JP2003222150A - 磁気エンコーダおよびそれを備えた車輪用軸受 - Google Patents
磁気エンコーダおよびそれを備えた車輪用軸受Info
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Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁力が大きく得られ、温度変化による剥がれ
に対しても強い磁気エンコーダを提供する。 【解決手段】 この磁気エンコーダ20は、磁極形成リ
ング22と、この磁極形成リング22の他の部材への取
付面に設けられた伸縮吸収層23とを備えたのである。
磁極形成リング22は、円周方向に交互に磁極が形成さ
れた部材であり、プラスチック磁石、焼結磁石、または
ゴム磁石からなる。伸縮吸収層23は、弾性的に伸縮が
可能な層であり、弾性接着剤またはゴム材等が用いられ
る。
に対しても強い磁気エンコーダを提供する。 【解決手段】 この磁気エンコーダ20は、磁極形成リ
ング22と、この磁極形成リング22の他の部材への取
付面に設けられた伸縮吸収層23とを備えたのである。
磁極形成リング22は、円周方向に交互に磁極が形成さ
れた部材であり、プラスチック磁石、焼結磁石、または
ゴム磁石からなる。伸縮吸収層23は、弾性的に伸縮が
可能な層であり、弾性接着剤またはゴム材等が用いられ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車輪等の回転体
の回転速度を検出する回転検出装置を構成する磁気エン
コーダ、およびそれを備えた車輪用軸受に関する。
の回転速度を検出する回転検出装置を構成する磁気エン
コーダ、およびそれを備えた車輪用軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム磁石を使用した磁気エンコー
ダが、自動車の車輪用軸受に広く使用されている。この
種の磁気エンコーダは、磁性体粉を混入させた弾性部材
を、リング状の芯金に加硫接着により固着し、円周方向
に交互に磁極を形成したものであって、芯金付き磁気エ
ンコーダとされる。これにエアギャップを介して磁気セ
ンサを対面配置し、車輪の回転速度を検出する回転検出
装置が構成される。ゴム磁石を使用した磁気エンコーダ
は、次のように厳しい温度環境下に耐えて固着性が維持
される利点がある。車輪用軸受に使用する場合の磁気エ
ンコーダの温度環境は、−40℃〜+120℃程度であ
り、芯金とゴム磁石との熱膨張係数の差により、自然状
態であると、大きな熱膨張差が生じるが、この熱膨張差
はゴムの伸縮で吸収され、芯金に対する磁気エンコーダ
の剥がれの問題が生じない。
ダが、自動車の車輪用軸受に広く使用されている。この
種の磁気エンコーダは、磁性体粉を混入させた弾性部材
を、リング状の芯金に加硫接着により固着し、円周方向
に交互に磁極を形成したものであって、芯金付き磁気エ
ンコーダとされる。これにエアギャップを介して磁気セ
ンサを対面配置し、車輪の回転速度を検出する回転検出
装置が構成される。ゴム磁石を使用した磁気エンコーダ
は、次のように厳しい温度環境下に耐えて固着性が維持
される利点がある。車輪用軸受に使用する場合の磁気エ
ンコーダの温度環境は、−40℃〜+120℃程度であ
り、芯金とゴム磁石との熱膨張係数の差により、自然状
態であると、大きな熱膨張差が生じるが、この熱膨張差
はゴムの伸縮で吸収され、芯金に対する磁気エンコーダ
の剥がれの問題が生じない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴム磁石は、ゴム材と
の相性などから、混練できる磁性体粉は、フェライト粉
に限られ、磁気エンコーダの能力である磁力、つまり残
留磁束密度の向上に限界がある。ゴム磁石の磁力は、磁
性体粉の量に依存し、ゴム材に対する磁性体粉の配合割
合を多くすると、残留磁束密度を向上させることができ
るが、ゴム磁石の弾性が低くなり、温度変化時の弾性に
よる熱膨張差の吸収が行えなくなる。そのため剥がれの
問題が生じる。磁力増大の要望に対応するものとして、
プラスチック磁石や、焼結磁石を用いることが考えられ
る。プラスチック磁石は、プラスチックに磁性体粉を混
練したものであるが、材料の相性上の不都合がなくて、
磁力に優れたネオジウム系または、サマリウム系希土類
を磁性体粉に用いることができる。しかし、プラスチッ
ク磁石や焼結磁石は弾性が殆どないため、温度変化時の
熱伸縮差の吸収作用がなく、磁気エンコーダと芯金との
接着面で剥離が生じる。
の相性などから、混練できる磁性体粉は、フェライト粉
に限られ、磁気エンコーダの能力である磁力、つまり残
留磁束密度の向上に限界がある。ゴム磁石の磁力は、磁
性体粉の量に依存し、ゴム材に対する磁性体粉の配合割
合を多くすると、残留磁束密度を向上させることができ
るが、ゴム磁石の弾性が低くなり、温度変化時の弾性に
よる熱膨張差の吸収が行えなくなる。そのため剥がれの
問題が生じる。磁力増大の要望に対応するものとして、
プラスチック磁石や、焼結磁石を用いることが考えられ
る。プラスチック磁石は、プラスチックに磁性体粉を混
練したものであるが、材料の相性上の不都合がなくて、
磁力に優れたネオジウム系または、サマリウム系希土類
を磁性体粉に用いることができる。しかし、プラスチッ
ク磁石や焼結磁石は弾性が殆どないため、温度変化時の
熱伸縮差の吸収作用がなく、磁気エンコーダと芯金との
接着面で剥離が生じる。
【0004】この発明の目的は、磁力が大きく得られ、
温度変化による剥がれに対しても強い磁気エンコーダお
よび芯金付き磁気エンコーダを提供することである。こ
の発明の他の目的は、この発明の磁気エンコーダの特徴
を効果的に利用できて、信頼性の高い車輪速度検出が行
える車輪軸受装置を提供することである。
温度変化による剥がれに対しても強い磁気エンコーダお
よび芯金付き磁気エンコーダを提供することである。こ
の発明の他の目的は、この発明の磁気エンコーダの特徴
を効果的に利用できて、信頼性の高い車輪速度検出が行
える車輪軸受装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気エンコー
ダは、円周方向に交互に磁極が形成された磁極形成リン
グと、この磁極形成リングの他の部材への取付面に設け
られて弾性的に伸縮が可能な伸縮吸収層とを備えたもの
である。この磁気エンコーダは、アキシアル型およびラ
ジアル型のいずれの形式であっても良い。この構成の磁
気エンコーダは、伸縮吸収層の表面で他の部材に取付け
て使用され、磁極形成リングと上記他の部材との間に伸
縮吸収層が介在することになる。温度変化が生じたとき
に、磁極形成リングと上記他の部材との熱膨張係数の差
によって熱膨張差が生じても、両者の間に介在した伸縮
吸収層が弾性的に伸縮することで吸収される。そのた
め、磁気エンコーダが他の部材から剥がれることが防止
される。このように、伸縮吸収層で熱伸縮差が吸収され
るため、磁極形成リングは弾性が不要で、材質選択の自
由度が高く、磁力の強い材質を自由に選択することがで
きる。例えば、磁極形成リングとして、プラスチック磁
石や、焼結磁石を用いたり、磁性体粉の配合量を高めた
ゴム磁石を用いることができる。回転検出については、
磁極形成リングに対してエアギャップを介して磁気セン
サを対向配置することにより、磁気エンコーダの回転に
伴い、各磁極が磁気センサで検出され、パルスとして回
転検出される。
ダは、円周方向に交互に磁極が形成された磁極形成リン
グと、この磁極形成リングの他の部材への取付面に設け
られて弾性的に伸縮が可能な伸縮吸収層とを備えたもの
である。この磁気エンコーダは、アキシアル型およびラ
ジアル型のいずれの形式であっても良い。この構成の磁
気エンコーダは、伸縮吸収層の表面で他の部材に取付け
て使用され、磁極形成リングと上記他の部材との間に伸
縮吸収層が介在することになる。温度変化が生じたとき
に、磁極形成リングと上記他の部材との熱膨張係数の差
によって熱膨張差が生じても、両者の間に介在した伸縮
吸収層が弾性的に伸縮することで吸収される。そのた
め、磁気エンコーダが他の部材から剥がれることが防止
される。このように、伸縮吸収層で熱伸縮差が吸収され
るため、磁極形成リングは弾性が不要で、材質選択の自
由度が高く、磁力の強い材質を自由に選択することがで
きる。例えば、磁極形成リングとして、プラスチック磁
石や、焼結磁石を用いたり、磁性体粉の配合量を高めた
ゴム磁石を用いることができる。回転検出については、
磁極形成リングに対してエアギャップを介して磁気セン
サを対向配置することにより、磁気エンコーダの回転に
伴い、各磁極が磁気センサで検出され、パルスとして回
転検出される。
【0006】上記伸縮吸収層は、磁極形成リングや他の
部材に対して、接着剤等の接着手段を介して貼り付ける
ようにしても良いが、伸縮吸収層自体が、上記磁極形成
リングと上記他の部材とを接合する機能を有する材質の
層であることが好ましい。これにより、接着剤等を別途
に用いる必要がなくなり、単独の層で磁極形成リングと
他の部材とを接着できて、構成および組立工程が簡素化
される。伸縮吸収層自体が接合機能を有する材質の層と
する場合、伸縮吸収層として弾性接着剤を用いることが
できる。弾性接着剤は、接着時に流動性を有し、硬化状
態でゴム状の弾性を有する接着剤のことである。弾性接
着剤は、接着層がゴム状に硬化するため、これを伸縮吸
収層として用いると、急激な温度変化にも追従すること
ができ、接着層剥離が防止できる。弾性接着剤は、種々
のものが市販されており、例えば、エポキシ系樹脂にシ
リコン変性ポリマーを配合したものが使用できる。この
材質の弾性接着剤は、強靱で柔軟な特性を持ち、ステン
レスやアルミニウム等の接着し難い材質にも用いること
ができ、かつ振動や冷熱の繰り返しの使用条件でも剥が
れ難い。
部材に対して、接着剤等の接着手段を介して貼り付ける
ようにしても良いが、伸縮吸収層自体が、上記磁極形成
リングと上記他の部材とを接合する機能を有する材質の
層であることが好ましい。これにより、接着剤等を別途
に用いる必要がなくなり、単独の層で磁極形成リングと
他の部材とを接着できて、構成および組立工程が簡素化
される。伸縮吸収層自体が接合機能を有する材質の層と
する場合、伸縮吸収層として弾性接着剤を用いることが
できる。弾性接着剤は、接着時に流動性を有し、硬化状
態でゴム状の弾性を有する接着剤のことである。弾性接
着剤は、接着層がゴム状に硬化するため、これを伸縮吸
収層として用いると、急激な温度変化にも追従すること
ができ、接着層剥離が防止できる。弾性接着剤は、種々
のものが市販されており、例えば、エポキシ系樹脂にシ
リコン変性ポリマーを配合したものが使用できる。この
材質の弾性接着剤は、強靱で柔軟な特性を持ち、ステン
レスやアルミニウム等の接着し難い材質にも用いること
ができ、かつ振動や冷熱の繰り返しの使用条件でも剥が
れ難い。
【0007】この発明の上記各構成の磁気エンコーダに
おいて、磁極形成リングの上記他の部材への取付面は、
単に接着等で取付ける平坦面であっても良いが、他の部
材の外周に圧入嵌合させる嵌合面、例えば円筒状嵌合面
であっても良い。圧入嵌合させる場合、弾性変形し難い
材質であると破損の問題が生じるが、伸縮吸収層が圧入
時の寸法変化を吸収する作用を奏するため、破損が防止
できる。つまり、磁極形成リングが圧入嵌合するもので
ある場合、伸縮吸収層は熱伸縮差の吸収と、圧入による
寸法変化の吸収との両機能を兼ねる手段となる。
おいて、磁極形成リングの上記他の部材への取付面は、
単に接着等で取付ける平坦面であっても良いが、他の部
材の外周に圧入嵌合させる嵌合面、例えば円筒状嵌合面
であっても良い。圧入嵌合させる場合、弾性変形し難い
材質であると破損の問題が生じるが、伸縮吸収層が圧入
時の寸法変化を吸収する作用を奏するため、破損が防止
できる。つまり、磁極形成リングが圧入嵌合するもので
ある場合、伸縮吸収層は熱伸縮差の吸収と、圧入による
寸法変化の吸収との両機能を兼ねる手段となる。
【0008】この発明の芯金付き磁気エンコーダは、こ
の発明の磁気エンコーダのうち、上記圧入嵌合させるも
のを除く上記いずれかの構成の磁気エンコーダに、上記
他の部材となるリング状の芯金を上記伸縮吸収層に固着
したものである。上記芯金は、どのような目的で用いら
れるものであっても良い。例えば、芯金は、磁極形成リ
ングの形状維持のために用いられるものであっても、ま
た磁気エンコーダの使用機器に対して嵌合等によって取
付けるためや、磁気エンコーダ使用機器のシール目的等
に用いられるものであって良い。上記芯金は、例えば、
円筒部とこの円筒部の一端から外周に延びる立板部とで
なる断面L字型とされ、上記立板部の外向きの面に上記
磁気エンコーダが設けられるものであっても良い。
の発明の磁気エンコーダのうち、上記圧入嵌合させるも
のを除く上記いずれかの構成の磁気エンコーダに、上記
他の部材となるリング状の芯金を上記伸縮吸収層に固着
したものである。上記芯金は、どのような目的で用いら
れるものであっても良い。例えば、芯金は、磁極形成リ
ングの形状維持のために用いられるものであっても、ま
た磁気エンコーダの使用機器に対して嵌合等によって取
付けるためや、磁気エンコーダ使用機器のシール目的等
に用いられるものであって良い。上記芯金は、例えば、
円筒部とこの円筒部の一端から外周に延びる立板部とで
なる断面L字型とされ、上記立板部の外向きの面に上記
磁気エンコーダが設けられるものであっても良い。
【0009】この発明の車輪用軸受は、この発明の上記
いずれかの構成の磁気エンコーダまたは芯金付き磁気エ
ンコーダを備えたものである。車輪用軸受は厳しい温度
環境下にあり、また磁気エンコーダの配置空間が制限さ
れることが多く、コンパクトな構成で信頼性の高い回転
検出が可能なように、磁極形成リングに強い磁束密度が
要求される。そのため、この発明の磁気エンコーダによ
る磁力が大きく得られて温度変化による剥がれに対して
も強いという特有の効果が効果的なものとなる。
いずれかの構成の磁気エンコーダまたは芯金付き磁気エ
ンコーダを備えたものである。車輪用軸受は厳しい温度
環境下にあり、また磁気エンコーダの配置空間が制限さ
れることが多く、コンパクトな構成で信頼性の高い回転
検出が可能なように、磁極形成リングに強い磁束密度が
要求される。そのため、この発明の磁気エンコーダによ
る磁力が大きく得られて温度変化による剥がれに対して
も強いという特有の効果が効果的なものとなる。
【0010】この車輪用軸受は、例えば、複列の転走面
を内周面に形成した外方部材と、この外方部材の転走面
と対向する転走面を形成した内方部材と、これら両転走
面間に介在された複列の転動体とを備え、上記外方部材
または内方部材のうちの回転側部材に車輪取付フランジ
を有し、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用
軸受であって、上記外方部材と内方部材との環状空間を
密封するシール装置を設け、このシール装置は、上記回
転側部材に嵌合される断面L字状の第1のシール板と、
この第1のシール板に対向し、上記外方部材または内方
部材のうちの固定側部材に嵌合される断面L字状の第2
のシール板とからなり、上記第1のシール板の立板部に
摺接するサイドリップ、および円筒部に摺接するラジア
ルリップが上記第2のシール板に固着され、上記第1の
シール板の立板部の外向きの面に、上記磁気エンコーダ
が取付けられたものとする。この構成の場合、軸受のシ
ール装置の一部として磁気エンコーダを組み込むことが
できるので、組立性良くコンパクトに磁気エンコーダを
設置できる。シール装置は、第1,第2のシール板が対
向し、サイドリップおよびラジアルリップが摺接するた
め、密封性能が優れたものとなる。このようにシール装
置の一部として磁気エンコーダを設ける場合、上記の組
立性良好の効果の実効を得るには、エアギャップが大き
く得られるものであること、したがって強い磁力が得ら
れるものが望まれる。このような要望に対して、この発
明の磁気エンコーダによると、強い磁力が得られて、エ
アギャップが大きく得られ、上記構成の車輪用軸受にお
いて、その組立性良好、コンパクト化の効果がより効果
的となる。
を内周面に形成した外方部材と、この外方部材の転走面
と対向する転走面を形成した内方部材と、これら両転走
面間に介在された複列の転動体とを備え、上記外方部材
または内方部材のうちの回転側部材に車輪取付フランジ
を有し、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用
軸受であって、上記外方部材と内方部材との環状空間を
密封するシール装置を設け、このシール装置は、上記回
転側部材に嵌合される断面L字状の第1のシール板と、
この第1のシール板に対向し、上記外方部材または内方
部材のうちの固定側部材に嵌合される断面L字状の第2
のシール板とからなり、上記第1のシール板の立板部に
摺接するサイドリップ、および円筒部に摺接するラジア
ルリップが上記第2のシール板に固着され、上記第1の
シール板の立板部の外向きの面に、上記磁気エンコーダ
が取付けられたものとする。この構成の場合、軸受のシ
ール装置の一部として磁気エンコーダを組み込むことが
できるので、組立性良くコンパクトに磁気エンコーダを
設置できる。シール装置は、第1,第2のシール板が対
向し、サイドリップおよびラジアルリップが摺接するた
め、密封性能が優れたものとなる。このようにシール装
置の一部として磁気エンコーダを設ける場合、上記の組
立性良好の効果の実効を得るには、エアギャップが大き
く得られるものであること、したがって強い磁力が得ら
れるものが望まれる。このような要望に対して、この発
明の磁気エンコーダによると、強い磁力が得られて、エ
アギャップが大きく得られ、上記構成の車輪用軸受にお
いて、その組立性良好、コンパクト化の効果がより効果
的となる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態を図1
ないし図3と共に説明する。図1はこの実施形態の磁気
エンコーダを備えた車輪用軸受の断面図を示す。この車
輪用軸受は、内方部材1および外方部材2と、これらの
内外の部材1,2間に収容される複数の転動体3と、内
外の部材1,2間の端部環状空間を密封するシール装置
5,13とを備える。一端のシール装置5は、アキシア
ル型の磁気エンコーダ20を有するものである。内方部
材1および外方部材2は、転動体3の転走面1a,2a
を有しており、各転走面1a,2aは溝状に形成されて
いる。内方部材1および外方部材2は、各々転動体3を
介して互いに回転自在となった内周側の部材および外周
側の部材のことであり、軸受内輪および軸受外輪の単独
であっても良い。また、内方部材1は、軸であっても良
い。転動体3は、ボールまたはころからなり、この例で
はボールが用いられている。
ないし図3と共に説明する。図1はこの実施形態の磁気
エンコーダを備えた車輪用軸受の断面図を示す。この車
輪用軸受は、内方部材1および外方部材2と、これらの
内外の部材1,2間に収容される複数の転動体3と、内
外の部材1,2間の端部環状空間を密封するシール装置
5,13とを備える。一端のシール装置5は、アキシア
ル型の磁気エンコーダ20を有するものである。内方部
材1および外方部材2は、転動体3の転走面1a,2a
を有しており、各転走面1a,2aは溝状に形成されて
いる。内方部材1および外方部材2は、各々転動体3を
介して互いに回転自在となった内周側の部材および外周
側の部材のことであり、軸受内輪および軸受外輪の単独
であっても良い。また、内方部材1は、軸であっても良
い。転動体3は、ボールまたはころからなり、この例で
はボールが用いられている。
【0012】この車輪用軸受は、複列の転がり軸受、詳
しくは複列のアンギュラ玉軸受とされていて、その軸受
内輪は、ハブ輪6と、このハブ輪6の端部外径に嵌合し
た別体の内輪1Aとで構成される。これらハブ輪6およ
び別体内輪1Aに各転動体列の転走面1aが形成されて
いる。
しくは複列のアンギュラ玉軸受とされていて、その軸受
内輪は、ハブ輪6と、このハブ輪6の端部外径に嵌合し
た別体の内輪1Aとで構成される。これらハブ輪6およ
び別体内輪1Aに各転動体列の転走面1aが形成されて
いる。
【0013】ハブ輪6には、等速自在継手(図示せず)
の一端、例えば継手の外輪が連結され、ハブ輪6のフラ
ンジ部6aに車輪(図示せず)がボルト8で取付けられ
る。等速自在継手は、その他端、例えば内輪が、駆動軸
(図示せず)に連結される。外方部材2は、フランジ2
bを有する軸受外輪からなり、ナックル等からなるハウ
ジング(図示せず)に取付けられる。外方部材2は、両
転動体列の軌道面2a,2aを有するものとされてい
る。転動体3は各列毎に保持器4で保持されている。内
方部材1と外方部材2の間の環状空間は、一端、つまり
車軸中央側の端部が上記のシール装置5で密封されてい
る。外方部材2とハブ輪6との間の環状空間の端部は、
別のシール装置13で密封される。
の一端、例えば継手の外輪が連結され、ハブ輪6のフラ
ンジ部6aに車輪(図示せず)がボルト8で取付けられ
る。等速自在継手は、その他端、例えば内輪が、駆動軸
(図示せず)に連結される。外方部材2は、フランジ2
bを有する軸受外輪からなり、ナックル等からなるハウ
ジング(図示せず)に取付けられる。外方部材2は、両
転動体列の軌道面2a,2aを有するものとされてい
る。転動体3は各列毎に保持器4で保持されている。内
方部材1と外方部材2の間の環状空間は、一端、つまり
車軸中央側の端部が上記のシール装置5で密封されてい
る。外方部材2とハブ輪6との間の環状空間の端部は、
別のシール装置13で密封される。
【0014】図2は、シール装置5を拡大して示す。こ
のシール装置5は、内方部材1と外方部材2に各々取付
けられた第1および第2の環状のシール板11,12を
有する。これらシール板11,12は鋼板製で、各々内
方部材1および外方部材2に圧入状態に嵌合させること
で取付けられている。両シール板11,12は、各々円
筒部11a,12aと立板部11b,12bとでなる断
面L字状に形成されて互いに対向する。第1のシール板
11は、内方部材1および外方部材2のうちの回転側の
部材である内方部材1に嵌合され、スリンガとなる。第
1のシール板11は磁性体である。第1のシール板11
の立板部11bは、軸受外方側に配され、その外方側の
側面に、アキシアル型の磁気エンコーダ20が固着され
ている。第1のシール板11は、磁気エンコーダ20に
対して芯金となる部材であり、第1のシール板11と磁
気エンコーダ20とで、芯金付き磁気エンコーダ21が
構成される。磁気エンコーダ20については、後に詳し
く説明する。
のシール装置5は、内方部材1と外方部材2に各々取付
けられた第1および第2の環状のシール板11,12を
有する。これらシール板11,12は鋼板製で、各々内
方部材1および外方部材2に圧入状態に嵌合させること
で取付けられている。両シール板11,12は、各々円
筒部11a,12aと立板部11b,12bとでなる断
面L字状に形成されて互いに対向する。第1のシール板
11は、内方部材1および外方部材2のうちの回転側の
部材である内方部材1に嵌合され、スリンガとなる。第
1のシール板11は磁性体である。第1のシール板11
の立板部11bは、軸受外方側に配され、その外方側の
側面に、アキシアル型の磁気エンコーダ20が固着され
ている。第1のシール板11は、磁気エンコーダ20に
対して芯金となる部材であり、第1のシール板11と磁
気エンコーダ20とで、芯金付き磁気エンコーダ21が
構成される。磁気エンコーダ20については、後に詳し
く説明する。
【0015】第2のシール板12は、第1のシール板1
1の立板部11bに摺接するサイドリップ16aと円筒
部11aに摺接するラジアルリップ16b,16cとを
一体に有する。これらリップ16a〜16cは、第2の
シール板12に加硫接着された弾性部材16の一部とし
て設けられている。第2のシール板12は、固定側部材
である外方部材2との嵌合部に弾性部材16を抱持した
ものである。第2のシール板12の円筒部12aと第1
のシール板11の立板部11bの先端とは僅かな径方向
隙間をもって対峙させ、その隙間でラビリンスシールを
構成している。立板部11b側のラジアルリップ16c
は、外周に設けた弾性リング14により円筒部11aと
の接触圧を強めている。
1の立板部11bに摺接するサイドリップ16aと円筒
部11aに摺接するラジアルリップ16b,16cとを
一体に有する。これらリップ16a〜16cは、第2の
シール板12に加硫接着された弾性部材16の一部とし
て設けられている。第2のシール板12は、固定側部材
である外方部材2との嵌合部に弾性部材16を抱持した
ものである。第2のシール板12の円筒部12aと第1
のシール板11の立板部11bの先端とは僅かな径方向
隙間をもって対峙させ、その隙間でラビリンスシールを
構成している。立板部11b側のラジアルリップ16c
は、外周に設けた弾性リング14により円筒部11aと
の接触圧を強めている。
【0016】磁気エンコーダ20は、磁極形成リング2
2と、この磁極形成リング22のシール板11への取付
面に設けられた伸縮吸収層23とで構成される。磁極形
成リング22は、図3に示すように、周方向に交互に磁
極N,Sが形成された多極磁石であり、リング状の板状
部材とされている。磁極N,Sは、ピッチ円直径(PC
D)において、所定のピッチpとなるように形成されて
いる。図2において、伸縮吸収層23は、弾性的に伸縮
が可能な層である。すなわち、伸縮吸収層23は、磁極
形成リング22の他の部材(この実施形態では第1のシ
ール板11)への取付面に設けられて上記他の部材に固
着される層であって、磁極形成リング22と上記他の部
材との熱膨張係数差によるずれを弾性的に許容する層で
ある。この磁気エンコーダ20の磁極形成リング22
に、アキシアル方向から対面して、所定のエアギャップ
を介して磁気センサ(図示せず)を配置することによ
り、車輪回転速度の検出用の回転検出装置が構成され
る。磁気センサは、車体に取付けられる。磁気センサの
出力は、例えばアンチロックブレーキシステムの制御に
用いられる。
2と、この磁極形成リング22のシール板11への取付
面に設けられた伸縮吸収層23とで構成される。磁極形
成リング22は、図3に示すように、周方向に交互に磁
極N,Sが形成された多極磁石であり、リング状の板状
部材とされている。磁極N,Sは、ピッチ円直径(PC
D)において、所定のピッチpとなるように形成されて
いる。図2において、伸縮吸収層23は、弾性的に伸縮
が可能な層である。すなわち、伸縮吸収層23は、磁極
形成リング22の他の部材(この実施形態では第1のシ
ール板11)への取付面に設けられて上記他の部材に固
着される層であって、磁極形成リング22と上記他の部
材との熱膨張係数差によるずれを弾性的に許容する層で
ある。この磁気エンコーダ20の磁極形成リング22
に、アキシアル方向から対面して、所定のエアギャップ
を介して磁気センサ(図示せず)を配置することによ
り、車輪回転速度の検出用の回転検出装置が構成され
る。磁気センサは、車体に取付けられる。磁気センサの
出力は、例えばアンチロックブレーキシステムの制御に
用いられる。
【0017】磁気エンコーダ20の磁極形成リング22
は、例えば、プラスチック磁石、または焼結磁石、また
はゴム磁石のいずれかにより構成される。プラスチック
磁石は、磁性体粉をプラスチックに混入させた磁石であ
り、磁性体粉にはフェライト磁石、またはネオジウム系
または、サマリウム系希土類磁石の粉末が用いられる。
焼結磁石は、例えば、原料合金を粉砕した磁性体粉を、
磁界中プレスにより粒子の方向を揃えて圧粉成形し、焼
結後に着磁したものである。ゴム磁石は、ゴム材料に磁
性体粉を混入させたものであり、この場合の磁性体粉は
フェライト磁石の粉末が用いられる。ゴム磁石とする場
合、伸縮吸収層23を設けない従来の磁気エンコーダに
おけるゴム磁石よりも、磁性体粉の配合を高めたものが
使用される。
は、例えば、プラスチック磁石、または焼結磁石、また
はゴム磁石のいずれかにより構成される。プラスチック
磁石は、磁性体粉をプラスチックに混入させた磁石であ
り、磁性体粉にはフェライト磁石、またはネオジウム系
または、サマリウム系希土類磁石の粉末が用いられる。
焼結磁石は、例えば、原料合金を粉砕した磁性体粉を、
磁界中プレスにより粒子の方向を揃えて圧粉成形し、焼
結後に着磁したものである。ゴム磁石は、ゴム材料に磁
性体粉を混入させたものであり、この場合の磁性体粉は
フェライト磁石の粉末が用いられる。ゴム磁石とする場
合、伸縮吸収層23を設けない従来の磁気エンコーダに
おけるゴム磁石よりも、磁性体粉の配合を高めたものが
使用される。
【0018】伸縮吸収層23は、弾性的に伸縮が可能な
層であれば良く、弾性接着剤の塗布層、ゴム材料層、ま
たは弾性を有する合成樹脂層とされる。上記ゴム材料層
および合成樹脂層は、塗布層であっても、板状またはシ
ート状の部材として磁極形成リング22に接着剤等で貼
り付けたものであっても良い。伸縮吸収層23は、磁極
形成リング22とその取付用の部材である他の部材(第
1のシール板11)とを接合する機能を有する材質の層
であることが望ましく、この実施形態では弾性接着剤の
塗布層とされている。弾性接着剤は、市販の種々のもの
を用いることができるが、例えば、エポキシ系樹脂にシ
リコン変性ポリマーを配合したもの、特に合成樹脂10
0%としたものが用いられる。上記シリコン変性ポリマ
ーとしては、特殊シリコン変性ポリマーが用いられる。
また、このエポキシ系樹脂にシリコン変性ポリマーを配
合した弾性接着剤として、2液性のもの、つまり接着時
に2液を混合して塗布するものが使用される。
層であれば良く、弾性接着剤の塗布層、ゴム材料層、ま
たは弾性を有する合成樹脂層とされる。上記ゴム材料層
および合成樹脂層は、塗布層であっても、板状またはシ
ート状の部材として磁極形成リング22に接着剤等で貼
り付けたものであっても良い。伸縮吸収層23は、磁極
形成リング22とその取付用の部材である他の部材(第
1のシール板11)とを接合する機能を有する材質の層
であることが望ましく、この実施形態では弾性接着剤の
塗布層とされている。弾性接着剤は、市販の種々のもの
を用いることができるが、例えば、エポキシ系樹脂にシ
リコン変性ポリマーを配合したもの、特に合成樹脂10
0%としたものが用いられる。上記シリコン変性ポリマ
ーとしては、特殊シリコン変性ポリマーが用いられる。
また、このエポキシ系樹脂にシリコン変性ポリマーを配
合した弾性接着剤として、2液性のもの、つまり接着時
に2液を混合して塗布するものが使用される。
【0019】この構成によると、磁気エンコーダ20は
伸縮吸収層23を設けたため、温度変化が生じたとき
に、磁極形成リング22と第1のシール板11との熱膨
張係数差によって熱膨張差が生じても、両者22,11
の間に介在した伸縮吸収層23が弾性的に伸縮すること
で吸収される。そのため、磁極形成リング22が第1の
シール板11から剥がれることが防止される。このよう
に、伸縮吸収層23で熱伸縮差が吸収されるため、磁極
形成リング22は弾性が不要で、材質選択の自由度が高
く、磁力の強い材質を自由に選択することができる。上
記のように、磁極形成リング22として、プラスチック
磁石や、焼結磁石を用いても良く、また磁性体粉の配合
量を高めたゴム磁石を用いることもでき、これにより磁
気特性を高めることができる。すなわち、プラスチック
磁石の場合、磁性体粉との相性上の制限を受けることな
く、ネオジウム系または、サマリウム系希土類磁石の粉
末を磁性体粉として用いことができる。ネオジウム系ま
たは、サマリウム系プラスチック磁石は残留磁束密度が
フェライト系ゴム磁石の2倍以上ある。焼結磁石では、
さらに優れた残留磁束密度が得られる。ただし、ネオジ
ウム系または、サマリウム系のプラスチック磁石は、高
温に弱く錆易いという欠点があるため、場合によっては
防錆のために被膜処理を行うことが好ましい。
伸縮吸収層23を設けたため、温度変化が生じたとき
に、磁極形成リング22と第1のシール板11との熱膨
張係数差によって熱膨張差が生じても、両者22,11
の間に介在した伸縮吸収層23が弾性的に伸縮すること
で吸収される。そのため、磁極形成リング22が第1の
シール板11から剥がれることが防止される。このよう
に、伸縮吸収層23で熱伸縮差が吸収されるため、磁極
形成リング22は弾性が不要で、材質選択の自由度が高
く、磁力の強い材質を自由に選択することができる。上
記のように、磁極形成リング22として、プラスチック
磁石や、焼結磁石を用いても良く、また磁性体粉の配合
量を高めたゴム磁石を用いることもでき、これにより磁
気特性を高めることができる。すなわち、プラスチック
磁石の場合、磁性体粉との相性上の制限を受けることな
く、ネオジウム系または、サマリウム系希土類磁石の粉
末を磁性体粉として用いことができる。ネオジウム系ま
たは、サマリウム系プラスチック磁石は残留磁束密度が
フェライト系ゴム磁石の2倍以上ある。焼結磁石では、
さらに優れた残留磁束密度が得られる。ただし、ネオジ
ウム系または、サマリウム系のプラスチック磁石は、高
温に弱く錆易いという欠点があるため、場合によっては
防錆のために被膜処理を行うことが好ましい。
【0020】また、この実施形態では、伸縮吸収層23
として弾性接着剤を用いたため、単独の層で磁極形成リ
ング22と第1のシール板11とを接着でき、芯金付き
磁気エンコーダ21の構成および組立工程が簡素化され
る。伸縮吸収層23自体が接合機能を有する材質の層と
する場合、伸縮吸収層23として弾性接着剤を用いるこ
とができる。弾性接着剤は、接着時に流動性を有し、硬
化状態でゴム状の弾性を有する接着剤のことである。弾
性接着剤として、上記のエポキシ系樹脂にシリコン変性
ポリマーを配合したものを使用した場合は、強靱で柔軟
な特性を持つ。また、第1のシール板11がステンレス
等の接着し難い材質であっても用いることができ、かつ
振動や冷熱の繰り返しの使用条件でも剥がれ難い。
として弾性接着剤を用いたため、単独の層で磁極形成リ
ング22と第1のシール板11とを接着でき、芯金付き
磁気エンコーダ21の構成および組立工程が簡素化され
る。伸縮吸収層23自体が接合機能を有する材質の層と
する場合、伸縮吸収層23として弾性接着剤を用いるこ
とができる。弾性接着剤は、接着時に流動性を有し、硬
化状態でゴム状の弾性を有する接着剤のことである。弾
性接着剤として、上記のエポキシ系樹脂にシリコン変性
ポリマーを配合したものを使用した場合は、強靱で柔軟
な特性を持つ。また、第1のシール板11がステンレス
等の接着し難い材質であっても用いることができ、かつ
振動や冷熱の繰り返しの使用条件でも剥がれ難い。
【0021】また、この実施形態の車輪用軸受は、軸受
の端部のシール装置5の一部として磁気エンコーダ20
が組み込まれているので、コンパクトに磁気エンコーダ
20を設置できる。シール装置5は、第1,第2のシー
ル板11,12が対向し、サイドリップ16aおよびラ
ジアルリップ16b,16cが摺接するため、密封性能
が優れたものとなる。
の端部のシール装置5の一部として磁気エンコーダ20
が組み込まれているので、コンパクトに磁気エンコーダ
20を設置できる。シール装置5は、第1,第2のシー
ル板11,12が対向し、サイドリップ16aおよびラ
ジアルリップ16b,16cが摺接するため、密封性能
が優れたものとなる。
【0022】図4は、この発明の他の実施形態にかかる
磁気エンコーダ20Aを示す。この磁気エンコーダ20
Aは、磁極形成リング22Aが、円筒部22Aaと立板
部22Abとでなる断面L字状に形成され、円筒部22
Aaが他の部材、例えば図1の車輪用軸受の内方部材1
の外周に嵌合して取付けられる。この嵌合は、圧入嵌合
であっても良い。円筒部22Aaの内径面に、伸縮吸収
層23が設けられている。磁極形成リング22Aは、立
板部22Abが、円周方向に交互に磁極が形成さけれた
多極磁石となっている。磁極形成リング22Aの円筒部
22Aaは、立板部22Abと同じ磁極が形成されたも
のであっても良いが、円筒部22Aaは磁極を有しない
もの、つまり着磁されていないものとしてある。磁極形
成リング22Aの材質は、プラスチック磁石または焼結
磁石とされている。これらプラスチック磁石または焼結
磁石は、上記実施形態で説明したものである。伸縮吸収
層23は、弾性接着剤の接着層、または板状またはシー
ト状のものとしてある。板状またはシート状とした場
合、磁気エンコーダ20Aは、他の部材の外径面に圧入
嵌合により取付けるようにしても良い。
磁気エンコーダ20Aを示す。この磁気エンコーダ20
Aは、磁極形成リング22Aが、円筒部22Aaと立板
部22Abとでなる断面L字状に形成され、円筒部22
Aaが他の部材、例えば図1の車輪用軸受の内方部材1
の外周に嵌合して取付けられる。この嵌合は、圧入嵌合
であっても良い。円筒部22Aaの内径面に、伸縮吸収
層23が設けられている。磁極形成リング22Aは、立
板部22Abが、円周方向に交互に磁極が形成さけれた
多極磁石となっている。磁極形成リング22Aの円筒部
22Aaは、立板部22Abと同じ磁極が形成されたも
のであっても良いが、円筒部22Aaは磁極を有しない
もの、つまり着磁されていないものとしてある。磁極形
成リング22Aの材質は、プラスチック磁石または焼結
磁石とされている。これらプラスチック磁石または焼結
磁石は、上記実施形態で説明したものである。伸縮吸収
層23は、弾性接着剤の接着層、または板状またはシー
ト状のものとしてある。板状またはシート状とした場
合、磁気エンコーダ20Aは、他の部材の外径面に圧入
嵌合により取付けるようにしても良い。
【0023】この磁気エンコーダ20Aは、例えば、図
1,図2の車輪用軸受において、第1のシール板11お
よび磁気エンコーダ20に代えて、その内方部材1に取
付けられる。その場合、磁極形成リング22Aの立板部
22Abおよび円筒部22Aaに、第2のシール板12
の各リップ16a〜16cを摺接させる。
1,図2の車輪用軸受において、第1のシール板11お
よび磁気エンコーダ20に代えて、その内方部材1に取
付けられる。その場合、磁極形成リング22Aの立板部
22Abおよび円筒部22Aaに、第2のシール板12
の各リップ16a〜16cを摺接させる。
【0024】この構成の磁気エンコーダ20Aの場合、
上記のように車輪用軸受に使用した場合に、磁極形成リ
ング22Aをスリンガとして使用できる。そのため、磁
気エンコーダ付きのシール装置の構成がより一層簡素化
される。伸縮吸収層23Aは、磁極形成リング22Aと
その取付用の部材である内方部材1との熱膨張差を吸収
し、磁極形成リング22Aの剥がれによる脱落が防止で
きる。また、磁極形成リング22Aを内方部材1に圧入
嵌合により取付ける場合は、伸縮吸収層23Aでその圧
入嵌合による寸法変化を吸収することができ、磁極形成
リング22Aが変形し難い材質のものであっても、磁極
形成リング22Aを破損することなく圧入で取付けるこ
とができる。
上記のように車輪用軸受に使用した場合に、磁極形成リ
ング22Aをスリンガとして使用できる。そのため、磁
気エンコーダ付きのシール装置の構成がより一層簡素化
される。伸縮吸収層23Aは、磁極形成リング22Aと
その取付用の部材である内方部材1との熱膨張差を吸収
し、磁極形成リング22Aの剥がれによる脱落が防止で
きる。また、磁極形成リング22Aを内方部材1に圧入
嵌合により取付ける場合は、伸縮吸収層23Aでその圧
入嵌合による寸法変化を吸収することができ、磁極形成
リング22Aが変形し難い材質のものであっても、磁極
形成リング22Aを破損することなく圧入で取付けるこ
とができる。
【0025】図5は、この発明のさらに他の実施形態に
かかる車輪用軸受を示す。この実施形態は、ラジアル型
とした磁気エンコーダ20Bを備えたものである。この
車輪用軸受は、内方部材51および外方部材52と、こ
れら内外の部材51,52間に収容される複数の転動体
53と、内外の部材51,52間の端部環状空間を密封
するシール装置55,63とを備え、一端にシール装置
55とは別の磁気エンコーダ20Bが設けられている。
内方部材51および外方部材52は、転動体53の転走
面を有し、各転走面は溝状に形成されている。内方部材
51は、一対の分割型の内輪51A,51Bと、これら
内輪51A,51Bの内径面に嵌合する固定の車軸(図
示せず)とからなる。外方部材52は回転輪となるもの
であり、一体のハブ輪兼用の軸受外輪からなる。外方部
材52の一端の外周に、上記磁気エンコーダ20Bが嵌
合している。
かかる車輪用軸受を示す。この実施形態は、ラジアル型
とした磁気エンコーダ20Bを備えたものである。この
車輪用軸受は、内方部材51および外方部材52と、こ
れら内外の部材51,52間に収容される複数の転動体
53と、内外の部材51,52間の端部環状空間を密封
するシール装置55,63とを備え、一端にシール装置
55とは別の磁気エンコーダ20Bが設けられている。
内方部材51および外方部材52は、転動体53の転走
面を有し、各転走面は溝状に形成されている。内方部材
51は、一対の分割型の内輪51A,51Bと、これら
内輪51A,51Bの内径面に嵌合する固定の車軸(図
示せず)とからなる。外方部材52は回転輪となるもの
であり、一体のハブ輪兼用の軸受外輪からなる。外方部
材52の一端の外周に、上記磁気エンコーダ20Bが嵌
合している。
【0026】この磁気エンコーダ20Bは、図6に拡大
して示すように磁極形成リング22Bと、その内径面に
設けられた伸縮吸収層23Bとでなる。磁極形成リング
22Bは、アキシアル方向の幅に比べてラジアル方向の
厚さが薄いリング状とされており、例えば円筒状とされ
ている。磁極形成リング22Bは、周方向に交互に磁極
N,Sが形成されており、その磁極N,Sの磁束の発生
方向は、ラジアル方向である。磁極形成リング22Bの
材質は、プラスチック磁石、焼結磁石、またはゴム磁石
とされている。これらプラスチック磁石、焼結磁石、お
よびゴム磁石は、上記実施形態で説明したものである。
伸縮吸収層23Bは、弾性接着剤の接着層、または板状
またはシート状のものとしてある。板状またはシート状
とした場合、磁気エンコーダ20Bは、他の部材の外径
面、この車輪用軸受では外方部材52の外径面に圧入嵌
合により取付けるようにしても良い。磁気エンコーダ2
0Bに対する磁気センサ(図示せず)は、磁極形成リン
グ22Bに対して所定のエアギャップを介してラジアル
方向に対面して、ナックル等の固定側の部材に設けられ
る。
して示すように磁極形成リング22Bと、その内径面に
設けられた伸縮吸収層23Bとでなる。磁極形成リング
22Bは、アキシアル方向の幅に比べてラジアル方向の
厚さが薄いリング状とされており、例えば円筒状とされ
ている。磁極形成リング22Bは、周方向に交互に磁極
N,Sが形成されており、その磁極N,Sの磁束の発生
方向は、ラジアル方向である。磁極形成リング22Bの
材質は、プラスチック磁石、焼結磁石、またはゴム磁石
とされている。これらプラスチック磁石、焼結磁石、お
よびゴム磁石は、上記実施形態で説明したものである。
伸縮吸収層23Bは、弾性接着剤の接着層、または板状
またはシート状のものとしてある。板状またはシート状
とした場合、磁気エンコーダ20Bは、他の部材の外径
面、この車輪用軸受では外方部材52の外径面に圧入嵌
合により取付けるようにしても良い。磁気エンコーダ2
0Bに対する磁気センサ(図示せず)は、磁極形成リン
グ22Bに対して所定のエアギャップを介してラジアル
方向に対面して、ナックル等の固定側の部材に設けられ
る。
【0027】この構成の場合も、伸縮吸収層23Bは、
磁極形成リング22Bとその取付用の部材である外方部
材52との熱膨張差を吸収し、磁極形成リング22Bの
剥がれによる脱落が防止できる。また、磁極形成リング
22Bを外方部材52に圧入嵌合により取付ける場合
は、伸縮吸収層23Bでその圧入嵌合による寸法変化を
吸収することができ、磁極形成リング22Bが変形し難
い材質のものであっても、磁極形成リング22Bを破損
することなく圧入で取付けることができる。このよう
に、ラジアル型の磁気エンコーダ20Bにおいて、伸縮
吸収層23Bを設けた場合、芯金を省くことができて、
磁気エンコーダ20Bが簡素な構成のものとなる。
磁極形成リング22Bとその取付用の部材である外方部
材52との熱膨張差を吸収し、磁極形成リング22Bの
剥がれによる脱落が防止できる。また、磁極形成リング
22Bを外方部材52に圧入嵌合により取付ける場合
は、伸縮吸収層23Bでその圧入嵌合による寸法変化を
吸収することができ、磁極形成リング22Bが変形し難
い材質のものであっても、磁極形成リング22Bを破損
することなく圧入で取付けることができる。このよう
に、ラジアル型の磁気エンコーダ20Bにおいて、伸縮
吸収層23Bを設けた場合、芯金を省くことができて、
磁気エンコーダ20Bが簡素な構成のものとなる。
【0028】なお、第1の実施形態については第3世代
の車輪用軸受に適用した場合を、第5図の実施形態につ
いては第2世代の車輪用軸受に適用した場合をそれぞれ
説明したが、この発明の車輪用軸受は、第1〜第4のい
ずれの世代の車輪用軸受に適用することもできる。ま
た、内方部材および外方部材のいずれが回転側となる車
輪使用軸受に適用することもできる。また、上記各実施
形態中の説明において、磁気エンコーダ20は車輪用軸
受に備えたものである場合につき説明したが、この磁気
エンコーダ20は、回転部材の回転検出一般に用いるこ
とができる。上記実施形態で説明した磁極形成リング2
2および伸縮吸収層23の材質や形状等は、磁気エンコ
ーダ20の取付対象となる機械に依存せずに適用するこ
とができる。
の車輪用軸受に適用した場合を、第5図の実施形態につ
いては第2世代の車輪用軸受に適用した場合をそれぞれ
説明したが、この発明の車輪用軸受は、第1〜第4のい
ずれの世代の車輪用軸受に適用することもできる。ま
た、内方部材および外方部材のいずれが回転側となる車
輪使用軸受に適用することもできる。また、上記各実施
形態中の説明において、磁気エンコーダ20は車輪用軸
受に備えたものである場合につき説明したが、この磁気
エンコーダ20は、回転部材の回転検出一般に用いるこ
とができる。上記実施形態で説明した磁極形成リング2
2および伸縮吸収層23の材質や形状等は、磁気エンコ
ーダ20の取付対象となる機械に依存せずに適用するこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】この発明の磁気エンコーダは、円周方向
に交互に磁極が形成された磁極形成リングと、この磁極
形成リングの他の部材への取付面に設けられて弾性的に
伸縮が可能な伸縮吸収層とを備えたものであるため、磁
力が大きく得られ、温度変化による剥がれに対しても強
いものとなる。この発明の車輪用軸受は、この発明の磁
気エンコーダを特徴を効果的に利用できて、信頼性の高
い車輪速度検出が行える。
に交互に磁極が形成された磁極形成リングと、この磁極
形成リングの他の部材への取付面に設けられて弾性的に
伸縮が可能な伸縮吸収層とを備えたものであるため、磁
力が大きく得られ、温度変化による剥がれに対しても強
いものとなる。この発明の車輪用軸受は、この発明の磁
気エンコーダを特徴を効果的に利用できて、信頼性の高
い車輪速度検出が行える。
【図1】この発明の第1の実施形態にかかるアキシアル
型の磁気エンコーダを備えた車輪用軸受の断面図であ
る。
型の磁気エンコーダを備えた車輪用軸受の断面図であ
る。
【図2】図1の1点鎖線の丸で囲んだ部分IIの部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】その磁気エンコーダの部分拡大正面図である。
【図4】この発明の他の実施警戒にかかるアキシアル型
の磁気エンコーダの断面図である。
の磁気エンコーダの断面図である。
【図5】この発明の他の実施形態にかかるラジアル型の
磁気エンコーダを備えた車輪用軸受の断面図である。
磁気エンコーダを備えた車輪用軸受の断面図である。
【図6】同磁気エンコーダの部分拡大断面図である。
1…内方部材(他の部材)
2…外方部材
3…転動体
5…シール装置
11…第1のシール板(芯金)
12…第2のシール板
16…弾性部材
16a…サイドリップ
16b,16c…ラジアルリップ
20…磁気エンコーダ
21…芯金付き磁気エンコーダ
22…磁極形成リング
23…伸縮吸収層
20A,20B…磁気エンコーダ
22A,22B…磁極形成リング
23A,23B…伸縮吸収層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 後藤 聡
静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ
ヌ株式会社内
Fターム(参考) 2F077 AA41 AA42 NN04 NN18 VV02
VV11 VV31 VV33
3J101 AA02 AA32 AA43 AA54 AA62
AA72 BA53 BA64 BA73 FA31
GA03
Claims (8)
- 【請求項1】 円周方向に交互に磁極が形成された磁極
形成リングと、この磁極形成リングの他の部材への取付
面に設けられて弾性的に伸縮が可能な伸縮吸収層とを備
えた磁気エンコーダ。 - 【請求項2】 上記伸縮吸収層は、上記磁極形成リング
と上記他の部材とを接合する機能を有する材質の層であ
る請求項1に記載の磁気エンコーダ。 - 【請求項3】 上記伸縮吸収層は弾性接着剤である請求
項2に記載の磁気エンコーダ。 - 【請求項4】 上記弾性接着剤は、エポキシ系樹脂にシ
リコン変性ポリマーを配合したものである請求項3に記
載の磁気エンコーダ。 - 【請求項5】 上記磁極形成リングの上記他の部材への
取付面は、他の部材の外周に圧入嵌合させる嵌合面であ
る請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の磁気エン
コーダ。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかの記
載の磁気エンコーダにおける上記伸縮吸収層に、上記他
の部材となるリング状の芯金を固着した芯金付き磁気エ
ンコーダ。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の磁気エンコーダ、または請求項6に記載の芯金付き
磁気エンコーダを備えた車輪用軸受。 - 【請求項8】 上記車輪用軸受が、複列の転走面を内周
面に形成した外方部材と、この外方部材の転走面と対向
する転走面を形成した内方部材と、これら両転走面間に
介在された複列の転動体とを備え、上記外方部材または
内方部材のうちの回転側部材に車輪取付フランジを有
し、車体に対して車輪を回転自在に支持する車輪用軸受
であって、 上記外方部材と内方部材との環状空間を密封するシール
装置を設け、このシール装置は、上記回転側部材に嵌合
される断面L字状の第1のシール板と、この第1のシー
ル板に対向し、上記外方部材または内方部材のうちの固
定側部材に嵌合される断面L字状の第2のシール板とか
らなり、上記第1のシール板の立板部に摺接するサイド
リップ、および円筒部に摺接するラジアルリップが上記
第2のシール板に固着され、上記第1のシール板の立板
部の外向きの面に、上記磁気エンコーダを取付けた請求
項7に記載の車輪用軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002022820A JP2003222150A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 磁気エンコーダおよびそれを備えた車輪用軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002022820A JP2003222150A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 磁気エンコーダおよびそれを備えた車輪用軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003222150A true JP2003222150A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27745722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002022820A Pending JP2003222150A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 磁気エンコーダおよびそれを備えた車輪用軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003222150A (ja) |
Cited By (18)
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-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002022820A patent/JP2003222150A/ja active Pending
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