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JP2004070099A - 焦点検出装置及びカメラ - Google Patents

焦点検出装置及びカメラ Download PDF

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JP2004070099A
JP2004070099A JP2002230834A JP2002230834A JP2004070099A JP 2004070099 A JP2004070099 A JP 2004070099A JP 2002230834 A JP2002230834 A JP 2002230834A JP 2002230834 A JP2002230834 A JP 2002230834A JP 2004070099 A JP2004070099 A JP 2004070099A
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Tomokazu Yoshida
吉田 智一
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Canon Inc
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Abstract

【課題】たとえ高輝度物体を含む景色を背景としても十分な焦点検出性能を保持する。
【解決手段】複数の焦点検出領域をもち、該複数の焦点検出領域にて得られる信号蓄積型センサー出力を基に焦点検出動作を行う焦点検出装置において、前記複数の焦点検出領域に対する蓄積時間を制限する蓄積時間制限手段と、夜景撮影か否かを判定する夜景撮影判定手段(#103,#104,#105)とを有し、前記蓄積時間制限手段は、前記夜景撮影判定手段により夜景撮影であると判定される場合とそうでない場合とで、前記蓄積時間の制限の仕方を異ならせる(#104,#107)。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焦点検出装置や、該焦点検出装置を具備したカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラの焦点検出装置において、撮影レンズの異なる射出瞳領域を通過した被写体からの光束を、一対のラインセンサー上に結合させ、被写体像を光電変換して得られた一対の像信号の相対位置変位量である像ずれ量を相関演算によって求めることにより、被写体のデフォーカス量を検出して、これに基づいて撮影レンズの駆動を行う自動焦点調節方法が広く知られている。さらに、複数の焦点検出領域を持つカメラにおいては、各領域での焦点検出結果から被写体を含むと推定される焦点検出領域を自動的に選択し、そのデフォーカス量を検出するのが一般的である。
【0003】
その場合において、被写体を含む可能性が高い、例えば撮影画面中央の焦点検出領域で低輝度や低コントラストにより焦点検出の信頼性が低い場合や、焦点検出不能と判定された場合には、被写体に対して補助照明を行ってから再度焦点検出を行っている。
【0004】
焦点検出時間は各焦点検出領域に構成される光電変換素子の電荷蓄積速度によって決定される。よってこの方式おいて、最長となる蓄積時間を予め設定しておくと、その時間が短過ぎると主被写体を含む焦点検出領域が低輝度や低コントラストの場合には十分な電荷蓄積が行えず、焦点検出不能と判定されてしまう。逆に長過ぎると、たとえ主被写体が十分に高輝度であったとしても、主被写体でない焦点検出領域が低輝度や低コントラストの場合には、全焦点検出領域の電荷蓄積が完了するまでに時間がかかり、焦点検出の応答性が低下してしまう。そのため、複数の焦点検出領域を持ち、自動的に主被写体を選択するカメラにおいては、予め設定されている時間を超えない範囲で、最初に焦点検出が完了した焦点検出領域の電荷蓄積時間を基に、全焦点検出領域に対する最長蓄積時間を制限し、いたずらに焦点検出時間がかからないようにするのが一般的である。
【0005】
例えば、予め設定されている、超えてはならない最長蓄積時間を300msとし、最初に焦点検出が完了した焦点検出領域の電荷蓄積時間の5倍までを最長蓄積時間とすると、最初の焦点検出領域の電荷蓄積時間が10msで完了した場合には、最長蓄積時間は50msに制限され、また、最初の焦点検出領域の電荷蓄積時間が60ms〜300msで完了した場合には、最長蓄積時間は300msとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の焦点検出装置では次のような夜景撮影では問題がある。
【0007】
図5のような高輝度点光源を含む景色を背景とした人物のような低輝度被写体を撮影する場合、被写体を含む撮影画面中央の焦点検出領域の電荷蓄積速度は、高輝度点光源を含む撮影画面左の焦点検出領域に比べて遅くなる。そのため、先に蓄積を完了した焦点検出領域の電荷蓄積時間を基に、全焦点検出領域に対する最長蓄積時間が制限されると、たとえ補助照明を行ったとしても主被写体を含む焦点検出領域では十分な電荷蓄積を行えず、低輝度や低コントラストのため焦点検出できないことになる。
【0008】
この課題を解決するために、特開2000−137161号公報に開示の装置では、補助照明なしで焦点検出を行う場合には、最初に焦点検出が完了した焦点検出領域の電荷蓄積時間を基に、全焦点検出領域に対する最長蓄積時間の制限を行う。焦点検出の結果、被写体を含む可能性が高い焦点検出領域で低輝度や低コントラストにより焦点検出の信頼性が低い場合や、焦点検出不能と判定された場合には、被写体に対して補助照明を行ってから再度焦点検出を行うが、このときの焦点検出に対しては、最初に蓄積を完了した焦点検出領域の電荷蓄積時間に関係なく最長蓄積時間を決定している。
【0009】
この方法では確かに、被写体を含む可能性が高い焦点検出領域に被写体が存在すれば、たとえ高輝度点光源を含む景色を背景としても、確実に焦点検出を行うことができる。しかしながら、この例では、被写体を含む可能性が高い焦点検出領域を撮影画面中央としているが、それ以外の焦点検出領域、例えば撮影画面右に被写体が存在した場合には、焦点検出が確実でなくなる。だからといって、被写体を含む可能性が高い焦点検出領域を広げて、撮影画面右にも被写体を含む可能性があるとすると、補助照明を行う必要がない場合にも補助照明をしてしまう可能性が高くなる。補助照明は、消費電力的にも、また被写体が人物の場合には不快感を与えないという意味でも、必要ない場合には極力行わない方が望ましい。
【0010】
また、一度補助照明なしで焦点検出を行い、その結果によって再度補助照明を行ってから焦点検出を行う方法では、焦点検出の応答性がどうしても低下してしまう。
【0011】
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、たとえ高輝度物体を含む景色を背景としても十分な焦点検出性能を保持することのできる焦点検出装置を提供しようとするものである。
【0012】
本発明の第2の目的は、たとえ補助照明を行って焦点検出を行うとしても十分な応答性能を保持することのできる焦点検出装置を提供しようとするものである。
【0013】
本発明の第3の目的は、たとえ高輝度物体を含む景色を背景としても十分な焦点検出性能を保持することができ、かつ、たとえ補助照明を行って焦点検出を行うとしても十分な応答性能を保持することのできるカメラを提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の焦点検出領域をもち、該複数の焦点検出領域にて得られる信号蓄積型センサー出力を基に焦点検出動作を行う焦点検出装置において、前記複数の焦点検出領域に対する蓄積時間を制限する蓄積時間制限手段と、夜景撮影か否かを判定する夜景撮影判定手段とを有し、前記蓄積時間制限手段は、前記夜景撮影判定手段により夜景撮影であると判定される場合とそうでない場合とで、前記蓄積時間の制限の仕方を異ならせる焦点検出装置とするものである。
【0015】
上記構成においては、通常撮影、夜景撮影それぞれに適した焦点検出の蓄積時間の制限の仕方があることに着目し、夜景撮影と判定される場合には、通常撮影と蓄積時間の制限の仕方を変えるようにしている。具体的には、通常撮影では、予め設定されている時間を超えない範囲で、複数の焦点検出領域のうち蓄積動作が完了した箇所のセンサー蓄積時間に基づいて最長蓄積時間を制限し、いたずらに蓄積時間が延びて焦点検出の応答性が低下しないようにしている。夜景撮影では、蓄積動作が完了した箇所のセンサー蓄積時間に関係なく、予め設定されている時間により最長蓄積時間を制限し、人物のような低輝度被写体でも十分な電荷蓄積が行えるようにしている。
【0016】
また、上記第2の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、複数の焦点検出領域をもち、該複数の焦点検出領域にて得られる信号蓄積型センサー出力を基に焦点検出動作を行う焦点検出装置において、前記複数の焦点検出領域のうちの一部もしくは全ての焦点検出領域に対応する焦点検出範囲を照明する補助照明手段と、前記補助照明を必要とするか否かの判定を行う補助照明判定手段と、夜景撮影か否かを判定する夜景撮影判定手段とを有し、前記補助照明判定手段は、前記夜景撮影判定手段により夜景撮影であると判定される場合とそうでない場合とで、前記補助照明を必要とするか否かの判定の仕方を異ならせる焦点検出装置とするものである。
【0017】
上記構成においては、通常撮影、夜景撮影それぞれに適した補助照明を必要とするか否かについての判定の仕方があることに着目し、夜景撮影と判定される場合には、通常撮影とは補助照明が必要かの判定の仕方を変える。具体的には、通常撮影では、補助照明なしで行った焦点検出結果に基づいて補助照明が必要であるかの判定をし、いたずらに補助照明を行わないようにしている。夜景撮影では、補助照明なしの焦点検出を行わずに補助照明が必要であることの判定を行うので、焦点検出の応答性を低下させず、かつたとえ被写体を含む可能性が低い焦点検出領域に被写体が存在していたとしても確実に焦点検出が行えるようにしている。
【0018】
また、上記第3の目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の焦点検出装置と、夜景撮影モードを含む複数の撮影モードより任意の撮影モードを設定可能にする撮影モード設定手段とを有するカメラにおいて、前記夜景撮影判定手段は、前記撮影モード設定手段が夜景撮影モードに設定されるとき、夜景撮影であると判定する請求項1〜4の何れかに記載のカメラとするものである。
【0019】
同じく上記第3の目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の焦点検出装置と、複数の測光領域をもち、該複数の測光領域にて得られる測光値を演算する演算手段とを有するカメラにおいて、前記夜景撮影判定手段は、前記複数の測光値に基づいて夜景撮影か否かを判定する請求項1〜4の何れかに記載のカメラとするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の実施の一形態に係る光学機器の一例である交換レンズ式一眼レフカメラの回路構成を示すブロック図である。
【0022】
図1において、1は撮影レンズに係る全ての演算、制御を行うレンズMPU(マイクロプロセッシングユニット)、2は撮影レンズを駆動するためのレンズ駆動ユニット、3は絞りを駆動するための絞り駆動ユニットである。前記レンズMPU1から絞り駆動ユニット3までによって撮影レンズは構成される。
【0023】
撮影レンズは、図1の中央の点線で示されるマウントを介して、カメラ本体と接続される。4はカメラ本体に係る全ての演算、制御を行うカメラMPU(マイクロプロセッシングユニット)であり、マウントの信号線を介してレンズMPU1と接続され、レンズMPU1に対してレンズ駆動や絞り駆動、交換レンズごとに固有の光学情報の取得等を行うことができる。
【0024】
5は測光ユニット、6はデフォーカス量検出ユニット、7はシャッター駆動ユニット、8はフィルム給送ユニットであり、9はカメラの諸設定(シャッター速度、絞り値、撮影モード等)を行うためのダイヤルユニットであり、10は補助照明ユニットである。SW1はレリーズボタンの第1ストローク操作(半押し)によりオンするスイッチ、SW2はレリーズボタンの第2ストローク操作(全押し)によりオンするスイッチである。
【0025】
ダイヤルユニット9を操作することで、夜景撮影モードをはじめ、スポーツモードやポートレートモード等、種々の撮影モードを設定することができ、本実施の形態ではどのモードにおいても自動焦点調節が行われる。この自動焦点調節の制御について、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0026】
まず、ステップ#101において、スイッチSW1がオンされるとステップ#102の自動露出へ進む。具体的には、メインミラーを反射し、ピント板を通過した光束の一部は、不図示の測光光学系によって測光ユニット5に導かれる。測光ユニット5は図6に示すように撮影画面を等分割にした光電変換素子を有しており、カメラMPU4が各領域の輝度を測光値として読み出し、各測光値を総合的に判断して撮影露出を決定する。自動露出については、既に幅広く知られており、かつ自動露出の制御自体は本発明には関係ないので、これ以上の詳しい説明は省略する。
【0027】
次のステップ#103では、上記ステップ#102にて測定した各測光領域の測光値がフィルム感度ISO100換算でEV12以上であるかを判定し、全ての領域でEV12以上であれば、明らかに夜景撮影ではないと判定し、ステップ#104の通常の焦点検出へ進む。一方、1つでもEV12未満の領域があればステップ#105へ進み、ダイヤルユニット9で設定された撮影モードが夜景撮影モードに設定されているかを判定する。夜景撮影モードであればステップ#107の夜景の焦点検出へ進み、それ以外の撮影モードであればステップ#106へ進む。
【0028】
ステップ#106へ進むと、上記ステップ#102にて測定した全測光領域での最大と最小の測光差(図6の撮影例ではEV6)がEV5以上であるかを判定し、EV5以上であれば、高輝度点光源を含む夜景撮影の可能性があると判定してステップ#107の夜景の焦点検出へ進む。逆に、EV5未満であれば、ステップ#104の通常の焦点検出に進む。すなわち、図6の撮影例では、全ての測光領域でEV12未満であり、かつ全ての測光領域での測光差がEV5以上あるので、いかなる撮影モードでも、ステップ#107の夜景の焦点検出へ進むことになる。
【0029】
次に、ステップ#104での通常の焦点検出について、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
自動焦点調節に必要となるデフォーカス量(撮影レンズの結像位置と撮影動作を行うべき撮影レンズの像面位置との差)は、撮影レンズの異なる射出瞳領域を通過する被写体光束から形成される2つの像の像ずれ量から計算される。これら2像の光束は複数あって、ハーフミラーとなっているメインミラーを通過し、その後ろにあるサブミラーによって反射され、不図示の焦点検出光学系によって、デフォーカス量検出ユニット6に導かれる。図5に示すように、デフォーカス量検出ユニット6は光電変換素子を有した8つの焦点検出領域に分割されており、カメラMPU4が、これら2像の信号を読み出し、各種の演算を行ってデフォーカス量を得る。
【0031】
具体的には、まず、ステップ#201からステップ#202へ進み、光電変換素子の最長蓄積時間を予め決められている300msに設定する。そして、次のステップ#203において、光電変換素子の蓄積を開始する。続いて、ステップ#204において最長蓄積時間を経過したかを判定し、経過していなければステップ#205へ進み、8つの焦点検出領域のいずれかが蓄積を完了してないかを判定する。どの焦点検出領域も蓄積を完了していなければ、ステップ#204へ戻り、最長蓄積時間を経過するか、蓄積が完了するまでステップ#204→ステップ#205の処理を繰り返す。
【0032】
ステップ#205で蓄積が完了していればステップ#206へ進み、像信号を読み出し、次のステップ#207で、今回の読み出しで8つある焦点検出領域の蓄積が全て完了したかを判定する。最後の蓄積完了でなければステップ#208へ進み、今度は最初の蓄積完了であるかを判定する。最初の蓄積完了でなければそのままステップ#204へ戻るが、最初の蓄積完了の場合にはステップ#209へ進み、最長蓄積時間の再設定を行ってからステップ#204へ戻る。具体的には、300msを超えない範囲で、最初に焦点検出が完了した焦点検出領域の蓄積時間の5倍を新たな最長蓄積時間に設定する。
【0033】
上記ステップ#204で最長蓄積時間を経過していると判定した場合には、ステップ#210へ進み、蓄積を強制的に終了して焦点検出の終わっていない全ての焦点検出領域の像信号を読み出してから、ステップ#211へ進む。同様にステップ#207で最後の蓄積完了であると判定された場合にもステップ#211へ進む。
【0034】
ステップ#211では、相関演算によって像ずれ量を計算することにより、各焦点検出領域におけるデフォーカス量を求める。各焦点検出領域におけるデフォーカス量は当然異なるので、得られた複数のデフォーカス量から最終的に撮影レンズを駆動するデフォーカス量を決定する。この方法については、既に様々な提案がなされており、かつ本発明には関係ないので、これ以上の詳しい説明は省略する。
【0035】
ステップ#211でデフォーカス量を求めるとステップ#212へ進み、今回の焦点検出における補助照明を投光の有無を判定する。そして、ここで補助照明を行っていると判定するとステップ#215へ進み、補助照明を停止してステップ#216で戻る。一方、補助照明を行っていないと判定した場合にはステップ#213へ進み、補助照明を行うかどうかを判定する。
【0036】
具体的には、図2のステップ#102で測定した各測光領域の測光値がEV12未満であり、かつ撮影画面中央の焦点検出領域で低輝度や低コントラストにより焦点検出の信頼性が低い場合や、焦点検出不能と判定された場合に、補助照明が必要であるとしてステップ#214へ進み、補助照明を開始し、ステップ#202以降の焦点検出の処理をもう一度行う。これは、EV12以上の場合には、撮影画面内が十分に明るければ補助照明の限られた光量では効果がないこと、また撮影画面中央の焦点検出領域以外の領域では被写体を含む可能性が低く、これらの領域で焦点検出の信頼性が低い場合や、焦点検出不能だからといって補助照明を投光して、再度焦点検出を行うのでは応答性が悪くなるためである。補助照明の投光が必要ないと判定された場合には、ステップ#216へ進み、図2のフローへ戻る。
【0037】
次に、ステップ#107の夜景の焦点検出について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0038】
通常の焦点検出とほぼ同様の処理を行っているが、上記ステップ#105の夜景撮影モードの判定と上記ステップ#106の測光差の判定結果によって、夜景の焦点検出を行うと判定された時点で補助照明を行うと判定し、初めから補助照明を行って焦点検出を行う点と、最長蓄積時間の再設定を行わない点が異なる。
【0039】
まず、ステップ#301からステップ#302へ進み、補助照明を開始する。そしてステップ#303へ進み、最長蓄積時間を300msに設定する。次のステップ#304においては光電変換素子の蓄積を開始し、続くステップ#305において、最長蓄積時間を経過したかを判定し、経過していなければステップ#306へ進み、8つの焦点検出領域のいずれかが蓄積を完了してないかを判定する。どの焦点検出領域も蓄積を完了していなければステップ#305へ戻り、最長蓄積時間を経過するか、蓄積が完了するまでステップ#305→ステップ#306の処理を繰り返す。
【0040】
上記ステップ#306で蓄積が完了していればステップ#307へ進み、像信号を読み出し、次のステップ#308でこの読み出しで8つある焦点検出領域の蓄積が全て完了したかを判定し、最後の蓄積完了でなければステップ#305へ戻る。
【0041】
上記ステップ#305で最長蓄積時間を経過していると判定した場合にはステップ#309へ進み、蓄積を強制的に終了して焦点検出の終わっていない全ての焦点検出領域の像信号を読み出してからステップ#310へ進む。同様にステップ#308で最後の蓄積完了であると判定した場合にもステップ#310へ進む。
【0042】
ステップ#310へ進むと、相関演算によって像ずれ量を計算することによりデフォーカス量を求める。そして、デフォーカス量を求めるとステップ#311へ進み、補助照明を停止してステップ#312で戻る。
【0043】
図2に戻って、上記ステップ#104の通常の焦点検出、上記ステップ#107の夜景の焦点検出、いずれかを通って、自動焦点調節に必要なデフォーカス量が求まると、ステップ#108へ進み、ここでは撮影レンズの駆動を行い、次のステップ#109で自動焦点調節を終了する。
【0044】
なお、本発明での補助照明は、豆電球による可視光でも、IREDによる赤外光でも、ストロボ光を間欠的に発光させる閃光でも、光源の種類、方法に関わらず同様に適用できるものである。
【0045】
上記実施の形態によれば、通常撮影、夜景撮影それぞれに適した焦点検出の蓄積時間の制限の仕方があることに着目し、夜景撮影と判定される場合には、通常撮影と蓄積時間の制限の仕方を変えている。具体的には、通常撮影では、予め設定されている時間を超えない範囲で、複数の焦点検出領域のうち蓄積動作が完了した箇所のセンサー蓄積時間に基づいて最長蓄積時間を制限(#209)し、いたずらに蓄積時間が延びて焦点検出の応答性が低下しないようにしている。一方、夜景撮影では、蓄積動作が完了した箇所のセンサー蓄積時間に関係なく、予め設定されている時間により最長蓄積時間を制限(この例では、300mS)し、人物のような低輝度被写体でも十分な電荷蓄積が行えるようにしている。
【0046】
よって、たとえ高輝度点光源(高輝度物体)を含む景色を背景としても十分な焦点検出性能を保持することができる。
【0047】
また、通常撮影、夜景撮影それぞれに適した補助照明を必要とするか否かについての判定の仕方があることに着目し、夜景撮影と判定される場合には、通常撮影と補助照明の判定の仕方を変えている。具体的には、通常撮影では、補助照明なしで行った焦点検出結果に基づいて補助照明判定(#213)をし、いたずらに補助照明を行わないようにしている。夜景撮影では、補助照明なしの焦点検出を行わずに補助照明判定を行うので、焦点検出の応答性を低下させず、かつたとえ被写体を含む可能性が低い焦点検出領域に被写体が存在していたとしても確実に焦点検出が行えるようにしている。
【0048】
つまり、たとえ補助照明を行って焦点検出を行っても十分な応答性能を保持することができる。
【0049】
(変形例)
本実施の形態では、一眼レフカメラについて説明したが、本発明は、ビデオカメラや電子スチルカメラ等のカメラやその他の光学機器にも適用可能である。
【0050】
(発明と実施の形態の対応)
上記実施の形態において、カメラMPU4が本発明の蓄積時間制限手段に相当し、カメラMPU4、ダイヤルユニット9、もしくはカメラMPU4、測光ユニット5が本発明の夜景撮影判定手段に相当し、カメラMPU4が本発明の補助照明判定手段に相当する。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、たとえ高輝度物体を含む景色を背景としても十分な焦点検出性能を保持することができる焦点検出装置を提供できるものである。
【0052】
また、請求項3に記載の発明によれば、たとえ補助照明を行って焦点検出を行っても十分な応答性能を保持することができる焦点検出装置を提供できるものである。
【0053】
また、請求項5又は6に記載の発明によれば、たとえ高輝度物体を含む景色を背景としても十分な焦点検出性能を保持することができ、かつ、たとえ補助照明を行って焦点検出を行っても十分な応答性能を保持することができるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラのブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る自動焦点調節の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の一形態に係る通常の焦点検出の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の一形態に係る夜景の焦点検出の動作を示すフローチャートである。
【図5】高輝度点光源を含む景色を背景とした人物夜景撮影の例を示す図である。
【図6】高輝度点光源を含む景色を背景とした人物夜景撮影での測光値を示す図である。
【符号の説明】
1  レンズMPU
2  レンズ駆動ユニット
3  絞り駆動ユニット
4  カメラMPU
5  測光ユニット
6  デフォーカス量検出ユニット
7  シャッター駆動ユニット
8  フィルム給送ユニット
9  ダイヤルユニット
10 補助照明ユニット

Claims (6)

  1. 複数の焦点検出領域をもち、該複数の焦点検出領域にて得られる信号蓄積型センサー出力を基に焦点検出動作を行う焦点検出装置において、前記複数の焦点検出領域に対する蓄積時間を制限する蓄積時間制限手段と、夜景撮影か否かを判定する夜景撮影判定手段とを有し、
    前記蓄積時間制限手段は、前記夜景撮影判定手段により夜景撮影であると判定される場合とそうでない場合とで、前記蓄積時間の制限の仕方を異ならせることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記蓄積時間制限手段は、夜景撮影でないことが判定される場合は、予め設定されている時間を超えない範囲で、複数の焦点検出領域のうち蓄積動作が完了した箇所のセンサー蓄積時間に基づいて最長蓄積時間を制限し、夜景撮影であることが判定される場合は、蓄積動作が完了した箇所のセンサー蓄積時間に関係なく予め設定されている時間により最長蓄積時間を制限することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 複数の焦点検出領域をもち、該複数の焦点検出領域にて得られる信号蓄積型センサー出力を基に焦点検出動作を行う焦点検出装置において、前記複数の焦点検出領域のうちの一部もしくは全ての焦点検出領域に対応する焦点検出範囲を照明する補助照明手段と、前記補助照明を必要とするか否かの判定を行う補助照明判定手段と、夜景撮影か否かを判定する夜景撮影判定手段とを有し、
    前記補助照明判定手段は、前記夜景撮影判定手段により夜景撮影であると判定される場合とそうでない場合とで、前記補助照明を必要とするか否かの判定の仕方を異ならせることを特徴する焦点検出装置。
  4. 前記補助照明判定手段は、夜景撮影でないことが判定される場合は、前記補助照明なしで行った焦点検出結果に基づいて補助照明が必要であるか否かの判定をし、夜景撮影であることが判定される場合は、前記補助照明なしの焦点検出を行わずに補助照明が必要であることを判定することを特徴とする請求項3に記載の焦点検出装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の焦点検出装置と、夜景撮影モードを含む複数の撮影モードより任意の撮影モードを設定可能にする撮影モード設定手段とを有するカメラにおいて、
    前記夜景撮影判定手段は、前記撮影モード設定手段が夜景撮影モードに設定されるとき、夜景撮影であると判定することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のカメラ。
  6. 請求項1〜4の何れかに記載の焦点検出装置と、複数の測光領域をもち、該複数の測光領域にて得られる測光値を演算する演算手段とを有するカメラにおいて、
    前記夜景撮影判定手段は、前記複数の測光値に基づいて夜景撮影か否かを判定することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のカメラ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262033A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Canon Inc 自動焦点調整装置
JP2012220528A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Nikon Corp 測光装置およびカメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010262033A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Canon Inc 自動焦点調整装置
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