JP2004062000A - 投写レンズのシフト制御方法、投写レンズのシフト制御機構およびそれを備えたプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータ400などの駆動機器の駆動力を利用して投写レンズ3をシフトさせる投写レンズのシフト制御方法において、投写レンズ3または該レンズ3と一体の可動部材300のシフト範囲の端部近傍に、投写レンズ3または可動部材300の到来を検知するセンサ500を配置しておき、投写レンズ3のシフト中にセンサ500が投写レンズ3または可動部材300の到来を検知した場合に、速度切換手段510によりモータ400の駆動力を予め定めた値に低下させる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、投写画面位置を調整するために行う投写レンズの位置シフト動作に関連し、その制御方法、制御機構または装置、並びにその機構または装置を備えたプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタにおいては、モータなどを利用して投写レンズの位置を一定の範囲内でシフトさせて、その投写画面位置を調整するようにしているものがある。この投写画面位置調整によれば、プロジェクタ本体を傾けることなしに、しかもフォーカスを適切に保ったまま、所望の位置に投写画面を移動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は、投写レンズのシフト動作時、そのシフト範囲終端または終端近傍での停止動作が必ずしも適切に行われず、投写レンズを駆動しているモータの負荷増大、あるいは投写レンズまたは投写レンズを含んだ可動部材の固定部材への噛い付きなどが発生し、投写レンズのシフト機構が破損するおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、投写レンズのシフト動作の信頼性を高める、制御方法、制御機構または装置、並びにその機構または装置を備えたプロジェクタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に対処するため、以下のような構成を採用する。
本発明の方法は、駆動機器の駆動力を利用して投写レンズをシフトさせる投写レンズのシフト制御方法において、前記レンズまたは前記レンズと一体の可動部材のシフト範囲の端部近傍に配置されたセンサは、前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知し、前記センサが、前記レンズのシフト中に前記センサが前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知した場合に、前記駆動機器の駆動力を予め定めた値に低下させる。これにより、センサが配置されているシフト範囲の終段では投写レンズのシフト速度が減速されるため、シフト終端で、投写レンズや可動部材が他の部材、例えば固定部材に強く当たってロックされるような事態が防止できる。また、シフト範囲の端部では投写レンズを所望位置に容易に停止させることが可能となる。
なお、上記構成において、前記レンズまたは前記可動部材を前記シフト範囲の端部で固定部材に当接させて停止させるようにしてもよい。こうすると、投写レンズの停止位置ずれが確実に防止できる。
【0005】
また、駆動機器の駆動力を利用して投写レンズをシフトさせる投写レンズのシフト制御方法において、前記駆動機器の消費電流を測定し、その測定された電流値が予め定めた電流値となった場合に、前記駆動機器を停止させる。これにより、異常な場合、例えば投写レンズや可動部材が他の固定部材などを必要以上の力で押圧する場合には、直ちに駆動機器が停止されるため、駆動機器を含むシフト機構の負荷が低減され故障の発生が抑制される。
【0006】
また、駆動機器の駆動力を利用して投写レンズをシフトさせる投写レンズのシフト制御方法において、前記駆動機器の駆動時間を測定し、その測定された駆動時間が予め定めた時間となった場合に、前記駆動機器を停止させる。これにより、異常な場合、例えば投写レンズや可動部材が他の固定部材などを必要以上の時間をもって押圧する場合には、直ちに駆動機器が停止されるため、駆動機器を含むシフト機構の負荷が低減され故障の発生が抑制される。
【0007】
本発明の機構は、投写レンズと、前記投写レンズと一体の可動部材と、前記可動部材をシフトさせる駆動機器とを備えた投写レンズのシフト機構において、前記レンズまたは前記可動部材のシフト範囲の端部近傍に前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知するセンサを配置し、前記レンズのシフト中に前記センサが前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知した場合に、前記駆動機器の駆動力を予め定めた値に低下させる速度切換手段を備える。これによれば、センサが配置されているシフト範囲の端部ではシフト速度が減速されるため、シフト終端で投写レンズや可動部材が他の固定部材などに強く当たってロックされるような事態が防止できる。また、シフト範囲の端部では投写レンズを所望位置に容易に停止させることが可能となる。
なお、上記構成において、前記シフト範囲の端部に前記レンズまたは前記可動部材を受け止める固定停止部材を配してもよい。そうすることで、投写レンズの停止位置ずれが確実に防止できる。
【0008】
また、投写レンズと、前記レンズと一体の可動部材と、前記可動部材をシフトさせる駆動機器とを備えた投写レンズのシフト機構において、前記駆動機器の消費電流を測定する電流計を配置し、前記電流計で測定された電流値が予め定めた電流値となった場合に、前記駆動機器を停止させる停止手段を備える。これによれば、異常な場合、例えば投写レンズや可動部材が他の固定部材などを必要以上の力で押圧する場合には、直ちに駆動機器が停止され、駆動機器を含むシフト機構の負荷が低減され故障の発生が抑制される。
【0009】
また、投写レンズと、前記投写レンズと一体の可動部材と、前記可動部材をシフトさせる駆動機器とを備えた投写レンズのシフト機構において、前記駆動機器の駆動時間を測定するタイマを配置し、前記タイマで測定された駆動時間が予め定めた時間となった場合に、前記駆動機器を停止させる停止手段を備える。これによれば、異常な場合、例えば投写レンズや可動部材が他の固定部材などを必要以上の時間をもって押圧する場合には、直ちに駆動機器が停止され、駆動機器を含むシフト機構の負荷が低減され故障の発生が抑制される。
【0010】
なお、上記センサを利用した構成と上記電流計を利用した構成とを組み合わせた機構、あるいは上記センサを利用した構成と上記タイマを利用した構成とを組み合わせた機構としてもよい。これのようにすることで、信頼性が一層向上した投写レンズシフト機構を得ることができる。
【0011】
さらに、光源と、該光源から出た光の照射状態を均一化するための手段とを備えた照明光源系と、該照明光源系から出射された光を所定の色光に分離する色分離光学系と、該色分離光学系からの各色光を画像情報に従って光変調する光変調装置と、該光変調装置において変調された光を投写する投写レンズとを有してなるプロジェクタにおいて、前記投写レンズは、上記の各投写レンズシフト機構を備えている。これにより、投写位置を容易に調整できる信頼性に優れたプロジェクタが提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(全体構成)
図1は本発明の実施形態に係るプロジェクタの主な構成を示すブロック図である。このプロジェクタ1は、照明ランプ11、ランプ11からの照明光を、赤(R)、緑(G)、青(B)の光に分離する色光分離光学系12、分離された各色光がそれぞれ照射され所定の画像情報に従って画像を表示する光変調装置としての液晶パネル13R,13G,13B、これらの各液晶パネルで生成された画像を合成するクロスダイクロイックプリズム14、クロスダイクロイックプリズム14で合成された画像を投写する投写レンズ3を備える。
【0013】
さらに、このプロジェクタにあっては、スクリーンなどへの投写画面位置を上下方向に調整できるように、投写レンズ3が、液晶パネル13R,13G,13Bおよびクロスダイクロイックプリズム14の光軸中心から一定範囲、シフト(または移動)可能に構成されている。なお、そのシフト幅は、適宜定めるものとするが、例えば上下方向にそれぞれ10mmとすることができ、そのシフト動作は、モータなどの動力駆動源と歯車機構などの動力伝達機構を組み合わせて行なわせることができる。ここでは、投射レンズ3のシフト動作をモータ400で行なわせるものとし、モータ400はモータ駆動回路400Aによって駆動する。
【0014】
プロジェクタ1は、また、ランプ11を駆動するランプ駆動回路11A、液晶パネル13R,13G,13Bに画像情報を供給する画像処理回路13A、ランプ11および/または液晶パネル13R,13G,13Bを冷却するためのファン15、ファン15を駆動するためのファン駆動回路15A、音声を出力するスピーカ16、スピーカ16に音声情報を供給する音声処理回路16A、プロジェクタ1へ制御情報や表示データなどを入力するための入力装置を含むユーザーインターフェース17、各種の演算、判断、制御などを行う中央処理装置(CPU)18、演算や判断などを行うために必要なデータを一時的に記憶する揮発性メモリ19、CPU18を利用して所定の動作を行なわせる各種プログラムや各種データを読み出し可能に記憶して保持する不揮発性メモリ20、および商用電源を取り込みそれを使用可能な状態に変圧などしてプロジェクタ1内の各回路や装置に必要な電力を供給する電源回路22を備える。
【0015】
プロジェクタ1はさらに、投写レンズ3のシフト範囲の所定位置に配置されて、投写レンズ3の位置状態を検知するセンサ500、モータ400の消費電流を測定する電流計600、並びにモータ400の駆動時間を測定するタイマ700を備える。
なお、ランプ駆動回路11A、画像処理回路13A、ファン駆動回路15A、音声処理回路16A、ユーザーインターフェース17、メモリ19,20、モータ駆動回路400AなどはCPU18により制御されるようにしている。
【0016】
(投写レンズのシフト機構)
図2は本発明の実施形態に係るプロジェクタの投写レンズ取付部分を示す斜視図である。ここで、投写レンズ3は、略L字形状のプリズムおよび投写レンズ取付板100の立設壁110に、固定部材200を介して取り付けられている。すなわち、プリズムおよび投写レンズ取付板100の立設壁110に、投写レンズシフト機構を構成する固定部材200が固定され、その固定部材200に該固定部材200に対して上下にシフト可能な可動部材(図2では固定部材200の内側部にあるため見えていない)が取り付けられている。そして、その可動部材に投写レンズ3が取り付けられて、その可動部材と投写レンズ3とが一体になっている。
【0017】
一方、プリズムおよび投写レンズ取付板100の水平面120には、液晶パネル13R,13G,13Bが一体に取り付けられたクロスダイクロイックプリズム14が固定されている。そして、このプリズムおよび投写レンズ取付板100は、ライトガイドと呼ばれるプロジェクタ1のケース内側に固定された光学素子固定部材(図示せず)にネジなどで固定されるようになっている。
【0018】
図3は図2の構造体を投写レンズ3の前方向から見た正面図であって、投写レンズ3をシフトさせるための機械的構造を示したものである。なお、図3では図2で示されている投写レンズ固定用締付部310を省略している。図3に示すように、固定部材200には、投写レンズ3を含んだ可動部材300をシフトさせる駆動源としてのモータ400が取り付けられている。モータ400の回転は、歯車401,402を介して回転軸403に伝達される。回転軸403の回転はその回転軸403に噛み合いその回転に応じてスライドするスライド部材404に伝達される。スライド部材404は可動部材300の一部301と連結固定されており、このスライド部材404のスライドに従って可動部材300が上下方向にシフトする。また、固定部材200の左右の側面にはその上下方向にガイドシャフト202L,202Rが渡され、そのガイドシャフト202L,202Rに可動部材300の左右支持部302L,302Rがそれぞれ嵌合されており、これにより投写レンズ3および可動部材300が傾くことなくガイドシャフト202L,202Rに沿って上下にスライドできるように構成されている。なお、ここで示した歯車401,402、回転軸403、およびスライド部材404などから成る動力伝達機構(図4〜6においては、これを符号410で表示する)は単なる一例であり、そのほかの様々の態様の動力伝達機構が利用できることは言うまでもない。
【0019】
さらに、投写レンズ3または可動部材300のシフト範囲両端の終端近傍には、そのシフトによって投写レンズ3または可動部材300が到来したことを検知するセンサ500を配置する。ここでは、可動部材300のシフト通路にこのセンサ500を配置している。このセンサ500には各種のものが利用できるが、例えば、マイクロスイッチ、光の透過/遮断を利用した光スイッチなどが利用できる。また、ここでシフト範囲の終端近傍とは、シフト範囲の終端から少し内側に入った部分を指すものとし、それは適宜定めて良いものであるが、例えば、シフトの終端からシフト量の30〜10%程度内側に入り込んだ範囲、好ましくはシフト量の20〜10%程度内側に入り込んだ範囲とすることができる。
【0020】
投写レンズ3を含む可動部材300のシフト動作は、プロジェクタ本体またはそのリモコンに設けられたスイッチで操作させることができる。そして、例えばそのスイッチをONすることでモータ400が駆動されて投写レンズを含む可動部材300がシフト範囲を移動するものとし、そのスイッチをOFFすることでモータ400が停止されて上記可動部材300の移動が止まる。
【0021】
(投写レンズのシフト制御)
次に、投写レンズ3のシフト動作の具体的な制御例を説明する。
【0022】
実施例1
図4は本発明に係る投写レンズシフト機構の一例を示すブロック構成図である。ここでは、投写レンズ3および可動部材300をシフトさせるモータ400の回転数は、状況に応じて2種類設定している。すなわち、シフト範囲の内、一端側のセンサ500から他端側のセンサ500までの間で可動部材300を移動させる場合と、センサ500からシフト範囲の終端までの間で可動部材300を移動させる場合との2種類である。センサ500からシフト範囲の終端までのモータの回転数は、一端側のセンサ500から他端側のセンサ500間までのシフト範囲内での回転数より低く設定し、特に、可動部材300が他の部材に悪影響を与えることなくいつでも停止できる回転数とするのが好ましい。なお、以下では、一端側のセンサ500から他端側のセンサ500間のシフト範囲内でのモータ400の回転数を移動モード回転数と、そしてセンサ500からシフト範囲の終端までのモータ400の回転数を停止モード回転数と呼ぶことにする。
【0023】
また、ここでは、投写レンズ3および可動部材300のシフト中にセンサ500が投写レンズ3あるいは駆動部材300の到来を検知した場合に、モータ駆動回路400Aに作用してモータ400の回転数(または駆動力)を予め定めた値に低下させるように設定した、速度切換手段510を備えている。この速度切換手段510は、不揮発性メモリ20に記憶したプログラムにより、あるいは、リレー回路などにより構成できる。
【0024】
続いて、実施例1の構成による投写レンズ3のシフト動作を説明する。モータ駆動回路400Aによりモータ400が駆動されて可動部材300が移動している間、センサ500は、可動部材300のシフト範囲終端部への到来を監視する。そして、センサ500が可動部材300の到来を検知すると、速度切換手段510は、モータ400の回転数を移動モード回転数から停止モード回転数に切り換え、可動部材300の移動速度を、可動部材300が他の部材に悪影響を与えることなくいつでも停止できる速度に低下させる。その後、シフトスイッチをOFFするまで、またはシフト範囲終端に達するまで可動部材300が移動して停止する。
【0025】
なお、投写レンズ3および可動部材300のシフト範囲終端に対応する固定部材の部位には、可動部材300に対向する停止部202を形成しておき、投写レンズ3または可動部材300の一部、例えば左右支持部302L,302Rがその停止部202に当接し、可動部材300がその停止部202を越えてスライドすることがないようにしておくのがよい。また、可動部材300と停止部202の当接を検出して、モータ400を自動停止させるようにしても良い。
【0026】
実施例2
図5は本発明に係る投写レンズシフト機構の他の例を示すブロック構成図である。ここでは、投写レンズ3および可動部材300をシフトさせるモータ400の消費電流が予め定めた所定値となった場合に、モータ駆動回路400Aに作用してモータ400への供給電力を停止させるように設定した、モータ停止手段610を備えている。このモータ停止手段610は、不揮発性メモリ20に記憶したプログラムにより、あるいは、リレー回路などにより構成できる。
【0027】
実施例2の構成による投写レンズ3のシフト動作は例えば次のようにすることができる。モータ駆動回路400Aによってモータ400が駆動されている間、モータ400の消費電流を電流計600でモニタする。そして、そのモニタされた消費電流が予め定めた所定値、例えば、投写レンズ3および可動部材300の通常のシフト動作の範囲を超えているとして予め定めた電流値、となった場合には、モータ400への電力供給を停止させてモータ400の駆動を停止させる。これによれば、上記所定値を適切な電流値に設定することで、シフト動作の異常やモータ400の過負荷が早期に発見でき、従って、シフト機構の破損や損傷を防止することが可能になる。
なお、図5においては、電流計600による電流値測定を、モータ駆動回路400Aにアクセスして行うようにしているが、モータ400にアクセスしてモータの消費電流を測定するようにしてもよい。
【0028】
実施例3
図6は本発明に係る投写レンズシフト機構のさらに他の例を示すブロック構成図である。ここでは、投写レンズ3および可動部材300をシフトさせるモータ400の駆動時間(モータが駆動している間の時間)が予め定めた所定値となった場合に、モータ駆動回路400Aに作用してモータ400への電力供給を停止させるように設定した、モータ停止手段710を備えている。このモータ停止手段710は、不揮発性メモリ20に記憶したプログラムにより、あるいは、リレー回路などにより構成できる。
【0029】
実施例3の構成による投写レンズ3のシフト動作は例えば次のようにすることができる。図6に示すように、モータ駆動回路400Aによってモータ400が駆動されている間の時間をタイマ700でモニタする。そして、そのモニタされた時間が予め定めた所定値、例えば、投写レンズ3がそのシフト範囲の中心位置からシフト範囲の終端に至るまでに必要であるとして予め定めた時間、が経過した場合には、モータ400への電力供給を停止させて、モータ400の駆動を停止させる。これによれば、上記所定値を適切な時間幅に設定することで、シフト動作の異常やモータ400の過負荷を未然に防止でき、従って、シフト機構の破損や損傷を回避することが可能になる。
なお、図6においては、タイマ700による時間測定を、モータ駆動回路400Aにアクセスして行うようにしているが、モータ400にアクセスしてモータの駆動時間を測定するようにしてもよい。
【0030】
ところで、投写レンズシフト動作の制御例を、実施例1〜実施例3としてそれぞれ個別に紹介したが、実施例1と実施例2の動作、あるいは実施例1と実施例3の動作を組み合わせ、それぞれの特徴を併せ持った構成としてもよい。そのようにすれば、投写レンズシフト機構の信頼性を、より一層向上させることができる。
【0031】
(プロジェクタによる画像投写)
最後に、プロジェクタ1の画像投写作用を簡単に説明しておく。プロジェクタ1においては、そのランプスイッチ4がONされると、ランプ駆動回路11Aによりランプ11が点灯される。そして、ランプ11からの照明光を色光分離光学系12で赤(R)、緑(G)、青(B)の色光に分離させ、分離した各色光を画像のRGB信号のそれぞれに対応して設けられた液晶パネル13R,13G,13Bに照射する。そして、画像処理回路13Aから供給されたデータに基づく画像を液晶パネル13R,13G,13Bに表示させ、さらに、各液晶パネルの画像をクロスダイクロイックプリズム14で合成して、その合成画像を投写レンズ3からスクリーンなどに投写するようにしたものである。また、その画像表示に合わせて、音声処理回路16Aからの音声情報に従ってスピーカ16から音声も出力される。なお、ランプスイッチ4がONされてランプ11が点灯している間、ファン駆動回路15Aはプロジェクタ内部の温度に対応してCPU18などにより自動的に制御されており、従って、ファン15よりプロジェクタ1の内部は所定値以下の温度に維持される。
【0032】
以上、本発明について具体的に説明してきたが、本発明は上記の実施形態または実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態では、投写レンズ3を、液晶パネル13R,13G,13Bおよびクロスダイクロイックプリズム14の光軸を中心に上下にシフトさせる構成としたが、投写レンズ3を上記光軸に対して上方向または下方向にだけシフトさせる構成とすることもできる。
(2)色光分離光学系12に用いる色光分離手段または分光手段としては、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム、またはカラーフィルタなどが利用できる。
(3)また、光変調装置として液晶パネルを用いた例を示したが、そのほかに、ミラー型光変調素子、強誘電体液晶、反強誘電体液晶、πセルモード液晶、TN液晶、OCBモード液晶などによって構成された変調装置を用いたプロジェクタにも、本発明は適用することが可能である。
(4)また、光変調装置を3つ用いたプロジェクタの例について説明したが、光変調装置を1つ、2つ、あるいは3つ以上用いたプロジェクタにも本発明は適用することができる。
(5)また、本発明は、実施形態で説明した透過型の光変調装置を用いたプロジェクタのみならず、反射型の光変調装置を用いたプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、光変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、光変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。
(6)さらに、プロジェクタとしては、投写面を観察する方向から画像投写を行う前面プロジェクタと、投写面を観察する方向とは反対側から画像投写を行う背面プロジェクタとがあるが、本発明はそれらのいずれにも適用可能である。
【0033】
【発明の効果】
本発明の方法や機構によれば、投写画像位置調整のために行う投写レンズのシフト動作の信頼性が向上する。従って、その機構を備えたプロジェクタにあっても、全体としてその信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプロジェクタの全体構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施形態に係るプロジェクタの投写レンズ取付部分を示す斜視図。
【図3】図2の構造体を投写レンズの正面方向から見た図であって、投写レンズをシフトさせるための機械的構造を示す正面図。
【図4】本発明に係る投写レンズシフト機構の一例を示すブロック構成図。
【図5】本発明に係る投写レンズシフト機構の他の例を示すブロック構成図。
【図6】本発明に係る投写レンズシフト機構のさらに他の例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1 プロジェクタ
3 投写レンズ
100 プリズムおよび投写レンズ取付板
200 固定部材
300 可動部材
400 モータ
400A モータ駆動回路
500 センサ
510 速度切換手段
600 電流計
610 モータ停止手段
700 タイマ
710 モータ停止手段
Claims (11)
- 駆動機器の駆動力を利用して投写レンズをシフトさせる投写レンズのシフト制御方法において、
前記レンズまたは前記レンズと一体の可動部材のシフト範囲の端部近傍に配置されたセンサが、前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知するものであり、前記センサが、前記レンズのシフト中に前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知した場合に、前記駆動機器の駆動力を予め定めた値に低下させる、ことを特徴とする投写レンズのシフト制御方法。 - 前記レンズまたは前記可動部材を前記シフト範囲の端部で固定部材に当接させて停止させる、ことを特徴とする請求項1記載の投写レンズのシフト制御方法。
- 駆動機器の駆動力を利用して投写レンズをシフトさせる投写レンズのシフト制御方法において、
前記駆動機器の消費電流を測定し、その測定された電流値が予め定めた電流値となった場合に、前記駆動機器を停止させる、ことを特徴とする投写レンズのシフト制御方法。 - 駆動機器の駆動力を利用して投写レンズをシフトさせる投写レンズのシフト制御方法において、
前記駆動機器の駆動時間を測定し、その測定された駆動時間が予め定めた時間となった場合に、前記駆動機器を停止させる、ことを特徴とする投写レンズのシフト制御方法。 - 投写レンズと、前記投写レンズと一体の可動部材と、前記可動部材をシフトさせる駆動機器とを備えた投写レンズのシフト機構において、
前記レンズまたは前記可動部材のシフト範囲の端部近傍に前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知するセンサを配置し、
前記レンズのシフト中に前記センサが前記レンズまたは前記可動部材の到来を検知した場合に、前記駆動機器の駆動力を予め定めた値に低下させる速度切換手段を備えた、ことを特徴とする投写レンズのシフト制御機構。 - 前記シフト範囲の端部に前記レンズまたは前記可動部材を受け止める固定停止部材を配した、ことを特徴とする請求項5記載の投写レンズのシフト制御機構。
- 投写レンズと、前記レンズと一体の可動部材と、前記可動部材をシフトさせる駆動機器とを備えた投写レンズのシフト機構において、
前記駆動機器の消費電流を測定する電流計を配置し、
前記電流計で測定された電流値が予め定めた電流値となった場合に、前記駆動機器を停止させる停止手段を備えた、ことを特徴とする投写レンズのシフト制御機構。 - 投写レンズと、前記投写レンズと一体の可動部材と、前記可動部材をシフトさせる駆動機器とを備えた投写レンズのシフト機構において、
前記駆動機器の駆動時間を測定するタイマを配置し、
前記タイマで測定された駆動時間が予め定めた時間となった場合に、前記駆動機器を停止させる停止手段を備えた、ことを特徴とする投写レンズのシフト制御機構。 - 前記駆動機器の消費電流を測定する電流計を配置し、前記電流計で測定された電流値が予め定めた電流値となった場合に、前記駆動機器を停止させる停止手段を備えた、ことを特徴とする請求項5または6記載の投写レンズのシフト制御機構。
- 前記駆動機器の駆動時間を測定するタイマを配置し、前記タイマで測定された駆動時間が予め定めた時間となった場合に、前記駆動機器を停止させる停止手段を備えた、ことを特徴とする請求項5または6記載の投写レンズのシフト制御機構。
- 光源と、該光源から出た光の照射状態を均一化するための手段とを備えた照明光源系と、
該照明光源系から出射された光を所定の色光に分離する色分離光学系と、
該色分離光学系からの各色光を画像情報に従って光変調する光変調装置と、
該光変調装置において変調された光を投写する投写レンズとを有してなるプロジェクタにおいて、
前記投写レンズは、請求項5乃至10のいずれかに記載の投写レンズのシフト制御機構を備えた、ことを特徴とするプロジェクタ。
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