JP2004071219A - プラズマ表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1基板11と、第1基板11の内側に対向して配置され、間に密封された放電空間4を形成する第2基板21と、第1基板11の内側に形成され、相互間に放電ギャップを形成する少なくとも一対の放電維持電極12と、放電維持電極12に対して放電空間4を介して平面側から見て交差するように、第2基板21の内側に形成される複数のアドレス電極22と、を有するプラズマ表示装置である。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマ表示装置に係り、さらに詳しくは、高信頼性を有し、放電電圧を上げずに高い輝度を得られると共に、均一な放電を得ることで発光の安定性を図ることができるプラズマ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在主流の陰極線管(CRT)に代わる画像表示装置として、平面型(フラットパネル形式)の表示装置が種々検討されている。このような平面型の表示装置として、液晶表示装置(LCD)、エレクトロルミネッセンス表示装置(ELD)、プラズマ表示装置(PDP:プラズマ・ディスプレイ)を例示することができる。中でも、プラズマ表示装置は、大画面化や広視野角化が比較的容易であること、温度、磁気、振動等の環境要因に対する耐性に優れること、長寿命であること等の長所を有し、家庭用の壁掛けテレビの他、公共用の大型情報端末機器への適用が期待されている。
【0003】
プラズマ表示装置は、希ガスから成る放電ガスを放電空間内に封入した放電セルに電圧を印加して、放電ガス中でのグロー放電に基づき発生した紫外線で放電セル内の蛍光体層を励起することによって発光を得る表示装置である。つまり、個々の放電セルは蛍光灯に類似した原理で駆動され、放電セルが、通常、数十万個のオーダーで集合して1つの表示画面が構成されている。プラズマ表示装置は、放電セルへの電圧の印加方式によって直流駆動型(DC型)と交流駆動型(AC型)とに大別され、それぞれ一長一短を有する。
【0004】
AC型プラズマ表示装置は、表示画面内で個々の放電セルを仕切る役割を果たす隔壁を、たとえばストライプ状に形成すればよいので、高精細化に適している。しかも、放電のための電極の表面が誘電体層で覆われているので、かかる電極が磨耗し難く、長寿命であるといった長所を有する。AC型プラズマ表示装置の一例として、たとえば特開平5−307935号公報、あるいは特開平9−160525号公報に示す3電極型プラズマ表示装置が例示される。
【0005】
従来のプラズマ表示装置において、放電空間内に封入してある放電ガスは、ネオン(Ne)ガス、ヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガスなどの不活性ガスにキセノン(Xe)ガスを4容積%程度混合した混合ガスから構成してあり、一対の放電維持電極間の放電ギャップは約100μmである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
現在商品化されているAC型プラズマ表示装置においては、その輝度の低さが問題となっている。たとえば、42インチ型のAC型プラズマ表示装置の輝度は、高々900cd/m2 程度である。しかも、実際にAC型プラズマ表示装置を商品化するにあたっては、例えば、表示面側パネルの外面に電磁波遮蔽や外光反射防止のためのシートやフィルムを張り合わせる必要があり、AC型プラズマ表示装置における実際の表示光はかなり暗くなってしまう。そこで、輝度を高くすることを目的として放電空間内に封入する放電ガスの圧力を高くすると、放電電圧が高くなったり、放電が不安定になり、あるいはまた、放電が不均一になるといった問題が生じる。
【0007】
また、放電空間を確保するにあたり、各放電セルは隔壁により仕切られている。よって、隔壁近傍の放電は隔壁により放電空間を遮られ、放電が生じにくい状態になっている。よって、一対の維持電極間の間隔が一定である場合には放電セル内の中心部で発光が強くなり、セル内端部で発光が弱くなるという現象が生じる。これにより、セル内で放電が不均一になるという問題が発生していた。さらに、放電が一部に集中することによって、ライフが低減される要因ともなっていた。
【0008】
従って、本発明の目的は、高い信頼性を有し、放電電圧を上げずに高い輝度が得られると共に、セル毎に均一な放電が得られ、発光の安定性に優れた交流駆動型プラズマ表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】
上記目的を達成するために、本発明に係るプラズマ表示装置は、
第1基板と、
前記第1基板の内側に対向して配置され、間に密封された放電空間を形成する第2基板と、
前記第1基板と第2基板との間に形成され、前記放電空間を放電セル毎に区切る隔壁と、
前記第1基板の内側に形成され、相互間に放電ギャップを形成する少なくとも一対の放電維持電極と、
を有するプラズマ表示装置であって、
対を成す前記放電維持電極の間に形成される放電ギャップの距離が、前記放電セルと重なる領域において、前記放電維持電極の延在する方向に沿って変化していることを特徴とする。
好ましくは、前記放電ギャップの距離が、前記放電セルと重なる領域において、放電セルの中心部と端部とで異なるように変化している。
【0010】
放電ギャップと放電電圧との関係はパッシェンの法則に従うものであり、放電電圧はガス圧と放電ギャップとの積に依存する。一般に、ガス圧が高くなると放電ギャップが短い方が放電電圧は低くなり、ガス圧が低くなると、放電ギャップが長い方が放電電圧が低くなるという特徴を有する。上記法則は、ガス組成によっても変化するものであり、放電電圧の極小値もガス組成とガス圧との関係によりその値は変化する。
【0011】
また、プラズマ表示装置においては、放電空間を確保するにあたり、各放電セルは隔壁により仕切られている。第1基板の内側に形成してある放電維持電極は、第2基板の内側に形成してある隔壁によってセルとして分割されており、隔壁近傍の放電は隔壁により放電空間を遮られ、放電が生じにくい状態になっている。よって、一対の放電維持電極間の間隔(放電ギャップ)が一定であった場合には、放電セル内の中心部で発光が強くなり、セル内端部で発光が弱くなるという現象が生じる。
【0012】
本発明では、上記2つの現象を踏まえ、セル内の端部で発光しにくい部分の放電ギャップを、封入しているガス種およびガス圧において放電電圧の低くなるギャップにすることで、セル内の放電均一性を高めるというものである。
【0013】
すなわち、本発明では、パッシェンの法則において、放電電圧が最小になるpd積(放電ガス圧pと放電ギャップの距離dとの積)よりも右上がりの曲線の部分に動作点がある場合には、次のような関係にする。右上がりの曲線の部分では、ガス圧が一定であるとして、放電ギャップの距離dが大きくなるほど放電電圧が上昇する。そこで、本発明では、その場合には、放電ギャップにおける放電セルの中心部での幅をD1とし、放電ギャップにおける放電セルの端部での幅をD2とした場合に、D1>D2とする。このように設定することで、セル内の端部で発光しにくい部分の放電ギャップが、封入しているガス種およびガス圧において放電電圧の低くなるギャップに設定される。その結果、セル内端部での放電が隔壁で放電が遮られて放電が生じにくくなる効果を低減し、より均一な放電が行われるようにするとともに、蛍光体を均一に励起することで、高輝度を実現することができる。すなわち、セル内の端部においても、セル内の中央部と同程度に放電が均一に生じ、放電電圧を上げずに高い輝度が得られ、発光の安定性が増大すると共に、信頼性が向上する。
【0014】
好ましくは、前記放電ギャップにおける前記放電セルの中心部での幅をD1とし、前記放電ギャップにおける前記放電セルの端部での幅をD2とした場合に、D1/D2=1.2〜6.0である。たいていのプラズマ表示装置では、パッシェンの法則において、放電電圧が最小になるpd積よりも右上がりの曲線の部分に動作点があるので、このような関係にすることで、本発明の作用効果が向上する。
【0015】
なお、パッシェンの法則において、放電電圧が最小になるpd積よりも左上がりの曲線の部分に動作点がある場合には、上述と逆の関係にすることが好ましい。すなわち、D1<D2とする。
【0016】
好ましくは、前記放電ギャップの距離が、前記放電セルと重なる領域において、連続的に変化している。この場合には、一層、放電の均一性を向上させることができる。
【0017】
好ましくは、前記放電空間に封入される放電ガスが、キセノン(Xe)ガスおよびクリプトン(Kr)ガスからなる群から選択される少なくとも1種の第1ガスと、ネオン(Ne)ガス、ヘリウム(He)ガスおよびアルゴン(Ar)ガスからなる群から選択される少なくとも1種の第2ガスと、の混合ガスで実質的に構成してあり、前記第1ガスの濃度が30容積%以上である。なお、混合ガス中には、例えば1容積%以下のアルゴン(Ar)ガス、水素(H2 )ガスが含まれていてもよい。
【0018】
好ましくは、前記放電空間に封入される放電ガスが、キセノン(Xe)ガスおよび/またはクリプトン(Kr)ガスのみから実質的に成る。なお、この場合にも、例えば1容積%以下のアルゴン(Ar)ガス、水素(H2 )ガスが含まれていてもよい。
本発明において、このようなガス種の放電ガスを用いることで、プラズマ表示装置の輝度が向上する。
【0019】
好ましくは、前記放電空間に封入される放電ガスのガス圧が、10kPa以上、さらに好ましくは20kPa以上、特に好ましくは30kPa以上である。本発明では、このような圧力範囲とすることにより、プラズマ表示装置の輝度が向上すると共に、本発明の作用効果が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るプラズマ表示装置の要部概略分解斜視図、
図2は図1に示す隔壁と放電維持電極との関係を示す平面図、
図3は図2に示す一対の放電維持電極間の放電ギャップの詳細を示す要部平面図、
図4はパッシェンの法則を示すグラフ、
図5(A)および図5(B)は本発明の他の実施形態に係る一対の放電維持電極間の放電ギャップの詳細を示す要部平面図、
図6は本発明のさらに他の実施形態に係る一対の放電維持電極間の放電ギャップの詳細を示す要部平面図、
図7〜図13は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と放電電圧との関係を示すグラフである。
【0021】
第1実施形態
プラズマ表示装置の全体構成
まず、図1に基づき、交流駆動型(AC)型プラズマ表示装置(以下、単に、プラズマ表示装置と呼ぶ場合がある)の全体構成について説明する。
【0022】
図1に示すAC型プラズマ表示装置2は、フロントパネルに相当する第1パネル10と、リアパネルに相当する第2パネル20とが貼り合わされて成る。第2パネル20上の蛍光体層25R,25G,25Bの発光は、第1パネル10を通して観察される。すなわち、第1パネル10が、表示面側となる。
【0023】
第1パネル10は、透明な第1基板11と、第1基板11上に相互に略平行に第1方向Xに沿ってストライプ状に設けられ、透明導電材料から成る複数対の放電維持電極12と、放電維持電極12のインピーダンスを低下させるために設けられ、放電維持電極12よりも電気抵抗率の低い材料から成るバス電極13と、バス電極13および放電維持電極12上を含む第1基板11上に形成された誘電体層14と、その上に形成された保護層15とから構成されている。なお、保護層15は、必ずしも形成されている必要はないが、形成されていることが好ましい。
【0024】
一方、第2パネル20は、第2基板21と、第2基板21上に第2方向Y(第1方向Xと略直角)に沿ってストライプ状に且つ相互に略平行に設けられた複数のアドレス電極(データ電極とも呼ばれる)22と、アドレス電極22上を含む第2基板21上に形成された絶縁体膜23と、絶縁体膜23上に形成された絶縁性の隔壁24と、絶縁体膜上から隔壁24の側壁面上に亘って設けられた蛍光体層とから構成されている。蛍光体層は、赤色蛍光体層25R、緑色蛍光体層25G、および青色蛍光体層25Bから構成されている。
【0025】
図1は、表示装置の一部分解斜視図であり、実際には、第2パネル20側の隔壁24の頂部が、第3方向Z(第1方向Xおよび第2方向Yに直交する方向)で第1パネル10側の保護層15に当接している。蛍光体層25R,25G,25Bが形成された隔壁24と保護層15とによって囲まれた放電空間4内には、放電ガスが封入されている。第1パネル10と第2パネル20とは、それらの周辺部において、フリットガラスを用いて接合されている。
【0026】
放電空間4内に封入される放電ガスとしては、特に限定されないが、キセノン(Xe)ガス、ネオン(Ne)ガス、ヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガス、窒素(N2)ガス等の不活性ガス、あるいはこれらの不活性ガスの混合ガスなどが用いられる。封入されている放電ガスの全圧は、特に限定されないが、6×103Pa〜8×104Pa程度である。
【0027】
本実施形態では、好ましくは、放電ガスとして、キセノン(Xe)ガスおよびクリプトン(Kr)ガスからなる群から選択される少なくとも1種の第1ガスと、ネオン(Ne)ガス、ヘリウム(He)ガスおよびアルゴン(Ar)ガスからなる群から選択される少なくとも1種の第2ガスと、の混合ガスで実質的に構成してあり、前記第1ガスの濃度が30容積%以上である。なお、混合ガス中には、例えば1容積%以下のアルゴン(Ar)ガス、水素(H2 )ガスが含まれていてもよい。
【0028】
あるいは、放電ガスとして、キセノン(Xe)ガスおよび/またはクリプトン(Kr)ガスのみから実質的に成るものでも良い。なお、この場合にも、例えば1容積%以下のアルゴン(Ar)ガス、水素(H2 )ガスが含まれていてもよい
好ましくは、放電空間4に封入される放電ガスのガス圧が、10kPa以上、さらに好ましくは20kPa以上、特に好ましくは30kPa以上である。
【0029】
本実施形態のプラズマ表示装置2は、いわゆる反射型プラズマ表示装置であり、蛍光体層25R,25G,25Bの発光は、第1パネル10を通して観察される。このため、アドレス電極22を構成する導電性材料に関して透明/不透明の別は問わないが、放電維持電極12を構成する導電性材料は透明である必要がある。なお、ここで述べる透明/不透明とは、蛍光体層材料に固有の発光波長(可視光域)における導電性材料の光透過性に基づく。即ち、蛍光体層から射出される光に対して透明であれば、放電維持電極やアドレス電極を構成する導電性材料は透明であると言える。
【0030】
不透明な導電性材料として、Ni,Al,Au,Ag,Pd/Ag,Cr,Ta,Cu,Ba,LaB6,Ca0.2La0.8CrO3等の材料を、単独または適宜組み合わせて用いることができる。透明な導電性材料としては、ITO(インジウム・錫酸化物)やSnO2を挙げることができる。放電維持電極12またはアドレス電極22は、スパッタ法、蒸着法、スクリーン印刷法、メッキ法等によって形成することができ、フォトリソグラフィ法、サンドブラスト法、リフトオフ法などによってパターン加工される。
【0031】
放電維持電極12の表面に形成される誘電体層14は、典型的には、低融点ガラスあるいはSiO2 から構成することができるが、その他の誘電体材料を用いて形成することもできる。たとえば本実施形態では、単層のシリコン酸化物層で構成してあるが、多層膜であっても良い。誘電体層14は、たとえば、電子ビーム蒸着法やスパッタ法、蒸着法、スクリーン印刷法等に基づき、形成されている。誘電体層14の厚みは、特に限定されないが、本実施形態では、1〜10μmである。
【0032】
誘電体層14を設けることによって、放電空間4内で発生するイオンや電子が、放電維持電極12と直接に接触することを防止することができる。その結果、放電維持電極12の磨耗を防ぐことができる。誘電体層14は、アドレス期間に発生する壁電荷を蓄積して放電状態を維持するメモリ機能、過剰な放電電流を制限する抵抗体としての機能を有する。
【0033】
誘電体層14の放電空間側表面に形成してある保護層15は、誘電体層14を保護し、イオンや電子と放電維持電極との直接接触を防止する作用を奏する。その結果、放電維持電極12および誘電体層14の磨耗を効果的に防ぐことができる。また、保護層15は、放電に必要な2次電子を放出する機能も有する。保護層15を構成する材料として、酸化マグネシウム(MgO)、フッ化マグネシウム(MgF2)、フッ化カルシウム(CaF2)を例示することができる。中でも酸化マグネシウムは、化学的に安定であり、スパッタリング率が低く、蛍光体層の発光波長における光透過率が高く、放電開始電圧が低い等の特色を有する好適な材料である。なお、保護層15を、これらの材料から成る群から選択された少なくとも2種類の材料から構成された積層膜構造としてもよい。
【0034】
第1基板11および第2基板21の構成材料として、高歪点ガラス、ソーダガラス(Na2O・CaO・SiO2)、硼珪酸ガラス(Na2O・B2O3・SiO2)、フォルステライト(2MgO・SiO2)、鉛ガラス(Na2O・PbO・SiO2)を例示することができる。第1基板11と第2基板21の構成材料は、同じであっても異なっていてもよいが、熱膨張係数が同じであることが望ましい。
【0035】
蛍光体層25R,25G,25Bは、たとえば、赤色を発光する蛍光体層材料、緑色を発光する蛍光体層材料および青色を発光する蛍光体層材料から成る群から選択された蛍光体層材料から構成され、アドレス電極22の上方に設けられている。プラズマ表示装置がカラー表示の場合、具体的には、たとえば、赤色を発光する蛍光体層材料から構成された蛍光体層(赤色蛍光体層25R)がアドレス電極22の上方に設けられ、緑色を発光する蛍光体層材料から構成された蛍光体層(緑色蛍光体層25G)が別のアドレス電極22の上方に設けられ、青色を発光する蛍光体層材料から構成された蛍光体層(青色蛍光体層25B)が更に別のアドレス電極22の上方に設けられており、これらの3原色を発光する蛍光体層が1組となり、所定の順序に従って設けられている。
【0036】
そして、一対の放電維持電極とこれらの3原色を発光する1組の蛍光体層が重複する領域が、1画素に相当する。赤色蛍光体層、緑色蛍光体層及び青色蛍光体層は、ストライプ状に形成されていてもよいし、格子状に形成されていてもよい。
【0037】
蛍光体層25R,25G,25Bを構成する蛍光体層材料としては、従来公知の蛍光体層材料の中から、量子効率が高く、真空紫外線に対する飽和が少ない蛍光体層材料を適宜選択して用いることができる。カラー表示を想定した場合、色純度がNTSCで規定される3原色に近く、3原色を混合した際の白バランスがとれ、残光時間が短く、3原色の残光時間がほぼ等しくなる蛍光体層材料を組み合わせることが好ましい。
【0038】
蛍光体層材料の具体的な例示を次に示す。たとえば真空紫外線の照射により赤色に発光する蛍光体層材料として、(Y2O3:Eu),(YBO3Eu),(YVO4:Eu),(Y0.96P0.60V0.40O4:Eu0.04),[(Y,Gd)BO3:Eu],(GdBO3:Eu),(ScBO3:Eu),(3.5MgO・0.5MgF2・GeO2:Mn)、真空紫外線の照射により緑色に発光する蛍光体層材料として、(ZnSiO2:Mn),(BaA112O19:Mn),(BaMg2A116O27:Mn),(MgGa2O4:Mn),(YBO3:Tb),(LuBO3:Tb),(Sr4Si3O8Cl4:Eu)、真空紫外線の照射により青色に発光する蛍光体層材料として、(Y2SiO5:Ce),(CaWO4:Pb),CaWO4,YP0.85V0.15O4,(BaMgA114O23:Eu),(Sr2P2O7:Eu),(Sr2P2O7:Sn)などが例示される。
【0039】
蛍光体層25R,25G,25Bの形成方法として、厚膜印刷法、蛍光体層粒子をスプレーする方法、蛍光体層の形成予定部位に予め粘着性物質を付けておき、蛍光体層粒子を付着させる方法、感光性の蛍光体層ペーストを使用し、露光および現像によって蛍光体層をパターニングする方法、全面に蛍光体層を形成した後に不要部をサンドブラスト法により除去する方法を挙げることができる。
【0040】
なお、蛍光体層25R,25G,25Bはアドレス電極22の上に直接形成されていてもよいし、アドレス電極22上から隔壁24の側壁面上に亘って形成されていてもよい。あるいはまた、蛍光体層25R,25G,25Bは、アドレス電極22上に設けられた絶縁体膜23上に形成されていてもよいし、アドレス電極22上に設けられた絶縁体膜23上から隔壁24の側壁面上に亘って形成されていてもよい。更には、蛍光体層25R,25G,25Bは、隔壁24の側壁面上にのみ形成されていてもよい。絶縁体膜の構成材料として、たとえば低融点ガラスやSiO2 を挙げることができる。
【0041】
隔壁24の構成材料としては、従来公知の絶縁材料を使用することができ、たとえば広く用いられている低融点ガラスにアルミナ等の金属酸化物を混合した材料を用いることができる。隔壁24の高さは50〜200μm程度である。
【0042】
隔壁24によって囲まれた放電空間4の内部に、混合ガスから成る放電ガスが封入されており、蛍光体層25R,25G,25Bは、放電空間4内の放電ガス中で生じたグロー放電に基づき発生した紫外線に照射されて発光する。
【0043】
本実施形態では、第2基板21上に形成された一対の隔壁24と、一対の隔壁24によって囲まれた領域内を占める一対の放電維持電極12,12とアドレス電極22と、蛍光体層25R,25G,25Bによって1つの放電セル4aが構成される。そして、かかる放電セル4a内、より具体的には、隔壁24によって囲まれた放電空間内に混合ガスから成る放電ガスが封入されており、蛍光体層25R,25G,25Bは、放電空間内の放電ガス中で生じた交流グロー放電に基づき発生した紫外線に照射されて発光する。
【0044】
本実施形態では、放電維持電極12(バス電極13)の射影像が延びる方向とアドレス電極22の射影像が延びる方向とは略直交(必ずしも直交する必要はないが)している。図2に示すように、本実施形態では、第1方向に沿って形成してある各一対の放電維持電極12の間に形成してある放電ギャップ30は、隔壁24により区切られた放電空間4の各放電セル4a毎に、放電ギャップ30の距離が、放電維持電極12の延在する方向12に沿って変化している。
【0045】
具体的には、図3に示すように、各放電セル4a毎に、放電ギャップ30を構成する放電維持電極12の先端部には、連続的に変化している曲線状の凹部32が形成してある。そして、放電ギャップ30における放電セル4aの中心部34での幅をD1とし、放電ギャップ30における放電セル4aの端部36での幅をD2とした場合に、D1>D2と成るようにしている。好ましくは、D1/D2=1.2〜6.0である。
【0046】
放電ギャップ30と放電電圧との関係は、図4に示すパッシェンの法則に従うものであり、放電電圧はガス圧pと放電ギャップの距離dとの積(pd積)に依存する。一般に、ガス圧が高くなると放電ギャップが短い方が放電電圧は低くなり、ガス圧が低くなると、放電ギャップが長い方が放電電圧が低くなるという特徴を有する。上記法則は、ガス組成によっても変化するものであり、放電電圧の極小値もガス組成とガス圧との関係によりその値は変化する。
【0047】
また、プラズマ表示装置においては、放電空間を確保するにあたり、各放電セルは隔壁により仕切られている。第1基板11の内側に形成してある放電維持電極12は、第2基板21の内側に形成してある隔壁24によってセルとして分割されており、隔壁近傍の放電は隔壁により放電空間を遮られ、放電が生じにくい状態になっている。よって、一対の放電維持電極間の間隔(放電ギャップ)が一定であった従来の場合には、放電セル内の中心部で発光が強くなり、セル内端部で発光が弱くなるという現象が生じる。
【0048】
本実施形態では、上記2つの現象を踏まえ、セル内の端部36で発光しにくい部分の放電ギャップを、封入しているガス種およびガス圧において放電電圧の低くなるギャップにすることで、セル内の放電均一性を高めるというものである。
【0049】
すなわち、本実施形態では、図4に示すパッシェンの法則において、放電電圧が最小になるpd積よりも右上がりの曲線の部分に動作点がある場合に、上述したような関係にする。すなわち、右上がりの曲線の部分では、ガス圧が一定であるとして、放電ギャップ30の距離dが大きくなるほど放電電圧が上昇する。そこで、本実施形態では、放電ギャップ30における放電セルの中心部34での幅をD1とし、放電ギャップにおける放電セルの端部での幅をD2とした場合に、D1>D2とする。このように設定することで、セル内の端部で発光しにくい部分の放電ギャップが、封入しているガス種およびガス圧において放電電圧の低くなるギャップに設定される。その結果、セル内端部での放電が隔壁24で放電が遮られて放電が生じにくくなる効果を低減し、より均一な放電が行われるようになるとともに、蛍光体を均一に励起することで、高輝度を実現することができる。すなわち、セル内の端部36においても、セル内の中央部34と同程度に放電が均一に生じ、放電電圧を上げずに高い輝度が得られ、発光の安定性が増大すると共に、信頼性が向上する。
【0050】
なお、各放電セル4a毎に、放電ギャップ30を形成するために、透明電極から成る放電維持電極12は、第1方向Xに沿って連続して形成されるが、第1方向Xに、各放電セル4a毎に完全に分離してアイランド状に形成しても良い。透明電極から成る放電維持電極12を、第1方向Xに各放電セル4a毎に分離して形成することで、輝度を低下させずに、無効電流を減らし、消費電流の低減に寄与する。ただし、放電維持電極12の一部を構成するバス電極13は、第1方向Xに沿って分割することはできない。透明電極から成る放電維持電極12に対して電圧信号を供給するためである。各放電維持電極12は透明電極で構成され、比較的に高抵抗であることから、各放電維持電極12には、それぞれ第1方向Xに沿って形成されるバス電極13が接続される。
【0051】
なお、グロー放電が、放電ギャップ30を形成する一対の放電維持電極12間で生じることから、このタイプのプラズマ表示装置は「面放電型」と称される。このプラズマ表示装置の駆動方法については、後述する。
【0052】
本実施形態では、上述したように、放電維持電極12における第2方向Yの幅は、各放電セル4a内で変化するが、その最大幅は、好ましくは80〜280μmである。また、各放電セル4a内における放電ギャップ30も変化するが、その最小値の幅D2は、好ましくは1〜150μm、さらに好ましくは、5〜50μm、さらに好ましくは5〜40μmである。
【0053】
各放電維持電極12には、バス電極13が長手方向に沿って接続してある。バス電極13は、典型的には、金属材料、たとえば、Ag,Au,Al,Ni,Cu,Mo,Crなどの単層金属膜、あるいはCr/Cu/Crなどの積層膜などから構成することができる。バス電極13は、放電維持電極12,12などと同様な方法により形成することができる。
【0054】
金属材料から成るバス電極は、反射型のプラズマ表示装置においては、蛍光体層から放射されて第1基板11を通過する可視光の透過光量を低減させ、表示画面の輝度を低下させる要因となり得るので、放電維持電極全体に要求される電気抵抗値が得られる範囲内で出来る限り細く形成することが好ましい。
【0055】
ただし、本発明における維持電極材料は透明であることに限定するものではない。不透明の材料を用いると開口率は低減するが、高輝度が実現できていれば開口率が下がっていても、ディスプレイとしては必ずしも支障をきたさない。
【0056】
プラズマ表示装置の製造方法
次に、本発明の実施形態に係るプラズマ表示装置の製造方法について説明する。 第1パネル10は、以下の方法で作製することができる。先ず、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第1基板11の全面にたとえばスパッタリング法によりITO層を形成し、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりITO層をストライプ状にパターニングすることによって、放電維持電極12を、複数、形成する。
【0057】
次に、第1基板11の内面全面に、たとえば蒸着法によりクロム膜を形成し、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりクロム膜をパターニングすることによって、各放電維持電極12の内側に、バス電極13を形成する。その後、バス電極13が形成された第1基板11の取り出し電極の内面全面にシリコン酸化物(SiO2 )層から成る誘電体層14を形成する。
【0058】
本実施形態では、誘電体層14の形成の形成方法は特に限定されず、電子ビーム蒸着法やスパッタ法、蒸着法、スクリーン印刷法等が例示される。
【0059】
次に、誘電体層14の上に、電子ビーム蒸着法またはスパッタリング法により厚さ0.6μmの酸化マグネシウム(MgO)から成る保護層15を形成する。以上の工程により第1パネル10を完成することができる。
【0060】
また、第2パネル20を以下の方法で作製する。まず、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第2の基板21上に、たとえば蒸着法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりパターニングすることで、アドレス電極22を形成する。アドレス電極22は、第1方向Xと直交する第2方向Yに延びている。次に、スクリーン印刷法により取り出し電極の内面全面に低融点ガラスペースト層を形成し、この低融点ガラスペースト層を焼成することによって絶縁体膜23を形成する。
【0061】
その後、絶縁体膜23上に、図1および図2に示すストライプパターンとなるように、隔壁24を形成する。この時の形成方法は、特に限定されず、たとえばスクリーン印刷法、サンドブラスト法、ドライフィルム法、感光法などを例示することができる。ドライフィルム法とは、基板上に感光性フィルムをラミネートし、露光および現像によって隔壁形成予定部位の感光性フィルムを除去し、除去によって生じた開口部に隔壁形成用の材料を埋め込み、焼成する方法である。感光性フィルムは焼成によって燃焼、除去され、開口部に埋め込まれた隔壁形成用の材料が残り、隔壁24となる。感光法とは、基板上に感光性を有する隔壁形成用の材料層を形成し、露光および現像によってこの材料層をパターニングした後、焼成を行う方法である。焼成(隔壁焼成工程)は、空気中で行い、焼成温度は、560°C程度である。焼成時間は、2時間程度である。
【0062】
次に、第2基板21に形成された隔壁24の間に3原色の蛍光体層スラリーを順次印刷する。その後、この第2基板21を、焼成炉内で焼成し、隔壁24の間の絶縁体膜上から隔壁24の側壁面上に亘って、蛍光体層25R,25G,25Bを形成する。その時の焼成(蛍光体焼成工程)温度は、510°C程度である。焼成時間は、10分程度である。
【0063】
次に、プラズマ表示装置の組み立てを行う。即ち、先ず、たとえばスクリーン印刷により、第2パネル20の周縁部にシール層を形成する。次に、第1パネル10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成してシール層を硬化させる。その後、第1パネル10と第2パネル20との間に形成された空間を排気した後、放電ガスを封入し、かかる空間を封止し、プラズマ表示装置2を完成させる。
【0064】
かかる構成を有するプラズマ表示装置の動作の一例を説明する。先ず、たとえば、対となる全ての一方のコモン側放電維持電極12に、放電開始電圧Vbdよりも高いパネル電圧を短時間印加する。これによってグロー放電が生じ、双方の放電維持電極12,12の近傍の誘電体層14の表面に、壁電荷が蓄積し、放電開始電圧が低下する。その後、アドレス電極22に電圧を印加しながら、表示をさせない放電セルに含まれる一対の放電維持電極のうちの一方のスキャン側放電維持電極12に電圧を印加することによって、アドレス電極22と当該一方のスキャン側放電維持電極12との間にグロー放電を生じさせ、蓄積された壁電荷を消去する。この消去放電を各アドレス電極22において順次実行する。一方、表示をさせる放電セルに含まれる一対のうちの一方のスキャン側放電維持電極12には電圧を印加しない。これによって、壁電荷の蓄積を維持する。その後、全ての一対の放電維持電極12,12間に所定のパルス電圧を印加することによって、壁電荷が蓄積されていたセルにおいては一対の放電維持電極12,12の間でグロー放電が開始し、放電セルにおいては、放電空間内における放電ガス中でのグロー放電に基づき発生した真空紫外線の照射によって励起された蛍光体層が、蛍光体層材料の種類に応じた特有の発光色を呈する。なお、一対のうちの一方のスキャン側放電維持電極12と他方のコモン側放電維持電極12に印加される放電維持電圧の位相は半周期ずれており、電極の極性は交流の周波数に応じて反転する。
【0065】
本実施形態のプラズマ表示装置2では、放電ギャップ30における放電セルの中心部34での幅をD1とし、放電ギャップにおける放電セルの端部での幅をD2とした場合に、D1>D2とする。このように設定することで、セル内の端部で発光しにくい部分の放電ギャップが、封入しているガス種およびガス圧において放電電圧の低くなるギャップに設定される。その結果、セル内端部での放電が隔壁24で放電が遮られて放電が生じにくくなる効果を低減し、より均一な放電が行われるようになるとともに、蛍光体を均一に励起することで、高輝度を実現することができる。すなわち、セル内の端部36においても、セル内の中央部34と同程度に放電が均一に生じ、放電電圧を上げずに高い輝度が得られ、発光の安定性が増大すると共に、信頼性が向上する。
【0066】
第2実施形態
本実施形態では、図5(A)に示すように、放電ギャップ30を構成する一対の放電維持電極12の各先端部に、矩形状の凹部32aを形成してある。そして、放電ギャップ30における放電セル4aの中心部34での幅をD1とし、放電ギャップ30における放電セル4aの端部36での幅をD2とした場合に、D1>D2と成るようにしている。好ましくは、D1/D2=1.2〜6.0である。
【0067】
その他の構成は、図1〜図4に示す実施形態と同様であり、図1〜図4に示す実施形態と同様な作用効果を奏する。ただし、図1〜図4に示す実施形態では、凹部32が滑らかに連続しているので、本実施形態よりも、電界集中を防止して均一な放電という観点からは好ましい。
【0068】
第3実施形態
本実施形態では、図5(B)に示すように、放電ギャップ30を構成する一対の放電維持電極12の各先端部に、三角形状の凹部32bを形成してある。そして、放電ギャップ30における放電セル4aの中心部34での幅をD1とし、放電ギャップ30における放電セル4aの端部36での幅をD2とした場合に、D1>D2と成るようにしている。好ましくは、D1/D2=1.2〜6.0である。
【0069】
その他の構成は、図1〜図4に示す実施形態と同様であり、図1〜図4に示す実施形態と同様な作用効果を奏する。ただし、図1〜図4に示す実施形態では、凹部32が滑らかに連続しているので、本実施形態よりも、均一な放電という観点からは好ましい。
【0070】
第4実施形態
本実施形態では、図6に示すように、放電ギャップ30を構成する一対の放電維持電極12の各先端部に、円弧状の凸部32cを形成してある。そして、放電ギャップ30における放電セル4aの中心部34での幅をD1とし、放電ギャップ30における放電セル4aの端部36での幅をD2とした場合に、D1<D2と成るようにしている。好ましくは、D2/D1=1.2〜6.0である。
【0071】
本実施形態では、図4に示すパッシェンの法則において、放電電圧が最小になるpd積よりも左上がりの曲線の部分に動作点があるように、放電ギャップの最大距離D2と、放電ガスのガス圧とを設定する。すなわち、左上がりの曲線の部分では、ガス圧が一定であるとして、放電ギャップ30の距離dが小さくなるほど放電電圧が上昇する。そこで、本実施形態では、放電ギャップ30における放電セルの中心部34での幅をD1とし、放電ギャップにおける放電セルの端部での幅をD2とした場合に、D1<D2とする。このように設定することで、セル内の端部で発光しにくい部分の放電ギャップが、封入しているガス種およびガス圧において放電電圧の低くなるギャップに設定される。その結果、セル内端部での放電が隔壁24で放電が遮られて放電が生じにくくなる効果を低減し、より均一な放電が行われるようになるとともに、蛍光体を均一に励起することで、高輝度を実現することができる。すなわち、セル内の端部36においても、セル内の中央部34と同程度に放電が均一に生じ、放電電圧を上げずに高い輝度が得られ、発光の安定性が増大すると共に、信頼性が向上する。
その他の構成および作用は、図1〜図4に示す実施形態と同様であり、図1〜図4に示す実施形態と同様な作用効果を奏する。
【0072】
その他の実施形態
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、一対の放電維持電極12,12は第1基板11の内側に形成され、アドレス電極22を第2基板21に形成する構成の3電極型プラズマ表示装置である。この場合、一対の放電維持電極12,12の射影像は互いに平行に第1方向Xに延び、アドレス電極22の射影像は第2方向Yに延び、一対の放電維持電極12とアドレス電極22とが交差するごとく対向して配置されている構成とすることができるが、本発明では、かかる構成に限定するものではない。
【0073】
また、上述した実施形態では、反射型のプラズマ表示装置について説明したが、本発明は、反射型に限らず、透過型のプラズマ表示装置にも適用することができる。透過型のプラズマ表示装置では、蛍光体層の発光は第2基板を通して観察されるので、放電維持電極を構成する導電性材料に関して透明/不透明の別は問わないが、アドレス電極を第2の基板上に設けるので、アドレス電極は透明である方が明るさの点で有利である。
【0074】
さらに、上述した実施形態では、アドレス電極22と略平行に延びる隔壁(リブ)24がストライプ状に形成してあるが、本発明では、これに限定されず、隔壁24(リブ)はミアンダ構造、あるいはその他の構造を有していてもよい。なお、隔壁24を黒くすることにより、所謂ブラック・マトリックスを形成し、表示画面の高コントラスト化を図ることができる。隔壁を黒くする方法として、黒色に着色されたカラーレジスト材料を用いて隔壁を形成する方法を例示することができる。
【0075】
【実施例】
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
【0076】
図1に示した構造を有する3電極型のプラズマ表示装置を、以下に説明する方法にて作製した。なお、以下に説明するプラズマ表示装置は、混合ガスから成る放電ガスにおける第1ガスの分圧及び濃度とプラズマ表示装置の輝度との関係を求めるための試験用のプラズマ表示装置である。
【0077】
第1パネル10を以下の方法で作製した。先ず、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第1の基板11の全面に例えばスパッタリング法によりITO層を形成し、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によりITO層をストライプ状にパターニングすることによって、一対の放電維持電極12を、複数、形成した。放電維持電極12は第1方向Xに延びている。次に、全面に例えば蒸着法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によりアルミニウム膜をパターニングすることによって、各放電維持電極12の縁部に沿ってバス電極13を形成した。その後、全面にSiO2 から成る誘電体層14を形成し、その上に電子ビーム蒸着法により厚さ0.6μmの酸化マグネシウム(MgO)から成る保護膜15を形成した。以上の工程により第1パネル10を完成した。
【0078】
第2パネル20を以下の方法で作製した。先ず、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第2の基板21上に例えばスクリーン印刷法により銀ペーストをストライプ状に印刷し、焼成を行うことによって、アドレス電極22を形成した。アドレス電極22は、第1方向Xと直交する第2方向Yに延びている。次に、スクリーン印刷法により全面に低融点ガラスペースト層を形成し、この低融点ガラスペースト層を焼成することによって誘電体膜23を形成した。その後、隣り合うアドレス電極22の間の領域の上方の誘電体膜23上に、例えばスクリーン印刷法により低融点ガラスペーストを印刷し、焼成を行うことによって、隔壁24を形成した。次に、3原色の蛍光体スラリーを順次印刷し、焼成を行うことによって、隔壁24の間の誘電体膜23上から隔壁24の側壁面上に亙って、蛍光体層25R,25G,25Bを形成した。以上の工程により第2パネル20を完成した。
【0079】
次に、プラズマ表示装置の組み立てを行った。即ち、先ず、例えばフリットディスペンスにより、第2パネル20の周縁部にシール層を形成した。次に、第1パネル10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成してシール層を硬化させた。その後、第1パネル10と第2パネル20との間に形成された空間を排気した後、混合ガスを封入し、かかる空間を封止し、プラズマ表示装置を完成させた。
【0080】
尚、試験のため、放電維持電極12の幅を0.2mm、厚さを約0.13μmとした。一対の放電維持電極12の間の距離(d)が一定な従来パターンのものを、d=10μm、20μm、40μm、70μmとした試験用のプラズマ表示装置と、電極形状を図3に示した構造とした本発明に係る新パターンのものをそれぞれ作製した。
【0081】
実施例1
実施例1においては、一対の放電維持電極12の形状を、図3のような構造とした試験用のプラズマ表示装置を用いた。維持電極間の距離はセル内で変化しているが、その距離は任意であり、画素ピッチ、プラズマガス種、ガス圧、周波数などのパラメーターにより決定されるものである。ここでは、セルセンター部34でのギャップD1を40μm、端部36でのギャップD2を10μmとした。
【0082】
また、プラズマガスはキセノン100%、30kPaのガスを用い、従来のパターン(セル内での維持電極間距離一定)で維持電極間距離を10μm、20μm、40μm、70μmとしたものと比較した。
【0083】
その結果を図7および図8に示した。図7は放電ギャップと放電電圧との関係をグラフにしたものである。図7および図8において、本実施例の新パターンは、維持電極間の距離は仮に40μmのところにプロットして比較した。
【0084】
これによると、新パターンでの放電電圧は従来パターンの放電電圧の最も低い維持電極間距離10μmの電圧にほぼ匹敵しており、セル内で最もギャップの狭い部分から放電が開始していることが予想される。
【0085】
また、図8は維持電極間の距離と輝度との関係をグラフにしたものである。ここでは、維持電極間の距離40μmの輝度と同程度以上の輝度を示していることがわかる。このことは、セル内で放電強度が均一化されたため、効率が向上し、トータル輝度が強くなったものと考えられる。
【0086】
また、図9〜図11では、プラズマガスを変えたときの維持電極間の距離と放電電圧の関係を示したものである。図9ではネオンキセノンガスでキセノン濃度を4%としたものに対し、維持電極間の距離と放電電圧の関係をプロットしたものである。ガス圧が10kPaのときには、むしろ維持電極間の距離が狭いほうが放電電圧が高くなっているが、ガス圧が30kPa以上では、ほとんど維持電極間の距離依存性がないことがわかる。それに比べ、図10に示したように、ネオンキセノンガスでキセノン濃度を30%とし、プラズマガス圧を70kPaとすると、維持電極間の距離を狭くしたほうが放電電圧が低くできることがわかる。さらに、図11に示したように、プラズマガスをキセノン100%とすると、その差はさらに大きくなり、ガス圧が30kPaでも、放電電圧の維持電極間の距離依存性が強くなることが確認できた。
【0087】
また、図9に示したネオンキセノンにおけるキセノン濃度が4%程度のものに比べ、図10および図11に示したように、ネオンキセノンにおけるキセノン濃度が30%以上のものは、維持電極の間隔と放電電圧との関係が顕著に表れることが確認できた。
【0088】
実施例2
実施例2においては、クリプトンガスにおける維持電極の間隔と放電電圧の関係を図12に示したが、クリプトンに関しても、ほぼキセノンと同様の特性を有することがわかる。
【0089】
実際に、図13に示すように、クリプトン濃度100%および50kPaにおいて、実施例1と同様にして、従来パターンと本実施例の新パターンとを比較すれば、実施例1と同じことが言えることが確認できた。
【0090】
総合評価
実施例1および実施例2から、ネオンキセノン、ネオンクリプトンに関して、キセノン、またはクリプトンの濃度を30%以上にすることで、あるいは、キセノン100%またはクリプトン100%において、本発明の効果はより大きく現れると言えることが確認できた。
【0091】
【発明の効果】
従来のプラズマ表示装置においては、輝度を高くすることを目的として放電空間内に封入する放電ガスの圧力を高くすると、放電電圧が高くなったり、放電が不安定になり、あるいは又、放電が不均一になるといった問題が生じしていた。また、放電空間を確保するにあたり、各放電セルは隔壁により仕切られている。よって、第1パネルに形成された維持電極は第2パネルに形成された隔壁によってセルとして分割されており、隔壁近傍の放電は隔壁により放電空間を遮られ、放電が生じにくい状態になっている。よって、一対の維持電極間の間隔が一定であった場合には放電セル内の中心部で発光が強くなり、セル内端部で発光が弱くなるという現象が生じしていた。これにより、セル内で放電が不均一になるという問題が発生していた。
【0092】
それに対し、本発明のプラズマ表示装置にあっては、維持電極間距離をセル内でコントロールすることで、高い信頼性を有し、放電電圧を上げずに高い輝度を得るとともに、均一な放電を得ることで、発光の安定性を有することが可能となる。
この現象は、パッシェンの法則に起因したものであり、放電電圧は維持電極間の距離とガス圧の積に依存することによる。
本発明では上記特性を巧みに使い、維持電極間の距離の狭いところで放電を開始し、維持電極間の距離の広いところで、高輝度を実現し、さらに隔壁近傍の放電しにくい部分とセルセンターの放電しやすい部分との差を低減し、より均一な放電を実現するとともに、信頼性の向上も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係るプラズマ表示装置の要部概略分解斜視図である。
【図2】図2は図1に示す隔壁と放電維持電極との関係を示す平面図である。
【図3】図3は図2に示す一対の放電維持電極間の放電ギャップの詳細を示す要部平面図である。
【図4】図4はパッシェンの法則を示すグラフである。
【図5】図5(A)および図5(B)は本発明の他の実施形態に係る一対の放電維持電極間の放電ギャップの詳細を示す要部平面図である。
【図6】図6は本発明のさらに他の実施形態に係る一対の放電維持電極間の放電ギャップの詳細を示す要部平面図である。
【図7】図7は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と放電電圧との関係を示すグラフである。
【図8】図8は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と輝度との関係を示すグラフである。
【図9】図9は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と放電電圧との関係を示すグラフである。
【図10】図10は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と放電電圧との関係を示すグラフである。
【図11】図11は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と放電電圧との関係を示すグラフである。
【図12】図12は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と放電電圧との関係を示すグラフである。
【図13】図13は本発明の実施例および比較例に係る放電維持電極と放電電圧との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2… プラズマ表示装置
4… 放電空間
4a… 放電セル
10… 第1パネル
11… 第1基板
12… 放電維持電極
13… バス電極
14… 誘電体層
15… 保護層
20… 第2パネル
21… 第2基板
22… アドレス電極
24… 隔壁
25R,25G,25B… 蛍光体層
30… 放電ギャップ
Claims (8)
- 第1基板と、
前記第1基板の内側に対向して配置され、間に密封された放電空間を形成する第2基板と、
前記第1基板と第2基板との間に形成され、前記放電空間を放電セル毎に区切る隔壁と、
前記第1基板の内側に形成され、相互間に放電ギャップを形成する少なくとも一対の放電維持電極と、
を有するプラズマ表示装置であって、
対を成す前記放電維持電極の間に形成される放電ギャップの距離が、前記放電セルと重なる領域において、前記放電維持電極の延在する方向に沿って変化していることを特徴とするプラズマ表示装置。 - 前記放電ギャップの距離が、前記放電セルと重なる領域において、連続的に変化していることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ表示装置。
- 前記放電ギャップの距離が、前記放電セルと重なる領域において、放電セルの中心部と端部とで異なるように変化していることを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマ表示装置。
- 前記放電ギャップにおける前記放電セルの中心部での幅をD1とし、前記放電ギャップにおける前記放電セルの端部での幅をD2とした場合に、D1>D2であることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ表示装置。
- 前記放電ギャップにおける前記放電セルの中心部での幅をD1とし、前記放電ギャップにおける前記放電セルの端部での幅をD2とした場合に、D1/D2=1.2〜6.0であることを特徴とする請求項4に記載のプラズマ表示装置。
- 前記放電空間に封入される放電ガスが、キセノンガスおよびクリプトンガスからなる群から選択される少なくとも1種の第1ガスと、ネオンガス、ヘリウムガスおよびアルゴンガスからなる群から選択される少なくとも1種の第2ガスと、の混合ガスで実質的に構成してあり、前記第1ガスの濃度が30容積%以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
- 前記放電空間に封入される放電ガスが、キセノンガスおよび/またはクリプトンガスのみから実質的に成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
- 前記放電空間に封入される放電ガスのガス圧が、10kPa以上であることを特徴とする請求項6または7に記載のプラズマ表示装置。
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