JP2004064363A - デジタルオーディオ処理方法、デジタルオーディオ処理装置およびデジタルオーディオ記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】再生または受信された楽曲などの、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができるようにする。
【解決手段】特定成分抽出部20の前段部分で、入力デジタルオーディオ信号L1,R1の演奏成分を、デジタルオーディオ信号La,Raとして抽出する。仮想立体音響出力モードでは、その抽出した演奏成分を利用して、入力デジタルオーディオ信号L1,R1のボーカル成分を、デジタルオーディオ信号L2,R2として抽出し、さらに1チャンネル化して、仮想立体音響処理部30で、その1チャンネル化したデジタルオーディオ信号C2に仮想立体音響処理を施す。カラオケ出力モードでは、演奏成分からなる信号La,Raを、そのまま、信号L2,R2として取り出す。
【選択図】 図5
【解決手段】特定成分抽出部20の前段部分で、入力デジタルオーディオ信号L1,R1の演奏成分を、デジタルオーディオ信号La,Raとして抽出する。仮想立体音響出力モードでは、その抽出した演奏成分を利用して、入力デジタルオーディオ信号L1,R1のボーカル成分を、デジタルオーディオ信号L2,R2として抽出し、さらに1チャンネル化して、仮想立体音響処理部30で、その1チャンネル化したデジタルオーディオ信号C2に仮想立体音響処理を施す。カラオケ出力モードでは、演奏成分からなる信号La,Raを、そのまま、信号L2,R2として取り出す。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタルオーディオ信号を処理して仮想立体音響効果を得る方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルオーディオ信号の処理として、左右2チャンネルのオーディオ再生出力だけで、リスナ(ユーザ)が3次元空間の様々な方向(角度)および距離の位置の音源からの再生音として認識できるように、デジタルオーディオ信号を処理する仮想立体音響処理がある。
【0003】
これは、あらかじめ、リスナ頭部からの位置関係によって、音や声が、どのように聞こえるかを、モデルとして記録し、その記録されたモデルデータを解析して、想定する各位置での処理係数を設定し、実際のオーディオ再生に当たって、その処理係数をデジタルオーディオ信号に対して動的に適用するものである。
【0004】
市販の音楽記録媒体から、左右2チャンネルのデジタルオーディオ信号を再生し、その再生されたデジタルオーディオ信号に対して、この仮想立体音響処理を施すことによって、多チャンネル再生が実行されているような立体音響効果が得られる。
【0005】
これとは別に、デジタルオーディオ信号の処理として、記録媒体から、ボーカルパートおよび演奏成分を含むデジタルオーディオ信号を再生し、再生されたデジタルオーディオ信号からボーカルパートのみを除去するカラオケ処理がある。
【0006】
これは、最近の楽曲では、多くの場合、ボーカルパートが中央に定位している傾向や、人の声のおおよその周波数帯域を考慮して、記録媒体から再生されたデジタルオーディオ信号に差分処理やフィルタ処理などを施すことによって、簡易的にボーカルパートを除去し、残余の演奏成分のみによってオーディオ再生を行うものである。
【0007】
これによって、記録媒体上の原曲とほぼ同様の伴奏のみの再生音を得ることができ、カラオケ専用の記録媒体ではなく、市販の音楽記録媒体を再生することによって、カラオケを楽しむことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の仮想立体音響処理の方法では、ディスクなどの記録媒体に記録されているデジタルオーディオ信号に仮想立体音響処理を施すので、記録媒体に記録されている楽曲などの、全ての成分に対して仮想立体音響処理が施されてしまって、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることはできない。
【0009】
そこで、この発明は、再生または受信された楽曲などの、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明のデジタルオーディオ処理方法は、
入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の特定成分を抽出する工程と、
その抽出した特定成分に仮想立体音響処理を施して、出力デジタルオーディオ信号を得る工程と、
を備えるものである。
【0011】
上記のデジタルオーディオ処理方法では、入力デジタルオーディオ信号として得られる楽曲などの、ある特定の成分に対してのみ、仮想立体音響処理が施されるので、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔システム全体の一実施形態:図1〕
図1は、この発明のデジタルオーディオ処理装置の一実施形態を示し、光ディスクから、これに記録されている左右2チャンネルのデジタルオーディオ信号を再生し、その再生されたデジタルオーディオ信号を、この発明のデジタルオーディオ処理方法によって処理し、その処理後の出力デジタルオーディオ信号によってオーディオ再生を行うとともに、処理後の出力デジタルオーディオ信号をハードディスクに記録する場合である。
【0013】
光ディスク1には、PCM(Pulse Code Modulation)などによってデジタル化された左右2チャンネルのデジタルオーディオ信号が、インタリーブされ、EFM(Eight to Fourteen Modulation)などによって変調されて、記録されている。
【0014】
光ディスク1は、スピンドルモータ11によって回転駆動され、光ピックアップ12は、送りモータ13によって光ディスク1の径方向に送られる。
【0015】
光ピックアップ12からの再生RF信号は、RF信号処理回路15に供給されて、RF信号処理回路15から、速度エラー信号、トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号が得られ、これらエラー信号が、サーボ制御回路16に供給されて、光ディスク1の回転、光ピックアップ12の送り、および光ピックアップ12のトラッキングおよびフォーカスが制御される。
【0016】
また、RF信号処理回路15から、再生デジタルオーディオ信号が得られ、これが、復調用DSP(Digital Signal Processor)17で、EFM復調され、エラー訂正され、デインタリーブされ、記録時の圧縮符号化や暗号化に応じて復号化処理されて、復調用DSP17から、左右2チャンネルの再生デジタルオーディオ信号L1,R1が得られる。
【0017】
また、復調用DSP17から、再生制御用の制御情報が得られ、これが、再生制御回路18に供給され、サーボ制御回路16による光ディスク1の回転制御および光ピックアップ12の送り制御に供される。
【0018】
復調用DSP17からの左右2チャンネルの再生デジタルオーディオ信号L1,R1は、入力デジタルオーディオ信号として特定成分抽出部20に供給され、後述のように特定成分が抽出される。なお、以下においてアナログオーディオ信号と断らない場合、「オーディオ信号」はデジタルオーディオ信号である。
【0019】
この実施形態では、後述のように、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、通常出力、カラオケ出力、仮想立体音響出力、および混合出力のうちのいずれかを選択することができる。
【0020】
特定成分抽出部20からは、その選択された出力モードに応じて、後述のように、通常出力用およびカラオケ出力用の2チャンネルのオーディオ信号L2,R2、仮想立体音響出力用の1チャンネルのオーディオ信号C2、および混合出力用の2チャンネルのオーディオ信号La,Raが得られる。
【0021】
仮想立体音響出力用のオーディオ信号C2は、仮想立体音響処理部30に供給されて、後述のように仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から処理後の2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0022】
さらに、加算回路43Lで、オーディオ信号L3,Laが加算され、加算回路43Rで、オーディオ信号R3,Raが加算され、オーディオ信号L2,R2、オーディオ信号L3,R3、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給される。
【0023】
セレクタ41では、後述のように、出力モードに応じて、左右2チャンネルのオーディオ信号が、出力オーディオ信号L5,R5として選択される。
【0024】
その選択された出力オーディオ信号L5,R5は、デジタルフィルタ51L,51Rで、光ディスク1に記録されたオーディオ信号の記録帯域に応じてフィルタ処理された後、D/Aコンバータ52L,52Rで、アナログオーディオ信号に変換される。その2チャンネルのアナログオーディオ信号が、オーディオ増幅回路53L,53Rで増幅されて、スピーカ54L,54Rに供給される。
【0025】
さらに、この実施形態では、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、セレクタ41から得られた出力オーディオ信号L5,R5が、ハードディスク記録再生処理部61で記録処理されて、ハードディスク装置部62内のハードディスクに記録される。
【0026】
ハードディスクに記録されたオーディオ信号は、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、ハードディスクから再生され、ハードディスク記録再生処理部61で再生処理されて、再生出力部50に供給され、光ディスク1の再生時と同様に、オーディオ再生される。
【0027】
〔特定成分抽出および仮想立体音響処理の第1の例:図2〜図6〕
(特定成分抽出)
特定成分抽出部20は、一例として、図2に示すように、係数乗算回路21L,21R,22L,22R,23L,23R,24L,24R、デジタルフィルタ25L,25R、および加算回路26,27L,27R,28L,28R,29によって構成される。
【0028】
係数乗算回路21L,21Rの係数は、K1,−K1で示すように、互いに正負が逆で、絶対値が等しい係数値に設定される。
【0029】
したがって、係数乗算回路21L,21Rの出力信号が加算回路26で加算されることによって、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1中に同相で存在している成分、具体的には中央に定位しているボーカル成分が除去され、加算回路26からは、演奏成分からなるオーディオ信号が得られる。
【0030】
デジタルフィルタ25L,25Rは、入力オーディオ信号L1,R1中の、人の声の帯域、例えば200Hz〜3kHzの周波数成分を減衰させるものである。したがって、デジタルフィルタ25L,25Rからは、ボーカル成分が除去された、演奏成分からなるオーディオ信号が得られる。
【0031】
すなわち、この例では、入力オーディオ信号L1,R1中の定位状態によって、係数乗算回路21L,21Rおよび加算回路26で、入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が抽出されるとともに、入力オーディオ信号L1,R1中の周波数帯域によって、デジタルフィルタ25L,25Rで、入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が抽出される。
【0032】
そして、加算回路27L,27Rで、デジタルフィルタ25L,25Rの出力信号に、それぞれ加算回路26の出力信号が加算されて、加算回路27L,27Rから、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raが得られる。
【0033】
さらに、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が−1に設定されることによって、加算回路28L,28Rで、係数乗算回路22L,22Rを、そのまま通じた入力オーディオ信号L1,R1から、上記の加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなるオーディオ信号La,Raが減算されて、加算回路28L,28Rの出力信号L2,R2として、入力オーディオ信号L1,R1中のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号が得られる。
【0034】
すなわち、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは、特定成分抽出部20において、入力オーディオ信号L1,R1中の特定成分として、一方で演奏成分が抽出されると同時に、他方でボーカル成分が抽出される。
【0035】
係数乗算回路22L,22Rの係数K2、係数乗算回路23L,23Rの係数K3、および係数乗算回路24L,24Rの係数K4は、制御部70によって、後述のように出力モードに応じて設定される。
【0036】
なお、上記のように演奏成分を二重に抽出して加算する代わりに、定位状態のみから演奏成分を抽出し、または周波数帯域のみから演奏成分を抽出する構成としてもよい。
【0037】
また、図2では省略したが、デジタルフィルタ25L,25Rの出力信号の、加算回路26の出力信号に対する時間遅延を補正するため、加算回路26の出力側に遅延回路を設けてもよい。また、遅延回路などによって、加算回路27L,27Rの出力の、演奏成分からなるオーディオ信号La,Raにステレオ感を持たせてもよい。
【0038】
(仮想立体音響処理)
仮想立体音響処理部30では、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードで、特定成分抽出部20の加算回路29から得られる、入力オーディオ信号L1,R1中のボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2に対して、仮想立体音響処理が施される。
【0039】
具体的に、この例では、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、オーディオ信号C2による音像の位置が3次元空間で動的に変更制御されるような処理がなされる。
【0040】
そのため、あらかじめ、リスナ頭部からの位置関係によって、音や声が、どのように聞こえるかを、モデルとして記録し、その記録されたモデルデータを解析して、想定する各位置での処理係数を算出し、仮想立体音響処理部30に設定しておく。
【0041】
操作部80は、多方向に制御可能なボタン群やアナログコントローラなどによって、3次元空間における位置を動的に指定できるものとする。
【0042】
制御部70は、その指定された位置を位置情報に変換して、仮想立体音響処理部30に送出する。位置情報は、例えば、指定された位置を、リスナの位置を中心として、水平面上での回転角、傾斜角(仰角および俯角)、および距離で示した3次元座標情報とすることができる。
【0043】
仮想立体音響処理部30は、その位置情報によって、上記の設定された係数群から、指定された位置に応じた処理係数を選択して、オーディオ信号C2に仮想立体音響処理を施す。処理後のオーディオ信号は、2チャンネルのオーディオ信号L3,R3として出力される。
【0044】
なお、このような係数による処理以外に、例えば、フィルタ処理による距離感の演出や、ピッチ変換処理を利用したドップラー効果の演出などを加えることによって、距離や移動による音響表現の現実感を、より向上させることができる。
【0045】
(通常出力モード:図3)
通常出力モードでは、図3に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が0に設定される。
【0046】
したがって、このとき、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が、そのまま、係数乗算回路22L,22Rおよび加算回路28L,28Rを通じて、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0047】
セレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられるので、このとき、係数乗算回路24L,24Rの係数K4の値、仮想立体音響処理部30の出力のオーディオ信号L3,R3、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4は、無視することができる。
【0048】
(カラオケ出力モード:図4)
カラオケ出力モードでは、通常出力モードと逆に、図4に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が0に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が1に設定される。
【0049】
したがって、このとき、上述した加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raが、そのまま、係数乗算回路23L,23Rおよび加算回路28L,28Rを通じて、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0050】
セレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられるので、このとき、係数乗算回路24L,24Rの係数K4の値、仮想立体音響処理部30の出力のオーディオ信号L3,R3、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4は、無視することができる。
【0051】
(仮想立体音響出力モード:図5)
仮想立体音響出力モードでは、図5に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が、通常出力モードと同様に1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が、カラオケ出力モードと逆に−1に設定され、係数乗算回路24L,24Rの係数K4が、オーバーフローを考慮して、例えば1/2に設定される。
【0052】
したがって、このとき、上述したように、加算回路28L,28Rで、係数乗算回路22L,22Rを、そのまま通じた入力オーディオ信号L1,R1から、加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなるオーディオ信号La,Raが減算されて、加算回路28L,28Rの出力信号L2,R2として、入力オーディオ信号L1,R1中のボーカル成分からなるオーディオ信号が得られる。
【0053】
そして、仮想立体音響出力モードでは、加算回路29で、このボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L2,R2が1:1で加算されて、加算回路29の出力信号C2として、ボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号が得られる。
【0054】
さらに、仮想立体音響出力モードでは、仮想立体音響処理部30で、このボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2に対して、上述したような仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から、処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0055】
そして、この仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0056】
セレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられるので、このとき、加算回路28L,28Rの出力のオーディオ信号L2,R2、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4は、無視することができる。
【0057】
以上のように、仮想立体音響出力モードでは、入力オーディオ信号L1,R1として得られる楽曲のボーカル成分に対してのみ、仮想立体音響処理が施され、ボーカル成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【0058】
(混合出力モード:図6)
混合出力モードでは、仮想立体音響出力モードと同様に、図6に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が−1に設定され、係数乗算回路24L,24Rの係数K4が、例えば1/2に設定される。
【0059】
したがって、このとき、加算回路43L,43Rで、加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raと、仮想立体音響処理部30からの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が加算され、その加算後の左右2チャンネルのオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給されて、このときセレクタ41がオーディオ信号L4,R4を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0060】
したがって、混合出力モードでは、入力オーディオ信号L1,R1として得られる楽曲の演奏成分を、元の定位状態のまま再生することができると同時に、楽曲のボーカル成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【0061】
〔特定成分抽出および仮想立体音響処理の第2の例:図7〕
(構成)
特定成分抽出部20は、他の例として、図7に示すように、係数乗算回路45L,45R、加算回路46、デジタルフィルタ47、係数乗算回路48L,48R、および減算回路49L,49Rによって構成される。
【0062】
係数乗算回路45L,45Rの係数K5は、1に設定される。したがって、加算回路46の出力信号として、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が1:1で加算された信号が得られる。
【0063】
デジタルフィルタ47は、この加算回路46の出力信号中の、人の声の帯域、例えば200Hz〜3kHzの周波数成分を抽出するものである。したがって、デジタルフィルタ47の出力信号として、ボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2が得られる。
【0064】
そして、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは、仮想立体音響処理部30で、このボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2に対して、仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から、処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0065】
一方、係数乗算回路48L,48Rの係数K6は、制御部70によって出力モードに応じて設定され、通常出力モードでは0、カラオケ出力モード、仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは1/2に設定される。
【0066】
したがって、通常出力モードを除く出力モードでは、減算回路49L,49Rで、入力オーディオ信号L1,R1から、係数乗算回路48L,48Rの出力のボーカル成分が減算されることによって、減算回路49L,49Rの出力信号L2(La),R2(Ra)として、入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が抽出される。
【0067】
(各出力モード)
通常出力モードでは、係数乗算回路48L,48Rの係数K6が0に設定されて、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が、そのまま、減算回路49L,49Rを通じて、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0068】
カラオケ出力モードでは、係数乗算回路48L,48Rの係数K6が1/2に設定されて、上述した減算回路49L,49Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号が、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0069】
仮想立体音響出力モードでは、上述した仮想立体音響処理部30からの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0070】
混合出力モードでは、係数乗算回路48L,48Rの係数K6が1/2に設定される。したがって、このとき、加算回路43L,43Rで、上述した減算回路49L,49Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La(L2),Ra(R2)と、上述した仮想立体音響処理部30からの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が加算され、その加算後の左右2チャンネルのオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給されて、このときセレクタ41がオーディオ信号L4,R4を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0071】
〔特定成分抽出および仮想立体音響処理の第3の例:図8〕
図1の実施形態、および上述した第1および第2の例は、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1からボーカル成分を抽出し、そのボーカル成分からなる1チャンネルのオーディオ信号C2に仮想立体音響処理を施して、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3を得る場合であるが、逆の順序で、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1を1チャンネル化し、その1チャンネルのオーディオ信号に仮想立体音響処理を施して、仮想立体音響の処理後の左右2チャンネルのオーディオ信号を得、そのオーディオ信号からボーカル成分を抽出する構成としてもよい。
【0072】
図8は、この場合の例を示す。この例では、信号合成部90で、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が1チャンネル化される。
【0073】
すなわち、信号合成部90は、係数乗算回路91L,91Rおよび加算回路92によって構成され、係数乗算回路91L,91Rの係数は、K7で示すように等しい係数値に設定されて、信号合成部90で、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が1:1で加算されて、信号合成部90の出力信号C7として、1チャンネル化された入力オーディオ信号が得られる。
【0074】
そして、この例では、仮想立体音響処理部30で、この1チャンネル化された入力オーディオ信号C7に対して、仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から、処理後の左右2チャンネルのオーディオ信号L7,R7が得られる。
【0075】
仮想立体音響処理部30での仮想立体音響処理そのものは、上述した各例と同じで、処理対象および処理後のオーディオ信号がボーカル成分のみからなるものではない点が、上述した各例と異なる。
【0076】
そして、この例では、デジタルフィルタ95L,95Rで、この仮想立体音響の処理後の左右2チャンネルのオーディオ信号L7,R7中の、人の声の帯域、例えば200Hz〜3kHzの周波数成分が抽出される。したがって、デジタルフィルタ95L,95Rからは、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0077】
この例でも、通常出力、カラオケ出力、仮想立体音響出力、および混合出力のうちのいずれかを選択することができるように、この仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給される。
【0078】
一方、この例では、特定成分抽出部20が、カラオケ出力用に、例えば、図2の特定成分抽出部20中の、仮想立体音響出力用の係数乗算回路24L,24Rおよび加算回路29が無いものとして、すなわち、係数乗算回路21L,21R,22L,22R,23L,23R、デジタルフィルタ25L,25R、および加算回路26,27L,27R,28L,28Rからなるものとして構成される。
【0079】
したがって、通常出力モードでは、図3に示したモードと同様に、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が、そのまま、オーディオ信号L2,R2として、特定成分抽出部20から得られて、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0080】
カラオケ出力モードでは、図4に示したモードと同様に、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が、オーディオ信号L2,R2として、特定成分抽出部20から得られて、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0081】
仮想立体音響出力モードでは、上述したようにデジタルフィルタ95L,95Rから得られる仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0082】
混合出力モードでは、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が、オーディオ信号La,Raとして、特定成分抽出部20から得られて、加算回路43L,43Rで、この演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raと、デジタルフィルタ95L,95Rからの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が加算され、その加算後の左右2チャンネルのオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給されて、このときセレクタ41がオーディオ信号L4,R4を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0083】
〔他の実施形態〕
仮想立体音響の処理後の出力オーディオ信号として得る特定成分は、ボーカル成分に限らず、定位状態または周波数帯域によって抽出可能な任意の成分とすることができる。
【0084】
出力オーディオ信号を再生する場合、スピーカに限らず、ヘッドホンなどによって再生することもできる。
【0085】
出力オーディオ信号を記録媒体に記録する場合、ハードディスクに限らず、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどに記録することもできる。
【0086】
また、上述した実施形態は、光ディスクから処理対象の入力オーディオ信号を再生する場合であるが、この発明は、光磁気ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から処理対象の入力オーディオ信号を再生する場合にも適用することができる。
【0087】
また、このように入力オーディオ信号を記録媒体から再生する場合に限らず、放送や通信ネットワークなどによって入力オーディオ信号を受信する場合にも、この発明を適用することができる。
【0088】
さらに、入力オーディオ信号がアナログオーディオ信号である場合にも、これをデジタルオーディオ信号に変換することによって、この発明を適用することができる。
【0089】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、再生または受信された楽曲などの、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデジタルオーディオ処理装置の一実施形態を示す図である。
【図2】特定成分抽出および仮想立体音響処理の第1の例を示す図である。
【図3】第1の例の通常出力モードを示す図である。
【図4】第1の例のカラオケ出力モードを示す図である。
【図5】第1の例の仮想立体音響出力モードを示す図である。
【図6】第1の例の混合出力モードを示す図である。
【図7】特定成分抽出および仮想立体音響処理の第2の例を示す図である。
【図8】特定成分抽出および仮想立体音響処理の第3の例を示す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタルオーディオ信号を処理して仮想立体音響効果を得る方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルオーディオ信号の処理として、左右2チャンネルのオーディオ再生出力だけで、リスナ(ユーザ)が3次元空間の様々な方向(角度)および距離の位置の音源からの再生音として認識できるように、デジタルオーディオ信号を処理する仮想立体音響処理がある。
【0003】
これは、あらかじめ、リスナ頭部からの位置関係によって、音や声が、どのように聞こえるかを、モデルとして記録し、その記録されたモデルデータを解析して、想定する各位置での処理係数を設定し、実際のオーディオ再生に当たって、その処理係数をデジタルオーディオ信号に対して動的に適用するものである。
【0004】
市販の音楽記録媒体から、左右2チャンネルのデジタルオーディオ信号を再生し、その再生されたデジタルオーディオ信号に対して、この仮想立体音響処理を施すことによって、多チャンネル再生が実行されているような立体音響効果が得られる。
【0005】
これとは別に、デジタルオーディオ信号の処理として、記録媒体から、ボーカルパートおよび演奏成分を含むデジタルオーディオ信号を再生し、再生されたデジタルオーディオ信号からボーカルパートのみを除去するカラオケ処理がある。
【0006】
これは、最近の楽曲では、多くの場合、ボーカルパートが中央に定位している傾向や、人の声のおおよその周波数帯域を考慮して、記録媒体から再生されたデジタルオーディオ信号に差分処理やフィルタ処理などを施すことによって、簡易的にボーカルパートを除去し、残余の演奏成分のみによってオーディオ再生を行うものである。
【0007】
これによって、記録媒体上の原曲とほぼ同様の伴奏のみの再生音を得ることができ、カラオケ専用の記録媒体ではなく、市販の音楽記録媒体を再生することによって、カラオケを楽しむことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の仮想立体音響処理の方法では、ディスクなどの記録媒体に記録されているデジタルオーディオ信号に仮想立体音響処理を施すので、記録媒体に記録されている楽曲などの、全ての成分に対して仮想立体音響処理が施されてしまって、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることはできない。
【0009】
そこで、この発明は、再生または受信された楽曲などの、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明のデジタルオーディオ処理方法は、
入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の特定成分を抽出する工程と、
その抽出した特定成分に仮想立体音響処理を施して、出力デジタルオーディオ信号を得る工程と、
を備えるものである。
【0011】
上記のデジタルオーディオ処理方法では、入力デジタルオーディオ信号として得られる楽曲などの、ある特定の成分に対してのみ、仮想立体音響処理が施されるので、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔システム全体の一実施形態:図1〕
図1は、この発明のデジタルオーディオ処理装置の一実施形態を示し、光ディスクから、これに記録されている左右2チャンネルのデジタルオーディオ信号を再生し、その再生されたデジタルオーディオ信号を、この発明のデジタルオーディオ処理方法によって処理し、その処理後の出力デジタルオーディオ信号によってオーディオ再生を行うとともに、処理後の出力デジタルオーディオ信号をハードディスクに記録する場合である。
【0013】
光ディスク1には、PCM(Pulse Code Modulation)などによってデジタル化された左右2チャンネルのデジタルオーディオ信号が、インタリーブされ、EFM(Eight to Fourteen Modulation)などによって変調されて、記録されている。
【0014】
光ディスク1は、スピンドルモータ11によって回転駆動され、光ピックアップ12は、送りモータ13によって光ディスク1の径方向に送られる。
【0015】
光ピックアップ12からの再生RF信号は、RF信号処理回路15に供給されて、RF信号処理回路15から、速度エラー信号、トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号が得られ、これらエラー信号が、サーボ制御回路16に供給されて、光ディスク1の回転、光ピックアップ12の送り、および光ピックアップ12のトラッキングおよびフォーカスが制御される。
【0016】
また、RF信号処理回路15から、再生デジタルオーディオ信号が得られ、これが、復調用DSP(Digital Signal Processor)17で、EFM復調され、エラー訂正され、デインタリーブされ、記録時の圧縮符号化や暗号化に応じて復号化処理されて、復調用DSP17から、左右2チャンネルの再生デジタルオーディオ信号L1,R1が得られる。
【0017】
また、復調用DSP17から、再生制御用の制御情報が得られ、これが、再生制御回路18に供給され、サーボ制御回路16による光ディスク1の回転制御および光ピックアップ12の送り制御に供される。
【0018】
復調用DSP17からの左右2チャンネルの再生デジタルオーディオ信号L1,R1は、入力デジタルオーディオ信号として特定成分抽出部20に供給され、後述のように特定成分が抽出される。なお、以下においてアナログオーディオ信号と断らない場合、「オーディオ信号」はデジタルオーディオ信号である。
【0019】
この実施形態では、後述のように、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、通常出力、カラオケ出力、仮想立体音響出力、および混合出力のうちのいずれかを選択することができる。
【0020】
特定成分抽出部20からは、その選択された出力モードに応じて、後述のように、通常出力用およびカラオケ出力用の2チャンネルのオーディオ信号L2,R2、仮想立体音響出力用の1チャンネルのオーディオ信号C2、および混合出力用の2チャンネルのオーディオ信号La,Raが得られる。
【0021】
仮想立体音響出力用のオーディオ信号C2は、仮想立体音響処理部30に供給されて、後述のように仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から処理後の2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0022】
さらに、加算回路43Lで、オーディオ信号L3,Laが加算され、加算回路43Rで、オーディオ信号R3,Raが加算され、オーディオ信号L2,R2、オーディオ信号L3,R3、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給される。
【0023】
セレクタ41では、後述のように、出力モードに応じて、左右2チャンネルのオーディオ信号が、出力オーディオ信号L5,R5として選択される。
【0024】
その選択された出力オーディオ信号L5,R5は、デジタルフィルタ51L,51Rで、光ディスク1に記録されたオーディオ信号の記録帯域に応じてフィルタ処理された後、D/Aコンバータ52L,52Rで、アナログオーディオ信号に変換される。その2チャンネルのアナログオーディオ信号が、オーディオ増幅回路53L,53Rで増幅されて、スピーカ54L,54Rに供給される。
【0025】
さらに、この実施形態では、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、セレクタ41から得られた出力オーディオ信号L5,R5が、ハードディスク記録再生処理部61で記録処理されて、ハードディスク装置部62内のハードディスクに記録される。
【0026】
ハードディスクに記録されたオーディオ信号は、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、ハードディスクから再生され、ハードディスク記録再生処理部61で再生処理されて、再生出力部50に供給され、光ディスク1の再生時と同様に、オーディオ再生される。
【0027】
〔特定成分抽出および仮想立体音響処理の第1の例:図2〜図6〕
(特定成分抽出)
特定成分抽出部20は、一例として、図2に示すように、係数乗算回路21L,21R,22L,22R,23L,23R,24L,24R、デジタルフィルタ25L,25R、および加算回路26,27L,27R,28L,28R,29によって構成される。
【0028】
係数乗算回路21L,21Rの係数は、K1,−K1で示すように、互いに正負が逆で、絶対値が等しい係数値に設定される。
【0029】
したがって、係数乗算回路21L,21Rの出力信号が加算回路26で加算されることによって、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1中に同相で存在している成分、具体的には中央に定位しているボーカル成分が除去され、加算回路26からは、演奏成分からなるオーディオ信号が得られる。
【0030】
デジタルフィルタ25L,25Rは、入力オーディオ信号L1,R1中の、人の声の帯域、例えば200Hz〜3kHzの周波数成分を減衰させるものである。したがって、デジタルフィルタ25L,25Rからは、ボーカル成分が除去された、演奏成分からなるオーディオ信号が得られる。
【0031】
すなわち、この例では、入力オーディオ信号L1,R1中の定位状態によって、係数乗算回路21L,21Rおよび加算回路26で、入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が抽出されるとともに、入力オーディオ信号L1,R1中の周波数帯域によって、デジタルフィルタ25L,25Rで、入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が抽出される。
【0032】
そして、加算回路27L,27Rで、デジタルフィルタ25L,25Rの出力信号に、それぞれ加算回路26の出力信号が加算されて、加算回路27L,27Rから、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raが得られる。
【0033】
さらに、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が−1に設定されることによって、加算回路28L,28Rで、係数乗算回路22L,22Rを、そのまま通じた入力オーディオ信号L1,R1から、上記の加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなるオーディオ信号La,Raが減算されて、加算回路28L,28Rの出力信号L2,R2として、入力オーディオ信号L1,R1中のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号が得られる。
【0034】
すなわち、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは、特定成分抽出部20において、入力オーディオ信号L1,R1中の特定成分として、一方で演奏成分が抽出されると同時に、他方でボーカル成分が抽出される。
【0035】
係数乗算回路22L,22Rの係数K2、係数乗算回路23L,23Rの係数K3、および係数乗算回路24L,24Rの係数K4は、制御部70によって、後述のように出力モードに応じて設定される。
【0036】
なお、上記のように演奏成分を二重に抽出して加算する代わりに、定位状態のみから演奏成分を抽出し、または周波数帯域のみから演奏成分を抽出する構成としてもよい。
【0037】
また、図2では省略したが、デジタルフィルタ25L,25Rの出力信号の、加算回路26の出力信号に対する時間遅延を補正するため、加算回路26の出力側に遅延回路を設けてもよい。また、遅延回路などによって、加算回路27L,27Rの出力の、演奏成分からなるオーディオ信号La,Raにステレオ感を持たせてもよい。
【0038】
(仮想立体音響処理)
仮想立体音響処理部30では、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードで、特定成分抽出部20の加算回路29から得られる、入力オーディオ信号L1,R1中のボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2に対して、仮想立体音響処理が施される。
【0039】
具体的に、この例では、操作部80での操作に基づく制御部70の制御によって、オーディオ信号C2による音像の位置が3次元空間で動的に変更制御されるような処理がなされる。
【0040】
そのため、あらかじめ、リスナ頭部からの位置関係によって、音や声が、どのように聞こえるかを、モデルとして記録し、その記録されたモデルデータを解析して、想定する各位置での処理係数を算出し、仮想立体音響処理部30に設定しておく。
【0041】
操作部80は、多方向に制御可能なボタン群やアナログコントローラなどによって、3次元空間における位置を動的に指定できるものとする。
【0042】
制御部70は、その指定された位置を位置情報に変換して、仮想立体音響処理部30に送出する。位置情報は、例えば、指定された位置を、リスナの位置を中心として、水平面上での回転角、傾斜角(仰角および俯角)、および距離で示した3次元座標情報とすることができる。
【0043】
仮想立体音響処理部30は、その位置情報によって、上記の設定された係数群から、指定された位置に応じた処理係数を選択して、オーディオ信号C2に仮想立体音響処理を施す。処理後のオーディオ信号は、2チャンネルのオーディオ信号L3,R3として出力される。
【0044】
なお、このような係数による処理以外に、例えば、フィルタ処理による距離感の演出や、ピッチ変換処理を利用したドップラー効果の演出などを加えることによって、距離や移動による音響表現の現実感を、より向上させることができる。
【0045】
(通常出力モード:図3)
通常出力モードでは、図3に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が0に設定される。
【0046】
したがって、このとき、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が、そのまま、係数乗算回路22L,22Rおよび加算回路28L,28Rを通じて、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0047】
セレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられるので、このとき、係数乗算回路24L,24Rの係数K4の値、仮想立体音響処理部30の出力のオーディオ信号L3,R3、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4は、無視することができる。
【0048】
(カラオケ出力モード:図4)
カラオケ出力モードでは、通常出力モードと逆に、図4に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が0に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が1に設定される。
【0049】
したがって、このとき、上述した加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raが、そのまま、係数乗算回路23L,23Rおよび加算回路28L,28Rを通じて、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0050】
セレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられるので、このとき、係数乗算回路24L,24Rの係数K4の値、仮想立体音響処理部30の出力のオーディオ信号L3,R3、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4は、無視することができる。
【0051】
(仮想立体音響出力モード:図5)
仮想立体音響出力モードでは、図5に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が、通常出力モードと同様に1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が、カラオケ出力モードと逆に−1に設定され、係数乗算回路24L,24Rの係数K4が、オーバーフローを考慮して、例えば1/2に設定される。
【0052】
したがって、このとき、上述したように、加算回路28L,28Rで、係数乗算回路22L,22Rを、そのまま通じた入力オーディオ信号L1,R1から、加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなるオーディオ信号La,Raが減算されて、加算回路28L,28Rの出力信号L2,R2として、入力オーディオ信号L1,R1中のボーカル成分からなるオーディオ信号が得られる。
【0053】
そして、仮想立体音響出力モードでは、加算回路29で、このボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L2,R2が1:1で加算されて、加算回路29の出力信号C2として、ボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号が得られる。
【0054】
さらに、仮想立体音響出力モードでは、仮想立体音響処理部30で、このボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2に対して、上述したような仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から、処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0055】
そして、この仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0056】
セレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられるので、このとき、加算回路28L,28Rの出力のオーディオ信号L2,R2、および加算回路43L,43Rの出力のオーディオ信号L4,R4は、無視することができる。
【0057】
以上のように、仮想立体音響出力モードでは、入力オーディオ信号L1,R1として得られる楽曲のボーカル成分に対してのみ、仮想立体音響処理が施され、ボーカル成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【0058】
(混合出力モード:図6)
混合出力モードでは、仮想立体音響出力モードと同様に、図6に示すように、係数乗算回路22L,22Rの係数K2が1に設定され、係数乗算回路23L,23Rの係数K3が−1に設定され、係数乗算回路24L,24Rの係数K4が、例えば1/2に設定される。
【0059】
したがって、このとき、加算回路43L,43Rで、加算回路27L,27Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raと、仮想立体音響処理部30からの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が加算され、その加算後の左右2チャンネルのオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給されて、このときセレクタ41がオーディオ信号L4,R4を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0060】
したがって、混合出力モードでは、入力オーディオ信号L1,R1として得られる楽曲の演奏成分を、元の定位状態のまま再生することができると同時に、楽曲のボーカル成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【0061】
〔特定成分抽出および仮想立体音響処理の第2の例:図7〕
(構成)
特定成分抽出部20は、他の例として、図7に示すように、係数乗算回路45L,45R、加算回路46、デジタルフィルタ47、係数乗算回路48L,48R、および減算回路49L,49Rによって構成される。
【0062】
係数乗算回路45L,45Rの係数K5は、1に設定される。したがって、加算回路46の出力信号として、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が1:1で加算された信号が得られる。
【0063】
デジタルフィルタ47は、この加算回路46の出力信号中の、人の声の帯域、例えば200Hz〜3kHzの周波数成分を抽出するものである。したがって、デジタルフィルタ47の出力信号として、ボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2が得られる。
【0064】
そして、後述の仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは、仮想立体音響処理部30で、このボーカル成分からなる1チャンネル化されたオーディオ信号C2に対して、仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から、処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0065】
一方、係数乗算回路48L,48Rの係数K6は、制御部70によって出力モードに応じて設定され、通常出力モードでは0、カラオケ出力モード、仮想立体音響出力モードおよび混合出力モードでは1/2に設定される。
【0066】
したがって、通常出力モードを除く出力モードでは、減算回路49L,49Rで、入力オーディオ信号L1,R1から、係数乗算回路48L,48Rの出力のボーカル成分が減算されることによって、減算回路49L,49Rの出力信号L2(La),R2(Ra)として、入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が抽出される。
【0067】
(各出力モード)
通常出力モードでは、係数乗算回路48L,48Rの係数K6が0に設定されて、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が、そのまま、減算回路49L,49Rを通じて、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0068】
カラオケ出力モードでは、係数乗算回路48L,48Rの係数K6が1/2に設定されて、上述した減算回路49L,49Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号が、オーディオ信号L2,R2として、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0069】
仮想立体音響出力モードでは、上述した仮想立体音響処理部30からの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0070】
混合出力モードでは、係数乗算回路48L,48Rの係数K6が1/2に設定される。したがって、このとき、加算回路43L,43Rで、上述した減算回路49L,49Rからの、演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La(L2),Ra(R2)と、上述した仮想立体音響処理部30からの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が加算され、その加算後の左右2チャンネルのオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給されて、このときセレクタ41がオーディオ信号L4,R4を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0071】
〔特定成分抽出および仮想立体音響処理の第3の例:図8〕
図1の実施形態、および上述した第1および第2の例は、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1からボーカル成分を抽出し、そのボーカル成分からなる1チャンネルのオーディオ信号C2に仮想立体音響処理を施して、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3を得る場合であるが、逆の順序で、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1を1チャンネル化し、その1チャンネルのオーディオ信号に仮想立体音響処理を施して、仮想立体音響の処理後の左右2チャンネルのオーディオ信号を得、そのオーディオ信号からボーカル成分を抽出する構成としてもよい。
【0072】
図8は、この場合の例を示す。この例では、信号合成部90で、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が1チャンネル化される。
【0073】
すなわち、信号合成部90は、係数乗算回路91L,91Rおよび加算回路92によって構成され、係数乗算回路91L,91Rの係数は、K7で示すように等しい係数値に設定されて、信号合成部90で、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が1:1で加算されて、信号合成部90の出力信号C7として、1チャンネル化された入力オーディオ信号が得られる。
【0074】
そして、この例では、仮想立体音響処理部30で、この1チャンネル化された入力オーディオ信号C7に対して、仮想立体音響処理が施され、仮想立体音響処理部30から、処理後の左右2チャンネルのオーディオ信号L7,R7が得られる。
【0075】
仮想立体音響処理部30での仮想立体音響処理そのものは、上述した各例と同じで、処理対象および処理後のオーディオ信号がボーカル成分のみからなるものではない点が、上述した各例と異なる。
【0076】
そして、この例では、デジタルフィルタ95L,95Rで、この仮想立体音響の処理後の左右2チャンネルのオーディオ信号L7,R7中の、人の声の帯域、例えば200Hz〜3kHzの周波数成分が抽出される。したがって、デジタルフィルタ95L,95Rからは、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が得られる。
【0077】
この例でも、通常出力、カラオケ出力、仮想立体音響出力、および混合出力のうちのいずれかを選択することができるように、この仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給される。
【0078】
一方、この例では、特定成分抽出部20が、カラオケ出力用に、例えば、図2の特定成分抽出部20中の、仮想立体音響出力用の係数乗算回路24L,24Rおよび加算回路29が無いものとして、すなわち、係数乗算回路21L,21R,22L,22R,23L,23R、デジタルフィルタ25L,25R、および加算回路26,27L,27R,28L,28Rからなるものとして構成される。
【0079】
したがって、通常出力モードでは、図3に示したモードと同様に、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1が、そのまま、オーディオ信号L2,R2として、特定成分抽出部20から得られて、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0080】
カラオケ出力モードでは、図4に示したモードと同様に、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が、オーディオ信号L2,R2として、特定成分抽出部20から得られて、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L2,R2を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0081】
仮想立体音響出力モードでは、上述したようにデジタルフィルタ95L,95Rから得られる仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が、セレクタ41に供給され、このときセレクタ41がオーディオ信号L3,R3を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0082】
混合出力モードでは、左右2チャンネルの入力オーディオ信号L1,R1中の演奏成分が、オーディオ信号La,Raとして、特定成分抽出部20から得られて、加算回路43L,43Rで、この演奏成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号La,Raと、デジタルフィルタ95L,95Rからの、仮想立体音響の処理後のボーカル成分からなる左右2チャンネルのオーディオ信号L3,R3が加算され、その加算後の左右2チャンネルのオーディオ信号L4,R4が、セレクタ41に供給されて、このときセレクタ41がオーディオ信号L4,R4を選択する状態に切り換えられることによって、出力オーディオ信号L5,R5としてセレクタ41から得られる。
【0083】
〔他の実施形態〕
仮想立体音響の処理後の出力オーディオ信号として得る特定成分は、ボーカル成分に限らず、定位状態または周波数帯域によって抽出可能な任意の成分とすることができる。
【0084】
出力オーディオ信号を再生する場合、スピーカに限らず、ヘッドホンなどによって再生することもできる。
【0085】
出力オーディオ信号を記録媒体に記録する場合、ハードディスクに限らず、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどに記録することもできる。
【0086】
また、上述した実施形態は、光ディスクから処理対象の入力オーディオ信号を再生する場合であるが、この発明は、光磁気ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から処理対象の入力オーディオ信号を再生する場合にも適用することができる。
【0087】
また、このように入力オーディオ信号を記録媒体から再生する場合に限らず、放送や通信ネットワークなどによって入力オーディオ信号を受信する場合にも、この発明を適用することができる。
【0088】
さらに、入力オーディオ信号がアナログオーディオ信号である場合にも、これをデジタルオーディオ信号に変換することによって、この発明を適用することができる。
【0089】
【発明の効果】
上述したように、この発明によれば、再生または受信された楽曲などの、ある特定の成分についてのみ、仮想立体音響効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデジタルオーディオ処理装置の一実施形態を示す図である。
【図2】特定成分抽出および仮想立体音響処理の第1の例を示す図である。
【図3】第1の例の通常出力モードを示す図である。
【図4】第1の例のカラオケ出力モードを示す図である。
【図5】第1の例の仮想立体音響出力モードを示す図である。
【図6】第1の例の混合出力モードを示す図である。
【図7】特定成分抽出および仮想立体音響処理の第2の例を示す図である。
【図8】特定成分抽出および仮想立体音響処理の第3の例を示す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。
Claims (13)
- 入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の特定成分を抽出する工程と、
その抽出した特定成分に仮想立体音響処理を施して、出力デジタルオーディオ信号を得る工程と、
を備えるデジタルオーディオ処理方法。 - 入力デジタルオーディオ信号に仮想立体音響処理を施す工程と、
その処理後のデジタルオーディオ信号から特定の周波数成分を抽出して、出力デジタルオーディオ信号を得る工程と、
を備えるデジタルオーディオ処理方法。 - 請求項1または2のデジタルオーディオ処理方法において、
前記出力デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して再生する工程を備え、
前記仮想立体音響処理工程では、処理対象の特定成分または入力デジタルオーディオ信号に、動的に仮想立体音響処理を施すデジタルオーディオ処理方法。 - 請求項1〜3のいずれかのデジタルオーディオ処理方法において、
前記出力デジタルオーディオ信号を記録媒体に記録する工程を備えるデジタルオーディオ処理方法。 - 請求項4のデジタルオーディオ処理方法によってデジタルオーディオ信号が記録されたデジタルオーディオ記録媒体。
- 入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の特定成分を抽出する手段と、
その抽出された特定成分に仮想立体音響処理を施して、出力デジタルオーディオ信号を得る手段と、
を備えるデジタルオーディオ処理装置。 - 入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の特定成分を第1の特定成分として抽出する手段と、
その抽出された第1の特定成分に仮想立体音響処理を施して、第1のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の前記第1の特定成分と異なる特定成分を第2の特定成分として抽出して、第2のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記第1および第2のデジタルオーディオ信号のいずれかを、出力デジタルオーディオ信号として選択する手段と、
を備えるデジタルオーディオ処理装置。 - 入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の特定成分を第1の特定成分として抽出する手段と、
その抽出された第1の特定成分に仮想立体音響処理を施して、第1のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の前記第1の特定成分と異なる特定成分を第2の特定成分として抽出して、第2のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記第1および第2のデジタルオーディオ信号を合成して、出力デジタルオーディオ信号を得る手段と、
を備えるデジタルオーディオ処理装置。 - 入力デジタルオーディオ信号に仮想立体音響処理を施す手段と、
その処理後のデジタルオーディオ信号から特定の周波数成分を抽出して、出力デジタルオーディオ信号を得る手段と、
を備えるデジタルオーディオ処理装置。 - 入力デジタルオーディオ信号に仮想立体音響処理を施す手段と、
その処理後のデジタルオーディオ信号から特定の周波数成分を第1の特定成分として抽出して、第1のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の前記第1の特定成分と異なる特定成分を第2の特定成分として抽出して、第2のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記第1および第2のデジタルオーディオ信号のいずれかを、出力デジタルオーディオ信号として選択する手段と、
を備えるデジタルオーディオ処理装置。 - 入力デジタルオーディオ信号に仮想立体音響処理を施す手段と、
その処理後のデジタルオーディオ信号から特定の周波数成分を第1の特定成分として抽出して、第1のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記入力デジタルオーディオ信号中の各構成成分の定位状態または周波数帯域によって、当該入力デジタルオーディオ信号の前記第1の特定成分と異なる特定成分を第2の特定成分として抽出して、第2のデジタルオーディオ信号を得る手段と、
前記第1および第2のデジタルオーディオ信号を合成して、出力デジタルオーディオ信号を得る手段と、
を備えるデジタルオーディオ処理装置。 - 請求項6〜11のいずれかのデジタルオーディオ処理装置において、
前記出力デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して再生する手段を備え、
前記仮想立体音響処理手段は、処理対象の特定成分または入力デジタルオーディオ信号に、動的に仮想立体音響処理を施すデジタルオーディオ処理装置。 - 請求項6〜12のいずれかのデジタルオーディオ処理装置において、
前記出力デジタルオーディオ信号を記録媒体に記録する手段を備えるデジタルオーディオ処理装置。
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