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JP2004042772A - サンシェードの上部取付部材 - Google Patents

サンシェードの上部取付部材 Download PDF

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JP2004042772A
JP2004042772A JP2002202553A JP2002202553A JP2004042772A JP 2004042772 A JP2004042772 A JP 2004042772A JP 2002202553 A JP2002202553 A JP 2002202553A JP 2002202553 A JP2002202553 A JP 2002202553A JP 2004042772 A JP2004042772 A JP 2004042772A
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wide
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JP2002202553A
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Koichi Takeuchi
竹内 功一
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Araco Co Ltd
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Araco Co Ltd
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Abstract

【課題】ウインドガラスの上縁部に係止したサンシェードの上部取付部材のためウエザストリップに隙間が生じて、騒音や水が室内に侵入するのを防止する。
【解決手段】車両のウインド開口を開閉するウインドガラス14の上縁部をウエザストリップ16によりシールし、この上縁部に引き出し可能なサンシェード17の上縁部17bを取り付ける取付部材20を係止する。取付部材は2つの脚部22からなる倒立U字断面形状の引掛部21を有し、脚部の下半部に形成した上半部より横幅が広い幅広部23の厚さ方向外面には下方に進むにつれて幅広部の厚さを次第に増大させる末広面23bを形成し、また幅広部の両側への突出部23aは両先端縁に近づくにつれて次第に厚さを減少させ、各先端縁の少なくとも一部の厚さを0とする。サンシェードの上縁部は、脚部22の下部に形成したフック部25に取り付けるのがよい。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウインド開口の下縁の内側から引き出し可能に設けられて車両のウインド開口から射し込む光を調整するサンシェードの上縁部を取り付けるためのサンシェードの上部取付部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のサンシェードおよびこれを取り付けるウインド開口の構造としては、例えば特開平10−324151号公報に開示されたものがある。これはウインドガラスをアウタパネルとインナパネルよりなるドア本体に昇降可能に設け、インナパネルとその車内側に設けたドアトリムの間にサンシェードを巻き取り可能に収納する巻取りケースを内蔵させ、巻取りケースからドアトリムに形成したスリットを通して引き出したサンシェードの上縁部に取り付けた複数の掛止めフックをウインドガラスの上縁部に着脱可能に係止させたものである。このサンシェードはウインドガラスの昇降に応じて展開または収納される。掛止めフックは、一定幅の板材を浅い倒立U字状に形成したものである。
【0003】
このようなサンシェードを設けるドアは、図8に示すように、通常はウインドガラスを案内支持するウインドフレーム15を有しており、ウインドフレーム15の内側には、ウインドガラス14が挿入される根本側が広く、これと反対側の先端部が狭くなるように断面八字状に互いに傾斜して配置された1対のリップ部16aを有するウエザストリップ16が設けられている。ウインドガラス14を閉じた状態では各リップ部16aの根本側はウインドガラス14の表面から離れるが、リップ部16aの先端部付近はウインドガラス14の表面に当接して車室内と外部を気密かつ水密にシールするようにしている。
【0004】
また、車両のドア以外の部分のフレームの側面に直接ウインド開口を設けたものでは、ウインド開口の上側となるルーフサイド部の内側に設けたガーニッシュに複数のフック部を設け、これにサンシェードの上縁部を引っ掛ける取付構造もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示すようなウエザストリップ16によりシールがなされるウインドガラス14の上縁部に、前述した従来技術のようなサンシェードの上縁部に取り付けた引掛部(掛止めフック)1を係止させたものでは、ウエザストリップ16のリップ部16aは引掛部1によりウインドガラス14の表面から押し上げられ、引掛部1のすぐ両側部では引掛部1とウインドガラス14の表面により形成される段部に追従できないので、図8の9−9断面図である図9に示すように、引掛部1とウインドガラス14とリップ部16aの間に三角形の隙間Sが生じる。そして車室内と外部とは、この隙間Sとウインドガラス14とウエザストリップ16の間の空間を介して連通されるので、外部の騒音が車室内に入り、また雨天や水洗時に水漏れが生じるという問題を生じる。
【0006】
またサンシェードの上縁部の取付構造としては、図10に示すように、ウインドフレーム15の内面に複数の取付部材5を取り付けてその内側にウエザストリップ16を設け、各取付部材5を延長し折り曲げて形成したフック部5aに、サンシェード17の上縁部17bに形成した小さい横長の複数の開口17cを引っ掛けるようにしたものもある。この構造では、ウインドガラス14とウエザストリップ16の間のシールには問題はないが、取付部材5のすぐ両側となるウインドフレーム15とウエザストリップ16の間に前述したと同様の断面が三角形の隙間を生じ、車室内と外部とは、この隙間を通して連通されるので、外部の騒音が車室内に入り、また雨天や水洗時に水漏れが生じるという問題を生じる。また、サンシェード17の使用状態が悪く取付部材5が傾くと、ウエザストリップ16が正規の位置からずれるという問題も生じる。
【0007】
また、車両のフレームに直接ウインド開口を設け、ウインド開口の上側となるルーフサイド部の内側のガーニッシュに設けたフック部にサンシェードの上縁部を引っ掛ける取付構造のものは、ルーフサイド部の内側にガーニッシュを設けたものにしか適用できず、またサンシェードをドアに設ける場合には適用できない。
【0008】
本発明は、サンシェードの上部取付部材のウインドガラスの上縁部への引掛部の形状を改良して、引掛部とウエザストリップの間のシール性を向上させることによりこのような各問題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このために、本発明によるサンシェードの上部取付部材は、車両のウインド開口の下側に位置する車体部材に昇降可能に取り付けられ最も上昇した状態では上縁部が車両の内外をシールするウエザストリップのリップ部に当接されるウインドガラスの上縁部を跨いで係止される倒立U字断面形状の引掛部を有し、ウインド開口の下側に位置する車体部材の上縁の内側から引き出し可能に設けられたサンシェードの上縁部が取り付けられるサンシェードの上部取付部材において、ウインドガラスが最も上昇した位置付近においてウエザストリップのリップ部と重なる引掛部の脚部の下半部は横幅が脚部の上半部の横幅よりも広い幅広部とし、この幅広部の厚さ方向外面には下方に進むにつれて幅広部の厚さを次第に増大させる末広面を形成し、幅広部の両側への突出部は両先端縁に近づくにつれて次第に厚さを減少させ、引掛部の車内側となる一方の脚部の下端部にサンシェードの上縁部を取り付ける取付部を形成したことを特徴とするものである。
【0010】
前項に記載のサンシェードの上部取付部材の幅広部は、引掛部の2つの脚部の両方の下半部に形成するようにしてもよいし、引掛部の車内側となる一方の脚部の下半部に形成するようにしてもよい。
【0011】
また前各項に記載のサンシェードの上部取付部材は、サンシェードの上縁部を取り付ける取付部を、引掛部の車内側となる一方の脚部の下端部に一体形成された上側が開いたフック部とすることが好ましい。
【0012】
【発明の作用および効果】
本発明のサンシェードの上部取付部材によれば、ウインドガラスが最も上昇した位置付近においてウエザストリップのリップ部と重なる引掛部の脚部の下半部は横幅が脚部の上半部の横幅よりも広い幅広部とし、この幅広部の厚さ方向外面には下方に進むにつれて幅広部の厚さを次第に増大させる末広面を形成したので、傾斜したリップ部はその先端部だけでなく末広面のほゞ全体において幅広部に当接する。そして幅広部の両側への突出部は両先端縁に近づくにつれて次第に厚さを減少させたので、この突出部の先端縁では幅広部の末広面とウインドガラスの間の段差は小さくなる。従ってウインドガラスとウエザストリップと取付部材の間に生じる隙間も小さくなるので、外部の騒音が車室内に入ったり、また雨天や水洗時に水漏れが生じるという問題を生じるおそれは減少する。
【0013】
サンシェードの上部取付部材の幅広部を引掛部の2つの脚部の両方の下半部に形成するようにしたものによれば、取付部材を取り付けた場合でも、取付部材を取り外した場合でも、ウインドガラスはウエザストリップの中央を昇降するのでウインドガラスを安定して案内支持するウインドフレームを備えたドアなどに適したサンシェードの上部取付部材が得られる。また幅広部を引掛部の車内側となる一方の脚部の下半部に形成するようにしたものによれば、ハードトップなどのウインドフレームを有しないドアなどに適したサンシェードの上部取付部材が得られる。
【0014】
またサンシェードの上縁部を取り付ける取付部を、引掛部の車内側となる一方の脚部の下端部に一体形成された上側が開いたフック部としたものによれば、サンシェードが不要な場合はその先端を簡単に取付部材の取付部から外して、サンシェードをウインド開口の下側の車体部材内に収納することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図1〜図8に示す第1の実施の形態により、本発明によるサンシェードの上部取付部材の説明をする。この実施の形態は、ウインドガラスを案内支持するウインドフレームを備えたドアに、本発明によるサンシェードの上部取付部材を適用したものである。先ずこのドアの説明をする。
【0016】
車両のドア開口を開閉するドアは、図1の左側の図に示すように、ドア本体(車体部材)10と、その上側に取り付けられるウインドフレーム15よりなるもので、ドア本体10の上縁とウインドガラス14によりウインド開口が形成される。ドアを閉じた状態では、図1の右上の部分拡大図に示すように、ウインドフレーム15は外向き突出部の隅角部に設けたウエザストリップ19がルーフサイド部12ならびにフロントおよびセンタピラー(図示省略)に当接してフレームに対しシールされ、またドア本体10も同様にフレームに対しシールされている。
【0017】
ドア本体10はプレス成形された板金製のアウタパネル10aとインナパネル10bの外周部をヘミング加工などにより一体結合して最中状に形成したもので、上縁には前後方向に細長いスリット状の開口10cが形成され、インナパネル10bの車内側はクリップなどにより取り付けられたドアトリム11により覆われている。ウインドガラス14は、ドア本体10内に設けられたウインドレギュレータ(図示省略)により、開口10cを通って昇降され、最も上昇した状態では図1の実線に示すように上縁部および前後縁部がコ字断面形状のウインドフレーム15内に入ってウインド開口は閉じられ、最も下降した状態では図1の二点鎖線に示すようにウインド開口は解放される。
【0018】
ウインドフレーム15は、図1の右上の部分拡大断面図に示すように、上縁および前後縁は何れもユ字断面形状で、その大部分を占めるコ字部分の内側全体には、ウインドガラス14がウインド開口を閉じた場合に車室内と外部を気密かつ水密にシールするウエザストリップ16が設けられている。このウエザストリップ16はゴムなどの柔軟弾性材料よりなり、ウインドガラス14が挿入される根本側(コ字部分の開口側に対応)が広く、これと反対側の先端部(コ字部分の奥部に対応)が狭くなるように断面八字状に互いに傾斜して配置された1対のリップ部16aを有するもので、接着などにより取り付けられている。ウインドガラス14には、最も上昇した状態でウエザストリップ16のリップ部16a内に挿入される上縁部を跨ぐように、倒立U字断面形状の引掛部21を有する1または複数個(1〜4個程度)の取付部材20が、次に述べるサンシェード17の上縁部17bに設けた開口17cの位置に合わせて係止されている。
【0019】
インナパネル10bの上縁に沿って取り付けられた巻取りケース18内の巻取り軸18aにはサンシェード17のスクリーン部17aが巻き付けられ、巻取り軸18aに設けた捩りスプリング(図示省略)により弾性的に巻き込まれた状態では、上縁部17bはその先端縁がスリット11aから中に入らないように係止されている。使用状態では、サンシェード17の上縁部17bはスクリーン部17aとともにドアトリム11のスリット11aから引き出され、上縁部17bに形成された小さい横長の複数の各開口17cが次に述べる各取付部材20のフック部25に引っ掛けられ、これによりサンシェード17はウインドガラス14の昇降に応じて展開または収納される。
【0020】
主として図1〜図3に示すように、取付部材20は倒立U字断面形状の引掛部21を有しており、各引掛部21を形成する2つの脚部22の互いに向かい合う内面は互いに平行な平面である。ウインドガラス14が最も上昇した位置付近においてウエザストリップ16のリップ部16aと重なる各脚部22の下半部には横幅が脚部22の上半部の横幅よりも広い幅広部23が形成され、この実施の形態の幅広部23の両側への突出部23aは下側が広がった略三角形である。幅広部23の厚さ方向外面には下方に進むにつれて幅広部23の厚さを次第に増大させる末広面23bが形成されている。幅広部23の両側への突出部23aは両先端縁に近づくにつれて次第に厚さを減少させるとともに、横幅dより外側となる幅広部23の各先端縁はとがらせて厚さを0としてある。そして車内側となる一方の脚部22の幅広部23から下側に延びる延長部は、下方内側に延びてから上方内側に折曲されて上側が開いたフック部25に成形されている。
【0021】
ウインドガラス14が最も上昇して、図1の右上の部分拡大断面図に示すように取付部材20を係止したウインドガラス14の上縁部がウインドフレーム15に設けられたウエザストリップ16内に挿入された状態では、リップ部16aは下側である根本側がウインドガラス14の表面から離れるように傾斜しているが、幅広部23の厚さ方向外面は下方に進むにつれて厚さが増大する末広面23bとなっているので、リップ部16aはその先端部だけでなく末広面23bのほゞ全体において幅広部23の外面に当接している。この状態における、図4に示す各部の断面を、図4〜図6により説明をする。図3の4−4線に示すように、脚部22の上半部すなわちリップ部16aより上側の位置における断面図は、図4に示すとおりであり、リップ部16aは脚部22に当接されていない。5−5線に示すように、脚部22の下半部の幅広部23の範囲内であって前述した横幅dに対応する位置よりも上の位置における断面図は、図5に示すとおりであり、リップ部16aは幅広部23の厚さ方向外面に形成された末広面23bに当接されている。しかしこの断面位置では幅広部23の各先端縁の厚さは0ではないので、末広面23bの両端部とウインドガラス14の表面の間には多少の段差を生じ、この両端部のすぐ外側には、幅広部23とウインドガラス14とリップ部16aの間に、図8および図9で述べた従来技術の隙間Sとほゞ同様であるがそれよりは小さい三角形の隙間Tが生じる。
【0022】
しかし図3の6−6線に示すように、脚部22の下半部の幅広部23の範囲内であって前述した横幅dに対応する位置よりも下の位置における断面では幅広部23の各先端縁の厚さは0であるので、図6に示すように幅広部23の末広面23bは途中に段差を生じることなしにウインドガラス14の表面に連続される。従ってこの先端縁の厚さが0になる範囲ではウエザストリップ16のリップ部16aは途中に隙間を生じることなく取付部材20の幅広部23の末広面23bからウインドガラス14の表面にかけて接触するのでウインドガラス14とウエザストリップ16と取付部材20の間に隙間を生じることはなくなる。これにより5−5線の位置における断面の隙間Tは6−6線の位置に進むにつれて減少して隙間はなくなるので、外部の騒音が車室内に入ったり、また雨天や水洗時に水漏れが生じるという問題を生じることはない。
【0023】
上述した実施の形態では、両側に突出する幅広部23の突出部23aの形状は、図3の実線に示すように下側が広がった略三角形としたが、二点鎖線23Aに示すように上下の底辺が脚部22の側縁から直角に延びる下側が広がった斜台形状としてもよい。このように突出部23aを斜台形状またはこれに類似の形状としてその上部の横幅を広げれば幅広部23の上下の全幅またはほゞ全幅において幅広部23の各先端縁の厚さを0にすることができ、リップ部16aの先端部またはその近くにおいても隙間Tが生じなくなるので、外部の騒音や雨天や水洗時における水の侵入は一層少なくなる。
【0024】
上述した第1の実施の形態は、ウインドフレーム15を備えたドアに本発明によるサンシェードの上部取付部材を適用したものであるが、図7に示す第2の実施の形態は、ハードトップなどのウインドフレーム15を有しないドアに本発明によるサンシェードの上部取付部材を適用したものである。
【0025】
この実施の形態のドアはウインドフレームを備えていないので、ウインドガラス14がウインド開口を閉じた場合に車室内と外部を気密かつ水密にシールするウエザストリップ16Aは、図7に示すように、ルーフサイド部12Aなどに接着などにより直接取り付けられている。ウエザストリップ16Aは、第1の実施の形態のウエザストリップ16の車室内側となるリップ部16aと同様の、ウインドガラス14の内面に対し下側となる根本側が離れ、上側となる先端部が当接されるようにウインドガラス14に対し傾斜して配置された1個のリップ部16Aaを有している。ウインドガラス14には、第1の実施の形態と同様、最も上昇した状態でウエザストリップ16Aのリップ部16Aaに当接される上縁部を跨ぐように、倒立U字断面形状の引掛部21を有する1または複数個の取付部材20Aが、サンシェード17の上縁部17bに設けた開口17cの位置に合わせて係止されている。ドアを閉じた状態では、ウインドガラス14の上縁部および前後縁部は、第1の実施の形態と同様、リップ部16Aaに当接され、またドアを開けばリップ部16Aaから右方に離れる。
【0026】
取付部材20Aは、図7に示すように、第1の実施の形態と同様、倒立U字断面形状の引掛部21を有しているが、第1実施の形態と同様の突出部23aおよび末広面23bを備えた幅広部23は、取付部材20Aの車内側となる一方の脚部22の下半部にのみ形成され、他方の脚部22には形成されていない。この取付部材20Aでも、図7に示すようにウインドガラス14が最も上昇してウエザストリップ16Aのリップ部16Aaと当接された状態において、突出部23aの先端縁の厚さが0となる範囲では、前述した第1の実施の形態の場合と同様、ウエザストリップ16Aのリップ部16Aaは途中に隙間を生じることなく取付部材20Aの幅広部23の末広面23bからウインドガラス14の表面にかけて隙間なく接触するので、外部の騒音が車室内に入ったり、また雨天や水洗時に水漏れが生じるという問題を生じることはない。
【0027】
上述した各実施の形態によれば、ウインドガラス14が最も上昇した位置付近においてウインドガラス14の表面に対し傾斜したリップ部16aはその先端部だけでなく末広面23bのほゞ全体において幅広部23に当接し、また幅広部23の各先端縁の厚さが0となる範囲では、ウエザストリップ16のリップ部16aは途中に隙間を生じることなく取付部材20の幅広部23の末広面23bからウインドガラス14の表面にかけて接触するのでウインドガラス14とウエザストリップ16と取付部材20の間に隙間を生じることはなくなる。従って、外部の騒音が車室内に入ったり、また雨天や水洗時に水漏れが生じるという問題を生じることはなくなる。
【0028】
なお上述した各実施の形態で、幅広部23の両先端縁の厚さの一部を0としており、このようにすればウインドガラス14とウエザストリップ16と取付部材20の間に生じる隙間が0となるので水漏れなどの防止の効果は最大となる。しかし本発明はこれに限られるものではなく、幅広部23の厚さが0にならない程度に突出部23aにより減少させるようにして実施してもよく、その場合でも水漏れ防止等の効果は相当程度に達成される。
【0029】
また上述した実施の形態では、車両の出入口を開閉するドアのウインドガラス14の上縁部に上述した構造の取付部材20を係止しており、これによればドアの内側に設けたサンシェード17の上部を取り付けるサンシェードの上部取付部材が得られる。しかしながら本発明によるサンシェードの上部取付部材はこれに限られるものではなく、車両のドア以外の部分のフレームの側面に設けたウインド開口を開閉するウインドガラスの上縁部に係止するようにして実施することもできる。
【0030】
なお上述した第1の実施の形態では、サンシェードの上部取付部材の幅広部を引掛部21の2つの脚部22の両方の下半部に形成するようにしており、このようにすれば取付部材20を取り付けた場合(サンシェード使用時)でも、取付部材20を取り外した場合(サンシェード不使用時)でも、ウインドガラス14はウエザストリップ16の中央を昇降するのでウインドガラス14を安定して案内支持するウインドフレーム15を備えたドアなどに適したサンシェードの上部取付部材が得られる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、幅広部23を引掛部21の車内側となる一方の脚部の下半部に形成するようにして実施してもよく、このようにすればハードトップなどのウインドフレームを有しないドアなどに適したサンシェードの上部取付部材が得られる。
【0031】
さらに上述した実施の形態では、サンシェード17の上縁部17bを取り付ける取付部25を、取付部材20の引掛部21の車内側となる一方の脚部の下端部に一体形成された上側が開いたフック部としており、このようにすれば例えばウインドガラス14を閉じて取付部材20をウインドガラス14の上縁部からはずせない状態でも、サンシェード17の上縁部17bを着脱することができるので、サンシェード17を使用するための上縁部17bの着脱自由度が大きくなる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、取付部材20に設けた取付部25とサンシェード17の上縁部17bとをねじ、ピン、縫い付けなどにより取り外し不能に取り付け、取付部材20の引掛部21をウインドガラス14の上縁部に係脱することによりサンシェード17の上縁部17bをウインドガラス14の上縁部に着脱するようにして実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサンシェードの上部取付部材の第1の実施形態の使用状態における断面図で、左側はドア全体のスケルトン図、右上の図は左側の図の上部の丸で囲った範囲の部分拡大断面図である。
【図2】図1に示す実施の形態の取付部材の平面図である。
【図3】図1に示す実施の形態の取付部材の正面図である。
【図4】図1に示す使用状態における図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図1に示す使用状態における図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図1に示す使用状態における図3の6−6線に沿った断面図である。
【図7】本発明によるサンシェードの上部取付部材の第2の実施形態の、図1の右上の図に相当する部分拡大断面図である。
【図8】従来技術によるサンシェードの上部取付部材の一例の、図1の右上の図に相当する部分拡大断面図である。
【図9】図8の9−9断面図である。
【図10】従来技術によるサンシェードの上部取付部材の別の例の、図8に相当する部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10…車体部材(ドア本体)、14…ウインドガラス、16…ウエザストリップ、16a…リップ部、17…サンシェード、17b…上縁部、21,21A…引掛部、22…脚部、23…幅広部、23a…突出部、23b…末広面、25…取付部(フック部)。

Claims (4)

  1. 車両のウインド開口の下側に位置する車体部材に昇降可能に取り付けられ最も上昇した状態では上縁部が前記車両の内外をシールするウエザストリップのリップ部に当接されるウインドガラスの前記上縁部を跨いで係止される倒立U字断面形状の引掛部を有し、前記車体部材の上縁の内側から引き出し可能に設けられたサンシェードの上縁部が取り付けられるサンシェードの上部取付部材において、
    前記ウインドガラスが最も上昇した位置付近において前記ウエザストリップのリップ部と重なる前記引掛部の脚部の下半部は横幅が同脚部の上半部の横幅よりも広い幅広部とし、
    この幅広部の厚さ方向外面には下方に進むにつれて同幅広部の厚さを次第に増大させる末広面を形成し、
    前記幅広部の両側への突出部は両先端縁に近づくにつれて次第に厚さを減少させ、
    前記引掛部の車内側となる一方の前記脚部の下端部に前記サンシェードの上縁部を取り付ける取付部を形成したこと
    を特徴とするサンシェードの上部取付部材。
  2. 請求項1に記載のサンシェードの上部取付部材において、前記幅広部は前記引掛部の2つの脚部の両方の下半部に形成したことを特徴とするサンシェードの上部取付部材。
  3. 請求項1に記載のサンシェードの上部取付部材において、前記幅広部は前記引掛部の車内側となる一方の脚部の下半部に形成したことを特徴とするサンシェードの上部取付部材。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のサンシェードの上部取付部材において、前記サンシェードの上縁部を取り付ける取付部は、前記引掛部の車内側となる一方の脚部の下端部に一体形成された上側が開いたフック部であることを特徴とするサンシェードの上部取付部材。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2039548A3 (de) * 2007-09-18 2010-01-06 BOS GmbH & Co. KG Abdeckeinrichtung für eine verschiebbar gelagerte Fahrzeugscheibe
JP2010184672A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Kanto Auto Works Ltd 車両用サンシェードフックの取付け構造
KR101807123B1 (ko) 2012-08-08 2018-01-10 현대자동차 주식회사 자동차의 도어커튼 조립체
KR20210123117A (ko) 2020-04-02 2021-10-13 아시모리코리아(주) 자력 지지 기반의 도어커튼 기구
KR20210131756A (ko) 2020-04-24 2021-11-03 아시모리코리아(주) 원터치 래치를 이용한 선쉐이드 지지구조

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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