JP2003348448A - ゴースト像アーチファクトの抑制方法 - Google Patents
ゴースト像アーチファクトの抑制方法Info
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Abstract
存在を減じ、同時に撮像内の背景ノイズを可能なかぎり
小さく保つ方法を提供する。 【解決手段】 時間的に順次対象物のX線撮影が固体検
出器を介して可視像を発生するため衝突するX線放射に
より発生され、各現在発生されるX線像7から先に求め
られた補正像8が電子的に差し引かれる方法において、
最後に求められた補正像8.nが空撮影により発生さ
れ、その使用の前に残留像効果の存在を検査され、残留
像効果における関与分の予め定められた限界値を上回る
際に最後の補正像8.nが少なくとも関与分に応じて棄
却され、以前に空撮影により求められた少ない残留像関
与分を有する補正像8.n−xが少なくとも関与分に応
じて現在のX線像7を補正するために使用される。
Description
ースト像アーチファクトを抑制するための方法であっ
て、時間的に順次に1つまたは複数の対象物の多数のX
線撮影が少なくとも1つの固体検出器の媒介のもとに可
視像を発生させるため衝突するX線放射により発生さ
れ、各々の現在発生されるX線像から先に求められた補
正像(オフセット像)が電子的に差し引かれる方法に関
する。
源、固体検出器および上記の方法により撮影されたX線
像を補正するための像前処理装置を有するX線装置に関
する。
知られている。このようなX線装置では元来、また部分
的には現在でも、発生された像は直接にX線放射により
放射感応性のフィルム上に撮像される。発展の過程で、
像性能を改善するため、フィルムがディジタルのX線撮
像を可能にするいわゆる固体検出器により置換された。
これらの固体検出器はたとえばヨウ化セシウムシンチレ
ータであり、そこで衝突するX線量子により光パルスが
発生され、これらの光パルスが再び相応に配置されてい
るフォトダイオードマトリックスにより電荷に変換さ
れ、電子的に読み出される。ダイレクトX線コンバータ
とも呼ばれるこのような固体検出器は、固体検出器の特
性に基づいて、たとえば不完全な電荷収集により、また
は後になって初めて熱的に誘導されて空になる検出器材
料内の深く励起されるエネルギーレベルにより発生され
るいわゆる“メモリ効果”が生ずるという欠点を有す
る。その結果、検出器内に先行の撮像からの残留信号が
残留し、これらの残留信号が後に発生される像に重畳す
る。もちろんこの効果は、2つの相続いて発生される撮
像の間の時間的間隔が短いほど大きく、または撮像を発
生させるために与えられたX線線量が高いほど大きい。
れらの残留像効果とならんで、固体検出器は、たとえば
暗電流、漏れ電流または画素キャパシタンスのような像
点から像点へと変化する特性をも有する。さらに各読出
しチャネルは同じく相異なる導線キャパシタンス、入力
増幅器の入力キャパシタンスなどにより相異なる特性を
持っている。ノイズの少ない像を発生させるためには、
これらの最後に述べた効果が、背景効果のみを含んでお
り、像情報を含んでいない補正像が対象物撮像から消去
されることによって、消去されなければならない。
善するため、撮像されたX線像から先に求められた補正
像を電子的に差し引き、それによって検出器マトリック
スの特有の特性または検出器マトリックス上の残留電荷
により生ずる可能なアーチファクトを減ずることは知ら
れている(例えば、特許文献1参照)。
べき補正像の定義の際に先行の撮像と対象物なしで行わ
れる補正像の撮像との間に可能なかぎり長い時間を経過
させることが、“メモリ効果”をわずかに保つために望
ましい。しかし他方では、検出器マトリックス内の変化
ができるだけ実際の撮像の時点の状況に相当するよう
に、補正像はできるだけ現在のものであるべきであろ
う。
古い撮像の部分を含んでいる補正像が新しい像を補正す
るために使用されると、補正された新しい像の上により
古い撮像の残留に由来するいわゆる“ゴースト像”が生
ずる。しかし他方において、確かに“ゴースト像”情報
を含んでいないが、補正すべき撮像から時間的にあまり
に離れて位置しているあまりに古い補正像は、大き過ぎ
る統計的なノイズを発生する。なぜならば、そこで得ら
れる補正値はそれらの時間的な変化に基づいてもはや現
在生じている補正値と一致しないからである。
は、ゴースト像アーチファクトの存在を減じ、同時に撮
像内の背景ノイズを可能なかぎり小さく保つ方法を提供
することである。
ては、時間的に順次に1つまたは複数の対象物の多数の
X線撮影が少なくとも固体検出器の媒介のもとに可視像
を発生させるため衝突するX線放射により発生され、各
現在発生されるX線像から先に求められた補正像が電子
的に差し引かれる方法において、最後に求められた補正
像が空撮影により発生され、その使用の前に残留像効果
の存在を検査され、残留像効果における関与分(残留像
関与分)の予め定められた限界値を上回る際に最後の補
正像が少なくとも関与分に応じて棄却され、以前に空撮
影により求められた、より少ない残留像関与分を有する
補正像が少なくとも関与分に応じて現在のX線像を補正
するために使用されることにより解決される。本発明の
有利な構成は請求項2以下に記載されている。
れた補正像の相応の処理および統計的な評価により、補
正撮像内の残留像成分がどのように大きいかを認識する
ことが可能であることを認めた。この値の知識によりい
まや、よりわずかな残留像成分を有するより古い補正像
撮像を現在の撮像の補正のために利用することがより望
ましいか、最後の現在の補正像撮像を使用することがよ
り望ましいか、の判定が可能である。
X線像におけるゴースト像アーチファクトを抑制するた
めの方法であって、時間的に順次に1つまたは複数の対
象物の多数のX線撮影が少なくとも1つの固体検出器の
媒介のもとに可視像を発生させるため衝突するX線放射
により発生され、各現在発生されるX線像から、先に空
撮影により求められた補正像(オフセット像)が電子的
に差し引かれるそれ自体は公知の方法において、最後に
求められた補正像が空撮影により発生され、その使用の
前に残留像効果の存在を検査され、残留像効果における
関与分(残留像関与分)の予め定められた限界値を上回
る際に最後の補正像が少なくとも部分的に棄却され、以
前に空撮影により求められた、より少ない残留像関与分
を有する補正像が少なくとも部分的に現在のX線像を補
正するために使用される方法を提案するものである。
像が完全に棄却され、完全に以前の補正像により置換さ
れる。
じて新しい補正像に像点のスライド重み付けされた平均
値の形成により古い補正像および最後の補正像から移行
し、こうして補正のために使用される新しい補正像が発
生される。
するため、本発明によれば、それから生じた像から残留
像関与分が容易に認識され得るように、これから再び残
留像関与分なしの以前の補正像が差し引かれる。
の補正像が正常なX線撮影のように像技術的に処理され
得る。
めの可能性はまた、補正像の像点値の統計的な評価が行
われることにあり、その際たとえば像点の求められた信
号の値および(または)補正像の像点値の標準偏差が残
留像関与分の大きさに対する尺度として使用され得る。
完全な統計的な評価は高い計算費用を必要とするので、
計算費用を低減するため、先ず補正像の部分範囲がまと
められ、続いて各まとめられた範囲が新しい評価すべき
像の像点として評価され得る。この計算費用を低減する
ための技術は基本的に専門用語“Binnung”として知ら
れている。
統計的な評価のために補正像のただ部分範囲のみを考察
することにあり、その際考察される部分範囲は像マトリ
ックスの選ばれた行および(または)列であり、もしく
は像マトリックスの特定の選ばれた区域のみが考察され
る。さらに、全体像の統計的な考察を行なうため、像点
からの統計的な無作為抽出が引き出されることも可能で
ある。
なるカーネルの大きさを有する低域通過フィルタリング
を受けることは有利であり、その際小さいカーネルを有
する低域通過フィルタリングにより統計的なノイズが消
去され、大きいほうのカーネルを有する低域通過フィル
タリングによりたとえば温度または電気的なオフセット
変動による零のまわりの変動が除去され得る。
どうかを評価するため、補正像のなかの最小数の像点
が、予め定められた変動幅の外に位置しているかどうか
という事実を利用することもできる。
分の決定を下す予め定められた限界値が時間的な適合を
受けることにより達成され、その際これによって実際の
X線撮像からの補正像の時間間隔に関する互いに矛盾す
る要求を考慮に入れることができる。
な考え方に相応して、発明者はさらに、それ自体は公知
のX線装置であって、少なくとも1つのX線源、固体検
出器および撮影されたX線像を補正するための像処理装
置を有するX線装置において、像処理装置が手段、好ま
しくはメモリを有する少なくとも1つのプロセッサおよ
び上記の方法を実行するためのプログラム手段を有する
X線装置を提案する。
び利点を、図面に示す好ましい実施例について説明す
る。
る。固体検出器1は主として読出しマトリックス4の上
に取付けられているシンチレータ層2、通常ヨウ化セシ
ウム、から成っている。読出しマトリックス4はシンチ
レータ層2へのX線放射3の入射により生ずる光信号を
検出する各フォトダイオード5′を含んでいる多数の碁
盤目状に配置されている像点(=画素)5を有する。さ
らに各画素5は光を電気的な信号に変換するフォトダイ
オード5′とならんで、電気的信号を読出すためのスイ
ッチ6を含んでいる。このようにして多数の碁盤目状に
取付けられている画素5の読出しにより、別のプロセス
により処理され得る像情報からマトリックスを有する電
子的な像が生ずる。
像情報を後処理することが最適なX線撮像を達成するた
めに必要である。この後処理のために、対象物のX線撮
像が行われない相のなかで、すなわちX線放射の存在な
しに、空の補正像8が撮像される。これは後続のX線撮
像7から差し引き方法を使用して差し引かれ、続いてゲ
イン像12によるゲイン補正13が行われ、次いでオフ
セット補正およびゲイン補正されたX線像14としてそ
の後の像処理15に供される。その他の補正、たとえば
欠陥画素の補正、が続き得る。
に示されている。これは時間軸tを示す。時間軸tの下
側に補正像01ないし07の補正像発生の経過が示され
ており、時間軸tの上側に発生されたX線像R1ないし
R2の経過が示されている。
に、直前に撮像されたX線像R1によりなおX線像R1
の残留像関与分を含んでいる補正像O3が撮像された。
この補正像O3がいま、その後に撮像されるX線像R2
を補正するために使用されると、まだ補正像O3のなか
に含まれている残留像関与分が、なおX線像R1に由来
する望ましくない影(ゴースト像)を発生する。X線像
R2を補正するために、残留像関与分を含んでいない、
またはわずかしか含んでいない先に撮像された補正像O
2を使用すると、本質的により良いX線像がX線撮像R
2から生ずるであろう。ここでゴースト像の発生がほぼ
避けられ、また他方において補正像O2とX線撮像R2
との間の間隔が、現在の検出器特性に対する補正像とし
て問題なく重要であるように小さいであろう。
の経過の概要を示す図4で再び明らかにされる。
ン像12によるゲイン補正13を使用して補正像10に
よりX線撮像7を補正する基本方法を示す。得られた像
14は続いてその後の像処理15に移される。しかしこ
の方法の新しい点は、最後に撮像された補正像8.nを
検査せずに使用する代わりにこれが最初に、場合によっ
ては存在する残留像関与分が検出され、この最後の補正
像8.nを使用するほうが望ましいか、先に撮像された
補正像8.n−xを使用するほうが望ましいかが判定さ
れる検査方法16を通過することである。
分の比較からの別の帰結は、先に測定された補正像また
は同じく計算された補正像の間のスライド重み付けされ
た平均値の形成により新しい補正像が発生されることに
よって、撮像された補正像の棄却と完全な使用との間の
妥協をすることにある。ここで重み付け係数の相応の選
択により、現在撮像された補正像の残留像関与分の大き
さも以前の補正像の古さも考慮に入れられ、その際重み
付け係数は一方ではより古い像はより弱く、またより新
しい像はより強く考慮に入れ、また他方ではより高い残
留像関与分を有する像をより低い残留像関与分を有する
像にくらべて減じて評価する。
ており、また本質的に、撮像の残留像関与分は通常の統
計的な変動を有しておらず、他方において固体検出器の
補正撮像の残留する補正値は、統計的な特性変動そのも
のに基づいて、規則性を有しておらずに良い不規則特性
を有するという事実に基づいている。
いる方法により、現在の補正像の過度に高い残留像関与
分の際にはそれぞれその前に得られた補正像がもう一度
使用され得る。しかし、以前の補正像の集まりから補正
像の古さと残留像関与分との間の最適な妥協を推定し、
使用すべき補正像に対する相応の選択を行なうことも可
能である。
組み合わせだけでなく、本発明の範囲内で他の組み合わ
せでも、または単独でも使用可能である。
切欠き図である。
である。
である。
る。
Claims (16)
- 【請求項1】 X線像におけるゴースト像アーチファク
トを抑制するための方法であって、−時間的に順次に1
つまたは複数の対象物の多数のX線撮影(R1、R2)
が少なくとも固体検出器(1)の媒介のもとに可視像を
発生させるため衝突するX線放射(3)により発生さ
れ、−各現在発生されるX線像(7)から先に求められ
た補正像(8)が電子的に差し引かれる方法において、
−最後に求められた補正像(8.n)が空撮影により発
生され、その使用の前に残留像効果の存在を検査され、
−残留像効果における関与分(残留像関与分)の予め定
められた限界値を上回る際に最後の補正像(8.n)が
少なくとも関与分に応じて棄却され、−以前に空撮影に
より求められた、より少ない残留像関与分を有する補正
像(8.n−x)が少なくとも関与分に応じて現在のX
線像(7)を補正するために使用されることを特徴とす
るゴースト像アーチファクトの抑制方法。 - 【請求項2】 最後の補正像(8.n)が完全に棄却さ
れ、以前の補正像(8.n−x)により置換されること
を特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 最後の補正像(8.n)が関与分に応じ
て新しい補正像に像点(5)のスライド重み付けされた
平均値の形成により古い補正像および最後の補正像から
発生され、補正のために使用されることを特徴とする請
求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 現在の補正像(8.n)のなかの残留像
関与分を決定するため、これから残留像関与分なしの以
前の補正像(8.n−x)が差し引かれることを特徴と
する請求項1ないし3のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項5】 残留像関与分を決定するため現在の補正
像(8)が正常なX線撮影のように像技術的に処理され
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに
記載の方法。 - 【請求項6】 補正像(8)のなかの残留像関与分を決
定するため補正像(8)の像点値の統計的な評価が行わ
れることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つ
に記載の方法。 - 【請求項7】 求められた信号の値および(または)補
正像(8)の像点値の標準偏差が残留像関与分の大きさ
に対する尺度として使用されることを特徴とする請求項
6記載の方法。 - 【請求項8】 統計的な評価のために先ず補正像(8)
の部分範囲がまとめられ、好ましくは平均化され、続い
て各まとめられた範囲が像点として評価されることを特
徴とする請求項6または7記載の方法。 - 【請求項9】 統計的な評価が補正像(8)の部分範囲
のみを考察することを特徴とする請求項1ないし8のい
ずれか1つに記載の方法。 - 【請求項10】 補正像(8)の考察される部分範囲が
像マトリックスの選ばれた行および(または)列である
ことを特徴とする請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 補正像(8)の考察される部分範囲が
像マトリックスの選ばれた区域であることを特徴とする
請求項9記載の方法。 - 【請求項12】 補正像(8)の考察される部分範囲が
像マトリックス(4)の像点(5)における統計的な無
作為抽出であることを特徴とする請求項9記載の方法。 - 【請求項13】 補正像(8)が統計的な評価の前に低
域通過フィルタリングを受けることを特徴とする請求項
1ないし12のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項14】 補正像のなかの最小数の像点が、棄却
されるために、予め定められた変動幅の外に位置してい
なければならないことを特徴とする請求項1ないし13
のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項15】 予め定められた限界値が時間的な適合
を受けることを特徴とする請求項1ないし14のいずれ
か1つに記載の方法。 - 【請求項16】 少なくとも1つのX線源、固体検出器
(1)および撮影されたX線像(7)を補正(11、1
3)するための像処理装置を有するX線装置において、
像処理装置が手段、好ましくはメモリを有する少なくと
も1つのプロセッサ、および請求項1ないし15の少な
くとも1つによる方法を実行するためのプログラム手段
を有することを特徴とするX線装置。
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| Publication Number | Publication Date |
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| JP2003077067A Pending JP2003348448A (ja) | 2002-03-26 | 2003-03-20 | ゴースト像アーチファクトの抑制方法 |
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