JP2003291745A - 車両用電子制御装置のハウジング - Google Patents
車両用電子制御装置のハウジングInfo
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Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】放熱性と耐汚損性に優れ、高い放熱特性を長時
間維持させること。 【解決手段】車両制御のために車両に搭載された電子制
御装置(ECU)は各種電子部品を内蔵するハウジング
を備える。ハウジングは、放熱板として機能する軽金属
製のケース4を備える。ケース4の内面5aと外面5b
の両方には、ミクロ的に多孔質な被膜8が形成される。
この被膜8の表面には、高撥液性を有する薄膜9が形成
される。被膜8は、二酸化珪素等の高輻射率物質により
構成される。被膜8は数μm〜数十μmの厚さを有す
る。薄膜9は、フルオロアルキルシラン系の物質により
構成される。薄膜9は、0.1nm〜10nmの厚さを
有する。
間維持させること。 【解決手段】車両制御のために車両に搭載された電子制
御装置(ECU)は各種電子部品を内蔵するハウジング
を備える。ハウジングは、放熱板として機能する軽金属
製のケース4を備える。ケース4の内面5aと外面5b
の両方には、ミクロ的に多孔質な被膜8が形成される。
この被膜8の表面には、高撥液性を有する薄膜9が形成
される。被膜8は、二酸化珪素等の高輻射率物質により
構成される。被膜8は数μm〜数十μmの厚さを有す
る。薄膜9は、フルオロアルキルシラン系の物質により
構成される。薄膜9は、0.1nm〜10nmの厚さを
有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両制御のため
に車両に搭載される電子制御装置に係り、詳しくは、そ
の電子制御装置を構成するハウジングに関する。
に車両に搭載される電子制御装置に係り、詳しくは、そ
の電子制御装置を構成するハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の各種制御のために電子
制御装置(ECU)が使用されている。ECUは、車両
のエンジンや足回り等の各種制御機器を制御するために
車両に搭載され、使用されている。ECUは、通常、ハ
ウジングを備え、その中に各種電子部品を内蔵して構成
される。
制御装置(ECU)が使用されている。ECUは、車両
のエンジンや足回り等の各種制御機器を制御するために
車両に搭載され、使用されている。ECUは、通常、ハ
ウジングを備え、その中に各種電子部品を内蔵して構成
される。
【0003】ここで、ECUの作動時には、電子部品か
ら発生する熱も少なくないことから、熱対策のためにハ
ウジングの放熱性を高める必要がある。そこで、熱対策
として、アルミナ等の軽金属で構成されるハウジングで
は、その表面に多数のフィン等を設けることにより放熱
性を高めることが行われている。
ら発生する熱も少なくないことから、熱対策のためにハ
ウジングの放熱性を高める必要がある。そこで、熱対策
として、アルミナ等の軽金属で構成されるハウジングで
は、その表面に多数のフィン等を設けることにより放熱
性を高めることが行われている。
【0004】或いは、ハウジングの材質自体の放熱性を
高めることも考えられる。例えば、特開平11−106
270号公報には、高い放熱性を確保するための電子部
品実装用セラミック体の技術が開示されている。このセ
ラミック体では、電子部品が実装される一面とは異なる
他面の少なくとも一部にガラス膜が設けられる。このガ
ラス膜は、セラミック体よりも高い輻射率を備えた顔料
粒子をガラス組織中に分散させたものである。従って、
このセラミック体の技術をECUのハウジングにコーテ
ィングして応用することにより、ハウジングの放熱性を
高めることも可能である。
高めることも考えられる。例えば、特開平11−106
270号公報には、高い放熱性を確保するための電子部
品実装用セラミック体の技術が開示されている。このセ
ラミック体では、電子部品が実装される一面とは異なる
他面の少なくとも一部にガラス膜が設けられる。このガ
ラス膜は、セラミック体よりも高い輻射率を備えた顔料
粒子をガラス組織中に分散させたものである。従って、
このセラミック体の技術をECUのハウジングにコーテ
ィングして応用することにより、ハウジングの放熱性を
高めることも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来公
報のセラミック体の技術をECUのハウジングに応用し
た場合、基本的にガラス膜の基材がガラスであるため、
焼成温度が高くなり、アルミナ等の低融点基材よりなる
ハウジングへのコーティングには不向きとなる。
報のセラミック体の技術をECUのハウジングに応用し
た場合、基本的にガラス膜の基材がガラスであるため、
焼成温度が高くなり、アルミナ等の低融点基材よりなる
ハウジングへのコーティングには不向きとなる。
【0006】又、ガラス膜では、低表面エネルギー特性
が劣ることから、ガラス膜の表面に汚れが付きやすい。
このため、汚れた雰囲気では、ガラス膜の表面に汚れが
付着してしまい、高い放熱特性を長く維持させることが
困難となる。
が劣ることから、ガラス膜の表面に汚れが付きやすい。
このため、汚れた雰囲気では、ガラス膜の表面に汚れが
付着してしまい、高い放熱特性を長く維持させることが
困難となる。
【0007】これまで一般に、ECUは温度条件や振動
条件の良い車室内(ダッシュ・ボード内部等)に取り付
けられることが多かった。しかしながら、近年では、車
室スペースの拡大確保の要請から、ECUがエンジンル
ーム等の汚れた雰囲気に置かれる傾向にある。このた
め、ECUのハウジングとしては、高い放熱特性を長期
間維持するために、放熱性と耐汚損性に優れたものにす
る必要がある。
条件の良い車室内(ダッシュ・ボード内部等)に取り付
けられることが多かった。しかしながら、近年では、車
室スペースの拡大確保の要請から、ECUがエンジンル
ーム等の汚れた雰囲気に置かれる傾向にある。このた
め、ECUのハウジングとしては、高い放熱特性を長期
間維持するために、放熱性と耐汚損性に優れたものにす
る必要がある。
【0008】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、放熱性と耐汚損性に優れ、高
い放熱特性を長時間維持させることを可能にした車両用
電子制御装置のハウジングを提供することにある。
のであって、その目的は、放熱性と耐汚損性に優れ、高
い放熱特性を長時間維持させることを可能にした車両用
電子制御装置のハウジングを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、車両制御のために車両に
搭載され、各種電子部品を内蔵した車両用電子制御装置
に使用されるハウジングであって、少なくとも一部に軽
金属製の放熱板を備え、その放熱板の外面にミクロ的に
多孔質な被膜を含み、その被膜の表面に高撥液性を有す
る薄膜を含むことを趣旨とする。
に、請求項1に記載の発明は、車両制御のために車両に
搭載され、各種電子部品を内蔵した車両用電子制御装置
に使用されるハウジングであって、少なくとも一部に軽
金属製の放熱板を備え、その放熱板の外面にミクロ的に
多孔質な被膜を含み、その被膜の表面に高撥液性を有す
る薄膜を含むことを趣旨とする。
【0010】上記発明の構成によれば、放熱板は、その
外面の表面積がミクロ的に多孔質な被膜により拡大され
ることになる。従って、放熱板の内面では、ハウジング
の中で各種電子部品より発生する熱が板内部に直接吸収
されるが、放熱板の外面では、板内部に吸収された熱が
被膜を介して空気中へと効率よく放出される。又、放熱
板の外面の被膜の表面が高撥液性を含む薄膜により低表
面エネルギー化することから、汚れが付き難くなる。
外面の表面積がミクロ的に多孔質な被膜により拡大され
ることになる。従って、放熱板の内面では、ハウジング
の中で各種電子部品より発生する熱が板内部に直接吸収
されるが、放熱板の外面では、板内部に吸収された熱が
被膜を介して空気中へと効率よく放出される。又、放熱
板の外面の被膜の表面が高撥液性を含む薄膜により低表
面エネルギー化することから、汚れが付き難くなる。
【0011】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、両制御のために車両に搭載され、各種電子
部品を内蔵した車両用電子制御装置に使用されるハウジ
ングであって、少なくとも一部に軽金属製の放熱板を備
え、その放熱板の外面と内面の両方にミクロ的に多孔質
な被膜を含み、その被膜の表面に高撥液性を有する薄膜
を含むことを趣旨とする。
載の発明は、両制御のために車両に搭載され、各種電子
部品を内蔵した車両用電子制御装置に使用されるハウジ
ングであって、少なくとも一部に軽金属製の放熱板を備
え、その放熱板の外面と内面の両方にミクロ的に多孔質
な被膜を含み、その被膜の表面に高撥液性を有する薄膜
を含むことを趣旨とする。
【0012】上記発明の構成によれば、放熱板は、その
外面及び内面の両方の表面積がそれぞれがミクロ的に多
孔質な被膜により拡大されることになる。従って、放熱
板の内面では、ハウジングの中で各種電子部品より発生
する熱が被膜を介して板内部へ効率良く吸収され、放熱
板の外面では、板内部に吸収された熱が被膜を介して空
気中へと効率よく放出される。このため、放熱板自体は
吸熱により暖まり易く、放熱により冷め易くなり、これ
によって、放熱板の内面の温度上昇が抑えられる。又、
放熱板の外面及び内面の被膜の表面が高撥液性を含む薄
膜により低表面エネルギー化することから、汚れが付き
難くなる。
外面及び内面の両方の表面積がそれぞれがミクロ的に多
孔質な被膜により拡大されることになる。従って、放熱
板の内面では、ハウジングの中で各種電子部品より発生
する熱が被膜を介して板内部へ効率良く吸収され、放熱
板の外面では、板内部に吸収された熱が被膜を介して空
気中へと効率よく放出される。このため、放熱板自体は
吸熱により暖まり易く、放熱により冷め易くなり、これ
によって、放熱板の内面の温度上昇が抑えられる。又、
放熱板の外面及び内面の被膜の表面が高撥液性を含む薄
膜により低表面エネルギー化することから、汚れが付き
難くなる。
【0013】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、被
膜は、高輻射率物質より構成されることを趣旨とする。
載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、被
膜は、高輻射率物質より構成されることを趣旨とする。
【0014】上記発明の構成によれば、請求項1又は2
に記載の発明の作用に加え、被膜が高輻射率物質より構
成されることから、被膜の熱伝達が促進される。
に記載の発明の作用に加え、被膜が高輻射率物質より構
成されることから、被膜の熱伝達が促進される。
【0015】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、請求項3に記載の発明において、高輻射率
物質は、少なくとも二酸化珪素(Si02)系又は酸化
アルミニウム(Al2O3)系の物質を含むことを趣旨と
する。
載の発明は、請求項3に記載の発明において、高輻射率
物質は、少なくとも二酸化珪素(Si02)系又は酸化
アルミニウム(Al2O3)系の物質を含むことを趣旨と
する。
【0016】上記発明の構成によれば、請求項3に記載
の発明の作用に加え、高輻射率物質を二酸化珪素(Si
02)系又は酸化アルミニウム(Al2O3)系の物質に
特定することにより、被膜の熱伝達が促進される。
の発明の作用に加え、高輻射率物質を二酸化珪素(Si
02)系又は酸化アルミニウム(Al2O3)系の物質に
特定することにより、被膜の熱伝達が促進される。
【0017】上記目的を達成するために、請求項5に記
載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の発明
において、薄膜は、フルオロアルキルシラン系の物質を
含むことを趣旨とする。
載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の発明
において、薄膜は、フルオロアルキルシラン系の物質を
含むことを趣旨とする。
【0018】上記発明の構成によれば、請求項1乃至4
の何れか一つに記載の発明に加え、薄膜がフルオロアル
キルシラン系の物質を含むものに特定されることによ
り、その薄膜の低表面エネルギー化が促進され、極めて
薄い薄膜が得られる。
の何れか一つに記載の発明に加え、薄膜がフルオロアル
キルシラン系の物質を含むものに特定されることによ
り、その薄膜の低表面エネルギー化が促進され、極めて
薄い薄膜が得られる。
【0019】上記目的を達成するために、請求項6に記
載の発明は、請求項1乃至5の何れか一つに記載の発明
において、被膜は、数μm〜数十μmの厚さを有するこ
とを趣旨とする。
載の発明は、請求項1乃至5の何れか一つに記載の発明
において、被膜は、数μm〜数十μmの厚さを有するこ
とを趣旨とする。
【0020】上記発明の構成によれば、請求項1乃至5
の何れか一つに記載の発明の作用に加え、被膜が比較的
薄いことから、熱応力による剥離が起こり難く、複雑な
形状の部位にも均一に形成される。
の何れか一つに記載の発明の作用に加え、被膜が比較的
薄いことから、熱応力による剥離が起こり難く、複雑な
形状の部位にも均一に形成される。
【0021】上記目的を達成するために、請求項7に記
載の発明は、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明
において、薄膜は、0.1nm〜10nmの厚さを有す
ることを趣旨とする。
載の発明は、請求項1乃至6の何れか一つに記載の発明
において、薄膜は、0.1nm〜10nmの厚さを有す
ることを趣旨とする。
【0022】上記発明の構成によれば、請求項1乃至6
の何れか一つに記載の発明の作用に加え、薄膜が極めて
薄いものとなり、被膜のミクロ的に多孔質な凸凹表面の
特質が損なわれることがない。
の何れか一つに記載の発明の作用に加え、薄膜が極めて
薄いものとなり、被膜のミクロ的に多孔質な凸凹表面の
特質が損なわれることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の車両用電子制御装置のハウジングを具体化した第1
の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
明の車両用電子制御装置のハウジングを具体化した第1
の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1に、自動車に使用される電子制御装置
(以下「ECU」という。)1の断面図を示す。このE
CU1は、自動車を制御するために自動車に搭載される
ものであり、各種電子部品2等を内蔵する。
(以下「ECU」という。)1の断面図を示す。このE
CU1は、自動車を制御するために自動車に搭載される
ものであり、各種電子部品2等を内蔵する。
【0025】この実施の形態で、ECU1は、主として
自動車のエンジンルーム等の汚れた雰囲気中に設置され
ることを前提として構成される。ECU1は、各種電子
部品2が組み付けられる基板3と、基板3と共に各種電
子部品2を収容するためのハウジング4とを備える。ハ
ウジング4は、有底箱型のケース5と、ケース5を基板
3と共に覆うカバー6とを含む。カバー6は、ネジ7に
よりケース5に固定される。図2に、ケース5の内面5
a側を平面図に示す。ケース5の内面5aには、部分的
に肉厚な凸条5cが格子状に形成される。ケース5及び
カバー6は、それぞれアルミニウム合金より製造され
る。この実施の形態では、ケース5及びカバー6の全部
が、本発明のハウジング4の放熱板に相当する。
自動車のエンジンルーム等の汚れた雰囲気中に設置され
ることを前提として構成される。ECU1は、各種電子
部品2が組み付けられる基板3と、基板3と共に各種電
子部品2を収容するためのハウジング4とを備える。ハ
ウジング4は、有底箱型のケース5と、ケース5を基板
3と共に覆うカバー6とを含む。カバー6は、ネジ7に
よりケース5に固定される。図2に、ケース5の内面5
a側を平面図に示す。ケース5の内面5aには、部分的
に肉厚な凸条5cが格子状に形成される。ケース5及び
カバー6は、それぞれアルミニウム合金より製造され
る。この実施の形態では、ケース5及びカバー6の全部
が、本発明のハウジング4の放熱板に相当する。
【0026】図3には、図1に破線円で示す部分を拡大
して示す。ケース5の内面5aと外面5bの両方には、
ミクロ的に多孔質な被膜8が形成される。加えて、その
被膜8の表面には、高撥液性を有する薄膜9が形成され
る。同じく、カバー6の内面6a及び外面6bの両方に
も、上記の被膜8と薄膜9がそれぞれ形成される。
して示す。ケース5の内面5aと外面5bの両方には、
ミクロ的に多孔質な被膜8が形成される。加えて、その
被膜8の表面には、高撥液性を有する薄膜9が形成され
る。同じく、カバー6の内面6a及び外面6bの両方に
も、上記の被膜8と薄膜9がそれぞれ形成される。
【0027】この実施の形態で、被膜8は、数μm〜数
十μmの厚さを有する薄いものとなている。具体的に、
被膜8の有効な厚さとして、例えば、「5〜30μm」
が挙げられる。
十μmの厚さを有する薄いものとなている。具体的に、
被膜8の有効な厚さとして、例えば、「5〜30μm」
が挙げられる。
【0028】この実施の形態で、被膜8は、高輻射率物
質より構成される。高輻射率物質とは、吸熱効率及び放
熱効率の高い物質である。この高輻射率物質として、少
なくとも二酸化珪素(Si02)系又は酸化アルミニウ
ム(Al2O3)系の物質を含む物質が使用されるが、こ
の実施の形態では、高輻射率物質として、二酸化珪素の
みが使用される。この場合の最適膜厚は「10〜20μ
m」であり、被膜8の輻射率に相当する赤外線放射率は
「0.87」である。
質より構成される。高輻射率物質とは、吸熱効率及び放
熱効率の高い物質である。この高輻射率物質として、少
なくとも二酸化珪素(Si02)系又は酸化アルミニウ
ム(Al2O3)系の物質を含む物質が使用されるが、こ
の実施の形態では、高輻射率物質として、二酸化珪素の
みが使用される。この場合の最適膜厚は「10〜20μ
m」であり、被膜8の輻射率に相当する赤外線放射率は
「0.87」である。
【0029】この実施の形態では、被膜8を形成するた
めに「電解析出法」が採用される。この電解析出法で
は、先ず、アルカリ洗浄剤の中で、ケース5及びカバー
6をワークとして、脱脂が行われる。次に、常温の水中
でワークの洗浄が行われる。その後、高輻射率物質を主
成分とする電解溶液中にワークが浸され、そのワークが
陽極として通電される。これにより、ワークの内面及び
外面、即ち、ケース5とカバー6の内面5a,6a及び
外面5b,6bにセラミックスの析出が起こり、被膜8
が形成される。
めに「電解析出法」が採用される。この電解析出法で
は、先ず、アルカリ洗浄剤の中で、ケース5及びカバー
6をワークとして、脱脂が行われる。次に、常温の水中
でワークの洗浄が行われる。その後、高輻射率物質を主
成分とする電解溶液中にワークが浸され、そのワークが
陽極として通電される。これにより、ワークの内面及び
外面、即ち、ケース5とカバー6の内面5a,6a及び
外面5b,6bにセラミックスの析出が起こり、被膜8
が形成される。
【0030】被膜8の形成は、通常、常温の水中で行わ
れる。従って、被膜8を形成するために高温で焼成する
ことがないので、ケース5やカバー6が熱により変形す
ることがなく、寸法精度が損なわれることがない。この
ことが、アルミニウム合金製のケース5やカバー6への
被膜8の形成を容易にしている。又、電解析出法は、均
一析出性にも優れているので、複雑な形状のケース5や
カバー6の内面5a,6a及び外面5b,6bへの処理
を可能にしている。
れる。従って、被膜8を形成するために高温で焼成する
ことがないので、ケース5やカバー6が熱により変形す
ることがなく、寸法精度が損なわれることがない。この
ことが、アルミニウム合金製のケース5やカバー6への
被膜8の形成を容易にしている。又、電解析出法は、均
一析出性にも優れているので、複雑な形状のケース5や
カバー6の内面5a,6a及び外面5b,6bへの処理
を可能にしている。
【0031】一方、この実施の形態で、薄膜9は、
「0.1nm〜10nm」の厚さを有し、被膜8が「数
μm〜数十μm」のオーダであるのに比べて極めて薄い
ものとなっている。
「0.1nm〜10nm」の厚さを有し、被膜8が「数
μm〜数十μm」のオーダであるのに比べて極めて薄い
ものとなっている。
【0032】この実施の形態で、薄膜9は、フルオロア
ルキルシラン(FAS)系の物質を含む物質より構成さ
れる。FAS系物質を含む薄膜9は、その表面が超低表
面エネルギー化しており、撥水性、撥油性、防汚性及び
離型性に優れる。
ルキルシラン(FAS)系の物質を含む物質より構成さ
れる。FAS系物質を含む薄膜9は、その表面が超低表
面エネルギー化しており、撥水性、撥油性、防汚性及び
離型性に優れる。
【0033】FAS系物質としては、例えば、「CF3
(CF2)7(CH2)2Si(OCH3)3」が使用されるが、基
材であるシリンダヘッド3の金属表面と強く結合するも
のであればよい。具体的には、下記に示す化学式1にお
いて、アルコキシド又は塩素等の官能基(化学式1の
「X」)を有するFASが特に好適である。フルオロア
ルキシル鎖が短いと、基材に十分な撥液性能が付与でき
ないことから、化学式1において「n≧3」となるのが
望ましい。FASの部分加水分解物や、その物質の混合
物であってもよい。 CF3(CF2)n(CH2)2SiX3 ・・・(化学式1) ここで、「n」は「3〜15」の整数で、「X」はアル
コキシド又は塩素等の官能基である。
(CF2)7(CH2)2Si(OCH3)3」が使用されるが、基
材であるシリンダヘッド3の金属表面と強く結合するも
のであればよい。具体的には、下記に示す化学式1にお
いて、アルコキシド又は塩素等の官能基(化学式1の
「X」)を有するFASが特に好適である。フルオロア
ルキシル鎖が短いと、基材に十分な撥液性能が付与でき
ないことから、化学式1において「n≧3」となるのが
望ましい。FASの部分加水分解物や、その物質の混合
物であってもよい。 CF3(CF2)n(CH2)2SiX3 ・・・(化学式1) ここで、「n」は「3〜15」の整数で、「X」はアル
コキシド又は塩素等の官能基である。
【0034】この実施の形態で、薄膜9を形成するため
に「蒸着法」が採用される。先ず、蒸着の前工程とし
て、洗浄と乾燥が行われる。洗浄工程では、予め被膜8
を形成したケース5及びカバー6がワークとして浴槽に
浸され、その表面がアルカリ洗浄される。乾燥工程で
は、洗浄後のワークがエアブロー乾燥される。
に「蒸着法」が採用される。先ず、蒸着の前工程とし
て、洗浄と乾燥が行われる。洗浄工程では、予め被膜8
を形成したケース5及びカバー6がワークとして浴槽に
浸され、その表面がアルカリ洗浄される。乾燥工程で
は、洗浄後のワークがエアブロー乾燥される。
【0035】次に、蒸着の第1工程では、ワークが処理
容器の中に取り付けられる。蒸着の第2工程では、処理
容器が加熱され、同容器の中にFAS系物質の蒸気がキ
ャリアガスと共に流される。このとき、ワークの表面に
FAS系物質を含む物質の蒸気が接触し、凝結して有機
−無機複合の薄膜9が形成される。この第2工程の進行
に伴い、薄膜9の厚みが増す。処理時間が短ければ、分
子レベルの極めて薄い薄膜9が形成される。薄膜9の厚
みは処理時間により調整することができる。温度、時
間、FAS系物質、水蒸気の濃度を管理することによ
り、所望の厚さ(0.1〜10nm)の薄膜9を形成す
ることができる。その後、蒸着の第3工程で、処理容器
に対する加熱と、蒸気とキャリアガスの供給を停止させ
る。そして、処理容器からワークが取り出されることに
より一連の工程が終了する。
容器の中に取り付けられる。蒸着の第2工程では、処理
容器が加熱され、同容器の中にFAS系物質の蒸気がキ
ャリアガスと共に流される。このとき、ワークの表面に
FAS系物質を含む物質の蒸気が接触し、凝結して有機
−無機複合の薄膜9が形成される。この第2工程の進行
に伴い、薄膜9の厚みが増す。処理時間が短ければ、分
子レベルの極めて薄い薄膜9が形成される。薄膜9の厚
みは処理時間により調整することができる。温度、時
間、FAS系物質、水蒸気の濃度を管理することによ
り、所望の厚さ(0.1〜10nm)の薄膜9を形成す
ることができる。その後、蒸着の第3工程で、処理容器
に対する加熱と、蒸気とキャリアガスの供給を停止させ
る。そして、処理容器からワークが取り出されることに
より一連の工程が終了する。
【0036】このようにしてケース5及びカバー6の内
面5a,6a及び外面5b,6bの両方に形成された被
膜8の表面に、高撥液性を含む薄膜9が形成される。
面5a,6a及び外面5b,6bの両方に形成された被
膜8の表面に、高撥液性を含む薄膜9が形成される。
【0037】図4には、図3に破線円で囲んだ部分を更
に拡大して示す。被膜8を形成するために電解析出法を
実施したときの初期段階には、図4に示すように、ケー
ス5及びカバー6である基材10上に、いわゆるアルマ
イト層11が形成される。その後、通電を継続すると、
セラミックスとの混在層である共析被膜層12が形成さ
れる。続いて、共析被膜層12が成長することにより、
ミクロ的に多孔質なセラミック層13が形成される。こ
のようにして3層構造の被膜8が形成される。図4に示
すように、各層11〜13の間の境界は明確ではない。
薄膜9は、図4に破線で示すように、ミクロ的に多孔質
なセラミック層13の凸凹表面に沿って均一に形成され
る。
に拡大して示す。被膜8を形成するために電解析出法を
実施したときの初期段階には、図4に示すように、ケー
ス5及びカバー6である基材10上に、いわゆるアルマ
イト層11が形成される。その後、通電を継続すると、
セラミックスとの混在層である共析被膜層12が形成さ
れる。続いて、共析被膜層12が成長することにより、
ミクロ的に多孔質なセラミック層13が形成される。こ
のようにして3層構造の被膜8が形成される。図4に示
すように、各層11〜13の間の境界は明確ではない。
薄膜9は、図4に破線で示すように、ミクロ的に多孔質
なセラミック層13の凸凹表面に沿って均一に形成され
る。
【0038】二酸化珪素系の被膜8では、良好な耐食性
が得られる。被膜8が多孔質でありながら耐食性が良い
のは、図4に示すように、基材10とセラミック層13
との界面に生成している共析被膜層12が緻密であるこ
とによるものと考えられる。又、図4に示すように、被
膜8は、基材10の表面に対して、アルミニウムの陽極
酸化被膜、即ち、アルマイト層11を介して傾斜的に結
合していることから、基材10からの剥離が生じること
はなく、基材10に対する密着性が良好である。加熱と
冷却を繰り返すヒートサイクルによっても剥離が生じる
ことはない。被膜8の耐熱性は良好であり、本実施の形
態のように基材10がアルミニウム合金製の場合には、
基材10よりも高い耐熱性を示すことになる。
が得られる。被膜8が多孔質でありながら耐食性が良い
のは、図4に示すように、基材10とセラミック層13
との界面に生成している共析被膜層12が緻密であるこ
とによるものと考えられる。又、図4に示すように、被
膜8は、基材10の表面に対して、アルミニウムの陽極
酸化被膜、即ち、アルマイト層11を介して傾斜的に結
合していることから、基材10からの剥離が生じること
はなく、基材10に対する密着性が良好である。加熱と
冷却を繰り返すヒートサイクルによっても剥離が生じる
ことはない。被膜8の耐熱性は良好であり、本実施の形
態のように基材10がアルミニウム合金製の場合には、
基材10よりも高い耐熱性を示すことになる。
【0039】図5に、本実施の形態の薄膜の表面を拡大
した参考写真を示す。この写真から明らかなように、薄
膜の表面は、その下に存在する被膜の凸凹表面の形態と
大差ないものとなっている。即ち、被膜の表面は多孔質
であるが、基材に対して非直線的であり、ピンホール状
ではなく、孔形状は、概ね不規則となっている。孔径は
被膜の材質により異なるが、一般には、二酸化珪素系の
物質で大きく、酸化アルミニウム系の物質で、サブミク
ロンオーダと小さく緻密になる傾向がある。そして、こ
の写真からも分かるように、薄膜の表面も被膜と同様に
多孔質となり、孔形状は、基材に対して非直線的で、ピ
ンホール状ではなく、概ね不規則となり、被膜の表面の
特徴をそのまま残していることが分かる。
した参考写真を示す。この写真から明らかなように、薄
膜の表面は、その下に存在する被膜の凸凹表面の形態と
大差ないものとなっている。即ち、被膜の表面は多孔質
であるが、基材に対して非直線的であり、ピンホール状
ではなく、孔形状は、概ね不規則となっている。孔径は
被膜の材質により異なるが、一般には、二酸化珪素系の
物質で大きく、酸化アルミニウム系の物質で、サブミク
ロンオーダと小さく緻密になる傾向がある。そして、こ
の写真からも分かるように、薄膜の表面も被膜と同様に
多孔質となり、孔形状は、基材に対して非直線的で、ピ
ンホール状ではなく、概ね不規則となり、被膜の表面の
特徴をそのまま残していることが分かる。
【0040】この薄膜の表面は、融雪塩等に対する耐蝕
性に優れ、超低表面エネルギー化しており、撥水性、撥
油性、防汚性及び離型性等に優れる。離型性に優れるこ
とから、汚損物質の付着が抑制される。又、撥水性及び
撥油性に優れることから、薄膜の表面に接触した液体は
液滴化する。図6に、薄膜の表面に置かれた水滴を拡大
した参考写真を示す。この写真から明らかなように、薄
膜の表面に落とされた水は、ほぼ球体をなす複数の水滴
に分離し、撥水性が極めて高いことが分かる。このよう
な撥水性の高さから、離型性の高さが推測できる。
性に優れ、超低表面エネルギー化しており、撥水性、撥
油性、防汚性及び離型性等に優れる。離型性に優れるこ
とから、汚損物質の付着が抑制される。又、撥水性及び
撥油性に優れることから、薄膜の表面に接触した液体は
液滴化する。図6に、薄膜の表面に置かれた水滴を拡大
した参考写真を示す。この写真から明らかなように、薄
膜の表面に落とされた水は、ほぼ球体をなす複数の水滴
に分離し、撥水性が極めて高いことが分かる。このよう
な撥水性の高さから、離型性の高さが推測できる。
【0041】以上説明したように、この実施の形態のE
CU1のハウジング4によれば、ケース5及びカバー6
の内面5a,6a及び外面5b,6bの両方にミクロ的
に多孔質な被膜8が設けられることから、それら内面5
a,6a及び外面5b,6bの表面積が、それぞれ被膜
8により拡大されることになる。従って、ケース5及び
カバー6の内面5a,6aでは、ケース5の中に収容さ
れた各種電子部品2から発生する熱が薄膜9及び被膜8
8を介してその基材10の内部へ効率良く吸収されるこ
とになり、ケース5及びカバー6の外面5b,6bで
は、基材10の内部に一旦吸収された熱が被膜8及び薄
膜9を介して空気中へ効率良く放出されることになる。
これにより、ケース5及びカバー6の放熱板としての放
熱性を高めることができる。更に、ケース5及びカバー
6それ自体は、吸熱により暖まり易く、放熱により冷め
易くなるので、その結果としてケース5及びカバー6そ
れ自体の温度上昇を抑えることができる。
CU1のハウジング4によれば、ケース5及びカバー6
の内面5a,6a及び外面5b,6bの両方にミクロ的
に多孔質な被膜8が設けられることから、それら内面5
a,6a及び外面5b,6bの表面積が、それぞれ被膜
8により拡大されることになる。従って、ケース5及び
カバー6の内面5a,6aでは、ケース5の中に収容さ
れた各種電子部品2から発生する熱が薄膜9及び被膜8
8を介してその基材10の内部へ効率良く吸収されるこ
とになり、ケース5及びカバー6の外面5b,6bで
は、基材10の内部に一旦吸収された熱が被膜8及び薄
膜9を介して空気中へ効率良く放出されることになる。
これにより、ケース5及びカバー6の放熱板としての放
熱性を高めることができる。更に、ケース5及びカバー
6それ自体は、吸熱により暖まり易く、放熱により冷め
易くなるので、その結果としてケース5及びカバー6そ
れ自体の温度上昇を抑えることができる。
【0042】ここで、ケース5及びカバー6の加熱を想
定した加熱実験について説明する。この実験では、図7
に示すように、アルミニウム合金製のφ200mmの二
枚の円盤(上板21と下板22)を10mmの間隔Wを
あけて対向配置させ、テストピースとした。上板21及
び下板22の表面及び裏面の両方には、本実施の形態の
被膜8と薄膜9がそれぞれ形成される。そして、上板2
1の表面側に対し、500℃の温度でドライヤ加熱を1
5分間行い、加熱終了直後の温度を上板21の表面の測
定点A及び裏面の測定点B、並びに、下板22の表面の
測定点C及び裏面の測定点Dでそれぞれ測定した。又、
被膜も薄膜も持たないアルミニウム合金製の円盤のみの
対照ピースをテストピースに準じて用意し、テストピー
スと同様の実験を行った。
定した加熱実験について説明する。この実験では、図7
に示すように、アルミニウム合金製のφ200mmの二
枚の円盤(上板21と下板22)を10mmの間隔Wを
あけて対向配置させ、テストピースとした。上板21及
び下板22の表面及び裏面の両方には、本実施の形態の
被膜8と薄膜9がそれぞれ形成される。そして、上板2
1の表面側に対し、500℃の温度でドライヤ加熱を1
5分間行い、加熱終了直後の温度を上板21の表面の測
定点A及び裏面の測定点B、並びに、下板22の表面の
測定点C及び裏面の測定点Dでそれぞれ測定した。又、
被膜も薄膜も持たないアルミニウム合金製の円盤のみの
対照ピースをテストピースに準じて用意し、テストピー
スと同様の実験を行った。
【0043】図8,9に、テストピースと対照ピースの
測定結果をグラフと表に示す。このグラフ及び表から明
らかなように、加熱終了直後の上板21の測定点A,B
の温度は、テストピースで「230℃,235℃」であ
り、対照ピースの「253℃,245℃」よりも低いこ
とが分かる。これに対して、加熱終了直後の下板22の
測定点C,Dの温度は、テストピースで「80℃,80
℃」であり、対照ピースの「30℃,30℃」よりも
「50℃」も高いことが分かる。対照ピースよりもテス
トピースで、下板22の表面及び裏面の両方で温度が高
いのは、上板21の表面側に加えられる熱がその裏面か
ら下板22の表面に伝わり、更にその下板22の裏面に
伝わる流れの効率の良さを示唆している。テストピース
では、下板22に伝わる熱量が多い分だけ、上板21に
停滞する熱量が減り、そのことが上板21の表面・裏面
の相対的な温度の低さに現れているものと推測できる。
このように、テストピースでは、上板21及び下板22
の表面・裏面に形成された被膜8と薄膜9の存在によ
り、熱伝達効率が高められ、その分だけ放熱性が高くな
ることが分かる。この実験結果から、本実施の形態のケ
ース5及びカバー6についても、各電子部品2で発生す
る熱を外部へ効率よく放出できることが推測できる。
測定結果をグラフと表に示す。このグラフ及び表から明
らかなように、加熱終了直後の上板21の測定点A,B
の温度は、テストピースで「230℃,235℃」であ
り、対照ピースの「253℃,245℃」よりも低いこ
とが分かる。これに対して、加熱終了直後の下板22の
測定点C,Dの温度は、テストピースで「80℃,80
℃」であり、対照ピースの「30℃,30℃」よりも
「50℃」も高いことが分かる。対照ピースよりもテス
トピースで、下板22の表面及び裏面の両方で温度が高
いのは、上板21の表面側に加えられる熱がその裏面か
ら下板22の表面に伝わり、更にその下板22の裏面に
伝わる流れの効率の良さを示唆している。テストピース
では、下板22に伝わる熱量が多い分だけ、上板21に
停滞する熱量が減り、そのことが上板21の表面・裏面
の相対的な温度の低さに現れているものと推測できる。
このように、テストピースでは、上板21及び下板22
の表面・裏面に形成された被膜8と薄膜9の存在によ
り、熱伝達効率が高められ、その分だけ放熱性が高くな
ることが分かる。この実験結果から、本実施の形態のケ
ース5及びカバー6についても、各電子部品2で発生す
る熱を外部へ効率よく放出できることが推測できる。
【0044】この実施の形態では、被膜8が数μm〜数
十μmの厚さであることから、被膜8は比較的薄く、熱
応力による剥離が起こり難く、複雑な形状の部位にも容
易に均一に形成される。このことから、被膜8の耐久性
を向上させることができ、ケース5やカバー6の内面5
a,6a及び外面5b,6bの複雑な形状に対応して高
品質な被膜8を設けることができる。
十μmの厚さであることから、被膜8は比較的薄く、熱
応力による剥離が起こり難く、複雑な形状の部位にも容
易に均一に形成される。このことから、被膜8の耐久性
を向上させることができ、ケース5やカバー6の内面5
a,6a及び外面5b,6bの複雑な形状に対応して高
品質な被膜8を設けることができる。
【0045】この実施の形態では、被膜8が高輻射率物
質、即ち、二酸化珪素により構成されることから、被膜
8の熱伝達が促進される。従って、ケース5やカバー6
の内面5a,6aでは、被膜8による熱の吸収効率が高
められ、それらの外面5b,6bでは、被膜8による熱
の放出効率が高められる。このことにより、ケース5及
びカバー6の温度上昇を速やかに抑えることができる。
質、即ち、二酸化珪素により構成されることから、被膜
8の熱伝達が促進される。従って、ケース5やカバー6
の内面5a,6aでは、被膜8による熱の吸収効率が高
められ、それらの外面5b,6bでは、被膜8による熱
の放出効率が高められる。このことにより、ケース5及
びカバー6の温度上昇を速やかに抑えることができる。
【0046】この実施の形態では、ケース5やカバー6
に対する被膜8の密着性が良好であることから、化学的
にも安定となり、酸性度の高い凝縮水に対しても安定し
た耐食性を得ることができる。このことにより、アルミ
ニウム合金製のケース5やカバー6の腐食による欠損を
抑えることができる。
に対する被膜8の密着性が良好であることから、化学的
にも安定となり、酸性度の高い凝縮水に対しても安定し
た耐食性を得ることができる。このことにより、アルミ
ニウム合金製のケース5やカバー6の腐食による欠損を
抑えることができる。
【0047】上記のような被膜8による作用・効果は、
ケース5やカバー6の内面5a,6a及び外面5b,6
bに被膜8だけを設けた場合のそれと大差がなく、被膜
8の特徴が薄膜9によって損なわれないことを意味して
いる。その理由は、薄膜9の厚さが、「0.1nm〜1
0nm」と極めて薄く、被膜8のミクロ的に多孔質な凸
凹表面を埋めることなくその凹凸に沿って均一に形成さ
れることで、被膜8の多孔質な凸凹表面の特質が損なわ
れることがないことである。つまり、被膜8の凸凹表面
の特質を保つことができる。仮に、薄膜9が基材である
ケース5やカバー6の表面に直接形成された場合には、
その基材の表面の特質を保つことができることになる。
ケース5やカバー6の内面5a,6a及び外面5b,6
bに被膜8だけを設けた場合のそれと大差がなく、被膜
8の特徴が薄膜9によって損なわれないことを意味して
いる。その理由は、薄膜9の厚さが、「0.1nm〜1
0nm」と極めて薄く、被膜8のミクロ的に多孔質な凸
凹表面を埋めることなくその凹凸に沿って均一に形成さ
れることで、被膜8の多孔質な凸凹表面の特質が損なわ
れることがないことである。つまり、被膜8の凸凹表面
の特質を保つことができる。仮に、薄膜9が基材である
ケース5やカバー6の表面に直接形成された場合には、
その基材の表面の特質を保つことができることになる。
【0048】この実施の形態では、薄膜9がFAS系物
質を含む物質より構成されることから、薄膜9の超低表
面エネルギー化が促進され、極めて薄い薄膜9が得られ
る。このことにより、薄膜9の撥水性、撥油性、防汚性
及び離型性を有効に発揮させることができ、かつ、薄膜
9の下の被膜8の有する効果を維持することができる。
質を含む物質より構成されることから、薄膜9の超低表
面エネルギー化が促進され、極めて薄い薄膜9が得られ
る。このことにより、薄膜9の撥水性、撥油性、防汚性
及び離型性を有効に発揮させることができ、かつ、薄膜
9の下の被膜8の有する効果を維持することができる。
【0049】この実施の形態では、ケース5やカバー6
の内面5a,6a及び外面5b,6bの被膜8の表面に
高撥液性を含む薄膜9が設けられることから、被膜8の
表面が薄膜9により超低表面エネルギー化することにな
り、汚れが付き難くなる。特に、この実施の形態では、
ECU1が自動車のエンジンルーム等の汚れた雰囲気中
に設置されるが、そのような雰囲気中でも、ケース5や
カバー6の外面5b,6bに油分や汚泥等の汚損物質が
付き難くなる。このため、ハウジング4の放熱板として
機能するケース5やカバー6の耐汚損性を高めることが
できる。
の内面5a,6a及び外面5b,6bの被膜8の表面に
高撥液性を含む薄膜9が設けられることから、被膜8の
表面が薄膜9により超低表面エネルギー化することにな
り、汚れが付き難くなる。特に、この実施の形態では、
ECU1が自動車のエンジンルーム等の汚れた雰囲気中
に設置されるが、そのような雰囲気中でも、ケース5や
カバー6の外面5b,6bに油分や汚泥等の汚損物質が
付き難くなる。このため、ハウジング4の放熱板として
機能するケース5やカバー6の耐汚損性を高めることが
できる。
【0050】ここで、ケース5とカバー6の汚損を想定
した耐汚損実験について説明する。この実験では、アル
ミニウム合金製の供試板の表面に本実施の形態の被膜8
及び薄膜9を形成してテストピースとして準備した。
又、被膜と薄膜の代わりに表面をテフロン(登録商標)
加工したアルミニウム合金製の供試板を第1対照ピース
として準備した。更に、被膜も薄膜も持たないアルミニ
ウム合金製の供試板を第2対照ピースとして準備した。
そして、これらテストピース、第1対照ピース及び第2
対照ピースの表面を、JIS8種粉体を含む泥水により
汚損・乾燥させ、それら表面上の汚損面積を測定して比
較した。更に、汚損・乾燥後の表面を洗浄した後、再び
その表面上の汚損面積を測定して比較した。
した耐汚損実験について説明する。この実験では、アル
ミニウム合金製の供試板の表面に本実施の形態の被膜8
及び薄膜9を形成してテストピースとして準備した。
又、被膜と薄膜の代わりに表面をテフロン(登録商標)
加工したアルミニウム合金製の供試板を第1対照ピース
として準備した。更に、被膜も薄膜も持たないアルミニ
ウム合金製の供試板を第2対照ピースとして準備した。
そして、これらテストピース、第1対照ピース及び第2
対照ピースの表面を、JIS8種粉体を含む泥水により
汚損・乾燥させ、それら表面上の汚損面積を測定して比
較した。更に、汚損・乾燥後の表面を洗浄した後、再び
その表面上の汚損面積を測定して比較した。
【0051】図10に、上記実験結果の表面の描写絵
を、テストピース、第1対照ピース及び第2対照ピース
の間で比較して上下2段の表に示す。上段の描写絵は、
「汚水乾燥後」の表面汚損状態を示すものであり、左か
ら順に「未処理」(第2対照ピース)、「テフロン(登
録商標)」(第1対照ピース)及び「本実施の形態」
(テストピース)の違いを示す。下段の描写絵は、「洗
浄後」の汚損状態を示すものであり、配列は上段のそれ
と同じである。又、図11には、泥水塗布時の汚損面積
をそれぞれ100%としたときの「泥水乾燥後」と「洗
浄後」の汚損面積の占有率の違いをグラフに示す。
を、テストピース、第1対照ピース及び第2対照ピース
の間で比較して上下2段の表に示す。上段の描写絵は、
「汚水乾燥後」の表面汚損状態を示すものであり、左か
ら順に「未処理」(第2対照ピース)、「テフロン(登
録商標)」(第1対照ピース)及び「本実施の形態」
(テストピース)の違いを示す。下段の描写絵は、「洗
浄後」の汚損状態を示すものであり、配列は上段のそれ
と同じである。又、図11には、泥水塗布時の汚損面積
をそれぞれ100%としたときの「泥水乾燥後」と「洗
浄後」の汚損面積の占有率の違いをグラフに示す。
【0052】図10,11から明らかなように、「泥水
乾燥後」の汚損面積の違いは、「未処理」のもので「9
8%程度」と最も大きく、「テフロン(登録商標)」と
「本実施の形態」のものでは、ともに「40%程度」と
少なくなっている。このことから、「本実施の形態」の
被膜と薄膜を設けたテストピースでは、「テフロン(登
録商標)」の第1対照ピースと同程度に耐汚損性に優れ
ていることが分かる。
乾燥後」の汚損面積の違いは、「未処理」のもので「9
8%程度」と最も大きく、「テフロン(登録商標)」と
「本実施の形態」のものでは、ともに「40%程度」と
少なくなっている。このことから、「本実施の形態」の
被膜と薄膜を設けたテストピースでは、「テフロン(登
録商標)」の第1対照ピースと同程度に耐汚損性に優れ
ていることが分かる。
【0053】一方、図10,11から明らかなように、
「未処理」の第2対照ピースでは、「泥水乾燥後」と
「洗浄後」との間で、汚損の面積占有率で「16%前
後」だけ低下した。「テフロン(登録商標)」の第1対
照ピースでは、「泥水乾燥後」と「洗浄後」との間で、
「25%前後」ほど低下した。「本実施の形態」のテス
トピースでは、「泥水乾燥後」と「洗浄後」との間で、
「40%前後」に低下した。このことから、「本実施の
形態」の被膜と薄膜を設けたテストピースでは、「テフ
ロン(登録商標)」の第1対照ピースと同程度に汚損の
洗浄性能にも優れていることが分かる。このことは、汚
損を雨水等で容易に洗い流すことができることを意味す
る。
「未処理」の第2対照ピースでは、「泥水乾燥後」と
「洗浄後」との間で、汚損の面積占有率で「16%前
後」だけ低下した。「テフロン(登録商標)」の第1対
照ピースでは、「泥水乾燥後」と「洗浄後」との間で、
「25%前後」ほど低下した。「本実施の形態」のテス
トピースでは、「泥水乾燥後」と「洗浄後」との間で、
「40%前後」に低下した。このことから、「本実施の
形態」の被膜と薄膜を設けたテストピースでは、「テフ
ロン(登録商標)」の第1対照ピースと同程度に汚損の
洗浄性能にも優れていることが分かる。このことは、汚
損を雨水等で容易に洗い流すことができることを意味す
る。
【0054】このように「本実施の形態」のテストピー
スでは、「未処理」の第2対照ピースのものに比べて耐
汚損性能が高いことが分かる。又、「本実施の形態」の
テストピースでは、「洗浄後」に汚損が殆ど無くなるこ
とが分かる。ここで、「本実施の形態」のテストピース
の実験結果は、「テフロン(登録商標)」の第1対照ピ
ースのそれと大差がないと言える。しかし、「テフロン
(登録商標)」によるコーティング加工では、一般に基
材の熱伝達率が低下することから、「本実施の形態」の
被膜と薄膜を設けた場合のような良好な放熱特性を得る
ことが困難である。このようなことから、本実施の形態
のケース5やカバー6を含むハウジング4では、それら
の高い放熱特性が、汚損物質により損なわれることが少
なく、高い放熱特性をメンテナンスフリーで長期間持続
することができる。
スでは、「未処理」の第2対照ピースのものに比べて耐
汚損性能が高いことが分かる。又、「本実施の形態」の
テストピースでは、「洗浄後」に汚損が殆ど無くなるこ
とが分かる。ここで、「本実施の形態」のテストピース
の実験結果は、「テフロン(登録商標)」の第1対照ピ
ースのそれと大差がないと言える。しかし、「テフロン
(登録商標)」によるコーティング加工では、一般に基
材の熱伝達率が低下することから、「本実施の形態」の
被膜と薄膜を設けた場合のような良好な放熱特性を得る
ことが困難である。このようなことから、本実施の形態
のケース5やカバー6を含むハウジング4では、それら
の高い放熱特性が、汚損物質により損なわれることが少
なく、高い放熱特性をメンテナンスフリーで長期間持続
することができる。
【0055】[第2の実施の形態]次に、本発明の車両
用電子制御装置のハウジングを具体化した第2の実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。尚、本実施の形
態を含む以下の各実施の形態で、第1の実施の形態と同
一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省
略し、以下には異なった点を中心に説明する。
用電子制御装置のハウジングを具体化した第2の実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。尚、本実施の形
態を含む以下の各実施の形態で、第1の実施の形態と同
一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省
略し、以下には異なった点を中心に説明する。
【0056】この実施の形態のハウジングでは、その一
部に設けられる放熱板を有するものとし、その放熱板の
形状の点で第1の実施の形態のケース5等と構成が異な
る。図12には、この実施の形態のハウジングに設けら
れる放熱板31を平面図に示す。図13には、図12の
X−X線断面図を示す。図14には、図13に破線円で
示す部分を拡大して示す。この放熱板31は、アルミニ
ウム合金より形成され、その両端に取付孔32を含むブ
ラケット32を有する。本悦板31の外面31bの側に
は、表面積を増大させるための多数のフィン33が一体
に形成される。そして、放熱板31の内面31aと外面
31bの両方には、ミクロ的に多孔質な被膜8が形成さ
れ、その被膜8の表面には、高撥液性を有する薄膜9が
形成される。
部に設けられる放熱板を有するものとし、その放熱板の
形状の点で第1の実施の形態のケース5等と構成が異な
る。図12には、この実施の形態のハウジングに設けら
れる放熱板31を平面図に示す。図13には、図12の
X−X線断面図を示す。図14には、図13に破線円で
示す部分を拡大して示す。この放熱板31は、アルミニ
ウム合金より形成され、その両端に取付孔32を含むブ
ラケット32を有する。本悦板31の外面31bの側に
は、表面積を増大させるための多数のフィン33が一体
に形成される。そして、放熱板31の内面31aと外面
31bの両方には、ミクロ的に多孔質な被膜8が形成さ
れ、その被膜8の表面には、高撥液性を有する薄膜9が
形成される。
【0057】従って、この実施の形態の放熱板31を備
えたECUのハウジングによれば、放熱板31の内面3
1aと外面31bの両方に、第1の実施の形態と同様に
被膜8と薄膜9が設けられるので、放熱板31は、その
内面31a及び外面31bの両方の表面積がそれぞれミ
クロ的に多孔質な被膜8により拡大される。従って、放
熱板31の内面31aでは、ハウジングの中で各種電子
部品から発生する熱が薄膜9及び被膜8を介して同板3
1の内部へ効率良く吸収される。放熱板31の外面31
bでは、同板31の内部に吸収された熱が被膜8及び薄
膜9を介して空気中へと効率よく放出される。このた
め、放熱板31それ自体は吸熱により暖まり易く、放熱
により冷め易くなり、これによって、放熱板31の温度
上昇が抑えられる。又、放熱板31の内面31a及び外
面31bの被膜8の表面が薄膜9により超低表面エネル
ギー化するので、汚れが付き難くなる。従って、このよ
うな放熱板31を備えたハウジングは、放熱性と耐汚損
性に優れたものとなり、高い放熱特性を長時間持続させ
ることができる。又、この実施の形態では、放熱板31
の外面31bに多数のフィン33が形成されるので、フ
ィン33によって表面積が増大した分だけ、放熱板31
の放熱特性を高めることができる。
えたECUのハウジングによれば、放熱板31の内面3
1aと外面31bの両方に、第1の実施の形態と同様に
被膜8と薄膜9が設けられるので、放熱板31は、その
内面31a及び外面31bの両方の表面積がそれぞれミ
クロ的に多孔質な被膜8により拡大される。従って、放
熱板31の内面31aでは、ハウジングの中で各種電子
部品から発生する熱が薄膜9及び被膜8を介して同板3
1の内部へ効率良く吸収される。放熱板31の外面31
bでは、同板31の内部に吸収された熱が被膜8及び薄
膜9を介して空気中へと効率よく放出される。このた
め、放熱板31それ自体は吸熱により暖まり易く、放熱
により冷め易くなり、これによって、放熱板31の温度
上昇が抑えられる。又、放熱板31の内面31a及び外
面31bの被膜8の表面が薄膜9により超低表面エネル
ギー化するので、汚れが付き難くなる。従って、このよ
うな放熱板31を備えたハウジングは、放熱性と耐汚損
性に優れたものとなり、高い放熱特性を長時間持続させ
ることができる。又、この実施の形態では、放熱板31
の外面31bに多数のフィン33が形成されるので、フ
ィン33によって表面積が増大した分だけ、放熱板31
の放熱特性を高めることができる。
【0058】[第3の実施の形態]次に、本発明の車両
用電子制御装置のハウジングを具体化した第3の実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。
用電子制御装置のハウジングを具体化した第3の実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0059】図15に示すように、この実施の形態のケ
ース5では、第1の実施の形態におけるケース5の内面
5aに設けられた被膜8と薄膜9が省略され、ケース5
の外面5bのみに被膜8と薄膜9が設けられる点で第1
の実施の形態と構成が異なる。
ース5では、第1の実施の形態におけるケース5の内面
5aに設けられた被膜8と薄膜9が省略され、ケース5
の外面5bのみに被膜8と薄膜9が設けられる点で第1
の実施の形態と構成が異なる。
【0060】従って、この実施の形態のハウジングによ
れば、ケース5の外面5bの表面積だけが被膜8により
拡大される。これにより、ケース5の内面5aでは、各
種電子部品から発生する熱がケース5の基材内部へ直接
吸収されるが、ケース5の外面5bでは、基材内部に吸
収された熱が被膜8と薄膜9を介して空気中へと効率よ
く放出される。これにより、ケース5の放熱板としての
放熱性を高めることができる。更に、ケース5が放熱に
より冷め易くなるので、ケース5それ自体の温度上昇を
抑えることもできる。このように被膜8による作用・効
果が得られるのは、被膜8の特徴が薄膜9によって損な
われないことによるものである。
れば、ケース5の外面5bの表面積だけが被膜8により
拡大される。これにより、ケース5の内面5aでは、各
種電子部品から発生する熱がケース5の基材内部へ直接
吸収されるが、ケース5の外面5bでは、基材内部に吸
収された熱が被膜8と薄膜9を介して空気中へと効率よ
く放出される。これにより、ケース5の放熱板としての
放熱性を高めることができる。更に、ケース5が放熱に
より冷め易くなるので、ケース5それ自体の温度上昇を
抑えることもできる。このように被膜8による作用・効
果が得られるのは、被膜8の特徴が薄膜9によって損な
われないことによるものである。
【0061】それに加え、この実施の形態では、ケース
5の外面5bの被膜8の表面に高撥液性を含む薄膜9が
設けられることから、被膜8の表面が薄膜9により超低
表面エネルギー化して、汚れが付き難くなる。このた
め、ケース5を含むハウジングが、自動車のエンジンル
ーム等に設置されても、ケース5の外面5bに油分や汚
泥等の汚損物質が付き難く、ハウジングの放熱板として
機能するケース5の耐汚損性を高めることができ、その
耐汚損性を長期間持続させることができる。
5の外面5bの被膜8の表面に高撥液性を含む薄膜9が
設けられることから、被膜8の表面が薄膜9により超低
表面エネルギー化して、汚れが付き難くなる。このた
め、ケース5を含むハウジングが、自動車のエンジンル
ーム等に設置されても、ケース5の外面5bに油分や汚
泥等の汚損物質が付き難く、ハウジングの放熱板として
機能するケース5の耐汚損性を高めることができ、その
耐汚損性を長期間持続させることができる。
【0062】尚、この発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範
囲で以下のように実施することもできる。
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範
囲で以下のように実施することもできる。
【0063】(1)前記各実施の形態では、高輻射率物
質として、二酸化珪素(Si02)を使用したが、高輻
射率物質として酸化アルミニウム(Al2O3)を使用し
たり、二酸化珪素と酸化アルミニウムの合成物を使用し
たり、二酸化珪素又は酸化アルミニウムとその他の物質
の合成物を使用したりすることもできる。
質として、二酸化珪素(Si02)を使用したが、高輻
射率物質として酸化アルミニウム(Al2O3)を使用し
たり、二酸化珪素と酸化アルミニウムの合成物を使用し
たり、二酸化珪素又は酸化アルミニウムとその他の物質
の合成物を使用したりすることもできる。
【0064】(2)前記各実施の形態では、本発明をア
ルミニウム合金製のケース5、カバー6又は放熱板31
に具体化したが、マグネシウム合金製のケース、カバー
又は放熱板に具体化してもよい。
ルミニウム合金製のケース5、カバー6又は放熱板31
に具体化したが、マグネシウム合金製のケース、カバー
又は放熱板に具体化してもよい。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
放熱板の外面の表面積が被膜により拡大され、その被膜
の表面が薄膜により低表面エネルギー化して汚れが付き
難くなる。このため、放熱板の放熱性を高めることがで
き、放熱板の耐汚損性を高めることができ、その高い放
熱特性を長時間維持させることができる。
放熱板の外面の表面積が被膜により拡大され、その被膜
の表面が薄膜により低表面エネルギー化して汚れが付き
難くなる。このため、放熱板の放熱性を高めることがで
き、放熱板の耐汚損性を高めることができ、その高い放
熱特性を長時間維持させることができる。
【0066】請求項2に記載の発明の構成によれば、放
熱板の内面と外面の両方の表面積が被膜により拡大さ
れ、その被膜の表面が薄膜により低表面エネルギー化し
て汚れが付き難くなる。このため、放熱板の放熱性を高
めることができ、放熱板の耐汚損性を高めることがで
き、その高い放熱特性を長時間維持させることができ
る。
熱板の内面と外面の両方の表面積が被膜により拡大さ
れ、その被膜の表面が薄膜により低表面エネルギー化し
て汚れが付き難くなる。このため、放熱板の放熱性を高
めることができ、放熱板の耐汚損性を高めることがで
き、その高い放熱特性を長時間維持させることができ
る。
【0067】請求項3に記載の発明の構成によれば、高
輻射率物質より構成され被膜により熱伝達が促進され
る。このため、請求項1又は2に記載の発明の効果に対
して、放熱板の放熱性をより一層高めることができる。
輻射率物質より構成され被膜により熱伝達が促進され
る。このため、請求項1又は2に記載の発明の効果に対
して、放熱板の放熱性をより一層高めることができる。
【0068】請求項4に記載の発明の構成によれば、請
求項3に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
求項3に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0069】請求項5に記載の発明の構成によれば、薄
膜がフルオロアルキルシラン系の物質を含むものに特定
されて、その薄膜の低表面エネルギー化が促進され、極
めて薄い薄膜が得られるので、請求項1乃至4の何れか
一つに記載の発明の効果に加え、薄膜の撥水性、撥油
性、防汚性及び離型性を有効に発揮させることができ、
薄膜下の表面の有する効果を維持することができる。
膜がフルオロアルキルシラン系の物質を含むものに特定
されて、その薄膜の低表面エネルギー化が促進され、極
めて薄い薄膜が得られるので、請求項1乃至4の何れか
一つに記載の発明の効果に加え、薄膜の撥水性、撥油
性、防汚性及び離型性を有効に発揮させることができ、
薄膜下の表面の有する効果を維持することができる。
【0070】請求項6に記載の発明の構成によれば、請
求項1乃至5の何れか一つに記載の発明の効果に加え、
被膜の耐久性を向上させることができ、放熱板の表面の
複雑な形状に対応して高品質な被膜を設けることができ
る。
求項1乃至5の何れか一つに記載の発明の効果に加え、
被膜の耐久性を向上させることができ、放熱板の表面の
複雑な形状に対応して高品質な被膜を設けることができ
る。
【0071】請求項7に記載の発明の構成によれば、薄
膜が極めて薄く、被膜のミクロ的に多孔質な凸凹表面の
特質が損なわれないので、請求項1乃至6の何れか一つ
に記載の発明の効果に加え、放熱板の内面又は外面にお
ける被膜の効果を維持することができる。
膜が極めて薄く、被膜のミクロ的に多孔質な凸凹表面の
特質が損なわれないので、請求項1乃至6の何れか一つ
に記載の発明の効果に加え、放熱板の内面又は外面にお
ける被膜の効果を維持することができる。
【図1】第1の実施の形態に係り、自動車に使用される
ECUを示す断面図である。
ECUを示す断面図である。
【図2】ケースの内面側を示す平面図である。
【図3】図1に破線円で示す部分の拡大図である。
【図4】図3に破線円で囲んだ部分を更に拡大して示す
拡大図である。
拡大図である。
【図5】薄膜の表面を拡大して示す参考写真である。
【図6】薄膜の表面に置かれた水滴を拡大して示す参考
写真である。
写真である。
【図7】加熱実験のテストピースを示す斜視図である。
【図8】テストピースと対照ピースの測定結果を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図9】テストピースと対照ピースの測定結果を示す表
である。
である。
【図10】耐汚損実験結果を示す表である。
【図11】汚損面積占有率の変化を示すグラフである。
【図12】第2の実施の形態に係り、ハウジングに設け
られる放熱板を示す平面図である。
られる放熱板を示す平面図である。
【図13】図12のX−X線に沿った断面図を示す。
【図14】図13に破線円で示す部分の拡大図である。
【図15】第3の実施の形態に係り、ケースの部分拡大
図である。
図である。
1 ECU(電子制御装置)
2 各種電子部品
4 ハウジング
5 ケース
5a 内面
5b 外面
6 カバー
6a 内面
6b 外面
8 被膜
9 薄膜
31 放熱板
31a 内面
31b 外面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月12日(2002.4.1
2)
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】FAS系物質としては、例えば、「CF3
(CF2)7(CH2)2Si(OCH3)3」が使用されるが、基
材であるハウジングの金属表面と強く結合するものであ
ればよい。具体的には、下記に示す化学式1において、
アルコキシド又は塩素等の官能基(化学式1の「X」)
を有するFASが特に好適である。フルオロアルキシル
鎖が短いと、基材に十分な撥液性能が付与できないこと
から、化学式1において「n≧3」となるのが望まし
い。FASの部分加水分解物や、その物質の混合物であ
ってもよい。 CF3(CF2)n(CH2)2SiX3 ・・・(化学式1) ここで、「n」は「3〜15」の整数で、「X」はアル
コキシド又は塩素等の官能基である。
(CF2)7(CH2)2Si(OCH3)3」が使用されるが、基
材であるハウジングの金属表面と強く結合するものであ
ればよい。具体的には、下記に示す化学式1において、
アルコキシド又は塩素等の官能基(化学式1の「X」)
を有するFASが特に好適である。フルオロアルキシル
鎖が短いと、基材に十分な撥液性能が付与できないこと
から、化学式1において「n≧3」となるのが望まし
い。FASの部分加水分解物や、その物質の混合物であ
ってもよい。 CF3(CF2)n(CH2)2SiX3 ・・・(化学式1) ここで、「n」は「3〜15」の整数で、「X」はアル
コキシド又は塩素等の官能基である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 吉川 直孝
愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛
三工業株式会社内
Fターム(参考) 5E322 AA02 FA04
Claims (7)
- 【請求項1】 車両制御のために車両に搭載され、各種
電子部品を内蔵した車両用電子制御装置に使用されるハ
ウジングであって、 少なくとも一部に軽金属製の放熱板を備え、その放熱板
の外面にミクロ的に多孔質な被膜を含み、その被膜の表
面に高撥液性を有する薄膜を含むことを特徴とする車両
用電子制御装置のハウジング。 - 【請求項2】 車両制御のために車両に搭載され、各種
電子部品を内蔵した車両用電子制御装置に使用されるハ
ウジングであって、 少なくとも一部に軽金属製の放熱板を備え、その放熱板
の外面と内面の両方にミクロ的に多孔質な被膜を含み、
その被膜の表面に高撥液性を有する薄膜を含むことを特
徴とする車両用電子制御装置のハウジング。 - 【請求項3】 前記被膜は、高輻射率物質より構成され
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電子
制御装置のハウジング。 - 【請求項4】 前記高輻射率物質は、少なくとも二酸化
珪素(Si02)系又は酸化アルミニウム(Al2O3)
系の物質を含むことを特徴とする請求項3に記載の車両
用電子制御装置のハウジング。 - 【請求項5】 前記薄膜は、フルオロアルキルシラン系
の物質を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか
一つに記載の車両用電子制御装置のハウジング。 - 【請求項6】 前記被膜は、数μm〜数十μmの厚さを
有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに
記載の車両用電子制御装置のハウジング。 - 【請求項7】 前記薄膜は、0.1nm〜10nmの厚
さを有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一
つに記載の車両用電子制御装置のハウジング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002102539A JP2003291745A (ja) | 2002-04-04 | 2002-04-04 | 車両用電子制御装置のハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002102539A JP2003291745A (ja) | 2002-04-04 | 2002-04-04 | 車両用電子制御装置のハウジング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003291745A true JP2003291745A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29242289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002102539A Pending JP2003291745A (ja) | 2002-04-04 | 2002-04-04 | 車両用電子制御装置のハウジング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003291745A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006118273A1 (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Autonetworks Technologies, Ltd. | 配電体 |
| JP2006344687A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Denso Corp | 電子装置用筐体 |
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