることができ、水を光導波路として光を効率よく伝達することができる。
【0133】
図25(a)に示した構成において、液溜め22aおよび液溜め22bには電極が設けられており、これを用いて流路14の両端に電圧を印加することができる。ここで、流路14、接続部21aおよび接続部21bに水を充填した状態で、液溜め22aに試料を注入する。次いで、液溜め22bの方向へ試料が流れるように電圧を印加する。これにより、試料は液溜め22aから液溜め22bの方向に流れる。流路14において、上述した分離構造を利用して試料中の成分を分離することができる。これにより、試料は種々の成分に分離される。このとき、接続部21aおよび接続部21bには水が充填されているため、光源からの光を接続部21a中の水を介して流路14中の試料に導入することができる。また、流路14を通過した光を接続部21b中の水を介して外部の検出器に取り出すことができる。このようにして、流路14中で分離された試料中の成分を光学的に検出することができる。
【0134】
さらに、たとえば図25(b)に示したように、接続部21aと流路14および接続部21bと流路14との間にそれぞれ隔壁24を設けた構成とすることもできる。この場合も、接続部21aおよび接続部21bに水を充填した状態で、流路14中の試料中の成分を光学的に検出する。さらに、図25(c)に示したように、基板12上にカバー部材20を設けることができる。この場合、接続部21aおよび接続部21bに水を導入するための空気孔49を設けることができる。空気孔49は、接続部21aおよび接続部21bに水を導入した後に、シール等で塞ぐ構成とすることもできる。
【0135】
さらに、また、接続部21aおよび接続部21bの表面を鏡面処理した構成とした場合、接続部21aおよび接続部21b内には必ずしも水を導入する必要はなく、光源からの光を接続部21a中の空気を介して流路14中の試料に導入することができる。また、流路14を通過した光を接続部21b中の空気を介して外部の検出器に取り出すことができる。このようにしても、流路14中で分離された試料中の成分を光学的に検出することができる。
【0136】
なお、以上の実施の形態において、接続部21aおよび接続部21bを設ける形態としたが、接続部21aだけを設け、接続部21aから光を導入し、目視により検出することもできる。
【0137】
また、実施の形態において、マイクロチップ10は検出用流路14bを有するとして説明したが、この流路は分離用に限られず、試料を移動させるだけのもの等、他の目的の流路を含むこともできる。
【0138】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、試料流路の長軸方向に光路をとることができるので、微細な構造の検出装置においても、流路中の試料に含まれる成分を精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマイクロチップを示す上面図である。
【図2】図1に示したマイクロチップにおける流路配置の他の例を示す図である。
【図3】図1および図2に示したマイクロチップの製造方法の一例を示す工程図である。
【図4】図1に示したマイクロチップの製造方法の他の例を示す工程図である。
【図5】図1に示したマイクロチップの流路の他の例を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるマイクロチップを外部の光源や検出器と接続するためのコネクタを示す図である。
【図7】図6に示したコネクタとマイクロチップとの接続部分を示す拡大図である。
【図8】図6に示したコネクタとマイクロチップとの接続部分を示す拡大図である。
【図9】図6に示したコネクタとマイクロチップとの接続部分を示す拡大図である。
【図10】図1に示した基板上に、カバー部材を配置したマイクロチップの構成を示す図である。
【図11】図10におけるC−C’断面図である。
【図12】図10に示したマイクロチップおよびコネクタの断面図である。
【図13】検出用流路への光の入光および取り出し方法を示す模式図である。
【図14】本発明の実施の形態におけるマイクロチップとコネクタとの接続部分を示す拡大図である。
【図15】図14に示したマイクロチップとコネクタとを接続させた状態を示す図である。
【図16】図7に示したマイクロチップの他の例を示す図である。
【図17】分離用流路の構造を詳細に示した斜視図である。
【図18】分離用流路における分離方式の一例を示す上面図である。
【図19】分離用流路における分離方式の一例を示す上面図である。
【図20】図19に示した試料分離領域の構造を示す図である。
【図21】従来の毛細管電気泳動装置を示す図である。
【図22】図1に示したマイクロチップの検出用流路の他の例を示す図である。
【図23】図6に示したマイクロチップおよびコネクタの他の例を示す図である。
【図24】図1に示したマイクロチップの他の例を示す図である。
【図25】図1に示したマイクロチップの他の例を示す図である。
【符号の説明】
10  マイクロチップ
12  基板
14  流路
14a  分離用流路
14b  検出用流路
14c  回収用流路
14d  検出用流路
15  溝
20  カバー部材
21a  接続部
21b  接続部
22a  液溜め
22b  液溜め
22c  液溜め
23a  接続部
23b  接続部
24  隔壁
26  反射層
28  被覆基板
30  反射層
32  溝
33  フィルム
34  反射層
35  チューブ
40  コネクタ
42  支持体
44a  投光用光ファイバ
44b  受光用光ファイバ
46a  スライド部
46b  スライド部
48a  光コネクタ
48b  光コネクタ
49  空気孔
51  位置あわせ部
52  位置あわせ部
53  位置あわせ部
54  位置あわせ部
55  位置あわせ部
56  位置あわせ部
57  クラッド材
58  コア材
60a  切欠部
60b  切欠部
62  位置あわせ部
63  凹部
64  可動部
66  付勢部
68  被覆層
70  被覆層
72  拡散用レンズ
221  ピラーパッチ
225  ピラー
229  壁

Claims (30)

  1. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、水の屈折率よりも屈折率の低い材料により構成された基板と、前記基板に形成された試料流路と、前記試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含むことを特徴とする検出装置。
  2. 前記基板はフッ素樹脂により構成されたことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、結晶性の基板と、前記基板に形成され、前記基板の表面に対して実質的に垂直な方向に露出する結晶面からなる側壁および前記基板表面に対して実質的に平行な底面を有する試料流路と、前記試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含むことを特徴とする検出装置。
  4. 前記基板は、表面における面方位が(110)のシリコン基板であって、前記試料流路の前記側壁は、前記シリコン基板の(1−11)面または(−111)面により構成されたことを特徴とする請求項3記載の検出装置。
  5. 前記シリコン基板において、少なくとも前記試料流路の表面がSiOまたはSiNで被覆されたことを特徴とする請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記試料流路は、前記側壁および前記底面を有する第一の流路と、前記側壁および前記底面を有し、前記第一の流路に対して所定の角度で交差して設けられた第二の流路と、を含み、前記検出領域は前記第二の流路に設けられたことを特徴とする請求項3乃至5いずれかに記載の検出装置。
  7. 前記基板は、金属光沢を有することを特徴とする請求項3乃至6いずれかに記載の検出装置。
  8. 少なくとも前記検出領域において、前記試料流路の表面が鏡面処理されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の検出装置。
  9. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、基板と、前記基板に形成された試料流路と、前記試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含み、少なくとも前記検出領域において、前記試料流路の表面が鏡面処理されたことを特徴とする検出装置。
  10. 前記基板はプラスチック材料により構成されたことを特徴とする請求項9に記載の検出装置。
  11. 前記試料流路は前記試料中の成分を分離する分離領域を有し、前記検出領域は、前記分離領域と連続して形成されたことを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の検出装置。
  12. 前記試料流路は、前記基板に形成された溝であることを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の検出装置。
  13. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、空洞が形成された基板と、前記空洞内に設けられた光学的に透明な管により構成された試料流路と、前記試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含み、前記空洞において、少なくとも前記試料流路の前記検出領域と接する部分は鏡面処理されていることを特徴とする検出装置。
  14. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、凹部が形成された基板と、前記凹部の内部を覆う光学的に透明なフィルムにより構成された試料流路と、前記試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含み、前記試料流路は、少なくとも前記検出領域において、当該検出領域中の前記試料が直接または前記フィルムを介して空気に囲まれるように形成されていることを特徴とする検出装置。
  15. 前記試料流路に光学的に接続して前記基板に形成された接続溝をさらに含み、前記入光部または前記受光部は、前記接続溝に設けられていることを特徴とする請求項1乃至14いずれかに記載の検出装置。
  16. 前記接続溝は、前記基板の側面から内方向にわたって、前記側面に対して実質的に垂直に形成されたことを特徴とする請求項15に記載の検出装置。
  17. 前記接続溝は、前記試料流路の前記検出領域と同軸に形成されたことを特徴とする請求項15または16に記載の検出装置。
  18. 前記接続溝は、前記試料流路に連続して形成されていることを特徴とする請求項15乃至17いずれかに記載の検出装置。
  19. 少なくとも前記接続溝の上面を覆う疎水性カバー部材を含むことを特徴とする請求項15乃至18いずれかに記載の検出装置。
  20. 前記試料流路の表面は、親水性処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至19いずれかに記載の検出装置。
  21. 光導波路を保持し、当該光導波路を前記入光部または前記受光部に接続するコネクタをさらに含み、前記基板は、前記コネクタと係合して前記光導波路を前記入光部または前記受光部に位置合わせする係合部を有することを特徴とする請求項1乃至20いずれかに記載の検出装置。
  22. 前記コネクタは、前記入光部または前記受光部と接続される前記光導波路の先端を取り囲むように形成されるとともに前記基板の前記係合部と係合する保護部材を含むことを特徴とする請求項21に記載の検出装置。
  23. 前記基板表面を覆うカバー部材をさらに含み、前記カバー部材は、前記入光部または前記受光部が設けられた領域を露出するように形成され、前記コネクタは前記光導波路を前記入光部または前記受光部に接続したときに、前記入光部または前記受光部が設けられた前記領域を覆うように形成されたことを特徴とする請求項特徴とする請求項21または22に記載の検出装置。
  24. 前記コネクタは、コア材と、前記コア材を取り囲むクラッド材とを含み、前記コア材を前記入光部または前記受光部に接続したときに、前記入光部または前記受光部が設けられた前記領域が前記クラッド材により覆われるように形成されたことを特徴とする請求項23に記載の検出装置。
  25. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、基板と、前記基板表面に溝状に形成された試料流路と、前記基板表面に溝状に形成され、前記試料流路に設けられた検出領域中の試料に光を入光する入光部と、前記基板表面に溝状に形成され、前記試料流路の長軸方向に沿って前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、を含むことを特徴とする検出装置。
  26. 前記流路の前記検出領域、前記入光部、および前記受光部は、同軸に形成されたことを特徴とする請求項25に記載の検出装置。
  27. 前記入光部および前記受光部は、光導波路を収容可能に形成されたことを特徴とする請求項25または26に記載の検出装置。
  28. 前記入光部および前記受光部は、それぞれ前記基板の一方の側面および他方の側面から当該基板の内方向に形成され、前記一方の側面または前記他方の側面において、前記入光部または前記受光部が形成された領域の周囲に遮光性材料からなる被覆層が形成されたことを特徴とする請求項25または26に記載の検出装置。
  29. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、
    基板と、
    前記基板表面に溝状に形成された試料流路と、
    前記基板表面に溝状に形成され、前記試料流路中の試料に光を入光する入光部と、
    前記基板表面に溝状に形成され、前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、
    を含み、
    前記入光部および前記受光部に水が導入され、当該水を介して前記試料流路の前記試料に光を入光するとともに前記光を取り出すように構成されたことを特徴とする検出装置。
  30. 試料中の成分を光学的に検出するための検出装置であって、
    基板と、
    前記基板表面に溝状に形成された試料流路と、
    前記基板表面に溝状に形成され、前記試料流路中の試料に光を入光する入光部と、
    前記基板表面に溝状に形成され、前記試料を通過した前記光を取り出す受光部と、
    を含み、
    前記入光部および前記受光部の表面が鏡面処理されたことを特徴とする検出装置。
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