JP2004064111A - 色処理装置およびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】色相のマッピングは色再現性への影響が大きく、マッピング前後で変更しないことがよいと言われているが、肌色などの重要色を好ましく再現する高度な色再現では多少の色相変換が要求される。
【解決手段】既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得し(S602)、取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定し(S603)、色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定し(S604)、決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成する(S605)。
【選択図】 図6
【解決手段】既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得し(S602)、取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定し(S603)、色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定し(S604)、決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成する(S605)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は色処理装置およびその方法に関し、例えば、色信号を変換するカラーマッピングテーブルの作成に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラーマネージメントシステム(CMS)を導入した画像出力装置は、その色処理で、入力色信号を画像出力装置の色再現範囲内の色信号に変換するためのカラーマッピングテーブル(以下「マッピングテーブル」と呼ぶ)を利用する。カラーマッピングは、ガマットマッピングや色域圧縮とも呼ばれ、様々な処理方法が提案されている。
【0003】
カラーマッピング、ガマットマッピングや色域圧縮において汎用的に利用できる処理方法がなく、高度な色再現性を実現するには、オペレータが処理パラメータを調整する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
色相のマッピングは色再現性への影響が大きく、一般に一定、つまりマッピング前後で変更しないことがよいと言われている。しかし、肌色などの画像形成に重要な色(重要色)を好ましく再現する高度な色再現では、多少の色相変換が要求される。
【0005】
また、カラーマッピングは入力および出力色空間の色域に依存し、その組み合わせに対応する多くのテーブルを要する。さらに、調整方法によっては、階調跳びや階調潰れが発生し、さらに色相の反転が発生することもある。従って、マッピングテーブルの作成は手間を要する作業である。
【0006】
本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するためのもので、既存のマッピングテーブルに準じて、色相を調整したマッピングテーブルを作成することを目的とする。
【0007】
また、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、階調の反転を防ぐことを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0009】
本発明にかかる色処理装置は、色信号の色相を変換するためのカラーマッピングテーブルを作成する色処理装置であって、既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得する取得手段と、取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定する設定手段と、前記色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定する決定手段と、決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成する作成手段とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明にかかる色処理方法は、色信号の色相を変換するためのカラーマッピングテーブルを作成する色処理方法であって、既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得し、取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定し、前記色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定し、決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成することを特徴とする。
【0011】
好ましくは、さらに、画像形成に重要な色を入力し、前記色相変換量は前記重要色に対応することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる一実施形態の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
【第1実施形態】
[CMS]
図1は一般的な画像処理装置100の構成例を示すブロック図である。
【0014】
ネットワーク上の画像サーバ101や画像記録媒体102から読み込まれた画像データは、画像入力部110へ入力され、画像処理部120により色処理が施され、画像出力部130を介して、画像出力装置103へ出力される。画像出力装置103は、典型的にはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)のインクやトナーによって紙面上に画像を形成するカラープリンタである。
【0015】
画像処理装置100は、パーソナルコンピュータ(PC)に、画像処理部120が実行する画像処理用のソフトウェアを供給することで実現される。つまり、画像処理部120は、PCのオペレーティングシステム(OS)が提供するカラーマネージメントシステム(CMS)や、カラープリンタを制御するプログラム(以下「プリンタドライバ」と呼ぶ)として提供される。PCのCPUがそれらプログラムを実行することで画像処理部120が実現される。
【0016】
[画像処理部]
図2は画像処理部120の色処理を説明する図である。
【0017】
画像データを構成する入力RGB信号は、入力変換部201によってデバイスに依存しない色空間(PCS: Profile Connection Space)上の色信号に変換され、カラーマッピング部202によって画像出力装置103の色再現領域内の色信号に変換され、出力変換部203によって画像出力装置103に依存する色信号に変換され、色分解変換部204によって出力CMYK信号に変換される。
【0018】
入力変換部201は、入力画像の色特性(画像入力デバイスの色再現特性)が格納された入力プロファイル205に基づき、入力RGB信号をPCSのCIE LAB色空間上の色信号Labに変換する。入力変換部201は、典型的には、指数関数を利用するガンマ変換、3×3マトリクスによる一次変換、および、JISなどにおいて規定されるCIE XYZ色空間からCIE LAB色空間への変換によって、色信号を変換する。この場合、入力プロファイル205には、上記の指数とマトリクスの値が格納される。
【0019】
カラーマッピング部202は、マッピングテーブル206に基づき、Lab信号を画像出力装置103の色再現領域の色信号L’a’b’へ変換する。図3は、入力色信号が示す色の範囲(色域)と、画像出力装置103の色再現領域(色域)とを示す模式図で、横軸が彩度C、縦軸が明度Lの等色相面を示している。入力色信号が示す色の中で、領域A内の色は、画像出力装置103によって再現されない。従って、そのような色は、画像出力装置103の色再現領域B内の色に変換(マッピング)する必要がある。
【0020】
図4は変換関数の一例を示す図で、線分P0P1上の色信号を、線分P0P2上の色信号に変換する関数を模式的に示している。この例のように、一般にカラーマッピングは、色相を一定に保って明度と彩度を変更する方法がよいとされている。しかし、高度な色再現を実現するには、肌色などの重要色の色相を微妙に調整することが要求される。
【0021】
本実施形態は、既存のマッピングテーブルを利用して、マッピングテーブルの色相変換(色相マッピング)を簡易に設定する方法を提案する。本実施形態によるマッピングテーブルの設定(調整)は、上記の明度および彩度のマッピングの前処理として実施される。
【0022】
出力変換部203は、画像出力装置103の色再現特性が格納された出力プロファイル207に基づき、L’a’b’信号を画像出力装置103に依存するR’G’B’信号に変換する。出力プロファイル207は、典型的には、離散的なR’G’B’色信号に対応するL’a’b’信号の三次元ルックアップテーブル(以下「3DLUT」と呼ぶ)を格納する。出力変換部203は、上記の3DLUTにおいてL’a’b’信号近傍の格子点を検索し、それら格子点のデータおよび当該L’a’b’信号値から、公知の補間方法を用いて、出力するR’G’B’信号値を演算する。
【0023】
色分解変換204は、色分解LUT 208を用いる公知の方法により、入力される信号R’G’B’を出力する信号CMYKに変換する。
【0024】
[マッピングテーブル]
図5は画像処理部120の別の色処理を説明する図である。
【0025】
カラーマッピング部301は、図2に示す入力変換部201、カラーマッピング部202および出力変換部203を統合したもので、マッピングテーブル302を参照して入力される信号RGBを出力する信号R’G’B’に変換する。この場合、入力変換部201や出力変換部203は、マッピングテーブル302を作成する時のみ利用される。
【0026】
マッピングテーブル302は3DLUTで、RGB信号値と、対応するR’G’B’信号値との関係を示すテーブルである。その格子点は、例えば、下記のように離散的に取られている。従って、カラーマッピング部301は、3DLUTにおいて入力信号RGB近傍の複数の格子点を検索し、それら格子点のデータおよび当該RGB値から、公知の補間方法を用いて出力するR’G’B’値を演算する。
【0027】
後述するマッピングテーブル調整装置は、マッピングテーブル302の色相変換を既存のマッピングテーブルに準ずるように設定するが、その際、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、色相の反転が起こらないように設定する。
【0028】
[マッピングテーブルの調整]
図6はマッピングテーブルの調整処理の一例を示すフローチャートである。
【0029】
まず、重要色を設定する(S601)。重要色とは、高度な色再現を実現する際に、とくに調整を要する色で、例えば肌色、海の青、芝の緑などに対応するRGB値を指定する。
【0030】
次に、既存のマッピングテーブルの色相変換量を取得する(S602)。詳細は後述するが、既存のマッピングテーブル、および、対応する入出力プロファイルから、既存のマッピングテーブルにおける重要色の色相変換量を求める。
【0031】
次に、色相変換量に基づき色相変更範囲を設定する(S603)。色相変換量が大きい場合は、色相変更範囲を拡げることで階調跳びや階調潰れを抑制する。
【0032】
次に、色相変換量および色相変更範囲から色相変換関数を決定する(S604)。本実施形態では、指数関数を利用する色相変換関数によって色相角の変換を実施するが、単調増加を示す関数を使用することで、色相の反転を防ぐことが可能になる。
【0033】
次に、マッピングテーブルに格納される3DLUTに色相変換を設定する(S605)。3DLUTを構成する格子点の色信号が色相変更範囲内であれば、色相変換関数に基づき色相を変換する。
【0034】
そして、全重要色の調整が終了したか否かを判断し(S606)、未了であればステップS601へ戻り、ステップS601からS605を繰り返す。全重要色の調整が終了した場合は、マッピングテーブルの調整処理を終了するが、典型的には、その後、明度および彩度のマッピング調整を実施する。
【0035】
● 色相変換量の取得
図7は既存のマッピングテーブルから色相変換量を取得する手順の一例を示すフローチャートで、図6のステップS602の詳細を示す図である。
【0036】
まず、重要色のRGB値に対応するLab値を求める(S701)。Lab値は、既存のマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にRGB値を入力することで得られる。
【0037】
次に、Lab値をLCH値に変換する(S702)。LCH色空間は、Lab色空間を極座標にしたもので、CおよびHの値は式(1)(2)によって求められる。なお、Hは重要色のマッピング前の色相角を示す。
C = √(a2 + b2) …(1)
H = tan−1(b/a) …(2)
【0038】
次に、重要色のRGB値に対応するR’G’B’値を求める(S703)。R’G’B’値は、既存のマッピングテーブルを参照する、図3に示すカラーマッピング301にRGB値を入力することで得られる。
【0039】
次に、R’G’B’値に対応するL’a’b’値を求める(S704)。L’a’b’値は、既存のマッピングテーブルに対応する出力プロファイルを参照する、図2に示す出力変換部203にR’G’B’値を入力する逆変換によって得られる。
【0040】
次に、L’a’b’値をL’C’H’値に変換する(S705)。L’C’H’値は、式(1)(2)を用いて求める。なお、H’は重要色をマッピングした後の色相角を示す。
【0041】
最後に、式(3)から既存テーブルの色相変換量(調整量)Δhを計算する(S706)。
Δh = H’ − H …(3)
【0042】
● 色相変換関数
図8および図9は色相変換関数を模式的に示す図である。
【0043】
図8において、横軸(Hin)はカラーマッピング前の入力色相角、縦軸(Hout)はマッピング後の出力色相角、Htは調整点、ΔHは標準調整範囲およびΔhは調整量である。つまり、調整点Htは重要色のマッピング前の色相角Hに相当し、標準調整範囲ΔHは調整量Δhが小さいときの色相変更範囲、調整量Δhは式(3)で計算される既存のマッピングテーブルの色相変換量である。
【0044】
色相変換関数により、調整点Htは、既存のマッピングテーブルによるマッピング後の色相角H’(= Ht + Δh)に変換される。調整量Δhの絶対値が小さい場合、色相が変更される色は色相角がHt±ΔHの範囲で、この範囲の色相が、下記の指数関数を利用する色相変換関数によって変換される。
Hout = [{(Hin −(Ht − ΔH))/2ΔH}α]×2ΔH +(Ht − ΔH) …(4)
ここで、α = log{0.5 + Δh/(2ΔH)}/log0.5 …(5)
【0045】
色相の変換が、単調増加を示す指数関数によって実施されるため、階調の反転は発生しない。しかし、調整量Δhの絶対値が大きい場合に、式(4)に基づき色相変換を実施すると、例えば、図9に矢印Aで示す部分で色相変換による階調跳びが、矢印Bで示す部分で色相変換による階調潰れが発生する。これは、矢印Aで示す部分の色相変換関数の傾きが1よりもかなり大きく、矢印Bで示す部分の傾きが1よりもかなり小さいことに起因する。そこで、色相が変更される色の範囲を拡げて色相変換関数の傾きを1に近付け、階調跳びや階調潰れを抑制する。つまり、Δh/(2ΔH)の絶対値を閾値判別値とし、閾値判別値が所定の調整閾値Sよりも大きい場合は、式(6)で定義されるWを用いて、色相角がHt±Wの範囲の色を変更する。
W = Δh/(2S) …(6)
【0046】
色相角の変換は、上記範囲の色相において、下記の指数関数を利用する色相変換関数によって実施される。
Hout = [{(Hin −(Ht − W))/2W}β]×2W +(Ht − W) …(7)
ここで、β = log(0.5 + S)/log0.5 …(8)
【0047】
図9に示す実線901は式(7)の色相変換関数を示し、点線902は式(4)の色相変換関数を示す。矢印CおよびDで示す部分における色相変換関数の傾きは、矢印AおよびBで示す部分の傾きと比較して1に近く、色相変換による階調つぶれや階調跳びが抑制される。
【0048】
図6に示すステップS603では、閾値判別値(Δh/(2ΔH)の絶対値)に基づき色相変更範囲を設定する。閾値判別値≦調整閾値Sの場合、色相変更範囲はHt±ΔHであり、閾値判別値>調整閾の場合、色相変更範囲はHt±Wである。
【0049】
また、ステップS604では、同様に閾値判別値に基づき色相変換関数を決定する。閾値判別値≦調整閾値Sの場合、色相変換関数は式(4)であり、閾値判別値>調整閾値Sの場合、色相変換関数は式(7)である。
【0050】
● 3DLUTの調整
図10はマッピングテーブルに格納される3DLUTの色相を調整する処理を示すフローチャートで、図6のステップS605の詳細を示す図である。
【0051】
まず、3DLUTの格子点になる離散的なRGB値を生成し(S901)、そのRGB値をLab値に変換する(S902)。Lab値は、調整すべきマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にRGB値を入力することで得られる。
【0052】
次に、Lab値をLCH値に変換する(S903)。LCH値は、Lab値を式(1)(2)に代入することで求められる。
【0053】
次に、求めたHが色相変更範囲内か否かを判断し(S904)、色相変更範囲内であればステップS905に進む。また、色相変更範囲外であればステップS910へ進み、マッピング後のR’G’B’値としてマッピング前のRGB値を設定して、ステップS908へ進む。
【0054】
Hが色相変更範囲内の場合は、色相変換関数に基づきHをH’に変換し(S905)、式(9)(10)(11)を用いて、LCH’値をL’a’b’値に変換する(S906)。
L’ = L …(9)
a’ = C・cos(H’) …(10)
b’ = C・sin(H’) …(11)
【0055】
次に、L’a’b’値をR’G’B’値に変換する(S907)。R’G’B’値は、調整するマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にL’a’b’値を入力し逆変換することで得られる。
【0056】
次に、R’G’B’値を、マッピングテーブルに格納する3DLUTに設定し(S908)、3DLUTを構成する格子点に対応する全色信号の設定が終了したか否かを判断し(S909)、未了であればステップS901へ戻り、ステップS901からS908の処理を繰り返す。また、全色信号の設定が終了した場合は、3DLUTの色相の調整処理を終了する。
【0057】
図11は色相を調整したマッピングテーブルに、明度および彩度の調整を施す処理例を示すフローチャートである。
【0058】
まず、色相を調整した3DLUTを構成する格子点のRGB値を抽出し(S101)、RGB値をLab値に変換する(S102)。Lab値は、調整するマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にRGB値を入力することで得られる。
【0059】
次に、式(1)(2)により、Lab値をLCH値に変換する(S103)。なお、ここで得られる色相Hは、ステップS905で変換された(マッピング後)の色相である。
【0060】
次に、公知の方法により、LCH値の明度Lおよび彩度CをそれぞれL’およびC’へ変換し(S104)、式(9)(10)(11)により、L’C’H値をL’a’b’値へ変換する(S105)。
【0061】
次に、L’a’b’値をR’G’B’値に変換する(S106)。R’G’B’値は、調整するマッピングテーブルに対応する出力プロファイルを参照する、図2に示す出力変換部203にL’a’b’値を入力することで得られる。
【0062】
次に、R’G’B’値をマッピングテーブルに格納される3DLUTに設定し(S107)、3DLUTを構成する格子点に対応する全色信号の設定が終了したか否かを判断し(S108)、未了であればステップS101へ戻り、ステップS101からS107の処理を繰り返す。また、全色信号の設定が終了した場合は、明度および彩度の調整処理を終了する。
【0063】
[構成]
図12はマッピングテーブル調整装置の構成例を示すブロック図である。
【0064】
ユーザインタフェイス(UI)部1103は、既存のマッピングテーブルの指定、重要色の指定、色相変換量の表示、標準調整範囲の入力/表示、調整閾値の入力/表示などの処理を行い、図示しないモニタ、キーボード、ポインティングデバイスなどの入出力装置を用いてオペレータとインタフェイスする。
【0065】
既存テーブル保持部1104は、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力される、色相を調整する既存のマッピングテーブルを保持する。
【0066】
重要色保持部1105は、上記の重要色のRGB値と、そのマッピング前の色相角(調整点)Htを格納する。なお、重要色は、予め定めておくか、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力する。
【0067】
色相変換量取得部1106は、既存テーブル保持部1104に格納された既存のマッピングテーブル、および、重要色保持部1105に格納された重要色の色信号から、重要色に対する既存のマッピングテーブルの色相変換量Δhを取得し、色相変換量保持部1107に格納する。
【0068】
色信号生成部1108は、3DLUTの格子点を構成する離散的なRGB色信号を生成する。
【0069】
標準調整範囲保持部1109は、色相変換量Δhが小さい場合の色相変更範囲ΔHを格納する。標準調整範囲は、予め定めておくか、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力される。
【0070】
調整閾値保持部1110は、色相変更範囲を標準調整範囲とするか、拡張するかを決定するための調整閾値Sを格納する。調整閾値Sが小さければ、階調跳びや階調潰れの発生は少ないが、色相変更範囲は広くなる。逆に、調整閾値Sが大きければ、色相変更範囲を狭い範囲に限定することができるが、階調跳びや階調潰れの発生は多くなる。調整閾値Sは、予め定めておくか、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力される。
【0071】
色相変換関数保持部1111は、色相変更範囲内の色相角に関して、マッピング後の色相角を求める色相変換関数を格納する。色相変換関数は、重要色保持部1105に格納された調整点Ht、色相変換量保持部1107に格納された色相変換量Δh、標準調整範囲保持部1109に格納された標準調整範囲ΔH、および、調整閾値保持部1110に格納された調整閾値Sに基づき決定される。
【0072】
LCH変換部1112は、色信号生成部1108が生成したRGB色信号を明度L(明るさ)、彩度C(鮮やかさ)、色相H(色味)を軸とする極座標色空間上のLCH色信号に変換する。
【0073】
色相変換部1113は、色相変換関数保持部1111に格納された色相変換関数に基づき、LCH色信号の色相Hを変換する。
【0074】
RGB変換部1114は、色相変換部1113から変換後のLCH色信号を受け取り、RGB色信号へ変換し、3DLUT保持部1115に格納する。
【0075】
3DLUT保持部1115に格納された3DLUTは、マッピングテーブルの形式に変換され、データ出力部1102を介して出力される。
【0076】
このように、肌色のような重要色について、既存のマッピングテーブルに準ずるように色相変換を設定(色相を調整)したマッピングテーブルを作成することができる。その際、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、階調の反転が起こらないマッピングテーブルを得ることができる。その結果、高度な色再現を実現するマッピングテーブルを容易に構築することが可能になる。
【0077】
【第2実施形態】
以下、本発明にかかる第2実施形態のマッピングテーブル調整装置を説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0078】
第1実施形態では、色相変換関数として指数関数を利用する例を説明したが、色相変換関数としてガウス関数を利用することができる。図13および図14は、第2実施形態における色相変換関数を模式的に示す図である。
【0079】
図13において、横軸(Hin)はカラーマッピング前の入力色相角、縦軸(Hout)はマッピング後の出力色相角、Htは調整点、ΔHは標準調整範囲、Δhは調整量である。つまり、調整点Htは重要色のマッピング前の色相角H、標準調整範囲ΔHは調整量Δhが小さい場合の色相変更範囲、調整量Δhは式(3)で計算される既存のマッピングテーブルの色相変換量である。
【0080】
図13に示す色相変換関数により、調整点HtはHt + Δh、つまり既存のマッピングテーブルによるマッピング後の色相角H’に変換される。調整量Δhの絶対値が小さい場合、色相が変更される色は、色相角がHt±ΔHの範囲で、この範囲の色相が以下のガウス関数を利用する色相変換関数によって変換される。
Hout = Hin + a・exp[−{(b − 0.5)/k}2] …(12)
ここで、a = Δh/(2ΔH) …(13)
b = {Hin −(Ht − ΔH)}/2ΔH …(14)
kは色相変換関数の形状に関する定数で例えば0.28
【0081】
色相の変換が単調増加を示す関数によって実施されるため、階調の反転は発生しない。しかし、調整量Δhの絶対値が大きい場合、式(12)に基づく色相変換を実施すると階調跳びや階調潰れが発生する。そこで、色相が変更される色の範囲非拡げて、階調跳びや階調潰れを抑制する。
【0082】
つまり、Δh/(2ΔH)の絶対値を閾値判別値とし、閾値判別値が所定の調整閾値Sよりも大きい場合は式(6)で定義されるWを用いて、色相角がHt±Wの範囲の色を変換する。色相角の変換は、上記の範囲の色相において、式(12)に基づき実施されるが、式(12)の変数aおよびbは式(15)(16)で定義される。
a = Δh/(2W) …(15)
b = {Hin −(Ht − W)}/2W …(16)
【0083】
調整閾値Sおよび定数kを適切に設定することで、色相変換による階調潰れや階調跳びを抑制することができる。
【0084】
【変形例】
上記の実施形態では、図5に示すマッピングテーブル302を設定(調整)する例を説明したが、図2に示すマッピングテーブル206の設定(調整)も同様の方法で実現される。さらに、カラーマッピング部202の処理を含む色信号の変換処理として、入力色信号と出力色信号との対応を格納する多次元ルックアップテーブルを利用する場合、その多次元ルックアップテーブルを設定(調整)することができる。例えば、離散的なR’G’B’信号に対応するLab信号を格納する3DLUTを利用して、図2に示すカラーマッピング部202および出力変換部203を統合した処理を実施する場合、その3DLUTを設定(調整)することができる。
【0085】
また、色相変換関数として、上記の実施形態で説明した関数に限らず、任意の単調増加関数または単調増加な離散値を格納するテーブルを利用してもよい。
【0086】
また、標準調整範囲および調整閾値は、調整点に応じた値を用いてもよい。
【0087】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0088】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、既存のマッピングテーブルに準じて、色相を調整したマッピングテーブルを生成することができる。
【0092】
また、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、階調の反転を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な画像処理装置の構成例を示すブロック図、
【図2】画像処理部の色処理を説明する図、
【図3】入力色信号が示す色の範囲(色域)と、画像出力装置の色再現領域(色域)とを示す模式図、
【図4】変換関数の一例を示す図、
【図5】画像処理部の別の色処理を説明する図、
【図6】マッピングテーブルの調整処理の一例を示すフローチャート、
【図7】既存のマッピングテーブルから色相変換量を取得する手順の一例を示すフローチャート、
【図8】色相変換関数を模式的に示す図、
【図9】色相変換関数を模式的に示す図、
【図10】マッピングテーブルに格納される3DLUTの色相を調整する処理を示すフローチャート、
【図11】色相を調整したマッピングテーブルに、明度および彩度の調整を施す処理例を示すフローチャート、
【図12】マッピングテーブル調整装置の構成例を示すブロック図、
【図13】色相変換関数を模式的に示す図、
【図14】色相変換関数を模式的に示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は色処理装置およびその方法に関し、例えば、色信号を変換するカラーマッピングテーブルの作成に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラーマネージメントシステム(CMS)を導入した画像出力装置は、その色処理で、入力色信号を画像出力装置の色再現範囲内の色信号に変換するためのカラーマッピングテーブル(以下「マッピングテーブル」と呼ぶ)を利用する。カラーマッピングは、ガマットマッピングや色域圧縮とも呼ばれ、様々な処理方法が提案されている。
【0003】
カラーマッピング、ガマットマッピングや色域圧縮において汎用的に利用できる処理方法がなく、高度な色再現性を実現するには、オペレータが処理パラメータを調整する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
色相のマッピングは色再現性への影響が大きく、一般に一定、つまりマッピング前後で変更しないことがよいと言われている。しかし、肌色などの画像形成に重要な色(重要色)を好ましく再現する高度な色再現では、多少の色相変換が要求される。
【0005】
また、カラーマッピングは入力および出力色空間の色域に依存し、その組み合わせに対応する多くのテーブルを要する。さらに、調整方法によっては、階調跳びや階調潰れが発生し、さらに色相の反転が発生することもある。従って、マッピングテーブルの作成は手間を要する作業である。
【0006】
本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するためのもので、既存のマッピングテーブルに準じて、色相を調整したマッピングテーブルを作成することを目的とする。
【0007】
また、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、階調の反転を防ぐことを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0009】
本発明にかかる色処理装置は、色信号の色相を変換するためのカラーマッピングテーブルを作成する色処理装置であって、既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得する取得手段と、取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定する設定手段と、前記色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定する決定手段と、決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成する作成手段とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明にかかる色処理方法は、色信号の色相を変換するためのカラーマッピングテーブルを作成する色処理方法であって、既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得し、取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定し、前記色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定し、決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成することを特徴とする。
【0011】
好ましくは、さらに、画像形成に重要な色を入力し、前記色相変換量は前記重要色に対応することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる一実施形態の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
【第1実施形態】
[CMS]
図1は一般的な画像処理装置100の構成例を示すブロック図である。
【0014】
ネットワーク上の画像サーバ101や画像記録媒体102から読み込まれた画像データは、画像入力部110へ入力され、画像処理部120により色処理が施され、画像出力部130を介して、画像出力装置103へ出力される。画像出力装置103は、典型的にはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)のインクやトナーによって紙面上に画像を形成するカラープリンタである。
【0015】
画像処理装置100は、パーソナルコンピュータ(PC)に、画像処理部120が実行する画像処理用のソフトウェアを供給することで実現される。つまり、画像処理部120は、PCのオペレーティングシステム(OS)が提供するカラーマネージメントシステム(CMS)や、カラープリンタを制御するプログラム(以下「プリンタドライバ」と呼ぶ)として提供される。PCのCPUがそれらプログラムを実行することで画像処理部120が実現される。
【0016】
[画像処理部]
図2は画像処理部120の色処理を説明する図である。
【0017】
画像データを構成する入力RGB信号は、入力変換部201によってデバイスに依存しない色空間(PCS: Profile Connection Space)上の色信号に変換され、カラーマッピング部202によって画像出力装置103の色再現領域内の色信号に変換され、出力変換部203によって画像出力装置103に依存する色信号に変換され、色分解変換部204によって出力CMYK信号に変換される。
【0018】
入力変換部201は、入力画像の色特性(画像入力デバイスの色再現特性)が格納された入力プロファイル205に基づき、入力RGB信号をPCSのCIE LAB色空間上の色信号Labに変換する。入力変換部201は、典型的には、指数関数を利用するガンマ変換、3×3マトリクスによる一次変換、および、JISなどにおいて規定されるCIE XYZ色空間からCIE LAB色空間への変換によって、色信号を変換する。この場合、入力プロファイル205には、上記の指数とマトリクスの値が格納される。
【0019】
カラーマッピング部202は、マッピングテーブル206に基づき、Lab信号を画像出力装置103の色再現領域の色信号L’a’b’へ変換する。図3は、入力色信号が示す色の範囲(色域)と、画像出力装置103の色再現領域(色域)とを示す模式図で、横軸が彩度C、縦軸が明度Lの等色相面を示している。入力色信号が示す色の中で、領域A内の色は、画像出力装置103によって再現されない。従って、そのような色は、画像出力装置103の色再現領域B内の色に変換(マッピング)する必要がある。
【0020】
図4は変換関数の一例を示す図で、線分P0P1上の色信号を、線分P0P2上の色信号に変換する関数を模式的に示している。この例のように、一般にカラーマッピングは、色相を一定に保って明度と彩度を変更する方法がよいとされている。しかし、高度な色再現を実現するには、肌色などの重要色の色相を微妙に調整することが要求される。
【0021】
本実施形態は、既存のマッピングテーブルを利用して、マッピングテーブルの色相変換(色相マッピング)を簡易に設定する方法を提案する。本実施形態によるマッピングテーブルの設定(調整)は、上記の明度および彩度のマッピングの前処理として実施される。
【0022】
出力変換部203は、画像出力装置103の色再現特性が格納された出力プロファイル207に基づき、L’a’b’信号を画像出力装置103に依存するR’G’B’信号に変換する。出力プロファイル207は、典型的には、離散的なR’G’B’色信号に対応するL’a’b’信号の三次元ルックアップテーブル(以下「3DLUT」と呼ぶ)を格納する。出力変換部203は、上記の3DLUTにおいてL’a’b’信号近傍の格子点を検索し、それら格子点のデータおよび当該L’a’b’信号値から、公知の補間方法を用いて、出力するR’G’B’信号値を演算する。
【0023】
色分解変換204は、色分解LUT 208を用いる公知の方法により、入力される信号R’G’B’を出力する信号CMYKに変換する。
【0024】
[マッピングテーブル]
図5は画像処理部120の別の色処理を説明する図である。
【0025】
カラーマッピング部301は、図2に示す入力変換部201、カラーマッピング部202および出力変換部203を統合したもので、マッピングテーブル302を参照して入力される信号RGBを出力する信号R’G’B’に変換する。この場合、入力変換部201や出力変換部203は、マッピングテーブル302を作成する時のみ利用される。
【0026】
マッピングテーブル302は3DLUTで、RGB信号値と、対応するR’G’B’信号値との関係を示すテーブルである。その格子点は、例えば、下記のように離散的に取られている。従って、カラーマッピング部301は、3DLUTにおいて入力信号RGB近傍の複数の格子点を検索し、それら格子点のデータおよび当該RGB値から、公知の補間方法を用いて出力するR’G’B’値を演算する。
【0027】
後述するマッピングテーブル調整装置は、マッピングテーブル302の色相変換を既存のマッピングテーブルに準ずるように設定するが、その際、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、色相の反転が起こらないように設定する。
【0028】
[マッピングテーブルの調整]
図6はマッピングテーブルの調整処理の一例を示すフローチャートである。
【0029】
まず、重要色を設定する(S601)。重要色とは、高度な色再現を実現する際に、とくに調整を要する色で、例えば肌色、海の青、芝の緑などに対応するRGB値を指定する。
【0030】
次に、既存のマッピングテーブルの色相変換量を取得する(S602)。詳細は後述するが、既存のマッピングテーブル、および、対応する入出力プロファイルから、既存のマッピングテーブルにおける重要色の色相変換量を求める。
【0031】
次に、色相変換量に基づき色相変更範囲を設定する(S603)。色相変換量が大きい場合は、色相変更範囲を拡げることで階調跳びや階調潰れを抑制する。
【0032】
次に、色相変換量および色相変更範囲から色相変換関数を決定する(S604)。本実施形態では、指数関数を利用する色相変換関数によって色相角の変換を実施するが、単調増加を示す関数を使用することで、色相の反転を防ぐことが可能になる。
【0033】
次に、マッピングテーブルに格納される3DLUTに色相変換を設定する(S605)。3DLUTを構成する格子点の色信号が色相変更範囲内であれば、色相変換関数に基づき色相を変換する。
【0034】
そして、全重要色の調整が終了したか否かを判断し(S606)、未了であればステップS601へ戻り、ステップS601からS605を繰り返す。全重要色の調整が終了した場合は、マッピングテーブルの調整処理を終了するが、典型的には、その後、明度および彩度のマッピング調整を実施する。
【0035】
● 色相変換量の取得
図7は既存のマッピングテーブルから色相変換量を取得する手順の一例を示すフローチャートで、図6のステップS602の詳細を示す図である。
【0036】
まず、重要色のRGB値に対応するLab値を求める(S701)。Lab値は、既存のマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にRGB値を入力することで得られる。
【0037】
次に、Lab値をLCH値に変換する(S702)。LCH色空間は、Lab色空間を極座標にしたもので、CおよびHの値は式(1)(2)によって求められる。なお、Hは重要色のマッピング前の色相角を示す。
C = √(a2 + b2) …(1)
H = tan−1(b/a) …(2)
【0038】
次に、重要色のRGB値に対応するR’G’B’値を求める(S703)。R’G’B’値は、既存のマッピングテーブルを参照する、図3に示すカラーマッピング301にRGB値を入力することで得られる。
【0039】
次に、R’G’B’値に対応するL’a’b’値を求める(S704)。L’a’b’値は、既存のマッピングテーブルに対応する出力プロファイルを参照する、図2に示す出力変換部203にR’G’B’値を入力する逆変換によって得られる。
【0040】
次に、L’a’b’値をL’C’H’値に変換する(S705)。L’C’H’値は、式(1)(2)を用いて求める。なお、H’は重要色をマッピングした後の色相角を示す。
【0041】
最後に、式(3)から既存テーブルの色相変換量(調整量)Δhを計算する(S706)。
Δh = H’ − H …(3)
【0042】
● 色相変換関数
図8および図9は色相変換関数を模式的に示す図である。
【0043】
図8において、横軸(Hin)はカラーマッピング前の入力色相角、縦軸(Hout)はマッピング後の出力色相角、Htは調整点、ΔHは標準調整範囲およびΔhは調整量である。つまり、調整点Htは重要色のマッピング前の色相角Hに相当し、標準調整範囲ΔHは調整量Δhが小さいときの色相変更範囲、調整量Δhは式(3)で計算される既存のマッピングテーブルの色相変換量である。
【0044】
色相変換関数により、調整点Htは、既存のマッピングテーブルによるマッピング後の色相角H’(= Ht + Δh)に変換される。調整量Δhの絶対値が小さい場合、色相が変更される色は色相角がHt±ΔHの範囲で、この範囲の色相が、下記の指数関数を利用する色相変換関数によって変換される。
Hout = [{(Hin −(Ht − ΔH))/2ΔH}α]×2ΔH +(Ht − ΔH) …(4)
ここで、α = log{0.5 + Δh/(2ΔH)}/log0.5 …(5)
【0045】
色相の変換が、単調増加を示す指数関数によって実施されるため、階調の反転は発生しない。しかし、調整量Δhの絶対値が大きい場合に、式(4)に基づき色相変換を実施すると、例えば、図9に矢印Aで示す部分で色相変換による階調跳びが、矢印Bで示す部分で色相変換による階調潰れが発生する。これは、矢印Aで示す部分の色相変換関数の傾きが1よりもかなり大きく、矢印Bで示す部分の傾きが1よりもかなり小さいことに起因する。そこで、色相が変更される色の範囲を拡げて色相変換関数の傾きを1に近付け、階調跳びや階調潰れを抑制する。つまり、Δh/(2ΔH)の絶対値を閾値判別値とし、閾値判別値が所定の調整閾値Sよりも大きい場合は、式(6)で定義されるWを用いて、色相角がHt±Wの範囲の色を変更する。
W = Δh/(2S) …(6)
【0046】
色相角の変換は、上記範囲の色相において、下記の指数関数を利用する色相変換関数によって実施される。
Hout = [{(Hin −(Ht − W))/2W}β]×2W +(Ht − W) …(7)
ここで、β = log(0.5 + S)/log0.5 …(8)
【0047】
図9に示す実線901は式(7)の色相変換関数を示し、点線902は式(4)の色相変換関数を示す。矢印CおよびDで示す部分における色相変換関数の傾きは、矢印AおよびBで示す部分の傾きと比較して1に近く、色相変換による階調つぶれや階調跳びが抑制される。
【0048】
図6に示すステップS603では、閾値判別値(Δh/(2ΔH)の絶対値)に基づき色相変更範囲を設定する。閾値判別値≦調整閾値Sの場合、色相変更範囲はHt±ΔHであり、閾値判別値>調整閾の場合、色相変更範囲はHt±Wである。
【0049】
また、ステップS604では、同様に閾値判別値に基づき色相変換関数を決定する。閾値判別値≦調整閾値Sの場合、色相変換関数は式(4)であり、閾値判別値>調整閾値Sの場合、色相変換関数は式(7)である。
【0050】
● 3DLUTの調整
図10はマッピングテーブルに格納される3DLUTの色相を調整する処理を示すフローチャートで、図6のステップS605の詳細を示す図である。
【0051】
まず、3DLUTの格子点になる離散的なRGB値を生成し(S901)、そのRGB値をLab値に変換する(S902)。Lab値は、調整すべきマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にRGB値を入力することで得られる。
【0052】
次に、Lab値をLCH値に変換する(S903)。LCH値は、Lab値を式(1)(2)に代入することで求められる。
【0053】
次に、求めたHが色相変更範囲内か否かを判断し(S904)、色相変更範囲内であればステップS905に進む。また、色相変更範囲外であればステップS910へ進み、マッピング後のR’G’B’値としてマッピング前のRGB値を設定して、ステップS908へ進む。
【0054】
Hが色相変更範囲内の場合は、色相変換関数に基づきHをH’に変換し(S905)、式(9)(10)(11)を用いて、LCH’値をL’a’b’値に変換する(S906)。
L’ = L …(9)
a’ = C・cos(H’) …(10)
b’ = C・sin(H’) …(11)
【0055】
次に、L’a’b’値をR’G’B’値に変換する(S907)。R’G’B’値は、調整するマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にL’a’b’値を入力し逆変換することで得られる。
【0056】
次に、R’G’B’値を、マッピングテーブルに格納する3DLUTに設定し(S908)、3DLUTを構成する格子点に対応する全色信号の設定が終了したか否かを判断し(S909)、未了であればステップS901へ戻り、ステップS901からS908の処理を繰り返す。また、全色信号の設定が終了した場合は、3DLUTの色相の調整処理を終了する。
【0057】
図11は色相を調整したマッピングテーブルに、明度および彩度の調整を施す処理例を示すフローチャートである。
【0058】
まず、色相を調整した3DLUTを構成する格子点のRGB値を抽出し(S101)、RGB値をLab値に変換する(S102)。Lab値は、調整するマッピングテーブルに対応する入力プロファイルを参照する、図2に示す入力変換部201にRGB値を入力することで得られる。
【0059】
次に、式(1)(2)により、Lab値をLCH値に変換する(S103)。なお、ここで得られる色相Hは、ステップS905で変換された(マッピング後)の色相である。
【0060】
次に、公知の方法により、LCH値の明度Lおよび彩度CをそれぞれL’およびC’へ変換し(S104)、式(9)(10)(11)により、L’C’H値をL’a’b’値へ変換する(S105)。
【0061】
次に、L’a’b’値をR’G’B’値に変換する(S106)。R’G’B’値は、調整するマッピングテーブルに対応する出力プロファイルを参照する、図2に示す出力変換部203にL’a’b’値を入力することで得られる。
【0062】
次に、R’G’B’値をマッピングテーブルに格納される3DLUTに設定し(S107)、3DLUTを構成する格子点に対応する全色信号の設定が終了したか否かを判断し(S108)、未了であればステップS101へ戻り、ステップS101からS107の処理を繰り返す。また、全色信号の設定が終了した場合は、明度および彩度の調整処理を終了する。
【0063】
[構成]
図12はマッピングテーブル調整装置の構成例を示すブロック図である。
【0064】
ユーザインタフェイス(UI)部1103は、既存のマッピングテーブルの指定、重要色の指定、色相変換量の表示、標準調整範囲の入力/表示、調整閾値の入力/表示などの処理を行い、図示しないモニタ、キーボード、ポインティングデバイスなどの入出力装置を用いてオペレータとインタフェイスする。
【0065】
既存テーブル保持部1104は、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力される、色相を調整する既存のマッピングテーブルを保持する。
【0066】
重要色保持部1105は、上記の重要色のRGB値と、そのマッピング前の色相角(調整点)Htを格納する。なお、重要色は、予め定めておくか、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力する。
【0067】
色相変換量取得部1106は、既存テーブル保持部1104に格納された既存のマッピングテーブル、および、重要色保持部1105に格納された重要色の色信号から、重要色に対する既存のマッピングテーブルの色相変換量Δhを取得し、色相変換量保持部1107に格納する。
【0068】
色信号生成部1108は、3DLUTの格子点を構成する離散的なRGB色信号を生成する。
【0069】
標準調整範囲保持部1109は、色相変換量Δhが小さい場合の色相変更範囲ΔHを格納する。標準調整範囲は、予め定めておくか、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力される。
【0070】
調整閾値保持部1110は、色相変更範囲を標準調整範囲とするか、拡張するかを決定するための調整閾値Sを格納する。調整閾値Sが小さければ、階調跳びや階調潰れの発生は少ないが、色相変更範囲は広くなる。逆に、調整閾値Sが大きければ、色相変更範囲を狭い範囲に限定することができるが、階調跳びや階調潰れの発生は多くなる。調整閾値Sは、予め定めておくか、データ入力部1101もしくはUI部1103を介して入力される。
【0071】
色相変換関数保持部1111は、色相変更範囲内の色相角に関して、マッピング後の色相角を求める色相変換関数を格納する。色相変換関数は、重要色保持部1105に格納された調整点Ht、色相変換量保持部1107に格納された色相変換量Δh、標準調整範囲保持部1109に格納された標準調整範囲ΔH、および、調整閾値保持部1110に格納された調整閾値Sに基づき決定される。
【0072】
LCH変換部1112は、色信号生成部1108が生成したRGB色信号を明度L(明るさ)、彩度C(鮮やかさ)、色相H(色味)を軸とする極座標色空間上のLCH色信号に変換する。
【0073】
色相変換部1113は、色相変換関数保持部1111に格納された色相変換関数に基づき、LCH色信号の色相Hを変換する。
【0074】
RGB変換部1114は、色相変換部1113から変換後のLCH色信号を受け取り、RGB色信号へ変換し、3DLUT保持部1115に格納する。
【0075】
3DLUT保持部1115に格納された3DLUTは、マッピングテーブルの形式に変換され、データ出力部1102を介して出力される。
【0076】
このように、肌色のような重要色について、既存のマッピングテーブルに準ずるように色相変換を設定(色相を調整)したマッピングテーブルを作成することができる。その際、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、階調の反転が起こらないマッピングテーブルを得ることができる。その結果、高度な色再現を実現するマッピングテーブルを容易に構築することが可能になる。
【0077】
【第2実施形態】
以下、本発明にかかる第2実施形態のマッピングテーブル調整装置を説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0078】
第1実施形態では、色相変換関数として指数関数を利用する例を説明したが、色相変換関数としてガウス関数を利用することができる。図13および図14は、第2実施形態における色相変換関数を模式的に示す図である。
【0079】
図13において、横軸(Hin)はカラーマッピング前の入力色相角、縦軸(Hout)はマッピング後の出力色相角、Htは調整点、ΔHは標準調整範囲、Δhは調整量である。つまり、調整点Htは重要色のマッピング前の色相角H、標準調整範囲ΔHは調整量Δhが小さい場合の色相変更範囲、調整量Δhは式(3)で計算される既存のマッピングテーブルの色相変換量である。
【0080】
図13に示す色相変換関数により、調整点HtはHt + Δh、つまり既存のマッピングテーブルによるマッピング後の色相角H’に変換される。調整量Δhの絶対値が小さい場合、色相が変更される色は、色相角がHt±ΔHの範囲で、この範囲の色相が以下のガウス関数を利用する色相変換関数によって変換される。
Hout = Hin + a・exp[−{(b − 0.5)/k}2] …(12)
ここで、a = Δh/(2ΔH) …(13)
b = {Hin −(Ht − ΔH)}/2ΔH …(14)
kは色相変換関数の形状に関する定数で例えば0.28
【0081】
色相の変換が単調増加を示す関数によって実施されるため、階調の反転は発生しない。しかし、調整量Δhの絶対値が大きい場合、式(12)に基づく色相変換を実施すると階調跳びや階調潰れが発生する。そこで、色相が変更される色の範囲非拡げて、階調跳びや階調潰れを抑制する。
【0082】
つまり、Δh/(2ΔH)の絶対値を閾値判別値とし、閾値判別値が所定の調整閾値Sよりも大きい場合は式(6)で定義されるWを用いて、色相角がHt±Wの範囲の色を変換する。色相角の変換は、上記の範囲の色相において、式(12)に基づき実施されるが、式(12)の変数aおよびbは式(15)(16)で定義される。
a = Δh/(2W) …(15)
b = {Hin −(Ht − W)}/2W …(16)
【0083】
調整閾値Sおよび定数kを適切に設定することで、色相変換による階調潰れや階調跳びを抑制することができる。
【0084】
【変形例】
上記の実施形態では、図5に示すマッピングテーブル302を設定(調整)する例を説明したが、図2に示すマッピングテーブル206の設定(調整)も同様の方法で実現される。さらに、カラーマッピング部202の処理を含む色信号の変換処理として、入力色信号と出力色信号との対応を格納する多次元ルックアップテーブルを利用する場合、その多次元ルックアップテーブルを設定(調整)することができる。例えば、離散的なR’G’B’信号に対応するLab信号を格納する3DLUTを利用して、図2に示すカラーマッピング部202および出力変換部203を統合した処理を実施する場合、その3DLUTを設定(調整)することができる。
【0085】
また、色相変換関数として、上記の実施形態で説明した関数に限らず、任意の単調増加関数または単調増加な離散値を格納するテーブルを利用してもよい。
【0086】
また、標準調整範囲および調整閾値は、調整点に応じた値を用いてもよい。
【0087】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0088】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、既存のマッピングテーブルに準じて、色相を調整したマッピングテーブルを生成することができる。
【0092】
また、マッピングに起因する階調跳びや階調潰れを抑制し、階調の反転を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な画像処理装置の構成例を示すブロック図、
【図2】画像処理部の色処理を説明する図、
【図3】入力色信号が示す色の範囲(色域)と、画像出力装置の色再現領域(色域)とを示す模式図、
【図4】変換関数の一例を示す図、
【図5】画像処理部の別の色処理を説明する図、
【図6】マッピングテーブルの調整処理の一例を示すフローチャート、
【図7】既存のマッピングテーブルから色相変換量を取得する手順の一例を示すフローチャート、
【図8】色相変換関数を模式的に示す図、
【図9】色相変換関数を模式的に示す図、
【図10】マッピングテーブルに格納される3DLUTの色相を調整する処理を示すフローチャート、
【図11】色相を調整したマッピングテーブルに、明度および彩度の調整を施す処理例を示すフローチャート、
【図12】マッピングテーブル調整装置の構成例を示すブロック図、
【図13】色相変換関数を模式的に示す図、
【図14】色相変換関数を模式的に示す図である。
Claims (13)
- 色信号の色相を変換するためのカラーマッピングテーブルを作成する色処理装置であって、
既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得する取得手段と、
取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定する設定手段と、
前記色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定する決定手段と、
決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成する作成手段とを有することを特徴とする色処理装置。 - さらに、画像形成に重要な色を入力する入力手段を有し、
前記取得手段は前記重要色に対応する色相変換量を取得することを特徴とする請求項1に記載された色処理装置。 - 前記作成手段による前記カラーマッピングテーブルの作成は、前記重要色に対応するカラーマッピングテーブルの出力色の色相を設定することを特徴とする請求項2に記載された色処理装置。
- さらに、前記作成手段によって作成されたカラーマッピングテーブルに明度および彩度調整を施す調整手段を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載された色処理装置。
- 前記色相変換関数は単調増加を示す関数であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載された色処理装置。
- 前記色相変換関数は指数関数であることを特徴とする請求項5に記載された色処理装置。
- 前記色相変換関数はガウス関数であることを特徴とする請求項5に記載された色処理装置。
- 前記カラーマッピングテーブルへ入力される色信号は画像出力装置に依存しない色空間上の信号であり、前記カラーマッピングテーブルから出力される色信号は前記画像出力装置に依存する色空間上の信号であることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載された色処理装置。
- 前記カラーマッピングテーブルの入出力色信号は画像出力装置に依存しない色空間上の信号であることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載された色処理装置。
- 色信号の色相を変換するためのカラーマッピングテーブルを作成する色処理方法であって、
既存のカラーマッピングテーブルの色相変換量を取得し、
取得された色相変換量に基づき、色相変更範囲を設定し、
前記色相変換量および色相変更範囲に基づき、色相変換関数を決定し、
決定された色相変換関数に基づき、カラーマッピングテーブルを作成することを特徴とする色処理方法。 - さらに、画像形成に重要な色を入力し、
前記色相変換量は前記重要色に対応することを特徴とする請求項10に記載された色処理方法。 - 画像処理装置を制御して、請求項10または請求項11に記載された色処理を実行することを特徴とするプログラム。
- 請求項12に記載されたプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
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|---|---|---|---|
| JP2002215437A JP2004064111A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 色処理装置およびその方法 |
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| JP2004064111A true JP2004064111A (ja) | 2004-02-26 |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007043425A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Canon Inc | 色処理方法およびその装置 |
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| US8411936B2 (en) | 2006-11-23 | 2013-04-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for color reproduction |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215437A patent/JP2004064111A/ja not_active Withdrawn
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