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JP2004056178A - 情報処理装置 - Google Patents

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JP2004056178A
JP2004056178A JP2002206814A JP2002206814A JP2004056178A JP 2004056178 A JP2004056178 A JP 2004056178A JP 2002206814 A JP2002206814 A JP 2002206814A JP 2002206814 A JP2002206814 A JP 2002206814A JP 2004056178 A JP2004056178 A JP 2004056178A
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digital
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JP2002206814A
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Shinichi Shiozu
塩津 真一
Isamu Yamada
山田 勇
Yoichi Kondo
近藤 洋一
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

【課題】アナログ、デジタルのチャンネル変更を意識する必要をなくすと共に、消費電力の低下が図れる情報処理装置の提供。
【解決手段】情報処理装置1は、デジタルテレビ放送を受信するデジタル放送受信手段3と、アナログテレビ放送を受信するアナログ放送受信手段4とを有し、デジタル放送受信手段3により受信した放送情報と、アナログ放送受信手段4により受信した放送情報を視聴可能にする信号処理手段5と、デジタル放送受信手段3および、アナログ放送受信手段4の動作状態を変更する受信機動作変更手段8と、情報処理装置1の動作状況を監視し、監視結果に応じて受信機動作変更手段8に対して、受信機の動作状態を変更する判定結果を送出する動作状況監視手段7とを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビ放送の受信機能を備えるパーソナルコンピュータやその他の携帯型情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビ放送の受信機能を搭載したパーソナルコンピュータ(PC)が普及し始めている。現在ではデスクトップパソコンにテレビ機能を搭載するのが一般的となってきているが、2003年からデジタル地上波放送が開始されると、移動中でも比較的高品質な映像が見られるため、ノートパソコンなどのモバイル端末にもテレビ機能が搭載されると予測される。
【0003】
デジタル地上波放送は全国的に一斉にサービスが開始されるわけでなく、首都圏より徐々に広がっていく予定である。またデジタル放送サービス開始後もデジタル放送用チューナーや、デジタル放送対応のテレビが一般に普及するためには数年かかるため、アナログ放送も2010年頃までは同時にサービスが提供される予定である。
【0004】
一般的な家庭用のテレビとは異なり、モバイル端末では場所を移動して使うことが多く、広い地域で利用することが予想されるため、デジタル放送が開始されている地域ではデジタル放送で視聴し、開始されていない地域ではアナログ放送で視聴するという使い方に対応する必要が生じる。
【0005】
そのため、デジタル放送が広い地域で開始されるまでは、デジタル放送とアナログ放送の両方の受信機を搭載する必要がある。
【0006】
パソコンにテレビ機能を搭載した例を図15に示す。
【0007】
ここでパソコン100は、地上波放送を受信するためのアンテナ110に繋がるアンテナ線を分離して、デジタル放送受信機120およびアナログ放送受信機130へ接続される。
【0008】
デジタル放送受信機120は、受信した放送信号の中から受信したいチャンネルの周波数の信号を取り出すRF(Radio Frequency)部121と、受信したデジタル放送信号を復調してMPEG2(Moving Picture coding Experts Group Phase 2)TS(Transport Stream)信号を取り出すデジタル復調部122と、デジタル復調部122から取り出されたMPEG信号を復号して映像信号と音声信号を出力するMPEGデコード部123を備えている。
【0009】
アナログ放送受信機130は、受信した放送信号の中から受信したいチャンネルの信号を取り出すRF部131と、受信したアナログ放送信号を復調して映像信号とし、その映像信号をデジタル化すると共に、音声信号もデジタル化してパソコンで処理可能な信号に変換するアナログ復調部132を備えている。
【0010】
このパソコン100は、通常のPC機能を果たすためにCPU、メモリなど機能部品を備えており、ハードディスクなどの記憶媒体ドライブ、ビデオ再生機能部、オーディオ再生機能部などを備えている。
【0011】
これらのPC機能を総称して便宜上信号処理部140と称する。信号処理部140は、デジタル放送受信機120およびアナログ放送受信機130により動画表示可能な信号が入力されるとビデオ再生機能部にて表示部150へ出力して表示するともに、オーディオ再生機能部により音声情報を出力する。
【0012】
パソコンにテレビ機能を搭載した他の例を図16に示す。
【0013】
地上波放送を受信するためのアンテナ110に繋がるアンテナ線を分離して、デジタル放送受信機120およびアナログ放送受信機130へ接続される点は図15の例と一致する。
【0014】
デジタル放送受信機120は、受信した放送信号の中から受信したいチャンネルの信号を取り出すRF部121と、受信したデジタル放送信号を復調してMPEG圧縮された映像信号を取り出すデジタル復調部122を備えており、デジタル復調部122から取り出されたMPEG信号を復号するハードウェアデコーダは備えていない。
【0015】
アナログ放送受信機130は、受信した放送信号の中から受信したいチャンネルの信号を取り出すRF部131と、受信したアナログ放送信号を復調して映像信号とする。その映像信号をデジタル化して連続したデジタル画像信号に変換すると共に、音声信号もデジタル化して出力するアナログ復調部132と、アナログ復調部から無圧縮で出力される膨大なデータ量の映像信号をMPEG規格の圧縮技術を用いて圧縮して出力するMPEGエンコード部133を備えている。
【0016】
このパソコン100の信号処理部140は、デジタル放送受信機120およびアナログ放送受信機130から入力されるMPEG信号を信号処理部140の機能を利用してMPEGデコードをソフトウェアで行って映像信号と音声信号を再生可能な状態とし、ビデオ再生機能部にて表示部150へ出力して表示するともに、オーディオ再生機能部により音声情報を出力する。
【0017】
図15で示した構成は、デジタル放送受信機120およびアナログ放送受信機130から出力される情報量が非常に多いために、例えば専用のバス線を搭載するといった専用のハード構成を必要とする場合がある。
【0018】
一方、図16で示した構成は、現在一般的に普及しているアナログ放送受信機130に対応させて構成したデジタル放送受信機120を利用するものであり、既存のインターフェースで十分に映像信号を処理できる反面、MPEGデコードをソフトウェアで行う必要がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このような主としてデスクトップパソコンにて用いられているような従来の構成をそのままノートパソコンに適用した場合には次のような問題が生じる。
【0020】
ノートパソコンのようなモバイル端末は移動して使用することが多く、例えば、旅行先や出張先ではデジタル放送が開始されていなかったり、あるいは、移動しながらの受信であったり、あるいはデコード処理を必要としないCPUの処理負荷が低い録画であったりと、モバイル端末の状況に応じて、アナログ放送を受信するかデジタル放送を受信するか、あるいは、どちらかの受信中に他方の受信方法に切り替える必要があるかを、いちいちユーザーが判断する必要がある。
【0021】
さらに、その判断にもとづいて視聴している最中や録画中に、あるいは視聴開始前や録画開始前に前もって状況を予測して、デジタル放送による受信かアナログ放送による受信かを、切り替える必要が発生し大変面倒な操作を必要とするために、デジタル放送とアナログ放送の両方の受信機を搭載しているにもかかわらず両方の放送を受信できるメリットが十分に発揮されない状態が発生する。
【0022】
さらに、上述した判断は、ユーザーのスキルに基づくものが多く、デジタル放送やパソコンの性能に関する十分な知識がない場合には、適切な判断ができないことになり、結果としてデジタル放送とアナログ放送の両方を受信できるメリットが十分に発揮されない状態が発生する。
【0023】
また、デジタル放送受信機は、図15および図16の双方の構成において約3Wの消費電力が必要であり、アナログ放送受信機は、図15の構成において約1Wの消費電力を必要とし、図16の構成において約2Wの消費電力を必要とする。
【0024】
これらの数Wという消費電力は、全体で数百Wの電源容量を有するデスクトップパソコンでは、電源容量の1%程度であって問題にならない消費電力である。
【0025】
一方、バッテリ駆動による使用が可能なノートパソコンでは、数mWオーダーでの省電力化が要求されており、数Wもの消費電力を有するデバイスを搭載すると連続して利用できる時間が短くなってしまい、さらには、デジタル放送受信機とアナログ放送受信機の双方を搭載した場合には、すぐにバッテリの電力を消費してしまうという問題が生じる。
【0026】
さらに、図16で説明したような現在普及しているアナログ放送受信機の構成のようにMPEGデコードをソフトウェアで行う場合にはさらなる問題が生じる。数Wもの消費電力を利用するためには、他の部分での消費電力をおさえる必要があるが、信号処理部の消費電力を下げると具体的にはCPUの処理能力が下がってしまい、処理能力が不足するとMPEGデコードのソフトウェア処理が処理しきれなくなり、画像飛びが発生するなどの他の問題が生じてしまう。
【0027】
また、ノートパソコンのように携帯性を重視して設計されたパソコンは、外部電源を利用していたとしても消費電力の面で問題が生じる。つまり、ノートパソコンはデスクトップパソコンに比べて各機器の実装密度が高く放熱性能が十分に確保できない場合が生じる。そして、数Wもの消費電力を有するデジタル放送受信機とアナログ放送受信機の双方が発生する熱と、特にMPEGデコードをソフトウェアで行うためにCPUで生じる多量の熱が、長時間にわたって発生し続けると放熱性能が間に合わなくなり、信号処理部の消費電力を下げるように制御されてしまう。その結果CPUの処理能力が下がってしまい、処理能力が不足するとMPEGデコードのソフトウェア処理が処理しきれなくなり、上述したのと同様に画像飛びが発生するなどの他の問題が生じてしまう。
【0028】
本発明では、ノートパソコンのようなモバイル機器でデジタル放送を受信可能とする際に生じる新たな問題を解決することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
デジタルテレビ放送を受信するデジタル放送受信手段と、アナログテレビ放送を受信するアナログ放送受信手段とを有する情報処理装置であって、
前記デジタル放送受信手段により受信した放送情報と、前記アナログ放送受信手段により受信した放送情報を視聴可能にする信号処理手段と、
前記デジタル放送受信手段および、前記アナログ放送受信手段の動作状態を変更する受信機動作変更手段と、
前記情報処理装置の動作状況を監視し、該監視結果に応じて前記受信機動作変更手段に対して、受信機の動作状態を変更する判定結果を送出する動作状況監視手段とを備えてなる。
【0030】
この構成により情報処理装置の動作状況に応じて適宜デジタル放送とアナログ放送とを切り替え可能となり、情報処理装置の動作状況に対して最適な放送が選択できる。
【0031】
また、前記情報処理装置の動作状況が、該情報処理装置の消費電力、該情報処理装置の電池残量、該情報処理装置のCPU負荷率、該情報処理装置のCPU種別、該情報処理装置の位置情報、該情報処理装置のシステム構成、該情報処理装置での受信の動作モード、前記デジタル放送受信手段のビットエラーレート、前記デジタル放送受信手段または前記アナログ放送受信手段の受信強度のいずれかであるよう構成する。
【0032】
また、前記受信機動作変更手段が変更する動作状態が、どちらか一方を受信状態とし、他方は受信状態よりも消費電力が少ない状態とするよう構成する。
【0033】
また、前記アナログ放送受信手段がMPEG−2エンコーダを有すると共に、該MPEG−2エンコーダはエンコード可能なビットレートを変更可能であり、前記受信機動作変更手段の出力に応じて、前記ビットレートを変更可能に構成する。
【0034】
また、前記動作状況監視手段は、前記情報処理装置の動作状況として位置情報を取得可能とし、該位置情報に基づいて受信地域を特定すると共に、該受信地域の変化に応じて前記受信機動作変更手段を制御するよう構成する。
【0035】
また、前記動作状況監視手段は、前記情報処理装置の動作状況を表示する機能を有すると共に、ユーザーからの入力情報を取得し、該入力情報に基づいて前記受信機動作変更手段を制御するよう構成する。
【0036】
【発明の実施の形態】
〔概略構成〕
本発明に係る携帯型情報処理装置についてその原理構成を示すブロック図を図1に示す。
【0037】
情報処理装置1は、地上波放送を受信するためのアンテナ2と、アンテナ2に接続されたデジタル放送受信手段3およびアナログ放送受信手段4を備えている。デジタル放送受信手段3は、RF部と復調部などを備えており、デジタル放送された信号を受信してMPEG−2 TS信号に復調するデジタル放送受信機からなる。アナログ放送受信手段4は、デジタル放送受信機と同様にRF部と復調部を備えており、復調方式は全く異なるが、アナログ放送された信号を受信して映像信号へと復調し、情報処理装置1で処理可能なデータ信号にして出力するアナログ放送受信機からなる。
【0038】
また、情報処理装置1は、デジタル放送受信手段3およびアナログ放送受信手段4により受信したデータ信号を画像データに変換するための信号処理手段5を備えている。信号処理手段5はMPEGデコード機能を備えており、MPEGデータ内に含まれる音声データと画像データとを復元する。
【0039】
情報処理装置1は、さらに信号処理手段5で復元された画像データを表示するための表示手段6を備えている。この表示手段6として、液晶表示パネルやプラズマディスプレイなどのフラットパネル表示装置を用いることができる。
【0040】
情報処理装置1は、さらに、受信したデータ信号を表示するために必要な消費電力や電池残量などの情報処理装置1の動作状態を監視し、動作状態に応じてデジタル放送受信手段3またはアナログ放送受信手段4の一方の電力を制御する判定信号を生成する動作状態監視手段7、動作状態監視手段7の判定結果に応じてデジタル放送受信手段3およびアナログ放送受信手段4の消費電力を適切に制御する制御信号を生成する受信機動作変更手段8を備えている。
【0041】
動作状態監視手段7は、たとえばテレビ放送の受信を検出した場合に、電池残量がテレビ放送を所定時間受信するのに十分な量であるか否か基準値と比較を行い、十分な電池残量がある場合にはデジタル放送受信手段3の電源をONとなるように受信機動作変更手段8へ判定信号を送出し、受信機動作変更手段8はその判定信号に基づいてデジタル放送受信手段3の電源をONに、アナログ放送受信手段4の電源をOFFにする制御信号をそれぞれの受信機へ送出する。
【0042】
動作状態監視手段7は、電池残量以外に、各放送受信時の消費電力、各放送受信時の視聴または録画といった動作モード、受信機のビットエラーレート、受信機の受信強度、GPS(Global Positioning System)あるいはPHS(Personal Handyphone System)などから得られる情報処理装置の位置情報、情報処理装置のCPU種別、CPU負荷率といったパラメータが取得可能であり、これらのパラメータに基づいて適宜判定信号を生成する。
【0043】
また、動作状態監視手段7はこれらのパラメータをユーザーに対して提示し、ユーザーによって入力された指示により判定信号を生成したり、判定基準を変更可能に構成されている。また、判定信号は受信機の電源をONまたはOFFするのみではなく、例えば、アナログ放送受信機に内蔵されるMPEGエンコーダのビットレートを変更する事で、アナログ放送受信機の消費電力とCPUの処理負荷が変更できるといった、消費電力を変更するための信号とすることができる。
【0044】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態が採用される携帯型情報処理装置を図2に示す。ここでは、ノートパソコン10内にテレビ放送を受信するためのデジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40を搭載した例を示す。
【0045】
ノートパソコン10には、地上波放送を受信するためのアンテナ20と、アンテナ20に接続されたデジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40を備えている。デジタル放送受信機30は、RF部31と復調部32を備えている。
【0046】
RF部31は、アンテナで受信した電波の中から、受信したいチャンネルの周波数を約5.6MHzの帯域で取り出すと共に増幅を行う。さらには、後述する機能で利用するために、受信した電波の強さを受信強度として数値化した情報をCPUへと出力する。
【0047】
復調部32は、RF部31から出力されたアナログ信号をA/Dコンバータでデジタル化し、A/Dコンバータによりデジタル化した際に生じるサンプリング誤差を除去し、直交復調、周波数誤差除去といった同期処理を行う。次にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調により多数のキャリア周波数に分割された情報をFFT(Fast Fourier Transform)による復調処理を行い、同期検波、作動検波といった検波処理を行ってデジタル情報を抽出する。さらに、ビタビ復号、TS再生、リードソロモン復号といった誤り訂正処理を行う。これらの処理を行った結果出力されるデジタル信号がMPEG−2 TS信号となる。また誤り訂正処理においてビットエラーレートが算出され後述する機能で利用するためにCPUへと出力する。
【0048】
アナログ放送受信機40は、デジタル放送受信機と同様にRF部41と復調部42を備えており、さらに、MPEGエンコード部43を備えている。RF部41は、アンテナで受信した電波の中から、受信したいチャンネルの周波数を約6MHzの帯域で取り出すと共に増幅を行う。また、後述する機能で利用するために、受信した電波の強さを受信強度として数値化した情報をCPUへと出力する。
【0049】
復調部42は、RF部41から出力された信号を映像信号と音声信号に分離する。音声信号はFM検波により可聴可能な音声信号に復調しA/Dコンバータによりデジタル化する。一方AM変調されている映像信号は検波した後に、A/Dコンバータでデジタル化すると共に、垂直同期信号、水平同期信号およびカラーバースト信号を検出し、ゴースト除去フィルタ処理などの信号処理によって映像信号の適正化が行われる。また、適正化が行われた映像信号は垂直同期信号と水平同期信号のタイミングを利用してフレームメモリに取り込まれると共に、フレームメモリ内の1ライン前の信号あるいは1フレーム前の信号と加算するくし型フィルタ処理を行うことで輝度信号を生成し、減算することで搬送色信号を生成する。このくし形フィルタで、1ライン前の信号を使用する2次元くし型フィルタを利用するか、1フレーム前の信号を使用する3次元くし型フィルタを利用するかは、それぞれのデータの相関関係から動的に選択される。
【0050】
またRGBのそれぞれの色に合わせて90°,303.5°,180°位相を遅らせたカラーバースト信号と位相を比較して搬送色信号を復調することで、RGBの3色の色差信号を生成する。そして、輝度信号とRGBの3色の色差信号をそれぞれ加算することでRGB信号を復調する。
【0051】
MPEGエンコード部43は、復調部42で復調したRGB信号と、音声信号をMPEG−2で圧縮すると共に、PS(Program Stream)形式の信号に変換される。
【0052】
ノートパソコン10には、通常のPC機能として存在するCPU,メモリ,ハードディスク,ビデオ,オーディオからなるデバイスが存在し、CPUを中心にそれぞれがバス線で接続されており、メモリは専用のメモリバスで、その他のデバイスはPCI(Peripheral Components Interconnect)バス等のI/Oバスに接続されている。これらの通常のPC機能により、信号処理部50を構成している。さらに、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40も同様にPCIバスに接続され、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40で生成したMPEG信号をCPUで処理することが可能となっている。デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40は、十分に小型化できるものとしてノートパソコンへ内蔵することで説明するが、その大きさとコストにより、PCカードスロットに搭載する形式にしてもよく、あるいは、DVDドライブや拡張バッテリを搭載するモバイルマルチベイに搭載する形式にしても良い。
【0053】
信号処理部50は、MPEGデコード部51、消費電力予測部52、受信動作変更部53を構成しており、それぞれはソフトウェアで構成されているため、CPUとメモリによって動作する。
【0054】
MPEGデコード部51はMPEGデータのフォーマットがデジタル放送受信機30から出力されたMPEG−2 TSかアナログ放送受信機40から出力されたMPEG−2 PSかは、それぞれのパケットのヘッダを参照する事で判断する。MPEG−2 TSとMPEG−2 PSはそれぞれMPEGデータをパケット化してデータ化してあり、そのパケットのサイズや蓄積順序が異なるので、それぞれのパケットのヘッダを見て形式を判断し、映像情報と音声情報を取り出す。さらに、MPEG−2 TSは、複数の情報が存在している場合があるため、ユーザーの指定した番組の映像情報と音声情報のみを取り出す。
【0055】
デジタル地上波放送では1チャンネルを13セグメントに分割し、それらのセグメントを組み合わせることで最大3番組の番組を多重化することが可能である。例えば、SDTV(Standard Definition TV)相当の画像品質(解像度)の番組を3番組同時に放送したり、HDTV(High Definition TV)相当の画像品質の番組を1番組だけ放送するなど、様々なサービスが実施される予定である。
【0056】
取り出された映像情報は、MPEGデコード部51内の映像デコーダ511によりRGBの映像データに復元されて、信号処理部50のビデオへと出力する。信号処理部50のビデオはRGBの映像データを逐次表示部60の液晶パネルの駆動信号に変換して出力することでユーザーがテレビ番組を視認可能となる。
【0057】
一方音声情報はMPEGデコード部51内の音声デコーダ512により、左右のステレオ音声信号に復元し、信号処理部50のオーディオへと出力する。信号処理部50のオーディオは、音声信号をアナログの電圧信号に変換してスピーカ部70へ出力することで、可聴可能な音として発生する。
【0058】
消費電力予測部52はノートパソコンの電池残量を取得する電池残量情報取得部521と消費電流テーブル522とデジタルアナログ選択部523とを備えている。消費電流テーブル522は、デジタル放送を受信した場合に消費される電流値と、アナログ放送を受信した場合に消費される電流値とを記憶している。デジタルアナログ選択部523は、電池残量情報取得部521から取得した電池残量情報から電池残量が少ないかどうかを判断し、電池残量が少ない場合は、消費電流テーブル522に記憶される電流値を参照して消費電力が少ないアナログ放送へと切り換える。あるいは、電池残量情報取得部521から取得した電池残量情報から、消費電流テーブル522に記憶される電流値で割って視聴可能な時間を予測し、その予測される時間の長短に応じてデジタル放送を受信するか、アナログ放送を受信するかを決定してもよい。
【0059】
消費電力予測部52は演算した視聴可能時間に基づいて、十分な時間視聴可能な場合は、高画質な映像が得られるデジタル放送を受信するように決定し、現在視聴しているデジタル放送では十分な時間視聴できないが、アナログ放送なら十分な時間視聴可能である場合には、アナログ放送を受信するように決定するように構成する。
【0060】
受信機動作変更部53は、消費電力予測部52のデジタルアナログ選択部523の指示にしたがって、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の電源を制御する。具体的には、ぞれぞれの受信機に対して電源をONまたはOFFする電源制御信号を送出する。
【0061】
このように構成された第1実施形態の携帯型情報処理装置の動作を図3のフローチャートにそって説明する。
【0062】
ステップS11は初期状態であり、ノートパソコン10の電源が入っており、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の双方の電源がOFFした状態である。
【0063】
ステップS12では、ノートパソコン10上のアプリケーションからテレビ受信用のソフトが起動されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトが起動されたと判断した場合にはステップS13に移行する。
【0064】
ステップS13では、デジタル放送受信機30の電源をON状態とし、受信したデータ信号の復調処理を行ってMPEGデータを出力する。
【0065】
ステップS14では、消費電力予測部52の電池残量情報取得部521を参照して電池残量が基準値以下かどうかを判断する。電池残量が基準値以上あれば、受信状態を変更することなく連続視聴が可能であるので、ステップS18へ移行し、電池残量が基準値以下であれば、次のステップS15へ移行する。
【0066】
ステップS15では、消費電力予測部52の消費電流テーブル522を参照して、あらかじめ登録しているデジタル受信時消費電流とアナログ受信時消費電流を比較してアナログ放送に切り替えた方が消費電力が少なくなるか計算し、現在の受信機がデジタル放送受信機であるなら、アナログ放送に切り替えた方が消費電力が少なくなるか判断する。
【0067】
ステップS16では、ステップ15の判断に基づき、アナログ放送に切り替えなくてもいい場合はステップS18へ移行し、アナログ放送に切り替えた方が消費電力が少なくなる場合には、ステップS17へ移行する。
【0068】
ステップS17では、受信動作変更部53でデジタル放送受信機30の電源をOFFにし、アナログ放送受信機40の電源をONにする。
【0069】
ステップS18では、MPEGデータをデコード処理して表示部60およびスピーカ部70を介して出力を行う。
【0070】
ステップS19では、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトの終了処理が指示された場合にはステップS20に移行し、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されていない場合にはステップS14に移行する。
【0071】
ステップS20では、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の電源をOFFにする。
【0072】
このようにして、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40を搭載したノートパソコン10において、使用している受信機の動作に必要な消費電力と電池残量から受信機の適切な電源制御が行え、バッテリ駆動であってもより長時間視聴が可能となる。
【0073】
また、パソコンの電池残量が基準値以上であれば、ユーザーはそのままテレビ受信用ソフトを終了させるまでデジタル放送を視聴可能である。
【0074】
電池残量情報は、一般的にパソコンではユーザーに残量を知らすためにその情報を内部で所有している。また消費電力予測部であらかじめ登録された各放送受信時に必要な消費電力は、あらかじめ登録しておく方法以外に、電池残量と視聴時間より消費電力を計算し、自動的にテーブルのデータを更新してもよい。
【0075】
また上記は自動的にデジタルからアナログへ切り替わる例であるが、切り替える前にユーザーに通知し、ユーザーが切り替えを了承した場合のみ切り替えるようにしてもよい。
【0076】
なお、本実施形態において、デジタル放送受信機30がアナログ放送受信機40よりも消費電力が多いことを前提に説明した。しかし、アナログ放送受信機40は、RF部から入力された信号をA/Dコンバータでデジタル化するまでに高周波のアナログ回路を復調部42に多く含むために集積化が困難であり、集積化が進まなければ消費電力の低下も期待できない。一方、デジタル放送受信機30の復調部32はほとんどがデジタル回路であるため、デジタル回路の集積化技術の進歩に比例して集積化が進む回路であり、将来的にはアナログ放送受信機よりも消費電力が低くなる可能性がある。その場合には、消費電力の関係からどちらの受信機を選択するかは、本実施形態とは異なったものとなり、適宜設計変更が可能である。
【0077】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態が採用される携帯型情報処理装置の制御ブロック図を図4に示す。ここでは、第1実施形態と同様に、ノートパソコン10内にテレビ放送を受信するためのデジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40を搭載した例を示す。
【0078】
ノートパソコン10には、地上波放送を受信するためのアンテナ20と、アンテナ20に接続されたデジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40を備えている。
【0079】
デジタル放送受信機30またはアナログ放送受信機40によって復調されたMPEGデータは、信号処理を実行する信号処理部50に送出される。
【0080】
信号処理部50は、MPEGデコード部51、受信動作変更部53、CPU負荷率モニタ部54を構成しており、それぞれはソフトウェアで構成されているため、CPUとメモリによって動作する。
【0081】
MPEGデコード部51および受信動作変更部53の動作は第1実施形態と同じなので説明を省略する。
【0082】
CPU負荷率モニタ部54はノートパソコンのCPU負荷率を取得するCPU負荷率取得部541と負荷率基準値テーブル542と判定部543とを備えている。負荷率基準値テーブル542は、デコード処理を行っている最中にCPU負荷率が100%を越えてしまい処理が追いつかずに画像飛びが発生してしまう恐れがあるようなCPU負荷率の基準値を記憶している。判定部543は、CPU負荷率取得部541から取得したCPU負荷率と、負荷率基準値テーブル542に記憶される基準値とを比較し、その比較結果に応じてデジタル放送を受信するか、アナログ放送を受信するかを決定する。
【0083】
このように構成された第2実施形態の携帯型情報処理装置の動作を図5のフローチャートにそって説明する。
【0084】
ステップS31は初期状態であり、ノートパソコン10の電源が入っており、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の双方の電源がOFFした状態である。
【0085】
ステップS32では、ノートパソコン10上のアプリケーションからテレビ受信用のソフトが起動されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトが起動されたと判断した場合にはステップS33に移行する。
【0086】
ステップS33では、デジタル放送受信機30の電源をON状態とし、受信したデータ信号の復調処理を行ってMPEGデータを出力する。
【0087】
ステップS34では、CPU負荷率モニタ部54のCPU負荷率取得部541と負荷率基準値テーブル542とを比較し、CPU負荷率が基準値以上かどうかを判定する。CPU負荷率が基準値以下ならば、受信状態を変更することなく連続視聴が可能であるので、ステップS36へ移行し、CPU負荷率が基準値以上であれば、次のステップS35へ移行する。
【0088】
ステップS35では、受信動作変更部53でデジタル放送受信機30の電源をOFFにし、アナログ放送受信機40の電源をONにする。
【0089】
ステップS36では、MPEGデータをデコード処理して表示部60およびスピーカ部70を介して出力を行う。
【0090】
ステップS37では、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトの終了処理が指示された場合にはステップS38に移行し、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されていない場合にはステップS34に移行する。
【0091】
ステップS38では、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の電源をOFFにする。
【0092】
以上の構成により、CPU負荷率が基準値を超えないように使用することが可能となり、パソコンのCPU負荷率が基準値以下であれば、ユーザーはそのままテレビ受信用ソフトを終了させるまでデジタル放送を視聴可能である。特に、HDTVのような高品質の番組を視聴する際にパソコンの処理能力によってはCPUの負荷率が100%を超え、処理が追いつかず画像飛び等の問題が発生する恐れがあるが、本制御を行うことでその問題が解消できる。上記はCPU負荷率を実際に測定する例であるが、パソコンのシステム情報(CPU種別、クロック周波数等)を取得することで測定しなくても処理可能かどうかを予測することも可能である。
【0093】
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態が採用される携帯型情報処理装置の制御ブロック図を図6に示す。第1実施形態と同じ構成箇所には同じ参照番号を付しているので説明を省略する。
【0094】
信号処理部50は、MPEGデコード部51、受信動作変更部53、動作モード監視部55を構成しており、それぞれはソフトウェアで構成されているため、CPUとメモリによって動作する。
【0095】
動作モード監視部55はTV受信ソフトの動作状態が視聴しているか録画しているかを表す動作モード取得部551と判定部552とを備えている。判定部552は、動作モード取得部551の情報を参照し、HDTVのデジタル放送を視聴している場合には極端にCPUの処理負荷があるために、デコード処理によるCPUの負荷が100%を越えて画質が劣化するのを防止するためにアナログ放送を受信するように決定し、デコード処理を必要とせずCPUの処理負荷の低い録画モードの場合は、ノイズや移動中などの信号の変化に強いデジタル放送を受信するように決定する。
【0096】
このように構成された第3実施形態の携帯型情報処理装置の動作を図7のフローチャートにそって説明する。
【0097】
ステップS41は初期状態であり、ノートパソコン10の電源が入っており、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の双方の電源がOFFした状態である。
【0098】
ステップS42では、ノートパソコン10上のアプリケーションからテレビ受信用のソフトが起動されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトが起動されたと判断した場合にはステップS43に移行する。
【0099】
ステップS43では、デジタル放送受信機30の電源をON状態とし、受信したデータ信号の復調処理を行ってMPEGデータを出力する。
【0100】
ステップS44では、動作モードが視聴中であるか録画中であるか判定し、録画モードであれば、受信状態を変更することなくステップS47へ移行し、視聴中であれば、次のステップS45へ移行する。
【0101】
ステップS45では、受信動作変更部53でデジタル放送受信機30の電源をOFFにし、アナログ放送受信機40の電源をONにする。
【0102】
ステップS46では、動作モードが視聴中であるばあいのみ動作し、MPEGデータをデコード処理して表示部60およびスピーカ部70を介して出力を行う。
【0103】
ステップS47では、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトの終了処理が指示された場合にはステップS48に移行し、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されていない場合にはステップS44に移行する。
【0104】
ステップS48では、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の電源をOFFにする。
【0105】
〔第4実施形態〕
以上の例はすべてデジタル、アナログの両サービスが開始されている地域で使用する場合の例であるが、デジタル放送が開始されていない地域と、両放送サービス中の地域で移動しながら使用する場合、切り替えをスムーズにするために動作状況監視手段にパソコンの位置情報を使用する方法が考えられる。GPS等で位置情報を取得・監視し、現在デジタル放送サービス開始地域では自動的にデジタル放送受信機をON、アナログ放送受信機をOFFにし、デジタル放送サービスが開始されてない地域では自動的にデジタル放送受信機をOFF、アナログ放送受信機をONにする。また毎回電源投入ごとに切り替えを行わないようにするため一度設定した状態を場所が変わらない限り保持しておくことも考えられる。
【0106】
本発明の第4実施形態が採用される携帯型情報処理装置の制御ブロック図を図8に示す。第1実施形態と同じ構成箇所には同じ参照番号を付しているので説明を省略する。
【0107】
信号処理部50は、MPEGデコード部51、受信動作変更部53、位置情報モニタ部58を構成しており、位置情報モニタ部58の一部を除いてソフトウェアで構成されているため、CPUとメモリによって動作する。
【0108】
位置情報モニタ部58はGPSアンテナ580と、GPS信号から現在地を計算するGPS受信部581と、位置情報から放送地区を割り出すための情報と、その放送地区でデジタル放送が開始されているかどうかを判断するために、デジタル放送およびアナログ放送の放送チャンネル情報が格納してある放送地区テーブル582と、GPS受信部581から得られた位置情報から放送地区テーブル582を参照してアナログ放送を受信するかデジタル放送を受信するかを決定する判定部583を有し、判定部583は、前回の位置情報あるいは、前回の地区情報を記憶するメモリ584を有する。
【0109】
〔第5実施形態〕
その他監視情報の例として受信機の受信強度を監視する方法、受信機のビットエラーレート(BER)を監視する方法も考えられる。
【0110】
本発明の第5実施形態が採用される携帯型情報処理装置の制御ブロック図を図9に示す。第1実施形態と同じ構成箇所には同じ参照番号を付しているので説明を省略する。
【0111】
信号処理部50は、MPEGデコード部51、受信動作変更部53、ビットエラーレートモニタ部56を構成しており、それぞれはソフトウェアで構成されているため、CPUとメモリによって動作する。
【0112】
ビットエラーレートモニタ部56はデジタル放送受信機30から出力されるビットエラーレートを取得するビットエラーレート取得部561と、ビットエラーレートの基準値を保持するビットエラーレート基準値テーブル562と、ビットエラーレートが基準値を下回ったかどうかを判定する判定部563を有する。
【0113】
図中ビットエラーレートを表している1e−7は10−7を意味し、10000000bitに1bitしかエラーが発生していないことを表す。また同様に、1e−3は10−3を意味し、1000bitに1bitのエラーが発生しおり、エラーが頻発している状態を表す。
【0114】
このように構成された第5実施形態の携帯型情報処理装置の動作を図10のフローチャートにそって説明する。
【0115】
ステップS51は初期状態であり、ノートパソコン10の電源が入っており、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の双方の電源がOFFした状態である。
【0116】
ステップS52では、ノートパソコン10上のアプリケーションからテレビ受信用のソフトが起動されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトが起動されたと判断した場合にはステップS53に移行する。
【0117】
ステップS53では、デジタル放送受信機30の電源をON状態とし、受信したデータ信号の復調処理を行ってMPEGデータを出力する。
【0118】
ステップS54では、ビットエラーレートが基準値以上であるか判定し、基準値以下であれば、受信状態を変更することなくステップS56へ移行し、基準値以上であれば、次のステップS55へ移行する。
【0119】
ステップS55では、受信動作変更部53でデジタル放送受信機30の電源をOFFにし、アナログ放送受信機40の電源をONにする。
【0120】
ステップS56では、MPEGデータをデコード処理して表示部60およびスピーカ部70を介して出力を行う。
【0121】
ステップS57では、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトの終了処理が指示された場合にはステップS58に移行し、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されていない場合にはステップS54に移行する。
【0122】
ステップS58では、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の電源をOFFにする。
【0123】
〔第6実施形態〕
本発明の第6実施形態が採用される携帯型情報処理装置の制御ブロック図を図11に示す。第1実施形態と同じ構成箇所には同じ参照番号を付しているので説明を省略する。
【0124】
信号処理部50は、MPEGデコード部51、受信動作変更部53、受信強度モニタ部57を構成しており、それぞれはソフトウェアで構成されているため、CPUとメモリによって動作する。
【0125】
受信強度モニタ部57はデジタル放送受信機30から出力される受信強度を取得する受信強度取得部571と、受信強度の基準値を保持する受信強度基準値テーブル572と、受信強度が基準値を下回ったかどうかを判定する判定部573を有する。
【0126】
このように構成された第5実施形態の携帯型情報処理装置の動作を図12のフローチャートにそって説明する。
【0127】
ステップS61は初期状態であり、ノートパソコン10の電源が入っており、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の双方の電源がOFFした状態である。
【0128】
ステップS62では、ノートパソコン10上のアプリケーションからテレビ受信用のソフトが起動されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトが起動されたと判断した場合にはステップS63に移行する。
【0129】
ステップS63では、デジタル放送受信機30の電源をON状態とし、受信したデータ信号の復調処理を行ってMPEGデータを出力する。
【0130】
ステップS64では、受信強度が基準値以下であるか判定し、基準値以上であれば、受信状態を変更することなくステップS66へ移行し、基準値以下であれば、次のステップS65へ移行する。
【0131】
ステップS65では、受信動作変更部53でデジタル放送受信機30の電源をOFFにし、アナログ放送受信機40の電源をONにする。
【0132】
ステップS66では、MPEGデータをデコード処理して表示部60およびスピーカ部70を介して出力を行う。
【0133】
ステップS67では、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトの終了処理が指示された場合にはステップS68に移行し、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されていない場合にはステップS64に移行する。
【0134】
ステップS68では、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の電源をOFFにする。
【0135】
これらのパラメータをユーザーに通知する例を図13にフローチャートを、図14に画面を示す。ユーザーは監視情報を確認した上で、どちらの放送にでも切り替え可能である。
【0136】
ステップS71は初期状態であり、ノートパソコン10の電源が入っており、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の双方の電源がOFFした状態である。
【0137】
ステップS72では、ノートパソコン10上のアプリケーションからテレビ受信用のソフトが起動されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトが起動されたと判断した場合にはステップS73に移行する。
【0138】
ステップS73では、デジタル放送受信機30の電源をON状態とし、受信したデータ信号の復調処理を行ってMPEGデータを出力する。
【0139】
ステップS74では、受信強度が基準値以下であるか判定し、基準値以上であれば、受信状態を変更することなくステップS78へ移行し、基準値以下であれば、次のステップS75へ移行する。
【0140】
ステップS75では図14に示す通り、現在の受信状態に関する情報と、ユーザー選択可能なデジタル放送を受信するかアナログ放送を受信するかを選択するための選択ボタンが設けられている。受信状態に関する情報はビットエラーレート、受信強度、CPU負荷率が表示される。そして、それらの項目は、それぞれにアナログ放送受信機による受信状態の場合と、デジタル放送受信機による受信状態をそれぞれ計測し、基準値と現在の値とを表示する。さらに基準値に対して現在の値が十分に良好な値である場合は◎印を、基準値よりも現在の値が良好である場合は○印を、基準値と現在の値が近い場合は△印を、基準値よりも現在の値の方が悪い場合は×印を表示する判定欄を有する。
【0141】
ステップS76では、ステップ75で表示した結果に基づきユーザーが選択した図14中のアナログボタンが選択されたかデジタルボタンが選択されたかを判断し、デジタル放送が選択された場合はステップS78へ移行し、アナログ放送が選択された場合には、ステップS77へ移行する。
【0142】
ステップS77では、受信動作変更部53でデジタル放送受信機30の電源をOFFにし、アナログ放送受信機40の電源をONにする。
【0143】
ステップS78では、MPEGデータをデコード処理して表示部60およびスピーカ部70を介して出力を行う。
【0144】
ステップS79では、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されたか否かを判別する。テレビ受信用ソフトの終了処理が指示された場合にはステップS80に移行し、テレビ受信用ソフトの終了処理が指示されていない場合にはステップS74に移行する。
【0145】
ステップS80では、デジタル放送受信機30およびアナログ放送受信機40の電源をOFFにする。
【0146】
以上の実施例では、デジタル放送受信機とアナログ放送受信機の電力を制御する場合を前提に説明したが、アナログ放送受信時の消費電力を下げるためにMPEG−2エンコーダのビットレートを下げる方法もある。例えば、デジタル放送からアナログ放送に変更してもなお、CPU負荷が高く画像品質が改善されない場合や消費電力が大きい場合には、MPEGのビットレートが下がる事で情報量が少なくなり、CPUで処理を行うソフトウェアデコードの負荷が下がり、受信状況をさらに改善できる場合が有る。
【0147】
【発明の効果】
本発明によれば、特に電池駆動の情報処理装置において、視聴時間を大幅に延ばすことが可能となる。また、アナログ、デジタルのチャンネル変更を意識する必要が無くなり、チャンネル変更の手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す概略構成図。
【図2】第1実施形態の制御ブロック図。
【図3】第1実施形態のフローチャート。
【図4】第2実施形態の制御ブロック図。
【図5】第2実施形態のフローチャート。
【図6】第3実施形態の制御ブロック図。
【図7】第3実施形態のフローチャート。
【図8】第4実施形態の制御ブロック図。
【図9】第5実施形態の制御ブロック図。
【図10】第5実施形態のフローチャート。
【図11】第6実施形態の制御ブロック図。
【図12】第6実施形態のフローチャート。
【図13】第6実施形態のフローチャート。
【図14】ユーザーへ監視情報を通知する例を示す図。
【図15】従来技術の制御ブロック図。
【図16】他の従来技術の制御ブロック図。

Claims (6)

  1. デジタルテレビ放送を受信するデジタル放送受信手段と、
    アナログテレビ放送を受信するアナログ放送受信手段と、
    を有する情報処理装置であって、
    前記デジタル放送受信手段により受信した放送情報と、前記アナログ放送受信手段により受信した放送情報を視聴可能にする信号処理手段と、
    前記デジタル放送受信手段および、前記アナログ放送受信手段の動作状態を変更する受信機動作変更手段と、
    前記情報処理装置の動作状況を監視し、該監視結果に応じて前記受信機動作変更手段に対して、受信機の動作状態を変更する判定結果を送出する動作状況監視手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置の動作状況が、該情報処理装置の消費電力、該情報処理装置の電池残量、該情報処理装置のCPU負荷率、該情報処理装置のCPU種別、該情報処理装置の位置情報、該情報処理装置のシステム構成、該情報処理装置での受信の動作モード、前記デジタル放送受信手段のビットエラーレート、前記デジタル放送受信手段または前記アナログ放送受信手段の受信強度のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記受信機動作変更手段が変更する動作状態が、一方を受信状態とし、他方は受信状態よりも消費電力が少ない状態とすることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記アナログ放送受信手段がMPEG−2エンコーダを有すると共に、該MPEG−2エンコーダはエンコード可能なビットレートを変更可能であり、前記受信機動作変更手段の出力に応じて、前記ビットレートを変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記動作状況監視手段は、前記情報処理装置の動作状況として位置情報を取得可能とし、該位置情報に基づいて受信地域を特定すると共に、該受信地域の変化に応じて前記受信機動作変更手段を制御することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  6. 前記動作状況監視手段は、前記情報処理装置の動作状況を表示する機能を有すると共に、ユーザーからの入力情報を取得し、該入力情報に基づいて前記受信機動作変更手段を制御することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
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