JP2004074760A - 印鑑ケースに内蔵する朱肉皿 - Google Patents
印鑑ケースに内蔵する朱肉皿 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004074760A JP2004074760A JP2002280075A JP2002280075A JP2004074760A JP 2004074760 A JP2004074760 A JP 2004074760A JP 2002280075 A JP2002280075 A JP 2002280075A JP 2002280075 A JP2002280075 A JP 2002280075A JP 2004074760 A JP2004074760 A JP 2004074760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vermilion
- ink
- seal
- red
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 51
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims abstract description 28
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 25
- 230000009471 action Effects 0.000 claims abstract description 20
- 235000020989 red meat Nutrition 0.000 claims description 20
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 2
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 abstract description 25
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 129
- 239000000463 material Substances 0.000 description 26
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 10
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 7
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 6
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 3
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 3
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 3
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 3
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- 229920001410 Microfiber Polymers 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000011152 fibreglass Substances 0.000 description 1
- 238000009863 impact test Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
《課題》朱肉タンクを持たせた小型の朱肉皿場合、朱肉タンクより朱肉インキが無制限に供給される、また朱肉インキに入り込んだ空気が膨張すると朱肉インキが圧し出され捺印が不明瞭となる。
《解決手段》毛細管作用が発生しない距離を置いて縦方向に繊維が並んだ起毛体を、表布と朱肉タンクの間に設置し、圧迫されたときのみ貯液体の朱肉インキを表布に伝え、同時に起毛体下部に設置した弁シールが朱肉タンクに通じる穴を塞ぎ朱肉インキの供給を遮断する。
朱肉タンクの朱肉インキに少量の繊維を加え流動性を低くし、朱肉インキに空気が入らないようにする。
【選択図】 図14
《解決手段》毛細管作用が発生しない距離を置いて縦方向に繊維が並んだ起毛体を、表布と朱肉タンクの間に設置し、圧迫されたときのみ貯液体の朱肉インキを表布に伝え、同時に起毛体下部に設置した弁シールが朱肉タンクに通じる穴を塞ぎ朱肉インキの供給を遮断する。
朱肉タンクの朱肉インキに少量の繊維を加え流動性を低くし、朱肉インキに空気が入らないようにする。
【選択図】 図14
Description
【0001】
《発明の属する技術分野》
本発明は朱肉皿に関する。
【0002】
《従来の技術》
【0003】
従来、朱肉皿は、綿やスポンジなどの吸蔵体の毛細管作用を利用し朱肉インキを吸収させ、調節体やクッション体に表布を配設した構造をもっている。
【0004】
そのため、捺印する際その印面に印鑑の刻面を押し付け、吸蔵体を圧迫し、吸蔵体の朱肉インキを印面に染み出させ、印鑑の刻面に、適度に朱肉インキを付着させ捺印する。そして一定の圧力で表布にインキのしみ出す量はその吸蔵体が含むインキの量に比例する。
【0005】
したがって印鑑の刻面に一定の朱肉インキを付着させ良好な捺印を得ようとすれば、吸蔵体に含まれる朱肉インキの量の変化にあわせて印面に刻面を圧しつける圧力も変化させなくてはならない。つまり吸蔵体の朱肉インキの含有量が多いときには刻面を軽く圧しつけ、朱肉インキを使用し吸蔵体の含有量が少なくなるにしたがい、刻面を強く圧しつけなくてはならない。
【0006】
それは、印鑑本体を手に持ち卓上型の朱肉皿を使用した場合や、キャップ内部の可動式の朱肉皿を使用時にキャップ底のボタンを押し、朱肉皿の印面を刻面に圧しつけるタイプの印鑑ケース(例えば、実第2542307号、特開平11−34463、特開2000−229466等)では可能ではあるが、吸蔵体の朱肉インキの含有量の減少に応じて刻面を圧しつける圧力を調節しなくては良好な捺印を得られず、確実に良好な捺印を得ようとすれば朱肉インキの付着量を確認する必要もある。
【0007】
また、キャップ内部に固定式の朱肉皿をもつ筒状の印鑑ケース(例えば実昭56−19532、実昭62−102662等)やキャップ底部と可動式の朱肉皿の間にバネを設けた筒状の印鑑ケース(例えば実第3004178号、特開平11−129498等)では圧力の調整はできない。
【0008】
たとえ筒状の印鑑ケース本体にネジ式等の印鑑本体を押し出す機構をもたしたとしても、固定式の朱肉皿をもつ印鑑ケースの場合には圧力の調整は可能ではあるものの、吸蔵体の朱肉インキの減少に応じて調節するのは煩わしく、朱肉皿の下にバネをもつ印鑑ケースの場合には、朱肉皿が押し下げられるだけなので大きな効果は得られない。
【0009】
そして、一般の朱肉皿のように綿やスポンジ等の吸蔵体に朱肉インキを含ませ、その吸蔵体に圧力を加えることにより、朱肉インキを印面に供給する方法では、吸蔵体に一定以上のインキを含ませると少し圧力を加えただけでインキが表部に過剰にしみ出し、捺印が不鮮明になるため、その吸蔵体が毛細管作用により含有できるインキの量を下まわる量しか含ませることができず、しかも実願20200080286の印鑑ケースの場合、捺印するとき以外は常に印面に圧力がかかるため、長期間使用する間に徐々に吸蔵体が圧縮縮小し頻繁に使用しなければ含有する朱肉インキを印面にしみださせ捺印が不鮮明になる恐れがあり、さらに朱肉インキの含有量を少なくする必要があると考える。したがって朱肉皿の体積が大きな卓上型の朱肉皿では問題はないが、印鑑ケースに内蔵する体積の小さな朱肉皿では実務に使用した場合に不便と感じないほどの捺印回数を得ることが難しいと考える。
【0010】
しかも吸蔵体の朱肉インキが減り、圧力を加えても印面に十分に供給できなくなっても吸蔵体内には朱肉インキが残り、効率的に使用することができない。
故に、ある程度捺印し続けても印面に安定して朱肉インキを供給し、捺印可能回数を増やすためには、吸蔵体が圧力を受けない構造をもち朱肉インキを飽和状態に含んだ吸蔵体をもつ朱肉皿、もしくは朱肉インキのタンクを備えた朱肉皿が有効と考えられ、朱肉タンクをもつ朱肉皿は考案もされている(実開平6−42200)
【0011】
しかし、この考案と似た試作品と、朱肉タンク内に密度の低いスポンジを設置し、通液穴を大きくしてフェルトを挿入し、朱肉インキをクッション体に供給する試作品を作成し、実願20200080286の印鑑ケースで実験したところ、下記のような問題が明らかとなった。
【0012】
この朱肉カートリッジは印鑑を挿入していない状態で印鑑ケースに内蔵し、また交換用に単体で販売されることが想定され、最低数週間から数年間保管されると予想される、つまり製造されてから使用されるまで、長期間印面に圧力がかかっておらず、圧力のかかっていない液伝体やクッション体は体積が大きく密度が低いため、その材料がもつ毛細管作用の限度いっぱいまで朱肉インキで飽和状態の吸蔵体や、朱肉タンクから供給される朱肉インキを吸収してしまうと、圧縮された際、含んでいた朱肉インキが圧し出され、この印鑑ケースに使用される印面の小さな朱肉皿では朱肉インキが周囲に逃げることができないので表布にしみだし、捺印が不明瞭となる。
【0013】
そしていったん使用されれば、キャップを閉めた状態、つまり印面に圧力がかかった状態で数カ月から数年間保管される。そして朱肉インキを飽和状態に含んだ吸蔵体、又は朱肉タンクをもち圧縮されないでも朱肉インキを供給することを特徴とする朱肉皿は、一般の吸蔵体をもつ朱肉皿とは異なり、朱肉インキで飽和状態の密度の低いスポンジや朱肉タンク内の朱肉インキは、毛細管作用など朱肉インキを留まらせるための力が低く、適度な毛細管作用をもつ液伝体を使用しても、時間が経過すると、表布にに朱肉インキがしみだし捺印が不明瞭となる。
【0014】
また、長期間使用された印鑑の周囲は擦り減っていることが多く、印面の大きな卓上型の朱肉皿を使用すれば、印面に印鑑を押し付けた際、印鑑を圧しつけた周囲の印面が回りの印面に引っ張られ、沈み込むような形となり擦り減った印鑑の周囲にも朱肉インキを付着させるが、筒状の印鑑ケースに内蔵する印鑑の直径に近い大きさの印面をもつ朱肉皿では印鑑を押し付けた周囲の印面が回りの印面に引っ張られることがなく、しかも筒状の印鑑ケースに内蔵した場合、卓上の朱肉皿を使用する際のように印面に印鑑の刻面を圧しつける角度を変化させる事ができないため、擦り減った印鑑の周囲に朱肉インキが付着しにくい傾向がある。
【0015】
そのことに対処するため厚く柔らかいクッション体を使用すると、圧迫された際クッション体が含んでいるインキが大量に朱肉面に放出され捺印が不鮮明になる問題が生じる。
【0016】
そして、朱肉タンクを内蔵する朱肉皿の場合、タンク内の朱肉インキが減少するのに伴い、タンク内に空気が入り込み、携帯して移動する際に山を越える、寒い事務室に置いていた印鑑ケースを暖かいポケットに入れるなど、外気圧よりタンク内の気圧が高くなった際、膨張した朱肉タンク内の空気が朱肉インキを印面に圧しだし、印面にたいするインクの供給が過剰となり、捺印が不鮮明となる事が確認され、とくに二千メートルの高度に相当するほど気圧の下がる旅客機内では漏れた朱肉インキが印鑑ケースから出て、ポケットを汚染する事態が発生した。
【0017】
そのことに対応するため、朱肉皿下部に表面張力の作用を利用した留液室をもたせるなど、さまざまな試作品を作成し実験したが、旅客機内の気圧低下に対応する程に留液室を大きくすればサイズの限られた朱肉皿では朱肉タンクの容量が小さくなり、捺印可能回数が減り、また留液室に流れ込んだ粘度の高い朱肉インキは気圧がもとに戻っても、ある程度の量が留液室に残留するため、エレベーターに毎日乗るなど、気圧の変化が繰り返されれば、留液室が朱肉インキで満たされ、外部に漏れる恐れがある、などの問題を解決することができなかった。
【0018】
《発明が解決しようとする課題》
印鑑ケースに内蔵できるほど小型で、同体積の一般の構造をもつ朱肉皿に比べて捺印可能回数を増やし、朱肉皿が保有する朱肉インキの残量にかかわらず一定の圧力で良好な捺印を可能とするために朱肉タンクを内蔵した場合に発生する下記の問題を解決する。
朱肉皿の印面に圧力が加わらない状態で長期間保管しても朱肉タンクより朱肉インキがクッション体に伝わらないようにする。
朱肉皿の印面に圧力が加わった状態で長期間保管しても良好な捺印を可能とする。印面が印鑑の刻面の直径に近い朱肉皿でも、ある程度刻面の周囲が擦り減った印鑑の刻面の周囲に朱肉インキを付着させる。
朱肉タンクを内蔵した朱肉皿を、一般の生活環境下で朱肉タンク内の空気が膨張しても朱肉インキの供給量の変化をきたさない。
【0019】
《課題を解決するための手段》
本発明者は本発明に関係する考案を申請している(実願2001007885)(実願20200080286)(特申者整理番号KK03、KK05)
そしてこの朱肉カートリッジは実願20200080286の印鑑ケース用に研究開発されている。
【0020】
本発明の朱肉皿(図1)は、印面を保護し朱肉カートリッジを印鑑ケースキャップ内に押し込んだ際、指先が汚れないようにするシール(1)、表布(2)、起毛体(3)、上貯液体(4)、下貯液体(5)、弁シール(6)、朱肉インキ(22)、朱肉インキ(22)に含ませる流動性低下材(7)、過流動防止シール(8)、パッキン(9)、朱肉タンク(10)を形成するための隔壁(11)をもつ朱肉皿主部(12)、そして朱肉皿支持体(13)から構成される。
【0021】
朱肉皿主部(12)の隔壁(11)の上部に下貯液体(5)を設置する。下貯液体(5)は朱肉インキを吸収しやすい布などで作られ、中央に穴をもつ。その上にシリコンゴムの薄膜などの非通液性の弁シール(6)を下部中央に接着した上貯液体(4)を設置しする。下貯液体(5)と上貯液体(4)は密に織られた布など朱肉インキを含むと通気性がなくなる材料を使用する。
【0022】
その上に起毛体(3)を設置する。起毛体(3)下部中央と上貯液体(4)中央は接着剤で接続される。起毛体はナイロンなどインキが浸透しにくく弾力性をもつ化学繊維で織られ、起毛体の上面(20)と起毛体の下面(21)に網の目(14)の平面を構成し、上面と下面の間の繊維(15)が毛細管作用が発生しない距離をおいて平面に体して縦方向に並び、圧迫されない状態では繊維(15)どうしが接触しない、もしくは中間部以上で接触する生地を使用する。ナイロンなどの化学繊維で織られた生地は復元力を失いにくく、現在実験中の試作品に使用している起毛体は、圧迫され続けると、ある程度繊維が寝てしまうがそれ以上は変形せず起毛体としての機能を失わないため実願20200080286の印鑑ケースのように常にクッション体を圧迫する印鑑ケースに内蔵する朱肉皿にも使用できると考える。(起毛体を有する朱肉皿に関して本発明者は特許を申請している整理番号KK05)
【0023】
そして起毛体(3)上部に起毛体の網の目(14)が印鑑の刻面に朱肉インキが均等に付着することに影響を与えない厚さをもつ表布(2)を設置する。
【0024】
以上のように構成すると圧力が加わらない状態では朱肉タンク(10)内の朱肉インキ(22)は隔壁(11)の通液穴(16)上部の開口部(17)まで毛細管作用により達する。開口部(17)まで達した朱肉インキは表面張力により開口部(17)で止まり、開口部(17)は下貯液体(5)や弁シール(6)、上貯液体(4)に接していないため、朱肉カートリッジを長期間保存しても朱肉インキが下貯液体(5)や上貯液体(4)に伝わらず表布(2)に過剰に朱肉インキが供給され捺印が不明瞭になることはなく、生産、出荷時に弁シール(6)以上の構造物を上方に引き上け通液穴(16)の開口部(17)との距離をあければ、その機能はより確実となる、(図12)
【0025】
そして使用時、表布(2)に印鑑の刻面により圧力が加わり、起毛体(3)が圧縮されると同時に弁シール(6)が押し下げられ、弁シール(6)は通液穴の開口部(17)を塞ぎ朱肉インキの供給を遮断するため、キャップを閉めた状態、つまり印鑑の刻面により表布(2)に圧力がかかった状態で長期間保存されても表布(2)に朱肉インキがしみ出し捺印が不明瞭になることはない。(図13)
【0026】
キャップを外し表布(2)に圧力がかからなくなった状態では弾力性のあるナイロンなどの化学繊維で織られた起毛体(3)は復元力が強く元の状態に戻るため、上貯液体(4)を挟んで起毛体の下面(21)に繋がった弁シール(6)は引き上げられ通液穴(16)の開口部(17)より離れる。しかし開口部(17)と弁シール(6)の離れる距離が短く、下貯液体(5)に通気性がないため粘度の高い朱肉インキは弁シール(6)より離れず、開口部(17)より引き出された朱肉インキ(22)は朱肉皿主部(12)と弁シール(6)との間を伝わり下貯液体(5)に達し、弁シール(6)が薄いため下貯液体(5)と上貯液体(4)の周囲は離れず、下貯液体(5)と上貯液体(4)は弁シール(6)の周囲より朱肉インキを吸収し、起毛体の下面(21)は毛細管作用の飽和状態になるまで朱肉インキを吸収する。また上貯液体(4)と下貯液体(5)は通気性がないため隔壁(11)と弁シール(6)の間に空気が入らず、朱肉インキが含む流動性低下材(7)に毛細管作用が発生しても、流動性低下材(7)の毛細管作用による吸引力が貯液体の吸引力を越え通液穴(16)に空気が侵入するまで貯液体は朱肉インキ(22)を吸収し続ける。(図14)
弁シールを起毛体の下部に直接接着してもこの機能を得ることはできるがより確実に空気の侵入を防ぐために上貯液体を設置するのが望ましいと考える。
【0027】
下貯液体(5)と上貯液体(4)、起毛体の下面(21)が毛細管作用の飽和状態となっても圧迫されていない起毛体(3)の内部の繊維は毛細管作用が発生しない距離をおいて平面にたいして縦方向に配列しているため朱肉インキを吸収することはなく、朱肉インキは起毛体の上面(20)や表布(2)に供給されることはない。
【0028】
しかしその状態で朱肉カートリッジを横にし、長時間放置すれば上貯液体(4)や起毛体の下面(21)の周囲と朱肉皿主部(12)の内壁が接触しているため徐々に朱肉インキがしみだし朱肉皿主部(12)の内壁を伝わり表布(2)に達するが、試作品の実験では二日程では朱肉インキの漏れは捺印に影響を与えない程度のため、業務で卓上型の朱肉皿と併用し、一日キャップを閉めない状態が発生しても終業時にキャップを閉めるようにすればよいので実用上大きな問題はないと考える。また起毛体や貯液体をヒートカットで打ち抜き、それらの周囲の繊維を溶解させ周囲のみ毛細管作用が発生しないようにすれば、より朱肉インキの漏れを抑えることができると考える。
【0029】
そして表布(2)に圧力が加わり、起毛体(3)が圧迫されると起毛体(3)の内部の繊維(15)が圧され、寝た状態となり繊維どうしが接触し毛細管作用が発生し、起毛体の上面(20)と表布(2)に起毛体(3)下部に含まれた朱肉インキが供給される。起毛体(3)は圧迫された際の体積の変化が大きくクッション性に優れているが内部に朱肉インキを含むことがないので圧迫された際に押し出される朱肉インキは下貯液体(5)と上貯液体(4)、起毛体の下面(21)が含む朱肉インキのみでその量は少なく、起毛体(3)の上下面の網の目(14)の空間に逃れ、表布(2)にしみだし捺印が不明瞭となることはない。
【0030】
また起毛体(3)は体積が大きくなっても朱肉インキを含まないため、一般の朱肉皿のクッション体のように圧縮された際に放出する朱肉インキを考慮する必要がなく、表布の上下の移動の行程を大きくする事ができ、表布の周囲と朱肉皿主部の内壁との摩擦を利用して擦り減った刻面の周囲(24)に朱肉インキを付着させる機能を発生させることができる。
(この機能に関して本発明者は特許を申請している整理番号KK03)
また既に申請しているKK03の朱肉カートリッシの台バネとして起毛体を使用した場合は上面に固定した閉塞体を下方に貫通させれば隔離板も必要とせず材料費も低いため大幅なコストダウンが期待できる。
【0031】
そして、朱肉タンクをもたせた場合に発生する気圧の変化に対処するには下記の方法を用いる。
【0032】
朱肉タンク(10)に粘度の高い朱肉インキを空気を含まないように入れる。粘度の高い朱肉インキは通液穴(16)を通り開口部(17)まで達し、表面張力の作用により漏れることはない。その朱肉インキに、定形をもたせず毛細管現象が発生しない程度の少量の超極細繊維や脱脂綿などの弾力性が弱い繊維の流動性低下材(7)を入れ、拡散させる。 (試作品の場合、6ミリの高さの朱肉タンクに使用する脱脂綿は圧縮すると0.1ミリ程になり、流動性低下材を含まない朱肉インキと含んだ朱肉インキの体積の変化は肉眼では確認できない)
【0033】
粘度の高い朱肉インキの中に、流動性低下材(7)を含んだ粘度の高い朱肉インキはその繊維の周囲に粘着し、流動性が低くなり、泥のような状態となるため、狭い朱肉タンク内(試作品では直径10.4ミリ)ではショックが加わらない限り流動しなくなり、横にしたり逆さにしても、気泡が朱肉インク内や、朱肉インキと朱肉タンク(10)の内壁の間に入らない。
【0034】
したがって朱肉インキは通液穴(16)を通り、下貯液体(5)に毛細管作用により吸収され、体積の減った朱肉タンク(10)内の朱肉インキは大気の圧力により上部に押し上げられ、常に下貯液体(5)に吸収され続ける。
【0035】
そして流動性低下材(7)は朱肉インキの減少にともない収縮し、圧力を加えられなくとも流動性低下材(7)自体に毛細管作用が発生し、その吸引力が下貯液体(5)の吸引力を越え通液穴(16)に空気が侵入するまで朱肉インキを供給し、内部の朱肉インキの残留量は、フェルトやスポンジを使用した定形を有し体積がほとんど変化しない吸蔵体を使用した場合に比べ少なく、したがって体積が小さく、また一定の圧力を加える事しかできない印鑑ケースに内蔵する朱肉皿でも、実務で使用しても不便と感じないほどの捺印可能回数を得ることができる。
【0036】
繊維と朱肉インキを組み合わせる事から、この流動性低下材は吸蔵体とにているが、一般の吸蔵体は定形を有し、毛細管現象を利用して繊維や気泡室の間に朱肉インキを蓄えるが、この流動性低下材は、朱肉インキが多いときには、朱肉インキの量に対して繊維の量が少なく、毛細管現象の限界(液体に触れた際その液体を吸収しようとする現象の限界、もしくは繊維と繊維が引きつけあおうとする現象の限界と考える)を超え、朱肉インキに含まれいる状態であり、不定形で体積が大きければ繊維を含んだままで流動し液体としての性格を有し、朱肉インキの減少に比例してその体積もある程度まで減少する事から、この方法はグラスファイバーや鉄筋コンクリート、地滑り防止用の芝生の根など強度の不足する物質に、細長い丈夫な物質を含ませることにより強度を上げる方法に属すると思われ、一般の吸蔵体の概念には当てはまらないと考える。
【0037】
そして、朱肉タンクに流動性低下材を含んだ朱肉インキを入れ、パッキンを設置した状態(図14)の朱肉カートリッジを約1.5メートルの高さからタイルの上に落とす試験を繰り返した所、衝撃により朱肉インキが流動しパッキンに接触し(図15)、さらに衝撃が加わった際や、まれに衝撃による反動で激しく回転した時にはパッキン全体に朱肉インキが接触し、朱肉インキ内部に空気を取り込んでしまう(図16)事が確認された。この状態(図16)では空気が膨張した場合、留液室や印面に朱肉インキが押し出されてしまい、空気の膨張が大きい場合には朱肉インキが朱肉カートリッジの外に漏れ出す。
【0038】
このような事態に対応するために朱肉インキの底に朱肉タンクの直径よりやや小さい直径をもつ過流動防止シール(8)を配置する。朱肉インキはある程度粘着性をもっているため過流動防止シール(8)は朱肉インキに張り付き、流動性低下材を含んだ粘度の高い朱肉インキは質量の軽い材料(試作品の場合ポリエチレンの薄膜を使用)のシールの場合ショックが加わってもはがれたり、朱肉インキに沈むことはなく、シールの裏側に朱肉インキがほとんど回り込まない。
【0039】
過流動防止シールを張られた朱肉タンク内の、流動性低下材を含んだ朱肉インクは衝撃が加わり、ある程度流動してもそれ以上は過流動防止シールに妨げられ、流動せずパッキン全体に朱肉インキが接触する事はない。そしてシールの直径を朱肉タンクの高さ以上に設定してやれば過流動防止シールが朱肉タンク内で反転することもない。(図17)(図18)
【0040】
そしてこの朱肉インキに流動性低下材を含ませ、過流動防止シールを張る仕組は小型の朱肉タンクを複数個並べるような方法をとれば卓上型の朱肉皿にも応用が可能と考える。
【0041】
そして流動性低下材(7)を含んだ朱肉インキを入れ、過流動防止シール(8)を設置した後、パッキン(9)を設置する。そのパッキン(9)は空気の流通は抵抗なく行われるが朱肉インキがパッキン(9)に達した時には朱肉インキの表面張力によりその穴を通過しない程度の大きさをもつ穴(試作品の場合0.5ミリ程)を複数個開ける。
【0042】
パッキンを設置した後、通気穴(19)をもつ朱肉皿支持体(13)を接着する。その朱肉皿支持体(13)はショックが加わりパッキンの穴から朱肉インキが漏れた際に備えての留液室(18)をパッキン(9)との間に形成する。
【0043】
そして、朱肉皿主部(12)の下部はは朱肉皿主部(12)上部のの直径より大きな直径をもち、実願20200080286の印鑑ケースに内蔵する朱肉皿の朱肉皿周囲の突起(24)の役割をもつ。
【0044】
《効果案の効果》
本発明は、上記したように構成されているため、次に記載する効果を奏する。
特申者整理番号KK03の朱肉皿に比べ部品数が少なく、高価な金型を使用し加工する台バネを必要としないためコストを下げることができる。
【0045】
朱肉タンクをもつ朱肉皿を高度の変化や温度の変化による朱肉タンク内の空気の膨張による印面に体する朱肉インキの供給量の変化や漏れ出ることを防ぐ。
【0046】
朱肉面が印鑑の刻面の面積をやや上回る程度の面積の朱肉皿でも擦り減った印鑑の刻面の周囲に朱肉インキを付着させることができる。
【0047】
朱肉タンクをもつ朱肉皿でも印鑑の刻面により周囲に朱肉インキが過剰に付着しない朱肉皿を提供できる。
【0048】
朱肉タンクをもつ朱肉皿が使い初めから良好な捺印が可能となり、使用開始後、ある程度キャップを開けた後でも良好な捺印を得ることができる。
【0049】
朱肉インキの供給量が安定しており、実願20200080286の印鑑ケースを使用することにより、卓上型の朱肉皿を使用するように刻面を朱肉皿に押し付ける圧力を調節したり、刻面の朱肉インキの付着量を気にする事なく印鑑ケースのキャップを取るだけで良好な捺印が可能となる。
【0050】
従来の吸蔵体をもつ朱肉皿に比べ、捺印可能回数を増やすことができる。
【符号の説明】
1, シール
2, 表布
3, 起毛体
4, 上貯液体
5, 下貯液体
6, 弁シール
7, 流動性低下材
8, 過流動防止シール
9, パッキン
10,朱肉タンク
11,隔壁
12,朱肉皿主部
13,朱肉皿支持体
14,起毛体の網の目
15,起毛体内部の繊維
16,通液穴
17,通液穴の開口部
18,留液室
19,通気穴
20,起毛体の上面
21,起毛体の下面
22,流動性低下材を含んだ朱肉インキ
23,刻面の周囲の擦り減った印鑑
24,朱肉皿主部周囲の突起
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の朱肉皿の立体図
【図2】表布クッション体の立体図
【図3】網の目をもつ起毛体の立体図
【図4】上貯液体の立体図
【図5】弁シールの立体図
【図6】下貯液体の立体図
【図7】朱肉皿主部の立体図
【図8】細い繊維が集まった状態の流動性低下材の立体図
【図9】過流動防止シールの立体図
【図10】パッキンの立体図
【図11】朱肉皿支持体の立体図
【図12】弁シール以上の構造物を引き上けた朱肉皿の断面図
【図13】表布に圧力が加わった朱肉皿の断面図
【図14】使用開始後圧力が加わらない状態の朱肉皿の断面図
【図15】衝撃試験用に朱肉タンクに流動性低下材を含んだ朱肉インキを入れた朱肉皿主部の断面図
【図16】図15の朱肉皿主部に衝撃を与えた際の断面図
【図17】図16の朱肉皿主部にさらに衝撃与えた際の断面図
【図18】図15の朱肉皿主部に過流動防止シールを設置し衝撃を与えた際の断面図
【図19】図15の朱肉皿主部に過流動防止シールを設置し衝撃を与えた際の断面図
【図20】実願20200080286の印鑑ケースの断面図
《発明の属する技術分野》
本発明は朱肉皿に関する。
【0002】
《従来の技術》
【0003】
従来、朱肉皿は、綿やスポンジなどの吸蔵体の毛細管作用を利用し朱肉インキを吸収させ、調節体やクッション体に表布を配設した構造をもっている。
【0004】
そのため、捺印する際その印面に印鑑の刻面を押し付け、吸蔵体を圧迫し、吸蔵体の朱肉インキを印面に染み出させ、印鑑の刻面に、適度に朱肉インキを付着させ捺印する。そして一定の圧力で表布にインキのしみ出す量はその吸蔵体が含むインキの量に比例する。
【0005】
したがって印鑑の刻面に一定の朱肉インキを付着させ良好な捺印を得ようとすれば、吸蔵体に含まれる朱肉インキの量の変化にあわせて印面に刻面を圧しつける圧力も変化させなくてはならない。つまり吸蔵体の朱肉インキの含有量が多いときには刻面を軽く圧しつけ、朱肉インキを使用し吸蔵体の含有量が少なくなるにしたがい、刻面を強く圧しつけなくてはならない。
【0006】
それは、印鑑本体を手に持ち卓上型の朱肉皿を使用した場合や、キャップ内部の可動式の朱肉皿を使用時にキャップ底のボタンを押し、朱肉皿の印面を刻面に圧しつけるタイプの印鑑ケース(例えば、実第2542307号、特開平11−34463、特開2000−229466等)では可能ではあるが、吸蔵体の朱肉インキの含有量の減少に応じて刻面を圧しつける圧力を調節しなくては良好な捺印を得られず、確実に良好な捺印を得ようとすれば朱肉インキの付着量を確認する必要もある。
【0007】
また、キャップ内部に固定式の朱肉皿をもつ筒状の印鑑ケース(例えば実昭56−19532、実昭62−102662等)やキャップ底部と可動式の朱肉皿の間にバネを設けた筒状の印鑑ケース(例えば実第3004178号、特開平11−129498等)では圧力の調整はできない。
【0008】
たとえ筒状の印鑑ケース本体にネジ式等の印鑑本体を押し出す機構をもたしたとしても、固定式の朱肉皿をもつ印鑑ケースの場合には圧力の調整は可能ではあるものの、吸蔵体の朱肉インキの減少に応じて調節するのは煩わしく、朱肉皿の下にバネをもつ印鑑ケースの場合には、朱肉皿が押し下げられるだけなので大きな効果は得られない。
【0009】
そして、一般の朱肉皿のように綿やスポンジ等の吸蔵体に朱肉インキを含ませ、その吸蔵体に圧力を加えることにより、朱肉インキを印面に供給する方法では、吸蔵体に一定以上のインキを含ませると少し圧力を加えただけでインキが表部に過剰にしみ出し、捺印が不鮮明になるため、その吸蔵体が毛細管作用により含有できるインキの量を下まわる量しか含ませることができず、しかも実願20200080286の印鑑ケースの場合、捺印するとき以外は常に印面に圧力がかかるため、長期間使用する間に徐々に吸蔵体が圧縮縮小し頻繁に使用しなければ含有する朱肉インキを印面にしみださせ捺印が不鮮明になる恐れがあり、さらに朱肉インキの含有量を少なくする必要があると考える。したがって朱肉皿の体積が大きな卓上型の朱肉皿では問題はないが、印鑑ケースに内蔵する体積の小さな朱肉皿では実務に使用した場合に不便と感じないほどの捺印回数を得ることが難しいと考える。
【0010】
しかも吸蔵体の朱肉インキが減り、圧力を加えても印面に十分に供給できなくなっても吸蔵体内には朱肉インキが残り、効率的に使用することができない。
故に、ある程度捺印し続けても印面に安定して朱肉インキを供給し、捺印可能回数を増やすためには、吸蔵体が圧力を受けない構造をもち朱肉インキを飽和状態に含んだ吸蔵体をもつ朱肉皿、もしくは朱肉インキのタンクを備えた朱肉皿が有効と考えられ、朱肉タンクをもつ朱肉皿は考案もされている(実開平6−42200)
【0011】
しかし、この考案と似た試作品と、朱肉タンク内に密度の低いスポンジを設置し、通液穴を大きくしてフェルトを挿入し、朱肉インキをクッション体に供給する試作品を作成し、実願20200080286の印鑑ケースで実験したところ、下記のような問題が明らかとなった。
【0012】
この朱肉カートリッジは印鑑を挿入していない状態で印鑑ケースに内蔵し、また交換用に単体で販売されることが想定され、最低数週間から数年間保管されると予想される、つまり製造されてから使用されるまで、長期間印面に圧力がかかっておらず、圧力のかかっていない液伝体やクッション体は体積が大きく密度が低いため、その材料がもつ毛細管作用の限度いっぱいまで朱肉インキで飽和状態の吸蔵体や、朱肉タンクから供給される朱肉インキを吸収してしまうと、圧縮された際、含んでいた朱肉インキが圧し出され、この印鑑ケースに使用される印面の小さな朱肉皿では朱肉インキが周囲に逃げることができないので表布にしみだし、捺印が不明瞭となる。
【0013】
そしていったん使用されれば、キャップを閉めた状態、つまり印面に圧力がかかった状態で数カ月から数年間保管される。そして朱肉インキを飽和状態に含んだ吸蔵体、又は朱肉タンクをもち圧縮されないでも朱肉インキを供給することを特徴とする朱肉皿は、一般の吸蔵体をもつ朱肉皿とは異なり、朱肉インキで飽和状態の密度の低いスポンジや朱肉タンク内の朱肉インキは、毛細管作用など朱肉インキを留まらせるための力が低く、適度な毛細管作用をもつ液伝体を使用しても、時間が経過すると、表布にに朱肉インキがしみだし捺印が不明瞭となる。
【0014】
また、長期間使用された印鑑の周囲は擦り減っていることが多く、印面の大きな卓上型の朱肉皿を使用すれば、印面に印鑑を押し付けた際、印鑑を圧しつけた周囲の印面が回りの印面に引っ張られ、沈み込むような形となり擦り減った印鑑の周囲にも朱肉インキを付着させるが、筒状の印鑑ケースに内蔵する印鑑の直径に近い大きさの印面をもつ朱肉皿では印鑑を押し付けた周囲の印面が回りの印面に引っ張られることがなく、しかも筒状の印鑑ケースに内蔵した場合、卓上の朱肉皿を使用する際のように印面に印鑑の刻面を圧しつける角度を変化させる事ができないため、擦り減った印鑑の周囲に朱肉インキが付着しにくい傾向がある。
【0015】
そのことに対処するため厚く柔らかいクッション体を使用すると、圧迫された際クッション体が含んでいるインキが大量に朱肉面に放出され捺印が不鮮明になる問題が生じる。
【0016】
そして、朱肉タンクを内蔵する朱肉皿の場合、タンク内の朱肉インキが減少するのに伴い、タンク内に空気が入り込み、携帯して移動する際に山を越える、寒い事務室に置いていた印鑑ケースを暖かいポケットに入れるなど、外気圧よりタンク内の気圧が高くなった際、膨張した朱肉タンク内の空気が朱肉インキを印面に圧しだし、印面にたいするインクの供給が過剰となり、捺印が不鮮明となる事が確認され、とくに二千メートルの高度に相当するほど気圧の下がる旅客機内では漏れた朱肉インキが印鑑ケースから出て、ポケットを汚染する事態が発生した。
【0017】
そのことに対応するため、朱肉皿下部に表面張力の作用を利用した留液室をもたせるなど、さまざまな試作品を作成し実験したが、旅客機内の気圧低下に対応する程に留液室を大きくすればサイズの限られた朱肉皿では朱肉タンクの容量が小さくなり、捺印可能回数が減り、また留液室に流れ込んだ粘度の高い朱肉インキは気圧がもとに戻っても、ある程度の量が留液室に残留するため、エレベーターに毎日乗るなど、気圧の変化が繰り返されれば、留液室が朱肉インキで満たされ、外部に漏れる恐れがある、などの問題を解決することができなかった。
【0018】
《発明が解決しようとする課題》
印鑑ケースに内蔵できるほど小型で、同体積の一般の構造をもつ朱肉皿に比べて捺印可能回数を増やし、朱肉皿が保有する朱肉インキの残量にかかわらず一定の圧力で良好な捺印を可能とするために朱肉タンクを内蔵した場合に発生する下記の問題を解決する。
朱肉皿の印面に圧力が加わらない状態で長期間保管しても朱肉タンクより朱肉インキがクッション体に伝わらないようにする。
朱肉皿の印面に圧力が加わった状態で長期間保管しても良好な捺印を可能とする。印面が印鑑の刻面の直径に近い朱肉皿でも、ある程度刻面の周囲が擦り減った印鑑の刻面の周囲に朱肉インキを付着させる。
朱肉タンクを内蔵した朱肉皿を、一般の生活環境下で朱肉タンク内の空気が膨張しても朱肉インキの供給量の変化をきたさない。
【0019】
《課題を解決するための手段》
本発明者は本発明に関係する考案を申請している(実願2001007885)(実願20200080286)(特申者整理番号KK03、KK05)
そしてこの朱肉カートリッジは実願20200080286の印鑑ケース用に研究開発されている。
【0020】
本発明の朱肉皿(図1)は、印面を保護し朱肉カートリッジを印鑑ケースキャップ内に押し込んだ際、指先が汚れないようにするシール(1)、表布(2)、起毛体(3)、上貯液体(4)、下貯液体(5)、弁シール(6)、朱肉インキ(22)、朱肉インキ(22)に含ませる流動性低下材(7)、過流動防止シール(8)、パッキン(9)、朱肉タンク(10)を形成するための隔壁(11)をもつ朱肉皿主部(12)、そして朱肉皿支持体(13)から構成される。
【0021】
朱肉皿主部(12)の隔壁(11)の上部に下貯液体(5)を設置する。下貯液体(5)は朱肉インキを吸収しやすい布などで作られ、中央に穴をもつ。その上にシリコンゴムの薄膜などの非通液性の弁シール(6)を下部中央に接着した上貯液体(4)を設置しする。下貯液体(5)と上貯液体(4)は密に織られた布など朱肉インキを含むと通気性がなくなる材料を使用する。
【0022】
その上に起毛体(3)を設置する。起毛体(3)下部中央と上貯液体(4)中央は接着剤で接続される。起毛体はナイロンなどインキが浸透しにくく弾力性をもつ化学繊維で織られ、起毛体の上面(20)と起毛体の下面(21)に網の目(14)の平面を構成し、上面と下面の間の繊維(15)が毛細管作用が発生しない距離をおいて平面に体して縦方向に並び、圧迫されない状態では繊維(15)どうしが接触しない、もしくは中間部以上で接触する生地を使用する。ナイロンなどの化学繊維で織られた生地は復元力を失いにくく、現在実験中の試作品に使用している起毛体は、圧迫され続けると、ある程度繊維が寝てしまうがそれ以上は変形せず起毛体としての機能を失わないため実願20200080286の印鑑ケースのように常にクッション体を圧迫する印鑑ケースに内蔵する朱肉皿にも使用できると考える。(起毛体を有する朱肉皿に関して本発明者は特許を申請している整理番号KK05)
【0023】
そして起毛体(3)上部に起毛体の網の目(14)が印鑑の刻面に朱肉インキが均等に付着することに影響を与えない厚さをもつ表布(2)を設置する。
【0024】
以上のように構成すると圧力が加わらない状態では朱肉タンク(10)内の朱肉インキ(22)は隔壁(11)の通液穴(16)上部の開口部(17)まで毛細管作用により達する。開口部(17)まで達した朱肉インキは表面張力により開口部(17)で止まり、開口部(17)は下貯液体(5)や弁シール(6)、上貯液体(4)に接していないため、朱肉カートリッジを長期間保存しても朱肉インキが下貯液体(5)や上貯液体(4)に伝わらず表布(2)に過剰に朱肉インキが供給され捺印が不明瞭になることはなく、生産、出荷時に弁シール(6)以上の構造物を上方に引き上け通液穴(16)の開口部(17)との距離をあければ、その機能はより確実となる、(図12)
【0025】
そして使用時、表布(2)に印鑑の刻面により圧力が加わり、起毛体(3)が圧縮されると同時に弁シール(6)が押し下げられ、弁シール(6)は通液穴の開口部(17)を塞ぎ朱肉インキの供給を遮断するため、キャップを閉めた状態、つまり印鑑の刻面により表布(2)に圧力がかかった状態で長期間保存されても表布(2)に朱肉インキがしみ出し捺印が不明瞭になることはない。(図13)
【0026】
キャップを外し表布(2)に圧力がかからなくなった状態では弾力性のあるナイロンなどの化学繊維で織られた起毛体(3)は復元力が強く元の状態に戻るため、上貯液体(4)を挟んで起毛体の下面(21)に繋がった弁シール(6)は引き上げられ通液穴(16)の開口部(17)より離れる。しかし開口部(17)と弁シール(6)の離れる距離が短く、下貯液体(5)に通気性がないため粘度の高い朱肉インキは弁シール(6)より離れず、開口部(17)より引き出された朱肉インキ(22)は朱肉皿主部(12)と弁シール(6)との間を伝わり下貯液体(5)に達し、弁シール(6)が薄いため下貯液体(5)と上貯液体(4)の周囲は離れず、下貯液体(5)と上貯液体(4)は弁シール(6)の周囲より朱肉インキを吸収し、起毛体の下面(21)は毛細管作用の飽和状態になるまで朱肉インキを吸収する。また上貯液体(4)と下貯液体(5)は通気性がないため隔壁(11)と弁シール(6)の間に空気が入らず、朱肉インキが含む流動性低下材(7)に毛細管作用が発生しても、流動性低下材(7)の毛細管作用による吸引力が貯液体の吸引力を越え通液穴(16)に空気が侵入するまで貯液体は朱肉インキ(22)を吸収し続ける。(図14)
弁シールを起毛体の下部に直接接着してもこの機能を得ることはできるがより確実に空気の侵入を防ぐために上貯液体を設置するのが望ましいと考える。
【0027】
下貯液体(5)と上貯液体(4)、起毛体の下面(21)が毛細管作用の飽和状態となっても圧迫されていない起毛体(3)の内部の繊維は毛細管作用が発生しない距離をおいて平面にたいして縦方向に配列しているため朱肉インキを吸収することはなく、朱肉インキは起毛体の上面(20)や表布(2)に供給されることはない。
【0028】
しかしその状態で朱肉カートリッジを横にし、長時間放置すれば上貯液体(4)や起毛体の下面(21)の周囲と朱肉皿主部(12)の内壁が接触しているため徐々に朱肉インキがしみだし朱肉皿主部(12)の内壁を伝わり表布(2)に達するが、試作品の実験では二日程では朱肉インキの漏れは捺印に影響を与えない程度のため、業務で卓上型の朱肉皿と併用し、一日キャップを閉めない状態が発生しても終業時にキャップを閉めるようにすればよいので実用上大きな問題はないと考える。また起毛体や貯液体をヒートカットで打ち抜き、それらの周囲の繊維を溶解させ周囲のみ毛細管作用が発生しないようにすれば、より朱肉インキの漏れを抑えることができると考える。
【0029】
そして表布(2)に圧力が加わり、起毛体(3)が圧迫されると起毛体(3)の内部の繊維(15)が圧され、寝た状態となり繊維どうしが接触し毛細管作用が発生し、起毛体の上面(20)と表布(2)に起毛体(3)下部に含まれた朱肉インキが供給される。起毛体(3)は圧迫された際の体積の変化が大きくクッション性に優れているが内部に朱肉インキを含むことがないので圧迫された際に押し出される朱肉インキは下貯液体(5)と上貯液体(4)、起毛体の下面(21)が含む朱肉インキのみでその量は少なく、起毛体(3)の上下面の網の目(14)の空間に逃れ、表布(2)にしみだし捺印が不明瞭となることはない。
【0030】
また起毛体(3)は体積が大きくなっても朱肉インキを含まないため、一般の朱肉皿のクッション体のように圧縮された際に放出する朱肉インキを考慮する必要がなく、表布の上下の移動の行程を大きくする事ができ、表布の周囲と朱肉皿主部の内壁との摩擦を利用して擦り減った刻面の周囲(24)に朱肉インキを付着させる機能を発生させることができる。
(この機能に関して本発明者は特許を申請している整理番号KK03)
また既に申請しているKK03の朱肉カートリッシの台バネとして起毛体を使用した場合は上面に固定した閉塞体を下方に貫通させれば隔離板も必要とせず材料費も低いため大幅なコストダウンが期待できる。
【0031】
そして、朱肉タンクをもたせた場合に発生する気圧の変化に対処するには下記の方法を用いる。
【0032】
朱肉タンク(10)に粘度の高い朱肉インキを空気を含まないように入れる。粘度の高い朱肉インキは通液穴(16)を通り開口部(17)まで達し、表面張力の作用により漏れることはない。その朱肉インキに、定形をもたせず毛細管現象が発生しない程度の少量の超極細繊維や脱脂綿などの弾力性が弱い繊維の流動性低下材(7)を入れ、拡散させる。 (試作品の場合、6ミリの高さの朱肉タンクに使用する脱脂綿は圧縮すると0.1ミリ程になり、流動性低下材を含まない朱肉インキと含んだ朱肉インキの体積の変化は肉眼では確認できない)
【0033】
粘度の高い朱肉インキの中に、流動性低下材(7)を含んだ粘度の高い朱肉インキはその繊維の周囲に粘着し、流動性が低くなり、泥のような状態となるため、狭い朱肉タンク内(試作品では直径10.4ミリ)ではショックが加わらない限り流動しなくなり、横にしたり逆さにしても、気泡が朱肉インク内や、朱肉インキと朱肉タンク(10)の内壁の間に入らない。
【0034】
したがって朱肉インキは通液穴(16)を通り、下貯液体(5)に毛細管作用により吸収され、体積の減った朱肉タンク(10)内の朱肉インキは大気の圧力により上部に押し上げられ、常に下貯液体(5)に吸収され続ける。
【0035】
そして流動性低下材(7)は朱肉インキの減少にともない収縮し、圧力を加えられなくとも流動性低下材(7)自体に毛細管作用が発生し、その吸引力が下貯液体(5)の吸引力を越え通液穴(16)に空気が侵入するまで朱肉インキを供給し、内部の朱肉インキの残留量は、フェルトやスポンジを使用した定形を有し体積がほとんど変化しない吸蔵体を使用した場合に比べ少なく、したがって体積が小さく、また一定の圧力を加える事しかできない印鑑ケースに内蔵する朱肉皿でも、実務で使用しても不便と感じないほどの捺印可能回数を得ることができる。
【0036】
繊維と朱肉インキを組み合わせる事から、この流動性低下材は吸蔵体とにているが、一般の吸蔵体は定形を有し、毛細管現象を利用して繊維や気泡室の間に朱肉インキを蓄えるが、この流動性低下材は、朱肉インキが多いときには、朱肉インキの量に対して繊維の量が少なく、毛細管現象の限界(液体に触れた際その液体を吸収しようとする現象の限界、もしくは繊維と繊維が引きつけあおうとする現象の限界と考える)を超え、朱肉インキに含まれいる状態であり、不定形で体積が大きければ繊維を含んだままで流動し液体としての性格を有し、朱肉インキの減少に比例してその体積もある程度まで減少する事から、この方法はグラスファイバーや鉄筋コンクリート、地滑り防止用の芝生の根など強度の不足する物質に、細長い丈夫な物質を含ませることにより強度を上げる方法に属すると思われ、一般の吸蔵体の概念には当てはまらないと考える。
【0037】
そして、朱肉タンクに流動性低下材を含んだ朱肉インキを入れ、パッキンを設置した状態(図14)の朱肉カートリッジを約1.5メートルの高さからタイルの上に落とす試験を繰り返した所、衝撃により朱肉インキが流動しパッキンに接触し(図15)、さらに衝撃が加わった際や、まれに衝撃による反動で激しく回転した時にはパッキン全体に朱肉インキが接触し、朱肉インキ内部に空気を取り込んでしまう(図16)事が確認された。この状態(図16)では空気が膨張した場合、留液室や印面に朱肉インキが押し出されてしまい、空気の膨張が大きい場合には朱肉インキが朱肉カートリッジの外に漏れ出す。
【0038】
このような事態に対応するために朱肉インキの底に朱肉タンクの直径よりやや小さい直径をもつ過流動防止シール(8)を配置する。朱肉インキはある程度粘着性をもっているため過流動防止シール(8)は朱肉インキに張り付き、流動性低下材を含んだ粘度の高い朱肉インキは質量の軽い材料(試作品の場合ポリエチレンの薄膜を使用)のシールの場合ショックが加わってもはがれたり、朱肉インキに沈むことはなく、シールの裏側に朱肉インキがほとんど回り込まない。
【0039】
過流動防止シールを張られた朱肉タンク内の、流動性低下材を含んだ朱肉インクは衝撃が加わり、ある程度流動してもそれ以上は過流動防止シールに妨げられ、流動せずパッキン全体に朱肉インキが接触する事はない。そしてシールの直径を朱肉タンクの高さ以上に設定してやれば過流動防止シールが朱肉タンク内で反転することもない。(図17)(図18)
【0040】
そしてこの朱肉インキに流動性低下材を含ませ、過流動防止シールを張る仕組は小型の朱肉タンクを複数個並べるような方法をとれば卓上型の朱肉皿にも応用が可能と考える。
【0041】
そして流動性低下材(7)を含んだ朱肉インキを入れ、過流動防止シール(8)を設置した後、パッキン(9)を設置する。そのパッキン(9)は空気の流通は抵抗なく行われるが朱肉インキがパッキン(9)に達した時には朱肉インキの表面張力によりその穴を通過しない程度の大きさをもつ穴(試作品の場合0.5ミリ程)を複数個開ける。
【0042】
パッキンを設置した後、通気穴(19)をもつ朱肉皿支持体(13)を接着する。その朱肉皿支持体(13)はショックが加わりパッキンの穴から朱肉インキが漏れた際に備えての留液室(18)をパッキン(9)との間に形成する。
【0043】
そして、朱肉皿主部(12)の下部はは朱肉皿主部(12)上部のの直径より大きな直径をもち、実願20200080286の印鑑ケースに内蔵する朱肉皿の朱肉皿周囲の突起(24)の役割をもつ。
【0044】
《効果案の効果》
本発明は、上記したように構成されているため、次に記載する効果を奏する。
特申者整理番号KK03の朱肉皿に比べ部品数が少なく、高価な金型を使用し加工する台バネを必要としないためコストを下げることができる。
【0045】
朱肉タンクをもつ朱肉皿を高度の変化や温度の変化による朱肉タンク内の空気の膨張による印面に体する朱肉インキの供給量の変化や漏れ出ることを防ぐ。
【0046】
朱肉面が印鑑の刻面の面積をやや上回る程度の面積の朱肉皿でも擦り減った印鑑の刻面の周囲に朱肉インキを付着させることができる。
【0047】
朱肉タンクをもつ朱肉皿でも印鑑の刻面により周囲に朱肉インキが過剰に付着しない朱肉皿を提供できる。
【0048】
朱肉タンクをもつ朱肉皿が使い初めから良好な捺印が可能となり、使用開始後、ある程度キャップを開けた後でも良好な捺印を得ることができる。
【0049】
朱肉インキの供給量が安定しており、実願20200080286の印鑑ケースを使用することにより、卓上型の朱肉皿を使用するように刻面を朱肉皿に押し付ける圧力を調節したり、刻面の朱肉インキの付着量を気にする事なく印鑑ケースのキャップを取るだけで良好な捺印が可能となる。
【0050】
従来の吸蔵体をもつ朱肉皿に比べ、捺印可能回数を増やすことができる。
【符号の説明】
1, シール
2, 表布
3, 起毛体
4, 上貯液体
5, 下貯液体
6, 弁シール
7, 流動性低下材
8, 過流動防止シール
9, パッキン
10,朱肉タンク
11,隔壁
12,朱肉皿主部
13,朱肉皿支持体
14,起毛体の網の目
15,起毛体内部の繊維
16,通液穴
17,通液穴の開口部
18,留液室
19,通気穴
20,起毛体の上面
21,起毛体の下面
22,流動性低下材を含んだ朱肉インキ
23,刻面の周囲の擦り減った印鑑
24,朱肉皿主部周囲の突起
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の朱肉皿の立体図
【図2】表布クッション体の立体図
【図3】網の目をもつ起毛体の立体図
【図4】上貯液体の立体図
【図5】弁シールの立体図
【図6】下貯液体の立体図
【図7】朱肉皿主部の立体図
【図8】細い繊維が集まった状態の流動性低下材の立体図
【図9】過流動防止シールの立体図
【図10】パッキンの立体図
【図11】朱肉皿支持体の立体図
【図12】弁シール以上の構造物を引き上けた朱肉皿の断面図
【図13】表布に圧力が加わった朱肉皿の断面図
【図14】使用開始後圧力が加わらない状態の朱肉皿の断面図
【図15】衝撃試験用に朱肉タンクに流動性低下材を含んだ朱肉インキを入れた朱肉皿主部の断面図
【図16】図15の朱肉皿主部に衝撃を与えた際の断面図
【図17】図16の朱肉皿主部にさらに衝撃与えた際の断面図
【図18】図15の朱肉皿主部に過流動防止シールを設置し衝撃を与えた際の断面図
【図19】図15の朱肉皿主部に過流動防止シールを設置し衝撃を与えた際の断面図
【図20】実願20200080286の印鑑ケースの断面図
Claims (3)
- 朱肉タンク内の朱肉インキに定形をもたせず毛細管作用が働かない程の少量の繊維を含有させた事を特徴とする朱肉タンクをもつ朱肉皿。
- 上面と下面に平面を構成し、上面と下面の間の繊維が毛細管作用を発生しない以上の距離を置いて縦方向に配列し、それらの繊維が互いに接触しない、もしくは中間部以上で接触するように織られた生地の起毛体の下面に、通液性のないシールを接着、もしくは中央に通液性のないシールを接着した布を接着し、圧力が加わりそのシールが押し下げられた際、朱肉タンクにつながる通液穴を塞ぎ朱肉インキの供給を遮断することを特徴とする朱肉皿。
- 圧迫された際、圧し出された朱肉インキが逃げるための空間を確保するために上面と下面に網の目の平面を構成し、上面と下面の間の繊維が毛細管作用を発生しない以上の距離を置いて縦方向に配列し、それらの繊維が互いに接触しない、もしくは中間部以上で接触するように織られた生地をクッション体として使用したことを特徴とする朱肉皿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002280075A JP2004074760A (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 印鑑ケースに内蔵する朱肉皿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002280075A JP2004074760A (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 印鑑ケースに内蔵する朱肉皿 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004074760A true JP2004074760A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32025172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002280075A Pending JP2004074760A (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 印鑑ケースに内蔵する朱肉皿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004074760A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103587263A (zh) * | 2012-05-15 | 2014-02-19 | 特罗戴有限公司 | 印模及使用印模颜料浸湿印模颜料存储器的方法 |
-
2002
- 2002-08-21 JP JP2002280075A patent/JP2004074760A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103587263A (zh) * | 2012-05-15 | 2014-02-19 | 特罗戴有限公司 | 印模及使用印模颜料浸湿印模颜料存储器的方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2374198A (en) | Inking pad | |
| US3491683A (en) | Printing member with self-contained ink supply means | |
| US4484827A (en) | Ink cartridge | |
| CA2510977A1 (en) | Wound dressing comprising an absorbent core with a plurality of receptacles formed therein | |
| US3172356A (en) | Stencil pad hand stamp with ink bottle handle | |
| US3570396A (en) | Stencilled stamping device having fluid flow valve control | |
| JP2004074760A (ja) | 印鑑ケースに内蔵する朱肉皿 | |
| US20040168590A1 (en) | Self-inking stamp with ink cartridge barrier | |
| US2688307A (en) | Rubber stamp inking pad | |
| US7096785B2 (en) | Self-inking stamp with ink cartridge barrier | |
| US2919642A (en) | Stencil applicator | |
| JP2001010073A (ja) | インキジェットプリンティング用カートリッジ及びそのカートリッジを用いたインキ補充方法 | |
| JP2004034676A (ja) | 印鑑ケースに内蔵する朱肉皿 | |
| US3898360A (en) | Direct inking platen | |
| EP0545599B1 (en) | Rechargeable inking member | |
| CN215886891U (zh) | 一种超薄可缓冲不易断的亚克力防水泡棉胶带 | |
| JP5062474B2 (ja) | 球面型状の捺印台と捺印朱肉セット | |
| US20040198173A1 (en) | Sparring knife with marking system | |
| JP2004050802A (ja) | スタンプ台 | |
| KR200493653Y1 (ko) | 화장용 스펀지 분첩 | |
| CN209832002U (zh) | 一种均压效果好的瓷砖等静压模芯 | |
| US5213751A (en) | Method of producing a felted porous polychloroprene latex foam | |
| US20130042775A1 (en) | Bonded microporous synthetic rubber for flash preink stamps | |
| CN208318592U (zh) | 粉扑及粉扑盒 | |
| CN209154214U (zh) | 一种透气胶贴 |