JP2004075607A - 有害節足動物駆除組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン及び(b)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドを有効成分として含有することを特徴とする有害節足動物駆除組成物。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は有害節足動物駆除組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
これまで種々の有害節足動物駆除組成物が使用されているが、より駆除効果の高い有害節足動物駆除組成物が求められている。
【0003】
本発明は、より優れた駆除効果を発揮し得る有害節足動物駆除組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、有害節足動物駆除組成物について鋭意検討を重ねた結果、害虫駆除成分としていずれも知られる1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン及び2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドを併用することにより、顕著な相乗効果が発揮され、より低薬量の施用によって種々の有害節足動物に対し優れた駆除効果が発揮されることを見出し、本発明に至った。
【0005】
即ち本発明は、(a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン及び(b)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドを有効成分として含有することを特徴とする有害節足動物駆除組成物(以下、本発明組成物と記す。)を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明組成物において用いられる1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン(以下、化合物Aと記す)は特開平7−179448号公報、特開平10−139604号公報等に記載の化合物であり、2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリド(以下、化合物Bと記す)は特開昭57−156407号公報、特開平8−319202号公報等に記載の化合物である。
【0007】
本発明組成物における化合物Aと化合物Bとの混合割合は重量比で、通常、99:1から1:99、好ましくは3:1から1:10、更に好ましくは3:1から1:1である。
【0008】
本発明が駆除対象とする有害節足動物としては、例えば、半翅目害虫:ウンカ類、アブラムシ類、カメムシ類等。
【0009】
鱗翅目害虫:メイガ類、ヤガ類、スガ類、イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類等。
【0010】
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類、(Aedes aegypti)、(Aedes albopictus)等のエーデス属、(Anophelessinensis)等のアノフェレス属、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類、ハモグリバエ類等。
【0011】
鞘翅目害虫:サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類、ゾウムシ類、シバンムシ類、ヒラタキクイムシ類等。
【0012】
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等。
【0013】
アザミウマ目害虫:ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)等。
【0014】
膜翅目害虫:アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類等。
【0015】
直翅目害虫:ケラ類、バッタ類等。
【0016】
隠翅目害虫:ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等。
【0017】
シラミ目害虫:コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ (Phthirus pubis)、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)等。
【0018】
シロアリ目害虫:ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)等。
【0019】
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、オリゴニカス属等のハダニ類、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)等のフシダニ類、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類、ヒメハダニ類、ケナガハダニ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus) 、オウシマダニ(Boophilus microplus)等のマダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)等のコナダニ類、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)等のツメダニ類、ワクモ類等。
【0020】
本発明組成物は、特に双翅目害虫、ゴキブリ目害虫、隠翅目害虫およびダニ目害虫の防除に適している。
【0021】
本発明組成物は、化合物Aと化合物Bのみからなるものであってもよいが、実用的には通常、液体担体、固体担体、製剤補助剤等を適宜含有する製剤形態で使用される。製剤形態としては、乳剤、油剤、スポットオン剤、ポァオン剤、シャンプー、懸濁剤等の液剤、粉剤、水和剤、粒剤、ペースト状製剤、マイクロカプセル化製剤、泡沫剤、エアゾール製剤、炭酸ガス製剤、錠剤、毒餌剤、燻煙剤、燻蒸剤、シート製剤、樹脂製剤等を挙げることができ、施用形態により適宜好ましい製剤形態が選択される。
【0022】
また、化合物A及び化合物Bの含有量はその製剤形態によって変わりうるが、合計量で通常、0.001〜50重量%である。
【0023】
これらの製剤は通常の手法、例えば、化合物Aおよび化合物Bを固体担体や液体担体と混合し、必要によりその他の乳化剤、固着剤等の製剤用補助剤を添加、混合することにより、さらに製剤形態によっては成形することにより得ることができる。製剤化の際に用いられる担体や製剤用補助剤としては、例えば以下のものが挙げられる。
【0024】
液体担体としては、例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン等の芳香族または脂肪族炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール等のアルコールやグリコール類、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等のエーテル類、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトンシクロヘキサノン等のケトン類、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、N−メチル−2−ピロリドン、N−オクチル−2−ピロリドン等のアルキルピロリドン類、大豆油、綿実油等の植物油、オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等の植物精油、炭酸プロピレン、水などが挙げられる。
【0025】
固体担体としては、例えば、クレー、カオリン、タルク、ベントナイト、セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、珪藻土、軽石、方解石、海泡石、白雲石、シリカ、アルミナ、バーミキュライト、パーライト等の天然又は合成鉱物、おがくず、トウモロコシの穂軸、ココヤシの実殻、タバコの茎等の細粒体、ゼラチン、ワセリン、メチルセルロース、ラノリン、ラードなどが挙げられる。
【0026】
また、製剤用補助剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル等の非イオン性界面活性剤、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩等の陰イオン性界面活性剤、リグニンスルホン酸塩等の分散剤、カルボキシメチルセルロース、アラビアガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート等の固着剤、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、アリザリン染料、アゾ染料、フタロシアニン染料等の着色料などが挙げられる。
【0027】
本発明組成物がエアゾール製剤形態である場合(以下、本発明組成物のうち、エアゾール製剤形態のものを、本エアゾール製剤と記す場合がある。)、たとえば本エアゾール製剤をゴキブリ類などの害虫またはその周辺に直接噴霧し害虫を駆除する用途に使用する場合は、本エアゾール製剤における化合物Aおよび化合物Bの含有量はそれぞれ通常、0.01〜3重量%および0.01〜7.5重量%程度であり、好ましくはそれぞれ0.1〜1%および0.1〜2%程度である。また、本エアゾール製剤が、家屋の室内空間に比較的多量、たとえば内容量100ml程度のエアゾール剤一本のほぼ全量を一度に噴霧し、該室内全体に有効成分をゆきわたらせることにより室内の家具の隙間、じゅうたん等の中に潜むゴキブリ類、ノミ等の害虫や塵性ダニ等の駆除する用途に使用される、いわゆる全量噴射型エアゾール製剤の場合(以下、本エアゾール製剤のうち、該全量噴射型エアゾール製剤形態のものを、本全量噴射型エアゾール製剤と記す場合がある。)は、本全量噴射型エアゾール製剤における化合物AおよびBの含有量は、それぞれ通常0.5〜2重量%および0.5〜4.5重量%程度であり、好ましくはそれぞれ0.5〜1.5重量%および0.5〜3%重量%程度である。
【0028】
本エアゾール製剤において、化合物AおよびBと溶剤、必要により安定剤その他の製剤用補助剤を含む液体部と、噴射剤との重量比は、通常7:3〜1:9である。本全量噴射型エアゾール製剤の場合は、この重量比が5:5〜1:9にあることが望ましく、4:6〜1:9にあることがさらに望ましい。
【0029】
本発明組成物が高濃度(例えば化合物A及びBの組成物中の合計含量が2重量%以上)の液剤形態である場合や、本全量噴射型エアゾール製剤であり、その液体部における化合物AおよびBが高濃度(例えば化合物A及びBの液体部中の合計含量が4重量%以上)である場合には、溶剤として、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールまたはこれらの混合物(以下、これらを総称して高濃度用溶剤と記す場合がある。)を使用することが好ましい。その場合、化合物Aと高濃度用溶剤との重量比は、1:100〜1:25で、かつ化合物Bと高濃度用溶剤との重量比は、1:100〜1:10であることが好ましい。また化合物Aと化合物Bとの合計重量と高濃度用溶剤との重量比は、好ましくは1:9〜1:50である。
【0030】
本エアゾール製剤における噴射剤としては、例えばジメチルエーテル、プロパン、n−ブタン、イソブタンを挙げることができ、これらを混合して使用してもよい。好ましくはジメチルエーテルを挙げることができる。噴射剤中にジメチルエーテルが25〜100重量%含有することがより好ましく、50〜100重量%含有することがさらに好ましく、実質的に噴射剤がジメチルエーテルのみからなるものが特に好ましい。
【0031】
本エアゾール製剤の調製方法としては、例えば以下の方法を挙げることができる。
【0032】
化合物AおよびBとを溶剤に溶解し液体部を得、該液体部をエアゾール容器に充填する。エアゾールバルブを装着し、噴射剤をステムを通して充填し、振とうした後、アクチュエーター(あるいは全量噴射型アクチュエーター)を装着することにより本エアゾール製剤を得ることができる。
【0033】
本エアゾール製剤における好ましい溶剤としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類や炭酸プロピレン、ベンジルアルコールなどの極性溶剤、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ナフテン等の飽和炭化水素系溶剤、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等のエーテル類、水等を挙げることができ、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル及び3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールがより好ましい。
【0034】
本発明組成物が毒餌剤形態である場合、その基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチック酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ粉末等の誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料等の誘引性香料等が挙げられる。通常は、餌成分、酸化防止剤、保存料、誤食防止剤、誘引性香料等からなる基材と、化合物A及び化合物Bとを混合することにより得ることができる。
【0035】
本発明組成物が樹脂製剤形態である場合、その基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されている。該基材中に化合物A及び化合物Bを通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得ることができる。必要により更に成型、裁断等の工程を経ることにより、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等、所望の形状の樹脂製剤に加工することができ、例えば、動物用首輪、動物用イヤータッグ、シート剤、誘引ひも、包装用フィルム、園芸用支柱とすることもできる。
【0036】
尚、本発明組成物は、化合物Aおよび化合物B以外の殺虫活性成分を適宜含有することも可能である。化合物Aおよび化合物B以外の殺虫活性成分としては、例えば、ジクロルボス、テトラクロロビンホス、フェンチオン、クロルピリホス、ダイアジノン等の有機燐化合物、プロポキスル、カルバリル、メトキサジアゾン、フェノブカルブ等のカーバメート化合物、ルフェヌロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、シロマジン、ノバルロン、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]ウレア等のキチン形成阻害物質、ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルブ等の幼若ホルモン様物質、N−フェニルピラゾール系化合物、アミトラズ等の殺ダニ剤、ミルベマイシン、アバメクチン、イベルメクチン等の動物内部寄生虫駆除薬、N,N−ジエチル−m−トリアミド(Deet)、リモネン、リナロール、シトロネラール、メントール、メントン、ヒノキチオール、ゲラニオール、ユーカリプトール、インドキサカルブ、カラン−3,4−ジオール等の害虫忌避剤等を挙げることができ、また、PBO、S421,MGK264、IBTA、サイネピリン500等の共力剤を挙げることもできる。
【0037】
本発明組成物は、通常、有害節足動物に直接、あるいはその生息場所(植物体、動物体、土壌、家屋内等)等に施用することにより用いられるが、被覆電線や合成樹脂シート等の樹脂部分に混入させることにより防虫処理された各種製品の製造に供することができる。
【0038】
本発明組成物の施用量は、本発明組成物を家庭防疫用に用いる場合、例えば屋内のハエ、カ、ゴキブリ、アリ等を防除するに際しては、例えば本エアゾール製剤を、有効成分量(本明細書において「有効成分量」とは断りのない限り、化合物A及び化合物Bの合計量を意味する。)に換算して、通常0.001〜100mg/m3を室内空間に、あるいは通常0.01mg〜100mgを害虫に直接噴霧施用する。
【0039】
本発明組成物が乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル化製剤等の形態の場合は、該製剤を通常水で希釈し、その施用濃度を有効成分に換算して、通常0.1ppm〜1000ppmとして施用される。本発明組成物が、燻煙剤、毒餌剤、シート製剤等の形態の場合は、各製剤の通常の施用方法によりそのまま施用される。
【0040】
また、本発明組成物を、犬、猫等のペットや牛、羊等の家畜などの動物の外部寄生虫防除に用いる場合、動物に施用するときには、例えばスポットオン製剤、ポアオン製剤、シャンプー等の形態の本発明組成物を有効成分量に換算して、通常0.1〜1000mg/kg程度、動物以外の床面、屋外等に施用するときには、例えば油剤、乳剤等の製剤形態の本発明組成物を有効成分量に換算して、通常0.1〜10000mg/m2程度施用する。
【0041】
さらに、本発明組成物を農業用に用いる場合、例えば粒剤、粉剤、乳剤、水和剤、懸濁剤等の製剤形態の本発明組成物を有効成分量に換算して、通常1g〜1000g/ha、好ましくは10g〜300g/ha程度施用する。また、この際、本発明組成物が乳剤、水和剤、懸濁剤等の製剤形態であり、該製剤を水で希釈して用いる場合は、その施用濃度は有効成分に換算して、通常1ppm〜1000ppm、好ましくは10ppm〜200ppmである。本発明組成物が粒剤、粉剤等の製剤の場合は通常、そのまま施用する。
【0042】
本発明組成物を農業用に用いる場合、製剤形態や製剤の水希釈液形態の本発明組成物は、害虫から保護するべき作物等の植物に対して茎葉処理してもよいし、耕作地の土壌に棲息する害虫を防除する目的で該土壌に処理してもよい。また、シート状やひも状等に加工した樹脂製剤形態の本発明組成物を作物に直接巻き付けたり、作物の近傍に張り渡したり、株元の土壌表面に敷くなどして施用することもできる。
【0043】
【実施例】
以下、本発明を実施例にてより詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
化合物A 0.05g及び化合物B 0.1gを炭酸プロピレンに溶解し全体を100mlとし、本発明組成物1(液剤)を得る。
【0044】
実施例2
化合物A 0.1重量部、化合物B 0.1重量部、イソプロピルアルコール30重量部及び蒸留水29.8重量部を混合、溶解させ、エアゾール容器内に充填する。このエアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じジメチルエーテル 40重量部を加圧充填し、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物2(水性エアゾール剤)を得る。
【0045】
実施例3
化合物A 0.2重量部、化合物B 0.2重量部およびd・d−T−シフェノトリン0.1重量部を、12重量部の炭酸プロピレン中に溶解し、該溶液をエアゾール缶に充填し、エタノールを加え全体を20重量部とする。このエアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じ80重量部のジメチルエーテルを加圧充填し、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物3(油性エアゾール剤)を得る。
【0046】
実施例4
化合物A 0.4重量部、化合物B 0.4重量部およびd−フェノトリン 0.8重量部をベンジルアルコール12重量部に溶解し、該溶液をエアゾール缶に充填し、イソプロパノールを加え全体を20重量部とする。エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じ80重量部のジメチルエーテルを加圧充填し、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物4(油性エアゾール剤)を得る。
【0047】
実施例5
化合物A 0.5重量部、化合物B 1.0重量部およびd−フェノトリン2.0重量部を加温しながら炭酸プロピレン15重量部に溶解し、該溶液をエアゾール缶に充填し、イソプロパノールを加え全体を20重量部とする。エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じ80重量部のジメチルエーテルを加圧充填し、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物5(油性エアゾール剤)を得る。
【0048】
実施例6
化合物A 0.5重量部、化合物B 0.5重量部およびd−フェノトリン2.0重量部を加温しながらフェノキシエタノール15重量部に溶解し、該溶液をエアゾール缶に充填し、イソプロパノールを加え全体を30重量部とする。エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じ70重量部のジメチルエーテルを加圧充填し、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物6(油性エアゾール剤)を得る。
【0049】
実施例7
化合物A 0.6重量部及び化合物B 1.0重量部を3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール15重量部に加温しながら溶解し、該溶液をエアゾール缶に充填し、エタノールを加え全体を20重量部とする。エアゾール容器にバルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じ80重量部のジメチルエーテルを加圧充填し、アクチュエーターを装着することにより本発明組成物7(油性エアゾール剤)を得る。
【0050】
実施例8
化合物A 5重量部、化合物B 5重量部、オレイン酸エチル7重量部、酸化亜鉛0.5重量部、α−澱粉2重量部及び、アゾジカルボンアミドを混合して全体を100重量部とし、水を加えて混練、押出機で顆粒状に成形し、乾燥する。この顆粒2gと酸化マグネシウム50gとを、アルミ製隔壁で区分された容器内に各々収容し本発明組成物8(燻煙剤)を得る。
【0051】
試験例1
化合物A及び化合物Bを炭酸プロピレンに溶解し、0.005(%w/v)/0.015(%w/v)(化合物A濃度/化合物B濃度)の本発明組成物9を調製した。
【0052】
また、比較として化合物Aのみ、化合物Bのみを炭酸プロピレンに溶解して下記濃度(化合物A濃度/化合物B濃度)の比較組成物1及び2を調製した。
比較組成物1:0.005(%w/v)/0(%w/v)
比較組成物2:0(%w/v)/0.015(%w/v)
【0053】
チャバネゴキブリ成虫10頭(雄5頭、雌5頭)を入れたプラスチック容器(直径13cm、高さ10cm、底部32メッシュ金網)を、ガラス製円筒(直径20cm、高さ60cm)の底部に設置する。ガラス製円筒上部より上記組成物1.5mlをスプレーガンにて供試ゴキブリに直撃噴霧した。噴霧30秒後、ゴキブリの入った容器をガラス製円筒より取り出し、全供試ゴキブリを清潔なプラスチック容器(200ml)内に移し、餌と水を与えた。薬剤処理3日後に致死を観察した。下記計算式により理論致死率および相乗効果指数を求めた。
【0054】
化合物A(X%)+化合物B(Y%)混合系の理論致死率(%)
=P+(100−P)×Q÷100
P:化合物A単剤(X%)の致死率
Q:化合物B単剤(Y%)の致死率
相乗効果指数=実験致死率÷理論致死率×100
各3反復実施した。結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
実施例10
化合物A 0.1重量部と化合物B 1重量部とをジプロピレングリコールモノメチルエーテル10重量部に加温しながら溶解することにより本発明組成物10(液剤)を得た。
【0057】
実施例11
化合物Aの量を0.6重量部とし、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルの量を15重量部とした以外は実施例11と同様の操作を行うことにより本発明組成物11(液剤)を得た。
【0058】
実施例12
ジプロピレングリコールモノメチルエーテルに代えて3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを用いる以外は実施例11と同様の操作を行うことにより本発明組成物12(液剤)を得た。
【0059】
実施例13
ジプロピレングリコールモノメチルエーテルに代えて3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールを用いる以外は実施例12と同様の操作を行うことにより本発明組成物13(液剤)を得た。
【0060】
試験例2
本発明組成物10〜13それぞれをガラス製スクリュー缶に11.1g〜16.6g充填し、低温保存試験として温度5℃で1週間保存した後の溶状を観察した。結果を表3に示すが、表中における溶剤、化合物A及び化合物Bの各数値は各成分の重量部を表す。表3における評価基準は次のとおりである。
(評価基準)
溶解性;
○:十分溶解したまま、残存固形分なし。
×:不溶物が析出。
【0061】
【表2】
DPGMME:シ゛フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテル
3M3M1BOH:3−メトキシ−3−メチル−1−フ゛タノール
【0062】
実施例14
化合物A11.6mgと化合物B116mgとをジプロピレングリコールモノメチルエーテル1.16gに溶解し、エチルアルコールを加え全体を5.0gとし、液剤を得た。該液剤を50ml容のエアゾール缶に充填し、全量噴射エアゾール用バルブを装着し、ジメチルエーテル15gをステムを通して充填し、全量噴射エアゾール用アクチュエーターを装着することで本発明組成物14(油性エアゾール剤)を得た。
【0063】
試験例3
直径4cmの濾紙をアルミ皿の上に敷き、該濾紙の縁に粘着物質を塗布(ダニの逃亡防止用)し、濾紙上にコナヒョウヒダニ20〜50頭を放した。
5.8m3(縦1.8m、横1.8m、高さ1.8m)の試験室内の床面2隅の各々に壁面から30cm離して、上述のコナヒョウヒダニを放したアルミ皿を設置した。一方、床面中央に、本発明組成物14を設置し、全量噴射を行った。2時間後、コナヒョウヒダニの入った該アルミ皿は該ダニの成育に適切な温湿度に設定した箱に移し、3日後にコナヒョウヒダニの致死数を調査した。ろ紙上にいるダニ全数に対する致死ダニ数の割合を観察したところ致死率は100%であった。
【0064】
試験例4
5.8m3(縦1.8m、横1.8m、高さ1.8m)の試験室の床中央に、本発明組成物15を設置した。試験室の2隅にチャバネゴキブリ10頭(雄5頭、雌5頭)を入れた直径12cm高さ6cmの円筒型プラスチック製オープンカップを設置した。本発明組成物14を全量噴射し、供試虫を2時間そのまま放置した後、全供試虫を清潔なプラスチック容器に移し、24時間後に致死の有無を調査した。その結果致死率が100%であった。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、有害節足動物駆除において顕著な相乗性を発揮し得、よってより低薬量の施用によって、種々の有害節足動物に対し優れた駆除効果を示す有害節足動物駆除組成物を提供できる。
Claims (8)
- (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン及び(b)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドを有効成分として含有することを特徴とする有害節足動物駆除組成物。
- (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンと(b)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドとの重量比が3:1から1:10である請求項1に記載の有害節足動物駆除組成物。
- (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンと(b)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドとの重量比が1:1から1:3である請求項1に記載の有害節足動物駆除組成物。
- さらに(c)ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールから選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の有害節足動物駆除組成物。
- (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジンと(c)ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールから選ばれる少なくとも1種との重量比が1:100から1:25であり、
(b)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリドと(c)ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールから選ばれる少なくとも1種との重量比が1:100〜1:10である請求項4に記載の有害節足動物駆除組成物。 - ゴキブリ駆除用である請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
- (a)1−メチル−2−ニトロ−3−[(3−テトラヒドロフリル)メチル]グアニジン、(b)2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロメタンスルホンアニリド、(c)ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールから選ばれる少なくとも1種及び、(d)ジメチルエーテルを噴射剤全重量の25重量%以上含有する噴射剤を含有することを特徴とする有害節足動物駆除用エアゾール製剤。
- ゴキブリ駆除用である請求項7に記載のエアゾール製剤。
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